スタンダードブックストア
実店舗は2023年6月に閉店し、現在新たな場所を模索中です。
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【サイン本】たかしまかずあき『ねこ専門店の注文書』
¥2,200
SOLD OUT
主人公のマロンは、自由で気ままに暮らすねこに憧れ、ねこになりたいと願うくま。ある日、ともだちねずみのチェリーに「ねこ専門店」というお店が、細い細い[ねこ道]沿いにあるらしいことを訊く。「くまは決してねこにはなれないから諦めなさい」と友人から忠告されるけれど、どうしても行ってみたい。そこで、マロンがとった行動は? マロンの生みの親・たかしまかずあきさん たかしまさんは、文化服装学院を卒業後(株)イッセイ ミヤケに入社、2005年には(株)エイ・ネットから自身のブランド「Né-net」を立ち上げた、生粋のファッションデザイナー。「Né-net」の「にゃー」をご存知の方も、たくさんいらっしゃるかもしれません。2020年に独立され、多くの人々との関わりの中から生まれるクリエイティブな活動「This is not a cat.」を展開中。 2200円 フワフワねこ耳ヘアバンドつき 体裁/版型20×20cm(正方形)・ハードカバー・中ミシン綴じ・32ページ
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コミックブック CHANGE 変える
¥1,320
SOLD OUT
宇宙船に乗ったマムアンちゃんとララちゃ んが向かう先とは……? マムアンちゃん がそっと勇気を与えてくれる、フルカラー・ ミシン綴じの贅沢な一冊です。 サイズ 148mm×210mm (A5) 全12ページ
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BETTER FOOD VOL.2
¥2,948
BETTER FOOD VOL.2 特集:リジェネラティブ・フード・ビジネス 食分野におけるサステナビリティの先行事例を紹介する不定期刊行誌〈ベターフード〉第二号の特集は「リジェネラティブ・フード・ビジネス」。リジェネラティブ農業で作られたコーヒーを売る米国発ロースター〈Overview Coffee〉、世界中の小規模農家にリジェネラティブ農業への移行支援を行うオランダの〈reNature〉、そして千葉で自然酒づくりを行う〈寺田本家〉のインタビュー記事を掲載。他にも、フランスのノマドレストラン〈Ventrus〉や、幸せ・繋がり・思いやりを追求する〈Pizza 4P's東京店〉といった飲食店をはじめ、バー業界のサステナビリティを牽引する〈Trash Collective〉や、外来水草からジンを作るカンボジアの〈MAWSIM〉といったスピリッツ関係の記事、さらにルワンダコーヒーをめぐる分断と和解のストーリーなど、持続可能な食の未来を描く。 --- 〈目次〉 01|オーバービュー効果 - コーヒーを通して気候変動を解決する 土壌の再生と気候変動の解決へ寄与することをミッションとするコーヒーロースター〈Overview Coffee〉の創業者アレックス・ヨーダー氏と日本の代表の増田氏へのインタビュー。コーヒー業界の現状と課題やリジェネラティブ・オーガニック農業の可能性について。 02|リジェネラティブ農業をスケールさせる方法 世界各地の小規模農家や企業向けにリジェネラティブ農業についての技術アドバイザリーを提供するreNatureの共同創業者の一人であるマルコ氏へのインタビュー。企業や農家がリジェネラティブ農業へ移行するモチベーションと課題、そしてリジェネラティブ農業がメインストリームとなる方法とは? 03|自然酒の奥深い世界へ 千葉で自然酒づくりを行う寺田本家は、新たなフラグシップとして「墾」をリリースした。耕作放棄地を自ら開墾し、山の水で稲を育て、蔵に住み着く微生物と共に醸すその酒は、まさに「自然酒の奥深い世界にもっと分け入りたい」という寺田本家の向かう先を示している。第24代当主の寺田優氏へのインタビュー。 04|フードビジネスと気候変動 リジェネラティブ農業を推進する上で、グローバル企業はどのように自社のサプライチェーンを変革できるだろうか。世界中に数万もの酪農家サプライチェーンネットワークを持つダノン社の取り組みから、同社の気候変動への対応と、サプライヤーへの働きかけ方、リジェネラティブ農業を推進する方法について。 05|美しい場所を旅する、ノマドレストラン 「世界に欠けているのは美しい景色ではなく、それを楽しむためのレストランです」そう語るのはノマドレストランVentrusの創設者であるGuillaume Chupeau(ギヨーム・シュポー)氏。環境負荷を徹底的に減らし、地産の食材を使うことにこだわる”移動するレストラン”について。 06|より良いカクテルの作り方 食品廃棄物を減らす取り組みを行うバーコンサルティング会社〈トラッシュ・コレクティブ〉。その創業者であるケルシー・ラマージは現在、その取り組みを廃棄物削減だけでなく、バー業界におけるより広範なサステナビリティの推進に広げている。トラッシュ・コレクティブの始まり、バー業界の課題、そして地産の食材を使うことの重要性について。 07|ピザと平和 ベトナム発のピザレストランチェーンPizza 4P’s。2023年にオープンした東京店で掲げるのは「ワンネス」。Pizza 4P’sが考える「ワンネス」とは一体どのようなコンセプトなのか?なぜレストランが繋がりや幸せ、思いやりの心を追及するのか?Pizza 4P’s 東京店が目指す「ワンネス」と、そのリアルについて。 08|虫から作るタンパク質 - その可能性について 世界人口が2050年には100億人に達すると予測される中、人類はいかに食料を生産することができるだろうか?フランス発のスタートアップ、Ynsect社は、昆虫由来のタンパク質の可能性を追求する。果たして、人類は虫を食文化として受け入れることができるのだろうか。 09|燃やすべきか飲むべきか 7か月で200万倍にも増殖する外来水草ホテイアオイを原料としたクラフトジンを造るMAWSIM。外来水草をただの燃料として燃やすか、それともうまい酒として楽しむか。燃やすべきか飲むべきか、それが問題だ。 10|暗闇の中の光 - アーサー・カルレトワが語る、コーヒーとトレーサビリティ ルワンダ出身のアーサー・カルレトワ氏が、ルワンダ大虐殺を生き延びた自身の壮絶な半生を振り返りながら、コーヒーのトレーサビリティがいかに農家にとって重要かを語る。ルワンダコーヒーをめぐる、分断から和解へのストーリー。 --- ○BETTER FOODとは? 私たちが日常的に楽しむ食には多くの負の側面が存在する。大量生産・大量消費を基本に設計された現代のフードシステムは、様々な問題をもたらしている。しかし、まだ希望はあるはずだ。より良いフードシステムを作る試みは、既に世界各地で始まっている。そんな国内外のムーブメントや先駆者たちを紹介し、より良い食の未来を描くために、本誌は作られた。 寸法:260x202x9 mm
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三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
¥1,100
【人類の永遠の悩みに挑む!】 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。 「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。 自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。 そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。 【目次】 まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました 序章 労働と読書は両立しない? 第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代 第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代 第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中 第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950~60年代 第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代 第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代 第七章 行動と経済の時代への転換点―1990年代 第八章 仕事がアイデンティティになる社会―2000年代 第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代 最終章 「全身全霊」をやめませんか あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします 【著者略歴】 三宅香帆(みやけかほ) 文芸評論家。 1994年生まれ。 高知県出身。 京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。 著作に『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術―』、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』、『人生を狂わす名著50』など多数。
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【サイン本】fancomi『SMALL STORY 庭師とマルとヘビのしっぽ』
¥2,200
※ 著者直筆サイン、イラスト入りです。イラストは選べません。 みるひとの想像力に問いかける作品が魅力のイラストレーターfancomiさんと一緒に作った絵本『SMALL STORY』の新シリーズができました! 完全描き下ろしとなる3つの小さなお話「庭師とマルとヘビのしっぽ」「石の小屋」「チューリップ」が収録されています。 庭で起こるちょっと不思議な出来事と庭師と相棒のマルの日常が描かれた可愛らしいストーリー。新しい仲間も続々登場!どうぞお楽しみに! 英訳付。 A5サイズ (横長)/ 60p / ハードカバー / フルカラー 英訳:きくちゆみこ 【プロフィール】 fancomi 1980年、埼玉県生まれ。イラストレーター。広告、書籍、雑誌、CD、グッズ展開など幅広く活動している。 絵本に『ガハクとブラシ』『SMALL STORY』、絵を手がけた作品に『あしたもオカピ』『ねこがたいやきたべちゃった』『パンツはかせと はつめいのほうそく』『ぐにゃぐにゃわんわん』など。
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『おむすびのにぎりかた』
¥1,650
SOLD OUT
「おむすびは単純に練習を重ねるだけでは上手くならない」 ほかほかご飯に好きな具材を合わせるだけ。 シンプルで安くて、だれでも作れる。 なのに、なんでこんなにおいしいんだろう? 酒蔵の杜氏、僧侶、染色家、醬油屋……日本各地で暮らすさまざまな人たちのにぎる「おむすび」のおいしさの謎を、料理研究家が訪ね歩く。 ミシマガの人気連載「みんなのおむすび」 2015年5月~2018年2月分&描き下ろしコラム収録。 判型: 四六判変形並製 頁数: 168 ページ 装丁: 名久井直子 【著者情報】 文: 宮本しばに(ミヤモトシバニ) 創作野菜料理家。20代前半にヨガを習い始めたのがきっかけでベジタリアンになる。結婚してから東京で児童英語教室「めだかの学校」を主宰。その後、長野県に移り住む。1999年から各地で「ワールドベジタリアン料理教室」を開催。2014年10月より、料理家の視点でセレクトしたキッチン道具&食卓道具のオンラインショップ「studio482+」を立ち上げる。 著書に『焼き菓子レシピノート』『野菜料理 の365日』『野菜のごちそう』(以上、旭屋出版)『野菜たっぷりすり鉢料理』(アノニマスタジオ)など。 写真: 野口さとこ(ノグチサトコ) 北海道小樽市生まれ。写真好きな両親の元、幼少期より写真に興味を持つ。大学在学中 に、フジフォトサロン新人賞部門賞を受賞し、写真家活動を開始。石仏や人形など命の無いものに宿る〝何か〞を写すこと、日本特有の土俗や風習のミステリーを写すことをコンセプトに制作を続けている。 二〇〇〇年《フジフォトサロン新人賞》部門 賞受賞。二〇一二年《紙技百藝2012》馬場伸彦(写真評論)審査員特別賞受賞。活動拠点である京都を中心に、写真教室〝キラク 写真講座〞を主催している。
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赤木明登、堀畑裕之『工藝とは何か』
¥8,580
「美しいものとは何か?」 「つくることの根源的な意味とは何か?」 黒田泰蔵の仕事、禅、民藝、カント哲学を手がかりに、 塗師・赤木明登と服飾デザイナー・堀畑裕之が、 多彩なゲストと共に対話をつづけ、その核心に迫っていく。 民藝を咀嚼し、更新していく、新たな工藝論。 発行: 拙考 発売:株式会社泰文館 ページ数:363頁 サイズ:148*210mm デザイン:山口デザイン事務所 印刷:株式会社山越 製本:有限会社篠原紙工
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椋本湧也『26歳計画』【5刷】
¥2,200
世界各地で暮らす26歳たちによる「26歳」をタイトルにしたエッセイ集。料理人から宇宙工学者、俳優から機動隊員まで、総勢48名の等身大の文章が掲載されています。 ーー 《「26歳」をタイトルにした文章を自由に書いてください。書き終えたら、あなたがいちばん魅力的だと思う26歳の知り合いにこの企画をつないでくださいー》 沢木耕太郎さんが乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのが26歳。高校生のときに『深夜特急』を読んでからというもの、「26歳」という年齢は自分にとって特別な響きを持ち続けてきました。 そしてやってきた26歳。奇しくも世界的なパンデミックが襲来し、渡航はおろか、家から出ることすらままならなくなってしまった。そんな「旅の適齢期」に、この世界の26歳たちは一体何を考えているのだろう。身体的な移動が制限される中で、この想いを言葉にのせて、彼らに会いに旅に出てみよう。そしてその出会いの足跡を一冊の旅行記にしてみよう。そう思い立ったのです。(「はじめに」より) ブックデザインはデザイナーの脇田あすかさんが担当しました。表紙はやわらかいグレーのざらりとした質感の紙に、きらりと光る美しい箔押し。さわやかな薄緑色の見返しに不思議な手ざわりの別丁…。たくさんのこだわりがつまった一冊です。 3刷に寄せて、沢木耕太郎さんが「26歳と旅」をテーマにした文章を寄稿してくださいました!巻末に収録しています。 ーー 作:椋本湧也 ブックデザイン:脇田あすか 印刷・製本:シナノ書籍印刷 W107×H174mm/ガンダレ製本/全212ページ 2021年8月15日 発売 2021年10月7日 二刷 2023年5月20日 三刷 2024年4月20日 四刷 2024年10月 五刷 (累計 7,000部)
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多木 陽介『失われた創造力へ ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉』
¥3,300
「好奇心がないようなら、おやめなさい」 ーアキッレ・カスティリオーニ 「聞いたことは忘れる、みたものは覚えている、やったことは理解できる」 ーブルーノ・ムナーリ 「デザインが本来もっていたユートピア志向を取り戻さねばならない」 ーエンツォ・マーリ つくる・育む、すべての人へ。 アキッレ・カスティリオーニの思想を日本に紹介した ローマ在住の批評家・多木陽介が、デザイン界の巨匠の言葉に、 これからの創造力を導く思想を探る。 完全新訳。 【目次】 PROGETTAZIONE―イタリアンデザインの思想と方法論の回帰 Bruno Munari ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ものからものが生まれる ・ファンタジア/発明/創造力/想像力 ・子どもの心を自分のなかに/一生もちつづけるということは/知ろうとする好奇心/理解する愉しみ/人に伝えたくなる気持ちを/大事にすることを意味する。 ・一切無駄がないこと ・スタイリングはデザインではない。 ・規則と偶然 ・その重力そのものがこのランプのフォルムを決定する。 ・「種」の自覚をもつと、いつしか他者のために働き、隣人(それもわれわれ自身である)を助けてみんなで大小の問題を解決するようになる。 ・生而不有/為而不恃/功成而弗居 ・静かな革命 ・聞いたことは忘れる、見たものは覚えている、やったことは理解できる 。 ・明らかにそうだとわかっていないものについては、絶対に鵜呑みにしないこと ・美しさは正しさの結果である。 ・贅沢さとは、愚かさの自己顕示である。 ・デザイナーに何か夢があるとすると、それはあらゆる社会階層からできるだけ文化的な無知をなくすことです。 ・プロジェッティスタの多くは、問題を解決するようなアイデアをすぐに見つけようとする。 ・多くの物は作者の名前なしに売られている。 Achille Castiglioni・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・好奇心がないようなら、おやめなさい。 ・私のデザインした作品がどこかのミュージアムに私の名前とともに飾られているというのは嬉しいが―― ・偽りのニーズ、偽りの目標 ・正当なデザイン/不当なデザイン ・形態的表現と内容の選択のあいだにある論理的な厳密さ ・筋が通っている ・最も目立たない(humble)物にもストーリーがあるという ・良いプロジェクトとは、自分がやったぞ、という徴を残そうとする野心ではなく、あなたたちがデザインした物を使うことになる、見ず知らずの誰かと、ほんの些細なことでもいいから、何かを取り交わそうという、その気持ちから生まれるのです。 ・人の家のインテリアをつくるって ? そりゃあほとんど無理な 話ですよ。 ・とんだ勘違いをしていなければ ・あと何が取れるかな ? ・インテグラルプロジェクト ・進化 ・何を、どのように、どれだけ見たいか ・もしこのテーブルの上にある物すべてがテーブルなしでもこの高さにとどまり、ランプなしで光が出てきたら、こりゃあ、悪くないよ ……いや、なかなか悪くないぞ …… ・音楽が音と休止で成り立っているように、照明は光と影からできている。光だけでは音楽にならないよ。 ・デザインとは、一つの専門分野であるというよりは、むしろ人文科学、テクノロジー、政治経済などについての批評能力を個人的に身につけることから来るある態度のことなのです。 ・ファンタジアとはジャムのようなもので、固い一切れのパンに塗る必要があります。 Enzo Mari・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・デザインが本来もっていたユートピア志向を取り戻さねばならない。 ・かたちのクオリティ ・ブーメラン。経験だけが頼りだったとはいえ、何世代もかけたこのオブジェの弾道精度の探求は、現代の科学的探求に匹敵するものである。 ・プトレッラ( H鋼 ) ・百姓というのは、終わりのない、素晴らしいプロジェッタツィオーネの仕事です。 ・知識とは、生の現実に基づいているものなんだ。 ・自分で考えてつくること、それが 、他人に自分の生き様を設計されてしまわないための最良の方法なのだ。 ・すべてはもう存在している。 ・職人たちは、みな手の技術には優れているが、脳の技術が足りない。 ・消費者のためではなく、職人や工場の職工など、物づくりの担い手のためにデザインするべきである。 出典 忘れっぽい私たちへ―原田祐馬(UMA/design farm代表) 四六変形判 縦191mm 横121mm 厚さ11mm 112ページ 上製
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【特典付】『伝えたいこと』浜崎洋三著
¥3,080
※ 数量限定で奈良敏行さん直筆コメント入り『音信不通』を一部プレゼントいたします。 昨年惜しまれながら閉店した鳥取の定有堂書店店主奈良さんが『定有堂で一番読んで欲しい本』とおっしゃった本です。 濱崎洋三著作集「伝えたいこと」は、一九九八年に定有堂書店より刊行された書物です。著者は一九八八年頃から八年ほど、定有堂教室「読む会」を主宰。「本を読み合う」ということに、人と人と出合うということに、このうえもなく喜びを抱いた人でした。 帯紹介文(徳永進・野の花診療所院長・ノンフィクション作家) 「故郷を愛した高校教師がいた。病気で死を間近にした夏、母校での最後の夏期補習授業の教壇に立った。1ヵ月後、他界する。独自の地方史観、独自の思想を切り拓いた著者の文章、講演録から、読者は「日本とは何か」「郷土とは何か」「生きるとは何か」を改めて問われ、自問自答するだろう。そうさせる温かい教師愛が、この書の底には流れている。 チラシ文/「伝えたいこと」について(徳永進) 鳥取県庁の前にある武家門の角あたりで、朝、ぼくはよく浜崎洋三先生に会った。「おはよう」。「どうですか」「雑用、雑用ばっかり。そっちは忙しい?」「こっちも雑用で」。先生は県立図書館へ、ぼくは赤十字病院へと、それぞれの職場へ向かった。この鳥取は先生の生まれ故郷、ぼくにとっても生まれ故郷。先生が教師として教壇に立った鳥取西高は、久松山のふもと、武家門から振り返るとついそこにあり、ぼくはその高校で先生に日本史を教えてもらった。 先生ががんの末期を迎えた夏、先生に補習授業をしてもらったらどうだろう、とぼくは思いついた。先生なら受けて下さるかも知れないと思って電話をかけた。「三十分だけだな、声が続かん」。「題はどうしよう」と聞くと「『私にとって戦後とは何か』にしようか」と言われた。「死ぬ話はせんよがんの末期ぞ、涙がでるから」とも。それから「いや、簡単なのでいこう、『伝えたいこと』にしといてくれ」と言われた。 ぼくは同級生や先輩に急いで電話をかけ、一週間後に母校の旧校舎で、先生の夏期授業があることを知らせ、皆にも知らせてくれるように頼んだ。 がんの末期、死を間近に迎えて、先生は何を語ってくれるだろう。一九九六年八月十七日、午後二時、「起立っ!」と五十代の元生徒が声をかけた。「礼!」。約百人の生徒が椅子に坐った。夏期補習授業が始まった。 三十分の予定の補習授業は七十分となった。題にふさわしいいい話だった。目に涙を浮かべる元生徒が多くいた。教室を出ると先生は言った。「途中から痛みが消えてなこの調子なら、冬季補習もやってみようか」。先生はその1ヶ月後に、他界された。この本の中には、最後の補習授業や先生の史論や評論、自由な文章などが収められている。(徳永進・鳥取赤十字病院医師・ノンフィクション作家) 『伝えたいこと』浜崎洋三著・定有堂書店刊の内容 序・往生際を考える 第一部・研究論文 古代の鳥取 / 『鳥取志』ついて / 鳥取城の成立について / 古代の一地方豪族の盛衰 / 異形の者、悪党 / 維新期の鳥取藩 / 河田左久馬.....など 第二部・地方史研究私観 第三部・エッセイ 一枚の文書の価値 / 恣意性・ゆらぎ・ユーモア / 私にとっての戦後 / 史料に血を通わせる理論 / 疎外された者の歴史....など 第四部・講演 最後の鳥取藩主池田慶徳 / 文化と差別 / 伝えたいこと 大きさ:190x138x28 mm ページ数:431+10 ページ
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『NEPENTHES in print』 #20 “新宿特集”
¥550
NEPENTHESが発行するバイリンガル雑誌 『NEPENTHES in print』。 最新号は多様な独自のカルチャーを発信してきた街、 “新宿” を大特集。 今も新旧が交わる魅力的なスポットが点在し、 近年は世界からも注目を集める東京屈指の歓楽街に、 NEPENTHESならではの視点、 切り口でフォーカスします。 カバー&巻頭ページでは “新宿の夜” をテーマに撮り下ろしたスタイリスト/服部昌孝によるファッションストーリーを掲載。 NEPENTHES代表 / 清水慶三が新宿について語ったインタビューはじめ、 新宿ゆかりの著名人をゲストに迎えたポートレイト&インタビューページ、 日中の新宿を舞台にしたスタイリスト / 佐々木智之によるファッションストーリー、 おすすめの厳選スポットをご紹介するシティガイドなど、 充実の内容となっています。 全60ページ / ¥550 「NEON LIGHT STROLL」 Remixed by 服部昌孝 「A PLACE TO BE MY TRUE SELF」 Interview by 清水慶三 「新宿クロニクル」 Starring 中島歩 / コムアイ / ヒコロヒー / 馬場智章 「DAY LIGHT STROLL」 Remixed by 佐々木智之 「NEPENTHES CITY GUIDE 新宿」 「新宿 A COMFORTABLE COEXISTENCE」 Interview by 青柳徳郎 「A HUMAN IN THE PITCHER」 山下剛史 「MY DAILY ESSENTIALS」 山﨑陸
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ひと皿の小説案内
¥2,035
物語に描かれた50の食事シーンが今よみがえる――読書家も、くいしんぼうも、写真ファンも大満足。 どんな名作にもつきものなのが、印象深い食事シーン。ハイジがおじいさんに焼いてもらう黄金色のチーズトースト、『失われた時を求めて』のマドレーヌと紅茶、『ライオンと魔女』のターキッシュ・ディライト……。いったいどんなだろう? 見てみたい! ――これはそんな夢をかなえてくれる本(アンソロジー)です。とりあげられるのは『不思議の国のアリス』『ガリヴァー旅行記』『グレート・ギャツビー』など古典から現代ものまで海外小説の50篇。食材から盛りつけ、食器のチョイスにいたるまでデザイナーである著者が徹底的にこだわって、それぞれの食事シーンを自由に写真で再現しました。これに食べ物をめぐる楽しいミニ知識や作家のあっと驚くエピソードをくわえ、作品世界との出会いを演出する気軽な案内に仕上がっています。本好きにも、料理好きにもたまりません! 目次 <目次> はじめに/作品一覧(写真)/作品について/参照文献/おわりに [日本語版付録]監訳者あとがき/邦訳書を読みたい人へ <掲載作品> 白鯨/オン・ザ・ロード/失われた時を求めて―スワン家のほうへ/若草物語/秘密の花園/ガリヴァー旅行記/コレクションズ/ロリータ/レベッカ/青い眼がほしい/ハックルベリ・フィンの冒険/その名にちなんで/太陽がいっぱい/石蹴り遊び/風と共に去りぬ/ライ麦畑でつかまえて/ビーザスといたずらラモーナ/ロビンソン・クルーソー/五次元世界のぼうけん/百年の孤独/ザ・ロード/ボヴァリー夫人/サリーのこけももつみ/アラバマ物語/ゴルディロックスと三びきのクマ/ラスベガスをやっつけろ!/ハイジ/ミドルセックス/エデンの東/変身/二つの心臓の大きな川/ミレニアム―ドラゴン・タトゥーの女/アメリカン・サイコ/赤毛のアン/ベル・ジャー/オリバー・ツイスト/不思議の国のアリス/カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険/ジャムつきパンとフランシス/ハートバーン/グレート・ギャツビー/重力の虹/まぬけ同盟/灯台へ/ピーターラビットのおはなし/ライオンと魔女/マザーレス・ブルックリン/エマ/人形の谷間/ユリシーズ A5ヨコ 148×210mm
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伊丹十三『ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集』
¥2,200
SOLD OUT
1960〜70年代最高のエッセイスト、 伊丹十三の単行本未収録エッセイ集。 食卓の作法、料理の秘訣、服選びに着こなし、 日常に見るヨーロッパ文化、 子育てから性教育、スポーツに社会問題、組織論……あらゆるテーマを 見逃さず、調べて観察し、自分の頭で考えたすえに、 わかりやすく、やわらかく、おもしろく書いた 稀代のエッセイスト、伊丹十三。 没後20年を機に、単行本未収録の優れたエッセイを、 伊丹十三記念館(松山市)の全面協力を得て、 一冊にまとめた本書は、四半世紀ぶりの伊丹十三の新刊です。 どうしてこれが本に収録されなかったのか。 へえ、こんなこと書いてたんだ。 これはちょっとびっくりだな。 時の流れを感じて懐かしいものもあれば、 時を経てもなお、その慧眼に驚かされるものもある。 父・伊丹万作が逝去したのち、13歳のときに、 『映画藝術』誌の依頼で書いた「父の思い出」や、 伊丹十三記念館の収蔵庫で発見された 生涯をふりかえるような未発表の生原稿、 4篇も収録。 雑誌連載時の伊丹十三によるイラストレーションを多数掲載。 イラストレーター・和田誠氏との笑える共作「人生劇場 血笑篇」や、 直筆の原稿用紙、愛用の文房具などもカラーページで紹介。 この一冊で、エッセイスト・伊丹十三に出会った方は、 新潮文庫、中公文庫の伊丹十三の本も、 ぜひチェックしてみてください。 大きさ : 132×190×18 mm
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司馬遼太郎『街道をゆく 41 新装版』
¥968
津軽衆と南部衆の応酬を酒場で楽しみ、太宰治の孤独を考える「北のまほろば」。弘前城の近くの商家では、石坂洋次郎の教え子だった、魅力的なおばあさんに出会う。下北半島では会津藩を思い、マタギ衆の熊狩りの話も聞いた。異色のタイトルは、古代の青森は物成りのいい「まほろば」だったのではと考えてつけたもの。連載中に縄文時代の繁栄を物語る三内丸山遺跡が発見され、著者はご機嫌だった。 文庫判・416ページ
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津島美知子『回想の太宰治』
¥1,870
濃やかな愛情と明晰な目がとらえた人間・太宰治ーー太宰治は、文字通り文学のために生まれ、文学のために育ち、文学のために生きた「文学の寵児」だった。彼から文学を取り除くと、そこには嬰児のようなおとなが途方に暮れて立ちつくす姿があった。戦中戦後の10年間、妻であった著者が、共に暮らした日々のさま、友人知人との交流、疎開した青森の思い出など、豊富なエピソードで綴る回想記。淡々とした文にも人間太宰の赤裸な姿が躍如とする好著。 ◎「これは、凄い本に出会ったものであります。質も量も。明晰さも、たしかさも、怖ろしさも。科学者の随筆みたいな、美しい揺るぎのない日本語で、太宰治は凝視され、記憶され、保存される。この著者が、昭和の初期に、太宰の妻であり、ともに暮らし、子をなして、日々会話し、身の回りの世話をし、親戚や食卓や経済を共有していたかと思うと、トカトントン。そこらの男の何十倍も聡明だった女の記録であり、記録をよそおった文学であります。」<伊藤比呂美「解説」より> ※本書は、『回想の太宰治』(昭和58年6月 講談社文庫刊)を底本としましたが、「アヤの懐旧談」を削除し、『増補改訂版 回想の太宰治』(平成9年8月 人文書院刊)より、「蔵の前の渡り廊下」「南台寺」「父のこと、兄のこと」「『水中の友』」の4篇を収録しました。 文庫判・336ページ
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太宰治『津軽』
¥539
太宰文学のうちには、旧家に生れた者の暗い宿命がある。古沼のような“家”からどうして脱出するか。さらに自分自身からいかにして逃亡するか。しかしこうした運命を凝視し懐かしく回想するような刹那が、一度彼に訪れた。それは昭和19年、津軽風土記の執筆を依頼され3週間にわたって津軽を旅行したときで、こうして生れた本書は、全作品のなかで特異な位置を占める佳品となった。 文庫判・260ページ
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太宰治『津軽通信』
¥572
疎開先の津軽の生家で書き綴られた、新しい自由な時代を迎えた心の躍動が脈うつ珠玉編『津軽通信』。原稿用紙十枚前後の枠のなかで、創作技巧の限りをつくそうと試みた中期の作品群『短篇集』。戦時下の諷刺小説『黄村先生言行録』シリーズ。各時期の連作作品を中心に据えて、それに戦後期の『未帰還の友に』『チャンス』『女神』『犯人』『酒の追憶』を加えて編集した、異色の一冊。 文庫判・304ページ
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太宰治『もの思う葦 』
¥539
自殺未遂、麻薬中毒、血みどろの苦闘のなかで『晩年』と並行して書かれた『もの思う葦』から、死を賭して文壇大家に捨て身の抗議を行うために『人間失格』と並行して書かれた『如是我聞』まで。太宰治の創作活動の全期間にわたって、天稟の文学的才能と人間的やさしさをきらめかせているアフォリズム、エッセイ『走ラヌ名馬』『かくめい』『酒ぎらい』『川端康成へ』など49編を収録。 文庫判・ 320ページ
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井伏鱒二 『太宰治 』
¥990
太宰治から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受けとってから、師として友として、親しくつきあってきた井伏鱒二。井伏による、二十年ちかくにわたる交遊の思い出や、太宰の作品解説を精選集成。「あとがき」を小沼丹が寄せる。中公文庫版では井伏の没後に節代夫人が語った「太宰さんのこと」を増補。 文庫判 288ページ
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『太宰治の手紙 返事は必ず必ず要りません』
¥836
太宰治が、戦前に師、友人、縁者などに送った百通の手紙。井伏鱒二、亀井勝一郎、木山捷平らへの書簡を収録。赤裸々な、本音と優しさとダメさかげんが如実に伝わる、心温まる一級資料。 文庫判・224ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 下』
¥968
SOLD OUT
驚異の名訳ベストセラー、その下巻は――第百八十七段「風は――」から第二九八段「『本当なの? もうすぐ都から下るの?』って言った男に対して」まで。「本編あとがき」「別ヴァージョン」併録。 文庫判・368ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 中』
¥880
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驚異の名訳ベストセラー、その中巻は――第八十三段「カッコいいもの。本場の錦。飾り太刀。」から第百八十六段「宮仕え女(キャリアウーマン)のとこに来たりなんかする男が、そこでさ……」まで。 文庫判・288ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 上』
¥924
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むずかしいといわれている古典を、古くさい衣を脱がせて、現代の若者言葉で表現した驚異の名訳ベストセラー。全部わかるこの感動! 詳細目次と全巻の用語索引をつけて、学校のサブテキストにも最適。 文庫判・ 336ページ
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四井真治『地球再生型生活記』
¥2,090
これが、持続可能な暮らし究極の原理! 生ゴミを堆肥に変え、土を肥やし、作物を育てる。人が暮らすことで、微生物や生きものの多様性が生まれ、その土地がより豊かになる。人間本来の役割を考え、これからの暮らし方を伝える、パーマカルチャーライフの入門書です。 【編集者のおすすめポイント】 日本の風土に合わせたパーマカルチャーを20年実践してきた著者が、持続可能な暮らしの中で培ってきた理念と実践(生活実験)の記録です。生ゴミや排泄物を堆肥化し、生活排水は庭のビオトープに活用。農園で食べ物を自給し、収穫物を人や動物が摂取することでまた、堆肥として活用できる……。人が暮らすことでその土地に多様性が生まれ、より豊かな自然環境を作ることができれば、やがて地球は本来の力を取り戻せる。本当の豊かさを追求して著者が辿り着いた「いのちの仕組み」は、ひいては社会のあり方や私たちの生き方に繋がっていきます。 【目次】 第1章 人は地球のがん細胞なのか? 地球は巨大な生命体 ガイア理論 ウイルスは地球の免疫細胞 大量絶滅は進化のきっかけ 環境を壊すのではなく、豊かにする人の暮らし 第2章 持続可能な暮らし【生活実験と考察編】 パーマカルチャーとは 原理を理解し、発展させる パーマカルチャーとの出会い 山村の古民家でパーマカルチャー的生活実験 家族とともに新天地、八ヶ岳南麓へ 社会の最小単位「家族」として 生活技術が生む美しい風景、石積み 雑木林開墾からの気付き/土の生産性 森林と草原の違い/植生遷移 人類の進化と植生遷移のコントロール 森や里山の活用が土壌を守る 水と土作りが教えてくれた人間本来の役割 竹林開墾からの気付き/竹の活用法 日本のパーマカルチャーの可能性 温室効果ガスを削減する農業へ 理によって生み出される [資料] 暮らしの循環図 コラム 縁が繋いでくれる現場 第3章 持続可能な暮らしの仕組み【実践編】 土を作る 〈土の素、堆肥作り/コンポストや堆肥小屋の役割/堆肥は臭くない〉 農園をデザインする 〈半不耕起半草生栽培/等高線に沿った畑のデザイン(コンターガーデン)/互いに助け合うコンパニオンプランツ/農園における果樹の役割/生物多様性を実現する工夫〉 水を巡らす 〈バイオジオフィルターで生活排水を浄化/雨水を無駄なく利用する/アクアポニックスで野菜を育む/自家製の液肥作り〉 エネルギー&資源を活用する 〈太陽熱と光の恩恵を取り入れる/竹害ではなく、〝竹恵〟な暮らし方/畑の恵みを暮らしに活かす〉 道具をあつかう 〈古道具は暮らしの教科書/農業機械はリーズナブルに活用〉 第4章 いのちとは 40億年続く仕組み いのちは集め、蓄えるもの 自己組織化から続く仕組み 続く仕組みの「いのち」から「生命」へ 生物多様性が意味するもの コミュニティーと、未来の暮らし 地球再生型の暮らしへ 大きさ:16 x 127 x 188 mm