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カール・マルクス 『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』
¥1,100
訳: 丘沢 静也 本書は、ジャーナリストとしてのカール・マルクス(1818-83年)が執筆した代表作、待望の新訳です。書名にあるルイ・ボナパルト(1808-73年)は、よく知られているとおり、ナポレオン1世の甥にあたります。1836年に武装蜂起を起こしたものの失敗して国外追放処分を受けたルイは、4年後にもクーデタを試みて失敗、終身禁固の刑を宣告されました。6年後の1846年に脱獄してイギリスに亡命しましたが、そこに勃発したのがヨーロッパ全土を巻き込む1848年の革命でした。 急遽フランスに帰国したルイは、同年9月には憲法制定議会の議員に選出され、貧困層のあいだに根強く残るナポレオン崇拝を利用して、12月には大統領選挙で勝利します。そうして、3年後の1851年12月2日にはクーデタを起こし、反対派の議員を逮捕して議会を解散、国民投票で圧倒的な支持を得ると、ついに翌1852年12月には皇帝に即位し、ナポレオン3世(在位1852-70年)として第二帝政を開始することになるのです。 本書は、この過程をジャーナリストとしてつぶさに見ていたマルクスが、1848年の革命から1851年のクーデタに至る歴史を追いながら、何が起きたのか、なぜナポレオンは次々にみずからの野望を実現することができたのかを分析したもので、ルイが皇帝になった1852年に雑誌で発表されました。ここに見られるのは、巧みに民意を利用して選挙に大勝し、政治と憲法をほしいままにしていくプロセスにほかなりません。同じ光景は、それから150年以上を経た今日、さまざまな国で再現されているものだと言えるでしょう。 ――こうした背景を踏まえつつ、数多くの巧みな翻訳を送り出してきた訳者が「慣れない畑」にもかかわらず育て上げた豊かな果実が、この新しい翻訳です。底本は、1869年にハンブルクで単行本として出版された改訂第2版を用いました。 本書の日本語訳としては岩波文庫(1954年)と平凡社ライブラリー(2008年)のものが広く親しまれてきましたが、第2版の翻訳である前者はいかんせん古いと言わざるをえず、後者は新しいものの第1版の翻訳で、必ずしも一般的とは言えません。そのような状況が長らく続いてきた中、練達の訳者による第2版の新訳、たくさんの人たちのニーズに応える、まさに待望の1冊になることでしょう。 [本書の内容] 政治党派一覧 関連年表 はじめに ルイ・ボナパルトのブリュメール18日 訳者あとがき 判型:A6 ページ数:192ページ
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【サイン本】青木真兵・海青子『山學ノオト4(二〇二二)』
¥2,200
※ 青木真兵さん直筆サイン本です。【特典:オリジナル栞(イラスト・青木海青子)】 毎年刊行しております日記帳『山學ノオト』。四年目の分が出来上がりました。 いつになく本年は、労働と社会を取り巻く価値観が画一的になっている歪さ、を受け止める真兵さん。 「サバイバーがサバイブしたその後」に目を向け、生き延びる形を探る海青子さん。 どことなくより一層、お二人の活動や視点もリンクしてきているように感じられる2022年。 ……とまぁ、日常はいつもそんなに切迫しているわけでは、当然ありませんが、一年を一冊にして見てみるとその思考の変化が、自分のことのように迫ってまいります。 1巻から変わらず、装丁は同じ東吉野村に住むアーティスト、武田晋一さん。シリーズ共通の佇まいの中で、各巻少しづつ変化をつけています。 今回はメインは白い紙ですが、うっすらとした色味や手触りが伝わってくるようなセレクト。表紙にはパール箔という透明でうっすら光を反射して輝く白を押しています。 「社会との約束の下、寝て食べて動く。しかし、いつ約束したのだか判然としない。」 奈良県東吉野村。人口一五〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。 人の動きが少しづつ戻ってくる中で、あらためて見えてきた他者や社会とその「外側」にあるもの。内と外を行ったり来たり。ぐるぐる回りながら考えた、二〇二二年の記録。 装丁:武田晋一 四六判変形、256頁、並製本、表紙一部箔押し(パール)
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茨木のり子『倚りかからず』(単行本)
¥1,980
書き下ろし12篇を含む珠玉の15篇。静かに激しく紡ぐ七年ぶりの最新詩集。 (刊行日:1999/10/07) 【目次】 木は旅が好き 鶴 あのひとの棲む国 鄙ぶりの唄 疎開児童も お休みどころ 店の名 時代おくれ 倚りかからず 笑う能力 ピカソのぎょろ目 苦しみの日々哀しみの日々 マザー・テレサの瞳 水の星 ある一行 判型:A5判 ページ数:88頁 【著作者プロフィール】 茨木のり子( いばらぎ・のりこ ) (1926~2006)大阪に生まれる。詩人。1953年、詩学研究会に投稿していた川崎洋と詩誌「櫂」を創刊。詩集に『見えない配達夫』『鎮魂歌』『自分の感受性くらい』『寸志』『倚りかからず』、エッセイ集に『詩のこころを読む』『一本の茎の上に』などがある。
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茨木のり子『茨木のり子の献立帖』
¥1,760
詩人・茨木のり子が残した膨大な日記や料理のスクラップブックから、茨木家の食卓メニューを再現。愛用の台所道具や器も紹介。役立つレシピ付き。 [目次] ◆茨木のり子の献立 みどり式カレー/ポテトキャセロール/鶏の水炊き/ちぢみ/中華風サラダ/茶碗蒸し/めいたがれいのフライ、赤貝の酢の物、カブぬか漬け/ガスパチョ/ローストビーフ/水正果、ちりめんじゃこ とうがらしまぶし/チキンライス、ほうれん草のおひたし/栗ぜんざい/コンビーフサラダ、納豆、わかめ汁/やきとり/雑菜/たこ コリアン風、浦項 かれい細切り、ナムル(3種)/チーズケーキ/ヤンソンさんの誘惑/茹で豚/胡麻豆腐/つけ汁/パエリア/プリン/ハヤシライス/ブイヤベース アイオリソース/きすマリネ/サワークラウト/薬食/わかめスープ/オマール海老のリゾット コーラルソース/マカロニナポリタン/朝鮮風ひやむぎ/粽子/ベークドポテト/ひらめ刺し、柳かれい、熱燗/栗ご飯、なめこ汁、鶏立田揚げ/鶏とびわの甘酢あんかけ/リゾット/野菜スープ/ビフテキ、グリーンピースごはん、玉子焼き ◆茨木のり子の日記抄 1949-1974 ◆エッセイ:宮崎治 「東京の伯母さんちの夕食の世界」 ◆実測:茨木のり子の台所 ◆茨木のり子 略年譜 判型・ページ数:B5変 144ページ
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リトルスターレストラン、山本高樹『リトルスターレストランのつくりかた。』
¥1,650
飲食店未経験ながらも、おいしい料理と心のこもった温かい接客が評判を呼び、開店わずか5年で地元の有名店に成長。元プランナー、デザイナーという経験を生かし、お店のプラニングやデザイン、新聞の発行、オリジナルグッズの製作なども自分たちでこなしている。オーナーの2人は1日15時間以上働いても、その時給はどのアルバイトスタッフより安い。仕事はきつくて儲からないけれど、それでも幸せといえる生き方を選んだ夫妻の物語。やりたい仕事ができずに悶々とした日々を過ごしている人、やりがいのある仕事をしたいと思っている人たちに、ぜひ読んでほしい一冊。 <目次> 第一章 お店ができるまで お店を始めたきっかけ/人を笑顔にする仕事/ふだん着のごちそう/物件との出会い 壁は自分たちで塗る!/客席とつながるキッチン/思い描いたイメージを目指して メニューと業者さんを決める/途方に暮れたプレオープン 第二章 お店ができてから お客様が来なかった日々/私は、私というお客様をもてなしたい/「お客様」ではなく「誰それさん」 料理長の引退、そして新体制へ/お店は「いいお客様」によってつくられる ちょっぴり特別な日のごちそう/三月珈琲工房/月と太陽/でも儲からない! きつい! 新しいメニューを考える時/キッチンスタッフの計算/答えはお客様の中にしかない 「感じがいい」ということ/人と働くことの面白さ/新聞やブログで伝わるもの 第三章:お店のこれから つながっていく日々/リトルスター・レストランという生き方 ※リトスタ定番メニューレシピ ※リトスタオールスターズ全員集合(歴代スタッフ紹介) 造本・体裁:四六判 並製 ページ数:224 【著者について】 リトルスターレストラン/広告プランナーだったミヤザキと、デザイナーokayanが2004年、東京・三鷹にオープンしたごはん屋さん。手間をかけて作ったおいしい料理と、気持ちのいい、行き届いた接客が評判を呼び、固定ファンも多い。自分たちでお店のプラニングやデザイン、新聞の発行、オリジナルグッズの製作も行っている。 リトルスターレストランHP8http://www.little-star.ws/home/)
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税所篤快『大地との遭遇』
¥2,200
読めば、分かる。――スタジオジブリ 鈴木敏夫 世界の教育現場で“最高の教育”を追い求めてきた著者が、 “子育ての理想郷”で学んだこと。 東京での子育てに煮詰まっていた著者は、縁あって長野の小布施に移住、そこで幼稚園「大地」と出会う。雪山をソリで疾走し、星空のもとでキャンプをし、たき火を囲み本気のお話会をする。親子で飛び込んだ圧巻の2年間の日々と、主宰する「あおちゃん」夫妻の軌跡、卒園生たちのその後。 子どもと一緒に豊かに生きる。なぜかそれが難しい時代に奮闘する、すべての人へ。 園舎も遊具も自作、無農薬で作物を育てて食べ、できるだけ電気や化石燃料を使わない。「生活をつくる力」が満ちる、オーガニックエッセイ。 【目次】 プロローグ 大地との遭遇 第一章 大地の春夏秋冬 第二章 大地ができるまで 第三章 大地の深みへ 第四章 お父さんお母さん、大地に学ぶ 第五章 大地にまかれた種 エピローグ 大地の子、小学生に 装丁:漆原悠一(tento) 判型:四六判並製 頁数:192 ページ 【著者情報】 税所篤快(さいしょあつよし) 19歳のとき、失恋と1冊の本をきっかけにバングラデシュへ。同国初の映像授業プログラムe-Educationを立ち上げ、最貧の村ハムチャーから国内最高峰ダッカ大学への合格者を輩出する。その後、中東のパレスチナ難民キャンプ、アフリカのソマリランドなどでプロジェクトを展開。2021年、長野県小布施町へ引っ越し幼稚園「大地」に出会う。現在はドイツ・ザールラント在住。ドイツの風力発電企業VENSYSにて、世界各地の風車プロジェクトに取り組んでいる。著書に、『前へ!前へ!前へ!』『「最高の授業」を世界の果てまで届けよう』『未来の学校のつくりかた』『僕、育休いただきたいっす!』などがある。3児の父。
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【サイン本】青木真兵 『資本主義を半分捨てる』
¥990
※ 著者直筆サイン本です。 心地いい、自分だけの生き方をみつけよう 生きづらさに満ちた社会で、資本主義の価値観に縛られず多様なありかたを模索する。都市と山村を行き来して考えた、自分が心地よく生きるための方法とは。 お金になりにくい文化や教育的営みは役に立たないのか? 資本主義的な都市とそこから離れた山村の二つの場所を行き来しながら、自分の感覚にしっくりくる言葉や表現を磨き、自分らしく生きるための道筋を探っていく──。他人の評価や市場のものさしにとらわれず、自分だけの生き方をみつけよう。私たちが抱える「生きづらさ」から抜け出してちょうどよく生きるためにどうすればいいのか。現代を生きる私たちがどうすれば人間らしく暮らせるのか、自分に合った答えを見つけるためのヒントがここにある。 【目次】 はじめに 「ちょうどよく生きる」とは/「生きづらさ」はどこからくるのか/テクノロジーの発展は悪くない/「自己ニーズ」を大事にできるかどうか 第一章 僕たちが山村に越して分かったこと──二つの原理を行ったり来たり 東吉野村へ移住/なぜ過疎地を選んだのか/合理性と効率性を第一とする社会で/資本の原理に支配される危うさ/あらゆるものを商品とみなす社会/消費社会は快適/生きるとは労働力を商品化すること/数値化することで失われてゆくもの/二つの原理を行き来する柔軟さが必要 第二章 社会全体を学びの場としてとらえる──脱学校、脱病院の思想 都市と山村では自然とのつき合い方が違う/近代と前近代/学校は子どもたちを序列化する制度/学びを学校に限定しない/本来の学びとは何か/社会的価値という物差しから離れる/障がいは社会との関係性の中で生じる/障がいにおける「医学モデル」と「社会モデル」/医学的、社会的評価に委ねすぎてはいけない/数値ではなく自分にとってのちょうどよさを基準にする 第三章 働くとはなにか──ルチャ・リブロとヴァナキュラー なぜ図書館活動をするのか/市場原理に縛られない場所をつくる/「おすそ分け」が活動の原点/生きづらさと向き合いプロセスを「ひらく」試み/労働=賃金なのか?/ヴァナキュラーな営みとは/自然のリズムを無視しない働き方/人間の精神や文化の持続のために大切なものはなにか 第四章 数値化できないものについて語る──「オムライスラヂオ」 互いに関わり合い、支え合う関係/全体を整える││流動的知性/テクノロジーは大事だが支配されてはいけない/人間らしく生きるために生活を手づくりする/自己ニーズを認め合う関係は互いの尊厳を認め合う関係/素朴な疑問について語り合う雑談の場としてのラジオ/余白の時間と空間をとり戻す/生き物としての感受性を回復する 第五章 尊厳を認め合いながら生きるには──『ジェンダー』 自己ニーズはとても繊細なもの/男性は社会的に優位な側に属している/平等な社会を目指すには/近代社会が理想とした「単一の性」の不自然さ/「他者ニーズ」と「自己ニーズ」を往復しながら生きる/前近代的共同体に潜む抑圧/マイノリティを孤立させない/自ら作った制度や装置に支配されずに生きる 判型:新書判 ページ数:176頁 【著作者プロフィール】 青木 真兵(あおき・しんぺい):1983年埼玉県生まれ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。思想家。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村に移住し、自宅を私設図書館として開きつつ、就労支援や若者支援、企業の組織文化づくりなどに携わっている。著書に『手づくりのアジール──「土着の知」が生まれるところ』(晶文社)、『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、共著に『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、『つくる人になるためにーー若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)など。
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中村季節『大工日記』
¥1,980
36歳女性、異国で夢破れ、家業である大工の世界に飛びこんだ―― ハードモードな“現場”の日々を、体当たりの知性とユーモアで疾走する驚きのデビュー作! 自主制作版『大工日記』(2024年)を大幅改稿。 「なんでもいいから今年は大工をやれ。やろう。そうしよう。いくぞ。そうして始めた私の大工見習いの日々の記録です」 (本文より) ブレイディみかこさん推薦 『私はわたしの精神を殺さない』と著者は書いている。 いけいけ、キリストも大工やった、と拳をにぎりながらこのレアな日記を読み終えた。 判型:B6判変型 製本:ソフトカバー 頁数:240頁 装丁:名久井直子 装画・イラスト:著者 【書店関係のみなさまからのコメント】 ZINE版の『大工日記』をなんとなくイベントで手にして読み始め、「はじめに」を読んだところですぐに発注した。 これはとんでもねえ文章だと思った。 頭も心もぐらぐらして、たまに置いていかれそうになりつつも読み進めると、そういえばわたしもそう思ってた、なかったことにしていたけれど、という感情がぼろぼろ出てきた。 図書館で書きものをしているその女の人が大工さんだったら?さっきまで空調服ふくらませて床に敷いた段ボールで寝ていたとしたら? その人が書く「わたしのマキタのインパクト」って……こんなかっこいい言葉がありますか…… 中村さんが書くなら私はずっと読みたい。 とにかくたくさんの人のところに届いて欲しい。あとがきで静かに泣きました。 ――すずめ(神奈川) 倉持美紀奈さん 『大工日記』。読んだ後、なぜこんなにも体が芯からあったまるのかと思った。 キツイ、暑い、遠い、のタワマン工事現場。いつつぶれてもおかしくない、いつ爆発するかもわからない、そんな自分を「書く」ことでなんとかその輪郭をたしかめていこうとする日々。 自他への観察力がこんなにも鋭いのに暖かいのはおそらく「孤独からの表現」しか他人に届かないと著者が心底覚悟しているからにちがいない。 ――本屋UNLEARN(広島) 田中典晶さん 大工日記、拝読しました。面白かったです。 他人の日記は大抵面白くもなんともないもので、例外は『富士日記』と『断腸亭日乗』と『八本脚の蝶』くらいだと思っていたのですが、久しぶりに私の中で強く響いた一冊でした。 行き先も決めずとにかく飛び込むように生きてきたその歩みの果てでご両親と同じ大工という道に立っている。 その事実の意外性。そして何より惹かれたのは、ご自身の見た風景を言葉として立ち上がらせる力です。 心の中で形にならない感情を、丁寧に言語化し自然な文章に変えていく。 その語り口にユーモアと確かな芯が感じられました。 芯のある人が綴る日々は、どんな題材でも不思議と面白くなるものだと、あらためて思わせてくれる一冊でした。 ――株式会社図書館流通センター 松村幹彦さん 男性社会の日本で女性がありのまま生きるのはしんどいが、時にユーモラスに時に感情をバーストさせながら生き抜く逞しさに涙。 弱くてもいい社会になったのかもしれないが、強いことも美しいと思わせてくれた。 ――NutsBookStand 平沢二拍さん 大工と文学。 わたしにとってはじめて見る組み合わせのそれがこんなにも肌に馴染むとは思いませんでした。 どんなに疲れていても書くことを手放さない姿勢に、その矜持に胸を打たれました。 いつまでも読んでいたかったです。 ――紀伊國屋書店 小田急町田店 田中沙季さん 【著者プロフィール】 中村 季節(なかむら きせつ) 1987年北海道札幌市生まれ、神奈川県在住。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)中退。国内外での映像制作、シェフなどを経て現在大工見習い。2024年より『大工日記』『愛の練習』『ベトナム1/汗』などを自主制作。
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【サイン本】谷川俊太郎 × 木下龍也 『これより先には入れません』
¥1,760
※ 著者・木下龍也さん直筆サイン本です。サインには数種類ありますが、ランダムにお送りいたします。 詩人ふたりが数行の短い詩を交互に書きつぎ、 ひとつの作品をつくる詩の形式「対詩」。 本書では、詩と短歌による延べ40回にわたるやりとりをおさめました。 巻末では、木下さんによる「ひとり感想戦」を収録。 詩人・谷川俊太郎と歌人・木下龍也の「幻の同人誌」が、 原稿を新たに加え、待望の流通版として刊行! 【木下龍也さん コメント】 僕にとって『これより先には入れません』は一対一の戦いでした。 どの場面にも技術+勘+運+奇跡が必要でした。 圧倒的な才能+経験値を前にして何ができたのか、できなかったのか。ぜひ本書でご覧ください。 装丁:名久井直子 仕様:B6変形、特殊上製、152頁 【著者プロフィール】 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。詩人。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。『二十億光年の孤独』刊行以来、『バウムクーヘン』『あたしとあなた』『幸せについて』ほか、著書多数。 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口生まれ。歌人。谷川俊太郎と岡野大嗣との共著に『今日は誰にも愛されたかった』。『天才による凡人のための短歌教室』、『あなたのための短歌集』、『オールアラウンドユー』ほか、著書多数。
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【栞付】やべみつのり『光子ノート』
¥3,850
※ 矢部太郎作の栞付。 小さい頃、絵本や新聞をつくって父と遊んでいました。 いつも発行元はたろう社でした。 そのたろう社をつくってみました。実際に。 最初の一冊は父の絵日記ノート38冊を厳選して一冊に。それでも992ページという、あまり見たことのない、ぶあつくて、かわいい本になりました。 装丁は名久井直子さん、 印刷は八紘美術 岡本亮治さんです。 どうぞよろしくお願いいたします。 矢部太郎 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 父が、誰に見せるつもりもなく描き続けた 子育ての日記を、一冊の本にしました。 すべての光子ちゃんへ。 1970年代の東京で、 ひとりの父が、娘と息子の日々を ただ黙々と描き続けていました。 それは出版を前提としない、 38冊の個人的なノートでした。 息子である僕が、 時間をかけて編集し、 いま、本にしました。 このノートは、 父が、誰かに評価されるためではなく、 子どもと過ごした時間を 忘れないために描いていたものです。 同じように誰かとの時間を 大切にしている人のもとへ 届けばと思い出版しました。 矢部太郎 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ひとり娘の光子ちゃん、外へ働きに出るお母さん、家にいるお父さん。 その日常を手書きの絵と少しの文章で、来る日も来る日も描き続けたお父さん。 「おとうさんはまいにちなにをしてるの」(本文 光子ちゃんからお父さんへの手紙より) 1970年代はじめ、高度成長期の東京、娘を見つめ、自分をもういちど生き直す父の記録。 「どんづまりだった」父は、娘が世界と出会うその過程のすべてを記録しようとするかのようにノートを描き続けます。 お友達と遊んだり、保育園に行ったり、 はじめて字を書いたり、動物園に行ったり、 お誕生日が来たり、お風呂屋さんに行ったり、 プールに行ったり、お友達と遊んだり、お誕生日が来たり……。 そんな一瞬一瞬を誰かに読んでもらうためでもなく、ただ描かれ続けたノート。 父はやがて絵本作家になり、お母さんは赤ちゃんが産まれると光子ちゃんに伝えます。 生きている、それが続いていく、そのかけがえのなさを。 マンガ『ぼくのお父さん』矢部太郎(新潮社)のもとになったノートが 倉敷市立美術館の「やべみつのりと矢部太郎 ぼくのお父さん』のふるさと・倉敷」 開催を記念して初出版。 B6版 オールカラー 992ページ 著者 やべみつのり 装丁 名久井直子 書き下ろし解説マンガ 矢部太郎 印刷 八紘美術 編集 矢部太郎 発行・たろう社
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【サイン本】山川直人『はなうた日記』
¥550
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 4コマ漫画と掌編1本で 本文32ページの文字通り薄い本です。 ~「あとがき」より~ 2021年5月に単行本『はなうたレコード』(平凡社)が出ました。原画展をやりたいなあと思っているうちに、同年末から新型コロナウィルスの流行と、それによる自粛ムードがはじまってしまい、できませんでした。 そんなとき、憂鬱な時期を少しでも楽しくとSNSでいろいろな企画投稿が流行りました。それで私も本の宣伝を兼ねてと描きはじめたのが「はなうた日記」です。2021年末から2023年の春頃までブログやSNSに発表しました。 主人公は『はなうたレコード』と同じ、きな子と豆太です。描きはじめてみるとアイデアも絵も大変でした。もっと頻繁に長く続けるつもりが、本書に収録したもので全部になってしまいました。でもそのままにしとくのはもったいないので本にまとめることにしたのが本書です。 『シアワセ行進曲』は平成に描いたのに昭和の匂いがする、『はなうたレコード』は令和に描いたのに平成の匂いがする、そんな感想をもらったりしました。そんな漫画です。 「2543歩の日」は同人誌『サイコロ』の創刊号に描いたものです。そのあと本に収録する機会がなかったので、今回いっしょにまとめました。 A5判/本文32頁
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『複業ZINE』
¥1,100
終身雇用は崩壊、非正規職が増大し、年金は当てにならず、いまや「死ぬまで働く」が当たり前。先行き不安な社会情勢が続く中、本業のかたわらにする副業ではなく、いろいろな仕事を並行して行う「複業」を選ぶ人が増えている。やりたいことだけでは生活できない/できることを増やすために/持続できる働き方を模索してetc. 15人の複業から浮かび上がってくる、仕事の現在、社会の姿。gasi editorial第8弾! 【目次】 今はどうにかなっているけど 小沼理 あなたの複業おしえてください フリーランスフォトグラファー×ライフワークの撮影や活動×アルバイト hikita chisato 僧侶×非常勤講師×マーケティングの業務委託 鵜飼ヨシキ 介護職×イラスト制作や在宅ワーク×フリマアプリ出品 ゆか 編集者、ライター×古物商×夜間救急受付 浅見旬 出張保育×お弁当販売×アート・デザイン活動 森梨絵 作家アシスタント×フリーライター、編集者 岡田有紀 ブランド・店舗運営×図書館カウンター×清掃×テニスコートの整備 高橋 翼 ライター×ベビーシッター×ペットシッター×うさぎ専門店のバイト 長田杏奈 ライター×コミュニティマネージャー×ラジオパーソナリティー×イベントMC×カメラマン×ハウスマスター×一日カフェ店員など 平野 蒼 空調メンテナンス会社×アーティスト×書籍の蒐集家 匿名 会社員×韓国語通訳・翻訳・コーディネート Mikhopper コンサルティング事業×訪問介護事業 吉田貫太郎 本屋×町議会議員×田畑×執筆 モリテツヤ 複業は高みを目指さず―アマチュア主義でやっていく 山本佳奈子 編 gasi editorial 構成 浪花朱音 デザイン 和田拓海 B6判・並製・62ページ
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『仕事文脈vol.27』
¥1,320
特集1 売る、買う、悩む 億万長者だったらと妄想する お金なんか消えた社会を夢想する どちらでもない現在地から 買ったり、売ったり、買わなかったり 安いと助かるけどズルしたくない ほかの人のやり方も知りたい 悩み続ける「売る」と「買う」のいろいろ 消費的な消費と、投資的な消費 ヤマザキOKコンピュータ 倫理はトリミングすればいい 呉樹直己 イスラーム文化から私たちの損得勘定思考を見直す 長岡慎介 ちょっとマシなうちらの買い物 オーガニックショップから 暴力や搾取に関わらない買い物の輪づくり 赤塚瑠美さん 自分のお金が虐殺に使われたくない ボイコット商品の動画をInstagramで発信 カワナイさん アップルストア前でスタンディングデモ コンゴ戦争に無知なまま紛争鉱物を消費する私たち もずさん ヴィーガンとして「反搾取」を実践 社会に溶け込んだ構造や加害性に問いを持つ chiharuさん アンケート企画 売るとき、買うとき、これいらなくない? 何を買って、どう生きる? リアリティのある人生の設計図を考える 「みんなで生き残る」ためのインフラを 「独立出版者エキスポ」実行委員会インタビュー 特集2 ユーモア作戦 今って何が面白いんだろう? もう笑えないネタがある 笑い飛ばさないとやってられない現実がある 誰かの足を踏むかもしれない 誰かとつながるきっかけになるかも 傷つきにも、気づきにもなるから ユーモアの作戦を練る ユーモアクリエイティブ 奥田亜紀子 タイトル笑いを当事者の手に取り戻す。東海林毅監督に聞く、クィアなコメディ映画の作り方 ユーモアでレジスタンスする サミー・オベイドのスタンダップコメディ現場レポート アンケート企画 今、何見て笑ってる? 笑えなかったもの編集部座談会 ユーモアクリエイティブ momoboo ◎連載 文脈レビュー 漫画/講演/本/展覧会 文脈本屋さん TOUTEN BOOKSTORE 「聞く」という仕事 辻本力 40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 無職の父と、田舎の未来について。 さのかずや 虹色眼鏡 チサ 男には簡単な仕事 ニイマリコ 仕事文脈コラム ほか A5判/128頁
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『仕事文脈vol.26』
¥1,320
特集1:みんなで生き残る 誰かが勝つと誰かが負ける? どんな選択にも犠牲はつきもの? 本当にそうなんだろうか 今のシステムしかありえないんだろうか 社会の違うかたち、まだまだある 苦しんでいる人、まだまだいる 知って、考えて、みんなで生き残る 味方であったり敵でもあったりする他人とどうすればよりマシな形で一緒に生活していけるか、俺が考えるきっかけになった経済学の話 済東鉄腸 アクティビズムが弱い立場の人を追い詰めないために 明日少女隊のお金にまつわる試行錯誤 尾崎翠(明日少女隊) 「わがこと」の先へ 宮本匠 各地で生きるみんなの一週間日記 ガザを生きる 法を知ることはみんなで生き延びる力になる 弁護士・國本依伸さんに聞く 「みんなで変えようよ」に向かっていきたい 「#座ってちゃダメですか」プロジェクトと、今こそ知りたい労働組合のこと 本当にみんなで生き残れるのか? あきらめないための編集後記的座談会 特集2:つくる→めぐる→つくる→ 少しずつでも生きやすくなっているとしたら 誰かがつくってきたもののおかげ それはもちろん、逆もある 何を考えてつくるんだろう 面白さ、かわいさ、責任、社会、 絶対すること、したくないこと、 ぐるぐる、つくる→めぐる→つくる→ 作る、思い出す 小山田浩子 社会に接続中です、しばらくお待ちください 藤岡拓太郎 透明人間から透明人間ズへ 私から私たちへ 山本美里 透明人間ズという、愉快なバンド活動 三浦真未 仕事文脈特別企画 みんなで編み物しませんか? やってみました@本屋lighthouse 温泉マークと/で考える“つくる”ってどういうこと? 小説 離乳 兼桝綾 ◎連載 文脈レビュー 映画/スポーツ/ZINE/ノンフィクション 「聞く」という仕事 辻本力 40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 無職の父と、田舎の未来について。 さのかずや 虹色眼鏡 チサ 男には簡単な仕事 ニイマリコ 文脈本屋さん 恵文社一乗寺店 仕事文脈コラム ほか A5判/134頁
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【サイン本】佐川恭一 傑作短編集『人間的教育』
¥2,200
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 なぜ働かなくてはいけないのか―― すべての大人の心を抉る、不遇の天才・佐川恭一の“アンチお仕事小説”傑作選。 正直、面白すぎて、佐川恭一という存在に嫉妬!!!! ――三宅香帆(文芸評論家) 自分の分身を読んでいるような、生きることを肯定されるような感覚になった。 ――押見修造(漫画家) どうしようもなく惨めで情けない人間を愛し、競争社会の欺瞞を暴く文芸界の鬼才・佐川恭一。そのディープで人間臭い魅力をこの一冊に!受験・学歴と童貞のルサンチマンを描いてきた佐川恭一による「アンチお仕事小説」8篇を収録。電子書籍で人気を集めた「ナニワ最狂伝説ねずみちゃん」、小説すばるで話題となった「ジモン」「万年主任☆マドギュワ!」など社会人の悲哀をブラックユーモアたっぷりに描く傑作短編集。 装画=押見修造 解説=樋口恭介(SF作家) 「たとえば僕らがまだ、競争と勝利に取り憑かれているなら」 【目次】 受験王死す 最高の夏 ナニワ最狂伝説ねずみちゃん ジモン 職、絶ゆ ターシルオカンポ 万年主任☆マドギュワ! はじめての土地 解説=樋口恭介「たとえば僕らがまだ、競争と勝利に取り憑かれているなら」 判型:四六判変形 ページ数:260ページ
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【サイン本】碇雪恵『そいつはほんとに敵なのか』
¥1,870
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 SNSを捨て、喧嘩を始めよう。 “合わない人”を遠ざける人生は、心地いいけどつまらない。 もっと沸き立ちたいあなたに送る、現代人必読の〈喧嘩入門エッセイ〉誕生! 駅でキレているおじさん、写真を撮りまくる観光客、理解できない政党と支持者、疎遠になった友だち、時にすれ違う家族や恋人……。 「敵」と決めつけて遠ざけるより、生身の体でかれらと出会い直し、逃げずにコミュニケーションをとりたい。 ZINE『35歳からの反抗期入門』が口コミで大ヒット中の書き手・碇雪恵による、待望の商業デビュー作。 憎みかけた「そいつ」と共に生きていくための思考と実践の記録をまとめた14編を収録。 装丁:沼本明希子 判型:四六判 ページ数:176ページ <目次> 喧嘩がしたい 純度の高い親切 友情の適正体重 悪意に顔があったーー映画『ルノワール』を観て 反抗期、その後 誰の場所でもない 身内をつくる(ひとりで考えてみた編) 身内をつくる(実践スタート編) 対戦じゃなくて協力モードで ティンプトンから始まるーー映画『ナミビアの砂漠』にみる恋愛と喧嘩 自分が支持しない政党に投票した人に会いに行く(準備編) 自分が支持しない政党に投票した人に会いに行く(実践編) ほんとは敵じゃない 時折自分を引き剥がすーー映画『旅と日々』を観て <著者プロフィール> 碇 雪恵(いかり ゆきえ) 1983年、北海道札幌市生まれ。出版取次会社や出版社での勤務を経て、現在はフリーランスで執筆や編集を行う。2022年、35歳の時に始めたブログをもとに自主制作した『35歳からの反抗期入門』は、現在までに累計4,000部を発行。ゴールデン街のバー『月に吠える』や中野ブロードウェイの書店『タコシェ』で店番もしている。その他の著書に『本の練習生』(双子のライオン堂)など。
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【送料無料】大橋みちこ『みんなが喜ぶワインのおかず』
¥1,980
■書籍概要 もう「ワインのおかず」に困らない! ありそうでなかったレシピ本がついに登場! “ワインのおつまみ研究家”大橋みちこ氏と“農の都”宮崎県都農(つの)町がコラボレーション。 春夏秋冬を愉しめる52のオリジナルレシピで、 日本の“ワインがある食卓”を豊かにします。 ■書籍情報 ワインが並ぶ食卓の献立は意外と工夫が難しい!? 無難にチーズ……ステーキを焼く?? そんな悩みの解決に、人口一万人の小さな町と“ワインのおつまみ研究家”が挑戦します。 本書のレシピはワインと抜群に合うのはもちろんのこと、 一杯目はビール! の人や、まだお酒を飲めない子供さん、はたまた下戸の方でも、 「みんな」が毎日でも食べたくなる「日々のおかず」を目指しました。 シンプルな材料を使ってワイン上級者も唸るようなマリアージュを実現。 しかもご飯にも合って常備菜にも最適。読者とワインをもっと身近にする1冊です。 ■本書出版の背景 日本でヨーロッパ産のワインが多く飲まれるのは、 日常食としてのヨーロッパ料理が日本の食卓にしっかりと根付いているからに他なりません。 ヨーロッパでは地元の食材を地元のワインと愉しむ地酒文化的な側面が強くありますが、 日本のワインについてはどうしょうか。 純国産の日本ワインと抜群の相性を魅せる「おかず」はどのくらいあるでしょう。 近年日本ワインの造り手は急増し、日本人のワインの愉しみ方も実に多様化しています。 人口一万人の小さな町と、ワインのおつまみ研究家大橋みちこ氏が提案する「ワインのおかず」は地産地消のひとつの答え。 地酒文化としてのワインの愉しみ方を追求します。 同じ風土で育つ食材とワインの好相性を根本的なテーマに据え、 日本ならではの春夏秋冬の旬食材とワインをどのように合わせるか? という課題に1品1品取り組みました。 伝統料理としての日本食というより、少し肩の力を抜いた「おかず」としての提案は、 ワインに合わせる料理を「ハードルの高いもの」として捉えている読者の肩の力を抜いてくれるはずです。 日本の食材が、組み合わせや調味料の使い方ひとつで、 日本のワインと素晴らしくマリアージュする「ワインのおかず」に変身することを、本書を通じて実感頂けるはずです。 本書のレシピを考案した大橋みちこ氏は日本各地にてワインに合う美味しい食材や加工品を探し、ワインとの相性を日々追求。 旬の食材を使ったワインに合う手軽なおつまみ・お料理のレシピを多数考案· 提案している「ワインのおつまみ研究家」です。 宮崎県都農町は世界的に評価の高いワイン造りで知られ、質の高い農産品の生産量に恵まれた「農の都」。 年間を通して豊かな農産物に恵まれ、「地元のワインと地元の旬食材」という豊かな組み合わせを提案するに最適の土地柄です。 そのような背景から、都農町で道の駅を運営する(株)都農まちおこし屋・(株)都農ワインが協業し、 大橋みちこ氏と開発したオリジナルレシピ「都農マリアージュ」を2年がかりで創り上げ、書籍として出版するに至りました。 ■著者 大橋みちこ プロフィール ワインのおつまみ研究家/ソムリエ(JSA 認定)。 ワイン輸入商社勤務時代に世界のワインに触れ、料理とワインのマリアージュの面白さに目覚める。 現在は日本各地にてワインに合う美味しい食材や加工品を探し、ワインとの相性を日々研究。 旬の食材を使ったワインに合う手軽なおつまみ・お料理のレシピを多数考案· 提案を続けています。
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長﨑励朗『大大阪という神話-東京への対抗とローカリティの喪失』
¥1,034
一九二〇年代から三〇年代、大阪市は「大大阪」と呼ばれ、人口で東京を抜き、日本最大の都市として存在感を際立たせていた。しかし、大大阪は、中央の東京に対抗することで、むしろ独自性を喪失していく――。本書は、大衆社会におけるラジオ、吉本興業、職業野球、宝塚歌劇など多様な切り口を通じて、その軌跡を追う。「大阪らしさ」の源流を描き出しながら、現在まで続く日本社会の均質性の問題を照らす試み。 【目次】 まえがき 序 章 大大阪が隔てる二つの世界 第1章 大阪放送局始末記――「既得権益打破」が生んだもの 1 放送の主導権を奪え!――新旧実業家たちの攻防 2 大電買収事件――大阪放送局の前哨戦 3 日本放送協会へ――そして官僚支配だけが残った 第2章 ラジオが夢見た国民文化――均質な言語空間の創造 1 声の中央集権化 2 BKが夢見た「完璧なコミュニケーション」 第3章 吉本は「大阪的」か?――「大衆」の発見と「大阪」の没落 1 吉本と「大衆」の出会い 2 漫才は「大阪人」のためにあらず 3 漫才のメディア論 第4章 職業野球とタカラヅカ――見世物としての近代 1 阪急文化圏とはいかなる場所か? 2 職業野球の源流――西洋文化と武士道のキメラ 3 見世物か? 教育か?――職業野球と宝塚歌劇の共通性 終 章 文化的であること、放置すること あとがき 主要参考文 判型:新書判 ページ数:232ページ
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巽好幸『「美食地質学」入門~和食と日本列島の素敵な関係』
¥946
日本独自の食文化、和食。出汁や醤油、豆腐に豊かな海産物は欠かすことのできない食材だ。では、なぜこれらの食材は日本で育まれてきたのか。その理由は 日本列島の成り立ちにある。例えば、昆布出汁。ミネラル(特にカルシウム)を多く含む硬水では旨味成分をうまく抽出できず、軟水の多い日本だからこそ、その真価を発揮できる。そ して、日本に軟水が多いのは、活発な火山活動と地殻運動によって急峻な山地ができたことで、川や地下水の流れも急となり、ミネラルが溶け込む時間が短くなるからなのだ。 和食と日本列島の成り立ちには、切っても切れない結びつきがある。そんな2つの意外で素敵な関係をマグマ学者であり、無類の食いしん坊でもある著者が丁寧に紐解く! 【目次】 プロローグ 第1章|旅立ちの前に 第2章|変動帯がもたらす日本の豊かな水 第3章|火山の恵みと試練 第4章|プレート運動が引き起こす大地変動の恵み 第5章|未来の日本列島の姿と大変動の贈りもの 第6章|日本列島の大移動がもたらした幸福を巡る旅 第7章|地球規模の大変動と和食 エピローグ 判型・ページ数:新書・296ページ
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巽好幸『神と仏の人文地質学』
¥1,122
聖武天皇によって建立された東大寺の盧舎那仏。奈良時代、日本は神々への祭祀を軸にした「祭祀国家」から、仏法に基づく統治を行う「鎮護国家」へと舵を切った。国家体制を揺るがすほどの大変貌。その裏には大地震と熊野の豊かな鉱脈にあった——!? 美食と地質の関係を描き出したマグマ学者が次に解き明かすのは歴史と地質の深い繋がり。ヤマト王権の祭祀から神仏融合へと至るまで、地質学の視点で日本の始まりの時代を究明する! 判型・ページ数:新書・336ページ
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上野修三 『おぼえがき 大阪和食文化の歴史のはなし』
¥1,980
「浪速割烹㐂川」創業者、なにわ食文化の語り部・上野修三が大阪料理、食文化を未来に引き継ぐ集大成の書。 古墳時代から平成に至るまでの大阪和食の話、食を取り巻く文化。 令和の大阪文化を知るために必要な知識が備わります。 目次 第一章 古墳~飛鳥時代の食 第二章 奈良時代の食 第三章 平安時代の食 【コラム】塩梅三法 第四章 鎌倉~南北朝時代の食 【コラム】典座 典座禅寺の料理番 第五章 室町~安土桃山時代の食 【コラム】式正料理(京の膳) 本膳料理 包丁(料理名人) 磐鹿六鴈命(人名) 膾・鱠・生酢 懐石料理生まれる 道頓堀川 船場煮と船場汁 第六章 江戸時代の食 【コラム】上りもん・下りもん 会席料理の成り立ち 河村瑞賢 茶船 喰らわんか舟 天下の台所 走り物 芭蕉の最期 浪速の昆布商 淡口・辛口 狂歌 居酒屋 大坂は日本の賄い所 雑喉場(雑魚場)商人の風俗 雑喉場の獄門板 定家煮 第七章 明治時代の食 【コラム】茶屋の変遷 第八章 大正時代の食 第九章 昭和時代の食 【コラム】荻舟食談より 浪速割烹 雇仲居 第十章 平成時代の食 第十一章 あとがきにかえて おぼえがき 私の平成 第十二章 料理の意義 第十三章 浪速の盛り場 第十四章 和食豆知識 日本料亭始め 参考文献一覧 ページ数:212 判型:A5判 【著者プロフィール】 上野 修三(著) 1935(昭和10)年、大阪府河内長野市に生まれる。 大阪市の料理仕出しの老舗「川喜」で修業ののち、「照井会館」を経て「川喜」料理長に就任。1965(昭和40)年に「季節料理㐂川」を独立開業し、その後数店の支店を開く。 1977(昭和52)年に支店を集約、大阪・難波の法善寺横丁に「浪速割烹㐂川」を開店。 現在は同店を長男の修氏に任せて料理人を引退。食の随筆家、なにわの食文化の語り部として活動。 2013(平成25)年度「卓越した技能者表彰(現代の名工)」、2014(平成26)年「大阪市市民表彰」受賞、2017(平成29)年「黄綬褒章」受章。
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五味太郎『大人問題』
¥693
子どもにとって大人は有害である! ーー大人は有害である。いじめ、閉じこもり、不登校……子供問題は、世間を気にし、教えたがり、試したがる大人に問題がある。子供は、大人の充足のためのものではない。新人、ルーキーだ。「これから何をするんだろう」「いつ化けるかな」と、大人は緊張し、楽しみに見守るサポーターになろう! 心がほぐれ、元気の出るユニークな子供論。 文庫判 216ページ
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ほんの入り口篇『二度と行けない奈良のあの店で』
¥600
都築響一編『Neverland Diner――二度と行けないあの店で』のスピンオフ企画。奈良編はほんの入り口・服部健太郎編。7名の書き手が奈良の今はない店について語る。 B6判 56ページ
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能町みね子編『二度と行けない青森のあの店で』
¥600
都築響一編『Neverland Diner――二度と行けないあの店で』のスピンオフ企画。青森編は能町みね子編。高校生から70代までの書き手が青森市周辺の『今はない店』について語ります。 B6判 68ページ
