スタンダードブックストア
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青海エイミー『夜をめくる星』
¥1,760
「人のこと、許さなくてはいけないでしょう?」「どうして、そう思うの?…僕は、許さない。」私は彼の顔を見た。(本文より) ――原稿段階で目を通した人たちから、「茫然とした。とんでもないものを読んでしまった」「究極のラブストーリーだと思った」「泣きながら読んだ。かつての自分が昇華されていった」「ルッキズム、ジェンダー、エスニシティ、性の商品化、労働市場…多層の暴力が絡まり、文章が身体にまとわりつく」等々、衝撃的な感想が寄せられた作品。待望の書籍化です。 読む人それぞれに、大きな問い、癒し、希望を浮かび上がらせ、心を揺さぶる。あなたなら、どう読むだろうか? 私たちは、この世界でどう生き続けられるか? 多くの共感を呼んだ前作『ジミー』の感動を再び。現代の癒しと希望の物語。 B6変型判 縦188mm 横130mm 厚さ15mm 212ページ 【著者プロフィール】 青海エイミー (アオウミエイミー) 2011年にマレーシアへ渡り、翌年春からペナン島で10年間暮らす。 2021年に小説『ジミー』を執筆。2022年に帰国し、同作で作家デビュー。 アイデンティティやジェンダーといったテーマを繊細に描いた『ジミー』は、多くの共感を呼び注目される。 2作目に、自伝的要素を含む『本当の私を、探してた。』を発表。 本作は、書下ろしによる3作目の小説。
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山本理顕『地域社会圏主義 増補改訂版』
¥3,300
1住宅=1家族という既存のシステムを批判し、住宅の脱専用住宅化を掲げる地域社会圏主義。『地域社会圏モデル』からさらに現実に踏み込んで、新しい住空間モデルとその供給システムを探求する。初版に「木造密集住宅地の地域社会圏化」を追加。 本書はLIXIL出版より2013年に刊行された「地域圏社会主義 増補改訂版」の復刊となります。 B5変/並製/160ページ 【著者プロフィール】 1945年、北京生まれ。建築家・山本理顕設計工場。 日本大学理工学部建築学科卒業、東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了、東京大学生産技術研究所原研究室研究生。 2007-11年横浜国立大学大学院教授。2018-2022年名古屋造形大学学長、2022年より東京藝術大学客員教授。 主な作品にGAZEBO、埼玉県立大学、公立はこだて未来大学、横須賀美術館、The CIRCLE チューリッヒ国際空港、名古屋造形大学など。桃園、天津、北京、ソウルなどでも複合施設、公共建築、集合住宅などを手掛ける。 主な著書に『権力の空間/空間の権力』『脱住宅』『都市美』など。 山本理顕設計工場 http://www.riken-yamamoto.co.jp/index.html?lng=_Jp
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飴屋法水『たんぱく質』
¥3,520
なぜか生きている 私は 私が 生と死、獣と人、食べること、殺すこと、めぐりゆく記憶 この地球に生まれ、やがて去っていく 私のすがた、この世のはなし 志賀理江子が飴屋法水の小説にむけて撮り下ろした写真30点が 全編をとおして織りなされる、あたらしい小説体験 「生」の根源を見つめる演劇作家の集大成 A5変形判・上製本 144ページ 【著者紹介】 1961年山梨県生まれ、東京都在住。演劇、美術、文筆を中心に、領域を横断しながら一貫して、人間の「生」の根源を見つめる独自の表現をおこなう。高校在学中、唐十郎の「状況劇場」に音響担当として加わり、83年「東京グランギニョル」を結成、演出家として独立。90年代は主に現代美術の分野で活動。その後、動物商となり、2005年「バ ング ント」展で美術活動を、07年「転校生」で演劇活動を再開。以来、フェスティバル・トーキョー、国東半島芸術祭などに参加。東日本大震災後、いわき総合高校の生徒たちとともに校庭で「ブルーシート」を上演。主な著書に『君は珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?』『ブルーシート』『彼の娘』がある。
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飴屋法水、岡田利規『風景のほうが私を見ているのかもしれなかった』
¥1,980
2010年に交わした往復書簡にはじまり、14年を経てふたたび交わされた対話と往復書簡、その言葉たち。 お互いの作品と自身の創作とを行き来しながら、演劇作品をつくること、小説を書くこと、さらにはよりひろく、ものをつくること、生きることにも繋がる言葉が時を経て、いつまでも古びることなく響いてくる往復書簡と対話。 【目次】 [往復書簡] 無神論者による神さまに向けたパフォーマンス [対話] 「個」と「種」を束ねる想像力 [往復書簡] 演劇、ものさしで測ることのできない夢 (文中に出てくる作品・一部紹介) 飴屋法水演出「転校生」「わたしのすがた」、小説「たんぱく質」 岡田利規作・演出「ゴーストユース」/チェルフィッチュ「三月の5日間」「わたしたちは無傷な別人である」「消しゴム山」、小説「わたしたちに許された特別な時間の終わり」「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」ほか B6判・日めくりカレンダー製本 86ページ 【著者紹介】 飴屋法水(あめや・のりみず) 1961年山梨県生まれ、東京都在住。演劇、美術、文筆を中心に、領域を横断しながら一貫して、人間の「生」の根源を見つめる独自の表現をおこなう。高校在学中、唐十郎の「状況劇場」に音響担当として加わり、83年「東京グランギニョル」を結成、演出家として独立。90年代は主に現代美術の分野で活動。その後、動物商となり、2005年「バ ング ント」展で美術活動を、07年「転校生」で演劇活動を再開。以来、フェスティバル・トーキョー、国東半島芸術祭などに参加。東日本大震災後、いわき総合高校の生徒たちとともに校庭で「ブルーシート」を上演。主な著書に『君は珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?』『ブルーシート』『彼の娘』がある。 岡田利規(おかだ・としき) 1978年神奈川県生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家。主宰を務める演劇カンパニー・チェルフィッチュでの独特な言葉と身体の関係性による方法論や現代社会への批評的な眼差しが評価され、国内外で高い注目を集める。2005年「三月の5日間」で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。08年、初の小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞を受賞。海外での評価も高く、16年よりドイツの劇場レパートリー作品の作・演出を複数回務める。20年、タイの小説家ウティット・へーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞 選考委員特別賞を受賞。近年は能・狂言の現代語訳や形式を用いた作品も手がけ、21年、戯曲集『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞戯曲・シナリオ賞、22年、同戯曲で第25回鶴屋南北戯曲賞を受賞。
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【サイン本】坂口恭平『その日暮らし』
¥1,760
※ 著者直筆サイン本です。 ずっと向き合えずにいた寂しさの正体がわかったことで、僕ははじめて、自分を信頼できるようになった。 コロナ禍にはじめた畑。熊本の土地とたいせつなひとたちとの出会い。うれしさも苦しさも分かち合える家族との昼夜をへて、僕は自分のなかにいた、もうひとりの大事な存在と出会った。日々を綴るエッセイの先に待つ、あらたな境地へといたる生の軌跡。 四六判・並製本 144ページ [著者紹介] 坂口恭平(さかぐち・きょうへい) 1978年熊本県まれ。2001年早稲田大学理工学部建築学科卒業。作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行なう。2004年に路上生活者の家を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。主な著書に『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』『独立国家のつくりかた』『幻年時代』『徘徊タクシー』『まとまらない人』『苦しい時は電話して』『躁鬱大学』『土になる』道草晴子の漫画による『生き延びるための事務』など。パステル画をはじめ絵画作品を多数発表しており、2023年2月に熊本市現代美術館にて個展「坂口恭平日記」を開催。本作の装画も著者の水彩画作品となる。
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【サイン本】大崎清夏『湖まで』
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 歩いていった先に大きな水の塊があることは安心だった。 海でも川でも湖でも。 ひとと出会い、土地に触れ、わたしはわたしになっていく。 みずからの世界の扉をひらく全5篇。 いまを生き、いまを描く詩人による 詩と散文のさきに見出された光り溢れる 初めての書き下ろし連作小説集。 [目次] 湖畔に暮らす 眼鏡のバレリーナのために 次の足を出すところ みなみのかんむり座の発見 二〇二四年十一月三日 四六判変形・並製本 160ページ [著者紹介] 大崎清夏(おおさき・さやか) 2011年、第一詩集『地面』刊行。『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『新しい住みか』、その他の著書に『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭「さいはての朗読劇」(22、23年)の脚本・作詞、舞台『未来少年コナン』(24年)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(24年)の日本語訳修辞、ダンスパフォーマンス『渋谷への手紙 〜LOVE HATE SHOW 〜』(25年)の共同構成・語りなど多数。2025年春、山の暮らしをゆるゆると開始。
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【サイン本】岡本真帆『あかるい花束』
¥1,870
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 2万部を突破した『水上バス浅草行き』に続く第2歌集。 2拠点生活の中で詠まれた歌266首と、装丁の鈴木千佳子さんによる花の絵を束ねました。 【著者より】 歌集を出したあと、私は東京と高知での生活をはじめた。 二つの場所を行き来する中で、考えたことや思い出したことが、短歌になりました。 岡本真帆 【収録歌より7首】 わたしもう、夏の合図を待っている 冬至の長い夜からずっと ただしくよりたのしく歩く 光ってる水が見たくて すこし小走り 本当に正しかったかわからない決断たちよ おいで、雪解け 乱丁のある文庫本抱きしめる 愛すよたったひとつの傷を あなたと過ごした日々は小さな旅だった 空っぽの花器の美しいこと スパイスは火花に似てるわたしからわたしへ送る強い喝采 しゅくふくとはじける泡が光ってる 祝福 きみにはじめましてを 装丁・画:鈴木千佳子 仕様:B6変形 並製 176頁 収録歌:266首
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【サイン本予約】最果 タヒ『きみを愛ちゃん』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。8/28頃発送予定です。 装丁は変更になる場合がございます。 大人気詩人・最果タヒが32人の〈キャラクター〉に贈る、最大熱量のラブレター! コミックから宝塚、アニメ、ドラマに童話まで、 古今東西の〈キャラクター〉への「愛」を磨き上げた、 きらめく宝石箱のような最新エッセイです。 【目次】 誰より私が私を信じている――『ガラスの仮面』姫川亜弓 自分を好きな人に、優しくしたい――『らんま1/2』シャンプー 弱さを嫌悪してるのは誰――『呪術廻戦』禪院真希 心って詩のこと――『銀河鉄道の夜』ジョバンニ あなただけがわからない――『エリザベート』ルキーニ 社会のための「心」を持たない――『チェンソーマン』デンジ 友達を「ばか」と思うことについて――『クマのプーさん』クリストファー・ロビンとプー 人が人と生きるのは不自然で、自然で。――『A子さんの恋人』A 子 己の価値を見つける――『HiGH&LOW』村山良樹 あなたは太宰治ではない――「桜桃」太宰治 いい人である前に――『ドラえもん』のび太 死に損ないの人の地獄――『ゴールデンカムイ』月島軍曹 天才もただの人――『のだめカンタービレ』千秋真一 愛こそギャグ――『ルナティック雑技団』天湖ゆり子 追悼・葛城ミサト――「エヴァンゲリオンシリーズ」葛城ミサト きみがぼくに愛をくれたから――『ユニコ』ユニコ 器のない指導者――『NEVER SAY GOODBYE』アギラール 友情は愛じゃない――『天使なんかじゃない』麻宮裕子 血の匂いのするヒーロー――『鬼滅の刃』竈門炭治郎 傷ついた人生を抱きしめるには――「夢の音色」さくらももこ 神は人を愛せない。――『封神演義』太公望 正しさのために強くならなくてもいいよ――『クレヨンしんちゃん』風間トオル 頭脳はスペックではない――『DEATH NOTE』L 私があなたを救いたい――『宝石の国』ルチル 誰かの機嫌を誰も取らない――『動物のお医者さん』菱沼聖子 恋は一人の中で咲く――『人魚姫』人魚姫 大人がきみを生贄にする前に――『星の王子さま』星の王子さま 強い人ほど傷だらけになる――『大奥』和宮 愛情と侮り――『それでも町は廻っている』嵐山歩鳥 ぼくはぼくだという、当たり前のこと。――『トーマの心臓』エーリク 青春に切なくならないで。――『けいおん!』田井中律 ルーシーに優しくしたい。――『PEANUTS』ルーシー・ヴァンペルト 四六判 【著者略歴】 最果タヒ(さいはて・たひ) 詩人、小説家。1986年生まれ。2006年に現代詩手帖賞、07年に『グッドモーニング』で第13回中原中也賞、15年に『死んでしまう系のぼくらに』で第33回現代詩花椿賞、24年に『恋と誤解された夕焼け』で第32回萩原朔太郎賞を受賞。最新刊に小説『恋の収穫期』、エッセイ『ファンになる。きみへの愛にリボンをつける』等。
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【古書】大森克己『サナヨラ』
¥6,600
※ 著者直筆サイン本です。古書ですが新品同様です。 ...ヘルシンキのスカンディック・グラン・マリーナのラウンジでビールを飲んでいると隣のテーブルの女性と目が合って、彼女はグラスを軽く上げて微笑みながら僕にいった、「サナヨラ」。思わず僕は吹き出して「サナヨラ」とグラスを掲げてあいさつした...-あとがきより 『サナヨラ』に収められた写真たちは、私たちの目の曇りをとり、新鮮な空気にさらす魂の製法にかかわるかのようである。アイスキャンディーと、それを持つ女の子の髪の毛や服の風合いが共鳴し、溶け合おうとする時、私たちは、この世界がもともと様々な化学変化に満ちた場所であったことを思い出す。ありふれたものの中に潜む思わぬ質感に、自分自身の生命が更新されるのを感じる。「ウォッシュ・チーズ」が作られる過程のように、私たちの世界を見る眼の表面を覆う薄膜がぬぐい取られ、新鮮な息吹を得る。そして、私たちは魂の成熟の階段を上って行く。(茂木健一郎) 2006年11月11日初版第1刷 サイズ:24×23×0.8cm
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森山大道『Ango』
¥6,380
SOLD OUT
森山大道の撮り下ろしの桜の写真×坂口安吾の名作「桜の森の満開の下」 世界のアートブックファンが殺到した桜書物のマスターピース。 虚空の下に 敬愛する二人の先人の其々の桜を、 一冊の本という空間の中で交配させてみたい、 という衝動で僕は、この本を編集し造本した。 そして、桜の花びらと 冷めたい虚空がはりつめているばかりの 書物が完成した。 何もない空間が、桜の森の満開の下にある と教えてくれた坂口安吾さん、 何もない空間を、意味なきままに埋め尽くす 半世紀前の桜の花びらと現いま在の桜の花びらを手渡してくれた森山大道さんに、 深く感謝いたします。 ― 町口 覚(本書あとがきより) 本書は、1947(昭和22)年に発表された坂口安吾の短編小説『桜の森の満開の下』に、森山大道が撮り下ろした桜の写真作品を加え、新たに編集し造本した“書物” である。 言葉:坂口安吾 写真:森山大道 造本:町口覚 判型:240 x 165 mm(B5判変型) 頁数:188頁 作品:57点 製本:上製本(ハードカバースリーブケース入り)
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【zine】篠宮ユカリ『NANAKAIKI』
¥1,870
SOLD OUT
祖父の7回忌をテーマに、祖父の人生や私との関わり合いを一冊にしたzine。 中綴じ25ページ 256x182 mm
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【zine】平山昌尚『SHOP CATALOGUE』
¥1,300
ショップカタログシリーズ第二弾。 今回はアーティスト加賀美健のお店「STRANGE STORE」。 加賀美健の作品世界が詰まった1冊。限定300部。 210×148mm / 32頁
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【zineサイン入】蓮井元彦『yume wo miru』
¥3,500
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン入りです。 yume wo miru Publication date: February 2017 Publisher: Bemojake Book design: Maxwell Anderson Binding: Soft cover Extent: 28 pp Trim size: 150mm x 210mm Photographs: 25 colour Edition: 300
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【古書】濱田英明『ONE DAY』
¥6,480
SOLD OUT
※ 古書ですが未開封新品同様です。 写真家・濱田英明の三冊目となる写真集。「犬と暮らすということ」をテーマに2014年から連載してきたウェブマガジン「ONE DAY」が再編集され書籍化された作品。犬と人との日常風景が濱田氏の視点から記録されている。写真の美しさはもちろんのこと、書籍化にあたり追加取材も行われたという犬とその家族とのエピソードにも心が温まる。大切な人に贈りたくなる一冊。 カラー:アイボリー W262mm x H188mm x D20mm 144ページ
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【サイン本・古書】大森克己『cherryblossoms』
¥3,980
※ 著者直筆サイン本です。古書ですのでカバーに少し傷みがあります。本の状態は画像でご確認ください。 目に見える桜と目に見えない桜がせめぎあう春の夢~ 写真家・大森克己が、7年の歳月をかけ「桜」というテーマに挑む。 タングステンフィルムという、室内撮影時に使用されるフィルムを多用することで青みがかった桜は、見る者の記憶のなかへとすべりこみ、見たことのない像をつむいでゆく。それは、いつしか「桜」という「記号」から脱し、その気配や出会いの瞬間の煌めきをもつかまえる新しいアプローチへと結ぶ。 写真表現の新たな境地に踏み込んだ意欲作。 A4判 / 184ページ
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【特典付】柿本ケンサク『TRANSLATOR / KENSAKU KAMIMOTO』
¥7,700
※ 特典として小冊子『HYOMEN』をお付けしております。 2016年1月、写真家として本格的なデビューを飾った柿本ケンサク初の写真集。 6月にNYの個展で発表される最新作「HYOMEN」のシリーズも加わった計105点の作品は、柿本が50ケ国以上を旅する中で撮られた数万点の写真から選りすぐられた。 私にとっての写真とは、出会う世界に許され、その姿を素直に翻訳することなのだ ー柿本ケンサク
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【古書・送料無料】工芸青花 1~14号 14冊セット
¥255,000
発行者:青花の会、発行所:新潮社、2014年11月~2020年6月発行の工芸青花1~14号セットです。古書ですが新品同様です。 現在は入手困難な希少セットです。コレクター・工芸好きの方におすすめ。 佐川急便で発送いたします。 工芸青花|1号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁 ■限定1000部 【第1号 目次】 1 川瀬敏郎 竹花入の花 ・道具であって道具ではないもの(川瀬敏郎) ・竹花入概説(閑野譚) ・作品解説(木村宗慎) 2 フランスのロマネスク ゾディアックの本とサン・ブノワ・シュル・ロワール修道院 ・アンジェリコ修道士のお話(金沢百枝) ・ロマネスク美術の初心(金沢百枝) ・修道院改革の時代(小澤実) 3 三人の酒器 中里隆 福森雅武 辻村史朗 ・ずっとやきものの話(菅野康晴) 4 意中の美術館 ・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の巻(中村好文) 5 フランスの古いワークウェア ・青のゆくたて(橋本麻里) 6 骨董と本棚 ・T氏(森岡督行) 7 光悦の茶碗と書 ・光悦序奏(樂吉左衞門) ・光悦的人間(青柳恵介) ・光悦概説(閑野譚) ・作品解説(木村宗慎) 精華抄 工芸青花|2号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー168頁 ■限定1200部 【第2号/目次】 1 フランスのロマネスク モントワール・シュル・ル・ロワールのサン・ジル聖堂 ・天使の舞いおりる聖堂/金沢百枝 ・城と教会のある風景/小澤実 2 川瀬敏郎 仏教美術と花 ・覚悟の人/山本野人 3 昔の糸 ・母の糸/千葉望 4 意中の美術館 ・フリック・コレクションの巻/中村好文 5 織部の茶杓、茶碗、手鉢 ・織部概説/閑野譚 ・茶の湯の恩人/木村宗慎 6 メキシコのブリキ絵 ・「そのまま」なもの/高木崇雄 7 うつわのはじまり ・縄文土器/赤木明登 8 骨董と本棚 ・村上春釣堂の李朝/森岡督行 9 石塔の旅 ・国東半島/青柳恵介 精華抄 工芸青花|3号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁 ■限定1200部 【第3号|目次】 1 川瀬敏郎 ローマングラスと花 ・ノスタルジア|川瀬敏郎 ・古代ガラス|上野由美子 2 茶道具商とはなにか ・ホンヨミ|木村宗慎 ・修行時代|中西輝之 ・茶道具の危うさ|石黒宏一郎 3 骨董屋 青井義夫と坂田和實 ・対談 あのころ|青井義夫+坂田和實 4 ペルシャとインドの細密画 ・細密画への旅|桐谷美香 5 意中の美術館 ・ハラ ミュージアム アークの巻|中村好文 6 盃のいろいろ ・酒も肴もいらない|小澤實 ・古盃一覧|木村宗慎 7 うつわのはじまり ・縄文土器 その二|赤木明登 8 器と私 ・産地と作家|猿山修 ・小さな点、遠くの点|三谷龍二 ・白木蓮|細川亜衣 精華抄 工芸青花|4号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー160頁 ■表紙作品|望月通陽(型染和紙) ■限定1200部 【4号|目次】 1 礎石のある庭 ・石造美術 閑野譚 ・流れる時間 山本野人 2 望月通陽 のれんと文字 ・路上の膝頭 望月通陽 ・工藝の泉 高木崇雄 3 源氏物語画帖 ・淡いもの 桐谷美香 ・公家文化の余薫 中村健太郎 4 川瀬敏郎 古陶と花 ・壺にいける 川瀬敏郎 5 フランスのロマネスク オルネーのサン・ピエール聖堂 ・かいじゅうたちのいるところ 金沢百枝 ・ロマネスク時代の巡礼 小澤実 精華抄 工芸青花|5号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー168頁 ■インドの古布カンタを貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 1 板と私 ・板極道の入口で 小澤實 ・歴史の形見 青井義夫 ・漆喰とバスク 内田鋼一 ・朝鮮の餅板 大塚潔 ・奈良古材 川瀬敏郎 ・茶の敷板 木村宗慎 ・謙虚さ 坂田和實 ・長い床の間 高木孝 ・板切れの美 吉田昌太郎 2 小川待子 やきものと言葉以前 ・踏みだす人 井出幸亮 3 鑑賞陶器のはじまりと本 ・繭山龍泉堂訪問記 森岡督行 ・大正の新風 川島公之 ・作品解説 川島公之 4 意中の美術館 ・アカデミア美術館の巻 中村好文 5 うつわのはじまり ・東北古椀 赤木明登 精華抄 工芸青花|6号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁 ■インディゴ染の古布(アメリカ)を貼付したページあり ■限定1000部 ■目次 1 李朝と私 ・李さんの精神 川瀬敏郎 ・『李朝を巡る心』を讀んで 小倉紀蔵 ・滅多にないモノ 李鳳來 ・モノとヒト 李鳳來 2 スペインのロマネスク レオンのサン・イシドロ聖堂 ・中世のイベリア半島 小澤実 ・三人の王女 金沢百枝 3 数寄屋とはなにか 八勝館御幸の間 ・堀口捨己の試み 岸和郎 ・ハレになった数寄屋 木村宗慎 4 青花と私 ・青い花の色のゆくえ 若菜晃子 5 意中の美術館 ・インゼル・ホムブロイッヒ美術館の巻 中村好文 6 民芸と私 ・歓喜の書 月森俊文 ・作品解説 月森俊文 世界の布 精華抄 工芸青花|7号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー224頁 ■手織リネンの古布(ウクライナ)を貼付したページあり ■限定1000部 ■目次 1 ロベール・クートラスをめぐる断章群 ・花壇に眠る人 堀江敏幸 2 川瀬敏郎 シンをいける ・「しん」の花道史 井上治 ・一元的な花 川瀬敏郎 ・川瀬敏郎の花 井上治 3 生活工芸と作用 ・生活工芸のこれまでとこれから 安藤雅信 ・自力と他力 赤木明登 ・対談 作用とはなにか 小林和人+山内彩子 ・作家紹介1 小林和人 ・作家紹介2 山内彩子 4 うつわのはじまり ・秀衡椀 赤木明登 5 秦秀雄と私 ・李朝のぐい飲ほか 秦笑一 ・柳宗悦と秦秀雄 月森俊文 ・秦秀雄小伝 片柳草生 ・秦さんに教わったこと 松井信義 ・美の使徒 青井義夫 ・「珍堂」先生の目線 杉本理 ・秋草の線 勝見充男 ・香炉を杯とすること 小澤實 ・我無き後に 秦秀雄の日記と遺書 秦笑一 世界の布 精華抄 工芸青花|8号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー216頁 ■ラオスの手織布を貼付したページあり ■限定1100部 ■目次 1 坂田和實論1 カケ、カスレ ・僕達の選択 高木崇雄 2 スペインのロマネスク サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院 ・ゆるされる人 金沢百枝 ・中世の修道院 小澤実 3 沖縄の織物 新出の森政三資料より ・「戦前」を伝えるノート 上江洲安亨 ・裂地解説 山田葉子 4 民芸以外の柳宗悦 ・蒐集と愛蔵のかたち 白土慎太郎 ・柳宗悦の思想 救済と芸道について 井上治 5 ロベール・クートラスをめぐる断章群2 ・闇の動線に沿って 堀江敏幸 6 近代と数寄屋 帝国ホテル東光庵 ・村野藤吾の格闘 内藤廣 ・劇的な露地 木村宗慎 7 利休にたずねない茶会 ・緑釉陶器と嵯峨朝の宴 荒川正明 ・みやびる 山本野人 8 川瀬敏郎の花 ・深みと軽み 花人のなげいれ 桐谷美香 9 骨董とはなにか ・末期の姿を想い見る 杉村理 世界の布 精華抄 工芸青花|9号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー168頁 ■古布(日本の蚊帳地)を貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 1 川瀬敏郎の花 ・奇なるものについて 井上治 2 村上隆と坂田和實 ・民藝とヒップホップの間に 井出幸亮 3 少女の刺繡布 ・オランダのサンプラー 金沢百枝 4 物と私 坂田敏子さんのスタジオ 5 ウィンザーチェア ・レストアラーの視点 室田宏一 ・日本人が愛した英国の椅子 月森俊文 6 西洋工芸の道 村田コレクション ・村田新蔵の思索と蒐集 瀬尾典昭 ・生活と工芸 三谷龍二 7 ロベール・クートラスをめぐる断章群3 ・青灰色の谷へ 堀江敏幸 世界の布 精華抄 工芸青花|10号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー184頁 ■古布(西洋更紗)を貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 1 川瀬敏郎の花 唐物籠 ・真と自由 片柳草生 2 坂田和實の眼 酒袋 ・錆びたナイフ 高木孝 ・坂田さんの優しさ 高木崇雄 3 スイスのロマネスク シオンのノートルダム・ド・ヴァレール聖堂 ・家具と夕日 金沢百枝 ・ハイジの国の中世 小澤実 4 座辺の李朝 ・李朝・蒐集・近代 大塚麻央 5 黒田泰蔵 白磁と轆轤 ・円筒と彼岸 赤木明登 6 ロベール・クートラスをめぐる断章群4 ・石工への道 堀江敏幸 7 骨董と私 ・子供的なもの 藤田康城 8 意中の美術館6 ビルバオ・グッゲンハイム美術館の巻 中村好文 世界の布 精華抄 工芸青花|11号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー192頁 ■望月通陽の型染絵を貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 1 山茶碗 ・石のようなもの─秦秀雄 勝見充男 ・最初の古美術品 高木孝 ・ざらざらしたもの 小澤實 ・山茶碗入門 清水喜守 ・深シ奥 枯レツレバ─柳宗悦 白土慎太郎 ・茶道具として─北村謹次郎 木村宗慎 2 欧州タイル紀行 ・アヴィニョン・教皇・ナポリ 金沢百枝 3 大谷哲也 「生活工芸」以後の器 ・丸裸と白 富井貴志 4 川瀬敏郎 籠にいける ・消えた色気 片柳草生 5 骨董と私 ・藤末鎌初 杉村理 6 ロベール・クートラスをめぐる断章群5 ・髑髏の闇から抜け出て 堀江敏幸 7 名物とはなにか ・「名物」批判にこたえる 木村宗慎 扉の絵 精華抄 工芸青花|12号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁 ■望月通陽の型染絵を貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 Contents 1 三人とアイヌ The Three Artists and Ainu ・アイヌ文化概観 閑野譚 ・神の魚 前橋重二 2 生活工芸派と二〇一八年 New Standard Crafts Artists in 2018 ・日本生活器物展を終えて 三谷龍二 ・台北で気づいたこと 菅野康晴 ・生活工芸の「ふつう」 菅野康晴 ・ふつう、の分かれ道 高木崇雄 ・個人的な抵抗 井出幸亮 ・器であること 沢山遼 3 村上隆と古道具坂田 Takashi Murakami and the Antique Sakata ・バブルラップ展で伝えたかったこと 村上隆 4 川瀬敏郎と甍堂 Toshiro Kawase at Irakado ・左手の花 青井義夫 5 骨董のさびしさ Loneliness in Antique ・年をとるとケチになる 青柳恵介 ・時々出会う 五十嵐真理子 連載 ・ロベール・クートラスをめぐる断章群6 堀江敏幸 扉の絵 精華抄 工芸青花|13号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー120頁 ■望月通陽の型染絵を貼付したページあり ■限定1100部 ■目次 Contents 1 スイスのロマネスク ミュスタイアのザンクト・ヨハン修道院 Romanesque Art in Switzerland, Kloster St. Johann in Mustair ・尼僧院の椅子 金沢百枝 ・カール大帝の修道院 小澤実 2 川瀬敏郎の花 杉本家住宅 Flowers by Toshiro Kawase at Sugimoto Residence in Kyoto ・花に偲ぶ文人―父・杉本秀太郎 杉本歌子 3 民藝と美 The Beauty in Mingei ・柳宗悦の「直観」 月森俊文 ・脳にとって美とはなにか 前橋重二 連載 ・ロベール・クートラスをめぐる断章群7 堀江敏幸 扉の絵 精華抄 工芸青花|14号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー160頁 ■望月通陽の型染絵を貼付したページあり ■限定1000部 ■目次 Contents 1 北京の工芸 The Craft in Beijing ・胡同の文人 齋藤希史 ・中国・現代・生活工芸 安藤雅信 ・「文人」とはなにか 閑野譚 ・一〇〇年前の北京と古美術 川島公之 ・彼我のことなり 舟橋昌美 2 川瀬敏郎の花 大徳寺孤篷庵 Flowers by Toshiro Kawase at Koho-an, Daitokuji Temple in Kyoto ・シンをたてる 川瀬敏郎 3 メキシコのブリキ絵 芹沢銈介コレクション Mexican Retablos from Keisuke Serizawa Collection ・対話の気配 高木崇雄 ・キリスト教の奉納画 金沢百枝 連載 Series ・ロベール・クートラスをめぐる断章群8 堀江敏幸 扉の絵 精華抄
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【予約】『数と夕方 管啓次郎詩集』
¥2,640
※ 7月上旬発送予定です。 2017年刊行後、長らく品切れとなっていました『数と夕方 管啓次郎詩集』を復刊いたします。本書は詩人、比較文学者、翻訳家、管啓次郎さんの第5詩集で、萩原朔太郎賞ノミネートなど、詩人としての充実が高く評価された一冊です。 品切れ、古書価も高騰している本書が、祖父江慎さんのブックデザインによる 文庫サイズの装丁そのままに復刊されます。 ******************************************** 78 57 37 意味なき数字が脳裏で明滅する 海峡を行く白い小型フェリーに 夕方の黄金の光があたって美しい 息子がこっちを見て手をふっているのもわかる 海岸にはアフリカ原産種の大木の赤い花が咲いて それは何かを祝っているようだ (「数と夕方」より) われわれの生のすべての瞬間がそのときその場での地形と気象に左右されているのは、思えば驚くべきことだ。だがそれに驚きつづける人は、いったいどこにいるのだろう。 (略) 生に耐えられなくなった者たちは叫びを上げる。その叫びがつぶやきやささやきや沈黙というかたちをとる者もいる。地形と気象に対する反応が、その背景をなす。ぼくは沈黙に似た無音の情景を、文字で構成しようとした。 (あとがきより) 【目次】 四川 移住論 海辺へ 数と夕方 Red River Valley かかしの神 淡海へ 流域論 安土、水郷 ヨハネ挽歌 佐渡 after Dazai ケベック少年 ブレーメン革命 春と修羅 modified からす連作 花の科学 十二月が真夏の国では 眠り踊りのはじまり 「遠いアトラス」より リスボン フジツボのように ワリス・ノカンへの手紙 午前三時の川 あとがき 文庫判上製 320ページ 装幀:祖父江慎 管啓次郎 (スガ・ケイジロウ) 1958年生まれ。詩人、比較文学研究者。明治大学大学院理工学研究科〈総合芸術系〉教授。1980年代にリオタール『こどもたちに語るポストモダン』、マトゥラーナとバレーラ『知恵の樹』の翻訳を発表。以後、仏・西・英語からの翻訳者として活動すると同時に『コロンブスの犬』(1989)『狼が連れだって走る月』(1994) などにまとめられる批評的紀行文・エッセーを執筆する。本書のもととなった『トロピカル・ゴシップ』(1998)『コヨーテ読書』(2003)『オムニフォン<世界の響き>の詩学』(2005) はポストコロニアル多言語世界文学論の先駆として高く評価されている。2011年、『斜線の旅』にて読売文学賞受賞。2010年の第1詩集『Agend’Ars』以後、8冊の日本語詩集と1冊の英語詩集を刊行。20ヵ国以上の詩祭や大学で招待朗読をおこなってきた。2021年、多和田葉子ら14名による管啓次郎論を集めた論集Wild Lines and Poetic Travelsが出版された。
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北村みなみステッカー
¥500
北村みなみ蛍光ステッカー 大きさ ピンク W137×H72 mm イエロー W160×H52 mm オレンジ W160×H60 mm
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【予約】『夜の木 13刷』
¥4,400
※ 8/上発送予定です。 2008年のボローニャ・ブックファアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 版ごとに表紙の絵柄が変わりますが、今回の第13刷の表紙は、「蛇の女神」の場面です。 蛇の神は、インド神話や仏教においては重要な存在です。 幸運をもたらしてくれそうな、美しく、神秘的な表紙です。刷り部数は、3,000部。 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました。まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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藤本智士『日々是編集』
¥2,420
編集とは何か? 編集者とは何者なのか? 雑誌編集→地域編集と活動を広げてきた著者が 社会に編集の使い手を増やすべく 日々の気づきと学びをまとめた一冊。 編集・ライター志望者はもちろん、すべての生活者必携の書。 ✳︎収録内容 ○編集力とは「想像」と「言葉」を結びつけるチカラ ○自分の意見を入れない ○編集者というただの器 ○やりたいことより、やらないことを謳おう。 ○名刺を持たないようにした ○上岡龍太郎さんに教わったこと ○しなるチカラ ○仲間と出会う条件 ○その苦しみの理由について ○バトンは退くことでしか渡せない ○直帰力。それは家で寝るチカラ。 ○忘れっぽいは最大の武器 ○「聞いてない」を振りかざす人へ ○センスの正体 ○若者よ、薄情になれ。 ○脳脊髄液減少症という病気を知っていますか? ○「夕焼けを見てエモいはなんか違うじゃないですか」に、思うこと。 ○若い人がいないんじゃなくて、若い人に託せる度量を持つ大人が いない。 ○嘘がいけない理由 ○やさしい花 ○怒るほうに軸足を置いてみるアンガーマネジメントのはなし ○ただ受け入れず、ジャッジしようとする人たち。 ○編集という祈り ○「待つチカラ」は「信じるチカラ」 ○そこに込める デザイン:堀口努 仕様:文庫判/ 240p /上製本
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生湯葉シホ『音を立ててゆで卵を割れなかった』
¥1,870
気弱で、繊細で、もがいていた。 「食べられなかったもの」で振り返るエッセイ集 様々なウェブ媒体を中心にライティング、取材で実績のある⽣湯葉シホさん。幼少期から20代までにかけて不安でたまらなかった自己の内面を「⾷べられなかったもの」の記憶とともにふり返る、初の単著となるエッセイ集。繊細な心の機微を捉え、共感を呼ぶ30篇です。 ◆尾崎世界観さん、岡本真帆さん絶賛!! 生湯葉さんが書くものから伝わってくる覚悟を、怒りを、畏れを、疑いを、諦めを、照れを、潔癖さを、ぜんぶ積み上げて、神棚にして拝みたいくらい、どうしようもなく信じている。 尾崎世界観(ミュージシャン・作家) 怯えているけどやさしくて、すべてのものをよく見ている。 生湯葉シホさんは、私が心から信頼し、憧れている書き手です。 岡本真帆(歌人・作家) 集者のおすすめポイント ウェブに寄稿するエッセイや小説、取材記事に定評のある生湯葉シホさんの初の著書。自身を気弱で常にまわりをおろおろと窺っている、けれど執念深いと形容する生湯葉さんが、個人的な「記憶」と「食べ物」を絡めて30篇のエッセイに仕立てます。当時の状況と心の動きを読み手に想像させる鋭い観察眼を持ち、篇ごとのテーマに沿って文体を作るのは連載や取材で鍛えた筆致力があるからこそ。「繊細さん」という⾔葉があるように、自分は⼈の目を気にしすぎているのかと悩んだことがある読者はいるはず。読み手の気持ちと記憶を受容できる内容です。 目次 はじめに 音を立ててゆで卵を割れなかった あのドクターペッパーとってよ カニ最高! 真夏の午後のかけうどん なに食わぬもみじ饅頭 フォカヌポウ 腐ってしまった時間について 神戸さんのクイズ 日の差しすぎているデニーズで ジェットストリーム・ザ・そうめんスライダー 貴婦人のワルツ なまじろい 壊れかけの家系ラーメン スーパースターの天ぷら 星野くんと湯豆腐 夏の致死量 水餃子って絶対言って マリモ 8月、新宿三丁目にて 恐怖の砂糖工場 カップヌードルのかたちをした凹み シフォン、シフォンとマカナは言った 爆ぜている火 パイプ椅子のうしろの ゴディバはわかってくれる 先生 手に届かないものは何であれ美しいと私たちが思っていたころ そういえば死んでいるおばあちゃん 聖体拝領 MUTSUの餌付け サイズ:46判 ページ数:168p 生湯葉シホ(なまゆば しほ) 東京在住。フリーランスのライターとして、Web・雑誌を中心にエッセイや取材記事を寄稿している。読売新聞のWebメディア「大手小町」にてエッセイを連載中。趣味はライブに行くことと香水を集めること。生湯葉のほかには豚汁が好き。最近、吹き矢教室に通おうか悩んでいる。 X:@chiffon_06
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【サイン本】穂村弘『満月が欠けている』
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 『満月が欠けている ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―』 生い立ち、家族、病気、身近な人たちの死、短歌、生きるとは……? 穂村弘作品の解像度が上がる「弱さ」を巡る語り(ライフストーリー) 「人間の最終的な目標は生きるのほうのはずです。多くの人が死ぬ時に後悔するのは生きのびることに資源を割き過ぎたということなんですね。 「もっと純粋に生きることに熱中すれば良かった」と思う。 でも、死ぬまでの時間を何十年も引き延ばされてしまうと、生きのびることの強制力のほうがどうしても強くなってしまうんです。」(本文より) 現代短歌で「穂村弘以前」「以降」と区切りがつけられる日本を代表する歌人の著者は、短歌にとどまらずエッセイ、絵本など多岐にわたる活動を展開している。近年著者の作品は、文学、思想、アート、音楽など多方面の若い世代の表現者にも影響を与え続けている。 本書は著者の生い立ち、病気が発覚してから20年が経過した不治の病・緑内障になって考えたこと、家族、身近な人たちの死、短歌など、著者の半生を語った側面を持つ。 さらに、著者の語りを通して「弱さ」「ワンダー」「シンパシー」「生きる」「生きのびる」といった著者の作品に通底する重要なテーマにも迫る。 本書は著者による「瞳を巡る短歌」の解説「満月が欠けている」、著者の緑内障の主治医・後藤克博氏との対談「今日は患者の君の目を診る」、長年の友人で精神科医である春日武彦氏と病気、生と死について語り合った「天国に格差はある?」を収録する。穂村弘入門としてお勧めしたい1冊。 【目次】 満月が欠けている 第1章まだ本番ではない 眼鏡くん あおそこひ 目薬の茶色い瓶 クリームソーダ オロナイン信者 自家中毒 健康優良児 引っ越しの多い学生時代 「まだ本番ではない」という共通感覚 ワンダーフォーゲル部 公園でぼんやりしていたい ベンチプレス 焦燥感から見つけたもの 筋肉貯金 志望動機は週休2日 SEの憂鬱 顔の右側 総務部への異動 本当に仕事をしませんね 登山と仕事の強度 第2章自分の一部が壊れた 視神経乳頭陥凹拡大 自分でできることがほとんどない 目薬を差すだけ カミングアウト 病気の先輩 本気のラジオ体操 老化の濃度 物欲がなくなる 臨機応変に対応する資質 恐怖のランキング 主治医の決め方 自分の一部が壊れた 人は苦しむ以上に恐れる ビクビクの個人差 第3章今日は患者の君の目を診る 帰り道で出会う 短歌と将棋の共通点 よい医者とよい患者の条件 医者と病院の選び方 生活上の注意点 治療で一番大切なこと 手術のメリットとデメリット 緑内障治療の未来 病気と付き合うために大切なこと 第4章満月が欠けている—瞳を巡る短歌— 第5章誰も他人のことは分からない 生存のキー 怖がりだった母 父のルーティン 山に目覚めた父 みんなが死を恐れるわけじゃない いつもと同じアイスカフェオレ 五感が弱い 靴下を1足1000円のにしてみては? ひげ剃りを買ってください 誰も他人のことは分からない 職業に適したメンタル 数々の作品が生まれた飲み会 人間のポテンシャル よかれと思ってやったことが 第6章天国に格差はある? 俺のメジヘラ・イソはどこだ? 病気が本当に治ったかどうかは分からない 医師は度胸が必要 健康が必ずしもハッピーではない 病気が治れば一発逆転の人生が待っている? 小説を書けない歌人と詩を書き始めた精神科医 動物にならって生と死を考える 天国に格差はある? 生きのびるための保険 第7章弱さが強さに反転するという夢 身体が順番に壊れる感覚 野良猫と飼い猫の寿命 本当に大切なもの ワンダーとシンパシー 詰将棋と乗り物の空気抵抗 「生きる」と「生きのびる」 みんな方舟の上に乗っている 生きるボタンと死ぬボタン あとがき 引用文献 ページ数:256p 判型:188mm × 128mm
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【サイン本】日下慶太『採U記』(特典ポストカード付)
¥2,530
※ 著者直筆サイン本です。特典ポストカード付 私は聖者になりたい。聖者となって死にたい。 UFOを呼ぶ活動、略して「U活」。コピーライターで写真家の日下慶太が、十数年にわたっておこなってきたU活のなかで体験した不思議なできごとの数々。本書では、UFOという未知の存在に迫る行動そのものについて、ときに冒険的にときに感動的に綴られています。「U活は自分の使命のようにも感じる」と語る日下がその目で見たものとはーー!? UFOを愛し、UFOに愛された男の旅の記録。 UFOを捉えた!?実録写真多数! 【目次】UFOを呼んでみた/UFOを呼べるようになる/誰 がUFOを呼んだのか/足摺岬の遭遇/かみがみに遊ばれ る/山頂の奇跡/宇宙人の翻訳者は私に語りかける/八 百万の神は空より来る/宇宙からの撮影許可/虎穴にい らずんばUFOを得ず/UFOを呼ぶバンド「エンバーン」/ 私は嘘をついていた/人類発祥の地/半島の光/やや銀 河鉄道の夜/既知との遭遇/ゼロ磁場の赤い光/この映 画を見ればUFOが見れる?/活字に広がる宇宙/ゼロ磁 場の会話/みな神である/戸隠の奇跡を再び/天狗の光 /大山の主/ヤンキーとUFO/再び神迎祭/きみも呼べ るはず/天狗との遭遇/流れ星に流される/神と龍の島 装丁・組版:孝学 直 体裁:四六判 頁数:248頁