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NEUTRAL COLORS 4

¥2,970 税込

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『NEUTRAL COLORS 4』
加藤直徳 編

B5判 縦257mm × 横182mm
272ページ

オフセットとリソグラフを融合させた、唯一無二の雑誌NEUTRAL COLORSの第4号。特集は「雑誌を仕事にすると決めた運河の畔」。「仕事とはなにか?働く意味は?」という根源的な問いとともに、ベーシックインカムの可能性を探究しながら取り組んだイシュー。

「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版社に触発される。校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道。

NEUTRAL COLORS ならではの手刷り感溢れる印刷、 泣きたくなるくらい正直で内面に刺さるテキスト、 雑多でページをめくるたびに驚きがあるデザイン。紙でしか味わえない新しい雑誌体験がここにあります。

目次
・雑誌が明日を連れてくる
・そうだ、紙をつくろう ※オリジナル和紙1枚付き!
「特殊な」お仕事
・テクノクラートの一日
・ベーシックインカム ~仕事とお金の話
・いつまでクッキー焼きますか?
・“見えない仕事”はどこにいった?
・世にも奇妙な植物の話
・寅さんとはたらく モリテツヤ/近藤弥生子/青山ゆみこ
・Temporary Pressの仕事 ご自由に!
・未来は、気づかないうちに
・集まってつくるということ
・政治家という仕事 Who is a Politician?
・牟田都子 校正の仕事 Proofreading
・写植時代
・私がオバアさんになっても
・ハチミツ ワーキングホリディ
・宙につながる仕事
・木と石と 佐野文彦の手業
・本を愛する仕事
・大熊演劇
・終わらない絵
・エピローグという名の収支報告書 2023.3.25

前書きなど
NEUTRAL COLORSが5000部という部数にこだわるのは経済的な理由による。インディペンデント出版だけで大きな利益を得ることは困難で、編集者はクライアントワークや兼業をしていることがほとんどだろう。5000部は、もしそれが全部売れるのなら出版だけで経営を立てていくことが可能な部数であり、達成できれば中規模出版としてのモデルとなり得る。必要に応じてみんなで集まって印刷したり製本したりアイディアを出しあう。まずは自分がそれを実践し、知見をオープンソースとして示してみる。それが第4号「仕事」特集の意図のすべてである。

できるかぎり収入予測と経費等の支出、雑誌をつくる際の諸々をここに記録し、収支報告をしてエピローグにかえたい。はたして仕事として成立するのか? ひとつ確かなことがあるとすれば、NEUTRAL COLORSという媒体が消えたとしても、つくりたい人がいなくなることはないということ。いつか誰かが拾い上げ、同じような意思を持ち、バトンを受け取ってもらえたらうれしい。

版元から一言
『NEUTRAL COLORS』はインディペンデントな雑誌です。オフセット印刷とリソグラフ印刷を使い、5000冊を手作業と機械でつくっています。一番大切しているコンセプトは「個人の言葉を伝える」こと。インタビュワーが聞きとった格好いいフレーズではなく、本人が自らつづったあわいのある言葉を紙に残します。編集者とグラフィックデザイナーは二人で現地まで出向き、空気感を感じ、そこでの会話、心象風景から、彼らの言葉に応える表現をすることを信条としています。インターネットによるリモート取材やインタビュー、借り写真を用いることを極力排除しています。当然コマーシャル要素は存在しません。

NEUTRAL COLORSの特徴
・超個人的なインドへの想いが綴られた現地取材
・かつてない色彩のビジュアルと、豊富すぎる文字量
・「オフセット」「リソグラフ」「オフセット&リソグラフ」で印刷
・週刊誌のような厚みのある中綴じマガジン仕様

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