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松鳥むう『粕汁の本 はじめました』

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本書「はじめに」にもあるように、大阪人の私は粕汁は冬になれば全国で日常的に食べられるもんだと思い込んでいた。数年前のとあるイベントの際、青森出身東京在住の知人が「粕汁知らない」と言ったのに驚いた。さらに「粕汁はブリやんな?」と私が言うと私より若い世代は「鮭でしょう!」と全員が言った。そんなまだまだ未知のことが多い粕汁というおかずにも酒のアテにもなる万能選手について知ろうではありませんか!いよいよ粕汁本番ですよ!…スタンダードブックストア/中川和彦

はじめての粕汁の本。
日常的に食べている関西はもちろん、日本全国、食べて歩いて書いた、粕汁ルポ。
変幻自在の発酵食、粕汁を、思う存分ご賞味ください。
おいしい粕汁、変わった粕汁、発祥の地と言われる場所の粕汁、居酒屋の粕汁。立ち飲みの粕汁。
酒粕豆知識・灘五郷蔵開きマンガ・伏見の清酒祭りルポを掲載。

【目次】
はじめに
What’s 粕汁?
酒粕いろいろ
京阪神の粕汁の主な特徴
粕汁MAP

1杯目 アテな粕汁
カツオ出汁
香る野菜の粕汁
老舗立ち呑み屋のブリと鮭の粕汁
歴史を味わう皮鯨の粕汁
裏メニュー⁉ 鶏団子ときのこの粕汁
漬物店のナス入り粕汁
とにかく松鳥的美味粕汁BEST3

2杯目 食堂の粕汁
THE関西!! 粕汁×粉もん
具と薬味の変化球粕汁
始末の精神 粕汁×かやくごはん
町のお惣菜屋×粕汁
松鳥的BEST薬味

3杯目 酒蔵の粕汁
粕汁愛とカオスが入り乱れる灘五郷の蔵開き
ほろ酔いでめぐる伏見の蔵開き
松鳥が粕汁を飲んだ
蔵開きリスト&蔵元併設スポット
■近畿 京都、滋賀、三重
■全国 秋田、長野、福岡、佐賀
■蔵元併設スポット 兵庫、東京

4杯目 お寺さん・お宮さんの粕汁
何事もま〜るくおさめる
祝い大根のま~るい粕汁(菩提酛清酒祭)
京都のお寺さんの粕汁参り
歴史を紐解くハマグリ入り粕汁(八日戎)

5杯目 ご当地粕汁&粕汁のようなモノ
春を告げるカジメの粕汁
酒粕好き庄内っ子の孟宗汁
エコな供物 シモツカレ
今や高級料理 あざら
冬も初夏も愛される漬け菜汁&たけのこ汁
レアキャラ 酒粕三平汁
汁は飲まない⁉ お年取りの粕汁
通年食べられる粕汁
はとや食堂の冷やし粕汁

6杯目 おうち粕汁
松鳥のこだわり粕汁
関西のおかんの粕汁
夏の冷やし粕汁

索引
おわりに
松鳥 むう (マツトリ ムウ) (文・絵)
イラストエッセイスト。滋賀県出身。
離島、ゲストハウス、粕汁、郷土ごはん、滋賀を中心とした民俗行事を巡る旅がライフワーク。その土地の日常の暮らしにちょこっとおじゃまさせてもらう旅が好き。
物心がついたときから粕汁と焼き板粕が一番好きな食べ物。No KASUJIRU NO LIFE!
『島旅ひとりっぷ』(小学館)『おばあちゃんとわたし』(方丈社)、『あちこち島ごはん』(芳文社)、『日本てくてくゲストハウスめぐり』(ダイヤモンド社)、『むう風土記』(A&F)、『トカラ列島秘境さんぽ』(西日本出版社)他著書多数

大きさ:210x150x12mm 164ページ

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