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詩集 定点|四塚麻衣

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『詩集 定点』
四塚麻衣

四六判変型 189mm × 121mm
114ページ
表紙:Eemmii

2022年11月の文学フリマ東京で発表され、すぐに完売となっていた詩集が待望の増刷です。

いつか、私を棺へ入れるとき 
傘をひとつ持たせてほしい (「定点」より抜粋)

遠くからでも手を伸ばしたくなるような眩い光にはなれないけれど、ゆっくりと歩いてきた時間を糧として、暗闇のなかで淡く輪郭が浮かぶような美しさを願って。およそ7年を経てたどり着いた、長い一日の果てとしての第一詩集。そして、新しい朝へ。

目次
波際

蕾の中で腐っていく (2016-2019年)
――バス停/無軌道な裸体/交換ノート/小舞子海岸にて/コネクト/ちゃん/春の息吹/花と漂泊/空想のバナナ/分光器/生口島にて/座標/壊死する夕暮れ

永久機関が揺らいで (2021-2022年)
――国道沿いの町/ひらく/遊覧船/健やかさ/日々/幽霊/焦点/犬の名前/朝市/さんらん/冬への写像/背 /水着の祖母/春陽/落日/定点

解説 「うつくしい傷痕を持つひと」 三角みづ紀

四塚麻衣
1996年生まれ。名古屋大学理学研究科在学中。Oscillation 同人。

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