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最首 悟『能力で人を分けなくなる日』

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シリーズ「あいだで考える」

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



本書は、著者の第4子で重度の知的障害者である星子さんとの暮らしや、津久井やまゆり園事件の犯人「植松青年」との手紙のやりとり、また1977年から通い続けた水俣の地と水俣病などについて、10代の3人の若者を相手に語った記録である。能力主義と優生思想、人とのかかわり、個・自立・責任、差別、脳死、人の生死といのち……などをめぐって話しあい、いのちに価値づけはできるのか、「共に生きる」とはどういうことかを考える。(装画:中井敦子)

【目次】
はじめに

第1回 頼り頼られるはひとつのこと
 「3人の自分」と星子さんの誕生
 星子さんとの暮らし
 頼り頼られるはひとつのこと
  コラム 「聴(ゆる)す」=心をひらいて聞く

第2回 私の弱さと能力主義
 「弱さ」と能力
 やまゆり園事件の植松青年とのかかわり
 能力で人の生死を決められるのか

第3回 開いた世界と閉じた世界
 社会の中の優生思想
 自立と自己責任
 「個人」の西欧と「場」の日本
  コラム 「いる」と「ある」の違い
 開いた世界と閉じた世界
  コラム 日本語の中の成り行き主義
 いのちの中の死と生

第4回 いのちと価値のあいだ
 差別と水俣病
 石牟礼道子が伝えた水俣
 いのちと価値のあいだ

おわりに
いのちと価値のあいだをもっと考えるための 作品案内

判型:四六判変型 168mm × 130mm
造本:並製
頁数:160頁

[著]最首 悟(サイシュ サトル)
最首悟(さいしゅ・さとる)
1936年福島県生まれ。生物学者、社会学者、思想家。東京大学教養学部助手を27年間務め、1977年より第一次不知火海総合学術調査団(水俣病に関する実地調査研究)に参加、第二次調査団長を務めた。また障害者の地域作業所「カプカプ」の設立・運営に携わる。現在、和光大学名誉教授。著書に『いのちの言の葉』(春秋社)『新・明日もまた今日のごとく』(くんぷる)『「痞」という病いからの』(どうぶつ社)『星子が居る』(世織書房)ほか多数。

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