スタンダードブックストア
実店舗は2023年6月に閉店し、現在新たな場所を模索中です。
-
絵津鼓カレンダー2024
¥2,200
SOLD OUT
2023年、個人レーベル[forbit]を立ち上げ、新たな活動に乗り出した絵津鼓さん。2024年度版のカレンダーを制作することになりました。これまでに手がけた人気キャラクターたちをあらたに描き下ろし、原作とは違う組み合わせでお届けするスペシャルエディション。年末ギリギリの告知となり申し訳ございません! 【商品名】絵津鼓カレンダー2024 【体裁】A5/片面カラー/13枚[表紙1枚+12カ月]フルカラー/カレンダー:ラフバガズ265kg/表紙:トレーシングペーパー 【特徴】これまでに手がけてきたキャラクターたちの描き下ろし。カレンダーは年に4回の「最強日」に◯がついています。(一粒万倍日、天赦日などが重なった日) 【備考】風合いのある厚紙で、高級感があります。100%再生紙を使用、ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着いしている場合があります)
-
やっぱり雑談が好き(つくづくポケットライブラリ)
¥1,100
SOLD OUT
半年間だけ出していた『月刊つくづく』の連載「今月の雑談」と関連記事に、2名(正確には新規3名、連載分からマイナスひと組)の雑談を追加。雑談のお相手は、宮田文久/荻原魚雷/タカクマ、ツルモトマイ/太田靖久/千葉美穂/佐藤拓人/植田浩平(敬称略)。以下、長いですが表4に掲載した説明文をどうぞ。 --- 半年間だけ出していた、ちいさな月刊誌の巻頭に雑談企画をおいたのは、いろいろと理由はあるのだが、まあ、雑談が好きだから。あとは、わざわざ雑談を録音して、文字に起こし、再構成する過程が好きだから。ではなぜ、それが好きなのか。いろいろと理由はあるのだが、というようにおなじはなしがループしても、それはそれで、その場はおもしろい。なぜなら、ただの雑談だから。 テレビ番組『やっぱり猫が好き』のなかで、いちばん好きな回を挙げるのはむずかしい。強く記憶に残っているのは「はまぐりぺぺちゃん」と、どの回か忘れたが小林聡美演じる三女の恩田きみえが、姉ふたりに向かって「サルトル著!『実存主義とは何か』」と大きな声で発するシーン。おもえば、子どもの頃から『フルハウス』や『アルフ』といった海外のシチュエーション・コメディを観て育っていたので、『やっぱり猫が好き』にハマる土台は出来上がっていたのかもしれない。 雑談は、どこまでいっても雑談でしかない。「主要な登場人物がほぼ一定」というシチュエーション・コメディの法則に則って言えば、主要な登場人物は自分しかいない。どちらかと言えば、『徹子の部屋』や『サワコの朝』、『笑っていいとも』内の名物コーナー「テレフォンショッキング」のような、スタジオにゲストを招くトーク番組形式に近い。違いは、ホストであるぼくが無名で、且つスタジオに招くのではなく、自ら相手の都合に合わせて出向くという点。つまり、何もかもが違う。トーク番組×シチュエーション・コメディ=雑談企画、とはならない。 はて、何のはなしをしていたのか。と、すぐに行き先を見失う雑談を文章化したものを読むことにどんなメリットがあるのか、ぼくは知らない。コスパや意味を求める現代人にはとても意味のない、意味のないものを求める好事家諸氏にはとても有意義な、そんな雑談の本。 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。 目次 22年12月号 ・宮田文久 ・Prrrr.... 23年 1月号 ・荻原魚雷 23年 3月号 ・タカクマ、ツルモトマイ ・ちいさなメディアを考える② 23年 4月号 ・作家の肖像① ・太田靖久 ・手前味噌② ・ちいさなメディアを考える③ 23年 5月号 ・千葉美穂 追加の雑談① ・佐藤拓人 ・続・おかしな雑誌のつくりかた ・エアチェック ワン・ツー ! ① 追加の雑談② ・植田浩平 ページ数 108 判型 A5変形平綴じ 著者プロフィール 金井タオル(著) 1982年、長野県生まれ。フリーランスの編集者、ライター。インディーズ雑誌『つくづく』編集人。好きな仕事は、対談・座談会の構成。
-
【サイン本】小沼理『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』(つくづくポケットライブラリ)
¥1,320
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 半年間だけ出していた『月刊つくづく』の同名連載にくわえて、あらたに飯田エリカさん、僕のマリさん、星野文月さんとの日記にまつわる対談を収録。 社会が混迷を極めるなかで、個人が日記を書き、売る。その行為の先に何があるのか。わたしの個人的な問いかけに端を発する、小沼理さんの日記にまつわるエッセイ集。巷では日記ブームとも言われていますが、日記って何でしょう。その一端を掴んでいただけたら幸いです。(『つくづく』編集人・金井タオル) --- 著者プロフィール 小沼理(おぬま・おさむ)/ライター・編集者。1992年富山県生まれ、東京都在住。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。寄稿に『文學界』(文藝春秋)、『怒りZINE』(gasi editorial / タバブックス)、朝日新聞「ひもとく」など。 84ページ/A5変形・平綴じ/300部 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。
-
【サイン本】『脳のお休み』(蟹の親子)
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 ——高い金払って大学行かせてもフリーターか。くその役にも立たないな。 身体の障害だったら障害者って分かってもらいやすくていいよね、と言うのを黙って聞いていたことがある。そういう声を聞くたびに、人間の想像力が争いを解決してくれることなんてあるのだろうかと思った。現に、私はその声に憤る。私はあなたじゃない。(本文より) ひとりなのに親子だという。足は多いが横にしか進めない。そんな奇妙な名を持つ書き手は、自分の体が過ごしてきた時間を気重たげに行き来する。文章を書くことはどうしたって誰かが生きた時間の肯定になることをこの本の文章は教えてくれる。湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望。ーー滝口悠生(小説家) 【著者略歴】 蟹の親子(かにのおやこ) 1991年生まれ。日本大学芸術学部卒。 事務員や書店員を経て、東京・下北沢にある「日記屋 月日」初代店長となる。現在もスタッフとして働き、日記や、思い出すことそのものについて日々考えている。 本書が商業出版デビュー作となり、自主制作本に『にき』『浜へ行く』がある。 188 x 16 x 118 mm 232ページ
-
Chari ZINE『Streets』
¥1,500
とある街の通りで、犬や猫、人、モンスターなど、多様な生き物がそこで生活する様子を描いた、Chariのポップな世界観を楽しむことができる1冊。 版型 182×257mm 製本 カバー+中綴じ/オンデマンド印刷 頁数 34ページ デザイン 加藤 玲(BOOTLEG) Chari(チャリ) 東京を拠点として活動しているアーティスト、イラストレーター。 主人公の白い犬Chanと、その仲間たちが住む世界を題材に作品を制作している。そこは、動物やモンスター、人などの多様な生き物が共存する、温かい世界である。Chanは自身の愛犬がモデルとなっている。 国内外での個展やグループ展、アートフェアなどで作品を発表している。また、書籍やテレビ番組、動画作品などのイラストレーションも手がけている。
-
【サイン本】いもと さちえ ZINE『by intuition』
¥1,000
SOLD OUT
※ 限定著者サイン本です。 生きている形。止まっている形。 組み合わせによって面白いバランスの意味を持つ気がします。 ──いもと さちえ 版型 297×178mm 製本 中綴じ/オンデマンド印刷 頁数 32ページ デザイン 藤巻 妃 (BOOTLEG) いもとさちえ イラストレーター。1996 生。東京在住。 抽象的な形、線、デフォルメされた形に魅力を感じています。
-
ヨーグルト テリアZINE『ほしをいつもみている』
¥1,500
SOLD OUT
過ぎ去る情景の尊さとささやかな祈りを星に託し、 温かみのあるタッチの絵と文で綴る。 すべての人にささげるお守りのようなアートブック。 流れ星が見えたとき、なにか願いごとをしようと思うころには流れ星は消えていて、あとから遅れて願いごとが浮かんでくる。 日々、目に映る景色は止めどなく目の前を流れていく。その景色は別の景色を連想させ、次々に流れる。その繰り返しはいつも大切な人たちへ向かう。 「今どうしているだろう。元気にしているかな。」そんなふうに流れて過ぎ去ってしまうほんの僅かなあいだ、彼らに想いを巡らせる。 誰かを想うその一瞬は、その人への祈りのようだと感じる。 流れ星が消えた後で願いが浮かぶように、過ぎ去っていく情景はあとからぼくの心には彼らが浮かばせ、小さな祈りと共に消えていく。日々そうした瞬きを繰り返している。 過ぎゆく景色に祈りが浮かび、流れる星に彼らのことを想う。 ──ヨーグルト テリア 版型 120×182mm 製本 無線綴じ/オンデマンド印刷 頁数 72ページ デザイン 佐原 真 (BOOTLEG) Yoghurt terrier(ヨーグルト テリア) 愛犬をモデルにしたイラストを主軸に物語を展開する絵本作家。
-
タイムトラベル同人誌『超個人的時間旅行』藤岡みなみ編
¥1,650
タイムトラベル・ノンフィクションZINE 「超個人的時間旅行」 エッセイ11篇収録。 上田誠、古賀及子、こだま、スズキナオ、せきしろ、堀静香、宮田珠己、宮崎智之、牟田都子、ワクサカソウヘイ、藤岡みなみ 装画:Ayumi Takahashi テーマソング:ロースケイ A5版 92ページ
-
【直筆短歌・サイン本】『朝、空が見えます』東 直子
¥1,870
SOLD OUT
※ 直筆の短歌はお選びいただけません。 歌人・東直子さんの初めての「詩集」です。 1日1行、365日の朝の空を綴った詩に、横山雄さんの線画が彩る一冊です。 「東京の冬は晴れた日が多いんだな、と、東京に来たばかりのころ思って、それは何度も思って、そして今日も思いました。晴れています。」(本文より) 【本書について(あとがきより)】 2017年1月1日から12月31日まで、Twitter(現在はX)に毎朝、「おはようございます」から始まる一文を投稿し、その日の空の様子を言葉で伝えていました。(中略)太陽をひとまわりしながら眺めた早朝の空です。 【書籍詳細】 『朝、空が見えます』 著者:東 直子 画:横山 雄(よこやま・ゆう) 装丁:名久井 直子 仕様:B6 上製 146頁 【著者プロフィール】 東直子(ひがし・なおこ) 歌人、作家。第7回歌壇賞、第31回坪田譲治文学賞(『いとの森の家』)を受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』『ひとっこひとり』、エッセイ集に『一緒に生きる』『レモン石鹼泡立てる』、歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、絵本に『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)などがある。「東京新聞」などの選歌欄担当。近刊にくどうれいんとの共著『水歌通信』がある。鳥好き。
-
【古書】BRUTUS 特集:写真家 ブルース・ウェーバー 犬との生活
¥1,980
SOLD OUT
新品同様です。 BRUTUS ブルータス VOL.576 2005年8月15日 特集:写真家 ブルース・ウェーバー 犬との生活 ALL ABOUT BRUCE WEBER
-
【サイン本ポストカード付】ワタナベアニ『カメラは、撮る人を写しているんだ。』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。ポストカード付。 人生で一度でも シャッターを押したことが ある人のために。 ——この本に書いてあること—— ・どんなカメラを買えばいいのか ・何を撮るか ・うまいのにダメな写真 ・ヘタなのにいい写真 ・「映える写真」はいい写真か ・写真のオリジナリティとは何か ・なぜ日本人は「ボケ」が好きなのか ・絶対に撮ってはいけないものは何か ・写真家は「撮る前」に何を考えているのか ・誰から学ぶべきなのか ・「写真」と「言葉」の関係 ・「自分にしか撮れない写真」とは何か ・あなたはなぜ写真を撮るのか 「もしあなたがスマホで日々の写真を撮ることが楽しくなって、本格的なカメラでも買ってみようかな、という鼻息の荒いタイミングならベストなので、鼻息を穏やかにして読んでもらえるとうれしいです。」 ——ワタナベアニ 撮るたびに、あなたはあなたになっていく。 写真家が書いた、人生が変わる写真の撮り方。 大きさ 210 x 148 x 20mm 272ページ ワタナベアニ 1964年横浜生まれ。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務を経て、1999年に独立。2006年より写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展を中心に活動。 著書に『ロバート・ツルッパゲとの対話』(センジュ出版)がある。
-
ササキアイ『フリーズドライ』
¥1,200
SOLD OUT
『フリーズドライ』というタイトルは、人前で感情的になったりなられたりするのが苦手なドライな私にも、ふとした瞬間に生々しく再生される思いや記憶があり、そのスイッチはきっとありきたりな日常にもふんだんに潜んでいる。という気持ちでつけました。われながら気に入っています。 表紙に使う写真を候補に挙げた数枚から選んでいる最中に、見慣れた景色だったこの電話ボックスが跡形もなく撤去されてしまいました。なくなっても困るわけではないけれど、なくなったらひどく寂しくて、この写真を使おうと決めました。 街並みも私を取り巻く環境も、私が望む望まないに関わらず変わっていくんだと痛感することが、この数年は特に増えた気がしています。 私の好きな東京スカパラダイスオーケストラの曲の中に、『人生は美しいアルバムじゃない 撮れなかった写真さ』という歌詞があり、聴くたびに「おお!」と思うのですが、なんというかまさにそんな、人生のハイライト的な場面ではない、撮れなかった方の写真のことばかりを書いています。なんなら私自身の価値観や生き方の癖みたいなものの大半は、そういう「あらすじには直接関係ない」ことの蓄積で構成されている気がします。 ノウハウもスキルもない予算もない、だが情熱はある。みたいな状態で、ZINEを作りたいけれど何からどう始めたらいいのかわからない私に、サポートというよりほぼ全面的に制作の部分を引き受けてくださった、フォロワーであり職場の元先輩のたかいじゅんさん、本当にありがとうございました。 おかげさまで、とんでもなく素敵な本になりました。 完成品を手にしたらドライな私もちょっと泣くんじゃないかと思っています。 ササキアイnoteより B6版 74ページ
-
マムアン クリアファイル
¥605
SOLD OUT
奥側のメタリックシルバーのシートと表側のカラーシートとあわせるとシルバーのマムアンちゃんとマナオが映えるクリアファイルです。 サイズ 220mm×310mm(A4用) カラー : グリーン、ピンク
-
マムアン メモパッド + ステッカー 2021 Waku Waku
¥605
SOLD OUT
3色ございます。ステッカー付です。 ピンク…どんどん大きくなるマムアンちゃんにお友達があつまっています。ふきだし柄とリス トメモが入ったカラフルな用紙。赤ちゃんからおばあちゃんまで歳を重ねていくマムアンちゃんがかわいいシール付き。 レッド…相合い傘をするマムアンちゃんとマプラオくんがかわいいメモ帳です。ふきだし柄と リストメモが入ったカラフルな用紙。赤ちゃんからおばあちゃんまで歳を重ねていくマムアンちゃんがかわいいシール付き。 グレー…コンセントでチャージを行うマムアンちゃんがユニークなメモ帳です。ふきだし柄 とリストメモが入ったカラフルな用紙。カラフルな色違いマムアンちゃんシール付き。 サイズ 100 pages + sticker 1page 70×100×11mm
-
マムアン コミックブック STRING 糸
¥935
SOLD OUT
マムアンちゃんとマナオが夜に凧を飛ばしていたら……? マムアンちゃんのまっすぐ でパワフルな姿に勇気をもらえるストーリー。文章はタイ語と日本語。中身はおしゃれな2色刷り。 サイズ: 中身2色刷り 8p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
-
マムアン コミックブック FUTURE 未来
¥1,155
SOLD OUT
「さいたまトリエンナーレ2016」に出品されたあのマムアンちゃんの作品がついに 手元に置ける形になりました! マムアンちゃんが未来を尊く示してくれる、フルカラー・ミシン綴じの贅沢な1冊です。 サイズ :フルカラー12p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
-
マムアン コミックブック CLOTHES 服
¥1,045
SOLD OUT
マムアンちゃんが走っていると、マプラオくんとすれ違って……? 心の奥からほっと温まるストーリー。フルカラー・ミシン綴じの贅沢な1冊です。 サイズ :フルカラー12p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
-
ダニエル・クロウズ『モニカ』
¥2,970
『モニカ』は作者ダニエル・クロウズにとって、前作『ペイシェンス』から約7年ぶりとなる新作だ。描きおろしの長編コミックである本作は、9つの章に分かれている。中心となるのは主人公モニカと、彼女の母親ペニーの物語だが、舞台はベトナム戦争、カルト教団の根城、カリフォルニア州のひなびた保養地など、多岐にわたる。描かれる内容も、ハードボイルドから宇宙的恐怖、そして老いらくの恋まで実に多彩だ。 『ゴーストワールド』以来となる女性を主人公にした最新作『モニカ』には、『鉄で造ったベルベットの手袋のように』の悪夢めいた不条理もあれば、『ウィルソン』のように人生を見渡す深いまなざしもある。クロウズがこれまでに描いてきたさまざまなテーマが、形を変えて織り込まれている。さらに、1950年代のECコミックスから、マンガの源流の一つとされるロココ時代の画家ウィリアム・ホガースまで、広範な影響が表現に生かされている。 キャンドル販売店の経営者だった主人公の人生をたどりつつ、人類の歴史を浮き彫りにするため、クロウズが持てる技術と知識を総動員した野心作である。めくるめく展開の語り口はあくまでも平易ながらも、実に濃密な作品であり、一度読み終わっても、再読すれば細部の些細なつながりにあらためて気がつくだろう。 1980年代から現在まで、コミック界の最前線に立ち、進化を続けるダニエル・クロウズが、またもや頂点を更新した『モニカ』。年来のファンはもちろん、映画『ゴーストワールド』の22年ぶりの再上映で初めてその存在を知った方々も、ぜひ手に取って、すみずみまで味わってほしい。 ダニエル・クロウズは、作品が文化現象となる稀有なコミック作家である。 -『ニューヨーク・マガジン』 ダニエル・クロウズはアメリカの巨匠である。物語と絵を完璧に融合させる、真の作家だ。至上の語り部といえる。 - ギレルモ・デル・トロ(映画監督) タイトル:モニカ 著者:DANIEL CLOWES (ダニエル・クロウズ) 翻訳:中沢俊介 コミック・グラフィックノベル/翻訳 言語:日本語 ハードカバー オールカラー サイズ:29cm ×22cmx1.6cm 106ページ
-
【サイン本】きくちゆみこ『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』
¥2,090
※ 著者直筆サイン本です。 みんなくるしいね、というときの「みんな」が誰なのかはわからなくとも、そこに自分の姿を見出したことがない人はいないんじゃないか。そんなとき、わたしたちはテーブルの下で見えない手をつないでいる。 この本は、まるでそれがほとんど神さまか何かみたいに、愛し、頼り、信じ、救われ、ときに傷つき打ちのめされながら、言葉と一緒に生きてきたわたしの、なにかとさわがしい心の記録だ。またそれは「言葉とわたし」がどんなふうに変化してきたのか、もしくは変化していくのかの考察でもあった。「だめ、できない」という言葉のうしろで縮こまっていたかちこちの体を、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて引っ張りあげていくような。 (まえがきより) 2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたジンを定期的に発行しつつ、言葉を使った作品制作や展示も行ってきた翻訳・文筆家のきくちゆみこ。twililight web magazineでの連載をまとめた初めてのエッセイ集が刊行されます。 書籍化にあたって、各章ごとに「アフター・トーク」を書き下ろし。自分の文章に再会しつつ、副音声的なつっこみを入れることによって、過去の解釈を変えてだめをだいじょぶにしていく練習になる。より楽しく、読み応えのあるものになりました! 本の内容に寄り添った素晴らしい装画は前田ひさえさんによるもの。カバー、カバーをとった表紙、本文まで、きくちさん、ひさえさん、そしてデザイン・横山雄さんの気持ちがつまっています。 ままならない過去や体や心に悩んでいるような方に、ぜひお手にとっていただきたいです。 目次 まえがき 第一回: 大地でしっかり 第二回: 自立、もしくは複数の顔との出会い 第三回: ちゃんとひとりでみんなで一緒に 第四回: わたしにとってのわたしたち 第五回: 心の底 第六回: ビー・ヒア・ナウ 第七回: 完璧なパフェ 第八回: 鎮痛剤と押し寿司 第九回: 海のおうち 第十回: 熱の世界 第十一回: 自分の薪を燃やす 第十二回: 壁の花ではなかった あとがき ページ数:208 判型:四六判並製 装丁:横山雄 著者プロフィール きくちゆみこ(著) 文章と翻訳。2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたzineを定期的に発行、言葉を使った作品制作や展示も行う。主なジンのタイトルに『愛を、まぬがれることはどうやらできないみたいだ』、『内側の内側は外側(わたしたちはどこへだって行ける)』、訳書に『人種差別をしない・させないための20のレッスン』(DU BOOKS)などがある。現在はルドルフ・シュタイナーの人智学をベースに、心とからだと言葉を結びつけるための修行をあれこれ実践中。
-
【サイン本】日本一の角打ち! 明石・魚の棚商店街「たなか屋」の絶品つまみ
¥1,760
※ 著者である女将・田中裕子さんと店長のダブル直筆サイン入りです。 明石・魚の棚商店街にある「たなか屋」。 酒屋の横の通路を抜けると、そこには行列ができる人気の立呑み処「立呑み 田中」があります。 季節の野菜のおひたし、絶品ポテトサラダ、鶏白レバーのマスタードクリーム煮、すじこんなどなど。 隠し味に魚醤を使ったり、2種類のバルサミコ酢を組み合わせるなど、ひとつひとつに工夫があり、味も濃いめでとことん「酒に合う」を追求。 それぞれに合う酒のペアリング情報つき。酒屋ならではのこなれたチョイスも必見です。 女将のコラムや、はじめての日本酒指南、燗酒のコツなど、読み物も充実。 日本一の角打ちと呼ばれる名店の、初めてのレシピ集! ■目次 立吞み 田中の人気つまみベスト10 すじこん/立吞み 田中ポテトサラダ/鶏白レバーのマスタードクリーム煮/鶏もつみそ煮/季節の南蛮漬け/〆さば、〆いわし/やみつきセロリ/季節のぬか漬け/自家製オイルサーディン/あなご煮/だし巻き卵 明石のたこ たこ煮/たことトマトのマリネ/たこコロッケ 季節の野菜料理あります。 おひたし・煮びたし4種/かぼちゃのスパイスマリネ/水なすのサラダ/野菜のアーリオオーリオ ちびっとつまむアテ いぶりがっこ奈良漬けのクリームチーズあえ/ひねポン/ハリイカの肝沖漬け/ぬた/黒豆と酒粕クリームチーズ/のりの佃煮/野菜の浅漬け 地味だけどウマイ、おばんざい。 牛すじと里いもの煮っころがし/わけぎとゆずのおから/絹厚揚げと半熟卵/揚げ出しがんも/れんこんと豚バラ肉のマスタードきんぴら/しょうゆチャーシュー 立吞み 田中の発酵料理。 しらすのアヒージョ/魚のムニエル 魚醤クリーム/ベトナムチキン/いかたっぷりシューマイ/パクチーギョーザ/にらポークバーグ/いわしのハーブグリル 粕汁/酒粕ぶりアラ大根/かきとほうれん草の酒粕グラタン/酒粕みそチャーシュー/酒粕床/もろみしょうゆ麹 だしで酒を吞む。 天然だいの骨蒸し/めいたがれいの酒煮/魚のアラのみそ汁/アクアパッツァ/肉豆腐/らふてい 立吞み 田中の調味料/私とたなか屋 上田淳子 コラム 私が女将になるまで/メニューあっての食材ではなく、食材あってのメニュー/酒屋がやっている立吞みである 日本酒指南 はじめての日本酒、さて何を呑む?/立吞み 田中の考える「食」と「呑」のマリアージュ/燗酒Q&A/日本酒用語集 大きさ: 15.1 x 1.2 x 21.1 cm 128ページ
-
【サイン本】伊藤紺 第3歌集『気がする朝』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 伊藤紺 第3歌集『気がする朝』 『肌に流れる透明な気持ち』、『満ちる腕』(ともに短歌研究社刊)の 伊藤紺さんの第3歌集を刊行いたします。 【著者より】 12月、ナナロク社より 3冊目の歌集『気がする朝』を刊行します。 掲載歌は102首。 その半分以上がまだどこにも出ていないあたらしい歌です。 2023年はわたしにとって、 もっとも短歌と向き合う年になりました。 歌のひとつひとつに今までなかった発光を感じ、 これが、自分の光なんだと気付きました。 この本を書けたこと、一生誇りに思う。 わたしの最高傑作です。 伊藤 紺 【収録歌より7首】 夏が来る たまに忘れそうになる わたしがすごくやさしいことを 駅まではいつもぴったり8分であなたに会わなくなってから2年 この人じゃないけどべつにどの人でもないような気がしている朝だ さみしくはないけど一人暮らしのこんなにも小さな燃えるゴミ 海を見た日は胸に海が残ること ふつうに人を信じてること その曲が始まるとみんな喜ぶというよりすこし美しくなる 僕らいっせいに喜び合って生きものは愚かなほうがきれいと思う 【書籍詳細】 著者:伊藤紺 装丁:脇田あすか 仕様:B6変形 並製 120頁 収録歌:102首 【著者プロフィール】 伊藤紺(いとう・こん) 1993年生まれ。歌人。2019年『肌に流れる透明な気持ち』、20年『満ちる腕』を私家版で刊行する。22年両作を短歌研究社より新装版として同時刊行。23年脇田あすか、穂村弘、坂巻弓華との展示「ことばとえの4人」(OFS GALLERY)ほか、NEWoMan新宿ショッピングエリアでのコラボ特別展示「気づく」など。 ------------------------------------------ 歌や装丁からあかるい光を感じる歌集です。
-
『みんなでつくる中国山地 004』
¥2,750
年刊誌『みんなでつくる中国山地』の2023版となる004号が発売開始しました。特集は「さて、どう住む?」。家が「商品」となり、「マイホーム」を所有するのが当たり前になったこの数十年。理想の暮らしに近づいているはずなのに、実はそれに縛られているところもあるのではないでしょうか。中国山地から始まっている、家をめぐる新しい動き。そこから私たちの暮らしや未来、環境や自分のことを考えてみようと思います。中国山地の各地で起こっている空き家リノベーションやそれによる地域再生、中国山地の素材を生かしたエコな住まいのあり方、かつて当たり前だった住まい方などについて、実践者や研究者など多彩な執筆者が寄稿しています。 大きさ: 242×183×8 176ページ
-
【サイン本】津村記久子『うどん陣営の受難』
¥990
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。表紙とサインのあるページの端に傷みがあります(9〜12枚目の画像参照)。ご承知の上ご注文下さい。 「控えめに言って、どっちもくそ」 四年ごとに開かれる会社の代表選挙。一回目の投票は票が散らばったため、上位二名による決選投票が行われることになった。 現体制は手堅い保守層から支持を集め、二番手につく候補は吸収合併した会社のプロパー社員のリストラ等過激なスローガンを掲げる。接戦が予想される中、両陣営共に動向を窺うのは、一回目で三位につけた候補の支持者たちであった。 運動員の送り込み、ハラスメント手前の圧力、上司からの探り…。 社内政治の面倒臭さを、津村記久子ならではの視点と筆致でリアルにコミカルに描く。 大きさ: 112×174×9 mm 104ページ
-
角田光代『これからはあるくのだ』
¥616
SOLD OUT
私中川が書いた過去のブログより ↓ この本が唯々好きだ。 角田光代『これからは歩くのだ』 飲みながらこれを書いているのではない、念のため。 どうしてこの本を手に取ったのかわからない。 タイトルに惹かれたのか? 装丁が気になったのかもしれない。 ちなみに装丁はK2にもいた池田進吾。 (単行本の方はさらにいい!) とにかく何かに反応して読んでみた。 誰もが経験するような日常を描いた31のエッセイだが、やはり文章がうまい。 最初に手に取った時、目次を見ると「ケンビシ」が目に飛び込んできた。 十数年後の「ケンビシ」 ケンビシはあの剣菱? 若い方は剣菱を知らないかもしれないが、私のような還暦も近いおっさんにとって剣菱は菊正宗とともに魔法のコトバである。 地酒なる言葉なぞない学生時代、味もわからないのに旨口なのか辛口なのか知らないけれどとにかく剣菱や菊正宗を飲んでいると、それは通の証だった。O関やG桂冠よりこころもち価格が高かったような気がする。特に剣菱はマークが明確でかっこよかった。 その剣菱がケンビシなのか? 読み進むと果たしてあの剣菱であった。 内容は秘すが私は腹を抱えて笑った。 ぜひ読んで欲しい。 この話だけでこの本が大好き。 爾来この本を他人に勧めまくっている。 嫁はんと三女に読ませた。 勿論大笑い。 そういえば小倉ヒラクくんにも勧めた。それ以来ヒラクくんは角田光代ファンになり何冊か購入したと彼の奥さんから聞いた。 そのヒラクくんが灘や伏見の酒蔵の凄さを先日飲んだ時に語り出した。所謂地酒ではない石高の大きな酒造メーカーの話で、剣菱もその中に入っていた。私は酔いもあり彼の言っていることを完全に理解したわけではなかったが、あの今をときめく発酵デザイナー(しかしこの肩書ってなんやねん!?)の小倉ヒラクの発言なのでとても印象的だった。とにかく剣菱はブレンド技術が凄いのである。高名なシャンペン・ドンペリニョンのマスターブレンダーも剣菱の社長に話を聞きに来たらしい。 それから1週間も経たないうちにみそラーメン屋さんから飲み会の案内が来たので豊中までのこのこ出かけると、なんとそこに剣菱の白樫社長がいた。秋鹿の航太郎さんもいて楽しいひと時だった。 で、この本をご存じないだろうと思い、贈ることにした。スタンダードブックストアを閉めているので、本屋で探すことにしたがどこにもない。自宅の近所にも天王寺にも。どの本屋も文春文庫の角田光代の棚にはほとんど同じ銘柄の本が並んでいるので合点がいった。ランクの高いものしか置いていないということ。出版社は売行きに応じてランクを付ける(S,A,B,C,D,E...くらいかな?)。この本が棚にないということは残念ながらランクが低いということである。探すのをあきらめて友人の本屋で取り寄せ今日受け取ってきた次第。 角田さんの他の著書よりは人気がないということになってしまうが、(本屋が出版社で決めたランクで選書するとよっぽどのことがない限り低ランクの本には出合えなくなる)ケンビシだけでなくどれを読んでも面白いので本当にオススメ!文庫なのでお手軽!