1/13

サイン本・山階基『夜を着こなせたなら』

¥2,200 税込

別途送料がかかります。送料を確認する

※著者直筆サイン本です。名久井直子さん装幀、美しい本です。

さりげない生活の風景、関係性の機微――新時代の空気感をあざやかに描き、幾度となく新人賞で注目を集めながら刊行された第一歌集『風にあたる』(2019)は〈短歌ブーム〉前夜の多くの読者の心をつかんだ。生きて暮らすことの手ざわりと明暗をいっそう深く、ときに軽やかに刻む第二歌集。384首を収録。

・いちどきりピアスは耳を突き抜ける別の星から呼ばれるように
・もう取っておいても仕方ないけれど総入れ替えの春の台割
・頰に雨あたりはじめる風のなか生きているのに慣れるのはいつ
・尾を垂らし虎はこころにあらわれるあれから痩せも太りもせずに
・くるぶしを波にまかせている夢の浜はあなたと来たことがない

【多方面のクリエイターから絶賛のコメント】
よく聞いてきた言葉が、様々な情景や風、匂いを見せる。大切な殺気がここにあり、美しく尖ったものに出会うことはそうそうないことを知ることとなる。(山崎ゆかり ミュージシャン)

よく、写真は一瞬を切り取ると言ったりします。山階さんの短歌を読んでいると、写真よりも短い一瞬を感じます。短ければ短いほど、なんだか、懐かしく、寂しく、感じるのかもしれません。そんな言葉たちは、とても綺麗です。そしてちょっとだけ、怖いです。(糸井幸之介 劇作家・演出家・音楽家/FUKAIPRODUCE羽衣)

生活の不器用と歌う器用をゆきかうステップに乗せて、つむがれる普段の世界がゆっくりとやさしくきらめく。現代のこころと暮らしを千年先まで伝承する歌集です。山階さんの才気にむせました。(古賀及子 ライター・エッセイスト)

イメージから空間に飛ぶジャンプ力が半端じゃない。言葉が自信を湛えていて、誰もいないスタジアムにパンチラインを置いてくるJAY-Zみたいだと思った。俺もかましていくしかない。(没 AkA NGS ラッパー・プロデューサー/Dos Monos)

【著者プロフィール】
山階 基(やましな・もとい)
1991年広島生まれ。
早稲田短歌会、未来短歌会「陸から海へ」出身。
2016年、第59回短歌研究新人賞次席。
2017年、未来賞(2016年度)受賞。
2018年、第64回角川短歌賞次席、第6回現代短歌社賞次席。
2019年、第一歌集『風にあたる』(短歌研究社)上梓。
2019年より東京・西日暮里「屋上」と共同で短歌に親しむイベント「屋上と短歌」を開催。
麻川針(あさかわ・しん)名義で組版・デザインを手がける。




造本・体裁:四六判変形・上製・カバーなし
装幀:名久井直子
装画:高山燦基
総ページ数:152

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (1059)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥2,200 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品
        CATEGORY