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大崎清夏『大崎清夏詩集』

¥2,420 税込

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じぶんの賛美歌を娘は歌いながら
道路を渡る、
そこへ
めきめきと森が生える。——「森がある」より

ひと、動物、自然…、事物のあいだをみずみずしく伸び広がっていく言葉たち。
第1詩集『地面』、第2詩集『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、第3詩集『新しい住みか』を著者初の集成として一冊に。解説・斉藤倫

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[目次]

◎地面
地面
窓を拭く人
熊の里
わたしは朝日が眩しくて……
微風も光線も
私たちは、流れるを、川と呼ぶ。
山をくだる
ははの交代
春と粉
ひゅーじ・ぱーく
あとがきにかえて 四〇年といま

◎指差すことができない
指差すことができない
ラ・カンパネラ
ワンダーフォーゲル
森がある
適切な速度で進む船
ここにないものについての感情
らくだは苦もなく砂丘になる
夜が静かで困ってしまう
知らない人と話す
スナックみや子
暗闇をつくる人たち
ぜんぶのはらになったあと
ゆっくりと流れる世界の粒子
うるさい動物
天地
テンペルホーフ主義宣言
四つの動物園の話
ハレーションの日に

◎新しい住みか
アブー
謝肉祭
ミンミン
炊飯器
テロリストたち
次の星

野生の鹿
セシル
水場
月光
エレナ
うまれかわる
空き家
黙祷
気球
ウムカ
ネズミちゃんは酔っぱらっている
永遠と一日
海に帆をしまう

解説 地面からはじまる連帯  斉藤 倫

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[著者]大崎清夏(おおさき・さやか)
1982 年神奈川県生まれ。詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。本書収録の詩集のほか、著書に『踊る自由』(左右社)、『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)、『私運転日記』(twililight)などがある。音楽や美術など他ジャンルとの協働も多く、奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」では脚本と作詞を手がける。絵本の文や楽曲歌詞、ギャラリー等での詩の展示、海外詩の翻訳など、ことばを軸にさまざまなかたちで活動を行う。

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