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※ 編集長おぼけんさんの直筆サイン本です。
【編集長おぼけんさんより】
便利で安定した現在の米供給システムは、ありがたいもの。
しかし、効率のみを重視するあまり、稲作から炊飯まで、「米をくう」営みの中に溢れていた
つくる喜びや楽しみも、失われてきたのではないでしょうか?
安定した米供給システムを土台にするからこそ、安心して、思いっきり「米をくう」で遊ぶ。
そんな新しい社会は、どうやったら実現できるのか?
そんな想いのもと、本号では、
『まぁまぁマガジン』編集長で文筆家の服部みれいさん、
『米の日本史』などで知られる稲作文化研究の第一人者・佐藤洋一郎さん、
『小さな田んぼでイネづくり』などの著者で、石垣島で稲作に取り組む笹村出さんをはじめ、
常識に囚われずに、文明、テクノロジー、文化、技と知恵の各視点から、
「米をくう」を探究してきた先輩方との対話を通じて、新しいものの見方、最先端の問い、創造の余白に触れて参りました。
読めば、お米を釜で焚いてみたくなる。
読めば、自分で田んぼをやってみたくなる。
読めば、炊きたてのご飯がいつもの何倍も愛おしくなる。
そんな一冊になっていると思います。
また、奇しくも今年は米不足が話題となりました。
その意味でも、多くの方が「米をくう」への関心を高めているタイミングであり、
貴店にいらっしゃるお客様にも興味を持っていただけるのでは、と考えております。
【目次】
017 Chapter 01 新百姓的考現学
020 どうすれば私たちは繋がりを取り戻せるだろうか? Korpi家の田植え
028 日々の暮らしから自分を解放するには? [インタビュー]服部みれいさん
044 ハッキンチェア
049 Chapter 02 特集 米をくう
1)文明と物語の視点から
060 そもそも人間にとって「米をくう」って何? [インタビュー]佐藤洋一郎さん
072 人類と「米をくう」のコンテキスト
076「米をくう」と人類
1「米をくう」の起源 / 2 畑作牧畜文明と稲作漁撈文明
3「米をくう」と世界の信仰 / 4「米をくう」の現状
5「米をくう」の品種と栽培方法 / 6 栄養源としての「米をくう」
7「米をくう」さまざまな調理法
086 「米をくう」で遊ぶ [数学の視点から] [寄稿]小林知樹さん
2)デザインと科学の視点から
094 どうすれば「米をくう」はもっと楽しくなるか? [インタビュー]日吉有為さん
106 「米をくう」で遊ぶ [デザインの視点から [寄稿]田中 淳さん
108 レベル別「米をくう」の道具
112 ハンドツール | アルファ米
116 「米をくう」と最先端テクノロジー
3) 道具と知恵の視点から
124 どうすれば「米をくう」をこの手でつくり出せるか? [インタビュー]笹村 出さん
142 「米をくう」の単位
146 「米をくう」の本質の探究者 福岡正信
150 「米をくう」10の型
154 一隅から | 藝術農民
4) 調和・喜び・からだの視点から
162 どうすれば私たちは「米をくう」で遊べるか?① [インタビュー]長坂潔暁さん
180 どうすれば私たちは「米をくう」で遊べるか?② [インタビュー]義本紀子さん
192 「米をくう」と日本の信仰
196 糸波の構造 | 田の神様ってなんだ?
204 いま、うしなわれつつある風景 | どぶろく祭り
208 23世紀の昔話 | おむすびころりん
212 道の具 | 五十嵐窯の鎬飯碗
216 YABABON [002号参考図書]
220 「米をくう」探究の旅 ツールガイド
236 編集後記「稲作は芸術だ」
239 Chapter 03 巻末付録
240 『新百姓』99のテーマ
242 新百姓、これまでの物語 / 『新百姓』と一緒に企んでください!
245 じぶん革命! Revolubon!
246 写真解説
250 新百姓1号取扱店
252 ご寄付のお願い&3373名限定会員募集のご案内 / 2号制作を支えてくれた寄付者の皆様
■『新百姓』2号概要
発酵部数|8,888冊限定、全てに手作業でシリアルナンバー打刻
定 価|3,150円(税込)
(=米サイコウ!)
判 型|B5変形判
頁 数|254P(フルカラー)
※本号は、1号で使用していた厚みの紙が生産終了となった関係で、
紙質は同じものの、1枚あたりの厚みが少し薄くなった紙を使用しております。
そのため、その分ページ数とコンテンツを拡充しました。
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