スタンダードブックストア
実店舗は2023年6月に閉店し、現在新たな場所を模索中です。
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【予約・特典付】奈良敏行『本屋のパンセ』三砂慶明編
¥2,420
※ 数量限定で奈良敏行さん直筆コメント入り『音信不通』を一部プレゼントいたします。 ※ 2025年2月下旬発送予定です。 昨年刊行された『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』(現在3刷)に続く第2弾! 2023年に惜しまれながら閉店した鳥取の名店は、43年間何をしてきたのか。 そして、これから何をしていくのか。 ”本屋的人間”の思索を詰め込んだエッセイ集! 名店の店主の人生の本200点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。 本を読むことの先に、本の中のような人生は扉を開いていなかった。とすると本そのものを生きるしかない。本を読むのでもない書くのでもない、本を売るという人生がそこにあった。(・・・) 本屋がなぜよかったかというと、本を読むことの先に待ち受けている「仕事」というものはなかったが、少なくとも本屋だけは過剰な思いを受けとめてくれるものだったからだ。その受けとめてくれるものが、本屋に属性的に存在する「あそび」と「ゆとり」だった。その「あそび」と「ゆとり」は、私においては読書会とミニコミ誌だった。(「あとがき これからの十年」より) 定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。オブジェが吊られた定有堂の店内を思い出しながら本書を読み、奈良さんのことばを受け継いで実践を続けようという決心が、青空のようにひらけた。 NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎 本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。本を並べ、ミニコミを出し、読書会をして、対話と思索を続けた。時流に遅れながら外界につながり、終わりはまた始まりになった。時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。 市場の古本屋ウララ・宇田智子
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石川直樹『チョ・オユー』
¥14,300
SOLD OUT
※ 未開封です。 今秋8000m峰全14座登頂を達成した史上初の写真家・石川直樹。2023年、13座目に登ったネパール・チベット国境に聳えるチョ・オユー山行を、極限下、中判カメラで写した全記録。 いつも軽口ばかり叩いているシェルパの友人であり、隊のリーダーでもあるミンマ・ギャルジェが、雲の隙間からチョ・オユーが見えたその瞬間に手を合わせて何かを祈っていた。ぼくたちはチベットの平原から氷河の入口に着こうとしているところだった。ミンマのそんな後ろ姿をこれまで見たことがなく、そのときはじめてチョ・オユーという山が、シェルパたちにとって特別な山であることを、ぼくは気づかされた。(中略) あのときの彼は、祖先の移住を見守ってきた大いなる神の御頭に祈りを捧げていたのではないか。ぼくにはそのようにしか思えなかった。──本書「チョ・オユーへの旅」より 判型・ページ数:B4 ・112ページ
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すなば『SWIPE』
¥1,650
『さよならシティボーイ』のすなば最新作! マッチングアプリで繋がった男女が、偶然の連続で交錯していく。それぞれの人生とすれ違う視線が交わるとき、何が生まれるのか。現代の恋愛と孤独をリアルに描き出す傑作群像劇。 大好評だったさんぽぶんこ『マッチングシンドローム』と『マッチングガール』の2作に、新たに4人の男女の視点を書き下ろしてまとめた1冊です。 B6サイズ/188P ■著者 ・すなば 1991年生まれ。広島県出身。東京在住。会社員として働く傍ら文筆家として活動。 エッセイのほか小説、短歌、自由律俳句なども発表している。 著書にエッセイ集『さよならシティボーイ』(トーキョーブンミャク)など。 海とシティが好き。 ■装丁・装画 ・坂内拓 東京都出身、イラストレーター。コラージュ作品をメインに、広告・書籍・雑誌・ジャケットのアートワークに携わる。 主な作品にVolkswagen広告、劇団ロロ「BGM」、映画「ハニーボーイ」、ポカリスエットCMソング「BLUE SOULS」のビジュアル等。 日常風景を叙情的に捉える視点や、作品に余白を作るミニマリストスタイルは、見る者に想像の余地を残し、様々な物語を紡いでいく。
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神戸新聞文化部・編『神戸とジャズ100年』
¥1,980
神戸のジャズ発祥から100年。 日本のトッププレーヤー、未来のジャズ界を担う若者たち、ジャズの振興に情熱を注ぐ人々らを訪ね、時代を超えて響き、愛された神戸JAZZの魂に迫る。 <目次> 1.歴史編 産声―初のバンド 外国航路にルーツ 財産―街が育てたジャズストリート 硬派―ジャズ喫茶に息づく情熱 ジャズ喫茶の気概―震災に負けず 人々に勇気 伝説的ラジオ番組―「電リク」ジャズ浸透に一役 ジャズの甲子園―柔軟さや明るさ 次世代へ 2.演奏者編 ピアノ 小曽根 真さん―ディキシーの喜び 原点に クラリネット 北村 英治さん―聴き手との相乗効果 大切に ピアノ 松永 貴志さん―「阪神・淡路」伝え続ける ボーカル 原田 紀子さん―大人がたしなむ文化に トランペット 広瀬 未来さん―次のステージへ 仲間増やす 3.開拓者編 ピアニスト・オルガン奏者 小曽根 実さん ・客も自分も「楽しむ」が信条 ・人と街を愛し、愛された 日本学校ジャズ教育協会関西本部理事長 日下 雄介さん ・昼は教師、夜はバンドマスター ・中高生が競い合える場実現 ジャズライブ&レストラン「ソネ」 ・旅館から生演奏の「聖地」に ・大震災、国内外から届いたエール ・若手奏者 育てて半世紀 ・親子3代で「心地よさ」追求 西日本アマチュアビッグバンド連絡会理事長 港 良一さん ・バンド交流の場 実現に情熱 ・プロが指導 演奏会で腕磨く ・定演40回 培った絆を守りたい 4.次世代編 神戸ユースジャズオーケストラ―小中高混成 聖地目指す 甲南中学・高校ブラスアンサンブル部―中高一貫、多くのプロ輩出 県立高砂高校ジャズバンド部―自主性が持ち味 受賞常連校 蒼開中学・高校ジャズバンド部―小所帯一丸 全国舞台で躍動 「スイングジャズクルーズ」―港を酔わせる大学生の祭典 オゾネミュージックスクール―名プレーヤー輩出名門音楽教室 高砂ビル―音楽文化育てるホットスポット 神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校―米名門大と提携 世界へ人材 番外編 日本初のプロバンド結成 井田一郎 「最高齢バンド」の情熱生涯現役 年表 神戸とジャズの100年 本書は神戸新聞の連載「神戸JAZZの魂 響いて100年」(2022年11月3日〜2023年10月7日)を、一部加筆・修正してまとめたものです。 サイズ:四六 ページ:168ページ
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江 弘毅『神戸と洋食』
¥1,760
国内外から絶賛されたオリエンタルホテル、 外国航路の船で生まれた料理、 そして、新たな系譜。 神戸と洋食の歴史を知れば、 いつもの「一皿」が、より味わい深くなります。 目次より ・洋食の黎明 オリエンタルホテル ・陸に上がった船のコック ・受け継ぐ味、進化する味 ・神戸とパン、洋菓子 サイズ:A5判 ページ:164ページ
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勅使川原真衣『格差の“格”ってなんですか?』
¥1,760
「『わかる』とは?に挑んだ意欲作。「要するに」病の人にこそ、ぜひ読んでほしい」――山口周氏推薦! 「タイパ」重視、「自己肯定感」育て、「ウェルビーイング指標」の活用、「自立」の推進、「リスキリング」のススメ、「機嫌」を良くする方法、「成長」の希求、「つぶしが効く」能力……。社会でもてはやされる「よりよい生き方」「しあわせになる方法」を疑い、軽やかに解きほぐす20の問い。 【目次】 第1章 分ける、分かる、分け合う??違和感との出会い 第2章 格??の差? 第3章 能力??二の句が継げない「カルチャーフィット」 第4章 自己肯定感??自信を持てるように頑張ろう? 第5章 矛盾??ヒューマニティを取っ払う先 第6章 ガチャ??確約は正義なのか? 第7章 つぶしが効く??汎用化が孕む凡庸化リスク 第8章 自立??した人間とは? 第9章 覚悟??結果論かつ強者の論理 第10章 成長??後退、停止、逡巡の価値 第11章 自己責任??応答からはじめる関係性 第12章 リスキリング??「生き残り」をかけるのは誰? 第13章 タイパ??納得した感 第14章 本当に困っている人??絶望選手権と化す裏の顔 第15章 対話??見え透ける特権性 第16章 人となり??組織の問題を個人化する装置 第17章 ウェルビーイング??連帯のかけ声になりにくい理由 129 第18章 赦す??広い心と笑顔があればいいのに? 137 第19章 メリット??という気まぐれ 145 第20章 躊躇??躊躇うことを躊躇わない実践者であるために 勅使川原 真衣 てしがわら・まい 一九八二年、横浜市生まれ。組織開発専門家。おのみず株式会社代表。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ボストンコンサルティンググループ、ヘイグループなど外資コンサルティングファームでの勤務を経て、2017年に独立。企業をはじめ病院、学校などの組織開発を支援する。また、論壇誌やウェブメディアなどにおいて多数の連載や寄稿を行っている。著書に、紀伊國屋じんぶん大賞2024で第8位となった『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)のほか『働くということ─「能力主義」を超えて』(集英社新書)、職場で傷つく─リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』(大和書房)、『「これくらいできないと困るのはきみだよ」?』(編著、東洋館出版)がある。2020年に乳がんと診断され、闘病中。 四六判並製 240ページ
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【サイン本予約】高橋久美子『いい音がする文章』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。発送は1/末~2/初を予定しております。 人の心に残る文章に必要なのは、論理でも語彙でもわかりやすさでもなく「いい音がするかどうか」です。小説・エッセイ・詩・教科書・歌詞・絵本・キャッチコピー・SNS・テレビCMなどリズミカルな名文から「言葉のビート」を身につける。元「チャットモンチー」ドラマーの作家が教える、自分の感性を爆発させる書き方。 【目次】 はじめに いい文章は「いい音」がする 第1章 ことばは「音」でできている 本を「音」で読む人 「絵文字」で何が伝わるか 文字のない民族は「音」で感情を伝え合う 突然ですが、ちょっと方言で書きますね 声は世界にひとつだけの楽器 文字はなかなか伝わらないけど音は一気にぜんぶ伝わる 赤ちゃんは「アンパンマン」がなぜ好きか ニックネームは「呼びたくなる音」 テレビCMは音の戦略 なぜ「よいしょ」と言ってしまうのか 匿名の140字が生むリズム 「バズ」を狙うと自分の音が消えていく column1 私の好きな「いい音がする文章」① 文豪の音 第2章 文のリズム・日本人のリズム 11歳からの「文のリズムの作り方」 国語は音読から始まる 誰もみな「音」から言葉を好きになる 「いい音がする文章」こそが時代を越える 日本古来のリズムはプログレ 洋楽に慣らされた日本人が忘れているリズム 雅楽の音と「日本人の気質」 演歌はなぜみな同じ曲に聞こえるか 米津玄師の曲が「懐かしい」のはどうしてか 金子みすゞと中原中也と「7・5調」 「音のおもしろさ」と「意味のおもしろさ」 人間関係はリズムでできている column2 私の好きな「いい音がする文章」② エッセイストの音 第3章 自分の音を鳴らすということ 国語教育のちょっと怖いところ なぜ「自分のリズム」を見失ってしまうのか? 「文を書く」は「音を作る」と同じだった みんな知ってる言葉を組み合わせて誰も知らないリズムを作るスピッツ ドラマー同士「音」で会話していた 音の生産地 リズムは自分の「性格」をもつくる 友達ではなく雲の上の詩人に共感した 「日記」で自分の音を鳴らそう 感情表現のツールは言葉だけじゃない 自分の音を取り戻す column3 私の好きな「いい音がする文章」③ 方言の音 第4章 なぜ自分の音を出しにくいのか? 『上を向いて歩こう』はなぜ人の胸を打つのか 「歌詞」は音楽の一部にすぎない 「音楽の力」を嫌った坂本龍一の言葉 「お世話になります」はセッション前のチューニング 「あなたの音」をもらったら「わたしの音」を返してみる 生身の自分は「複数のアカウント」を使い分けて音を出している 「チョベリバ」は短命で「ヤバい」が長生きなのはなぜ 「予測変換」で音が死ぬ罠 文字は狭く閉ざされて音は広く開かれている 「自分の音を鳴らしまくった文章」がひしめくすごい場所がある 読む文章を「音」で選べる時代 「自分の音」を見つけるトレーニング column4 私の好きな「いい音がする文章」④ 新聞記事とルポルタージュの音 作詞講座で伝えている基本的な「書き方」 「いつ・どこで・誰が」を明確に/説明だとわからないように説明する/でっかい言葉入れすぎない/「あの」「この」を入れすぎない/違和感を残す/書きすぎない/上手に書こうとしない/日記のようなリアルを書く/逆説やタブーを入れてみる/他の言葉に置き換わらない言葉/自己満足で終わらない/しかし、意味よりも音/晴れやかな音・くぐもった音 第5章 「音楽」にとって言葉とはなにか 私がチャットモンチーだったころ 「踊れないやつは人を踊らせられない」 「いい音楽」と「上手い音楽」は違う 音は年齢も国境も越える「言語」である 自分の独り言が知らない誰かのものになっていく 歌詞は歌われて完成する 私が憧れた「音としての言葉」の使い手 歌詞は「音」と「言葉」の間にある 「詞先」と「曲先」で変わる言葉の役割 文を音で推敲する 形容が多いと想像力が削られる 自分の音をコントロールして出せるように column5 私の好きな「いい音がする文章」⑤ 絵本の音 エピローグ 生き方が音をつくる あとがき 参考文献 46並 頁数:314ページ
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エルンスト・H・ゴンブリッチ 『美術の物語 ポケット版』
¥4,389
SOLD OUT
全世界800万部超の大ベストセラー。世界で一番読まれている美術の名著絶賛の美術書、待望のコンパクトサイズ。洞窟壁画から現代美術まで美術の流れが驚くほどわかりやすく、入門書にして決定版。カラー図版多数収録。 『美術の物語』、幻の「ポケット版」が、装いを新たに発売! あの大きな名著がポータブルに。 期間限定&初回生産分限定の「刊行記念特価」で発売! 「アートは君の友だちなんだよ。私にそう教えてくれたのは、この本だった。」 ──原田マハ氏(作家) 「歴史の流れのなかに、作品の魅力をくっきりと浮かび上らせる」 ──高階秀爾氏(東京大学名誉教授) 世界中で絶賛! 今世紀最高の美術入門書! ◉ラスコーの洞窟壁画から現代アートまで、絶えず変化しながらも繋がっている壮大な美術史のすべてを網羅した決定版。 ◉豊富な美術作品を鑑賞しながら、平易な文体で“物語”を読むように美術史を楽しむことができる。入門・基本書として最高の一冊。 ◉歴史の流れに沿った28の章立てで、時代毎に美術様式や芸術運動を整理。圧倒的な知識を持つ美術史家による充実した解説。 ◉本文内で論じられる美術作品は、必ずその作品の写真を掲載。カラー図版376点、モノクロ図版64点収録。 『美術の物語 ポケット版』は、元本『美術の物語』に比べてページ数こそ668ページから1048ページへと増えたものの、大きさは大判から新書に近いサイズに、また重量は約1800gから約750gへといずれも半分以下にサイズダウン。いつでも読みやすく、どこへでも持ち運びやすいので、すでに『美術の物語』をお持ちでも、「ポケット版」をお勧めします。 単行本 46変形 ・ 1,048ページ
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バージニア・リー・バートン『ちいさいおうち』石井桃子訳
¥1,870
しずかないなかに,ちいさいおうちがたっていました.やがてどうろができ,高いビルがたち,まわりがにぎやかな町になるにつれて,ちいさいおうちは,ひなぎくの花がさく丘をなつかしく思うのでした――.時の流れとともに移りゆく風景を,詩情ゆたかな文章と美しい絵でみごとに描きだした,バートンの傑作絵本.(2019.11改版) B4変(242 × 230 mm) 44ページ
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【サイン本】清田隆之(桃山商事)『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』
¥2,090
※ 著者直筆サイン本です。(コメントは選べません) 小冊子『〈男らしさのゆくえ〉を考えるためのブックリスト』付 ひとりの青年が、とまどい、ゆらぎ、つまずきながら、夫になり、父になる成長物語。その率直さに胸を衝かれる。男性が本書から学ぶことは多いだろう。——上野千鶴子 このひとの書くものはブレない。それはたぶん、自分の立ち位置と付与された力を厳しすぎるくらいに点検することを忘れないからだ。——信田さよ子 フェミニズムから受け取った重たい宿題。これからの〈俺たち〉へ。 男らしさや男性性にまつわる当事者研究として各メディアで話題となった『さよなら、俺たち』に続く最新ジェンダー・エッセイ集。ジェンダーの先にある人間の生き方、幸福を探求する。 人生の価値は、人生の豊かさは、どれだけ何かに心を揺さぶられたかでおそらく決まる。ジェンダーとは生き方や在り方に直結する問題で、私たちの言動や感受性のOS(オペレーション・システム)として機能しているものだ。そこに変化を加えようとすれば、当然ながらいろんなところがギリギリ軋む。そのストレスや不快感はバカにならず、反動的なエネルギーが生じたって不思議ではない。だからこそ思う。俺たちは頭で考えてるだけでは変われない。そのためには何かに圧倒され、言葉を失い、放心状態になるような体験を重ねることが重要で、内省も責任も、ケアも覚悟も、抵抗も希望も、きっとそういう時間から生まれるはずだ。もちろん本やドラマだけじゃない。恋愛にも、子育てにも、仕事にも、旅にも、生活にも、友達とのお茶にも、そんな感動は宿っている。「昔のほうがよかった」「ずいぶん息苦しい時代になった」「あの頃に帰りたい」って気持ちは誰の中にもあると思うけど、進んでしまった時間を、変化してしまったものを、元に戻すことはもうできない。それでも毎日は続くし、何かに心を震わせながら生きていくことは全然できる。さよならした時間に戻ることはできないけれど、男らしさの危機が叫ばれるこの時代を、俺たちはこれからも生きるのだ。 (「戻れないけど、生きるのだ」) 1 〈男〉とフェミニズム──シスターフッドの外側で 2 我は、おじさん──男性優位社会と中年世代の責任 3 被害と加害と恥と傷──泣いてる〈俺〉を抱きしめて 4 平成から遠く離れて──生産性の呪いと自己責任社会 5 家父長制への抵抗──結婚と家族、ジェンダーの呪縛 6 これからの〈俺たち〉へ──beingの肯定 判型:四六判 ページ数:304ページ
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寮美千子 編『空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―』
¥605
受刑者たちが、そっと心の奥にしまっていた葛藤、悔恨、優しさ……。童話作家に導かれ、彼らの閉ざされた思いが「言葉」となって溢れ出た時、奇跡のような詩が生まれた。美しい煉瓦建築の奈良少年刑務所の中で、受刑者が魔法にかかったように変わって行く。彼らは、一度も耕されたことのない荒地だった──「刑務所の教室」で受刑者に寄り添い続ける作家が選んだ、感動の57編。 文庫判・224ページ
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中島 らも・小堀 純『せんべろ探偵が行く』
¥748
安くて美味い! 酒呑み垂涎の店が満載!! 「せんべろ」とは千円でべろべろになれるまで呑める店のこと。らもさん率いる酒をこよなく愛する中年たちが、全国津々浦々の安くて気取らない店をレポート。特別座談会も収録。 文庫判/272ページ
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本橋ひろえ『ナチュラルおそうじ大全』
¥1,430
SOLD OUT
家に何種類の洗剤がありますか? 場所別にたくさん持っている人が多いのではないでしょうか。でも、洗剤がたくさんあることで、掃除はラクになっていますか? 洗剤をたくさん持っている人ほど掃除が嫌いというデータもあります。「手が荒れる」「力を入れてもキレイにならない」「使おうと思ったら洗剤がなかった」「洗剤置き場の片づけも面倒」。掃除が嫌いな人が口を揃えます。「手が荒れない! ゴシゴシと力を入れない! 少ない洗剤でキレイになる! そんな方法をお伝えするのが本書。洗剤は5つで十分です。家じゅうピカピカになります。なぜなら、汚れは大きく分けて4種類だから。ホコリや砂・泥、アブラ(油脂)汚れ、水アカ、カビ・菌… それぞれの汚れにあった対策をすれば、掃除は劇的にラクになります。その汚れの種類は? どうしてきれいになる? 掃除に関する「なぜ?どうして?」を、理論的に解説するから、わかりやすくて、すぐ試せる。 判型・ページ数 / A5変 ・ 224ページ 【本橋ひろえ】 ナチュラルクリーニング講師。 北里大学 衛生学部化学科卒業後化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。 2006年より、東京を中心に各地でナチュラルクリーニング講座をさせていただいています。子どもの頃よりアトピーに悩み、洗剤の裏面を読む習慣がつきました。大学では化学を専攻、会社員時代には合成洗剤の製造を経験。いつの間にやら洗剤に詳しくなり、ナチュラルクリーニング講師になりました。 ナチュラルクリーニングとは… *環境&手肌に優しい *安心安全 *手抜きができて楽チン&楽しい *きちんと洗えたキレイな服を着る そんなお掃除&お洗濯方法です! 可愛い3匹のネコたちのためにも無臭で安心安全なナチュラルクリーニングを実践しています。
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永瀬沙世『White Flowers』
¥2,200
2011年夏に訪れたスウェーデン・ストックホルムで一般的な雑草として知られている「レースフラワー」の一種を独自の視点で捉え、淡々と撮り続けながらまとめられた作品群を収めた写真集。 サイズ:150 x 250 mm 頁数:52ページ ソフトカバー / 無線綴じ 限定500部 / ナンバー入
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【サイン本】野村佐紀子『Sakiko Nomura: Ango』
¥6,380
※ 著者直筆サイン本です。 グラフィックデザイナー/パブリッシャーである町口覚が、日本の写真家の写真と、日本の近現代文学を一冊の本という空間の中で交錯させること、新しい表現力をもつ“書物”を生み出すプロジェクト。第一弾〜第三弾の森山大道に続き、今回は野村佐紀子を迎えての第四弾となる。1946年に発表された坂口安吾の『戦争と一人の女』はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の検閲により大幅に削除されて発表された。今回は2000年、『坂口安吾全集第十六巻』にようやく収録された『戦争と一人の女』【無削除版】と、野村佐紀子が撮影した写真を、町口覚が新しく編み造本した。 判型 : 213 x 150 mm 頁数 : 204頁 掲載作品 : 69点 製本 : 世界初のツイストハードカバーブックバインディング
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なかじ『麹本』
¥1,430
味噌、醤油、酒…と世界的に日本の発酵食が注目され、海外でも発酵食づくりがさかんです。この本では、日本だけでなく世界各地で麹つくりの学校を主宰してきた著者が編み出した、どこでも誰でもできる麹つくりの方法を伝授します。コツを押さえれば、少量の米と身近な道具で、都会の小さな台所で初心者でも失敗なく米麹がつくれます。甘酒、乳酸発酵甘酒、菩提もとのどぶろく、麹パウダーのつくり方、稲麹からの麹つくり、種継ぎの方法も紹介します。英訳付き。 【目次】 はじめに 1.麹とは? 麹が日本の食文化をつくってきた 麹菌の生態を利用する 麹つくりは酵素つくり 酵素が発酵食品の味を決める 自分で麹をつくる意味 2.麹をつくる 道具 タイムスケジュール 米を蒸す 1 洗い ~米を洗う 2 浸漬 ~水に浸けて吸水させる かし~指で米を摺りつぶし、粉になるかをチェックする~ 3 ザル上げ ~水を切る ザル上げした米を蒸し器に入れる 4 蒸し ~米を蒸す 抜けがけ法 5 蒸し上がり~米を充分に蒸せたかチェック ひねりもち 種麹をつける~米1粒に胞子1粒~ 6 蒸し取り~蒸し米を取り出し、粗熱をとる バットを滅菌する 乾燥しやすい環境では「埋け飯」に 扇風機で冷ましてはダメ? 7 種切り ~種麹を振る 8 包み込み ~包んで保温し発芽を促す <発芽期> 切り返し~温度・湿度を均一に保つ~ 温度が上がりすぎたら? 菌糸を成長させる 9 盛り ~1回目の手入れ <菌糸成長期> 麹が湿っぽい・発育が悪い場合 麹が乾燥する・硬くなった場合 10 仲仕事 ~2回目の手入れ 11 仕舞仕事 ~3回目の手入れ 12 最高温度をチェック <酵素蓄積期> できあがり 13 完成 14 出麹 ~容器から取り出す 15 枯らし ~乾燥させる 麹菌の生態 ~原理を知る 3.麹を使う 甘酒 乳酸発酵甘酒 菩提もと/どぶろく 塩麹 麹パウダー 番外編 もうひとつの麹つくり 田んぼの稲麹から麹をつくる 麹からの種を継ぐ ~種麹をつくる おわりに 麹菌の入手先 【著者・なかじ】 麹文化研究家・元寺田本家蔵人頭。『酒粕のおいしいレシピ』著者。料理研究家の中島デコ氏に師事、料理と自給的暮らしを学ぶ。その後、自然酒造り酒屋の寺田本家に8年間勤め蔵人頭として酒造りに携わり、酒を通して麹・発酵の原理を学ぶ。独立し、日本をはじめ、世界各地で「麹の学校」を開催。オンラインでの学校も運営中。 A5判 ・64ページ
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寺田 聡美『寺田本家発酵カフェの甘酒・塩麹・酒粕ベストレシピ』
¥1,650
江戸時代から続く造り酒屋「寺田本家」が営む発酵カフェで人気のメニューを中心に65レシピを紹介。体にいい発酵食品に加え、砂糖や乳製品は不使用で子どもからお年寄りまで楽しめる料理が満載。 185 x 258 x 9 mm 96ページ 寺田 聡美(てらだ・さとみ) 江戸時代から続く、千葉県香取郡神崎町の造り酒屋・寺田本家23代目の次女として生まれる。寺田本家は無農薬米、無添加、きもと造りの独自の自然酒醸造で知られる。マクロビオティックを学び、カフェ勤務などを経て、結婚後は家業を手伝う。醸造元で育ち、発酵を身近に感じてきたからこその発酵レシピが好評。2017年、寺田本家の敷地内に「発酵暮らし研究所&カフェ うふふ」をオープン。麹や酒粕を使ったおいしい料理とスイーツのほか、寺田本家の酒も味わえる。2児の母。著書に『寺田本家 発酵カフェの甘酒・塩麹・酒粕ベストレシピ』、『寺田本家 発酵カフェの甘酒・酒粕・麹のやさしいおやつ』、『塩麹・酒粕・甘酒でつくる 寺田本家のおつまみ手帖』(すべて家の光協会)など。
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寺田 聡美『寺田本家発酵カフェの甘酒・酒粕・麹のやさしいおやつ』
¥1,650
砂糖・小麦粉・卵・乳製品を使わない 江戸時代から続く造り酒屋「寺田本家」が提案する、おやつのレシピ。 おだやかな甘みの発酵食品を使うことで、驚くほど味わい深いおやつの数々は、毎日食べても飽きないおいしさ。 体にやさしく、免疫力アップにも役立ちます。 醸造元で育ち、発酵食品が常に身近にある著者ならではの、作りやすく素材の自然な甘みが引き立つレシピが満載です。 189 x 257 x 9 mm 88ページ 寺田 聡美(てらだ・さとみ) 江戸時代から続く、千葉県香取郡神崎町の造り酒屋・寺田本家23代目の次女として生まれる。寺田本家は無農薬米、無添加、きもと造りの独自の自然酒醸造で知られる。マクロビオティックを学び、カフェ勤務などを経て、結婚後は家業を手伝う。醸造元で育ち、発酵を身近に感じてきたからこその発酵レシピが好評。2017年、寺田本家の敷地内に「発酵暮らし研究所&カフェ うふふ」をオープン。麹や酒粕を使ったおいしい料理とスイーツのほか、寺田本家の酒も味わえる。2児の母。著書に『寺田本家 発酵カフェの甘酒・塩麹・酒粕ベストレシピ』、『寺田本家 発酵カフェの甘酒・酒粕・麹のやさしいおやつ』、『塩麹・酒粕・甘酒でつくる 寺田本家のおつまみ手帖』(すべて家の光協会)など。
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小倉ヒラク&コージーズ 『おうちでかんたん こうじづくり』
¥1,650
こうじは、日本にしかいない「食べられるカビ」。味噌や醤油やみりんや日本酒など和食の発酵調味料はこうじのおかげでできている。酵素をたくさんだして、お米や麦、大豆から甘みやうまみをつくりだす。そんなこうじのはたらきや秘密を、歌とアニメとダンスで楽しく紹介。家庭で手軽にできて、使い切れる少量のこうじのつくりかたも、動画と本でくわしく紹介。できたてのこうじをたっぷり使ってつくる絶品甘酒や、甘酒プリン、塩こうじ、醤油こうじなど、こうじの楽しい使い方も満載。「こうじのうた」の楽譜付。 【目次】 こうじのうた レッツ!こうじづくり おいし~い こうじりょうり こうじのこと、もっとくわしく 楽譜 ●付属DVD こうじのうたアニメーション/おどりかた解説/こうじのつくりかた ■小倉ヒラク デザイナー。発酵食品のデザインを多く手がけ、発酵文化と郷土食の素晴らしさをアツく伝えている。 ■コージーズ「発酵で日本の食を豊かにしたい!」と結成された発酵文化応援チーム。メンバーは五味醤油6代目・五味仁と妹の洋子、山梨県北杜市役所観光商工課の浅川裕介、歌手の森ゆに、ダンスユニットのflepfunce!。 判型/頁数:B5変 36ページ
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小倉ヒラク『アジア発酵紀行』
¥1,760
発酵はアナーキーだ!「茶馬古道」からインド最果ての地へ至る壮大な旅 アジアの巨大な地下水脈をたどる冒険行。「発酵界のインディ・ジョーンズ」を見ているようだ! ――高野秀行(ノンフィクション作家) 自由になれ――各地の微生物が、奔放な旅を通じて語りかけてくる。 ――平松洋子(作家・エッセイスト) 発酵はアナーキーだ! チベット〜雲南の「茶馬古道」からインド最果ての内戦地帯へ―― ・驚異の“高地サバイバル”発酵食〈チベットのバター茶〉 ・謎の漢方麹✕プリミティブ蒸留でつくる〈リス族の白酒〉 ・ヴィンテージほど価値が高い、微生物発酵のプーアル茶 ・納豆コケカレーにどぶろくを合わせるネパールの発酵×スパイス文化 ・インド最果ての地で、アジア最古の糀文化を守り続けてきた一族……etc. 前人未到の旅がいま幕をあける! 壮大なスケールでアジアの発酵文化の源流が浮き彫りになる渾身作。 四六判・288ページ
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小倉ヒラク『オッス!食国』
¥1,650
発酵文化のスペシャリストが日本古来の食文化を神饌をキーワードに紐解く 発酵をめぐる旅を続ける著者が、その土地ごとの食のありかたを観察するなかで見えてきた、人々の暮らしや気候風土、死生観や政治経済。古代の日本人たちが感じていた食の世界にタイムスリップする1冊です。 【目次】 序章:百味の飲食、海川山野の味なもの 第一章:米と麹 稲・神・菌のトライアングルマジック 第二章:塩と醤油 草食うま味レボリューション 第三章:味噌 愛憎渦巻くトレンディ味噌ドラマ 第四章:だし 海が運んだうま味の多様性 第五章:お茶と懐石 わびの茶が生んだ引き算のおもてなし 第六章:おすし 酸に魅せられ、山から海へ 第七章:粟・豆・麦・芋 正月が半年ずれる? ウラの食国へようこそ 第八章:獣と鯨 隠された食国、燃やされた海の神 終章:食国の再生、再出発は遠く離れた場所から 四六判・256ページ
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アサダワタル『住み開き 増補版』
¥902
自宅の一部を開いて、博物館や劇場、ギャラリーにしたり、子育て世代やシニアの交流の場にしたりして人と繋がる約40軒。7軒を増補。解説 山崎亮 【目次】 東京編(cotona mama&baby―ママさん自宅サロン(世田谷区・学芸大学) 岡さんのいえ TOMO―継がれゆくまちのお茶の間(世田谷区・上北沢) 行脚庵―若者たちの持続可能な自宅サロン(世田谷区・新代田) ほか) 大阪編(905 Cafe―マンション開放型サロン(淀川区・新大阪) 小島商店―元酒屋が生まれ変わる(淀川区・西中島南方) navel cafe―職住のボーダーを揺り動かす自宅カフェ(淀川区・三津屋) ほか) 各地編(space BEN―自宅を劇場に(青森・八戸市・柏崎) でんかハウス―生活の延長線上でできる表現(京都・東山区・蹴上) 優人―福祉制度の垣根を超えて(京都・城陽市・平川鍛冶塚) ほか) アサダワタル( あさだ・わたる ) 1979年大阪生まれ。日常編集家。大阪市立大学法学部卒。音楽演奏から、分野をまたぐ文化プロジェクトの構想・演出、それらにまつわる文筆、講演などを展開する。2002年、バンド越後屋のドラマーとして、くるり主宰レーベル「NMR」からのCDリリースがキャリアの初め。2003年以降、ソロ名義である大和川レコード、ユニットSJQにてライブやCM・映画での演奏、国内外におけるCDリリース多数。あわせて、表現活動を“音”から“場/事”に拡張し、遊休施設や寺院、住居や旅館や空き店舗などを活用したスペース、および各地域コミュニティの演出にも関わる。近年は自宅の一部を他者に開放する「住み開き」を提唱。神戸女学院CDP、立命館大学映像学部非常勤講師。NPO法人cocoroom副代表理事。ボーダレス・アートミュージアムNO-MAアドバイザー。 文庫判・304ページ
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村上しほり『神戸——戦災と震災』
¥1,320
震災から30年、空襲から80年。 危機からの復興を軸に、明治期から現代までを描く。貴重な図版を多数収録した、都市史の決定版。 1868年の神戸港開港後、1889年の市制施行で「神戸市」が成立する。以降、神戸というまちは、1938年の阪神大水害、1945年の神戸大空襲、1995年の阪神・淡路大震災と、災害や戦争の影響を大きく受けながら発展していく。本書は、こうした危機からの復興を軸に、明治期から現代までの都市史を描く。貴重な図版を多数収録した、神戸都市史の決定版である。 はじめに 神戸というまちの魅力 【目次】 第1部 近代 第1章 開港による都市形成 1 兵庫県の成り立ちと旧五国 旧五国と神戸(摂津) 2 神戸開港の前史――兵庫津のはじまり... 新書版・376ページ 村上しほり(むらかみ・しほり):1987年生まれ、神戸育ち。神戸市役所職員(公文書専門職)。大阪公立大学特任准教授。2014年、神戸大学大学院人間発達環境学研究科修了、博士(学術)。専門は都市史・建築史。著書の『神戸 闇市からの復興』(慶應義塾大学出版会、2018)は日本都市計画学会、日本観光研究学会、日本建築学会で各賞を受賞。共著に『占領下日本の地方都市』(思文閣出版、2021)、『神戸スタディーズ#6 “KOBE”を語る』(デザイン・クリエイティブセンター神戸、2018)など。
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安田謙一『神戸、書いてどうなるのか』
¥968
食堂、酒場、喫茶店、銭湯、本、レコード、散歩……108のエッセイで語る、神戸の暮らしと記憶。装画 坂本慎太郎。(tofubeats) 店、人、乗り物、風景、歌、映画、小説、極私的記憶…… 108のエッセイで語る、神戸にまつわるエトセトラ。 文庫版解説をtofubeats、カバーイラストを坂本慎太郎が担当。 神戸。海と山に挟まれたその街には、食堂、酒場、喫茶店、レコード店、書店、映画館、商店街、銭湯など人々に愛される場所があり、その街についての素晴らしい本や歌があり、著者の大切な思い出がある。108のエッセイで語る、ひとつの街の暮らしと記憶。「私が愛した神戸の多くのものは姿を消したけれど、神戸が面白くなくなったとは言わない」。写真・イラストマップも収録。 【目次】 第一章 食べたり?んだり、神戸 第二章 ぶらぶら歩く、神戸 第三章 神戸を読む、観る、聴く、買う 第四章 神戸の記憶 第五章 神戸育ちのてぃーんずぶるーす 暴力戦士 西東三鬼――単行本版あとがきにかえて 神戸、そして――文庫版あとがきにかえて… 文庫判・288ページ 安田 謙一(やすだ・けんいち):1962年神戸生まれ、神戸在住の「ロック漫筆家」。ポップカルチャーを中心に様々な媒体で執筆を行うほか、CD監修、ラジオDJなど多岐にわたって活動する。著書に『ピントがボケる音』(国書刊行会)、『なんとかと なんとかがいた なんとかズ』(プレスポップ)、『ライブ漫筆』(誠光社)があり、市川誠との共著に『すべてのレコジャケはバナナにあこがれる。』(太田出版)、辻井タカヒロとの共著に『ロックンロールストーブリーグ』(音楽出版社)、『書をステディー町へレディゴー』(誠光社)がある。
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村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』
¥693
1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる……。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。 文庫判・240ページ
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西東三鬼『神戸・続神戸』
¥539
第二次大戦下、神戸トーアロードの奇妙なホテル。“東京の何もかも”から脱走した私はここに滞在した。エジプト人、白系ロシヤ人など、外国人たちが居据わり、ドイツ潜水艦の水兵が女性目当てに訪れる。死と隣り合わせながらも祝祭的だった日々。港町神戸にしか存在しなかったコスモポリタニズムが、新興俳句の鬼才の魂と化学反応を起こして生まれた、魔術のような二篇。解説・森見登美彦。 文庫判・208ページ
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竹中大工道具館協力『大工道具のきほん』
¥2,596
★ 大工手道具の知識と技術が身につく! ★ 鉋・鋸・鑿・玄能・木槌・砥石など 職人が紡ぐ手仕事の構造、 メカニズム、仕立て、 テクニックを解説。 【本書について】 テーブルや椅子、収納棚などを自作する DIY(ドゥ・イット・ユアセルフ)は、 大人のための素晴らしい趣味といっていい。 暮らしを豊かにしてくれるだけでなく、 創作活動として知的な刺激をもたらしてくれる。 ホームセンターをのぞけば多種多様な木工道具が並び、 加工する木材類もここで安価に入手できる。 講習会を開き、道具の使い方を教えてくれる ホームセンターが増え、 気軽にDIYを楽しめる環境が整ってきた。 そんなことからDIYを始めたいと考える人も多いはずで、 この本を手にしたあなたもそんな一人だろう。 本書はDIYビギナー向けのガイドではあるが、 大量生産された量販品ではなく、 職人さんたちが丹精込めて一つずつ製作した、 「手打ち」の大工手道具を使ってみようという 提案をしている。 名づけて「スローDIY」である。 鉋、鋸、玄能、鑿……。 たしかに量販品に比べて手打ち品は値段が張る。 大工手道具には連綿と伝えられてきた確たる文化があり、 手にすれば製作者一人ひとりの熱い思いも伝わってくる。 モノに対するこだわりを持つ人なら、 いかにそれが貴重かをご理解いただけるだろう。 量販品とは異なり、自分仕様に育てていく楽しみもある。 手打ち道具の世界は想像以上に奥行きが深いのだ。 とはいえ、手打ち道具には扱いにくく頑固な一面もあり、 ビギナーには敷居が高く感じられるかもしれない。 本書にはそんなハードルを下げるためのノウハウを満載した。 実は手打ち道具でDIYをスタートさせたほうが、 スキルが確実に身について上達も早いのである。 初心者だからこそ手打ち道具を――。 ぜひ日本のモノづくりの粋である手打ち道具を手にし、 つくり手と対話しながらDIYを楽しんでほしい。 【主な目次】 ☆第1章 削る道具 <鉋 かんな> * 鉋学入門 * 削るためのメカニズム * 鉋 ヒストリー ・・・など ☆第2章 挽く道具 <鋸 のこぎり> * 鋸学入門 * 切るためのメカニズム * 鋸 ヒストリー * 鋸 バリエーション ・・・など ☆第3章 叩く道具 <玄能 げんのう> * 玄能学入門 * 玄能 ヒストリー * 叩き方ガイダンス ・・・など ☆第4章 掘る道具 <鑿 のみ> * 鑿学入門 * 掘るためのメカニズム * 鑿 ヒストリー ・・・など
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穂積 和夫:絵『すてきなタータンチェック』
¥1,430
2024年に亡くなった穂積和夫さんの絵をお楽しみください。 タータンチェックをめぐって世界を旅しよう タータンチェックのドラマチックな歴史、ファッション、そしてその定義。最初からお終いまでタータンチェックづくしの絵本です。おしゃれに目覚める小学生の子どもたちに、古今東西の人々が夢中になった、このすてきなチェック柄をご紹介します! スコットランド、イングランドといった英国はもちろん、日本、カナダのプリンス・エドワード島も登場。タータンチェックをめぐって世界を旅するような1冊です。 自分で読むなら:小学中学年から 奥田 実紀 文 / 穂積 和夫 絵 ページ数 : 40ページ サイズ : 26×20cm
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内田 有美(文・絵)『おせち』(こどものとも絵本)
¥1,100
SOLD OUT
「くろまめ ぴかぴか あまい まめ。まめまめしく くらせますように」「きんとん きんかん きんいろ こがね。おかねが いっぱい たまりますように」など、おせち料理を美しい絵でひとつひとつ紹介しながら、そこに込められた願いをリズミカルなことばで伝える絵本です。 時代も変わり、おせち料理もバラエティーに富んでいますが、今も昔も人々の願いは同じ。改めて日本の伝統食・おせち料理の良さを味わえる一冊です。 読んであげるなら:4才から 自分で読むなら:小学低学年から 内田 有美 文・絵 / 満留 邦子 料理 / 三浦 康子 監修 ページ数 : 32ページ サイズ : 20×27cm
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ポール・オースター『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』柴田元幸訳
¥1,870
1990年にポール・オースターがニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した短篇小説を、柴田元幸が翻訳、タダジュンが絵を手がけ、一冊の絵本になりました。1995年に公開したウェイン・ワン監督の映画『スモーク』の原作としても愛され続けてきた物語。ブルックリンの街角から生まれた心温まるクリスマス・ストーリーを、この冬、日本の読者へお届けします。大切な人へのクリスマスの贈り物にもおすすめです。 訳 柴田元幸 絵 タダジュン B6変型 64ページ ポール・オースター Paul Auster 1947年生まれ。アメリカの作家。『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』の「ニューヨーク三部作」のほか、最近の邦訳に『闇の中の男』『インヴィジブル』『サンセット・パーク』(すべて柴田元幸訳)などがある。 柴田元幸 Motoyuki Shibata 1954年生まれ。翻訳家。ポール・オースターをはじめ現代アメリカ文学を中心に翻訳。最近の訳書にマシュー・シャープ『戦時の愛』、バリー・ユアグロー『東京ゴースト・シティ』などがある。現在、文芸誌『MONKEY』の責任編集を務めている。 タダジュン Jun Tada 1971年生まれ。版画家、イラストレーター。作品集『Dear, THUMB BOOK PRESS』、さかたきよことの共著『とるにたらないおとこの話』、阿部大樹『翻訳目錄』の挿絵など、版画の技法を使って書籍や雑誌のイラストレーションを中心に活動
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HIGHLAND 2000 BOB CAP BRITISH WOOL KNIT(BLACK)
¥2,530
ハイランド2000は、新旧の伝統的なニット帽の製造に近代的な機械を組み合わせ、高品質のニットウェアを製造することを目的に2000年にスタートしました。商品はすべてノッティンガムシャー州イーストウッドにある英国工場で生産されており、他のニットメーカーができないような小ロット生産も可能です。 私たちは自社ブランドで製品を販売するほか、デザイナーや自社ブランドを持つ企業との提携も可能です。可能な限り英国産の糸や資材を使用するようにしています。弊社は英国羊毛マーケティング委員会(British Wool Marketing Board)のライセンシーであり、様々なサプライヤーから英国羊毛を入手することができます。 ハイランド2000には約20名のスタッフが在籍しており、その多くは創業当初からのスタッフです。 ユニセックス、フリーサイズ 色:黒色
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【サイン本】品品(ex. 世田谷ピンポンズ)『SETAGAYA MAGIC』
¥1,320
※ 著者直筆サイン本です。 自分が住む街の現在・過去・未来へのパスポートに。 twililightがある三軒茶屋をテーマにしたポケットブックシリーズ「sanchapbook」(サンチャップブック)。 03はtwililight web magazineで2024年6月から9月まで連載していたフォークシンガー・品品(ex.世田谷ピンポンズ)によるセンチメンタル連載小説を書籍化した『SETAGAYA MAGIC』。 – “感傷より先に歌があるのか、歌より先に感傷があるのか、自分の情緒が時々分からなくなる” twililightがある世田谷区の三軒茶屋に長いあいだ住んでいたフォークシンガー・品品(ex.世田谷ピンポンズ)による初めての小説は、 三軒茶屋を舞台に、自身と重なる杵賀谷を主人公に迎え、選ばれなかった人々の心に真摯に寄り添う。 歌うこと、生きること、夢を見ること。 「もっともっと迷い惑うことだよ。君がこの街で出会った人たちがえっちらおっちらそうやって暮らしてきたみたいにね。茶沢通りの一本道でさえ迷う君さ。だからこそ、ひょんなことからまたいつかどこかで別れた誰かと再会できるかもしれない。誰も見たことのないような変な景色を見つけることができるかもしれない」 – 《目次》 「すずらん通りの定食屋」 「太子堂中央街のライブハウス」 「世田谷通り沿いのマンション」 「三軒茶屋中央劇場」 「地震の日」 「じしんの日」 「送別会」 「世田谷マジック」 あとがき 装画: waca デザイン:横山雄 判型:B7 ページ数:104ページ 【品品(ex.世田谷ピンポンズ)】 フォークシンガー。 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。 音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、最近では文筆活動も積極的に行っている。 あたらしいフォークの旗手。
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ミヒャエル・エンデ『モモ』
¥1,870
まずは全世界のオトナが読むべきだと思っています。 ※ 簡単なプレゼント包装もいたします。備考欄にプレゼント包装希望とお書き下さい。 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 時間に追われ,人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に,風変りな少女モモが時間の真の意味を気づかせます。 対象年齢 > 小学4・5年から 体裁 A5 ・ 上製 ・ 360頁
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橋本亮二『かけないひび』
¥1,100
二〇二四年、四十二歳から四十三歳への日々の小さな記録。 本を巡る六月の岩手ツアー。盛岡に降り立ち、紫波の町を歩き、たくさんの人と会った。旅をしていても、日常は頭によぎり、呼吸が浅くなる瞬間はあった。隣にいてくれる人、通り過ぎたり向き合ってくれる人がいて、それは抑えられた。温かい記憶、そのなかにも鋭利な衝動や漠とした虚しさ、足元が揺らぐ感覚はあった。それでも、あの日を思うとやわらかい光に包まれる。 常な日なんてないけれど、日常は存在する。心身の変化を強く感じる。年齢や環境のせいではなく、仕事とも人との関係性においても、核となるところで向き合えてこなかった積年が突きつけられている。言葉を綴ることも、えいやと走り出すことも叶わない日が続く。一日いちにち、欠けることがないようにとだけ思い、繰り返している。 すっかり読めなくなったけれど、気持ちも考え方も啓いてくれるのはやはり本だった。一人の人間の機微、捉え難い関係性や社会のあり方を掬い取り作品として昇華する作家の力。長い物語の全体がすこしずつ心にしみ渡ることも、たった一文に奥深く横になっていた思いが呼び覚まされることもあった。こんな文章を書きたい、その気持ちは変わらずある。そう思わせてくれる本は過去に数知れずあるし、これからも生まれてくる。 あの日のこと覚えてる? いつか、自分にも、横にいる人にも、遠くにいる誰かにも声を掛けたい。 (まえがきより) A6判(文庫サイズ)並製/本文90頁
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『製本と編集者 vol.2』
¥1,320
これまでの出版業界にとって本を作るということは疑う余地もなく、紙の本を作るということだった。電子書籍が登場し、多くの人たちが当たり前にそれを読む端末を手にし、紙の本の価値を問われるようになって久しいが、それでもまだ紙の本のほうが商売になる(儲かる)という理由で、なんだかんだと紙の本は作られ続けている。けれど商売になるかどうか以前に、どうして紙の本をいいと思うのか説明できるようになりたい。それは自分がこの先もこの仕事を続けていく理由に繋がるはずだからだ。 製本の現場から、三人の編集者へ問いかける これからの本についてのインタビュー、シリーズ第二弾 編者:笠井瑠美子 話す人:松井祐輔(エイチアンドエスカンパニー (H.A.B))、三輪侑紀子(岩波書店)、藤枝大(書肆侃侃房) 松井祐輔 まつい・ゆうすけ 一九八四年、愛知県名古屋市生まれ、春日井市育ち。千葉大学文学部史学科卒。出版取次の株式会社太洋社に勤務の後、株式会社筑摩書房、NUMABOOKSを経て、現在は無所属。二〇一四年に『HAB』を刊行。以降は断続的に『ナンセンスな問い』(友田とん)、『山學ノオト』(青木真兵、青木海青子)、『台湾書店百年の物語』(台湾独立書店文化協会)、『パリと本屋さん』(パリュスあや子)などの書籍を刊行。二〇一四年から「小屋BOOKS」、二〇一五年には移転し「H.A.Bookstore」として実店舗を運営。二〇二〇年に閉店し、現在はwebのみで販売を行う。並行して取次業も担う。本を売って生きている。 三輪侑紀子 みわ・ゆきこ 一九八七年、静岡県浜松市生まれ。二〇一〇年頃から角川春樹事務所書籍編集部アルバイト。二〇一四年頃から編集部員に。二〇一九年岩波書店入社。所属は児童書編集部。二〇二〇年に出産。二〇二一年頃から『図書』編集部にも参加。二〇二三年の担当書は『地図と星座の少女』『ローラ・ディーンにふりまわされてる』『クロスオーバー』『モノクロの街の夜明けに』『ナイチンゲールが歌ってる』。 藤枝大 ふじえ・だい 一九八九年に八丈島で生まれ、関西で育つ。未知谷を経て、二〇一七年より書肆侃侃房で勤務。主に詩歌、海外文学、人文書、文芸誌の編集をしている。短歌ムック「ねむらない樹」 (編集統括)、文学ムック「ことばと」、「現代短歌クラシックス」シリーズのほか、『左川ちか全集』『葛原妙子歌集』『はじめまして現代川柳』『うたうおばけ』『月面文字翻刻一例』『象の旅』『赤の自伝』『路上の陽光』『ベルクソン思想の現在』などの編集を担当。海外文学と詩歌の書店「本のあるところ ajiro」を二〇一八年に立ち上げ、運営している。 ページ数 106 判型 A 5変判 装丁 千葉美穂(Ophelia Design Studio.) 著者プロフィール 笠井瑠美子(編著) 一九八〇年生まれ。横浜市育ち。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、株式会社東京印書館に入社。退職後、デザイン制作会社に勤務する傍ら、手製本工房まるみず組で手製本を習う。加藤製本株式会社で束見本担当、二〇一九年退職。二〇二〇年一月より、株式会社松岳社で引き 続き束見本を担当することになりました。束見本以外にもいろいろな作業をするのですが楽しいです。 行きつけは今野書店、時々Title。本を売る先は古本屋の音羽館。かもめブックスは第五の故郷です。 ・『本を贈る』(三輪舎)共著 ・『先生』(生活綴方出版部)寄稿 ・H.A.Bノ冊子「製本する人々」連載中 ・dee’s magazine コラム連載中
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『製本と編集者 vol.3』
¥1,320
これまでの出版業界にとって本を作るということは疑う余地もなく、紙の本を作るということだった。電子書籍が登場し、多くの人たちが当たり前にそれを読む端末を手にし、紙の本の価値を問われるようになって久しいが、それでもまだ紙の本のほうが商売になる(儲かる)という理由で、なんだかんだと紙の本は作られ続けている。けれど商売になるかどうか以前に、どうして紙の本をいいと思うのか説明できるようになりたい。それは自分がこの先もこの仕事を続けていく理由に繋がるはずだからだ。 製本の現場から、三人の編集者へ問いかける これからの本についてのインタビュー、シリーズ完結 編者:笠井瑠美子 話す人:中村康二(光文社)、岸本洋和(平凡社)、出射優希(ライター) 中村康二(なかむら・こうじ ) 一九八一年生まれ。千葉県出身。武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科卒。病院の受付からパソコン誌二誌の編集を経て漫画編集者に。ウェブ漫画サイト「トーチweb」「コミックボーダー」「webアクション」を立ち上げる。二〇二四年七月から光文社に在籍。 岸本洋和(きしもと・ひろかず) 一九八一年生まれ。東京大学教養学部超域文化科学科(文化人類学)卒業。同大学院総合文化研究科修士課程中退後、二〇〇六年思文閣に入社。古美術を扱う仕事を五年経験したのち、二〇一一年平凡社に入社。二〇一五年、科学と文芸のシリーズ「スタンダード・ブックス」を創刊。新書、ノンフィクション、エッセイ、写真集、小説、人文書、絵本、漫画など、ジャンルを問わずいろいろ作っています。 出射優希(いでい・ゆうき) 二〇〇二年生まれ。兵庫県出身。京都芸術大学文芸表現学科卒業。インタビューを学ぶ。二〇二四年より、藍染を中心に伝統文化を伝える・受け継ぐ活動を行う「藍の學校」に、ライターとして伴走中。それを機にフリーライターとして活動をはじめる。人が好き。 ページ数 122 判型 A5変判 装丁 千葉美穂(Ophelia Design Studio.) 著者プロフィール 笠井瑠美子(編著) 一九八〇年生まれ。横浜市育ち。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、株式会社東京印書館に入社。退職後、デザイン制作会社に勤務する傍ら、手製本工房まるみず組で手製本を習う。加藤製本株式会社で束見本担当、二〇一九年退職。二〇二〇年一月より、株式会社松岳社で引き 続き束見本を担当することになりました。束見本以外にもいろいろな作業をするのですが楽しいです。 行きつけは今野書店、時々Title。本を売る先は古本屋の音羽館。かもめブックスは第五の故郷です。 ・『本を贈る』(三輪舎)共著 ・dee’s magazine コラム連載中 ・はたらく写真絵本シリーズ「はたらく製本所」(ambooks) ・はたらく写真絵本シリーズ「はたらく製本所」(創元社)
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浪江由唯『普及版 世界の紙を巡る旅』
¥1,980
一枚の紙を透かせば、人々の営みと手仕事の跡が浮かび上がる。土地の文化から生み出された手漉き紙の面白さと手仕事の尊さにほれ込み、勢いよく旅に出た1年間の記録 「世界には、どんな紙があるんだろう?」。小さな好奇心をきっかけに、303日間かけて15ヵ国の紙工房と印刷所を訪ね歩く。旅の中で出会ったのは、個性豊かな紙が作られる美しい光景と、淡々とあるいは楽しそうに、紙を作り紙に刷る人々の姿だった。世界の手漉き紙と文化の未来のために何ができるか、大好きな紙のそばで自分は将来何をしていくのか。世界の紙を巡りながら、知った紙のこと、気づいた文化のこと、自分が大事にしたいこと……。そんな思いを一冊の本として綴じました。 〈旅をした国〉 タイ、カナダ、アメリカ、メキシコ、リトアニア、ラトビア、エストニア、ドイツ・デンマーク、イギリス、インド、ネパール、ラオス、韓国 〈出会った紙〉 サーペーパー、アマテ、ヘンプペーパー、リサイクルフラワーペーパー、コットンペーパー、ロクタペーパー 2000冊が即完、2021年刊行の『世界の紙を巡る旅』が新たな仕様、手に取りやすいポケットサイズで 普及版として生まれ変わりました。 ポケットはカバンに入れて、散歩や旅にも連れ出せる文庫版として再登場!カバーは著者本人が現在関わりの深い大洲和紙を特注で制作。工程の一部を著者自身が担当したほか、一冊一冊のタイトルも本人によるハンコで仕上げています。 並製本176ページ、A6、特注大洲和紙カバー
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『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.04』
¥1,100
さまざまな書き手の言葉から「つづけつづける」ことを考えるマガジン。自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。「恥ずかしげもなく、野心を語る」をテーマに、多様な書き手が生業の舞台裏を語るドキュメンタリー的エッセイ集。 「恥ずかしげもなく、野心を語る」のテーマについてそれぞれのポジションから記述してもらった「特集」、毎号かけて現在進行形の取り組みの様子をたどる「連載」を掲載(連載も各号独立して読めるように構成しています)。 創作活動の意欲の火を灯し続けるための、一冊。自分なりの活動をいつまでもつづけようとする人、ものづくりの世界に触れていたいすべての人を思い浮かべながら制作した本です。 特集「恥ずかしげもなく、野心を語る」・書き手 「広島で「地元アーティスト」として今でもながく愛され続けているバンドやアーティストと、我々の違いは一体何だったのだろう。私が音楽に情熱を注いできたこの10年間のあいだに、広島でいくつのフェスやイベントがうまれ、そして無くなっただろう。いくつのバンドやアーティストがうまれ、辞めていっただろう。そしてそれらは、どうすれば続けられたのだろう。」ミュージシャン ムカイダー・メイ (ペロペロしてやりたいわズ。) 「その言葉を聞いてFooTUREはこのままではダメだと痛感した。ここは、僕らが誰の指図も受けずに自由に表現して楽しむ場所にしなくてはと再確認した。」営業マン 菅原奏 「久々の映画づくりだったので、まずは一歩目を踏み出すことが大事だと考えた。それがドラマ映画だろうが、ドキュメンタリー映画だろうがかまわない。ここでなにかつくり上げなければ一生映画づくりをすることはないかもしれない、と。」映画監督 折口慎一郎 連載「いまここから見える景色」・書き手 「途中合流する日本人の方を空港まで迎えにいって、拠点のあるパリメというまちへ向かっていたとき、乗車していた車と対向車が正面衝突して、ぼくは重傷を負った。どれくらい重傷だったかというと、18日間、意識不明となり、足の靭帯は切れ、手の骨と鎖骨が折れた。」アフリカドッグス 中須俊治 「様々な役割をこなした一日の終わりは、疲れているのに、何故か昂って眠れなかった。深夜の寝室の天井を見つめながら、ぐったりとしていると、ふと頭に考えが浮かぶ。「なんのために働くのか」。白々しく自分に問いながらも、実は答えは分かっていた。」無職 入江妃秋 [仕様] 編 嶋田翔伍(烽火書房) A6判・並製本 80ページ hoka books
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『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.03』
¥1,100
創作活動や事業活動を「つづけつづける」ヒントを探るために、身の回りで活動している様々な分野の仲間たちに「自分の生業とは何なのか」「ものづくりのお披露目以外の日常の活動」などをテーマに寄せてもらったエッセイ集です。 この「たやさない」という一冊は、さまざまな視点から「つづけつづける」ことを考えるマガジンだ。つくり手であるぼくが強い関心を抱いたテーマで、4人の書き手にテキストを寄せてもらっている。無限に広がる課題意識のなかから、選んだのは「創作と生活」。「仕事のために、プライベートを充実させる」「プライベートを満足させるために働く」、どれもこれも心の持ちようだ。自分らしく「つづけつづける」ために、その持ちようについて考えてみたいと思う。(まえがきより)。 自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。「創作と生活―暮らすためにつくりつづけて、つくるために暮らしている人たちのことば」。三線弾き、出版社、園芸家などさまざまな生活とものづくりをおこなう人たちから寄せてもらったエッセイ集です。 <書き手> 三線弾き 中川樹海 「自宅は楽器禁止なので公園に行ってみたりもするが、この間知らないおじさんに怒られて悲しかった。もしかしたら音量が大きかったのかもしれないけど、「どうせプロでもないだろ」と言われカチンときた。「これで食べてますけど貧乏です。スタジオばかりも行ってられません。おじさんスタジオ代出してくれませんよね?」つい言ってしまった。」 画家・園芸家 佐野裕一 「好きを維持するには手入れが必要である。そういったところもまさに植物とよく似ている。園芸にも手入れが欠かせない。創作の源である好きという心。その心が枯れてしまわぬように生活を創り、創作を守らなくてはならない。」 アフリカドッグス 中須俊治 「トーゴの人たちは、すこしお金ができると、どんどん生活を変化させていた。向こうで道を歩いていると、建設途中の建物が散見されるのだが、これはちょっとお金ができたら、まずは塀をつくる、みたいなことをやっているからだ。日本だと、全体の予算や納期を組んで、それが確保できた段階で動き出す。一方、トーゴでは、今そのときのベストを尽くすスタイルだ。そのことに、少なからずぼくは影響を受けている。」 出版社さりげなく わかめ かのこ 「料理には、たくさんの動作がある。「洗う」「めくる」「切る」「たたく」「嗅ぐ」「確認する」「こする」「和える」「混ぜる」などなど。書き出すとキリがない。その動作の繰り返しを積み重ねることで、ようやく自分にかえってくる。誰かにつくってもらう料理ももちろん時にはありがたいが、自分が最後に「食べる」という動作に行き着くまでに行う、限りない動作を繰り返すことで、自分のできることは限られていることにさえも気づく。」 烽火書房 嶋田翔伍 「日々おもしろいことばを収集してもいる。何気なく日常の中で行っている、ことばの収集とことばのアウトプットが僕にとってはアイデアの源泉で、生活と創作をつないでいるのではないか。」 本体はネット印刷にて制作した無線綴じ書籍。表紙は小口側から数センチを手作業でカットし、カバーと帯を一冊一冊巻いています。 豪華な仕様の一冊ではなくても、工夫とアイデアで、新鮮な仕上がりになるよう制作しました。切り落とした表紙端は、栞として使えるよう挟み込みしています。 vol.03は表1から表4までまたがるシールを貼って、構成しています。 ・仕様 A6判 / モノクロ / 80P
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超旅ラジオ『日本最古の旅行記を27人で分けて読む』
¥1,100
分けて読む。それはまったく新しい読書体験。 日本最古の旅行記であり、世界3大旅行記のひとつ『入唐求法巡礼行記』。この知られざる1100年前の名著を、ひとりで読むのは大変だからみんなで分けて読もう!と集まった27人が、分担した箇所「だけ」を読んで記した断片感想集。 いまどこにいるの?そもそも旅の目的は何?ていうか主人公は誰!? 前後の文脈が一切わからないまま、一部を読んだ記録がすべて集まったとき、新たな読書の旅が始まる...。
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【穂積和夫セット】伊藤紫朗『オフィシャル アメリカン・トラッド・ハンドブック』
¥2,830
※ 穂積和夫さんによるスタンダードブックストアオリジナルポストカード2種、しおり4種付。 本物のトラッドを知りたければこの一冊! アメリカン・トラッドの歴史から、現在のトラッドの最前線まで、すべてを網羅したメンズ・ファッションの決定版。上着も靴もアクセサリーも、男のおしゃれに必要なすべてのアイテムがわかる。 シップス、ビームス、ユナイテッドアローズ、ブルックスブラザーズ、Jプレスの歴史とスタイルも詳述。 多数の写真とイラストを、オールカラーで掲載!! 著:伊藤紫朗 イラスト:穂積和夫・ソリマチアキラ 判型:A5判 並製 総頁:192ページ
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【穂積和夫セット】デーヴィッド・マークス『AMETORA(アメトラ) 』
¥2,720
※ 穂積和夫さんによるスタンダードブックストアオリジナルポストカード2種、しおり4種付。 日本がアメリカンスタイルを救った物語 日本人はどのようにメンズファッション文化を創造したのか? アメリカで出版され、話題を呼んだ書籍『Ametora: How Japan Saved American Style』の待望の翻訳版! 日本人は「憧れ」をビジネスにし、独自の文化と伝統を創ってしまった! アイビー、ジーンズ、ストリートウェアなど戦後アメリカから輸入したスタイルを、 日本人は独自の解釈と評価を加え、研究し、マニュアル化し、継承してきた。 そして、90年代以降は、アメリカや世界のメンズファッションが、 日本を参考にしているという状況を描いた傑作ノンフィクション。 VANやマガジンハウス、メンズクラブ、小林泰彦、穂積和夫、くろすとしゆきなど…… 先駆者、仕掛け人、関係者への取材と現存する資料をもとに、歴史的視点から俯瞰して、 日本の戦後メンズ服飾史に新たな光をあてる。 石津祥介、木下孝浩(POPEYE編集長)、中野香織、山崎まどか、 ウィリアム・ギブスン、ジョン・C・ジェイ(ファーストリテイリング)ほか、絶賛! 【目次】 イントロダクション 東京オリンピック前夜の銀座で起こった奇妙な事件 第1章 スタイルなき国、ニッポン 第2章 アイビー教――石津謙介の教え 第3章 アイビーを人民に――VANの戦略 第4章 ジーンズ革命――日本人にデニムを売るには? 第5章 アメリカのカタログ化――ファッション・メディアの確立 第6章 くたばれ! ヤンキース――山崎眞行とフィフティーズ 第7章 新興成金――プレッピー、DC、シブカジ 第8章 原宿からいたるところへ――ヒロシとNIGOの世界進出 第9章 ビンテージとレプリカ――古着店と日本産ジーンズの台頭 第10章 アメトラを輸出する――独自のアメリカーナをつくった国 謝 辞 注釈と出典 参考文献 索引 翻訳: 奥田祐士 1958年、広島生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。雑誌編集をへて翻訳業。主な訳書に『スヌーピーとチャールズ・M・シュルツの芸術』『ポール・マッカートニー 告白』『ヒップの極意』『スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法』などがある。 デザイン: 小野英作 カバーイラスト: 穂積和夫 本文イラスト: ソリマチアキラ
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【穂積和夫セット】穂積和夫『着るか 着られるか』
¥1,180
※ 穂積和夫さんによるスタンダードブックストアオリジナルポストカード2種、しおり4種付。 ―― 現代男性の服飾入門 穂積和夫 著 日本におけるアイビーの先駆である著者がメンズファッションの極意を説いた、1964年刊の伝説的バイブル。次代を超えて男のおしゃれ哲学を説いた名著、完全復刻。 文庫判・ 304頁 【穂積和夫】 1930年東京に生まれる。東北大学工学部建築学科卒業。長沢節氏に師事して絵を学ぶ。松田平田設計事務所をへてイラストレーターに。アイビーファッションや『間違いだらけのクルマ選び』(徳大寺有恒著)のイラストなど、おもにファッションや自動車などの分野で活躍してきたが、現在では本シリーズに代表されるように日本の歴史的な建造物や街並み、歴史風俗などを描くことに意欲的に取り組んでいる。昭和女子大学非常勤講師。著書に『日本の建築と街並みを描く』(彰国社)『大人の男こそ、オシャレが似合う』(草思社)『絵本アイビーボーイ図鑑』(愛育社)『自動車のイラストレーション』(ダヴィッド社)ほか多数。
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【サイン本】僕のマリ『清潔な寝床』第三刷
¥1,500
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 僕のマリの日記集『清潔な寝床』です。 2022年6月〜12月の日記です。 コロナに罹患する前の元気なとき、罹患したときのこと、そして後遺症で体調不良が続いた半年間の記録です。七歳上のパートナーと暮らしながら、街歩きする楽しさ、日々のごはんや喫茶店巡り、二人でコロナに罹った時の身体のあつさ、結婚の挨拶に行った真夏の暑い日、居酒屋でべろべろになるまで飲んだ日、鬱がひどく屋上で泣いていた日……。過ぎ去った日々の記録を読み返しながら、「人を大事にするってなんだろう」と考えていました。その答えは、日記を編んでようやくわかった気がします。
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【サイン本】僕のマリ『すべてあたたかい海』
¥1,200
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 僕のマリによる、2023年1〜3月の日記集です。 昨年の夏から続く体調不良に悩まされ、心と身体に振り回されながらも、生活と出版に奔走します。バイトを辞め、ギリギリの締め切りを渡り歩き、作って食べるよろこびを感じ、そして少しずつ春へと向かう、いとおしい日々の記録です。
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【サイン本】僕のマリ『実験と回復』
¥1,600
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 2023年4〜9月の半年間の記録です。 商業出版、自費出版、トークイベント、一週間ごとに発熱する身体……転がるような日々を送りながら、ずっと患っていた心の不調と向き合います。幸せとは、結婚とは、家族とは。自分が嫌だと思っていること、怖いと思うこと、そんな感情の機微を毎日書き続けて、ひとつずつ検分してきました。自分のなかで半ば負担に感じていた、家族という呪いについての答えが、やっとわかってきた気がします。 114ページ収録、 装画作品はタカヤママキコさんです。
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【サイン本】僕のマリ『鮮やかな季節』
¥1,400
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 2023年11月〜2024年10月の記録です。 文筆家と古本屋の夫婦二人暮らし、マユリカのpodcast、日々の仕事、新刊『記憶を食む』制作の思い出、自炊と外食、犬に対する想い、街の悲喜交々、読んだ本や行った展示など、ちっぽけな出来事ばかりです。ちっぽけなことほど書き記すのが面白く、読み返した時に感じ入るものです。 装画作品:米澤真子「ふたつの煙」 DTPデザイン:佐藤夏菜子
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七月堂『AM 4:07 vol.2』
¥1,100
「詩」と「エッセイ」と「書店」をテーマにしたZINE、「AM 4:07」第2号 〈内容紹介〉 【第2号ゲスト】 短歌| 山川藍 / 大きくなって帰ってきました 詩| 國松絵梨 / 抵抗する エッセイ|〈テーマ:冬、AM 11:45〉 町田康 / 寒い。 梅﨑実奈/不思議な関係 小笠原鳥類 / 鳥を、知らなかった 書店エッセイ|〈コンビニおでんよりも温めてほしいときに読みたい詩歌〉 旦悠輔(自由港書店) 井上奨之(云々者) 樽本樹廣(百年・一日) 樽井将太(百年・一日) 【連載】 詩| 西尾勝彦 / 花束 エッセイ| Pippo(近現代詩紹介) / 通りぬける、移る、ひろがる 西尾勝彦 / ひらやまさん 池上規公子(葉ね文庫) / 長い話 後藤聖子(七月堂) / わからなさを抱えて 城下康明(ひとやすみ書店) / 発光 写真|カバー 寺岡圭介(紙片) 発行人┆後藤聖子 編集長┆鈴木康太 組版・デザイン┆川島雄太郎 製本指導┆紙とゆびさき 印刷・製本・発行┊七月堂 発行部数┆500部
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【サイン本】中前結花『ドロップぽろぽろ』
¥1,430
※ 著者直筆サイン本です。 初の単著『好きよ、トウモロコシ。』以来の書籍化。 初の私家版エッセイ集です。 過去の作品に大胆に加筆し仕上げたもの5編と、書き下ろし6編を収録。 「ぽろぽろこぼした涙の記憶」をテーマにしていますが、ちっとも悲しい本ではありません。 大真面目だけど、ちょっとおかしく、ちょっと切ない。 大人のあなたにこそ読んでほしい1冊です。 B6判 187ページ デザイン:飯村大樹さん 装画:ちえちひろさん
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【サイン本】山階基『風にあたる』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。 心にふれる、という言葉がこんなに似合う歌はないと思う。 ──東直子(歌人) もといくんの歌集の中で暮らしたい ゆくてのシャツを乾かしながら ──枡野浩一(歌人) 2010年から2019年までの 短歌作品346首を収録。 【歌集より】 ほっといた鍋を洗って拭くときのわけのわからん明るさのこと 乗るたびに減る残額のひとときの光の文字を追い越して行く 菜の花を食べて胸から花の咲くようにすなおな身体だったら 三基あるエレベーターがばかだからみんなして迎えに来てしまう ないような夜と海とのあわいからちぎれる波に洗われていた 恋人をまじえて水炊きをかこむ呼びようのない暮らしの夜だ 夕闇にしずむこの世のおみやげに吊るしたシャツは風が抱き取る 大きさ:四六判変型152頁 【著者プロフィール】 山階 基(やましな・もとい) 1991年広島生まれ。 早稲田短歌会、未来短歌会「陸から海へ」出身。 2016年、第59回短歌研究新人賞次席。 2017年、未来賞(2016年度)受賞。 2018年、第64回角川短歌賞次席、第6回現代短歌社賞次席。 2019年、第一歌集『風にあたる』(短歌研究社)上梓。 2019年より東京・西日暮里「屋上」と共同で短歌に親しむイベント「屋上と短歌」を開催。 麻川針(あさかわ・しん)名義で組版・デザインを手がける。 早稲田短歌会出身 未来短歌会「陸から海へ」出身
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【サイン本】浅野忠信 蛇口の水が止まらない
¥5,500
SOLD OUT
※ 古書ですが、ほとんど新品同様です。 ※ 著者直筆サイン本です。 1990年のスクリーンデビュー以降、日本を代表する俳優として国内外で目覚ましい活躍をするかたわら、音楽活動や絵画制作などにも精力的な浅野忠信。 2013年、映画「羅曼蔕克消亡史」(2016年、中国で公開)の撮影のために訪れた中国での滞在時に、手元にあった紙とペンでドローイング制作を再開したことを期に、日々、エネルギッシュにドローイングやペインティングを制作し、自身のInstagramやFacebookで発表。Instagramのフォロワーは今や24万人を超えます。 2003年に発売された画集『BUNCH』から15年ぶりとなる本書は、2013年から2018年夏までに描かれた3500点超の作品から厳選されたモノクロ作品を驚異の500ページに収録。その躍動感と場面の描かれ方は、俳優ならではの表現で、映画のワンシーンをも感じさせます。 作品集をめくりながら聴いて欲しいと、書き下ろされた楽曲を収録したCDを付属。その作品世界にたっぷり浸る一冊になりました。 浅野忠信作曲オリジナル・アルバム「かげの音」CD付(特製CD紙ジャケット付き) 浅野忠信 1973年11月27日生まれ、神奈川県出身。 1990年『バタアシ金魚』でスクリーンデビューを果たして以後、国内外の映画に出演。『モンゴル』は、2008年の第80回米国アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた。2011年『マイティ・ソー』でハリウッドデビュー。2014年には『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。カンヌ国際映画祭においては2015年『岸辺の旅』で「ある視点」部門監督賞、2016年『淵に立つ』で「ある視点」部門審査員賞と、主演作が2年連続受賞。自身も第10回アジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞、さらには第11回アジア・フィルム・アワード最優秀主演男優賞と“アジアのアカデミー賞”とも言われる同賞で史上初の2年連続主要部門受賞の快挙を果たした。 俳優業のみならず、音楽家としても活動し、「SODA!」でバンド活動や、DJも行う。また、自身のブランド「JEANDIADEM」で洋服のデザインも手がける。 www.anore.co.jp/tadanobu_asano/
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左右社編集部・編『雪のうた』
¥2,200
同時代の歌人100人がうたった 100首の〈雪〉の短歌アンソロジー さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに――笹井宏之 どこから開いても〈雪〉のきらめく、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 寒さの果てにおとずれる、あたらしい雪、まばらな雪、あかるい雪、はげしい雪、しずかな雪、ふりつづく雪、溶けていく雪……100人の歌人がうたった、わたしだけの雪のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/秋月祐一/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石井僚一/石畑由紀子/伊藤紺/乾遥香/井上法子/上坂あゆ美/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/江戸雪/大辻隆弘/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/笠木拓/上篠翔/川野芽生/北辻一展/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/紀野恵/くどうれいん/栗木京子/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小池光/神野優菜/小島なお/小林朗人/佐伯紺/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐原キオ/柴田葵/島楓果/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/竹内亮/竹中優子/立花開/田中槐/谷川電話/谷川由里子/田丸まひる/田宮智美/田村穂隆/俵万智/千種創一/千葉聡/辻聡之/土井礼一郎/堂園昌彦/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井祐/永井亘/中村森/錦見映理子/西村曜/早坂類/橋爪志保/はだし/初谷むい/服部真里子/東直子/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/光森裕樹/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉田隼人/吉田恭大/渡邊新月 (あいうえお順・敬称略、全100名) 判型/ページ数:四六判変形 上製 136ページ 装幀/脇田あすか
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【サイン本】佐々木里菜 日記本「Between Timid and Timbuktu」
¥1,210
※ 著者直筆サイン本です。 『Between Timid and Timbuktu』 「この題名は、小辞典で見ると”Timid”(臆病)と”Timbuktu”(マリ共和国のニジェール川沿いにある古都)のあいだの単語はぜんぶ”Time”(時間)に関係している、という事実にちなんでいる。」 (カート・ヴォネガット・ジュニア 『タイタンの妖女』より引用) 引越し、それは積み重ねてきた時間(Time)と向き合う、つらく苦しい作業。 「変わりたくない」という臆病さ(Timid)と、ここから遠く離れた場所(Timbuktu)に思いを馳せながら進んでいく引越しまでのタイムリミット。 筆者はどう、地獄の引越しを乗り越えたのか? それとも、乗り越えられなかったのか? そのとき感じた色んな事・見た景色・忘れたくないことすべてを覚えていたいのにいつのまにか全部忘れてしまう佐々木による、前回の「パートタイム・コメット」の純粋な続編という立ち位置での本作。書くのもつくるのも2年半ぶり・完全書き下ろしの日記本。 --- 「Between Timid and Timbuktu」 著者:佐々木里菜 サイズと仕様:W105mm × H152mm (文庫サイズ相当) ページ数:表紙+本文50P 印刷製本 : 株式会社イニュニック デザイン:佐藤豊 【著者プロフィール】 佐々木里菜 1991年生まれ。宮城県仙台市出身。2019年より商業写真家として活動する傍ら、2022年に『緊急事態宣言下における写真と日記と短歌の壁新聞ZINE』、2022年に『パートタイム・コメット』を自費出版にて発行。 Xアカウント: @kirakirapinkin9
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【サイン本】佐々木里菜 日記本「ロイヤル日記」
¥1,540
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 暑すぎた2024年の夏の終わり、『ロイヤル』なファミリーレストランことロイヤルホストに行った日だけで構成された日記本。たとえ同じお店でも、一緒に行く人、時間、外の天気、自分の気持ち、食べるもの。それだけで全く違う一日になる。『ロイヤル』に行った日は、長すぎる日記を書いてしまう。大人になってうれしいことは、好きなときに好きな人とファミリーレストランに行けること。今まで誰にも見せられなかった長い日記を7篇収録。 目次 ・2024.08.22 父と母と深夜の仙台根岸店 ・2024.08.27 ベルリンからの友と実家のような中野店 ・2024.09.05 オフィスレディの昼休憩と新宿店 ・2024.09.07 九月七日と銀座インズ店 ・2024.09.16 ステーキといちごのティラミスと駒沢店 ・2024.09.26 閉店アナウンスと木曜夜の神楽坂店 ・2024.09.27 雨のコスモドリアと九段下店 --- 「ロイヤル日記」 著者:佐々木里菜 サイズと仕様:B6サイズ中綴じ(横128mm×縦182mm) ページ数:表紙+本文48P 印刷製本 : 株式会社グラフィック 装画・挿絵:ナガタニサキ デザイン:佐藤豊 ※本書は個人によって制作された非公式の日記本です。日記に登場するロイヤルホールディングス株式会社およびロイヤルホストと著者は一切関係ありません。 【著者プロフィール】 佐々木里菜 写真家。1991年9月7日、宮城県仙台市生まれ。都内スタジオ勤務や写真家の弟子を経て2019年より商業写真家として活動する傍ら、2020年に『緊急事態宣言下における写真と日記と短歌の壁新聞』をネットプリントにて発行。それらがインターネットを中心に口コミで広がり2ヶ月弱の間に2,000回以上印刷される。以降、日記を中心とした文筆活動を細々と行う。主な著作に『パートタイム・コメット』(2022年)、『Between Timid and Timbuktu』(2024年)、『NIKKI NIKI』(2024年)などがある。ロイヤルでホスト一番好きなメニューはパンケーキ、黒×黒ハンバーグ、平日限定洋食ランチのチキン南蛮風甘酢ソースランチ。 Xアカウント: @kirakirapinkin9
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Emma Warren著『Document Your Culture』阿久根聡子訳
¥2,000
『Document Your Culture』 には、大切な場所やコミュニティについて、そこに関わる一人ひとりが「物語」としてアーカイブすることで、その場所を守り、支え、未来に繋げてほしいという願いが込められています。著者のエマと翻訳者のわたしの大切な場所は音楽に起因することが多かったけれど、究極的にはどの文化に対しても言えることのはず。文化を供給する者と享受する者の構造からではなく、みんなそれぞれの立場の実践者として「物語」を語ることの尊さについて具体的なメソッドと共に綴られています。 145x210 mm 34ページ
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『inch magazine issue02 NewYork』 セカンドエディション
¥1,320
「カルチャーを通して社会を考える」インディペンデントマガジン「inch magazine(インチマガジン)」の第二号は、「ニューヨーク」がテーマ。 第二刷として増刷。 バラバラなところから集まった人々が街を作り、ポップカルチャーをはじめ様々な文化を生む。都市としての“理想形”に近いニューヨークについて、かつていて去った人、今も住み続ける人……時代や背景は違えど、どこか交錯する800万分の数個の個人的なストーリーを語っていただきました。 フッド、音楽、アート、ポップカルチャーといった、人々の越境がもたらす都市の魅力、そして911のような非常事態に市民はどうするのか。都市生活者としての豊かさや勇気が湧く話を収録。 【内容】 ●巻頭・巻末フォトストーリー 菅野恒平(写真家『LIBIDO』『Losers』) ーー渡米して夢中で撮影したマイノリティのルールと美学、そして自分との距離感 ●TALK ABOUT FOOD AND HOOD 宮本佳和(THE DAPS FAMOUS HOOD JOINT) ――ニューヨークの食を支える移民について ●私が移民になった日 近藤聡乃(漫画家『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』) ーー911から20年に振り返る、エッセイと書き下ろしイラスト ●WHO IS A REAL NEWYORKER 揺れるニューヨーカーの定義 堂本かおる(在米ジャーナリスト) ーー今ではアジアや南米からの人々が新移民の多くを占める“聖域都市”ニューヨーク。何層にも複雑な都市の移民政策や現実について。そもそも「ニューヨーカー」とは? ●THE GOLDEN ERA ――あるいは、激動の始まり 田中淳子(写真家) ――1990年代に渡米し米音楽雑誌でヒップホップ黄金時代を撮影し続けた写真家の記憶 ●FIND A PLACE TO CALL HOME ――Kojoeインタビュー 文/二木信(ライター『しくじるなよ、ルーディ』など) ――日本人で唯一米音楽レーベルRAWKUSに所属したラッパーKojoeの黒人コミュニティでのストーリー。フッドで経験した温かさや疎外感、マチズモ、そして未来について ●『米国音楽』20号ニューヨーク特集は何を守ろうとしたのか ――川崎大助インタビュー ――90 年代にインディペンデントマガジン『米国音楽』を作った作家の 川崎大助さん(『僕と魚のブルーズ 評伝フィッシュマンズ』など)による、交友を持つ米インディーズミュージシャンや 漫画家エイドリアン・トミネ、作家・片岡義男さんらと 911 や戦争 を巡る話など ●An iraq veteran’s true story ――軍服を切り裂いて再生紙を作る活動をするイラク戦争帰還兵の本当の話 ●Combatpaper and Craftivism ――なぜミリタリーウェアは世界中でファッションアイテムになっているのだろう? ●読むニューヨーク推薦図書 ikm(Riverside Reading Club)、inch mgazine編集部 ――野良読書家集団「Riverside Reading Club」のikmさんとニューヨークをテーマに厳選した小説、評論、ルポなど15冊 ●from City 街と詩 North Tokyo All Day LIL MERCY(WDsounds主宰) ――ニューヨークを経由して今、自分が生きる街へ 都市への愛を綴った詩 表紙写真/菅野恒平 アートディレクション/坂脇慶 デザイン/久保村星五 サイズ/ペーパーバック(W106mm×H184mm) 、本文 112P(カラー 16P、モノクロ 96P)
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【サイン本】馬場正尊『あしたの風景を探しに』
¥3,300
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 【NHKプロフェッショナル仕事の流儀(2024.7.5) 出演で話題!】 リノベーション・DIYムーブメントを牽引した、 「東京R不動産」の立ち上げをはじめ、 新領域への越境をつづけてきた異端の建築家は 今日も世界を右往左往!? トラベリング・ライフのなかで書き溜めた思考と記憶の断片。 「次の時代の都市が、風景が、なにを欲しているか。 それを探すために、また旅をし、言葉を紡ぎ、建築をつくる。 それを繰り返してきたし、これからもつづけるのだろう」(本文より) 「先が見えない」を愉しみたいすべての人へ 【「はじめに」より】 いままでなんのために仕事してきたんだろう、と振り返ると僕の場合、建築のためというより、なにか新しい風景を見たいがためにいろいろやってきた、 という気がする。もちろんそれが建築という手段のときもあるけれど、ときには「東京R不動産」だったり、「エリアリノベーション」だったり、「本を書く こと」だったりする。やけにバラバラしている印象があるけど、それらをまと めて俯瞰して見たとき「まだ見ぬ風景を見たいがためにやってきたことなんだな」と思うと妙に納得がいく。…… 四六変形判 424頁 並製・仮フランス装 【著者紹介】 馬場正尊(ばば・まさたか) 建築家/Open A 代表取締役/東京R不動産ディレクター/東北芸術工科大学教授 1968年佐賀県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、博報堂入社。博覧会やショールームの企画等に従事する。その後、早稲田大学大学院博士課程へ復学。建築とサブカルチャーをつなぐ雑誌『A』を立ち上げ、編集長を務める。2003年、建築設計事務所Open A設立。建築設計、リノベーション、都市計画、執筆などを行う。同年、都市の空地を発見するWebサイト「東京R不動産」をスタート。東京のイーストサイド、日本橋や神田の空きビルを時限的にギャラリー化するイベント、CET(Central East Tokyo)ではディレクターを担当。2015年、公共空間のマッチング事業『公共R不動産』を開始。建築設計を基軸としながら、メディアや不動産などをさまざまな領域を横断しながら幅広い活動を展開している。 主な著書に、『都市をリノベーション』(NTT出版)、『だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル』(共著、ダイヤモンド社) 、『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』(学芸出版社)、 『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』(学芸出版社)など。
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IN/SECTS Expanded edition「本をつくって本を売る」
¥2,475
※ スタンダードブックストア・中川、ちょこっと登場しますw 本書はIN/SECTS Magazineの中でもスマッシュヒットを記録した vol.13「NEW BOOK SHOP CULTURE」とvol.16「本をつくる」を合本したものだ。合本とは言え、それだけにはとどまらず、新たに誕生したレーベルやブックショップを取材し、さらに販売方法やブックフェアについても追加収録している。 本書からは、vol.13とvol.16をリリースした当時の熱量や現在進行形で変化している本づくりとそれを取り巻く環境について大いに感じてもらえるはずだ。 また、前述の通りつくり手や書店の紹介に加えて、いかにして売るかという方法論と増加している新たな売る場にも着目し、紙面全体を再構成しなおしている。 なぜなら、編集部自体、この1年、さまざまな場で販売を行ったり、つくり手のみなさんの販売を見聞きする中で、ジャンルによって分かれていた売り場に、これまで異質と感じられていたレイヤーの人々が集い、共に本を楽しむという姿をまざまざと実感したからだ。 世間では書店がなくなるニュースが後を立たない、さらに言えば書店に対するトンチンカンな補助の話まで出てくる始末だが、そんな中でも編集部の周りから聞こえてくる声は、とても元気だ。ますます、はつらつとする気配さえ感じずにはおれない。 余談だが、お隣の国、韓国では本を読む行為がかっこいいと、「テキストヒップ」などという言葉も生まれているらしい。 だからと言って手放しで「未来は明るい!」などというつもりはないけれど、工夫やアイデアがたっぷり詰まった本づくり、そして、本を売るを改めてお楽しみください。 また今号は、インセクツとの直接取引している書店、および、インセクツの通販サイトだけの特典付きです。 活版印刷を使ったインセクツ特性栞をご自身の手でカットして、ご利用ください。 <目次> ▶︎地方発がおもしろい〜ローカルパブリッシャーを尋ねて〜 兵庫県神戸市 Re:S 藤本智士さん 滋賀県長浜市 能美舎 堀江昌史さん 日本屋久島 Kilty BOOKS 国本真治さん 岐阜県美濃市 mmbooks 服部みれいさん 京都府京都市 さりげなく わかめかのこさん 神奈川県真鶴町 真鶴出版 川口 瞬さん 大阪府大阪市 どく社 末澤寧史さん 多田智美さん 原田祐馬さん 福井県福井市 fu プロダクション 堀一心さん 川端麻衣子さん 黒川拓夢さん 長野県長野市 風旅出版 徳谷柿次郎さん ▶︎ひとり出版の先輩に聞け! ▶︎まだまだあるぞ 地方発がおもしろい 京都府京都市 Ambooks 兵庫県加東市 スタブロブックス 京都府京都市 英明企画編集 大阪府大阪市 屋台本出版 香川県高松市 万葉社 神奈川県三浦市 アタシ社 神奈川県鎌倉市 港の人 長野県上田市 バリューブックス・パブリッシング 京都府京都市 灯光舎 福岡県福岡市 書肆侃侃房 ▶︎出版リアル放談 レーベルって楽しい!! ミシマ社代表 三島邦弘×夏葉社代表 島田潤一郎×三輪舎代表 中岡祐介 ▶︎ZINE ZINEさせて ゆ novation のZINE探訪 ~荻窪Titleへ~ バーバリアン・ブックスの歩み こんな ZINE はいかが? 編集部のおすすめ ▶︎漫画 「本づくりの4コマ漫画」 あおむろひろゆき 「にぬき・ビール・デマエ」の作り方 スケラッコ ▶︎これぞ印刷のニュースタンダード 高山活版社/京都昌幸堂 江戸堀印刷所内小さな出版と本の研究室 関西の小さな印刷所 ▶︎教えて小田さん 本づくりからその先へ。リソグラフの可能性 ▶︎編集部が注目するインディペンデントな出版社・ブックメイカーズ84 ▶︎ブックメイカーが考える「本を売る」 SHUKYU Magazine の場合 緊急アンケート 「突然ですが、みなさんどうやって本を売ってます?」 温度/つくづく/百万年書房/sakumotto/オフショア ▶︎ブックフェアへ行こう! 教えてホッパーズ! 僕、私のブックフェア事情 全国各地で開催中! ブックフェア案内 ブックフェアマップ付き ▶︎ガケ書房の頃からホホホ座へ ▶︎僕が鳥取で汽水空港を営む理由 モリテツヤ ▶︎ストリートな ZINE SHOP voyage kids / Dig a Hole Zines ▶︎な夕書的 古本屋の営み方 ▶︎私とシカク スズキナオ ▶︎本屋開業(予定)記念! ノック3番勝負 ▶︎編集部が注目する BOOK SHOP ▶︎ニューカバーインタビュー竹本侑樹(イラストレーター/画家) ▶︎NESHINA ROOM 今月のおめでとう、ほか ▶︎コラム「秋の課題図書」 森本アリ/堀部美奈子/長坂有希 寺町知秀/佐藤菜摘/KIKI *仕様:272ページ/サイズ B6
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臼田あさ美 / 川島小鳥・写真集『ソウルメイト』
¥3,300
SOLD OUT
臼田あさ美と川島小鳥によって韓国・ソウルを舞台に撮影された写真集「ソウルメイト」を発表します。ふたりのフォト・セッションは2023年12月/2024年1月/3月の3回にわたり、冬のソウルの澄んだ空気のもと行われました。 旅先で、いつもの日常から切り離された場所をあてどもなく歩くとき、私たちはそこに何を見てきたでしょうか。ターニングポイントともなりうる時期を目前にした臼田あさ美が抱える不安や期待、諦念や覚悟のようなものが、同じくキャリアの転換期を迎えつつある同志、写真家・川島小鳥の透徹な眼差しによって、柔らかく写しだされています。 ふたりが敬愛するシンガーソングライター・カネコアヤノによる散文とともに綴じられた一冊をぜひご覧ください。 【写真集】 著者:川島小鳥 臼田あさ美 寄稿:カネコアヤノ 装丁:米山菜津子 発行:YYY PRESS 仕様:並製 ホローバック、178頁 サイズ:W128mm × H190mm
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『URAGIN Magazine vol.2 』
¥1,650
北アルプスの主要なクラシックルート裏銀座。そのひなびた魅力、知られざる歴史やスポットに光を当てるエリアマガジン。「URAGIN Magazine vol.2」が発売となりました。 第2号となる今回は湯俣をベースに伊藤新道の再生や竹村新道を取り巻く歴史や人が作り出すロマン、山で暮らす人々の多様な視点が盛り込まれています。そして自然界の気配や質感を見事に捉えた写真がみなさんを知らない間に湯俣渓谷の幽玄に誘うでしょう。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「URAGIN Magazine Vol.2 」 は2023年に再開通した伊藤新道にフォーカスしています。湯俣から伊藤新道をたどって三俣山荘へと向かい、さらに裏銀座縦走コースの稜線を北上して、最後は竹村新道を通って湯へと下る周回ルートの魅力をご紹介します。 約40年ぶりに復活した伊藤新道は、熱水によって赤茶けた岩がそびえ、さらに温泉成分が生み出す“湯保ブルー”の湯俣川、炭酸カルシウムなどの温泉沈殿物が堆積した噴湯丘など、自然のダイナミズムと険しさが感じられる稀有な道。再生の立役者となった伊藤圭さんによる、父・伊藤正一さんの開拓の歴史、そして圭さん自身が再生に込めた思いなどが綴られたコラムも収録されており、伊藤新道の風景のみならず、バックグランドの一端にも触れることができる内容になっています。 さらに、三俣山荘の代表である伊藤敦子さん、スタッフの井上実花さんへのインタビュー、裏銀座縦走コース、竹村新道、湯のありのままの情景を切り取った多数の写真も掲載。 伊藤新道から始まるウラギンの旅を、脳内でじっくり味わってみてください。(泥谷範幸) 大きさ:B5サイズ、48ページ 発行:一般社団法人ネオアルプス 写真:河谷俊輔 編集・執筆:泥谷範幸 アートディレクション:鈴木雄一郎(ROOST Inc.) 印刷:株式会社弘久社
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木下晃希『KOKI ZOO 木下晃希どうぶつ画集』
¥3,960
2024年、MBS毎日放送「映像'24」、TBS「報道特集」で「生き物を描く~パラアーティスト・木下晃希」として紹介され、大いに話題になった作家の初画集。初期から愛用している画材、ポスカで描いたどうぶつ画を44点収録しています。 作品展やSNSで「いつのまにか自分が笑顔になっている」「動物が、時に哲学者、時に詩人の顔をしている」「愛があふれている」と感嘆の声があがる絵を本に包みこみました。 製本職人が1冊ずつ、心をこめてつくった手製本です。180度開ける構造なので、手を添えずにゆっくりご覧いただけます。お気に入りのページを開いて、絵のように飾っても素敵。大切な方へのギフトにもおすすめです。 【作家紹介】 木下晃希(きのした こうき) 2000年、兵庫県西宮市生まれ。重度知的障がいと発達障がいを持つ。幼少のある日、青鉛筆できりんを描いて以来、写真をもとに動物を描き続けている。目から入る写真の情報をプログラミングされたかのようにペンに伝え、一筆で一気に描き上げる。主な受賞歴として、2017年、第16回キラキラっとアートコンクールで優秀賞、2021年、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭で株式会社大丸松坂屋百貨店賞、2022年、パラアートTOKYO第9回国際交流展でパラアート賞、2024年、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭で假屋崎省吾審査員特別賞。2023年、松坂屋上野店で初の個展開催。 寸法:B6 変形 (165mm x 127 mm x 14 mm) 頁数:64ページ/ポスカ画44点収録 造本:ドイツ装手製本 印刷 : 藤原印刷 製本 : 美篶堂 出版社:スタジオケイ 【補足情報】 • 2023年、初個展では約30点の作品が早々に完売。 • 2024年、KEENがサンダルとエコバッグに「クジラと仲間たち」(「KOKI ZOO」 p.54-55)を採用。 • 2024年、假屋崎省吾氏絶賛「動物に対しての愛を感じる。生きている愛おしさ、生命力がある。色彩感覚も良い」(アートパラ深川おしゃべりな芸術祭「假屋崎省吾審査員特別賞」選出に際してのコメント) • 最初に描いたきりんの絵は「KOKI ZOO」奥付ページに掲載。 • 「KOKI ZOO」ができるまでを紹介する特設サイト https://www.studio-k.art/books/01 「KOKI ZOO」全ページ紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=8mrwu60maw8
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qp『喫茶店の水』
¥2,860
85枚の写真と、エッセイ25編。これまでにない「喫茶店の水」の写真集。 「⽔」から⾒える、喫茶店の世界。 いつまでも眺めていたい。ーー柴崎友香(小説家) 水溶性の幸福な時間が、この本には流れている。ーー幅允孝(ブックディレクター) 著者がこれまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真から85枚を厳選し、類書のないフォトエッセイが誕生しました。 透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。独特の感性による、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編も収録。 【目次】 自然光 喫茶店ですることは 窓の観察 集めること 季節によって変わる水 透明水彩 銭湯 コップの種類を変えてくれる喫茶店 名前のない喫茶店 深夜喫茶から生まれた恋 川について なくなる喫茶店 コントロールすること 選ぶこと 外から見る 少し 夕方の喫茶店にいる 旅先の喫茶店、または使命 喫茶店で朝食を 喫茶店の音 美しさの先 喫茶店の名前 テーブルの上 ある日の撮影 北欧の喫茶店の水 あとがき 判型/ページ数:A5判変形 129ページ 装幀・装画:名久井直子 【プロフィール】 qp (キューピー) 兵庫県出身。おもに画家として活動している。 近年の個展に「明るさ」(2020年)、「紙の上の音楽」(2021年)、「花の絵」(2023年)があり、それぞれ同名の作品集を出版している。
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【サイン本】鈴木ジェロニモ『水道水の味を説明する』
¥1,650
※ ポストカード付。著者直筆サイン本です。 YouTube動画「説明」で注目を浴びるお笑い芸人 鈴木ジェロニモ(人力舎所属)初めての著書。 『水道水の味を説明する』 ★ 帯 谷川俊太郎 ★ 挿込み栞・解説 穂村弘 “水道水の味”や“1円玉の重さ”など、一見無機的なものを、自身の独特の視点をかたどった言葉で表現したYouTube動画「説明」が各所から注目を浴びている。歌人としても活躍し、『BRUTUS』での又吉直樹との対談、文藝春秋オンラインでの穂村弘との対談など、いま次世代の表現者として大きな注目を集めているお笑い芸人・鈴木ジェロニモの初めての本。 【穂村弘氏 解説より】 或る日、インターネット上で芸人である鈴木ジェロニモさんのパフォーマンスを見た。衝撃だった。笑うというよりも、息を呑んでしまった。これはいったい、なんなんだろう。本書はその異様なパフォーマンスの書籍化である。 【目次】 水道水の味を説明する/一円玉の重さを説明する/造花の匂いを説明する/まばたきを説明する/東京の部屋を説明する/この本の厚さを説明する 仕様:B6変形 並製 352頁 装丁:名久井直子 写真:井上佐由紀 【著者プロフィール】 鈴木ジェロニモ 1994年生まれ。栃木県出身。お笑い芸人。歌人。プロダクション人力舎所属。 R-1グランプリ2023準決勝進出。TBS『ラヴィット!』「第2回耳心地いい-1GP」準優勝。 第4回・第5回笹井宏之賞最終選考。第65回短歌研究新人賞最終選考。第1回粘菌歌会賞受賞。
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【サイン本】古賀及子『好きな食べ物がみつからない』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 やっぱりみつけたい。「好きな食べもの」は、どこかにきっと、あるはずなのだ。「好き」をめぐる自分観察冒険エッセイ。 「好きな食べ物は何ですか?」 この問いに、うまく答えられないあなたへ。 “やっぱりみつけたい。 「好きな食べもの」は、どこかにきっと、あるはずなのだ。” 自分のことは、いちばん自分が、わからない。 どうでもいいけどけっこう切実。 放っておくと一生迷う「問い」に挑んだ120日を 濃厚かつ軽快に描いた自分観察冒険エッセイ。 ☆上白石萌音 解説 古賀及子さんの文章に私が感じるのは、 母のような安心感と、親友のような愉快さと、恋人のような刺激である。 どんなふうに物事を考えたら古賀さんのようになれるのだろう。 ☆ヨシタケシンスケ 推薦 美味しい食べ物にも面白い文章にも、「大きな驚き」と「確かな納得」がある。 私も「好きな食べ物」は決めあぐねていますが、「好きな文筆家」なら迷わず言えます。 古賀及子さんです。 ――いつだって私たちは言い切れなさのなかにいる。 「おいしいものは世の中にいくらでもある。 ほとんどそれは海だ。 おいしいものの海原から、私はいま、独特の価値観を確立させて、なんらかの強い理由でもってこれが一番と叫ばねばいけない」 【こんな方におすすめ】 □プロフィールに好物を書きたいが永遠に迷っている □夢中になれるものがない □自分の本音がわからない 「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位に選ばれた名作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』の著者がおくる、初の食エッセイ。 Step0 憧れのあのひとたちには「好きな食べ物」がちゃんとある Step1 好きな食べ物のなかから好きな食べ物を探す Step2 血に聞き、形から入る Step3 フェティッシュを爆発させてみたい Step4 ラグジュアリーという鎧を着て自分を強くしたい Step5 私よりも私を知っているひとたち Step6 好きな食べ物を、ここで一旦ぶっこわす Step7 脳内ではなく世の中に聞いてみる Step8 可能性のその先の景色を見に行こう Step9 私は好きな食べ物とマッチングしたい Step10 好きを因数分解する方法があった Step11 嘘でもいいから好きと言ってみる Step12 私が好きな私はどんな私ですか 判型:四六判 サイズ:188mm x 128mmx15mm ページ数:287ページ
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【サイン本】雪舟えま『地球の恋人たちの朝食』
¥3,300
※ 著者直筆サイン本です。 《あたしは地球の数倍重力の強い星からきた女だ 地球人の数倍重い夢に 耐えられるようにできているはず》 穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の主人公「まみ」のモデルとしても知られる歌人・雪舟えまによる伝説の最初期作品集が、20年の時を経てついに書籍化! 日記・詩・小説などジャンルを縦横無尽に行き来するwebニッキ「地球の恋人たちの朝食」の2001年から2008年までに公開された作品群から217篇を厳選。巻末には穂村弘による解説「言葉の超常現象」を収録。 二十年後の今読み返しても、初読時とは違って心の準備があっても、やっぱり異次元に跳ばされる。 これはもう言葉の超常現象ではないか。そして、未来の誰かのための聖書。−−穂村弘(解説より) 毎年 あたしのように何人かが地球を出てゆくけど だれもが地球から持ちだす品をきめられなくてたいへんだという 想いでの本 想いでのレコード 想いでのドレス 想いでのアルバム 想いでの宝石 想いでの人形 想いでの手紙 想いでの食べ物 想いでの 想いでの 想いでのうつくしいものたち 〈自分の背中の幅よりはみだしてはいけない〉決まりの 小さなリュックにつめこむ品を泣きながらえらぶとき あたしたちはこんなにも地球が可愛ゆいものだったと思い知る (「地球の恋人たちの朝食」より) 【目次】 2001 2001/07/21 地球の恋人たちの朝食 2001/07/22 虹号 2001/07/23 海の底のハイウェイ 2001/07/26 シベリア紀行 2001/07/27 炎の事務 2001/07/28 黒犬の洗濯 まみの洗濯 2001/07/29 スーパーロマンチスト桐壺 2001/07/30 レモンアイズ と 蜜郎 2001/08/01 ゆゆsaid…… 2001/08/02 ラメ 2001/08/03 愛は地味な鳥のすがたで 2001/08/05 いつか恋人になれると思ってる 2001/08/06 よその天使 2001/08/08 愛のあいさつ 2001/08/09 可愛くなるちからを奪うもの 2001/08/10 変態の五つの太陽 2001/08/12 二人の果て 2001/08/15 アニマル モデル クラブ 2001/08/17 星に善悪の区別はつかない 2001/08/19 ビフィーター・ワルツ 2001/08/22 殻彦 2001/08/23 愛の悪魔の矢印 2001/08/24 錦鯉を介抱する男 2001/08/28 世界の果てのレモン農場 2001/09/12 腕 2001/09/20 トリイダシマシタルウサギ の いる午後 2001/09/21 JE T’AIME ...MOI NON PLUS. 2001/10/01 引越しのおしらせ 2001/11/28 アダルト・ハッピー・マンマ 2001/12/13 右手にマグカップ 左手に宇宙 2002 2002/03/14 嵐のまんなかへつづく紐 2002/03/17 ヒルトン姉妹、朝市にゆく 2002/03/29 ウィンテンスプル 2002/03/30 デリケートに好きして 2002/03/31 ワイルドブランケット と ひろ子 2002/04/09 ひろ子の留守電 2002/04/14 ひろ子の冗談 2002/04/15 猯 と ルートヴィヒ ① 2002/04/17 ひろこの留守電 2 2002/04/18 巻尺のひとたち (ひろこ) 2002/04/21 青春の守護神 2002/05/05 鳩くんの鳩 2002/05/25 きゃおりと スウィート・ガーントレット 2002/06/02 猯 と ルートヴィヒ ② 2002/06/04 スイカゼリー 2002/06/05 猯 と ルートヴィヒ ③ 2002/06/19 猯 と ルートヴィヒ ④ 2002/07/27 猯 と ルートヴィヒ ⑤ 2002/07/28 猯 と ルートヴィヒ ⑥ 2002/08/01 なにもない 2002/08/07 ひろ子 と 猯 2002/08/10 岬太郎(試合中) 2002/08/11 可愛いもの 2002/08/13 岬太郎(食事中) 2002/08/23 満月のぼくらは銀河湯のうえ 2002/08/28 インディアンネーム 2002/08/29 マチャマチャ工場の昼休み 2002/08/30 オーヴァドライヴ 2002/08/31 カルクパウダー と ヴァニラウエハー 2002/09/07 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (一) 2002/09/08 ゆめであえたらささきふるゆき ① 2002/09/09 ゆめであえたらささきふるゆき ② 2002/09/11 水まわりより愛を込めて 2002/09/14 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (二) 2002/09/22 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (三) 2002/09/23 四月の愛 2002/09/24 ゆめであえたらささきふるゆき ③ 2002/09/28 ゆめであえたらささきふるゆき ④ 2002/09/29 炭酸星から来た男 2002/09/30 エリーゼのために 2002/10/01 ゆめであえたらささきふるゆき ⑤ 2002/10/05 甘皮先生 2002/10/06 運命はかく扉をたたく 2002/10/09 社団法人の午後 2002/10/27 綺羅、星ノ如シ ① 2002/10/28 綺羅、星ノ如シ ② 2002/10/31 20002年のこの場所で 2002/12/08 うれしそうな死神 2002/12/17 脚のあいだのメガネ 2002/12/19 どんなにか……ことでしょう。 2003 2003/01/02 星団法人餅インザスカイ研究所 2003/01/04 星団法人オニヘイロード研究所 2003/01/14 ミシン と めぐ と わたし と 布 2003/01/24 また行こう。 2003/02/20 夜の果ての うふ 2003/02/21 すべては賭けをする者 2003/03/03 Water for Tea(御茶ノ水) 2003/03/17 レディ・ヤクルト 2003/03/18 ファジーつむ朗 2003/03/31 mami wo aisiteru 2003/04/19 スペースブルー 2003/04/29 バスキア と ヨツヤサン ①② 2003/04/30 バスキア と ヨツヤサン ③ 2003/05/01 結婚式に呼ぶひとの決め方 2003/05/09 バスキア と 豪 ① 2003/05/12 バスキア 2003/05/13 バスキア と ヴァニラウエハー ① 2003/05/15 バスキア と ヴァニラウエハー ② 2003/05/16 ロミオ 4:00am 2003/05/17 サッシャの魚 2003/05/22 モーニング・ソルティー・キッス 2003/05/23 バスキア と ヴァニラウエハー ③ 2003/05/31 真夏の夜のあきめくら 2003/06/06 水曜日のおともだち 2003/07/02 佐藤錦と自由 2003/07/15 金星をくばる 2003/08/25 くちびるにあたるの 2003/09/05 バスキア と 豪 ② 2003/09/06 バスキア と 豪 ③ 2003/09/07 バスキア と 豪 ④ 2003/09/08 バスキア と 豪 ⑤ 2003/09/15 バスキアン・スイート ① 2003/09/24 バスキアン・スイート ② 2003/09/25 ゆめであえたらささきふるゆき ⑥ 2003/10/17 バスキアン・スイート ③ 2003/11/07 バスキアン・スイート ④ 2003/11/24 バスキアン・スイート ⑤ 2003/11/25 ガラスの車 2003/12/19 虚無僧・ミスド・ミネストローネ 2003/12/21 ラジオソープ 2003/12/23 銀河鉄道69 桐壺ステーション 〈上〉 2004 2004/01/03 銀河鉄道69 桐壺ステーション 〈下〉 2004/01/04 豪 と バスキア 2004/01/06 豪 と ヴァニラウエハー ① 2004/01/07 ラ フランス 2004/01/08 ラジオソープの末裔 2004/01/12 豪 と バスキア (続) 2004/01/20 こなゆき。愛する 2004/01/21 BEETHOVENTRILOQISM 2004/01/24 ドライアイスエイジ 2004/02/02 バスキアン・スイート ⑥ 2004/02/12 たまねぎ 2004/02/18 まぐろ 2004/02/22 バスキアン・スイート ⑦ 2004/02/26 苺の腰 2004/03/03 雛祭 2004/03/26 林檎と泥 2004/04/02 アイスクリームの天ぷら 2004/04/03 ネフェルティティ 2004/04/06 モンシロチョウの卵色の夜 2004/04/14 惑星強制給餌 2004/04/15 魚は戻ってきていた 2004/04/28 海 と クリームパン 2004/05/08 バスキアン・スイート ⑧ 2004/05/12 ラムネの舟 飴の舟 鉄の舟 2004/05/23 ワイルドブランケット 2004/05/24 チーズくさい指 2004/06/04 梅サイレントナイト 2004/06/18 ビガロポリスの冷奴 2004/06/24 きらきらはあはあ 2004/07/10 羽のはえた奴との戦い 2004/07/24 心臓からコイン 2004/08/06 ジャイアンの錘 2004/08/27 うさぎの香水 2004/09/01 片羽の道 2004/09/02 台風の兄さん 2004/09/04 わたしの写真 2004/09/06 心臓に住むガブローシュ 2004/09/20 シャービックが冷えるまでの100の質問 2004/10/22 綺麗なひどい力 2004/10/26 臨月第3水曜日 2004/11/01 青い蟹 2004/12/01 地球がくる 2004/12/02 とりにく 2005 2005/01/09 ガラパゴス 2005/01/12 エビテラル・グイの飼い方 2005/01/18 目をこすらない約束 2005/01/31 ウサギちゃん夜のしめしめ 2005/02/06 ツィーザー・ワルツ 2005/03/30 幼な心の君 2005/03/31 マナティー オン ザ プラネット 2005/04/09 他人が心に住んでしまう瞬間 2005/05/04 モリブデンの夜 2005/05/31 梅雨のなかの砂糖 2005/06/09 ユーカラ 2005/06/27 火 と feu 2005/09/04 どんなにか……ことでしょう 2005/09/07 卵をときます 2005/10/29 心を持った落書き 2005/12/03 ぬー太 と ダイヤモンドマン 2005/12/04 銀色の耳 2006 2006/01/06 精緻郎 と 楽子 2006/02/02 精緻郎かく語りき 2006/02/03 楽子かく語りき 2006/03/27 真夜中の洗濯 2006/04/14 シンバルの上でチーズを切った 2006/04/17 オリオン 2006/06/04 猫耳 パイ耳 2006/06/10 ゆんたん 2006/06/15 スイートララバイソースイート 2006/06/24 数ノ森 と 蔵 2006/07/01 蔵かく語りき 2006/07/17 明け方のきゅうり 2006/08/19 すみれくんの夜 2006/08/20 数ノ森 と 蔵 ② 2006/09/15 二つの世界 2006/10/02 明るい崖 2006/11/07 天秤座 2006/11/26 遠野 2006/12/24 去年は月に住んでいた 2006/12/28 からえずきの女王 2006/12/30 両目をハートにしたドラえもん 2007・2008 2007/06/12 ヒヤシンスのケーキ 2007/07/03 心臓の中で 2007/10/07 ちからをあわせよう? 2007/10/08 ラッキョウオパール 2007/10/26 鮭の夜 2007/11/05 魔女とともに 2007/11/11 流氷にのる 2007/12/04 流氷にのる 2 2007/12/11 だんなさん 金魚 2008/01/02 竜●糖を食べにゆく 2008/01/06 無尽蔵ルマンド 2008/01/10 夢中味覚 2008/01/20 にしん漬け 2008/02/14 生まれかわりの遊び 2008/05/31 かれを焼く 解説 言葉の超常現象 穂村弘 あとがき 【プロフィール】 雪舟えま (ユキフネ・エマ) 1974年生まれ、北海道出身。歌人・小説家。歌集に『たんぽるぽる』『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』『緑と楯 ロングロングデイズ』。小説『タラチネ・ドリーム・マイン』『プラトニック・プラネッツ』『緑と楯 ハイスクール・デイズ』、絵本『ナニュークたちの星座』など著書多数。穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』のモデルとしても知られる。 判型/ページ数:四六判 上製 / 464ページ 装幀・装画:タカノ綾/装画 ©AYA TAKANO/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. 名久井直子/装幀
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【サイン本】マンスーン『無職、川、ブックオフ』
¥1,870
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 30歳まで無職という経歴をもつ、WEBメディア『オモコロ』の人気ライター・ディレクターの著者による初のエッセイ集。 怠惰で愉快で切実な、無職の頃とその前後。 「今日も何も生み出していない。それがとても心地よくもあり。とても気持ちが悪い」 ー 目次 ー 1 ちゃんと思い出す 仕事がない人にも仕事がある 川 売るでもなく買うでもなく どこにも行けない 一人で暮らすということ(1) 一人で暮らすということ(2) 一人で暮らすということ(3) 送られることなく 祈り、消えた なんとか 歩く時給 いたくない いてもいい街 何もない日のインターネット キャンディを消す 光らせて、変わって 変えられない 【interlude】深い森から抜け出すように 2 少しだけ思い出す/食べること 夜にする 箱 *100円のもんじゃ 27時の散歩 湿度と残金 *ピータンとチャーハン 回想 食べなかった *チャパティと具のないカレー(野菜を作るということ) Skip 回想2 *ぎっしりのり弁 シミ ただ、家族 *サイレントクッキング(ポテチとチヂミ) これから東京メトロ nonidentical organism *労働と油揚げ鍋 思っていたから、どうしようもない 部屋 *疲れたときのダブルチーズバーガー あとがき 【著者プロフィール】 マンスーン 1987年東京都生まれ。ライター/ディレクター。 大学卒業後に無職を経験したのち、WEBメディア『オモコロ』を運営する株式会社バーグハンバーグバーグに入社。 話題になったPRコンテンツの制作ディレクションや、役に立たない工作記事を執筆している。 Xアカウント:@mansooon 判型:四六判変型ソフトカバー 頁数:200頁 ブックデザイン:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ) 装画:花川猫
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【サイン本】青柳菜摘『家で待つ君のための暦物語』
¥1,980
※著者直筆サイン本です。12/1頃発送予定です。 青柳菜摘による第一詩集。 2018年に発表した映像作品での12篇「家の友のための暦物語」と、2021年に書き下ろした12篇「家で待つ君のための暦物語」所収。 「家で待つ君のための暦物語」は同タイトルの映像インスタレーション作品を11月に発表しましたが、そこで使用していたテキストとは異なる新たな詩篇です。 1808年にJ.P.ヘーベルが編纂した「ライン地方の家の友」という暦物語、1949年にブレヒトが出版した「暦物語」をきっかけに、どちらにも登場する「家の友」や「コイナさん(誰かさん)」という、世界をただ観察する存在について思いながら書きました。 ※第二刷は仕様が異なる新装版となり、カニエ・ナハによる帯詩「青柳菜摘の「家の友のための暦物語」への十二の返歌」が付きます。 A5版/108ページ/並製本/日本語 デザイン 柳川智之 編集 和田信太郎 --------------------------------------- 青柳菜摘(あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観者がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。 2016年東京藝術大学大学院映像研究科修了。近年の活動に「TWO PRIVATE ROOMS – 往復朗読」(theca, 2020-継続中), 「彼女の権利——フランケンシュタインによるトルコ人、あるいは現代のプロメテウス」 (NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 2019)、「冨士日記」(NADiff Gallery, 2016)、第10回 恵比寿映像祭(東京都写真美術館, 2018)、「家の友のための暦物語」(三鷹SCOOL, 2018)など。また書籍に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)がある。プラクティショナーコレクティヴであるコ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。 http://datsuo.com ---------------------------------------
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【サイン本】青柳菜摘『そだつのをやめる』
¥2,750
※ 著者直筆サイン本です。発送は12/1頃発送予定です。 青柳菜摘による二冊目の詩集。37篇所収。 — 雨は山になりつつあった 雷が息を殺す アプリが三十分後にぼくは眠ると言った だけどもうすこし粘ってささやく雷を聴く 声がセミからして 雨がやんだ跡が山になって 大航海をすませたセミが 精一杯鳴く声がする 「鳴くことは喋ることじゃない」 だから尺度を探してぼくを見てほしい 雷が鳴いた — --------------------------------------- 青柳菜摘(あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観客がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。 2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。近年の活動に「亡船記」(十和田市現代美術館, 2022)、「家で待つ君のための暦物語」(東京藝術大学大学美術館, 2021)、オンラインプロジェクト「往復朗読」(2020-継続中)、第10回 恵比寿映像祭(東京都写真美術館, 2018)など。また書籍に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(2021)がある。コ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。 http://datsuo.com --------------------------------------- 【目録】 ユキちゃんユキちゃん 土のなか吐いて潜る 製紙工場の白い紙 体温のない吐息 ソテツはぼくの名前 メロンソーダの巣 夜の箱 製紙工場の白い紙 放射線ドッヂボール 夕暮れの黒い土手 風呂モニュメンタル メロンソーダの巣 夜の箱 鍵あなのドジョウ セミ はしごの先 待ちあわせ 飲んでいるふり グラウンド・タイム・スケープ 夕日を見ない 手のなかのチョウ 三本のチョコバナナ 外側の動物園 夜の箱 中学二年生 死んでない ジェットエンジン さがしもの 遠くから見る現在地のピン 授業予知 土のなかのチョウ 小さな虫大きな虫 空気のかたち 雨がみえなくなる未来 ただ光るだけのLED光が照らさない 鍵、手のひらのチョウ 造本設計、装幀 柳川智之 編集 和田信太郎 発行 thoasa 19.5×21cm|118p|2022年|ドイツ装(無線綴じ)|日本語
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【サイン本】青柳菜摘詩集『亡船記』
¥2,750
※ 著者直筆サイン本です。 中也賞受賞後、2年を経て作られた、 青柳菜摘の三作目となる詩集。 未発表詩篇を含む22篇所収。 【プロフィール】 青柳菜摘 (あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。映像メディアを用いた同時代芸術のアーティストとして、プロジェクトベースに主題を立て作品を発表している。経験の記述化をめぐり、観察、記録、物語(詩文)を手がかりにタイムベースト・メディアの可能性を探究している。2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。プラクティショナーコレクティヴである「コ本や honkbooks」主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。著書に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(thoasa, 2021, 第1回西脇順三郎賞候補)、詩集『そだつのをやめる』(thoasa, 2022, 第28回中原中也賞受賞)がある。近年の主な活動として、個展「亡船記」(十和田市現代美術館サテライト会場 space, 2022)、「ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ」展(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 2024)、国立女性美術館(NMWA)第7回「Women to Watch」候補に選出(2022)、オンラインプロジェクト「TWO PRIVATE ROOMS ‒ 往復朗読」(2020-継続中)、「「新しい成長」の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」展(東京藝術大学大学美術館, 2021)、「第10回 恵比寿映像祭」(東京都写真美術館, 2018)、RAM Association主催「ポエトリー・キャンプ 連詩林」Co-ディレクター(2022-)。 仕様:16.1×22.6cm|136p|日本語 仮フランス装(PUR無線綴じ) 装幀:柳川智之 企画編集:和田信太郎 制作進行:中島百合絵 印刷:山田写真製版所 発行:thoasa
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『最小文化複合施設』宮崎 晃吉(HAGISO)、顧 彬彬(HAGISO)
¥3,300
東京・谷中で地域文化を育む、HAGISOの10年史。スリーブ入り+「萩染め」スピン+袋綴じ付き。 ------ 2013年に東京・谷中で始まった〝最小文化複合施設〟HAGISO。 HAGISOはカフェ兼ギャラリー兼設計事務所から始まり、宿泊施設、定食屋や焼菓子店などをはじめとする飲食店の運営、そして教室事業など、谷中を中心に多岐にわたる活動をしています。 本書では、HAGISOのこれまでの10年を振り返りながら、どうやってHAGISOがローカルと向き合い、見立て、その魅力を掘り起こしてきたのかを紹介していきます。 そしてただ振り返るだけでなく、さまざまな角度からHAGISOを語る視点を取り入れました。関係する人たちへの取材をまとめた「インタビュー」や、アトリエ・ワン・塚本由晴氏をはじめとした四つの「対談」、図面から各店舗を分析する「おみせ大解剖」、家で楽しめるHAGISOの定番メニューの「レシピ」。さらには、HAGISOのお金まわりの話も載せた秘密の「袋とじ」(!)まで。380ページを超える大ボリュームです。 編集・発売元は真鶴出版。小さな出版社だからこそできる試みとして、HAGISOの由来となった「萩」の葉で、スピン(栞紐)を草木染めしています。 さまざまな「ローカル」で活動する人たち必読の一冊! 【目次】 はじめに 第1章 一軒の木造アパートから 第2章 萩荘の終わりと始まり インタビュー① HAGISOの大家、梶原千恵子さん 第3章 最小文化複合施設 対談① 顧彬彬×居間theater 第4章 まち全体を宿に見立てる 対談② 北川瑠奈 x HOMEMAKERS 第5章 「つくる人」と「食べる人」をつなぐ インタビュー② TAYORIの大家、菅完治さん 第6章 関係性の連鎖 対談③ 田坂創一 x JR東日本 服部暁文 第7章 コロナ禍を生き延びろ インタビュー④ ご近所のHOW HOUSE アンディーさん 第8章 「チーム」として働く 対談④ 宮崎晃吉 x アトリエ・ワン 塚本由晴 第9章 つながりはじめる日常 ・HAGISO inc.のお店大解剖 ・おうちでつくるHAGISO Inc.のレシピ ・袋とじ おわりに ------- 『最小文化複合施設』 ―たまたま住んだ一軒のアパートからはじまる、東京・谷中の物語― 発行元:株式会社HAGISO 発売元:真鶴出版 体裁:A5変形+スリーブ+袋綴じ+草木染めスピン 製本:無線綴じ(上部アンカット) ページ数:388ページ 著者:宮崎 晃吉(HAGISO)、顧 彬彬(HAGISO) 装丁・本文組版:田中 裕亮 編集:川口 瞬(真鶴出版)、山中 美友紀(真鶴出版) 写真協力: Yikin HYO、富田 了平[ p.104]、加藤 甫[ p.232]、増田 甚八[ p.277] イラスト:朱則安(HAGISO)[p.81/p.203/p.281]、田中 裕亮[pp.354-360] 栞紐草木染め:橘 絵美(ORIBAR)、向井 日香(PINKNOT WEEDS) 印刷所・製本所:東湘印版株式会社
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コモナーズ・キッチン 『舌の上の階級闘争 「イギリス」を料理する』
¥1,980
階級も格差も噛み砕き、胃袋で掴め! パン屋と農家と大学教授の3人によるコレクティブ「コモナーズ・キッチン」が、料理を作って、食べて、考える! ベイクドビーンズ フィッシュ&チップス イングリッシュブレックファスト マーマレード ローストビーフ キュウリのサンドウィッチ …料理ごとに章立てされた12の食エッセイに、それぞれのレシピも収録。 まさに定番中の定番といえるイギリス料理の、歴史や文化的な背景を掘り下げながら、実際に作って食べてみることで、「階級」や「貧富の差」により分断された社会の現実を胃袋から思い知る! ◎ピーター・バラカンさん推薦 (ロンドン出身/ブロードキャスター) - - - 自分のDNAの一部といえる典型的なイギリス料理にこんな背景があったとは! 食事が語る歴史、社会、階級…興味の尽きない話ばかりで、無知なぼくが少しだけ賢くなった気がします。 (オビ文より) 大きさ:188 x 128 x 17 mm
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【サイン本】ソ・イジェ 『0%に向かって』
¥2,640
※ 著者ソ・イジェ直筆サイン本です。 独立映画、モータウン・サウンド、HIPHOP…… メインストリームから外れたソウルの「B面」 市場における観客占有率が「0%に向かって」減少の一途をたどっている独立映画をテーマとした表題作ほか、映画のシーンナンバーをつけられた章が散らばる「セルロイドフィルムのための禅」、公務員試験予備校のあつまる鷺梁津(ノリャンジン)を舞台に、勉強はそっちのけで恋と音楽にのめり込む〈俺〉の物語「SoundCloud」など。 若者たちの苦い日々がオフビートに展開する7篇。 〈李箱文学賞〉優秀賞、〈若い作家賞〉受賞作家による注目のデビュー作! ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ライムスター宇多丸さん、大田ステファニー歓人さん(『みどりいせき』)推薦! ▼ライムスター宇多丸さん 主流文化からこぼれ落ちたものをこそ「逡巡がグルーヴする」文体で掬い取る、鋭くも優しい視点。これは凄い人が出てきたかもしれない……! ▼大田ステファニー歓人さん 映画的非連続性(モンタージュ) 音楽的重層性(サンプリング) 断片記憶の不確実性(マルチタスク)が現代人のフロウ(文体) ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: エリック・ロメールを見てベジタリアンになったってことだけで丸分かりだよ。あんたさ、『緑の光線』好きでしょ? エリック・ロメールのせいでベジタリアンになったんじゃないっすよと言ったものの、ユミ先輩は信じてくれなかった。急に吐き気がして顔がほてってくるのを感じたけど、運よく涙までは流さずにすんだ。俺のことをよく知りもしないくせに、腹が減って足がダルくて寒いってだけで俺の食習慣に言いがかりをつける先輩のせいで、俺はなんだか悔しくなった。先輩は俺がベジタリアンやってる理由知らないじゃないすか、よく知りもしないくせに。やっとのことでそう言うと、なに、ホン・サンスかっつーの。面白くないからやめな、そういうの、というセリフが返ってきた。 (「セルロイドフィルムのための禅」) スティービー・ワンダーの『Talking Book』(1972)をとことん聴きまくった。スティービー・ワンダーだったら、俺レベルでも昔から知ってた。けど俺は有名な曲をいくつか知ってただけで、こうやってアルバム一枚を通して聴いたのははじめてだった。CDプレーヤーで音楽を聴いたのもはじめて。なんつーか、こうやって聴くのも新鮮だなと思った。あれだ、軍隊に入って、トイレの床は歯みがき粉でキレイになるって知ったときくらい新鮮な衝撃。ミントの歯磨き粉。クールな心地。スティービー・ワンダーは俺より何十年も前に生まれてたけど、その音楽はいつだって新しい感じがした。俺は耳からイヤホンを外して考えた。過去は心地よく、現在はつまらない、未来は新しい、って表現は間違ってんのかも。過去は新しく、現在はつまらない、未来は心地いい、この表現の方が正しいのかも、そう考えた。軍隊に来てから考えごとばっかしてるよな、俺、とまた考えた。まもなく俺は驚くべき事実を発見した。どっちにしたって現実はつまらねえ。ワオ、俺って天才かも。 (「SounCloud」) 【目次】 迷信 セルロイドフィルムのための禅 仮のスケッチ線 SounCloud グループサウンズ全集から削除された曲 (その) 場所で 0%に向かって ーーー 作家のことば 訳者解説 【ソ・イジェ (ソ・イジェ)】 서이제/1991年、韓国・清州(チョンジュ)生まれ。ソウル芸術大学映画学科卒。在学中に小説を書きはじめ、2018年に中編「セルロイドフィルムのための禅」が『文学と社会』新人文学賞を受賞し、デビュー。2021年に「0%に向かって」で若い作家賞、本書で今日の作家賞を受賞。続く2022年には「頭蓋骨の内と外」で2年連続となる若い作家賞、「壁と線を越えるフロウ」で李箱文学賞優秀賞、『0%に向かって』でキム・マンジュン文学賞新人賞を受賞と、デビュー数年にして数々の名だたる文学賞を受賞している。Instagram @rhythmmm.ije_ 翻訳: 原田いず (ハラダ・イズ) 1985年、兵庫県神戸市生まれ。韓国文学翻訳院翻訳アカデミー、同院翻訳アトリエで学ぶ。2020年、新韓流文化コンテンツ翻訳コンクール(現翻訳新人賞)映画部門大賞受賞。韓国文学ZINE『udtt book club』のメンバーとして、未邦訳作品の紹介を行っている。 判型/ページ数:四六判変形 並製/ 384ページ 装幀・装画:森敬太(合同会社飛ぶ教室)/装幀・ぱいせん/装画
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白央篤司『はじめての胃もたれ』
¥1,980
昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。フードライターの白央篤司さんが、加齢によって変化する心身をなだめながら、作って食べる日々を綴った手探りエッセイ。 “加齢に伴う変化の体感は楽しい。だって、「歩く」「しゃべる」「自転車に乗れる」といった、幼少期の成長に伴う「できるようになった」の記憶は、もはや曖昧だもの。一方、中年の「できなくなった」は、ちゃんと自覚ができる。観察も対処もできる。つまり、人の機能的変化をじっくり味わえるのは、中年の特権なのだ。高齢者になれば、再びそれは難しくなるのだから。” ―— ジェーン・スーさん(コラムニスト)推薦! 「あなたの胃は、もう昔のあなたの胃ではないのですよ」 そう気づかせてくれたのは、牛カルビだった。 もうすぐ50歳。調子にのって食べすぎると胃がもたれる。お腹いっぱいが苦しい。量は変わらないのに、ぜんぜん痩せない……老いを痛感することが増える日々。 人生の折り返し地点を迎えて、いままでのようにいかないことがどんどん増えていく。でも厚揚げやみょうが、大根おろしみたいに、若い頃にはわからなかったおいしさを理解することだって同じくらいあるはず! いまこそ、自身を見つめ直して「更新」してみませんか? ----- 昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。老化は誰でも起こるもの、さっさと早いうちにセルフケアして、より良い状態をキープしていかないと時間がもったいない。人生で食事を楽しめる回数なんて、毎日減ってゆくばかりだ。しなくていい無理をして、あるいは調子に乗り過ぎて飲食して、胃もたれで週末を苦しんで過ごすようなミスは繰り返しちゃいけない。(と、書きつつも私はまだたまにやってしまうけれど……)それに、つらいことばかりでもない。食における好みの変化は、若い頃には分からなかったおいしさを理解できるようになる、という側面もある。「昔はこんなもの、全然好きじゃなかったのに」なんてひとり食卓でつぶやいてしまうこと、ないだろうか。食べたくなくなるもの、食べにくくなるものの数と同じぐらい、新たな好物が見つかっていくという豊かな道もあるのだ。(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 第一章 いろんなところにガタが来る はじめての胃もたれ お腹いっぱいがこわい カルビ世代から大根おろし世代へ 衰えを語り合える関係はいいものだ 増えるばかりのメンテ・アイテム! 物価高の中、頼れるあいつ 耐脂性の問題と具だくさん汁の豊かさ アンケートその① 誕生日はいまやうまいものを食う口実に 春の食卓 第二章 手探りで向き合う つまづいて、歩いて、お茶を淹れる やせない体 なすときゅうりと、非現実的もいいとこな夢 厚揚げ、みょうが、そして苦みが好きになる 日傘のすすめ&「男のくせに」 自分の機嫌とり上手になりたい 夏の食卓 第三章 無理なく変わっていく 私と酒と酒場のこと、これまでのこと 隙あらば野菜を足すムーブメント 「いつもより気持ち少なく」の節塩ライフ グジュとたま子のこと 台所の思い出話① 台所の思い出話② みなさんにアンケート② 秋の栗、そして父のこと 第四章 決めつけない方が人生は面白い 魚よ、おろそかには食わんぞ ―私のレシピ微調整― 無理なときは無理しないにたどり着くまで 私なりの“半”作りおき、そして使い切り術のあれこれ お弁当から考える「ちゃんと作る」ということ 台所の思い出話③ ハワイの名物料理ポキに学ぶ 冬の原稿の伴走者、煮込み料理 第五章 執着と無頓着 男達よ、もっと自分をいたわろう 和菓子に惹かれていく 友達も携帯もいらない 30代で決意したふたつのこと 50代の歩み方 いなり煮に教わる あとがき 判型:四六判 ページ数:224ページ
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【コミック】『女だけの世界へようこそ』
¥2,970
SOLD OUT
もしこの世から、男性が絶滅してしまったら──? 「女だけ」の生活をコミカルに描く、カナダ発フェミニズム・コミック! つまり、誰も支配されていない──田房永子 旧世界の私たち女性の痛みを知るよしもない、 彼女たちがいとおしくてたまらない──瀧波ユカリ ある研究者は、地球上のすべての男性に関わる致命的な細胞の欠陥を見つけた。その予見どおり、やがて研究者自身をも含む、地球上のすべての男性が一掃されると、女性だけの世界「ウーマンワールド」が生まれた──。 女性たちは、お互いに寄り集まって村をつくり、社会を再構築しようとする。 残された精子バンクや、骨髄から幹細胞を抽出する新技術のおかげで、男がいなくても子どもをもうけることも可能になった新世界では、過去の遠い文明を覚えているのは、 おばあちゃんたちだけ。 生理中の村民は丁寧にケアされ、新世界で生まれた子どもは、村で見つけた鋭利なハイヒールを「工事用の靴」だと思い込む。村長は常に全裸でも、村ではあたりまえのこと。 「女だけ」の穏やかな日常やささやかな生活を、ギャグたっぷりに描いたグラフィック・ノベル。 判型:A5判変形 ページ数:266ページ
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【サイン本】オルタナ旧市街『お口に合いませんでした』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。特典小冊子付。 フードデリバリーの冷めたシチュー、北欧家具店のミートボール、激安居酒屋の肉寿司…… タワマンを遥か頭上に見上げ、気鋭の文筆家が都市生活の不満を嘆く憂鬱グルメ小説。 食事はいつもおいしくて満たされて幸せ、なんてやっぱり嘘だった。 ——高瀬隼子(『おいしいごはんが食べられますように』)推薦! 体調を崩した私は初めてデリバリーを注文するが、届いたシチューからは独特の冷えて固まった油のような匂いがして……(ゴースト・レストラン)。10年ぶりの同窓会、クラスのLINEグループに「完全個室創作和食バル★肉寿司食べ放題! 3時間飲み放題付き2980円」の食べログURLが送られてくる(Girl meats Boy)。おいしくない食事の記憶から都市生活のままならなさと孤独を描く、憂鬱なグルメ小説13篇を収録。 【目次】 ゴースト・レストラン ユートピアの肉 町でいちばんのうどん屋 愚者のためのクレープ メランコリック中華麺 終末にはうってつけの食事 ラー油が目にしみる フライド(ポテト)と偏見 Girl meats Boy たったひとつの冷めたからあげ 「いつもの味」 完璧な調理法 お口に合いませんでした 判型:四六版変型 ページ数:200ページ
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かまど 、みくのしん 『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』
¥1,760
『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む 走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚 』 【100万人が沸いたスゴい読書!!!!】 名作3作+『変な家』大ヒット・雨穴「本棚」特別寄稿! SNSで話題沸騰の「オモコロ」大人気シリーズを書籍化! 「読書の常識が変わる……。これは全く新しい本の読み方です」――雨穴氏 「ついに日本一おもしろく『走れメロス』を読む人間が現れた」――ダ・ヴィンチ・恐山氏 「生まれて一度も読書をしたことがない男が本を読んだら、一体どうなるんだろう」 そんな素朴な疑問がきっかけで生まれた「本を読んだことがない32歳が初めて『走れメロス』を読む日」というオモコロ記事。 1人の男が人生で初めて本を読む。ただそれだけの記事が爆発的に拡散され、100万人の目に留まる大ヒット記事に……! この本でしか味わえない、不思議な読書体験をぜひお楽しみください! 【目次】 はじめに 1冊目 太宰治「走れメロス」 2冊目 有島武郎「一房の葡萄」 3冊目 芥川龍之介「杜子春」 4冊目 雨穴「本棚」 あとがき みくのしんより あとがき かまどより 【著者プロフィール】 かまど 株式会社バーグハンバーグバーグ ディレクター・ライター 福岡県出身。テレビ・ラジオの構成作家として活動したのち、バーグハンバーグバーグ入社。オモコロライターとして多数のPR記事執筆に携わり、オモコロの姉妹メディアであるオモコロブロスの編集長も務める。 みくのしん 株式会社バーグハンバーグバーグ ディレクター・ライター 東京都出身。オモコロライターとして活躍後、バーグハンバーグバーグに入社。後にオモコロ副編集長に就任。ライターなのに文字を読むことが苦手で、32歳になるまで本を読んだことがなかった。 判型・ページ数:四六 ・ 320ページ
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小峰ひずみ『悪口論』
¥2,640
私たちは社会を賢くしなければならないのであって、あなたが賢くなる必要はない。 『平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁』著者が、哲学対話をきっかけに考えた「悪口」という戦術。 恐怖と安堵のあわいで生き恥を晒し、資本主義に悪酔いしながらも負け組の積極財政派として欲望を仕分けせずに生きていくということ。なんたる難題。だけど、誠実すぎる言葉がここには無数にある。 作家・活動家 雨宮 処凛 権力の脅しに慣れきった民衆。民主主義や反資本主義を唱えるが自らは行動しない大学人。本書は彼らの喉元に鋭い刃を突きつける。政治的指導者観を一新したマキャヴェリ『君主論』を連想させる、新しい「市民論」。 西洋史学者 将基面 貴巳 学生運動が消えた阪大で鷲田清一に憧れて哲学カフェする連中を憎んだ。でも、僕は何もしなかった。小峰ひずみは臨床哲学を変異させて活動家になった。何をなすべき(だった)か。実践で実践を教える実践書だ。 文筆家 綿野恵太 著者が、本書で、自らの半生をかように身も蓋もなく開示するのは、「あなたも書ける」と知らせるためだ。いかに他者の知を継承し、いかにこれを手渡すか、聞く耳をもたせるか、体を向かわせるか、そのために言葉は綴られる。「あなたも書ける」と言い切ることにすべてを懸ける。その気概に、しっかりと打たれてしまった。 彫刻家・評論家 小田原のどか 分断の時代だといわれる。だから、ケアや「推し」で他人をいたわるのが美徳だと思われている。誹謗中傷などもってのほか。が、分断がなければ連帯なく、断橋がなければ架橋はない。対立の力を熾烈な交流へと変換する谷川雁の工作者の精神は哲学対話にひきつがれていた。本書を読んで、私は小峰ひずみと対話したいとまったく思わなかったが、小峰はそんなことお構いなしに語りかける。うっぜ。しかし、そのうざさのなかでこそ悪口は悪口の技術を獲得するのだ。悪口をやめるのではなく、悪口の技術を学ぶ道を採るとき、政治運動はすべての人にその門戸を開く。 在野研究者 荒木優太 悪口上等、ぶつかってナンボ。「正しさ」に縛られ、物申す手段は投票しかないと刷り込まれた私たちの横っ面を、本書は叩(はた)く。生身の人と人とが散らす火花からだけ、この沈鬱とした社会を変えうる狼煙は上がるのだ。 ノンフィクション作家 藤原賢吾 社会に絶望したふりをして絶望しきれずにいる私たちに、いま必要なのは運動の「技術」なのだと思う。「そうだそうだ」と「それはどうだろう」の先に「じゃあどうする?」を突きつける実践の書。 新聞記者 滝沢文那 罵倒語を豊かにしたいと考えてきたのでわが意を得るところが少なくない。若いといってももう三十路の書き手だから当然と言えば当然だが、文章は平明で、ポレミークの運びは緻密で周到で戦略的だ。その<戦略>は過剰なまでにスリリングである。「活動家」には論理の不備を衝く「知識人」として挑発し、「知識人」には「知識人は味方のような敵だ」と、「活動家」の立場で威圧する。『平成転向論』同様、共感と敵対を無数に組織する<技術>は端倪すべからざるものだ。 批評家 菅孝行 批評と運動の二刀流、「知の大谷翔平」こと小峰ひずみに瞠目せよ! 本書は世界とあなたの未来を、劇的に変革する。必読‼︎ 作家/アイドル評論家 中森明夫 どれほどくだらない運動も(あ、「悪口」を云ってしまった)何か良きものを生み出す可能性を秘めている。80年代後半の土井社会党ブームは私を生み出したが、“2015年安保www”(あ、「嘲笑」してしまった)は小峰ひずみを生み出したようだ。 革命家 外山恒一 【目次】 第一章 感情論 Ⅰ 男根主義 Ⅱ 感情 Ⅲ 連帯 Ⅳ 力 Ⅴ 問題 第二章 悪口論 Ⅰ 職場で Ⅱ 政治運動で Ⅲ 悪口 Ⅳ 狂信者 Ⅴ レーニン 第三章 (生き)恥論 Ⅰ 恥 Ⅱ 罵倒 Ⅲ 仲間 Ⅳ 死 Ⅴ 裏切り 第四章 言行論 Ⅰ シェアハウス Ⅱ シニシズム Ⅲ 技術 Ⅳ 臨床哲学 第五章 何をいかに受け継ぐべきか Ⅰ 対話 Ⅱ 嘲笑 Ⅲ 社会 Ⅳ 物語 Ⅴ 誰でも、いつでも、どこでも Ⅵ ブーメラン 悪口論--脅しと嘲笑に対抗する技術 注釈 【著者略歴】 小峰ひずみ(こみね・ひずみ) 大阪府生。大阪大学文学部卒。 第65回群像新人評論賞で「平成転向論 鷲田清一をめぐって」が優秀作に選出される。著書に『平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁』(講談社)。論考に「大阪(弁)の反逆 お笑いとポピュリズム」(『群像』2023年3月号)、「人民武装論 RHYMESTERを中心に」(『ことばと vol.6』)、「平成世代が描く左翼像」(『中央公論』2022年10月号)、「議会戦術論――安倍晋三の答弁を論ず」(『群像』2024年7月号)、座談会に「戦術談義 運動の技術/現場の工夫」(『情況』2024年春号)。 判型:四六判 248ページ
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太田明日香『B面の歌を聞け』4号 特集「ことばへの扉を開いてくれたもの」
¥990
「自分のことば」を獲得するとはどういうことか、について考えます。 『目次』 はじめに(特別公開) 【インタビュー】 創作とことば 趣味でも仕事でもなく小説を書いて雑誌を作ること るるるるんメンバー(かとうひろみ、UNI、3月クララ) アートとことば アートを通じて社会をほぐす 谷澤紗和子さんのアートと「ことば」 谷澤紗和子 権力とことば 自分の言葉を獲得する 舟之川聖子 子どもとことば 「あらない」の神秘 鼈宮谷千尋 文化とことば 幼い密輸 むらたえりか ことばのDIY B面の言語学習 石井晋平(イム書房) 声、体ということば 俺は言葉に毒されていたか 服部健太郎(ほんの入り口) 持続可能な個人出版のあり方を模索して (大阪府・犬と街灯店主 谷脇栗太) 書誌情報 通販フォーム(こちらの方が送料はお得です) ウェブショップ 書店様への卸のご案内 書誌情報 表紙/カラー・本文/一色刷り、36ページ、A5判
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『MOMENT 4 つくりかたをかえる』
¥2,420
【Introduction】 MOMENTは、あらゆる地域や分野を横断しながら、新しい都市のあり方を探索する人たちのためのトランスローカルマガジンです。気候も風土も異なるアジア各地をめぐった4号の特集は「つくりかたをかえる」。 インドネシア生まれの発酵フード、テンペをめぐる紀行文から、タトゥーアーティストをはじめさまざまなつくり手を訪ねたバリ島のバイク旅、山形県大江町での採集とインクづくり、福岡県広川町で久留米絣の「色」を見出す滞在制作、磯野真穂と伊藤ガビンの対談、精神科医・星野概念を迎えた「ひまをとりもどす」座談会などなど、世の中の状況が変わるなかで、しなやかにつくる人たちに出会い、自分たちの取材や制作の方法も大きく変えながら、これからのつくりかたを探ります。 【Feature 1】 バイクにのってどこまでも Bali, Indonesia 【Feature 2】 山に入る日 Yamagata, Japan 【Feature 3】 色を見る、つくりかたをほどく Fukuoka, Japan 【Special】 漫画 : 将来の集落 香山哲
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【サイン本】水野しず『抜け出しても抜け出しても変なパーティー』
¥2,420
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 POP思想家・水野しずの濃縮エキスの詰まった傑作歌集が、ついに誕生! 目の前の現実を切り裂き、その返り血を浴びながら進む覇気に痺れました。ーー穂村弘 この世界の信用できなさに敏感すぎる水野しずさんの、やや信じられる何かに、一瞬でいいからなってみたい。ーー枡野浩一 〈収録短歌より〉 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします 「だし巻き」は「卵」が無視をされているそういう事はわりとよくある 神様を信じますか? と聞かれたがもっといる前提で言ってきていい 泥棒が盗んだアロマディフューザーそれでも人は癒されるのか やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない オリジナルサラダといって出てきたがどこもかしこも知っている味 「ごほうび」と売ってる側が言ってくる当方の金を得る分際で 「芸術」を死に物狂いでやっている。回転寿司を一つも取らずに ここまでは宮崎駿の関係者ここから先は一般の方 【目次】 抜け出しても抜け出しても変なパーティー 岐阜 さまざまな純粋 龍が気さく 「嘘」 リラックス風呂 この世はあまりにも不可解 featuring滅亡 あとがき 【著者プロフィール】 水野しず (ミズノ・シズ) コンセプトクリエイター/POP思想家 1988年、岐阜県多治見市生まれ。武蔵野美術大学造形学部映像学科中退。ミスiD2015グランプリ受賞後、イラストや文筆を中心に活動。noteで連載中のマガジン『おしゃべりダイダロス』は、誰も言ってくれないことを鋭く言い当てながらも、軽快に読める気さくな文体で評判に。近年は短歌でも独自の表現を追求し、私家版歌集『見て見ぬフリをされるのに失敗』『試着室から出てきた人みたいな雰囲気で生きる以外のやり方を私はまだ知らない』を発表。著書に『きんげんだもの』(幻冬舎)、『親切人間論』(講談社)。 判型/ページ数:四六判変形 上製 160ページ 装幀・装画:横山裕一/装画 名久井直子/装幀
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【サイン本】向坂くじら『とても小さな理解のための』
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 名著、復活。 向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。 日々の息苦しさからの解放。 ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を 溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。…又吉直樹(お笑い芸人) 幼さを内包しながら、少女は溶ける。 羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。 日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。…今日マチ子(漫画家) 「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつづける彼女のことを、わたしは誰よりも信じている。…堀静香(歌人、エッセイスト) 【目次】 星座 ●キッチン 二十七歳 迷子 四月の昼 月子、ハズゴーン 満潮 サービス 怒りだ 誤認 潮鳴り トマトポークカレー(もっとも個人的な) ●玄関口 牛乳を一杯わけてください ほしがる 棲みうつる日 ちいさな群れ 城塞 変態 ●子どもたち 区別 線とハサミ クライスト 踊り 月が欠ける 性的な誘い 目撃 提案 あったかくして ●波のうつ部屋 君の帰りを待ちながら書いた詩 食いちがう 波のうつ部屋 カウント 水べ ディナーテーブル 許しが訪れるのを待って 航路 死ぬ前の話 ●窓 ショウ ベッドタウン・パレード 見せてあげる ぶん 同い年 肉眼 豊穣 えり子を知りませんか 新しい足 ねえ、おかあさん ●とても小さな理解のための おとなりは ねずみを殺す いてもいても メッセージ・イン・ア・ボトル 詩がどこにもいなかった日 ディスカウント 理解へ(家庭的な解釈) アンダスタン 青いしっぽ 冬に光る 週末 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 星座 男の人が なぜ女の人が自分と寝てくれないのか考えるあいだ 女の人は老いた母から電話がないのを気にしている 老いた母はちょうど猫に話しかけているところで 猫は隣家の子どもを憎らしく思いかえしている そのとき子どもは家庭教師の目つきから正答をさがそうとし 家庭教師は雇い主に反論する道筋を考えている 雇い主がゴシップの女優の人柄が良いと感心するいっぽう 女優は育ちすぎた亀の始末に手いっぱいになっている 亀は赤んぼうの指を食いちぎることを想像し 赤んぼうには父親が硬いシャツを着るわけがわからない 父親は兄に同性の恋人がいることがゆるせず 兄は恋人の声を思いだしたくてしかたがない そのころ恋人は書店員のまなざしにいたく傷ついたが それは書店員が 全くだれのことも考えていない時だった それらのことがみな同じときに起きた 輪郭はみな表面張力を持ってふるえていた さみしい刺繍のような星の空だ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書にエッセイ集『夫婦間における愛の適温』『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。 判型:四六変
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PATU BigBang!『暗黒の昭和史 変身人間事件簿』
¥1,800
戦後日本に暗躍した変身人間たちがもたらした災厄を、徹底検証! 変身人間たちは、今もあなたのそばにいるかもしれない……。 【内容】 ・『透明人間』『美女と液体人間』『電送人間』 『ガス人間第1号』『マタンゴ』ドキュメンタリー風作品解説 ・変身人間シリーズの原点「透明人間」の魔境と魅惑/切通理作氏 ・ガイガン山崎×タカハシヒョウリ変身人間映画特別対談 ・福田裕彦変身人間映画音楽全曲解説 ・スタッフ・キャストクレジット 【 仕様】 全ページフルカラー/サイズ:B5サイズ ページ数:90ページ
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【サイン本】松橋裕一郎『わたくしがYES』
¥2,200
胸に手を当てる。 ほのおがちいさく、 だけどたしかに燃えている。 わたしは最高。 だから あなたも最高。 (本文より) ちいさいけどおおきくて おおきいけどちいさい、 わたしたちの「いのち」について。 少年アヤが本名である「松橋裕一郎」として 初めて書き下ろした「存在」の記録。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 祖父が亡くなるまでの1ヶ月。 家族と、恋人、そして戦争と、いのちに向き合った「存在」の記録。 高校時代から「少年アヤ」を名乗り、19歳で“オカマ“と自称して24歳でやめた。 20代で同性のパートナーと生活を始め、30代にノンバイナリーを自認した。 祖父が亡くなるまでの1カ月間、恋人と家族、戦争といのちに向き合い、たどり着いたのは、自分は「なにでもない」ということ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 松橋裕一郎(まつはし・ゆういちろう)/少年アヤ 1989年生まれ。エッセイスト。著書に『尼のような子』(祥伝社)、『焦心日記』(河出書房新社)、『果てしのない世界め』(平凡社)、『ぼくは本当にいるのさ』(河出書房新社)、『なまものを生きる』(双葉社)、『ぼくの宝ばこ』(講談社)、『ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録』(双葉社)、『うまのこと』(光村図書)。高校生のころに「少年アヤ」と名乗りはじめる。エッセイストととして10年間活動し、本書が初めての本名名義の書籍となる。 B6判 344ページ
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【サイン本】川島小鳥 写真集 『未来ちゃん』
¥4,070
※ 著者直筆サイン本です。サイン本もパックされているためサインはご想像下さいm(__)m 2011年に刊行され13万部の大ヒットとなった本作は、佐渡島のひとりの女の子の1年間を島の四季とともに撮りおろした一冊です。新装版では6点の新たな写真を加え、さらに美しい印刷と装丁が実現しました。 【プロフィール】 川島 小鳥 (かわしま・ことり)/写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な作品集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、 小橋陽介との共著『飛びます』(2019)、『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)²』(2021)、『vocalise』(2024)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。 仕様:A5上製/空押し+題箋+箔押し/208頁 外寸:縦219mm横148mm厚さ27mm 装丁:祖父江慎+小野朋香(cozfish)
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馬場正尊ほか『パークナイズ公園化する都市』
¥2,640
Open A+公共R不動産 編/馬場 正尊・飯石 藍・小川 理玖・菊地 純平・木下 まりこ・中島 彩・和久 正義 著 【建築・都市は今「公園化」したがっている!】 建築・都市は今、「公園化」したがっているのではないか?これまで街に閉じていた公共施設、オフィス、商業施設などが緑豊かなオープンスペースを備え、街にひらくようになった。この現象を「パークナイズ」と呼び、人々のニーズ、実現する仕組みを紹介。Open Aが設計・運営するプロジェクト、国内外のリサーチ事例、妄想アイデアから、多彩なデザイン、マネジメント手法を解説。 【目次】 はじめに Parknize the City-都市は公園化したがっている 1章 PARKand 公園×○○ 1 つなげる 01 PARK and Library(公園×図書館) 佐賀城公園 こころざしのもり ―図書館と公園の境界を溶かす 02 PARK and Apartment(公園×団地) 高円寺アパートメント ―団地のグラウンドレベルを街にひらく 03 PARK and Shopping Center(公園×商業施設) ちはや公園 ―公園のような商業空間は地域に愛される COLUMN 1|場と人をやわらかくつなげる、新しい公園のマネジメント 2 置く 04 PARK and City Hall(公園×市役所) LIVE+RALLY PARK. ―小さな仮設建築が大きな都市政策を導く 05 PARK and Station(公園×駅) こすぎコアパーク ―駅前広場にコンテンツを散りばめる 06 PARK and Studio(公園×スタジオ) KURUMERU ―ひらかれた建築が公園に新たな出来事を起こす 3 重ねる 07 PARK and Roadside Station(公園×道の駅) トライアルパーク蒲原 ―残土を使った公園で道の駅への可能性を試す 08 PARK and Bridge(公園×橋) 桜城橋 橋上広場 ―橋の上の公園は活用されるのを待っている COLUMN 2|公園を均質化させない、公共性と収益性の丁寧な重ね方 4 見立てる 09 PARK and Community Center (公園×コミュニティセンター) みんなの公園 ―空き地の公園化が市民の自由なふるまいを生む 10 PARK and Alley(公園×路地) Slit Park YURAKUCHO ―路地の公園化がエリアの未来を予感させる 11 PARK and Road(公園×道路) 守口さんぽ ―社会実験が道路の公園化の道をひらく 12 PARK and Department Store(公園×デパート) iti SETOUCHI ―廃デパートの壁を抜き屋根のある公園と見立てる 2章 PARKnize 公園化する都市 S-軒先スケールのパークナイズ CASE01おいしいパーク-使われていない畑が地域にひらかれた居場所に 〈妄想アイデア01〉町工場のPARKnize-町工場が地域のクリエイティブハブに CASE02インフラスタンド-水道工事会社が街にひらいた私設の公衆トイレ 〈妄想アイデア02〉工事現場のPARKnize-仮囲いの一角を、表現の舞台に CASE03New York City Tree Map-「推しの街路樹」は、個人が都市の風景にコミットする仕組み 〈妄想アイデア03〉軒先・縁側のPARKnize-庭先60cmを「特区化」してパブリックにシェア CASE04ただの遊び場ゴジョーメ-空き家を小さくひらいたら、街に起こった大きな変化 M-建築スケールのパークナイズ CASE051111 Lincoln Road-駐車場が人の居場所に。パーク&パーキング! 〈妄想アイデア04〉ガソリンスタンドのPARKnize-郊外の風景を変えるロードサイドの拠点に CASE06the COMMONS-バンコクの商業施設は半屋外の立体的な公園 〈妄想アイデア05〉物流倉庫のPARKnize-ストック空間をひらいて、みんなの遊び場へ CASE07THE CAMPUS-オフィスビルをくり抜いて出現した都会のエアポケット 〈妄想アイデア06〉コンビニエンスストアのPARKnize-なんでもあってなんでもできる。24時間営業のエンタメ公園 CASE08HIROPPA-地域の未来のために。陶磁器メーカーの私設公園 L-インフラスケールのパークナイズ CASE09なんば広場-構想から15年、タクシープールを大改造! 〈妄想アイデア07〉団地のPARKnize-公園の中で暮らす。団地の可能性は豊かな屋外にあり! CASE10タグボート大正-特区制度で大阪の水辺を切りひらく 〈妄想アイデア08〉墓地のPARKnize-日常的に通いたくなる明るいお墓 CASE11CopenHill-ごみの山が遊べる山に大変身! 〈妄想アイデア09〉メガソーラーのPARKnize-エコエネルギー&フレッシュフード CASE12SEOULLO 7017-ソウルの駅前に浮かぶ1kmの公園 XL-都市スケールのパークナイズ CASE13田園都市・レッチワース-敷地境界を緑に置き換える 〈妄想アイデア10〉地方駐車場のPARKnize-「衰退する都市」ではなく「公園化する都市」と呼んでみる CASE14PUBLICWARE-未来の都市の風景は個の集合体で浮かびあがる? 3章 Interview この先の都市を描く対話 01 小野裕之さん(散歩社) -メディアのように空間を編集する、下北沢BONUS TRACKのメカニズム 02 吉村有司さん(東京大学先端科学技術研究センター) -データ活用が都市計画・まちづくりの民主化を進める 体裁:四六判・272頁(カラー128頁) 装丁:鈴木麻祐子
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野口理恵『[エッセイと実用] 私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック ITY VOL.1』
¥1,320
最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい 「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。 読むと少し役に立つ! エッセイと実用シリーズ第1弾 rn pressでは「I’ll teach you about ... series (ITY)」という、「読むと少し役にたつエッセイと実用」シリーズを定期的に刊行していきます。 第一弾は「自分のお葬式ブック」、第二弾は「手紙の書き方ブック」を予定しています。 仕様:新書(105×173)・96ページ
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【サイン本】武邑光裕 『Outlying 僻遠の文化史』
¥3,960
※ 著者直筆サイン本です。 武邑光裕は世界のフロントランナーであった時代の日本を、 文化の基盤から構築したオルタナティヴ・カルチュア・グルである!!!!! トランスメディア、生成AI批評、クリプトアナーキー、 ヒッピー資本主義、自立革命、デジタルノマド…… そして世紀を跨いだ現在もテクノロジーと文化の尖端を説き続ける。 そう、私は今も武邑尊師の教えを実践し、信仰し続けている!!!!! ーーーーー宇川直宏(DOMMUNE) 本書は、私の自叙伝であると同時に、人生の最終段階においてのみ語ることが許される『秘密』やプライバシーの開示でもある。ーー武邑光裕 インターネットのない時代、「ゾーン」に導かれるまま世界中を駆けめぐり、いつでも時代の“外側”から文化を創ってきた。マンハッタンに廃墟の住処がなくなろうとする80年代後半のNY、90年代以降のサンフランシスコ、京都、東京、札幌、ベルリン。40年以上に及ぶ、人と文化をめぐる旅の記憶。武邑光裕が歩んできた道を辿ることは、未来の文化につながる。 <特別付録:投げ込み24P小冊子> 宇川直宏(DOMMUNE)×若林恵(黒鳥社)対談 「サイケデリックの行方」 四六判 452ページ 並製 デザイン:藤田裕美
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【サイン・短歌入】岡野大嗣『うたたねの地図 百年の夏休み』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆のサイン、短歌入り。短歌は選べません。 “どこにでもある眺めとここにしかない眺めが交錯する” これまで取りこぼしてきた日々の感情を忘れないために短歌を詠む、人気歌人・岡野大嗣さん初の短歌×散文集です。 さまざまな場所をテーマに、 短歌を詠むときのまなざしから生まれた散文とたね(短歌が出来上がる前のメモ)、150首の短歌をもとに、〈夏のとある街〉を作りました。 今まさにその場所にいるような、その場所とつながっているような感覚になれる新しい本。 さまざまな場所と出合いなおすことで、 短歌と散文、感情が響き合って、懐かしさとともに新しい風景があふれだします。 ぜひ、短歌の世界と歌人のまなざしを追体験しながら うたとたねをヒントに、夏のとある街の地図を心に描いてお楽しみください。 ※装画・挿絵:中村一般さん <岡野大嗣さんよりコメント全文> タイトルに「夏休み」と入れておきながら僕は、夏があまり得意ではありません。 命の危険を感じる暑さからも、ただ生き延びることにやたらと意味を浴びせてくる光からも、なるべく距離を置いていたい。 でも、夏にふと感じる、ほっとするようなさびしさとは握手をしたくなります。 暑さを逃れて立ち寄った本屋さんで迎えてくれる涼しいインクのにおい。信号待ちの日傘に感じるなつかしい気配。図書館の片隅で空調の音に包まれてめくられるページの響き。 この本には、そんなさびしさが集まっています。 時間はたっぷり百年用意しました。 いくらでものんびりと、この街で涼んでいってくださいね。 判型: B6判変型 156ページ
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【柴田元幸サイン本】レベッカ・ブラウン『天国ではなく、どこかよそで』
¥2,200
※ 翻訳者・柴田元幸さんの直筆サイン入りです。 『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの最新物語集『天国ではなく、どこかよそで』。 「三匹の子ぶた」を踏まえた「豚たち」、「赤ずきんちゃん」を踏まえた「おばあさまの家に」をはじめ、ピノキオ、ヘンゼルとグレーテルなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターを、レベッカ流に夢見なおした物語が並びます。 語り直しの切り口は作品によってさまざまですが、単一のメッセージに還元できない、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづける作家の神髄が伝わってくる、豊かな「サイクル」が出来上がっています。 “ここにあるのは「めでたし、めでたし」の死角を辛辣なユーモアで照らしてみせる物語。 そうやってわたしたちが見えないふり、聞こえないふり、わからないふりをしてきた暴力の轍を、怒りでもって洗い出し、祈りをこめて語り直すのだ。” (倉本さおり) “そこではみんな、ほんものの肉体を得る。 痛みに苛まれ、声は揺らぎ、歪み、叫ぶ。 闇の中、寓話は変わり果てた姿になって 赦しを求め、こちらを見つめる。 どうしてこんなに、愛おしいのだろう。”( 大崎清夏) 【目次】 豚たち The Pigs 狼と叫んだ女の子 The Girl Who Cried Wolf 誰かほかに Someone Else 穴 The Hole デビーとアンジ Debbie and Anji 大皿に載ったあなたの首 Your Head on a Platter ヘンゼルとグレーテル Hansel and Gretel セメントの二つのバージョン Two Versions of Cement 天国ではなく、どこかよそで Not Heaven, Somewhere Else 双子 The Twins ご婦人と犬 The Lady and The Dog 人魚 The Mermaid ハンプティ・ダンプティ Humpty Dumpty わたしをここにとどめているもの What Keeps Me Here 兄弟たち The Brothers ゼペット Geppetto おばあさまの家に To Grandmother’s House 謝辞 訳者あとがき ページ数:136 判型:B6判変形 装画:金井冬樹 デザイン:横山雄 【著者プロフィール】 レベッカ・ブラウン(著) 1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。翻訳されている著書に『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』『家庭の医学』『犬たち』、ナンシー・キーファーとの共著に『かつらの似合っていない女』がある。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞。 柴田元幸(翻訳) 1954年生まれ。翻訳家・アメリカ文学研究者。 ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウン、バリー・ユアグロー、トマス・ピンチョン、マーク・トウェイン、ジャック・ロンドンなど翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクソン』で日本翻訳文化賞、また2017年に早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。 文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)責任編集。
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青山南ほか83名『冬の本』
¥1,870
SOLD OUT
冬に読んだ本や、冬になったら思い出す本。冬に出会った本や、冬のような本。冬と一冊の本をめぐる書き下ろしエッセイ集。 執筆者一覧 青山南、秋葉直哉、淺野卓夫、天野祐吉、安西水丸、いがらしみきお、池内紀、池内了、石川美南、井嶋ナギ、伊藤比呂美、伊藤礼、井上理津子、岩瀬成子、上原隆、宇田智子、内堀弘、大竹昭子、大竹聡、大谷能生、岡尾美代子、岡崎武志、荻原魚雷、角田光代、片岡義男、木内昇、北澤夏音、北沢街子、北村薫、北村知之、久住昌之、小林エリカ、越川道夫、小西康陽、近藤雄生、佐伯一麦、柴田元幸、杉江由次、杉田比呂美、鈴木慶一、鈴木卓爾、鈴木理策、曽我部恵一、高橋靖子、高山なおみ、田口史人、竹熊健太郎、武田花、田尻久子、田中美穂、丹治史彦、友部正人、直枝政広、長崎訓子、名久井直子、能町みね子、橋口幸子、蜂飼耳、服部文祥、浜田真理子、早川義夫、平田俊子、平松洋子、文月悠光、穂村弘、堀込高樹、堀部篤史、ホンマタカシ、前野健太、万城目学、又吉直樹、松浦寿輝、町田康、南博、森山裕之、安田謙一、柳下美恵、山崎ナオコーラ、山下賢二、山田太一、山本善行、吉澤美香、吉田篤弘、吉本由美 装丁:和田誠 仕様:四六判変形上製 200頁
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前川恒雄『未来の図書館のために』
¥1,980
この本は2020年4月にお亡くなりになった前川さんの遺稿集です。 前川恒雄さんは1965年に東京都の日野市において、初代の日野市図書館長をつとめ、市民が求める本を提供するというその1点において、日本の図書館の性格を変えました。 それは一口にいえば、市民を教育・指導する図書館から、市民の生活のそばにあり、市民とともに成長する図書館への大きな転換であり、いまでは当り前とされる「リクエストサービス」も日野の図書館において、最初にはじまりました。 『未来の図書館のために』は前川さんの図書館にたいする考え方、現在の図書館にたいする思い、そして『移動図書館ひまわり号』では書かれなかった、その後の前川さんの歩みを綴っています。前川さんが最後に、読者、とくに図書館に携わるひとたちに伝えたかったことをまとめた1冊です。あとがきは長女の文さんが書かれています。 デザイン :櫻井久 装丁写真:漆原宏 版型:四六判変形、上製 頁数:176頁
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【サイン本】山川直人『カラスの言葉がわかるまで』
¥770
※ 著者直筆サイン本です。 タウン誌「うえの」に発表された2~4ページの漫画を中心に13篇を収録した自主制作漫画集 【装幀】小沼宏之[Gibbon] 【判型】A5判/本文56頁
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【サイン本】小原晩『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 \異例の累計1万部突破/ 本の目利きが大注目の私家版、書き下ろしを加えてついに商業出版! 一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人へ 誰もが経験したことがあるような感覚、せわしない日々からこぼれていく感情や体験を、切実に丁寧に掬いあげる彼女の文章に共感やあの頃を懐かしむ人が続出! 不安ややるせなさで固まった心をほぐしてくれる全40編。18~27歳までの東京での生活を中心に綴られたエッセイ集。 ままならないことも 不器用さも すべてひっくるめて 生活は愛おしい <著者プロフィール> 小原晩(おばら・ばん) 1996年東京生まれ。2022年、自費出版(私家版)にてエッセイ集『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』を刊行。2023年9月に『これが生活なのかしらん』(大和書房)を刊行。 体裁:四六判、並製、1色、総176ページ 挿絵・装画:佐治みづき ブックデザイン:漆原悠一(tento)
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【サイン本】『新百姓』2号「米をくう」
¥3,150
※ 編集長おぼけんさんの直筆サイン本です。 【編集長おぼけんさんより】 便利で安定した現在の米供給システムは、ありがたいもの。 しかし、効率のみを重視するあまり、稲作から炊飯まで、「米をくう」営みの中に溢れていた つくる喜びや楽しみも、失われてきたのではないでしょうか? 安定した米供給システムを土台にするからこそ、安心して、思いっきり「米をくう」で遊ぶ。 そんな新しい社会は、どうやったら実現できるのか? そんな想いのもと、本号では、 『まぁまぁマガジン』編集長で文筆家の服部みれいさん、 『米の日本史』などで知られる稲作文化研究の第一人者・佐藤洋一郎さん、 『小さな田んぼでイネづくり』などの著者で、石垣島で稲作に取り組む笹村出さんをはじめ、 常識に囚われずに、文明、テクノロジー、文化、技と知恵の各視点から、 「米をくう」を探究してきた先輩方との対話を通じて、新しいものの見方、最先端の問い、創造の余白に触れて参りました。 読めば、お米を釜で焚いてみたくなる。 読めば、自分で田んぼをやってみたくなる。 読めば、炊きたてのご飯がいつもの何倍も愛おしくなる。 そんな一冊になっていると思います。 また、奇しくも今年は米不足が話題となりました。 その意味でも、多くの方が「米をくう」への関心を高めているタイミングであり、 貴店にいらっしゃるお客様にも興味を持っていただけるのでは、と考えております。 【目次】 017 Chapter 01 新百姓的考現学 020 どうすれば私たちは繋がりを取り戻せるだろうか? Korpi家の田植え 028 日々の暮らしから自分を解放するには? [インタビュー]服部みれいさん 044 ハッキンチェア 049 Chapter 02 特集 米をくう 1)文明と物語の視点から 060 そもそも人間にとって「米をくう」って何? [インタビュー]佐藤洋一郎さん 072 人類と「米をくう」のコンテキスト 076「米をくう」と人類 1「米をくう」の起源 / 2 畑作牧畜文明と稲作漁撈文明 3「米をくう」と世界の信仰 / 4「米をくう」の現状 5「米をくう」の品種と栽培方法 / 6 栄養源としての「米をくう」 7「米をくう」さまざまな調理法 086 「米をくう」で遊ぶ [数学の視点から] [寄稿]小林知樹さん 2)デザインと科学の視点から 094 どうすれば「米をくう」はもっと楽しくなるか? [インタビュー]日吉有為さん 106 「米をくう」で遊ぶ [デザインの視点から [寄稿]田中 淳さん 108 レベル別「米をくう」の道具 112 ハンドツール | アルファ米 116 「米をくう」と最先端テクノロジー 3) 道具と知恵の視点から 124 どうすれば「米をくう」をこの手でつくり出せるか? [インタビュー]笹村 出さん 142 「米をくう」の単位 146 「米をくう」の本質の探究者 福岡正信 150 「米をくう」10の型 154 一隅から | 藝術農民 4) 調和・喜び・からだの視点から 162 どうすれば私たちは「米をくう」で遊べるか?① [インタビュー]長坂潔暁さん 180 どうすれば私たちは「米をくう」で遊べるか?② [インタビュー]義本紀子さん 192 「米をくう」と日本の信仰 196 糸波の構造 | 田の神様ってなんだ? 204 いま、うしなわれつつある風景 | どぶろく祭り 208 23世紀の昔話 | おむすびころりん 212 道の具 | 五十嵐窯の鎬飯碗 216 YABABON [002号参考図書] 220 「米をくう」探究の旅 ツールガイド 236 編集後記「稲作は芸術だ」 239 Chapter 03 巻末付録 240 『新百姓』99のテーマ 242 新百姓、これまでの物語 / 『新百姓』と一緒に企んでください! 245 じぶん革命! Revolubon! 246 写真解説 250 新百姓1号取扱店 252 ご寄付のお願い&3373名限定会員募集のご案内 / 2号制作を支えてくれた寄付者の皆様 ■『新百姓』2号概要 発酵部数|8,888冊限定、全てに手作業でシリアルナンバー打刻 定 価|3,150円(税込) (=米サイコウ!) 判 型|B5変形判 頁 数|254P(フルカラー) ※本号は、1号で使用していた厚みの紙が生産終了となった関係で、 紙質は同じものの、1枚あたりの厚みが少し薄くなった紙を使用しております。 そのため、その分ページ数とコンテンツを拡充しました。
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【サイン本】高山なおみ『毎日のことこと』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 細かなところまで 思い出せば思い出すほど あのころに起こった すべての出来ごとに やさしく抱かれている 暮らすこと、食べること、季節のこと からだの奥でおぼえているちいさな「ことこと」を大切にひらく36のエッセイ。 神戸に暮らすようになって六年目、地もとの新聞社の方から、月にいちどエッセイを書いてみませんかとお誘いがありました。掲載は土曜日の朝刊。朝の光を浴びながら、のんびり読んでくださるといいなと思い、私の身のまわりで起きた、日々のささやかな出来ごとをみつめ、綴っていくことにしました。 タイトルはまず「ことごと」という言葉が浮かびました。次に浮かんだのは「ことこと」。煮炊きの音コトコトです。すると自然に、いつかの旅で出合った忘れられない一皿や、普段着の簡単なごはんのことなども書きたくなってきました。文章だけでは少しさびしい気がして、写真や小さなイラストも添えることにしました。 (「おわりに」より) 料理家でたくさんの著作もある高山なおみさんが、遠くに住む友だちに宛てた手紙のように、神戸での暮らしを3年にわたり綴ったエッセイ集です。 2021年4月〜24年3月、神戸新聞の連載を一冊にまとめました。 今朝は、霧。窓の外がまっ白に膨らんで、空も海も街も見えません。さすがは梅雨のまっただなか、街の方から見たら、私のいるマンションは山ごと霧に包まれて何も見えないんだろうな。 濃い霧に覆われると、耳が遠くなったような感じがします。街の音も、私が立てる生活の音も、何もかもが吸い込まれ、茫々とした静けさに包まれるのです。まるで、体ごと霧に埋もれてしまったみたい。雪の日にも似ているけれど、どこか違う。なんだか目に見えない大きなものに、抱かれているようです。 こんな日は自分にもぐり込み、書きものをする日和なので、午後もずっとパソコンに向かっていました。 (「雨とアイロン」より) 高山なおみ◎1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。日々の生活の実感が料理になり、言葉となる。 画家、絵本作家、音楽家、作家などのさまざまなクリエイターが夜ごと集う店「諸国空想料理店 KuuKuu」のシェフを1990年から2002年まで勤め、その後料理と文筆の道へ。 日記エッセイシリーズ『日々ごはん』『帰ってきた日々ごはん』、『新装 野菜だより』『料理=高山なおみ』『自炊。何にしようか』、『ロシア日記―シベリア鉄道に乗って』『本と体』『気ぬけごはん』『暦レシピ』、絵本『どもるどだっく』『たべたあい』『それから それから』(以上、絵・中野真典)など著書多数。2016年、東京・吉祥寺から神戸・六甲へ移住し、ひとり暮らしをはじめる。 編集+デザイン 丹治史彦、井上美佳(信陽堂編集室) 校正 猪熊良子 B6変形判 上製(170×116ミリ) 196ページ
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さかざきちはる[ペンギンと文鳥 〝晴耕雨読〟] シルクスクリーン作品 4枚 + 額縁 2個 セット
¥33,000
SOLD OUT
※ 発送は10/1頃~の予定です。 toolbox大阪ショールームで開催の『ペンギンアパートメント大阪』展のための書き下ろし作品〝晴耕雨読〟 シルクスクリーン作品 4枚 + 額縁 2個 (額縁4個ではありません)セットです。エディション番号入りです。番号はお選びいただけません。 ※ 画像シルクスクリーン左下のA/PはArtist Proof の略で、作家の保存分ということです。 お届けするものには15/100のようにエディションナンバーが入ります。 1色ごとにひとつの版をつくる、昔ながらの印刷技法。 1色刷ったら乾燥させ、乾ききったたら、別の色を刷って また乾燥させる……これを何度も何度も繰り返す。 高性能プリンターの普及により、 近年ではほとんど制作されなくなったシルクスクリーン作品ですが、 ペンギンデザインではこの方法にこだわっています。 今回も美術印刷職人の小林史枝さんによって、 ペンギンのイラストは0.01ミリ単位で加工製版され、 ほとんどズレやムラのない美しい仕上がりに。 インクの調合、製版、刷版、乾燥、断裁、 全て人の手によって行われています。 シルクスクリーン 100×100mm 額縁 120×120×厚20mm
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樽本樹廣『百年の一日』
¥1,320
百年の2006年7月から2007年8月までの日記を振り返ったzine。 付録 : エッセイ「ほんのこと」 デザイン : 森島彩生 文庫判
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エイナット・ツァルファティ 『アパートのひとたち』青山南 訳
¥1,650
SOLD OUT
アパートに住む女の子。各階のドアを見て、住人を想像してみる。泥棒一家にサーカス団、吸血鬼など、珍妙な住人の部屋の中は、おもちゃ箱をひっくり返したよう。ページをめくるたびに広がる奇想天外な空想世界を楽しむ絵本。 判型・ページ数:A4変・37ページ
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小飼 弾『子供の科学完全読本 1924−1945』
¥2,420
SOLD OUT
創刊100周年を記念! 創刊から終戦までの雑誌『子供の科学』を読み直す 膨大なバックナンバーの中から、科学とテクノロジーに強い現代の知の巨人、小飼弾が、日本の科学技術発展に寄与した側面に注目して記事をピックアップ。当時の社会情勢を背景に、どんな意図で、何を解決したくてこの記事が書かれたのか、また、当時の知識人が科学の進歩をどこまで予言できているのかなどを振り返る。 特に戦争が近づいてくる様子、また戦況が厳しくなったことが読み取れる記事は必見。当時の読者の役に立とうと編集された内容は、そのまま世相を反映していることに改めて気付かされる。月刊誌だからこそ世の中の動きが細かに記録されていることにも、現代人として胸熱くなること必至だ。 ※紙版は早期購入限定「昭和20年12月号デジタルBOOK」セットとなっております。期間内にデジタルBOOKを帯のQRコードから取得することで、戦後間もない貴重な「子供の科学」を全ページ読むことができます!(取得期限:2025年3月8日まで) 【著者紹介】 小飼 弾(コガイ ダン) 投資家、プログラマー。株)オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)の取締役最高技術責任者(CTO)を務め、同社の上場に貢献。著書に『小飼弾の「仕組み」進化論』(日本実業出版社)、『「中卒」でもわかる科学入門』『未来予測を嗤え! 』(いずれもKADOKAWA)など。ニコニコチャンネル「小飼弾の論弾」で、毎月2回、時事ニュース解説や科学・IT解説などをライブ配信中。 判型:B5 ページ数:208
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『TRANSIT 65号 世界のパンをめぐる冒険 創世編』
¥1,980
朝食のトースト、昼食のサンドウィッチ、おやつの肉まんに、夕飯の付け合わせのバゲット......。思い返すと、私たちの食卓に当たり前のように登場する「パン」。日本のみならず世界各地で人びとに愛され、胃袋を満たしています。そんな身近な存在であるパンを紐解いてみると、地域ごとに素材や工程、形状や呼称も異なり、その土地の気候風土や歴史を色濃く反映していることに気付きます。その起源は古代メソポタミア・古代エジプトに遡り、地中海やシルクロードをわたり、またヨーロッパの世界進出により世界中に広まっていきました。焼いたり、揚げたり、蒸したり、挟んだり......。パンは各地の文化と結びついて進化し、今もなお発展を遂げているのです。そんな各国で日常的に親しまれているパンのある暮らしを辿り、世界のパンをめぐる冒険へと出かけた1冊です。 【特集】 文化の数だけパンがある パンを決定する諸条件 パンの起源:麦栽培の歴史 世界に広がっていったパンの歴史 世界の郷土パンカタログ みんなのパンと旅の自由研究 モロッコ/中国/リトアニア/インド/中南米 信仰とパンのかかわり 日本で世界一周!パンの旅ガイド ヨーロッパ/中東・アフリカ/アジア/アメリカ パン好きに聞く!推しパン店ガイド 上村祐翔/田辺智加(ぼる塾)/池田浩明 山本祐布子/甲斐みのり/坂井勇太朗 世界10都市 気になるパン店ガイド あゝ、美しき発酵世界 <付録> パン4種 ステッカー 【取材】 古代から現代へ、エジプトの命をつなぐパン エジプト/カイロ、ルクソール 写真=高橋ヨーコ 文=林 紗代香(TRANSIT) シルクロードで交差する丸いパン ウズベキスタン/フェルガナ盆地、 タシュケント、サマルカンド、ヒヴァ 写真=後藤武浩 文=山口優希(TRANSIT) 西安のパンを巡る穏やかな時間。 湯気の香りに誘われて 中国/西安 写真・文=塩川雄也 畑を耕しパンを焼く、原始の灯火 リトアニア/クライペダ 写真・文=在本彌生 祈り、分け与えるパンとワインと修道院 イタリア/シチリア島 写真=市田小百合 文=佐藤礼子 パンをとりまくベルリンの日々 ドイツ/ベルリン 写真=黄瀬麻以 文=河内秀子 【連載】 World View ・今日の世界......パナマ運河/スエズ運河 ・遠くへ旅するちいさな言葉......クロアチア ・未来を拓く市民会議......メキシコシティ ・80億分の1......ベルリン 海の向こうのローカル風土記 presented by overseas......イタリア 大きさ:72 x 210 x 11 mm
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【サイン本】オルタナ旧市街『Lost and Found(すべて瞬きのなかに)』
¥900
※ 著者直筆サイン本です。 生活は物語られる。失われたものを奪還するために。 ふたたびの邂逅を夢見て廻る、都市とあなたとわたしの境界――。 “ぼんやりとラーメンをゆでている間に世界は三度も崩壊して、スープをまぜている間に再構築した。” 【目次】 嵐のあと 匿名の街 ユニコーン・ガールのまなざし 密室のきみ Night after night ネオンテトラの標本 不機嫌な革命家 24時の号砲 ユートピアをぶっ壊せ どうかなるべく大きな声で 宝石未満 鳥のひと 代替(不)可能な 晩夏・微睡 それからのロマンス 永遠じゃない 森の中では見つけられなかった イデオロギー・ドラマツルギー ニッパーの背骨(あとがきにかえて) 【著者略歴】 オルタナ旧市街 個人で営む架空の文芸クラブ。2019年より、ネットプリントや文学フリマを中心に創作活動を行う。2022年に自主制作本『一般』と『往還』を発表。空想と現実を行き来しながら、ささいな記憶の断片を書き残すことを志向している。文芸誌『代わりに読む人』、『小説すばる』、『文學界』などにも寄稿。柏書房よりデビュー・エッセイ集『踊る幽霊』発売中。 【書誌情報】 本文50p B6サイズ 表紙カラー/本文モノクロ 表紙用紙:アラベール スノーホワイト200 本文用紙:上質紙110
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【サイン本】小山田浩子『小さい午餐』
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 広島在住の芥川賞作家・小山田浩子の初めての食エッセイ集。 月に 1 回くらいどこかへ出かけてお昼ご飯を食べながら考えたこと。 “誰だってお昼を食べるし、その場所は自由に決めていい” 見たこと感じたことを書いていくうちにどんどん虚実が混ざって、 エッセイでありながら私小説でもあり、でも、確かに体感したこと。 “誰もがハッピーなアワーを過ごす権利がある、 それを忘れないようにする。 ちょっと酔っている、でもまだ普通に歩ける。” “暗くなったり考えこんだり泣けたり、調子に乗って失敗したりもする 日々ですが、お昼ご飯がある程度おいしく楽しく食べられたらありがたい、 大丈夫だ、と感じます。どこで生まれても、暮らしていても、誰もが食べたい ようにお昼ご飯を食べられる世界であるよう、強く願っています。” 装画は塩川いづみ。 ページ数:272 判型:四六判 装丁:横山雄 小山田浩子(著) 1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』『小島』、エッセイ集『パイプの中のかえる』『かえるはかえる』がある。
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馬場正尊『あしたの風景を探しに』
¥3,300
【NHKプロフェッショナル仕事の流儀(2024.7.5) 出演で話題!】 リノベーション・DIYムーブメントを牽引した、 「東京R不動産」の立ち上げをはじめ、 新領域への越境をつづけてきた異端の建築家は 今日も世界を右往左往!? トラベリング・ライフのなかで書き溜めた思考と記憶の断片。 「次の時代の都市が、風景が、なにを欲しているか。 それを探すために、また旅をし、言葉を紡ぎ、建築をつくる。 それを繰り返してきたし、これからもつづけるのだろう」(本文より) 「先が見えない」を愉しみたいすべての人へ 【「はじめに」より】 いままでなんのために仕事してきたんだろう、と振り返ると僕の場合、建築のためというより、なにか新しい風景を見たいがためにいろいろやってきた、 という気がする。もちろんそれが建築という手段のときもあるけれど、ときには「東京R不動産」だったり、「エリアリノベーション」だったり、「本を書く こと」だったりする。やけにバラバラしている印象があるけど、それらをまと めて俯瞰して見たとき「まだ見ぬ風景を見たいがためにやってきたことなんだな」と思うと妙に納得がいく。…… 四六変形判 424頁 並製・仮フランス装 【著者紹介】 馬場正尊(ばば・まさたか) 建築家/Open A 代表取締役/東京R不動産ディレクター/東北芸術工科大学教授 1968年佐賀県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、博報堂入社。博覧会やショールームの企画等に従事する。その後、早稲田大学大学院博士課程へ復学。建築とサブカルチャーをつなぐ雑誌『A』を立ち上げ、編集長を務める。2003年、建築設計事務所Open A設立。建築設計、リノベーション、都市計画、執筆などを行う。同年、都市の空地を発見するWebサイト「東京R不動産」をスタート。東京のイーストサイド、日本橋や神田の空きビルを時限的にギャラリー化するイベント、CET(Central East Tokyo)ではディレクターを担当。2015年、公共空間のマッチング事業『公共R不動産』を開始。建築設計を基軸としながら、メディアや不動産などをさまざまな領域を横断しながら幅広い活動を展開している。 主な著書に、『都市をリノベーション』(NTT出版)、『だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル』(共著、ダイヤモンド社) 、『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』(学芸出版社)、 『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』(学芸出版社)など。
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小指『奇跡のような平凡な一日』
¥1,210
2022年6月27日〜2024年3月29日の日記をまとめた1冊。 文庫サイズ 92P
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平野紗季子『ショートケーキは背中から』
¥1,870
『生まれた時からアルデンテ』から10年、やっぱり虚無にはごはんが効く。 「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より貪欲に食べ、言葉を探し続けた20年。その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を大収録。 大島依提亜/デザイン 判型 四六判変型 頁数 192ページ
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『たね』
¥4,400
この絵本のテーマは「たね」です。 といっても科学的な図鑑ではありません。 生きているのか死んでいるのか分からない一粒のたねが、ある時、芽を出し、成長をはじめる。その神秘的な力についての考察です。 たねは奇跡である。 豊かな未来への可能性を無限に秘めている。 神秘的とも思えるたねとはいったい何なのか。 このような本がこれまであったでしょうか。 ポップアップ形式(「たねとは何か」)、 アコーデオン形式(「たねの旅」)、 絵本形式(「たねと女性」)、 折りたたみ形式(「たねと宇宙」)の 4つのパーツが一冊の本の中に綴じ込まれた、画期的な造本とデザイン。 シルクスクリーン印刷によるハンドメイドの素朴な味わい。 先住民族のワルリ画アーティスト、ワイエダ兄弟による緻密で美しい絵。 たねの力をあますところなく追求した驚くべき絵本。 これは、まさに私たちの新しい未来へ向けたメッセージです。 発行: タムラ堂 ギータ・ヴォルフ 文/ワイエダ兄弟 絵/青木恵都 訳 日本語デザイン セキユリヲ+守屋史世 27cm×27cm/上製/46ページ ケース入り シリアルナンバー付
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川島小鳥写真集 『vocalise』(ヴォカリーズ)
¥3,630
本作は、『未来ちゃん』の制作時にヨーロッパ各地の夏の風景のなかで撮影されました。今回、未来ちゃんの幻の夏の旅として、13年の時を経て写真集になりました。 タイトルのvocalise(ヴォカリーズ)とは。歌詞のない母音だけで歌われる歌唱法のこと。未来ちゃんが目にする言葉にする前の新鮮な世界そのものが一冊に綴じられています。 【プロフィール】 川島 小鳥 (かわしま・ことり)/写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な作品集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、 小橋陽介との共著『飛びます』(2019)、『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)²』(2021)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。 仕様 A5上製/空押し+題箋+箔押し/128頁 外寸(縦219mm横148mm厚さ18mm) 装丁 祖父江慎+小野朋香(cozfish)
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【サイン本】勅使川原真衣『職場で傷つく』
¥1,700
※ 著者直筆サイン本です。 『他者と働く』『企業変革のジレンマ』 宇田川元一氏 推薦 「職場で傷ついた人は、企業変革の入り口に立っている。」 『「能力」の生きづらさをほぐす』で鮮烈なインパクトを残した気鋭のコンサルタントが、なきものとされてきた「職場の傷つき」に着目し、これからの組織開発のあるべき道筋を探る意欲作。 1ON1、対話、パーパス、人的資本経営、ウェルビーイングなど、目新しい言葉に飛びつく前に、まずその「傷つき」に「気づく」ことから、始まる。 「能力主義」の限界に気づき始めたすべての人へ。 【もくじ】 第1章 「職場で傷つく」とはどういうことか? 第2章 「職場で傷つく」と言えない・言わせないメカニズム 第3章 「能力主義」の壁を越える 第4章 いざ実践ーー「ことばじり」から社会の変革に挑む ■あの社員は、なぜ辞めたのか? ■ハラスメント未満の「傷つき」をなかったことにされる職場とは。 ■仕事で傷ついたなんて言ったら負け? ■うまくいっている人の行動分析をしてマネして、本当に「できる人材」になれるのか ■かけ声ばかりで、実は排他的な職場とは。 ■出世した、でもいつまでこのぎりぎりのラインで働き続ける必要があるのか ■優秀な人がいれば、組織の問題は解決するのか ■評価はどこまで「正しい」のか ■「自分で考えろ」の意味 ■真面目な社員の「闇落ち」ーービックモーター社の事例から ■「天才職人」の降格 ■形だけの「ストレスチェック」 ■「通過儀礼」としての就活 ■個人的なこと=気の毒だけど自分で何とかすべきこと ■「主体性」のある人材、欲しい? いらない? ■「人的資本経営」への違和感 ■お調子者の静かな「傷つき」 ■優秀ならば、傷つかない? 「職場で傷つく」を諦めない、当たり前にしないために、個人ができること・会社が具体的にできることとは何か。具体例を示しながら解くきほぐす。 【著者プロフィール】 勅使川原真衣 テシガワラマイ 1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了。BCGやヘイ グループなどのコンサルティングファーム勤務を経て、独立。教育社会学と組織開発の視点から、能力主義や自己責任社会を再考している。2020年より乳がん闘病中。著書に『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)がある。朝日新聞デジタルRe:Ronにて「よりよい社会と言うならば」連載中。 判型・ページ数 : 四六 ・ 304ページ
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近藤聡乃『一年前の猫』
¥2,200
『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』で人気の漫画家・アーティストの近藤聡乃さん。 一緒に暮らす猫たちとの生活を描いたエッセイ7編と、 魅力的なカラーイラスト約20点を、本文、巻末の蛇腹、特典シールなど随所に収録した小さな作品集です。 【仕掛けが盛り沢山!】 文庫サイズの上製本に、金の箔押し、巻頭と巻末にはそれぞれ、二つ折り、蛇腹(四つ折り)の別丁扉付き。 さらに、特典シールも全ての本に挿み込み。すてきな小箱のような一冊です。 【本文より】 ニューヨークはもう冬である。今日の猫たちは一年たったら一年前の猫になる。来年もたぶん私は猫たちの誕生日を祝うのを忘れてしまうけど、一年前の猫たちの小さな声やあたたかさを忘れることはないだろう。 近藤聡乃【著】 1980年千葉県生まれ。2000年にマンガ家デビュー後、アニメーション、ドローイング、エッセイなど多岐にわたる作品を国内外で発表している。主な著書に、コミックス『はこにわ虫』(青林工藝舎)、『A子さんの恋人』全7巻(KADOKAWA)、『ニューヨークで考え中』1〜4(以下続刊・亜紀書房)、作品集『近藤聡乃作品集』、エッセイ集『不思議というには地味な話』(ともにナナロク社)など。 ページ数 120p 判型(実寸) 148mm × 105mm
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Stephen Shore 『A Road Trip Journal Special Limited Edition』
¥47,800
A highly collectable, limited facsimile edition Stephen Shore is one of the most important photographers of the twentieth century. A pioneer of colour photography, his photographs of everyday American scenes paved the way for future art photographers like Martin Parr, Nan Goldin and Thomas Struth. This special, highly collectible, limited edition book – numbered and signed by the photographer – is a complete reproduction of the journal that Shore made on a month-long American road trip in 1973, during which he began work on his influential project Uncommon Places. In the journal Shore included his own photographs, lists detailing information on his travels like where he stayed, what he ate, how many miles he drove, and various ephemera like receipts and postcards. Each page of the journal is reproduced along with a plate section featuring every photograph he took on his journey to provide the complete story of the journey at this seminal moment in his career. The book also includes a set of postcards, reproductions of cards that Shore himself made and distributed on his journey, to ensure this is an essential title for any collector, photography enthusiast, or student. 寸法 外函: 425×303×50mm 本体: 365×285×43mm
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福原信三『巴里とセーヌ』
¥48,800
SOLD OUT
※ 古書ですが、新品同様です。外函に少し汚れがあります。画像をご参照の上、ご納得後ご購入下さい。 日本の写真表現が最初の全盛期を迎えた1930年代を中心に、モダニズムの光輝を放つ傑作写真集を原本に忠実に復刻するシリーズ全6巻。各巻に監修者による解説を付す。別巻として、雑誌『光画』の全口絵・重要論文を集成。 本巻は「光とその階調」を唱えて日本の芸術写真に新風を吹き込んだ福原信三の処女写真集を復刻。ピクトリアリズムとモダニズムが交差する地点にそびえ立つ名作である。関東大震災でそのほとんどが湮滅してしまったと考えられている幻の写真集でもある。 福原信三 写真 飯沢耕太郎/金子隆一 監修 外函寸法:443x352x37mm
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田口史人『レコードと暮らし』
¥2,420
SOLD OUT
レコード、ソノシート、フォノカード、ラッカー盤。二三五枚の音盤に耳を傾けることで見えてくる、戦後の人々の気持ちと暮らし。「もの」とのつきあいかたを教え、糺してくれる、ほんとうのレコード案内。快著です。 装丁:櫻井久 装画:加藤休ミ 四六判並製192頁
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【送料無料】Nalinee Darmrong『The Smiths』
¥6,480
SOLD OUT
The definitive pictorial document of The Smiths, showcasing never-before-published photographs of one of the most influential bands of the late twentieth century at the apex of its popularity. Today, The Smiths are considered one of the most influential rock bands of the late twentieth century. The fact that they disbanded—after a little more than four years and seventy songs—abruptly and explosively on the brink of becoming megastars, only adds to the rabid, cult devotion of their fans. Photographer Nalinee Darmrong traveled with and captured the band during its peak years: Meat Is Murder and The Queen Is Dead tours 1985–1986. This volume is filled with reams of photographs of the band backstage and onstage, most unpublished; ephemera including original set lists, backstage passes, tickets, and handcrafted promo materials; personal effects such as letters and clothing, and other items. The photographs impart the frenetic energy of the band during performances, and a private, almost familial chronicle of the band offstage and behind the scenes. Equal parts intimate time capsule and a love letter to The Smiths, the book is a look at this important band during the height of its creative period. About The Author Nalinee Darmrong is a photographer who lives in Washington, DC. Andy Bell is a songwriter, singer, producer, DJ, and musician who co-founded and plays guitar in the band Ride. He was also the former bass guitarist for the British rock band Oasis. Marc Spitz is a music journalist and playwright. His writing on rock ‘n’ roll and popular culture has appeared in Rolling Stone, Maxim, Nylon, Vanity Fair, New York Magazine, TV Guide, and The New York Times among many other publications and websites. He is currently a weekly culture writer for Salon.com. Spitz lives in New York City. Publish Date: June 14, 2016 Format: Hardcover Publisher: Rizzoli Trim Size: 303x226x24mm Pages: 224
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ジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて FOOTNOTES IN GAZA』
¥2,530
コミック界のアカデミー賞「アイズナー賞」受賞作品 世界屈指の風刺漫画家による芸術的ジャーナリズム 人間を問う、小さき声。 1956年、ハーンユーニスで275人、ラファハで111人のパレスチナ人がイスラエル兵に射殺された。 無数の公文書の奥に埋もれた凄惨な大虐殺事件に着目したコミック・ジャーナリストが、 徹底的な独自調査により、ガザ地区の過去と現在、悲劇の本質を浮かび上がらせる。 [漫画で学ぶパレスチナ/イスラエル問題] 「ジョー・サッコの素晴らしくも痛ましい戦争ルポルタージュは説得力がある。一冊の本が私たちの人生にとっていかに重要かを教えてくれる」――「ニューヨーク・タイムズ」 「サッコの仕事にはほとんど前例がない。唯一無二の存在だ」――「ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス」 「現代史を記録するシーケンシャル・アートの妥当性を世界に宣言する説得力のある傑作」――「ワシントン・ポスト」 「絶望的な状況に追い込まれた民衆を描いた、時代を超越する肖像。これまでにないジャンル。コミックス形式のジャーナリズムにおける天才的な作品」――「ロサンジェルス・タイムズ」 [著者プロフィール] ジョー・サッコ Joe Sacco 1960年、マルタ島生まれ。コミック・ジャーナリスト。戦争ルポルタージュ漫画の作家、芸術家として広く認められており、「ディテールズ」、「ニューヨーク・タイムズ」、「タイム」、「ハーパー」など各誌に漫画によるリポートを発表してきた。著作は14か国語に翻訳されている。1991年から92年にかけて現地を取材して刊行したコミック『パレスチナ(Palestine)』[日本語訳は小野耕世訳、2007年/特別増補版、2023年]はアメリカン・ブック賞を受賞し、ボスニア紛争をテーマにした『安全地帯ゴラジュデ(Safe Area Goražde)』[未邦訳]はアイズナー賞を受賞した。また同書は2000年に「ニューヨーク・タイムズ」の注目書籍、「タイム」誌のベスト・コミックに挙げられた。2009年に刊行された本書『FOOTNOTES IN GAZA』はアイズナー賞ほか、アングレーム国際漫画祭・世界観賞、ライデンアワー・ブック賞、オレゴン・ブック賞などを受賞。2023年、マルタ大学より文学博士号を授与された。現在、オレゴン州ポートランド在住。 訳:早尾貴紀 Takanori Hayao 1973年生まれ、東京経済大学教員。パレスチナ/イスラエル研究、社会思想史研究。ヘブライ大学客員研究員として2002-04年(第二次インティファーダ期)に東エルサレム在住、その間に西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワーク。著書に『パレスチナ/イスラエル論』、『ユダヤとイスラエルのあいだ』など、訳書に『パレスチナの民族浄化』イラン・パペ(田浪亜央江との共訳)『ホロコーストからガザへ』サラ・ロイ(岡真理、小田切拓との共訳)などがある。 判型:B5変(198mm×265mm)/並製/432ページ ブックデザイン 勝浦悠介
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石田昌隆『STRUGGLE Reggae meets Punk in the UK』
¥4,300
SOLD OUT
抗うことが、生きること。 1982〜2023年。ジャマイカ、UK、日本。 レゲエとパンクの交差点。時が経つと新しい意味を帯びてくる写真がある。 世界のレベル・ミュージックを追い続ける写真家・石田昌隆のライフワーク。本当の自由を求める41年間の旅の記録。 Type Slowly、第1弾プロダクト。 表紙写真:アリ・アップ(ザ・スリッツ) 本書の登場人物:ザ・クラッシュ、アスワド、リントン・クウェシ・ジョンソン、キャロン・ウィーラー、リー・ペリー、エイドリアン・シャーウッド、マッシヴ・アタック、ゴールディー、M.I.A.、シャバカ・ハッチングスand more 石田昌隆 Masataka Ishida 1958年、千葉県市川市生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒。レベル・ミュージックを中心に世界中の音楽の現場を旅しながら撮影をするフォトグラファー。CD/レコード・ジャケットは『RELAXIN' WITH LOVERS』のシリーズほか多数。著書は『黒いグルーヴ』、『オルタナティヴ・ミュージック』、『ソウル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍』、『Jamaica 1982』、『1989 If You Love Somebody Set Them Free ベルリンの壁が崩壊してジプシーの歌が聴こえてきた』。 判型:A5変(161×210mm)/並製/カラー/352ページ ブックデザイン:下田法晴(SILENT POETS)
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夏森かぶと『本のある日常 〜書店員が考えた本のあれこれ〜』
¥660
SOLD OUT
書店員である私が、本について考えたことを書き連ねたエッセイ集。 読んだ後は、ちょっと本が好きになる。 【目次】 新刊書店で出会い料として本を買う 積読の効能 ブックオフは本好きにとっての遊園地 本を読むのはめんどくさい どうしようもなくなったときは本を読む 古典的名著はラスボスみたいなもの 本が好きだと町が楽しくなる やっぱり紙の本が好き 居酒屋のあと二次会として本屋に行く ZINE と小商い あとがき〜 ZINE づくりで大変だったこと〜 ページ数:40 判型:B6無線右綴じ 【著者プロフィール】 夏森かぶと(著) 書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』
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夏森かぶと『本のある生活』
¥660
SOLD OUT
書店員である私が、本について考えたことを書き連ねたエッセイ集第二弾! 本好きなら「あるある」と思いながら読んでもらえるはず。 【目次】 毎日本屋に行ってしまう 上から2冊目の本を買ってしまう 借りた本はなんだか頭に入ってこない 夜の本屋を冒険する ブックオフの滞在時間が伸びていく 本という善良ぶった劇薬について 餅は餅屋、本は本屋 書店で本が多すぎて選べない問題 本と触れ合う時間のない書店員 疲れていると本が読めない マンガを貪り読みたくなるときもある 俺もジャンプを売る側になった 10月11日(水)|日記本の到達点 10月12日(木)ZINE の営業は難しい 10月15日(日)尊敬と嫉妬 10月18日(水)本を売る技術 10月19日(木)日記日記日記 あとがき〜ZINE を作る目的〜 ページ数:54 判型:B6無線右綴じ 【著者プロフィール】 夏森かぶと(著) 書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』
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夏森かぶと『本と抵抗』
¥660
常日頃、本を読むのは現代社会への抵抗だよなー、と考えている。現代社会では流行らない「本」を読むという抵抗。自分の人生の主導権を取り戻すために本を読むという抵抗。 『本と抵抗』あとがきより 書店員の私が本について体験したこと、考えたことを綴ったエッセイ集。 現代社会での「本」とその関わりは、それ自体が何かに抵抗しているようだと思う。 【目次】 自分の気持ちで本を買う 本は途中で読むのをやめていい 自分で作ったZINE を手売りする 家に図書館をつくる 近所の本屋がつぶれた 書店員の私が本を読むようになったきっかけ 本屋納めと本屋始め 私が本を読める場所 歴史小説の門を開ける 書店員だけど接客の正解がわからない 本の帯どうするか問題 電車で本を読むという抵抗 ふだんは読まない本を読むという冒険 一箱古本市で本を売る 本を読んだら生きやすくなった あとがき ページ数:59 判型:B6無線右綴じ 【著者プロフィール】 夏森かぶと(著) 1993年生まれ。書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』『本と抵抗』
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【送料無料・サイン本】『KingKing of Vintage -Vol.3: Heller’s Cafe Part 2- / 1st Edition』
¥18,800
※ 田中凛太郎直筆サイン入りです。 発売後、瞬く間にソールドアウトとなった前作『King of Vintage Vol.1: Heller’s Cafe』に続く今回の続編では、世界ナンバー1の古着ディーラーとして不動の地位を築きつつあるラリー・マッカーン氏(『Heller’s Cafe』オーナー)のコレクションを再び丸ごと一冊、大フィーチャーいたします。主に第二次世界大戦以前に労働者に向けて販売されたオーバーオール・ユニフォームを筆頭に、1900年代〜1940年代のプリミティブなデザインかつ質実剛健な製造過程に裏付けされたスポーツ&アウトドア・ファッション、そして古着ファンに根強い人気を誇るモーターサイクル・ファッションまで、トータル176ページの中に218点の“激レア・アイテム”がぎっしり詰め込まれています。ヴィンテージ・デザインの面白さをよりディープに探ることで、古着ファンのみならず、幅広いデザイナー関係者に向けて制作された“ヴィンテージ・バイブル”の再登場です。 本書は初版です。
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【送料無料】『King of Vintage -Vol.1: Heller’s Cafe- / 1st Special Edition』
¥18,800
2010年2月12−13日に開催された「My Freedamn」初のヴィンテージファッションイベント『Inspiration』 (ロサンジェルス) に先駆けて、展示会本 『King of Vintage No.1: Heller’s Cafe』が急遽発売! 世界トップの古着ディーラー、『ヘラーズ・カフェ』 が当日バーカーハンガーで展示販売する200点強のヴィンテージアイテムを大特集! 2009年12月24日、日本先行発売! 初版はビニールレザーを使用したちょっとリッチな装丁で、3000冊限定販売!日本国内販売は1000冊のみ 3千冊限定販売だったが即日完売となり、多くの関係者から増刷を願う声に応えるカタチで2月に増刷決定。 内容は『Harley-Davidson Book of Fashion』の発売以降、世界中の古着マニアが注目している1800年代後半〜1940年代のアイテムを218点収録。 本書は初版です。
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【送料無料】『My Freedamn! 1〜3 / 3冊セット』
¥45,800
My Freedamn! 1 ~3の3冊セットです。 My Freedamn! 1 に少し汚れと傷みがあります。画像2、3枚目をご参照の上、ご納得の上ご購入下さい。他の2冊には傷みはありません。 『My Freedamn! 1』 Featuring the History of American Printed T-Shirts ヴィンテージ・Tシャツ・ブック。 サーフィン、スケートボード、モーターサイクル、ホットロッドの4ジャンルからレアなTシャツを収録。Tシャツ&人物ポートレイトで構成。総ページ数は320P、Tシャツ掲載数は450枚。 278x233x24 mm 320ページ 『My Freedamn! 2』Featuring More American Vintage T-Shirts! 世界中で絶賛された『My Freedamn! 1』に続き、翌2004年に発売された第二弾作。さらにレアなスポーツ系ヴィンテージTシャツを満載し、瞬く間に1万部がソールド・アウト! 現在は”絶版”となっており(*再販の予定はありません)、古本市場ではプレミアムがついているほど。このカーバーで使用されたタイトル・デザインが現在もオフィシャルロゴとして使用されている。 278x233x24 mm 320ページ 『My Freedamn! 3』Featuring Vintage Sports Jackets 前2作のTシャツ特集に続き、2005年に発売された本作はジャケット特集。第二次世界大戦時代のミリタリー系に始まり、田中凛太郎が最も得意とするモーターサイクル・ジャケット、スポーティーなサーフ&スケート系ジャケットなど、レアなヴィンテージ・ジャケットが満載! 残念ながら現在は”絶版”となっており(*残念ながら再販の予定は当面ありません)、血眼になって探しているファンも多いとか。 361x264x24 mm 255ページ
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ヨースタイン・ゴルデル 『未来のソフィーたちへ』
¥1,980
世界を守る、哲学で! 世界的ベストセラーの哲学小説『ソフィーの世界』の作者が、いまこの惑星に生きるすべての人にストレートに語る、初の自伝的哲学エッセイ。 わたしたちは、46憶年の地球の歴史のなかで、地球とそこに生きるものにとって決定的な時代となるであろう「150年」のただなかを生きている。わたしたちの生き方が、次の世代が22世紀を無事に迎えることができるか否かの鍵を握る。 ゴルデル自身の「生きる哲学」はどのようにして育まれてきたのか? これまでの作品のなかで彼がわたしたちに伝えたかったことは何なのか? 『ソフィーの世界』で書き洩らした重大な哲学的問いとは何だったのか? 6人の孫たちに語りかける独特の筆致で、自然環境、思想、老い、愛、生と死、幅広いテーマについて科学的にかつやさしく、人類にとって最も重要な哲学的問いについて考え、これからの人生をどう生きるかのヒントを与えてくれる。 きっとだれしも子どものころに、自分がいずれ死ぬということについて初めて気づいたときのことを覚えているだろう。人は、人生のどこかの時点で、かならず命のはかなさに気づくときがくる。けれど、そのことにいつまでも思い悩むことなく日々の生活を営むようになる。ときには死の恐怖から逃れるために、宗教や超自然的な何かにすがることもあるだろう。それでも、命の終わりはまちがいなくやってくる。 「世界がある」ということ、「ここに生きる」ということ、それを突き詰めていくのが哲学だ。宇宙の歴史から見ればわたしたちの命など瞬きほどの時間にも満たないくらい短い。しかし、現代のわたしたちの生き方は、連綿と続いてきた人類の歴史を中断させてしまう可能性を秘めている。化石燃料を使い尽くし、自然環境を人為的な力で変えるほどの規模でこの世の生を謳歌するわたしたちを、次の世代は許してくれるだろうか? いまのわたしたちに必要なのは何をおいても「生きること」の哲学だ。 著者は言う。 「自分たちの時代が次の世代の人びとの時代より重要であるかのように生きてはいけない。」 「わたしたちはいつかきっと、未来の子孫たちによって裁きの場に立たされることになるだろう。」 いますぐ、わたしたちはこの生き方を変えなければならない。未来のソフィーたちのために。 大きさ: 193×135×16 208ページ
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ヨースタイン・ゴルデル『新装版 ソフィーの世界 (下) 』
¥1,100
いま、ふたたび自分の存在を問い直すときがきた 14歳の少女ソフィーのもとに見知らぬ人物から届いた手紙。そこにはたった1行「あなたはだれ?」とだけ書かれていた……。本書が発行された1995年、日本では阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が相次いで発生し、人々は命の価値と自らの存在意義を模索した。そしていま、未曾有の災害が日本を襲った。「哲学」は私たちの生きる道を照らすためにある。世界50か国1500万人超が読んだ名作が、著者の新たなメッセージを加えて再登場! 大きさ: 190×130×17mm 320ページ
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ヨースタイン・ゴルデル『新装版 ソフィーの世界 (上) 』
¥1,100
いま、ふたたび自分の存在を問い直すときがきた 14歳の少女ソフィーのもとに見知らぬ人物から届いた手紙。そこにはたった1行「あなたはだれ?」とだけ書かれていた……。本書が発行された1995年、日本では阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が相次いで発生し、人々は命の価値と自らの存在意義を模索した。そしていま、未曾有の災害が日本を襲った。「哲学」は私たちの生きる道を照らすためにある。世界50か国1500万人超が読んだ名作が、著者の新たなメッセージを加えて再登場! 大きさ: 190×130×19mm 372ページ
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【抽選販売イベントチケット】8/25(日)『さかざきちはるサイン&トーク』
¥660
抽選販売
※注意事項…お申込み前に必ずお読みください。 今回のトークイベントは、クレジットカードのみの対応となり事前の決済が必要です。 応募者多数の場合は抽選となります。 落選の場合も、一度決済が行われ、履歴が残ります。その後、返金されますのでご安心ください(返金のスケジュールはカード会社様ごとに異なります)。 開催が中止になった場合以外、いかなる場合も返金、キャンセルは承ることができません。ゆっくりと、正確に、お間違えのないよう、お申し込みをお願いいたします。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 中津のtool box大阪ショールームにて8月25日(日)~ 9月28日(土)まで、さかざきちはるペンギンアパートメント大阪『鳥たちと小さなアート展』描く、が開催されます。 初日の8月25日(日)11時~と14時~の2回、【さかざきちはるサイン&トークイベント】を開催いたします。 (*お申込開始 8/1(木)12:00〜 *応募者多数の場合は抽選となります。詳細は下記に) 【さかざきちはるサイン&トークイベント】 対象:当日会場で書籍をお買上げのお客様 参加費:660円(ワンドリンク…ドリンクはお茶またはジュース)+書籍代金(書籍代金は会場支払) *会場での書籍代金のお支払いは現金不可。PayPay、クレジットカードのみ *お買上げの本に直筆サイン&ペンギンのイラストを描きます。(お一人さま2冊まで) 【開催要項】 日時:8月25日(日)11時~と14時~の2回 1回目 10:30 開場 全席自由 11:00-11:30 トーク 「作品解説(仮)」 11:40-13:00 サイン会…直筆サイン&ペンギンのイラスト(お一人さま2冊まで) 2回目 13:30 開場 全席自由 14:00-14:30 トーク 「裏話(仮)」 14:40-16:00 サイン会…直筆サイン&ペンギンのイラスト(お一人さま2冊まで) 場所 :tool box大阪ショールーム 〒531-0071 大阪府大阪市北区中津3-10-4 西田ビル3階 大阪メトロ御堂筋線 中津駅 徒歩4分/阪急神戸線・宝塚線 中津駅 徒歩3分 【お申込方法】 *こちらのBASEのみの受付です。 *応募者多数の場合は抽選となります。 お申込期間:8月1日(木)12:00〜8月4日(日)21:00 当落結果発表:8月7日(水)12:00 *会場でのお買いものは現金不可。PayPay、クレジットカード決済のみ *チケットは発送いたしません。当日はご本人様確認のできるもの(免許証、健康保険証など)を必ずご持参の上、受付でお名前をおっしゃって下さい。 *繰り返しになりますが必ず、以下の注意事項をお読みください。 今回のトークイベントは、クレジットカードのみの対応となり事前の決済が必要です。なお、定員を超えた場合は抽選となり、当選された方のみご参加いだだきます。 落選の場合も、一度決済が行われ、履歴が残ります。その後、返金されますのでご安心ください(返金のスケジュールはカード会社様ごとに異なります)。 キャンセル及び、他の方への転売はできません。 開催が中止になった場合以外、いかなる場合も返金、キャンセルは承ることができません。ゆっくりと、正確に、お間違えのないよう、お申し込みをお願いいたします。
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【サイン本】勅使川原真衣『働くということ 「能力主義」を超えて』
¥1,070
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 他者と働くということは、一体どういうことか? なぜわたしたちは「能力」が足りないのではと煽られ、自己責任感を抱かされるのか? 著者は大学院で教育社会学を専攻し、「敵情視察」のため外資系コンサルティングファーム勤務を経て、現在は独立し、企業などの「組織開発」を支援中。本書は教育社会学の知見をもとに、著者が経験した現場でのエピソードをちりばめながら、わたしたちに生きづらさをもたらす、人を「選び」「選ばれる」能力主義に疑問を呈す。 そこから人と人との関係を捉え直す新たな組織論の地平が見えてくる一冊。 「著者は企業コンサルタントでありながら(!)能力と選抜を否定する。 本書は働く人の不安につけ込んで個人のスキルアップを謳う凡百のビジネス本とは一線を画する。」――村上靖彦氏(大阪大学大学院教授、『ケアとは何か』『客観性の落とし穴』著者)推薦! ◆目次◆ プロローグ 働くということ――「選ぶ」「選ばれる」の考察から 序章 「選ばれたい」の興りと違和感 第一章 「選ぶ」「選ばれる」の実相――能力の急所 第二章 「関係性」の勘所――働くとはどういうことか 第三章 実践のモメント 終章 「選ばれし者」の幕切れへ――労働、教育、社会 エピローグ ◆著者略歴◆ 勅使川原真衣(てしがわら まい) 1982年横浜生まれ。 組織開発専門家。 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。 外資コンサルティングファーム勤務を経て、2017年に組織開発を専門とする「おのみず株式会社」を設立。 企業をはじめ病院、学校などの組織開発を支援する。 二児の母。 2020年から乳ガン闘病中。 「紀伊國屋じんぶん大賞2024」8位にランクインした初めての著書『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)が大きな反響を呼ぶ。 新書判 264ページ
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【サイン本】ササキアイ『花火と残響』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。 予定通りに上手くいかなかった思い出ほど振り返ったときになんだか愛しかったりして、そういう微妙な心のさじ加減はまだAIなんかに悟らせるものか、と思ってしまう。 (「その思い出、私にくれない?」より) 誰にだって、“特別じゃないのに忘れられない夜”がある――。 作家・燃え殻、こだま 絶賛!! 大人になってしまったあなたへ送る、人生の軌跡をほの明るく照らす26編。 「文学フリマ」で自費出版誌が話題となった作家・ササキアイ、待望のデビューエッセイ集。 (装丁:飯村大樹、装画:原倫子) ---------------------- 【応援・推薦コメントが続々届いています!】 アイさんとおしゃべりしているような気分。 「それでここだけの話さ」って。(燃え殻/作家) 日々の営みや淡い思い出をそっと闇夜に打ち上げるような、綴る悦びに満ちている。(こだま/作家) 自分は何者にもなれなかったと言う人が、こんなにも美しく乾いた文章を書いた。それは彼女が日々を大切に生きてきた証だ。(爪切男/作家) 記憶の中の忘れ物をふいに届けてもらえたような感動。すべてのエピソードをドラマ化したくなりました。(佐藤佐吉/映画監督) スマホはないしニトリもない。何者でもない。そんな何かが満ち足りなかったあの頃をかくも輝かせて見せるのだ。記憶を背負って生きる人間の本能と、日々の生活で磨かれた才能を見た。(高石智一/編集者) ちょっと切なくて、懐かしくて、愛おしい日々。 その残響が、きっと読む人の過去も未来も花火のように照らしてくれる。 心に染みる、ちいさなお守りのようなエッセイたち。(鈴木永一/本屋イトマイ 店主) 人生はいいものなのかもしれないな。 アイさんの本を読んでいたら、なぜかほっとして涙が出た。(渡辺愛知/雑貨と本gururi 店主) 34年間住んだ東京を離れて九州に戻ったのに、こんなことを書かれるとまた青春したくなって帰りたくなるじゃん!(神田裕/本と羊 店主) あなたの声は消えてしまっても、その響きはわたしの中に残り続けてる。 ササキさんの言葉で、思い出した。(熊谷充紘/twililight 店主) まだ見ぬこれからに不安を添加して想いを馳せるのもいいが、過去をゆったり振り返ることにより、未来に想いを馳せることもできる。毎日がかけがえのないものだ、そんな気持ちになる一冊。(中川和彦/スタンダードブックストア 店主) 大きさ:182x115 x 12 mm
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【トート付】『NEUTRAL COLORS 5 ニュー・カラー 5 号』
¥2,970
※ オリジナル手刷りトートバッグ付(数に限りがあります。お早めに。) 第 5 号 「言語」特集 第 5号の特集は「言語」です。 言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。 グローバル化が進んでもスキップできない。 土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視する NEUTRAL COLORS としては探究したいテーマです。 この特集では言語の伝わらなさを認め、 どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。 いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。 点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。 言語とは「伝えようとするもの」すべてです。 雑誌をつくりながらいつも思い知らされます。 大切なことを伝えたいのに、うまく言語化できないこと。 海外で、口ごもったり黙ってしまったり、言語の壁が立ちふさがること。 NEUTRAL COLORS にとって言語とは「伝わらないもの」です。 だから、雑誌全体で伝えてみます。 ●韓国 父が見つけたもうひとつの言語 父が韓国で一人暮らしをすると宣言したとき家族は驚いた。 60 歳を越えていたし、初めての海外暮らし。 辛い料理も苦手だったはず。 83 歳になった父と韓国に行き、聞いてみたかった。 なぜ年をとってから新しい言語を学んだのか? 文=加藤直徳 写真=野口恵太 ●名古屋 指で読む言葉 点字は、タテ3点・ヨコ2点の6点からなる「表音文字」。目の見えない人、見えづらい人のには、この「文字」により情報を摂取し意思 疎通をし、読み書きや思考の手助けに使用するなど、能動性の確保のひとつとしている方々がいる。 文=ナカタヨシオ 協力=名古屋ライトハウス 特別綴じ込み:実際に現場でつくった点字が挟み込まれています。 頁数 276P 判型 B5 正寸 H257㎜ × W182㎜ 印刷 オフセット・リソグラフ 言語 日本語・英語 綴じ 中綴じ・左開
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【サイン本】青木真兵『武器としての土着思考』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 青木君の文章と思考はつねに揺らぎ、葛藤している。決して単一原理に執着すまいというつよい決意が彼の文体に『過剰なまでの節度』(そんなものがあるのだ)を与えている。――内田 樹 奈良県東吉野村への移住実践者で、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」主催者による「土着」論。「都市の原理」と「村の原理」に折り合いを付けながら、いかに世間へ「ルチャ」(格闘)を仕掛けるか。若き在野研究者が綴る、生きる勇気が湧いてくる「逆」自己啓発書。 相手と関係をつくり、その関係の中でいかに生きていくか。この「相手」には、自分の中の「うまくコントロールできない自分」も含まれています。この相手とともにどう生きていくか。それこそ、僕が考える「闘い」(スペイン語でルチャ)です。だから本書で述べている武器とは、相手の技を受け、さらに強い技で返すことで生命力を高め合うような、「相手がワルツを踊ればワルツを、ジルバを踊ればジルバを」というかの名言にもあるような、「相手があってこその生」を築いていくための思考法のことなのです。本書では、相手との競争に勝つための武器を個別具体的に提示するのではなく、さまざまな事例を取り上げながら、「僕たちの闘い方」を一緒に考えていくことを目的としています。――「はじめに」より ある程度長く生きていれば分かるように、競争した相手が味方になったり、時には味方が敵になったりすることがあります。もしくは大切なプレゼンや試験や試合の前の日に限って眠れなかったり、うまく話しかけたいのにその場に行くと言葉が出てこなかったり、「自分のことが嫌い」という人は「自分こそが一番の敵」だと思っているかもしれませんね。むしろ、相手がいるからこそ僕たちは闘うことができる。相手がいるからこそ僕たちは生きていくことができる。この考え方こそ、巷で「茶番」の比喩として使われるのとは全く異なる、本当の意味での「プロレス的思考」です。馬場がいたから猪木があった。長州と藤波、小林と佐山、山田と佐野、棚橋と中邑も同様でしょう。決して二人ではなく、武藤、橋本、蝶野などといった三人の場合もあるかもしれない。分かる人にしか分からない例えですみません。――「はじめに」より 大きさ: 188×133×17 mm
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【サイン本】せきしろ自由律俳句集『そんな言葉があることを忘れていた』
¥2,530
※ 著者直筆サイン本です。 『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』など、又吉直樹とともに自由律俳句作家として活躍するせきしろ・初の単独句集。郷愁の極北をゆく全320句。 枠の中で生きられなかった俳人が定型ではなく自由律を志すことに必然性を感じるが、せきしろさんも平穏無事に社会生活を送れる感性ではない。やはり、せきしろさんも自由律を選んだのではなく、魂の形がすでに自由律だったのだろう。――又吉直樹(解説より) 【収録句より】 走る春の小学生に追い抜かれる シンクで水が跳ねて響く内見 免許証コピーしただけで熱いサドル 盆踊りをやっている気配がすごい 風やんで夏がもうない お湯が沸いて憂鬱が中断 漫画のスカジャンを着た人が怒っている あなたの牡蠣は小さいから二個と仕切る人がいる この静けさは雪だろうと窓へ 死が約束を破る 消える前に一句 誰もいなくなったとしても故郷 大きさ:178x120x20 mm 248ページ
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SWITCH Vol.42 No.6 特集 LAST WALTZ 写真の夜明け、写真の果て
¥1,100
SOLD OUT
大きさ: 280×220×8 mm
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ISSUE 中川李枝子 冒険のはじまり
¥2,200
李枝子さん、子ども時代のことを訊かせて。 ——詩人・工藤直子 『ぐりとぐら 』『ももいろのきりん 』『くじらぐも 』——。 世代を超えて愛される名作を生み出した、 作家・中川李枝子のはじまりを紐解く。 重ねたインタビューで語られた、幼少期の記憶、『いやいやえん』誕生秘話、そして夫・中川宗弥の創作術。 アルバムや手紙などの貴重な資料や、デビュー前の“ 幻の作品 ”も掲載。 大きさ: 259×191×15 mm
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奥野武範『挑む人たち。』
¥2,420
未知の領域に踏み出す11人の言葉。 探検家、クライマー、葦船航海士、ノンフィクション作家…… それぞれのフィールドで重ねてきた唯一無二の功績と、コロナ禍、そして今目指すもの。 その声を集めた貴重なインタビューの数々。 「ほぼ日」で大反響をよんだ連載に後日談やスペシャル対談、ブックガイドが加わりボリュームアップ! - - - ・角幡唯介 「極夜は明けて。」 (極地探検家・作家/『極夜行』『書くことの不純』『探検家の事情』『裸の大地』シリーズほか) ・平山ユージ 「岩場で学び続ける人。」 (フリークライマー/世界大会で2度も優勝した「世界のヒラヤマ」) ・倉岡裕之 「最強の山岳ガイドは九度エベレストに登った。」 (山岳ガイド/エベレスト登頂日本人最多記録) ・前田泰治郎 「もうひとりの冒険者。」 (映像カメラマン/三浦雄一郎、関野吉晴、星野道夫ほか名だたる登山家に帯同) **特別インタビュー「関野吉晴さんに聞く、前田さんのこと」 ・高野秀行 「幻の怪獣から謎のアフリカ納豆まで。」 (辺境ノンフィクション作家/『イラク水滸伝』『語学の天才まで1億光年』『イスラム飲酒紀行』ほか) ・石川仁 「葦船の上の地球史観。」 (葦船探検家/葦船で日本初の外洋航海を実施) ・平出和也 「未踏峰を往く者の哲学。」 (アルパインクライマー・山岳カメラマン/登山界の栄誉「ピオレドール賞」3度受賞) - - - 《書籍化スペシャル企画》 ・小林快次(古生物学者)× 吉田勝次(洞窟探検家) 対談 「大切なのは“信じる気持ち”だ。化石発掘と洞窟探検に共通するものとは?」 ・荻田泰永さん(北極冒険家・「冒険研究所書店」店主)に聞く 冒険・探検の本 おすすめの8冊 - - - 読めば、世界が広がる。 「冒険」の面白さへ、あなたを誘う最高の1冊! [プロフィール] 奥野武範(おくの・たけのり) 1976年、群馬県生まれ。編集者。早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社宝島社にて雑誌編集者として勤務後、2005年に東京糸井重里事務所(当時。現在の株式会社ほぼ日)に入社。2024年で創刊26年、毎日更新を続けるウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」編集部に所属。主にインタビュー記事をつくっている。ときどきポップデュオ「レ・ロマネスク」のライブ・コンサートでギター係をつとめることがある。 企画・構成・文を担当した書籍に『インタビューというより、おしゃべり。』(星海社)、『世界を見に行く。』(石川直樹・著/リトルモア)、『レ・ロマネスクTOBIのひどい目。』(レ・ロマネスクTOBI・著/青幻舎)がある。他に、はたらく人たちの悩みに33名の著名人が答えた『33の悩みと答えの深い森。』(青幻舎)、14人の編集者にインタビューした『編集とは何か。』(星海社新書)、甲本ヒロトや山口一郎など5つのバンドのフロントマンにインタビューした『バンド論』、赤の画家・笹尾光彦について12組13人にインタビューした『赤の謎 画家・笹尾光彦とは誰なのか』(リトルギフトブックス)、国内12のミュージアムのコレクションを取材した『常設展へ行こう!』(左右社)がある。 大きさ: 188×121×28 mm
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稲垣 えみ子、大原 扁理『シン・ファイヤー』
¥2,200
SOLD OUT
『家事か地獄か』(稲垣えみ子)✖️『年収90万円で東京ハッピーライフ』(大原扁理)の最強タッグに学ぶ、シンのFIREへの道--。 インフレだ、円安だ、老後不安だ、という「お金の心配」から自由になるための、誰にでもできる、たったひとつの冴えたやり方。 【目次】 はじめに 1 FIREってウチらのことなんじゃ? みんなFIREを目指しているのか FIREは幸せ? FIREど真ん中世代 隠居はFIREか? 仕事をしないって、つまらんことだな お金には全賭け(ルビ・フルベット)しない へぇ~、そういう土俵があるんだ~ さまざまな投資 ほんわかした幸せ コスパ返し 主語の小ささ 2 FIRE前夜を振り返る 大原扁理、世界一周の旅 人間の機械化 スタバでMac広げているような人たちでしょ? 投資だけがFIREなのか お金をたくさん稼げば幸せになれる? 無い面白さ貯金 買う・作る・もらう もうこんな生活は嫌! 自分にとって必要な収入額 3 何からリタイアすべきか 料理本からのリタイア 苦しさが無いとつまらない 観光旅行からのリタイア 街と仲良くなる方法 総合力が試される 無理は良くない 親の介護を考える 4 ふたりのFIRE生活 自分を幸せにすることはできなくても マネーロンダリング チーム稲垣えみ子 余ったお金の使い方 ウチらは小さいビル・ゲイツ すべてが投資になる 稲垣えみ子の一日 節約する気はない 250年前の音楽 それは会社員の発想 大原扁理の一日 隠居の定義 「理想の生活」 安いけどもったいない/高いけどもったいなくない エスケープ・フロム節約 家事ができる、という財産 FIREは遠回り 不都合なセルフラブ お金の人格化 ヨガは哲学 盗まれないことも社会貢献 生き方が美しいかどうか ポートフォリオの見直し 5 「働く」と「稼ぐ」を再定義する 富裕層の生態観察 虚業の墓場 土日がなくなる 自発的にやる 100の仕事があれば お金をもらう仕事、もらわない仕事 捨てること 明るい諦め 経済的な不老不死 人間だもの 6 支出を減らすことは惨めなのか こうしてFIREくんは幸せになりました ぼんやりした不安 ダウンサイザー 自己責任論、肯定派 自分が変われば世界が変わる 工夫は楽しいはずなのに 節税はしない 複利の力 7 「投資」は必要か このつまんない社会を変えるために 貯金よりは投資 「ワンランク上」の罠 ペットボトルの水買わなきゃいけない強迫観念 ワンランク上 VS ワンランク下 欲しいのはお米じゃなかった 輝かなきゃいけない圧 8 本当に幸福になるたったひとつの方法 この世の最大価値 友達と他人の中間領域 地域猫と同じポジション もらう力 この世界はひとつしかない 世界に対する信頼 FIREで友達を失くす人、増える人 人生を自分の手元に取り戻す 片方が死んでいる 夢のある老後を目指して おわりに ページ数: 352 判型: 四六判並製 装丁: 岩元萌+木庭貴信(OCTAVE) 【著者プロフィール】 稲垣 えみ子 1965年生まれ。元朝日新聞記者。原発事故後に始めた「超節電生活」や、50歳で会社を早期退職したことを機に、都内の築50年のワンルームマンションで、「夫なし、子なし、冷蔵庫なし、ガス契約なし」の楽しく閉じていく人生を模索中。著書に『魂の退社』『老後とピアノ』『家事か地獄か』など。 大原 扁理 1985年愛知県生まれ。25歳のとき、東京郊外で週休5日・年収90万円の隠居生活を始め、思いがけずFIREを達成。31歳で台湾に移住し、隠居生活を続ける。現在はコロナ禍とともにはじまった親の介護のため愛知県在住、ときどき台湾。著書は『フツーに方丈記』(百万年書房)、『隠居生活10年目 不安は9割捨てました』(大和書房)、『いま、台湾で隠居してます』(K&Bパブリッシャーズ)など多数。
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ウォーレン・エリス『ニーナ・シモンのガム』
¥4,950
僕はガムが包まれたタオルを、2013年以来開いていなかった。 ガムの平穏を妨げたくなかったのだ。 ガムに最後に触ったのはニーナ・シモンで、彼女の唾液と指紋が汚されずにある。 それが彼女のタオルの中にあると考えることに、僕は力をもらってきた。 熱烈な信奉者を持つ稀代のミュージシャンによるフォト・メモワール。 1999年7月1日、ニーナ・シモンは、イギリスで最後となる貴重な公演を行った。感動的なステージの終演後、客席にいたウォーレン・エリスはステージに向かい、ニーナ・シモンが噛んだガムをピアノから取り、彼女のステージタオルに包んで持ち帰った。 それから20年。ガムはずっとウォーレンの手元にあり、彼のクリエーティブな営みを支える力となった。そして2019年、エリスの親友でありコラボレーションパートナーのニック・ケイヴが、自身の「ストレンジャー・ザン・カインドネス(Stranger Than Kindness)」展に何か出品しないかと彼に尋ね、ガムの運命が動き出す。ウォーレンはガムを銀と金で鋳造させる。ガムが、誰も予想できなかった出来事の連鎖を引き起こす。 一見取るに足らないもの、すぐに捨てられてしまうようなものが、人と人とのあいだに美しいつながりを生み出していく。これはものや経験に意味が与えられ、精神性を帯びていくことについての物語であり、創作のプロセス、そこから生まれる作品の力、そして愛と友情とを讃えている。 序文:ニック・ケイヴ。 「ニーナ・シモンのガム」推薦文 都築響一 往年の偉大なミュージシャンのリマスター・リイッシュー・ボックスセットや、分厚い伝記本が毎月のようにリリースされて、それはもうCDや書籍に何千円も払うのがオールド・ファンしかいないからなのかもしれないが、過去の音楽体験をおさらいすることばかりに時間を取られていいのか、という気持ちにもなる。 でも、「ニーナ・シモンのガム」はそういうマニア向けのコレクションとはぜんぜんちがう!と強調しておかないと、ブルースやジャズやクラシック・ロック好きのひとしか手に取らないかもしれなくて、それがすごく悔しい。 最晩年のニーナ・シモンが開いた伝説的なライブで、彼女が歌い出す前に噛んでいたガムをピアノの端っこにくっつけていたのを、ライブが終わってからステージに上がって剥がし、やはり彼女が汗をぬぐったタオルにくるんで大事に取っていた男がいた。それが20数年後に展覧会に出品されることになって、さまざまな騒動が巻き起こる・・・・・・というだけの話。ニーナ・シモンに興味のないひとにはそれがどうした!だろうが、あの、純粋な美しさと芸術的不服従の強度を兼ね備えた音楽を信仰する人間にとって、この本は簡潔な文章と、たくさんの写真によって織りなされた、再会の物語だ。 ニーナ・シモンという神がいて、聖骸布のごとき「ニーナ・シモンが噛んだガム」があって、その神聖なカケラを取り巻くひとびと—--音楽という美の信者たち—--があらわれ、消えてゆく。すべてが現代の、100パーセント実話でありながら、それはときに遠い国の神話のように幻想的だったりロマンチックだったりもする。 いちど描かれた絵画は、記された文章は、レコードに刻まれた音楽は、つくりてのもとを飛び立った瞬間に新たな、コントロールできないエネルギーを帯びて拡がりつづける。ニーナ・シモンが噛んだガムも、そんなふうにただのゴミから世界のだれかを揺さぶり、変えていくエネルギーになった。 この本は、そういう「生まれ直し」の奇跡の証言集なのだった。 サイズ A5変形版 仕様・ページ数 上製本、256ページ(オールカラー) 著者 ウォーレン・エリス 訳者 佐藤澄子 発行者 佐藤澄子
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サワラギ校正部『自分でやってみる人のための校正のたね』
¥880
新書版 32ページ
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【特典付】マムアンカレンダー2025
¥1,100
SOLD OUT
※ ステッカー付です。 毎年恒例! 『マムアンカレンダー2025』 ウィスットポンニミット 165mm×120mm(B6変形)、フルカラー、縦置き卓上 2025年1月始まり 毎年恒例のマムアンカレンダー。 かわいいイラストと心がじーんと温かくなる言葉を月めくりで楽しめます。 リピーター続出、自分用とプレゼント用に2個買いも! 毎年、在庫がなくなる人気商品です。 ウィスットポンニミット 1976 年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998 年バンコクでマンガ家デビューし、2003 年から 2006 年まで神戸に滞在。2009 年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。近著に『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)、『ビッグマムアンちゃん』(ビッグイシュー)、『ハッピーマムアン新装版』(ハーパーコリンズ・ジャパン)。
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【サイン本】光嶋裕介『これからの建築』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 街、ターミナル、学校、橋、ライブ空間、高層建築… 過去と未来をつなぐ、豊かな空間。 その手がかりを全力で探る! 「つくる」ことに意欲のあるすべての人へ 建築を語っているのではない。この本では建築が語っている。 ――いとうせいこう氏 「建築とは」と書かれると引いたり怯んだりしてしまうのだけれど、この本を読んで「建築」は社会や文化や誰かの人生や日々の生活や、その一つひとつの比喩でもあるんだということがよくわかりました。 ――後藤正文氏(ASIAN KUNG-FU GENERATION ) ミシマ社創業10周年記念企画 建築の希望を見つけるべく、さまざまなテーマで「これからの建築」について考えた文章をここに書いていく。同時に、スケッチを描くつもりだ。そうした文章やスケッチの断片が空間に宿った建築の意志を発見し、ひとりの建築家としてのマニフェストになるのではないか。そんな想いを胸に、筆を進めてみたい。――プロローグより 大きさ: 188×130×127
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【サイン本】朱喜哲『バザールとクラブ』
¥1,320
※ 著者直筆サイン本です。 ローティの論稿「エスノセントリズムについて クリフォード・ギアツへの応答」を「バザールとクラブ」という視点を中心に朱喜哲が解説。 大きさ: 188×128×4 mm 朱 喜哲(ちゅ ひちょる) 1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。前者ではヘイトスピーチやデータを用いた推論を研究対象として扱っている。 単著に『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)。共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店)、『信頼を考える』(勁草書房)など。共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。
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【サイン本・特典付】Cult (カルト) Magazine Issue 1
¥3,630
※ 著者直筆サイン本です。サイン本はCover 1(Photo)のみです。サイン本ご希望の方はCover 1(Photo)を選択して下さい。、 ※ ステッカー特典あり。ただし数に限りがあります。 ※ 表紙が3種類あります。Cover 1(Photo)、Cover 2(illustration)、Cover 3(Blank)からお選びください。中身は一緒です。 この雑誌は、私が既存の雑誌やメディアには居場所を見つけられない人たちの声や姿を届ける場所が欲しいという一心で、右も左もわからないままつくり始めました。 人種にせよ、ジェンダーにせよ、カテゴリーでは言い表せないものにせよ、何かしらのマイノリティ性がある人々同士、手を取り合っていくための場所になればと思っています。 そして自分が影響を受けた素晴らしい日本のクリエイティブの数々に敬意を払いながら、世界に向けて今の時代のクリエイティブを発信していく媒体にもしたいと願っています。 カルト*の制作費の全ては私が身を粉にして働いて稼いだお金で賄われています。 広告費は一切もらっていません。 そして雑誌を作るのが初めてだったので、結果として全ての部数を売り切ったとしても、その利益ではまかないきれないほどのコストがかかってしまいました。 けれども私がこの雑誌を通して得たつながりは、お金には変え難いものでした。 同時に今後も続けていくために、より経済的にも環境的にも、持続的な仕組みを考えたいと思っています。 そしてなによりも、関わってくれた全ての方々に恩返ししたいです。 難しいことはおいておいて、とりあえず手にとって読んでください! ぜひ!!買ってください!!!2号目を作る資金にします!!! 208 pages A6 (105x148mm) English & Japanese
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ウェス・アンダーソンの世界 フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
¥5,060
【限定3,000部】重版はしません。 豪華上製本! ウェス・アンダーソンのこだわりが詰め込まれたからこそ、 映画公開から1年以上の時を経て発売された 『The Wes Anderson Collection: The French Dispatch』。 その邦訳版がいよいよ登場! ウェス監督作長編10作目である映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の舞台裏を紹介する唯一の本である本書。ウェス・アンダーソンのトレードマークであるスタイル、綿密な構成、厳格なプロダクション・デザインをスクリーンに映し出すために必要なすべてが詳細に明かされている。 また、ティモシー・シャラメ、フランシス・マクドーマンド、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ティルダ・スウィントンらキャスト陣の貴重な撮影中の写真も収録。 ウェス・アンダーソンの世界を堪能できる1冊。 【CONTENTS】 The Making of Wes Anderson’s The French Dispatch PART 1 パリのアメリカ人 PART 2 森の中で PART 3 発行人欄 PART 4 アングレームを抱きしめて PART 5 キャンバスの拡張 PART 6 バリケードへ PART 7 死は誰にでも訪れる PART 8 レールの上で The Covers of The French Dispatch by ジャヴィ・アズナレツ ローゼンターラー作品集 フレンチ・ディスパッチの音楽 作曲家アレクサンドル・デスプラ ジャン=イヴ・ティボーデ(JYT)へのインタビュー Fondu Enchaîné 『フレンチ・ディスパッチ』についての特報 ウェス・アンダーソンの「フラメリカ」:新たなアンチテラ by マルク・セリスエロ ウェス・アンダーソンのリアルと想像の世界 by シッドハント・アドラカ 確固たる名作 by パディ・ジョンソン 『フレンチ・ディスパッチ』の意図が伝わる時代衣装 by アビー・ベンダー 泣くな:退屈と無感動を乗り越える方法 by デヴィッド・ボードウェル ザ・ファースト・カット・イズ・ザ・ディーペスト by アーロン・アラディジャス 謝辞 A4変型上製 256頁(オールカラー・予定)
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【サイン本】長嶋りかこ『色と形のずっと手前で』
¥2,530
※ 著者直筆サイン本です。 グラフィックデザイナーが母になったら、色と形に辿りつかない日々が始まった。妊娠してお腹が大きくなり、のそのそと歩まねばならぬ体に変化していく中で見えてきたのは、ままならない体と足並みの揃わない社会だった。育児が始まると目の前に立ちはだかる仕事と育児の両立という壁。人々の暮らしと地続きであるはずのデザインの仕事と、目の前の家事育児という暮らしの相性の悪さ。子どもの時間と、仕事の時間。子どもを通して見ている世界と、仕事を通して見えている世界。混沌とした曲線の世界と、秩序だった直線の世界。二つの間で立ち往生しながら見えてきたのは、資本主義のレースと止まらぬ環境破壊とジェンダー不平等が一つの輪をなしている景色。そして子どもが手をひいて連れて行ってくれる、土の匂いがする景色。かつて自分も知っていた、あの曲線の景色。 (村畑出版) -目次- 想定外の曲線 四角くて軽くて早い まあるくて重くて遅い 期待される自然な形 産まれたての赤 混乱の白い血 見えない仕事 見えない性 母のグラデーション 変形するひと 変形しないひと 命の結び目 色と形 128mm×188mm / 240ページ
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【サイン本】オルタナ旧市街 『踊る幽霊』
¥1,650
※ 著者直筆サイン本です。 【内容】 巣鴨で踊る老婆、銀座の魔法のステッキ男、流通センターのゆで太郎から始まる妄想、横浜中華街での怪異、不穏な水戸出張……街をめぐる断片的な21篇。 わたしたちは瑣末なことから日々忘れて暮らしている。忘れないと暮らしていけないとも思う。わたしとあなたの断片をみっともなく増やしていこう。何度でも覚え直せばいいし、何度でも忘れていい。 インディーズシーンで注目を集める謎多き匿名作家・オルタナ旧市街が、空想と現実を行き来しながら編み出した待望のデビュー・エッセイ集。 “誰の記憶にも残らなければ、書き残されることもない。それはそれで自然なのかもしれないけれど、身の回りに起こったことの、より瑣末なほうを選び取って記録しておく行為は、未来に対するちょっとしたプレゼントのようなものだと思う。”(表題作「踊る幽霊」より) 誰にでも思いあたる(いや、もしかしたらそれはあなたのものだったのかもしれない)この記憶のスクラップ帳は、書かれるべき特異な出来事も起きなければ、特殊な事情を抱えた個人でもない「凡庸」な人々にこそ開かれている。 “いつまででも読んでいられるしどこまででも歩いていけると思った。ずれて輝く記憶と世界、軽妙さと誠実さ、私はオルタナ旧市街を信頼する。” ――芥川賞作家・小山田浩子さん、推薦。 【目次】 踊る幽霊[巣鴨] されども廻る[品川] 反芻とダイアローグ[水戸] スクラップ・スプリング[御茶ノ水] 午前8時のまぼろし[駒込] 老犬とケーキ[東陽町] タチヒの女[立川] 麺がゆでられる永遠[流通センター] アフターサービス[横浜] 大観覧車の夜に[お台場] ウィンドウショッピングにはうってつけの[五反田] おひとりさま探偵クラブ[銀座] 白昼夢のぱらいそ[箱根] 聖餐[吉祥寺] 愛はどこへもいかない[小岩] 猫の額でサーカス[浅草] がらんどう[南千住] さよなら地下迷宮[馬喰町] (not) lost in translation[渋谷] 見えざる眼[秋葉原] テールランプの複製[八重洲] 判型:四六判 ページ数:168
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【サイン本】向坂くじら『犬ではないと言われた犬』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 初小説『いなくなくならなくならないで』が、第171回芥川賞候補作品に。 今もっとも注目を集める詩人の、「言葉」をめぐるエッセイ集。 【目次】 くちぶえ、ソロで 犬ではないと言われた犬 とありますが、どんなこころですか 矮小な手のひら しゃべれない ひとりで学ぶことについて ほら、フレディ ドアノブのないドア ひとの子に お前とポエムやるの息苦しいよ 微調整、微調整 雲のかよひ路 事象がわたしを 湯船に浸かる かわいくはないよそもの 後ろ歩き ミケ あとがき 四六判 216ページ 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書に詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ集『夫婦間における愛の適温』、小説『いなくなくならなくならないで』ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。
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舟越桂『おもちゃのいいわけ』
¥2,750
舟越桂が家族のために木っ端で制作したおもちゃを集め、一冊の絵本のような作品集に仕上げた名作『おもちゃのいいわけ』を、2024年7月から開催される彫刻の森美術館の「舟越桂 森へ行く日」展を記念して復刊します。それぞれのおもちゃにまつわる物語がエッセイとして綴られ、子どもたちを思う父親としての心情がしみじみと伝わってくる味わい深い一冊です。1997年に刊行されたすえもりブックス版の完全復刻に加え、著者がとくに気に入っている4つの作品と、制作にまつわるエピソードを収録し、増補新版として出版します。 特別な思いを込めてつくる。それはおもちゃであっても作品をつくる感覚と何ら変わることはない。これ以上の贈り物はあるでしょうか。桂さん、ありがとう。 —三沢厚彦(彫刻家) この本が復刊されるとは何と嬉しいことでしょうか。しかもまるで置き土産のように幾つかの作品と桂の言葉も添えて。—末盛千枝子(絵本編集者) ページ数:68 判型:A4判変形上製
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藤本智士『取り戻す旅』
¥1,650
※ 表紙は3種類あります。 18年前、著者藤本智士は東京の大手出版社から依頼された編集仕事に疑問を抱いていた。自分の想いを載せられないし、そもそも落としどころ、つまり決まったゴールに向かうことに面白味を感じなかったのだ。そんな彼は自分で全国流通の雑誌『Re:s』を手掛けることにした。旅は苦手だったが、『Re:s』は旅取材の雑誌。しかも行き当たりばったり。大まかなテーマはあるが、そこに辿り着く前に寄り道はおろか目的地も変更してしまう。いや、そもそも目的地はなかった。旅で出会う人たちとの出会いとつながりに身をまかせ、記事にした。そんな無計画な旅を近頃していないと気付いた彼は、東北へと旅立った。取り戻す旅。原点回帰、そしてここには出版の未来へのとっても貴重な提言がある。 何を隠そう、私は彼のSNSを見て、能代から海沿いを鉄路で五所川原〜青森市へと旅をしたのである。スタンダードブックストア/中川和彦 【目次】 序 なにをとりもどすのか。 第一章 百年食堂たれ(青森県五所川原市) 第二章 成長ストア(青森県五所川原市~青森市) 第三章 DERECTION(青森市) 第四章 善知鳥神社とギフト(青森市) 第五章 蔵書票と五戸のペガサス(青森県五戸町) 第六章 アンドブックス(青森県八戸市) 第七章 久助編集者(青森県八戸市) 第八章 青いクルマ(青森県八戸市~岩手県盛岡市) 第九章 早速が重なる夜(岩手県盛岡市) 第十章 さいごのキセキ(岩手県盛岡市) 終 なにをとりもどしたのか。 蔵書票付 文庫判ソフトカバー 235ページ 装釘・デザイン:堀口努(underson) 印刷:藤原印刷
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【サイン本】最果タヒ『恋と誤解された夕焼け』
¥1,430
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 コトバの最尖端を疾走し続けてきた詩人が新たな沃野に向かう第12詩集! 《だから空がとても赤く燃えている。ぼくは愛されたい。》――今、ここにいる私たちの魂の秘密は、詩のコトバによってしか解き明かすことができない。《どこからなら、きみを連れ去る神様の手のひらがやってきても平気か、教えて。水平線か、地平線?》生命と世界の光と影をあますところなく照らし出す決定的な43篇。 【目次】 流れ星の詩/浜辺の詩/透明な水/大晦日の詩/天国は秋の季語/放課後婚/つらら/星座卿/赤色の詩/薔薇/讃美歌/森/紫陽花の花束/世界線/川じゃない/死なば諸共とろろ/戦争/生前の夏/氷の詩/窓際の詩/机上の体育/パール色/花束の詩/幽霊たち/地平線の詩/波紋の詩/ボランティア/川辺の詩/春一番の詩/爆撃機に乗って/2099/彗星の詩/花瓶の詩/教室/愛になる/さみしい子戦記/満ち潮の詩/薔薇滅/宝石の詩/翼をください/心臓売り/雪化粧の詩/薔薇の棘 あとがき 初出 装幀 佐々木俊/ブックデザイン 判型 四六判変型 頁数 96ページ
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宇野亞喜良 横尾忠則 梶祐輔『海の小娘』(復刻)
¥4,950
SOLD OUT
1962年、若き宇野亞喜良と横尾忠則のコラボレーションによる幻の絵本復刻 本書は1962年に刊行された宇野亞喜良と横尾忠則のコラボレーション絵本の復刻版です。 日本デザインセンターで同時期に仕事をしていた若き二人は、絵本を企画。同社の先輩であるコピーライターの梶祐輔に文章を依頼しました。 地図にもない外国の港町の祭りの日、白いヨットに乗って現れた少女と出会った物語は、赤と黒で印刷された横尾のイラストレーションから始まり、本の中央に近づくにつれ、青で印刷された宇野のイラストレーションと重なり、やがて青と黒の宇野の世界で終わります。赤、青のセロファンを重ねることで、どちらかの絵と文字が消え、一方が浮かび上がる。梶祐輔による多重の物語が実験的なデザインで表現されました。 1962年に刊行、現在は幻となっていた絵本の復刻です。 赤と青のカラーセロファン、解説シート付き。 判型:A4変形 / 36ページ 特色3色 仕様:糸かがり 継背上製本
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【サイン本】川野芽生『幻象録』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 わたしの文章に美質があるとすれば、感情と論理が切り離されていないところだろうと思う。(略)わたしは感情を殺すことなく、むしろ研ぎ澄ませて外界と相対し、心が知らせたことを論理的に整理し、分析して、他者と共有可能なかたちにしようとしてきた。わたしはずっと怒っていて、同時に、その怒りを開かれた場に置こうとしていた。そうなのだと思う。 (「あとがき」より) 判型:文庫判 頁数:360頁
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【サイン本】藤岡みなみ『時間旅行者の日記』
¥2,200
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 36年間を366日で旅するノンフィクション日記。昨日は35歳、今日は6歳、明日は22歳。数奇な時間軸を生きる平凡なタイムトラベラーの記録です。 文庫判(A6) 350ページ
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【サイン本】タイムトラベル同人誌『超個人的時間紀行』藤岡みなみ編
¥1,650
※ 藤岡みなみさんの直筆サイン入りです。 藤岡みなみ編集、発行のタイムトラベル同人誌。 前作『超個人的時間旅行』同様現実の中のタイムトラベルというテーマは変わらず、少し社会へのまなざしを強めた号となりました。対話が生まれる内容になったのでは思っています。エッセイが11篇収録されてます。 キーワード:戦争、酒、災害、花、宇宙、音楽、能登、広島、歴史、記憶の継承、など A5/116ページ 寄稿者 : 安達茉莉子、岡田悠、小原晩、小山田浩子、久保勇貴、JUNERAY、瀬尾夏美、pha、パリッコ、吉川浩満/藤岡みなみ編 装画:Ayumi Takahashi 1冊につき100円を能登半島地震義援金として寄付します。
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kai『kaiのチャクラケアブック』
¥8,800
SOLD OUT
ついに! kaiさんのチャクラについての本が完成しました! 本邦初公開 魂から整い元気になる 新辞典 第1〜7チャクラまで しっかり学べる! ハーブの知恵も充実 自己理解 他者理解の名著 今ここに誕生! 大注目の人気セラピストkaiさんによる 初の著書にして辞典(!)が誕生しました。 執筆・編集に2年半の歳月をかけた全チャクラ徹底解説! 本邦初公開、チャクラの閉じすぎ・開きすぎの視点、 さらに14人の閉じすぎさん、開きすぎさんのストーリーで 目からウロコ! 腑に落ちまくり! です。 読むだけで心身が整い、自分のことがよくわかる。 今すぐできるセルフケアの知恵も掲載。 乱れに気づいて9割癒される。 あとはセルフケアを今すぐやるだけ! あなたは閉じすぎ? 開きすぎ? —— —— —— —— —— —— —— —— —— わたしね、思うの。 わたし達は、自分のことを知らなさすぎるんだ、って。 (中略) でも、きっとこの本を読んだら、自分で自分のことが深く理解できる。 「『私はこういう人間』って思い込んでいたけど、もしかしたら本当はもっと違う性格なのかも?」そのことに気づいたら、人は「本来の私」を取り戻したいって思うようになるし、「私」のことを愛おしく感じるようになるはず。 (kai)「まえがき」より □この本の5つの特徴 1、各チャクラ閉じすぎ/開きすぎチェック表 2、各チャクラの基礎のお話 3、 14人のストーリー&心のさけび 4、チャクラの乱れを癒すヒント集 5、14人の徹底解説&言葉のメディスン そのほか ◎kaiさんのチャクラストーリも一挙大公開 ◎巻末ブック チャクラケアのための基礎知識 大充実の付録つき ◎現代人に多い3つのタイプ ◎チャクラQ&A ◎瞑想レッスンほか、ハーブレシピなど今すぐ実践できる知恵が満載 □著者プロフィール kai|かい セラピスト、アーティスト、文筆家。2012年より本格的にスピリチュアル・カウンセラーとして活動。国内外で講座や講演会多数。スピリチュアル・アートの制作、ショップの運営、講座などを続ける。mmbooksみれかる主催「第2チャクラ講座」は1500名以上が参加し人生が変わる人が続々出現した 著者 kai 絵 くしまけんじ AD 中島基文 編集 服部みれい 発行 エムエム・ブックス □サイズ 横156mm×縦256mm(背幅 約31mm) (B5変形) □ページ数 504ページ
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佐々木敦『佐々木敦による阿部和重(仮)』
¥1,500
SOLD OUT
B6版: 182×128×18mm 256ページ
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鳥さんの瞼『死のやわらかい』
¥1,650
「死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。 【収録歌より】 巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った 会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している 死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星 【栞】 林あまり『若草の香り』 岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』 東直子『命に旗を立てる』 「……心をつくして死と向かい合い、命をかみしめ、生きていることを味わう。いつか必ずやってくる死をゆっくり受け入れるための心の器としての歌なのだろう。」東直子(栞文より) 【編集者コメント】 「死」にどうしても惹かれてしまう人に読んでほしい歌集です。 徹底的に「死」を見つめ続けることで生まれた歌たちは、一見ネガティブですが、不思議な爽快感とほのかな明るさがあります。絶望とわずかな希望が混じりあった、待望の第一歌集です。 【著者紹介】 鳥さんの瞼:歌人。第八回氷川短歌賞大賞受賞。 装丁:名久井直子 校正:鷗来堂 印刷:藤原印刷株式会社 判型:四六変形 角背 上製 本文96頁
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吉本ばなな『724の世界 2023』
¥1,980
SOLD OUT
還暦直前、コロナ明け、まだ子どもが家にいる日々の、人生の宝みたいな記録になった。 行ったお店、ちらっと出てくる考え。どれも読んだ人にひそかに役立つと信じていますし、願っています。 ──吉本ばなな 本書では、2023年1月1日〜12月31日の書き下ろし日記を収録。 アブダビで本格的なアラビア語圏の文化に初めて触れたり、親しい人々と久しぶりの再会を祝したり、20歳になった子どもとの思い出を振り返ったり。 ページをパッと開くたびに、生活の息遣いにホッと和み、たわいない日常のかけがえのなさにハッと気づかされます。 折に触れて読みたくなる、人生に寄り添う一冊です。 ブックデザイン:山西ゲンイチ 装丁:大西隆介 沼本明希子(direction Q) 頁数:240ページ 判型:B6変形(124×182mm)
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BETTER FOOD VOL.1
¥2,475
私たちが日常的に楽しむ食には多くの負の側面が存在する。大量生産・大量消費を基本に設計された現代のフードシステムは、様々な問題をもたらしている。しかし、まだ希望はあるはずだ。より良いフードシステムを作る試みは、既に世界各地で始まっている。そんな国内外のムーブメントや先駆者たちを紹介し、より良い食の未来を描くために、本誌は作られた。 【目次】 [FROM JUNGLE TO TABLE] ジャングルから食卓へ バリ島でモダンインドネシア料理を提供するロカヴォアのオーナーシェフであるイルケ氏へのインタビュー。地産の食材を使うこと、生産者との関係性、ファームトゥテーブルのリアルを聞いた。 [FARM TO TABLE: CUISINE RÉGIONALE L'ÉVO] レヴォ ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその一、日本の富山県南砺市利賀村にあるレヴォ。日本にはなかった前衛的地方料理、富山県産の食材へのこだわり、ジビエに対する向き合い方について。 [FARM TO TABLE: RESTAURANT DE KAS] デ・カス ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその二、オランダの首都アムステルダムにあるデ・カス。ガラス製温室の中に作られたレストラン、自社農場で野菜を栽培すること、再エネとコンポストついて。 [FARM TO TABLE: AZURMENDI] アスルメンディ ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその三、スペインのバスク州にあるアスルメンディ。生産者へのリスペクト、伝統在来種の保存、ヒューマニズムについて。 [CLIMATE CHANGE AND THE RESTAURANT] 気候変動とレストラン 気候変動が企業の経営会議で議論されるトピックとなった昨今、飲食業はいかにこの危機に対応することができるのだろうか。マクドナルド、バーガーキング、イケアといったグローバル企業の対応に迫る。 [THE FOREST GRAZING] 森林放牧 栃木県那須で森林放牧を実践する森林ノ牧場のオーナーである山川氏へのインタビュー。牛の命の価値を上げること、日本の酪農業界の課題、日本ならではの酪農の未来。 [GIN HELPS COMMUNITY] コミュニティを支えるジン カンボジアのクラフトジンメーカーMAWSIMのCOOである津崎氏へのインタビュー。カンボジアでジン造りを始めた経緯、水草をベーススピリッツの原料に使う試み、農村を支援するソーシャルビジネスの展望に迫る。 [BUILDING BETTER FOOD SYSTEM] より良いフードシステムを作る方法 ボーランを手がけたディラン氏に、コロナ以降にスタートしたコミュニティスペース〈フード・トラスト〉と、再オープンしたばかりのカジュアルタイ料理レストラン〈ウー〉で目指す“フードビジネスの未来”について話を聞いた。 [COFFEE SHOPS WE LOVE] 私たちが愛してやまないカフェ 編集部が愛してやまない国内外のカフェについて気ままに紹介。今回は、六本木にあるベーカリーカフェ〈ブリコラージュ〉について勝手に語る。 [BETTER FOOD PACKAGING GUIDE] より良い食品の包み方 プラごみ問題が深刻化する現在、「いかに食品を包むか?」というテーマは以前にも増して重要になってきている。私たちはいかにして持続可能な方法で食品を包むことができるのだろうか? 大きさ: 297×211×7mm 106ページ
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佐々木良『式部だきしめて』令和言葉・奈良弁で訳した万葉集3
¥1,000
SOLD OUT
1300年前に奈良で生まれた万葉集を、現代の奈良弁で訳した本。第3弾 3巻は袋とじ付き。 え?袋とじ!? 文庫判 196ページ
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佐々木良『太子の少年』令和言葉・奈良弁で訳した万葉集2
¥1,000
話題作『愛するよりも愛されたい』に続く第二弾の今回は、聖徳太子の和歌を中心に、万葉集の「笑い」や「ご飯」をテーマにして紹介しています。 当時のお笑いグランプリのようなコンテストの優勝作品、当時の芸人が作った歌などなど… 奈良時代の歌人のユーモアに触れてみてください! 文庫判 192ページ
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佐々木良『愛するよりも愛されたい』令和言葉・奈良弁で訳した万葉集1
¥1,000
1300年前に奈良で生まれた万葉集を、現代の奈良弁で訳した本。 難しそうな万葉集も、これなら読めるかも?! 全国の中学校の先生からもご好評いただいています。 文庫判 192ページ
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【サイン本】おぼけん(雑誌「新百姓」編集長)『新百姓宣言』
¥1,100
※ 編集長おぼけんさんの直筆サイン本です。 本書は、雑誌『新百姓』編集長が、『新百姓』の背景にある考えと経験、 そして『新百姓』に至るまでの試行錯誤のプロセスについて書いた本です。 人間がシステムに隷属するのではなく、創造の主体として、 一人ひとりの創造性がより自由に解放されるには? 本書では、今のCapitalism(資本主義)に至る社会システムのコンテキストとその本質や機能不全について考えた上で、 「つくる喜び」を最も大切にするCreativitism(創造性主義)というあり方を提示し、 それに向けた世界観や価値の転回について論じます。 そして、Creativitismの観点から見た暮らしや仕事のあり方と、 それに基づいた新たな社会の仕組みについて、仮説を提示します。 カネを最重視するCapitalismをはじめ、従来の権威的な主義と違って、 Creativitismが最も大切にする「つくる喜び」は、あくまで私たち一人ひとりが個人的に、 自らの感覚によってしか確認できないものです。 だからこそ、身の周りの衣食住から、物事の解釈や意味づけという「見方」まで、 あらゆるレイヤーで私たちは一人ひとりが創造の主体であり、 日常の中のどんな営みからでも、「つくる」を楽しみはじめられる。 Capitalismの限界が様々な面であらわになりつつある今、 既存の社会システムに疑問を持ち、生き方や働き方を根本的に考え直す人が増えているのではないでしょうか。 「常識」や「正解」にただ沿うのではなく、自分が本当に大切にしたいことを、大切にしたい。 狭い範囲でコントロールするのではなく、より広い縁起の中で、偶発性を楽しみつつ、 自分が思い描くものを、自らの手でつくってみたい。 もしもそういった思いを抱いているのならば、本書はそういう方々に友人のように寄り添い、問いかけ、背中を押し、 ともに考え歩むような一冊になり得ると思います。 また本書は、雑誌『新百姓』をさらに深く楽しんでいただけるようになる一冊でもあります。 本書が、手に取ってくださったお一人お一人にとって、 自身の秘めた創造性に気づき、より花開かせるきっかけの一つになれれば幸いです。 文庫版、256ページ
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【サイン本】 今日マチ子「きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく」
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 2023年の5月、「GWはどこへ行きましたか?」と聞かれた。挨拶のことばが「コロナ」から「旅」になった。自分の人生に現れた、一瞬の晴れ間のようなこの機会を忘れないようにしようと思う。また困難のなかにあるとき、支えてくれるかもしれないから。(今日マチ子『きみのまち』より) 今日マチ子、初めてのエッセイ集。 2024年、社会を見渡すと、コロナ禍で「旅」がタブーのようになっていた時期が遠い昔のように思えます。今日マチ子さんはコロナ禍を描き続け、人気シリーズとなった「#stayhome日記」3部作が2023年に完結。そんな今日マチ子さんが次に描くのは「旅ができる日々」。ようやく自由に旅ができるようになった喜びを噛み締めるように、台北ー台中ー台南ー高雄という台湾旅、伊勢、京都、仙台、つくば、金沢……という街を巡りました。異国の地で感じる想い、普段の生活とは違う高揚感。旅を通して感じた記録を、初めてのエッセイ集として発売します。街や人を描いたイラストも66点収録。 B6・224ページ カラーイラスト66点
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【サイン本】幡野広志『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』
¥1,650
SOLD OUT
※著者直筆サイン本です。 幡野広志著、イラスト: ヨシタケシンスケ ほとんどの人に写真の才能がある。でも、多くの人が写真を誤解している――即完売の大人気ワークショップをベースに幡野広志が書き下ろす、できれば触れたくなかった「写真の話」。いい写真とうまい写真はちがう。だめな写真とへたな写真も同じ意味じゃない。うまくてだめな写真もあるし、ヘタだけどいい写真もある。「いい写真」を知り、「いい写真」を撮ろう。写真の価値観が変わる、写真初心者必読の1冊。 <目次抜粋> 【第1章 うまい写真といい写真】 いい写真とは/向いている人と向いていない人 【第2章 写真を撮る理由】 どうして写真を撮るのか/見たものを撮ればいい 【第3章 写真の勉強】 写真の本は間違いが多い/写真以外から学ぶ 【第4章 光と距離】 適切な距離感/撮影者の気持ちと被写体の気持ち 【第5章 写真の誤解】 ほとんどのプロがやってるのに、ほとんどの人がやってないこと 【第6章 カメラの設定】 カメラの選択/レンズの選択/設定をコロコロ変えない 【第7章 現像】 RAW現像/パソコンとデータ保存 <本文より抜粋> たくさんの人が誤解をしているんだけど、うまい写真はいい写真ではない。いい写真というのはもっと別次元の話になる。いい写真の答えは哲学のようにそれぞれが辿り着くものだけど、うまい写真がいい写真ってわけじゃないって答えはほとんどのフォトグラファーと写真家の共通認識だろう。うまいから……で? となる。いい写真の答えは自分で出さないといけない。これまでぼくもいい写真についてたくさん考えてきたけど答えを押し付けるつもりはない。だけど答えを見つけるヒントになればいいなと思う。(「いい写真とは」より) どうして人は写真を撮るんですかね。食事や睡眠のように写真を撮らないと死ぬわけじゃないのに、どうして写真を撮るんでしょう。いい写真は伝わる写真だとぼくは書きましたけど、これは哲学みたいなものなのでいろんな答えがあると思います。(中略)感情を記録して何年後でも思い出せるのが写真の魅力です。写真はいつか宝物になります。自分の宝物にも誰かの宝物にも。人類の生活には写真は必須だと思いますよ。みなさんも写真を撮る理由を考えてみてください。(「どうして写真を撮るのか?」より) 大きさ: 188×128×17 mm
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【サイン本】田中輝美『日本の未来は島根がつくる』
¥1,760
※ 著者直筆サイン本です。 山陰中央新報の元記者で、過疎高齢化が著しい島根県出身・在住の著者が、「課題先進県の島根県から、課題『解決』先進県へ」の想いを強くして、島根のチャレンジャーたちの動きや想いを訪ね歩いて取材。山陰中央新報で2015年から20年まで6年間、「しまね未来探訪」のタイトルで69回にわたって連載しました。本書はその記事に加筆し、新たに島根に関わる若い世代3人による座談会や著者の解説を加えてアップデートしました。島根で暮らす人、これから暮らしていきたい人、そして島根を学び、島根で学びたい人が、地域のことや社会のことを自分事として考えていくきっかけになるヒントを紹介します。 大きさ : 188×127×10 mm 180ページ
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【予約・サイン本】小原晩『これが生活なのかしらん 』
¥1,650
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。5/25頃発送予定です。 小原晩『これが生活なのかしらん 』 まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。 それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、 たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、 それはもちろん自分の生活であるわけです。 その自分の生活というものを、つまりは現実を、 べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、 みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。 ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作! まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。 寸法:188 x 130x 14 mm
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【KT様専用①】【サイン本】たかしまかずあき『ねこ専門店の注文書』
¥2,200
SOLD OUT
※注意!! こちらはKT様専用です。他の方が購入されてもキャンセル扱いとなり、返金の際は手数料も差し引いてのご返金となります。 主人公のマロンは、自由で気ままに暮らすねこに憧れ、ねこになりたいと願うくま。ある日、ともだちねずみのチェリーに「ねこ専門店」というお店が、細い細い[ねこ道]沿いにあるらしいことを訊く。「くまは決してねこにはなれないから諦めなさい」と友人から忠告されるけれど、どうしても行ってみたい。そこで、マロンがとった行動は? マロンの生みの親・たかしまかずあきさん たかしまさんは、文化服装学院を卒業後(株)イッセイ ミヤケに入社、2005年には(株)エイ・ネットから自身のブランド「Né-net」を立ち上げた、生粋のファッションデザイナー。「Né-net」の「にゃー」をご存知の方も、たくさんいらっしゃるかもしれません。2020年に独立され、多くの人々との関わりの中から生まれるクリエイティブな活動「This is not a cat.」を展開中。 2200円 フワフワねこ耳ヘアバンドつき 体裁/版型20×20cm(正方形)・ハードカバー・中ミシン綴じ・32ページ
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【サイン本】たかしまかずあき『ねこ専門店の注文書』
¥2,200
SOLD OUT
主人公のマロンは、自由で気ままに暮らすねこに憧れ、ねこになりたいと願うくま。ある日、ともだちねずみのチェリーに「ねこ専門店」というお店が、細い細い[ねこ道]沿いにあるらしいことを訊く。「くまは決してねこにはなれないから諦めなさい」と友人から忠告されるけれど、どうしても行ってみたい。そこで、マロンがとった行動は? マロンの生みの親・たかしまかずあきさん たかしまさんは、文化服装学院を卒業後(株)イッセイ ミヤケに入社、2005年には(株)エイ・ネットから自身のブランド「Né-net」を立ち上げた、生粋のファッションデザイナー。「Né-net」の「にゃー」をご存知の方も、たくさんいらっしゃるかもしれません。2020年に独立され、多くの人々との関わりの中から生まれるクリエイティブな活動「This is not a cat.」を展開中。 2200円 フワフワねこ耳ヘアバンドつき 体裁/版型20×20cm(正方形)・ハードカバー・中ミシン綴じ・32ページ
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コミックブック CHANGE 変える
¥1,320
SOLD OUT
宇宙船に乗ったマムアンちゃんとララちゃ んが向かう先とは……? マムアンちゃん がそっと勇気を与えてくれる、フルカラー・ ミシン綴じの贅沢な一冊です。 サイズ 148mm×210mm (A5) 全12ページ
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BETTER FOOD VOL.2
¥2,948
BETTER FOOD VOL.2 特集:リジェネラティブ・フード・ビジネス 食分野におけるサステナビリティの先行事例を紹介する不定期刊行誌〈ベターフード〉第二号の特集は「リジェネラティブ・フード・ビジネス」。リジェネラティブ農業で作られたコーヒーを売る米国発ロースター〈Overview Coffee〉、世界中の小規模農家にリジェネラティブ農業への移行支援を行うオランダの〈reNature〉、そして千葉で自然酒づくりを行う〈寺田本家〉のインタビュー記事を掲載。他にも、フランスのノマドレストラン〈Ventrus〉や、幸せ・繋がり・思いやりを追求する〈Pizza 4P's東京店〉といった飲食店をはじめ、バー業界のサステナビリティを牽引する〈Trash Collective〉や、外来水草からジンを作るカンボジアの〈MAWSIM〉といったスピリッツ関係の記事、さらにルワンダコーヒーをめぐる分断と和解のストーリーなど、持続可能な食の未来を描く。 --- 〈目次〉 01|オーバービュー効果 - コーヒーを通して気候変動を解決する 土壌の再生と気候変動の解決へ寄与することをミッションとするコーヒーロースター〈Overview Coffee〉の創業者アレックス・ヨーダー氏と日本の代表の増田氏へのインタビュー。コーヒー業界の現状と課題やリジェネラティブ・オーガニック農業の可能性について。 02|リジェネラティブ農業をスケールさせる方法 世界各地の小規模農家や企業向けにリジェネラティブ農業についての技術アドバイザリーを提供するreNatureの共同創業者の一人であるマルコ氏へのインタビュー。企業や農家がリジェネラティブ農業へ移行するモチベーションと課題、そしてリジェネラティブ農業がメインストリームとなる方法とは? 03|自然酒の奥深い世界へ 千葉で自然酒づくりを行う寺田本家は、新たなフラグシップとして「墾」をリリースした。耕作放棄地を自ら開墾し、山の水で稲を育て、蔵に住み着く微生物と共に醸すその酒は、まさに「自然酒の奥深い世界にもっと分け入りたい」という寺田本家の向かう先を示している。第24代当主の寺田優氏へのインタビュー。 04|フードビジネスと気候変動 リジェネラティブ農業を推進する上で、グローバル企業はどのように自社のサプライチェーンを変革できるだろうか。世界中に数万もの酪農家サプライチェーンネットワークを持つダノン社の取り組みから、同社の気候変動への対応と、サプライヤーへの働きかけ方、リジェネラティブ農業を推進する方法について。 05|美しい場所を旅する、ノマドレストラン 「世界に欠けているのは美しい景色ではなく、それを楽しむためのレストランです」そう語るのはノマドレストランVentrusの創設者であるGuillaume Chupeau(ギヨーム・シュポー)氏。環境負荷を徹底的に減らし、地産の食材を使うことにこだわる”移動するレストラン”について。 06|より良いカクテルの作り方 食品廃棄物を減らす取り組みを行うバーコンサルティング会社〈トラッシュ・コレクティブ〉。その創業者であるケルシー・ラマージは現在、その取り組みを廃棄物削減だけでなく、バー業界におけるより広範なサステナビリティの推進に広げている。トラッシュ・コレクティブの始まり、バー業界の課題、そして地産の食材を使うことの重要性について。 07|ピザと平和 ベトナム発のピザレストランチェーンPizza 4P’s。2023年にオープンした東京店で掲げるのは「ワンネス」。Pizza 4P’sが考える「ワンネス」とは一体どのようなコンセプトなのか?なぜレストランが繋がりや幸せ、思いやりの心を追及するのか?Pizza 4P’s 東京店が目指す「ワンネス」と、そのリアルについて。 08|虫から作るタンパク質 - その可能性について 世界人口が2050年には100億人に達すると予測される中、人類はいかに食料を生産することができるだろうか?フランス発のスタートアップ、Ynsect社は、昆虫由来のタンパク質の可能性を追求する。果たして、人類は虫を食文化として受け入れることができるのだろうか。 09|燃やすべきか飲むべきか 7か月で200万倍にも増殖する外来水草ホテイアオイを原料としたクラフトジンを造るMAWSIM。外来水草をただの燃料として燃やすか、それともうまい酒として楽しむか。燃やすべきか飲むべきか、それが問題だ。 10|暗闇の中の光 - アーサー・カルレトワが語る、コーヒーとトレーサビリティ ルワンダ出身のアーサー・カルレトワ氏が、ルワンダ大虐殺を生き延びた自身の壮絶な半生を振り返りながら、コーヒーのトレーサビリティがいかに農家にとって重要かを語る。ルワンダコーヒーをめぐる、分断から和解へのストーリー。 --- ○BETTER FOODとは? 私たちが日常的に楽しむ食には多くの負の側面が存在する。大量生産・大量消費を基本に設計された現代のフードシステムは、様々な問題をもたらしている。しかし、まだ希望はあるはずだ。より良いフードシステムを作る試みは、既に世界各地で始まっている。そんな国内外のムーブメントや先駆者たちを紹介し、より良い食の未来を描くために、本誌は作られた。 寸法:260x202x9 mm
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三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
¥1,100
【人類の永遠の悩みに挑む!】 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。 「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。 自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。 そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。 【目次】 まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました 序章 労働と読書は両立しない? 第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代 第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代 第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中 第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950~60年代 第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代 第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代 第七章 行動と経済の時代への転換点―1990年代 第八章 仕事がアイデンティティになる社会―2000年代 第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代 最終章 「全身全霊」をやめませんか あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします 【著者略歴】 三宅香帆(みやけかほ) 文芸評論家。 1994年生まれ。 高知県出身。 京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。 著作に『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術―』、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』、『人生を狂わす名著50』など多数。
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【サイン本】fancomi『SMALL STORY 庭師とマルとヘビのしっぽ』
¥2,200
※ 著者直筆サイン、イラスト入りです。イラストは選べません。 みるひとの想像力に問いかける作品が魅力のイラストレーターfancomiさんと一緒に作った絵本『SMALL STORY』の新シリーズができました! 完全描き下ろしとなる3つの小さなお話「庭師とマルとヘビのしっぽ」「石の小屋」「チューリップ」が収録されています。 庭で起こるちょっと不思議な出来事と庭師と相棒のマルの日常が描かれた可愛らしいストーリー。新しい仲間も続々登場!どうぞお楽しみに! 英訳付。 A5サイズ (横長)/ 60p / ハードカバー / フルカラー 英訳:きくちゆみこ 【プロフィール】 fancomi 1980年、埼玉県生まれ。イラストレーター。広告、書籍、雑誌、CD、グッズ展開など幅広く活動している。 絵本に『ガハクとブラシ』『SMALL STORY』、絵を手がけた作品に『あしたもオカピ』『ねこがたいやきたべちゃった』『パンツはかせと はつめいのほうそく』『ぐにゃぐにゃわんわん』など。
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『おむすびのにぎりかた』
¥1,650
SOLD OUT
「おむすびは単純に練習を重ねるだけでは上手くならない」 ほかほかご飯に好きな具材を合わせるだけ。 シンプルで安くて、だれでも作れる。 なのに、なんでこんなにおいしいんだろう? 酒蔵の杜氏、僧侶、染色家、醬油屋……日本各地で暮らすさまざまな人たちのにぎる「おむすび」のおいしさの謎を、料理研究家が訪ね歩く。 ミシマガの人気連載「みんなのおむすび」 2015年5月~2018年2月分&描き下ろしコラム収録。 判型: 四六判変形並製 頁数: 168 ページ 装丁: 名久井直子 【著者情報】 文: 宮本しばに(ミヤモトシバニ) 創作野菜料理家。20代前半にヨガを習い始めたのがきっかけでベジタリアンになる。結婚してから東京で児童英語教室「めだかの学校」を主宰。その後、長野県に移り住む。1999年から各地で「ワールドベジタリアン料理教室」を開催。2014年10月より、料理家の視点でセレクトしたキッチン道具&食卓道具のオンラインショップ「studio482+」を立ち上げる。 著書に『焼き菓子レシピノート』『野菜料理 の365日』『野菜のごちそう』(以上、旭屋出版)『野菜たっぷりすり鉢料理』(アノニマスタジオ)など。 写真: 野口さとこ(ノグチサトコ) 北海道小樽市生まれ。写真好きな両親の元、幼少期より写真に興味を持つ。大学在学中 に、フジフォトサロン新人賞部門賞を受賞し、写真家活動を開始。石仏や人形など命の無いものに宿る〝何か〞を写すこと、日本特有の土俗や風習のミステリーを写すことをコンセプトに制作を続けている。 二〇〇〇年《フジフォトサロン新人賞》部門 賞受賞。二〇一二年《紙技百藝2012》馬場伸彦(写真評論)審査員特別賞受賞。活動拠点である京都を中心に、写真教室〝キラク 写真講座〞を主催している。
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赤木明登、堀畑裕之『工藝とは何か』
¥8,580
「美しいものとは何か?」 「つくることの根源的な意味とは何か?」 黒田泰蔵の仕事、禅、民藝、カント哲学を手がかりに、 塗師・赤木明登と服飾デザイナー・堀畑裕之が、 多彩なゲストと共に対話をつづけ、その核心に迫っていく。 民藝を咀嚼し、更新していく、新たな工藝論。 発行: 拙考 発売:株式会社泰文館 ページ数:363頁 サイズ:148*210mm デザイン:山口デザイン事務所 印刷:株式会社山越 製本:有限会社篠原紙工
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椋本湧也『26歳計画』【5刷】
¥2,200
世界各地で暮らす26歳たちによる「26歳」をタイトルにしたエッセイ集。料理人から宇宙工学者、俳優から機動隊員まで、総勢48名の等身大の文章が掲載されています。 ーー 《「26歳」をタイトルにした文章を自由に書いてください。書き終えたら、あなたがいちばん魅力的だと思う26歳の知り合いにこの企画をつないでくださいー》 沢木耕太郎さんが乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのが26歳。高校生のときに『深夜特急』を読んでからというもの、「26歳」という年齢は自分にとって特別な響きを持ち続けてきました。 そしてやってきた26歳。奇しくも世界的なパンデミックが襲来し、渡航はおろか、家から出ることすらままならなくなってしまった。そんな「旅の適齢期」に、この世界の26歳たちは一体何を考えているのだろう。身体的な移動が制限される中で、この想いを言葉にのせて、彼らに会いに旅に出てみよう。そしてその出会いの足跡を一冊の旅行記にしてみよう。そう思い立ったのです。(「はじめに」より) ブックデザインはデザイナーの脇田あすかさんが担当しました。表紙はやわらかいグレーのざらりとした質感の紙に、きらりと光る美しい箔押し。さわやかな薄緑色の見返しに不思議な手ざわりの別丁…。たくさんのこだわりがつまった一冊です。 3刷に寄せて、沢木耕太郎さんが「26歳と旅」をテーマにした文章を寄稿してくださいました!巻末に収録しています。 ーー 作:椋本湧也 ブックデザイン:脇田あすか 印刷・製本:シナノ書籍印刷 W107×H174mm/ガンダレ製本/全212ページ 2021年8月15日 発売 2021年10月7日 二刷 2023年5月20日 三刷 2024年4月20日 四刷 2024年10月 五刷 (累計 7,000部)
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多木 陽介『失われた創造力へ ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉』
¥3,300
「好奇心がないようなら、おやめなさい」 ーアキッレ・カスティリオーニ 「聞いたことは忘れる、みたものは覚えている、やったことは理解できる」 ーブルーノ・ムナーリ 「デザインが本来もっていたユートピア志向を取り戻さねばならない」 ーエンツォ・マーリ つくる・育む、すべての人へ。 アキッレ・カスティリオーニの思想を日本に紹介した ローマ在住の批評家・多木陽介が、デザイン界の巨匠の言葉に、 これからの創造力を導く思想を探る。 完全新訳。 【目次】 PROGETTAZIONE―イタリアンデザインの思想と方法論の回帰 Bruno Munari ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ものからものが生まれる ・ファンタジア/発明/創造力/想像力 ・子どもの心を自分のなかに/一生もちつづけるということは/知ろうとする好奇心/理解する愉しみ/人に伝えたくなる気持ちを/大事にすることを意味する。 ・一切無駄がないこと ・スタイリングはデザインではない。 ・規則と偶然 ・その重力そのものがこのランプのフォルムを決定する。 ・「種」の自覚をもつと、いつしか他者のために働き、隣人(それもわれわれ自身である)を助けてみんなで大小の問題を解決するようになる。 ・生而不有/為而不恃/功成而弗居 ・静かな革命 ・聞いたことは忘れる、見たものは覚えている、やったことは理解できる 。 ・明らかにそうだとわかっていないものについては、絶対に鵜呑みにしないこと ・美しさは正しさの結果である。 ・贅沢さとは、愚かさの自己顕示である。 ・デザイナーに何か夢があるとすると、それはあらゆる社会階層からできるだけ文化的な無知をなくすことです。 ・プロジェッティスタの多くは、問題を解決するようなアイデアをすぐに見つけようとする。 ・多くの物は作者の名前なしに売られている。 Achille Castiglioni・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・好奇心がないようなら、おやめなさい。 ・私のデザインした作品がどこかのミュージアムに私の名前とともに飾られているというのは嬉しいが―― ・偽りのニーズ、偽りの目標 ・正当なデザイン/不当なデザイン ・形態的表現と内容の選択のあいだにある論理的な厳密さ ・筋が通っている ・最も目立たない(humble)物にもストーリーがあるという ・良いプロジェクトとは、自分がやったぞ、という徴を残そうとする野心ではなく、あなたたちがデザインした物を使うことになる、見ず知らずの誰かと、ほんの些細なことでもいいから、何かを取り交わそうという、その気持ちから生まれるのです。 ・人の家のインテリアをつくるって ? そりゃあほとんど無理な 話ですよ。 ・とんだ勘違いをしていなければ ・あと何が取れるかな ? ・インテグラルプロジェクト ・進化 ・何を、どのように、どれだけ見たいか ・もしこのテーブルの上にある物すべてがテーブルなしでもこの高さにとどまり、ランプなしで光が出てきたら、こりゃあ、悪くないよ ……いや、なかなか悪くないぞ …… ・音楽が音と休止で成り立っているように、照明は光と影からできている。光だけでは音楽にならないよ。 ・デザインとは、一つの専門分野であるというよりは、むしろ人文科学、テクノロジー、政治経済などについての批評能力を個人的に身につけることから来るある態度のことなのです。 ・ファンタジアとはジャムのようなもので、固い一切れのパンに塗る必要があります。 Enzo Mari・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・デザインが本来もっていたユートピア志向を取り戻さねばならない。 ・かたちのクオリティ ・ブーメラン。経験だけが頼りだったとはいえ、何世代もかけたこのオブジェの弾道精度の探求は、現代の科学的探求に匹敵するものである。 ・プトレッラ( H鋼 ) ・百姓というのは、終わりのない、素晴らしいプロジェッタツィオーネの仕事です。 ・知識とは、生の現実に基づいているものなんだ。 ・自分で考えてつくること、それが 、他人に自分の生き様を設計されてしまわないための最良の方法なのだ。 ・すべてはもう存在している。 ・職人たちは、みな手の技術には優れているが、脳の技術が足りない。 ・消費者のためではなく、職人や工場の職工など、物づくりの担い手のためにデザインするべきである。 出典 忘れっぽい私たちへ―原田祐馬(UMA/design farm代表) 四六変形判 縦191mm 横121mm 厚さ11mm 112ページ 上製
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【特典付】『伝えたいこと』浜崎洋三著
¥3,080
※ 数量限定で奈良敏行さん直筆コメント入り『音信不通』を一部プレゼントいたします。 昨年惜しまれながら閉店した鳥取の定有堂書店店主奈良さんが『定有堂で一番読んで欲しい本』とおっしゃった本です。 濱崎洋三著作集「伝えたいこと」は、一九九八年に定有堂書店より刊行された書物です。著者は一九八八年頃から八年ほど、定有堂教室「読む会」を主宰。「本を読み合う」ということに、人と人と出合うということに、このうえもなく喜びを抱いた人でした。 帯紹介文(徳永進・野の花診療所院長・ノンフィクション作家) 「故郷を愛した高校教師がいた。病気で死を間近にした夏、母校での最後の夏期補習授業の教壇に立った。1ヵ月後、他界する。独自の地方史観、独自の思想を切り拓いた著者の文章、講演録から、読者は「日本とは何か」「郷土とは何か」「生きるとは何か」を改めて問われ、自問自答するだろう。そうさせる温かい教師愛が、この書の底には流れている。 チラシ文/「伝えたいこと」について(徳永進) 鳥取県庁の前にある武家門の角あたりで、朝、ぼくはよく浜崎洋三先生に会った。「おはよう」。「どうですか」「雑用、雑用ばっかり。そっちは忙しい?」「こっちも雑用で」。先生は県立図書館へ、ぼくは赤十字病院へと、それぞれの職場へ向かった。この鳥取は先生の生まれ故郷、ぼくにとっても生まれ故郷。先生が教師として教壇に立った鳥取西高は、久松山のふもと、武家門から振り返るとついそこにあり、ぼくはその高校で先生に日本史を教えてもらった。 先生ががんの末期を迎えた夏、先生に補習授業をしてもらったらどうだろう、とぼくは思いついた。先生なら受けて下さるかも知れないと思って電話をかけた。「三十分だけだな、声が続かん」。「題はどうしよう」と聞くと「『私にとって戦後とは何か』にしようか」と言われた。「死ぬ話はせんよがんの末期ぞ、涙がでるから」とも。それから「いや、簡単なのでいこう、『伝えたいこと』にしといてくれ」と言われた。 ぼくは同級生や先輩に急いで電話をかけ、一週間後に母校の旧校舎で、先生の夏期授業があることを知らせ、皆にも知らせてくれるように頼んだ。 がんの末期、死を間近に迎えて、先生は何を語ってくれるだろう。一九九六年八月十七日、午後二時、「起立っ!」と五十代の元生徒が声をかけた。「礼!」。約百人の生徒が椅子に坐った。夏期補習授業が始まった。 三十分の予定の補習授業は七十分となった。題にふさわしいいい話だった。目に涙を浮かべる元生徒が多くいた。教室を出ると先生は言った。「途中から痛みが消えてなこの調子なら、冬季補習もやってみようか」。先生はその1ヶ月後に、他界された。この本の中には、最後の補習授業や先生の史論や評論、自由な文章などが収められている。(徳永進・鳥取赤十字病院医師・ノンフィクション作家) 『伝えたいこと』浜崎洋三著・定有堂書店刊の内容 序・往生際を考える 第一部・研究論文 古代の鳥取 / 『鳥取志』ついて / 鳥取城の成立について / 古代の一地方豪族の盛衰 / 異形の者、悪党 / 維新期の鳥取藩 / 河田左久馬.....など 第二部・地方史研究私観 第三部・エッセイ 一枚の文書の価値 / 恣意性・ゆらぎ・ユーモア / 私にとっての戦後 / 史料に血を通わせる理論 / 疎外された者の歴史....など 第四部・講演 最後の鳥取藩主池田慶徳 / 文化と差別 / 伝えたいこと 大きさ:190x138x28 mm ページ数:431+10 ページ
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『NEPENTHES in print』 #20 “新宿特集”
¥550
NEPENTHESが発行するバイリンガル雑誌 『NEPENTHES in print』。 最新号は多様な独自のカルチャーを発信してきた街、 “新宿” を大特集。 今も新旧が交わる魅力的なスポットが点在し、 近年は世界からも注目を集める東京屈指の歓楽街に、 NEPENTHESならではの視点、 切り口でフォーカスします。 カバー&巻頭ページでは “新宿の夜” をテーマに撮り下ろしたスタイリスト/服部昌孝によるファッションストーリーを掲載。 NEPENTHES代表 / 清水慶三が新宿について語ったインタビューはじめ、 新宿ゆかりの著名人をゲストに迎えたポートレイト&インタビューページ、 日中の新宿を舞台にしたスタイリスト / 佐々木智之によるファッションストーリー、 おすすめの厳選スポットをご紹介するシティガイドなど、 充実の内容となっています。 全60ページ / ¥550 「NEON LIGHT STROLL」 Remixed by 服部昌孝 「A PLACE TO BE MY TRUE SELF」 Interview by 清水慶三 「新宿クロニクル」 Starring 中島歩 / コムアイ / ヒコロヒー / 馬場智章 「DAY LIGHT STROLL」 Remixed by 佐々木智之 「NEPENTHES CITY GUIDE 新宿」 「新宿 A COMFORTABLE COEXISTENCE」 Interview by 青柳徳郎 「A HUMAN IN THE PITCHER」 山下剛史 「MY DAILY ESSENTIALS」 山﨑陸
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ひと皿の小説案内
¥2,035
物語に描かれた50の食事シーンが今よみがえる――読書家も、くいしんぼうも、写真ファンも大満足。 どんな名作にもつきものなのが、印象深い食事シーン。ハイジがおじいさんに焼いてもらう黄金色のチーズトースト、『失われた時を求めて』のマドレーヌと紅茶、『ライオンと魔女』のターキッシュ・ディライト……。いったいどんなだろう? 見てみたい! ――これはそんな夢をかなえてくれる本(アンソロジー)です。とりあげられるのは『不思議の国のアリス』『ガリヴァー旅行記』『グレート・ギャツビー』など古典から現代ものまで海外小説の50篇。食材から盛りつけ、食器のチョイスにいたるまでデザイナーである著者が徹底的にこだわって、それぞれの食事シーンを自由に写真で再現しました。これに食べ物をめぐる楽しいミニ知識や作家のあっと驚くエピソードをくわえ、作品世界との出会いを演出する気軽な案内に仕上がっています。本好きにも、料理好きにもたまりません! 目次 <目次> はじめに/作品一覧(写真)/作品について/参照文献/おわりに [日本語版付録]監訳者あとがき/邦訳書を読みたい人へ <掲載作品> 白鯨/オン・ザ・ロード/失われた時を求めて―スワン家のほうへ/若草物語/秘密の花園/ガリヴァー旅行記/コレクションズ/ロリータ/レベッカ/青い眼がほしい/ハックルベリ・フィンの冒険/その名にちなんで/太陽がいっぱい/石蹴り遊び/風と共に去りぬ/ライ麦畑でつかまえて/ビーザスといたずらラモーナ/ロビンソン・クルーソー/五次元世界のぼうけん/百年の孤独/ザ・ロード/ボヴァリー夫人/サリーのこけももつみ/アラバマ物語/ゴルディロックスと三びきのクマ/ラスベガスをやっつけろ!/ハイジ/ミドルセックス/エデンの東/変身/二つの心臓の大きな川/ミレニアム―ドラゴン・タトゥーの女/アメリカン・サイコ/赤毛のアン/ベル・ジャー/オリバー・ツイスト/不思議の国のアリス/カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険/ジャムつきパンとフランシス/ハートバーン/グレート・ギャツビー/重力の虹/まぬけ同盟/灯台へ/ピーターラビットのおはなし/ライオンと魔女/マザーレス・ブルックリン/エマ/人形の谷間/ユリシーズ A5ヨコ 148×210mm
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伊丹十三『ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集』
¥2,200
SOLD OUT
1960〜70年代最高のエッセイスト、 伊丹十三の単行本未収録エッセイ集。 食卓の作法、料理の秘訣、服選びに着こなし、 日常に見るヨーロッパ文化、 子育てから性教育、スポーツに社会問題、組織論……あらゆるテーマを 見逃さず、調べて観察し、自分の頭で考えたすえに、 わかりやすく、やわらかく、おもしろく書いた 稀代のエッセイスト、伊丹十三。 没後20年を機に、単行本未収録の優れたエッセイを、 伊丹十三記念館(松山市)の全面協力を得て、 一冊にまとめた本書は、四半世紀ぶりの伊丹十三の新刊です。 どうしてこれが本に収録されなかったのか。 へえ、こんなこと書いてたんだ。 これはちょっとびっくりだな。 時の流れを感じて懐かしいものもあれば、 時を経てもなお、その慧眼に驚かされるものもある。 父・伊丹万作が逝去したのち、13歳のときに、 『映画藝術』誌の依頼で書いた「父の思い出」や、 伊丹十三記念館の収蔵庫で発見された 生涯をふりかえるような未発表の生原稿、 4篇も収録。 雑誌連載時の伊丹十三によるイラストレーションを多数掲載。 イラストレーター・和田誠氏との笑える共作「人生劇場 血笑篇」や、 直筆の原稿用紙、愛用の文房具などもカラーページで紹介。 この一冊で、エッセイスト・伊丹十三に出会った方は、 新潮文庫、中公文庫の伊丹十三の本も、 ぜひチェックしてみてください。 大きさ : 132×190×18 mm
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司馬遼太郎『街道をゆく 41 新装版』
¥968
津軽衆と南部衆の応酬を酒場で楽しみ、太宰治の孤独を考える「北のまほろば」。弘前城の近くの商家では、石坂洋次郎の教え子だった、魅力的なおばあさんに出会う。下北半島では会津藩を思い、マタギ衆の熊狩りの話も聞いた。異色のタイトルは、古代の青森は物成りのいい「まほろば」だったのではと考えてつけたもの。連載中に縄文時代の繁栄を物語る三内丸山遺跡が発見され、著者はご機嫌だった。 文庫判・416ページ
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津島美知子『回想の太宰治』
¥1,870
濃やかな愛情と明晰な目がとらえた人間・太宰治ーー太宰治は、文字通り文学のために生まれ、文学のために育ち、文学のために生きた「文学の寵児」だった。彼から文学を取り除くと、そこには嬰児のようなおとなが途方に暮れて立ちつくす姿があった。戦中戦後の10年間、妻であった著者が、共に暮らした日々のさま、友人知人との交流、疎開した青森の思い出など、豊富なエピソードで綴る回想記。淡々とした文にも人間太宰の赤裸な姿が躍如とする好著。 ◎「これは、凄い本に出会ったものであります。質も量も。明晰さも、たしかさも、怖ろしさも。科学者の随筆みたいな、美しい揺るぎのない日本語で、太宰治は凝視され、記憶され、保存される。この著者が、昭和の初期に、太宰の妻であり、ともに暮らし、子をなして、日々会話し、身の回りの世話をし、親戚や食卓や経済を共有していたかと思うと、トカトントン。そこらの男の何十倍も聡明だった女の記録であり、記録をよそおった文学であります。」<伊藤比呂美「解説」より> ※本書は、『回想の太宰治』(昭和58年6月 講談社文庫刊)を底本としましたが、「アヤの懐旧談」を削除し、『増補改訂版 回想の太宰治』(平成9年8月 人文書院刊)より、「蔵の前の渡り廊下」「南台寺」「父のこと、兄のこと」「『水中の友』」の4篇を収録しました。 文庫判・336ページ
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太宰治『津軽』
¥539
太宰文学のうちには、旧家に生れた者の暗い宿命がある。古沼のような“家”からどうして脱出するか。さらに自分自身からいかにして逃亡するか。しかしこうした運命を凝視し懐かしく回想するような刹那が、一度彼に訪れた。それは昭和19年、津軽風土記の執筆を依頼され3週間にわたって津軽を旅行したときで、こうして生れた本書は、全作品のなかで特異な位置を占める佳品となった。 文庫判・260ページ
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太宰治『津軽通信』
¥572
疎開先の津軽の生家で書き綴られた、新しい自由な時代を迎えた心の躍動が脈うつ珠玉編『津軽通信』。原稿用紙十枚前後の枠のなかで、創作技巧の限りをつくそうと試みた中期の作品群『短篇集』。戦時下の諷刺小説『黄村先生言行録』シリーズ。各時期の連作作品を中心に据えて、それに戦後期の『未帰還の友に』『チャンス』『女神』『犯人』『酒の追憶』を加えて編集した、異色の一冊。 文庫判・304ページ
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太宰治『もの思う葦 』
¥539
自殺未遂、麻薬中毒、血みどろの苦闘のなかで『晩年』と並行して書かれた『もの思う葦』から、死を賭して文壇大家に捨て身の抗議を行うために『人間失格』と並行して書かれた『如是我聞』まで。太宰治の創作活動の全期間にわたって、天稟の文学的才能と人間的やさしさをきらめかせているアフォリズム、エッセイ『走ラヌ名馬』『かくめい』『酒ぎらい』『川端康成へ』など49編を収録。 文庫判・ 320ページ
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井伏鱒二 『太宰治 』
¥990
太宰治から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受けとってから、師として友として、親しくつきあってきた井伏鱒二。井伏による、二十年ちかくにわたる交遊の思い出や、太宰の作品解説を精選集成。「あとがき」を小沼丹が寄せる。中公文庫版では井伏の没後に節代夫人が語った「太宰さんのこと」を増補。 文庫判 288ページ
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『太宰治の手紙 返事は必ず必ず要りません』
¥836
太宰治が、戦前に師、友人、縁者などに送った百通の手紙。井伏鱒二、亀井勝一郎、木山捷平らへの書簡を収録。赤裸々な、本音と優しさとダメさかげんが如実に伝わる、心温まる一級資料。 文庫判・224ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 下』
¥968
SOLD OUT
驚異の名訳ベストセラー、その下巻は――第百八十七段「風は――」から第二九八段「『本当なの? もうすぐ都から下るの?』って言った男に対して」まで。「本編あとがき」「別ヴァージョン」併録。 文庫判・368ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 中』
¥880
SOLD OUT
驚異の名訳ベストセラー、その中巻は――第八十三段「カッコいいもの。本場の錦。飾り太刀。」から第百八十六段「宮仕え女(キャリアウーマン)のとこに来たりなんかする男が、そこでさ……」まで。 文庫判・288ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 上』
¥924
SOLD OUT
むずかしいといわれている古典を、古くさい衣を脱がせて、現代の若者言葉で表現した驚異の名訳ベストセラー。全部わかるこの感動! 詳細目次と全巻の用語索引をつけて、学校のサブテキストにも最適。 文庫判・ 336ページ
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四井真治『地球再生型生活記』
¥2,090
これが、持続可能な暮らし究極の原理! 生ゴミを堆肥に変え、土を肥やし、作物を育てる。人が暮らすことで、微生物や生きものの多様性が生まれ、その土地がより豊かになる。人間本来の役割を考え、これからの暮らし方を伝える、パーマカルチャーライフの入門書です。 【編集者のおすすめポイント】 日本の風土に合わせたパーマカルチャーを20年実践してきた著者が、持続可能な暮らしの中で培ってきた理念と実践(生活実験)の記録です。生ゴミや排泄物を堆肥化し、生活排水は庭のビオトープに活用。農園で食べ物を自給し、収穫物を人や動物が摂取することでまた、堆肥として活用できる……。人が暮らすことでその土地に多様性が生まれ、より豊かな自然環境を作ることができれば、やがて地球は本来の力を取り戻せる。本当の豊かさを追求して著者が辿り着いた「いのちの仕組み」は、ひいては社会のあり方や私たちの生き方に繋がっていきます。 【目次】 第1章 人は地球のがん細胞なのか? 地球は巨大な生命体 ガイア理論 ウイルスは地球の免疫細胞 大量絶滅は進化のきっかけ 環境を壊すのではなく、豊かにする人の暮らし 第2章 持続可能な暮らし【生活実験と考察編】 パーマカルチャーとは 原理を理解し、発展させる パーマカルチャーとの出会い 山村の古民家でパーマカルチャー的生活実験 家族とともに新天地、八ヶ岳南麓へ 社会の最小単位「家族」として 生活技術が生む美しい風景、石積み 雑木林開墾からの気付き/土の生産性 森林と草原の違い/植生遷移 人類の進化と植生遷移のコントロール 森や里山の活用が土壌を守る 水と土作りが教えてくれた人間本来の役割 竹林開墾からの気付き/竹の活用法 日本のパーマカルチャーの可能性 温室効果ガスを削減する農業へ 理によって生み出される [資料] 暮らしの循環図 コラム 縁が繋いでくれる現場 第3章 持続可能な暮らしの仕組み【実践編】 土を作る 〈土の素、堆肥作り/コンポストや堆肥小屋の役割/堆肥は臭くない〉 農園をデザインする 〈半不耕起半草生栽培/等高線に沿った畑のデザイン(コンターガーデン)/互いに助け合うコンパニオンプランツ/農園における果樹の役割/生物多様性を実現する工夫〉 水を巡らす 〈バイオジオフィルターで生活排水を浄化/雨水を無駄なく利用する/アクアポニックスで野菜を育む/自家製の液肥作り〉 エネルギー&資源を活用する 〈太陽熱と光の恩恵を取り入れる/竹害ではなく、〝竹恵〟な暮らし方/畑の恵みを暮らしに活かす〉 道具をあつかう 〈古道具は暮らしの教科書/農業機械はリーズナブルに活用〉 第4章 いのちとは 40億年続く仕組み いのちは集め、蓄えるもの 自己組織化から続く仕組み 続く仕組みの「いのち」から「生命」へ 生物多様性が意味するもの コミュニティーと、未来の暮らし 地球再生型の暮らしへ 大きさ:16 x 127 x 188 mm
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正田 智樹『Foodscape フードスケープ』
¥3,300
SOLD OUT
地形と気候に応じた食がつくる建築と風景の図解集。カレマ村のワイン、アマルフィのレモン、小豆島の醤油、多気町の日本酒等、日本とイタリア16の食の生産現場を読み解く。蓄熱する石積みの段々畑、風を呼込む櫓、光や湿気を採り入れる窓等、自然のリズムとともにある食生産と人の暮らしを取り戻す為の建築の問いと手がかり 【目次】 ・スローフード運動とエコロジカルな転回 ・日本とイタリアのフードスケープ ・エコロジカル治具とフードスケープ ・アイソメ図とバレーセクション イタリアのフードスケープ Foodscape in Italy カレマ村のワイン ボルミダのワイン トレンティーノの貴腐ワイン ヴェッサーリコ村のニンニク ジベッロ村のクラテッロ 〈食コラム〉パルマハム 〈食コラム〉コロンナータのラルド モデナのバルサミコ酢 ヴェスヴィオ火山のトマト アマルフィのレモン トラパニの塩 〈食コラム〉マドニエのプロヴォラ 【食と建築をめぐる対話①】藤原辰史(農業史・環境史)×正田智樹 日本のフードスケープ Foodscape in Japan 四郷の串柿 小豆島の醤油 石井味噌 豊島の天日塩 海の精 多気町の日本酒 〈食コラム〉寺田本家 八女茶 田野町の寒干し大根 〈食コラム〉山之村の寒干し大根 下津の蔵出しみかん 〈食コラム〉カネサ鰹節商店 【食と建築をめぐる対話②】塚本由晴(建築家)×正田智樹 ・エコロジカル治具の拡がり ・自然と機械によるハイブリッド生産 ・おわりに ・取材・執筆協力、参考文献 ・謝辞 ・Foodscape Graphical Analyses of Architecture and Landscapes of Food A5横判・224頁
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【サイン本】礒井純充『「まちライブラリー」の研究 「個」が主役になれる社会的資本づくり』
¥2,860
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 〈本を核に本や人との出会いを目指す活動であれば、まちライブラリー〉というおおらかな考えのもとで著者が提唱し、個々の人の参画・運営によって全国に千ヶ所以上形成されてきた「まちライブラリー」。始まりから12年、まちライブラリーはどのように広がってきたのか。運営者・利用者へのアンケート、関係者へのヒアリングから分析、考察する。 そこから浮かび上がってくるのは、「自生的」「社会的連坦」「日常」「主観」「自由」といった言葉で語ることのできる、人と人とのゆるやかなつながりだ。 地域の場づくりやコミュニティ形成をうながし、そこに関わる個々の人がやりがいやいきがいを感じる活動の鍵を明らかにする、小さくも示唆に富んだ一冊。 〈まちの生活は特定の日だけが充実していれば良いわけではない。日々の生活の中にあるちょっとした発見や憩いの重要性を考えると、日常性というものが何よりも大切であるということではないだろうか。ここに個々の人がまちライブラリーに惹きつけられていく大きな要因があると思う。〉(第8章 「個」が主役になるまちライブラリー) 目次 はじめに 第1章 まちライブラリーが生まれた背景と基本概念 無力感が生まれてくる背景 私がみたグローバル化 グローバル化がもたらした息苦しさ 森ビル時代の社会人教育活動 六本木アカデミーヒルズの夢やぶれ、模索の時代 若者から得た「まち塾@まちライブラリー」の理念 まちライブラリーの仕組みと基本概念および活動原理 自生的に派生する活動と「社会的連坦」 第2章 まちライブラリーの実践活動から得た知見 まちライブラリーの沿革と節目になった活動 本を介した自己紹介の効用、ISまちライブラリー 蔵書ゼロ冊から育てる図書館、大阪府立大学のまちライブラリー 本の力を証明した商業施設のまちライブラリー 第3章 まちライブラリーの広がりと多様性 広がりの状況 まちライブラリーが点在する意味 まちライブラリーの分類と事例 私的な場に設置された事例 公共的な場に設置された事例 第4章 まちライブラリー運営者と利用者の実態 まちライブラリーを始めるきっかけ 運営を始める動機と活動の自己評価 行き詰まりを感じる人 うまくいっていると感じる人 ソーシャル・キャピタルを得やすいまちライブラリー 利用者の実態把握 利用者の自己実現の場 主観的な価値観が壁を突破する鍵 第5章 地域と人とまちライブラリー 地域におけるまちライブラリーの存在感を検証する 大阪市中央区のまちライブラリー概況 ISまちライブラリーの立ち上げを支援した人たち 大阪市中央区全体への広がりと運営者の顔 岩手県雫石町の個人力 自然体での広がり――埼玉県鶴ヶ島市 北海道千歳市の市民力、挫折と再生から見えてくるもの 長野県茅野市における地域への浸透 地域と人とまちライブラリーから学ぶこと 第6章 まちライブラリーを活用した場づくりとは まちライブラリーはコミュニティの場なのか? 「場づくり」という多様な概念 居場所という場 魔法の言葉「サードプレイス」 まちライブラリーが生み出している場 本の磁力と人の顔がある場 本がつくり出す日常的な場 運営者の自己充足が無意識のうちに場づくりになる まちライブラリーが生み出す「場の四象限」 第7章 計画性や制度から自由で、自生的に生まれるまちライブラリー――知の哲人からの気づき 計画性と制度の罠 近代都市計画に内包する課題 ジェイコブズの都市計画批判と生態学的な都市観察 宇沢弘文の「社会的共通資本」という問題提起 公共図書館の新しい役割 「知の広場」としての公共図書館 アンニョリが推奨する公共図書館 変革を遂げつつある公共図書館像 場としての図書館 私立図書館等の先導 計画性や制度の外にあるまちライブラリー 小さなつながりから派生する大きなネットワーク アダム・スミスの原点にある「個」の力 第8章 「個」が主役になるまちライブラリー 解を求めるまえに 組織への依存を極力さけるコツ 組織への依存より、心の自由 組織の視点から「個」の活動をみる 汎用性より個別性の大事さ 計画性より融通性がことをうまく進める 非日常より日常を大事にする 日々の積み重ねを大切にする人への敬意 本の触媒性が示唆する人のつながり 人と人との集合知は双方向性から生まれる 個人の知を開放する勇気 社会の寛容性と個人の意識改革 おわりに 注 参考文献 【著者プロフィール】 礒井純充(いそい・よしみつ) 1958年大阪市生まれ。一般社団法人まちライブラリー代表理事。大阪府立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士。1981年、森ビル株式会社に入社し「アーク都市塾」「六本木アカデミーヒルズ」などの文化・教育事業に従事。取締役広報室長などを歴任。2011年に「まち塾@まちライブラリー」を開始。以降、「まちライブラリー」の提唱者として活動の運営・サポートを行う。著書に、『マイクロ・ライブラリー図鑑』(まちライブラリー、2014)『本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた』(学芸出版社、2015)『ブックフェスタ 本の磁力で地域を変える』(共著、まちライブラリー、2021)などがある。
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津軽伝承料理
¥2,750
SOLD OUT
「津軽のまま 本コさしたはんで。買わねばまぃねべ!」 (※津軽地方の料理の本を出版しました。これは買わなきゃ!) ●88品分の、ばあちゃんの知恵。 思わず故郷に帰りたくなる…… そんなレシピ書をつくりました。 著者は、青森県弘前市で“伝承料理”活動を続ける 農村の女性たち「津軽あかつきの会」 ●故郷の味を、100年先まで 絶滅危惧な料理をレシピ化 自分たちの母の世代の料理を食べたいと思ったとき、そのつくり方がわからなかった……。そんなことがきっかけとなり、地域の高齢者にインタビューを重ねること約5年。 絶滅寸前だった“母の味”をアーカイブして、200品以上をレシピ化。それをもとにつくる津軽地方の郷土料理を予約制で提供しはじめてから20年がたちました。 ●昔のばあちゃんの味は、とっても今っぽかった! 津軽地方は豪雪で知られる、冬がとっても長い地域。なので、保存食をたくさん使います。彼女たちが絶滅から救った料理をひも解けば……。 「発酵」食を自分たちでつくって料理の随所に使い、 「うまみ」はだしだけでなく漬物や野菜からも引き出し、 「プラントベース(菜食中心)」な品々がお膳を埋めるのです。 ……考えてみれば、どれもいま世界中が求めている料理ばかり。 一周回って新しい。 そんなばあちゃんの味を、ぜひご堪能ください! 【著者紹介】 ◎津軽あかつきの会(つがるあかつきのかい) 青森県弘前市で、津軽地方の郷土料理と食文化を伝える「伝承料理」活動をしている女性だけの料理研究ユニット。地域でのヒアリングを軸に津軽地方に伝わる伝承料理をレシピ化しアーカイブ。1食1500円で提供する予約制の食事会を毎週数日開催しているほか、青森県津軽地方の観光コンテンツとしても機能している 。20代〜80代という多様な年齢層からなる会員数は30名(2021年7月現在)。
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太宰治と旅する津軽
¥1,650
名作『津軽』を道標に、その日、その時、太宰の目に映った光景を追憶する。 「ね、なぜ旅に出るの?」「苦しいからさ」……太宰が最も元気だった頃に書かれた紀行小説『津軽』のテキストをガイドに、故郷を旅した作家の足跡を追い、その悲喜こもごもの場面を追体験しながら、津軽半島を旅する。五度に及んだ自殺・心中の現場の心象風景もあわせて、文学紀行の名手・小松健一の写真でたどる。 判型 A5判 頁数 144ページ
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木村衣有子『私的コーヒーAtoZ』
¥1,100
掌篇小説5編と短歌5首とエッセイ、コーヒーにまつわる26の短い話がアルファベット順に並んでいます。 文と編集:木村衣有子/装丁:木村敦子(kids)/A5判/48ページ/発行:はるあきクラブ
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かがくのとも絵本『あさいち』
¥1,100
朝市は、海でとれたもの、畑でとれたものを持ちよる商いの場。そこには潮のかおりと土のにおいがたちこめていて、人びとにとって楽しいおしゃべりと社交の場でもあります。石川県「輪島朝市」の活気ある風景を描いた、1980年刊行の本作品。令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた被災地の、一日も早い復興への願いを込めて復刊します。本作品の利益は、能登半島地震災害義援金として、日本赤十字社に寄付いたします。 読んであげるなら 4才から 自分で読むなら 小学低学年から 大石 可久也 絵 / 輪島・朝市の人びと 語り ページ数 : 28ページ サイズ : 26×24cm
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ごめたん『カーシェアグルメドライブ〜車を買えない大人の至福の6時間〜 』
¥2,200
吉本興業所属のトリオ、グランジで活躍する五明拓弥さんが、漫画家ごめたん名義で自費出版。 39歳で運転免許を取得し、マイカー生活に憧れるが東京で車を持つことのハードルは高すぎる。芸人仲間によりカーシェアという選択肢を知る。カーシェアの特性を最大限活かすため、距離料金が加算されない6時間以内のドライブという縛りを課してグルメドライブを楽しむ。いまや生活の一部に。切なくも楽しいとっても現代的な車の使い方です。 大きさ: A5判 210mm×148mm 184P / ソフトカバー
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大崎清夏『大崎清夏詩集』
¥2,420
じぶんの賛美歌を娘は歌いながら 道路を渡る、 そこへ めきめきと森が生える。——「森がある」より ひと、動物、自然…、事物のあいだをみずみずしく伸び広がっていく言葉たち。 第1詩集『地面』、第2詩集『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、第3詩集『新しい住みか』を著者初の集成として一冊に。解説・斉藤倫 :::::::::::::::::::::::::::::: [目次] ◎地面 地面 窓を拭く人 熊の里 わたしは朝日が眩しくて…… 微風も光線も 私たちは、流れるを、川と呼ぶ。 山をくだる ははの交代 春と粉 ひゅーじ・ぱーく あとがきにかえて 四〇年といま ◎指差すことができない 指差すことができない ラ・カンパネラ ワンダーフォーゲル 森がある 適切な速度で進む船 ここにないものについての感情 らくだは苦もなく砂丘になる 夜が静かで困ってしまう 知らない人と話す スナックみや子 暗闇をつくる人たち ぜんぶのはらになったあと ゆっくりと流れる世界の粒子 うるさい動物 天地 テンペルホーフ主義宣言 四つの動物園の話 ハレーションの日に ◎新しい住みか アブー 謝肉祭 ミンミン 炊飯器 テロリストたち 次の星 港 野生の鹿 セシル 水場 月光 エレナ うまれかわる 空き家 黙祷 気球 ウムカ ネズミちゃんは酔っぱらっている 永遠と一日 海に帆をしまう 解説 地面からはじまる連帯 斉藤 倫 :::::::::::::::::::::::::::::: [著者]大崎清夏(おおさき・さやか) 1982 年神奈川県生まれ。詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。本書収録の詩集のほか、著書に『踊る自由』(左右社)、『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)、『私運転日記』(twililight)などがある。音楽や美術など他ジャンルとの協働も多く、奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」では脚本と作詞を手がける。絵本の文や楽曲歌詞、ギャラリー等での詩の展示、海外詩の翻訳など、ことばを軸にさまざまなかたちで活動を行う。
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読点magazine、増補版
¥1,540
昨年11月に初めてTOUTEN BOOKSTOREを訪れ、古賀さんと久しぶりに会いました。とてもお元気そうで、お店も商店街に溶け込んでいたのが印象的でした。スタンダードブックストア中川和彦 編集:古賀 詩穂子(TOUTEN BOOKSTORE) TOUTEN BOOKSTOREが発行する「本屋に行きたくなるマガジン 読点magazine、」。 本書は2021年5月にクラウドファンディングのリターン用に制作し配布した『読点magazine、 特別版』に、開業1年後からスタートしたニュースレターの文章と、本屋ができてからのコラムを追記した増補版です。 目次 【本屋ができるまで】 ・ステートメント ・本屋について学ぼう [ 準備編 ] ・本屋参考書 ・本屋開業日記 ・本屋について学ぼう [ 運営編 ] ・本屋について語ろう ・事業計画書 【本屋ができてから】 ・TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER ・本屋について学ぼう [ 3年経ってver. ] 判型など:A5、150P、リバーシブル仕様
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佐藤俊樹『桜が創った「日本」』
¥946
一面を同じ色で彩り,一斉に散っていくソメイヨシノ。明治初めに見出されたこの桜は,凄まじい勢いで全国に拡がって行った。さまざまな語りが生み出される中で,どんな意味をあたえられてきたのか。語られた桜と現実の桜の往還関係を追いながら,そこから浮かび上がってくる「日本」の姿を,近代という時代とともに考える。 【目次】 まえがき Ⅰ ソメイヨシノ革命 1 「桜の春」今昔 桜、桜、……/昔の桜景色/江戸の桜/ソメイヨシノはすべてクローン/花見の時空/多品種型と単品種型/吉田兼好の花見/ソメイヨシノ革命 2 想像の桜/現実のサクラ 花と名/「桜」とよばれた理由/ヨシノの由来/「名」の力/想像の美・現実の美/「吉野の桜」はなかった/言葉と想像力/絵に画いたような……/説話の宇宙/理念の重力/起源と反起源の遠近法 Ⅱ 起源への旅 1 九段と染井 明治三年のソメイヨシノ/三つの年代/創建当時の境内/ソメイヨシノ説の典拠/染井と九段と上野/土地愛の多重性/「四季の遊び場」 2 ソメイヨシノの森へ 吉野桜の出現/「日本」と桜/新しさの魅力/公園と公共/戦争と事業/普及のメカニズム 3 桜の帝国 起源への視線/ナショナリズムの科学/伊藤銀月と井上哲次郎/桜らしい桜/大正期の飯田/日本らしさと桜らしさ/「桜の国土」の生成/「桜の国土」の拡張/風土と民族 4 逆転する時間 始源の桜の誕生/書き換えられる歴史/「山桜」の同心円/日本らしさの超自然学/旧い桜・新しい桜/逆転する時間/見出された起源 Ⅲ 創られる桜・創られる「日本」 1 拡散する記号 花の時間と人の時間/拡散する物語/桜語りの戦後/想像される「歴史」/「みんな」のモノローグ/空転する言葉/不死のゼロ記号 2 自然と人工の環 桜のエコノミー/嫌われる理由/「日本の自然」は一つでない/自然・人工の反転/美しさの根底/「桜」とは何か/「桜」の自己創出/ありえた「桜」とありえた歴史/「日本」の自己創出/ソメイヨシノの明日 あとがき 桜のがいどぶっく・がいど 新書 / 238ページ
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勝木俊雄 『桜』
¥946
花は桜──.古来より日本人はこの花を愛し,格別な想いを寄せてきた.里の桜,山の桜.豊かな日本の自然に育まれ,桜は各地で多種多様な姿を見せながら息づいている.都会にも咲く‘染井吉野’は,日本人の美意識を象徴する.植物としての基礎知識から,歴史・文化とのかかわりまで.心をとらえてやまない,花の魅力のありかを伝える.カラー口絵4ページ. ■編集部からのメッセージ 春が恋しくなる 年齢を重ねてくると桜の花が胸にしみるのは、なぜなのでしょうか。冬の寒さが厳しい年は、殊のほか、春の訪れが待ち遠しくなります。そうして待ちに待った季節が到来。満開の木々を見上げると、「ああ、今年もしっかり咲いてくれているな」と、まるで親しい友人と再会したときのような気持ちになります。本書は、桜の第一人者である著者に「生き物としての桜」という視点から、この花の魅力を語っていただきました。本書を読むと、いつもの春とは違った目で桜が見えてくるかもしれません。 pagetop 目次 カラー口絵4頁 はじめに 第一章 桜の基礎知識 1 日本の桜 2 桜のかたち 3 サクラの分類 第二章 ‘染井吉野’ 1 桜といえば‘染井吉野’ 2 ‘染井吉野’の生い立ち 3 命短き‘染井吉野’? 第三章 里の桜 1 人が創ったサトザクラ 2 多様な栽培品種 3 文化遺産としての栽培品種 第四章 山の桜 1 桜は生きている 2 サクラの一生 3 十種のサクラの楽しみ方 第五章 桜のこれから 1 温暖化と桜前線 2 桜の管理 3 植える桜の種類 4 新しい桜 桜に関する参考図書 おわりに 新書判 / 238ページ
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平出 眞 編著『美味しい櫻 食べる桜・見る桜・知る桜』
¥3,300
SOLD OUT
本書は「食べる・見る・知る」の3つのテーマ見て愉しく、食して美味しい花「桜」。本書は「食べる・見る・知る」の3つのテーマでその魅力を掘り下げます。食べる桜の栽培・加工の様子や全国の桜スイーツ、桜レシピは必見。桜名所一覧や桜にまつわる歴史や物語も掲載され、日本人必携の一冊です。 春が待ち遠しくなる、春が何倍も楽しくなる、 桜の魅力がたっぷり詰まった一冊です! ●豪華な顔ぶれが登場! 菊乃井主人・村田吉弘氏、福聚寺住職であり芥川賞作家の玄侑宗久氏、桜守・佐野藤右衛門氏など各界の著名な方々の、特別インタビューや寄稿文を多数掲載。また、人気の女流画家・山岸泉琳氏による「泉琳桜」を贅沢に配した豪華な装丁も魅力です。 ●簡単でおいしい、桜のレシピつき 和・洋・中からパン、スイーツ・カクテルまで、桜を使ったレシピ27品を掲載。『アルケッチァーノ』『飃香』など人気店シェフによる絶品レシピをお試し下さい。 ●役立つ「名所一覧」と「さくら図鑑」 日本全国の桜名所150ヵ所と名桜60本を地図入りで紹介。また60品種の桜の図鑑が付き、お花見が10倍楽しくなります。 日本人が大好きな「桜」。 春のお花見は待ち遠しい行事の一つではないでしょうか。 そして桜は“見て愉しく、食して美味しい花”でもあります。 本書は、「食べる・見る・知る」の3つのテーマで桜のさまざまな魅力を紹介します。 「食べる桜」では、そのルーツや貴重な栽培加工の様子を取材。 また全国の桜スイーツを多数掲載し、食卓を春色に彩る桜レシピも公開しています。 「見る桜」では名所案内のほか、桜の芸術作品を、 「知る桜」では桜にまつわる歴史や物語を紹介。 ガイドとしても読み物としても楽しめる、日本人必携の一冊です。 【目次】 1章 食べる桜 桜とお菓子(とらや協力) 桜と和食(菊乃井主人/村田吉弘 氏) 食用桜の産地を訪ねる 食用桜のルーツを探る 全国 桜スイーツ&食とお酒めぐり(120店140品) おいしい桜クッキング(和洋中27品のレシピ付き) 2章 見る桜 桜の里にて (桜守/佐野藤右衛門 氏) (写真家/青野恭典 氏) (作家/玄侑宗久 氏) 日本三大桜名所 日本三大巨桜 全国の桜名所・名桜ガイド 描かれた桜 世界の桜 3章 知る桜 桜の基礎知識 桜と日本人 読まれた桜・書かれた桜 桜を植えた人・守った人 【編著者:平出 眞(ひらで まこと)】 名古屋市生まれ。株式会社 山眞産業・代表取締役。「桜の食材」を開発、桜餅や桜あんぱん以外の用途を開発提案したことにより、桜スイーツという新しいマーケットを創造した仕掛け人。また仕事を超えて桜への興味関心は尽きることなく、「桜」に関する活動がライフワークとなっている。日本さくらの会会員、日本花の会会員、桜ライン311サポーター。 判型 B5判 ページ数 160ページ
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近田文弘『桜の樹木学』
¥2,508
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私たち日本人は桜が好きです。 他の樹木とは比べようがないほど鮮やかに咲き誇る桜の花は,爆発的な春の喜びを感じさせてくれます。 同時に,花の盛りが短く,散り急ぐ花びらに,人の世の無情を感じとらせてくれます。 歓喜と無情・・・・・・日本人の心を強く揺さぶる桜を,桜の側から,いわば桜の本音として語らせたらどうなるのでしょう。 本書は,植物学的知識を用いて,桜とはいったいどういう存在なのかに迫ってみます。 植物としての桜,人間の文化的側面と桜の生き様,世界の桜と日本の桜の系統などなど,さまざまな角度描かれる桜の本音とは? 生物としての桜の本音を察してみると,人間が桜を観賞して感じる世界とは違ったものが見えてきます。 貴重で美しい桜の写真と繊細なイラストをふんだんに用い,資料としての価値も併せ持つ価値ある1冊。 存分にお楽しみ下さい。 【こんな方におすすめ】 ・桜が大好きな方 ・“生物”としての桜に興味のある方 ・桜を植物学的に見つめ直す1冊。今までにない価値ある1冊です。 A5判/208ページ
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山折哲雄 『わが忘れえぬ人びと 縄文の鬼、都の妖怪に会いに行く』
¥1,540
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宗教学の碩学が愛する先達に捧げる人物エッセイ。一人の師も必要とせず独立独歩の精神で生きた棟方志功、筑豊の子どもたちから古都奈良の仏像へ「命がけの転向の旅」をした土門拳、借り物でなく自前の哲学、歴史観、人間観を追求した梅原猛、西洋と東洋のあいだ、科学と宗教のあいだに橋をかけた河合隼雄。生きた世界も時代も異なるが、芯の部分において彼らに共通するものを見出しつつ、それぞれの魅力を味わい深い筆致でつづる。 判型: B6判変型 ページ数: 200ページ
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谷崎潤一郎『夢の浮橋』
¥817
SOLD OUT
夭折した母によく似た継母。主人公は継母への憧れと生母への思慕から二人を意識の中で混同させてゆく。谷崎文学における母恋物語の白眉。〈解説〉千葉俊二 判型: 文庫判 ページ数: 216ページ
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谷崎潤一郎『瘋癲老人日記 』
¥1,100
性に執着する老人を戯画的に描き出した晩年の傑作長篇。絶筆随筆「七十九歳の春」他、棟方志功による美麗な板画を収載。〈解説〉吉行淳之介/千葉俊二〈註解〉細川光洋 判型: 文庫判 ページ数: 360ページ
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谷崎潤一郎 歌 棟方志功 板『歌々板画巻』
¥586
文豪谷崎の和歌に棟方志功が「板画」を彫った二十四点に、挿画をめぐる二人の愉快な対談をそえておくる。芸術家ふたりが互角にとりくんだ愉しい一冊である。 判型文庫判 ページ数96ページ
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棟方志功 『板極道』
¥1,056
極貧の環境から奔放無類な個性を羽搏かせ、板画一筋に生き抜き、世界のムナカタになるまでを綴った感動あふれる自伝。〈序文〉谷崎潤一郎〈解説〉草野心平 判型文庫判 ページ数352ページ
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村上春樹『デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界』
¥2,530
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「僕の⼤好きなジャズ・レコード188 枚のことを書きました」 チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの⻩⾦時代に数多くのジャケット・デザインを⼿がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。 ⼿にとって⾒ているだけで素敵な⾳楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。 「デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)のデザインしたレコード・ジャケットを手にとって眺めているだけで、なんだか人生で少しばかり得をしたような気がしてくるのだ。(…)本書はあくまで、DSMのデザインしたジャケットをひとつの柱として、僕がジャズへの想いを自由に語る本、という風に考えていただけると嬉しい」(まえがきより) 大きさ: 154×215×18
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【サイン本】大崎清夏『私運転日記』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。 中原中也賞受賞詩人・大崎清夏による初めて丸ごと一冊日記の本。 “出会っても出会っても、歳をとればとるほど、自分のことをどこから話せばいいかわからない感じになっていくのだろう。だから深い関係がほしいのかもしれない。だから日記なんか書くのかもしれない” 「ほんとうにひとりのひとり暮らし」を機に、日記をつけ始めた詩人。 島での免許合宿、ソロハイク、初めてのドライブ…… 40代の広すぎる道を、確認しながら自分で運転してゆく日々が始まった。 “たぶん私はいま、自分の外に出ていきたいのだろう。 風で道の脇に落ちた、小枝のようなものになりたいのだろう。 そういう私自身を、じっくり引き受けてやりたいと思う” “忘れたくないことも、忘れがたいことも、早く忘れたいことも、日記に書いてしまえば、安心して忘れられる。すべて忘れても何ひとつ忘れることなんてないことを、日記を書くことは慰めてくれる” -- 装画・挿画:nakaban デザイン:横山雄 判型:B6変判 並製 雁垂れ ページ数:168ページ
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【特典付】秋峰善『夏葉社日記』
¥1,650
SOLD OUT
ありがたいことにスタンダードブックストアにお立ち寄りいただいた際のことも書いて下さってます。 ※「特典ミニペーパー(夏葉社への手紙=複製・1枚目)」付 「師匠への長い長いラブレター」 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。 幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。 第2の青春、再生の物語。 文庫・上製本ハードカバー(カバー・帯なし)/200ページ
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國分功一郎『暇と退屈の倫理学 増補新版』
¥1,320
『暇と退屈の倫理学』(2011年刊)の続篇として、著者・國分功一郎さんは、『欲望と快楽の倫理学』を構想しています。 その助走として、本増補新版は、新たな読者に向けて(価格を大幅に下げて)刊行されます。 『暇と退屈の倫理学』旧版刊行後、多くの書評に恵まれ、哲学以外の分野との連携を深めていった著者は、テレビやラジオ・雑誌・講演会・イベント等々で、広く知られるところとなりました。もっとも注目され期待される哲学研究者・若手論客と言えるでしょう。 440頁に達する本書をつらぬく著者の関心は、「人間らしい生活とは何か?」です。 パスカルの有名な断章「部屋にじっとしていられないから、人間は不幸を招く」を皮切りに、文化人類学、考古学、経済学、消費社会論、動物行動学、そして「退屈論の最高峰」と著者が考えるハイデッガーの『形而上学の根本諸概念』を渉猟し、答えに接近します。 平易な文体、熱く勢いある思考が、ポジティブで自由な生の可能性を拓きます。 「私たちはパンだけでなく、バラも求めよう。 生きることはバラで飾られねばならない」 ──このウィリアム・モリスの宣言を真正面から受けとめ、現在と未来に生かそうというのです。潑剌と、明るく、しかも、哲学的な根拠をもって、「私はこう考えた。みなさんはどう思いますか?」と問いかけます。 今回の増補新版にあたって、渾身の論考「傷と運命」(13,000字)を付しました。熊谷晋一郎さんとの共同作業の中で、著者が手にした概念が語られます。 【目次】 「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。 生きることはバラで飾られねばならない」 明るく潑剌と、人生の冒険に乗りだすための勇気を! 新版に寄せた渾身の論考「傷と運命」(13,000字)を付す。 序章 「好きなこと」とは何か? 第一章 暇と退屈の原理論──ウサギ狩りに行く人は本当は何が欲しいのか? 第二章 暇と退屈の系譜学──人間はいつから退屈しているのか? 第三章 暇と退屈の経済史──なぜ“ひまじん"が尊敬されてきたのか? 第四章 暇と退屈の疎外論──贅沢とは何か? 第五章 暇と退屈の哲学──そもそも退屈とは何か? 第六章 暇と退屈の人間学──トカゲの世界をのぞくことは可能か? 第七章 暇と退屈の倫理学──決断することは人間の証しか? 付録 傷と運命──『暇と退屈の倫理学』新版によせて 装幀: 有山達也 / 装画: ワタナベケンイチ 判型: B6判変型 寸法: 120×173×29 mm ページ数: 440ページ
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【サイン本】橋本倫史『観光地ぶらり』
¥2,750
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※ 著者直筆サイン本です。 行列に並んで観る絶景も悪くないが、そこで生活する人々の呼吸を聞き、その土地と対話する姿勢に感動を覚えた。——又吉直樹 話題作『ドライブイン探訪』の著者が、各地の「観光地」を巡り、日本の近代の歩んできた足跡をたどる傑作ノンフィクション・エッセイ。旅とは、生活とは、歴史とは、世界とは、生きることとは。 絶景のなかに、何を見るか。 わたしたちの目は、絶景を見慣れている。どんなに美しい景色でも、1時間、2時間と見惚れることは稀で、しばらく眺めたあと、写真を撮って立ち去る場合がほとんどだ。わたしたちは、ちゃんと景色を見つめられているだろうか? 絶景を前に立ち止まり、目を凝らすことで、見えてくる姿がある。じっと耳を澄ますことで、聴こえてくる声がある。そんな偶然の出会いに、「ささやかな未知」が詰まっている。ここではないどこかに、わたしとは違う人生を生きている誰かがいる。そんな誰かを想像することは、世界に触れようとすることであり、それこそが「観光」なのではないかと、僕は思う。(「あとがき」より) 大きさ:18.8 x 12.8 x 2.45 cm
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なぎら健壱『アロハで酒場へ』
¥1,815
酒場の話を書かせたら天下一品。カメラに自転車、絵画と多芸多趣味で人生を楽しみ尽くしている「あこがれのオヤジ」。 古稀を迎えますます融通無碍に生きる達人の「頑張りすぎないけど、枯れもしない」生き方指南。 なぜ、こんな「こ隠居」の境地に至ったのか人生を振り返りつつ、「これから先」を楽しく生きるヒントを紹介。 248ページ 寸法 18.8 x 12.8 x 2 cm
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森下 惠介『高野街道を歩く』
¥3,080
京都から大阪から、聖地高野山へ。 高野街道とはこの高野山へ向かう参詣道、信仰の道である。 長い歴史の中で、信仰と物流の道として発達した近畿の南北縦貫道。 かつての旅人と同じように歩いてみれば、今まで気づかなかった街道 の名残、人々の信仰や地域の歴史と文化が発見できる。 風光を楽しみ、歴史にふれる「現代版独案内」。 歩くからこそ見えてくるものがある。 写真235点・絵図57点・地図55点収載。 【目次】 はじめに 一 東高野街道――京都から河内を南へ 京都から淀、八幡へ(鳥羽街道) 八幡から洞ヶ峠へ 洞ヶ峠から郡津へ 郡津から星田へ 星田から打上へ 打上から四條畷へ 四條畷から野崎へ 野崎から石切へ 石切から瓢簞山へ 瓢簞山から恩智へ 恩智から安堂へ 安堂から古市へ 古市から富田林へ 富田林から錦織へ 錦織から長野へ 二 西高野街道――堺から東南へ 堺から福町へ 福町から長野へ 三 中高野街道――大阪から平野を通って南へ 平野から喜連、瓜破へ 三宅から松原へ 松原から美原、狭山へ 狭山から楠町へ 四 下高野街道――四天王寺を出発 天王寺から田辺へ 田辺から布忍、狭山へ 五 高野街道――長野から橋本へ 長野から天見へ 天見から紀見峠へ 紀見峠から橋本へ 六 奈良街道・中街道・和歌山街道――京都から奈良を経て橋本へ 京都から伏見へ(奈良街道、伏見街道) 伏見から宇治へ(古奈良道・宇治道) 伏見から長池・玉水・木津へ(奈良街道) 木津から奈良へ(奈良街道) 奈良から二階堂へ(中街道) 二階堂から田原本へ(中街道) 田原本から八木へ(中街道) 八木から五條へ(中街道) 五條から橋本へ(和歌山街道) 七 京大坂道――橋本から高野山へ 橋本から学文路へ 学文路から河根へ 河根から神谷、極楽橋へ 極楽橋から不動坂をへて女人堂へ 高野山 町石道 あとがき 参考文献/地図一覧 高野街道と呼ばれる街道は、都である京都から生駒山西麓を南へ河内国を縦断 して高野山をめざす「東高野街道」、堺から東南へ行く「西高野街道」、大阪 から平野を通って南へ向かう「中高野街道(上高野街道)」、大阪天王寺から 南に向かう「下高野街道」がよく知られており、これらはすべて大阪府内を通 過している。下高野街道は狭山で中高野街道と合し、中高野街道は西高野街道 に合した後、河内長野で東高野街道とも合してひとつの「高野街道」となり、 和泉山脈の紀見峠を越え、紀ノ川を渡って、高野山に通じていた。また、古く は京都からは、奈良を経由、奈良盆地を縦貫し、吉野川(紀ノ川)筋へ出る道 も利用された。この道は奈良時代以前の南海道であり、沿道の巨勢谷、宇智野、 真土山などを詠った万葉歌も数多い。 「はじめに」より A5判 縦210mm 横148mm 厚さ16mm 236ページ 並製
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いしいしんじ『京都ごはん日記』
¥2,035
いしいしんじの「ごはん日記」が帰って来た!! 長野県の松本を後にした、いしいさんと園子さんの新天地、それは著者縁の地・京都。いしいしんじの感性を通じて新たな京都を発見できる一冊。 朝から創作。昼を過ぎれば、飲んで食べて唄って踊り、神社に本屋にレコード屋、錦やメトロをぶらぶらし、全国各地を飛び回る。鯖寿司、焼き鳥、お好み焼き、ビールに焼酎、さあ乾杯! 巻末特別付録「いしいしんじの京都地図」「美味しい店紹介」他 「園子さん、この家、おんなのひとや」 初めて家の前に立ち止まったとき、ここに住むことはわかっていた気がする。次に京都を訪ねたのはおよそひと月後、大家さんに挨拶し、不動産屋さんと契約を結ぶためだった。ここでまず、ぐらっと土地が揺れ、空間にあいた隙間から、妙なものがペロッと舌をのぞかせた。 京都という町、共同体、存在は、つくづくごっつい。(「まえがき」より) 単行本 46変形 / 352ページ
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【サイン本】大前粟生『ピン芸人、高崎犬彦』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。 「どうも。安西煮転がしです。僕、歳の離れた小さい弟がいるんですよ。僕が三十で弟が一三歳。八年前に僕の母親が再婚した時の、夫の側の連れ子がその子で。まあ言うたら義理の兄弟ですね。弟は今中学生で、一三歳って、言うたらそのー、多感な時期じゃないですか。こうね、急にね、腕にマジックで傷痕描いてほくそ笑んだり、それからー、なんかいかがわしいものでも見てたんかな、急にスマホの画面伏せたり。まあそういうのも、僕からしたらかわいくて、なんやかんや言うて、弟も僕のこと慕ってくれるんですよ。これは弟から聞いた話なんですけど、弟の中学に旧校舎があって、そこの木の階段が変な軋み方をするんですって。どう変かっていうと、なんか人の声みたいに聞こえるんです。これだけやったら怪談みたいやないですか、階段だけに。でもその声っていうのが独特で、あの……『松たか子ー』って。松たか子さんなんですよ。いや、どういうこと!? ってなって、学校中えらい騒ぎで、それで僕の弟が、いや、流石芸人の弟ですよね、階段の軋みとタイミング合わせて大喜利のお題を出すようになったんですよね。『全国民に聞いた、塩おにぎりをおいしそうに食べてくれそうな有名人、第二二位は?』『松たか子ー』『有刺鉄線の対義語は?』『松たか子ー』いや、なかなか尖ってますよね。それで弟を中心にその学校で大喜利が流行って、もう、とっかえひっかえ子どもらが階段の軋みに大喜利を聴かせてるんですよ。そんなある日ですよ、階段の軋みがね、『そりゃ私だって、私だってピーナッツバターサンドよりベーコンレタスサンド食べたいですよっ、ベーコンレタスサンド。ベーコンレタスサンドッ』って言ったんですよね。みんなぽかーんってなって。一瞬間が空いて、『うわこの階段、松たか子のドラマの台詞言ったでー』って、これまた大騒ぎになったんです。でもね、そんな台詞、松たか子さん、一回も言ったことないんですよ」 ――本文中「安西煮転がしのネタ」から引用 『芸人雑誌』の太田出版が送る、『おもろい以外いらんねん』大前粟生による世界初“ピン芸人”小説! Aマッソ加納の紹介(『アメトーーク!!』)によって業界の話題をさらった『おもろい以外いらんねん』に続く大前粟生「芸人本」の最新作は、これまで描かれることの少なかった“ピン芸人”にフォーカスをあてる。なぜか売れてしまったからっぽの芸人・高崎犬彦とネタ至上主義の芸人・安西煮転がしの10年間を追いかけることで、芸人にまとわりつく「売れること」と「消費のされやすさ」の葛藤を描く。 ※ 199ページ最終行の表記に誤りがございました。 深くお詫び申し上げますとともに、以下の通り訂正させていただきます。 誤 俺のことどうでもよくて。どうだった。あいつのネタおもしろかった? 正 どうだった。あいつのネタおもしろかった? 判型: 四六判上製 ページ数: 224ページ
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【サイン本】佐川恭一『就活闘争 20XX』
¥1,980
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※ 著者直筆サイン本です。 こんな地獄を乗り越えないと就職できない世の中、間違ってないか――? 20XX年の近未来、「ウルトラベビーブーム世代」の大学生たちが、今とは比べ物にならないほど激化した就職活動に挑む――。 主人公の太田亮介は、就職活動に熱が入っていない京都大学三回生。日本を牛耳る巨大企業「Z社」に入社するため、ようやく重い腰を上げて就活に臨むが……。 銃撃をかわしながら出身大学OBを探す「OB訪問」やSNSでの10万人フォロワー獲得をめざす「インターンシップ」、歴戦の就活猛者たちと激論をかわす「グループディスカッション」、そして多くの就活生が命を落とす「面接試験」。生死を賭けた選考に挑む就活生たちの悲劇を克明に描き、現代の新卒一括採用システムに一石を投じる、“就活エンターテインメント”登場! イラスト:サイトウユウスケ 判型 四六判並製 ページ数 320ページ
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【サイン本】朱喜哲『人類の会話のための哲学』
¥4,180
※ 著者直筆サイン本です。 「ローティという不世出の哲学者を、〈人類の会話〉の守護者であろうとし続けた人物として再発見する。」朱喜哲は、混沌とした現在の日本・世界でローティが注目されるべき意味を鮮やかに記した。 古代ギリシア以来の伝統につらなる哲学を筆頭として「唯一の真正な声」を求める営みは、ひとびとの小さな声をつぐませる。 「雑多で多様な複数の声たち」、その会話こそが人類が豊かに暮らす希望ではないか。 哲学者ローティは多くの批判を引き受けながら、その声たちを守ることこそを哲学の任務として引き受けた。 本書は、第一部はミサック、第二部はセラーズ、第三部はブランダムを中心的に扱うことで、先行研究から後世の視点も含め包括的なローティ像を描き出している。 また、同時に現代的な意義、政治や社会の状況に対してどのように参照しうるのかを明らかにした。 こうしてローティの思想を中心にプラグマティズムの意義が明らかにしていくことで、本書は古典から未来へ繋がる哲学の姿をも希望をもって浮かび上がらせる。 四六判 縦188mm 横128mm 284ページ 並製
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岡本健+『「あなたが噛んだ」唄おぅ』
¥1,320
橋本貴雄くんの『風をこぐ』刊行記念個展&トークの際、おかもっさんと初めて会った。打上げには岡本さん以下3兄弟全員集合。親戚の冠婚葬祭のようであった。いろんな話をしたが例の如く内容はほとんど彼方に飛んでいった。オモロかった!おかもっさんはエエ人や!という記憶が心に置き去りにされ、おかもっさんにまた会いたい!という気持ちが沸いてくる。そして本書を読んで両親や祖母のことが昨日のことのように想起された。みなさんもおかもっさんに触れ、みなさんご自身の身近な人に触れてください…スタンダードブックストア/中川和彦 多岐にわたるジャンルでエディトリアルデザインを中心にグラフィックデザイナーとして活動されている岡本健+さんは、これまでモ・クシュラの本を多く装丁くださっています。今回は装丁のみならず、著者として文章と絵も手がけていただき、弔いとしての本づくりを試みました。岡本さんが子どもだった頃の思い出を綴った文章8篇と文章からビジュアライズされた絵23点が収録されています。 1965年、母・美容師、父・公務員の両親のもと大阪市東住吉区で生まれる。母親が東淀川区に「ファイン美容室」を開店し転居。3歳のとき、同じく美容師の祖母の教育方針により児童劇団に入団させられる。1970年、大映映画『ボクは五才』に主演。その後、中学まで芸能活動を続けるが自身の肥満といじめにより挫折。母親の母校、大阪市立工芸高校図案科を卒業の後、日下潤一氏が主宰するBグラフィックスにお世話になるが半年でドロップアウト。その後、上京。アン・ルイスが社長を務めるデザイン事務所や音楽関係のデザインを手がけた後、1994~2002年まで中垣デザイン事務所勤務。2005年、有限会社岡本健事務所を設立。 装丁:岡本健+ 判型:A5 判変形・並製 頁数:60ページ
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田口史人編「校長先生のはなし」
¥1,870
戦後昭和の卒業記念レコードに残されていた86人のはなむけの言葉を読む一冊。田口史人編 名言、人生訓、叱咤と思いやり、示唆に富む言葉の向こう側に、教育の現場から定点観測された「生の昭和史」が見えてくる。 考えさせられてホロリとくる、誰もが体験したあの日の言葉たち。 四六判ケース入り 本体大きさ: 189×130×12 mm
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田口史人「店の名はイズコ」
¥1,650
食本「あんころごはん」、土地本「と豆腐軒の想い出」と出してきた円盤/黒猫店主の文庫本三部作の最終巻は”店”と”物”の話です。 レコードや古物を買い集め、売り渡す、人から人へ、物が渡るときに触れ合ったり触れ合わなかったりする心と場所の話。 人と、物と、場所の事情が生んだ、不思議な話をいろいろ書きました、ユニークなできごと、哀しい話、優しい話を思い起こして綴りました。 これは「物体」との蜜月を終えた音楽へのレクイエムでもあります。 装丁は宮一紀、表紙も含め、たくさんのカラー挿絵は仙台の面白空間、駄菓子屋よしぎのの名物店長ジョンさんの描き下ろしです。 文庫判 105×148×22mm
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田口史人「と豆腐軒の想い出」
¥1,540
食本「あんころごはん」に続く文庫シリーズ第2弾。小学生の頃の城跡巡りにはじまり、ライヴ・ツアー、トークショウなどで日本全国を歩き回ってきた著者が、各県の印象やエピソードを綴ったエッセイ集。お土地柄、人との関係、出来事、風景から淡く描く現代風土記。以前ハンドメイドのホッチキス留めで作っていた冊子の文章を元に、各県の話をさらに1本ずつ書き下ろし、沖縄をテーマにしたすこし長めのおはなしで構成したものです。 装丁は、「二〇一二」「あんころごはん」「骨折映画館」など、リクロ舎の本の多くを手掛けている「nobody」の宮一紀。本作では彼の子供が作った貼り絵に特殊な加工を施した装丁を施工しています。 文庫判 105×148×8mm
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田口史人「あんころごはん」
¥1,320
黒猫・円盤店主によるはじめての「食」をテーマにした書籍 「味覚は記憶の上に築かれる。私の「美味い!」は、ここにある記憶たちによって作られた。誰にでもある食べ物の記憶たちが走馬灯のように紡がれる」 37本の食話に加えて、ゲスト執筆にて安田謙一、上野茂都、遠藤哲夫のお三方にもエッセイを寄稿していただきました。 装丁:宮一紀 挿絵:三村京子 文庫判 105×148×11mm
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【サイン本】山下賢二『やましたくんはしゃべらない』
¥1,760
※ 著者直筆サイン入りです。 学校で一度もしゃべったことがない山下君。 作文を発表することになった山下君は、ラジカセに録音した声を流して発表した。 ちょっと変、だけど気になる男の子のお話。 32ページ 大きさ: 217x275x7 mm
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【サイン本】ホホホ座『わたしがカフェをはじめた日。』
¥1,375
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理想の暮らしは、カフェにある? 京都を中心とした、カフェを営む女性店主たちに、自分の喫茶店をはじめるまでの経緯や、そのときに思っていたことなどを語ってもらった、読み進めるうちに、彼女たちの個性的な人生観が見えてくる、一風変わったイラスト・インタビュー集。 数ある店舗の中から、個性的なカフェをピックアップし、インタビュー取材・イラストを手掛けたのは、「ホホホ座」。京都の個性派書店として知られた「ガケ書房」店主の山下賢二を中心に結成された、注目の集まる企画編集グループです。 ほかにも、作家・吉本ばななの寄稿、焙煎家・オオヤミノルの独特な仕事論など、気になるコラムも掲載。読むとカフェについて考えたくなる一冊です。 〈 編集者からのおすすめ情報 〉 サラリーマンをしていると、不意に「会社をやめて、自分の店が持てたらどんな暮らしになるだろう…」と考えることがある。「いやだめた、きっとすぐに潰れる」、「やりたいけど資金が無いし…」などと、すぐに現実に引き戻される。そんな心境のときに、本書を読むと心がスッと軽くなる。そして、未来に楽しいことが待っている気がして、ワクワクしてくる。そんな一冊です。 〈 目次をみる 〉 ・わたしがカフェをはじめた日。の京都地図 ・マニアックスター ・ひだまり ・雨林舎 ・KITA CAFE ・コーヒと定食 つばめ ・FACTORY KAFE工船 【わたしがカフェをやめた理由。】 焙煎家・オオヤミノル ・チタチタ喫茶 ・喫茶ウズラ 京都・女性店主へ30の面倒な質問 【寄稿】 あの空気 作家・吉本ばなな ・わたしがカフェをはじめた日の詩 ・あとがきのようなつぶやき 88ページ 大きさ:190 × 265 × 11 mm
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青山ゆみこ『元気じゃないけど、悪くない』
¥2,090
SOLD OUT
50歳の急カーブ、愛猫との別れ、不安障害、めまい、酒や家族との関係… わけのわからない不調のどん底から、リハビリが始まった――。 「わたしの心と身体」の変化をめぐる、物語のようなノンフィクションであり、ケアの実践書。 *** 「死にたい」と思うほどの状態から、「これなら生きていてもいいかも」と思える状態になるまでの心身のリハビリについて書いてきたのだと、書き終えてわかった気がした。 (…) 無傷ではないし、今後は古傷が疼くことがあるのかもしれない。全快しゃきしゃきの元気いっぱいでもない。でも「回復」とは異なるカタチで、わたしは自分の人生を新たに立ち上げて生きている。そういうの、全く悪くない。むしろ、悪くないと思うのだ。 ――本文より *** 「コントロールしよう」を手放し、自分が変わったと実感するまでの3年間の記録。 装画・挿画・題字 細川貂々 目次 まえがき 第一章「わたし」をつくってきたもの はじめての猫/実家の犬/家族のなかの「序列」/愛に対する条件/はじめて得た「フラットな関係性」/特別に大切な存在 第二章 「食と酒」の生活改善 切実に迫る「老い」/パーソナルトレーニングという選択/わたしという身体資源の有効活用/なにを食べたらいいですか?/三十年来の悪友、お酒/「のんだくれゆみこ」と「ノンアルコールゆみこ」/「飲まない自分」への違和感 第三章 ある日心が振り切れた 親は子どもに呪いをかけてしまう/「躁」っぽい思考の暴走/わたしを引き留めた回顧録『エデュケーション』/大震災と母の看取りのフラッシュバック/これがパニック障害? 不安障害? 第四章 ほんの小さな第一歩 身体は動きたがっている/病院に行くのも「行動」/家事を諦めるという難問/「保留」にできた仕事/書くを手放す/自分はコントロールできない/メンタル本で学んだセルフケア/心にやさしい物語の世界 第五章 自分の居場所をつくる 「わたしの部屋」が必要だ/窓を見上げて歩く/心が動くと身体も動く/窓の大きな小さな部屋/自分の「好き」だけの空間/オープンダイアローグという「対話の手法」/安心して関われる人 第六章 誰かと関わるための小さな部屋 踊るくらいさせろや!/気を楽にするって超難問なわけで/しょぼいコーピングを増やす/小さな部屋に芽吹くもの/仲間との出会い/はじめてのオープンダイアローグ/自分を突き動かした一冊の本/「わたしは変わった」という事実/映画『プリズン・サークル』の衝撃 第七章 めまいを巡る冒険 ふわふわの正体は「浮動性めまい」/病院行脚、再び/めまい専門医との出会い/ついに可視化されためまい/ケンケンから始めた運動療法/だいたい血行/のらりくらりと有酸素運動/禁酒とも異なる「酒離れ」 第八章 自分のこともわからない フライト前の「遺言」/誰のこともわからない/婦人科での三度目の正直?/キックボクシング事始め/わたしの身体は頭がいい/窓の大きな小さな部屋、ありがとう/わたしは書き始めた/手放す あとがき 大きさ:188 × 128 x 17 mm 著者情報 著: 青山ゆみこ(あおやま・ゆみこ) フリーランスの編集・ライター。1971年神戸市生まれ。神戸松蔭女子学院大学非常勤講師。対話型文章講座を主宰。著書に『人生最後のご馳走』(幻冬舎文庫)、エッセイ『ほんのちょっと当事者』(ミシマ社)。共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、震災後の神戸の聞き書き集『BE KOBE』(ポプラ社)などがある。
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蟹の親子『日記集 水筒 』
¥1,595
2023年1月1日〜12月31日までの日記 身体と記憶をめぐるエッセイを書くことにした半年後、数年ぶりに弟に会いに行き、散髪について行った。ちょうどその頃、彼のこと書いていた。 商業誌での文筆家デビューを目指すが、「人に開く」文章を書けない日々が続く。とか言いながらも旅行には行くし、相変わらずごろごろしているし、あちこちに苛立ってもいるし、何より、回転寿司に行きまくっている。 サイズ:A6 本文:512ページ スピン付き
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BRUTUS(ブルータス) 2024年 2月1日号 No.1000[人生最高のお買いもの。]
¥880
ブルータス通巻1000号!記念号のテーマに選んだのは「人生最高のお買いもの」。 人が欲しいと思うものには、その人の価値観や人生観が現れます。 何を思い切って手に入れて、何を大切にしてきたか。 “お買いもの”とは究極の消費行動であると同時に、自分の人生を彩るために何が必要なのかを教えてくれる、まさに私たちが発し続けてきたメッセージそのもの。 ブルータスゆかりの人々のベストバイストーリーをページ大増量でお送りします。 そしてもう一つの目玉企画として、特集を紙の雑誌だけで完結せずにデジタル上での体験へも広げていこうと考えました。 名づけてブルータスのオンライン商店街「あしたのベストバイマーケット」。 記念すべき1000号を、どうぞお愉しみください。 目次 蒼井優さん、最近お買いものしてますか? 特集 人生最高のお買いもの。 杉本博司/矢野直子/西沢立衛/会田 誠/日野明子/春日武彦/穂村 弘/原川慎一郎/ セントチヒロ・チッチ/宇多丸/中原慎一郎/小林和人/藤田貴大/ナガオカケンメイ 宇賀なつみ/清水奈緒美/岡部文彦/内沼晋太郎/諏訪 敦/阿部和重/斉藤壮馬/紺野 真/ 吉田怜香/冷水希三子/ジェリー鵜飼/平野紗季子/タナカカツキ/羽田圭介 和多利月子/家入一真/山田 遊/矢口憲一/中川政七/マイク・エーブルソン/堀切和久/ 星野佳路/平野太呂/江口宏志/郷古隆洋/箭内道彦/五十嵐大介/古市憲寿 高橋 盾/平林奈緒美/千 宗屋/山口 晃/幅 允孝/若木信吾/在本彌生/藤井隆行 吉泉 聡/土屋智哉/永井 博/三浦崇宏/伊勢春日/鈴木恵太/ヒャダイン/ 前田 淳/森岡督行/岡本 仁/大熊健郎/大島依提亜/小林エリカ/ローランド よしいちひろ/高田 唯/大谷優依/脇田あすか/河村康輔/伊藤まさこ/小林 眞/斎藤幸平/花井祐介/ 戌井昭人/しまおまほ/haru./タイタン/エリイ/大石 学/坂本大三郎/佐藤健寿/みうらじゅん 目利きにも聞いてみた。 価値急騰のお宝自慢! 小松隼也/加藤忠幸/坂矢悠詞人/なべやかん センスのいい友にも聞いてみた。 気になる、あの人、あの服。 服部昌孝/吉岡レオ/野中卓也/白橋誠一郎/米山周子/三部正博 ミニマリストにも聞いてみた。 ものを持たないデザイナーが、それでも欲しかった家具や器。 増子由美/米谷ひろし お取り寄せ四天王にも聞いてみた。 地球最後の日に食べたい一品。 秋元 康/松任谷正隆/酒井順子/佐藤可士和 101歳にも聞いてみた。 楽しんで作ればいいんだよ、と心も創作も自由にしてくれた宝物。 柚木沙弥郎 BEST BUY 2023 100人が選ぶ、2023年最高のお買いもの。 特別付録 祝! あの人が描く、BRUTUS 1000号記念ステッカー。 別冊付録 NOT A HOTELという、人生最高のお買いもの。 Book in Book あしたのベストバイマーケット あしたのベストバイ、〈ISETAN SALONE〉にも。
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【予約・サイン本】福田平八郎&最果タヒ『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』
¥1,700
SOLD OUT
※ ご注意ください! こちらは数量限定の【サイン本】となります。最果タヒさんの直筆サイン入りです。少しお時間をいただき3/20以降発送予定です。お手元に早く届く3/9頃発送予定の【サインなし本】ではありません。 予約大阪中之島美術館にて近代京都画壇の巨匠・福田平八郎の大回顧展「没後50年 福田平八郎」が2024年3月9日~5月6日(月・休)の会期で開催されます。本展開催に際し、本展出展の9点の作品に最果タヒさんが書き下ろした7篇の詩と2つのエッセイを収録した詩集『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』が限定発売されます。今、もっとも注目を集める詩人・最果タヒさんと、今年没後50年を迎えながら、その斬新な表現で輝きを増しつづける日本画家・福田平八郎の時空を超えたコラボレーションです。現代詩と日本画、響きあう自然への眼差しにご期待ください。 【最果タヒさんコメント】 自分と違う時代を生きる人のそばにも、季節はあり、季節はめぐり、遠くの誰かにも季節はいつも訪れる。ただずっと何もかもが同じ「永遠」よりも、本当の意味で繰り返され、けれど決して停止することはない、生きる人のための「永遠」が季節の中にはあると思います。このことを考えたのは福田平八郎の絵を見ているとき。絵から季節を感じる時、過去も今もそれから未来も重なって見える。その中で生きる人の心の揺らぎが言葉にできたらいいなと思い、詩を書きました。 ■タイトル 『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』 画:福田平八郎 詩・文:最果タヒ ■内容 福田平八郎の作品図版9点と、最果タヒの詩7篇、エッセイ2本 ■掲載作品 《漣》重要文化財 昭和7年(1932)大阪中之島美術館、《青柿》昭和13年(1938)京都市美術館 ほか 計9点 ■仕様:A6変形サイズ/上製本/オールカラー40P
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【サインなし】福田平八郎&最果タヒ『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』
¥1,700
SOLD OUT
※ ご注意ください! こちらは【サインなし本】となります。3/20以降発送予定の最果タヒさんの直筆サイン入り【サイン本】ではありません。 予約大阪中之島美術館にて近代京都画壇の巨匠・福田平八郎の大回顧展「没後50年 福田平八郎」が2024年3月9日~5月6日(月・休)の会期で開催されます。本展開催に際し、本展出展の9点の作品に最果タヒさんが書き下ろした7篇の詩と2つのエッセイを収録した詩集『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』が限定発売されます。今、もっとも注目を集める詩人・最果タヒさんと、今年没後50年を迎えながら、その斬新な表現で輝きを増しつづける日本画家・福田平八郎の時空を超えたコラボレーションです。現代詩と日本画、響きあう自然への眼差しにご期待ください。 【最果タヒさんコメント】 自分と違う時代を生きる人のそばにも、季節はあり、季節はめぐり、遠くの誰かにも季節はいつも訪れる。ただずっと何もかもが同じ「永遠」よりも、本当の意味で繰り返され、けれど決して停止することはない、生きる人のための「永遠」が季節の中にはあると思います。このことを考えたのは福田平八郎の絵を見ているとき。絵から季節を感じる時、過去も今もそれから未来も重なって見える。その中で生きる人の心の揺らぎが言葉にできたらいいなと思い、詩を書きました。 ■タイトル 『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』 画:福田平八郎 詩・文:最果タヒ ■内容 福田平八郎の作品図版9点と、最果タヒの詩7篇、エッセイ2本 ■掲載作品 《漣》重要文化財 昭和7年(1932)大阪中之島美術館、《青柿》昭和13年(1938)京都市美術館 ほか 計9点 ■仕様:A6変形サイズ/上製本/オールカラー40P
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【特典付】奈良敏行『町の本屋という物語』
¥2,420
※ 数量限定で奈良敏行さん直筆コメント入り『音信不通』を一部プレゼントいたします。 『町の本屋という物語』 奈良敏行著 三砂慶明編 46判上製240頁 本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。 本屋「Title」店主・辻山良雄さん推薦! 鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。 鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。 いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。 本屋「Title」店主・辻山良雄 人生のあるとき、立身して生きるか、それとも「自分らしく生きるか」の岐路に立つ。でも自分らしく生きるには才能がいる。芸術家なんかそうですよね。私は本が好きなだけで才能もない。でも好きな本からは遠ざかりたくない。そんな時、「本を商う」という選択肢があったことがとてもうれしい。 「小さな商い」はとてもビューティフルなものだ。ここが始まりで、ここが終わりという性質の、ささやかだが至福の場所なのだ。(本書「本屋の学校」より) 奈良敏行(なら・としゆき) 1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。共著書に、『街の本屋はねむらない』(アルメディア)、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)など。 三砂慶明(みさご・よしあき) 1982年生まれ。「読書室」主宰。株式会社工作社などを経て、梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。著書に『千年の読書』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』がある。 ………目次……… はじめに 身過ぎ世過ぎは草の種 第一章 町の本屋という物語 楽しい本屋は可能か/“夢を託す”ということ/どうして素人が書店を始めることになったかと言うと……/日常の可能性/本のことは井狩春男さんに教わった/本を並べる/本屋の愉しみ/ブック・カバーへの思い入れの話/定有堂から/人文書で、もうおともだち /町の本屋の物語 第二章 「書店」と「本屋」 「本屋」論/ザ・ブックマン/本屋は「舞台」なのだ/本の紹介は楽しい/本屋のカスタマイズ/「本屋アジール」論/本の泉/「書店」と「本屋」/ウェブ、そして町の本屋/町の本屋から生まれた本──『伝えたいこと』出版のこと 第三章 「身の丈」の本屋 人に教わり、本に教わる/座敷わらしの荒ぶる魂/本屋の学校/本屋を歩く/なぜ人文書なのか/本屋ですから/希望/本屋の源泉/スタンダードとカスタマイズ/京都書店研修会へいく/永六輔さんトーク&サインの会顛末記/朋有り遠方より来る/ノアの箱舟/バーチャル書店/町の書店に未来はあるか 第四章 本屋の青空 書と戯れる/就職しないで生きるには/脱個性/徳俵/一周遅れのトップ/書の底力/町に生きる/再生力/本屋と個性/本のビオトープ/好きだからやる 第五章 定有堂書店の生成変化 本屋の未来を創造する/定有堂書店の生成変化 附録 定有堂書店の本棚 往来のベーシックセオリー あとがき 一冊の本の衝撃 編者後記 三砂慶明 奈良敏行・定有堂書店略年譜
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【サイン本】最果タヒ『無人島には水と漫画とアイスクリーム』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。2種ある直筆の言葉は選べません。 詩人が漫画で考える、 自分・他人・友達・孤独・好き・嫌い・愛・憎・挫折・復活・生・死・嘘・本当・物語・世界…… 25作の漫画をきっかけに、「詩人・最果タヒ」の思考が自在に広がる。 共感・驚愕!! 最果ワールドの深淵に迷い込む、「いちばん濃密」なエッセイ集。 「愛情はすべて自立している」 「誰にも理解されなくてもよい、と思える感情が一つでも自分にあるなら、それは自分だけの人生をちゃんと手にしているというその実感につながるだろう」 「現実を現実として直視して生きるために、物語は必要なんだろう」 ── 本文より これは、単なる「マンガ論」ではない。 〇〇 漫画史に残る傑作から、いま話題の大ヒット作まで! 〇〇 25のエッセイで、25の漫画を考える。 『違国日記』 ヤマシタトモコ 『タコピーの原罪』 タイザン5 『ZUCCA×ZUCA』 はるな檸檬 『火の鳥 未来編』 手塚治虫 『彼氏彼女の事情』 津田雅美 『ルックバック』 藤本タツキ 『ゴールデンカムイ』 野田サトル 『ポーの一族』 萩尾望都 『映像研には手を出すな!』 大童澄瞳 『BLACK LAGOON』 広江礼威 『マチネとソワレ』 大須賀めぐみ 『放課後ひみつクラブ』 福島鉄平 『忍者と極道』 近藤信輔 『ヨコハマ買い出し紀行』 芦奈野ひとし 『ちびまる子ちゃん』 さくらももこ 『宝石の国』 市川春子 『半神』 萩尾望都 『女の園の星』 和山やま 『X』 CLAMP 『バーナード嬢曰く。』 施川ユウキ 『笑う大天使』 川原泉 『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』 芥見下々 『プリンセスメゾン』 池辺葵 『鬼滅の刃』 吾峠呼世晴 『秘密 THE TOP SECRET』 清水玲子 +++ 書きおろし「アイスクリーム話」3篇も収録 +++ 著者:最果タヒ 画:カワイハルナ ブックデザイン:佐々木 俊 仕様[四六判/218ページ/並製]
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まいにちレコード作品集 - MANICHI RECORD COMPLETE COLLECTION 2021 - 2024
¥8,800
まいにちレコードの全800作品を収録した800ページの作品集です。 縦105mm / 横 148mm / 厚さ 48mm 800ページ オリジナルプリント2枚がつきます。 画像4〜9枚目をご参照の上お選び下さい。
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福嶋聡『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』
¥3,300
カウンターデモに参加したわけでも、座り込みに参加したわけでもない。書店での、本を媒介しての活動や発信は防御壁に囲まれた「安全地帯」からのものに過ぎなかったのではないか? ここまで自分を追い詰めたとき、ぼくは我に返った。 ――本文より 著者はおよそ10年間、「ヘイト本」という現象をめぐって「書店の役割」を自問自答しつづけてきた。書店は「言論のアリーナである」という帰結を見出したと思えたが、葛藤が消えたわけではない。60冊を超える書物から言葉を引きながら、「ヘイト本」をめぐる自問自答の軌跡を披歴。「書店とは何か」――40年以上にわたる葛藤や決意の収斂。書店員という枠を超えた思索の書。 【目次】 Ⅰ 明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか 第1章 「アリーナ論」の発端/第2章 『NOヘイト!』フェア顛末記/第3章 「歴史の抹消」の抹消/第4章 歴史修正主義とベストセラー Ⅱ ただ嘆くだけで、終わってしまったのではないだろうか 第5章 討議と敵対/第6章 敵側の言説/第7章 対峙姿勢/第8章 書店の棚と民主主義 Ⅲ その本はなぜ、多くの人を惹きつけるのだろうか 第9章 書店を襲う「非日常」/第10章 「正義」の争い/第11章 公開対決の場 Ⅳ 「わからない」は、何を意味するのだろうか 第12章 負の歴史との対峙/第13章 沖縄の戦後史を学ぶ/第14章 差別の相対的構造 Ⅴ やはり発端は、「自分探し」ブームだったのだろうか 第15章 アイデンティティがもたらすもの/第16章 『脱アイデンティティ』と『自我同一性』を読み返す/第17章 「アリーナとしての書店」の条件/第18章 『スマートな悪』との出会い/第19章 歴史戦、思想戦、宣伝戦 Ⅵ 弱者攻撃の動機は、どこから来るのだろうか 第20章 書店を「言論のアリーナ」と呼ぶ所以/第21章 書店という生業の存在理由/第22章 名もなき人々の歴史を伝える著作/第23章 反差別の発信 Ⅶ ヘイトスピーチ・クライムの厳罰化は、なぜ進まないのだろうか 第24章 『ヘイトスピーチはどこまで規制できるか』を読む/第25章 『刑法入門』で考えるヘイトクライム/第26章 ヘイト言説と向き合う場/第27章 「動かぬ証拠」としての書物 Ⅷ 書店は、「言論のアリーナ」になりうるのだろうか 第28章 『賢人と奴隷とバカ』と『NOヘイト!』フェア/第29章 「闘争の場」の消失/第30章 「ヘイト本」の駆逐が意味すること/第31章 「加害者の側に立てる勇気」とは/第32章 揺籃としての書店 448ページ 寸法 188 x 128 x 26 mm
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ぞうのマメパオ マスキングテープ
¥550
SOLD OUT
マメパオが歩く様子をコマ送りで見たような、かわいいイラストが並ぶマスキングテープです。 製造は「mt」でお馴染みのカモ井加工紙さんにお願いし、品質もしっかりとしたものに仕上がりました。 サイズ:15mm×7m
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『つづくをたべる食堂(別冊レシピブック付き)』
¥3,190
郷土料理って、おもしろい! 「食」のロングライフデザインの活動の場として、2012年にスタートした渋谷「d47食堂」。メイン料理は、地域の食文化を丸ごといただける都道府県別の定食です。定食づくりでは、まずディレクターとスタッフが現地を旅することから。この旅する定食屋「d47食堂」の立ち上げからの10年と郷土料理の可能性を、ディレクター・相馬夕輝が書き下ろしました。 スタッフにも人気の7つの郷土料理をご家庭でつくれる、レシピ冊子と、各地のD&DEPARTMENTのお店(*)でのご飲食時に使える「コーヒー or オリジナルクッキー チケット」付き。(*ご利用可能店舗|東京・d47食堂|富山・D&DEPARTMENT DINING TOYAMA|三重・D&DEPARTMENT MIE by VISON|京都・d食堂 京都 ) 著者 相馬夕輝(D&DEPARTMENT PROJECTディレクター) 1980年生まれ。D&DEPARTMENT OSAKA店長、ストア事業部門ディレクターを経て、飲食部門「つづくをたべる部」ディレクター。全国を取材し、その土地の食文化を活かしたメニュー開発や、イベント企画などを手がける。2016年より「渋谷のラジオ」内番組〈SHIBUYA d&RADIO〉パーソナリティー。2021年、滋賀県長浜市に発酵食文化が体験できる複合文化施設「湖のスコーレ」を、「くるみの木」石村由起子氏と共同プロデュース。 本体サイズ :横 120mm 奥行 23mm 高さ 158mm
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シブヤメグミ『懺悔の値打ちもない』
¥1,550
SOLD OUT
※ 天に少し汚れがあるので、値下げしました。 新宿の片隅で秘密めいたバーを経営するシブヤメグミは「嵐を呼ぶ女」だ。ホストにホームレス、ミュージシャン、弁当屋のおやじにAV映画監督・・・・・・「このひとはいったいどうやってこんなに突拍子もない人間たちと出会って、いきなり親しくなってしまうんだろう」という積年の疑問が嵩じて、メールマガジンで「シブメグの人生小劇場」という連載をしてもらっているが、どんなすごいひとよりもすごい体験を、自分がずっと抱えたまま生きていることを最近知った。 実の母親が巻き込まれしゃぶり尽くされ食いちぎられた、どうしようもなく圧倒的に獣のような男の欲望人生を、餌食となった女たちがいま語り出す。読んでつまらないから三文小説と言うけれど、どんなに想像力が枯渇した小説家でも躊躇するような展開が現実に起こってしまうと、その圧倒的なリアリティに僕らは立ちすくむしかないのだった。 都築響一 文庫版 191ページ
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TRANSIT No.62 コーカサスが呼んでいる!
¥1,980
SOLD OUT
ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン。近年、国際社会のなかでも、旅先としても注目を集める3国は、黒海とカスピ海に挟まれた大コーカサス山脈の南に広がっています。古くから文化や民族が行き交い発展してきた彼の地は、険しい山々や広大な湖など豊かな自然地形を擁し、数々の神話の舞台になったり、伝承によればエデンの園があったといわれるなど神秘的な場所。一方でロシアや中東、ヨーロッパの間に位置することから周辺大国の支配下に置かれたり、戦乱に巻き込まれるなど混沌の歴史も存在します。ソ連崩壊後の1991年にはそれぞれ独立をはたし、育んできた文化やアイデンティティへの誇りを胸に、独自に歩みを進める3国。ワイン発祥ともいわれる食文化や秘境に佇む修道院、伝統的な暮らしを営む山岳の民、オイルマネーで成長する街まで。まだ見ぬ景色を求めて、コーカサスへと旅に出ました。 個人的にはイベントでお世話になったお二人が載っているのがうれしい…スタンダードブックストア/中川和彦 ↓ ⚫︎ぐるぐるグルジア、20年前の物語のつづき ジョージア/アジャラ地方、イメレティ地方、パンキシ渓谷 写真・文=高橋ヨーコ ⚫︎2017年のナゴルノ・カラバフ 写真・文=在本彌生 大きさ: 270×210×12 mm
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【ポストカード付】最果タヒ『落雷はすべてキス』
¥1,430
※ サインはありません。 『夕焼けの詩』『残暑の詩』『上弦の月の詩』3種のうちから1枚お付けいたします。『波音の詩』はなくなりました。ポストカードはお選びいただけません。 祈りと予感に満ちた言葉が世界の極北を切り開く、最果タヒの最前線。 読む人の世界の美しさのきっかけになりたい――。webマガジン「yom yom」掲載詩を中心に、「最果タヒ書店」のグッズ、雑誌、SNS発表作品を加えた44編を収録。詩の映画化、個展、作詞、街とのコラボレーションなど、ジャンルを超え続ける詩人が、言葉にならない思いを紡ぎ、未知の感覚を呼びさます最新詩集。 大きさ: 185×130×7 mm
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【サイン本】最果タヒ『落雷はすべてキス』
¥1,430
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 祈りと予感に満ちた言葉が世界の極北を切り開く、最果タヒの最前線。 読む人の世界の美しさのきっかけになりたい――。webマガジン「yom yom」掲載詩を中心に、「最果タヒ書店」のグッズ、雑誌、SNS発表作品を加えた44編を収録。詩の映画化、個展、作詞、街とのコラボレーションなど、ジャンルを超え続ける詩人が、言葉にならない思いを紡ぎ、未知の感覚を呼びさます最新詩集。 大きさ: 185×130×7 mm
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『日本のまちで屋台が踊る』
¥2,530
それぞれの屋台にはドラマがある! なぜ屋台に行き着き、どう屋台をまちで動かすか。 5人の屋台実践者へのインタビューと、都市や社会学、哲学など分野を超えた専門家へのインタビューなどを通して、現代の「屋台」から暮らし方、働き方、社会への関わり方などを考える。 屋台はまちへとび出し、踊る。 _____ 目次 1.屋台をつくり、動かす人たち──屋台実践者インタビュー 屋台実践者1 生きる選択肢としての屋台 今村謙人(カモメ・ラボ) 屋台実践者2 世界に幅と揺らぎあれ──抗い、作り、街に出る モリテツヤ(汽水空港) 屋台実践者3 生活範囲を走る!自転車屋台 鈴木有美(パーラー102) 屋台実践者4 毎夜東京をさまよう屋台 神条昭太郎(TWILLO) 屋台実践者5 医者、街に出る──屋台でウェルビーイングを 孫大輔(家庭医) 2.屋台のある風景 3.屋台再考──専門家レクチャー レクチャー1 失敗したらトンズラすればいい──その日暮らしの屋台学 小川さやか(文化人類学) レクチャー2 現代屋台の社会学 南後由和(社会学) レクチャー3 日常の小さなことに寄り添う 鞍田崇(哲学) レクチャー4 闇市の発生から都市が再生する 石榑督和(建築史・都市史) レクチャー5 ギブ・ギブ・ギブ!やることなすこと根拠なし 栗原康(政治学) 4.橋ノ上ノ屋台の一日 5.対談 屋台のある風景(は増えるか) 阿部航太「街は誰のもの?」+笹尾和宏「PUBLIC HACK」 _____ 編者:中村睦美、今村謙人、又吉重太 デザイン:阿部航太 サイズ:46判(H188mm*W128mm) 仕様:並製本/無線綴じ/ビニールカバー装 ページ:272 言語:日本語
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【サイン本】友田とん『先人は遅れてくる パリのガイドブックで東京の町を闊歩する3』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。特典ペーパー「先人は遅れてくる」と「ハヤカワ文庫化記念特別冊子」付 「これは?」 「お玉です!」 それはわかる。しかし、今なぜここでお玉なのか。(本文より) コロナ渦中の町を歩き、近所で見かけた看板の言葉をきっかけに本当の言葉探しをはじめた「私」は、町を歩き、 弘法大師と高野山から、『オズの魔法使い』、松任谷由実のドキュメンタリー番組、 『西遊記』など何かを求める旅の物語に思いを馳せるうちに、半導体エンジニアの職へと導かれた出会いの記憶へと至って……。 訪ねた土地で芋づる式に記憶を蘇らせていく至福。 「このお玉がね、随分前から家の台所に仕舞ってありましてね、 いったいこれはなんだろうな、なんだろうなと思っていたんです」(本文より) ◉目次 第1章 半径1km圏内の言葉 第2章 弘法大師のご利益か 第3章 繰り返しの効能 第4章 先人は遅れてくる ◉書誌情報 新書判144頁カラー、並製本(カバー・帯付き) 発行者:代わりに読む人 著者:友田とん 装画・挿画:いちろう 装幀:千葉美穂 編集協力:松井祐輔 校正:北村さわこ ◉著者略歴 友田とん(ともだ・とん) 作家・編集者。ひとり出版社・代わりに読む人代表。著書に『ナンセンスな問い』、 『『百年の孤独』を代わりに読む』ほか。文芸雑誌『代わりに読む人』編集発行人。柏書房のWEBマガジンにて 「地下鉄にも雨は降る」を連載中。敬愛する作家はガルシア=マルケスと後藤明生。 ----(ここまで)
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『WINONA by Winona Ryder, Robert Rich』
¥11,000
※ 第二版です。 アメリカ人フォトグラファー、ロバート・リッチ(Robert Rich)の作品集。本書は、90年代のファッションアイコンであり、現在も女優として活躍するウィノナ・ライダー(Winona Ryder)を写した未公開写真100点以上を収録しており、そのほとんどはニューヨーク、ソーホー地区のマーサーストリートにある、ファッションデザイナー、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)自身初の直営第1号店の地下にかつてあった作者のオフィスで撮影されたものである。 ウィノナ・ライダーのほかにも、グレース・ジョーンズ(Grace Jones)、ケイト・モス(Kate Moss)、マーク・ジェイコブス、キアヌ・リーブスの母親パトリック・テイラー(Keanu Reeves)、パティ・スミス(Patti Smith)、ダリア・ワーボウィ(Daria Werbowy)などセレブリティたちの姿も登場する。 アメリカ人ファッションデザイナー、マーク・ジェイコブスが書き下ろした前書き、作者による序文を掲載。編集とデザインは、作者の友人であり、写真家のフランチェスカ・ソレンティ(Francesca Sorrenti)が担当。 「90年代後半、私は念願だったニューヨークのダウンタウンの中心街で働くことになった。ニューヨークは、私の故郷になるとずっと思っていた街だ。私はマーク・ジェイコブスの店舗の広報担当副社長になった。当時、モデルやセレブリティに会い、スタイリングし、個人的に有名な顧客名簿を持つようになった。マーサーストリートにあるマーク・ジェイコブスの地下のオフィスには、毎日インスピレーションが溢れていた。雑誌や新聞の切り抜きが蓄積され、私の壁はたちまち有名人の壁となった。私は、自分が着せた顧客のポラロイド写真を撮って飾るようになった。ザ・キルズやコートニー・ラブのようなロックスターから、ケイト・モスやジゼル・ブンチェンのようなスーパーモデル、オスカー受賞者のヒラリー・スワンクやソフィア・コッポラ、さらにはヒップなアップタウンのソーシャライツまで。ここでは、ありのままの自分でいられた。私は彼女たちの信頼を得て、私のスタイリングアドバイスや友情を信じてくれるようになった。ポラロイドは、私たちの仕事上の関係の気楽さと友情の始まりをとらえていた。1999年、私の大好きなアイドルの一人が店に、そして私の前に現れた。 『新作、大好きだよ』と、彼女に言った。当時、『17歳のカルテ』がちょうど公開されたばかりだった。私の目の前には、映画スター、ウィノナ・ライダーがいた。私たちの関係が深まるにつれて、私はメット・ガラや、ウィノナの主要なイベントには必ず出席するようになった。レストランに行ったり、マークについていったり、ただソーホーの街を歩いたりする私たちを、プレスは常に撮影していた。会うたびに、ポラロイドに次ぐポラロイド、写真に次ぐ写真。私たちは店に来る他のセレブや友人たちと楽しく過ごし、友情が花開いた。時には昼から夜まで、パーティーやレストランに一緒に行った。スナップするのがとても楽しかった。20年以上の友情が生まれた。私はいつだって彼女の『シュヌーキー』であり、彼女はいつも私の『シュヌーカムス』だ!素晴らしいウィノナ・ライダーとの友情を分かち合うことができてとてもわくわくする。」- ロバート・リッチ、序文より 「『マーク・ジェイコブス』の黎明期、マーサーストリート店の地下(特にロバート・リッチのオフィス)は、ウィノナ、ケイト、セルマ、ソフィア、そして私自身が無数の時間を過ごした隠れ家のような場所だった。そこでウィノナとロバート(店長であり、MJファミリーの長年のメンバー)は絆を深めた。ロバートはウィノナと自然に親しくなり、ウィノナを私たちの家族に引き入れた。長年にわたり、ウィノナはキャンペーンのモデルを務めてきたが、私にとって最も印象的だったのは、彼女が(ロバートの後押しで)2015年にマーク・ジェイコブス・ビューティーラインの広告塔になってくれたことだ。」- マーク・ジェイコブス、前書きより
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オノ・ヨーコ『グレープフルーツ・ジュース』
¥770
この本を燃やしなさい。読みおえたら。──あまりにも衝撃的なオノ・ヨーコの「グレープフルーツ」。東京で、のち英語版として世界で発売されたこの1冊に刺激されて、ジョン・レノンは名曲「イマジン」を生み出しました。その中から言葉をえらんで訳しなおした、33人の写真家との素敵なコラボレーション!!
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鷲田清一『「待つ」ということ』
¥1,540
SOLD OUT
学生時代に地下鉄のホームで彼女と待ち合わせしていた。約束の時刻になっても来ない。5分くらい経過し「こんなことは珍しいな」と思いながら待つ。10分、20分と経過。携帯電話がまだ世の中に存在しない時代で、来ない理由は全く不明。少し遅れるということを連絡はできない。何本もの列車がホームに入っては去って行く。しかしなぜだか必ず来るという確信があった。遅れるのには余程の理由があるのだろうと。1時間経過して彼女はやって来た。会うと目に涙を浮かべていた。「待ってくれてたんや」 「待つ」ということを考える時、いつもこれを思い出す。本書の「焦れ」の章にある「信頼」とは少し違うかもしれませんが…今では経験できないことです。==スタンダードブックストア/中川和彦 ひとは自分の生をどう生きてきたか。「待つ」ことから探る哲学的断章。 現代は待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。現代社会が失った「待つ」という行為や感覚の現象学的な考察から、生きること、生きていることの意味に分け入る、臨床哲学からの哲学エッセイ。 〈目次〉 まえがき 1 焦れ 2 予期 3 徴候 4 自壊 5 冷却 6 是正 7 省略 8 待機 9 遮断 10 膠着 11 退却 12 放棄 13 希い 14 閉鎖 15 酸欠 16 倦怠 17 空転 18 粥状 19 開け あとがき
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【サイン、メッセージ&特製スタンプ押印本】北野貴大『仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢』
¥1,650
※ 著者直筆サイン、直筆メッセージ&特製スタンプ押印。メッセージは選べません。 500人の離職経験者の本音をきいた著者が書く日本初のキャリアブレイク本 転職・キャリア・生き方に迷うすべての人へ新しい選択肢を送る本 「キャリアブレイク」って何? 一時的に離職、休職するなどして、仕事に就かない期間を持つこと。目的は休息、子育てや介護などのライフイベント、勉強、資格取得、旅行など人によって様々。 元々欧州で使われ始めた言葉。 ・本書のために40人以上の当事者に取材 実はキャリアは十人十色。離職から復職までの多様なホントの話を収録 ・人事や転職エージェントに聞いた本音 「履歴書の空白は良くない」というのは本当か、ぶっちゃけ聞いてみた ・休職・離職中、お金はどうする?なんとかなる? 当事者にきいてみたキャリアブレイク中に使ったお金、もらったお金 『私が500人以上もの人に話を聞く中で、よく聞く言葉はこんな言葉です。 「これを選んだことを後悔していない」 「今に納得している」 「キャリアブレイクを選んでよかったと思ってる」 「意外と周りにもキャリアブレイクしてる人がいたし一人じゃなかった」 そう思うまでには、どのような道のりがあったのでしょう。 キャリアブレイクを選んだ人たちの経験やキャリアブレイクを社会や企業がどう見ているのかなどを知ってもらい、 人生やキャリアを考えるときに今まで想像もしていなかった第3の選択肢があるということをお伝えしたいと思っています。』 (「はじめに」より)
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『鬱の本』
¥1,980
SOLD OUT
本が読めないときに。 鬱のときに読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。 「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集。84人の鬱の本のかたち。 (夏葉社さまの『冬の本』にインスパイアされてつくった作品です)。 この本は、「毎日を憂鬱に生きている人に寄り添いたい」という気持ちからつくりました。どこからめくってもよくて、一編が1000文字程度、さらにテーマが「鬱」ならば、読んでいる数分の間だけでも、ほんのちょっと心が落ち着く本になるのではいかと思いました。 病気のうつに限らず、日常にある憂鬱、思春期の頃の鬱屈など、様々な「鬱」のかたちを84名の方に取り上げてもらっています。 「鬱」と「本」をくっつけたのは、本の力を信じているからです。1冊の本として『鬱の本』を楽しんでいただくとともに、無数にある「鬱の本」を知るきっかけになれば、生きることが少し楽になるかもしれないという思いがあります。 この本が、あなたにとっての小さなお守りになれば、こんなにうれしいことはありません。あなたの生活がうまくいきますように。 ※本書は、うつや、うつのような症状の方のためのマニュアル本や啓発本ではありません。そのため、例えば「うつ病の具体的な治療方法」などは書かれておりません。ご了承ください。 目次 「鬱」ベースの社会に (青木真兵) 怪談という窓 (青木海青子) 犬に限らず (安達茉莉子) にぐるまひいて (荒木健太) 世界の色 (飯島誠) 形を持った灯りを撫でる (池田彩乃) 棚からぼたもち落ちてこい (石井あらた) ブランコ (市村柚芽) 憂鬱と幸福 (海猫沢めろん) 世界の最悪さを確認する喜び (大谷崇) 人と共感できず、なにしろもがいていた頃の話 (大塚久生) 椎名誠『僕は眠れない』 (大槻ケンヂ) 高校時代 (大橋裕之) ウツのときでも読める本 (大原扁理) 低迷期の友 (荻原魚雷) 多摩川で石を拾おうとした (落合加依子) ポジティブ。 (柿木将平) 布団からの便り (梶本時代) 『金髪の草原』の「記憶年表」 (頭木弘樹) やらない勇気 (勝山実) 天窓から光 (上篠翔) 生れてくるという鬱 (切通理作) 「できない」自分との付き合い方 (こだま) 深い深い水たまり (小見山転子) 我輩はゴムである (ゴム製のユウヤ) 鬱の本 (佐々木健太郎) 弱々しい朝 (笹田峻彰) 不良作家とAI (佐藤友哉) ある日、中途半端に終わる (左藤玲朗) 本は指差し確認 (篠田里香) ゆううつと私 (柴野琳々子) 中学生日記 (島田潤一郎) 俺は鬱病じゃない (下川リヲ) あの娘は雨女 (菅原海春) 旅 (杉作J太郎) 十九歳と四十七歳の地図 (鈴木太一) 悪意の手記を携えて (第二灯台守) 願い (髙橋麻也) 君も蝶 (髙橋涼馬) 静止した時間の中で (高村友也) Life Goes On (瀧波ユカリ) 鬱時の私の読書 (滝本竜彦) ちいさな救い (タダジュン) いのちの気配 (谷川俊太郎) 喘息と明るい窓 (丹治史彦) 毎日があるまでは (輝輔) とかげ (展翅零) 沈黙のオジオン (トナカイ) 大学をやめたい (鳥羽和久) 西村賢太という比類なき衝撃 (友川カズキ) 空の大きさと愛の切符 (友部正人) たたかれて たたかれて 鍛えられる本と人 (豊田道倫) 神経の尖った人の見る世界 (鳥さんの瞼) かけ算とわり算 (永井祐) 明日できることは明日やる (中山亜弓) 2023年4月 (七野ワビせん) 曖昧なものの博物館 (西崎憲) 戦友 (野口理恵) きこえる声で話してくれた (初谷むい) 言葉の声が案内してくれる (東直子) ゲーテをインストールする。 (Pippo) 脱法ドラッグ米粉 (姫乃たま) 何度もめくる、自分はここにいる (緋山重) 深夜のツタヤ (平野拓也) このバカ助が (pha) NHKにさよなら! (ふぉにまる) 鬱、憂鬱、10代、と言われ放出したレテパシー (古宮大志) 鬱は小説の始まり (増田みず子) ため息を深く深く深く深く……ついてそのまま永眠したい (枡野浩一) 人間の鬱 (町田康) 憂鬱な銀河 (マツ) それがかえって (松下育男) 夕に光 (miku maeda) あなたが起きるまで (みささぎ) ダメになって救われる――町田康のこと (水落利亜) うつのサーフィン (水野しず) 本が読めた日 (無) 蜘蛛と解放区 (森千咲) 俯きながら生きている (森野花菜) 喋らないヒロイン (山崎ナオコーラ) 悲観論者のライフハック (山﨑裕史) たぶん、不真面目なんだと思う (山下賢二) ぼくの精神薬 (屋良朝哉) なにかに抱かれて眠る日がある (湯島はじめ) 【書籍情報】 装丁・装画:平野拓也 編集協力:鷗来堂 印刷:中央精版印刷株式会社 判型:B6変形判 規格:上製丸背 あじろ
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【サイン本予約】工藤吉生「沼の夢」
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 歌集で異例の映画化をはたした『世界でいちばん素晴らしい俺』の工藤吉生待望の最新作。 第一歌集『世界で一番すばらしい俺』で衝撃的なデビューを果たした著者、待望の第二歌集。唯一無二のユーモアをたずさえて、過去と現在、そして夢の中の「オレ」をめぐる322首。 * 歌人・工藤吉生の最高傑作!! この歌集には、奇跡の時間が乱暴に折り畳まれている。ゲキツウ。 ――渡辺祐真/スケザネ(書評家) 〈収録短歌より〉 十一月四日にリリー・フランキー、NOKKO、名倉潤、オレが生まれた 捨て場所を探して歩くビニールのゴミを握ればオレの温度だ ウインカーつけて曲がってゆく車 しずかな夜を眠れずにいる 子供にはちょうど良さげな枝だなあ 構えてもよしつついてもグー あたたかくなってくるのはありがたい母がなにかをゴシゴシしてる なぜならば面倒くさいことを避けラクをしようとしてたからです 工藤にも生きる権利があるという噓みたいだがほんとの話 カーテンに隙間があって景色には足りず表情にはまだ遠い 引き抜いた白髪まとめて捨てるとき羽根を捨ててるみたいだったな スーツ着たままデタラメに歩いたらオレしかいない草原に雲 目次 Ⅰ 全身にある ドブだった カサブタ ばあ Ⅱ 呼ぶな デタラメに歩く なんのために? 食欲と詐欺 Ⅲ せー 彗星の心 うしろへうしろへ 50センチ、または、361キロ ハーモニー 水面きらきらきらきら ページ数:184 判型:四六判並製 装丁:新山祐介/装画、鈴木成一デザイン室/ブックデザイン 【著者プロフィール】 工藤吉生(著) 一九七九年十一月四日、千葉県生まれ。二〇一一年『ドラえもん短歌』(小学館)で短歌に興味を持ち、インターネットを中心に短歌を発表し始める。二〇一八年「この人を追う」(三〇首)が第六一回短歌研究新人賞受賞。二〇二〇年『世界で一番すばらしい俺』を短歌研究社より刊行。のちに短編映画化(主演・剛力彩芽、監督・山森正志)。
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【サイン本】ホホホ座座長山下賢二『君はそれを認めたくないんだろう』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。 京都からホホホ座座長(元ガケ書房店主)が紡ぐ、 見た記憶、考えた詩、書いた散文。 2004年に京都市左京区に車が飛び出た外観の「ガケ書房」を開き、2015年に「ホホホ座」へと改名・移転。その名物店主・山下賢二が本屋創業20年の節目におくる、散文ときどき詩。筆談とジェスチャーで過ごした小学生時代、夢を削るように生きていた二十代、ほっこりという盲目に違和感を溶かす今。誰もが発信者になり受け手にもなる「承認欲求の時代」に、たしかな言葉、信じられるものは一体どこにあるのだろう。近年に発表された単行本未収録のさまざまな散文(エッセイ)と詩を書き下ろしも含めて収録。人間と世の中を、過去と現在を、山下賢二ならではの視点で言葉に刻んだ。 特別冊子「山下賢二のこと」付き ※紙の書籍のみ 寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃 本当に説得力のある言葉はやっぱりSNSにはないのではないか。それはもう書き言葉ではなく、対面で人間がとっさに吐いた生身の言葉にこそ真実があるのではないか。その人自身の生き方や基本的な考え方が「出てしまった」言葉。生身の言葉は、書き直しなしの言葉だ。言い換えればそれは、その人のデフォルトの「生活態度」と言えるかもしれない。(本文より) 目次 朝が過去形でやってくる 帰る場所がないということ/若い凧/入ってる君/行けばわかるし/これは反省文ではない/先輩たちの足どり/この詩は谷川俊太郎が書きました/横柄な横着/爆発後のルール/ほっこりという盲目/いつかのいつもの朝 むかしの一日から「1993年11月23日(水)」/見てただけ/夢を削っていく/泣いているきみを見たい/ここではないどこかはもうない/自炊行為/今日/やましたくんはしゃべらない・詳細編/かめとやました/だれでもなんでそんなん/夏が本当に好きな理由判明/そのお金/記録に残っていないけど記憶に残っている音楽イベント/記録に残っていないけど記憶に残っているダウンタウン/真面目 不真面目 生真面目 読書の元年/本屋のおやじが楽しいなんて誰が言った/ト書き/好きだから会えない人/透明な垢/思い出話は再発見のためにある/文化系男子の結び目/そこにいたのはかぞく/作家の居心地/食卓の照度/たしかに僕はあの人を見たんだ/すべての病人/見れない風景を見た人/オープンカーは全員で無視しよう/また取次が生まれる/つまる/つまらない ガケ書房のあった場所/京都の公共交通機関オンチ/肩までつかる町/ちょっと前の京都本をふりかえってみる/だいなしの詩/わたしたちのある日の配役/忘れちまった楽しみに/年上の出来事、年下の文化/未熟者たちの時間/あなたはどうやってここまできた/あのひとは一度もこっちを見なかった/これは他人ごと、あれは自分ごと/ちいさな基点 リーダーは等身大/細胞を説得/説得力と有名が君は欲しいか/悪く言う/忘れる人間/信じるしかないもの/おおみそか はじめてのあとがき 話したい話 ページ数:224 判型:四六
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【サイン本】古賀及子『気づいたこと、気づかないままのこと』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 ※ 特典書き下ろしエッセイ付 他にはない味わいの名作日記を日々生み出すweb日記の第一人者、古賀及子さん初の本格エッセイ集。 note「シカクのひみつマガジン」の連載を中心に、過去に古賀さんがブログで公開していたものや書き下ろしを加えました。 幼少期のニュータウンでの暮らし、おばあちゃんや恋人との思い出、産まれて育つ子どもたちとの日々ーー。 人生のあらゆる場面を縦横無尽に切り取った、日記とは違う古賀さんの魅力や人間性が詰まった渾身の1冊。 【解説・帯コメント 長嶋有(芥川賞・大江賞作家)】 向田邦子や武田百合子に伊丹十三、 僕が名エッセイストのそれと感じる文章がここにあった。 アプリに頼り、ミールキットで多忙な家事をいなしながら心の中だけがずっと豊かな、新しい時代の、待望のエッセイストの誕生である。(一部抜粋) 【仕様】四六版/並製/184頁
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小指「宇宙人の部屋」
¥1,650
SOLD OUT
自分たちとアルコール依存症の17年間と、 私の共依存症と回復の記録。 《なぜか付き合う男が、全員アル中だった…》で始まる、過去に出した同人誌・宇宙人の食卓の"その後"の話。 偏食のKと奔放過ぎるA、そして「自分が彼らを助けなきゃ」と必死になっていた共依存症者の私が、全員で嗜癖の渦中から抜け出そうと生きた記録。 ------------ わたしが恋したひと、一緒に起きて寝て人生を共にしてきたふたりは宇宙人だった。空の上にある無限の暗闇ではなくて、酒瓶の底にある淀んだ宇宙の住人だった。素面だと道端の老犬のように静かに優しいのに、一滴のアルコールで彼らは制御不能な獣に変身した。そして20代のほとんどを獣の世話に明け暮れたわたしも、酒に依存する人間に依存しながら、状況を好転させるどころか彼らの人生をよけい悪化させているだけなことに、ある日気づいてしまった。 アーティスト“小指”がいま初めて綴る、傷だらけの日々の記録。生きることに不器用な、3つの魂がひとかたまりになって坂を転げ落ちていく先に底はあるだろうか。明るい陽の差す出口は見えるだろうか。 (都築響一) ------------ 『宇宙人の部屋』 1. 全国のアル中に苦しまされてる皆様へ 2. Kのこと 3. Aのこと 4. 私のこと 5. Kの平屋物語 6. 回想 7. どうにもできないこと 8. 自助グループへ行ってみた 9. イネイブリング 10. A、自助グループへ 11. 脱落 12. 家族会 13. 記憶の中の部屋 14. 白髪の天使 15. 宇宙人の仕事 16. 路上生活者の深田さん 17. 大怪我 18. 後日談 19. 精神衛生福祉士 20. 目指せ!楽園ネズミ化計画 21. 断酒病院 22. スリップ 23. 断酒ポイントカード 24. 手紙 25. 共依存と赦し 26. あとがき 発行者 都築響一 編集 ROADSIDERS 文庫本 320P
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【サイン本】古賀及子「おくれ毛で風を切れ」
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』の著者による日記エッセイ まだまだあった前回未収録作に加え、書き下ろしを含む新たな日記を収めた第2弾 母・息子・娘、3人暮らしの、愉快で多感な日々 「暮らして、暮らして、暮らしきる」 【推薦】 日記文学のオールタイム・ベストに加えたい。 ――牟田都子(校正者) 実在する優しい日々が私の心をほぐしてくれました。 古賀さん! こっちまで幸せになっちゃいますよ。 ――藤原麻里菜(「無駄づくり」発明家) 目次 2019年2月〜2020年12月 2019年 宇宙がすごい広いんだが 車窓を見る人は黒目がカクカク動く 「はい、論破」みたいに幸せを 猫をさがしていそうな人たちだった 燃えるごみよりも資源ごみのほうが多いでしゅよ 情報は目でとまって頭にまで到達していなかった 目の前で大福が売り切れて誇らしい 悔しがるころは過ぎた 「ねえ見て!」があるから人は連れ立ってどこかへ出かける 全力で走りそしてふたりは出会った 人間社会で成長することそのもの まあまあ家 気づかないまま傷つく これからほっぺたをバンバンにふくらませる宣言 こういうものなんだからとだまっていた 伝えたい豆知識があるんだ 別れのメールをローマ字で書いた 同じ家に同じ気持ちの人がいる 腐りゆくのを見るのがいやで腐る前に捨てた それは個人の感想だろう 氷を揉み溶かしとがらせる こっそり水道水を飲む 背負ったネギが夕日を受けて輝く 2020年 私いまかなりドラえもんっぽいことになってないか もしかして楽しかったの? くれぐれも家を燃やさないように カーっとした量のハンドクリーム ここに真の卒業がある よくない予感を共有する 同じ家でも今度ははじまる スポークが折れて感心感心 ポップコーンをはぜさせる人を離れたところから見る 鳩サブレーを食べる自分の様子をふと思う 感激して「優しい!」と冷やかす 新しいカードに無を移行する 気安い友人や家族だけが目撃する ふんわりではなくふっくらしている顎 もしフィクションで描かれてなかったらどう思ったろう 消費はむずかしい 血管が動くのを見あう 事情を誰かに話すときはいつも自信がない 冷えた生卵を持ち続けて手がつめたい 意識の私を無意識が急に起こす 赤や緑や青が次々に色を変え光っている テトリスでこんなに遊んでしまう 2022年3月〜2023年8月 2022年 これだ漫才の起源 有象無象のドーナツ お菓子が配られているのではないか 新入りバイトの態度で生きる 13で割る! 中2の景色 これはさては呪術だな 「まあいいか」が「まあよくない」をチョイスする 水漏れを飼う ミロがなくなる ふすまに海を きっとうまい肉だ 大人に連れていかれる このまま無印良品に飲み込まれる 悪口は味 黒か紺か そんな個性的な営業時間 夜のとばりのようですね このままはやく朝にしてしまいたい わたしではないあなたたち おれはひとりしかいないのに 思考のあさましさに感じるハングリー精神 無機物ばかりが登場する人生の走馬灯 わたしたちのアイコンタクト ふりかけが大好きな人たち 2023年 おくれ毛で風を切れ 突然一生会わない人になる 夢のもたつき 布団をならべて夜ねむるよう 楽しみにしている人がいると心強い 家は家であり、家っぽいものでもある 人間が自由だとよく知っている 孤独な意地汚いお祭り 抜けも飛びも刺さりもしない きみの名前を知ることそのもの ひとつの世界の終わり まんじゅうにどこまでも盛り上がってしまう 小枠も小枠な生き方の多く 手のひらで光ってはじける塊の時間 いちばん大きな音のカッター 本気の餓鬼でもなかったようで 尊び信じて優しく 弁当の責任と関心 今日は一緒に行けてよかった 現実だったらあんまりだ 畏れることない不公平感 バレエと敬礼 判型:B6判ソフトカバー 頁数:304頁
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岩谷香穂『渡り鳥』
¥2,750
SOLD OUT
閏年のみ姿をあらわす本。 見えないものと見えるものをテーマに 書かれた文章が8頁、 その他の358頁は白紙です。 布貼りの上製本、空押しの箔を施し、 小さいながらも存在感のある一冊です。 初版販売の2020年から4年、 また閏年がやってきました。 ※二刷の予定はありません。 文・絵 岩谷香穂 編 集 わかめかのこ 装 丁 古本実加 印 刷 修美社
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寺山修司『書を捨てよ、町へ出よう』
¥3,960
SOLD OUT
1967年刊行の名著初版を完全復刻! 装幀・レイアウト・イラストは横尾忠則 <復刻版特別付録> 1967年公演『毛皮のマリー』『大山デブコの犯罪』の復刻チケット付き(リソグラフ印刷) 1967年に芳賀書店より刊行された寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』。 初版本のブックデザインは横尾忠則。 寺山修司のテキストの合間には横尾忠則のコラージュ作品が多数収録され、文芸書の枠を超えたアートブックともいえる一冊。 寺山没後40年を記念して、文庫版未収録の作品も当時の内容そのままに完全復刻。 *本文左頁の上隅にあるカットは、ページをめくっていくとアニメーションのように動くパラパラ漫画になっています <主な内容> モナリザ <カバー④>……横尾忠則 下着の風景 <カバー①>……横尾忠則 ザ・シュージーズ <見返し①>……横尾忠則 雪村いずみのいる風景 <見返し②>……横尾忠則 二人の女 <表1>……横尾忠則 青年よ大尻を抱け……寺山修司 足時代の英雄たち……寺山修司 【特別とじ込付録】私自身の私的自叙伝……寺山修司 自由だ、助けてくれ……寺山修司 不良人間入門……寺山修司 ①不良少年入門/②家出少年/③モダンジャズ入門/ ④歌謡曲人間入門/⑤アソビ学入門 口から出まかせの恋愛論……寺山修司 ①恋の値段/②デートの申込み方/③恋人になる資格/ ④浮気考/⑤純潔について/⑥恋は錯覚だ 三文エロイカ……寺山修司 喜劇俳優/プロレスラー/流行歌手/競輪選手/ 美人スター/プロボクサー/漫画家 痩せた日本人のための書……寺山修司 現代悪人論/栄光何するものぞ/壮大な性の音楽を 行きあたりばったりで跳べ……寺山修司 子守唄はウソつき/棺桶が歌った/お母さんの死体の仕末/ 醒めて怒れ/BEAT,BEAT,BEAT/KISSOROGY/ ある日、突然に/つまずきと冒険/だれのための毒薬 スポーツ無宿……寺山修司 二人の女/草競馬で逢おう/競馬のメフィスト/ああ 日本海/ クリフジはいずこに/屠殺場の英雄/野球少年エレジー/空想打倒試合の巻/天皇賞その日/さすらいの切手/三分三〇秒の賭博/馬の性生活白書/片目のジャック 【著者プロフィール】 寺山修司(てらやま・しゅうじ) 1935年、青森県生まれ。劇作家、映画監督、詩人、歌人、競馬評論家。54年にチェホフ祭で短歌研究新人賞特選を受賞、67年には演劇実験室「天井棧敷」を結成。多岐にわたる独自の表現活動は、日本のみならず海外でも高く評価されている。83年、47歳の若さで急逝。 仕様:四六判(182mm×130mm×21mm)/並製/318ページ
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ME-御津と三津寺のこれまでとこれから-
¥1,650
大阪・ミナミのお寺として親しまれてきた“みってらさん”こと「三津寺」。そんな三津寺が2023年生まれ変わります。その新たな門出を記念して制作したのがこの「ME」です。これまでの三津寺の歴史、そして、これからの未来に思いを馳せ制作した1冊。かつて御津地域と呼ばれていた土地、歴史に加え、今、お寺が地域に対して何ができ、どのような存在であるべきかを考え、楽しくイラストレーションで表現でしてみたり、地域のお店や人を紹介したり、地域の特徴を知るための散歩コースを案内したり、他宗派の僧侶と語らってみたり、さらに、お寺が所有する仏像グラビア、護摩をはじめとした儀式の紹介、芥川賞作家による御津地域を舞台にした短編小説などなどさまざまな記事でお届けしています。これまでになかった形の仏教×街案内本です。 130x 180 x 257 mm
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「胎動短歌Collective vol.4」
¥2,200
歌人、詩人、俳人、ミュージシャン、ラッパー、アイドル、ライター、書店員、ラジオパーソナリティー、画家、植物園の中の人まで全36組が参加、連作8首を寄稿。ジャンルを超えた「誌面上の短歌フェス」こと、胎動短歌Collectiveシリーズ最新刊!! 伊波真人 岡野大嗣 荻原裕幸 尾崎世界観 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 高橋久美子 竹田ドッグイヤー tanaka azusa 千種創一 千葉聡 寺嶋由芙 toron* 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 文月悠光 フラワーしげる 堀田季何 穂村弘 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略) 【表紙・デザイン】竹田信弥 (双子のライオン堂) 【編集】ikoma / 胎動LABEL A5判 84ページ
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「胎動短歌Collective vol.3」
¥1,980
SOLD OUT
歌人のみならず、詩人、俳人、ミュージシャン、ラッパー、ライター、書店員、植物園の中の人(!)まで全34組が参加、連作8首をご寄稿いただきました。 ジャンルを超えた「誌面上の短歌フェス」をお楽しみください。 ぜひご感想も #胎動短歌 にてお寄せくださいね! 青松輝 伊波真人 岡野大嗣 岡本真帆 荻原裕幸 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 高橋久美子 竹田信弥 千種創一 千葉聡 toron* 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 文月悠光 フラワーしげる 堀田季何 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略) 【表紙・デザイン】竹田信弥 (双子のライオン堂) 【編集】ikoma / 胎動LABEL A5判 80ページ
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「胎動短歌Collective vol.2」
¥1,320
SOLD OUT
歌人、詩人、ラッパー、ライター、書店員まで、全24組が参加。ここでしか読めない短歌作品 各8首を掲載。 伊波真人 岡野大嗣 荻原裕幸 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 竹田信弥 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 フラワーしげる 枡野浩一 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略) 【表紙・デザイン】竹田信弥(双子のライオン堂) 【編集】ikoma (胎動LABEL) A5判 60ページ
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「胎動短歌Collective 創刊号」
¥660
SOLD OUT
ーGuestー 伊舎堂 仁 かたゆまちゃん 木下龍也 ナイス害 野口あや子 初谷むい 服部真里子 東直子 フラワーしげる 穂村弘(巻頭一首) 浅葉爽香 オノダミキ 向坂くじら 桜望子 平田窒素 本山まりの わなざわ ikoma (50音順/敬称略) 【編集】幅観月 【協力】道野草太/みちくさ 【表紙】大佐(水色画廊) A5判 54ページ
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【訳あり商品】絵津鼓カレンダー2024
¥1,870
SOLD OUT
※ こちらは【訳あり商品】です。 最下段【備考】にありますように『ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着している』度合が比較的強く、イラスト部分に斑点があったり、また印刷時の擦れがあったりします。絵津鼓さんの直筆サインはあります。上記ご納得の上お買上下さい。 2023年、個人レーベル[forbit]を立ち上げ、新たな活動に乗り出した絵津鼓さん。2024年度版のカレンダーを制作することになりました。これまでに手がけた人気キャラクターたちをあらたに描き下ろし、原作とは違う組み合わせでお届けするスペシャルエディション。年末ギリギリの告知となり申し訳ございません! 【商品名】絵津鼓カレンダー2024 【体裁】A5/片面カラー/13枚[表紙1枚+12カ月]フルカラー/カレンダー:ラフバガズ265kg/表紙:トレーシングペーパー 【特徴】これまでに手がけてきたキャラクターたちの描き下ろし。カレンダーは年に4回の「最強日」に◯がついています。(一粒万倍日、天赦日などが重なった日) 【備考】風合いのある厚紙で、高級感があります。100%再生紙を使用、ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着している場合があります)
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絵津鼓A5版2024ポスターカレンダー〈心斎橋エディション〉
¥1,100
SOLD OUT
絵津鼓A5版2024ポスターカレンダー 【体裁】A5版/両面フルカラー/ラフバガス265kg 【特徴】これまでに手がけてきたキャラクター異色の組み合わせ。カレンダーは年に4回の「最強日」に◯がついています。 【備考】風合いのある厚紙で、高級感があります。100%再生紙を使用、ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着いしている場合があります。
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絵津鼓カレンダー2024
¥2,200
SOLD OUT
2023年、個人レーベル[forbit]を立ち上げ、新たな活動に乗り出した絵津鼓さん。2024年度版のカレンダーを制作することになりました。これまでに手がけた人気キャラクターたちをあらたに描き下ろし、原作とは違う組み合わせでお届けするスペシャルエディション。年末ギリギリの告知となり申し訳ございません! 【商品名】絵津鼓カレンダー2024 【体裁】A5/片面カラー/13枚[表紙1枚+12カ月]フルカラー/カレンダー:ラフバガズ265kg/表紙:トレーシングペーパー 【特徴】これまでに手がけてきたキャラクターたちの描き下ろし。カレンダーは年に4回の「最強日」に◯がついています。(一粒万倍日、天赦日などが重なった日) 【備考】風合いのある厚紙で、高級感があります。100%再生紙を使用、ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着いしている場合があります)
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やっぱり雑談が好き(つくづくポケットライブラリ)
¥1,100
SOLD OUT
半年間だけ出していた『月刊つくづく』の連載「今月の雑談」と関連記事に、2名(正確には新規3名、連載分からマイナスひと組)の雑談を追加。雑談のお相手は、宮田文久/荻原魚雷/タカクマ、ツルモトマイ/太田靖久/千葉美穂/佐藤拓人/植田浩平(敬称略)。以下、長いですが表4に掲載した説明文をどうぞ。 --- 半年間だけ出していた、ちいさな月刊誌の巻頭に雑談企画をおいたのは、いろいろと理由はあるのだが、まあ、雑談が好きだから。あとは、わざわざ雑談を録音して、文字に起こし、再構成する過程が好きだから。ではなぜ、それが好きなのか。いろいろと理由はあるのだが、というようにおなじはなしがループしても、それはそれで、その場はおもしろい。なぜなら、ただの雑談だから。 テレビ番組『やっぱり猫が好き』のなかで、いちばん好きな回を挙げるのはむずかしい。強く記憶に残っているのは「はまぐりぺぺちゃん」と、どの回か忘れたが小林聡美演じる三女の恩田きみえが、姉ふたりに向かって「サルトル著!『実存主義とは何か』」と大きな声で発するシーン。おもえば、子どもの頃から『フルハウス』や『アルフ』といった海外のシチュエーション・コメディを観て育っていたので、『やっぱり猫が好き』にハマる土台は出来上がっていたのかもしれない。 雑談は、どこまでいっても雑談でしかない。「主要な登場人物がほぼ一定」というシチュエーション・コメディの法則に則って言えば、主要な登場人物は自分しかいない。どちらかと言えば、『徹子の部屋』や『サワコの朝』、『笑っていいとも』内の名物コーナー「テレフォンショッキング」のような、スタジオにゲストを招くトーク番組形式に近い。違いは、ホストであるぼくが無名で、且つスタジオに招くのではなく、自ら相手の都合に合わせて出向くという点。つまり、何もかもが違う。トーク番組×シチュエーション・コメディ=雑談企画、とはならない。 はて、何のはなしをしていたのか。と、すぐに行き先を見失う雑談を文章化したものを読むことにどんなメリットがあるのか、ぼくは知らない。コスパや意味を求める現代人にはとても意味のない、意味のないものを求める好事家諸氏にはとても有意義な、そんな雑談の本。 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。 目次 22年12月号 ・宮田文久 ・Prrrr.... 23年 1月号 ・荻原魚雷 23年 3月号 ・タカクマ、ツルモトマイ ・ちいさなメディアを考える② 23年 4月号 ・作家の肖像① ・太田靖久 ・手前味噌② ・ちいさなメディアを考える③ 23年 5月号 ・千葉美穂 追加の雑談① ・佐藤拓人 ・続・おかしな雑誌のつくりかた ・エアチェック ワン・ツー ! ① 追加の雑談② ・植田浩平 ページ数 108 判型 A5変形平綴じ 著者プロフィール 金井タオル(著) 1982年、長野県生まれ。フリーランスの編集者、ライター。インディーズ雑誌『つくづく』編集人。好きな仕事は、対談・座談会の構成。
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【サイン本】小沼理『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』(つくづくポケットライブラリ)
¥1,320
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 半年間だけ出していた『月刊つくづく』の同名連載にくわえて、あらたに飯田エリカさん、僕のマリさん、星野文月さんとの日記にまつわる対談を収録。 社会が混迷を極めるなかで、個人が日記を書き、売る。その行為の先に何があるのか。わたしの個人的な問いかけに端を発する、小沼理さんの日記にまつわるエッセイ集。巷では日記ブームとも言われていますが、日記って何でしょう。その一端を掴んでいただけたら幸いです。(『つくづく』編集人・金井タオル) --- 著者プロフィール 小沼理(おぬま・おさむ)/ライター・編集者。1992年富山県生まれ、東京都在住。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。寄稿に『文學界』(文藝春秋)、『怒りZINE』(gasi editorial / タバブックス)、朝日新聞「ひもとく」など。 84ページ/A5変形・平綴じ/300部 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。
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【サイン本】『脳のお休み』(蟹の親子)
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 ——高い金払って大学行かせてもフリーターか。くその役にも立たないな。 身体の障害だったら障害者って分かってもらいやすくていいよね、と言うのを黙って聞いていたことがある。そういう声を聞くたびに、人間の想像力が争いを解決してくれることなんてあるのだろうかと思った。現に、私はその声に憤る。私はあなたじゃない。(本文より) ひとりなのに親子だという。足は多いが横にしか進めない。そんな奇妙な名を持つ書き手は、自分の体が過ごしてきた時間を気重たげに行き来する。文章を書くことはどうしたって誰かが生きた時間の肯定になることをこの本の文章は教えてくれる。湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望。ーー滝口悠生(小説家) 【著者略歴】 蟹の親子(かにのおやこ) 1991年生まれ。日本大学芸術学部卒。 事務員や書店員を経て、東京・下北沢にある「日記屋 月日」初代店長となる。現在もスタッフとして働き、日記や、思い出すことそのものについて日々考えている。 本書が商業出版デビュー作となり、自主制作本に『にき』『浜へ行く』がある。 188 x 16 x 118 mm 232ページ
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Chari ZINE『Streets』
¥1,500
とある街の通りで、犬や猫、人、モンスターなど、多様な生き物がそこで生活する様子を描いた、Chariのポップな世界観を楽しむことができる1冊。 版型 182×257mm 製本 カバー+中綴じ/オンデマンド印刷 頁数 34ページ デザイン 加藤 玲(BOOTLEG) Chari(チャリ) 東京を拠点として活動しているアーティスト、イラストレーター。 主人公の白い犬Chanと、その仲間たちが住む世界を題材に作品を制作している。そこは、動物やモンスター、人などの多様な生き物が共存する、温かい世界である。Chanは自身の愛犬がモデルとなっている。 国内外での個展やグループ展、アートフェアなどで作品を発表している。また、書籍やテレビ番組、動画作品などのイラストレーションも手がけている。
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【サイン本】いもと さちえ ZINE『by intuition』
¥1,000
SOLD OUT
※ 限定著者サイン本です。 生きている形。止まっている形。 組み合わせによって面白いバランスの意味を持つ気がします。 ──いもと さちえ 版型 297×178mm 製本 中綴じ/オンデマンド印刷 頁数 32ページ デザイン 藤巻 妃 (BOOTLEG) いもとさちえ イラストレーター。1996 生。東京在住。 抽象的な形、線、デフォルメされた形に魅力を感じています。
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ヨーグルト テリアZINE『ほしをいつもみている』
¥1,500
SOLD OUT
過ぎ去る情景の尊さとささやかな祈りを星に託し、 温かみのあるタッチの絵と文で綴る。 すべての人にささげるお守りのようなアートブック。 流れ星が見えたとき、なにか願いごとをしようと思うころには流れ星は消えていて、あとから遅れて願いごとが浮かんでくる。 日々、目に映る景色は止めどなく目の前を流れていく。その景色は別の景色を連想させ、次々に流れる。その繰り返しはいつも大切な人たちへ向かう。 「今どうしているだろう。元気にしているかな。」そんなふうに流れて過ぎ去ってしまうほんの僅かなあいだ、彼らに想いを巡らせる。 誰かを想うその一瞬は、その人への祈りのようだと感じる。 流れ星が消えた後で願いが浮かぶように、過ぎ去っていく情景はあとからぼくの心には彼らが浮かばせ、小さな祈りと共に消えていく。日々そうした瞬きを繰り返している。 過ぎゆく景色に祈りが浮かび、流れる星に彼らのことを想う。 ──ヨーグルト テリア 版型 120×182mm 製本 無線綴じ/オンデマンド印刷 頁数 72ページ デザイン 佐原 真 (BOOTLEG) Yoghurt terrier(ヨーグルト テリア) 愛犬をモデルにしたイラストを主軸に物語を展開する絵本作家。
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タイムトラベル同人誌『超個人的時間旅行』藤岡みなみ編
¥1,650
タイムトラベル・ノンフィクションZINE 「超個人的時間旅行」 エッセイ11篇収録。 上田誠、古賀及子、こだま、スズキナオ、せきしろ、堀静香、宮田珠己、宮崎智之、牟田都子、ワクサカソウヘイ、藤岡みなみ 装画:Ayumi Takahashi テーマソング:ロースケイ A5版 92ページ
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【直筆短歌・サイン本】『朝、空が見えます』東 直子
¥1,870
SOLD OUT
※ 直筆の短歌はお選びいただけません。 歌人・東直子さんの初めての「詩集」です。 1日1行、365日の朝の空を綴った詩に、横山雄さんの線画が彩る一冊です。 「東京の冬は晴れた日が多いんだな、と、東京に来たばかりのころ思って、それは何度も思って、そして今日も思いました。晴れています。」(本文より) 【本書について(あとがきより)】 2017年1月1日から12月31日まで、Twitter(現在はX)に毎朝、「おはようございます」から始まる一文を投稿し、その日の空の様子を言葉で伝えていました。(中略)太陽をひとまわりしながら眺めた早朝の空です。 【書籍詳細】 『朝、空が見えます』 著者:東 直子 画:横山 雄(よこやま・ゆう) 装丁:名久井 直子 仕様:B6 上製 146頁 【著者プロフィール】 東直子(ひがし・なおこ) 歌人、作家。第7回歌壇賞、第31回坪田譲治文学賞(『いとの森の家』)を受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』『ひとっこひとり』、エッセイ集に『一緒に生きる』『レモン石鹼泡立てる』、歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、絵本に『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)などがある。「東京新聞」などの選歌欄担当。近刊にくどうれいんとの共著『水歌通信』がある。鳥好き。
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【古書】BRUTUS 特集:写真家 ブルース・ウェーバー 犬との生活
¥1,980
SOLD OUT
新品同様です。 BRUTUS ブルータス VOL.576 2005年8月15日 特集:写真家 ブルース・ウェーバー 犬との生活 ALL ABOUT BRUCE WEBER
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【サイン本ポストカード付】ワタナベアニ『カメラは、撮る人を写しているんだ。』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。ポストカード付。 人生で一度でも シャッターを押したことが ある人のために。 ——この本に書いてあること—— ・どんなカメラを買えばいいのか ・何を撮るか ・うまいのにダメな写真 ・ヘタなのにいい写真 ・「映える写真」はいい写真か ・写真のオリジナリティとは何か ・なぜ日本人は「ボケ」が好きなのか ・絶対に撮ってはいけないものは何か ・写真家は「撮る前」に何を考えているのか ・誰から学ぶべきなのか ・「写真」と「言葉」の関係 ・「自分にしか撮れない写真」とは何か ・あなたはなぜ写真を撮るのか 「もしあなたがスマホで日々の写真を撮ることが楽しくなって、本格的なカメラでも買ってみようかな、という鼻息の荒いタイミングならベストなので、鼻息を穏やかにして読んでもらえるとうれしいです。」 ——ワタナベアニ 撮るたびに、あなたはあなたになっていく。 写真家が書いた、人生が変わる写真の撮り方。 大きさ 210 x 148 x 20mm 272ページ ワタナベアニ 1964年横浜生まれ。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務を経て、1999年に独立。2006年より写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展を中心に活動。 著書に『ロバート・ツルッパゲとの対話』(センジュ出版)がある。
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ササキアイ『フリーズドライ』
¥1,200
SOLD OUT
『フリーズドライ』というタイトルは、人前で感情的になったりなられたりするのが苦手なドライな私にも、ふとした瞬間に生々しく再生される思いや記憶があり、そのスイッチはきっとありきたりな日常にもふんだんに潜んでいる。という気持ちでつけました。われながら気に入っています。 表紙に使う写真を候補に挙げた数枚から選んでいる最中に、見慣れた景色だったこの電話ボックスが跡形もなく撤去されてしまいました。なくなっても困るわけではないけれど、なくなったらひどく寂しくて、この写真を使おうと決めました。 街並みも私を取り巻く環境も、私が望む望まないに関わらず変わっていくんだと痛感することが、この数年は特に増えた気がしています。 私の好きな東京スカパラダイスオーケストラの曲の中に、『人生は美しいアルバムじゃない 撮れなかった写真さ』という歌詞があり、聴くたびに「おお!」と思うのですが、なんというかまさにそんな、人生のハイライト的な場面ではない、撮れなかった方の写真のことばかりを書いています。なんなら私自身の価値観や生き方の癖みたいなものの大半は、そういう「あらすじには直接関係ない」ことの蓄積で構成されている気がします。 ノウハウもスキルもない予算もない、だが情熱はある。みたいな状態で、ZINEを作りたいけれど何からどう始めたらいいのかわからない私に、サポートというよりほぼ全面的に制作の部分を引き受けてくださった、フォロワーであり職場の元先輩のたかいじゅんさん、本当にありがとうございました。 おかげさまで、とんでもなく素敵な本になりました。 完成品を手にしたらドライな私もちょっと泣くんじゃないかと思っています。 ササキアイnoteより B6版 74ページ
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マムアン クリアファイル
¥605
SOLD OUT
奥側のメタリックシルバーのシートと表側のカラーシートとあわせるとシルバーのマムアンちゃんとマナオが映えるクリアファイルです。 サイズ 220mm×310mm(A4用) カラー : グリーン、ピンク
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マムアン メモパッド + ステッカー 2021 Waku Waku
¥605
SOLD OUT
3色ございます。ステッカー付です。 ピンク…どんどん大きくなるマムアンちゃんにお友達があつまっています。ふきだし柄とリス トメモが入ったカラフルな用紙。赤ちゃんからおばあちゃんまで歳を重ねていくマムアンちゃんがかわいいシール付き。 レッド…相合い傘をするマムアンちゃんとマプラオくんがかわいいメモ帳です。ふきだし柄と リストメモが入ったカラフルな用紙。赤ちゃんからおばあちゃんまで歳を重ねていくマムアンちゃんがかわいいシール付き。 グレー…コンセントでチャージを行うマムアンちゃんがユニークなメモ帳です。ふきだし柄 とリストメモが入ったカラフルな用紙。カラフルな色違いマムアンちゃんシール付き。 サイズ 100 pages + sticker 1page 70×100×11mm
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マムアン コミックブック STRING 糸
¥935
SOLD OUT
マムアンちゃんとマナオが夜に凧を飛ばしていたら……? マムアンちゃんのまっすぐ でパワフルな姿に勇気をもらえるストーリー。文章はタイ語と日本語。中身はおしゃれな2色刷り。 サイズ: 中身2色刷り 8p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
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マムアン コミックブック FUTURE 未来
¥1,155
SOLD OUT
「さいたまトリエンナーレ2016」に出品されたあのマムアンちゃんの作品がついに 手元に置ける形になりました! マムアンちゃんが未来を尊く示してくれる、フルカラー・ミシン綴じの贅沢な1冊です。 サイズ :フルカラー12p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
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マムアン コミックブック CLOTHES 服
¥1,045
SOLD OUT
マムアンちゃんが走っていると、マプラオくんとすれ違って……? 心の奥からほっと温まるストーリー。フルカラー・ミシン綴じの贅沢な1冊です。 サイズ :フルカラー12p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
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ダニエル・クロウズ『モニカ』
¥2,970
『モニカ』は作者ダニエル・クロウズにとって、前作『ペイシェンス』から約7年ぶりとなる新作だ。描きおろしの長編コミックである本作は、9つの章に分かれている。中心となるのは主人公モニカと、彼女の母親ペニーの物語だが、舞台はベトナム戦争、カルト教団の根城、カリフォルニア州のひなびた保養地など、多岐にわたる。描かれる内容も、ハードボイルドから宇宙的恐怖、そして老いらくの恋まで実に多彩だ。 『ゴーストワールド』以来となる女性を主人公にした最新作『モニカ』には、『鉄で造ったベルベットの手袋のように』の悪夢めいた不条理もあれば、『ウィルソン』のように人生を見渡す深いまなざしもある。クロウズがこれまでに描いてきたさまざまなテーマが、形を変えて織り込まれている。さらに、1950年代のECコミックスから、マンガの源流の一つとされるロココ時代の画家ウィリアム・ホガースまで、広範な影響が表現に生かされている。 キャンドル販売店の経営者だった主人公の人生をたどりつつ、人類の歴史を浮き彫りにするため、クロウズが持てる技術と知識を総動員した野心作である。めくるめく展開の語り口はあくまでも平易ながらも、実に濃密な作品であり、一度読み終わっても、再読すれば細部の些細なつながりにあらためて気がつくだろう。 1980年代から現在まで、コミック界の最前線に立ち、進化を続けるダニエル・クロウズが、またもや頂点を更新した『モニカ』。年来のファンはもちろん、映画『ゴーストワールド』の22年ぶりの再上映で初めてその存在を知った方々も、ぜひ手に取って、すみずみまで味わってほしい。 ダニエル・クロウズは、作品が文化現象となる稀有なコミック作家である。 -『ニューヨーク・マガジン』 ダニエル・クロウズはアメリカの巨匠である。物語と絵を完璧に融合させる、真の作家だ。至上の語り部といえる。 - ギレルモ・デル・トロ(映画監督) タイトル:モニカ 著者:DANIEL CLOWES (ダニエル・クロウズ) 翻訳:中沢俊介 コミック・グラフィックノベル/翻訳 言語:日本語 ハードカバー オールカラー サイズ:29cm ×22cmx1.6cm 106ページ
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【サイン本】きくちゆみこ『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』
¥2,090
※ 著者直筆サイン本です。 みんなくるしいね、というときの「みんな」が誰なのかはわからなくとも、そこに自分の姿を見出したことがない人はいないんじゃないか。そんなとき、わたしたちはテーブルの下で見えない手をつないでいる。 この本は、まるでそれがほとんど神さまか何かみたいに、愛し、頼り、信じ、救われ、ときに傷つき打ちのめされながら、言葉と一緒に生きてきたわたしの、なにかとさわがしい心の記録だ。またそれは「言葉とわたし」がどんなふうに変化してきたのか、もしくは変化していくのかの考察でもあった。「だめ、できない」という言葉のうしろで縮こまっていたかちこちの体を、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて引っ張りあげていくような。 (まえがきより) 2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたジンを定期的に発行しつつ、言葉を使った作品制作や展示も行ってきた翻訳・文筆家のきくちゆみこ。twililight web magazineでの連載をまとめた初めてのエッセイ集が刊行されます。 書籍化にあたって、各章ごとに「アフター・トーク」を書き下ろし。自分の文章に再会しつつ、副音声的なつっこみを入れることによって、過去の解釈を変えてだめをだいじょぶにしていく練習になる。より楽しく、読み応えのあるものになりました! 本の内容に寄り添った素晴らしい装画は前田ひさえさんによるもの。カバー、カバーをとった表紙、本文まで、きくちさん、ひさえさん、そしてデザイン・横山雄さんの気持ちがつまっています。 ままならない過去や体や心に悩んでいるような方に、ぜひお手にとっていただきたいです。 目次 まえがき 第一回: 大地でしっかり 第二回: 自立、もしくは複数の顔との出会い 第三回: ちゃんとひとりでみんなで一緒に 第四回: わたしにとってのわたしたち 第五回: 心の底 第六回: ビー・ヒア・ナウ 第七回: 完璧なパフェ 第八回: 鎮痛剤と押し寿司 第九回: 海のおうち 第十回: 熱の世界 第十一回: 自分の薪を燃やす 第十二回: 壁の花ではなかった あとがき ページ数:208 判型:四六判並製 装丁:横山雄 著者プロフィール きくちゆみこ(著) 文章と翻訳。2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたzineを定期的に発行、言葉を使った作品制作や展示も行う。主なジンのタイトルに『愛を、まぬがれることはどうやらできないみたいだ』、『内側の内側は外側(わたしたちはどこへだって行ける)』、訳書に『人種差別をしない・させないための20のレッスン』(DU BOOKS)などがある。現在はルドルフ・シュタイナーの人智学をベースに、心とからだと言葉を結びつけるための修行をあれこれ実践中。
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【サイン本】日本一の角打ち! 明石・魚の棚商店街「たなか屋」の絶品つまみ
¥1,760
※ 著者である女将・田中裕子さんと店長のダブル直筆サイン入りです。 明石・魚の棚商店街にある「たなか屋」。 酒屋の横の通路を抜けると、そこには行列ができる人気の立呑み処「立呑み 田中」があります。 季節の野菜のおひたし、絶品ポテトサラダ、鶏白レバーのマスタードクリーム煮、すじこんなどなど。 隠し味に魚醤を使ったり、2種類のバルサミコ酢を組み合わせるなど、ひとつひとつに工夫があり、味も濃いめでとことん「酒に合う」を追求。 それぞれに合う酒のペアリング情報つき。酒屋ならではのこなれたチョイスも必見です。 女将のコラムや、はじめての日本酒指南、燗酒のコツなど、読み物も充実。 日本一の角打ちと呼ばれる名店の、初めてのレシピ集! ■目次 立吞み 田中の人気つまみベスト10 すじこん/立吞み 田中ポテトサラダ/鶏白レバーのマスタードクリーム煮/鶏もつみそ煮/季節の南蛮漬け/〆さば、〆いわし/やみつきセロリ/季節のぬか漬け/自家製オイルサーディン/あなご煮/だし巻き卵 明石のたこ たこ煮/たことトマトのマリネ/たこコロッケ 季節の野菜料理あります。 おひたし・煮びたし4種/かぼちゃのスパイスマリネ/水なすのサラダ/野菜のアーリオオーリオ ちびっとつまむアテ いぶりがっこ奈良漬けのクリームチーズあえ/ひねポン/ハリイカの肝沖漬け/ぬた/黒豆と酒粕クリームチーズ/のりの佃煮/野菜の浅漬け 地味だけどウマイ、おばんざい。 牛すじと里いもの煮っころがし/わけぎとゆずのおから/絹厚揚げと半熟卵/揚げ出しがんも/れんこんと豚バラ肉のマスタードきんぴら/しょうゆチャーシュー 立吞み 田中の発酵料理。 しらすのアヒージョ/魚のムニエル 魚醤クリーム/ベトナムチキン/いかたっぷりシューマイ/パクチーギョーザ/にらポークバーグ/いわしのハーブグリル 粕汁/酒粕ぶりアラ大根/かきとほうれん草の酒粕グラタン/酒粕みそチャーシュー/酒粕床/もろみしょうゆ麹 だしで酒を吞む。 天然だいの骨蒸し/めいたがれいの酒煮/魚のアラのみそ汁/アクアパッツァ/肉豆腐/らふてい 立吞み 田中の調味料/私とたなか屋 上田淳子 コラム 私が女将になるまで/メニューあっての食材ではなく、食材あってのメニュー/酒屋がやっている立吞みである 日本酒指南 はじめての日本酒、さて何を呑む?/立吞み 田中の考える「食」と「呑」のマリアージュ/燗酒Q&A/日本酒用語集 大きさ: 15.1 x 1.2 x 21.1 cm 128ページ
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【サイン本】伊藤紺 第3歌集『気がする朝』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 伊藤紺 第3歌集『気がする朝』 『肌に流れる透明な気持ち』、『満ちる腕』(ともに短歌研究社刊)の 伊藤紺さんの第3歌集を刊行いたします。 【著者より】 12月、ナナロク社より 3冊目の歌集『気がする朝』を刊行します。 掲載歌は102首。 その半分以上がまだどこにも出ていないあたらしい歌です。 2023年はわたしにとって、 もっとも短歌と向き合う年になりました。 歌のひとつひとつに今までなかった発光を感じ、 これが、自分の光なんだと気付きました。 この本を書けたこと、一生誇りに思う。 わたしの最高傑作です。 伊藤 紺 【収録歌より7首】 夏が来る たまに忘れそうになる わたしがすごくやさしいことを 駅まではいつもぴったり8分であなたに会わなくなってから2年 この人じゃないけどべつにどの人でもないような気がしている朝だ さみしくはないけど一人暮らしのこんなにも小さな燃えるゴミ 海を見た日は胸に海が残ること ふつうに人を信じてること その曲が始まるとみんな喜ぶというよりすこし美しくなる 僕らいっせいに喜び合って生きものは愚かなほうがきれいと思う 【書籍詳細】 著者:伊藤紺 装丁:脇田あすか 仕様:B6変形 並製 120頁 収録歌:102首 【著者プロフィール】 伊藤紺(いとう・こん) 1993年生まれ。歌人。2019年『肌に流れる透明な気持ち』、20年『満ちる腕』を私家版で刊行する。22年両作を短歌研究社より新装版として同時刊行。23年脇田あすか、穂村弘、坂巻弓華との展示「ことばとえの4人」(OFS GALLERY)ほか、NEWoMan新宿ショッピングエリアでのコラボ特別展示「気づく」など。 ------------------------------------------ 歌や装丁からあかるい光を感じる歌集です。
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『みんなでつくる中国山地 004』
¥2,750
年刊誌『みんなでつくる中国山地』の2023版となる004号が発売開始しました。特集は「さて、どう住む?」。家が「商品」となり、「マイホーム」を所有するのが当たり前になったこの数十年。理想の暮らしに近づいているはずなのに、実はそれに縛られているところもあるのではないでしょうか。中国山地から始まっている、家をめぐる新しい動き。そこから私たちの暮らしや未来、環境や自分のことを考えてみようと思います。中国山地の各地で起こっている空き家リノベーションやそれによる地域再生、中国山地の素材を生かしたエコな住まいのあり方、かつて当たり前だった住まい方などについて、実践者や研究者など多彩な執筆者が寄稿しています。 大きさ: 242×183×8 176ページ
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【サイン本】津村記久子『うどん陣営の受難』
¥990
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。表紙とサインのあるページの端に傷みがあります(9〜12枚目の画像参照)。ご承知の上ご注文下さい。 「控えめに言って、どっちもくそ」 四年ごとに開かれる会社の代表選挙。一回目の投票は票が散らばったため、上位二名による決選投票が行われることになった。 現体制は手堅い保守層から支持を集め、二番手につく候補は吸収合併した会社のプロパー社員のリストラ等過激なスローガンを掲げる。接戦が予想される中、両陣営共に動向を窺うのは、一回目で三位につけた候補の支持者たちであった。 運動員の送り込み、ハラスメント手前の圧力、上司からの探り…。 社内政治の面倒臭さを、津村記久子ならではの視点と筆致でリアルにコミカルに描く。 大きさ: 112×174×9 mm 104ページ
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角田光代『これからはあるくのだ』
¥616
SOLD OUT
私中川が書いた過去のブログより ↓ この本が唯々好きだ。 角田光代『これからは歩くのだ』 飲みながらこれを書いているのではない、念のため。 どうしてこの本を手に取ったのかわからない。 タイトルに惹かれたのか? 装丁が気になったのかもしれない。 ちなみに装丁はK2にもいた池田進吾。 (単行本の方はさらにいい!) とにかく何かに反応して読んでみた。 誰もが経験するような日常を描いた31のエッセイだが、やはり文章がうまい。 最初に手に取った時、目次を見ると「ケンビシ」が目に飛び込んできた。 十数年後の「ケンビシ」 ケンビシはあの剣菱? 若い方は剣菱を知らないかもしれないが、私のような還暦も近いおっさんにとって剣菱は菊正宗とともに魔法のコトバである。 地酒なる言葉なぞない学生時代、味もわからないのに旨口なのか辛口なのか知らないけれどとにかく剣菱や菊正宗を飲んでいると、それは通の証だった。O関やG桂冠よりこころもち価格が高かったような気がする。特に剣菱はマークが明確でかっこよかった。 その剣菱がケンビシなのか? 読み進むと果たしてあの剣菱であった。 内容は秘すが私は腹を抱えて笑った。 ぜひ読んで欲しい。 この話だけでこの本が大好き。 爾来この本を他人に勧めまくっている。 嫁はんと三女に読ませた。 勿論大笑い。 そういえば小倉ヒラクくんにも勧めた。それ以来ヒラクくんは角田光代ファンになり何冊か購入したと彼の奥さんから聞いた。 そのヒラクくんが灘や伏見の酒蔵の凄さを先日飲んだ時に語り出した。所謂地酒ではない石高の大きな酒造メーカーの話で、剣菱もその中に入っていた。私は酔いもあり彼の言っていることを完全に理解したわけではなかったが、あの今をときめく発酵デザイナー(しかしこの肩書ってなんやねん!?)の小倉ヒラクの発言なのでとても印象的だった。とにかく剣菱はブレンド技術が凄いのである。高名なシャンペン・ドンペリニョンのマスターブレンダーも剣菱の社長に話を聞きに来たらしい。 それから1週間も経たないうちにみそラーメン屋さんから飲み会の案内が来たので豊中までのこのこ出かけると、なんとそこに剣菱の白樫社長がいた。秋鹿の航太郎さんもいて楽しいひと時だった。 で、この本をご存じないだろうと思い、贈ることにした。スタンダードブックストアを閉めているので、本屋で探すことにしたがどこにもない。自宅の近所にも天王寺にも。どの本屋も文春文庫の角田光代の棚にはほとんど同じ銘柄の本が並んでいるので合点がいった。ランクの高いものしか置いていないということ。出版社は売行きに応じてランクを付ける(S,A,B,C,D,E...くらいかな?)。この本が棚にないということは残念ながらランクが低いということである。探すのをあきらめて友人の本屋で取り寄せ今日受け取ってきた次第。 角田さんの他の著書よりは人気がないということになってしまうが、(本屋が出版社で決めたランクで選書するとよっぽどのことがない限り低ランクの本には出合えなくなる)ケンビシだけでなくどれを読んでも面白いので本当にオススメ!文庫なのでお手軽!
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マメイケダ『味がある。』
¥2,530
※ サインはスズキナオさんのみです。 『おなかがへった』や『えきべんとふうけい』などの絵本、書籍や雑誌等の装画や挿絵などのイラストレーション、食品のパッケージイラスト等、 いま大注目のイラストレーター・画家、マメイケダがライフワークのように描き続けるごはん日記。 待望の増補改訂復刻版! ごはんを前にした時のよろこびと、食べることそのものの衝動をダイナミックに伝える筆致。 絵日記には、マメさんのちょっとした気づきや雑感が添えられ、お店のカードや商品ラベルが貼りこまれている時もあります。 さまざまな時間、場所、思い出とともに膨れ上がった日記帳をそのまま書籍に落とし込んだような装丁は、 日記という個人の日々の記録でありながら、それをみる私たちにとっては 気のおけない友人がすすめてくれるなによりのグルメ情報のようです。 親しみあふれる美味しいほほえみブック。 本文より 〈ロールケーキ〉 ロールケーキって、ほんとしみじみ「の」だなぁ。 コーヒーを淹れる時も「の」の字、 結んだ袋をほどきやすくする結び方も「の」の字に結ぶ。 「の」ってなんかすごい。急に好きだ。 デザイン:仲村健太郎 判型:B6判変形(182×112 mm)/112ページ/並製・角丸 テキスト:日本語(一部英語)
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【抽選販売イベント】11/29(水)18:30漫画家絵津鼓トーク『2023年ありがとうございました』
¥1,760
抽選販売
※注意事項…お申込み前に必ずお読みください。 今回のトークイベントは、クレジットカードのみの対応となり事前の決済が必要です。 応募者多数の場合は抽選となります。 落選の場合も、一度決済が行われ、履歴が残ります。その後、返金されますのでご安心ください(返金のスケジュールはカード会社様ごとに異なります)。 BASEシステム上、いかなる場合も返金、キャンセル、お客様情報の修正(お名前・メールアドレス・電話番号等)は承ることができません。ゆっくりと、正確に、お間違えのないよう、お申し込みをお願いいたします(誤った情報は修正することができません。お問い合わせいただきましても回答しかねます。ご了承ください)。 いよいよ、年末が近づいてきました。 2024年のカレンダー発売前、緊急トークイベントを開催します! (イベント当日の販売はA5版1枚ものカレンダーのみ販売いたします) 日時 :11月29日(水)18:30〜 場所 :大阪・心斎橋パルコ4F 丸福珈琲店 Good Old & New Edition テーマ *『2023年、できたこと』 *みんなからの質問コーナー 絵津鼓先生に聞いてみたいこと大募集。参加申し込みの際、BASE備考欄に質問を書き添えてください。 出演: 著者_絵津鼓(著『メロンの味』など) 司会_中川和彦(スタンダードブックストア店主) 料金:1,760円(1,600円+税)*1ドリンク&丸福さんのお土産付 *絵津鼓先生からのおみくじ お申込期間: 11月22日(水)21:00〜11月24日(金)21:00 当落結果発表: 11月25日(土)21:00 申込方法:*こちらのBASEのみの受付です。 *応募者多数の場合は抽選となります。 *繰り返しになりますが必ず、以下の注意事項をお読みください。 今回のトークイベントは、クレジットカードのみの対応となり事前の決済が必要です。なお、定員を超えた場合は抽選となり、当選された方のみご参加いだだきます。丸福さんのレジ混雑緩和のため、ご協力をお願いいたします。 落選の場合も、一度決済が行われ、履歴が残ります。その後、返金されますのでご安心ください(返金のスケジュールはカード会社様ごとに異なります)。 キャンセル及び、他の方への転売はできません。 当日はご本人様確認のできるもの(免許証、健康保険証など)を必ずご持参ください。 BASEシステム上、いかなる場合も返金、キャンセル、お客様情報の修正(お名前・メールアドレス・電話番号等)は承ることができません。ゆっくりと、正確に、お間違えのないよう、お申し込みをお願いいたします(誤った情報は修正することができませんので、ご了承ください)。
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【サイン本】 パリッコ・スズキナオ『酩酊対話集 酒の穴エクストラプレーン』
¥1,100
せきしろ氏・清野とおる氏賞賛!! 「チェアリング」という活動を生み出し、いまやテレビ、ラジオ、雑誌、ウェブメディアなどには欠かせない存在となったスズキナオとパリッコが、前作「酒の穴」に続き、無益に飲み語る。 読んでもまったく身にならない、だけどひとり酒の時間が少しだけ豊かになる、酩酊対話集第二弾。 【コメント】 ●せきしろ(作家、俳人/『去年ルノアールで』など) 「愛とか夢とか勇気とか、どうでも良い曲の歌詞に出てきそうな、あるいは居酒屋にあるカレンダーに書かれていそうな言葉は敬遠して生きてきたが、今はとにかく勇気が欲しい。知らない店に入れるような、知らないメニューを頼めるような、どんな店でも楽しめるような、そんなパリッコ氏やスズキナオ氏が持つ勇気。どれかひとつでも、その欠片でも自分にあれば、別の人生だったとすら思う。」 ●清野とおる(漫画家/『東京都北区赤羽』など) 「戯言集とみせかけた金言集。 ディストピアと化した現代をユートピアにする方法が詰まっている。」 文庫判176ページ 寸法 10.6 x 1.4 x 14.8 cm
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【サイン本】ひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 20代で転職6回。 「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。 こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる--。 目次 ◎一社目 倉庫、コンビニ アルバイトはたのしい 倉庫ではたらく お金がない 時間の換金には限度がある ◎はじめての就職活動 転職エージェントに登録する 初めての面接 「世の中そんなに甘くないんだよ」 再最終面接 ◎二社目 営業 入社一か月目 ほほえみ地蔵 社会人練習 踏んだり蹴ったり 血便、ふたたび ◎はじめての休職 ダチョウか、タカか、ペンギンか 川と裁判傍聴の日々 ◎三社目 webマーケティング おでんを食べながら働く 「圧倒的成長」をしたくない ◎四社目 書店スタッフ 滑り込み転職 手取り十五万円クライシス レモンの輪切りと人生 「好きなこと」を仕事にする (二十八歳・書店アルバイト) 転職活動、ふたたび トイレットペーパーがない ◎五社目 事務局・広報 入社して一か月で辞めたくなる 「給料も払いたくない」 「仕事ができる・できない」は環境の違い 「ひらいさんは文章で成功しない」 なにもない首里城 ◎六社目 編集・ライター 職場には川が必要 デスクでごはんを食べること、窓がないオフィスで働くこと 「書く」という仕事 甘いものが食べられない期 偏りをはかる ◎七社目 ライター・作家(フリーランス)←「社」ではないですが……。 倉庫バイト・リバイバル 働き方革命 やってみたいことを、やってみる 転職の数だけ人生の味方が増える フリーランスの生活と占い 肩書は書かない いつ、どんな理由で辞めてもいい 夢って、なんだろう ◎あとがき 版元から一言 個人誌『おいしいが聞こえる』『踊るように寝て、眠るように食べる』が異例の売れ行きを見せるひらいめぐみ、書き下ろし最新作。 生涯年収やキャリアプランよりも大事にしたいことがある人、転職に悩む人、働き方に悩むすべての人たちに送ります。 「面白かった。就職とか会社とかよくわからん、と思ってる人、だいじょうぶ、みんなわかってないから、と教えてくれる本だった。 なんか違う、と感じたら体調を崩してやめてしまう、身体の敏感さがひらいめぐみの才能だと思う。 仕事の内容よりも、仕事場の近くに川があるかどうか、のほうが熱心に語られている。僕も川のそばの倉庫で働いてみたくなった」(pha) 大きさ:四六判 縦128mm 横188mm 厚さ17mm 224ページ 並製 【著者プロフィール】 ひらい めぐみ (ヒライ メグミ) 1992年生まれ。茨城県出身。7歳からたまごシールを集めている。2022年に私家版『おいしいが聞こえる』、2023年に『踊るように寝て、眠るように食べる』を刊行。好きな食べものはおでんとかんぴょう巻き。
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文学ムック 『ことばと』 vol.7
¥1,980
文学ムック 「ことばと」vol.7 A5、並製、368 ページ 編集長/佐々木敦 ロゴマーク/石黒正数 表紙・本文デザイン/戸塚泰雄 装画・挿絵/近藤恵介 【巻頭表現】 千葉雅也「間違えたらもう一度繰り返せ」 【第5回ことばと新人賞】 池谷和浩「フルトラッキング・プリンセサイザ」 佳作 藤野「おとむらいに誘われて」 選考座談会(江國香織、滝口悠生、豊﨑由美、山下澄人、佐々木敦) 【特集:ことばとことば】 ◎創作 大沼恵太「ここだけの話」 大前粟生「パラパラ」 片島麦子「メントリの始末」 木下古栗「君たちはどう生きるか」 佐川恭一「不服」 瀬尾夏美「頬をなぞる」 戸田真琴「きっとしらない国」 法月綸太郎「虱博士」 笛宮ヱリ子「白い噓」 福田節郎「才能」 保坂和志「ことばとショーケン」 町屋良平「植物」 【本がなければ生きていけない】 佐々木敦「蔵書の減少と本棚の増殖」
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北山耕平翻案『虹の戦士』ポケット版
¥1,760
SOLD OUT
30年間静かに読み継がれるロングセラー、待望のポケット版。 アメリカ・インディアンが信じつづけてきた、希望と再生の物語 「地球が病んで/動物たちが/姿を/消しはじめるとき/まさにそのとき/ みんなを救うために/虹の戦士たちが/あらわれる」 ――ネイティブ・アメリカンに古くから残る言い伝えより 老婆と少年ジムに起こる、小さな奇跡――。ネイティブ・アメリカンが信じつづけてきた物語『虹の戦士』(英題:Warriors of the Rainbow)が、このたびポケット版として刊行! 『虹の戦士』は、1991年に北山耕平が翻案し河出書房新社より刊行されたのち、1999年に太田出版より同名で刊行、2017年に『定本 虹の戦士』が刊行されており、30年以上にわたって読み継がれている物語。このたび持ち運びしやすいA6判サイズで待望の再販となった。 本書は一九九一年の河出書房版、一九九九年の太田出版旧版、二〇一七年の同・定本版を経て、今度のリトルブック、ミニマルな形で四度目の刊行になります。最初に世に出てから三〇年以上の月日が流れました。ありがたいことに本書を求める声は年を追うように高まり、よりシンプルで無駄の少ないものを世に問う誰の手にも渡せる版を残そうということになり、今回、古くからの友人でデザイナーの白谷敏夫氏の手をお借りして、ポケット版『虹の戦士』をあなたに渡せることになりました。 この優しい本が、そして、この物語が、いつまでもあなたの力になりますように。 本書収録「二〇二三年ポケット版へのあとがき」より A6判上製、200ページ
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北尾修一『調子悪くて当たり前日記』
¥1,320
SOLD OUT
百万年書房・代表北尾修一『自分思い上がってました日記』の続編。 8月22日から10月23日までの日記。 タイトル:調子悪くて当たり前日記 著者:北尾修一 装幀:木庭貴信+角倉織音(OCTAVE) 仕様:A6/並製/本文1c208p
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谷川俊太郎/木下龍也『これより先には入れません』
¥1,650
SOLD OUT
谷川俊太郎と木下龍也の書き下ろしの共著を、出版社名を入れない「同人誌」(同好の士が集まってつくる本)として制作しました。 詩人ふたりが数行の短い詩を交互に書きつぎ、ひとつの作品をつくる詩の形式「対詩」。本書では、詩と短歌による延べ40回にわたるやりとりをおさめました。巻末では、木下さんによる「ひとり感想戦」を収録。その時々の感情まで知ることができます。 * * * 僕にとって『これより先には入れません』は一対一の戦いでした。どの場面にも技術+勘+運+奇跡が必要でした。圧倒的な才能+経験値を前にして何ができたのか、できなかったのか。ぜひ本書でご覧ください。(木下龍也) * * * 『これより先には入れません』 著者:谷川俊太郎 木下龍也 仕様:B6変型/並製/134頁 販売会社:ナナロク社 【著者プロフィール】 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。詩人。 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口生まれ。歌人。
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エド・ピスコー『ヒップホップ家系図 』
¥2,970
SOLD OUT
祝ヒップホップ50周年! ヒップホップ家系図が日本独自の編集版となって再登場です! この本は過去に出版したヒップホップ家系図1〜4巻のコミックの部分を1冊にまとめたものです。本文は過去のフルカラーから基本2色(ページによっては3色や1色もある)のよりシンプルな彩色構成に変更になっていますので、日本の漫画に慣れた読者にはさらに読みやすくなったと思います。サイズは週間漫画雑誌と同じサイズのB5サイズで、デザインは週間漫画雑誌とコンビニ漫画を足して2で割ってポップにした感じの本って想像してみてください。価格面も相当頑張ったつもりです。ぜひ手に取ってみていただけたら幸いです。 vol.1 米国ワシントン・ポスト紙の"2013年ベストコミック" 米国シアトル・タイムズ紙の"2013年ベスト音楽コミック" SPIN誌の"2013年ベスト音楽本" 等多くの名誉ある年間ランキングに次々と選出! 米国で今最も注目されている若手コミック作家の一人エド・ピスコーが、世界を激変させた米国生まれの偉大なる芸術表現: ヒップホップの世界を描いた。 爆発的に愉快なエンタテイメント性溢れ、まるで百科事典のように詳細に描かれたヒップホップを取り巻くドキュメンタリー・コミック。 ネット上のBOING BOINGに連載という形で始まった『ヒップホップ・ファミリー・トゥリー』(ヒップホップ家系図)の舞台は、サウス・ブロンクスの公園や個人宅の居間に始まり、やがてはヒップホップ・シーンが急激な盛り上がりを見せたナイト・クラブ、レコーディング・スタジオ、そしてラジオ局へと移行していく。ラッパー同士のバトルやライバル関係、パフォーマンス技術の発展、勝者と敗者:自称ヒップホップ"おたく"である著者はその全てをしつようなまでの情熱でもって調べ上げ、裏を取り、愛情を持って描いた。 ヒップホップ界の初期のスターであった、クール・ハーク、アフリカ・バンバータ、グランドマスター・フラッシュ、カーティス・ブロウ、シュガーヒル・ギャング、ファンキー4+1、後にRUN-DMCとなる3人のキッズのみならず、ラッセル・シモンズ(Def Jamの創始者の一人)、シルビア・ロビンソン(音楽家・シュガーヒル・レコード創始者)、リック・ルービン(音楽プロデューサー・Def Jamの創始者の一人)等同等のカリスマ性を持った重要な裏方達等、それぞれの強烈な個性、歴史的パフォーマンス、人間関係が活き活きとダイナミックに描かれている。そして、グラフィティ界の巨匠ファブ・ファイヴ・フレディがデボラ・ハリー(ブロンディ)、キース・ヘリング(美術家)、ジャン・ミシェル・バスキア(美術家)、グレン・オブライエン(『TVパーティー』)、チャーリー・エーハン(映画監督・『ワイルド・スタイル』など)、 リー・キノーネ(グラフィティ・ライター・美術家)らと出会い化学反応を起こし、彼等の音楽、アート、そして文化がマンハッタンのダウンタウン全体やメインストリーム・シーンに大きく影響するようになる過程を目撃する事が出来る。 その他、ナイスなキャラの脇役達(後にヒップホップ界のスター…)から、1970年代後半の街の様子、愉快な小話等エド・ピスコーならではの世界観が読む人全てを魅了する。 vol.2 ヒップホップ家系図 vol.2(1981~1983) 今回描かれるのは1981〜1983年の期間。当時、ヒップホップはその活躍の場を近所の公園や個人の娯楽部屋からダウンタウンのクラブやレコードへと広げていた。パフォーマー達は観客を魅了し、差別化を図るためにどんどん派手な格好でステージに上がるようになっていた。そんな中、RUN-DMCという若いグループがシーンに登場し、ストリートでのパフォーマンスへと回帰するスタイルを打ち出した! 第2巻が描くのはヒップホップにおける様々な歴史的ヒット作の舞台裏:アフリカ・バンバータの“プラネット・ロック“、グランドマスター・フラッシュ・アンド・ザ・フュリアス・ファイブの"ザ・メッセージ"、そして映画『ワイルド・スタイル』等。また、NWA、ザ・ビースティ・ボーイズ、ダグ・E・フレッシュ、KRS One、ICE T、初期のパブリック・エネミー等のスーパースター達も登場する。Dolemite、LL クールJ、ノトリアス BIG、そしてニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック等のカメオ出演もあり。『ワイルド・スタイル』の監督、チャーリー・エーハーンによる序章も見逃せない。 vol.3 ヒップホップ家系図 vol.2が2015年アイズナー賞-“最優秀実話賞"受賞! ヒップホップ家系図 vol.3(1983~1984) 世界で大旋風を巻き起こしているエド・ピスコーの大人気ヒップ・ホップ・コミックシリーズ、早くも3巻登場! 1983年から84年の期間を追って今回描かれるのは:ラン・DMCの名声への道取り。唯一無二の強烈な存在であるフーディーニ、ザ・ファット・ボーイズ、スリック・リック、ダグ・E・フレッシュ等。ビースティ・ボーイズがラップ・グループとなる様子。リック・ルービンがラッセル・シモンズと出会いデフ・ジャムを立ち上げる過程。かの有名なパイロットテレビ番組、ヒップ・ホップダンス番組『グラフィティ・ロック』、ドキュメンタリー映画『スタイル・ウォーズ』、西海岸のヒップホッップ・ドキュメンタリー『ブレイキン・アンド・エンタリン』等。 今回も綿密な調査に裏付けらたエドのヒップホップへの情熱が詰まった読み応えのある内容となっております! vol.4 全米で、そして世界でベストセラーの快進撃を続けるシリーズ、ヒップホップ家系図! 時代はいよいよ1984-85年に突入。 描かれるのは:デフジャムの台頭! 映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』へと繋がっていくドクタードレーのレコード・デビュー! ハリウッドのヒップホップへの注目と『ブレイクダンス』、『ブレイクダンス2/ブーガルビートでT.K.O!』、『ビート・ストリート』、『クラッシュ・グルーブ』などの作品! そしてファミリー・ツリーの新たな枝葉として登場するのはウィル・スミス、ソルト・ン・ペパ、ビズ・マーキー、2・ライブ・クルーなど! また、この時期ラッパーたちの元ネタとなった伝説的麻薬王リッキー・ロスやフィラデルフィア警察による過激な黒人コミューンMOVEの虐殺行為についてなど、今号も目からウロコの歴史的背景が満載! ピスコーのパワフルなビジュアルでお届けする最高の教育的エンタテイメント! タイトル:ヒップホップ家系図 作家:ED PISKOR(エド・ピスコー) 翻訳:vol.1・2 綾井亜希子 vol.3・4 高松和史 コミック サイズ:2色版 ・25.7cm x 18.2 cmx 2.7cm
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写真集・隙ある風景|ケイタタ(2-1)
¥6,578
『隙ある風景』 ケイタタ ※お好きな表紙をお選びください。 ※9枚目以降の写真9種類からお選びください。 寸法:タテ約22.7㎝xヨコ約23.1㎝x厚み約2.5㎝ ※手づくりですので表紙の写真含め装丁は1冊1冊違います。 日常他者を全く意識していない状態、全く無防備な『隙』の瞬間をとらえた写真集。コピーライターである著者が写真に添えた一言が秀逸で写真を引き立てる。 段ボールと布テープ製本、手書きタイトルの表紙と手間暇かかったとにかく唯一無二の写真集! ホントに1冊1冊違います! 『ちょっと見るとSNSは「隙ある風景」だらけのように思えるけれど、ではKEITATAの隙は、ほかの隙とどうちがうのか。それは風景を切り取る眼のぬくもりだ。』 編集者都築響一によるあとがきより あとがきは日本語、英語、中国語の3か国語なので海外へのプレゼントにも最適!
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【サイン本】佐々木敦『佐々木敦による保坂和志(仮)』
¥1,100
SOLD OUT
※著者直筆サイン本です。 『佐々木敦による保坂和志(仮)』 文庫版サイズ 226ページ 1000円
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【サイン本】スズキナオ『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』
¥1,760
SOLD OUT
※著者直筆サイン本です。 読者のこころの中のあたたかな記憶を呼び起こす、やさしさ満点エッセイ。 朝まで歌い続けた祖父の声、夢でしか会えない祖母の感触、旅の夜に聞いた息子の本音――。どんなに近くに暮らしていても、いちばん分からない。だから尋ねてみた。「あの時ってさ……」。知れば知るほど、もっと大好きになるから、家族って不思議だ。なにげなくて愛おしい記憶のかけらを拾い集めた、20のエピソード。 【目次】 まえがき 1 いつの間にか引き継いでいたわが家の味 2 いつまで経っても慣れないこと 3 旅に出た日が遠くなっても 4 父のへべれけ“酒道”十ヶ条 5 最初で最後の義父との夜 6 ちょっと遠くに住んでいる兄妹たち 7 今日が最後だと思いながら歩いた道 8 街を歩くすべてのお母さんと握手したい 9 オールナイトライブ祖父 10 祖母のかけらを拾い集める 11 世界に一つだけのかめきち 12 いつかあの劇場の近くで 13 旅の夜のインタビュー 14 つくられた家族、つくる家族 15 知らない時間を生きていく人 16 モモがいなくなってしまったこと 17 生まれた時のこと、おぼえてる? 18 目が覚めた時、横におってな 19 カエルを探して山を眺める 20 ちぐはぐなリズムの寝息 あとがき 大きさ: 191×130×20 224ページ
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松鳥むう『粕汁の本 はじめました』
¥1,650
本書「はじめに」にもあるように、大阪人の私は粕汁は冬になれば全国で日常的に食べられるもんだと思い込んでいた。数年前のとあるイベントの際、青森出身東京在住の知人が「粕汁知らない」と言ったのに驚いた。さらに「粕汁はブリやんな?」と私が言うと私より若い世代は「鮭でしょう!」と全員が言った。そんなまだまだ未知のことが多い粕汁というおかずにも酒のアテにもなる万能選手について知ろうではありませんか!いよいよ粕汁本番ですよ!…スタンダードブックストア/中川和彦 はじめての粕汁の本。 日常的に食べている関西はもちろん、日本全国、食べて歩いて書いた、粕汁ルポ。 変幻自在の発酵食、粕汁を、思う存分ご賞味ください。 おいしい粕汁、変わった粕汁、発祥の地と言われる場所の粕汁、居酒屋の粕汁。立ち飲みの粕汁。 酒粕豆知識・灘五郷蔵開きマンガ・伏見の清酒祭りルポを掲載。 【目次】 はじめに What’s 粕汁? 酒粕いろいろ 京阪神の粕汁の主な特徴 粕汁MAP 1杯目 アテな粕汁 カツオ出汁 香る野菜の粕汁 老舗立ち呑み屋のブリと鮭の粕汁 歴史を味わう皮鯨の粕汁 裏メニュー⁉ 鶏団子ときのこの粕汁 漬物店のナス入り粕汁 とにかく松鳥的美味粕汁BEST3 2杯目 食堂の粕汁 THE関西!! 粕汁×粉もん 具と薬味の変化球粕汁 始末の精神 粕汁×かやくごはん 町のお惣菜屋×粕汁 松鳥的BEST薬味 3杯目 酒蔵の粕汁 粕汁愛とカオスが入り乱れる灘五郷の蔵開き ほろ酔いでめぐる伏見の蔵開き 松鳥が粕汁を飲んだ 蔵開きリスト&蔵元併設スポット ■近畿 京都、滋賀、三重 ■全国 秋田、長野、福岡、佐賀 ■蔵元併設スポット 兵庫、東京 4杯目 お寺さん・お宮さんの粕汁 何事もま〜るくおさめる 祝い大根のま~るい粕汁(菩提酛清酒祭) 京都のお寺さんの粕汁参り 歴史を紐解くハマグリ入り粕汁(八日戎) 5杯目 ご当地粕汁&粕汁のようなモノ 春を告げるカジメの粕汁 酒粕好き庄内っ子の孟宗汁 エコな供物 シモツカレ 今や高級料理 あざら 冬も初夏も愛される漬け菜汁&たけのこ汁 レアキャラ 酒粕三平汁 汁は飲まない⁉ お年取りの粕汁 通年食べられる粕汁 はとや食堂の冷やし粕汁 6杯目 おうち粕汁 松鳥のこだわり粕汁 関西のおかんの粕汁 夏の冷やし粕汁 索引 おわりに 松鳥 むう (マツトリ ムウ) (文・絵) イラストエッセイスト。滋賀県出身。 離島、ゲストハウス、粕汁、郷土ごはん、滋賀を中心とした民俗行事を巡る旅がライフワーク。その土地の日常の暮らしにちょこっとおじゃまさせてもらう旅が好き。 物心がついたときから粕汁と焼き板粕が一番好きな食べ物。No KASUJIRU NO LIFE! 『島旅ひとりっぷ』(小学館)『おばあちゃんとわたし』(方丈社)、『あちこち島ごはん』(芳文社)、『日本てくてくゲストハウスめぐり』(ダイヤモンド社)、『むう風土記』(A&F)、『トカラ列島秘境さんぽ』(西日本出版社)他著書多数 大きさ:210x150x12mm 164ページ
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『夜の木』 12刷
¥3,960
SOLD OUT
『夜の木』第12刷 シャーム/バーイー/ウルヴェーティ 青木恵都 訳 【大きさ】35mm × 23mm、40ページ 2008年のボローニャ・ブックファアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 版ごとに表紙の絵柄が変わります。(今回の第12刷の表紙は、この絵本の冒頭に登場する物語「闇夜に光る木」の場面です。) 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました、まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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ネイティブタンのほとりにて
¥2,200
なんでもありな世の中だからこそ、なにか一つを長く続けていくというのは簡単なことではありません。それは音楽においても同じだと思います。 今回、10年以上にわたりインディペンデントに活動する、5名の音楽家の方にお話を伺いました。ミュージシャン、作曲家、編曲家、ピアノ奏者、ビートメイカーなど、みなさんそれぞれ活動するジャンルやフィールドは違えど、根底に流れる音楽のゆらぎには共通する美しさを感じます。 また、みなさんライブや活動拠点などにおいて東京以外の土地と関係を持っている方々であることも本書の特徴の一つです。 それぞれの土地と関係を持ちながら音楽活動すること、これまでの作品のこと、個人的に聞いてみたかったことを交えた、広告も批評も音楽の専門的な話もない、長く活動を続けてきた音楽家のまなざしに着目したインタビュー集です。 概要 本文:118ページ 編集・miyono 発行・mizochi コデックス装 / B5判 協力:寺田創一、木太聡、浜渦正志、波多野裕文、原摩利彦 本書はコデックス装を採用しています。本がのど元まで開くため手で押さえなくても開いたままの状態を保つことができます。背中を糸で綴じていますので、開きがよくてもバラバラと壊れてしまう心配はございません。馴染みのない方には不思議に映るかもしれませんが、本書が音楽を軸に置いた読みものであるため風通しの良いこちらの製本方法をお願いしました。
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COTACT HIGH ZINE 4th ISSUE
¥15,400
スタイリストの島田辰哉が不定期で発行するインディペンデントマガジン「CONTACT HIGH ZINE」の4号目となる新作「INTO THE PARALLEL」 300部限定 5年ぶりの新作となるINTO THE PARALLELは、タイトルの通り「パラレルワールド」をテーマに、2018年から2020年の2年間、島田の身に起こった体験をもとに制作。写真家の⼭⾕佑介が、島田が過去に住んでいた場所で撮り下ろした写真にYOSHIROTTENの編集を加えた作品をはじめ、編集者の我孫⼦祐⼀が寄稿した2万字に及ぶ同氏の半⽣の記録、写真家のオノツトム、ヘアスタイリストの光崎邦生、メイクアップアーティストのユカハイラック(YUKA HIRAC)によるファッションストーリー「REAL WORLD INTERFACE」などを収録する。そのほか、アーティストの⽚⼭真理のパートナーであるPSYCHOGEMと島田がアナログのドラムマシーンやシンセサイザーでセッションする姿を記録した写真や、草野庸⼦が「キディル(KIDILL)」の2023年春夏コレクションを満開のコキア畑で撮り下ろした作品などを掲載。総ページ数は375ページで、最後は島田の後書きで締めくくる。 大きさ: 225×280×30
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【サイン本】小山田浩子『かえるはかえる パイプの中のかえる2』
¥1,980
「目の前のひとつひとつを信じて書いていけば小説になる」 twililight web magazineでの2023年4月~9月の連載に、書き下ろし2本をくわえた、芥川賞作家・小山田浩子による第2エッセイ集。 「いまの普通はすぐ普通ではなくなるし私の普通と他の人の普通も全然違うしお互いの普通でなさもものすごく食い違う、でも私たちはそのことをいちいち口に出し確かめ合ったりしないで日々過ごしていて、だからこうして自分の普通や普通でなさを書き留めておく機会は本当にありがたかった。」 目次 まえがき 春 とん蝶 ぴーすくる 歩き話し おはぎ 休日のパーク 1 休日のパーク 2 川を上る マーマレード 東京の印象 喪服 お金 ベランダ ルバーブ 翻訳 変身ドーン 挨拶 1 挨拶 2 当たり前 おしゃべりな整体師 みょうが 誤記憶 わがまま 作文 犬と猫 秋 ページ数 120 判型 四六判変形並製 装丁:横山雄 装画:オカヤイヅミ 著者プロフィール 小山田浩子(著) 1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』『小島』、エッセイ集『パイプの中のかえる』がある。山階基『夜を着こなせたなら』(短歌研究社)
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サイン本・山階基『夜を着こなせたなら』
¥2,200
※著者直筆サイン本です。名久井直子さん装幀、美しい本です。 さりげない生活の風景、関係性の機微――新時代の空気感をあざやかに描き、幾度となく新人賞で注目を集めながら刊行された第一歌集『風にあたる』(2019)は〈短歌ブーム〉前夜の多くの読者の心をつかんだ。生きて暮らすことの手ざわりと明暗をいっそう深く、ときに軽やかに刻む第二歌集。384首を収録。 ・いちどきりピアスは耳を突き抜ける別の星から呼ばれるように ・もう取っておいても仕方ないけれど総入れ替えの春の台割 ・頰に雨あたりはじめる風のなか生きているのに慣れるのはいつ ・尾を垂らし虎はこころにあらわれるあれから痩せも太りもせずに ・くるぶしを波にまかせている夢の浜はあなたと来たことがない 【多方面のクリエイターから絶賛のコメント】 よく聞いてきた言葉が、様々な情景や風、匂いを見せる。大切な殺気がここにあり、美しく尖ったものに出会うことはそうそうないことを知ることとなる。(山崎ゆかり ミュージシャン) よく、写真は一瞬を切り取ると言ったりします。山階さんの短歌を読んでいると、写真よりも短い一瞬を感じます。短ければ短いほど、なんだか、懐かしく、寂しく、感じるのかもしれません。そんな言葉たちは、とても綺麗です。そしてちょっとだけ、怖いです。(糸井幸之介 劇作家・演出家・音楽家/FUKAIPRODUCE羽衣) 生活の不器用と歌う器用をゆきかうステップに乗せて、つむがれる普段の世界がゆっくりとやさしくきらめく。現代のこころと暮らしを千年先まで伝承する歌集です。山階さんの才気にむせました。(古賀及子 ライター・エッセイスト) イメージから空間に飛ぶジャンプ力が半端じゃない。言葉が自信を湛えていて、誰もいないスタジアムにパンチラインを置いてくるJAY-Zみたいだと思った。俺もかましていくしかない。(没 AkA NGS ラッパー・プロデューサー/Dos Monos) 【著者プロフィール】 山階 基(やましな・もとい) 1991年広島生まれ。 早稲田短歌会、未来短歌会「陸から海へ」出身。 2016年、第59回短歌研究新人賞次席。 2017年、未来賞(2016年度)受賞。 2018年、第64回角川短歌賞次席、第6回現代短歌社賞次席。 2019年、第一歌集『風にあたる』(短歌研究社)上梓。 2019年より東京・西日暮里「屋上」と共同で短歌に親しむイベント「屋上と短歌」を開催。 麻川針(あさかわ・しん)名義で組版・デザインを手がける。 造本・体裁:四六判変形・上製・カバーなし 装幀:名久井直子 装画:高山燦基 総ページ数:152
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LOCKET 第6号 SKI ISSUE 地図の銀白部
¥2,200
独立系旅雑誌『LOCKET』第6号は旅人のためのスキー特集です。 世界地図から空白部が消え、「秘境はなくなった」といわれてもなお、銀白部が存在します。白銀の世界に目を凝らせば、未知の国では普遍のスキーが見つかり、見知った国では未知が広がっていました。 イランとトルコで滑り、ノルウェーと韓国で歴史を遡り、台湾で廃墟を探します。久栖博季、石川直樹、マイク・エーブルソン、金本凜太朗、久保康友ほか豪華面々に協力いただきました。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷による美しい「心刷」です。さらに一部ページは石川県金沢市の石引パブリックで自らリソグラフ印刷。 真っ当でいてオルタナティブなインディペンデントマガジンから、新たな視点を問いかけます。 ●『LOCKET』 第6号 SKI ISSUE ●「地図の銀白部」イラン・トルコ・ノルウェー・韓国・台湾 ●本文160ページ・B5変型(h237 × w182mm) ●2,500部 ●編集発行人 内田洋介(編集・文・写真) ●デザイナー 大谷友之祐(Yunosuke) ●発行元 EDIT BY BODY 001 定年退職発、 マクドナルド経由、雪山行き 004 CONTENTS 006 鳥になりたかった!(久栖博季) 008 極地の移動手段(石川直樹) 010 イラン/ペルシャ雪を誰も知らない 034 イランからの手紙 036 トルコ/アナトリアのB面 060 体験を創造するスキーチェア(マイク・エーブルソン) 064 暇を持て余した神々の遊び 066 ノルウェー/原始のスキーヤー(塗木拓朗) 076 韓国/雪を駆けた馬 081 スキーヤーの肖像(宮村真一) 097 唄い踊るスキー、日本伝来の地で(高田民謡保存会) 102 猪熊弦一郎を見上げて(井上奈奈) 104 猪谷六合雄と汽水空港(モリテツヤ) 108 中谷宇吉郎の雪跡 116 台湾/南国にとけたスキー場(堤 大樹) 126 地球の滑り方 カザフスタン(稲村航平) 129 或るゲレンデ(金本凜太朗) 145 背骨の旅人 第6回 久保康友 152 INFORMATION 153 いまではないいつか 第2回 トルコ 160 まちがいさがし スキー篇(町田ヒロチカ)
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USO 5
¥1,760
年に一度の文芸誌「USO5」発売! シリーズ最多19名の方が参加し、 最厚356ページ(2.5センチ)となりました! (キラキラ特典シールがつきます) 文庫判 縦148mm × 横105mm
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【サイン本】柿内正午『ベイブ』論、あるいは「父」についての序論
¥1,200
※著者直筆サイン本です。サインは選べません。 映画『ベイブ』を丹念に見つめることで、「現代における父性とはどのようなものであるべきか」という大きな問いに挑む。『会社員の哲学』の精神的続編 映画を見るとはどういうことか。映画の表層だけを注視するのでもない。かといってありもしない深さや奥行きに捉われもしない。ただ「自分にはこう見えた」というひとつの視点をそのままに差し出すこと。画面上から読み取れることだけを記述しているはずなのに、なぜか生じる盲目と明晰の差異が際立つ。 自分の立場からものを考えるとはどういうことか。それは単純に「弱さ」の側にも「強さ」の側にも居直れない、複数の論理や構造の上での自身の中途半端な現在地をなるべく手放さないという絶え間ない持続である。わかりやすいポジションなど、個人にはとれはしない。 何度も何度も同じ映画を繰り返し見て、自分が何を見逃し、どんなありもしないものを幻視してしまっているのかを確認する。そうして自分の現在地を測る。「親」を引き受けることにいまだ躊躇う大したことない個人のありよう。 誰もが「子供」の立場から立ち去りたがらず、ありもしない「親」をでっちあげては怒り、悲しみ、疲弊していく状況がある。自らの夾雑物やずるさや構造的優位や鈍感さを誤魔化さず、それでもなおよりマシな未来のために個人が「親」的な立場を引き受けるための準備運動。それが『『ベイブ論』です。 新書版 173×105×5.8mm 88ページ
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木ノ戸昌幸『まともがゆれる』
¥1,716
SOLD OUT
「できない」ままで生きてもいい! 自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。 親の年金でキャバクラに通い、そのたび落ち込んで引きこもっていた増田さん。 何をやっても自信が持てない、一応「健常」な施設スタッフ沼田君。 毎夕、意味不明なワン切りを必ずしてくるひーちゃん。 「足が腐った」とか「定期をトイレに流した」とか、まばゆいばかりの屁理屈で仕事をサボろうとするQさん……。 障害福祉NPO法人「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの「できないこと」にこだわらないエピソードと、心の栓を抜く、脱力しきった詩の数々。 誰かが決めた「まとも」を見つめ直し、ゆらしたりずらしたりすることで、それぞれの生きづらさを緩めるヒントとなる一冊。 稲垣えみ子さんの寄稿が素晴らしい。 木ノ戸昌幸(きのと・まさゆき) 1977 年生まれ、愛媛県出身。スウィング理事長。 演劇、祇園のスナック、遺跡発掘などを経て2006年にNPO 法人スウィングを立ち上げ、 「障害福祉」の枠を超えた創造的な取り組みを行う。 大きさ: 12.8×18.8×1.7cm 223ページ
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あまから手帖2023年1月号〜2023年6月号セット
¥5,280
SOLD OUT
2023年1月号〜2023年6月号各1冊、計6冊セットです。 1月号:大阪案内、2月号:珈琲コーヒーcoffeeコーヒ、3月号:中華の町へ、4月号:日本酒の味、5月号:京都の迷い方、6月号:カレー(仮) 大きさ: 275mm × 210mm
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関口竜平『Books(tore) witness you. vol.1』
¥900
SOLD OUT
本屋lighthouseの日記ZINEシリーズ、創刊します。 vol.1は2023年3月〜2023年9月の日記を中心に、各種媒体に載せたエッセイや書評などを詰め込みました。 〈あとがきより抜粋〉 お店の売上とマリーンズのことばかり書いていたような気がしましたが、思ったよりもいろいろなことを考えていたようです。当然、考えていたことをすべて書き残せたはずもなく、考えるそばから忘れていくものたちばかり。忘れていったものたちはどこかに集っているのだろうか。集っていたらいいなと思うけど、喧嘩ばかりしている気もする。みんな違うことを言ってるから。 〈目次〉 4 2023年3月〜 16 私はなぜ書くのか 2023/03/11 22 2023年4月〜 42 私たちは常に誰かに救われているし同時に誰かを救っているらしい、ということ 映画『そばかす』感想文 2023/01/25 54 2023年5月〜 72 書評 『埋没した世界 トランスジェンダーふたりの往復書簡』 74 2023年6月〜 92 すべての野蛮人を根絶やしにせよ!(Exterminate all the brutes!) 98 2023年7月〜 110 宿題が終わらない人生について 映画『わたしは最悪。』 2022/08/30 120 2023年8月〜 138 Books(tore) witness you. 144 2023年9月〜 166 書評 『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』 ----------------------------------------------- 書誌情報 本文172p A6サイズ(文庫版) 表紙カラー/本文モノクロ 表紙用紙:上質紙135 本文用紙:上質紙70 著者:関口竜平(本屋lighthouse) 発行所:本屋lighthouse
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【サイン本】山谷佑介『RAMA LAMA DING DONG』
¥5,500
直筆サイン本です。 『RAMA LAMA DING DONG』 246mm × 188mm 82ページ 本シリーズは、山谷と彼の妻・江美との日本縦断の新婚旅行を記録した作品です。2014年夏、2人はバックパックに着替えとテントを仕込み、北海道から九州までの約1ヶ月の旅に出掛けました。「自分がこれまで生きてきて見てきたものを、奥さんにも、まず最初に見せたかった」と本人がいうハネムーンの記録は、50年代に流行った軽妙なロックンロールナンバー「RAMA LAMA DING DONG」をタイトルに展開されます。
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【サイン本】文庫版くどうれいん『うたうおばけ』
¥682
SOLD OUT
上白石萌音さんが何度も読み返す、愛する一冊 れいんさんの文章には体温があり、とても人間らしくて趣深い。 言葉の楽しさが詰まっています。 素直に、真っ直ぐに人を愛する姿にあこがれると同時に、 身近にいる大切な人をより愛しく思えます。 ――「はたちの20冊」(JPIC刊)より ********************************** 全国の書店員から熱烈な支持! 最注目の著者による、大反響エッセイ文庫化。 人生はドラマではないが、シーンは急にくる。 わたしたちはそれぞれに様々な人と、その人生ごとすれ違う。 だから、花やうさぎや冷蔵庫やサメやスーパーボールの泳ぐ水族館のように毎日はおもしろい―― 。 短歌、小説、絵本と幅広く活躍する著者が描く、「ともだち」との嘘みたいな本当の日々。 大反響の傑作エッセイ! 【文庫版あとがき収録】 [目次] うたうおばけ/ミオ/アミ/まみちゃん/Sabotage/パソコンのひと/内線のひと/ 瞳さん/謎の塚澤/暗号のスズキくん/物理教師/回転寿司に来るたびに/ 雪はおいしい/一千万円分の不幸/八月の昼餉/イナダ/不要な金属/ かわいいよね/冬の夜のタクシー/ロマンスカーの思い出/抜けないボクシンググローブ/ からあげボーイズ/エリマキトカゲ/きぼうを見よう/秩父で野宿/うにの上/ まつげ屋のギャル/桃とくらげ/ひとり占め/クロワッサン/終電二本前の雷鳴/ 白い鯨/バナナとビニニ/わたしVS(笑)/ふきちゃん/ 死んだおばあちゃんと死んでないおばあちゃん/喜怒哀楽寒海老帆立/ 山さん/あこがれの杯/あとがき/文庫版あとがき 大きさ…文庫判 224ページ
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【サイン本】谷川俊太郎 川内倫子『いまここ』
¥2,750
SOLD OUT
※サイン本です。サインは川内倫子さんのみです。 『いまここ』は谷川俊太郎の詩に、川内倫子が写真を合わせた写真絵本。日本科学未来館で上映されたプラネタリウム「暗やみの色」から始まった、原田郁子の楽曲「いまここ」の谷川の詩から生まれた一冊です。原田の楽曲「いまここ」は、今年発売された15年ぶりのソロアルバム「いま」に収録されている、0歳から91歳までの声、谷川自身の朗読、呼吸音、心音、rei harakamiのサウンドをフューチャーした11分半におよぶ大作となります。楽曲制作時に原田が川内の写真展「M/E 球体の上 無限の連なり」を訪れたことから、「本」としてのプロジェクトが動き出しました。 言葉と写真が呼応するように川内自身が構成した写真絵本『いまここ』では、アートディレクター・サイトヲヒデユキのデザインによって、言葉自体もリズムを持ちながらページが流れていきます。自分の存在について問いながらも、さまざまな受け取り方ができる「いまここ」という根源的な詩。それが静けさの中に自然の息づかいを感じる瑞々しい写真と重なり合うことで、寄り添いながらも、時空を超えた旅へと連れて行ってくれるでしょう。包まれるような囁きを聞きながら、深く遠くまで浸ることができる楽曲「いまここ」と連なり合う、言葉と写真で紡がれる『いまここ』の扉を、ページをめくりながら開いてみてください。 仕様:197 x 220 mm/上製本/64P 詩:谷川俊太郎 写真:川内倫子 企画:原田郁子 デザイン:サイトヲヒデユキ 言語:日本語・英語 発行:torch press
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ZINE『自分思い上がってました日記』(北尾修一)
¥1,100
SOLD OUT
《本文より》 ●2023年6月6日 完全に思い上がっていた。 自分と百万年書房はしばらくこのまま続くと過信していた。 2年続けて健康診断の消化器検査がE判定だったので、勇気をふり絞って恵比寿のクリニックで大腸内視鏡検査を受けたら数十分後、「ガン腫瘍がありますね」と医師からフランクに告げられた。 マジか、貴様誰にでもこんな軽いノリでガン告知するんか⁉ と、そっちに驚いた。 この時、あんまりよく覚えていないんだけど「あ、そうですか」みたいなリアクションを自分はした(と思う)。取り乱さなかったのは、「現実感がなかったから」だけではたぶんなくて。もともと両親ともにガンで60歳前後で死んでいるので、自分もきっと長生きはしない、という予想は20代の頃からしていた。それに、検査前からなんとなーく嫌な予感がしていて、最悪の事態はどこかで想定していた。 (中略) 寝る前に洗面所に行ったら、青に「あのさ、明日死ぬ確率はボスも青も同じって知ってた?」と言われた。 「おー、ほんとだね。おやすみー」 「おやすみー」 寝室に戻りベッドにダイブし、1分後に眠る。 著者:北尾修一(百万年書房) 装画:大橋裕之 装幀:木庭貴信(OCTAVE) 仕様:A6/並製/本文1c152p
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坂本図書
¥2,200
坂本龍一が憧れた、36 人の記憶と想像の人物録。待望の書籍化。 「いつか古書店の店主になるのが夢だった」 坂本龍一の傍には、いつも本があった。 東京の仮住まいにも特製の本棚をしつらえ、新旧の本を蔵していった。 「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語っていたほど無類の本好きで愛書家だった。 本書は、2018年から2022年にわたり「婦人画報」で掲載された、連載「坂本図書」36回分と、 2023年3月8日に実施された坂本龍一と旧知の仲である編集者・鈴木正文氏との対談「2023年の坂本図書」を収録しています。 本から始まり、本に気づかされ、本で確信する。 本書は、本を媒介に浮かび上がる、坂本龍一の記憶と想像の人物録です。 頁数:288 ページ 判型:四六版 選書・語り:坂本龍一 文・構成:伊藤総研 撮影:Neo Sora デザイン:日本デザインセンター 発行:一般社団法人坂本図書 発売:バリューブックス・パブリッシング 印刷・製本:シナノ印刷
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【古書】工芸青花 4号
¥11,000
SOLD OUT
※ 古書です。状態は新品同様です。 【4号|目次】 1 礎石のある庭 ・石造美術 閑野譚 ・流れる時間 山本野人 2 望月通陽 のれんと文字 ・路上の膝頭 望月通陽 ・工藝の泉 高木崇雄 3 源氏物語画帖 ・淡いもの 桐谷美香 ・公家文化の余薫 中村健太郎 4 川瀬敏郎 古陶と花 ・壺にいける 川瀬敏郎 5 フランスのロマネスク オルネーのサン・ピエール聖堂 ・かいじゅうたちのいるところ 金沢百枝 ・ロマネスク時代の巡礼 小澤実 精華抄 ■2015年12月25日刊 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー160頁 ■表紙作品|望月通陽(型染和紙) ■限定1200部 ◾️発行所 新潮社
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【直筆サイン、短歌入】岡野大嗣 第4歌集「うれしい近況」
¥2,200
※著者直筆サイン、短歌入です。短歌は220種類あるそうで、選べません。 How are you? 小さな暮らしが歌になる 岡野大嗣 第4歌集「うれしい近況」 誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった ※公開中の書影は制作中のものであり、変更の可能性があります 判型:四六判上製 ページ数:144ページ
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日野剛広「本屋なんか好きじゃなかった」
¥1,430
12本のエッセイ、6つの書評、2017.10〜2022.12の日記を収めた文庫版。著者は本屋に勤めて30年、店長歴10年。 特に好きでもないコトやモノの周辺が生業となることも多々ある。諦めることもあれば、悩みながら続けることもあり、何かのきっかけでのめり込むこともある。本書で著者は悩み、自問自答しながらも決して飽きることなく継続することの大切さを伝えている。 この説明を書いている私もまさか本屋をやる羽目になるとは夢にも思わなかったが、なんとか続けている…どうでもいいか 発売3ヶ月で4刷。面白くないわけがない。(中川和彦) 152ページ 大きさ:文庫版 105×148mm
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花本武詩文集「いくつかの条件」
¥1,575
SOLD OUT
気後れしてしまうほど有名な現役書店員花本武の詩文集。著者はこの本の版元「十七時退勤社」の名付け親だそうだ。エッセイ、書評、日記に詩が収められた小冊子付。 個人的には「レビュー量産計画」の津村記久子『エヴリシング・フロウズ』と「角川春樹賛歌」が気に入っているが、どこを読んでも楽しめる一冊。(中川和彦) 題字は著者筆のシルクスクリーン、著者名と版元名はシール貼り、グレーのボール紙貼り 84ページ 大きさ:150×130mm
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【白根ゆたんぽ】メタリックねこステッカー/緑
¥300
SOLD OUT
『メタリックねこステッカー/緑』 白根ゆたんぽ メタリックねこステッカー/緑の一番大きな箇所のサイズは縦6.4cm×横4.4cmです。
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ナナロク社第二回 あたらしい歌集選考会の記録
¥1,100
ナナロク社二回目の開催となる公募企画「第二回 あたらしい歌集選考会」の結果を収録しました。 選考会の結果報告となる本書では、選出された2名の歌人による各100首の短歌と、それぞれの選者である、木下龍也と岡野大嗣による選出理由を収録しました。また、木下・岡野両名による十人十首選として、応募作から歌人十名と各十首を掲載しました。選考会の記録として作成した簡素なものですが、掲載作品の力とそれを推しだす熱に溢れた一冊です。 本書は限定部数1000部の書籍です。選考会に参加された301名の方への贈呈後、一部を一般書店で販売いたします。 『第二回 あたらしい歌集選考会の記録』 目次 ・多賀盛剛 100首(木下龍也 選出) ・くろだたけし100首(岡野大嗣 選出) ・選出理由(木下龍也、岡野大嗣) ・木下龍也による十人十首選 ・岡野大嗣による十人十首選 仕様:B6サイズ、並製 頁数:174頁 ※限定1000部の書籍です
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【サイン本】『幸せな日々』
¥1,980
SOLD OUT
※著者サイン本です。 ナナロク社主催の短歌作品公募企画「第2回 ナナロク社 あたらしい歌集選考会」より、大阪生まれの歌人岡野大嗣さんが選出した、関西人・多賀盛剛さんの第1歌集を刊行いたしました。 【書籍概要】 『幸せな日々』 著者名:多賀盛剛 装丁:鈴木千佳子 仕様:A5変形 上製 136頁 【帯文 岡野大嗣】 別々の時間を生きていずれこなごなになる私たちを、 広く静かに抱きとめる三十一音がここにある。 【著者より】 買ってすぐに冒頭だけよんで、十年後によみおわった本があります、いつもそばにあっていつかよみおわるような、そんな本になりますように 【プロフィール】 多賀盛剛(たが・せいご) 1982年生まれ。兵庫県在住。歌人。 本書が初の著書。白ごはんが大好き。
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【サイン入り】絵津鼓 『IRUKA』prologue A5ポスター
¥770
SOLD OUT
『IRUKA』prologueのカラーポスターです。 大きさ : A5判148×210mm 絵津鼓さんのサイン入りです。 【message from 絵津鼓】…新刊『IRUKA』prologue 次にどんな話を描こうかと考え始め、”こういう話にしよう”とおおよそを決めたのは2022年12月でした。 しかし難航しまくるネーム…描いても描いてもしっくりこない、1ヶ月、2ヶ月…と、怖いほど時間が過ぎても進まない。ここまでのどん詰まりは、正直初めてでした。 悩みすぎて漫画を描くこと自体を諦めようか、となりかけた頃、ふっとネームが少し進みました。5ページ目まで主人公が登場しない始まり。 そんなのは漫画のセオリー的にはよろしくない、というのは分かっている…のに、なんでかこれで良い気がする、しっくりきてる…。と、恐る恐る「漫画はこうじゃなきゃ」と自分の中で定着していたものを一つ一つ外していくような作業をしました。 それは、個人レーベルだからこその自由度かもしれないし、もしかしたら本当に私の中にだけ凝り固まっていたものかもしれません。たった16ページのネームがようやく完成したのは、2023年の7月になっていました。今回の本はプロローグのため、物語自体は始まりの一部という感じですが、少年・入嘉(いるか)と父、そのまわりの人々との話です。BLではありませんが、同性愛というテーマも少し入っています。
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【サイン本】絵津鼓『IRUKA』prologue
¥550
SOLD OUT
絵津鼓さんのサイン入りです。 【message from 絵津鼓】 次にどんな話を描こうかと考え始め、”こういう話にしよう”とおおよそを決めたのは2022年12月でした。 しかし難航しまくるネーム…描いても描いてもしっくりこない、1ヶ月、2ヶ月…と、怖いほど時間が過ぎても進まない。ここまでのどん詰まりは、正直初めてでした。 悩みすぎて漫画を描くこと自体を諦めようか、となりかけた頃、ふっとネームが少し進みました。5ページ目まで主人公が登場しない始まり。 そんなのは漫画のセオリー的にはよろしくない、というのは分かっている…のに、なんでかこれで良い気がする、しっくりきてる…。と、恐る恐る「漫画はこうじゃなきゃ」と自分の中で定着していたものを一つ一つ外していくような作業をしました。 それは、個人レーベルだからこその自由度かもしれないし、もしかしたら本当に私の中にだけ凝り固まっていたものかもしれません。たった16ページのネームがようやく完成したのは、2023年の7月になっていました。今回の本はプロローグのため、物語自体は始まりの一部という感じですが、少年・入嘉(いるか)と父、そのまわりの人々との話です。BLではありませんが、同性愛というテーマも少し入っています。 『IRUKA』prologue 【体裁】 A5判・無線綴じ・24ページ 【定価】 550円(税込)
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短歌同人誌 『西瓜』創刊号〜第六号セット
¥3,000
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』創刊号〜第六号セット 大阪で創刊された短歌同人誌です。 創刊号〜第六号の全六冊セット。 創刊号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、安田茜 第二号からは上記に虫武一俊が加わります。 (敬称略) A5判、号により62ページ〜102ページ 内容の画像は創刊号のものです。それぞれの内容は各号の画像をご参照ください。
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プールサイド
¥1,760
SOLD OUT
藤もっちゃん(本書文章担当藤本和剛くん)と出会ってどれくらいの月日になるのだろう?スタンダードブックストアが茶屋町にできる際に当時彼が副編集長を務めていた『Meets Regional』で工事中から密着取材してくれてかなりのページを割いて特集してもらったから、10数年もしくは15年くらいになろうか?いずれにしろ長い付き合いだが、ずっと疑問に思っていたことがあった。『雑誌で培った糧を基に本をつくって世に問わないのかな?』と。そんな彼がpoolside booksという出版レーベルを立ち上げ、ついに第1弾「プールサイド』を刊行した。自らしたためた文章は、日記形式だ。私はこれまで日記はどこから読んでもいい気楽なエッセイだと思っていたが、本書は最初から時系列に従って読んだ方が好ましいように思える。なぜそう思うのか理由はよくわからないが、本書は彼の人生の足掻き様を表現したものだから、つまみつまみ読むのは不適切ななように感じたのだろうか?人それぞれに壁といえるものがある。どうも彼は不器用な質で壁を越えようとしては彼にとっての挫折、を繰り返してきたようだ。従って本書の刊行は彼にとってとても大きな意味を持つに違いない。他人には低く見える壁でもそれはあくまでも他人から見たもので、当人にとっての高さや険しさはわからない。今回私には彼が壁を越えたのかどうかはわからないが、文章からは彼が長年背負ってきたものから解放された安堵感が表れている。まえがきにあるように彼にとっての『船出』だ。 そして彼の足掻き様をうまく緩和して本書を読みやすくしているのが戦友ともいうべきフォトグラファー・新田君彦の写真だ。藤本のギンギンの文章の間に挟み込まれ、短いキャプションとともに独自の空間を提供する。心地よい余白を感じる。実は刊行前に藤本から新田の素晴らしさを聞かされていたが、それに嘘はなかった。 以上本の紹介というより私の所感となり申し訳ないですが、とにかくご一読を。 いつも心に引っ掛かりを感じている方、やりたいことに蓋をして無かったことにしようとしている方、そんな方に特にオススメします。 ブックデザインは健ちゃんこと仲村健太郎くん。関西人が苦労してつくった本です。 スタンダードブックストア/中川和彦 文:藤本和剛 写真:新田君彦 B6変型 / 184ページ / ソフトカバー
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『palmstories あなた』
¥1,980
小さな本なのに大きな存在感。 手触りがサイコーです! 昨年創立された小さな小さな出版社、palmbooksから赤染晶子 著『じゃむパンの日』につづく、2冊めの「あなた」と「きみ」をめぐる 掌篇小説アンソロジー『palmstories あなた』が刊行されます。『じゃむパンの日は』はスタンダードブックストアでトークイベントも開催し、本もたくさんの方にご購入いただきました。 今回は5名の著者・津村記久子、 岡田利規、 町田康、又吉直樹、 大崎清夏の書き下ろし全5篇をお楽しみください。 ・津村記久子「六階を見習って」 あなたが私に寄越してくれたさまざまな物が、もしその時に手に入らなかったとしたらと考 えると、ちょっと恐ろしいなという気がしてくる。 ・町田康「言ひ譯」 此の度は機会を与えてくれてありがとう。本当に感謝している。(…)そんな僕がつい、本当に、と書いてしまったのはマジで貴殿に感謝しているからだ。 ・又吉直樹「行列」 あなたは引っ越してきたばかりの街を一人で歩いている。 ・岡田利規「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」 ・大崎清夏「眼鏡のバレリーナのために」 152 ぺージ A6 変形判 ハードカバー
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【数量限定特装版】特装版荻窪メリーゴーランド
¥3,300
※豪華布張りの特別仕様。特装版限定、おまけ袋とじ冊子(24ページ)付き。 ※おまけ冊子には物語の重要な展開についての記述があります。必ず先に本編をお読みになってから、ご開封ください。 木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。 言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。 ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。 そしてどんな結末を迎えるのか。 目撃せよ。 過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、 それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。 ――木下龍也 美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、 回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。 ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。 ――鈴木晴香 ※カバー、表紙の画像は現時点でのイメージです。実際の見え方とは異なる可能性があります。また仕様は予告なく変更になる可能性があります。ご了承ください。 仕様:四六判変型/208ページ/ハードカバー・クロス・シュリンク
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【Wサイン本】『荻窪メリーゴーランド』木下龍也・鈴木晴香サイン本
¥2,200
SOLD OUT
※木下龍也さんと鈴木晴香さん、お二人のサイン入りです。 ※お届けは9/上以降となります(サインなし本より少し遅れます)。 木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。 言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。 ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。 そしてどんな結末を迎えるのか。 目撃せよ。 過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、 それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。 ――木下龍也 美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、 回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。 ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。 ――鈴木晴香 ※カバー、表紙の画像は現時点でのイメージです。実際の見え方とは異なる可能性があります。また仕様は予告なく変更になる可能性があります。ご了承ください。 ・仕様:四六判変型/208ページ/ソフトカバー
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Lula BOOKS 「Non」
¥6,050
Lula Japanを発行する株式会社ルラ ジャパンの出版プロジェクト「Lula BOOKS」から、 第3弾となる「Non」が発売されました。 俳優のみならず、映像から音楽、アートシーンにおいても活躍の場を広げ世代を超えて多くの人々を虜にしてきたアーティスト のん。彼女が30歳の節目を迎える今年の誕生日に刊行される本作は、「今」と「未来」を繋ぎ、新しいステージへと想いを紡いだアートブックです。 3名の写真家による撮り下ろしのヴィジュアルストーリーから、彼女自身が新たに制作したリボンアート作品、今の想いを綴ったセルフライティング集、3名の海外作家によるエクスクルーシブなアートワーク、世界的に活躍するゲストを迎えた対談企画まで。さまざまなクリエイティビティが結集し、のんの底知れぬ表現力が解き放たれたメモリアルな1冊が完成しました。 Right here, right now. 巻頭を飾るのは、「今」が息づく都会の街を舞台にしたファッションストーリー。グラフィカルな表現を得意とする写真家 小見山峻により、リアリティとファンタジーが共鳴する世界が構築された。ストリートで躍動するその足取りは、これまで着実に歩みを重ねてきた彼女の現在地を指し示しながら、次なるステップへと続いていく。 Shades of Mine 2本目には、20代から30代へシフトしてゆく貴重な一瞬を捉えたファッションポートレートを収録。多彩な装いに身を包んだのんの内側から滲む美しさを、写真家 田中雅也が絶妙なバランス感覚で引き出した。「狭間」の時にいるがゆえの、彼女が今までに見せたことのない新しい一面に、センシュアルで品のある大人の表情が立ち現れる。 An eternal rhapsody heard on the breeze 写真家 水谷太郎が撮り下ろすヴィジュアルストーリーの締めくくりは、静寂に「未来」への情熱を込めたエモーショナルな作品。小高い丘に囲まれた海岸、さざ波を立てる水面、生い茂る草木、黄金色に染まった空。母なる雄大な自然に抱かれ、呼応するように投げ返す力強い眼差しは、光に満ちあふれた彼女のこれからを予感させる。 Artworks of Ribbon のんが2020年以降継続的に制作している、たくさんのリボンを使ったアート・プロジェクト「リボンアート」。今回は本書のために、彼女自身が作品の一部となった新作のリボンアートを作り上げた。可愛らしいものであると同時に毒っ気をはらむ、不気味なものやダークなものに愛らしさを加える。そんなリボンの二面性とのんの生命的な本質が一体となった作品からは、アーティストとして新しい段階へ突入していく大きなうねりが感じられる。 Self-writing 今、のんが感じることを率直に綴った直筆のセルフライティング集。変化したことと変わらないこと、大切なもの、自分らしさ、記憶、幸せ、信念。20代の最後に自らの価値観を改めて見つめ直し、丁寧に掘り起こしていった言葉。それらはパーソナルな心の内をのぞかせると共に、数年後、数十年後に見返しても彼女を支える確かな足場となる。 Little Portrait in Collage 3名の作家との国境を越えたコラボレーションによる、特別なアートワークが誕生。花々や蝶のファウンド・フォトを素材にコラージュを手がけるイギリス人アーティスト ベン・ ルイス・ジャイルズ、色糸によるステッチを写真に施すスペイン人アーティスト ロレーナ・オルメド、写真にエネルギッシュなペイントを組み合わせるアルゼンチン人アーティスト フアン・フランシスコ・ベルトーニが、未公開となるのんの幼少期の写真をベースに、個性豊かなアイデアを詰め込んだ作品を制作してくれた。 Time with Special 30代の入り口に立った今、のんが会いたいと望む人を迎えた2つの対談。ゲストは現代日本を代表する美術家の1人である奈良美智と、「NEO-ニュー・エキサイト・オンナバンド」として 海外でも注目を集めるCHAI。以前より親交のある2組と、アートや音楽について、感性や価値観について、海外活動について、経験や変化について、そしてお互いについて、正直な想いを改めて交わし合う中で、現在の彼女の内面が浮き彫りになっていく。
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マムアンカレンダー2024
¥1,100
SOLD OUT
※ 出荷は1/10頃予定です。 毎年恒例! 『マムアンカレンダー2024』 ウィスットポンニミット 165mm×120mm(B6変形)、フルカラー、縦置き卓上 2024年1月始まり 毎年恒例のマムアンカレンダー。 かわいいイラストと心がじーんと温かくなる言葉を月めくりで楽しめます。 リピーター続出、自分用とプレゼント用に2個買いも! 毎年、在庫がなくなる人気商品です。 ウィスットポンニミット 1976 年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998 年バンコクでマンガ家デビューし、2003 年から 2006 年まで神戸に滞在。2009 年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020 年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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灯台より vol.5 特集:あい
¥1,320
本屋lighthouseが定期的に刊行しようと思いつつも不定期に刊行している文芸誌的なサムシング、『灯台より』のvol.5です。 今号より大増量でお送りします。 気分的には第2期的な感じです。 【目次】 鹿子裕文 p2 「真っ赤な夜のブルース」 #5 損してナンボのイマジン 橋本亮二 p6 「本を抱えて会いにいく」 #5 あいを受けとる 僕のマリ p12 「まほろばハイウェイ」 #3 空前のゾウブーム 対談 p16 鯨庭×関口竜平 「あい」 ―― 祈り・信用・報われなさ 梶本時代 p42 「梶本時代の人生あじゃぱ節」 #5 恥の海より エッセイ p48 ひらいめぐみ 曖昧 エッセイ p52 小原 晩 あの他人 対談 p54 東海林毅×文月悠光 映画『片袖の魚』アフタートーク ルポ p78 中村佳太 パートナーシップ制度の導入を求める陳情が逆転採択されるまでの経緯。 とそこで気づいた問題点。 エッセイ p90 水上 文 ジャンピング・あい エッセイ p96 小澤みゆき ポケモンLEGENDSアルセウスのかんそう 守屋 信 p102 「十九年」 #5 ゆっくりおやすみ、また明日ね 編集後記:灯台守の日 p112 「現代 未刊のプロジェクト」 #5 *休載 本間 悠 「書店員です。兼業酒婦です。」 仲西森奈 連載小説 「どこに行ってもたどり着く場所」 【仕様】 A5版・116p、フルカラー 表紙イラスト:鯨
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【サイン本】向坂くじら「夫婦間における愛の適温」
¥1,870
SOLD OUT
※サイン本をお届けいたします。 デビュー詩集『とても小さな理解のための』が早くも5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? 目次 オッケー、愛情だけ受け取るね わたしはね、もう、これでいくのよ おおむね、ね(笑) 俺は論理的に話したいだけなんだけど、彼女はすぐ感情的になって 飢えなのです 合理的に考えて、死んだほうがマシである わたしは、その顔あんまり好きじゃないな 歌を歌っていましたか 昼下がりが/部屋を/包んだ 目のあわない距離 「そっちでいくのかよ」 ものをなくしつづけて生きている 彼岸 笑う姿を見てて、うれしい ああ、また、わたしが間違っていたのだな 熱が出ると いちばんふつうの家のカレーが好きなんだよね うちではお手伝いひとつしなかったのにね あいをたいせつにね! ごめんね、ハイジニーナちゃん 関西弁で、しゃべってみたいわあ あんまり、遅くならずに帰ってこようね なんでこんなところにいるんだっけ 春 【著者プロフィール】 向坂 くじら (サキサカ クジラ) (著) 詩人、国語教室ことぱ舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」で朗読を担当。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。一九九四年生まれ、埼玉県在住。 四六変型判 縦118mm 横188mm 厚さ13mm 204ページ
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まぁまぁマガジン25号
¥2,000
SOLD OUT
お待ちかね、最新号の特集は、「あたらしいセラピー」特集。 さて、「あたらしいセラピー」とは? 今回ご紹介する「あたらしいセラピー」の共通点は、簡単にできて、どれも薬や道具をつかわない、自分で自分を癒せるということ。 ひと昔前までだったら、一般的には開示されていなかったような知恵や技術を、多岐に渡る分野からご紹介! どれもこれも服部みれいが自ら体験し、実践したもので、こころからオススメするものばかり! (「全人類に届けたい知恵ばかり!!」といっております) 今までに「冷えとり健康法」「白湯飲み」「ホ・オポノポノ」などを紹介してきたmurmur magazine時代から、自然療法をベースとしたセルフケアを中心に自分をたいせつにすることを伝えつづけてきた編集長・服部みれいが「集大成」というこの最新刊。 本誌初のみれい自身による表紙にはじまり、 タムさんの漫画、 濃密すぎる「あたらしいセラピー」特集、 自分の深いところへ立ちかえらせてくれる詩人たちの詩(今回、谷川俊太郎さんには特集の「あたらしいセラピー」にちなんだ詩を書き下ろしていただきました!)、 COSMIC WONDERのうつくしい衣たち、 そしてエッセイ、 発酵デザイナーの小倉ヒラクさんと巡った岐阜の発酵文化のレポート、 そして知る人ぞ知る長崎の「4次元パーラー あんでるせん」の体験記に至るまで、あますことなく読み応え満点の1冊です。 読めば必ず、自分の内側に変化を感じ、 整った自分に調律された感覚を味わうはずです! ますます多様化が進む時代、今までの価値観がどんどん変わっていく時代を生きるすべての方にぜひとも読んでいただきたい、読むだけで元気が出るインタビューと詩の本です! 【詩とインタビューの雑誌 まぁまぁマガジン25号】 ▪️コンテンツ ◎ 漫画 妄想の話 ウィスット・ポンニミット | 漫画家 *往復書簡エッセイ タムとみれいの往復書簡 ◎ 特集 あたらしいセラピー 今、なぜ、チャクラの知恵が必要なのか Kai(かい)|セラピスト・文筆家 自分の真ん中にいることはとてもパワフル!! 自分に100%責任をもって、本来のわたしになるには!? 対談 リズ・ブルボー×服部みれい リズブルボー|『からだの声を聞きなさい』など全世界500万部のベストセラー作家 *自分を愛し、自立する 最高のセルフラブを学ぶ講座 文|服部みれい 最も弱く、もろく、繊細な、やわらかいところを開くと眠っている本質が現れる。 シアターワークと表現のこと 小木戸利光 |アーティスト・シアターワーク創始者 ゆるんで、ここちよさを追っていくだけで、誰でも超一流の音の響きを出せるんです お豆奏法 たちえりな | ピアニスト・ピアノ指導者 マコ・川村の自分でできるタッピング入門 からだは最高の修復装置 マコ・川村(川村昌子) |TFT(思考場療法)セラピスト * 実践編コラム KALGOではじめるタッピング/トキシンと逆転直し/ 「思考場」について/タッピングの数え方/たたきかた/クロスタッピングについて など 自分がすばらしい存在! と意識するとみんなが元気になる。 それは、みんなでひとつのいのちを生きているからなんです 福田高規 |エドガー・ケイシーを暮らしに活かす会 代表 ◎ うつくしいグラビアとうつくしいエッセイたち ○ COSMIC WONDER North Village Light 写真 ホンマタカシ *North Villageの集会場 AAWAA *村の集会場にわたしは何を着て行こうか 服部みれい シアターワーク発表会 写真 牧野明神 ◎ 体験記 四次元パーラーあんでるせんへ行ってきた! 〈なんでもできる〉そのワクワクと喜び! これが最高の魔法であり超能力のもとなのかも 対談 東野翠れん×服部みれい 岐阜・長良川流域 発酵食ツアーへ行ってきた!ツアーレポート ヒラクとみれいのわいわい発酵トーク 味噌煮とカレー、菌と土地と腸内のはなし 対談 小倉ヒラク×服部みれい 宇宙料金と宇宙タイミングに満ちたあたらしく、やさしい どこかなつかしいお祭りのこと マーマーなフェス2022 ちいさなレポート ◎ 詩 三角みづ紀/真名井大介(書き下ろし)/谷川俊太郎(書き下ろし)/大塚久生/ 河井寛次郎/レイモンド・カヴァー/岩田健/垣内磯子/須賀敦子/服部みれい ◎ 付録 ポストカード 美濃柴犬まりも/福田高規さん ▪️ページ数 全274ページ(15ページカラー) ▪️サイズ 210mm×148mm
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【サイン本】タダジュン|Dear,THUMB BOOK PRESS
¥2,420
SOLD OUT
8月上旬の重版出来。 タダジュンさんのサイン入りでお届けいたします。 イラストレーター、銅版画家として活躍するタダジュン初作品集。 架空のプライヴェート・プレス<THUMB BOOK PRESS>を主宰していたサムという実在しない人物になりきり、サムが愛した古典的海外小説の装画20点をタダジュン(=サム)が手がけ、柴田元幸や管啓次郎、小野正嗣ら12名の寄稿者により語られるサムを通して彼があたかも実在したかのように展開される図録的一冊です。 ちょっとした空想からはじまって、サムの物語に取りつかれた大人たちが彼に敬意を込めて作った一冊、数年ぶりの増刷となりました。 タダジュンさんの素晴らしい作品たちはもちろんのこと、作り手、書き手たちの楽しさやわくわくとともにひとりでも多くの方にサムの仕事をみていただけますように。 ///// <寄稿者> 「サムが愛した本について」柴田元幸 collector 02 網代幸介 collector 03 蚊喰鳥子 collector 06 田尻久子 collector 08 植田 真 collector 11 小野正嗣 collector 12 どむか collector 13 小島ケイタニーラブ collector 15 ダイ小林 collector 16 西山敦子 collector 19 月永理絵 「あの夏、サンレモで」管啓次郎 「物語のなかのサム」髙橋和也 ///// 229mm×154mm / 72p / ソフトカバー / 3刷 (紙が廃盤のため本文用紙変更、表紙の厚さも少しだけ薄くして開きやすいようにしました)
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【什器・備品】木製チェア・小・ワイド背板…graf服部滋樹デザイン
¥5,500
SOLD OUT
※ スタンダードブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/17(土)〜6/23(金)…6/20(火)を除く…時間帯は10〜17時です。それ以外の時間帯ご希望の場合はご相談下さい。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 木製チェア・小・ワイド背板…graf服部滋樹デザイン 背板が取り外しでき、あなたの想像力でチェア以外としても使えます。背板を下部の貫に引っ掛けることによりチェアが一体となり楽に持ち運びできます。 おおよその寸法(座面が小さなタイプ) w400 x d450 x h870mm(背板TOPまで)、(座面TOPはh435mm) 背板w350mm(背板がワイドなタイプです)
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【什器・備品】木製チェア・大…graf服部滋樹デザイン
¥7,700
SOLD OUT
※ スタンダードブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/17(土)〜6/23(金)…6/20(火)を除く…時間帯は10〜17時です。それ以外の時間帯ご希望の場合はご相談下さい。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 木製チェア・大…graf服部滋樹デザイン 背板が取り外しでき、あなたの想像力でチェア以外としても使えます。背板を下部の貫に引っ掛けることによりチェアが一体となり楽に持ち運びできます。 おおよその寸法(座面が大きなタイプ) w630 x d450 x h870mm(背板TOPまで)、(座面TOPはh435mm) 背板w350mm(背板がワイドなタイプです)
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【什器・備品】照明器具…コードペンダント 白色
¥1,500
SOLD OUT
配送はできません!! ※ 以前スタンダードブックストア心斎橋で実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/17(土)〜6/23(金)…6/20(火)を除く…時間帯は10〜17時です。それ以外の時間帯ご希望の場合はご相談下さい。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 コードペンダント 白色 おおよその寸法…直径360mm、高さ130mm 適合ランプ(別売):E26 セード取付径46mm
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【什器・備品】取手付きメタルバスケット
¥550
SOLD OUT
※注意!! 配送できません!! ※ スタンダードいブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/17(土)〜6/23(金)…6/20(火)を除く…時間帯は10〜17時です。それ以外の時間帯ご希望の場合はご相談下さい。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 取手付きメタルバスケット おおよその寸法 w355 x d265x h230mm
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【什器・備品】木製チェア…dot architects.家成俊勝デザイン
¥5,500
SOLD OUT
※ スタンダードブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/25(日)は17時まで か 6/26(月)は17時までで時刻指定してください。 一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 木製チェア…dot architects.家成俊勝デザイン おおよその寸法 w360 x d420 x h1,000mm(背板TOPまで)、座面は360 x 400 x h360~410mm(背板に向けて傾斜になっています)
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【什器・備品】木製(地元大阪河内材使用)ハイスツール…賀來寿史デザイン
¥5,500
SOLD OUT
※ スタンダードブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/25(日)は17時まで か 6/26(月)は17時までで時刻指定してください。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 木製ハイスツール・賀來寿史デザイン(地元大阪河内材使用) おおよその寸法 w330 × d420 × h730mm 座面は330 × 308mm
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『いかれた慕情|僕のマリ』
¥1,870
SOLD OUT
『いかれた慕情』 僕のマリ 四六変型判 縦118mm × 横188mm 『常識のない喫茶店』著者・僕のマリの、原点。 秘めながら漏れ出す激情の奔流。 こんなにドキドキするエッセイ、他にない。 わたしはずっと、君みたいになりたかった。 前書きなど 家族にも友人にも本音を言うのが苦手だった。何年生きても薄い関係しか築けないのが、ずっとコンプレックスだった。自分を晒すことにどうしても抵抗があり、踏み込むのも踏み込まれるのも躊躇した。そうやって生きてきたから、誰かの友情や愛情を目の当たりにすると、決まって後ろめたい気持ちになった。冷めたふりして飄々と生きているつもりだったけれど、本当はものすごく寂しかった。(本文より) 目次 ひかりのうた 忘れる練習 何が 天使の背中 スリムなわたしのかわいい骨 花の墓標 リノちゃん 愚かな 祝福 ディズニーランドのホテルのロビーで ファストフードに駆ける 豚ロースを隠す わたしと(の)料理 素うどんとハーゲンダッツ 笛を落とす 吸収と放出(一) 占いなんかで 吸収と放出(二) 寿司とビール 吸収と放出(三) 春だった 吸収と放出(四) 確かに恋だった 白いレースのひらひらの 金星 加速し続ける 僕のマリ 文筆家。一九九二年、福岡県生まれ。著書に『常識のない喫茶店』『書きたい生活』(ともに柏書房)『まばゆい』(本屋lighthouse)がある。また、自主制作の日記本も発行している。
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僕のマリ『清潔な寝床』初版
¥1,500
SOLD OUT
『清潔な寝床』 僕のマリ 僕のマリの日記集『清潔な寝床』です。 2022年6月〜12月の日記です。 コロナに罹患する前の元気なとき、罹患したときのこと、そして後遺症で体調不良が続いた半年間の記録です。七歳上のパートナーと暮らしながら、街歩きする楽しさ、日々のごはんや喫茶店巡り、二人でコロナに罹った時の身体のあつさ、結婚の挨拶に行った真夏の暑い日、居酒屋でべろべろになるまで飲んだ日、鬱がひどく屋上で泣いていた日……。過ぎ去った日々の記録を読み返しながら、「人を大事にするってなんだろう」と考えていました。その答えは、日記を編んでようやくわかった気がします。 183mm × 129mm 76ページ 僕のマリさんの自費出版物です。 目次 04 日記 二〇二二年六月~十二月 73 清潔な寝床 僕のマリ 1992年福岡県生まれ、文筆家。 2018年『ばかげた夢』『いかれた慕情』を発表(ともに自費出版)。 2021年『常識のない喫茶店』(柏書房)、『まばゆい』(本屋lighthouse)、2023年『書きたい生活』(柏書房)が出版されている。
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桃を煮るひと
¥1,760
SOLD OUT
『桃を煮るひと』 くどうれいん ※「くどうれいん辞典 二〇二三」が付いてます。 四六判並製変形 136ページ 衝撃のデビュー作『わたしを空腹にしないほうがいい』から5年。 小説、エッセイ、絵本、児童書、歌集…多方面で活躍する気鋭の作家が、満を持して、2作目の「食エッセイ集」を解禁。 日経新聞「プロムナード」(2022年7月〜12月)に掲載されたエッセイに、書き下ろしをたっぷり加えた、珠玉の41編。 くどうれいん 作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。著書に、『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)、『うたうおばけ』(書肆侃侃房)、『水中で口笛』(左右社)、『氷柱の声』『虎のたましい人魚の涙』(以上、講談社)、『プンスカジャム』(福音館書店)、『あんまりすてきだったから』(ほるぷ出版)がある。
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わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版
¥1,000
『わたしを空腹にしないほうがいい』改訂版 くどうれいん 文庫判、78ページ ・おいしいひとりぐらし 2016年6月 ・満腹は遠く 2017年6月 ・おかわり対談 改訂版を記念して、二人でごはんを食べました おかわり対談 一日目 毛蟹×くどうれいん おかわり対談 二日目 吉田玲奈×くどうれいん ・あとがき
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【送料無料】亀鳴く
¥1,650
『亀鳴く』 A5、56ページ CD-R付き 2020年10月30日発行 ※送料無料です。 春には、鳴かないはずの亀が鳴く―― 不思議な俳句の季語「亀鳴く」をめぐる書き下ろし・録り下ろし作品、5篇と4曲を収録した、CD-R付ZINE。 ■参加作家 オカヤイヅミ @okayaizumi くどうれいん @0in9d トオイダイスケ @daisuketoi 中村さやか @Lebe_mann 福嶋伸洋 岬ロカ 山口優夢 ゆnovation @UWannasing yohei @we_are_myhawaii (*あいうえお順、夫々の簡単なご紹介はこちら) 写真=金本涼子 イラスト=カニコーセン @kanikoosen 編集=酒井匠 ■収録内容 巻頭グラビア [小説] 三月の海/福嶋伸洋 [小説] ハイパースプリングタートルナイト/くどうれいん [漫画] 夕亀/オカヤイヅミ [エッセイ] 亀が鳴くように/山口優夢 [短詩(自由詩)] 亀鳴くにまつわる、彼女の傍点/中村さやか [ミニコラム] おとな科学電話相談室「亀って本当に鳴くんですか?」 [ミニコラム] 「亀鳴く」のプレイリスト [音楽] Tortoise Head/yohei walkin’/ゆnovation days of carapaces/トオイダイスケ Sometimes Turtle Sings In April/岬ロカ ■「亀鳴く」とは? 古くから俳句に用いられている春の季語で、「春になると亀の雄が雌を慕って鳴くというが、実際には亀が鳴くことはなく、情緒的な季語」(角川書店『俳句歳時記』)と説明されています。 春ののどかで、ぬぼーっと間の抜けた感じや、少しロマンチックな感じ、同時にどこか不穏さや、SFのような趣も感じられる、おもしろい言葉です。 亀鳴くや人に魔のさすときのあり(鈴木真砂女) あそびをり人類以後も鳴く亀と(田中裕明) 亀鳴くや身体のなかのくらがりに(桂信子) 大丈夫づくめの話亀が鳴く(永井龍男) 亀鳴くや事と違ひし志(安住敦) 亀鳴くや皆愚かなる村のもの(高浜虚子) 亀鳴くや行きしことなき本籍地(小川軽舟) 『亀鳴く』(CD-R & Magazine)は、9人の書き手・音楽家のみなさんに、この「亀鳴く」という言葉をテーマに、小説・エッセイ・音楽etc.を作りおろしていただき、それをまとめたものです。 (※本書およびCD-Rには、俳句作品・句評・俳論は一切出てきません。) ■編集・発行者プロフィール 酒井 匠 1983年2月東京生まれ、神戸在住 フリーランスで編集、企画、イベント制作、コーディネーター等を務める ゲストと共に神戸の街を巡る吟行句会イベント「Gabarito KOBE」主催 『real local神戸』にて「神戸音楽カレンダー」連載中
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【サイン本】会社員の哲学 [増補版]
¥1,200
※直筆イラスト、消しゴムハンコ押印 2021年に発表し、ご好評いただいた哲学風エッセイが新書サイズになって帰ってくる。 読みやすさを向上させる改訂や、一章ぶんの増補を加え、より親しみやすい一冊になりました。 「会社員」というありふれているようでどうにも特異な立場から、現代社会を描き直す。 無名で、凡庸な会社員が書く当事者研究であり、民族誌であり、思想書であり、哲学書。 「素人が哲学や政治や経済を語るという、本来まったく普通のことが、異様なことのように捉えられるのは非常におかしい。僕は素人として、いけしゃあしゃあと、生煮えの持論を振りかざしてみようと思う。あらゆるイズムで簡単にわかった気になることもできる限り避けながら、自分個人の生活から、これはしっくりくるなあという考えだけを頼りに、いったん自分で考えてみたことを、素人臭い手法で書き進めていこうと思う。この試みはまた、素人であることの肯定が、そのまま無思慮や専門知の軽視を意味するわけではないということの表明にもなるだろう。まず自分の手持ちの語彙で言葉にしてみないことには、より確度の高い知識へのアクセスもできないんじゃないか。 自分の頭で考えるというのは、自分に都合のいい世界観だけに従順な生徒根性でもなければ、自意識過剰で安易な逆張り精神でもない。なんかもっとよりよく生きたいなーという、それ自体はなんの変哲もない欲求から始めてみることなのだと、僕は考えている。」 (「はじめに」より) 新書サイズ、160ページ
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【サイン本】新百姓 Issue 001「水をのむ」
¥3,150
※ 編集長おぼけんさんの直筆サイン本です。 『新百姓』 Issue 001「水をのむ」 編集長:おぼけん ※写真2枚目のお二人のサインはありません。 ※写真のものは「625※6,966※」ですが、お届けするものは別の番号になることもございます。 B5変形判 250ページ フルカラー 発行元:一般社団法人新百姓 発売元:ている舎株式会社 ※限定発酵6,966部(=ロックンロール、サイコウ!) 全てに手作業でイリアルナンバー打刻されています。 ■雑誌『新百姓』とは 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探求している人たちの問いと実践の物語を紹介する雑誌です。 0号は2022年に888部で発行され、すぐに完売しました。 目次 002 創刊によせて 中沢新一 006 Chapter1 新百姓宣言 027 Chapter1 新百姓的考現学 028 どうすれば都市をもっと自由に遊べるか? フラワーチャリ 036 システムの中でどうすれば冒険を楽しめるか? [インタビュー] 関野吉晴さん 052 ハッキンチェア 056 制服女史 063 Chapter2 特集 水をのむ 1) 文明と物語の視点から 076 そもそも人間にとって「水をのむ」って何? [インタビュー] 中沢新一さん 090 「水をのむ」の始まりって? [探求者へのQ&A] 山極壽一さん 092 人類と「水をのむ」のコンンテキスト 094 「水をのむ」と身体メカニズム 096 サイズ別 地球型生命系にとっての「水」の役割 2) デザインと科学の視点から 108 どうすれば誰もが「水をのむ」で 遊べる未来をつくれるか? [インタビュー] 川北力さん 122 どうすれば自分たちで 「水をのむ」の仕組みをつくれるか? [インタビュー] ヘンリー・グロガウさん 205 Chapter3 新百姓の見方 206 人間の創造性を解放する『建築』って? [寄稿] 連勇太朗さん 208 23世紀の昔話|アリとキリギリス 212 YABABON [001号参考図書] 234 「あなたは間違っていない」001号 編集後記にかえて 236 ヨハクの付録 244 写真解説
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改訂増補版2nd アイ・アム・ヒッピー
¥2,750
改訂増補版2nd『アイ・アム・ヒッピー』日本のヒッピー・ムーブメント史 '60-'90 山田塊也 ※付録:「部族新聞」の部分復刻版付録(創刊号のポンの絵(表紙カラー)、部族宣言〈ナーガ〉、「やって来い、まだ見知らぬ友よ!」〈ポン〉) ※付録:寄稿冊子(Flynig Books 山路和広「書物とカウンターカルチャー」・山口晴康「The Long Walk for Big Mountain いのちの流れ、いのちの道」) A5判、370ページ 長らく品切れとなっておりましたが、少し本文に手を加え、写真も増えて久しぶりの増刷です。 ポンこと山田塊也さんが亡くなって4月26日で13回忌ですが、それに合わせたかのようなタイミングでの増刷になりました。 本書は、1990年に株式会社第三書館より刊行された『アイ・アム・ヒッピー 日本のヒッピームーブメント '60-’90』の増補改訂版として出版したものです。編集にあたり内容の事実関係および表記については分かる範囲で補い改めましたが、著者がすでに故人であったため、すべて正確を期するには至っていません。-出版社より 目次 プロローグ ヒッピーとは何者か? 第1章 ヒッピー前史「新宿ビートニック」 第2章 ヒッピーコミューン運動「部族」 第3章 南の島のコミューン「無我利道場」 第4章 反日思想とインド放浪 第5章 まつろわぬ山の民からの逆襲 エピローグ 結び合う心 地球治療法 ガイア・ヒーリング 年表 あとがき
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立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON(球体11号)
¥6,000
※ 最後の4枚の画像のように表紙に少し折れがあります。 『立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON(球体11号)』 判型/仕様:B5判ワイド変形(190mm x 250mm) 504ページ、苔更共紙 執筆:小池一子/浅葉克己/伊勢克也/石田千/畑俊行/荒木信雄/立花文穂/井関悠(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員) 写真:長野陽一/ホンマタカシ/齋藤圭吾/立花文穂 編集とデザイン:立花文穂 発行:水戸芸術館現代美術センター 水戸芸術館現代美術ギャラリーにおいて2022年7月23日(土)~10月10日(月・祝)まで開催の「立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON」の図録になります。 本展は、文字や紙、本を素材・テーマに作品を制作してきたアーティスト、立花文穂(たちばなふみお、1968年広島市生まれ)さんによる、美術館での初個展となります。 目次: Installation View 写真=ホンマタカシ It's only a paper moon 文=石田千 7 月(にくづき)It's only a paper moon 1 書体 writing 『立花文穂の残りが、』 文=荒木信雄 2 母体 mother 3 立体と点体 plastic/period 4 変体 letterpress 5 球体 opportunities 『黒沢さんと俺たちの旅』 文=畑俊行 6 体裁 BODE 展示風景 8 図体 leaves 展示風景 9 本体 bound 展示風景 『立花文穂はつぶやく』 文=小池一子 『立花文穂様』 文=伊勢克也 開幕記念対談=小池一子×立花文穂 『本の人、立花文穂』 文=井関悠 『立花文穂の記』 文=浅葉克己 『印象ノ図録』 文=立花文穂
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【サイン本】The Screw|吉田亮人
¥8,580
『The Screw』 吉田亮人 Akihito Yoshida ※サイン入りです。 A3判、96ページ 文:いしいしんじ 翻訳:ラウリ・キツニック 装丁・レイアウト:矢萩多聞 2021年に立ち上げた個人出版レーベルThree Books より第一弾としての刊行です。 2012年にバングラデシュを訪れて以来、何度も足を運んで「スクリュー」を作る人々と小さな工房を撮影しまとめた大判の写真集です。写真の説明を一切排除し、巻末にこの写真集のためにいしいしんじさんが1ページの小説「スクリュー」を寄稿。この小説を読めば写真の説明を排除してあるのも納得です。 表紙はリソグラフを貼り、銅インキを押し、パンチで穴あけて、ハトメをかしめ、t・h・e・S・C・r・eWとロゴマークのシーリングスタンプを押し、非常に手の込んだ雰囲気のある作りになっています。
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【サイン本】吉田亮人写真集 The Absence of Two
¥4,180
SOLD OUT
『The Absence of Two』 吉田亮人 ※サイン入りです。 B5変型、140ページ コデックス装 祖母と従兄弟、二人が生きた時間を写真で紡ぐ 写真家・吉田亮人は、宮崎県の田舎町に二人で暮らす祖母と従兄弟の日常を撮りつづけてきた。互いを支え合いながら流れてゆく、ささやかながらもかけがえのない時間は、ある日突然、思いもかけない形で結末を迎える。 本作はKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017のメインプログラムのひとつとして展示され、多くの来場者の心を打った。111冊限定で刊行された私家版写真集を元に、新たに編みなおした待望の一冊。 吉田亮人(よしだあきひと) 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。小学校教員を経て2010年よりフリーの写真家として活動。バングラデシュの肉体労働者を取材し、2014年に私家版写真集『Brick Yard』(Paris Photo - Aperture First Photo Book Awardノミネート)、2016年に私家版写真集『Tannery』を出版。主要雑誌に作品を発表すると共に、写真展も精力的に行う。2017年8月、自身の祖母と従兄弟に関するストーリー『The Absence of Two』を私家版写真集として出版。本作はKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭(2017年)をはじめ、連州国際写真祭(2017年)シンガポール国際写真祭(2018年)などで展示される。日経ナショナルジオグラフィック写真賞ピープル部門最優秀賞(2016)、コニカミノルタ フォト・プレミオ年度大賞(2014)など、受賞多数。
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【サイン本】しゃにむに写真家
¥1,760
SOLD OUT
『しゃにむに写真家』 吉田亮人 ※サイン入りです。 四六判、320ページ 「今の仕事をこのまま続けるつもりなの?」――妻の一言が僕の人生を変えた。 バングラデシュのレンガ工場や皮なめし工場の労働者、ふたり暮らしの老女と青年――〈働く人〉や〈生と死〉をテーマに撮影し、国内外で注目されている吉田亮人。 しかし、もともと写真家を志していたわけではない。 妻の一言から教員という仕事を捨て、無謀にもこの道を選んだ。 専門的に学んだことのない男が、右も左もわかないまま踏み出し、挫折し、傷つき、そして国際的に評価を受けるようになるまでの10年を振り返る。 ――「働くとは何か」「生きるとは何か」について考えた渾身の一冊。 目次 プロローグ 1 写真家になる 始まり/選択/願い/約束/別れ/船出/振り出し/インド行き/更紗/情けない人/銭がなけりゃ/鳥葬/厳しい人/持ち込み/初個展/弟/働くとは何か/レンガ工場/はじめての賞/何も知らない/修業/再び 2 大切な出会い ただならぬ出会い ― 矢萩多聞さんのこと/Brick Yard/パリフォト/皮なめし工場/Tannery/行商人/退蔵院方丈襖絵プロジェクト ― 村林由貴さんのこと/まだ見ぬ世界を求めて ― 近藤雄生さんのこと/シブさんの言葉/代を継ぐ仕事 ― 松林豊斎さんのこと/続けていく覚悟 ― 堀部篤史さんのこと/写真を現場に返す 3 写真をおくる 老女と青年/悲しみ/向き合う/森/京都グラフィー/葬送/誕生/写真家になる エピローグ あとがき 吉田亮人(ヨシダアキヒト) 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部障害児学科卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌を中心に活動しながら、作品制作を行い国内外で高く評価される。 写真集に『Brick Yard』『Tannery』(以上、私家版)、『The Absence of Two』(青幻舎、Editions Xavier Barral)などがある。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。
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はたらく 製本所
¥1,650
『はたらく 製本所』 吉田亮人・写真 / 矢萩多聞・文 201mm × 139mm 28ページ 朝から晩までひとりの人にはりついて、その仕事や暮らしぶりをつぶさに見つめる写真絵本「はたらく」シリーズ。本文はリソグラフ印刷機によるスミ+金インク2色刷り。製本はミシン糸とじ中綴じ。シンプルだけど、どこかなつかしい絵本をお届けします。 埼玉県にある製本所「松岳社」ではたらく、笠井瑠美子さんの一日におともします。 ・リソグラフ印刷 世界中のリトルプレスで人気の、孔版印刷「リソグラフ」で印刷しています。ザラザラとした粒子、独特の風合いが、吉田亮人の写真と相まって、なつかしい町の姿を浮かび上がらせます。 ・ミシン糸綴じ 手縫いで製本した初版につづき、二刷からはミシン糸とじで製本しています。一冊一冊手作業で綴じた本はやさしいひらき。本によって糸とじの色も異なります。どんな色あわせで届くかはお楽しみ。 吉田亮人(よしだあきひと) 写真家。 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌を中心に活動しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を行い国内外で高く評価される。 写真集に『Brick Yard』『Tannery』(以上、私家版)、『THE ABSENCE OF TWO』(青幻舎・Editions Xavier Barral)などがある。 2021年、写真家としての10年間の活動を綴った書籍『しゃにむに写真家』(亜紀書房)が刊行。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。 矢萩多聞(やはぎたもん) 画家・装丁家。 1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催。2002年から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。 2012年、京都に移住。2016年、Ambooksという屋号でリトルプレスの出版を開始。現在、本づくりと画業、ワークショップなど多岐に渡って活動中。 著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。
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はたらく 中華料理店
¥1,650
『はたらく 中華料理店』 吉田亮人・写真 / 矢萩多聞・文 201mm × 139mm 24ページ 朝から晩までひとりの人にはりついて、その仕事や暮らしぶりをつぶさに見つめる写真絵本「はたらく」シリーズ。本文はリソグラフ印刷機によるスミ+金インク2色刷り。製本はミシン糸とじ中綴じ。シンプルだけど、どこかなつかしい絵本をお届けします。 宮崎の「喜楽園」は夫婦ふたりで切り盛りするちいさな中華料理店。じつはここ、写真家吉田亮人のご両親が営むお店なんです。 ごとんがこん、ちゅう房に中華なべをふるう音がひびきます。つくって、はこんで、お皿をさげて、あらって……あれ、また注文がはいったようです。 「日常のごちそう」として地元の人に愛され、40年間何万皿という料理をつくってきたお店のとある一日。 ・リソグラフ印刷 世界中のリトルプレスで人気の、孔版印刷「リソグラフ」で印刷しています。ザラザラとした粒子、独特の風合いが、吉田亮人の写真と相まって、なつかしい町の姿を浮かび上がらせます。 ・ミシン糸綴じ 手縫いで製本した初版につづき、二刷からはミシン糸とじで製本しています。一冊一冊手作業で綴じた本はやさしいひらき。本によって糸とじの色も異なります。どんな色あわせで届くかはお楽しみ。 吉田亮人(よしだあきひと) 写真家。 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌を中心に活動しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を行い国内外で高く評価される。 写真集に『Brick Yard』『Tannery』(以上、私家版)、『THE ABSENCE OF TWO』(青幻舎・Editions Xavier Barral)などがある。 2021年、写真家としての10年間の活動を綴った書籍『しゃにむに写真家』(亜紀書房)が刊行。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。 矢萩多聞(やはぎたもん) 画家・装丁家。 1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催。2002年から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。 2012年、京都に移住。2016年、Ambooksという屋号でリトルプレスの出版を開始。現在、本づくりと画業、ワークショップなど多岐に渡って活動中。 著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。
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はたらく 本屋
¥1,650
『はたらく 本屋』 吉田亮人・写真 / 矢萩多聞・文 201mm × 139mm 24ページ 朝から晩までひとりの人にはりついて、その仕事や暮らしぶりをつぶさに見つめる写真絵本「はたらく」シリーズ。本文はリソグラフ印刷機によるスミ+金インク2色刷り。製本はミシン糸とじ中綴じ。シンプルだけど、どこかなつかしい絵本をお届けします。 大阪にある本屋「長谷川書店」ではたらく、みのるさんの一日におともします。 朝、お店のなかでは、とどいたばかりの本がぎっしりつまった箱がいったりきたり。いそげいそげ、もうすぐ10時。お客さんがやってくる――。 子どもからお年寄りまで、町の人たちがゆき交う縁側のような本屋で、くりかえされるありふれた奇跡。 ・リソグラフ印刷 世界中のリトルプレスで人気の、孔版印刷「リソグラフ」で印刷しています。ザラザラとした粒子、独特の風合いが、吉田亮人の写真と相まって、なつかしい町の姿を浮かび上がらせます。 ・ミシン糸綴じ 手縫いで製本した初版につづき、二刷からはミシン糸とじで製本しています。一冊一冊手作業で綴じた本はやさしいひらき。本によって糸とじの色も異なります。どんな色あわせで届くかはお楽しみ。 吉田亮人(よしだあきひと) 写真家。 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌を中心に活動しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を行い国内外で高く評価される。 写真集に『Brick Yard』『Tannery』(以上、私家版)、『THE ABSENCE OF TWO』(青幻舎・Editions Xavier Barral)などがある。 2021年、写真家としての10年間の活動を綴った書籍『しゃにむに写真家』(亜紀書房)が刊行。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。 矢萩多聞(やはぎたもん) 画家・装丁家。 1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催。2002年から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。 2012年、京都に移住。2016年、Ambooksという屋号でリトルプレスの出版を開始。現在、本づくりと画業、ワークショップなど多岐に渡って活動中。 著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。
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【サイン本】山の上のパン屋に人が集まるわけ
¥1,760
SOLD OUT
『山の上のパン屋に人が集まるわけ』 平田はる香 ※サイン入りです。 四六判、244ページ ・年間3万人以上が来店 ・自費出版が9千部完売 ・健やかに、年商3億円 都会でうまく生きられずに、長野の地へ。 1人の主婦が移動販売から始めた店は、なぜこんなにも支持されるのか? パンと日用品の店「わざわざ」代表、平田はる香初の著書がついに出版。 ●どこで売る?(どこでお金を稼ぐのか) → 駅前の立地がいい場所ではなく、公共交通機関のない山の上 ●何を売る?(何をお金に変えるのか) → 菓子パンで太ったお客さまを見て、商品を食事パン2種類に ●誰に売る?(誰からお金をもらうのか) → テレビの特集で押し寄せた人に対して、「来ないでください」 うまく生きることよりも、健やかでいられる方法を。 ●パン屋が人間らしい生活をできないのはふつう ●売上を長時間労働でカバーするのはふつう ●利益を出すために人件費を削るのはふつう ●お客さまに「NO」と言えないのはふつう ●成功のためにはヒエラルキーに従うのがふつう 心を犠牲にしてまで、守るべき「ふつう」なんてない。 <本文はじめにより> 長野県、東御市にある御牧原台地。 私はこの山の上で、2009年から「わざわざ」というパンと日用品の店を営んでいます。 「わざわざ来てくださってありがとうございます」という意味を込めて名付けた店です。 一介の主婦が1人で始めた、パンと日用品の店。 移動販売と自宅の玄関先での販売からスタートして創業14年になる「わざわざ」は、2017年に法人化し、現在では3つの実店舗とオンラインストアを経営。 3億円の売上がある企業へ成長しました。 山の上で始めた小さなパン屋が大きく成長したという事実を見て、「田舎暮らしで夢を叶えた成功者」と思われているのかもしれません。 でも本当は、全然そんなことないのです。 パン屋を始めることになったのは、世の中の「ふつう」にうまく乗れなかった私が、唯一できそうなことだったからです。 幾多の経営本が世の中に溢れる中で、私が本を書く意味が果たしてあるのだろうか。 「辺境地で事業を始めてうまくいった事例」をノウハウとして書く意味はあるのだろうか。 自分に問うた結果、「ない」と思いました。 だから、この本では「心」を記そうと思います。 できるだけ忠実に私の心の変遷を描きたい。 内実に沿った情景を忠実になぞるような言葉を選んで記すことができたならば、それは読んだ人の数だけ形を変え、誰かの役に立つことができるかもしれない。 そう思って、この本を書き記します。 目次 はじめに 「ふつう」が育まれないまま、大人になった 3日間で逃げ出した就職先 東京でやっと見つけた「やりたいこと」 「等価交換」じゃないことが、どうしても無理 世の中の「ふつう」を試してみよう 「やりたいことを探す」のをやめることにした 山の上に店をつくった理由 偏りもヒエラルキーもない場所 健康的な働き方とは? どこで売る?(どこでどうお金を稼ぐのか) 何を売る?(何をお金に変えるのか) 誰に売る?(誰からお金をもらうのか) 「たかがパン屋」がいい 自分たちの「ふつう」を守る ものを作るときの5つのルール 「私」から「会社」へ はじめての赤字、その原因 「わざわざ」とは何か、考えた もの かね ひと 間にあるのは何ですか 私たちは、フラットか もっとも正しい「かね」のあり方 全てはその先に「健やかな社会」があるか これからの「わざわざ」が提供するもの 「よき」はそれぞれ おわりに 平田はる香(ヒラタハルカ) 1976年生まれ。2009年、長野県東御市の山の上に趣味であった日用品の収集とパンの製造を掛け合わせた店「わざわざ」を1人で開業する。だんだんとスタッフが増え、2017年に株式会社わざわざを設立した。2019年、東御市内に2店舗目となる喫茶・ギャラリー・本屋「問 tou」を出店。2020年度には、従業員20数名で年商が3億3千万円に到達。2023年、3店舗目となるコンビニ型店舗「わざマート」、4店舗目となる体験型施設「よき生活研究所」を同市内に出店。
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シュルツ・ライブラリー・トート
¥4,180
『THE SCHULZ LIBRARY TOTE』 バーモント州ホワイト・リバー・ジャンクション(White River Junction, Vermont) の The Center for Cartoon Studies (漫画研究センター) の中にある THE SCHULZ LIBRARY(ザ・シュルツ・ライブラリー) のトートバッグです。 素材:コットン100% オオヨソノサイズ 横:260mm 縦:340mm マチ:130mm 持ち手:250mm
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ゴーストワールド 日本語版|ダニエル・クロウズ
¥1,650
SOLD OUT
『ゴーストワールド』日本語版 ダニエル・クロウズ 山田祐史+PRESSPOP LAB 訳 260mm × 17mm 80ページ ソフトカバー、本文 2色刷り 全米ティーンエイジャーのバイブル、待望の限定リプリント! アカデミー賞ノミネート映画『ゴーストワールド』原作! イーニド・コールスローとレベッカ・ドッペルメイヤー、親友、ハイティーン、思春期、変化のな い日常、近づいてくる大人の世界、そしてふたりの異なった未来、本当の世界、 彼女たちの世界、遠いところ、ゴーストワールド、ふたりの女の子の物語。 “永遠の名作” -タイム誌 “「ライ麦畑でつかまえて」の現代版” -ヴィレッジ・ボイス紙 “2回目に読む時からがいよいよ面白い、って、これ一体何?” -魚喃キリコ 目次 ゴースト・ワールド ガレージ・セール パンク・デイ ザ・ファースト・タイム フッバ・フッバ ザ・ノーマン・スクエアー スマイル・アンド・リボン オクトーバー
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ペイシェンス|ダニエル・クロウズ
¥2,530
SOLD OUT
『ペイシェンス』 ダニエル・クロウズ 翻訳:高松和史 コミック・グラフィックノベル/翻訳 言語:日本語 ソフトカバー オールカラー サイズ:254mm ×195mm ×14mm 184ページ 数々のアイズナー賞&ハービー賞、PEN賞受賞作家でありアカデミー賞ノミネート脚本家でもあるダニエル・クロウズの和訳本!迫力のオールカラー! ライアン・ジョンソン監督の『ルーパー』やクリストファー・ノーランの『メメント』などを彷彿とさせる映画的な力作! ダニエル・クロウズによる永遠の愛の原始的無限空間を目指す宇宙的な時を超えた死の旅 極めてクロウズ的なサイケデリック・SF・サスペンス・ラブ・ストーリーであり、時空を超えて不条理な運命に翻弄される主人公の姿を通して、激しい破壊的衝動から深い優しさまで、人間という複雑な多面体が内包する実存的な混乱を鋭く描いている。キャリアを積み熟練の域に達した作家がオールカラーで繰り広げるその世界観は圧倒的な迫力と美しさで満ち溢れており、繰り返し読む度に新しい発見と驚きを与えてくれる。 タイムトラベルしながら展開する物語では、持つ者と持たざる者、終末的な希望のない時代に出現する危険なリーダー、出口のない貧困、死、などクロウズ的かつ今日的な題材を取り扱いその恐ろしさと絶望を容赦なく見せつけられるが、ハイセンスで高度な画力と乾いたユーモアがそれを彼独自のポップな世界観へと昇華し、最後にはそれらを超越して行けるという可能性を感じさせてくれる希望に満ちた物語であり、これまでコミック業界一の“人間嫌い”と言われてきた作家の新境地とも言える。
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鉄で造ったベルベッドの手袋のように|ダニエル・クロウズ
¥1,936
SOLD OUT
『鉄で造ったベルベッドの手袋のように』 ダニエル・クロウズ / 伯井真紀 訳 270mm × 180mm 184ページ ひたすら無表情で受け身な主人公であるクレイ・ラウダーミルクが、米国のどこかに存在するであろう不毛かつ不吉な町を、かつて彼の元を去った恋人を探して彷徨う。そこで出会うのは、三つ目の売春婦、サディスティックな警官、突然変異で体が半分魚になってしまったウェイトレス、植毛途中の男、目鼻口の無い犬等、実に奇抜なキャラクターばかり。謎を解明しようと、翻弄されつつひたすら彷徨う彼だが、やがて自分自身が何者かの陰謀にはまって行くことになる、、、 目次 1. SMOKE 2. HARUM SCARUM 3. あの・・・ 4. SALE 5. SHIT HAPPENS WHEN YOU PARTY NAKED 6. 火事はもう手がつけられなくなって 7. おじさんが樽に溜めた雨水でヒゲを剃った訳は 8. キキキキキキキッ 9. SMILE! 10. うるさい、うるさい、うるさい
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カリカチュア|ダニエル・クロウズ
¥2,178
『カリカチュア』 ダニエル・クロウズ / 中沢俊介 訳 265mm × 180mm 104ページ 「カリカチュア」・・・ 似顔絵書きで、都市から都市へと移動しながら毎 日様々な人物の顔を描くマルはある日不安定なヒップスター気取りの少女に出会 う事で自己欺瞞に気付き、空虚感に満たされる。 「ブルー・イタリアン・シット」・・・1970年代後半のニューヨーク市で、社会 不適応者である様々なルームメートに囲まれて終わる事のない日常を漠然と過ご す自意識過剰で孤独な18歳童貞青年の物語。 「ジーニコロジー」・・・ フォーク・シンガーでもある産婦人科を取り巻 く病んで行き場を失った現代に生きる人々の物語。 「グリーン・アイライナー」・・・メディアが作り出す様々なイメージに取り 憑かれた少女、モナ・ビードルの物語。(米国雑誌「エスクワイア」の小説 特集に掲載された初のコミック) その他合計9つの短編物語 目次 CARICATURE BLUE ITALIAN SHIT THE GOLD MOMMY MCMLXVI LIKE A WEED , JOE IMMORTAL, INVISIBLE GREEN EYELINER GYNECOLOGY BLACK NYLON
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ウイルソン|ダニエル・クロウズ
¥1,980
SOLD OUT
『ウイルソン』 ダニエル・クロウズ 中沢俊介 訳 285mm ×210mm、80ページ 米国を代表するコミック作家にしてアカデミー賞ノミネート脚本家であり、2012年には美術館で回顧展も開催され、今や泣く子も黙る勢いの奇才、ダニエル・クロウズによる待望の日本語訳新刊! 名作『ゴーストワールド』『ザ・デス・レイ』を描いた作家による初の描き下ろしコミック! 現代社会に住む一人のとてつもないエゴイストについての魅力的で、複雑で、素晴らしく愉快なポートレート! 『スヌーピー』の作者、チャールズ・シュルツに影響を受けたという1ページ1話完結の形式を取りながらも、表現方法は様々なスタイルを導入し実に多面的で飽きさせない。 恐れを知らない風刺的社会批判、深い感情表現、そして実に魅惑的な恐怖感の演出を内包した名作。 ”消化不良の人生” 今回ダンが描くのはウィルソンという一人の男性。彼は頑固で孤独な中年男で、愛しているのは飼い犬だけ。ずけずけと物を言う割には自分を取り巻く世界について実に盲目的だ。だがそれでも人との繋がりを渇望し、カフェで出会った見知らぬ人や友人を相手に一人よがりで高慢なとりとめのない持論を繰り広げるが、時折散りばめられる痛々しいまでに正直で自己否定的なユーモアが同情を禁じ得ない。 父親が亡くなり、完全に一人となってしまった彼は、別れた妻とよりを戻そうと彼女を探すが、その過程で自分と彼女の間には実は養子に出された娘がいることを知る。ウィルソンは無理やり三人で家族の関係を再構築しようとするが、それは悲劇的な結果に終わる事となる…… 我々は皆クロウズが描いた過去の作品の中にお気に入りのキャラクターを持っているはずだ。ウィルソンはそうしたキャラクター達と肩を並べるに等しいどころか彼らより遥かに抜きん出た強烈な存在だ。 ーニューヨーク・タイムズ クロウズの読者は、描かれた人々の感情を鑑賞するのではない。感情の集積を体験するのだ。それはまさに人生に似ている ーロサンゼルス・タイムズ 実に美しく描かれた胸に突き刺さるような社会論評。 ーパブリッシャーズ・ウィークリー
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mono. kultur #30 Chris Ware
¥1,650
SOLD OUT
『mono. kultur #30 Chris Ware』 200mm × 150mm 24ページ ※ 一部日本語訳付き(差し込み 4ページ) 毎号ひとりのクリエーターにじっくりとインタビューを行うベルリン発カルチャー・マガジン『mono.kultur』Issue30の2011年2012年冬号は、アメリカを代表するコミック作家Chris Ware特集号です。4ページの日本語解説冊子が付いております。 アメリカは成長をすることを忘れてしまったよう、と話すウェア。 CHRIA WARE:A SENSE OF THERENESS "The one thing I do'nt want to be is a storyteller" 彼の言うことに耳を傾けるな。 と、タイトルが付いており、カフカが小説で、エドワード・ホッパーが絵画で行ったような社会の暗部をあぶり出す作業を、コミックを駆使して行うウェアの作家論とその生活にせまります。 後半の作品ページは蛇腹状に広がる作りになっており彼の代表作が連なってゆきます。 また、カバーを外すと裏にも作品スケッチが描かれているという、なんとも凝った作りの号です。 Chis Ware(クリス・ウェア) 日本以上に「マンガは子供向け」という意識の強いアメリカにおいて、芸術性に富んだ絵作りと内省的な物語で、大人たちをも虜にさせたコミック作家、クリス・ウェア。コミック作家としては初めて、国際的に注目を集めるホイットニー美術館ビエンナーレに参加した他、様々な美術館での展示に参加する等、コミックの域を越えて注目を集めるウェア。代表作である「世界一賢い子供、ジミー・コリガン」シリーズ(PRESSPOP GALLERY)は和訳もされ、日本でも話題を呼んだ。主人公ジミーは、友達もいない、母親に溺愛されている中年男性。いわゆるアメコミの描くアメリカやスーパーヒーロー的な主人公たちとはほど遠い、陰鬱な世界を描く。さまざまなシンボリズムや時間軸を無視した展開など、既存のフォーマットから逸脱したストーリーテリングは、 ニューヨーカー誌をもってグラフィックノベルの「最高傑作」といわしめたほど。
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FAR COAST
¥4,400
SOLD OUT
『FAR COAST』 YUNOSUKE B5変判、192ページ 天地小口三方染め 藤原印刷 500部 イラストレーター/グラフィックデザイナーとして活動するYUNOSUKEの初作品集です。 デザイン事務所から独立後の留学中に遭遇した風景。再訪したロードトリップで手にした物。サンフランシスコをインスピレーションの源泉に、シンプルかつ軽やかな線で描き下ろしたアートブックです。天・地・小口の三方を青く塗装し、表紙にはシルクスクリーン印刷をしたタイトルステッカーを貼りつけました。 いつか夢見たカリフォルニアの空のように青い一冊です。 YUNOSUKE 1993年生まれ。広島県出身。イラストレーター/グラフィックデザイナー。サッカー選手志して上京後、大学時代にサッカー部の寮でイラストを描き始め、グラフィックデザン事務所勤務を経て独立。広告やアパレル、CDジャケットから店舗ロゴなど、幅広いジャンルのアートワークを手がける。
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小林ひかり『水晶体に映る記憶』
¥1,800
『水晶体に映る記憶』 小林ひかり 182mm × 127mm 128ページ 200部発行 ナンバー入り これは、私の水晶体に映した記憶の数々を、1冊の本に閉じ込めたものです。 そして、その記憶から掬い取った「自分の声」を忘れないための記憶でもあります。 私には、困った時に使っていた正確な定規がありました。しかしそれは昔、ぐにゃぐにゃに歪んでしまいました。それがもう使い物にならないとわかった時、どこかにあるだろう新しくて正しいメモリのついた定規を必死で探しました。でも、どこのもありませんでした。 中略 もしこの考えを採用するなら、次の瞬間からの行動はこうです。耳の穴をかっぽじって、必死に自分の声を聞くこと。何が美しくて、心地よくて、嫌で、苦しいのか。これまでポロポロと道中に忘れていった大切なことを思い出して、そこにある大切を両手で握りしめることだけを、しなければいけない。 他人が書いた本のフレーズをふと思い出して、本棚に手を伸ばすことがあるように、この本もまた、誰かの感性を揺さぶるかもしれません。そんなことが起きたら、とっても嬉しいです。未来のあなたの手の傍に、この本があることを願って。 ~はじめにより~ もくじ ・はじめに ・北の街で集めた真実 春 自分だけの真実を1つでも持っておけば、光を見つけていける 心地よいをかき集めるという言葉の強さ 申し送りされなかった言葉たち いつだってあの頃の気持ちを、思い出しながら 人生に正解はないと言いながら、正解めいた魅せ方をする社会とか しんどいことがあったら美味しいものを食べとけ、という話の内側 なんかあったら、食べ物を送るから大丈夫 誰かの知らない夏でもあった 人を知る時の、心地よい速さ はじまりの速度 ・西に思いを馳せて 獣の香水に惹かれるのは、自分がそうなりたいという説 いい匂いの詳細 仕事について 最後まで天邪鬼だけど、私はこの街が嫌いで、好きだった だってその方が身軽に動けるから 引越し前夜 ・西の街で思い出したこと まずは身の回りのことから 実現しなかった怖さと、私が出会ってきた神様達 私たちは、いつでも、何処にでも行けるのだから 0.8倍速 1人では思い出せないことも 優しいと言われて落ち込んでいました スーパーという社会の繋がり 13歳のハローワーク 感性が腐り始めた日 700円のネットショッピングがアラームだったりする こんな時代だから、嬉しいこと 10分の待ち時間で思い出す、私の死生観 悪夢は、甘いもので溶けていく 料理をするときの孤独が私にはちょうどいい 暮らしに宿る、ご縁と恩送り ・風のように、また次へ 今を心地よく生きると、小さな私が喜ぶという循環 表現について ハグしたくなるお洋服を羽織って 変幻自在に在り、話していたい 自分の癒し方がわからなくなったので 1人で生きることにあえて言及するなら 何もしなくても完成している空間で シャボン玉のようだと言ってくれた友人へ なんかわからないけど、流れが悪い時は いつだって心の中に異国への切符を 海に近い街へ ・後書き 小林ひかり 1998年生まれ。山形県出身。 note定期マガジン『水晶体に映る記憶』にてエッセイを更新中。
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26歳計画
¥2,200
SOLD OUT
『26歳計画』3刷り Yuya Mukumoto|椋本湧也 5/16(火)入荷予定です。 107mm × 174mm ガンダレ製本、212ページ ブックデザイン:脇田あすか 1500部(累計2500部) 3刷に寄せて、本書を作るきっかけになった沢木耕太郎さんが『深夜特急』の旅に出る前夜のエピソード「二十五歳」を寄稿して下さいました。 以前のものより、巻末4ページ増の改訂版となっております。 沢木耕太郎さんが乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのが26歳。高校生のときに『深夜特急』を読んでからというもの、「26歳」という年齢は自分にとって特別な響きを持ち続けてきました。 そしてやってきた26歳。奇しくも世界的なパンデミックが襲来し、渡航はおろか、家から出ることすらままならなくなってしまった。 そんな「旅の適齢期」に、この世界の26歳たちは一体何を考えているのだろう。身体的な移動が制限される中で、この想いを言葉にのせて、彼らに会いに旅に出てみよう。そしてその出会いの足跡を一冊の旅行記にしてみよう。そう思い立ったのです。(「はじめに」より) ルール 「26歳」をタイトルにした文章を自由に書いてください。 書き終えたら、あなたがいちばん魅力的だと思う「26歳の知り合い」にこの企画をつないでください。 こうしてつながった48人のエッセイが収められています。
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あまから手帖 2023年6月号
¥880
『あまから手帖 2023年』6月号 275mm × 210mm 136ページ 暑くなるにつれ、カレー欲がふつふつとわいてくるものです。カレーの季節がやってきたなぁと思わずにはいられません。風薫る5月に発売となる6月号はカレー特集です! 告白すると『あまから手帖』がカレー特集を編むのは14年ぶりのこと。お久しぶりねと、カレーに言われちゃいますよね。ちなみに小柳ルミ子さんの『お久しぶりね』がヒットしたのは1984年。シンボリルドリフの年ですね。 閑話休題。次号は雌状の時を経て、まるっとカレー。スパイシーな一冊です! 目次 2 食にかまけず 文=町田康 4 あま、から。 写真=長野陽一 6 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 11 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 編集長より 写真=池田宏 文=江部拓弥 18 「ラクシュミ」の35年。 文=沼由美子 写真=西島渚 24 スパイスカレーを始めた理由。 文=小林明子 写真=岡森大輔 32 たどり着いたらいつも印度。 文=廣田彩香 写真=エレファント・タカ 38 カツカレーの誘惑。 文=藤川満 写真=下村亮人 42 生駒山の中腹でスリランカカレー 文=福山嵩朗 写真=佐伯慎亮 50 アジアン・カレー・ジェネレーション 文=猫田しげる 写真=木下清隆 54 「バラ」一族の系譜 文=スズキナオ 写真=岡本佳樹 58 欧風カレーとモダン建築 文=竹内厚 写真=中村寛史 63 あまからcooking with Class S プレミア 74 ハリーと京都と黄色い部屋 写真と談=ハリー中西 文=穴田佳子 80 あなたの知らないインド料理の世界。 文=河宮拓郎 写真=高見尊裕 88 学食カレーの旅。 文=Kwmochang 写真=圭ゆうすけ 90 水野仁輔さんと京大カレー部。 文=中岡愛子 写真=塩崎聰 98 甲子園球場にはカレーがある。 写真=前康輔 98 船に乗って宿に行く。 文=船井香織里 写真=高見尊裕 100 味に魅かれて通う店 105 京都 芯を食らう 文=中井シノブ 写真=大道雪代 107 大阪 発酒オーライ 文=廣田彩香 写真=中島真美 109 兵庫 神戸のE面所 文=安田謙一 写真=山口謙吾 111 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 113 #和食が知りたい 写真=Rina 114 あまからセレクション 123 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 124 日本ワイン、ようわからん 談=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 125 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 126 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 128 故郷を離れて 写真=田附勝 130 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 132 アウト・オブ・タイム 133 あまからスーパースター列伝 134 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 136 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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山岳新校、ひらきました
¥1,980
『山岳新校、ひらきました』山中でこれからを生きる「知」を養う 奈良県立大学地域創造研究センター撤退学研究ユニット 編 堀田新五郎,作野広和,林尚之,坂本大祐,青木真兵,松岡慧祐,西尾美也,梅田直美(寄稿)伊藤洋志,仲子秀彦,中森一輝,八神実優,「みちのり」参加者のみなさん B5変形、208ページ コデックス装 一度走り出したものは、止められない止まらない。今必要なのは、惰性に流されず、慣性に埋没しない力ではないか? 「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場「山岳新校」。この取り組みを支える現状分析と思想=論考に加え、学校での実践の様子を収めた、記録集。 山岳新校 「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場。 目次 はじめに 1 学びの究極 鬼を脱落させる術の修得 堀田新五郎 2 地域の縮小にどう向き合うか 「縮充社会」の実現に向けて 作野広和 3 how toではなく、実質的な学びを 【対談】作野広和 × 堀田新五郎 4 若者と文化的退廃 都市から撤退できない私たちの小さな実践 松岡慧祐 PROGRAM1 みちのり 5 撤退的に生きること、 創造的に生きること 梅田直美 6 不登校の歴史と撤退 語る言葉と生のあり処を探る場所をつくる 林尚之 7 撤退的に生きるために オルタナティブな学びの場の可能性 【対談】林尚之 × 梅田直美 8 つまらないゲームに乗らないための術 ただ正面対決だけしている場合ではないが 逃げるだけでも息切れする 伊藤洋志 9 みちのりレポート 「みちのり」とは?2022年開校レポート PROGRAM2 山學院 10 山村で気づく「クリエイティブ」と「アニミズム」 【対談】坂本大祐 × 青木真兵 聞き手:八神実優 11 山學院レポート 「山學院」という場 2022年開校レポート PROGRAM3 芸術学校 12 つながりの中で捉える「芸術学校」 西尾美也 13 奥大和における芸術実践と 「最後」の練習 西尾美也 おわりに プロフィール 奈良県立大学地域創造研究センター撤退学研究ユニット 「知的撤退の研究―慣性の力学からの撤退可能性を探る」研究ユニット。日本の現況の諸問題、急速な人口減少、地方消滅、財政赤字、年金崩壊、環境激変……。これらを生活習慣病、慣性の力学として捉え、知的撤退の可能性を研究と実践を通じて提起する。
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【サイン本】金川晋吾『長い間』
¥4,950
『長い間』 金川晋吾 ※サイン入りです。 A4変型判 縦220mm × 横284mm 136ページ 『father』から7年、待望の写真集 20年以上行方知れずだった伯母・静江さん。 金川は、病院で身元引受人になりました。 昔からほとんど話した記憶もありません。戸惑いながらも撮影は続いていきました。 2019年5月19日 「今、春でしょ。そして、次は夏よね。次来てくれるのは夏やね」 と言うので、夏にもまた来る約束をする。一口ずつ、スプーンを静江さんの口に運んでいると、その行為は何か意味があるように感じられるというか、物質的なもの以外の何かを交換しているような気にもなる。静江さんに対して愛着、愛情のようなものを感じる。でも、それも最初だけ。一時間ぐらい一緒にいると、静江さんのコンディションが悪くなっていくのもあって、けっこうきつくなってくる。 (金川晋吾日記から) 金川晋吾写真集第二弾。2016年刊行の写真集『Father』では、失踪を続ける父親を被写体に、「ひとのわからなさ」を写真と日記で表現しました。今回の『長い間』では、伯母・静江さんとの関係を描きます。2010年、二十数年ぶりに病院で再会するところから始まります。それまで会話した記憶もなく、認知症でもあった静江さん。過去を共有することもなく、今ここでしかない関係は10年間続いていきます。写真46点と日記で構成。六本木クロッシング2022(森美術館)に出展。 版元から一言 金川晋吾は写真家としての才能も持ちながら、言葉でも最近注目を集めています。この伯母・静江さんとの関係を描いた「長い間」は、私小説とも読んでも楽しめる写真集です。 写真とテキストは、時に触れ合い、時に離れ、非常に繊細なバランスによって成り立っています。数多ある凡庸な写真集のように、相互が補い合ってひとつのイメージを築くようなものとは一線を画します。手にとって何度も読み、何度も写真を眺めいると、その意味がわかると思います。 デザインは、デザイナーでありフェミニストでもある宮越里子に依頼しました。自由奔放に生きてきた静江さんには、ある意味「不良」です。「不良に祝福を」というテーマも、デザインのテーマのひとつにもなっています。手書きのタイトルでエンボス加工。手に取りたくなる装丁に仕上がりました。 金川晋吾(カナガワシンゴ) 三木淳賞、さがみはら写真新人奨励賞受賞。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。近年の主な展覧会、2019年「同じ別の生き物」アンスティチュ・フランセ、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、六本木クロッシング2022など。 略歴 1981年 京都府生まれ 2006年 神戸大学 発達科学部 人間発達科学科 卒業 2010年 東京藝術大学 大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 修士課程 修了 2015年 東京藝術大学 大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 博士課程 修了
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【サイン本】金川晋吾『いなくなっていない父』
¥1,870
『いなくなっていない父』 金川晋吾 ※サイン本です。 四六判 縦188mm × 横129mm 266ページ 気鋭の写真家が綴る、親子という他人。 千葉雅也氏(哲学者、作家)、小田原のどか氏(彫刻家、評論家)、 滝口悠生氏(作家)、激賞! 著者初の文芸書、衝撃のデビュー作。 その後のことを知っている私には、父のことを「失踪を繰り返す父」と呼ぶのはどうしても過剰なことに思える。私がそう思うのは、「父がやっていることなんてそんなにたいしたことではないんです」と謙遜するような気持ちもあるが、本当のところは、「父という人は、『失踪を繰り返す』という言葉で片づけてしまえるような人ではないのだ」と自慢げに言いたい気持ちのほうが強くある。――(本文より) 『father』にて「失踪する父」とされた男は、その後は失踪を止めた。 不在の父を撮影する写真家として知られるようになった著者に、「いる父」と向き合うことで何が浮かび上がってくるのか。 時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、ドキュメンタリーノベル。 金川晋吾(カナガワシンゴ) 写真家。1981年京都府生まれ。神戸大学発達科学部人間発達科学科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。 近年の主な展覧会、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館など。三木淳賞、さがみはら写真新人奨励賞、受賞。
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【サイン本】愛は時間がかかる
¥1,980
SOLD OUT
『愛は時間がかかる』 植本一子 ※サイン本です。 四六変型判、192ページ 「誰かのつらさに、大きいも小さいもない」3カ月にわたる、トラウマ治療の記録を書く。『かなわない』の著者による、4年ぶりの新刊! [目次] はじめまして おひさしぶりです こんな自分と生きる 助走 トラウマ治療⓪ 遺言のようなもの 私は守られていた トラウマ治療① 三人のハイムシナジー お椀を買いに行く トラウマ治療② 砂金葉山の砂 トラウマ治療③ 私は愛されていた トラウマ治療④ 五年 同じ名前 トラウマ治療⑤ 拝啓中野先生 未来の鋳型 トラウマ治療⑥ あかるいあきらめ あとがき 植本一子(ウエモトイチコ) 1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で荒木経惟より優秀賞を受賞し、写真家としてのキャリアをスタート。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。主な著作に『かなわない』(タバブックス)、『家族最初の日』(ちくま文庫)など。
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われわれの雰囲気
¥1,430
『われわれの雰囲気』 植本一子 / 碇雪恵 / 柏木ゆか ※※帯の色はランダムに発送します。 188mm × 108mm 124ページ 装画 近藤聡乃 装丁 川名潤 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 ピコちゃんが倒れた! 約束の時間に友達が来ない。音沙汰もない。何かがおかしい。嫌な予感がする...... 。その予感は的中、友達はいまICUにいて、意識がないらしい。でも、コロナ禍では病院へかけつけることもできない。 目を覚まさない友達をめぐる日々の記録と、意識を取り戻してからの本人による日記を収録。 目次 はじめに 何をみてもピコを思い出す 植本一子 ピコちゃんが未読だった時のこと 碇雪恵 * おわりに 怪我と入院の雰囲気 柏木ゆか 植本一子(うえもと いちこ) 1984年広島県生まれ。写真家。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、「下北沢に自然光を使った写真館 「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『かなわない』など。 碇雪恵(いかりゆきえ) 1983年北海道生まれ。ライター。2022年11月に自主制作本『35歳からの反抗期入門』を発売。新宿ゴールデン街のバー「月に吠える」金曜店番。 柏木ゆか(かしわぎゆか) 1983年神奈川県生まれ。CINRA所属。人事・労務担当。国家資格キャリアコンサルタント。
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つぶやかなかったことばかり
¥550
『つぶやかなかったことばかり』 碇雪恵 A5判、24ページ ホッチキス綴じ Twitterの下書きから4つを取り出し、投稿しなかった理由とその短文に付随するあれこれを、それぞれ3,000字程度書いたZINEです。
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【サイン本】踊るように寝て、眠るように食べる
¥1,320
SOLD OUT
『踊るように寝て、眠るように食べる』 ひらいめぐみ ※サイン入りです。 文庫判、152ページ 2022/11/1〜2023/3/31までの日記と、日記に登場した「もの」や「こと」をテーマに書き下ろしたエッセイ6篇を収録しています。 003~131 ・2022/11/1〜2023/3/31までの日記 134 ・名付け親 137 ・果物一軍選手権 140 ・旨みは横に増さない 142 ・日本に初めて来た日 145 ・変わらない 149 ・饒舌な生きもの
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死ぬまで生きる日記
¥2,090
SOLD OUT
『死ぬまで生きる日記』 土門蘭 四六判 縦188mm × 横128mm 264ページ 日常生活はほとんど支障なく送れる。「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情もちゃんと味わえる。それなのに、ほぼ毎日「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた約2年間の記録。 版元から一言 大反響を呼んだWEB連載が書籍化! 生きづらさを抱えるすべての人におくるエッセイ。 「人は直線的ではなく、螺旋的に変化していくものです。ぐるぐると同じところを通っているようでも、少しだけ深度や高さが以前とは異なっている。だから、前とは全然変わってないなどと、落ち込むことはないんですよ」(本文より) 目次 はじめに 第1章 私は火星からやってきたスパイなのかもしれない 第2章 「『死にたい』と感じてもいいのだと、自分を許してあげてください」 第3章 「自分で自分の『お母さん』になれたらいいですね」 第4章 「肯定も否定もせずに、ただ感情に寄り添ってみてください」 第5章 「『解決しよう』と思わなければ、問題は問題ではなくなるんです」 第6章 「私はずっと、日本人になりたかったんです」 第7章 「『過去』は変えられなくても、捉え直すことはできます」 第8章 「あなたは、必死に生きようとしています」 第9章 地球以外の場所で、ひとりぼっちでものを書く人たち 第10章 居心地の良いように「火星」を作り替えていけばいい 第11章 「生きている限り、人と人は必ず何かしらの形で別れます」 第12章 「書いて、読むことで、私たちは何度でも出会えます」 最終章 「お守り」を感じながら生きていく 終わりに 土門蘭(ドモンラン) 1985年広島県生まれ。小説・短歌などの文芸作品や、インタビュー記事の執筆を行う。著書に歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』(寺田マユミとの共著)、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』、エッセイ『そもそも交換日記』(桜林直子との共著)がある。
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好きよ、トウモロコシ。
¥1,650
SOLD OUT
『好きよ、トウモロコシ。』 中前結花 B6判 縦182mm × 横128mm 154ページ 人の心の機微やノスタルジーを繊細に描く文章に定評があり、Webメディアを中心に人気を集めるエッセイスト 中前結花の初エッセイ集。 書き下ろしを含む全14編を収録。 装画、挿絵は、イラストレーターの北村人。 「どんぐりを拾うみたいに、プールのなかで宝探し遊びをするみたいに、ビービーダンを集めるみたいに。とりとめもないけど、わたしにはきらきら光って見えたもの。そんなものを集めてそっと書いてみようと、この本はそういうわけなのです。」(「はじめに」より) <目次> 「ぼく、賛成です」 赤に光る回鍋肉 わたしのタイプライター 踊るほっぺ ミイラの朝 真夜中はヒーロー プールの底で考え中 ここは下北沢 宇宙のカレ ラジオのスター ホワイトアスパラふたつ ベンッ お住まいはどちら? 好きよ、トウモロコシ。 中前結花(ナカマエユカ) 兵庫県生まれのエッセイスト・ライター。3歳から絵日記で毎日をつづり始める。2010年に上京。会社員を経て独立し、現在は多数のWebメディアで執筆中。本書が初のエッセイ集となる。
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【サイン本】From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023
¥1,760
『From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023』 今日マチ子 ※サイン入りです。(サインは写真のものと異なる場合がございます) ※ポストカードと栞2種、角田光代さんの4ページの冊子「2022年という居場所」が付いてます。 B6判 縦182mm × 横128mm 192ページ・オールカラー 今日マチ子さんの視点で綴る、2022年4月ー2023年4月までの記録。本書では東京、福島、この一年で訪れた風景が描かれます。 2020年4月の緊急事態宣言以降、今日マチ子さんはコロナ禍に揺れる人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けてきました。2021年には「DIstance わたしの#stahome日記」、2022年には「Essential わたしの#stahome日記2021-2022」を刊行しました。本作は「#stayhome」シリーズの完結編となります。 今日マチ子 東京都出身。東京藝術大学、セツ・モードセミナー卒。自身のブログで、ほぼ毎日更新している1ページのショートマンガ『センネン画報』が単行本化され注目を集める。2005年に第1回「ほぼ日マンガ大賞」入選。2006年と2007年に『センネン画報』が文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に2年連続で選出。2010年に『cocoon 』、2013年に『アノネ、』がそれぞれ、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で 日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞。その他の作品に『みかこさん』『かことみらい』『U』『5つ数えれば君の夢』など多数。
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【サイン本】Distance わたしの#stayhome日記
¥1,650
SOLD OUT
『Distance わたしの#stayhome日記』 今日マチ子 ※サイン入りです。 ※栞はどちらか1枚入ってます。 B6判 縦182mm × 横128mm 192ページ 並製 オールカラー 2020年4月の緊急事態宣言以降、ソーシャルディスタンスが当たり前になっていく人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けた今日マチ子さん。頑張る人にそっと寄り添うような視点で描かれた一冊です。 「変わる世界の中で、変わらない風景がある。そのことを、きっと、ぼくたちはいつか思い出す。十年後、二十年後、三十年後。もしかしたら、この世界に別れを告げるときに。懐かしい思い出として。 大切な風景。愛おしい場所、人。今日さんの本を開きさえすれば、ぼくたちは、きっと、みんな思い出すことができるのだ。」(高橋源一郎・別紙解説より)
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【サイン本】Essential わたしの#stayhome日記 2021-2022
¥1,650
SOLD OUT
『Essential わたしの#stayhome日記 2021-2022』 今日マチ子 ※サイン入りです。 ※栞はどちらか1枚入ってます。 B6判 縦182mm × 横128mm 184ページ 2020年4月の緊急事態宣言以降、ソーシャルディスタンスが当たり前になっていく人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けている今日マチ子さん。 2021年4月ー2022年4月までのイラストと日記を記録した作品集。 オリンピック、ワクチン接種など、大きく揺れた2021-2022年。普通の人の、何気ない1日を、美しい色彩で記録しています。 著者プロフィール 今日マチ子 (キョウ マチコ) (著/文) 東京都出身。東京藝術大学、セツ・モードセミナー卒。自身のブログで、ほぼ毎日更新している1ページのショートマンガ『センネン画報』が単行本化され注目を集める。2005年に第1回「ほぼ日マンガ大賞」入選。2006年と2007年に『センネン画報』が文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に2年連続で選出。2010年に『cocoon 』、2013年に『アノネ、』がそれぞれ、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で 日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞。その他の作品に『みかこさん』『かことみらい』『U』『5つ数えれば君の夢』など多数。
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【特装版】SWITCH special edition COMME des GARÇONS 50th Anniversary Issue
¥11,000
SOLD OUT
『SWITCH special edition COMME des GARÇONS 50th Anniversary Issue』特装版 A4判、416ページ 特装版(黒・上製クロス貼り) 雑誌「SWITCH」が追いかけてきた コム デ ギャルソンの軌跡を余すことなく収録した、 完全保存版の特別編集号 川久保玲がデザインするCOMME des GARÇONSの世界に、わたしたちはいつも革新に満ちた新しい何かが始まる時の、美しい混沌を見ることができる。次にどうなるのか、わたしたちは創造の目撃者なのだ。たえず新しいデザインに挑戦する勇気、川久保玲の視点を通じてわたしたちはクリエイティブとビジネス、時を牽引する滑車としてその二つの要素を重ね合わせた至福を見つめることができる。COMME des GARÇONS 50年の軌跡を振り返るのではなく、明日の50年に向けてこの特集はある。なぜなら川久保玲の世界は未来を指し示す芸術だからだ。 “コム デ ギャルソン全表紙巻頭特集”を収録 国内のメディア取材に応じることのなかったデザイナー・川久保玲の1万5千字独占ロングインタビューを掲載し話題となった2015年「SWITCH」初のコム デ ギャルソン表紙巻頭特集をはじめ、ロンドン、銀座、ニューヨークのDOVER STREET MARKETを現地取材した特集、川久保玲がイヴ・サンローラン以来の現存するデザイナーとしてメトロポリタン美術館で特別展を行った様子を現地取材し、展覧会に訪れたビョークの独占インタビューを掲載した特集など、全5冊の「SWITCH」表紙巻頭特集を収録。さらに1988年から1991年の間に発行されたビジュアルマガジン「Six」8冊全ページ掲載、1990年に制作された「コム デ ギャルソン・ファニチャー」カタログの誌上復刻、そして2008年から2023年までに制作されたコム デ ギャルソン「DM」を撮り下ろしで収録します。 川久保玲最新ドキュメント&コム デ ギャルソン23-24AWコレクション掲載 今年3月のパリ・ファッションウィークでの川久保玲を追った最新ドキュメントに加え、写真家・操上和美撮り下ろしによるコム デ ギャルソン23-24AWコレクションを掲載。さらに1996年に写真家・清野賀子が撮り下ろしたファッションストーリーの誌上復刻に加え、「SWITCH」がこれまで記録し続けたコム デ ギャルソンのコレクション・ファッションストーリーをすべて収録。その他にスタイリスト北村道子、サカナクション山口一郎がコム デ ギャルソンの魅力を語るインタビュー(北村道子インタビューは新規語り下ろし)。宮沢りえ、平手友梨奈、市川染五郎など、「SWITCH」誌面でコム デ ギャルソンを纏った表現者たちのポートレイトも収録します。
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にき|蟹の親子
¥880
SOLD OUT
『にき』 蟹の親子 A6(文庫)判 183ページ 「日記」のリトルプレスです。 2020年4月、疫病流行のさなかで始まった日記の専門店での店長職。 これだ、と思った仕事に出会ったのも束の間精神を病む。 気付けば2021年4月。 病名が分かってから約五ヶ月が経とうとしていた。 臥す日々と対照的に、賑やかになっていく店。 ワクチン接種、オリンピック開幕、別れと引越し。 毎日の記録のほか、ささやかな日記論をまとめた一冊。 「日記屋」で働く いま、私は関西圏に住みながら東京・下北沢にある日記専門店「日記屋 月日」という店で、業務委託社員として働かせてもらっ ています。「日記屋 月日」とは、日記好きが集う拠点です。主に取り扱っている商品は出版された「日記本」。新刊本のほか、セレ クトされた古書や自費出版本(リトルプレス)を置いています。勿論、日記帳も。店主の内沼さんもスタッフも日記が好きだし、 何らかの形でみな日記をつけています。 月日は2020年4月疫病流行の最中にオープンし、なんとか、今に至っています。(中略) この時期、私は可愛がっていたハムスターと犬に立て続けに旅立たれてしまったのと、転職活動がうまくいかないのとで悩んでい ました。最終選考まで残った面接で頭が真っ白になり、何も言えなくなった場面を何度も思い返す日々。次の「したいこと」が湧 き出てくるまでの時間を繋がなくてはと思いながら、派遣社員として広告代理店で雑務を行う毎日でした。少し引いた所から見て みれば、場面ごとに楽しいこともあったでしょうが、ペットロスによる喪失感もあり、孤独を感じていた気がします。孤独という か、無能感でしょうか。 何をしても続かない、ガッツがない。自己否定の繰り返しです。「したいこと」を優先した先に何が待っているのか。こわかった です。そんな自分が、唯一惹かれたのがその「日記屋」なるものでした。ふと「そんなに気になるなら内沼さんに話を聞きに行け ば良いのでは?」という考えが浮かびます。かつて使っていた名刺入れを漁ると、前職でお世話になった時に頂戴したものが残っ ていました。勢いで「何かお手伝いできることがありませんでしょうか」といった要旨のメールを書く。普通の履歴書と、日記に まつわる経歴書のデータを添付しました。そこには、これまでの日記体験を具に書き込みました。それがこれです——。 (「ささやかな日記論」より) 一日通して橋本治の『恋愛論』を読み返していた。初めて読んだときの自分とあまり変わっていないことに気付き恥ずかしくなる。 橋本治によれば、人を好きになるというのは、自分と似ているところと違っているところが相手にちょうど半分ずつある状態であり、 しかもその違っているところを、自分がそのままにしておくことだという。そして破局はその逆で、だんだん似せようとして、相手に 合わせていくことが無理になっていくことで起こるのだと。 私が五年も六年も同じ人を好きでいるのは、こういうことなのかもしれない。 夜はバターチキンカレー。若干、胃もたれ。(2021年8月4日(水)の日記より) 蟹の親子 1991年生まれ。現在、関西在住。 大学事務、書店勤務を経て日記専門店「日記屋 月日」の店長 を2020年4月から2021年10月まで勤めた一般市 民。日記をつけることや、読むことについての考えを今回初め てまとめました。Twitter:@kani_oya
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浜へ行く|蟹の親子
¥990
SOLD OUT
『浜へ行く』日記と、それを本にして売ることについて 蟹の親子 A6(文庫版)、493ページ 内容 ・2022年1月1日~12月31日までの日記 ・ささやかな日記論(B面) 日記を本にして売る人が増えているような気がする。気がするというか、その流れをつくっている人のうちの一人が、自分なのかもしれないという自覚がある。自惚れているわけではない。だが仕事内容も、こうしてリトルプレスを作っていることも、ほんの少しずつ認知されるようになった。そうなると今度は「こんなこと、人にすすめていいのだろうか」と懐疑的になる。自分の日記を、生活についての記述を、パッケージ化して売り物にするなんて、思い出作りにどうですかなんて、修学旅行でうっかり買ってしまう革製ブレスレットじゃあるまいし何言ってるんだろうと思う。はっきり言って日記本を作るのは苦しいのだ。なんでこんなことを続けているのか。(ささやかな日記論 B面 より) 蟹の親子 91年生まれ。関西在住。 日記文化への興味があり、東京・下北沢にある「日記屋 月日」でディレクターを担当している。2022年1月に『にき』というリトルプレスを出した。
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NEUTRAL COLORS 4
¥2,970
SOLD OUT
『NEUTRAL COLORS 4』 加藤直徳 編 B5判 縦257mm × 横182mm 272ページ オフセットとリソグラフを融合させた、唯一無二の雑誌NEUTRAL COLORSの第4号。特集は「雑誌を仕事にすると決めた運河の畔」。「仕事とはなにか?働く意味は?」という根源的な問いとともに、ベーシックインカムの可能性を探究しながら取り組んだイシュー。 「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版社に触発される。校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道。 NEUTRAL COLORS ならではの手刷り感溢れる印刷、 泣きたくなるくらい正直で内面に刺さるテキスト、 雑多でページをめくるたびに驚きがあるデザイン。紙でしか味わえない新しい雑誌体験がここにあります。 目次 ・雑誌が明日を連れてくる ・そうだ、紙をつくろう ※オリジナル和紙1枚付き! 「特殊な」お仕事 ・テクノクラートの一日 ・ベーシックインカム ~仕事とお金の話 ・いつまでクッキー焼きますか? ・“見えない仕事”はどこにいった? ・世にも奇妙な植物の話 ・寅さんとはたらく モリテツヤ/近藤弥生子/青山ゆみこ ・Temporary Pressの仕事 ご自由に! ・未来は、気づかないうちに ・集まってつくるということ ・政治家という仕事 Who is a Politician? ・牟田都子 校正の仕事 Proofreading ・写植時代 ・私がオバアさんになっても ・ハチミツ ワーキングホリディ ・宙につながる仕事 ・木と石と 佐野文彦の手業 ・本を愛する仕事 ・大熊演劇 ・終わらない絵 ・エピローグという名の収支報告書 2023.3.25 前書きなど NEUTRAL COLORSが5000部という部数にこだわるのは経済的な理由による。インディペンデント出版だけで大きな利益を得ることは困難で、編集者はクライアントワークや兼業をしていることがほとんどだろう。5000部は、もしそれが全部売れるのなら出版だけで経営を立てていくことが可能な部数であり、達成できれば中規模出版としてのモデルとなり得る。必要に応じてみんなで集まって印刷したり製本したりアイディアを出しあう。まずは自分がそれを実践し、知見をオープンソースとして示してみる。それが第4号「仕事」特集の意図のすべてである。 できるかぎり収入予測と経費等の支出、雑誌をつくる際の諸々をここに記録し、収支報告をしてエピローグにかえたい。はたして仕事として成立するのか? ひとつ確かなことがあるとすれば、NEUTRAL COLORSという媒体が消えたとしても、つくりたい人がいなくなることはないということ。いつか誰かが拾い上げ、同じような意思を持ち、バトンを受け取ってもらえたらうれしい。 版元から一言 『NEUTRAL COLORS』はインディペンデントな雑誌です。オフセット印刷とリソグラフ印刷を使い、5000冊を手作業と機械でつくっています。一番大切しているコンセプトは「個人の言葉を伝える」こと。インタビュワーが聞きとった格好いいフレーズではなく、本人が自らつづったあわいのある言葉を紙に残します。編集者とグラフィックデザイナーは二人で現地まで出向き、空気感を感じ、そこでの会話、心象風景から、彼らの言葉に応える表現をすることを信条としています。インターネットによるリモート取材やインタビュー、借り写真を用いることを極力排除しています。当然コマーシャル要素は存在しません。 NEUTRAL COLORSの特徴 ・超個人的なインドへの想いが綴られた現地取材 ・かつてない色彩のビジュアルと、豊富すぎる文字量 ・「オフセット」「リソグラフ」「オフセット&リソグラフ」で印刷 ・週刊誌のような厚みのある中綴じマガジン仕様
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新古書ファイター真吾
¥1,540
『新古書ファイター真吾』 大石トロンボ 四六判、192 ページ 孤高の古本戦士・真吾は、今日も新古書店「ブックエフ」の均一棚で目当ての本を探す。 長年探した本を100円棚で見つけて喜び、新古書店で仕入れた本を転売し利幅で儲ける「せどり」と攻防し、数分の間に目をつけていた本が買われて絶望し……新古書店でのライトな古本探しの楽しさと可笑しさを描く「古本あるある」バトル漫画、いよいよ開幕!! 著者の古本探しの日々を綴ったエッセイや、夏葉社・島田潤一郎さんの特別寄稿「友人のような本」も掲載。 目次 新古書ファイター真吾 新古書ファイター真吾新刊書店に行く とある新古書が閉店する日 大石トロンボのエッセイ漫画集 紙の本大好きマンVS究極の電子書籍を開発する博士 ある中年本好きの悟り 床抜けに怯える男 新古書ファイター真吾in BOOKOFF ~決戦!ウルトラセール!~ 【エッセイ】 青春は新古書店と共に 同級生のバラ売り交渉 藤子不二雄と幻の新古書店 小説に目覚めた戦士は船橋でせどりと戦う 特別寄稿 友人のような本 島田潤一郎 あとがき 初出一覧 大石トロンボ(オオイシトロンボ) 1978年静岡県生まれ。漫画家。『新古書ファイター真吾』の他、主に本にまつわる漫画をTwitterやnoteで発信中。ブックオフ30周年記念公式サイト『ブックオフをたちよみ!』に漫画を寄稿。共著に『ブックオフ大学ぶらぶら学部』(夏葉社)がある。
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【サイン本】電車のなかで本を読む
¥1,760
SOLD OUT
『電車のなかで本を読む』 島田潤一郎 ※サイン入りです。 四六判 、192ページ 良いと思うものだけを刊行してきた、ひとり出版社・夏葉社の代表が、これまでに読んできたなかから、自分の体験をまじえつつ、珠玉の49冊を紹介します。著者は、鬱屈としていた20代、すがるように本を読みました。本のなかには、自分と同じように、思い通りにいかない人生にもがいている人がいたり、自分の狭い考えを広げてくれる先達がいました。本書は、高知新聞別刷り「K+(ケープラス)」に連載された選りすぐりの寄稿文を加筆・修正し、さらに書き下ろしを3編加えました。「ぼくは電車のなかでは原則、スマホを見ずに、本を読んでいました。そうすると、だいたい1週間で1冊本が読めて、年間で50冊本が読めました。10年電車で本を読めば500冊もの本が読めます。それは間違いなく、人生を豊かにしてくれます」(著者)。誰かの人生を支える本を作りたいと願う著者が、読書の素晴らしさを伝えます。 島田潤一郎(シマダジュンイチロウ) 1976年、高知県生まれ。東京育ち。日本大学商学部会計学科卒業。大学卒業後、アルバイトや派遣社員をしながら小説家を目指していたが挫折。編集経験のないまま、2009年、吉祥寺にて夏葉社を創業し、「ひとり出版社」の先がけとなる。著書に『古くてあたらしい仕事』(新潮社、2019年)、『あしたから出版社』(ちくま文庫、2022年)など。
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上林曉傑作小説集 孤独先生
¥3,080
『上林曉傑作小説集 孤独先生』 山本善行 撰 四六判変形・ハードカバー 416ページ 昭和を代表する私小説作家、上林曉(1902―1980)。太宰治と同時期にデビューした作家は、心を病んだ妻を見つめ、のちに脳溢血によって半身不随となったあとも、震える左手で小説を書き続けました。その不屈の精神がすなわち作品になっていることが、作家の名を著名にしましたが、上林曉はいわゆる私小説以外にも、未来に残る美しい小説もたくさん残しています。2011年に制作した『星を撒いた街』は、作家のそうした美しい面に光を当て好評を博しましたが(4刷、5500部)、本書は同じコンセプトでつくる小説撰集の続編です。 装画は阿部海太さん。装丁以外にもカラー挿絵を10 点収録した豪華な本です。収録する短篇は初期の傑作「天草土産」ほか10点。本の大きさは新書サイズとほとんど同じです。432ページ、ハードカバー、背継ぎ表紙という瀟洒なデザインが、作家の瑞々しい作品の魅力を伝えます。ベストセラーにはなりませんが、長く、細々と売れる本になるのではと思います。ぜひご期待ください。 目次 007 天草土産 045 淋しき足跡 091 海山 137 夭折 171 トンネルの娘 199 冬営 221 清福 243 景色 261 ニ閑人交遊図 333 孤独先生 357 手風琴は古びた 401 撰者あとがき
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昔日の客
¥2,420
SOLD OUT
『昔日の客』 関口良雄 四六判上製 232ページ 「私は常々こう思っているんです。古本屋という職業は、一冊の本に込められた作家、詩人の魂を扱う仕事なんだって」 かつて東京大森にあった古書店「山王書房」の主人が残した、一冊の随筆集。 古本と文学を愛するすべての人へ。
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短編集 ヘンルーダ
¥1,760
SOLD OUT
『短編集 ヘンルーダ』 松岡千恵 172mm × 114mm(新書ハードカバーサイズ) 175ページ 目次 005 備品奇譚集 006 棚差しプレートの話 012 ナチュラルの話 019 ガムテープの話 027 補充スリップの話 035 有効ポイントカードの話 043 カバーの話 053 サインペンの話 075 ヘンルーダ 076 川 078 実 083 石 085 恋 087 歌 091 馬 094 色 098 蛍 105 花の名前 117 こうもり 133 レーテー 134 くぼみ 144 むやみ 151 かがみ 157 うわばみ 168 解説 佐々木敦 松岡千恵 1981年7月7日生まれ。書店員。 丸善ジュンク堂書店福岡店に勤務。
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口訳 古事記
¥2,640
SOLD OUT
『口訳 古事記』 町田康 四六判、480ページ アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。 前代未聞のおもしろさ!!日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。 「汝(われ)、行って、玉取ってきたれや」「ほな、行ってきますわ」 イザナキとイザナミによる「国生み」と黄泉国行、日の神アマテラスの「天の岩屋」ひきこもりと追放された乱暴者スサノオのヤマタノオロチ退治、何度も殺されては甦ったオオクニヌシの国作り、父に疎まれた英雄ヤマトタケルの冒険と死、帝位をめぐる争い、女たちの決断、滅びゆく者たち――。 奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する! 目次 神xyの物語 スサノオノミコト 大国主神 天之忍穂耳命と邇邇芸命 日本統一 垂仁天皇の治世 日本武尊 応神天皇 仁徳天皇 町田康(マチダコウ) 1962年大阪府生まれ。1997年『くっすん大黒』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に「猫にかまけて」シリーズ、「スピンク日記」シリーズ、『ホサナ』『記憶の盆をどり』『湖畔の愛』『ギケイキ』『男の愛 たびだちの詩』『しらふで生きる 大酒飲みの決断』『私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?』など多数。
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【サイン本】戦争と五人の女
¥2,420
SOLD OUT
『戦争と五人の女』 土門 蘭 ※サイン入りです。 変形四六上製、408ページ 装釘:橋本太郎 読者諸兄姉へ 『戦争と五人の女』は、太平洋戦争の終戦後、そして、朝鮮戦争の休戦間近である1953年7月、その、僅かひと月の物語です。本作では、そのたった一ヵ月で、繰り返し繰り返し、五人の女が描かれます。 「五人の女」とは、主に戦争という混乱期に翻弄された娼婦たちのことです。娼婦という職業が重要なのではなく、外的な要因に翻弄されていくという、その輪郭が文学になります。 思えば、戦争というものは「個人の力ではどうにもならない世界の理不尽なシステム」の比喩なのでしょう。その「理不尽な暴力」「抗うことができない絶望的な世界の仕組み」は、現代の我々が感じている閉塞感と、とても似ているように思えます。時代が違っても、人間というものの本質はあまり変わっていないのかもしれませんね。 著者の筆致は判然として明快とも言えますが、しかしモチーフは重厚。そのようなテーマを、小説という体系を使い、女性そのものを描こうとしています。 舞台は広島県呉市朝日町。 『この世界の片隅に』(こうの史代著、双葉社刊)を読まれた読書子ならば、リンという遊女が出てきた街として記憶されていることでしょう。時代は10年ほど違いますが、場所は同じです。 それは著者が生まれ育った、故郷でもあります。行間の生々しい息遣いは、そのような背景から生まれているのかもしれません。 また、本作は、これまで中短編を書いてきた土門蘭の、初の長編小説でもあります。 画文集やルポルタージュなどで(つまり、歌人としてインタビュアーとして)定評と人気を集める著者ですが、待望の文芸作品が刊行される運びとなりました。 普段、読書をしていないひとでも読みやすく、しかし、読む時期によっては人生が変わってしまうほどの強い小説です。ぜひぜひ、この機会にお求めください。請御好評。 編集部より 目次 001 読者諸兄姉へ 021 ユウ 081 クンヒ 141 世津 199 ジュンヒ 283 ヨンジュ/英子 406 読者諸兄姉へ 407 著者略歴 土門蘭(どもんらん) 1985年広島出身、京都在住。同志社大学文学部国文学科卒。小説・短歌等の文芸作品を執筆するほか、インタビュー記事のライティングやコピーライティングなども行う。著書に、歌集『100年後あなたもわたしもいない日に』(共著・京都文鳥社刊)、ルポルタージュ『経営者の孤独。』(ポプラ社刊)。
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読書の日記 本を出す 指を切る お葬式
¥2,200
『読書の日記 本を出す 指を切る お葬式』 阿久津隆 文庫判、672ページ 本を読む人と、その生活。心地よく本を読むことに特化した〈本の読める店〉「fuzkue」店主による、読書の喜びに満ちた日記シリーズ、第3弾。 2018年5月10日から2018年10月3日までの分をまとめ、加筆・修正を加えたものです。 額に入れた絵画のような美しい表紙の、厚さ5cmのハードカバー。装画・長谷川海。 登場する本(一部):マルセル・プルースト『失われた時を求めて』ミシェル・レリス『幻のアフリカ』中井久夫『徴候・記憶・外傷』阿久津隆『読書の日記』保坂和志『ハレルヤ』滝口悠生『茄子の輝き』ロバート・クーヴァー『ユニヴァーサル野球協会』伊藤亜紗『どもる体』など。 阿久津隆(アクツタカシ) 1985年栃木県生まれ。東京・初台にある〈本の読める店〉fuzkue 店主。2020年4月には下北沢店もオープン。著書に『読書の日記』(NUMABOOKS)、『本の読める場所を求めて』(朝日出版社)
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読書の日記 InDesign 入籍 山口くん
¥2,200
『読書の日記 InDesign 入籍 山口くん』 阿久津隆 文庫判、672ページ 本を読む人と、その生活。心地よく本を読むことに特化した〈本の読める店〉「fuzkue」店主による、読書の喜びに満ちた日記シリーズ、第4弾。 2018年10月4日から2019年2月2日までの分をまとめ、加筆・修正を加えたものです。 額に入れた絵画のような美しい表紙の、厚さ5cmのハードカバー。装画・カナイフユキ。 登場する本(一部):マルセル・プルースト『失われた時を求めて』吉田健一『時間』ケイト・ザンブレノ『ヒロインズ』アリ・スミス『両方になる』千葉雅也『意味がない無意味』坂口恭平『cook』ホルヘ・イバルグエンゴイティア 『ライオンを殺せ』庄野潤三『夕べの雲』など。 阿久津隆(アクツタカシ) 1985年栃木県生まれ。東京・初台にある〈本の読める店〉fuzkue 店主。2020年4月には下北沢店もオープン。著書に『読書の日記』(NUMABOOKS)、『本の読める場所を求めて』(朝日出版社)
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収集百貨3
¥1,100
SOLD OUT
『収集百貨3』 BOCO / Photographer Udagawa / Planner magster / Magnet Collector matsuko / Designer A5(148mm × 210mm)、オールカラー 38ページ、ホッチキス中綴じ ※ページの中には関連性のあるコレクションのオマケが1冊に1つ挟まっています。何が入ってるかは、開けてからのお楽しみです。 T世代(溜めっこ世代)待望のコレクションZINE『収集百貨3』の登場です。 収集癖のある4人が集めている物を撮影した写真集ZINEです。 今回は、BOCOのコーム/プラ雑貨コレクション、 宇田川一美の封筒裏柄ギャラリー、 magsterの色色マグネットコレクション、 matsukoの雑がみ・缶・はたらくかんの数々・・・ SDGs(すごく・断舎離・ぎらい)なわたしたちの収集世界をお楽しみください。 説明等の文章はなく、見るだけで楽しい、想像力が広がる写真集。 ファーストフードのページに、ポテトの袋、封筒のページに、封筒、伝票のページに、伝票の切れはし。。。等
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姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論
¥1,100
『姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論』 大竹昭子 文庫判 (105mm × 148mm)、並製、カバー無し 72ページ 表紙:大竹伸朗+大竹彩子(花キック)2023年 画家・大竹伸朗について、大竹昭子が書き下ろし。伸朗氏との対談、伸朗氏祖母「井上てる女」(俳号)の貴重なエッセイも収録。 目次 05 はじめに 11 随想 姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論 大竹昭子 51 オフトーク 大竹伸朗 × 大竹昭子 69 エッセイ 二十年 井上てる女(大竹伸朗 祖母)
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【白根ゆたんぽ】AT BEFORE LESS FUN
¥2,200
SOLD OUT
『AT BEFORE LESS FUN』 白根ゆたんぽ B5判 257mm × 182mm 40ページ 2022年に京都で開催した個展「楽しくなくなる前に」のメインの壁面作品をまとめてリソグラフで再現しました。黄色とオレンジをそれぞれ蛍光色に変更しています。
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【白根ゆたんぽ】yuroom girl 顔だけステッカー
¥400
SOLD OUT
『yuroom girl 顔だけステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦4.6cm×横4.6cmです。
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【白根ゆたんぽ】2TONE GIRL メタリックステッカー
¥400
『2TONE GIRL メタリックステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦7.1cm×横4.5cmです。
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【白根ゆたんぽ】メガネステッカー2023
¥400
SOLD OUT
『メガネステッカー2023』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦10.9cm×横5.8cmです。
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【白根ゆたんぽ】2TONE mini GIRL えがお
¥300
『2TONE mini GIRL えがお』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦6.8cm×横4.3cmです。
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【白根ゆたんぽ】2TONE mini GIRL びっくり
¥300
『2TONE mini GIRL びっくり』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦6.8cm×横4.3cmです。
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短歌同人誌 『西瓜』第八号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第八号 2023年 spring 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第八号です。 第八号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、100ページ
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月の本棚 under the new moon
¥2,420
SOLD OUT
『月の本棚 under the new moon』 清水美穂子 B6変型判 縦180mm × 横120mm 288ページ 先の見えない新月の夜にも、いつも美しい言葉がそばにあった。 月はやがて満ちていく。新しい時代への希望を綴る「読書日記」。 小説から哲学、エッセイ、人類学の本まで、月を眺めるように読んで、果てしない気持ちになった58作品を紹介。「先が見通せず、前に一歩も進めないとき、しばし立ち止まって本を開き、ほかの人生を生きてみました。そこでたくさん旅をしました。過去へも旅をして、小学校の図書室で本を読む自分にも出会いました。 」(「あとがき」より)。 ◉ 本書に登場する作品より/『マザリング・サンデー』グレアム・スウィフト、『雲』エリック・マコーマック、『オーバーストーリー』リチャード・パワーズ、『アップルと月の光とテイラーの選択』中濵ひびき、『月の立つ林で』青山美智子、『アディ・ラルーの誰も知らない人生』V・E・シュワブ、『断絶』リン・マー、『そのひと皿にめぐりあうとき』福澤徹三、『土星の環 イギリス行脚』『アウステルリッツ』W・G・ゼーバルト、『Mトレイン』パティ・スミス、『優しい鬼』レアード・ハント、『インディアナ、インディアナ』レアード・ハント、『ネバーホーム』レアード・ハント、『オープン・シティ』テジュ・コール、『わたしのいるところ』ジュンパ・ラヒリ、『べつの言葉で』ジュンパ・ラヒリ、『いちばんここに似合う人』ミランダ・ジュライ、『あなたを選んでくれるもの』ミランダ・ジュライ、『おるもすと』吉田篤弘、『日日是好日』森下典子、『一日一菓』木村宗慎、『まなざしの記憶 だれかの傍らで』植田正治・鷲田清一、『ガザに地下鉄が走る日』岡真理、『西欧の東』ミロスラフ・ペンコフ、『テヘランでロリータを読む』アーザル・ナフィーシー、『消失の惑星(ほし)』ジュリア・フィリップス、『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』奈倉有里、『さよならまでの読書会』ウィル・シュワルビ、『夜の舞』イサアク・エサウ・カリージョ・カン、『解毒草』アナ・パトリシア・マルティネス・フチン、『雑貨の終わり』三品輝起、『すべての雑貨』三品輝起、『冬の日誌』ポール・オースター、『トゥルー・ストーリーズ』ポール・オースター、『ケンブリッジ・サーカス』柴田元幸、『無声映画のシーン』フリオ・リャマサーレス、『名もなき人たちのテーブル』マイケル・オンダーチェ、『華氏451度』レイ・ブラッドベリ、『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ、『アメリカの〈周縁〉をあるく 旅する人類学』中村寛・松尾眞、『語るに足る、ささやかな人生』駒沢敏器、『ボイジャーに伝えて』駒沢敏器、『彼女たちの場合は』江國香織、『庭とエスキース』奥山淳志、『ある一生』ローベルト・ゼーターラー、『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ、『使者と果実』梶村啓二、『奇跡も語る者がいなければ』ジョン・マグレガー、『こびととゆうびんやさん」カレル・チャペック、『きみがぼくを見つける』サラ・ボーム、『おやすみ、リリー』スティーヴン・ローリー、『友だち』シーグリッド・ヌーネス、『ある小さなスズメの記録』クレア・キップス。 ◉目次 1 魅力的な図書室/見えないものに導かれる感覚/月を眺めるように読む/ルールとゲーム。お噺の娯楽/パンデミックの時代に 2 過去に属している場所/パティ・スミスの本棚/遊歩者の小説 3 ジュンパ・ラヒリの第三の言語/瞬間の連なりのアート/茶道の稽古/一杯の白湯のような本 4 それはもう遠い国ではなかった 5 本棚の写真を撮った日/小説と日記のあわいに遊ぶ 6 無声映画とキャッツテーブル/マイ・ブックショップとブラッドベリ/アメリカの路上で 7 台風に閉じ込められた日に/名もなき人たちのささやかな生と死/見つける/いとおしきもの ◉ 本書で紹介している作品 『マザリング・サンデー』グレアム・スウィフト、『雲』エリック・マコーマック、『オーバーストーリー』リチャード・パワーズ、『アップルと月の光とテイラーの選択』中濵ひびき、『月の立つ林で』青山美智子、『アディ・ラルーの誰も知らない人生』V・E・シュワブ、『断絶』リン・マー、『そのひと皿にめぐりあうとき』福澤徹三、『土星の環 イギリス行脚』W・G・ゼーバルト、『アウステルリッツ』W・G・ゼーバルト、『Mトレイン』パティ・スミス、『優しい鬼』レアード・ハント、『インディアナ、インディアナ』レアード・ハント、『ネバーホーム』レアード・ハント、『オープン・シティ』テジュ・コール、『わたしのいるところ』ジュンパ・ラヒリ、『べつの言葉で』ジュンパ・ラヒリ、『いちばんここに似合う人』ミランダ・ジュライ、『あなたを選んでくれるもの』ミランダ・ジュライ、『おるもすと』吉田篤弘、『日日是好日』森下典子、『好日日記』森下典子、『一日一菓』木村宗慎、『まなざしの記憶 だれかの傍らで』植田正治・鷲田清一、『ガザに地下鉄が走る日』岡真理、『西欧の東』ミロスラフ・ペンコフ、『テヘランでロリータを読む』アーザル・ナフィーシー、『ロリータ』ウラジーミル・ナボコフ、『消失の惑星(ほし)』ジュリア・フィリップス、『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』奈倉有里、『さよならまでの読書会 本を愛した母が遺した「最後の言葉」』ウィル・シュワルビ、『夜の舞』イサアク・エサウ・カリージョ・カン、『解毒草』アナ・パトリシア・マルティネス・フチン、『雑貨の終わり』三品輝起、『すべての雑貨』三品輝起、『冬の日誌』ポール・オースター、『トゥルー・ストーリーズ』ポール・オースター、『ケンブリッジ・サーカス』柴田元幸、『無声映画のシーン』フリオ・リャマサーレス、『名もなき人たちのテーブル』マイケル・オンダーチェ、『華氏451度』レイ・ブラッドベリ、『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ、『アメリカの〈周縁〉をあるく 旅する人類学』中村寛・松尾眞、『大草原の小さな家』ローラ・インガルス・ワイルダー、『語るに足る、ささやかな人生』駒沢敏器、『ボイジャーに伝えて』駒沢敏器、『彼女たちの場合は』江國香織、『庭とエスキース』奥山淳志、『ある一生』ローベルト・ゼーターラー、『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ、『まほうのクリスマスツリー』リー・キングマン、『使者と果実』梶村啓二、『奇跡も語る者がいなければ』ジョン・マグレガー、『こびととゆうびんやさん」カレル・チャペック、『きみがぼくを見つける』サラ・ボーム、『おやすみ、リリー』スティーヴン・ローリー、『友だち』シーグリッド・ヌーネス、『ある小さなスズメの記録』クレア・キップス。 清水美穂子(シミズミホコ) 文筆家。ブレッドジャーナリスト。 1965年東京生まれ。All About、Yahoo! ニュース、食の専門誌など各種メディアでパンとそのつくり手を取材・執筆。趣味は茶道と毎朝の公園でのごみ拾い。著書に『月の本棚』(書肆梓)、『BAKERS おいしいパンの向こう側』(実業之日本社)、『日々のパン手帖 パンを愉しむ something good』(メディアファクトリー)他。
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コーヒーについてぼくと詩が語ること
¥2,420
SOLD OUT
『コーヒーについてぼくと詩が語ること』 What We Talk About When We Talk About Coffee .小山伸ニ 四六判、328ページ 15世紀にイスラームの地で生まれたコーヒー飲用の文化から、21世紀現在のコーヒーの新潮流までを、著者が親しんできた古今東西の書物から読み解き、縦横無尽に語り尽くします。巻末には約50頁にわたる注釈とコーヒーの基礎知識及び参考文献付き。コーヒーやカフェの仕事に携わる人には、いつもと異なる視点からコーヒーを眺める機会となることでしょう。コーヒーを愛するすべての人に、コーヒーがいつもよりちょっと味わい深くなる一冊です。 <目次> コーヒーを愛する未知のあなたへ 第1章 旅するコーヒー 1 はじめに、あるいは道草から始まる物語 2 ニコのコーヒーをめぐる冒険 3 眠りたくない夜のために 4 「カフェ的」なるものの誕生 イスタンブールの「コーヒーの家」・パリの初期カフェ 5 日本でのコーヒー文化の進化 西欧化と日本のコーヒー受容・日本独自のハンド・ドリップ文化 6 手のひらの時代のコーヒー 第2章 ソクラテスのカフェ 1 哲学カフェ 2 詩とコーヒー 3 スーフィーのコーヒー 4 移動と変容 5 ふたたび、戦争 6 戦争と映画 7 最後のコーヒー 第3章 コーヒー文化論一九六八/二○一八 1 明治維新から 2 学生たちの「反乱」 3 食の総合出版社のこと 4 コーヒーをめぐる書籍 5 コーヒーの雑誌『blend』 6 異彩を放った著者 7 二十一世紀のコーヒー文化 8 新しい雑誌の登場 第4章 「詩とコーヒー」試論 1 禁酒法の国のコーヒー アラビア・フランス・イタリア・ウィーン・イギリス・アメリカ 2 ユーカーズにおける「コーヒーの詩」 3 朝に一杯のコーヒーを 4 コーヒーは詩を響かせるか コーヒー基礎知識・注釈・参考文献一覧・本書に登場した映画 小山伸二(おやましんじ) 1958年鹿児島県生まれ。東京都立大学法学部卒。食の総合出版社、株式会社柴田書店を経て、1988年より辻調理師専門学校に勤務。現在は食文化の授業を担当。 立教大学 観光学部兼任講師、日本コーヒー文化学会常任理事、食生活ジャーナリストの会副代表幹事。 書肆梓代表。詩人としても活動している。詩集『さかまく髪のライオンになって』(書肆梓)、『きみの砦から世界は』(思潮社)ほか。
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旅のことばを読む
¥2,530
SOLD OUT
『旅のことばを読む』 小柳淳 四六判、220ページ 海外渡航歴122回の著者が贈る、旅を豊かに素敵にする本を紹介するエッセイ。 旅したいあなたに、旅の前に、旅のさなかに、旅の思い出に読みたい一冊! どこかに行きたい。知らない街を歩いてみたい。 世界中を旅してきた著者には、具体的な旅行の計画を立てる前に、普段の暮らしのなかで夢想する旅がある。その時間を充実させるのが、旅のことばを読むこと。それはガイドブックにとどまらない。世界中の人々の衣食住、民族、言語、交通、自然、歴史、文化、芸術、宗教。せっかく出会う未知のものごとを、自分がいま持っている知識だけで判断し、決めつけるのはもったいない。素直な気持ちで向き合いたい。そういう気持ちになる本や、未来の旅を豊かに深める本、手本としたい憧れの旅人について、旅好き、乗り物好き、そして歴史好きの著者が紹介するエッセイ。 目次 プラス1の旅 無垢な観点、旅の慎み さらりと旅をしてしまう/壁のあった街/変化し続ける都市/変わらぬ美しい海/アメリカらしさ 中央と周縁 地中海の真ん中へ/みちのくの先/格子の街区/大草原の興亡/世界の十字路/広大な隣の大地 空の視点、海の視点 空気と水/航海の時代/楽園を知る/海のアジア/空から眺める 祈りとことば 私のことばは/旅先の文字/百人一首/イタリアにて/ホアンとジョアン/聖地参詣/ほとけのおしえ 旅の具 境界を越える/高校の地図帳/古代と現代の道の重なり/紙の上の列車旅/パピルス・紙・ディスプレイ 旅人 小さな美しいもの カレル・チャペック/フィールドワークの人 鶴見良行/温泉を旅する 山崎まゆみ/自らと対話する 沢木耕太郎/旅の心得 松尾芭蕉/憧れとノスタルジア 車寅次郎 小柳淳(こやなぎじゅん) 1958年東京都生まれ。旅行作家。海外渡航122回、国内未踏4県。1981年東京都立大学法学部卒。鉄道会社にて観光宣伝販促、商品企画、インバウンド開発などを経て、旅行業、ホテル業に携わり、2022年に退任。2008年国土交通大臣・観光立国担当大臣よりVisit Japan大使に任命される。(一社)日本旅行作家協会会員、NPO法人日本香港協会理事、香港巴士鐵路旅遊協會会長。観光、インバウンド関係講演多数。旅の「ひと箱書店」街々書林店主。 著書に『香港のりもの紀行』(1997年昭文社)、『現代の香港を知るKEYWORD888』編著(2007年三修社)、『香港ストリート物語』(2012年TOKIMEKIパブリッシング)、『香港路面電車〈トラム〉の走る街』共著(2015年春陽堂書店)など。
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あまから手帖 2023年5月号
¥880
SOLD OUT
『あまから手帖 2023年』5月号 275mm × 210mm 136ページ 京都に降り立つと、ふと思いません?京都にいるときゃ、なんて呼ばれていたんだっけな、と。まぁ、こんなことを思い浮かべるのは、オーバー50ですよね。『昔の名前で出ています』がヒットしたのは1977年。王貞治さんが756号を打った年ですね。 いきなり話が逸れちゃいましたが、ゴールデンウィークのちょっと前に書店に並ぶ次号は京都特集!いざ、京都。わざわざ、京都。やっぱり京都。おいでやす、京都。明日と京都。etc.陽気に誘われ、京の町へ繰り出す気分が盛り上がる一冊です! 目次 2 食にかまけず 文=町田康 4 あま、から。 写真=長野陽一 6 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 11 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 編集長より 写真=宇壽山貴久子 文=江部拓弥 16 京都のメモリーズ あかんでも、ええねん。 写真=野村恵子 文=バッキー・イノウエ 18 舟を漕いで茶屋に行く。 文=スズキナオ 写真=大森克己 24 ハリーの部屋 写真と談=ハリー中西 文=穴田佳子 30 京都人はイタリアンがお好き 文=本庄彩 写真=岡森大輔 40 福知山の鬼と姫。 文=浪花朱音 写真=エレファント・タカ 46 日々是パン。 文=小林明子 写真=増田えみ 52 晴れた日は自転車に乗って 文=中岡愛子 写真=倉科直弘 56 味に魅かれて通う店 文=山寺三郎 写真=竹中稔彦 60 「加藤みそ」は106年 文=酒井洋輔 写真=塩崎聰 66 木屋町とレコードと。 文=中井シノブ 写真=西島渚 70 朝から呑んでもいいですか? 文=猫田しげる 写真=福森クニヒロ 75 あまからcookingwith Class S プレミア 86 「会館呑み」の快感。 文=泡☆盛子 写真=佐伯慎亮 94 新京極の、おかしな二人 文=堀炬燵ひろし 写真=津久井珠美 98 船に乗って宿に行く。 文=船井香織里 写真=高見尊裕 104 京都のメモリーズ 京都らしい店、あれこれ 文=堀部篤史 111 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 113 京都 芯を食らう 文=中井シノブ 写真=大道雪代 115 大阪 発酒オーライ 文=廣田彩香 写真=中島真美 117 兵庫 神戸のE面所 文=安田謙一 写真=山口謙吾 119 #和食が知りたい 写真=福本旭 123 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 124 日本ワイン、ようわからん 談=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 125 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 126 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 128 故郷を離れて 写真=田附勝 130 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 132 アウト・オブ・タイム 133 あまからスーパースター列伝 134 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 136 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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私と世界をつなぐ、料理の旅路
¥2,420
SOLD OUT
『私と世界をつなぐ、料理の旅路』ー14人の「私が料理をする理由」 インセクツ 編 A5判、168ページ ポーランドのポンチキ、ポルトガルの鶏の炭火焼き、 モロッコのタジン鍋…… 世界の国々の料理やお菓子を手がけ、店やケータリングという形で向き合い続ける女性たち。彼女たちは、なぜその国の料理を手がけるようになったのだろうか? その軌跡を辿ってみると、純粋に料理が好きで料理人を目指したという人もいれば、惹かれた国を追いかけているうちに料理を始めたという人もいる。料理を通して自分のルーツに触れた人もいれば、どこか心の中に通ずるものを得た人もいる。 料理という行為は、多くの人にとって身近なものであるけれど、それは単に食事を作ることだけでなく、さまざまなことにつながっている。 思い出を反芻すること。知らない世界を覗くこと。科学者のように探究すること。受け継ぐこと……。 世界各国の料理に携わる14名の女性たちのエピソードを通した、食べるだけでない料理の姿と、そこから広がる人生の物語を収録。 <本書で紹介する14名> インド料理[vanam]落合亜希子さん インド料理[Samosa wala Timoke]北村朋子さん ベトナム料理[ベトナム料理研究所]ユキさん 台湾料理[小部屋莉婷子]りてこさん メキシコ料理[メシカ]山口恭子さん 世界のごはん[TABEBITO]石原理恵さん スウェーデンの郷土菓子[FIKAFABRIKEIN]小原愛さん ロシア・ジョージア料理[ハチャプリ]米田妙子さん ポーランドの郷土菓子[ポンチキヤ]坂元萌衣子さん イギリスの郷土菓子[UNDERGROUND BAKERY]手井梨恵さん ポルトガル料理[葡萄牙料理 ピリピリ]浦谷ゆりさん イタリア料理[Osteria La Cicerchia]連久美子さん イタリア郷土菓子[Litus]塩月紗織さん モロッコ料理[エンリケマルエコス]小川歩美さん 目次 002 はじめに 007 インド料理[Vanam] 落合亜希子さん【インドを巡る】 017 インド料理[Samosa wala Timoke] 北村朋子さん【インドを巡る】 029 ベトナム料理[ベトナム料理研究所] ユキさん【ベトナムに暮らす】 041 台湾料理[小部屋莉婷子] りてこさん【台湾を巡る】 051 メキシコ料理[メシカ] 山口恭子さん【メキシコを巡る】 061 世界のごはん[TABEBITO] 石原理恵さん【世界のあっちこっちを巡る】 071 スウェーデンの郷土菓子[FIKAFABRIKEIN] 小原愛さん【スウェーデンに暮らす】 079 ロシア・ジョージア料理[ハチャプリ] 米田妙子さん【ロシア・ジョージアを巡る】 089 ポーランドの郷土菓子[ポンチキヤ] 坂元萌衣子さん【ポーランドを巡る】 101 イギリスの郷土菓子[UNDERGROUND BAKERY] 手井梨恵さん【イギリスを巡る】 115 ポルトガル料理[葡萄牙料理 ピリピリ] 浦谷ゆりさん【ポルトガルを巡る】 127 イタリア料理[Osteria La Cicerchia] 連久美子さん【イタリアに暮らす】 139 イタリア郷土菓子[Litus] 塩月紗織さん【イタリアに暮らす】 149 モロッコ料理[エンリケマルエコス] 小川歩美さん【モロッコを巡る】 164 SHOP LIST 166 謝辞・参考文献
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【サイン本】勅使川原真衣『「能力」の生きづらさをほぐす』
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 『「能力」の生きづらさをほぐす』 勅使川原真衣 磯野真穂 執筆伴走 四六判 縦188mm × 横128mm 264ページ 生きる力、リーダーシップ力、コミュ力… ◯◯力が、私たちを苦しめる。 職場や学校、家庭で抱えるモヤモヤを なかったことにしたくないすべての人へ ――――― 「『能力』にすがってしまうのは、 不確定な人生を少しでも確かだと思いたい、 私たち人間の弱さゆえなのでしょう」 執筆伴走 磯野真穂さん(人類学者) 「俺にケンカ売ってんの? 君いい度胸してるな」 前職の先輩 山口周さん(独立研究者・著作家) ――――― 組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵 現職では「優秀」、前職では「使えないやつ」現象はなぜ生まれるの? 移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。 その実態を教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、 他者とより良く生きる方法を模索する。 「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」 ガン闘病中の著者が贈る、まさかのストーリー。 ――ときは、2037年。急降下した 上司の評価で病める息子を救うため、 死んだはずの母さんがやってきた!? 執筆に伴走した、磯野真穂さん(人類学者)も言葉を寄せる。 目次 はじめに プロローグ 母さん、僕は仕事のできない、能力のないやつですか? 第1話 能力の乱高下 第2話 能力の化けの皮剝がし―教育社会学ことはじめ 第3話 不穏な「求める能力」―尖るのを止めた大学 第4話 能力の泥沼―誰も知らない本当の私 第5話 求ム、能力屋さん―人材開発業界の価値 第6話 爆売れ・リーダーシップ―「能力」が売れるカラクリ① 第7話 止まらぬ進化と深化―「能力」が売れるカラクリ② 第8話 問題はあなたのメンタル―能力開発の行き着く先 第9話 葛藤をなくさない―母から子へ エピローグ 母さん、ふつうでない私は幸せになれますか? 伴走者からの言葉 磯野真穂 おわりに 前書きなど はじめに 「どうしてうまくいかないんだろう......。これって、自分のせい?」 職場や学校などで物事がうまくいかないとき、原因を自分のダメさ加減に求めてしまう、まじめな私たち。言動はもちろん、考え方、習慣、果ては性格までが反省対象となる。でも、その一方で、「本当に自分だけが問題なの?」とモヤモヤすることはないですか? “目的に向かって活動する二人以上の人間の集まり”を「組織(チーム)」と捉える私は、組織開発の専門家です。企業はもちろん、病院、学校、スポーツチーム、時には親子や夫婦に寄り添いながら、人と人の関係性をより良くする方法を考え、実践しています。そのなかで、社会の「こうあるべき」という一見正しい要請が、個人を追い詰め、人と人との協働を阻む大きな要因となっていることに懸念を抱いてきました。 とりわけ、厄介なのが、本書が主に扱う「能力」と呼ばれるものです。ある特定の「能力」を持つことが正しく、それを獲得することが人を幸せや成功に導く― そんなふうに語られることの多いこと。冒頭に記したような不安や違和感を抱える人にすかさず、「そう、 あなたがダメなのは、『能力』が低いから。『〇〇力』があればうまくいく」と耳打ちするのです。そうして多くの人が、問題は「自分の能力」と信じて、日々悪戦苦闘を続けていく。しかし、華々しく活躍できるのは一握りで、移ろいがちな誰かの評価や、次々と登場しては消える「社会が求める能力」の要請に疲弊し、心の病を抱えてしまう人も珍しくありません。しかも、それらはすべて「自己責任」として片付けられるのです。 しかし、人と人がともに生きる場で生じる不安や違和感の多くは、他者との「関係性」の問題。うまくいかないのは、あなただけの問題でも、個人の「能力」の問題でもありません。 現場で経験を深めるなかで、「あなたには足りないものがある」と個人に欠乏を突きつけ、 不安を煽るような言説が年々影響力を増していくことに、大きな危惧を覚えるようになり ました。本書では、こうした「能力」を巡る生きづらさの構造をじっくりと解きほぐし、 その泥沼から抜け出す方法を模索しています。 私は今、幼い子どもたちを育てながら、ガン闘病を続けています。そんななかで思うの が、こんな息苦しい社会に子どもたちが生きていくとしたら、死んでも死にきれないとい うことです。そうした問題意識から書きはじめたこの本は、自然と子どもたちとの対話形 式になりました。 年後、大人になった子どもたちに向けた、「母さん」の教えなので、少々 うざったく感じるかもしれません。しかし、どんな場所でも、新しい環境で人との関係に 悩むとき、他者とともにより良く生きるためのエッセンスを詰め込んだつもりです。 それでは、母が子に贈る、ちょっと不思議な能力の話。はじまり、はじまり~。 版元から一言 「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」 ガン闘病中の著者は、企業をはじめ、学校や病院、スポーツチーム、ときには家族に寄り添いながら、人と人とのより良い関係性づくりに尽力する組織開発の専門家。能力主義社会の広がりが、人間関係の息苦しさを生んでいると指摘します。本書の設定は、15年後。急降下した上司の評価で病める息子を救うため、あの世からやってきた著者(母)が、子どもたちと対話しながら“他者と生きる知恵”を示します。 勅使川原真衣(テシガワラマイ) 1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。2017年に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、企業はもちろん、病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。 磯野真穂(イソノマホ) 人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。2010年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。 著書に『なぜふつうに食べられないのか-―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、『他者と生きる』(集英社新書)、共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。本作では、著者の執筆に伴走し、言葉を寄せる。
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【サイン本】サイコロ012 あなたと同じ名前の木
¥880
同人誌『サイコロ012 あなたと同じ名前の木』 保光敏将/小田島檀/小沼宏之/世田谷ピンポンズ/タカダユウコ/林美樹/山川直人/鈴木裕人/文庫善哉/長田結花 ※山川さんのイラスト、サイン入りです。 A5判、88ページ 表紙装画 / 保光敏将 装釘 / 小沼宏之 [Gibbon] 発行 / サイコロ堂 もくじ 「海と鳥と」 保光敏将 05 「スリランカの紅茶」 小田島檀 18 「日々葉々 #02 散発」 小沼宏之 24 「品品円盤譚」 世田谷ピンポンズ 29 「ワタクシ的写真日記2」 タカダユウコ 35 「かりそめ」 林美樹 44 「傘の中」 山川直人 47 「名古屋の古本屋で」 鈴木裕人 64 「消える残る」 文庫善哉 70 「桑の実」 長田結花 75
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NEPENTHES in print #18
¥550
SOLD OUT
『NEPENTHES in print #18』"SOUTH2 WEST8 20th ANNIVERSARY ISSUE “ 304mm × 243mm 56ページ NEPENTHESが発行するバイリンガル雑誌『NEPENTHES in print』最新号は"SOUTH2 WEST8 20th。ANNIVERSARY ISSUE"と題し、ブランド誕生から20周年を迎える〈SOUTH2 WEST8〉を一冊まるごと大特集。 〈SOUTH2 WEST8〉20年の軌跡を辿る特集ページをはじめ、撮り下ろしファッションストーリーはスタイリスト片貝俊による札幌街編「REMIX」と、ベーシスト日向秀和をモデルに起用した旭川アウトドア編の二本立て。 さらに〈BEN MILLER〉をはじめとするアーティストへのインタビュー、札幌エリアとNEPENTHES新プロジェクト「花、太陽、雨」の拠点である美瑛、旭川エリアを紹介するシティガイドなど充実の内容となっています。 Contents 「NORTHWARD」Remixed by Shun Katakai 「20 years of SOUTH2 WEST8」 「SOUTH2 WEST8 x TACOMA FUJI RECORDS」20 year anniversary products 「NEPENTHES CITY GUIDE」Sapporo 「THE EXTREME」Interview by Hidekazu “Hinatch” HInata 「NEEDLES x AMARILLO」Interview by Airi Takahashi 「HANA, TAIYO, AME」A Project from Biei, Hokkaido 「NEPENTHES CITY GUIDE」Asahikawa 「ART IN FASHION」Interview by Ben Miller 「SOUTH2 WEST8 x SAKURAI」Interview by Masayuki Sakurai 「TENKARA SESSION」 「MY DAILY ESSENTIALS」
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新版 ECMの真実
¥4,180
『新版 ECMの真実』 稲岡邦彌 四六判、576ページ 1973年にECMがECMレーベルをまとっての国内プレス盤の発売以来50周年を迎える2023年。一度は発作に倒れた総師マンフレート・アイヒャーが不死鳥のように蘇り80歳を迎える。河出書房新社より2001年(初版)、2009年(増補改訂版)と刊行され、日本の音楽ファンに読み継がれてきた『ECMの真実』をさらに大幅に増補改訂した『新版 ECMの真実』。 1969年にマンフレート・アイヒャーによって設立されたECM(Edition of Contemporary Music)Recordsは、“沈黙に次ぐ最も美しい音(The Most Beautiful Sound Next to Silence)”をコンセプトに50余年にわたって今なお唯一無二の存在であり続けている。ドイツ・ミュンヘンで20代の若者が始めた小さなレーベルは、いかにして世界を牽引するレコード会社となったのか。本書はECMの初期10年間にレーベル・マネジャーとして尽力した著者による無類の歴史物語=ECMの真実であり、とりわけ日本とのかかわりがECMにとって強力な起爆剤となっていたことが克明に描き出される。マンフレート・アイヒャーを軸として浮かび上がる「ECMの軌跡」、さまざまな関係者の証言による「ECMの伝説」の2部構成。今回の「新版」では、ECMと深い関わりのある人物のインタヴューを多数追加し、また日本におけるECM受容の一端を示す資料を掲載する。約200ページ増の大ヴォリューム。現代音楽としてのジャズ、前衛音楽としてのクラシック、“沈黙に次ぐ最も美しい音”に迫る。 もともとは河出書房新社より2001年(初版)、2009年(増補改訂版)と刊行されてきた『ECMの真実』を、さらに大幅に増補(約200ページ増)し、装いを一新。ジャケ写を大量に掲載したり、本文を横組みにしたり、旧版と比べるとかなり印象が変わっています。 2019年に『ECM catalog(増補改訂版)』(東京キララ社)が出て話題になりましたが、「カタログ」ではECMの歴史的な部分をどうしても捉えきれず、それを補うのが本書になります。特に日本とのかかわりからECMの初期の歴史について書かれているのは本書が唯一となっております。 目次 まえがき 巻頭に寄せて(マンフレート・アイヒャー) 【第 Ⅰ 部 ECMの軌跡】 ●第1章 トーチを受けて 黎明期 1 リンダウ、ベルリン、ミュンヘン 2 マル・ウォルドロン 3 ディストリビューション 4 ポール・ブレイ 5 初プロデュース ●第2章 異端としての出発 1970年代 1 ヤン・ガルバレク 2 ヤン・エリック・コングスハウク 3 デイヴ・ホランド 4 チック・コリア 5 独占契約 6 アンソロジー 7 デイヴ・リーブマン 8 ジョン・アバークロンビー 9 キース・ジャレット 10 スタンダーズ ●第3章 新たな挑戦 1980年代 1 アート・アンサンブル・オブ・シカゴ 2 ジャック・ディジョネット 3 フォト・セッション 4 契約終了 5 コリン・ウォルコット 6 ドン・チェリー 7 ニュー・シリーズ 8 パット・メセニー ●第4章 メディアを超えて 1990年代 1 ECMと映画 2 『レインボー・ロータス』 ●第5章 創立40周年を迎えて 2000年以降 1 オスロの虹 2 ECMと日本(日本人) 3 ニュー・シリーズを総括する 4 創立40周年を迎えて 5 ECM——A Cultural Archaeologyと周年イベント 【第 Ⅱ 部 ECMの伝説】 ●第6章 証言 01トーマス・ストゥーヴサント/02ハンス・ヴェンデル/03スティーヴ・レイク/04リー・タウンゼント/05デイヴィッド・ベイカー/06カーラ・ブレイ/07中野雄/08鯉沼利成/09及川公生/10矢野泰三/11大江旅人/12福井亮司/13大村幸則/14五野洋/15丸茂正樹/16内藤忠行/17菅野沖彦/18オノ セイゲン/19原田和男/20佐々木吉彦/21斉藤嘉久/22海老根久夫/23多田雅範/24堀内宏公/25ヤン・ガルバレク/26デイヴ・ホランド/27キース・ジャレット/28ジャック・ディジョネット/29ゲイリー・バートン/30ラルフ・タウナー/31デイヴ・リーブマン/32ジョン・アバークロンビー/33リッチー・バイラーク/34トーマス・スタンコ/35エグベルト・ジスモンチ/36ミロスラフ・ヴィトウス/37ジョン・サーマン/38ディノ・サルーシ/39アルヴォ・ペルト/40小曽根真/41キム・カシュカシャン/42ハイナー・ゲベルス/43マルクス・シュトックハウゼン/44チャールス・ロイド/45ドロシー・ダー/46ギヤ・カンチェーリ/47ケティル・ビヨルンスタ/48レーナ・ヴィッレマルク/49ヘルベルト・ヘンク/50ヨン・バルケ/51アリルド・アンデルセン/52スタンリー・カウエル/53スティーヴ・キューン/54トム・ファン・デア・ゲルト/55シュテファン・ミクス/56ポール・ブレイ/57マリリン・クリスペル/58ビル・フリゼール/59加古隆/60エンリコ・ラヴァ/61ステファーノ・ボラーニ/62ニック・ベルチュ/63ジョルジュ・グルンツ/64タイガー大越 ●第7章 対話 01 マンフレート・アイヒャー 02 スティーヴ・レイク 03 ロベルト・マゾッティ 04 サン・チョン 05 ポール・ブレイ 06 ヴァネッサ・ブレイ 07 アリルド・アンデルセン 08 キース・ジャレット 09 トーマス・モーガン 10 マティアス・アイク 11 ヤコブ・ブロ 12 イーサン・アイヴァーソン 13 菊地雅章 14 福盛進也 15 田中鮎美 16 デュオ・ガッザーナ 17 J.A.ファーバーとJ.E.コングスハウクを継ぐエンジニアたち ●第8章 エッセイ広告 詩誌『ユリイカ』と『カイエ』の裏表紙に連載した30本のエッセイのアーカイヴ あとがき 索引 稲岡邦彌(いなおかくにや) 1943年伊丹市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1973年、トリオ・ケンウッド時代に独ECMとライセンス契約を交わし、以来10年間、レーベル・マネジャーとしてECMの市場開発に尽力する。その間、洋楽部長、制作部長を歴任。2004年、web-magazine「JazzTokyo」を共同創刊、編集長に就任。音楽プロデューサーとして1998年、ジャズ・レーベル Transheartを設立、菊地雅章、ポール・ブレイ、リッチー・バイラークなどのアルバムを、2020年、King International内にNadja21レーベルを創設、中牟礼貞則&三吉功郎、渋谷毅&仲野麻紀などのCDをそれぞれ制作。共著に『ジャズCDの名盤』(文春新書)、編著にCD-ROM/BOOK『及川公生のサウンド・レシピ』(ユニコム)『増補改訂版 ECM Catalog』(東京キララ社)がある。
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IMPERFECT UTOPIA
¥7,800
SOLD OUT
『IMPERFECT UTOPIA』 Toru Morimoto & Tina Bagué ※ナンバーは写真のものと異なります。 228mm × 228mm 168ページ カラーとモノクロ計80カット 400部、ナンバー入り 「IMPERFECT UTOPIA」は二人による、コンテンポラリー・ドキュメンタリー写真を通して日本の離島の日常を表現するための写真プロジェクトです。 離島の日常を写真から読み取れるように文化人類学的アプローチをとり、離島の風習、文化、伝統、祭礼、コミュニティーを形成する個人、家族、集団、そして、これらの離島で独特な生活を生み出す経済とその生存形態をフイルムに収めました。 同時に、離島にある日常の美しさと、大都市から遠く離れ、海に囲まれ、世の中の流れからある程度離れ、日本人自身にも度々忘れ去られるような独特の場所だからこそ存在するディテールをカメラでとらえました。 日本は島国であるにもかかわらず、人口のほとんどが住む本土のライフスタイルは大陸的です。自身も自分たちが島民だという意識はありません。しかし、離島に住む人々は自分を島民だと認識し、自らを島民と呼びます。私たちは、日本の離島にユートピアがあるかもしれないと考えました。 私たちは、6年間(2014-2019)を費やし、海に浮かぶ60島以上の離島を撮影しました。その旅は困難であると同時に素晴らしいものでした。私たちがこのプロジェクトを通して感じたことは、離島の島人は本土の人たちよりも寡黙で、恥を知り、寛大でした。それは、一昔前の日本人を見ているようでした。そして彼らの住む離島には、本土では消え去った洗練されていない無垢の美がありました。私たちは、日本を島国として見ることができ、日本人を島人として見ることができました。 最終的にこの旅を通してユートピアを見つけることはできませんでしたが、家に帰り着き、ライトテーブルに置かれたフィルムのネガを見ていると、そこにはユートピアに近いモノを見ることができました。それが私たちが「IMPERFECT UTOPIA(不完全なるユートピア)」と呼ぶモノです。 この長期間プロジェクトを行なっていた時、二人はスペインに住んでいたので、年に1、2回日本を訪れ、約60の離島を撮影するのに6年間(2014-2019)費やしました。このため、この写真集はクラウドファンディングによる支援で作られています。 また、このプロジェクトでは中判フィルムカメラのみを使っています。のんびりとした離島の風景や人々を撮影するには、アナログカメラの方が合っていると思ったからだそうです。そして、全てのフィルムは、コダック・アラリス・ジャパンから提供を受け、東京の堀内カラーに全てのフィルムの現像を特別価格で引き受けていただいたそうです。
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【サイン本】狭山 HYDE PARK STORY 1971~2023
¥2,200
『狭山 HYDE PARK STORY 1971~2023』 麻田浩 監修 ※麻田浩さんのサイン入りです。 A5判 縦148mm × 横210mm 96ページ かつて狭山市と入間市にまたがって陸軍航空士官学校があった。戦後間もなく米軍に接収され「ジョンソン基地」となり、現在の稲荷山公園は「ハイドパーク」と呼ばれる米軍将校の住宅エリアだった。1970年代には周辺の米軍向けの住宅(米軍ハウス)へ、アメリカ文化に憧れる多くの日本人の若者たちが移り住み、「狭山アメリカ村」は日本の音楽史において重要な地となった― 本書監修の麻田浩氏の呼びかけにより、23年4月29日、30日に17年ぶりに開催される「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2023」を記念し、日本の音楽シーンを圧倒したデザイン集団workshop MU!! (眞鍋立彦、中山泰、奥村靫正)、ミュージシャンの小坂忠、細野晴臣、麻田浩たちがここに暮らし、活動した貴重な写真とエピソード、ハイドパーク周辺の当時のスナップ写真を交え、70年代の記憶を伝えるフォトブックとして刊行。 僕はハイドパークに程近い、米軍ハウスに引っ越した。そこはジェームス・テイラーのアルバムのような、アメリカのカントリーのような、雰囲気が感じられた ー 麻田浩(本書監修) 狭山にいた2年間。ぼくにとってあの2年間がとっても大事な日々だったのはたしかです。 狭山は当時のぼくにとって”夢のような場所”だった。 アメリカの音楽を聴いて育ってきて、ぼくたちの世代はそれに大きな影響を受けた ― 細野晴臣(HMF2005 記者会見より) 【写真】 野上眞宏、TORA MUSIC、Kinos、高橋写真館、Nick’s、Jeffrey Shellito 【写真掲載】 麻田浩/ workshop MU !! / 眞鍋立彦/ 中山泰/ 奥村靫正/ 小坂忠/ 高叡華/ 細野晴臣/ はっぴいえんど(細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂)/ 野上眞宏/ 松本洋子/ ジョンソン基地/ ハイドパーク/ 狭山アメリカ村/ 2005年ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル風景ほか 【コラム】 「Hyde Park Story 」麻田浩 「A Boomer's Story … 」眞鍋立彦 「アメリカ村の思い出」 トラミュージック 小坂叡華(高叡華) 「1971年頃 狭山アメリカ村」 野上眞宏/ 【装丁デザイン】眞鍋立彦(workshop MU!!) 【本文デザイン】津田充
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差異と重複
¥3,200
SOLD OUT
『差異と重複』 柿内正午 A5判 780ページ・二段組 並走する二つの日記。 停滞と変容の諸相。 どうでもよくない、代わり映えしない毎日。 2021年と2022年の日記が並走する大きな日記の本。 図体ばかりデカくて内容の大したことなさはいつもどおり。 大したことない日々は、どうでもよくはないのです。 「自分の日記を読み返しているうちに、もっと書かなくちゃなという気持ちが湧いてくる。この頃の僕は書けない読めないとぼやきつつもなんだかんだ結構読んでいるし書いているのだ。今の僕の方がずっと読めていないし書けていない。この数週間も、後で読み返すときには結構読めてるし書けてるじゃん、と感じるのだろうか。今回ばかりは、そうでもない気がするんだよなあ。というこれもまた、毎回思っていることなのだけど。一日として同じ日はない、というあまりに当然のことすらなんだか忘れてしまうようで、日記を読み返すと、確かに全部ちがう日だなあということと、とはいえ同じような日ばかりだということがよくわかる。同じようなことの繰り返しでも全く同じということはなく、その微妙な差異が積もり積もっていつのまにか見知らぬところにまで辿り着いていたりもするのだ。」(本文より) 巻末にこの日記の期間に読まれていた本を月ごとにまとめたリストに加え、拾い読みした本、読みかけの本、更には、図書館で借りて途中でやめたり結局開かれないままだったりした膨大な本のリストも掲載さrえています。
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じたばたするもの
¥1,980
『じたばたするもの』 大阿久佳乃 四六判変、176ページ 装丁:納谷衣美 《私の好きな小説の主人公に共通しているのは欺瞞やごまかし、半端な妥協に溢れているにもかかわらず平気な顔をして回り続ける世界への苛立ちを持っていることだ。苛立つのはそれが変わるのをどこかであきらめきれていないからだ。そしてこの間違った回り方をしている世界に馴染むまいとし、じたばたする》 ——本書より ソール・ベロー、スタインベックから、トニ・モリスン、アドリエンヌ・リッチまで。現代作家の小説や詩から、北米先住民の口承文学まで。J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公ホールデンに自分を重ねる大学生で文筆家の著者が、アメリカ文学・海外文学を読みながら、《生活すること・生きること・感じること》について綴った18編のエッセイを収録。 各エッセイの末尾には、読書案内として、本書で紹介したアメリカ文学・海外文学などの本の情報を掲載しています。 目次 はじめに 情けない人々 ——ソール・ベロー『この日をつかめ』 鮮やかな乾き ——スタインベック『赤い小馬』 私たちの引っ越し ——リンドグレーン『ロッタちゃんのひっこし』 帰る場所を求めて ——セアドー・レトキーの詩 ホールデン・コールフィールドに捧ぐ ——J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 最近読んだものの周りうろうろしつつ東京に一人暮らししてる友人に向けて ——マーシャ・ノーマン『おやすみ、母さん』 他人という「気」 ——ウィリアム・サローヤン『人間喜劇』 離れる ——パヴェーゼ『月と篝火』 鏡 ——カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』 まだ消えていない炎のこと ——カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』 一人の中の多数の人間 ——マリオ・バルガス=リョサ『ケルト人の夢』 「もの」そのものへ ——W・C・ウィリアムズの詩 ぶらつく詩人 ——フランク・オハラの詩 孤独と優しさ ——エリザベス・ビショップの詩 それがこれです ——ガートルード・スタインの「自伝」 根を求める ——金関寿夫『アメリカ・インディアンの詩』 (私たちの)願いのこと ——トニ・モリスン『青い眼がほしい』 親愛なる私(たち)へ ——アドリエンヌ・リッチの詩 おわりに
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広告 Vol.417 特集:文化
¥1,000
SOLD OUT
『広告』 Vol.417 特集:文化 文庫サイズ、1,100ページ 価値や意味を共有するインフラであると同時に、知的、美的な精神活動でもある「文化」。その概念の曖昧さと複雑さを受けとめたうえで、風土や言語、宗教や芸術、伝統や権威、経済や政治など「文化」をとりまく概念や事象をとおして、「いいものをつくる、とは何か?」を思索する様々な視点を投げかけます。 今回の表紙は、1冊1冊色味が異なる「赤」のグラデーションです。人類が最初に使用した色とも言われる「赤」をシンボルカラーとして、シルクスクリーン印刷の技法で、様々な赤を組み合わせながら職人が手作業で刷り上げました。 この装丁で表現したかったのは「同質のなかの差異/差異のなかの同質」です。ぜひ書店などで複数の実物を見比べてください。シルクスクリーンならではの発色も美しいです。 目次 文化 アンケートご協力のお願い 108 文化とculture 社会学者 吉見俊哉 × 『広告』編集長 小野直紀 文:山本 ぽてと 109 ドイツにおける「文化(Kultur)」概念の成立とその変質 文:小野 清美 110 文化と文明のあいだ 文:緒方 壽人 111 まじめな遊び、ふざけた遊び 文:松永 伸司 112 建築畑を耕す 文:大野 友資 113 断片化の時代の文学 構成・文:勝田 悠紀 114 現代における「教養」の危機と行方 哲学者 千葉雅也 × 『ファスト教養』著者 レジー 文:レジー 115 ポップミュージックにおける「交配と捕食のサイクル」 文:照沼 健太 116 カルチャー誌の過去と現在 文:ばるぼら 117 「文化のインフラ」としてのミニシアターが向かう先 構成・文:黒柳 勝喜 118 激動する社会とマンガ表現 文:嘉島 唯/編集協力:村山 佳奈女 119 中国コンテンツをとりまく規制と創造の現場 文:峰岸 宏行 120 SNS以降のサブカルチャーと政治 文:TVOD 121 開かれた時代の「閉じた文化の意義」 哲学者 東浩紀 インタビュー 聞き手・文:須賀原 みち 122 文化を育む「よい観客」とは 文:猪谷 誠一 123 同人女の生態と特質 漫画家 真田つづる インタビュー 聞き手・文:山本 友理 124 ジャニーズは、いかに大衆文化たりうるのか 社会学者 田島悠来 × 批評家 矢野利裕 構成・文:鈴木 絵美里 125 ディズニーの歴史から考える「ビジネス」と「クリエイティビティ」 文:西田 宗千佳 126 ラグジュアリーブランドの「文化戦略」のいま 文:中野 香織 127 成金と文化支援 日本文化を支えてきた「清貧の思想」 文:山内 宏泰 128 経済立国シンガポールの文化事情 文:うにうに 129 流行の歴史とその功罪 文:高島 知子 130 広告業界はなぜカタカナが好きなのか 「いいもの」は未知との遭遇から生まれる 文:河尻 亨一 131 クリエイティブマインドを惹きつけるアップル文化の核心 文:林 信行 132 未知なる知を生み出す「反集中」 文:西村 勇哉 133 「ことば」が「文化」になるとき 言語学者 金田一秀穂 × 『広辞苑』編集者 平木靖成 聞き手・文:小笠原 健 134 風景から感じる色と文化 文:三木 学 135 「共時間(コンテンポラリー)」とコモンズ ミュージアムの脱植民地化運動とユニバーサリズムの暴力 文:小森 真樹 136 京都の文化的権威は、いかに創られたか 構成・文:杉本 恭子 137 生きた地域文化の継承とは 3つの現場から見えたもの 構成・文:甲斐 かおり 138 ふつうの暮らしと、確かにそこにある私の違和感 文:塩谷 舞 139 過渡期にあるプラスチックと生活 なぜ、紙ストローは嫌われるのか? 構成・文:神吉 弘邦 140 文化的な道具としての法の可能性 文:水野 祐 141 「日本の文化度は低いのか?」に答えるために 構成・文:清水 康介 142 イメージは考える 文化の自己目的性について 文:中島 智
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ex-dreams もうひとつのミッドセンチュリーアーキテクチャ
¥5,280
『ex-dreams もうひとつのミッドセンチュリーアーキテクチャ』 編集・企画 : 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 寄稿・インタビュー : 権藤智之、ロイド・カーン、 ビクター・ニューラブ、セン・クアン、塚本由晴 A4 判変形 300mm × 216mm 272ページ 日英併記 | コデックス装 デザイン : 米山菜津子 Holz Bauから3年。ガデン出版の第2弾は、最も新しい建築素材であるアルミニウムに着目してアメリカ建築をリサーチした。アルミニウムを活用した住宅や高層 ビルから徐々にアルミニウムの未来的イメージが独り歩きして、やがてグーギー建築と呼ばれるロードサイドのダイナーへ、さらにはポストモダン建築へと発展して いく。モダンからポストモダンへの転換期にあたる19のアメリカ建築と4つの日本の事例を、写真と図面、イラスト、漫画によって紹介する。 こうした多様な建築の理解を深めるため、論考やインタビューも含まれている。建築生産、建築構法が専門の東京大学の権藤智之による論考。『シェルター』の著者であり『ホール・アース・カタログ』の編集者でもあったロイド・カーンへのインタ ビュー。グーギー建築を代表する建築家アーメー・デイビズの現在のパートナーであるビクター・ニューラブへのインタビュー。建築史が専門の東京大学、ハーバー ド大学のセン・クアンとの座談。建築家の塚本由晴との座談。さまざまな人との対話を通して、この捉えづらい建築に迫ろうとしている。 《目次》 002 はじめに アルミニウム 016 書籍「アルミニウム・イン・モダン・アーキテクチャー」再録 企業の夢 034 フェアフィールド・ゴールデン・ドーム 040 カワニール社工場事務棟 044 アルコア・ケアフリー・ホーム 052 レイノルズ・メタル社デトロイト支社 060 アルコア本社ビル 064 マニュファクチャーズ・トラスト・ビル 個人の夢 074 グロスマン邸 082 シュールマン邸 090 ダイマキシオン・ハウス 094 大智寺本堂 098 ソリッドとサーフェス 権藤智之 プラスチック 112 レイナー・バンハムの愛したオルトモダン 冨永祥子 120 フトゥロ 124 セキスイハウス A 型 128 ロイド・カーンと ex-dreams の時代 ロイド・カーン × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 グーギー 144 雑誌記事「グーギーアーキテクチャ」 再録 150 ノームズ・ラ・シエネガ店 154 パンズ・コーヒーショップ 160 ユニオン 76 ガソリンスタンド 164 ダウニーのマクドナルド 170 ハングリータイガー保土ヶ谷店 174 近代の理想を実現すること ビクター・ニューラブ × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 オルトモダン 184 ガルシア邸 196 フィッシャー邸 200 アイクラー・ホーム 208 エシェリック邸 218 母の家 リフレクション 234 近代の理想の実現 セン・クアン × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 246 あり得たかもしれない建築について 塚本由晴 × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 260 夢のシルエット 福島加津也
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【サイン本】大森克己『Very Special Love』
¥7,150
『Very Special Love』 大森克己 ※サイン入りです。 ※中に『SNOOZER』と文芸誌『リトルモア』の創刊前の両面注文書が挟まってます。 A4変型、188ページ デザイン:平野文子 「超特別の愛」だって生きてりゃある日、やって来ることだってあるさ。 チェルノブイリ、マニラ、東京。世界各地を巡り写しだされた作品には、ドキュメンタリーというレベルを突き抜けたところで大笑いしている「写真的爽快さ」がある。 ファッション誌や音楽誌等で活躍中の大森克己は、キヤノン写真新世紀展のロバート・フランク賞、飯沢耕太郎賞を受賞。
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奥山由之『Girl』
¥3,850
SOLD OUT
『Girl』 奥山由之 220mm × 290mm 上製 80ページ デザイン:尾原史和 発売日:2019年9月14日 印刷・製本:太陽印刷工業 色や音、匂い、温度。安らぎと焦りと。乾き、悲しみ。光と陰。 心の浮遊。気持ちの揺らぎ。 どこまでも続く、緩やかな憂鬱。 思い出せるけど見えない、記憶の記録。 確か、こんな感じだった。 ー奥山由之
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We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers|山元彩香
¥7,480
SOLD OUT
『We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers』 山元彩香 ※写真を撮るために開封しています。 226mm x 290mm 96ページ 上製本 デザイン:森大志郎 自然光の差し込む静閑な画面のなかに佇む少女たちのポートレートで知られる山元は、それらの写真表現において、被写体個人が日頃纏っている仮面の下に覆い隠された器としての人間の普遍的な姿へと関心を寄せています。2009年のエストニアでの制作以降、言語による意思疎通が難しい異国の地を訪れては、被写体や衣装、撮影場所を現地で見繕い、言葉を交えず身体的感覚によるコミュニケーションを通じて制作を行うという独自のプロセスを取り入れてきました。一定のトーンを放つ山元の作品からは想像し難いほどに多層的に練り込まれたその写真行為は、積み重ね行われることにより、少女たちがみせる無意識の断片の集積として結実しています。 本書『We are made of Grass, Soil, Trees, and Flowers(人は土と木と草と花でできている)』は、2018年に発表した前作のタイトルに「Flowers(花)」という単語を付足しており、これまでの制作における作品概念の存続の意を表しています。 山元は東欧諸国を撮影してきましたが、それと平行してアフリカ・マラウイでの撮影や日本では北海道や沖縄で撮影も進めてきました。訪れた土地やそこに住まう人々が内包する文化、習慣、信仰などの蓄積された帰属意識が包括的に受け入れられ制作に落とし込まれています。これまでの制作の延長線上として、より親密な視点へと膨らみをみせる本作からは、自然のやわらかな光と現前する被写体の無意識な姿とが交差するその瞬間に魅せられた作家の静かな興奮が伝わります。 人間の属性を取り払ってでもなお身体にかろうじて残り続ける何者か、その人をその人たらしめるものが何なのか探り続けてきた。それぞれが持つ特性や個性はもちろん尊いものだと受け入れつつ、踏みしめる土の下に潜ってゆくと、あらゆる境界を超越し、人間の記憶の起源を辿るかのように繋がる根のようなものが存在していないか。 - 山元彩香、2021年8月- 山元彩香(やまもとあやか) 1983年神戸市生まれ。2006年に京都精華大学芸術学部造形学科洋画コースを卒業。大学では最初、絵画を専攻するが、次第に自身の身体を使ったパフォーマンス作品や映像作品の制作に移行し、2004年のサンフランシスコへの留学を機に写真の制作を始める。言語によるコミュニケーションが難しい状況のなかでの撮影は、写真というメディアが本質的に抱える性質以上に他者との様々な接点を作家にもたらし、以降、暴力的でありながらも極めて魅力的なイメージ生成の場と言えるポートレートの撮影を続ける。「自分の瞼に蓄積されたイメージでは想像しえない、既知の言葉や知識が通用しない場所」を撮影地に選び、2009年のフィンランド、エストニアでの撮影を皮切りに、エストニア(2010年)、ラトビア(2011、12、14年)、フランス(2012、13年)、ロシア(2014年)、ウクライナ(2015年)、ブルガリア(2016年)、ルーマニア(2017年)、ベラルーシ(2018年)、マラウイ(2019年)と各地で撮影を行ってきた。2021年11月に「新進作家展 vol.18」東京都写真美術館(東京、2021年)へ参加予定。2019年には、写真集『We are Made of Grass, Soil, and Trees』(T&M Projects刊)において第19回相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら さがみはら写真新人奨励賞を受賞。清里フォトアートミュージアム(山梨県)、Villa Pérochon Centre d’Art Contemporain Photographique(二オール、フランス)に作品が収蔵されている。
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【サイン本】Japan: Footprints in Time 1997-2010
¥3,960
『Japan: Footprints in Time 1997-2010』 トム・フィンク Tom Finke ※サイン入りです。 A4変型、72ページ 作品点数:65点 発行部数:600部 編集発行人:大田通貴 装幀:加藤勝也 人間のつかの間の表情、それぞれのスペースで常に動きのある体やアングルの配置の観察、 また無意識のジェスチャーや計算されたポーズに写真家として主なる興味を見いだす。 私たちは日常茶飯、故意にあるいは不本意にシグナルを交わしあう。 私の写真はある意味で、私たちが常に行っているコミュニケーションの慣習的行為の単なる一部であるだけなのかもしれない。 (あとがきより) トム・フィンク(Tom Finke) 1950年アメリカオハイオ州生まれ。
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【サイン本】America: Footprints in Time 1982-2012
¥3,960
『America: Footprints in Time 1982-2012』 トム・フィンク Tom Finke ※サイン入りです。 A4変型、80ページ 作品点数:73点 発行部数:600部 編集発行人:大田通貴 装幀:加藤勝也 私はオハイオ州の南西の町で生まれ、その後この国のあらゆる州を訪ね、色々な土地で生活してきた。 その多種多様な土地に足を踏み入れ、私がふるさとと呼ぶこの大国を反映する土地や人々の写真を撮り続ける。 (略)自分の目にするものを妨げず、そのものと一緒に流れて行くような姿勢、 自分が知覚するものをカメラで記録し、現像された写真の中に、 シャッターを切った瞬時に見過ごしていたものを新たに発見することも深い喜びとなる。 (あとがきより) トム・フィンク(Tom Finke) 1950年アメリカオハイオ州生まれ。
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LE PETIT VOYEUR 7
¥18,800
『LE PETIT VOYEUR 7』 ※未開封、トートバッグ付です。 240mm x 340mm 356ページ 2021年 2,000部限定 表紙写真:HONEY LONG & PRUE STENT 裏表紙:FUTURA デンマーク発、アートと写真を紹介するインディペンデント誌です。 毎号限定部数で発行されており、ここ最近は2、3年に1回の2,000部の発行です。 参加アーティスト Antwan Horfee、Ces、Christian Lemmerz、Daniel Rich、Davide Padovan、Dennis Swiatkowski、Futura、Geoff McFetridge、Helice Wen、Henriette Sabroe Ebbesen、Honey Long & Prue Stent、Jason Revok、Jean-Pierre Roy、Jean-Vincent Simonet、Julien Colombier、Kenichi Hoshine、Lin Zhipeng (aka 223)、Marguerite Bornhauser、Martin Parr、Pelle Cass、Sainer、SWET、Tali Lennox、Tania Franco Klein、Viviane Sassen
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これがおばけの考えです 貝がら千話選集
¥1,980
SOLD OUT
『これがおばけの考えです 貝がら千話選集』 モノ・ホーミー B6変型判 縦160mm × 横123mm 244ページ コデックス装 一夜一話の絵と物語。夜眠る前に読みたい、不思議なお話集です。 開きやすいコデックス装、やさしい藍色の文字など、ベッドに入って読みやすい工夫をしました。眠りにつく前、スマホを閉じて、物語の世界に入り込む、そんなひとときをゆっくりと味わってみてください。 前書きなど 貝がら千話は一夜一話の絵と物語です。はじめに絵を描き、つぎに物語を書くという方法で、一日にひとつ千日間にわたって制作しました。 この本は貝がら千話から、夜眠る前に読みたいお話を集めました。眠れない夜、眠りたくない夜に、ゆっくりとたのしんで下さい。 目次 あなたの種、売ります 風景のなかの人々 猫を揉む話 気のいい少年 物になるゲーム パブリックディスクロージャー 美酒の村 灯台の一日 遊びの薬 教会さん 山のおばけ しろくまさんとのうさぎさん 真っ暗な小屋で ピンク色した変なもの 物見遊山 クモとカマキリと男と猫 ごろつきの仕事 いちばん小さな子ども とてもかわいい利口な犬 庭のある島 本を読む 天使譲ります 猫もいないのに! 妖怪さん、お帰り下さい 家出したカカシの話 夜の天使たち 何やら楽しげなご一行様 卵と⿃ 王様と女王様の街 ぴかぴかの朝 星の骨 わんころとうさぎちゃん あり余る夜 ロボット学校 しろくまさんとのうさぎさんの出会いと別れ 散歩日和 鉄砲草 焼けた竜 シャベルの絵 クッキーアソート 金魚鉢の世界 フクロウ男の店 星に海を作るには 花の都を縫い閉じる のうさぎさんとしろくまさんの楽しい生活 湯浴みする友人の話 おはなしのくに 猫には見える 絶対時間 ことばかじり モノ・ホーミー 図案家。本の装画などのイラストレーションを中心に、図案と物語の創作を行う。著作に、千日間にわたって制作した「貝がら千話」より選集『するべきことは何ひとつ』(さりげなく)など。
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ホットドッグ・ストック
¥600
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『HOTDOG STOCK』ホットドッグ・ストック 〈身近なお店のホットドッグたち〉 伊藤奈緒 74mm × 210mm 24ページ(表裏表紙含む) ホットドッグとは 細長いロールパンに深い切れ目を入れてバターや練りがらしを塗り、ウインナーソーセージ、酢漬けキャベツを挟んで天火で温めたものをいう。1900年、アメリカの野球場でフランクフルトソーセージを詰めたサンドイッチが初めて売られたとき、ドーガンT.A.Dorganという漫画家が、胴の長いダックスフントに似ているというのでホットドッグと命名したといわれる。 引用:日本大百科選書(ニッポニカ) イラストレーター、デザイナーの伊藤奈緒さんが作ったファーストフード店やカフェのホットドッグをイラストで紹介したミニZINEが届きました。 ちょっとリッチなホットドッグの作り方、映画・ゲームに登場するホットドッグの紹介なども。 すぐ食べに行くことができるお店がほとんどなのでぜひこのZINE片手にお店巡りを楽しんでください!
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IN/SECTS イン・セクツ Vol.16
¥1,925
SOLD OUT
『 IN/SECTS イン・セクツ』Vol.16 特集 本をつくる LLCインセクツ 編 B6判、144ページ 約100団体、掲載! インセクツ16号は、私たちが日々行っている「本をつくる」を特集します。と言ってもHOW TOではなく、今、私たちの目に映る快活に小さく本をつくる出版社やチーム、そして個人の皆さんに多数、登場いただいています。 業界全体の売り上げは下がっているにも関わらず、インセクツ周辺から聞こえてくる元気な声。そんなブックメイカーたちに着目し、今号では、「本をつくる」行為そのものから、売り場、コミュニティ、販路や、なぜつくるのか? についても、さまざまな人たちと話し、考えを交換してみました。 小さくつくれば上手くいく、というほど簡単なものではありませんが、この空間的にも地域的にも自由を得たインディペンデントな面々の活動をお楽しみください。 <CONTENTS> ●地方発がおもしろい 出版文化は空間的自由を得た?! Kilty BOOKS/mmbooks/ さりげなく/真鶴出版/どく社/ fuプロダクション/風旅出版 ●レーベルって楽しい!! 三輪舎/夏葉社/ミシマ社 ●装丁家・矢萩多聞さんと、 本づくりがしたい! ●ゆnovationのZINE探訪 ●バーバリアンブックスの歩み ●注目のZINE Shop New Open! Dig a Hole Zines ●本づくりからその先へ。 リソグラフの可能性 ●田岡和也による、 手づくり本のススメ。 ●漫画 スケラッコさんの本づくり ●潜入 コミティア66 ●烽火書房 嶋田さんとサシ飲み ひとり出版社の孤独とこれから ●ようこそ、大阪へ! ジャカルタの出版社 ●編集部が注目する 出版社/チームカタログ72
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【サイン本】本屋で待つ
¥1,760
SOLD OUT
『本屋で待つ』 佐藤友則 / 島田潤一郎 ※佐藤友則さんのサイン入りです。 四六版変形、208ページ こんな本屋があったんだ。お客さんと書店員たちの胸打つ物語。 広島県庄原市にある書店「ウィー東城店」。店長の佐藤友則さんは赤字続きだったこの店を、「お客さんの要望にこたえる」という姿勢を徹底して貫くことで、黒字化させます。こわれた電気機器の相談や、年賀状の宛名書き。山間の田舎の書店に望まれることの多くは、高齢者たちの生活の相談にのることでした。それだけでなく、店は美容院を併設し、エステルームをつくり、コインランドリーをもつくります。 本書はそうした「書店の複合化」の物語である一方、引きこもっていた若者たちが書店をとおして成長していく物語でもあります。ある日、「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」と相談され、それからウィー東城店にはそうした若者たちが次々とやってきて、レジを担当し、棚を担当します。彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、そのうちのひとりは佐藤友則さんの次の店長となって、店を支えます。 装画、挿絵は『急がなくてもよいことを』で注目を浴びる漫画家、ひうち棚さん。 本屋の可能性を伝える、感動的な一冊です。
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【サイン本】水車小屋のネネ
¥1,980
SOLD OUT
『水車小屋のネネ』 津村記久子 ※サイン入りです。 ※発送は3月24日以降になります。 四六判、496ページ 装画・北澤平祐 非道な母から逃れ、見知らぬ土地で生きる姉妹の再生と成長を芥川賞作家が描く感動巨編。 18歳の理佐は、幼い妹の律を母の恋人が虐待していると知り、2人で家を出ることを決心。山あいの町にたどり着いた姉妹は、見ず知らずの隣人らに見守られながら大人になっていく。 40年にわたる人と人との関わりを丁寧に描く、切なくも愛おしい感動巨編。 津村文学の新たな代表作です!
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【サイン本】楽園
¥11,000
SOLD OUT
『楽園』 谷川 俊太郎 ※サイン入りです。 ●写真集「lost&found」 布製80ページ・2色刷 ●詩集「shuffle」布製80ページ・1色刷 リソグラフ印刷(布張り上製:264mm×187mm×21mm)/上製 ※部数限定 2冊セット、分売不可商品(シュリンク、バーコードシール貼付) 若き谷川俊太郎の日常― 日本を代表する詩人・谷川俊太郎氏は、自身で写真も多く撮影している写真家でもある。「楽園」は、谷川俊太郎が詩人・写真家としてまだ世に出る前の18歳から21歳の時期に、二眼レフカメラで身の回りの日常を捉えた写真を収めた写真集と、友人に勧められて詩作を始めたころの詩を中心に谷川氏自身が選び編んだ詩集の2冊をリソグラフ装の箱に収めた「谷川俊太郎の原点」の作品集である。 谷川氏が愛した日常の光景を収めた写真と、社会への距離感と自由への憧れを感じながら生きる心象を描いた詩を併せて味わうと、写真が持つ含意がより深まるように感じられ、70年前の谷川氏の作品が、時を超えて今も、豊かな時間と空間を湛えていることに驚かされる。 「楽園」は、谷川俊太郎氏のアーリー・ワークスであると同時に、70年早くに生まれた「永遠の少年」の魂のタイムカプセルである。 製版と印刷と製本は、熟練した手仕事の職人的なプロが集結して携わり、装丁のリソグラフまで手仕事というクラフトワークの塊を、愛蔵版として少数限定で制作する。アートディレクションと編集は、フィルム写真の素晴らしさを再発見して、新たに現代に甦らせる「Dear Film Project」のメンバーが担当した。
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【サイン本】『THE CRAFTED』7冊セット
¥33,000
SOLD OUT
Dear Film Project Zine 『THE CRAFTED』7冊セット 谷川俊太郎 / 井出情児 / 片岡義男 / 伊島薫 / 三浦憲治 / 長濱治 / 渡辺達生 ※7名のサインが入っております。 「Dear film Project」は、フィルム写真が持つ豊かな世界観や写真家のスピリットを尊重し、再編集して、次世代へも伝えるアートメディアを制作しています。 第一弾は8月に7タイトルで刊行になります。 単品での販売もございますが、今回ご予約を受け付けるのは、7冊をセットにして豪華な専用ケースに入っております。 更に、7名のサインが入った限定部数のスペシャル版です! 7つのタイトルは、 ①『二眼のレフ日々』 谷川俊太郎 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 2C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 若き詩人の眼が二眼レフカメラで切り取った、昭和の日常の余白。 谷川俊太郎 谷川俊太郎さんは、言うまでもなく日本を代表する詩人である。ご自信も写真を撮り、写真家とコラボした書籍もたくさんある。 今回、DFPがZINEにしてみたいと思ったのは、「この稀有な詩人は、若いころ何を見ていたのか?」ということだった。日本がまだ貧しかった頃、若い詩人はカメラのファインダーから世界をどのように観ていたのか?日々の生活の中で詩人はどんな瞬間を大切に感じていたかを、詩の言葉ではなく撮影した眼差しを通して追体験したいと思った。そんな訳で、谷川さんのクローゼットに眠っていた二眼レフカメラで撮影された膨大なネガの山から、谷川さん自身が選んだ写真が、数十年の時を経て日の目を見ることになった。 ②『アングラ』 井出情児 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 2C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 60年代末、日本で初めて誕生したサブカル=『アングラ』の爆発。 井出情児 ロックフィルムの第一人者。唐十郎主宰の劇団・状況劇場の役者を経て、1967年頃からアングラ演劇や音楽の写真、映像撮影を手掛け、テレビ番組、プロモーション・フィルムの制作、撮影を担当。矢沢永吉、甲斐バンド、ARB、佐野元春、RCサクセション、鼓童、YMO、Charなど日本の音楽シーンをリードするミュージシャン、シカゴ、サンタナ、エアロスミスら国外のスター・ミュージシャンのフィルムを撮影監督。 また俳優松田優作から絶大な信頼を受けプライベート・フォトを撮り続けた写真家としてっも知られる。その実績は日本映画技術受賞のほか、カナダNew Media Festivalプロミュージックビデオ部門グランプリ受賞、カンヌMIDIM長編音楽映像部門グランプリなど国外でも著名。 ③『東京でたべた』 片岡義男 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 4C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 いつの間にか消えてゆく見慣れた街の風景、これもそのひとつ。 片岡義男 20歳の学生時代から文筆家として活躍し始めた片岡義男さん。数多くの作品を発表し続けて60年。もうひとつの顔が写真家である。片岡義男さんの写真に対しての考え方はいたってシンプルだ。レンズを被写体に向けた時、すでに五感は働いているわけだから、後はどのタイミングでシャッターを切るか。つまり写真は六感であるという。また、東京の街は変化が大きい。変化とはそれまでなかったものを手にするためにそれまであったものを捨て去ること。捨て去られないうちに写真に撮っておくなら、捨て去られた後もずっとそれらの写真は問答無用に記録として残る。写真は変化の記録ともいえる。この『東京をたべた』は、まさに写真に対しての片岡ワールドを具現化した作品だ。 ④『サイトシーング』 伊島薫 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 4C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 デビュー直前に、アメリカの観光地で発見したサスペンスな風景。 伊島薫 伊島薫さんには「アメリカの匂い」がつきまとう。DFPは、伝説のカセットマガジン『TRA』や『zyappu』など、写真家の枠に収まらない活動をするクリエイターの原点を知りたいと思い、伊島さんの事務所の膨大な写真が眠るキャビネットを掘り起こした。 発見したのは、伊島さんがプロになりたての頃に、雑誌の懸賞論文の賞品として旅したアメリカの写真。憧れのアメリカの雄大な大自然を撮りに行った伊島さんは、その風景を撮らずに反対側を向いて風景を見つめる観光客を撮影した。 あたかもサスペンス映画のワンシーンのような不穏さが感じられる観光客の表情からは、40数年の時を超えて、「畏怖に値するアメリカの大自然の偉大さ」が漂ってくる。 ⑤『ミウラヒロシマ』 三浦憲治 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 4C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 こだわりをもたず、赴くままに今の広島を切り撮るヒロシマ・アイ。 三浦憲治 YMO、広島出身の矢沢永吉、奥田民生などミュージシャンのLIVEコンサートなどの写真集を手がけている三浦憲治さん。これまで出身地広島をテーマにした写真を撮らなかった。それは広島をテーマにしたものは写真家にしても文筆家にしても立派な作品を残している。 自分の写真では被爆地としての広島をテーマにすることは難しいと考えていた。 それが「広島生まれなのだから広島をとってみたら」という友人の何気ないひと言がきっかけとなり8年ほど前から、今の広島を取り始めた。 被写体を動かして撮るのではなく、自らが動いて被写体を撮るカメラ小僧三浦憲治さん。ここには水を得た魚のように自分が感じた、戦後70余年の広島の今が、撮りたいミウラヒロシマが切り取られている。 ⑥『ブルーズロード』 長濱治 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 3C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 ブルーズマンを撮るのではなく、身体に沁み込んだBLUESを撮った。 長濱治 雑誌全盛の60年代半ばから、今では夢のまた夢のような時代に100万雑誌と言われた『平凡パンチ』(現マガジンハウス刊)のヌードグラビアなどを撮影していた長濱治さん。 大好きなBLUESをテーマに1989年からの4年間、アメリカ南部ブルーズのメッカにのべ10回撮影しに出かけて行った。 No appoint No connection。強面のブルーズマンに怯むことなくCorn Whiskyを手土産にアタック。その情熱が初対面のブルーズマンたちの心に響いたのだろう。 この時の写真をDFLがアップサイクルして2020年2月『Cotton Fields』をトランスワールドジャパン社から刊行。 この写真集のスピンオフとして貴重なベタ焼きをデザインした。写真家の視線の先をうかがい知ることができる。 ⑦『タ ワ ワ』 渡辺達生 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 2C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 女性写真家の巨匠が到達した、母性を凝縮した縄文土偶のような豊穣。 渡辺達生 渡辺達生さんは、日本を代表する女性カメラマンである。雑誌『GORO』を初めとして、たくさんのメディアで五千人以上の美女たちの美しさを僕らに届けてくれた。 DFPは渡辺さんの「プライベートで撮影した女性ヌード」を見たかった。仕事で数多くの女性を撮影し続けてきた写真家が行き着いた究極の「女性ヌード」は、決してグラビアに出てくる細身でスタイルのいい女性ではない。 渡辺さんにとっての女性の原点は、子供のころに脇や乳房の下に手を入れるとちょっと湿った暖かさを感じる豊穣な母のイメージ。 私家版で刊行した写真集から抜粋した「渡辺達生のミューズ」の写真は、現代の女性が失ってしまった大らかで縄文的な豊かさに満ちている。
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あまから手帖 2023年4月号
¥880
『あまから手帖 2023年』4月号 275mm × 210mm 152ページ リニューアルから4号目。春は出会いと別れの季節。歓送迎の宴のあの日、あの人と酌み交わした日本酒が忘れられないなぁ。そんな想い出、ありません?日本酒はドラマチックでセンチメンタルな一面を持っていますよね。だって47都道府県、どの地域でも日本酒を造っているんですから。生まれ故郷や、かつて旅した先、初恋の人の出身地で造られた日本酒が必ずあります。日本酒はようわからん。そんな時は、きゅんとする日本酒を呑んでみるのも一興です。読んでから呑むか、呑んでから読むか。レッツ呑花臥酒! 目次 2 食にかまけず 文=町田康 4 あま、から。 写真=長野陽一 6 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 11 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 「リンダリンダリンダリンダリンダ」 18 「日本酒うさぎ」呑めば呑むほど好きになる 文=山本富士夫 写真=前康輔 22 角打ちで酔い。 文=泡☆盛子 写真=エレファント・タカ 37 「浪乃音酒造」息子、帰る。 文=藤田千恵子 写真=佐伯慎亮 42 ネオ立ち呑み酒遊記 51 「名手酒造店」こぢんまりと、強かに。 文=福山嵩朗 写真=倉科直弘 56 日本酒がうまい理由―割烹/蕎麦/鮨 63 「岡田本家」ふたりだけで、造る。 文=神吉佳奈子 写真=岡本佳樹 68 燗がえる人たち。 文=廣田彩香 写真=西島渚 68 みんなの、ちゅん。 76 「木になる酒店」で「気なる酒」を 文=本庄彩 写真=伊藤信 80 下戸と日本酒。 文=神田桂一 82 「日本酒の味」に出演した日本酒たち 83 あまからcookingwith Class S プレミア 97 #和食が知りたい 写真=東谷幸一 98 味に魅かれて通う店 103 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 105 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 107 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 109 大阪 発酒オ――ライ。 文=廣田彩香 写真=中島真美 112 愛農学園農業高校 18歳の春「卒業前夜」 文=姫路まさのり 写真=太田恭史 132 あまからセレクション 139 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 140 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 141 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 142 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 144 故郷を離れて 写真=田附勝 146 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 148 アウト・オブ・タイム 149 あまからスーパースター列伝 150 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 152 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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詩集 春に還る|池田彩乃
¥1,100
SOLD OUT
詩集『春に還る』 池田彩乃 ※本体に巻いている糸の色はランダムに発送いたしますので、ご了承ください。 90.5mm × 160mm 52ページ 本文白黒 2022年2月23日から3月15日まで毎日春のために詩を書き、書き終えた詩をすぐにお店に並べて、パン屋さんみたいな気持ちでマラソンをしていた企画「春の言祝ぎ」。期間中に制作した全62篇から49篇を選抜。(編集にあたり一部の詩を改編しています)
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百年の散歩 01この世にあってほしいものについて|池田彩乃
¥1,800
SOLD OUT
『百年の散歩』01この世にあってほしいものについて 池田彩乃 / 中村菜月 文庫判 148mm × 105mm 52ページ 2021年10月から11月までnoteにて連載していた中村菜月さんとの公開文通を書籍化したものです。「この星にあってほしいもの」について交わした9通の手紙と、中村さんによる5000字越の書き下ろし「綿雲と鉄アレイ/世界でいちばんやわらかな革命の始め方」を収録しています。また、写真家・詩人のトナカイこと松本慎一さんからの寄稿をお守りとして巻末に綴じています。
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観光記|池田彩乃
¥1,500
SOLD OUT
『観光記』 池田彩乃 新書判 103mm × 182mm 104ページ ※表紙・裏表紙に小さな斑点模様が見えますが、古紙配合率70%の再生紙特有のものです。一冊ずつ異なる風合いをお楽しみいただければと思います。 全55篇収録 はじめて詩じゃない言葉の本を作りました。 随筆やエッセイから近くて遠いところにある、これは「レポート」です。 この星にて出会ってきた有形無形を書き残したものの中から「何度も思い出したいこと」を紙に留めました。 2013年から2020年1月に書いたもので構成されています。
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舟|池田彩乃
¥1,500
SOLD OUT
『舟』 池田彩乃 160mm × 180mm 88ページ 装画・挿絵 根本万智 2016年、2017年にひらいた朗読会「今宵に名前をつけるなら」で朗読したものなど、声と親しい詩を中心に全39篇を収録。 「ここにあるよ」と言いたい詩集ができました。 今は大事な手紙を宛て終えたあとのように安心しています。 装画、挿絵は個展を中心に活動されている根本万智さんにお願いしました。 もくじ 2012.2.5 無題 今宵に名前をつけるなら ふるえ、土深く、光と 春に生まれた舟 さわれます この星のダンス 雨雪の日 逡巡 窓を隔てて 祈りを渡す 百年の散歩 問いかけ 音楽 通過する 春分 すがたかたち きみを知っている 路 花の名 ひとつ うたういえ 体の思い出 名前を待っているものがまだ幾億もある世界だここは 灯台 清濁の川 我は夏の日 畔にて別れる 風に舞い上がった 雨季のある国にて 迎え火 それはひかり 春のかたち 大晦日 言葉による写生 邂逅 十指 円環 舟
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発光|池田彩乃
¥1,000
SOLD OUT
『発光』 池田彩乃 文庫判 105mm × 148mm 34ページ 解説 雪舟えま(小説家・歌人) 詩集は、余りあるもので在りたいという思いがあります。 誰かが手を伸ばしたくなったそのときにそこにいられるように、待つ側で在りたい。 私家版なのでやっぱりたくさんの在庫は作れないのですが、 思いをすこしずつ形にすべく、この度の再々発光に至りました。
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詩集 定点|四塚麻衣
¥1,200
『詩集 定点』 四塚麻衣 四六判変型 189mm × 121mm 114ページ 表紙:Eemmii 2022年11月の文学フリマ東京で発表され、すぐに完売となっていた詩集が待望の増刷です。 いつか、私を棺へ入れるとき 傘をひとつ持たせてほしい (「定点」より抜粋) 遠くからでも手を伸ばしたくなるような眩い光にはなれないけれど、ゆっくりと歩いてきた時間を糧として、暗闇のなかで淡く輪郭が浮かぶような美しさを願って。およそ7年を経てたどり着いた、長い一日の果てとしての第一詩集。そして、新しい朝へ。 目次 波際 蕾の中で腐っていく (2016-2019年) ――バス停/無軌道な裸体/交換ノート/小舞子海岸にて/コネクト/ちゃん/春の息吹/花と漂泊/空想のバナナ/分光器/生口島にて/座標/壊死する夕暮れ 永久機関が揺らいで (2021-2022年) ――国道沿いの町/ひらく/遊覧船/健やかさ/日々/幽霊/焦点/犬の名前/朝市/さんらん/冬への写像/背 /水着の祖母/春陽/落日/定点 解説 「うつくしい傷痕を持つひと」 三角みづ紀 四塚麻衣 1996年生まれ。名古屋大学理学研究科在学中。Oscillation 同人。
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アメリカン・ニューシネマの世界
¥1,200
『アメリカン・ニューシネマの世界』 特集 バニシングポイント アメリカン・ニューシネマ研究会 210mm × 297mm 64ページ 執筆:石熊勝己 / 長谷川英行 編集:岡村尚人 / 伊藤重樹 / 小瀧萌香 / 坂田貴大 / 岩田由美子 デザイン:桜井雄一郎(南海) もくじ 02 The Films of The New Hollywood 1960s-1970s アメリカン・ミューシネマの世界 セルジオ石熊 16 アメリカン・ミューシネマ年表 20 特集|バニシング・ポイント 22 解説 24 物語 26 キャスト 30 スタッフ 32 アメリカン・ニューシネマからギリシャ神話を経て21世紀シネマへ 映画史のメビウスの輪を激送する『バニシング・ポイント』の無限ループ セルジオ石熊 35 Poster GalleryⅠ 36 『バニシング・ポイント』が1990年代に突如復活した! 小柳帝 39 整合感溢れる『バニシング・ポイント』のサウンド・トラック 伊藤秀世 45 『バニシング・ポイント』ロケ地について 48 『バニシング・ポイント』― G・カブレラ=インファンテの「知られざる」傑作 花方寿行 56 もっと知りたい!『バニシング・ポイント』トリビア集 63 Poster GalleryⅡ 64 クレジット
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りんご通信 5
¥550
SOLD OUT
『りんご通信 5』 タブロイド判 H544mm × W406mm 14ページ Editor in chief:髙橋健太郎 Editor :姫野希美 Design:大多和琴 内容 本吉映理 I am becoming 清水裕貴 血と星の儀式 川瀬慈 影の飛翔 夢無子 (ウクライナ日記)戦争って何? 齋藤陽道 ホットブルー日記 川崎祐 本と明け方 5 ─ もうひとつの時間の蓄積 木村和平 わたしは道すがら 05 戸田昌子 今井壽惠の「写真的抗議」 高橋健太郎 北海道から。沖縄から。 5 ─ 目の記憶
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sumo|Craig McDean
¥22,000
『sumo』 Craig McDean タテ165mm × ヨコ230mm 46ページ 2011年11月 2nd Edition for Paris 150部発行 Mörel 1993年に日本に1年間住んでいたクレイグ・マクディーン。友人に相撲の世界を紹介され撮影された躍動感溢れる稽古風景と土俵の神聖な空気感漂う写真集です。撮影から約20年を経て写真集として発刊されました。和綴じ製本になってます。 『sumo』は初版250部の発行で、ニューヨークとパリで展覧会があったのですが、あっという間にニューヨークで売り切れたためパリ用に150部を増刷しました。これはパリ用の2nd Editionです。
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奥村靫正作品集
¥5,500
『奥村靫正作品集』Graphic Works of Yukimasa Okumura 奥村靫正 B5判、276ページ YMO、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏、加藤和彦、ムーンライダーズ、チェッカーズをはじめとするミュージシャンのジャケットデザインで日本のデザインを革新した奥村靫正。 そのジャケットデザインを中心に、ポスター、広告、ブックデザインをふくめた半世紀にわたるビジュアルワークを集大成。 デザイナー、音楽ファン必携の作品集。 目次 第1章:ポスター・広告のデザイン 第2章:音楽のデザイン 第3章:出版物のデザイン 奥村靫正(オクムラユキマサ) アートディレクター、グラフィックデザイナー、画家。1947年愛知県生まれ。 1970年、WORKSHOP MU!!設立に参加。はっぴいえんど、サディスティック・ミカ・バンドほか数多くのレコードアルバムを制作。 1977年、The Studio Tokyo, Japan.(現TSTJ Inc.)設立。YMO、加藤和彦、山下達郎、佐野元春、ムーンライダーズ、チェッカーズほか数々のミュージシャンのジャケットデザイン、アートディレクションを担当。 また、1980年代中頃より日本画の様式やコンピュータを用いたグラフィックを開拓。 広告、エディトリアル、舞台美術など、あらゆるメディアへとそのフィールドを広げる。 ADC賞、グッドデザイン賞ほか受賞多数。JAGDA会員、東京TDC会員。女子美術大学客員教授。
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あまから手帖 2023年3月号
¥880
『あまから手帖 2023年』3月号 275mm × 210mm 152ページ リニューアルから3号目。「中華の町へ」と題した3月号では、関西の中華料理をメディア史上初(?)というほどディープに掘りました。「ガチ中華」「町中華」「ゴチ中華」「コリアン中華」…それぞれの意味、分かりますか? まず冒頭の「ガチ中華」では、大阪・島之内近辺に最近増殖中の〝中国人が作る現地料理の店〟を厳選。巨大な鉄鍋にパンを焼きつけながら肉野菜を煮込む「鉄鍋鈍」に、西安の不思議な麺「リャンピー」、羊料理縛りの店など、日本語がほとんど通じないアウェイな空間で、未知で未踏の美味に出合うことができます。そしてブームが続く「町中華」は、関西に星の数ほどある町中華から、特にキャラが立っている8店を。焼きそばとワンタンしかない店、京橋の路地裏の上海ママ料理など、地元で昔から愛される名店が登場します。お口直しは、京都のシュッとしたモダンな2店の「ゴチ中華」で。中国と韓国のおいしいとこ取り的な「コリアン中華」では、ジャジャン麺やホットクなどギャル(!)にも人気の韓式中華を紹介します。締めくくりは、やっぱりはずせない神戸の老舗中華。また謎の料理名や用途不明な調味料の解説コラムもあり、おいしくて面白くてためになる中華特集に仕上がっています。 もちろん連載もギア全開。神戸元町の喫茶店モーニング、カレー博士水野仁輔さんのエッセイ、編集顧問の門上武司さんLOVEのヘレカツ、ミルクボーイ駒場孝さんの「こまから手帖」、大阪・神戸・京都・東京のライター推し名店…と、文字量も情報量も盛りだくさん(笑)。まだまだ寒いこの季節に、家でじっくり読みたい、いや読んだらやっぱり食べに出かけたくなる、魔性の一冊となっています。 目次 2 あま、から。 写真=長野陽一 4 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 9 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 編集長より さよならのこっち側 文=江部拓弥 写真=大沼ショージ 18 きみは鉄鍋炖を食べたか 文=石田ゆうすけ 写真=鈴木泰介 25 なんちゅうか、ガチ中華 文=寺下光彦 写真=佐伯慎亮 40 あなたの知らない中国料理の世界 料理名篇「なぜ古い肉を食べるのか?」 文=木公山大可 48 シンプル・イズ・江洋軒。 文=安田謙一 写真=エレファント・タカ 50 栄来軒でキン肉マンを思い出す。 文=団田芳子 写真=西島渚 53 思えばワンワンへ来たもんだ。 文=小林明子 写真=中村寛史 56 芦屋三十番物語。 文=福山嵩朗 写真=塩崎聰 64 上海ママ料理を食べに行く。 文=大迫知信 写真=木下清隆 66 都島には第三の王将がある。 文=猪鹿蝶子 写真=金子山 68 みんなの、ちゅん。 文=竹崎梅子 写真=鈴木誠一 70 東来春は春うらら。 文=スズキナオ 写真=渡部健五 73 あまからcookingwith Class S プレミア 84 あなたの知らない中国料理の世界 料理名篇「花も豆も辣も醬も」 86 コリアン中華、コリャびっくり 文=脇本暁子 写真=岡森大輔 94 京都「コンテンポラリー・チャイニーズ」 文=西村晶子 写真=ハリー中西 101 杏杏は、いいなぁ。 文=中岡愛子 写真=遠藤素子 106 味に魅かれて通う店 111 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 113 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 115 大阪 発酒オーーライ。 文=廣田彩香 写真=中島真美 117 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 118 #和食が知りたい 写真=東谷幸一 139 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 140 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 141 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 142 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 144 故郷を離れて 写真=田附勝 148 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 149 あまからスーパースター列伝 150 アウト・オブ・タイム 150 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 152 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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【サイン本】ちょっと踊ったりすぐにかけだす
¥1,870
SOLD OUT
『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』 古賀及子 ※サイン入りです。 ※サインの横のひとことは、ランダムに発送いたしますので、写真のもの異なる場合がございます。 B6判 縦182mm × 横128mm 320ページ ウェブメディア「デイリーポータルZ」編集部員・ライターの著者による大人気ウェブ日記を書籍化。書き下ろしを含む2018年から2022年までの日記より、103日分をあつめた傑作選がついに刊行! 母・息子・娘、3人暮らしの愉快で多感な〈日記エッセイ〉 【推薦のことば】 実験室みたいな、RPGみたいな、部室みたいな親子の時間。 あー、今からでも、古賀さん家の子に生まれたい! ――岸本佐知子(翻訳家) 目次 2018年 心の霧が晴れた隠喩 一緒に普通の量を食べて生きていこう 2019年 どこかの母の模倣だな こんなでたらめな昼飯があるのか 雨のついた網戸に消しゴムなげてみ 「楽しいよ!」と書いてあると泣きそうになる 資産を有効活用して一日気分がいい 鋭角的にかわいい、鈍角的にもかわいい 水筒という家事がある 空気があったまって膨張したんじゃないの 俺はどうなってしまうのだろう 「あるなら食べる」ほど豊かなことはない 今日の3時ごろすごかった クイズの脇が甘い ケーキに隙間をみつけてくやしくて泣いた 0.5人の自分 みんなかわいいかわいいと言って見ています 思えばずっと誰かの歯が抜けていた 冷蔵庫ではないこれはタンスだ フィクションは雑でも平和だが現実は優しいほうがいい それでもサンタは強引に来た 2020年 横からスッとドラえもんが入ってくる ぬいぐるみが助け いつも私をどん欲に確認する ていねいに細かく拾って牽制していく 月ばかりみているがそれがいい 椅子の下を這って通り過ぎた 屈辱要素なくわたしをパシらせて 決めてもらえると楽でありがたい 28年の月日を経て落第がむくわれた 子どもが子どもの世界の情報を交換している なみへい、ふな 今日もかわいいですね 純粋なから揚げの行列 やることがなくて優雅 きっと一生なおらない 体はコンビニに入っていった 送り迎えのことばかり考えていた 気球の絵だ ふたりで絶対に半分 夜中に目を覚ましたいからもう寝る チャーハンに気持ちが集中した いつも自分を気分よくしている 元服である みんな歯を投げているらしい ナンから煙が出ているぞ 心を揺さぶらない映画を見きわめる 塩で召し上がるのは後ろめたい ちょっと踊ったりすぐにかけだす つつみかくさない自意識 誰かが重いな 真逆の「屋」が来てしまったな 知ってるやつ以外ぜんぶうそみたい サンタが誰かを知っている人にも来る 全身に力を込めて体をぶるぶるふるわせるから見てて 意外な思春期の来かたをしている スーコー言わずに飲んでみよ 2021年 あとはエアコンだけある いまいちばんどうでもいいこと 歯が小さいのだが 私だけが実情を知り不明を実感している、わかっている私がいちばんわかっていない 30秒は10秒が3個 歯の皮一枚 腸壁の側を皮膚にする なにも起こらない予感 菓子パンは子にやる 糊を買いにいこうくらいの誘い 世界一の墓 餃子の数を数えて とらわれなさが真実をつかむ コロナ時代の買い食い ピザが食べ足りないのは絶対に嫌だ 本当に家族で楽しいだろうか 午後7時25分、逮捕 らくだだと思っていますか? 世の中たいていのことはうまくいかない、なのに ウーバーイーツのみなさんがぜんぶカブの出前だったら まだまだ地力を出してはいないはずです あらぶる群衆 さまざまな感情を一度に持たすなよ ちゃんとしたファンの人が使う言葉 遊んで暮らさず商売を 治る自信のある肋骨 2022年 とりあえず子らにバナナを渡す 来たな待っていたぞ 前提としてとても明るい すべてが謎のトラックが 確認して両替を頼む 安ジャムと高ジャム ペットボトルを海に捨てない 心が遭難している 家のことは、なにもかも忘れてしまう いないと本当にいない 壺のなかのグリーンカレー 奥にある真のおかえり 目にした景色を見せて 夜に帰る 無料のお菓子はかなしいか ぬいぐるみは動の物 じゃあなにを食べていたのか 今日は絶対に死ねない 静かに静かに終わっていく 骨といわれたほうがよかった あとがき 古賀及子(コガチカコ) 1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。ライター、編集者。 2003年ウェブメディア『デイリーポータルZ』にライターとして参加、2005年同編集部に所属。『納豆を1万回混ぜる』『決めようぜ最高のプログラム言語を綱引きで』『アイドルの話はプロレスの話に翻訳できるか ~文化にも通訳が必要だ~』などを執筆。 2018年10月はてなブログで日記の毎日更新を開始し、2019年からは同人誌としての頒布も行う。日記は現在もnoteに不定期で更新している。
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【サイン本】歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む
¥1,320
SOLD OUT
『歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む』 上坂あゆ美 / 岡本真帆 ※お二人のサイン入りです。 B6変形並製、160ページ 装丁:寄藤文平 「歌集副読本」とは歌集を味わい尽くすための助けとなる読みものです。 2つの出版社(ナナロク社と書肆侃侃房)の2022年の話題の歌集2冊の著者が、互いの歌集の魅力について、愛情こめて書き合いました。 「歌集をどう読めばいいのかわからない」という方にもおすすめの一冊です。 目次 ・はじめに 歌集副読本とは何かと本書について ・著者紹介 二人の歌人と二冊の歌集、それぞれの短歌十首 ・上坂あゆ美が『水上バス浅草行き』を読む はじめに / スピッツ事件 / 岡本真帆太陽説 / あの短歌のひと / 好かれなくてもいい / 岡本真帆とは犬なのか / 僕がやりました / なくなってもいいよ / 入らないでください(犬は可) / おわりに ・岡本真帆が『老人ホームで死ぬほどモテたい』を読む はじめに / 黒いページに挟まれて / 不和、それでも家族であること / 不器用なわたし、ままならない世界 / 父親への追悼歌 / 魂の守り方 / 丁寧じゃないけど / 生きてやるぞという覚悟 / おわりに ・巻末作品 上坂あゆ美の短歌とエッセイ 短歌「罪と蟻の巣」 エッセイ「でこぼこな信念」 岡本真帆の短歌とエッセイ 短歌「あかるい花束」 エッセイ「短歌のけもの道」 上坂あゆ美(うえさかあゆみ) 91年、静岡県生まれ。2017年から短歌をつくり始める。2022年2月に第一歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』を書肆侃侃房から刊行。現在5刷。Twitter:@aymusk 岡本真帆(おかもとまほ) 1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。2022年3月に第一歌集『水上バス浅草行き』をナナロク社から刊行。現在6刷。Twitter:@mhpokmt
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ナンセンスな問い 友田とんエッセイ・小説集Ⅰ
¥2,200
『ナンセンスな問い』友田とんエッセイ・小説集Ⅰ 友田とん ※サイン入りもございます。 ※書き下ろしエッセイがついたペーパー付きです。 四六判(変形)上製、224ページ 装画 土屋美久 装丁 中村圭佑 『『百年の孤独』を代わりに読む』『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』などの著作、あるいは出版社「代わりに読む人」の活動で知られる友田とんさん待望の作品集。 連作エッセイ「本屋に行く」、小説「私の応援狂時代」ほか、各媒体に掲載された作品に書き下ろしを加えて単行本化。 独特の「可笑しさ」を秘めた作品群。そもそものスタート地点が間違っているような「ナンセンスな問い」を、愚直に、真摯に問い続けることで生まれてくるユーモアが、読者を見たことがない場所に導きます。 本屋には行く。なぜなら、体にいいからだ。 「ナンセンスな問いに私は駆り立てられる。そこには意味など何もないし、問うたところで社会が変わるというようなものでもない。しかし、しばしば当然と思っているところに風穴を空けてくれることがある。問わなければ気づきもしなかったことが、初めて目に留まる。いつもの日常がちょっと違って見えてくる。世界が可笑しさに満ちてくる。満ちてきたらどうなのだと言われると、困ってしまうが、困ったなあと言いながら、私は今日もナンセンスな問いを発している。」(本文より) 友田とん 作家、編集者。京都府生まれ。可笑しさで世界をすこしだけ拡げるひとり出版レーベル「代わりに読む人」代表。博士(理学)。 大学では経済学、大学院では数学(位相幾何学)を研究し二〇〇七年に博士(理学)を取得。企業でコンピュータサイエンスの研究者・技術者として勤務する傍ら、『『百年の孤独』を代わりに読む』を文学フリマ東京で発表。同書を書店に置いてもらうため営業(行商)しながら全国を巡る。その後、「代わりに読む人」を立ち上げ、独立。自著のほか『うろん紀行』(わかしょ文庫)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一)、文芸雑誌『代わりに読む人』を刊行している。 著書に『『百年の孤独』を代わりに読む』、『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』シリーズ(代わりに読む人)。共著に『ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂出版部)。ほか、寄稿多数。
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ふたりのアフタースクール
¥1,980
『ふたりのアフタースクール』INEを作って届けて、楽しく巻き込む 太田靖久・友田とん 四六判、195ページ 双子のライオン堂書店で、2020年末から始まった小説家の太田靖久さんと作家・編集者の友田とんさんによる「作ったZINEを本屋に売り込みする話」連続対談イベントがの書籍化したものです。 目次 004 まえがき 太田靖久 009 1 2020.12.10(木) 19:30~ 作ったA.ZINEを本屋に売り込みする話 045 2 2021.3.25(木) 19:30~ 作ったZINEを本屋に売り込みする話 ZINE作りのいまとこれから 079 3 2021.9.22(水) 19:00~ 作ったZINEを本屋に売り込みする話 ZINE作りの活動の拡張 111 4 2022.4.9(土) 18:00~ 太田さん 友田さんの問答対談! 本屋と本気で遊ぶ文芸活動 ~ZINE作りから始まった展示と出版の実践~ コラム 158 ZINEの妙味 太田靖久 176 作って、売って、考えたこと。 友田とん 194 あとがき 友田とん
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冊子10冊セット
¥55,000
『冊子10冊セット』 洋雑誌などに付いていた冊子の10冊セットです。 ※どれも古書ではないのですが保管状態が完璧ではございませんのでそれなりの状態です。 1.『BETTIE KLINE』RICHARD PRINCE 191mm × 148mm、112ページ PURPLE FASHION magazine F/W 2012/2013 Issue 18に付いていたものです。 2.『RYAN MCGINLEY Reach Out, I'm Right Here』 211mm × 173mm、32ページ IMA Vol.1 2012 Autumn に付いていたものです。 3.『Victory of Youth』Pieter Hugo × Riccardo Tisci 268mm × 205mm、80ページ DOCUMENT S/S 2018 No.12に付いていた冊子というかBOOKです。 4.『Gus Van Sant』 298mm × 211mm、32ページ S MAGAZINEに付いていたものです。 5.『Demelza Kids by Juergen Teller』 300mm × 230mm、40ページ ARENA HOMME PLUS W/S 2019 Issue50 創刊25周年記念号に付いていたものです。 6.『System Supplement』Jurgen Teller 300mm × 230mm、136ページ SYSTE MAGAZINE S/S 2017 Issue 9に付いていたものです。 7.『the richard prince purple book』 284mm × 211mm、80ページ PURPLE FASHION magazine F/W 2012/2013 Issue 18に付いていたものです。 8.『THE TAKASHI HOMMA PURPLE BOOK』landscapes 284mm × 211mm、48ページ PURPLE FASHION magazine F/W 2016/2017 Issue 26に付いていたものです。 9.『THE CARSTEN HÖLLER PURPLE BOOK』birds 284mm × 211mm、80ページ PURPLE FASHION magazine S/S 2017 Issue 27に付いていたものです。 10.『THE GEORGE CONDO PURPLE BOOK』mister nicotine 284mm × 211mm、68ページ PURPLE FASHION magazine S/S 2015 Issue 23に付いていたものです。
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サンドイッチブルース
¥1,980
『サンドイッチブルース』 森田三和(ミアズブレッド店主) ループ舎 ヨコ103mm ☓ タテ170mm 200ページ 奈良にあるパン屋MIA’S BREAD(ミアズブレッド)の店主・森田三和さんによる初のエッセイ・日記集。 25年ほど前にオープンし、今や全国にファンも多いMIA’S BREAD。 ですが、この『サンドイッチブルース』にはサクセスストーリーや人生のヒントがずばり書かれているわけではありません。今日も明日も続く、普通の話が主役です。 本書は、side A、side Bと両面開きになっています。 side Aのエッセイは、森田さんが思う、身の回りのあれこれ話を。 side B の日記は、森田さんが毎日綴っている日記から抜粋して。 レコードのように、その日の気分で開く楽しみのある一冊です。 今までの“普通”があっという間に“普通”でなくなってしまう時代。あなたの“普通”と森田さんの“普通”を持ち寄って、一対一の会話をしませんか。 森田三和(もりたみわ) 大阪芸術大学デザイン学科卒。グラフィックデザイン、テキスタイルデザイン、雑貨店等の仕事を経て高校生の頃からきまぐれに焼いていたパンに夢中になる。 1997年に「MIA'S BREAD(ミアズブレッド)」をオープン。 著書に『ミアズブレッドのサンドイッチのつくり方』『ミアズブレッドのパンに合う「食べるスープ」のつくり方』『ミアズブレッドのとっておきのサンドイッチのつくり方』(すべてマーブルトロン)、『ミアズブレッドのパンづくりとおいしい食べ方』(東京地図出版)、『ミアズブレッドのパンとサンドイッチ』(天然生活ブックス)など。
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灯光舎 本のともしび 第1期5冊セット
¥9,460
SOLD OUT
『灯光舎 本のともしび 第1期5冊セット』 ①『どんぐり』 寺田寅彦 / 中谷宇吉郎 山本善行 撰 183mm × 123mm 80ページ、上製 装幀 野田和浩 ②『石ころ路』灯光舎 本のともしび 田畑修一郎 山本善行 監修 B6変型判 縦183mm × 横123mm 120ページ、上製 ③『かめれおん日記』灯光舎 本のともしび 中島敦 山本善行 監修 B6変型判 縦183mm × 横123mm 112ページ、上製 ④『木の十字架』灯光舎 本のともしび 堀辰雄 山本善行 監修 B6変型判 縦183mm × 横123mm 112ページ、上製 ⑤『シュークリーム』灯光舎 本のともしび 内田百閒 山本善行 監修 縦183mm × 横123mm 160ページ、上製
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【サイン本】鯨オーケストラ
¥1,870
SOLD OUT
『鯨オーケストラ』 吉田篤弘 ※サイン入りです。 四六判、256ページ 人はみな、未来に旅をする 『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』 そして――。 静かに心が共振する、希望の物語。 僕は地元のラジオ局で深夜の番組を担当している。 ある日、17歳の時に絵のモデルをしたことを話したところ、 リスナーから、僕によく似た肖像画を見た、と葉書が届く――。 土曜日のハンバーガー、流星新聞、キッチンあおい、行方不明の少年、多々さん、鯨オーケストラ――すべてが響きあって、つながってゆく。 小さな奇跡の物語がここに終わり、ここから、また始まる。 目次 007 サイレントラジオ 025 絵の中の自分 041 モカシンの深海魚 057 時間の迷子 073 すべてがちょうどいい食堂 087 子どもの頃の昨日のつづき 101 クロスワードパズル 115 ジグソーパズル 135 吹き替え 151 天国から帰ってきたスパイ 175 光の中のアリア 197 再会 213 間違えられた男 233 小さなオーケストラ
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【サイン本】ラーメンカレー
¥1,870
SOLD OUT
『ラーメンカレー』 滝口悠生 ※サイン入りです。 四六判、264ページ 「すべての出会いは運命的だ」 35歳、9月。ロンドンで高校の同級生の結婚式に参加した。 仁と茜の夫婦は、茜の古い友達を訪ねてペルージャまで足を延ばす。 そして窓目くんは、結婚式でシルヴィに出会ってしまったのだった。 ――言葉と記憶があふれだす、旅の連作短編集。 滝口悠生(タキグチユウショウ) 1982(昭和57)年東京生れ。2011(平成23)年、「楽器」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2015年、『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年、「死んでいない者」で芥川賞を受賞。他の著書に『寝相』『茄子の輝き』『高架線』『長い一日』などがある。
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宇宙の日|柴崎友香
¥660
『宇宙の日』 柴崎友香 A6判 /中綴じ 24ページ 装幀:横山雄(BOOTLEG) 装画:山口洋佑 ”5月5日は宇宙の日。 だんだんと強く、速くなるドラムの音が、わたしの足から頭へと突き抜けていって、その音によって前後に揺り動かされている頭を一瞬止めて目を開けると、深い青色の空が見えた。” 小説家・柴崎友香が、ROVOの日比谷野音公演をひたすら書いた短篇を、1冊の小さな本にしました。 ページをめくるたび、ライブで音楽を聴く喜びが溢れ出します。 またライブという生きた場所で音楽に浸りたくなります。 「あとがき」は2020年4月27日に著者が書き下ろしました。 いま、そしてこのさき何度でも、手にとって、ページを開いて音楽の中へ。
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【サイン本】インディアナ、インディアナ
¥2,100
SOLD OUT
『インディアナ、インディアナ』 レアード・ハント / 柴田元幸 訳 ※柴田元幸さんのサイン入りです。 188mm × 127mm 256ページ 長らく絶版になっていた、とても、とても美しい小説が復刊です! 装幀・装画は横山雄さん。この小説の静かな哀しみに寄り添います。 “切れぎれの回想、現在のノアの心理、オーパルからの手紙、ノアの父ヴァージルや母ルービーをめぐる一連の奇妙な逸話…。 事実は見えなくても、ノアの胸に満ちる強い喪失感は、一ページ目からはっきり伝わってくる。その静かな哀しみが、ノアと猫たちとのどこかとぼけたやりとりや、ノアの父親ヴァージルのやたらと衒学的な物言いなどから浮かび上がる淡いユーモアと絶妙に混じりあい、それらすべてが、文章教室的規範から逸脱することを恐れない自在の文章で語られることによって、この作品を、昨今の小説には稀な、とても美しい小説にしている” (訳者・柴田元幸) レアード・ハント 1968年シンガポール生まれ。少年時代に祖母の住むインディアナの農場に移り、ここでの体験がのち小説執筆の大きなインスピレーションとなる。これまでに『インディアナ、インディアナ』『優しい鬼』『ネバーホーム』(以上、邦訳朝日新聞出版)、The Evening Road など長篇九冊を刊行。『ネバーホーム』は2015年フランスで新設された、優れたアメリカ文学仏訳書に与えられるGrand Prix de Littérature Américaine第一回受賞作に。最新作Zorrie (2021)は全米図書賞最終候補となる。現在、ブラウン大学教授。 柴田元幸(しばたもとゆき) 1954年、東京生まれ。米文学者、翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン(上・下)』(トマス・ピンチョン著、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』の責任編集も務める。
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珈琲の建設 新装版
¥1,870
『珈琲の建設』新装版 オオヤミノル 131mm × 180mm 96ページ 仮フランス装 写真:キッチンミノル デザイン:仲村健太郎 編集:堀部篤史 出版社:誠光社 2017年の刊行以来、長らく品切れ状態が続き、数多くの問い合わせを頂いていた一冊がついに新装復刊です。野蛮なエスプリと高邁な屁理屈で語り尽くす、コーヒーの技法、美味しいの境界線、喫茶店という文化。 ※同時に同じくオオヤミノルさんの『喫茶店のディスクール』も発売になります。ぜひご一緒に! もくじ 第一考 コーヒーのイメージの変遷について 第二考 豆を買うことについて 第三考 ドリップすることについて 第四考 コーヒーを味わうということについて 第五考 喫茶店でコーヒーを飲むことについて あとがき オオヤミノル ナショナリスト キライ。無意識な職業蔑視 大キライ。無知でいいとの考え キライ。体型に無頓着な人 キライ。笑えないコト 大キライ。無意味な説明 キライ。お近づきになりたがっている人 キライ。細切り豚肉 大キライ。権威主義者を肯定する人 キライ。ブラック労働者 キライ。で珈琲の仕事35年。
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喫茶店のディスクール
¥1,870
SOLD OUT
『喫茶店のディスクール』 オオヤミノル 四六判変型 143ページ 仮フランス装 写真:キッチンミノル デザイン:STUDIO NAKAMURA KENTARO 編集:堀部篤史 出版社:誠光社 われわれは一体誰と契約をしているのか? SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた 消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。 自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。 金言だらけの与太話再び。 ※あわせて、第二刷りが完売して以降、多くのお問い合わせを頂いておりました『珈琲の建設』も新装版として復刊ですので、未読の方はぜひご一緒に! もくじ ―「パチャママ」の頃 ― 第一考 職業意識の変化 ―「シティライト」の頃 ― 第二考 資金の調達について ―「ウサギ」の頃 ― 第三考 ローカルであることの必然性 ―「オオヤコーヒー焙煎所」の頃 ― 第四考 いいヤツでいこう ― サンフランシスコ視察と「KAFE工船」の頃 ― 第五考 共有財産の私物化と、権威主義の横行 ― グランド・オオヤコーヒーホテル構想 ― 第六考 作り手ではなく飲み手、もらい手ではなく出した側 あとがき オオヤミノル ナショナリスト キライ。無意識な職業蔑視 大キライ。無知でいいとの考え キライ。体型に無頓着な人 キライ。笑えないコト 大キライ。無意味な説明 キライ。お近づきになりたがっている人 キライ。細切り豚肉 大キライ。権威主義者を肯定する人 キライ。ブラック労働者 キライ。で珈琲の仕事35年。
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【サイン本】幡野広志『写真集』
¥2,970
SOLD OUT
『写真集』 幡野広志 257mm × 183mm 128ページ 「Nikon Juna21」を受賞した「海上遺跡」ほか、「いあだきます、ごちそうさま。」「優しい写真」と、今日までのキャリアを代表する作品を収録。 きっとたくさんの人のこころを撃つ、はじめてで最高の「写真集」です。
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【サイン本】STRUGGLE IN THE SAFE PLACE|RYU OKUBO
¥7,700
SOLD OUT
『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』 オオクボリュウ|Ryu Okubo 190mm × 260mm 148ページ 上製本+テキスト冊子 2022年4月にPARCEL(東京)で開催された個展『Struggle In The Safe Place」に関連して出版されたオオクボリュウさんの3作目となる作品集。個展会場で発表された大型のペインティング、ドローイング作品を148ページにわたり詳細に収録。 オオクボリュウ|Ryu Okubo 2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。 個展に「Struggle In The Safe Place」(2022、PARCEL)、「Like A Broken iPhone|アイフォン割れた」(2016、CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、『まいにちたのしい』(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat.PUNPEE」(2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou」(2016)、「group_inou / 9」(2012)、「PSG / 寝れない!!!」(2011)など。
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オオクボリュウ2冊セットA
¥9,900
SOLD OUT
『オオクボリュウ2冊セットA』 オオクボリュウさんの作品集『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』(サイン入り)と『Like A Broken iPhone(アイフォン割れた)』の2冊セットです。 ① 『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』※サイン入りです。 オオクボリュウ|Ryu Okubo 190mm × 260mm 148ページ 上製本+テキスト冊子 2022年4月にPARCEL(東京)で開催された個展『Struggle In The Safe Place」に関連して出版されたオオクボリュウさんの3作目となる作品集。個展会場で発表された大型のペインティング、ドローイング作品を148ページにわたり詳細に収録。 ② 『Like A Broken iPhone(アイフォン割れた)』 ※古書になります。 195mm x 148mm カラー208ページ ソフトカバー ※初版本です。 ※状態は写真でご確認ください。 2016年4月、CALM & PUNK GALLERY(東京)にて開催された個展「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」の内容を記録した初の作品集がリニューアル(カバー付き・収録内容の変更はありません)。 会場で展示されたペインティング、ドローイング、テキスタイル、立体作品100点以上をすべて掲載。その他、制作の様子や会場風景、インタビューを収録。 (デザイン・菊地昌隆、写真・吉川周作) オオクボリュウ|Ryu Okubo 2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。 個展に「Struggle In The Safe Place」(2022、PARCEL)、「Like A Broken iPhone|アイフォン割れた」(2016、CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、『まいにちたのしい』(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat.PUNPEE」(2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou」(2016)、「group_inou / 9」(2012)、「PSG / 寝れない!!!」(2011)など。
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オオクボリュウ2冊セットB
¥11,660
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『オオクボリュウ2冊セットB』 オオクボリュウさんの作品集『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』(サイン入り)と『Like A Broken iPhone(アイフォン割れた)』の2冊セットです。 ① 『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』※サイン入りです。 オオクボリュウ|Ryu Okubo 190mm × 260mm 148ページ 上製本+テキスト冊子 2022年4月にPARCEL(東京)で開催された個展『Struggle In The Safe Place」に関連して出版されたオオクボリュウさんの3作目となる作品集。個展会場で発表された大型のペインティング、ドローイング作品を148ページにわたり詳細に収録。 ②『Like A Broken iPhone(アイフォン割れた) 』リニューアル版 195mm x 148mm カラー208ページ ソフトカバー 2016年4月、CALM & PUNK GALLERY(東京)にて開催された個展「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」の内容を記録した初の作品集がリニューアル(カバー付き・収録内容の変更はありません)。 会場で展示されたペインティング、ドローイング、テキスタイル、立体作品100点以上をすべて掲載。その他、制作の様子や会場風景、インタビューを収録。 (デザイン・菊地昌隆、写真・吉川周作) オオクボリュウ|Ryu Okubo 2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。 個展に「Struggle In The Safe Place」(2022、PARCEL)、「Like A Broken iPhone|アイフォン割れた」(2016、CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、『まいにちたのしい』(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat.PUNPEE」(2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou」(2016)、「group_inou / 9」(2012)、「PSG / 寝れない!!!」(2011)など。
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オオクボリュウ2冊セットC
¥8,800
SOLD OUT
『オオクボリュウ2冊セットC』 オオクボリュウさんの作品集『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』(サイン入り)と『ANOTHER PENCIL』の2冊セットです。 ① 『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』※サイン入りです。 オオクボリュウ|Ryu Okubo 190mm × 260mm 148ページ 上製本+テキスト冊子 2022年4月にPARCEL(東京)で開催された個展『Struggle In The Safe Place」に関連して出版されたオオクボリュウさんの3作目となる作品集。個展会場で発表された大型のペインティング、ドローイング作品を148ページにわたり詳細に収録。 ② 『ANOTHER PENCIL』 ※古書になります。 B6(182mm x 182mm) カラー64ページ/ソフトカバー 発行:株式会社 INS Studio 発行日:2019年2月 ※2ND Editionです。 ※状態は写真でご確認ください。 近年オオクボが取り組んでいるドローイング作品を収録した一冊。 全ページにわたり、カラーとモノクロで描かれたキャラクターが登場し、世界観をお楽しみいただけます。 2016年4月、CALM & PUNK GALLERY(東京)にて開催された個展「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」の内容を記録した初の作品集がリニューアル(カバー付き・収録内容の変更はありません)。 会場で展示されたペインティング、ドローイング、テキスタイル、立体作品100点以上をすべて掲載。その他、制作の様子や会場風景、インタビューを収録。 (デザイン・菊地昌隆、写真・吉川周作) オオクボリュウ|Ryu Okubo 2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。 個展に「Struggle In The Safe Place」(2022、PARCEL)、「Like A Broken iPhone|アイフォン割れた」(2016、CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、『まいにちたのしい』(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat.PUNPEE」(2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou」(2016)、「group_inou / 9」(2012)、「PSG / 寝れない!!!」(2011)など。
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【サイン本】I'M HERE|間芝勇輔
¥1,980
『I'M HERE』 間芝勇輔 ※サイン入りです。 B6 サイズ / 上製本 / クロス装 / 表紙銀箔押し 192ページ / ※通常版300部限定 CD ジャケット、書籍、広告など様々な媒体のアートワークを手がけるイラストレーター間芝勇輔による作品集。 描き下ろしを含む個展で制作されたモノクロ作品約100点と8ページのマンガのようなゆるいストーリーを収録。 一見版画のようにも見えますが、すべて筆を用いて墨で描かれています。ページを開けば怪しくもかわいげなユーモラスな作品世界が広がります。
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新百姓 0号 テーマ「問う」
¥2,200
SOLD OUT
『新百姓』0号 テーマ「問う」 編集長:おぼけん ※写真のものは「473※888※」ですが、お届けするものは別の番号になることもございます。 B5判、182ページ 発酵人:施依依 DTP:SUGIMOTO ※888部限定発行 ■雑誌『新百姓』とは 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探求している人たちの問いと実践の物語を紹介する雑誌です。 ■0号は限定888冊 雑誌『新百姓』は発行部数を限定し、増刷を行いません。 表紙に印字してある番号「123※888※」は、「固体番号※総発行部数※」を示すことで、書籍の固有性と価値を証明します。なお本書の内容自体は、WEBにて日英中3ヶ国語にて、無償で公開いたします。 目次 002 創刊によせて 中沢新一 005 Chapter1 新百姓宣言 039 Chapter2 新百姓的考現学 040 なぜこの場所は人間の創造性を解放するのか? 048 なぜこの場所は資本主義に縛られず、資本主義で遊べているのか? 067 Chapter3 0号特集 どうすれば人間がシステムに支配されない未来を築けるか? 068 山極先生、人間の創造性、その正体ってなんですか? 090 泰蔵さん、なんで人間はシステムに隷属してしまうんでしょうか? 110 まゆみさん、自分の生活を自分でつくるって楽しいですか? 127 Chapter4 新百姓、物語る 128 創刊特別対談 発行人と編集長のなんでだろう対談 136 新百姓に至る問いの変遷 147 Chapter5 新百姓の見方 148 「問う」のコンテキスト 150 『新百姓』100のテーマ 152 YABABON ぼくらの世界の見方を変えたヤバイ本たち[0号参考図書] 156 MUSIC 常識をこえて、自分の道をつらぬく勇気がわいてくる一曲 158 MOVIES 常識をこえて、自分の道をつらぬく勇気がわいてくる一本 176 写真解説 180 グッバイ資本主義 0号 編集後記にかえて
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みんなでつくる中国山地 2022 生業号
¥2,750
『みんなでつくる中国山地』2022 生業号 003号 B5版変型 242mm × 184mm 180ページ 特集:ここで、食っていけるの? メニュー1「食っている」モノたち ルポ 付録 エッセイ コラム1、2 レポート メニュー2 みんなで「食っている」 分析 紹介 密着 コラム レポート メニュー3「食っている」を考える 論考1、2、3 座談会 論考4 まとめ これが、中国山地的「食っていく」だ!!! 森田一平 おかげさまで、元気にやってます。 論説 輪の市 フォトエッセイ ずっとずっと鳴り止まない 『みんなでつくる中国山地』 過疎の発祥の地・中国山地から「過疎は終わった!」と大胆に問いかけ、2020年から100年間発行することを掲げた新しいかたちの年間誌です。 過疎=何もない、と思いこんできた中国山地に新たな価値を見いだす営みの記録を通じて、ここに暮らす人たちをつなぎ、ともに次なる社会を提示します。
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みんなでつくる中国山地 2019 のろし号
¥2,200
『みんなでつくる中国山地』2019 のろし号 0号 B5版変型 242mm × 184mm 136ページ 特集:過疎は終わった!/ 風は変わった。 目次 第1章 ここから始まる! 第2章 中国山地でなぜ過疎は生まれたのか 第3章 未来に先着する中国山地 フォトギャラリー 創刊に寄せて 邑南町長 石橋良治 中国山地とは「連なり」の地 中国山地「新たな連なり」宣言 中国山地編集舎とは 編集後記 『みんなでつくる中国山地』 過疎の発祥の地・中国山地から「過疎は終わった!」と大胆に問いかけ、2020年から100年間発行することを掲げた新しいかたちの年間誌です。 過疎=何もない、と思いこんできた中国山地に新たな価値を見いだす営みの記録を通じて、ここに暮らす人たちをつなぎ、ともに次なる社会を提示します。
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みんなでつくる中国山地 2020 創刊号
¥2,640
『みんなでつくる中国山地』2020 創刊号 001号 B5版変型 242mm × 184mm 164ページ 特集:地元から、世界を創り直す! 目次 特集1 暮らしの現場から生まれる新しい「地元」のかたち ルポ 解説 特集2 コロナ危機、「地元」から暮らしと世代をつなぎな直す オンラインシンポジウム 提言 特集3 新しい「地元」をつくる新しいアプローチ 座談会 論考1、2 輪の市「過疎の終わり」 フォトエッセイ おーい おーい そちらはどうですか 100年続ける企画 いまつくられている中国山地 ほか 『みんなでつくる中国山地』 過疎の発祥の地・中国山地から「過疎は終わった!」と大胆に問いかけ、2020年から100年間発行することを掲げた新しいかたちの年間誌です。 過疎=何もない、と思いこんできた中国山地に新たな価値を見いだす営みの記録を通じて、ここに暮らす人たちをつなぎ、ともに次なる社会を提示します。
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みんなでつくる中国山地 2021 くらし号
¥2,640
『みんなでつくる中国山地』2021 くらし号 002号 B5版変型 242mm × 184mm 164ページ 特集:暮らしが買えると思うなよ! 目次 稼ぐ呪縛から自由になる5つのキーワード 1 暮らしをデザインする ルポ 「つくる」の現場を訪ねて 森田一平 セッション 暮らしを変えるわたしの一歩! 2 身体性を取り戻す 紀行 つくる。楽しむ。暮らす。 過疎を生き抜いた「確かさ」 重原沙登子 3 時間を重ねる フィールドワーク 手渡されてきた暮らしの舞台 たたらがつくった風景 宍戸俊悟 4 つながりをつむぐ タイポロジー 甲奴と中和 その場所を選んだ理由 5 暮らしの生態学を描く 論考 暮らしを組み直す時代 中国山地からの静かな革命 藤山浩 !!!もやもや ほか 『みんなでつくる中国山地』 過疎の発祥の地・中国山地から「過疎は終わった!」と大胆に問いかけ、2020年から100年間発行することを掲げた新しいかたちの年間誌です。 過疎=何もない、と思いこんできた中国山地に新たな価値を見いだす営みの記録を通じて、ここに暮らす人たちをつなぎ、ともに次なる社会を提示します。
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あしたのしごと
¥1,540
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『あしたのしごと』アジアの実践者と考える、オルタナティブな未来 コクヨ ヨコク研究所 江藤元彦 / 加賀大喜 / 金森裕樹 A5判、112ページ 株式会社リ・パブリック 編集 「自律」と「協働」をキーワードに、働く、暮らす、学ぶを考える一冊! 本書は、創業118年を迎えるコクヨの研究機関として発足した「コクヨ ヨコク研究所」が、ワクワクする未来のワークとライフを『ヨコク』する活動の一環として発刊する初めてのメディアです。「自律」と「協働」をキーワードとして、働くことや暮らすこと、そして学ぶことについて考えるきっかけとなる一冊となっています。 希望ある時代を生きていくためには、客観的な予測よりも主体的に考え、そこに向けて実践していくこと…いわば未来を『ヨコク』する姿勢が必要なのでは? そんな仮説を起点としてベトナムやインド、台湾の実践者たちと対話を重ね、「自律」と「協働」が両立する社会を自らの手でつくり出そうとする彼らの実践と思考をお伝えし、多くの人とともに探索していきたいと考えています。 目次 はじめに 自律と協働にヒントを感じ、アジアの実践者たちを訪ねる 振り返り座談会 Field1 Ho Chi Minh City, Vietnam 「なぜ?」の問いが、私とみんなの幸せをつなぐ Column:ソーシャルアントレプラナーを支援するCSIPのファム・キエウ・オアンさん。ベトナムノ若い起業家をどう見ていますか? Field2 Indore, India 街の個人商店が暮らしの変革点になる Column:スタートアップ市場で起業家たちの支援をしてきた村上矢さん。インドではなぜ、社会課題とビジネスが、なめらかにつながっているのでしょう? 振り返り座談会 Field3 台東、台湾 風土とともに耕す、私たちのアイデンティティ Column:コミュニティデザイナー、山崎亮さんが感じてきた「文化侵略」と、その解毒とは? 振り返り座談会 3つのフィールドワークを終えて、 未来をつくる人たちとの対話から見えてきた、自律と協働 あとがき これからの探索に向けて
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Hopping MAGAZINE
¥1,320
SOLD OUT
『Hopping MAGAZINE』A Magazine by Address Hopper. 市橋正太郎 編集 B5判、120ページ 生活や仕事の拠点を一つに絞らず、ある者は自宅すら所有せず、移動を中心とした「定住以外」の新しい選択肢を実践している「アドレスホッパー」と呼ばれる人たちがいる。 本書は、そんな生き方について検証を重ね、バンライフやデジタルノマドなどの文脈も包含したメジャーなライフスタイルとして定着しうるかを考える雑誌メディアです。 目次 002 プロローグ 佐々木俊尚 004 What's Address Hopping? 008 Documentary of Hoppers 010 木津歩 019 林直子 029 管大輔 037 井神渚 & 慎介 046 Got to Keeo Moving On 060 マンガ ホップちゃんのアドレスホッピング体験記 in 鹿児島 072 Food Hopping 076 Life is Hopping Vol.1 松嵜翔平 084 Special Feature ‘Education’ 086 『nui.』本間貴裕インタビュー 097 N高等学校 × ミネルヴァ大学インタビュー 105 Eriストーリー 111 Saya Smithインタビュー 120 編集後記
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【サイン本】1階革命 私設公民館「喫茶ランドリー」とまちづくり
¥1,980
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『1階革命』私設公民館「喫茶ランドリー」とまちづくり 田中元子 ※サイン入りです。 四六判、280ページ 1階が変われば、まちが変わる、ひとが変わる、世界が変わる! 1階づくりはまちづくり! 大好評だった『マイパブリックとグランドレベル』から5年、グランドレベル(1階)からはじまる、まちづくり革命の物語、完結編。 日本初の私設公民館「喫茶ランドリー」は、いまや地域活性化・再生、コミュニティデザインのアイコンのひとつとなった。その成功の秘密は、ハード/ソフト/コミュニケーションという3要素のデザイン手法にある! カフェや各種公共/商業施設など人が集うパブリックスペースのプロデュース事例、まちのさまざまな場所にベンチを設置するJAPAN/TOKYO BENCH PROJECT、さらには今注目されるウォーカブルシティについてまで、グランドレベル(1階)を活性化するヒントとアイデアが満載。まさに革命的な、まちづくりの新バイブル。装丁アジール、カバービジュアル伊藤桂司。 “私設公民館としてつくった「喫茶ランドリー」に限らず、1階づくりに携わるすべてのプロジェクトにおいて、わたしはあまねくすべての人々にウエルカム!と両手を広げた「公共的な状態」にこだわっています。1階は人々の目にふいに飛び込んでしまう場所であるからこそ、できるだけパブリックな状態をつくる、ということを心がけています。自分には関係のない場所だと感じてしまう風景に囲まれた日常と、関心を傾けたり関わったりできる風景に囲まれた日常とでは、人々の人生の質に違いが出てくると思うからです。(「まえがき」より)” 【目次】 まえがき 第1章 「喫茶ランドリー」ができるまで 第2章 喫茶ランドリーの日常 第3章 喫茶ランドリーのつくり方──グランドレベルの手法として 第4章 グランドレベルのデザイン11の事例 第5章 水と空気とグランドレベル 第6章 ベンチプロジェクトとウォーカブル──やさしくすこやかなまちのために あとがき 田中元子(タナカモトコ) 株式会社グランドレベル代表取締役。1975年茨城県生まれ。2004年より建築関係のメディアづくりに従事。2010年よりワークショップ「けんちく体操」に参加。2016年「1階づくりはまちづくり」をモットーに、株式会社グランドレベルを設立。さまざまな施設や空間、まちづくりのコンサルティングやプロデュースを手がける。2018年「喫茶ランドリー」開業。2019年「JAPAN/TOKYO BENCH PROJECT」始動。主な著書に『マイパブリックとグランドレベル』(晶文社)、『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』(エクスナレッジ)ほか。主な受賞に「2018年度グッドデザイン特別賞 グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」、「2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)」ほか。
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サテツマガジン Vol.4 イケてるともだち
¥1,800
『サテツマガジン Vol.4』イケてるともだち 210mm × 130mm 85ページ ライナーノーツ:ナツノカモ 漫画:松尾豪 イラスト:大谷葵 / リタ・ジェイ 表紙イラスト:赤羽 1.自分が誰かに紹介したい、知人、友人、憧れの人、大好きな人、好きだった人、嫉妬するくらい認めている人、恩人をご紹介して欲しい 2.人間関係についての自分の日頃の視点やスタンスを包括的にご紹介して欲しい と素敵な方々にエピソードを書いていただきました。 22の人間関係に関する物語集です。 参加者 いぬいはやとさん ハマダヒデユキさん 香椎響子さん マリナ油森さん 森田さん 柏祐太さん いまにしさん あたそさん 杉浦日向子さん 若林修平さん 逆佐亭 裕らくさん 新井リオさん かねこすずゆきさん 元気モリ子さん 中村義響さん 吉岡沙織さん みくりや佐代子さん かまがみまほさん 山羊メイルさん 立川談吉さん 平理央さん ナツノカモさん 松尾豪さん
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【傷みあり】soundtrack 別冊サテツマガジン
¥1,880
※ 古書です。中身は概ねきれいですが、表紙、角に少し傷みがあります。画像をご参照の上、ご購入下さい。 『soundtrack』別冊サテツマガジン B6判、331ページ 表紙タイトルは箔押し、青い部分が帯付きとなります。 とてもラフな音楽の雑談集です。きっかけはジャズ喫茶の副店長をしているのですが、なんか、「語りたい人」が好きとか嫌いとか愛しているとかではなく、持っているとか持っていないとか、値段とかの話になっていくのが少し嫌で、「いやいやいや、どうでもいい音楽の話が楽しいでしょうに」と思って、ただ、推敲もせずに、ダラダラと音楽話をしていたら結果、色々な場所に落とし込まれていって脱線しまくっている。というのが面白くて、本にすることにしました。 評論でもなんでもなくって、布団の中で聴いていたい他人の音楽雑談集です。 単純に音楽の雑談がしたかった。そんなどこの部室や教室、喫茶店で行われていそうな趣味の話です。 Index Episode.1 友達が広げてくれる趣味とか価値観の話 ながゆか Episode.2 ずっと残る音楽 高値 - バンドくだらない1日 (Twitter:@kudaranai_tkn Instagram:@kudaranai_takane) Episode.3 クイーンのベーシストが好きすぎる男子中学生の話 青木冬馬 Episode.4 TETORAが好きな理由 萌花(Instagram:@mek___17) Episode.5 ダンスフロアが導くあれこれ雑談 みむね lin FEARSATAN Episode.6 ライブはとてもいい 毛利幸隆 - バンド Cobalt boy (Twitter:@mouriyukitaka Instagram:@mouri1.14) Episode.7 自分が好きなものとみんなの好きなもの つかさ - 舞台女優 (Twitter:@cjcj__) Episode.8 アラサー談義。私たちのまぶい音楽ってなんだ? 長井龍 池澤・アスカ・ランガリー Episode.9 ありちゃんめっちゃいいファンやん ありちゃん(Twitter:@sakanazukushi88) Episode.10 小山市のTheピーズ好き女子高生だった頃 小野寺ひかり - 脚本家・ライター&映画監督 (Twitter:@OnoderaHikari) Episode.11 正月オン・ザ・コタツZOOM座談会 藤本一郎 蒜山目賀田 Episode.12 syrup16gへの思い入れあれこれ雑談 がっちゃん あゆたに あたそ(Twitter:@ataso00) ライナーノーツ みくりや佐代子(Twitter:@chaco_note)
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ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界
¥6,600
SOLD OUT
『ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界』アート・アンド・サイエンス・オブ・メッセージ タニア・ラポイント / 阿部清美 訳 テッド・チャン 序文 B4変型 286mm × 261mm 176ページ 【限定生産:2,500部】 ※増刷はいたしません。品切れの際はご了承ください。 アカデミー賞受賞、圧巻の6部門! 『DUNE/デューン 砂の惑星』につながる、 新たなSF映画誕生の瞬間――。 SFファンをうならせた ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作 映画『メッセージ』のアート&メイキング本! 序文は原作のテッド・チャン。 題材の新しさゆえに険しかった映像化の過程、 地球外生命体ヘプタポッドの造形の秘密、 ヘプタポッドが使用するロゴグラムの成り立ち、 過去・現在・未来......時間を演出するための独自の撮影方法、 哲学者、言語学者、物理学者の詳細な見解、 そして、2018年急逝した作曲家ヨハン・ヨハンソンの 貴重なコメントをはじめとする映画音楽のこと―― ドゥニ・ヴィルヌーヴのSF映画の原点である映画の創作過程を これまで公開されてこなかった貴重な写真とともに辿る。 CONTENTS 序文 未来はすでにそこに存在する ―― テッド・チャン 始まりと終わり ダーティ・サイエンス・フィクション シェル(殻) ――謎の宇宙船―― エイリアンとコーヒーを 異星言語学 ―ヘプタポッドの言葉― 音響と音楽 一巡 最後に ― ドゥニ・ヴィルヌーヴ 謝辞
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小さな芸術
¥3,080
SOLD OUT
『小さな芸術』社会・芸術論集Ⅰ ウィリアム・モリス / 川端康雄 訳 四六判、389ページ 1870年代の終わりから1880年代にかけての講演集8篇を収録する新訳論集。第1巻では「小さな芸術」「民衆の芸術」「芸術の目的」など、芸術と労働、自然をめぐるモリスの思想を伝える。全3巻・第1回配本 目次 小さな芸術(レッサー・アーツ) 民衆の芸術 生活の美 最善をつくすこと 文明における建築の展望 生活の小芸術(レッサー・アーツ) 芸術の目的 芸術とその作り手 編者解題 編者あとがき 索引
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台湾手帖 2020あれこれ
¥800
SOLD OUT
『台湾手帖 2020あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 72ページ 渡台のかなわなかった2020年。行けない、恋しい台湾の写真を友人に送ってもらいました。 民宿のオーナー、カメラマン、ミュージシャン、作家、ショップ店主ら愉快で可愛い25人の写真が集結。 台湾のコロナ禍が分かるものもあり、記憶に残る2020年の記録も。これはもう台湾からのラブレターです。
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台湾手帖 レトロあれこれ 上
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 レトロあれこれ 上』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 「どこか懐かしい」台湾で湧き上がるこの感情は、一度や二度ではありません。幼いころに人でごった返す市場に行ったことなどないにもかかわらず。 新しきもいいけれど、戻りたい場所はこっち側。 それらをレトロくくりで集めたら収まりきらず今回は「食まわり」に絞りました。 おいしさに紐付くあれこれ、ご笑味ください!
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台湾手帖 書店あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 書店あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 台湾には魅惑的な本屋さんがいっぱいで、重い荷物を抱えながらのハシゴがやめられません。 大きな書店から小さな本屋さんまで、そこに集う人たちがゆるやかにつながるような空気管が心地いい。 それぞれのカラーにわくわくする書店めぐりに、さぁ出掛けよう!
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台湾手帖 妙味あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 妙味あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 「妙味(みょうみ)」皆さんはこの言葉をご存知でしょうか?私は恥ずかしながら知りませんでした。 調べてみると「魅力・心惹かれる面白さ・なんとも言えない味わい」などなど。まさに、コレでした! 可愛いだけじゃない、ジワる台湾をチョイス。こんな時だから、クスッと出来るものがいいなから始まっています。
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台湾手帖 春聯あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 春聯あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 台湾のお正月に用意される赤い紙、春聯(チュンリエン)。 一年の希望や願い、はたまた可愛いイラスト。伝統の中にチラ見えする、ユニークなメッセージが面白い。 春聯沼にはまって10年余り、撮りに撮りためた春聯を、あれやこれやの視点でまとめた一冊です!
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台湾手帖 台中あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 台中あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 何度も行っているのに、分かるようで分からない不思議な都市・台中、中毒性が高いとも言えます。 台北から近いので、日帰りも可能。でも出来ることなら数日滞在して、暮らすように過ごすのが似合います。 生活の息遣いが身近な分、台湾との距離がぐっと縮まること間違いなしです。
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台湾手帖 高雄あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 高雄あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 台湾の大阪と称されることもある、第二の都市・高雄。港町らしい雰囲気は歩いているだけで楽しい。 道が広くて、どこかのんびり。大らかな人が多いと思うのは気のせいではないでしょう。 日本とのゆかりを感じる建物なども多く残る街を、時間を気にせずゆっくり歩いてみませんか?
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写真 Sha Shin Magazine 3冊セット
¥8,910
SOLD OUT
『写真 Sha Shin Magazine 3冊セット』 ①『写真 Sha Shin Magazine 創刊号』vol.1 東京 TOKYO 仕様:A5判変形・280ページ 創刊:2022年(令和4年)1月20日 発行:年2回(1月・7月) ②『写真 Sha Shin Magazine』vol.2 モザイク Mosaic A5判変形、312ページ 2022年7月20日発売 発行:年2回(1月・7月) ③『写真 Sha Shin Magazine』vol.3 スペル SPELL 2023年1月20日発売 A5判変形、288ページ
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【サイン本】Kanchenjunga|石川直樹
¥9,900
SOLD OUT
『Kanchenjunga』 石川直樹 ※サイン入りです。 400mm × 302mm 120ページ アートディレクター:加瀬 透 日本語・英語 ※1000部限定 表参道「GYRE GALLERY」で2022年12月17日より開催中の石川直樹写真展「Dhaulagiri / Kangchenjunga / Manaslu」に合わせ、最新写真集『Kangchenjunga』を刊行しました。 ヒマラヤ山脈の東、インド・ネパール国境にある難峰で、世界第三位の高さを誇るカンチェンジュンガ。山麓の街であるダージリンから8586mの山頂に至る過程で撮影された写真群から成る、大判の写真集です。 デザインを担当してくれたのは、自身がアーティストとしても活躍しているグラフィックデザイナー、加瀬透氏。本来内側にくるべきノドの部分を外側にし、余白を多く設けることで白銀の世界を表現するなど特異な造本設計が施されています。 これまでの石川氏の作品集とはまた異なるラディカルな仕様の一冊となりました。
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【サイン本】Manaslu|2022 edition
¥3,520
SOLD OUT
『Manaslu』2022 edition 石川直樹 ※サイン入りです。 H280mm×W300mm 78ページ/ハードカバー デザイン:田中貴志 発売日:2022年12月20日 「マナスルは決して登りやすい山などではない。時に残酷な表情を見せる、繊細かつ孤高の峰だったのだ。」(本文より/日本語原文) 石川直樹は2012年以来、10年ぶりにマナスルに向かい、2022年9月28日に本当の頂上に立ちました。 マナスルは1956年に日本隊によって初登頂されて以来、多くの人に登られてきましたが、最高点である8163mまで行かずに登頂が認められてしまう時代が長く続きました。マナスルの頂上付近には、いくつもピークがあり、真の頂上の直前のピークは距離にして7〜8メートル手前、標高差わずか1メートルほど。その先は足元の雪が崩れやすく、多くの人がそこで引き返していたのです。 石川も、2012年にマナスルに“登頂”したものの、同地点で引き返していました。 2022年、石川はその先にある真の頂上に立つべくマナスルを再訪。雪崩によって負傷者が続出する大荒れの天候の合間を縫い、ついに最高点に到達しました。頬に凍傷を負うほどの強風に晒され、視力も低下するなか進んだ険しい道のりに、石川は「マナスルの印象が一変した」と語ります。 2014年にSLANTから出版された写真集「Manaslu」をベースに、2022年の二度目のマナスル遠征で撮影した新作4点を収録した写真集「Manaslu」2022edition。 石川直樹/Naoki Ishikawa 1977年東京都渋谷区生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞。
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【サイン本】EVEREST|石川直樹
¥5,280
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『EVEREST』 石川直樹 ※サイン入りです。 縦245mm × 横306mm 128ページ 世界最高峰エヴェレスト(標高8,848m)。 2001年、23歳の石川直樹はチベット側からこの山に登頂。当時、世界最年少で七大陸最高峰登頂を果たす。 そして10年後。今度はネパール側から再び登頂をめざして出発。2011年5月20日6時12分、石川は再び世界最高峰の頂に立った―― 「なぜ山に登るのか。なぜまた行きたいと思うのか。いくら考えても「好きだから」という結論にしか行き着かない。こうした長期の登山遠征は、身体にこびりついた澱のようなものをすべて消し去り、自分をシンプルな状態に引き戻してくれる。行く前と後では、世界が違って見える。行くことによって、今まで進んできた道の行き先が変わる。そうした一連の変化が、優れた旅の定義であり成果だとしたら、二度のエヴェレスト登山はぼくにとって最高の旅だったというほかない」(本書より) 本書は2011年のエヴェレスト行を中心に、その後のローツェ、マカルー遠征などヒマラヤ行の際に撮影された写真を加えて構成された、石川直樹による「EVEREST」写真の集大成である。 「石川は、彼自身と共に我々をエヴェレストに誘っているようだ。一歩一歩、登るごとに肉体的な負担や疲れは耐え難くなり、ついに登頂した我々は、足元から聳え立つ荘厳な峰々を前に言葉を失う」――フィリッポ・マッジャ(キュレーター/写真評論家) ネパール・クンブー地方の交易路であるエヴェレスト街道にはじまり、世界最高峰の気高い山容、行くことすら困難な高所氷河の風景や雪崩の様子、登頂をめざす登山者たちの息遣いまでをも感じさせる、「エヴェレスト」の決定版とも呼ぶべき写真集。 石川直樹(イシカワナオキ) 1977年生。写真家。 東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了(美術)。 人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。 『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。 著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。 最新刊に、水戸芸術館や初台オペラシティをはじめ全国6館を巡回した個展のカタログでもある大冊『この星の光の地図を写す』(リトルモア)、ヒマラヤの8,000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの7冊目となる『GasherbrumⅡ』(SLANT)、これまで撮りためてきた日本の「来訪神儀礼」を集大成した『まれびと』(小学館)など。都道府県別47冊の写真集を刊行する「日本列島」プロジェクト(SUPER LABO × BEAMS)も進行中。
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【サイン本予約】石川直樹『この星の光の地図を写す <南極カバー>』
¥6,050
SOLD OUT
『この星の光の地図を写す <南極カバー>』 石川直樹 ※サイン本です。 ※151mm × 124mmの知床ポストカード3枚付です。 A4タテ変型、368ページ 写真家・石川直樹、20年の旅の軌跡をおさめた大冊、ついに完成。 海抜0mから標高8848mまで――。 北極、南極、エベレストをはじめとする世界の高峰、 北海道・知床・樺太/サハリン、沖縄から南太平洋・ポリネシアの島々…… 人と自然のあらゆる辺境を旅し、きらめく命の点滅を見つめてきた写真家・石川直樹。 「彼のように世界を見た者は、他に誰もいなかったのだ。」 これまでとは異なる視座からこの星=地球と向き合う。 ここではない場所にある人の営みに想いを馳せる。 石川直樹のまなざしを通じて世界を見ると、 この星のうえに無数にある光のあたる場所、 それぞれの命がもつ世界の中心点が見えてくる。 前人未到の記録であり、記憶のぬくもり。 いま、この星の新たな地図が浮かびあがる――。 [ 目次 ] FIRST JOURRNEY はじまりの旅 POLAR 北極と南極 NEW DIMENSION 壁画へ VERNACULAR 風土建築 THE VOID+CORONA 渡海の軌跡 Mt.Fuji 富士山にのぼる THE HIMALAYAS+K2 ヒマラヤ遠征 ARCHIPELAGO 多島海 My gear ぼくの道具 [ 寄稿 ] 大竹昭子 管啓次郎 藤田貴大 黒河内真衣子 武田砂鉄 竹久侑 ※本書は『この星の光の地図を写す <北極カバー>』と『この星の光の地図を写す <南極カバー>』があり、写真の異なるカバーで2種類の商品があります。本文は同内容です。
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【サイン本】児玉浩宜 Hironori Kodama 『Notes in Ukrain』
¥3,850
※ 著者直筆サイン本です。 この本の売上が著者の今後の活動の一助となります。どうぞよろしくお願いいたします。 『Notes in Ukraine』 児玉浩宜 Hironori Kodama B5変型判 縦246mm × 横182mm 192ページ 戦時下、空襲警報の鳴るウクライナ 写真家・児玉浩宜が3度にわたり撮影した 「それでもつづく日常」と「忘れたくない感情」の記録―― シャッターを切るたびに襲われる、恐怖に近い感情。 それは、これまで自分自身が持ってきた、稚拙な思想や観念が丸裸にされるような感覚だ。 それらがあまりにも無防備で、簡単に曝け出され、引きずり出されてしまう、そんな恐怖に囚われる。 それでも、その感覚を少しでも残したいとも思う。 (「まえがき」より) チェルノフツィ、イバノ=フランコフスク、リビウ、キーウ、イルピン、プチャ、ポロディアンカ、ハリコフ、オデーサ、フラコヴェ、イジューム、バラクリヤ、ドニプロ…… [撮影期間 2022年3月、5月、9月] 「どんな状況でも素直に楽しむんだ。 俺たちのノーマルを続けるんだよ」 (オデーサのDJパーティで会ったパブロの言葉) 児玉浩宜 Hironori Kodama 1983年、兵庫県生まれ。写真家。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHKに入局。報道カメラマンとしてニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港民主化デモ発生時から10か月間渡航を繰り返し現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOC CITY』を発表(共にKung Fu)。
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ウクライナ日記
¥500
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『ウクライナ日記』 児玉浩宜 A5判、28ページ 2022年3/1~4/3まで、クライナでの一ヶ月間の取材日記です。 東京-ブカレスト-チェルノフツィ-イバノ=フランコフスク-リビウ-キーウ(キエフ)-ヴィーンヌィツィア-フメリニツキー-ウチェルノフツィ-リビウ-キーウ-プシェミシル-ワルシャワ-ソウル-東京と、スケジュールだけ見ても大変ハードなのですが、しかも場所が今のウクライナとは。 児玉浩宜 Hironori Kodama 1983年、兵庫県生まれ。写真家。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHKに入局。報道カメラマンとしてニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港民主化デモ発生時から10か月間渡航を繰り返し現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOC CITY』を発表(共にKung Fu)。
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ウクライナ日記 2
¥500
『ウクライナ日記 2』 児玉浩宜 A5判、32ページ 2022年5/4~5/27まで、クライナでの約3週間の取材日記です。 東京-ポーランド・ワルシャワ-キーウ-イルピン・ブチャ-ブチャ・ボロディアンカ-ハルキウ-ハルキウ・マラヤロハニ村-ハルキウ-ハルキウ~ビルヒウカ村-デルガチ村~スラチネ村~プルディアンカ村-ハルキウ-ハルキウ~オデーサ-オデーサ-リビウ~ポーランド・ワルシャワ-東京と、スケジュールだけ見ても大変ハードで貴重な取材日記です。 児玉浩宜 Hironori Kodama 1983年、兵庫県生まれ。写真家。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHKに入局。報道カメラマンとしてニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港民主化デモ発生時から10か月間渡航を繰り返し現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOC CITY』を発表(共にKung Fu)。
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BLOCK CITY
¥2,000
SOLD OUT
『BLOCK CITY』増補版 児玉浩宜 / Hironori Kodama 210mm x 260mm カラー 94ページ ※2020年11月に発売した「BLOCK CITY」の増補版となります。 2019年から始まった香港民主化デモ。 その参加者たちはデモ活動の間に膨大な数の『作品』を残した。 その『作品』は都市での生活空間に存在するありとあらゆるものを使い構成された路上の障害物である。街の動脈である道路を遮断し敵対する者を強く拒みながら、目抜き通りから裏路地、そして大学内まで至る所に設置された。それはただ経済活動の停止や武装警察の進行を防ぐためだけでなく、過剰に膨張した資本主義と暴走する権力に抑圧された自分たちの街『香港』を再構築する。都市空間を自分たちの手に取り戻し、解放することへ繋げる新たな試みにも見えた。 児玉浩宜 Hironori Kodama 1983年、兵庫県生まれ。写真家。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHKに入局。報道カメラマンとしてニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港民主化デモ発生時から10か月間渡航を繰り返し現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOC CITY』を発表(共にKung Fu)。
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じゃむパンの日
¥1,980
『じゃむパンの日』 赤染晶子 B6変型判 縦178mm × 横128mm 208ページ 時を超えて。生まれ育った京都へのおもい。こぼれだす笑い。 『乙女の密告』で芥川賞を受賞。 2017年に早逝した著者によるエッセイ55 篇。 岸本佐知子との「交換日記」併録。 日常を描いていながら、想像が羽ばたき、 ことばで世界を様変わりさせていく。 ここに生きている人たちがいとおしくて、読んでいると、 ふしぎと気持ちがあたたかくなる。初のエッセイ集にして、マスターピース。 著者プロフィール 赤染晶子(アカゾメアキコ) 1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。著書に『うつつ うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』がある。2017 年急性肺炎により永眠。エッセイの名手としても知られ、本書が初のエッセイ集となる。
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じゃむパンの日+古書・乙女の密告
¥3,000
SOLD OUT
『じゃむパンの日+古書・乙女の密告』 赤染晶子 ※『乙女の密告』は古書になります。 『じゃむパンの日』 赤染晶子 B6変型判 縦178mm × 横128mm 208ページ 時を超えて。生まれ育った京都へのおもい。こぼれだす笑い。 『乙女の密告』で芥川賞を受賞。 2017年に早逝した著者によるエッセイ55 篇。 岸本佐知子との「交換日記」併録。 日常を描いていながら、想像が羽ばたき、 ことばで世界を様変わりさせていく。 ここに生きている人たちがいとおしくて、読んでいると、 ふしぎと気持ちがあたたかくなる。初のエッセイ集にして、マスターピース。 『乙女の密告』 赤染晶子 四六判、121ページ 京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ…。(わたしは密告される。必ず密告される)―第143回芥川賞受賞。 赤染晶子(アカゾメアキコ) 1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。著書に『うつつ うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』がある。2017 年急性肺炎により永眠。エッセイの名手としても知られ、本書が初のエッセイ集となる。
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『製本と編集者 vol.1 』
¥1,320
『製本と編集者』 笠井瑠美子 編集・構成 A5判並製、本文108ページ 〈製本の現場から、三人の編集者へ問いかける これからの本についてのインタビュー〉 個人的な興味と学びのために、編集者と話がしたいとずっと思っていました。十七時退勤社として活動するようになり、本にまとめてみなさんと学びを共有したいと作りました。協力してくださったのは以下の三人の編集者です。 もくじ はじめに Interview-01 加藤木礼 palmbooks インタビューを終えて Interview-02 友田とん 代わりに読む人 インタビューを終えて Interview-03 森本美乃里 フリー編集者 インタビューを終えて 担当した本を壊して学ぶ おわりに 十七時退勤社の本 加藤木礼 一九七八年生まれ。東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了。二〇〇五年新潮社入社。十七年ちょっと文芸書と文芸誌を担当したのち、二〇二二年秋から個人出版社palmbooks(パームブックス)として活動をはじめる。一冊目となる赤染晶子さんのエッセイ集『じゃむパンの日』を二〇二二年文学フリマ東京秋で初売り後、全国書店で順次販売予定です。 友田とん 一九七八年京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、大学院で数学(トポロジー)を専攻し博士(理学)を取得。企業でIT関連の研究開発に従事する傍ら、二〇一八年に『『百年の孤独』を代わりに読む』を文学フリマで発表。ニ〇二一年に独立。『うろん紀行』(わかしょ文庫)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一)、文芸雑誌『代わりに読む人』を刊行。著者に『パリのガイドブックで東京の街を闊歩する』シリーズ、『ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(共著・太田靖久、双子のライオン堂出版部)。 森本美乃里 一九九五年生まれ。奈良県出身。同志社女子大学表象文化学部英語英文学科卒業。児童書出版社、編集プロダクションを経て、フリーランスの編集者に。趣味は、散歩してお気に入りの木を探すこと。
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校正のこころ 増補改訂第二版
¥2,420
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『校正のこころ 増補改訂第二版』積極的受け身のすすめ 大西寿男 四六判 縦188mm × 横128mm 256ページ DTPや電子媒体、SNSの普及により、グーテンベルク以来の出版革命期を迎えた現代に、言葉を正し、整えるという校正の仕事はどうあるべきか。誰もが情報発信できる時代にこそ求められる校正の方法論を、古今東西の出版校正史をひもとき、長年の実務経験と共に解き明かす。日々言葉と向き合う出版人へ、そして言葉と本を愛する人へ贈る、技法解説を超えた包括的校正論。激変するデジタル技術や環境に対応した待望の増補改訂版。 目次 はじめに 第1章 引き合わせ――校正の仕事(1) 第2章 素読み――校正の仕事(2) 第3章 言葉を「正す」という校正 第4章 言葉を「整える」という校正 第5章 受け身であること――校正の原則(1) 第6章 言語世界の相対性――校正の原則(2) 第7章 言葉のあるべき姿――校正の役割(1) 第8章 信じることと疑うこと――校正の役割(2) 第9章 組織としての校正 第10章 編集の時代 第11章 言葉の客観化 第12章 校正のこころ 終章 言葉のよろこぶほうへ 校正のためのQ&A 注 参考文献リスト――校正を学ぶために 図版出典一覧 あとがき・謝辞 大西寿男(オオニシトシオ) 1962年、兵庫県神戸市生まれ。岡山大学で考古学を学ぶ。1988年より、校正者として、河出書房新社、集英社、岩波書店、メディカ出版、デアゴスティーニ・ジャパンなどの文芸書、人文書を中心に、実用書や新書から専門書まで幅広く手がける。また、一人出版社「ぼっと舎」を開設、編集・DTP・手製本など自由な本づくりに取り組んできた。企業や大学、カフェなどで校正セミナーやワークショップを担当。技術だけでなく、校正の考え方や心がまえも教える。2016年、ことばの寺子屋「かえるの学校」を共同設立。著書『校正のこころ』(創元社)、『校正のレッスン』(出版メディアパル)、『セルフパブリッシングのための校正術』(日本独立作家同盟)、『かえるの校正入門』(かえるの学校)、『これからのメディアをつくる編集デザイン』(共著、フィルムアート社)ほか。
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【サイン本】まぬけなこよみ
¥979
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『まぬけなこよみ』 津村記久子 ※サイン入りです。 文庫判、296ページ 初詣の帰り道、正月の終わりを感じて絶望し、バンドTシャツを着て「これで自分になった」と思う。季節の言葉や風物詩にまつわる気持ちと思い出をほのぼのとつづる、まぬけな脱力系エッセイ集。クスリと笑いながらも季節の行事が待ち遠しくなる一冊!
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【ダブルサイン本】戸川純の人生相談
¥2,200
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『戸川純の人生相談』~どうしたらいいかな、純ちゃん~ 戸川純 / 山口慎一 ※戸川純さん、山口慎一さんお二人のサイン入りです。 四六判、242ページ ロックバンド・ヤプーズのボーカルを務め、女優・歌手としてカリスマ的な支持を誇る戸川純。 近年ではTikTokやYouTubeで人気曲『好き好き大好き』がバズを巻き起こすなど、世界中で注目を集めています。 そんな彼女が同バンドのキーボード・山口慎一とともに始めたYouTubeチャンネル『戸川純の人生相談』が、待望の書籍化! ふたりがゆる~いテイストで、時に脱線しながら、小5女児から63歳男性までの幅広い層より寄せられたお悩みを解決します♡ 書籍限定コンテンツとして、戸川が1980年代に雑誌『宝島』で連載していたコラム『戸川純の人生相談』の傑作選を収録。さらに、本書の読者だけが楽しめるオリジナル新録動画の閲覧リンクもご用意。 "ヤンデレ"でも"メンヘラ"でもない戸川純の、気さくでチャーミングな一面が満載の1冊です! 目次 <CONTENTS> ・職質されない方法って? ・40代でロリータファッションはダメ? ・会社を辞めてホストになりたい! ・どこまでが蝶でどこからが蛾? ・バンドメンバーの見つけ方は? ・カメの名前をつけてください! ・大阪出身なのに真面目人間です!? ・もし女優・歌手じゃなかったら? ・戸川純、幼稚園児で日比谷野音デビュー!? ・戸川純、改名を考える!? ・簡単時短メニューを教えて! ・ウナギに山椒をかけ忘れてしまう!? ・部屋が片付けられない! ほか、約35個のお悩みにお答え。 【書籍限定コンテンツ】 ①ボーナストラック:『戸川純の人生相談』(from『宝島』)傑作選 ②オリジナル新録動画の閲覧リンク 戸川純(トガワジュン) 1961年3月31日生まれ、東京都出身。子役経験を経て1980年より女優として活躍し、映画『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』ほか、テレビドラマや舞台など数々の作品に出演。歌手としては1982年に音楽ユニット・ゲルニカのボーカルとしてデビュー。同ユニットの活動休止後、1983年にロックバンド・ヤプーズを結成し、ボーカルと作詞を担当。独特の世界観が発揮された歌詞やパッショネイトなライブパフォーマンスで、カリスマ的な人気を誇る。 山口慎一(ヤマグチシンイチ) 1969年1月1日生まれ、山形県出身。1990年頃から音楽制作を始め、1999年よりヤプーズにキーボードとして参加し、ライブではプログラミングやアレンジなども担当。そのほか、音楽ユニットCOHERENCEのメンバーとしても活動。YouTubeチャンネル『戸川純の人生相談』では自身が出演するほか、動画の制作にも携わる。
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あまから手帖 2023年2月号
¥880
SOLD OUT
『あまから手帖 2023年』2月号 275mm × 210mm 144ページ 寒さもいよいよ本番となり、コーヒーがますます美味しく感じられるこの時季。大人がじっくり腰を据えて飲みたいコーヒーとは何か。“コーヒーにまつわるエトセトラ”を集めた総力特集です! 2023年あまから手帖2月号の特集はコーヒーです。 あまから手帖でコーヒーを特集するのは、近年にはなく、だから本当に久々の、若干実験的かつ、変化球的な特集といえます。 コーヒ―界では、いわゆる“サードウェーブ”という、それこそビッグ・ウェーブが巻き起こって、果実味あるコーヒーがもてはやされた時期が長らく続いたのですが、今は落ち着き、次なるムーブメントは何か!? それは訪れるのか!? 否か!? の状態なのかもしれません。 目次 2 あま、から。 写真=長野陽一 4 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 9 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 16 街には喫茶が必要です コーヒー、京都、エトセトラ。 文=堀部篤史 18 「平岡珈琲店」(祝102年!)から始まる継承のストーリー 喫茶は続くよどこまでも 文=田中慶一 写真=塩崎聰 30 憧憬は時代も世代も超えて 大坊さんに会いに行く。 文=エベターク・ヤン 写真=大森克己 36 オオヤミノルさんの新しい秘密基地 南紀白浜でコーヒーを 文=深町泰司 写真=岡本佳樹 41 なにもないのに、全部ある。ポツンと焙煎所。 文=脇本暁子 写真=下村亮人 48 ゆるんでひらいてくつろいでゆるんで やっぱりカフェが好き 京都の巻 文=天野準子 写真=岡森大輔 54 いまからちょっと、お茶しよう 町喫茶へ。 文=浪花朱音 写真=佐伯慎亮 60 カフェラテ、カフェオレ、えっバナナ? No milk, No coffee 文=廣田彩香 写真=渡部健五 65 甘い誘惑に抗わない快感 昼下がりのドーナツ 文=いなだみほ 写真=坂上正治 70 味に魅かれて通う店 75 違いがわかる悦びの瞬間 コーヒー豆を取り寄せる。 文と画=相原民人 写真=大志摩徹 78 かくも愉しきモノ語り 形から入る家コーヒー 文=CAFICT 写真=清水健吾 81 ペーパードリップ問答 コーヒーの淹れ方、落とし方。 文=本庄彩 写真=伊藤信 84 Hey, Mr. Barman take a cup of espresso for me. 「プント エ リーネア」で感じる幸せ 文=沼由美子 写真=エレファント・タカ 91 あまからcookingwith Class S プレミア 101 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 103 大阪 発酒オーライ 文=廣田彩香 写真=中島真美 105 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 107 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 109 #和食が知りたい 写真=香西ジュン 131 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 132 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 133 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 134 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 136 故郷を離れて 写真=田附勝 138 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 140 アウト・オブ・タイム 141 あまからスーパースター列伝 142 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 144 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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あまから手帖 2023年1月号
¥880
SOLD OUT
『あまから手帖』2023年1月号 275mm × 210mm 136ページ 編集長に江部拓弥さんを迎え、2023年、リニューアルしたあまから手帖。 1月号は「大阪案内」と題し、大阪特集をお送りします。 大阪で生まれ育った人も、大阪にやってきた人も「知っとかなあかん!」店をご紹介。 ページをめくると中には、中崎町の路地裏に突如現れるジェノヴァのイタリア料理店、うどん6選、ハレの日の料理店、1970年大阪万博の年に生まれ今も現役の店、料理書専門店の「波屋書房」、西成&新世界、大阪土産の代表「りくろーおじさん」、令和時代の昭和町、うえほんまちハイハイタウン、大阪人のソウルフード、大阪駅前ビルでハシゴ呑み……などなど。 読めば大阪を網羅したかのような1冊。 そして、鳥取からは「とうふちくわ」のルポルタージュも。 また、この1月号から数多くの新連載がスタートします。 甘いと辛いを並べた「あま、から」から、朝ごはんに始まり、最後はBARへと。 編集顧問の門上武司さんは関西の「揚げもん」を、あまから手帖でおなじみの岡昌治さんは日本ワインをご紹介。 そして、M-1優勝者であるミルクボーイ・駒場孝さんの「こまから手帖」も連載スタート。 目次 2 あま、から。 写真=長野陽一 4 からから料理帖 料理=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 9 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 編集長より 文=江部拓弥 写真=砂守勝巳 16 ここにしかない街と、どこにもない味 文=江弘毅 写真=森山大道 18 中崎町の路地裏のジェノヴァ 文=井川直子 写真=エレファント・タカ 24 やっぱり、うどん。 文=曽束政昭 写真=高見尊裕 30 ハレの日の新定番 和食篇と中華篇 文=寺下光彦 写真=内藤貞保 42 1970年、万博の年に生まれました。 文=柴田くみ子 写真=西島渚 48 波屋書房の104年 文=中岡愛子 写真=野村恵子 52 あまからMeets 松尾さんin西成&新世界 文=廣田彩香 写真=金子山 60 りくろーおじさんをさがせ! 文=小林明子 写真=伊藤信 64 令和5年、昭和町のメタモルフォーゼ 文=吉田志帆 写真=竹田俊吾 68 ウエロクに呑みにおいでよ。 文=相澤冬樹 写真=佐伯慎亮 74 大阪ソウルフードストラット 文=団田芳子 写真=下村亮人 82 「ビル呑み!」EIGHT DAYS A WEEK 文=スズキナオ 写真=渡部健五 89 あまからcookingwith Class S プレミア 文=曽束政昭 写真=高見尊裕 98 とうふちくわ、わははは。 文=藤原智美 写真=塩崎聰 104 味に魅かれて通う店 107 大阪 発酒オーライ 文=廣田彩香 写真=中島真美 109 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 111 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 113 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 118 #和食が知りたい 写真=蛭子真 123 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 124 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 125 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 126 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 128 故郷を離れて 写真=田附勝 130 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 132 アウト・オブ・タイム 133 あまからスーパースター列伝 134 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 136 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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OUT OF SIGHT!!! Vol.2「アジアの映画と、その湿度」
¥2,200
SOLD OUT
『OUT OF SIGHT!!! Vol.2』「アジアの映画と、その湿度」 B5判、176ページ 絡みに絡みに絡み合った、その姿の一端を垣間見る 断片的な情報を繋ぎ合わせて、その全貌を想像する 今回の特集テーマである「アジア」も「映画」も僕たち編集部にとっては、まだろくに足を踏み入れていない未開の領域だった。その広大さ、奥深さに手を出すことを躊躇していたのだ。機が熟したなんて、とてもじゃないけど言えない。ただ、いずれにせよ、その最初の一歩となる機会を求めていたのは事実である。そして、苦しいながらもなんとかその全貌の一部でもつかめないかと、もがいた制作期間になったと思う。この一冊は私たちがわずかに切り取ることに成功した「映画をテーマにした、アジアの見取り図」であり、そのおすそ分けとなる。 世の中が知らない物ごとで溢れていることは、小学生でも知っているだろう。しかし、僕たちが彼らと違うのは「あまりに知った気になっているものが多い」ということである。特にアジアはその心理的・物理的距離の近さからなんとなく知った気になっているものの代表格ではないか。そんなことを、パンデミックで目まぐるしく情勢が変化する中で感じていた。 一度、知っている(気になった)フォルダに入れたもののほとんどは、その後の人生で出会ったとしても接点を持つことなく手のひらからするりと抜け落ちていく。僕たちはそのことを日常的に知覚することすらできずに暮らしている。そんな当たり前のことを、観たいアジアの映画が配信サービスに存在せず、中古レンタル屋に走るメンバーを見ては思い出した。確かに、隣に存在するはずの文化だが、一つレイヤーが違えば、少し視点が変われば交わらないことがザラにある。 これが「映画の雑誌」であるかは、今でも正直わからない。ただ、純粋に「アジアや、映画のことをもっと知りたい」と感じたときに、朧げながら頭に浮かべた「あったらいいなと思う入り口の一つ」くらいはつくれたのではないかと思う。ただ、先に謝らなければいけないことは、ここまで散々「アジア」と書いてはいるものの、この雑誌で取り扱っている主な範囲は「東・東南アジア(中国を除く)」に限られるということだ。この旅をさらに奥に進めるのであれば、もう一冊分はボリュームが必要であるとの判断から今回は断念をした。その分、一つのトピックでも複数の視点から切り取るよう試みているつもりだ。 実は、3ヶ月ほど前に僕自身が台北に居を移した。暮らしているからこそわかるが、土着的だとか、ノスタルジーだとか、エネルギッシュだとか、そんな言葉でこの土地の営みをパッケージすることはあまりにも陳腐である。アジアを生きる人々は、どうあっても一言で形容できない猥雑な熱気に満ちていて、また都市はそれをすっぽりそのまま覆うような包容力を持つ。ここには紛れもない生がある。真夏なのにろくにTシャツ一つろくに乾かない湿度に嫌になることがあっても、離れがたいのはきっとそんな魔力のせいだ。 ーOUT OF SIGHT!!! 編集長 堤大樹 目次・仕様 1.ネオン・暗室・ニシキヘビ - In the light that illuminates on Hong Kong Text & Photography: Patrik Wallner 2.2022 アクションの系譜 From Hong Kong To Asia Text: Arito Kawabata Illustration: MONKEY STUDIO. 3.戦後香港の映画にみる、日本イメージ Text: Chunwah Chin Illustration: Yusuke Nagaoka 4.私家版「僕と特撮の10年」 - 断絶していく文脈を再接続する Text: Hyori Takahashi 5.【入門編】湿度を探る、アジア映画ヒストリー 1960〜2010年代の映画の潮流 Text: Kazuyo Inui / Arito Kawabata 6.映画批評家・夏目深雪に聞く、今語るべき2つのこと(前編) - アジアの女性映画の見取り図 Text: Miyuki Natsume 7.アジア映画の勢力図 - ここ10年の映画産業の変化と、第三国の勃興まで Interview & Text: Daiki Tsutsumi 8.ミニシアターのスタッフや、キュレーターに聞いた 本当に面白かったアジアの映画11選 9.地球空洞説 - The story of a road found in Vietnam Text & Photography:Moeko Abe 10.トラン・アン・ユン、アピチャッポンのその先へ - 育て合い、繋がり合う東南アジアの若手映画人たち Interview & Text: Chihiro Bekkuya Illustration: Saiko Shiiki 11.ヤマクニキョウコの「すごいぞ!フィリピン映画!」 Text: Kyoko Yamakuni 12.A flavor of the movie. - 夏の蜜に染まる蝶 Text: Mio Tsuchiya Photography: Eichi Tano 13.モチーフで見る、東南アジア映画 Text: Chihiro Bekkuya / Arito Kawabata 14.アジアンドキュメンタリーズ伴野智に聞く、タブーへの触れ方 Interview & Text: Daiki Tsutsumi 15.私たちは、なにを恐れ生きてきたのか? - 恐怖が写しだすのは、社会の歪みか?それとも、 Text: Arito Kawabata Illustration: Isamu Gakiya 16.釜山の夏、ソウルの夏 - wo waterside citites in Korea where the seasons come and go Text & Photograph:Hwang hyojin Translate: Aya Narikawa 17.韓国映画と男性性、描かれ方とその変遷 Text: Michiyo Nishimori Illustration: Takuya Kawaguchi 18.ポスターは映画をどう表す? - 想像の余白を生む韓国のデザイン会社propagandaの取り組み Interview & Text: Shino Hikawa Interpretation / Translate: Aya Narikawa 19.BTSが開いた知の扉 - 私が声をあげはじめた理由 Text: Emma Maeda Photography:Kasumi Osada, Ryo Mitamura 20.自分の人生を生きることは、自分を癒すこと Text: Shino Hikawa Photography:Minako Irie 21.人の想いが巡る10日間 - 釜山国際映画祭が生み出す映画との身近さ Interview & Text: Shino Hikawa Photography: Ji Sung Jin 22.『山形国際ドキュメンタリー映画祭』にみる - 映画がローカリティに育つまで Interview & Text:Itsumi Okayasu / Shino Hikawa Photography: Itsumi Okayasu 23.現実と非現実の境目 - アニメーションが接続するめくるめく今敏の世界 Text: Hiroyuki Kawai Artwork:Ryo Uchida 24.映画をこの街のインフラにするために - 下北沢最後の1ピース、シモキタ - エキマエ - シネマ〈K2〉 Interview & Text: Daiki Mine Photography: Daisuke Murakami 25.ビジネスとカルチャーの狭間で - 京都の映画撮影所は、なぜ今チャレンジするのか? Interview & Text: Kazuyo Inui Photography: Itsumi Okayasu 26.小さな共同体という灯火 - Individual small endeavors in Japan Text & Photography: Akihito Yoshida 27.Welcome to Taipei Text:Daiki Tsutsumi 28.躍動する島、海を渡った人々 - Smell of the street, tolerant Taiwan Text & Photography: Daisuke Tomizawa 29.台湾在住・栖来ひかりが見る社会 - どうして個人的なことは、政治的なものだと言えるのか? Text: Hikari Sumiki Illustration: Kumiko Mon 30.時間をかけて根付かせる - ロケ地まで巡る映画配給・A PEOPLE流、「その土地の作家」とのお付き合い Interview: Maki Shibata Text: Itsumi Okayasu 31.編集部メンバーが気に入ったアジア映画10作品 32.台北暮色 Text: Junya Kato Illustration: Peko Asano 33.「シネマドリフター」リム・カーワイが映すアジアのアイデンティティ - 交わらなかった人たちが教えてくれた無自覚なわたし Interview & Text: Yoshiko Hashimoto Photography:Itsumi Okayasu 34.映画翻訳家に聞く「言葉」へのはからい Interview & Text: Ayako Koga Illustration: Kyoka Tanno 35.映画に見る昨今の香港アイデンティティ - 変化を続ける都市はどこへ行くのか Text: Daichi Ishii Illustration: Kano Komori 36.映画批評家・夏目深雪に聞く、今語るべき2つのこと(後編) - ユーラシア映画の現在地点~戦争と圧政を描く~ Text: Miyuki Natsume 37.編集後記 38.地図にない街 - Thailand, how to draw the line Text & Photography:Kou Kimura Edit: Chihiro Bekkuya
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OUT OF SIGHT!!! Vol.1「京都と音楽と、この10年」
¥1,650
SOLD OUT
『OUT OF SIGHT!!! Vol.1』「京都と音楽と、この10年」 B5判、112ページ ※ポスター付き B2・片面カラー(八つ折りの状態で発送いたします) 特集「京都と音楽と、この10年」 京都の音楽シーンは、ひとつの転換点を迎えている。 日々、その変化を肌で感じていたものの、改めてこの10年を振り返ってみるとあまりの景色の違いに驚かされる。学生が多い街だけあって、シーンの入れ替わりは定期的に発生する。それでもここ1、2年の変化は特に大きく、近年の京都音楽シーンを代表してきたHomecomingsや本日休演・岩出拓十郎の上京、中村佳穂の大躍進にはじまり、COVID-19の影響で移転や閉店を余儀なくされたライブハウスの存在などその変化は枚挙にいとまがない。ただ、変化は急に起きたものではないはでずで、気づいたもの、気がつかなかったもの、いろいろあるが、その萌芽はこの10年の間そこかしこの日常に潜んでいたはずだ。 私たちが京都を拠点にカルチャーマガジン・ANTENNAを始めたのは2013年。最初の取材は『ボロフェスタ』と『LIVE KILAUEA』という2つの音楽イベントだった。この8年、この街で起こるさまざまな「今の出来事」を見てきた自分たちだからこそ振り返られるものがある。そう信じ、大それたテーマだが意を決して特集に据えることにした。コンパクトシティと言われる京都だが、その実、音楽のシーンひとつとっても実に豊かで奥が深い。網羅するには紙面も2、3倍の厚みが必要だっただろう。だが、限られた誌面の中で私たちが見てきた景色を誠実にまとめたつもりだ。いつか、誰かがこの10年を振り返ることができる一冊にできればと考えている。だって、この街の音楽はずっと面白かった。 CONTENTS 1. いちやなぎとひらまつ - 平成6年生まれのウマが合うふたりの歌い手対談 2. 25万人集まる海外のフェスも、30人規模の地元のハコもやることは同じ - 手探りで進み続ける、おとぼけビ〜バ〜の現在地 3. よそ者がつなげた京都のシーン - 折坂悠太と重奏 4. 9人のエンジニアと、166個の作品たち - あの音源への思い入れを振り返る 5. 「シーン」から「モード」に移ろいゆく - 京都音楽私的大全 6. アーティストが集まる理由 - 代表・番下さんに聞いた、bud musicが描くフラットな関係性 7. 7inch Seriesから振り返るSecond Royalの歩み 8. ぶっちゃけ上京ってどう? - ベランダ×ギリシャラブ×Crispy Camera Club京都発・東京在住バンド座談会 9. 回想、渦巻くシーンの外側で 10. あの頃、部室で - 夜音車・頓宮敦がDo It Togetherにつくりあげた果実と、その界隈 11. 失われた“ジャンク”を求めて - WHOOPEE’Sというハコと、GATTACA/GROWLYのここ最近 12. 京都の〈外〉から来て5年 - 確信とエラーで進む空間現代の現在地 13. カタチを変えて巡り合う、CuBerryと音楽のルーツたち 14. ジャケットで辿る京都名盤100選 2010〜2021 15. 土龍さん、この10年どうやった? - 最小で最愛な私たちのライブハウス、nanoの旅路 16. Explore Kyoto with Data - データで京都を探求しよう 17. 京都ってほんまに音楽の街なん?札幌・仙台・広島・福岡との比較 18. 「京都と音楽と、この10年」を巡る京都MAP 19. 美味しい中華といいグルーヴ - 踊る!ディスコ室町のギタリスト・クマ山セイタ、家業を継ぐ 20. 打ち上げはいつも中華。僕らが、〈龍門〉に行く理由 21. 選り抜き!UxDxNのおすすめ中華料理屋紹介 22. 京都のアーティスト/DJが語る2010年代京都ベストライブ 23. わたしの周辺相関図 24. デモ音源にみる隠せないこだわり - アーティストの原点に迫る試聴座談会 with HOLIDAY! RECORDS 25. 京都暮らし2度目のリアリティ - コロナで止まった足を再び闊歩させるために 26. 京酒場の音楽論
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PORTLA 01 特集 CRAFT BEER
¥1,320
SOLD OUT
『PORTLA 01』特集 CRAFT BEER 僕らを少しだけ自由にする液体について A5判、42ページ ANTENNAが2021年に立ち上げたWEBメディアPORTLAが、メディア名を冠したZINE『PORTLA』を出版。創刊号の特集は「CRAFT BEER 僕らを少しだけ自由にする液体について」。PORTLA WEB上で2022年1月から順次公開された5人のクラフトビール醸造家のインタビューを再編成した記事を中心に、ZINEだけで読むことができるビールをテーマにした短歌やエッセー、おつまみのレシピなど、「ビールを取り巻く新しい文化」に出会うコンテンツが満載です。 CONTENTS 02 クラフトビールの基礎知識 03 知っておきたい「ビアスタイル」と「クラフトビール」の歴史 04 ビールの個性を出す、4つの原材料 05 大好きなビールが手元に届くまで 06 Hobo Brewing 川村洋平 クラフトビールは場をつなぐ自由な液体。 12 奥大和ビール 米田義則 オリジナリティは一人で醸せない。 18 MARCA BREWING 神谷みずき 色んな視点を横断しながらつくる。 24 つくってみよう!おつまみレシピ 26 わたしとビールの「素的」を求めて 28 ヤッホーブルーイング 森田正文 原謙太郎 塚田紗衣 垣根を壊して、みんなで育むマーケット。 34 Brasserie Knot 植竹大海 地元に愛される場所で育む文化。 40 トワイライト クラフトビール × 短歌 短歌前編 toron* 短歌後編 谷じゃこ イラスト move nao 42 編集後記
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『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.02』
¥1,100
『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.02』 嶋田翔伍(烽火書房)編 A6判 文庫サイズ 80ページ 始めるのは容易く、つづけることこそ難しい。何度も聞いたことばだ。けれど、始めることも別にそれほど容易くはなかった。 Vol.01では「肩書き」や「お披露目以外の日々」にスポットをあてることで、つづけつづけるための手がかりを探した。今回は、価値について考えることで、細くても長く長くつづけていくための方法について一緒に考えてみたい。 ~出版社より~ 自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。お菓子屋、ひとり出版社、作曲家、起業家……。華々しいお披露目以外の日々に、淡々と続いていくものづくりの日常と彼らの取り組みから、つづけつづけるためのヒントを探るリトルプレスです。 創作活動の意欲の火を灯し続けるための、一冊。自分なりの活動をいつまでもつづけようとする人、ものづくりの世界に触れていたいすべての人を思い浮かべながら制作した本です。 書き手 ●菓子屋のな・名主川千恵 ●小鳥書房・落合加依子 ●作曲家・高木日向子 ●アフリカドッグス・中須俊治 ●烽火書房・嶋田翔伍
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『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.01』
¥990
『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.01』 嶋田翔伍(烽火書房)編 A6判 文庫サイズ 80ページ 始めるのは容易く、つづけることこそ難しい。何度も聞いたことばだ。けれど、始めることも別にそれほど容易くはなかった。 ~出版社より~ 自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。建築家、ブックカフェ店主、リトルプレスの作り手、起業家……。華々しいお披露目以外の日々に、淡々と続いていくものづくりの日常と彼らの取り組みから、つづけつづけるためのヒントを探るリトルプレスです。 創作活動の意欲の火を灯し続けるための、一冊。自分なりの活動をいつまでもつづけようとする人、ものづくりの世界に触れていたいすべての人を思い浮かべながら制作した本です。 書き手 ●ZINE『BEACON』編集・石垣彗 ●本と文学めしAndbooks・大谷正世 ●建築家・杉山由香 ●アフリカドッグス・中須俊治 ●烽火書房・嶋田翔伍
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サントリーバーTSUYUGUCHI2ストーリーズ
¥1,100
SOLD OUT
『サントリーバーTSUYUGUCHI2ストーリーズ』 阿部美岐子 タテ 210mm x ヨコ 148mm 50ページ 今は貴重な8オンスタンブラーで提供されるハイボールは創業以来変わらぬ味。ハイボール好きなら知らない人はいない愛媛県松山市にある創業60年の老舗バー露口。 以前に発行になり、しばらく売り切れになっておりました『サントリーバー露口 12ストーリーズ』。 7月から愛媛ローカルの連続ミニドラマの原作となり、60周年後のストーリー3つを加え、8ページ増、表紙も撮り直し、ほんのちょっぴり分厚くなって新たに発売です。 ・はじめに ・昭和のハイボール ・バー人生はミナミから ・終戦記念日と東京タワー ・口開けの一杯 ・朝子さんのサマークイーン ・ポップコーンはハワイの味 ・カウンターは生命の木 ・アンクルトリスは守り神 ・13個+1個 ・BGMはM・J ・変わらない店 ・角ハイボール缶 濃いめ ・アフターストーリーズ 1.露口ブランデッド 2.カクテルが生まれた夜 3.コロナ禍にあって ・あとがき 改訂版に寄せて
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台湾書店さんぽ
¥1,300
『台湾書店さんぽ』 永井一広 A5判、70ページ 台湾の書店めぐりをはじめて、かれこれ10年以上が経つ。台北をはじめ、高雄・台南・台中・花蓮など、台湾各地へ赴くと、最低一軒は本屋さんに寄らなければ気が済まない質なのだ。本書では、そうして訪れた書店の中でも、特に印象に残った店舗を紹介している。その中で残念ながら閉業した書店も少なくなく、そのまま人々の記憶から忘れられるのは勿体ない。そこで「幻の書店」として紹介した。訪れた書店すべてを紹介している訳ではないが、少しでも台湾の書店に興味を持ち、足を運んでみたいと思える書店に出会えることを願って、本書を作成した。書店さんぽを通じて、もうひとつの台湾を感じていただけたら幸いと思いつつ。 (「はじめに」より)
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短歌同人誌 『西瓜』第七号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第七号 2023年 winter 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第七号です。 第七号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、112ページ
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短歌同人誌 『西瓜』第六号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第六号 2022年 autumn 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第五号です。 第六号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、102ページ
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【サイン本】ハリセンいっぽん
¥1,100
SOLD OUT
『ハリセンいっぽん』 浅生鴨 ※サイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横105mm 288ページ 2019年以降に、著者が雑誌やWEBなど各種媒体に寄稿したコラム、評論、エッセイなどと、SNSで発信してきた言葉、日記、書評、映画評などから抜粋したものをまとめた人気の雑文集・第4弾。 目次 「まえがき」のような 間に合うのだろうか 泣ける 試みと実験 オリンピック・パラリンピック すごいと思われたい 祝辞に代えて チョイ住み 高いフライドポテトが見せる とかくタクシーの話題になると 冷たいのではなく 生きている尻と死んだ尻 私だけのスイッチ愛 書かないこと もっとマシな嘘を 隣の芝生にしか青は存在しない ソーシャルじゃないメディア 空いたホテルを 問屋が卸してくれない 好きなフリをしている 雄と雌のツイート アップトゥデート 曖昧になる個に たくさんの小さなものを 物語を食べている 一つずつしか 選ばれる側の倫理 知りたいのは熱量 七年間 ノーパワーノーポイント わりと依存していた つじつまあわせ【辻褄合わせ】 みんなでワクチン ピアニストに求めるもの 人生は自信くらべ リンクルスター 五年経つと きっと僕は戻れない 明日、帰ります よこしま ディティールへ逃げる ひーとなる 変わったのはバランス 残せたらいいのに 指名されなくても 僕は遅い シュークリームの空 三つ星の定食屋 黄表紙 存在しない未来 社会のすごいはあまりない 新刊と新番組 縦方向へは伸びていかない 明日はトゥモロー 愚かにもまるで今 おみくじ 見たものを見る目 ワクチンあれこれ お姉さんの目論見 ただ一文 誘ってもらえる お手本を示すようなものを ゴジラに砂肝はあるのか 猫に置き換える どちらも正しくない アジア的メンタリティ メインワードは資本 食べるのだいすき 「ラブレター」制作日誌 無限のループ 少しだけ味わえればいい 広告は商品に含まれている やる気スイッチ 文学フリマへの参加について 継続は力なりなのだな 二つの世界 自分に指示を出す やりづらいだろうなあ いま非日常にいる人たちが 伝えたいのは もっとバカになりたい 100%の国 入りづらい専門店 試みと実験 僕はずるくて汚い 神はどこまで嘘をつけるか 僕たちは綻びを抱えたまま とにかくめんどうくさい 敗級 まったく読む必要のない記事です 基準は自分の中にある かつてそれは確かにあった 僕は好き嫌いが多い 知っていた ヤツら、ただものじゃない 東京ロックダウン 最後の仕事 『街の上で』を観てきた 対案よりも 僕の役には立つ 何だか気味が悪い オンライン会議 柔らかいところ 一億総安心 ことばの外 二番じゃダメな理由 夢と真実 僕の美男美女 向こう側とこちら側 正しい肩書き 『SF作家オモロ大放談』 ハリセンいっぽん 前書きなど もうこうした形で雑文集をつくることはないだろうと思っていたから、以前つくった『雑文御免』と『うっかり失敬』のカバーには「おそらく最初で最後の雑文集」と書いたのに、なぜかまたしても雑文集をつくることになった。 たいして何もせず適当にぶらぶら暮らしているはずなのに、不思議なことに年月が流れると、あちらに書いたもの、こちらに書いたものが少しずつ溜まって、それなりの分量になっていた。年月とはすごいものである。 しっかりした商業誌に寄稿したものはさておき、基本的にはどれもこれも本当に雑文ばかりで、ダジャレもあれば、ただの愚痴もある。はたしてこれらを人様の目に触れさせて良いものかどうか怪しいのだが、書いたものが散らばることを防ぐのを第一の目的にしてまとめることにした。 いざ集めて並べてみると、二〇二〇年ごろからのコロナウイルス感染症の蔓延の前後で、自分の生活態度やものごとへの関わり方、考え方が、どこかで大きく変わったようにも感じられて、僕としてはなかなか興味深いものになっている。 雑誌やWEB媒体に寄稿したもの、noteに書いていた小文に加えて、そうした日記のような文章や愚痴などは、あまり人目に晒すものではない気もするのだが、ある一時期の記録としてあえて削除せずに載せることにした。自分ができないことへの言いわけやら、世に対する愚痴やらを恥ずかしげもなくつらつらと書いているが、これは一種の「ぼやき芸」として読んでいただければ救われる。 あいかわらず何を書いているのかわからないデタラメなツイートのほか、ずいぶん昔に書いた原稿なども出てきたので、これらも載せることにした。 さて、さすがに今回は一冊で収まるだろうと思っていたのだが、結局のところやっぱり量が多くて収まらず、またしても二冊にわけることになった。 それぞれ『脳天にスリッパ』『ハリセンいっぽん』なるいい加減な書名にしたものの、別にスリッパやハリセンが出てくるわけではないし、そもそも内容にも大きな差はない。本当は合わせて一冊くらいの気持ちなので、収録する原稿も、掲載する順番もぜんぶクジ引きで決めたのだ。雑文集らしくいろいろ雑なのだ。 なによりも僕が本当に雑だなと感じたのは、今あなたが読んでいるこの「はじめに」の文章が『脳天にスリッパ』と『ハリセンいっぽん』で、まったく同じだという点だ。疑うのなら、もう一冊を手にして確認してみるといい。 この雑な文集が、せめてもの時間潰しになれば幸いである。 浅生鴨(アソウカモ) 1971年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。ゲーム、レコード、デザイン、広告、演劇、イベント、放送などさまざまな業界・職種を経た後、現在は執筆活動を中心に広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手掛けている。主な著書に『アグニオン』、『猫たちの色メガネ』、『伴走者』、『どこでもない場所』、『あざらしのひと』、『浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり』『ぼくらは嘘でつながっている。』など。近年、同人活動もはじめ『異人と同人』『雨は五分後にやんで』などを展開中。座右の銘は「棚からぼた餅」。
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【サイン本】脳天にスリッパ
¥1,100
『脳天にスリッパ』 浅生鴨 ※サイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横105mm 288ページ 2019年以降に、著者が雑誌やWEBなど各種媒体に寄稿したコラム、評論、エッセイなどと、SNSで発信してきた言葉、日記、書評、映画評などから抜粋したものをまとめた人気の雑文集・第3弾。 目次 「まえがき」のような 間に合わないのである 陽炎 僕は応援しない 猫々しいツイート 線を入れてやるだけで 職務質問 子どもインタビュー すばらしき日本の民主主義 時代にくさびを打ち込むために 経験が支配する ドアを、こう、上に開けるやつ おじさんがじゃまをする クレタラ節 百キロハイク 大きな文字 Wピック 読めるのに解らない ありえない刑事 駄文を書き終えたら 松永久秀 多すぎるのかもしれない がらりと世界が変わるのだ つくり方はちゃんとある 僕の中の十四歳 自己責任と切り捨てられつつ 「文書」を作る道具 回る世界 YNMN わかってるさ どうしようかなあと頭を抱えている 掲げていた目標 実験をしばらく 他人を褒める いつかのさようならに デビューをダメにした 自分で選びたいのだ 華麗なる餃子 子供のころの感覚を ある日の日記 二月十五日 最適な方法で まだまだ 同じ側で ひどすぎて笑ってる いつだって手遅れ 十年 立ち尽くす自信 少しずつ続けるということ 閑話休題 答えのない問題 PRのこと 言葉と想像 ⠟⠴⠐⠳⠎⠎⠒⠞⠣ もう一方の目で 言いづらい雰囲気 ほんの少しの上質のために 目鼻口1 無意味 言うべきことを言うべきときに 体は弱いのにタフ 博士は躊躇いがちに言った とりあえず今はやらない 酒は禁止しないのか 家族としての犬猫の姿 違いがわかる男が選ぶのだ 日本選手ばかりを 未来よりも やりながら 辛い気持ちになりそうなら 誰にだってわかるだろう 言葉が世界の見え方を変える キャッシュディスペンサー 透けている それが不思議 ガラス張りの動物園 プライドを保ちながら いつから名前があったのか 一九七一~二〇〇二 ビルの上の丸いもの しばらくは手を振っていたい 共通するものが欠けている たちばなし 飲酒伺い書 自分で言うこと あのときの東京の暗さ 三年越しのごはん 知人の訃報を耳にするたび 顔も知らずに せめてその時には 目鼻口2 ランチ 僕は始めない こんなやつらに おもしろ書店のおもしろ選書 手塚治虫『空気の底』 NHK東北ツイート聞き語り旅 人生は謎 詠める 運なのに 安心と困惑と非日常 ねずみの人 カメラのせいじゃないよね 自動改札 選手が見る風景を僕は。 今の僕たち テトリス もうこれ以上は入らない 疲れていたい 増殖 握りあえたら ヤバいし焦る 幻想はあやふやさと引き換えに 脳天にスリッパ 前書きなど もうこうした形で雑文集をつくることはないだろうと思っていたから、以前つくった『雑文御免』と『うっかり失敬』のカバーには「おそらく最初で最後の雑文集」と書いたのに、なぜかまたしても雑文集をつくることになった。 たいして何もせず適当にぶらぶら暮らしているはずなのに、不思議なことに年月が流れると、あちらに書いたもの、こちらに書いたものが少しずつ溜まって、それなりの分量になっていた。年月とはすごいものである。 しっかりした商業誌に寄稿したものはさておき、基本的にはどれもこれも本当に雑文ばかりで、ダジャレもあれば、ただの愚痴もある。はたしてこれらを人様の目に触れさせて良いものかどうか怪しいのだが、書いたものが散らばることを防ぐのを第一の目的にしてまとめることにした。 いざ集めて並べてみると、二〇二〇年ごろからのコロナウイルス感染症の蔓延の前後で、自分の生活態度やものごとへの関わり方、考え方が、どこかで大きく変わったようにも感じられて、僕としてはなかなか興味深いものになっている。 雑誌やWEB媒体に寄稿したもの、noteに書いていた小文に加えて、そうした日記のような文章や愚痴などは、あまり人目に晒すものではない気もするのだが、ある一時期の記録としてあえて削除せずに載せることにした。自分ができないことへの言いわけやら、世に対する愚痴やらを恥ずかしげもなくつらつらと書いているが、これは一種の「ぼやき芸」として読んでいただければ救われる。 あいかわらず何を書いているのかわからないデタラメなツイートのほか、ずいぶん昔に書いた原稿なども出てきたので、これらも載せることにした。 さて、さすがに今回は一冊で収まるだろうと思っていたのだが、結局のところやっぱり量が多くて収まらず、またしても二冊にわけることになった。 それぞれ『脳天にスリッパ』『ハリセンいっぽん』なるいい加減な書名にしたものの、別にスリッパやハリセンが出てくるわけではないし、そもそも内容にも大きな差はない。本当は合わせて一冊くらいの気持ちなので、収録する原稿も、掲載する順番もぜんぶクジ引きで決めたのだ。雑文集らしくいろいろ雑なのだ。 なによりも僕が本当に雑だなと感じたのは、今あなたが読んでいるこの「はじめに」の文章が『脳天にスリッパ』と『ハリセンいっぽん』で、まったく同じだという点だ。疑うのなら、もう一冊を手にして確認してみるといい。 この雑な文集が、せめてもの時間潰しになれば幸いである。 浅生鴨(アソウカモ) 1971年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。ゲーム、レコード、デザイン、広告、演劇、イベント、放送などさまざまな業界・職種を経た後、現在は執筆活動を中心に広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手掛けている。主な著書に『アグニオン』、『猫たちの色メガネ』、『伴走者』、『どこでもない場所』、『あざらしのひと』、『浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり』『ぼくらは嘘でつながっている。』など。近年、同人活動もはじめ『異人と同人』『雨は五分後にやんで』などを展開中。座右の銘は「棚からぼた餅」。
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【サイン本】うっかり失敬
¥990
SOLD OUT
『うっかり失敬』 浅生鴨 ※サイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横108mm 384ページ 「そこで、これまでに書いたものをまとめることにして、今こうやって手元に集めたものをぼんやり眺めながら、何やら不思議な気分になっている。これまでに僕が辿ってきた思考の形跡が、明らかにここにはあって、これはもう間違いなく自分の書いたものなのだけれども、ところが今の自分とは感性が微妙に違っているのだ。僅か数年で人はこんなにも変わるのかと驚く。だからこれを紙の形でまとめておくのは、つまり僕自身のためなのだなと、ようやくわかった。」 (本文「またしてもお詫びから」より) 「文学フリマ」用に、これまで新聞・雑誌、ネットメディア、SNSなど各所で書いてきたエッセイ、ダジャレ、インチキ格言、短編小説、地口や回文などの小文を集めてまとめた言葉の断片・無選別の雑文集。加えてエッセイ集『どこでもない場所』に収録できなかった掌編も掲載。あまりの量に、第一弾の『雑文御免』だけでは全く収まりきらず、しかたなくの第二弾。 目次 車中にて 不便であってほしい 毎日のお誘いメール 心穏やかに休んでくれと願いつつ 黙ったまま自らの中に まだ迷っている 地口駄洒落言葉遊び ソイラテ 試合に出るということ 一階 気づかないまま、それは。 好き嫌い よくわからないから 大人の役割 ひっそりと困っている 僕は学ばない ブラッド・ピットは気づいた いつか三月に 自分ではない何者かに 一九六四 世界のごく一部でしかない 忘年会の憂鬱 どうでも良い会話集 宗主国だった僕たち それ、もう観たから ルイス・カナンの誤訳 愛していると言わずに 曖昧であやふやなお奨め 書き手の問題 年を越す 本気で思い込む者 ルービックキューブの思い出 じっと待つ時間 たぶん僕はこの物語が書きたかった 塗り替える手伝い またまた雑文転載 実在していたとしたら それも悪くない どこかファッションのように 数字が僕を惑わせる 育ったり大きくなったり ジョン 炊飯器 最後の読書 同時に開く本 ここから始まる道で ハーケン 祝宴 頭の中にしかない さらに雑文転載 そのぜんぶの中間くらい ポンコツの午後 雑感三枚 聖火をつけるだけに キューバ雑感 同じ歌を口にすれば ありたい カロリーやらお寿司やらの話 そこからしか始められない 模様替えのDNA 共感できない揶揄 その季節 カレーパン 死にたいと言えたなら 成分 お布団への誘い 人が鏡をのぞき込むとき 縦書きを待っている ダメな犬はいない もともと切り取られている 僕は沖縄を知らない ぶっちぎりの人生 適うはずもない ペンでなければ潜れない クチバシはさんで、すみません。 生き物の話 一九二は一六の倍数 そしてやっぱりインチキ格言 揺らぎながら 受け入れる態度 僕は今日も卑怯なまま なるほどヒトなのか まだある雑文転載 遥かに強い意志 まだあったインチキ格言集 タイムマシン 度胸 まだ残っている 残されたもの 壁をつくっているような 猫と犬と 運だけで生きている 明日、帰る 祝祭を担う者たち 解説 浅生鴨(アソウカモ) 作家、企画者。1971 年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。著書『アグニオン』(新潮社)、『猫たちの色メガネ』(角川書店)、『伴走者』(講談社)、『どこでもない場所』(左右社)他
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【サイン本】雑文御免
¥990
SOLD OUT
『雑文御免』 浅生鴨 ※サイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横108mm 384ページ 「ここには本来ならば到底他人に見せられるようなものではない単なる落書きや駄文やまったく作品にもなっていない詩や句のまねごとまでが堂々と載っていて、まあ、はっきり言えばかなり恥ずかしい。とはいえ、これはあくまでも僕が自身の記録のために集めたものなので選別するわけにもいかなかった。とにかくクオリティの低さには目を瞑っていただきたい。少なくとも、例の公式アカウントで書いていた文章を、その一部とはいえ、何とか一つにまとめられたので、いくぶんホッとしている。」 (本文「はじめにお詫びから」より) これまで雑誌、ネットメディア、SNSなどの各所へ書いてきたエッセイ、ダジャレ、インチキ格言、短編小説、回文などに加えて、エッセイ集『どこでもない場所』に収録できなかった掌編や某公式アカウント時代に書かれた「ノート」までを集めた、おそらく最初で最後の無選別雑文集。 目次 最後の瞬間に どら焼きの捕獲法 ラーメン、ラーメン、ラーメン 創猫記 何もできない日 ゆっくり歩いて行こうと思っていた 向こうの都合 旅に正解なんてない インチキ格言集 とっくに誰かが 緻密さと善し悪し 映ったものしか届かない 古本屋 宇宙のルール でもやけど 再会 雑文転載 判断力 わざわざ言わない 勘違い スケジュール バズらなくていい 人は二度亡くなる まちがえた基準 未来と過去の間 さっさと動く人 相談は専門家に 食べ物や生き物には雄やら雌やらがあって もっと雑文転載 穴と木片 あえてのピースサイン 僕がずれているのだろうか 二種類ある 完成させるのだ 意識ない系 それはどこか旅に似て 白い世界 最初から何もやらないほうが ねこ社員 業務一覧 好きなふりはしなかった 他人の心の動きより 猫十戒 リオに向けて 手品師 そこから先のことを考える 心の材料 花の代わりにペンを 回文 サウイフモノニ ワタシハナッタ 撮れそうにない 人は頭で食べている パンとバスと2度目のハツコイ うんざりさせているのだろう 装丁の楽しみは サンタクロースの話あれこれ 時間潰し 「8月31日の夜」が続く限り またしても雄と雌の話 本当のこと バトンを受け継ぐ者たち 空気に抗うのは難しい インチキ格言集 再び ほら、もう起きなさい 約束 スタートライン モヤモヤした気持ちのまま(一) モヤモヤした気持ちのまま(二) ラジオ モヤモヤした気持ちのまま(三) 伝えること、伝わること ひとりひとり、それぞれ違う たとえ年が変わっても 太陽 時間がたつとね セイタカアワダチソウ わしの人生 車で気仙沼まで。 チンピラ 解説 浅生鴨(アソウカモ) 作家、企画者。1971 年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。著書『アグニオン』(新潮社)、『猫たちの色メガネ』(角川書店)、『伴走者』(講談社)、『どこでもない場所』(左右社)他
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【サイン本】ココロギミック 異人と同人3
¥2,750
『ココロギミック』異人と同人3 浅生鴨 責任編集 ※浅生鴨さん、内橋可奈子さんのサイン入りです。 A5判 縦210mm × 横148mm 640ページ 浅生鴨責任編集による同人誌の第三弾。今回は「裏切り」をテーマに36人もの執筆陣が参加。小説あり、エッセイあり、漫画あり、評論あり。同人誌ならではの多種多様なごった煮感覚をぜひお楽しみください。 「今回は、無駄に分厚い同人誌にしたいなーって思ったんですよね。だってバカっぽいでしょ? で、ぱっとみたら普通なんだけど、実は表紙の紙なんかはものすごく微妙に凝ってたりするの。触るとわかる紙を使ってね。どう? ダメ?」(浅生鴨) 執筆陣 浅生鴨 / 市原真 / 上田豪 / 内橋可奈子 / 岡本真帆 / かまきりふみヲ / 小池花恵 / コスモ・オナン / ゴトウマサフミ / 今野良介 / サトウヒロシ / 塩谷トモタカ / 末吉宏臣 / スミタ2022 / 高橋久美子 / 田所敦嗣 / 田中泰延 / たられば / ちえむ / 月瀬りこ / 中山祐次郎 / 永田泰大 / 西野マドカ / 野口桃花 / 幡野広志 / 舟喜さとみ / 堀向健太 / 前田将多 / 牧野曜 / 丸山花梨 / ムラ係長 / 燃え殻 / 山田英季 / 山本隆博 / 山本健人 / よなかくん / ワタナベアニ 浅生鴨(アソウカモ) たいていのことは苦手です。 市原真(イチハラシン) 1978年生まれ。札幌厚生病院病理診断科主任部長。医学博士。病理専門医・研修指導医、臨床検査管理医、細胞診専門医、病理医ヤンデル。 上田豪(ウエダゴウ) アートディレクター/クリエイティブディレクター/BEE STAFF COMPANY主宰。 1969年、東京生まれ。1990年より博報堂および博報堂C&Dにて笠井修二氏にデザイナーとして師事。2000年株式会社ビースタッフカンパニー内に企画デザイン室設立。2010年、同社代表取締役に就任。 内橋可奈子(ウチハシカナコ) 1983年、兵庫県生まれ。俳句をつくっています。所属や句風を問わない句会「きんようび句会」主催。俳句を通じて人が繋がれるような場作りをしています。 岡本真帆(オカモトマホ) 歌人。1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。2022年3月に刊行した、第一歌集『水上バス浅草行き』で各方面からの注目を集めている。 かまきりふみヲ 1995年年6月生まれ、蟹座。東京女子大学卒業。いま欲しいものは、愛のある彼氏、ハリのあるお肌。 小池花恵(コイケハナエ) マネージメントを中心に、料理家と一緒にand recipeという会社をやってます。とにかく旅が好き。 コスモ・オナン 1993年、福岡生まれ。占い師ほかいろいろ。ご機嫌よう。私もあなたも宇宙人。私の身に降りかかった事件をちょこちょこ書いていきます。2022年、ひろのぶと株式会社より小説集を出版予定。 ゴトウ マサフミ 熊本在住。漫画家&イラストレーター。Eテレアニメ「くつだる。」原作担当。「ほぼ日」のイヌネコアプリ「ドコノコ」にてマンガ「ドコノコノコト」連載。 今野良介(コンノリョウスケ) 1984年、東京生まれ。編集者。担当作『読みたいことを、書けばいい。』の中で依頼 文全文を著者に晒されたことから「依頼文が長い編集者」として内外に知られるようになる。二女の父。好きな歌手はaiko。好きな女優は田中裕子。二人が似ていることに最近になって気づき、困惑している。 サトウ ヒロシ 絵本作家/万年筆画家。1978年福島に生まれ京都で育つ。神戸大学卒業。ソルティフロッグデザインスタジオ代表。フリーのイラストレーターとして活動後、制作会社、出版社営業職に従事し2015年独立。著作に『万年筆ラクガキ講座』『明日死ぬかもしれないから今お伝えします』など。 塩谷トモタカ(シオタニトモタカ) 1976年生まれ。千葉県出身。医師・医学博士。本名では著書多数。 末吉宏臣(スエヨシヒロオミ) 1984年長崎生まれ。コンサルタント、コンテンツプロデューサーを経て、作家。 書籍『弱火でトロトロ書くように』は三万人以上の人に読まれ、noteはフォロワー一万六千人、累計六百五十万PVを超える。 スミタ2022(スミタニゼロニニ) 1975年生まれ、大阪府出身。本名、住田昌隆。2002年より関西のギャラリーを中心に、様々な企画展でポップなイラストを多数発表。個展も定期的に開催する。作家名である「スミタ20◯◯」は西暦に合わせ毎年変わります。 高橋久美子(タカハシクミコ) 作家・詩人・作詞家。1982年愛媛県生まれ。音楽活動を経て、詩、小説、エッセイ、絵本の執筆、アーティストへの歌詞提供など文筆業を続ける。また、農や食について考える「新春みかんの会」を主催する。著書に小説集『ぐるり』(筑摩書房)、エッセイ集『その農地、私が買います』(ミシマ社)、、詩画集『今夜凶暴だから わたし』(ちいさいミシマ社)、絵本『あしたが きらいな うさぎ』(マイクロマガジン社)など。公式HP「んふふのふ」。 田所敦嗣(タドコロアツシ) 1977年生まれ。会社員。旅先で起きた出来事をnoteに綴っています。2022年、ひろのぶと株式会社より書籍化・出版予定。 田中泰延(タナカヒロノブ) 1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライターとして24年間勤務ののち退職、2017年から「青年失業家」を名乗り、ライターとして活動を始める。著書に『読みたいことを、書けばいい。』『会って、話すこと』(ともにダイヤモンド社)。2020年、出版社ひろのぶと株式会社を設立し、代表取締役に。現在、ひろのぶと株式会社のティザーサイト公開中。 たられば 出版社勤務の編集者。紙とWebの編集に携わる。2011年よりツイッターを始める。古典文学から漫画や政治問題までの、さまざまなツイートで人気を集め、現在のフォロワー数は二十万人を超える。 ちえむ 兵庫県在住。夫、子供と暮らしながら2018年からweb中心に漫画・イラストを発信。コミチでハイスペックなスーパーダーリン猫漫画「スパダリにゃんこ」連載中。華流ドラマ好き。 月瀬りこ(ツキノセ リコ) 脚本家・小説家。第30回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作受賞。 主な作品に映画『フローレンスは眠る』 ・小説『コロモガエ』(電子書籍)など。 中山祐次郎(ナカヤマユウジロウ) 1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。現在は湘南東部総合病院外科勤務。著書に『泣くな研修医』シリーズなどがある。最新作は『やめるな外科医 泣くな研修医4』(幻冬舎文庫) 。 永田泰大(ナガタヤスヒロ) ほぼ日刊イトイ新聞乗組員。さまざまなコンテンツを制作。イベントの企画や書籍制作も手がける。 西野マドカ 医学書の編集をしている。 野口桃花(ノグチモモカ) 高知生まれ。普通のOL。 旅行と美味しい物が好き。くだもの狩りで苺百個食べた女。怪獣飼育中。 幡野広志(ハタノヒロシ) 1983年 東京生まれ。写真家。元狩猟家、血液がん患者。2004年日本写真芸術専門学校中退。2010年広告写真家高崎勉氏に師事。2011年独立、結婚。2012年狩猟免許取得。2016年息子誕生。2017年多発性骨髄腫を発病。著書に『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)、『写真集』(ほぼ日)、『なんで僕に聞くんだろう。』(幻冬舎)がある。 舟喜さとみ(フナキサトミ) 1990年生まれ。都内の本屋で働く書店員。韓国ドラマファンクラブとして、本と韓国ドラマを繋ぐフェアやイベントの企画を行っている。 堀向健太(ホリムカイケンタ) 1998年、鳥取大学医学部医学科卒業。日本小児科学会専門医・指導医。日本アレルギー学会専門医/指導医。2016年「小児アレルギー科医の備忘録」を開設。2020年6月Yahoo!ニュース 個人MVA受賞。 前田将多(マエダショウタ) 著書『広告業界という無法地帯へ』(毎日新聞出版)、『カウボーイ・サマー』(旅と思索社)、訳書『寅ちゃんはなに考えてるの?』(ネコノス) 牧野曜(マキノヨウ) 1977年生まれ。2002年北海道大学医学部卒業。2021年月まで東京大学・定量生命科学研究所に勤務。元生命科学研究者。医学博士。Pod Castの人気サイエンス・トーク番組『いんよう!』を主催するなど、科学コミュニケーションの発展に注力している。 丸山花梨(マルヤマカリン) 1998年生まれ。北海道と大阪で学生時代を過ごし、2021年春より東京の出版社に勤務。2020年『南瓜糖 第五回文学フリマ京都号』の企画・編集を担当。自分の話す言葉が何弁なのか、ときどきわからなくなる。 ムラ係長 印刷会社勤務。既婚者。横浜綱島にマンションを購入済み。ローンはあと31年。完全小遣い制。タバコはメビウス。趣味はゴルフ打ちっぱなしと車の運転。中江有里推し! 燃え殻(モエガラ) 1973年生まれ。小説家、エッセイスト。 2017年、小説家デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーとなり、2021年秋、Netflixで映画化、全世界に配信、劇場公開された。 小説の著書に『これはただの夏』、エッセイ集に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』『断片的回顧録』がある。最新作は『それでも日々はつづくから』(新潮社)。 山田英季(ヤマダヒデスエ) 1982年生まれ。料理家。POLAのオウンドメディア『MIRAIBI』にて「旅する料理人とおいしい話」連載中。著書に『にんじん、たまねぎ、じゃがいもレシピ』(光文社)、『かけ焼きおかず かけて焼くだけ! 至極カンタン! アツアツ「オーブン旨レシピ」』(グラフィック社)など。 山本隆博(ヤマモトタカヒロ) フォロワー80万を超える、シャープ公式Twitterの運営者。テレビCMなど、マス広告を担当後、流れ流れてSNSへ。ときにゆるいと称されるツイートでニュースになることが日常に。。第50回佐治敬三賞、2018年東京コピーライターズクラブ新人賞、2021年ACCブロンズなどを受賞。2019年にはフォーブスジャパンによるトップインフルエンサー50人に選ばれたことも。漫画家支援サイト「コミチ」でコラムも連載中。 山本健人(ヤマモトタケヒト) 2010年、京都大学医学部卒業。医学博士。外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、感染症専門医、がん治療認定医など。運営する医療情報サイト「外科医の視点」は開設3年で1000万ページビューを超える。Yahoo!ニュース個人、時事メディカルなどのウェブメディアで定期連載。Twitter(外科医けいゆう)アカウントのフォロワーは18万人を超える。著書多数。 よなかくん 1995年生まれ。文芸サークル「よるのさかな」ポンコツ主宰。堪え性のない人生。 ワタナベアニ 1964年横浜生まれ。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務を経て、1999年「NINJA FILMS」設立。アートディレクター・クリエイティブディレクターとして「45R」「HENRY CUIR」のクリエイティブディレクションを手掛ける。2006年より写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展を中心に活動。著書に『ロバート・ツルッパゲとの対話』(センジュ出版)がある。
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【サイン本】雨は五分後にやんで 異人と同人Ⅱ
¥1,980
SOLD OUT
『雨は五分後にやんで 異人と同人Ⅱ』 浅生鴨 / 今泉力哉 / 岡本真帆 / 小野美由紀 / 河野虎太郎 / 古賀史健 / ゴトウマサフミ / 今野良介 / スイスイ / 高橋久美子 / 田中泰延 / ちえむ / 永田泰大 / 野口桃花 / 幡野広志 / 山下哲 / 山田英季 / 山本隆博 / よなかくん ※浅生鴨さんのサイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横108mm 408ページ 作家・浅生鴨による責任編集の下で、「『五分』という単語を作品中に使うこと」だけを条件に、各分野の書き手19人が自由に書いた同人誌を文庫化。 小説、エッセイ、漫画、短歌、イラスト、インタビュー、パズルなど、幅広いジャンルの作品を多数掲載した文芸同人誌の枠を超えたアンソロジー集。 『朱に交われば赤くなるというけれども、どれほど朱い海の中を泳ごうとも、最後まで染まり切らずわずかに残る蒼こそが個人というものなのに、なぜか今僕たちは、みんなで寄ってたかってその残された蒼を朱く塗ろうとしている。それも悪意ではなく親切心で。個人を消し去ることが大切だと言わんばかりに、個人なんかでいては苦労するばかりなのだからというお節介な助言とともに。たぶん今の僕に必要なのは、切り離されることだ。どこにもつながらないことだ。個人として孤立し、誰にも理解されないまま孤独の中に打ち震える時間を丁寧に持つことで、ようやく僕は、かつて持っていたはずの、あの僕の蒼を取り戻すことができる。』 (浅生鴨「あの僕の蒼を」より) 目次 あの僕の蒼を/浅生鴨 五分だけの太陽/高橋久美子 五分マン/ゴトウマサフミ ツーストローク/山本隆博 昼の個室に座って/永田泰大 啓蟄の日、きみに問う/野口桃花 そいつがルパン/ゴトウマサフミ 練習しているか/浅生鴨 ピンクの象が窓から/小野美由紀 生活/岡本真帆 坂井、殴る。/今野良介 5分で描いてみました①/ゴトウマサフミ いつかの道を車で/浅生鴨 米ンドフルネス~米粒の気持ち~/山田英季 耳をすませど/スイスイ 五分後に会いましょう/浅生鴨 なにしよん/今泉力哉 □□を考える(問題編)/山下哲 5分で描いてみました②/ゴトウマサフミ できたものしか見ない/浅生鴨 黒船襲来!/河野虎太郎 走馬灯をコントロールしたい/幡野広志 だから歌え/浅生鴨 季節違いにナイフ/よなかくん 特殊と一般/浅生鴨 浅生鴨さんに5分間で訊きたい50のこと/古賀史健 まだない/ゴトウマサフミ 北極星の日々/岡本真帆 クロスとダンヒル/河野虎太郎 リベットと鞄とスポーツカー/浅生鴨 どん兵衛四天王/ちえむ 東国の櫟/高島泰 著者一覧 版元から一言 同人誌ながら長く売れ続けているため、今回、よりお手に取りやすい文庫版を刊行します。元チャットモンチーの高橋久美子、SF『ピュア』で人気急上昇中の小野美由紀など、幅広い分野の書き手が参加していることが特徴です。
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LAND TO SKIN
¥29,480
SOLD OUT
『LAND TO SKIN』 tomo kishida ※シュリンクされた未開封のものをお届けいたします。 縦250mm × 横250mm 103ページ tomo kishidaが手がけるland to skinの軌跡。 大阪は河内にて、自ら育てた綿で糸を紡ぎ生地を織って服を作りお客様へ届ける。 そんな試みの始動から初展示会までの三年間に渡る記録を収録。 その時々の情景と記録を、一枚ずつにプリントを施しました。 布張りの化粧箱に納めた豪華版です。 tomo kishidaホームページの映像(約25分)をご覧頂くとより凄さがわかります ↓ https://www.tomokishida.com/ tomo kishida(トモ キシダ) 岸田朋大 tomo kishida ファウンダー 1991年、大阪府生まれ。大学で建築学を、大学院で人間工学を専攻した後、メーカーの技術職に就職。働きながら「バンタンデザイン研究所」の日曜日コースに1年間通う。2018年、卒業と同時に〈tomo kishida〉をスタート。大阪を拠点にしながら、定期的に各地でポップアップイベントを開催している。現在は〈land to skin〉と〈uni iroikas〉の2つのプロジェクトに加え、新たにジュエリーラインをも手がける。
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ゴッサム・シティからの葉書| 豊田道倫
¥1,100
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詩集『ゴッサム・シティからの葉書』 豊田道倫 文庫判、120ページ 装丁:山田拓矢 編集:佐々木康陽 発行:25時 書き下ろしの詩48編と長編詩が収められています。 目次 Ⅰ 詩 四十八篇 詩とは 空港行きのバス停の前で うらぶれごっこ 口に出せない質問 十四行詩 夜 病気 ビッグマック 睨む女 ネルシャツ 何ひとつ 西瓜糖で ある朝 みーにゃん 帽子屋 小さな花 グッバイ東京 床屋さん いつまで 違う星で君と暮らせたら 安宿のロビーでずっと待っていた 地底人とお茶した キックボードに乗って行った少女 交差点で ねこたち 夢見がちな男は 高見ノ里 早朝の雨 ネルシャツ2 悲しみ アホなレコードがこの世で一番優しかった ぼくの布団の中においで 一度だけ共演した女性ミュージシャン 人間の定義 西成ミッドナイトベーカリー 100年後 人間なんて グッドバイ 2022.11.28 SNS 子供が成人したら 訃報 虫になっても生きたい 四十九手目のブルース つぶやき 和光浴場を出て ブレイキングダウンのように コンプレックス・マン ゴッサム・シティからの葉書 Ⅱ 大阪で一番長い詩を書いた(2022年篇) 大阪で一番長い詩を書いた(2022年篇)
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ビッグマムアンちゃん
¥3,200
SOLD OUT
『ビッグマムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット ※特典のマムアンステッカー付です。 ※ポスターも折り込みで付いてます。 B5変形、200ページ ― 読みどころ!楽しみどころ!― ☆対談 吉本ばなな × ウィスット・ポンニミット ☆Q&A タムくんが読者からの質問に答えます ☆新作書き下ろし漫画 ※2022年12月6日から路上で先行販売。販売者からお買い求めください。 ※販売者には1冊1,450円(45.3%)の収入となります。 (2023年1月より書店販売開始) 15年分を集めたマムアンちゃんの愛蔵版! 『ビッグイシュー日本版』にて、2007年から2021年の15年にわたり連載してきた、マムアンちゃんの4コマ漫画が、ついに1冊の本になります! ビッグイシュー創刊20周年記念として、全173作品を一挙掲載した愛蔵版として単行本を発行します。心がキュンとするようなマムマンちゃんとその仲間たちの世界にどっぷりと浸れる厚さが魅力です。 マムアンちゃんの世界を存分にお楽しみください。 贈り物にもベストチョイスです。 ウィスット・ポンニミット(タムくん) 1976年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。 1998年バンコクでマンガ家デビューし、2003年から2006年まで神戸に滞在。2009年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部 門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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マムアンひとこと|ウィスット・ポンニミット
¥902
SOLD OUT
『マムアンひとこと』 ウィスット・ポンニミット A5変形、36ページ マムアンのアートワークとメッセージを集めた冊子です。 主に2019年から2021年にインスタグラムで発表した作品をあつめました。 「ひとこと」メッセージが特徴です。 各作品にタムくんの書き下ろし解説があります。 ウィスット・ポンニミット(タムくん) 1976年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998年バンコクでマンガ家デビューし、2003年から2006年まで神戸に滞在。2009年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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ヒーシーイット ピンク|ウィスット・ポンニミット
¥770
『ヒーシーイット ピンク』 ウィスット・ポンニミット A5、28ページ タイで連載が続く、ウィスットポンニミットのライフワーク「ヒーシーイット」の冊子です。 2019年から2021年の3話収録です 時代の変化を感じる作品です。 もくじ 脱ぐ アップグレード エロボット ウィスット・ポンニミット(タムくん) 1976年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998年バンコクでマンガ家デビューし、2003年から2006年まで神戸に滞在。2009年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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退職のご挨拶展 作品集
¥1,650
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『退職のご挨拶展 作品集』 主宰・企画:高橋あやな 事務局メンバー:難波友希 / 大久保舞花 200mm × 200mm 60ページ デザイン:大久保舞花 コピー:難波友希 印刷・製本所:レトロ印刷 退職時に社内外で関わりのあった人へ向けた「退職のご挨拶」という件名で届くメール。題名の通り、そんな退職メールを展示する「退職のご挨拶展」。 「退職のご挨拶展」のために全国から公募して集まった40件の退職メールを1冊にまとめたのが本書です。
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川柳集 今日だけ泊めてよ
¥2,200
SOLD OUT
川柳集『今日だけ泊めてよ』 高橋あやな A5判、60ページ 撮影:アガツマアヤメ 出演:碓氷 / 眠り 目次 今日だけ泊めてよ 東京、恋の歌 猫も知らない 高橋あやな 「退職のご挨拶展」主宰。 新卒で税理士事務所に就職後、ナレーターの道へ。 詩や川柳などの創作のほか、アイドルグループ「きっと誰かの秘密兵器」では親愛なる名義で活動。 -ZINE- 2017 詩 集『マニキュアを塗った夜は自慰行為ができない』 2018 詩 集『死んじゃうことになりました』 2019 川柳集『今日だけ泊めてよ』 -展示- 2019 雨宮沙月・高橋あやな二人展 「あそびなんかじゃない」原宿 PARK 2019 アガツマアヤメ・高橋あやな二人展 「ワンルームの頃」渋谷 Room_412
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【サイン本】祝宴
¥1,650
SOLD OUT
『祝宴』 温又柔 ※サイン入りです。 四六変型判 縦192mm × 横131mm 160ページ 温又柔(オンユウジュウ) 我最愛的家人。娘を誰よりも理解したい、けれど――。気鋭の新たな代表作。「私は、彼女のことを、秘密にしたくないの」。長女が同性の恋人の存在を告白したのは、次女の結婚式の夜だった。戸惑う父は、娘にふつうでいて欲しいと願ってしまう――。日本で外国人として育った娘、外省人の祖父、日本・台湾・中国で生きる父。いくつもの境界を抱えた家族を、小籠包からたちのぼる湯気で柔らかく包み込む感動長編。 温 又柔 1980年、台北市生まれ。両親とも台湾人。幼少時に来日し、東京で成長する。2009年「好去好来歌」ですばる文学賞佳作、15年『台湾生まれ 日本語育ち』で日本エッセイスト・クラブ賞、2020年『魯肉飯のさえずり』で織田作之助賞を受賞。著書に『来福の家』『真ん中の子どもたち』『空港時光』、エッセイ集『「国語」から旅立って』、小説家・木村友祐との往復書簡集『私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ』、編著に『李良枝セレクション』など。
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【古書】林忠彦写真全集
¥16,500
『林忠彦写真全集』 林忠彦 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 350mm × 263mm 650ページ ケースと輸送ケース有り 平凡社 1992年8月25日 初版第一刷発行 日本写真界の重鎮の全生涯にわたる作品から1000点を収録する決定版。土門拳、木村伊兵衛と並ぶ昭和の代表的写真家が捉えた日本人の赤裸々な姿は、昭和史の貴重な記録です。 企画・構成・執筆 岡井耀毅 編集協力 齋藤康一 / 林義勝 / 林荘祐 AD・装丁 木幡朋介 プリンティング・ディレクター 小保方光男 / 浦田知裕 製版 工藤修男 / 西郷轍 校閲 平凡社校閲センター 目次 1 戦時下の日本 昭和16年~20年 国土の護り 勝利への夢 女性も勤労動員 総動員の銃後 増産へ一億一心 防空演習の日々 2 甦った平和 昭和21年~25年 誰か故郷を想わざる 占領の街 あふれた戦災孤児 焼け跡からの出発 解放の時代 学生商売往来 水上家族 婦人警官誕生 新生の街 無頼派作家たち 3 新しい時代の幕あけ 昭和26年~36年 戦後文学の旗手 ヒーローの季節 新東京地図 働く人々 九十九里浜の漁夫 北上山脈の農民 奄美大島復帰 栄光のアメリカ もはや戦後ではない 東海道・Ⅰ 在りし日の文豪 新・平家物語 ― カメラ紀行 小説のふるさと ― 復刻編集 林忠彦写真集 青銅の基督 長興善郎 若い人 石坂洋次郎 桜島 梅崎春生 足摺岬 田宮虎彦 伊豆の踊り子 川端康成 美しい女 椎名麟三 暗夜行路 志賀直哉 蒼氓 石川達三 潮騒 三島由紀夫 若い詩人の肖像 伊藤整 二十四の瞳 壺井栄 月と狂言師 谷崎潤一郎 おんな艶彩 女優 監督と俳優 諸家群像 執念の棟方志功 若き日の織田広喜 作家の風貌 ある日の文壇 4 繁栄の時代 昭和39年~平成2年 変わりゆく街 銀座紳士淑女録 日本の画家 日本の経営者 茶室 家元 五百羅漢像 世界の旅 日本百景 長崎 海と十字架 維新の英傑 西郷隆盛 若き修羅たちの里 長州路 東海道・Ⅱ 林忠彦の想い出 林忠彦論 林忠彦を愛惜した作家たち 在りし日の林忠彦 ― アルバム特集 林忠彦の生涯 編集後記
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発芽 / わたくしが樹木であれば
¥1,540
SOLD OUT
『発芽 / わたくしが樹木であれば』 岡崎裕美子 ※発送は年明けになります。 文庫判 160ページ 「したあとの朝日はだるい 自転車に撤去予告の赤紙は揺れ」や「体などくれてやるから君の持つ愛と名の付く全てをよこせ」で話題となった第一歌集『発芽』と「おばさんでごめんねというほんとうはごめんとかないむしろ敬え」が広まった『わたくしが樹木であれば』を完全収録。新たに文庫版のみ収録の18首を追加。 目次 発 芽 Ⅰ 小さな嘘 したあとの朝日はだるい 針 好きなはずだが 葱ぽろぽろ 真夏日のふたり Ⅱ R マッサージルームにて キセル乗車 なにもできない カオス 棒立ちの膝 鎌 倉 八月の桃 Ⅲ どれが帆 海のまねする 三人で会えば 案内楽 発 芽 指で踊る チハル Ⅳ テロはテロ 少年の刺青 もう一度行く 早熟みかん シネマコンプレックス ぐらぐらの 解 説 岡井隆 あとがき わたくしが樹木であれば Ⅰ 飴玉のようなボタン わたくしが鳥だった頃 なんかうれしい ダブルベリーゼリー 解体工場 降ってきたよ 父を運ぶ 贈り物 Ⅱ わたくしが樹木であれば 春、東京タワーのそばで 雨は突然降ってくる 沼に入る わたくしの四肢 菜の花は食べられます 金 環 空蟬橋 いつか羽ばたく 最後の出社 吸いおわるまで 落ちるならふたりで落ちる 白き裸身 眠りたいと思って眠る Ⅲ 鯨とはこのようなもの 完全に奪う 手芸洋品店 真昼間のプラネタリウム 父 島 頭塔の道 繰り返し記号 私の少年 木 耳 どこからが獣 あったかもしれない、なかったかもしれない 二〇二〇年 神宮外苑散策 あったかもしれない、なかったかもしれない 文庫版 あとがき
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イギ
¥1,980
SOLD OUT
『イギ』 千種創一 ※発送は年明けになります。 A5判変形 92ページ 『砂丘律』、『千夜曳獏』と存在の根源的な孤独に向き合いながら短歌を詠み継いできた千種創一が放つ初の詩集。 短歌を素地とした確かな修辞力で現代詩に新たなページを刻む一冊。 中東の難民、テロ、そしてジェンダーなど現代社会が抱える諸問題に真っ向から取り組んだ意欲作。 2021年現代詩「ユリイカの新人」受賞。 目次 Ⅰ 削肉包 浅る ハンバーガー屋と礼拝所の交差点を曲がりながら 此頃都 祝福を振り下ろして 糸杉と受信箱 すなつむり 蝙蝠傘 香 炭の消える Got Lost ざくろ Ⅱ 遊ぶための園 ヒルドゥート遺跡 空の魚 レンズ豆のスープ 残つてゐた七枚 Ⅲ God, Lost 足長蜂 火の尾、雨の尾 海の馬 青と未遂
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あるはなく
¥2,420
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千葉優作 歌集『あるはなく』 千葉優作 四六判変形上製 190ページ 「歌集 あるはなく 栞」江戸雪/大塚亜希/大森千里 16ページが付いてます。 たましひが一尾の鮭にかへるまで言葉の滝を見上げてゐたい 生まれてしまったという原初的な感覚はなくなることはないだろう。けれど、これらの歌のように、その苦を言葉によって反転させ生きる力を得ることができる。・・・江戸雪「栞」より 何もない風景に意味を持たせ、ひとが立ち止まることのない風景に立ち止まらせ、世界の美しさや不思議さ、また、不条理さを表現するために、わたしは短歌を詠んできたのではなかったか、と初心に返る思いになる。・・・大塚亜希「栞」より 「あるはなく」に象徴されるこの世の無情と、彼自身の身めぐりの悲しみや孤独を吐露する器として、この歌集は生まれたのかも知れない。・・・大森千里「栞」より 目次 Ⅰ さくら花観ればあなたを思ひ出す チャリを押すおれと押されてゆくチャリの 営業をやめてしまったコンビニが ガガーリン以後に生まれてこの星の 栞紐はさみて閉づるいちにちに 星かちり、かちりと震ふ天北の ひとはみな痛みに弱い鮭だから ほんたうは僕が変はつたせゐなのに ワイシャツを脱げばわたしがワイシャツの たんぽぽのやうに暮らしちやだめですか Transcendental Etudes ― 超絶技巧練習歌集 ― Ⅱ Phantom Love Ⅲ くつたりと鍋の春菊やはらかく 塩を足すやうにはゆかず すんすんと伸びゆく竹の ふれふれ坊主 空蟬のつぶれる音を聴くまでは 厨にまつはるエト・セトラ 八 月 半身の馬 ― 神田目勝「大地への筆触」展 ― けふのゆふぐれ 鳥にあづけて 針をしづめる たましひを借りる 望月のころ 三 月 ダリのいたづら 花に生まれるしづけさを かへるべき宇宙の果てを知らずして あとがき
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【直筆短歌入りサイン本】老人ホームで死ぬほどモテたい
¥1,870
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『老人ホームで死ぬほどモテたい』 上坂あゆ美 ※直筆短歌入りサイン本です。 ※直筆短歌は写真のものとは異なる場合がございます。 四六判、144ページ 思わぬ場所から矢が飛んでくる 自分の魂を守りながら生きていくための短歌は、パンチ力抜群。絶望を嚙みしめたあとの諦念とおおらかさが同居している。 (東 直子) 【5首】 母は鳥 姉には獅子と羽根がありわたしは刺青(タトゥー)がないという刺青(タトゥー) 風呂の水が凍らなくなり猫が啼き東京行きの切符を買った 故郷の母と重なりしメスライオン 深夜のナショナル・ジオグラフィック 沼津という街でxの値を求めていた頃会っていればな シロナガスクジラのお腹でわたしたち溶けるのを待つみたいに始発 目次 スナックはまゆう エグザイルによろしく Xの値を求めていた頃 海物語 ヤニとマカロン 国民年金 夜 バズらない夏 有休で泥だんご 捕食者 グッドなピープル たのしい地球最後の日 新堀ギターをさがしてごらん 解説 根源的な存在理由を求めて 東直子 あとがき 上坂あゆ美(ウエサカアユミ) 1991年8月2日、静岡県生まれ。東京都在住。 2017年から短歌をつくり始める。 銭湯、漫画、ファミレスが好きです。
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【サイン本】水上バス浅草行き
¥1,870
SOLD OUT
『水上バス浅草行き』 岡本真帆 ※サイン入りです。 ※サインと一緒に入っている手書きの短歌は写真の短歌とは異なることがございます。 B6変型判176ページ 【収録短歌より3首】 ほんとうにあたしでいいの?ずぼらだし、傘もこんなにたくさんあるし 3、2、1ぱちんで全部忘れるよって今のは説明だから泣くなよ 平日の明るいうちからビール飲む ごらんよビールこれが夏だよ 岡本真帆(オカモトマホ) 1989年、高知県生まれ。未来短歌会出身。
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【3刷りサイン本】岡野大嗣『音楽』
¥1,980
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『音楽』 岡野大嗣 ※サイン&手書き短歌入りです。 ※3刷りは背表紙がしろ色になります。 ※サインと一緒に書かれた短歌は全て異なっており、ランダムに発送いたします。 B6変形上製、 120ページ(182mm x 128mm ) 装丁:佐々木暁 「継ぎ表紙」による造本 第2歌集刊行から2年ぶりとなる、待望の第3歌集『音楽』。 収録歌は300首を超えますが、ボリュームを感じるよりも、読後感は、自分だけの名曲にふれたような高揚感に満ちています。 音楽は水だと思っているひとに教えてもらう美しい水 (収録歌より)
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有毒植物詩図鑑
¥1,760
SOLD OUT
『有毒植物詩図鑑』 草野理恵子 四六判、212ページ 待望の草野理恵子の新詩集。 100種類にものぼる有毒植物をモチーフに草野独特の感性で素敵な詩をつけている。草野理恵子の詩には根本に詩がある。決して難しい言葉を多用している訳でない。しかし僕たちはその詩に深く共感し、感動を覚えるに違いない。 草野理恵子 びーれびしろねこ社大賞受賞、詩集「パリンプセスト」にて横浜詩人会賞、ほか受賞。
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とても小さな理解のための
¥1,760
SOLD OUT
『とても小さな理解のための』 向坂くじら 四六判、219ページ 向坂くじらさんは、いま現代詩の中でも最も注目を浴びている若手詩人である。ココア共和国、朝日新聞など各詩誌投稿欄に詩が掲載されるほか、ギタリスト、クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」、詩人橘上、永澤康太とのユニットなど、身体表現、即興表現と組み合わせる朗読パフォーマンスなどでも活躍。TBSラジオにも出演。 今処女詩集「とても小さな理解のための」は、帯文を現在の日本の現代詩で最も若者の支持を集めている詩人の文月悠光が書いている。ネット告知の予約だけであっという間にたくさんの予約が殺到した。 目次 星座 キッチン 9 四月の昼 迷子 二十七歳 月子、ハズゴーン 満潮 サービス 誤認 怒りだ 潮鳴り トマトポークカレー(もっとも個人的な) 玄関口 53 牛乳を一杯わけてください ほしがる 棲みうつる日 ちいさな群れ 城塞 ● 変態 子どもたち 区別 線とハサミ クライスト 踊り 月が欠ける 性的な誘い 目撃 提案 ● あったくして 波のうつ部屋 125 食いちがう 波のうつ部屋 カウント 水べ 許しが訪れるのを待って ディナーテーブル 航路 君の帰りを待ちながら書いた詩 死ぬ前の話 とても小さな理解のための おとなりは ねずみを殺す いてもいても メッセージ・イン・ア・ボトル 詩がどこにもいなかった日 ディスカウント 理解へ(家庭的な解釈) アンダスタン 青いしっぽ 冬に光る ● 週末 向坂くじら 2021年、現代詩投稿ポータルサイトのB-REVIEWが主催したびーれびしろねこ社賞大賞受賞。慶応義塾大学卒業。