スタンダードブックストア
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渋谷陽一・松村雄策『渋松対談 赤盤青盤セット』
¥2,640
※ 赤盤・青盤の2冊セット販売です。 渋谷陽一と松村雄策が毎月喧々諤々なロック談義を繰り広げる、『rockin’on』の代名詞と言える長寿連載「渋松対談」、シリーズ第5作目と6作目がついに登場。2冊同時に刊行です! 今回は2冊合わせて、たっぷり101回分を収録。9年分の連載を赤盤・青盤の2冊にわたって収録しました。 還暦を迎えて、ますます勢いを増す爆笑ロック漫談がここに。 帯に書かれた超濃厚な推薦文は、桑田佳祐によるもの。こちらも必読です!
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【サイン本】脇川飛鳥『ラストイヤー』
¥1,650
※ 著者直筆サイン本です。 ドーナツは穴があいてるものですしあなたがいればうれしいですし 〈平易なようでときどき、どうにでもなれ、というような勢いのよさが発生するのがすごい魅力の作風〉 ──pha(蟹ブックス・書店員)2024/6/15Xより 〈ずっと大ファンです。〉 ──枡野浩一(『かんたん短歌の作り方』著者) 2024年4月17日に発行され、早々に完売した「私家版」を、デザインや感触そのままに短歌研究社版として刊行! 人間は別れて生きてゆくのです それではルールを説明します ふたりでただビールを飲んで脳みそがあったかかったあれはよかった 新書判/80頁 装画=水沢そら(『ちゃっくん』より) 装幀=ほんだことこ(MARLC) 【著者プロフィール】 脇川飛鳥(わきがわ・あすか) 1979年、長崎生まれ。枡野浩一『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房、2000年)に50首の作品集「気がする私」を掲載。『テノヒラタンカ』(太田出版、2002年)に参加。以降の短歌を本書に収録しました。
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青海エイミー『ジミー』
¥2,200
note で評判になり、200 名以上が生原稿を読んで、すでに読書会も開かかれた小説が、このたびクラウドファンディング の支援を得て、書籍化を実現。「とんでもない才能と出会ってしまった」と評したオールナイトニッポン最後のパーソナリティ平野友康が、この作品のために紹介動画を制作、楽曲はmonq design オオムラシノが提供。話題性抜群の小説 。大型新人のデビュー! ただのラブストーリーじゃ、なかった。・・・ 読者の感想から ●今まで読んだ中で、一番好きな小説です(10 代女性) ●愛おしくあたたかい気持ちでいっぱいになった(30 代女性) ●ある意味「危険な」小説 。一日中、頭から離れなくなってしまう。そんな「危険」で、「ワクワクが止まらない」物語だ(40 代男性) ●寂しい時、泣きたい時、疑いそうになる時、私は何度もこの物語を読むと思います(30 代女性) ●ジミーはやばいですね。読み進めていくたびに涙が溢れてきます(20 代男性) ●世界はもっと広くて、もっと自由だと「ジミー」は教えてくれる(10 代女性) ●この小説は美しい。必死な、そして悲痛な若者の生き様と苦悩から紡がれるが、私も人間だ ということを思い出させるのだ(20 代男性) ●作中のある言葉が、生命の存在そのものを肯定してくれた(30 代女性) ●一気に読み終わって初めて頬を伝う涙に気付いた(40 代女性 ) 著者プロフィール 青海エイミー(著) 大学院でジェンダースタディーズを学ぶ。2011年にマレーシアにわたり、翌年からペナン島で10年間暮らし、小説『ジミー』を執筆。 2022年帰国、同作でデビュー。ジェンダー、アイデンティティなどのテーマを繊細に描いた『ジミー』は、読者の大きな共感を呼ぶ。2作目は、異国でクンダリーニヨガの講師となる女性の姿を描いた自伝的小説『本当の私を、探してた。」。『夜をめくる星』は3作目の書下ろし小説である。 四六判ハードカバー、222ページ
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シェイン・シャピロ 『ミュージックシティで暮らそう』
¥3,080
音楽は都市のインフラだ! ライブハウスが減っていくのは「文化の問題」ではなく「都市政策の問題」かもしれない――。 本書は、音楽を“社会のインフラ”ととらえ、まちづくりの戦略に音楽を取り入れる方法を説いた、新しい都市論です。音楽や文化政策について都市と協働する英国のコンサルタント会社Sound Diplomacyの創業者が、ロンドン、アデレード、シドニー、オースティン、マディソン、ハンツヴィルなど、世界各都市と実際に取り組んできた政策やプロジェクトを紹介しながら、都市に音楽が根づくための条件をひもときます。 パンデミック以降、音楽業界が直面する困難を越えて、教育・観光・福祉・ジェンダー平等といった分野にも横断的に音楽が貢献できることを証明する、希望と戦略の書。 【目次】 はじめに なぜ音楽は大切か 第1章 はじめに政策ありき 第2章 みんなのための音楽エコシステム 第3章 ロンドンをミュージックシティに 第4章 ハンツヴィルの冒険 第5章 経済・教育・観光・平等・ケア 第6章 パンデミックのあとさき あとがき ありうべき音楽 解説 ミュージック・アーバニズムの実践(齋藤貴弘) B6判、341ページ
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レイチェル・カーソン著、 森田真生訳、 西村ツチカ絵『センス・オブ・ワンダー』
¥1,980
生きることを歓び、分け合い、育む。生の源泉にあるものとは。世界的ベストセラー待望の新訳、さらにその未完の作品を、いま京都から書き継ぐ。 「ここにきてよかったね」 この星はすべての生命を祝福している。 世界的ベストセラー『センス・オブ・ワンダー』待望の新訳 さらにその未完の作品を今京都から書き継ぐ 先駆的に化学物質による環境汚染を訴え、今に続く環境学の嚆矢ともなった『沈黙の春』の著者であり科学者であるレイチェル・カーソン。そのカーソンの最後に遺した未完の作品が『センス・オブ・ワンダー』だ。 本書は独立研究者・森田真生による新訳と、「その続き」として森田が描く「僕たちの『センス・オブ・ワンダー』」で構成する。カーソンが残した問いかけに応答しつつ、70年後の今を生きる森田の問題意識に基づいた、新しい読み解き、新しい人間像の模索を行う。 ------ 地球の美しさをよく観察し、深く思いをめぐらせていくとき、いつまでも尽きることがない力が、湧き出してきます。鳥の渡りや潮の満ち引き、春を待つ蕾の姿には、それ自体の美しさだけでなく、象徴的(シンボリック)な美しさがあります。 (レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」より) これから生まれてくるすべての子どもたちが、「きてよかったね」と心から思える、そういう世界を作り出していくこと。僕たちが何度でも新たに、それぞれの「センス・オブ・ワンダー」を生き、書き継いでいこうとしているのもまた、このためなのである。 (森田真生「結 僕たちの「センス・オブ・ワンダー」へ」より) ------ 【目次】 センス・オブ・ワンダー 僕たちの「センス・オブ・ワンダー」 結 僕たちの「センス・オブ・ワンダー」へ 判型 四六判 ページ数:184頁 レイチェル・カーソン:1907-64。アメリカの生物学者。研究の傍ら、大ベストセラー作家に。1962年公害問題を『沈黙の春』で厳しく告発、環境問題の嚆矢となる。『センス・オブ・ワンダー』は1956年に雑誌発表、未完のままに死後単行本化された。ほか著書に『潮風の下で』『われらをめぐる海』『海辺』などがある。 森田 真生(もりた・まさお):1985年生まれ。独立研究者。京都を拠点に研究・執筆の傍ら、ライブ活動を行っている。著書に『数学する身体』で小林秀雄賞受賞、『計算する生命』で第10回 河合隼雄学芸賞 受賞、ほかに『偶然の散歩』『僕たちはどう生きるのか』『数学の贈り物』『アリになった数学者』『数学する人生』などがある。 西村ツチカ(にしむら・つちか):1984年神戸市生まれ。2010年、『なかよし団の冒険』(徳間書店)でデビュー。同作で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。その他の作品に『ちくまさん』(筑摩書房)『かわいそうな真弓さん』(徳間書店)、『さよーならみなさん』、『アイスバーン』、『北極百貨店のコンシェルジュさん』全2巻(以上、小学館)など。画集に『西村ツチカ画集』(玄光社)があり、書籍の装画や挿絵、CDジャケットなども多く手がける。
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石井佳苗 『Heima』
¥2,420
1冊の本になった『Heima』総集編 インテリアスタイリスト 石井佳苗さんが伝えたい大切なこと。 家具、香り、ラグ、照明、アート……。伝えたいのは、暮らしを構成する1つひとつを自分軸で選ぶために磨いていきたい「9」つの感覚のこと。石井さんの住まいを通し、素敵な写真共に見せていきます。そのほか、石井さんが憧れる6人の自宅を訪れたり、対談したり。台湾とタイで出合ったインテリアも。224Pの大ボリュームで紹介します。 <内容> Introduction 9 Keys in Daily Life 日々の感覚を磨く9つのキーワード。 PART1 Judge 察する 住まいづくりは自分を知ることから始まる。 今日の自分を知る時間。自分と向き合いインテリアを変えていく。「窓から緑」は必須条件。住まいの中心は変わる。欲しい機能は変わる。「足りない」を知る、つくる。 PART2 Idea あそぶ インテリアは”ミックス”であそぶ。 素材、年代、デザインミックスでバランスをとる。季節の変化に合わせて布使いやアートであそぶ。 PART3 Blance ととのえる いい「間」のある空間は心地よい。 「少しずらす」が絵になるバランス。「間」を取る飾り方。ゆるく仕切り、調和させる。今の暮らしに床の間を。暮らしになじむ畳の間の活かし方。 Column インテリア×風水 李家幽竹さんに教えてもらう。良い気が循環する家の考え方。 PART4 Gradate うつろう 豊かな時間をつくる”光”と”あかり”。 光の通る空間づくり。気分と部屋の雰囲気を左右する。照明器具選び。場所に合わせ他照明の考え方。奥行きのある時間と空間をつくる照明計画。 PART5 Hold 捉える 大きさ、量、形を捉えて、美しく、楽しく、使いやすく 「整う」と「飾る」のほどよいバランスを。美しい収納アイデア。 PART6 Enjoy 享受する 自然の恵みに感謝し、味わい、楽しむ。 判型:A4変判 280x211x20 mm 石井佳苗 いしい・かなえ インテリアスタイリスト。雑誌や広告など幅広い分野で、インテリアやライフスタイルを提案。2020年からはオンラインのインテリア講座を始め、住まいづくりの楽しさを伝えている。
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オードリー・タン 、 E・グレン・ワイル『PLURALITY』
¥3,300
全世界で大反響! 米TIME誌でも取り上げられた話題の書の日本語版が、サイボウズ式ブックスから遂に刊行! 「PLURALITY」は、台湾の初代デジタル発展省大臣オードリー・タンとマイクロソフトの首席研究員にして気鋭の経済学者グレン・ワイルという世界のトップランナーが提唱する、新たな社会のビジョンだ。 「プルラリティ/多元性」―――それは、「シンギュラリティ/単一性」とは異なる道。対立を創造に変える、協働テクノロジーともに歩む未来。 【権利】【通貨】【コミュニケーション】【投票】【市場】【メディア】【環境】【学習】【政策】……起こり得る未来を全検証した一冊です。 訳:山形浩生…世界的ベストセラー、トマ・ピケティ『21世紀の資本』の訳者として知られる翻訳家 解説:鈴木健…『なめらかな社会とその敵』著者であり、スマートニュース株式会社取締役会長 世界はひとつの声に支配されるべきではない。 対立を創造に変え、新たな可能性を生む。 プルラリティはそのための道標だ。 空前の技術革新の時代。 AIや大規模プラットフォームは世界をつなぐと同時に分断も生んだ。 だが技術は本来、信頼と協働の仲介者であるべきだ。 複雑な歴史と幾多の分断を越えてきた台湾。 この島で生まれたデジタル民主主義は、その実践例だ。 人々の声を可視化し、多数決が見落としてきた意志の強さをすくい上げる。 多様な声が響き合い、民主的な対話が社会のゆく道を決める。 ひるがえって日本。 少子高齢化、社会の多様化、政治的諦観……。 様々な課題に直面しながら、私たちは社会的分断をいまだ超えられずにいる。 しかし、伝統と革新が同時に息づく日本にこそ、照らせる道があると著者は言う。 プルラリティ(多元性)は、シンギュラリティ(単一性)とは異なる道を示す。 多様な人々が協調しながら技術を活用する未来。 「敵」と「味方」を超越し、調和点をデザインしよう。 無数の声が交わり、新たな地平を拓く。 信頼は架け橋となり、対話は未来を照らす光となる。 現代に生きる私たちこそが、未来の共同設計者である。 《著者からのメッセージ》 真の調和とは差異を避けることではなく、多様な声を積極的に束ねて共通の目標へ向かうことにある。日本こそが、次なる道を照らし出す存在になり得ると強く信じている。 ーーーオードリー・タン プルラリティは、世界中のめまいがするほど多様な文化から引き出した伝統を、完成させ、折り合わせ、慎重にハイブリッド化して改善するという昔ながらの日本の誇りと共鳴するものだ。 ーーーE・グレン・ワイル 判型:A5判並製 頁数:624ページ オードリー・タン 台湾における初代デジタル担当政務委員(最年少)であり、世界初のトランスジェンダーの閣僚。著書に『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(プレジデント社)などがある。 E・グレン・ワイル RadicalxChange創設者。マイクロソフト・リサーチのPlural Technology Collaboratory & Plurality Institute 創設者。共著に『ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀: 公正な社会への資本主義と民主主義改革』(東洋経済新報社 )がある。
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近藤弥生子『オードリー・タンの思考』
¥1,980
「この新しい本で台湾の人々から日本の友達に 温かい想いを伝えたいと思います。 また、国民と政府の協力により、新型コロナウイルスを克服し、 健康で安全な生活を取り戻すことができると信じています。 ありがとうございました」 ――オードリー・タン 彼女のことを話すとき、 「IQ180の天才大臣」を枕詞にするのをそろそろやめよう。 オードリー・タンの思考は、そんな数値では語りきれない。 そして、私達ひとりひとりが、彼女の思考を知ることで、 この社会を変えていくヒントを得ることができるだろう。 オードリーはこう言っている。 「情熱や使命感は一定の時間を過ぎると使い終わってしまう けれど、楽しさを原動力にすればずっと続けることができる」 ――まずは、楽しむこと。 オードリー・タン公認本! 台湾在住10年のノンフィクションライターによる独占インタビュー。 オードリー氏が今、台湾政府の中で推進している、 「ソーシャル・イノベーション」を軸に仕事の仕方、コロナ対策、 アイディアを行動に移す方法、人との繋がり方、おすすめのデジタルツール、 これからの社会を良くするために何ができるか? 等々を縦横無尽に、 時にはユーモアを織り交ぜながら語っている。 台湾在住の著者である近藤弥生子氏は、 オードリー氏とその周辺の人達の言葉を一言一言、丁寧に掬い上げて取材。 台湾と日本の垣根を超えて、アフターコロナに私たち一人一人が どう社会と関わっていけばより良い未来を作れるのか、 多くのヒントを示唆してくれる内容となった。 ~彼女の人生をまとめる伝記ではなく、これまでの日々に彼女が何を思い、 どのように考え、どう行動しているかについて考えてみたい。 これが、政治ジャーナリストではなく生活者視点で物書きをしている私が、 本書を書くにあたって大切にしたことである。 本書を手に取ってくださった方の心に、少しでも「何か」が宿ることを願って~ ――著者 【目次】 はじめに 「一人の天才を生むことは難しいが、一人一人の心に小さなオードリー・タンを宿そう」 第1章 オードリー・タンという人物、その存在 第2章 オードリー・タンの生い立ち 第3章 オードリー・タンの仕事 1 シビックハッカー・コミュニティ<g0v>への参加と<萌典>2012年末 2 <ひまわり学生運動> 2014年、春 3 民間による法規討論プラットフォーム<v Taiwan>設置に、 外部コンサルタントとして参加 2014年12月~2015年6月 4 教育改革への貢献 2015年 5 大臣として掲げる3つのミッション 6 <総統杯ハッカソン> 2018年~現在 7 新型コロナウイルス感染症対策 2020年 インタビュー ガオ・チャーリャン シビックハッカー・コミュニティ<g0v(零時政府)>発起人 ジャクリーン・ツァイ オードリーを台湾政府に抜擢した当時の女性閣僚 ハワード・ウー マスクマップを開発した台南在住のシビックハッカー 第4章 小唐鳳(小さなオードリー・タン)を心に宿そう 1 「ハクティビスト」になろう 2 ソーシャル・イノベーションと、それを理解するためのおすすめ本5冊 3 使命感や情熱よりも大切なこと 4 世界の中で「自分の役割」をみつけるには? 5 人やお金との付き合い方 6 デジタルツール使用の心得 7 あなたの助けになる、フレームワークやテクニック 8 デジタル担当大臣の一日 おわりに 判型・ページ数 4-6・312ページ
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柚木麻子『BUTTER』
¥1,045
男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ――。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。 原裕菜/カバー装画 判型:文庫判 頁数:592ページ
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ミロコマチコ『島まみれ帳 』
¥1,870
絵本作家で画家のミロコマチコが、奄美大島にとっぷりつかった濃厚な時間と、愛猫との暮らしをエッセイ・イラスト・写真で綴った、読みごたえたっぷりの一冊。 4ひきのねこたちとの奄美大島への移住、家づくりや巨大台風、夜中までつづく島のお祭り、島の子どもたちとのワークショップ、メキシコでの展覧会など...ブロンズ新社のWEB連載「ミロコあたり」が書籍になりました。 ― もくじ ―― まえがき 南の島でのもらいもの 猫たちの引っ越し 猫たちの引っ越し2 アリ地獄 釣り、はじめました ハブと居酒屋 カマキリおじいちゃん 種下ろし お弁当作り サトウキビの思い出 猫たちの変化 6匹目の猫 てつぞう農園 巨大な台風 お正月の悲劇 タケノコくん 物心交換 隣の達人 カフェバーができた 島の再会と別れ イザリ 深夜の津波警報 メキシコでの展覧会 田舎町での死者の日 妖怪オゴラン 月夜のハブ 八月踊り 増える植物 舟こぎ競争 ムムとモモ 5年目の台風 島の運動会 島のお正月 生き物たち あとがき ―――――― 34篇の「イラスト&エッセイ」と、描き下ろしイラストと53点の写真を収録。 148×210mm 224P 並製 soft cover
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ひうらさとる『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
¥1,650
『西園寺さんは家事をしない』『ホタルノヒカリ』etc. 大人気漫画家が教える50代からの旅の楽しみ方 ドラマ化して話題となった『西園寺さんは家事をしない』『ホタルノヒカリ』など数々のヒット作を手がけた漫画家・ひうらさとるさんは、自他ともに認める旅行好き。 家事や育児がひと段落し、「旅行に行きたい!」と思ったときに、つい二の足を踏んでしまいがちな同年代に向けて、旅を楽しむためのヒントや実践している工夫を教えます。若い頃の体力頼みの旅とは違う、大人世代ならではの「疲れない」、豊かな旅の楽しみ方が満載。旅先に持って行くグッズやファッションアイテムの紹介、ひうらさんが暮らす兵庫県城崎温泉のミニガイドも収録しています。 判型:A5判 128ページ
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『ニューHOPE』
¥2,000
広島を新しい視点で切り取った ガイドブック? ライフスタイルブック? カルチャーマガジン? Life in Culture Book! 「ニューHOPE」 2025年春、爆誕! -----What is ニューHOPE?----- 「広島のいいところ、教えて〜」なんて言われて さて、いくつ思いつくだろうかと考えてみる いいところって、場所?お店?人? 地形?文化?歴史?それもあるよね たくさんあるなぁ、どんどんでるなぁ 思いついたそれを、わたしたちは まちの「HOPE(希望)」と呼ぶことにした 広島で暮らすわたしたち1⼈1⼈が感じる 「HOPE(希望)」を集めて束ねてみたら どうなるだろう あれ、それってもしかして 新しい広島の希望なんじゃない? そんな気持ちで始まった出版プロジェクトです 暮らすわたしたちが今よりももっと 広島を好きだと思えたなら それがきっとなによりのニューHOPE _____ ◎Special Issue エッセイスト・松浦弥太郎さんと歩く広島 ◎feature 広島のまちの「希望」 A to Z 〜広島に暮らす人たちに聞いたまちの「HOPE(希望)」をAtoZで特集〜 Asajikan(朝時間をたのしむ広島カフェ)、Book(本屋の希望と、絶望)、Curry(広島カレー案内)、Dousoukai(SUPPOSE DESIGN OFFICE同窓会スペシャル)...and more! _____ 制作:柚木藍子、今田順、水木智英、又吉重太 アートディレクター:中山慎介 デザイン:中山慎介、高塚遼、長友浩之 サイズ:W106mm × H184mm ページ:186 言語:日本語
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児玉隆也 著 桑原甲子雄 写真『一銭五厘たちの横丁』
¥1,100
桑原甲子雄が撮影した留守家族たち、出征してその写真を受け取った横丁の兵士たちの戦中・戦後を記録した傑作ルポ。解説 鶴見俊輔/児玉也一 1975年日本エッセイスト・クラブ賞受賞 戦後30年を前にした東京・台東区の下町で、著者は、戦時中に桑原甲子雄により撮られた「氏名不詳」の人びとを探して、ひたすら露地を歩き、家の戸をたたいた。そうして探し当てた彼らが語ったのは、戦場と横丁、それぞれに降りかかった「戦争」だった。写真の留守家族たち、一銭五厘のハガキで出征した横丁の兵士たちの戦中・戦後を記録したルポルタージュの名著。 解説 鶴見俊輔/児玉也一 「写真は九十九枚で終ってはいるが、写されなかった百枚めの写真は、まぎれもなく撮影者の桑原自身であり、取材者の私であり、歴史に名をとどめることのない無量大数の氏名不詳日本人である。私の作業は、この写真の人びとの三十年後を訪ねることにあった。同時にそれは、天皇から一番遠くに住んだ人びとの、一つの昭和史を聞きとることでもある」(本文より) 判型:文庫判 ページ数:288頁 児玉隆也 ( こだま・たかや ) 児玉 隆也(こだま・たかや):1937ー75年。ルポライター。兵庫県生まれ。60年、早稲田大学卒業後に光文社入社。『女性自身』編集部を経て72年よりフリーに。『文藝春秋』1974年11月号に発表した「淋しき越山会の女王」は田中角栄首相退陣の契機となり、文藝春秋読者賞を受賞。また本書『一銭五厘たちの横丁』は死後、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。他の著書に『市のある町の旅』『人間を生きている』『この三十年の日本人』『現代を歩く』『ガン病棟の九十九日』などがある。 桑原甲子雄 ( くわばら・きねお ) 桑原 甲子雄(くわばら・きねお):1913ー2007年。写真家。東京市下谷区車坂(現・台東区東上野)生まれ。写真集に『東京昭和十一年』『満州昭和十五年』『夢の町』『東京1934?1993』『私的昭和史 桑原甲子雄写真集』全2巻ほか、著書に『物語昭和写真史』などがある。
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青海エイミー『夜をめくる星』
¥1,760
「人のこと、許さなくてはいけないでしょう?」「どうして、そう思うの?…僕は、許さない。」私は彼の顔を見た。(本文より) ――原稿段階で目を通した人たちから、「茫然とした。とんでもないものを読んでしまった」「究極のラブストーリーだと思った」「泣きながら読んだ。かつての自分が昇華されていった」「ルッキズム、ジェンダー、エスニシティ、性の商品化、労働市場…多層の暴力が絡まり、文章が身体にまとわりつく」等々、衝撃的な感想が寄せられた作品。待望の書籍化です。 読む人それぞれに、大きな問い、癒し、希望を浮かび上がらせ、心を揺さぶる。あなたなら、どう読むだろうか? 私たちは、この世界でどう生き続けられるか? 多くの共感を呼んだ前作『ジミー』の感動を再び。現代の癒しと希望の物語。 B6変型判 縦188mm 横130mm 厚さ15mm 212ページ 【著者プロフィール】 青海エイミー (アオウミエイミー) 2011年にマレーシアへ渡り、翌年春からペナン島で10年間暮らす。 2021年に小説『ジミー』を執筆。2022年に帰国し、同作で作家デビュー。 アイデンティティやジェンダーといったテーマを繊細に描いた『ジミー』は、多くの共感を呼び注目される。 2作目に、自伝的要素を含む『本当の私を、探してた。』を発表。 本作は、書下ろしによる3作目の小説。
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山本理顕『地域社会圏主義 増補改訂版』
¥3,300
SOLD OUT
1住宅=1家族という既存のシステムを批判し、住宅の脱専用住宅化を掲げる地域社会圏主義。『地域社会圏モデル』からさらに現実に踏み込んで、新しい住空間モデルとその供給システムを探求する。初版に「木造密集住宅地の地域社会圏化」を追加。 本書はLIXIL出版より2013年に刊行された「地域圏社会主義 増補改訂版」の復刊となります。 B5変/並製/160ページ 【著者プロフィール】 1945年、北京生まれ。建築家・山本理顕設計工場。 日本大学理工学部建築学科卒業、東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了、東京大学生産技術研究所原研究室研究生。 2007-11年横浜国立大学大学院教授。2018-2022年名古屋造形大学学長、2022年より東京藝術大学客員教授。 主な作品にGAZEBO、埼玉県立大学、公立はこだて未来大学、横須賀美術館、The CIRCLE チューリッヒ国際空港、名古屋造形大学など。桃園、天津、北京、ソウルなどでも複合施設、公共建築、集合住宅などを手掛ける。 主な著書に『権力の空間/空間の権力』『脱住宅』『都市美』など。 山本理顕設計工場 http://www.riken-yamamoto.co.jp/index.html?lng=_Jp
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飴屋法水『たんぱく質』
¥3,520
なぜか生きている 私は 私が 生と死、獣と人、食べること、殺すこと、めぐりゆく記憶 この地球に生まれ、やがて去っていく 私のすがた、この世のはなし 志賀理江子が飴屋法水の小説にむけて撮り下ろした写真30点が 全編をとおして織りなされる、あたらしい小説体験 「生」の根源を見つめる演劇作家の集大成 A5変形判・上製本 144ページ 【著者紹介】 1961年山梨県生まれ、東京都在住。演劇、美術、文筆を中心に、領域を横断しながら一貫して、人間の「生」の根源を見つめる独自の表現をおこなう。高校在学中、唐十郎の「状況劇場」に音響担当として加わり、83年「東京グランギニョル」を結成、演出家として独立。90年代は主に現代美術の分野で活動。その後、動物商となり、2005年「バ ング ント」展で美術活動を、07年「転校生」で演劇活動を再開。以来、フェスティバル・トーキョー、国東半島芸術祭などに参加。東日本大震災後、いわき総合高校の生徒たちとともに校庭で「ブルーシート」を上演。主な著書に『君は珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?』『ブルーシート』『彼の娘』がある。
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飴屋法水、岡田利規『風景のほうが私を見ているのかもしれなかった』
¥1,980
2010年に交わした往復書簡にはじまり、14年を経てふたたび交わされた対話と往復書簡、その言葉たち。 お互いの作品と自身の創作とを行き来しながら、演劇作品をつくること、小説を書くこと、さらにはよりひろく、ものをつくること、生きることにも繋がる言葉が時を経て、いつまでも古びることなく響いてくる往復書簡と対話。 【目次】 [往復書簡] 無神論者による神さまに向けたパフォーマンス [対話] 「個」と「種」を束ねる想像力 [往復書簡] 演劇、ものさしで測ることのできない夢 (文中に出てくる作品・一部紹介) 飴屋法水演出「転校生」「わたしのすがた」、小説「たんぱく質」 岡田利規作・演出「ゴーストユース」/チェルフィッチュ「三月の5日間」「わたしたちは無傷な別人である」「消しゴム山」、小説「わたしたちに許された特別な時間の終わり」「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」ほか B6判・日めくりカレンダー製本 86ページ 【著者紹介】 飴屋法水(あめや・のりみず) 1961年山梨県生まれ、東京都在住。演劇、美術、文筆を中心に、領域を横断しながら一貫して、人間の「生」の根源を見つめる独自の表現をおこなう。高校在学中、唐十郎の「状況劇場」に音響担当として加わり、83年「東京グランギニョル」を結成、演出家として独立。90年代は主に現代美術の分野で活動。その後、動物商となり、2005年「バ ング ント」展で美術活動を、07年「転校生」で演劇活動を再開。以来、フェスティバル・トーキョー、国東半島芸術祭などに参加。東日本大震災後、いわき総合高校の生徒たちとともに校庭で「ブルーシート」を上演。主な著書に『君は珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?』『ブルーシート』『彼の娘』がある。 岡田利規(おかだ・としき) 1978年神奈川県生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家。主宰を務める演劇カンパニー・チェルフィッチュでの独特な言葉と身体の関係性による方法論や現代社会への批評的な眼差しが評価され、国内外で高い注目を集める。2005年「三月の5日間」で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。08年、初の小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞を受賞。海外での評価も高く、16年よりドイツの劇場レパートリー作品の作・演出を複数回務める。20年、タイの小説家ウティット・へーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞 選考委員特別賞を受賞。近年は能・狂言の現代語訳や形式を用いた作品も手がけ、21年、戯曲集『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞戯曲・シナリオ賞、22年、同戯曲で第25回鶴屋南北戯曲賞を受賞。
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【サイン本】坂口恭平『その日暮らし』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 ずっと向き合えずにいた寂しさの正体がわかったことで、僕ははじめて、自分を信頼できるようになった。 コロナ禍にはじめた畑。熊本の土地とたいせつなひとたちとの出会い。うれしさも苦しさも分かち合える家族との昼夜をへて、僕は自分のなかにいた、もうひとりの大事な存在と出会った。日々を綴るエッセイの先に待つ、あらたな境地へといたる生の軌跡。 四六判・並製本 144ページ [著者紹介] 坂口恭平(さかぐち・きょうへい) 1978年熊本県まれ。2001年早稲田大学理工学部建築学科卒業。作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行なう。2004年に路上生活者の家を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。主な著書に『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』『独立国家のつくりかた』『幻年時代』『徘徊タクシー』『まとまらない人』『苦しい時は電話して』『躁鬱大学』『土になる』道草晴子の漫画による『生き延びるための事務』など。パステル画をはじめ絵画作品を多数発表しており、2023年2月に熊本市現代美術館にて個展「坂口恭平日記」を開催。本作の装画も著者の水彩画作品となる。
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【サイン本】大崎清夏『湖まで』
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 歩いていった先に大きな水の塊があることは安心だった。 海でも川でも湖でも。 ひとと出会い、土地に触れ、わたしはわたしになっていく。 みずからの世界の扉をひらく全5篇。 いまを生き、いまを描く詩人による 詩と散文のさきに見出された光り溢れる 初めての書き下ろし連作小説集。 [目次] 湖畔に暮らす 眼鏡のバレリーナのために 次の足を出すところ みなみのかんむり座の発見 二〇二四年十一月三日 四六判変形・並製本 160ページ [著者紹介] 大崎清夏(おおさき・さやか) 2011年、第一詩集『地面』刊行。『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『新しい住みか』、その他の著書に『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭「さいはての朗読劇」(22、23年)の脚本・作詞、舞台『未来少年コナン』(24年)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(24年)の日本語訳修辞、ダンスパフォーマンス『渋谷への手紙 〜LOVE HATE SHOW 〜』(25年)の共同構成・語りなど多数。2025年春、山の暮らしをゆるゆると開始。
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【サイン本】岡本真帆『あかるい花束』
¥1,870
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 2万部を突破した『水上バス浅草行き』に続く第2歌集。 2拠点生活の中で詠まれた歌266首と、装丁の鈴木千佳子さんによる花の絵を束ねました。 【著者より】 歌集を出したあと、私は東京と高知での生活をはじめた。 二つの場所を行き来する中で、考えたことや思い出したことが、短歌になりました。 岡本真帆 【収録歌より7首】 わたしもう、夏の合図を待っている 冬至の長い夜からずっと ただしくよりたのしく歩く 光ってる水が見たくて すこし小走り 本当に正しかったかわからない決断たちよ おいで、雪解け 乱丁のある文庫本抱きしめる 愛すよたったひとつの傷を あなたと過ごした日々は小さな旅だった 空っぽの花器の美しいこと スパイスは火花に似てるわたしからわたしへ送る強い喝采 しゅくふくとはじける泡が光ってる 祝福 きみにはじめましてを 装丁・画:鈴木千佳子 仕様:B6変形 並製 176頁 収録歌:266首
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【サイン本予約】最果 タヒ『きみを愛ちゃん』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。8/28頃発送予定です。 装丁は変更になる場合がございます。 大人気詩人・最果タヒが32人の〈キャラクター〉に贈る、最大熱量のラブレター! コミックから宝塚、アニメ、ドラマに童話まで、 古今東西の〈キャラクター〉への「愛」を磨き上げた、 きらめく宝石箱のような最新エッセイです。 【目次】 誰より私が私を信じている――『ガラスの仮面』姫川亜弓 自分を好きな人に、優しくしたい――『らんま1/2』シャンプー 弱さを嫌悪してるのは誰――『呪術廻戦』禪院真希 心って詩のこと――『銀河鉄道の夜』ジョバンニ あなただけがわからない――『エリザベート』ルキーニ 社会のための「心」を持たない――『チェンソーマン』デンジ 友達を「ばか」と思うことについて――『クマのプーさん』クリストファー・ロビンとプー 人が人と生きるのは不自然で、自然で。――『A子さんの恋人』A 子 己の価値を見つける――『HiGH&LOW』村山良樹 あなたは太宰治ではない――「桜桃」太宰治 いい人である前に――『ドラえもん』のび太 死に損ないの人の地獄――『ゴールデンカムイ』月島軍曹 天才もただの人――『のだめカンタービレ』千秋真一 愛こそギャグ――『ルナティック雑技団』天湖ゆり子 追悼・葛城ミサト――「エヴァンゲリオンシリーズ」葛城ミサト きみがぼくに愛をくれたから――『ユニコ』ユニコ 器のない指導者――『NEVER SAY GOODBYE』アギラール 友情は愛じゃない――『天使なんかじゃない』麻宮裕子 血の匂いのするヒーロー――『鬼滅の刃』竈門炭治郎 傷ついた人生を抱きしめるには――「夢の音色」さくらももこ 神は人を愛せない。――『封神演義』太公望 正しさのために強くならなくてもいいよ――『クレヨンしんちゃん』風間トオル 頭脳はスペックではない――『DEATH NOTE』L 私があなたを救いたい――『宝石の国』ルチル 誰かの機嫌を誰も取らない――『動物のお医者さん』菱沼聖子 恋は一人の中で咲く――『人魚姫』人魚姫 大人がきみを生贄にする前に――『星の王子さま』星の王子さま 強い人ほど傷だらけになる――『大奥』和宮 愛情と侮り――『それでも町は廻っている』嵐山歩鳥 ぼくはぼくだという、当たり前のこと。――『トーマの心臓』エーリク 青春に切なくならないで。――『けいおん!』田井中律 ルーシーに優しくしたい。――『PEANUTS』ルーシー・ヴァンペルト 四六判 【著者略歴】 最果タヒ(さいはて・たひ) 詩人、小説家。1986年生まれ。2006年に現代詩手帖賞、07年に『グッドモーニング』で第13回中原中也賞、15年に『死んでしまう系のぼくらに』で第33回現代詩花椿賞、24年に『恋と誤解された夕焼け』で第32回萩原朔太郎賞を受賞。最新刊に小説『恋の収穫期』、エッセイ『ファンになる。きみへの愛にリボンをつける』等。
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【古書】大森克己『サナヨラ』
¥6,600
※ 著者直筆サイン本です。古書ですが新品同様です。 ...ヘルシンキのスカンディック・グラン・マリーナのラウンジでビールを飲んでいると隣のテーブルの女性と目が合って、彼女はグラスを軽く上げて微笑みながら僕にいった、「サナヨラ」。思わず僕は吹き出して「サナヨラ」とグラスを掲げてあいさつした...-あとがきより 『サナヨラ』に収められた写真たちは、私たちの目の曇りをとり、新鮮な空気にさらす魂の製法にかかわるかのようである。アイスキャンディーと、それを持つ女の子の髪の毛や服の風合いが共鳴し、溶け合おうとする時、私たちは、この世界がもともと様々な化学変化に満ちた場所であったことを思い出す。ありふれたものの中に潜む思わぬ質感に、自分自身の生命が更新されるのを感じる。「ウォッシュ・チーズ」が作られる過程のように、私たちの世界を見る眼の表面を覆う薄膜がぬぐい取られ、新鮮な息吹を得る。そして、私たちは魂の成熟の階段を上って行く。(茂木健一郎) 2006年11月11日初版第1刷 サイズ:24×23×0.8cm
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森山大道『Ango』
¥6,380
SOLD OUT
森山大道の撮り下ろしの桜の写真×坂口安吾の名作「桜の森の満開の下」 世界のアートブックファンが殺到した桜書物のマスターピース。 虚空の下に 敬愛する二人の先人の其々の桜を、 一冊の本という空間の中で交配させてみたい、 という衝動で僕は、この本を編集し造本した。 そして、桜の花びらと 冷めたい虚空がはりつめているばかりの 書物が完成した。 何もない空間が、桜の森の満開の下にある と教えてくれた坂口安吾さん、 何もない空間を、意味なきままに埋め尽くす 半世紀前の桜の花びらと現いま在の桜の花びらを手渡してくれた森山大道さんに、 深く感謝いたします。 ― 町口 覚(本書あとがきより) 本書は、1947(昭和22)年に発表された坂口安吾の短編小説『桜の森の満開の下』に、森山大道が撮り下ろした桜の写真作品を加え、新たに編集し造本した“書物” である。 言葉:坂口安吾 写真:森山大道 造本:町口覚 判型:240 x 165 mm(B5判変型) 頁数:188頁 作品:57点 製本:上製本(ハードカバースリーブケース入り)
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【zine】篠宮ユカリ『NANAKAIKI』
¥1,870
SOLD OUT
祖父の7回忌をテーマに、祖父の人生や私との関わり合いを一冊にしたzine。 中綴じ25ページ 256x182 mm
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【zine】平山昌尚『SHOP CATALOGUE』
¥1,300
ショップカタログシリーズ第二弾。 今回はアーティスト加賀美健のお店「STRANGE STORE」。 加賀美健の作品世界が詰まった1冊。限定300部。 210×148mm / 32頁
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【zineサイン入】蓮井元彦『yume wo miru』
¥3,500
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン入りです。 yume wo miru Publication date: February 2017 Publisher: Bemojake Book design: Maxwell Anderson Binding: Soft cover Extent: 28 pp Trim size: 150mm x 210mm Photographs: 25 colour Edition: 300
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【古書】濱田英明『ONE DAY』
¥6,480
SOLD OUT
※ 古書ですが未開封新品同様です。 写真家・濱田英明の三冊目となる写真集。「犬と暮らすということ」をテーマに2014年から連載してきたウェブマガジン「ONE DAY」が再編集され書籍化された作品。犬と人との日常風景が濱田氏の視点から記録されている。写真の美しさはもちろんのこと、書籍化にあたり追加取材も行われたという犬とその家族とのエピソードにも心が温まる。大切な人に贈りたくなる一冊。 カラー:アイボリー W262mm x H188mm x D20mm 144ページ
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【サイン本・古書】大森克己『cherryblossoms』
¥3,980
※ 著者直筆サイン本です。古書ですのでカバーに少し傷みがあります。本の状態は画像でご確認ください。 目に見える桜と目に見えない桜がせめぎあう春の夢~ 写真家・大森克己が、7年の歳月をかけ「桜」というテーマに挑む。 タングステンフィルムという、室内撮影時に使用されるフィルムを多用することで青みがかった桜は、見る者の記憶のなかへとすべりこみ、見たことのない像をつむいでゆく。それは、いつしか「桜」という「記号」から脱し、その気配や出会いの瞬間の煌めきをもつかまえる新しいアプローチへと結ぶ。 写真表現の新たな境地に踏み込んだ意欲作。 A4判 / 184ページ
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【特典付】柿本ケンサク『TRANSLATOR / KENSAKU KAMIMOTO』
¥7,700
※ 特典として小冊子『HYOMEN』をお付けしております。 2016年1月、写真家として本格的なデビューを飾った柿本ケンサク初の写真集。 6月にNYの個展で発表される最新作「HYOMEN」のシリーズも加わった計105点の作品は、柿本が50ケ国以上を旅する中で撮られた数万点の写真から選りすぐられた。 私にとっての写真とは、出会う世界に許され、その姿を素直に翻訳することなのだ ー柿本ケンサク
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【古書・送料無料】工芸青花 1~14号 14冊セット
¥255,000
発行者:青花の会、発行所:新潮社、2014年11月~2020年6月発行の工芸青花1~14号セットです。古書ですが新品同様です。 現在は入手困難な希少セットです。コレクター・工芸好きの方におすすめ。 佐川急便で発送いたします。 工芸青花|1号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁 ■限定1000部 【第1号 目次】 1 川瀬敏郎 竹花入の花 ・道具であって道具ではないもの(川瀬敏郎) ・竹花入概説(閑野譚) ・作品解説(木村宗慎) 2 フランスのロマネスク ゾディアックの本とサン・ブノワ・シュル・ロワール修道院 ・アンジェリコ修道士のお話(金沢百枝) ・ロマネスク美術の初心(金沢百枝) ・修道院改革の時代(小澤実) 3 三人の酒器 中里隆 福森雅武 辻村史朗 ・ずっとやきものの話(菅野康晴) 4 意中の美術館 ・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の巻(中村好文) 5 フランスの古いワークウェア ・青のゆくたて(橋本麻里) 6 骨董と本棚 ・T氏(森岡督行) 7 光悦の茶碗と書 ・光悦序奏(樂吉左衞門) ・光悦的人間(青柳恵介) ・光悦概説(閑野譚) ・作品解説(木村宗慎) 精華抄 工芸青花|2号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー168頁 ■限定1200部 【第2号/目次】 1 フランスのロマネスク モントワール・シュル・ル・ロワールのサン・ジル聖堂 ・天使の舞いおりる聖堂/金沢百枝 ・城と教会のある風景/小澤実 2 川瀬敏郎 仏教美術と花 ・覚悟の人/山本野人 3 昔の糸 ・母の糸/千葉望 4 意中の美術館 ・フリック・コレクションの巻/中村好文 5 織部の茶杓、茶碗、手鉢 ・織部概説/閑野譚 ・茶の湯の恩人/木村宗慎 6 メキシコのブリキ絵 ・「そのまま」なもの/高木崇雄 7 うつわのはじまり ・縄文土器/赤木明登 8 骨董と本棚 ・村上春釣堂の李朝/森岡督行 9 石塔の旅 ・国東半島/青柳恵介 精華抄 工芸青花|3号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁 ■限定1200部 【第3号|目次】 1 川瀬敏郎 ローマングラスと花 ・ノスタルジア|川瀬敏郎 ・古代ガラス|上野由美子 2 茶道具商とはなにか ・ホンヨミ|木村宗慎 ・修行時代|中西輝之 ・茶道具の危うさ|石黒宏一郎 3 骨董屋 青井義夫と坂田和實 ・対談 あのころ|青井義夫+坂田和實 4 ペルシャとインドの細密画 ・細密画への旅|桐谷美香 5 意中の美術館 ・ハラ ミュージアム アークの巻|中村好文 6 盃のいろいろ ・酒も肴もいらない|小澤實 ・古盃一覧|木村宗慎 7 うつわのはじまり ・縄文土器 その二|赤木明登 8 器と私 ・産地と作家|猿山修 ・小さな点、遠くの点|三谷龍二 ・白木蓮|細川亜衣 精華抄 工芸青花|4号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー160頁 ■表紙作品|望月通陽(型染和紙) ■限定1200部 【4号|目次】 1 礎石のある庭 ・石造美術 閑野譚 ・流れる時間 山本野人 2 望月通陽 のれんと文字 ・路上の膝頭 望月通陽 ・工藝の泉 高木崇雄 3 源氏物語画帖 ・淡いもの 桐谷美香 ・公家文化の余薫 中村健太郎 4 川瀬敏郎 古陶と花 ・壺にいける 川瀬敏郎 5 フランスのロマネスク オルネーのサン・ピエール聖堂 ・かいじゅうたちのいるところ 金沢百枝 ・ロマネスク時代の巡礼 小澤実 精華抄 工芸青花|5号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー168頁 ■インドの古布カンタを貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 1 板と私 ・板極道の入口で 小澤實 ・歴史の形見 青井義夫 ・漆喰とバスク 内田鋼一 ・朝鮮の餅板 大塚潔 ・奈良古材 川瀬敏郎 ・茶の敷板 木村宗慎 ・謙虚さ 坂田和實 ・長い床の間 高木孝 ・板切れの美 吉田昌太郎 2 小川待子 やきものと言葉以前 ・踏みだす人 井出幸亮 3 鑑賞陶器のはじまりと本 ・繭山龍泉堂訪問記 森岡督行 ・大正の新風 川島公之 ・作品解説 川島公之 4 意中の美術館 ・アカデミア美術館の巻 中村好文 5 うつわのはじまり ・東北古椀 赤木明登 精華抄 工芸青花|6号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁 ■インディゴ染の古布(アメリカ)を貼付したページあり ■限定1000部 ■目次 1 李朝と私 ・李さんの精神 川瀬敏郎 ・『李朝を巡る心』を讀んで 小倉紀蔵 ・滅多にないモノ 李鳳來 ・モノとヒト 李鳳來 2 スペインのロマネスク レオンのサン・イシドロ聖堂 ・中世のイベリア半島 小澤実 ・三人の王女 金沢百枝 3 数寄屋とはなにか 八勝館御幸の間 ・堀口捨己の試み 岸和郎 ・ハレになった数寄屋 木村宗慎 4 青花と私 ・青い花の色のゆくえ 若菜晃子 5 意中の美術館 ・インゼル・ホムブロイッヒ美術館の巻 中村好文 6 民芸と私 ・歓喜の書 月森俊文 ・作品解説 月森俊文 世界の布 精華抄 工芸青花|7号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー224頁 ■手織リネンの古布(ウクライナ)を貼付したページあり ■限定1000部 ■目次 1 ロベール・クートラスをめぐる断章群 ・花壇に眠る人 堀江敏幸 2 川瀬敏郎 シンをいける ・「しん」の花道史 井上治 ・一元的な花 川瀬敏郎 ・川瀬敏郎の花 井上治 3 生活工芸と作用 ・生活工芸のこれまでとこれから 安藤雅信 ・自力と他力 赤木明登 ・対談 作用とはなにか 小林和人+山内彩子 ・作家紹介1 小林和人 ・作家紹介2 山内彩子 4 うつわのはじまり ・秀衡椀 赤木明登 5 秦秀雄と私 ・李朝のぐい飲ほか 秦笑一 ・柳宗悦と秦秀雄 月森俊文 ・秦秀雄小伝 片柳草生 ・秦さんに教わったこと 松井信義 ・美の使徒 青井義夫 ・「珍堂」先生の目線 杉本理 ・秋草の線 勝見充男 ・香炉を杯とすること 小澤實 ・我無き後に 秦秀雄の日記と遺書 秦笑一 世界の布 精華抄 工芸青花|8号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー216頁 ■ラオスの手織布を貼付したページあり ■限定1100部 ■目次 1 坂田和實論1 カケ、カスレ ・僕達の選択 高木崇雄 2 スペインのロマネスク サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院 ・ゆるされる人 金沢百枝 ・中世の修道院 小澤実 3 沖縄の織物 新出の森政三資料より ・「戦前」を伝えるノート 上江洲安亨 ・裂地解説 山田葉子 4 民芸以外の柳宗悦 ・蒐集と愛蔵のかたち 白土慎太郎 ・柳宗悦の思想 救済と芸道について 井上治 5 ロベール・クートラスをめぐる断章群2 ・闇の動線に沿って 堀江敏幸 6 近代と数寄屋 帝国ホテル東光庵 ・村野藤吾の格闘 内藤廣 ・劇的な露地 木村宗慎 7 利休にたずねない茶会 ・緑釉陶器と嵯峨朝の宴 荒川正明 ・みやびる 山本野人 8 川瀬敏郎の花 ・深みと軽み 花人のなげいれ 桐谷美香 9 骨董とはなにか ・末期の姿を想い見る 杉村理 世界の布 精華抄 工芸青花|9号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー168頁 ■古布(日本の蚊帳地)を貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 1 川瀬敏郎の花 ・奇なるものについて 井上治 2 村上隆と坂田和實 ・民藝とヒップホップの間に 井出幸亮 3 少女の刺繡布 ・オランダのサンプラー 金沢百枝 4 物と私 坂田敏子さんのスタジオ 5 ウィンザーチェア ・レストアラーの視点 室田宏一 ・日本人が愛した英国の椅子 月森俊文 6 西洋工芸の道 村田コレクション ・村田新蔵の思索と蒐集 瀬尾典昭 ・生活と工芸 三谷龍二 7 ロベール・クートラスをめぐる断章群3 ・青灰色の谷へ 堀江敏幸 世界の布 精華抄 工芸青花|10号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー184頁 ■古布(西洋更紗)を貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 1 川瀬敏郎の花 唐物籠 ・真と自由 片柳草生 2 坂田和實の眼 酒袋 ・錆びたナイフ 高木孝 ・坂田さんの優しさ 高木崇雄 3 スイスのロマネスク シオンのノートルダム・ド・ヴァレール聖堂 ・家具と夕日 金沢百枝 ・ハイジの国の中世 小澤実 4 座辺の李朝 ・李朝・蒐集・近代 大塚麻央 5 黒田泰蔵 白磁と轆轤 ・円筒と彼岸 赤木明登 6 ロベール・クートラスをめぐる断章群4 ・石工への道 堀江敏幸 7 骨董と私 ・子供的なもの 藤田康城 8 意中の美術館6 ビルバオ・グッゲンハイム美術館の巻 中村好文 世界の布 精華抄 工芸青花|11号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー192頁 ■望月通陽の型染絵を貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 1 山茶碗 ・石のようなもの─秦秀雄 勝見充男 ・最初の古美術品 高木孝 ・ざらざらしたもの 小澤實 ・山茶碗入門 清水喜守 ・深シ奥 枯レツレバ─柳宗悦 白土慎太郎 ・茶道具として─北村謹次郎 木村宗慎 2 欧州タイル紀行 ・アヴィニョン・教皇・ナポリ 金沢百枝 3 大谷哲也 「生活工芸」以後の器 ・丸裸と白 富井貴志 4 川瀬敏郎 籠にいける ・消えた色気 片柳草生 5 骨董と私 ・藤末鎌初 杉村理 6 ロベール・クートラスをめぐる断章群5 ・髑髏の闇から抜け出て 堀江敏幸 7 名物とはなにか ・「名物」批判にこたえる 木村宗慎 扉の絵 精華抄 工芸青花|12号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁 ■望月通陽の型染絵を貼付したページあり ■限定1200部 ■目次 Contents 1 三人とアイヌ The Three Artists and Ainu ・アイヌ文化概観 閑野譚 ・神の魚 前橋重二 2 生活工芸派と二〇一八年 New Standard Crafts Artists in 2018 ・日本生活器物展を終えて 三谷龍二 ・台北で気づいたこと 菅野康晴 ・生活工芸の「ふつう」 菅野康晴 ・ふつう、の分かれ道 高木崇雄 ・個人的な抵抗 井出幸亮 ・器であること 沢山遼 3 村上隆と古道具坂田 Takashi Murakami and the Antique Sakata ・バブルラップ展で伝えたかったこと 村上隆 4 川瀬敏郎と甍堂 Toshiro Kawase at Irakado ・左手の花 青井義夫 5 骨董のさびしさ Loneliness in Antique ・年をとるとケチになる 青柳恵介 ・時々出会う 五十嵐真理子 連載 ・ロベール・クートラスをめぐる断章群6 堀江敏幸 扉の絵 精華抄 工芸青花|13号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー120頁 ■望月通陽の型染絵を貼付したページあり ■限定1100部 ■目次 Contents 1 スイスのロマネスク ミュスタイアのザンクト・ヨハン修道院 Romanesque Art in Switzerland, Kloster St. Johann in Mustair ・尼僧院の椅子 金沢百枝 ・カール大帝の修道院 小澤実 2 川瀬敏郎の花 杉本家住宅 Flowers by Toshiro Kawase at Sugimoto Residence in Kyoto ・花に偲ぶ文人―父・杉本秀太郎 杉本歌子 3 民藝と美 The Beauty in Mingei ・柳宗悦の「直観」 月森俊文 ・脳にとって美とはなにか 前橋重二 連載 ・ロベール・クートラスをめぐる断章群7 堀江敏幸 扉の絵 精華抄 工芸青花|14号 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー160頁 ■望月通陽の型染絵を貼付したページあり ■限定1000部 ■目次 Contents 1 北京の工芸 The Craft in Beijing ・胡同の文人 齋藤希史 ・中国・現代・生活工芸 安藤雅信 ・「文人」とはなにか 閑野譚 ・一〇〇年前の北京と古美術 川島公之 ・彼我のことなり 舟橋昌美 2 川瀬敏郎の花 大徳寺孤篷庵 Flowers by Toshiro Kawase at Koho-an, Daitokuji Temple in Kyoto ・シンをたてる 川瀬敏郎 3 メキシコのブリキ絵 芹沢銈介コレクション Mexican Retablos from Keisuke Serizawa Collection ・対話の気配 高木崇雄 ・キリスト教の奉納画 金沢百枝 連載 Series ・ロベール・クートラスをめぐる断章群8 堀江敏幸 扉の絵 精華抄
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『数と夕方 管啓次郎詩集』
¥2,640
2017年刊行後、長らく品切れとなっていました『数と夕方 管啓次郎詩集』を復刊いたします。本書は詩人、比較文学者、翻訳家、管啓次郎さんの第5詩集で、萩原朔太郎賞ノミネートなど、詩人としての充実が高く評価された一冊です。 品切れ、古書価も高騰している本書が、祖父江慎さんのブックデザインによる 文庫サイズの装丁そのままに復刊されます。 ******************************************** 78 57 37 意味なき数字が脳裏で明滅する 海峡を行く白い小型フェリーに 夕方の黄金の光があたって美しい 息子がこっちを見て手をふっているのもわかる 海岸にはアフリカ原産種の大木の赤い花が咲いて それは何かを祝っているようだ (「数と夕方」より) われわれの生のすべての瞬間がそのときその場での地形と気象に左右されているのは、思えば驚くべきことだ。だがそれに驚きつづける人は、いったいどこにいるのだろう。 (略) 生に耐えられなくなった者たちは叫びを上げる。その叫びがつぶやきやささやきや沈黙というかたちをとる者もいる。地形と気象に対する反応が、その背景をなす。ぼくは沈黙に似た無音の情景を、文字で構成しようとした。 (あとがきより) 【目次】 四川 移住論 海辺へ 数と夕方 Red River Valley かかしの神 淡海へ 流域論 安土、水郷 ヨハネ挽歌 佐渡 after Dazai ケベック少年 ブレーメン革命 春と修羅 modified からす連作 花の科学 十二月が真夏の国では 眠り踊りのはじまり 「遠いアトラス」より リスボン フジツボのように ワリス・ノカンへの手紙 午前三時の川 あとがき 文庫判上製 320ページ 装幀:祖父江慎 管啓次郎 (スガ・ケイジロウ) 1958年生まれ。詩人、比較文学研究者。明治大学大学院理工学研究科〈総合芸術系〉教授。1980年代にリオタール『こどもたちに語るポストモダン』、マトゥラーナとバレーラ『知恵の樹』の翻訳を発表。以後、仏・西・英語からの翻訳者として活動すると同時に『コロンブスの犬』(1989)『狼が連れだって走る月』(1994) などにまとめられる批評的紀行文・エッセーを執筆する。本書のもととなった『トロピカル・ゴシップ』(1998)『コヨーテ読書』(2003)『オムニフォン<世界の響き>の詩学』(2005) はポストコロニアル多言語世界文学論の先駆として高く評価されている。2011年、『斜線の旅』にて読売文学賞受賞。2010年の第1詩集『Agend’Ars』以後、8冊の日本語詩集と1冊の英語詩集を刊行。20ヵ国以上の詩祭や大学で招待朗読をおこなってきた。2021年、多和田葉子ら14名による管啓次郎論を集めた論集Wild Lines and Poetic Travelsが出版された。
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北村みなみステッカー
¥500
北村みなみ蛍光ステッカー 大きさ ピンク W137×H72 mm イエロー W160×H52 mm オレンジ W160×H60 mm
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【予約】『夜の木 13刷』
¥4,400
※ 8/上発送予定です。 2008年のボローニャ・ブックファアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 版ごとに表紙の絵柄が変わりますが、今回の第13刷の表紙は、「蛇の女神」の場面です。 蛇の神は、インド神話や仏教においては重要な存在です。 幸運をもたらしてくれそうな、美しく、神秘的な表紙です。刷り部数は、3,000部。 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました。まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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藤本智士『日々是編集』
¥2,420
編集とは何か? 編集者とは何者なのか? 雑誌編集→地域編集と活動を広げてきた著者が 社会に編集の使い手を増やすべく 日々の気づきと学びをまとめた一冊。 編集・ライター志望者はもちろん、すべての生活者必携の書。 ✳︎収録内容 ○編集力とは「想像」と「言葉」を結びつけるチカラ ○自分の意見を入れない ○編集者というただの器 ○やりたいことより、やらないことを謳おう。 ○名刺を持たないようにした ○上岡龍太郎さんに教わったこと ○しなるチカラ ○仲間と出会う条件 ○その苦しみの理由について ○バトンは退くことでしか渡せない ○直帰力。それは家で寝るチカラ。 ○忘れっぽいは最大の武器 ○「聞いてない」を振りかざす人へ ○センスの正体 ○若者よ、薄情になれ。 ○脳脊髄液減少症という病気を知っていますか? ○「夕焼けを見てエモいはなんか違うじゃないですか」に、思うこと。 ○若い人がいないんじゃなくて、若い人に託せる度量を持つ大人が いない。 ○嘘がいけない理由 ○やさしい花 ○怒るほうに軸足を置いてみるアンガーマネジメントのはなし ○ただ受け入れず、ジャッジしようとする人たち。 ○編集という祈り ○「待つチカラ」は「信じるチカラ」 ○そこに込める デザイン:堀口努 仕様:文庫判/ 240p /上製本
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生湯葉シホ『音を立ててゆで卵を割れなかった』
¥1,870
気弱で、繊細で、もがいていた。 「食べられなかったもの」で振り返るエッセイ集 様々なウェブ媒体を中心にライティング、取材で実績のある⽣湯葉シホさん。幼少期から20代までにかけて不安でたまらなかった自己の内面を「⾷べられなかったもの」の記憶とともにふり返る、初の単著となるエッセイ集。繊細な心の機微を捉え、共感を呼ぶ30篇です。 ◆尾崎世界観さん、岡本真帆さん絶賛!! 生湯葉さんが書くものから伝わってくる覚悟を、怒りを、畏れを、疑いを、諦めを、照れを、潔癖さを、ぜんぶ積み上げて、神棚にして拝みたいくらい、どうしようもなく信じている。 尾崎世界観(ミュージシャン・作家) 怯えているけどやさしくて、すべてのものをよく見ている。 生湯葉シホさんは、私が心から信頼し、憧れている書き手です。 岡本真帆(歌人・作家) 集者のおすすめポイント ウェブに寄稿するエッセイや小説、取材記事に定評のある生湯葉シホさんの初の著書。自身を気弱で常にまわりをおろおろと窺っている、けれど執念深いと形容する生湯葉さんが、個人的な「記憶」と「食べ物」を絡めて30篇のエッセイに仕立てます。当時の状況と心の動きを読み手に想像させる鋭い観察眼を持ち、篇ごとのテーマに沿って文体を作るのは連載や取材で鍛えた筆致力があるからこそ。「繊細さん」という⾔葉があるように、自分は⼈の目を気にしすぎているのかと悩んだことがある読者はいるはず。読み手の気持ちと記憶を受容できる内容です。 目次 はじめに 音を立ててゆで卵を割れなかった あのドクターペッパーとってよ カニ最高! 真夏の午後のかけうどん なに食わぬもみじ饅頭 フォカヌポウ 腐ってしまった時間について 神戸さんのクイズ 日の差しすぎているデニーズで ジェットストリーム・ザ・そうめんスライダー 貴婦人のワルツ なまじろい 壊れかけの家系ラーメン スーパースターの天ぷら 星野くんと湯豆腐 夏の致死量 水餃子って絶対言って マリモ 8月、新宿三丁目にて 恐怖の砂糖工場 カップヌードルのかたちをした凹み シフォン、シフォンとマカナは言った 爆ぜている火 パイプ椅子のうしろの ゴディバはわかってくれる 先生 手に届かないものは何であれ美しいと私たちが思っていたころ そういえば死んでいるおばあちゃん 聖体拝領 MUTSUの餌付け サイズ:46判 ページ数:168p 生湯葉シホ(なまゆば しほ) 東京在住。フリーランスのライターとして、Web・雑誌を中心にエッセイや取材記事を寄稿している。読売新聞のWebメディア「大手小町」にてエッセイを連載中。趣味はライブに行くことと香水を集めること。生湯葉のほかには豚汁が好き。最近、吹き矢教室に通おうか悩んでいる。 X:@chiffon_06
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穂村弘『満月が欠けている』
¥2,200
『満月が欠けている ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―』 生い立ち、家族、病気、身近な人たちの死、短歌、生きるとは……? 穂村弘作品の解像度が上がる「弱さ」を巡る語り(ライフストーリー) 「人間の最終的な目標は生きるのほうのはずです。多くの人が死ぬ時に後悔するのは生きのびることに資源を割き過ぎたということなんですね。 「もっと純粋に生きることに熱中すれば良かった」と思う。 でも、死ぬまでの時間を何十年も引き延ばされてしまうと、生きのびることの強制力のほうがどうしても強くなってしまうんです。」(本文より) 現代短歌で「穂村弘以前」「以降」と区切りがつけられる日本を代表する歌人の著者は、短歌にとどまらずエッセイ、絵本など多岐にわたる活動を展開している。近年著者の作品は、文学、思想、アート、音楽など多方面の若い世代の表現者にも影響を与え続けている。 本書は著者の生い立ち、病気が発覚してから20年が経過した不治の病・緑内障になって考えたこと、家族、身近な人たちの死、短歌など、著者の半生を語った側面を持つ。 さらに、著者の語りを通して「弱さ」「ワンダー」「シンパシー」「生きる」「生きのびる」といった著者の作品に通底する重要なテーマにも迫る。 本書は著者による「瞳を巡る短歌」の解説「満月が欠けている」、著者の緑内障の主治医・後藤克博氏との対談「今日は患者の君の目を診る」、長年の友人で精神科医である春日武彦氏と病気、生と死について語り合った「天国に格差はある?」を収録する。穂村弘入門としてお勧めしたい1冊。 【目次】 満月が欠けている 第1章まだ本番ではない 眼鏡くん あおそこひ 目薬の茶色い瓶 クリームソーダ オロナイン信者 自家中毒 健康優良児 引っ越しの多い学生時代 「まだ本番ではない」という共通感覚 ワンダーフォーゲル部 公園でぼんやりしていたい ベンチプレス 焦燥感から見つけたもの 筋肉貯金 志望動機は週休2日 SEの憂鬱 顔の右側 総務部への異動 本当に仕事をしませんね 登山と仕事の強度 第2章自分の一部が壊れた 視神経乳頭陥凹拡大 自分でできることがほとんどない 目薬を差すだけ カミングアウト 病気の先輩 本気のラジオ体操 老化の濃度 物欲がなくなる 臨機応変に対応する資質 恐怖のランキング 主治医の決め方 自分の一部が壊れた 人は苦しむ以上に恐れる ビクビクの個人差 第3章今日は患者の君の目を診る 帰り道で出会う 短歌と将棋の共通点 よい医者とよい患者の条件 医者と病院の選び方 生活上の注意点 治療で一番大切なこと 手術のメリットとデメリット 緑内障治療の未来 病気と付き合うために大切なこと 第4章満月が欠けている—瞳を巡る短歌— 第5章誰も他人のことは分からない 生存のキー 怖がりだった母 父のルーティン 山に目覚めた父 みんなが死を恐れるわけじゃない いつもと同じアイスカフェオレ 五感が弱い 靴下を1足1000円のにしてみては? ひげ剃りを買ってください 誰も他人のことは分からない 職業に適したメンタル 数々の作品が生まれた飲み会 人間のポテンシャル よかれと思ってやったことが 第6章天国に格差はある? 俺のメジヘラ・イソはどこだ? 病気が本当に治ったかどうかは分からない 医師は度胸が必要 健康が必ずしもハッピーではない 病気が治れば一発逆転の人生が待っている? 小説を書けない歌人と詩を書き始めた精神科医 動物にならって生と死を考える 天国に格差はある? 生きのびるための保険 第7章弱さが強さに反転するという夢 身体が順番に壊れる感覚 野良猫と飼い猫の寿命 本当に大切なもの ワンダーとシンパシー 詰将棋と乗り物の空気抵抗 「生きる」と「生きのびる」 みんな方舟の上に乗っている 生きるボタンと死ぬボタン あとがき 引用文献 ページ数:256p 判型:188mm × 128mm
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【サイン本】日下慶太『採U記』(特典ポストカード付)
¥2,530
※ 著者直筆サイン本です。特典ポストカード付 私は聖者になりたい。聖者となって死にたい。 UFOを呼ぶ活動、略して「U活」。コピーライターで写真家の日下慶太が、十数年にわたっておこなってきたU活のなかで体験した不思議なできごとの数々。本書では、UFOという未知の存在に迫る行動そのものについて、ときに冒険的にときに感動的に綴られています。「U活は自分の使命のようにも感じる」と語る日下がその目で見たものとはーー!? UFOを愛し、UFOに愛された男の旅の記録。 UFOを捉えた!?実録写真多数! 【目次】UFOを呼んでみた/UFOを呼べるようになる/誰 がUFOを呼んだのか/足摺岬の遭遇/かみがみに遊ばれ る/山頂の奇跡/宇宙人の翻訳者は私に語りかける/八 百万の神は空より来る/宇宙からの撮影許可/虎穴にい らずんばUFOを得ず/UFOを呼ぶバンド「エンバーン」/ 私は嘘をついていた/人類発祥の地/半島の光/やや銀 河鉄道の夜/既知との遭遇/ゼロ磁場の赤い光/この映 画を見ればUFOが見れる?/活字に広がる宇宙/ゼロ磁 場の会話/みな神である/戸隠の奇跡を再び/天狗の光 /大山の主/ヤンキーとUFO/再び神迎祭/きみも呼べ るはず/天狗との遭遇/流れ星に流される/神と龍の島 装丁・組版:孝学 直 体裁:四六判 頁数:248頁
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マムアンカレンダー2026(特典付)
¥1,155
特典ステッカー付です。 タイの漫画家〈ウィスット・ポンニミット〉(通称タムくん)が⽣み出した、女の子・マムアンちゃん。その魅⼒が詰まった毎年恒例の人気カレンダー『マムアンカレンダー2026』が 登場です 。 マムアンちゃんらしいメッセージと共に、12か ⽉それぞれに心にそっと寄り添うアートワークと言葉を収録。ページをめくるたびに、やさしい時間が訪れます。 これまでにも、上⽩⽯萌歌ファンクラブイラスト、くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」MVアニメ、細野晴臣アートワークなど、ジャンルを超えたコラボレーションで話題を集めてきたウィスット作品。 その中でも、マムアンちゃんは“⾒るたびにけ幸せになれる”と 評判の 、リピーター続出の癒し系カレンダーです。 B6変型、フルカラー 縦置き卓上 2026年1⽉始まり 【作者】 Wisut Ponnimit ウィスット ポンニミット 1 976 年⽣まれ。バンコク在住の漫画家。愛称はタム。2009年「ヒーシーイットアクア」が文化庁メディア芸術祭マンガ部⾨奨励賞受賞。アニメーションや音楽制作も⾏う。
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【サイン本】永井玲衣『さみしくてごめん』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 ロングセラー『水中の哲学者たち』で颯爽とデビューした在野の若手哲学者・永井玲衣の最新エッセイ。世界の奥行きを確かめる。 「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」 今、もっとも注目される書き手、永井玲衣の最新刊! 哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。(本文より) ことばが馬鹿にされ、ことばが無視され、ことばが届かないと思わされているこの世界で、それでもことばを書く理由は何だろう。わたしの日記は、戦争がはじまって終わっている。あの瞬間から、日記は戦時中のものとなった。 だが、ほんとうにそうなのだろうか。戦争はずっとあったし、いまもある。わたしが絶望したあの戦争は、いまもつづいている。だからあの日記はすでに戦時中のものだったし、この本も、やはり戦時中のものである。 とはいえ、わたしたちの生活に先立って、戦争があるわけではない。生活の中に戦争が入り込むのだ。どうしたって消すことのできない、無数の生の断片があるのだ。たとえ「対話」ができず、あなたのことばを直接きくことができなかったとしても、決して「ない」のではない。(「あとがき」より) 目次 1 やっぱりハリーポッタリ わたしが飲むとこ見ててよ タイツを履き忘れてすみませんでした ばかものよとかうざいんだけど シーサーには怖い顔をしていてほしい 箸、ごめんなさいね 夜に手紙を書くな 思ったより小さい あたらしい犬を提案する 2 念入りな散歩 1月1日の日記 思い出せないことが絶えず思い出される街、渋谷 見られずに見る 試みる 3 さみしくてごめん それ、宇宙では通用しないよ iPadを叩き割れ 後ろの風景を置き去りにすれば見える そうなのか これが そうなのか 身に覚えのない場合はご対応ください なんだかさみしい気がするときに読む本 考えるための場 4 この本はもう読めない 枕辺の足 きみの足を洗ってあげる 穴だらけの幸福 ただ存在するたけ運動 徹夜のための徹夜 ないがある 今は、知っている ただ、考えたい あとがき 判型・ページ数:四六 ・ 240ページ
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川井俊夫『金は払う、冒険は愉快だ』
¥1,980
「俺はこの町で一番頭が悪く、なんのコネやツテもなく、やる気も金もないクソみたいな道具屋だ」 関西某所のとある古道具店。その店主は、かつてブログが登場する以前のインターネットで多くの読者を魅了した伝説のテキストサイトの著者だった――中卒、アングラ商売、アルコール依存症、ホームレスなど破格の経歴をもつ道具屋店主による、金と汗と汚物と愛にまみれた“冒険”の数々を、唯一無二の文体でつづった痛快私小説。 「俺だけのルールがある。俺専用のやつがな。誰だってそうだろ? 俺たちは世界のすべてを全員で共有してるわけじゃない。たまに交錯したり、部分的に共有してるだけだ。だから自分の世界を生きるのには、自分だけのやり方がいる。他のやつのやり方じゃダメなんだ」 【目次】 朝の七時三十分に携帯電話が鳴る… 世界というのは誰のどんなものでも複雑だ… 店のシャッターがバラバラの木っ端微塵になったのは… 店の扉を開けて、誰か入ってくる気配がした… 宅配便屋の倉庫の仕事は日銭を稼ぐのに一番簡単な方法だ… こいつについては話すと長くなる… 道具屋というのは秘密の多い商売だ… こいつは詐欺師のジジイだ。間違いない… 「十二月十三日に真鍮のイスを買った母娘、連絡求む」… 男の名は延倉という… 「あれは、どういう人の作品?」… 呪いというのは悪意を具現化したものだ… 今じゃ自分でも信じられないが、俺には会社員の経験がある… 赤いネオンで縁取りされた十字架が夜空に浮かび上がって見える… 判型:四六判変型 製本:ハードカバー 頁数:208頁 装丁:川名潤 写真:佐伯慎亮 【著者プロフィール】 川井 俊夫(かわい としお) 1976年横浜生まれ。中卒、水商売、ヒモ、放浪、アルコール依存症、ホームレス、会社員、結婚を経て、現在は関西某所で古道具店を経営。1990年代後半より2000年代にかけて「川井俊夫」の筆名で「スヰス」などのテキストサイトを運営。電子書籍に、テキストサイトの文章をまとめた『羽虫』(2014年、elegirl publishing)がある。
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吉本ばなな『ヨシモトオノ』
¥1,760
吉本ばなな×「遠野物語」が人生に光を灯す ヨシモトオノとは、吉本ばなな×「遠野物語」! 日常にふと口をあける世界の裂け目。 生と死の境界がゆらぐとき——心に小さな光を灯す物語たち。 天井の木目に小さな顔があった。何度見ても顔だった。知らないおじさんの顔。 木目って人の顔に見えるよなあ、小さいときも風邪を引くと木目がいろんなものに見えたな、と思ったら、そのおじさんがにやりと笑った。こちらの考えを見透かすように。(「思い出の妙」より) 民俗学者・柳田國男が地方の不思議な伝承を集めた不朽の名作「遠野物語」。 これは「不思議と言えば不思議で、そうでもないと思えばそれっきり忘れてしまう」小さなエピソードを集めた「吉本ばなな版遠野物語」! 目次 だまされすくわれ 引き出し 唐揚げ 渦 幽霊 光 みだしなみ 炎 花 わらしどうし 楽園 最良の事故物件 思い出の妙 あとがき 担当編集者より 吉本ばななさんから「ヨシモトオノ」というタイトルをうかがった時の興奮は忘れられません。吉本さんの小説にはたびたび、少し不思議なことが登場しますが、それが現代の「遠野物語」として書かれるというコンセプトに胸が躍りました。 完成した作品を拝読しながら、「こういうことは本当にあるんだ」という感覚がどんどん強まりました。 一篇ずつに世界が凝縮されていて深い味わいがあり、通して読むと、長さも内容も異なる13篇が一つに結ばれて、世界の輝きが増すような感覚があります。もちろん怖いのですがそれ以上に、私たちの生活のそばに当たり前のようにあるしるしが光りだすときの胸のドキドキが勝ります。 『ヨシモトオノ』を読んでわかったのは、「怖い」とは、それまで見えなかった世界の深さに気がつく感覚だということです。読み終えたあと、世界が前とは違って見えます。 装画は矢澤利弘さん。吉本さんとも深いつながりがあるホラー映画の名匠ダリオ・アルジェントの研究家でもある矢澤さんの絵は、怖いだけではない、本書の哀しさと美しさを完璧に表しています。
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左右社編集部・編『雨のうた』
¥2,200
同時代の歌人100人がうたった 100首の〈雨〉の短歌アンソロジー 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君ーー枡野浩一 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 蒼井杏/青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/飯田有子/飯田和馬/石井大成/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/岩倉文也/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/江戸雪/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎左永子/笠木拓/川野芽生/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/小池純代/鴻田野枝/小坂井大輔/小島なお/小島ゆかり/小林朗人/斉藤斎藤/坂井ユリ/榊原紘/嵯峨直樹/笹井宏之/佐々木朔/佐藤羽美/佐藤真由美/佐藤弓生/柴田葵/嶋稟太郎/鈴木晴香/鈴木美紀子/染野太朗/竹林ミ來/辰巳泰子/田中有芽子/谷川由里子/谷じゃこ/田丸まひる/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/土井礼一郎/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/永井祐/永井亘/中野霞/中村森/西村曜/薄暑なつ/橋爪志保/初谷むい/服部真里子/花山周子/馬場めぐみ/東直子/久永草太/平出奔/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/堀静香/正岡豊/枡野浩一/睦月都/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山尾悠子/山川藍/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/横山未来子/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) 判型/ページ数:四六判変形 上製 136ページ 装幀・装画:装幀/脇田あすか
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【サイン本】井上奈奈『うさぎまでのおさらい』
¥3,080
※ 著者直筆サイン本です。 きみとわたしのさかいめはどこだろう うさぎは なみだを なくしてしまった おんなのこの かわりに あかいめに ぴったりの なみだを ながしてあげました 第28回日本絵本賞受賞作家が紡ぐ祈りのような物語 2018年ドイツにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」にて銀賞を受賞し、話題となった絵本『くままでのおさらい』。本作のスピンオフ作品として制作された『うさぎまでのおさらい』が、装い新たにビーナイスより刊行になります。 本文リソグラフ印刷 ALBATRO DESIGN/PRINT+PLANT 造本・製本 有限会社篠原紙工 箔押し コスモテック 校正 山本小蒔 ハードカバー ドイツ装 216mm 128mm 8mm 【井上奈奈】 作家。16歳のとき単身アメリカへ留学、美術を学ぶ。武蔵野美術大学卒業。2018年に絵本『くままでのおさらい』特装版がドイツライプツィヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」にて銀賞を受賞。2021年に作品集となる『星に絵本を繋ぐ』を刊行。2022年『PIHOTEK 北極を風と歩く』にて第28回日本絵本賞大賞受賞。他の代表作に、『ウラオモテヤマネコ』、『絵本を建てる』など。各地で本を作るワークショップを開催。本を建築と捉え、制作を続ける。
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【サイン本】金馬由香『大阪安うま聖地巡礼』
¥1,540
※ 著者直筆サイン本です。 ネット上にあふれるグルメ情報、でも本当に知りたいのは、地元の人が「おいしい」と通うお店、食べているもの。そのリアルな情報を、「関西のグルメ情報は、この人に聞け」と言われている『ミーツ リージョナル』(京阪神エルマガジン社)の3代目編集長・金馬由佳さんが案内。 「安くてうまい」という大阪のイメージを裏切らず、大阪の風情、味を満喫できる「美食の聖地」という切り口で、食べる・お茶する・飲む・買う、安くてうまいものを紹介。王道あり、マニアックあり、早朝あり深夜あり……、大阪のうまいものを食べて飲み尽くしてきた編集者による、大阪グルメガイド。 【目次】 1章 食べる お好み焼き・たこ焼き 聖地の定義/出汁文化満喫(うどん、かやくごはん)/やすうま寿司/大阪来たら、牛肉食べて/ひとり焼肉どうですか?//新世界串カツ2巨頭/新世界グルメ名店/大阪スタイルのしゅうまい/大阪の天津飯(町中華)/スパイスカレー/カレースパゲティ/ちりとり鍋 コラム・天満(やすうま密集地) 2章 お茶する 大阪ストロングコーヒー/1970大阪万博系喫茶/老舗割烹の和カフェ/元祖ドーナツとコーヒー/唯一無二の甘味 コラム・福島(あっちこっちなんかある) 3章 飲む 立ち飲み/大阪大衆居酒屋/日本酒の名店/深夜飲み/関東だきと酒/飲み後のシメ コラム・鶴橋(御幸森コリアンタウン) 4章 買う 大阪寿司/ビフカツサンド/行列コロッケ/豚まん/あんこ系 コラム・帰りの新幹線で食べたい弁当 四六判・168ページ
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【サイン本】古賀及子『よくわからないまま輝き続ける世界と』
¥1,870
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは何種類かございますが、ランダムに発送いたします。 岸政彦さん・花田菜々子さん推薦! ZINE発!日記文学の新星が綴る小さな試み“やってみた” いつもの日常に小さな試みを取り入れてみたら――? *** 2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、“暇をふせぐ”ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。 ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。 *** 23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…! やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。 よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。 【目次】 はじめに 1章 身近な未体験にふれる 2章 過去を振り返って思い出すように気づく 3章 アナログの質感に気づく 4章 あたらしい暮らしに気づく 5章 自分がやってこなかったことをやる 6章 家事に気づく 7章 身近な未体験にふれる おかわり おわりに 判型・ページ数:四六 ・ 304ページ
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【Wサイン本&直筆短歌入】岡野大嗣『あなたに犬がそばにいた夏』
¥2,090
※ 著者岡野さんと佐内さんの直筆サイン本です。さらに岡野さん直筆の短歌が入ります。 写真歌集『あなたに犬がそばにいた夏』 短歌 岡野大嗣 写真 佐内正史 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 装丁:佐々木暁 仕様:B6変形 コデックス装 160頁オールカラー 短歌102首、写真42点収録 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、2021年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。
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【古書】細江英公 『鎌鼬』
¥58,800
※ 古書ですが、新品同様です。 原本『鎌鼬』は1969年に現代思潮社より出版された。 本書は2005年の完全復刻版(青幻舎/500部限定、369/500)です。 写真家・細江英公と舞踏の創始者・土方巽との濃密なコラボレーションにより誕生した名作『鎌鼬』。巣鴨とげぬき地蔵、 葛飾界隈、そして秋田の伝統的な農村風景を舞台に、土方巽はパフォーマンスを鮮烈に繰り広げた。人々との遭遇によって生じる波紋、そして疾走する土方巽の 魂と肉体に共振しながら、風土への官能、生と死のオルガズムを深めていく細江の眼差し。ここに、日本の原風景と記憶はモノクロームで焼き付けられた。 「鎌鼬」は、東北の霊気を宿す伝説上の生きもの。農村に出没し、出会い頭に人を鋭く切り裂くという。「鎌鼬は土の精であり、百姓にだけ現われたファントムであったのか。しかし、この見えない飛ぶ刃はなんと鋭く、空を切り、肉を切ったことだろう」(瀧口修造 序文より)。深いブルーの扉型のページを開くたび、 鎌鼬の生息する劇場に誘い込まれる。 細江英公は1933年、山形県に生まれた。半世紀余にわたり、自己の内面的な意識を写真として表現することを 探求し続け、独自の映像美学は国際的な評価を得ている。安保闘争に揺れる1960年に発表した『おとこと女』では肉体を裸形のオブジェにまで解放し、二つ の性の拮抗するドラマを鮮烈なコントラストで描出。このとき被写体のうちの一人が土方巽だった。 さらに1963年、三島由紀夫を被写体としてバロック的な耽美空間を構築した『薔薇刑』を発表。そして再び土方巽とのコラボレーションが結実し、不朽の名作『鎌鼬』を生んだ。 本書は、本体、カバー、スリップケースに至るまで完全復刻される。 判型:B4 総頁:112頁 参考サイト:https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-035-8/
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平中 悠一 編『シティポップ短篇集』
¥2,750
シティポップが生まれた80年代、同時代の日本の「文学」は何をしていたのだろう? 世界のファンがSNSで甦らせたポップ音楽の背後には、同じ時代状況から生まれ、同様に日本オリジナルの発展を遂げた、都会文学の世界が隠されていた──きらめく都会の〈夢〉を優しく紡ぐ、「シティポップの時代」を並走した9つの物語を、いま、ここに。 編者プロフィール 平中悠一(ひらなか・ゆういち) 1965年生。17歳で書いた『She’s Rain』で1984年度文藝賞受賞、長編小説3冊ほか単著13冊刊行。2005年渡仏、パリ大学修士課程修了後、パトリック・モディアノ(2014年ノーベル文学賞)作品等の翻訳や学術論文の発表も開始。専門は物語理論。東京大学大学院博士課程修了。 目次 片岡義男 楽園の土曜日 川西蘭 秋の儀式 銀色夏生 夏の午後 川西蘭 マイ・シュガー・ベイブ 沢野ひとし プリムズをくれた少女 平中悠一 かぼちゃ、come on! 原田宗典 バスに乗って それで 山川健一 テーブルの上にパンはないけれど、愛がいっぱい 片岡義男 鎖骨の感触 【ライナーノーツ】 平中悠一〝時代〟の終りと〝物語〟の始まり──「シティポップ」と、同時代(一九八〇年代)日本の「都会小説」 四六判 上製 328ページ
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【R様専用】ヨシタケシンスケ 『ヨイヨワネ あおむけ&うつぶせBOX』
¥2,420
SOLD OUT
※ 注意!! こちらはR様専用です。R様以外の方が購入されましてもキャンセルさせていただきます。さらに返金の際手数料も頂戴することになりますのでご注意ください。 絵本作家ヨシタケシンスケさんが日々描いているスケッチ。最近のそれは弱音であふれていました。一冊に収まらない弱音を、『ヨイヨワネ あおむけ編』『ヨイヨワネ うつぶせ編』のニ冊セットでお届けします。 ★【BOX限定】特別付録「あおむけとうつぶせのあいだ手帖」がついてきます! 手帖のスミには、あおむけからうつぶせになる「パラパラ漫画」(特別描き下ろし!)付き。 判型:文庫判 ページ数:480頁 ヨシタケシンスケ ( よしたけしんすけ ) 1973年生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)、『しかもフタが無い』(ちくま文庫)、『結局できずじまい』(講談社)、『りゆうがあります』(PHP研究所)、『にげてさがして』(赤ちゃんとママ社)『その本は』(ポプラ社)など様々なジャンルで著書多数。
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山田詠美、今井真実『Amy's Kitchen 山田詠美文学のレシピ』
¥2,860
今年でデビュー40周年を迎える小説家・山田詠美のデビュー作から2020年代の最新作までの作品に登場する料理を、人気料理家の今井真実がレシピで再現したフルカラーの贅沢な一冊。 『ベッドタイムアイズ』『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』『放課後の音符』『ぼくは勉強ができない』『A2Z』『風味絶佳』『珠玉の短編』『血も涙もある』『肌馬の系譜』ほか、熱血ポンちゃんシリーズのエッセイを含む22作品分の料理を年代ごとにセレクトし、たっぷりの引用とともに紹介します。巻末には山田詠美による書き下ろしエッセイ「おいしい顔って……」、著作リストを収録。年代順の構成で、山田詠美クロニクルとしても楽しめます。 舌だけではない部分で、情感の味わいを知ること。人が深みを増して行くために、大事なレッスンになるだろう。そして、そのことは、本当の意味での「おいしい顔」を作る。いえ、おいしさが顔に滲み出るのである。ーー山田詠美書き下ろしエッセイ「おいしい顔って……」より 目次 【収録レシピ】 はじめに 今井真実 1980s 『ベッドタイムアイズ』…スプーンのためのかわいそうなリブ 『ジェシーの背骨』…たった一個のじゃが芋 『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』「ME AND MRS.JONES」…ミセス・ジョーンズに捧げるピーチコブレット 『放課後の音符(キイノート)』…恋をした時のジントニック 1990s 『トラッシュ』…ロイ・ロジャースのチキン 『24・7』「ピンプオイル」…ソースが特別なシュリンプカクテル 『ぼくは勉強ができない』…賢者の皮むきサラダ 『120%COOOL』「彼女の等式」…ささやかで贅沢な豚汁 2000s 『A2Z』…成生のプティ・ポワ・フランセ風スープ 『風味絶佳』「夕餉」…足止めを食らっているコトレッタ・アッラ・ミラネーゼ 『無銭優雅』…牛肉の上等を入れたおから 2010s 『タイニーストーリーズ』「モンブラン、ブルーブラック」…バジルアイスクリームにオリーヴオイル 『賢者の愛』…直巳のバターしみしみトースト 『珠玉の短編』「骨まで愛して・・みた」…ナンバリングされた鴨のロースト オレンジソース 2020s 『血も涙もある』…料理研究家 沢口先生の十目稲荷 『私のことだま漂流記』…美味なるチキンソテー 『肌馬の系譜』「ブッディスト・ディライト」…ニューヨークシティ ブッディスト・ディライト From essays 『私は変温動物』「美味しいもの」…ロブスターにわさび醤油バター 『再び熱血ポンちゃんが行く!』「恐怖のバンドナイト」…ポン製フライドポテト 『熱血ポンちゃんが来りて笛を吹く』「春の美味よ来い」…エイミーズカフェのサーモンケーキ 『ライ麦畑で熱血ポンちゃん』「人生は今だけライスカレー」…茄子とコンビーフの赤いカレー 『吉祥寺デイズ うまうま食べもの・うしうしゴシップ』…眠くなるリコッタチーズのスナック おいしい顔って…… 山田詠美 山田詠美 著作リスト 判型/ページ数:四六判 上製 112ページ 装幀・装画:今井裕治/写真 岡村佳織/装幀 山田詠美 (ヤマダ・エイミ) 1959年東京都生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞、作家デビュー。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』『賢者の愛』『珠玉の短編』ほか著書多数。 今井真実 (イマイ・マミ) 兵庫県神戸市出身、東京都在住。noteに綴るレシピやエッセイ、SNSでの発信が幅広い層の支持を集め、雑誌、web、企業広告など、多岐にわたる媒体でレシピ制作、執筆を行う。身近な食材を使い、新たな組み合わせで作る個性的な料理は「知っているのに知らない味」「料理が楽しくなり何度も作りたくなる」と定評を得ている。 著書に『毎日のあたらしい料理 いつもの食材に「驚き」をひとさじ』(KADOKAWA)、『いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん』(左右社)、『料理と毎日 12か月のキッチンメモ』(CCCメディアハウス)、『フライパンファンタジア』(家の光協会)、絵本『はじめて・りょうり ごはん』『はじめて・りょうり トマト』(ともに福音館書店)ほか多数。
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東京VintAGE Girls『BOOKS JUICY』
¥2,000
「ますます元気に楽しく余生を過ごしていくための促進剤に」と安野ともこ、きしくり、小泉今日子が結成した「東京VintAGE Girls」初のZINEです。 本書には「東京VintAGE Girls」の名付け親でもある音楽家の高木完、写真家の伊島薫も参加し、それぞれが担当するページを自由に制作していきました。ここでしか読めない小泉今日子の書き下ろし小説も。 2025年3月に渋谷ヒカリエで行われた「WEEK BOOK END」で販売されましたが、この度、書店での販売が開始されました。取次ルートでは配本をしていないため、直接取引でご注文ください CONTENTS ◯IN SEARCH OF LOST 渋谷 高木完 失われゆく渋谷の面影を、秘蔵の写真とともに振り返る。「伝説」のただ中にいた高木氏が語る、“あの頃の渋谷”が追体験できるルポ。 ◯いつだって今が最高なのよね! 安野ともこ 「いつだっていまが最高なのよね!」のハッピーマインドがつまった、渾身のコラージュ集。スタイリングの参考書としても♡ ◯OSECHI LOVE きしくり 「年一唯一の趣味」と語るきしくりさんによる豪華おせち紹介! 古伊万里や華やかな盛り付けが目にも美味しい! ◯Mikkusu Zyûsu 伊島薫 「こんなジュース飲んでみたい!」と思えるミックスジュースを、TVGメンバーたちが提案。伊島氏が実際に作り、写真に収めたミニ写真集。こだわりのミキサーは必見! ◯庭の花が咲いたのは 小泉今日子 zineのために書き下ろされた「小説もどき」(本人談)。4000文字に流れる静謐ながらもドラマチックな時間をたっぷりご堪能あれ。 中綴じミシン製本/リソグラフ印刷 ページ数:40 判型:277×200mm両A面仕様 【著者プロフィール】 東京VintAGE Girls 「ますます元気に楽しく余生を過ごしていくための促進剤に」と安野ともこ、きしくり、小泉今日子が結成したプロジェクト。 日本の人口の半分以上を占めるシニア世代が、ますます元気に楽しく余生を過ごしていくための促進剤になれたらという思いのもと、野ともこ、きしくり、小泉今日子がスタートしたプロジェクト。 世界中でも日本が指折りの長寿国、シニア国になりつつある今、 「日本のシニアたち、かっこいいんです。こんなに素敵なんです!」と、 その存在を世界に向けて発信していけたらと思います。 そもそもの始まりは2022年。安野ともこと高木完の何気ない会話がきっかけでした。 「サステナブルなアップサイクルのファッションショーをちゃんとした形で開催したいんだよね」 「そのモデルやスタッフが1980年代に活躍してた伝説の女性たちだとかっこいいんじゃない!?」 「いいね!」 「ヴィンテージガールズだね!」 といったぐあいに。 どんどんイメージがふくらみ、小泉今日子、きしくりが賛同したことで実動が始まりました。 YouTube www.youtube.com/@tokyo-vintage-girls X twitter.com/TOKYO_VintAGE_G Instagram instagram.com/tokyo_vintage_girls TikTok tiktok.com/@tokyo_vintage_girls Facebook facebook.com/61558475815540
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前田 和男 『続 昭和 街場のはやり歌』
¥2,420
『朝日新聞』書評に掲載され(23年11月4日)反響を呼んだ前著『昭和 街場のはやり歌 戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと』に続く第2弾! 『朝日新聞』の書評氏・保阪正康氏は「本書は歌謡社会学の創出の感さえしてくる」と評し、「情報屋台」の高成田亨氏は「本書は情況を鋭く抉った『日本歌謡の資本論』です」と発信した。 本書は「昭和歌謡百年」に向けた一般庶民の精神を支えた「はやり歌」の一断面図である。 【目次】 Ⅰ 戦前と戦後は “一つながり” の章 第1話 「軍艦マーチ」(作詞・鳥山啓、作編曲・瀬戸口藤吉) 大本営発表のテーマソングはなぜ生き残れたのか 第2話 交響曲第九番「歓喜の歌」(作曲・ベートーヴェン) 「第九」は「はやり歌」の「おしん」である 第3話 「別れのブルース」(歌・淡谷のり子) 戦争を生き延びたマドロス物とブルースの女王 Ⅱ 戦前復興の光と影の章 第4話 「港町十三番地」(歌・美空ひばり) 「マドロス稼業はやめられぬ」(歌・三橋美智也) マドロス物の忽然の終了と三島由紀夫の『午後の曳航』 第5 話 「銀座カンカン娘」(歌・高峰秀子) 日本のショーウィンドウをチアアップした“風雲児の歌” 第6話 「揺れる、まなざし」(歌・小椋佳) 資生堂とカネボウの世紀の歌合戦ソングは“平時の軍歌”だった 第7話 「帰らんちゃよか」(歌・島津亜矢) 農からの叫びの歌に耳をそばだてよ、もう時間は残されていない! 第8話 「飛んでイスタンブール」(歌・庄野真代) 1970 年代、戦後の昭和は飛ぶ方向を間違えた⁉ Ⅲ 異議申し立ての章 第9話 「民族独立行動隊の歌」(作詞・きしあきら/作曲・岡田和夫) 日本の「ラ・マルセイエーズ」になりそこねた歌 第10 話 「原爆を許すまじ」(作詞・浅田石二、作曲・木下航二) “原爆を知らない子どもたち”の自戒の歌 第11 話 「上を向いて歩こう」(歌・坂本九) 60 年安保の敗北の鎮魂歌を大往生させるために 第12 話 「練鑑ブルース」(作詞・作曲・制昨年不詳) 「檻の中の歌」はなぜ封印されたのか 第13 話 「戦争を知らない子供たち」(歌・ジローズ) 「坊や大きくならないで」(歌・マイケルズ) 反戦フォークは自衛官の卵たちの愛唱歌だった⁉ IV 宴の終焉の章 第14 話 「北海盆唄」(北海道民謡) ドリフのパワーの源泉は民衆の猥雑な情念にあり 第15 話 「落陽」(歌・吉田拓郎) 吉田拓郎の「落陽」は、時代への挽歌である 第16 話 「知床旅情」(歌・加藤登紀子) 若者たちを“自分探し”の旅にいざなった極北の歌 第17 話 「石狩挽歌」(歌・北原ミレイ) 挽歌に封印された古代文字の謎 判型・ページ数:A5 ・ 240ページ
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前田 和男 『昭和 街場のはやり歌』
¥2,750
「はやり歌」から、明日の日本の姿が見えてくる…。 歌とともに時代を共有した「団塊」といわれるベビーブーマー世代が、エピソードを交えて描く歌謡社会文化論! 「…「はやり歌」たちは、 戦争を挟んで六十余年もつづいた「昭和」とは一体いかなる時代であったのかをあぶりだしてくれる。さらに「過去の日本」のありようだけでなく、そこからは「明日の日本」を垣間見ることができるかもしれない。今も街場の「はやり歌」たちは、そのための手掛かりとして発見されることを待っている。」(本書「まえがき」より) Ⅰ部 希求と喪失の章/第1話 「炭坑節」(歌・赤坂小梅ほか)GHQと炭坑節が戦後日本をつくった!?/第2話 「テネシーワルツ」(歌・江利チエミ)映画「鉄道員(ぽっぽや)」と地底の炭坑夫への挽歌/第3話 「東京のバスガール(歌・初代コロムビア・ローズ)彼女たちは明るく走っていなかった? /第4話 「あゝ上野駅」(歌・井沢八郎)元“金の卵”たちにとって上野は今も「心の駅」だろうか /第5話 「南国土佐を後にして」(歌・ペギー葉山)戦中戦後をつなぐ“詠み人知らず”の元軍国歌謡/第6話 「スーダラ節」ほか(歌・植木等/ハナ肇とクレジーキャッツ)サラリーマンソングは「昭和」をあぶりだす//Ⅱ部 異議と蹉跌の章/第7話 「アカシアの雨がやむとき」(歌・西田佐知子)60年安保闘士と越山会の女王の“異床同歌”とは/第8話 「夢は夜ひらく」(歌・園まり)「圭子の夢は夜ひらく(歌・藤圭子)「檻の中」生まれの唄は、なぜシャバへまんまと出たのか/第9話 「唐獅子牡丹」(歌・高倉健)ヤクザ映画は“参加すること”に意義がある!?/第10話 「世界の国からこんにちは」(歌・三波春夫ほか) 万博の“笛吹男”はラーゲリ帰りの“赤色浪曲師”/第11話 「遠くへ行きたい」(ジェリー藤尾)「いい日旅立ち」他(歌・山口百恵)「ディスカバージャパン」・失われた世代の「挽歌」//Ⅲ部 祈念と失意の章/第12話 「一本の鉛筆」(歌・美空ひばり) “昭和の歌姫”がうたい遺した鎮魂の反戦歌/第13話 「イムジン河」(歌・ザ・フォーク・クルセダーズ)“分断のシンボル歌”が今も歌い継がれる不幸 /第14話 「沖縄を返せ」(作詞・全司法福岡高裁支部、作曲・荒木栄)「身を捨つるほどの 祖国はありや」/第15話 「 何日君再来(フォーリン・チュン・ツァイライ)」(歌・テレサ・テン)時代を超えて敵にも味方にも愛されるラブソング//V部 災厄と予兆の章/第16話 「丸の内音頭」(歌・小唄勝太郎/三島一声「東京音頭」は四度死ぬ/第17話 「東京五輪音頭」(歌・三波春夫)「東京五輪音頭2020」(歌・石川さゆり 他)“遺産転がし”による「国民総踊り計画」はなぜ失敗したか/第18話 「船頭小唄」(作詞・野口雨情、作曲・中山晋平)「昭和枯れすゝき」(歌・さくらと一郎)コロナと百年前の疾病を予知した「謡歌」たち/第19話 「カチューシャ」(作詞・M.イサコフスキー、作曲・M.ブランテル、訳詞・関監子)ウクライナ戦争を読み解くリトマス試験紙である! 判型・ページ数:A5 ・ 284ページ
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明里『昭和ディープ街トリップ、335カット』
¥1,870
明里 千葉じゅうを巡って"昭和ディープ街"徹底採集! 明里 / 千葉のレトロ旅の初の著書! 小学生の頃から、古い場所や歴史に惹かれ研究を続け、大学時代にブログ「Deepランド」を開設。千葉を中心に、旅館、遊郭跡、銭湯、街並み、お店など、様々な古いスポットについての発信を精力的に続ける、20代女性の著者。その5年間にわたる膨大な記録から厳選してまとめた一冊。好評既刊「昭和偏愛シリーズ」の6冊目です。 本書で紹介する場所は、私が今までに実際に訪問し、印象的だった場所や記録に残したいと強く感じた場所です。運営しているブログは、現在5年目で1700記事を超えました。大学生の時は1日2本の記事を上げ、社会人になってからも仕事終わりにブログを更新してきました。書いても書いても、次々に紹介したい場所があるので、今もなお筆が止まりません。(中略) 私の旅は、基本的に公共交通機関を利用しています。百聞は一見に如かず、をモットーとして、暑い日も寒い日も、自分の足で歩いて、目で見て、話を聞く。それは、中学2年生の時に成田街道全65㎞を歩いてから変わらないスタンスです。実際に歩いているからこそ細かな魅力まで気付けます。 ──── [はじめに]より ■旅館 ■遊廓跡 ■銭湯 ■喫茶店・茶屋 ■定食屋・割烹 ■近代建築 ■商店街 ■街灯・電柱 ■街並み ■駄菓子屋 ■和菓子屋 ■記念館 ■自販機 ■[特別編]レトロ瓶 [ディープ街研究 こだわりポイント] ●ブログを始めたきっかけ ●建物の利活用への活動 ●地元での聞き取り調査 ●取材で気を付けていること ●私が惹かれること [小6から現在までの研究紹介] ●自由研究を始めたきっかけ ●「大江戸新聞」江戸時代に夢中に ●「京都道中膝栗毛」新選組と坂本龍馬を調査 ●「成田街道を歩く」街道65㎞を完歩 ●地元の郷土史を深掘りする ●趣味を公言し発信できている今 [解説] 石黒謙吾 記録の物量、歴史好きな熱量、地元愛の重量 若い人の中で「ザ・本物」の昭和好きと感じて 明里 あけさと 1999年生まれ。生まれも育ちも千葉県の郷土史家。小学生の時に歴史に興味を持ち始め、自由研究を発表し市長賞を受賞。中学2年で成田街道(日本橋~成田山)全65㎞を完歩し街歩きに目覚め、その後も研究を続ける。大学3年の時にブログ「Deepランド」を開設し、ライターとしても活動を始める。ブログでは、千葉県を中心に、近代建築、郷土史、遊廓史などを発信中(2024/8現在1740記事)。また、建造物の見学会、習志野の歴史を語る会で、定期的に講演や展示を行う。現在は、それらの知見を活かし、地域活性化に関わる仕事に携わる。 大きさ:210x151x8 mm
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小山伸二『コーヒーについてぼくと詩が語ること』(文庫版)
¥1,650
コーヒーを語ることは、世界を語ること。 中世イスラームの地で生まれたコーヒー飲用文化の起源から、21世紀の新潮流までを詩、映画、宗教、戦争を通して語ったコーヒー本が、このたび文庫本として再編されました。 巻末には「コーヒーの基礎知識」「注釈」「参考文献一覧」のほか、今回の文庫化にあたり、文筆家・喫茶写真家の川⼝葉子さんの解説文も添えられています。 「街角のカフェで何気なく一杯を口にするとき、たちのぼる湯気とともに、コーヒーが背負う光と影、コーヒーに思いを託した詩人たちの詩が浮かび上がってくる。」(解説文より) 著者:小山伸二(おやま・しんじ) 小山伸二(おやま・しんじ) 鹿児島県出身。書肆梓、Cloud Nine Coffee代表。 東京都立大学卒業後、出版社勤務を経て、辻調理師専門学校に転職。 2024年退職後も食文化概論の授業を非常勤講師として担当。日本コーヒー文化学会・常任理事。 詩人としても活動。詩集に『きみの砦から世界は』(思潮社)、『ぼくたちはどうして哲学するのだろうか。』『雲の時代』『さかまく髪のライオンになって』(書肆梓)。共著に『専門家が語る! コーヒーとっておきの話』(旭屋出版)。 文庫版 312頁
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【サイン本】中島岳志『縄文 革命とナショナリズム』
¥3,080
※ 著者直筆サイン本です。 戦後日本は何につまずき、いかなる願望を「縄文」に投影したのか。 岡本太郎が縄文を発見し、思想家、芸術家たちのなかで縄文への関心が高まった。柳宗悦ら民芸運動の巨匠たちが縄文に本当の美を見いだし、島尾敏雄が天皇以前の原日本人の姿を託し、吉本隆明を南島論へと向かわせた。縄文は日本赤軍のイデオロギーにも取り込まれ、オカルトを経由しニューエイジ、スピリチュアリズムに至る。梅原猛が霊的世界を称揚する縄文論を展開し、「縄文ナショナリズム」を生み出すことになった。それは、1990年代の右傾化現象のなかでさらに裾野を広げている。 戦後日本人の新たな精神史。 序章 戦後日本が「縄文」に見ようとしたもの 第一章 岡本太郎と「日本の伝統」 縄文発見 対極主義と「日本の伝統」 第二章 民芸運動とイノセント・ワールド 民芸運動と「原始工芸」 濱田庄司の縄文土器づくり 最後の柳宗悦 第三章 南島とヤポネシア 島尾敏雄の「ヤポネシア」論 吉本隆明『共同幻想論』と「異族の論理」 「ヤポネシア」と縄文 第四章 オカルトとヒッピー 空飛ぶ円盤と宇宙考古学 原始に帰れ!——ヒッピーとコミューン 第五章 偽史のポリティクス——太田竜の軌跡 偽史と革命 辺境への退却 スピリチュアリティ・陰謀論・ナショナリズム 第六章 新京都学派の深層文化論——上山春平と梅原猛 上山春平と照葉樹林文化論 梅原猛——縄文とアイヌ 終章 縄文スピリチュアルと右派ナショナリズム 中島岳志(なかじま・たけし) 1975年大阪府生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。大阪外国語大学外国語学部地域文化学科ヒンディー語専攻卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程修了、博士(地域研究)。北海道大学大学院法学研究科准教授を経て、現職。専門は南アジア地域研究、日本思想史、政治学、歴史学。2005年、『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社)で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞受賞。同年、『ナショナリズムと宗教』(春風社)日本南アジア学会賞受賞。主な著書に『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』(2011年、朝日新聞出版)、『「リベラル保守」宣言』(2013年、新潮社)、『血盟団事件』(2013年、文藝春秋)、『アジア主義 その先の近代へ』(2014年、潮出版社)、『親鸞と日本主義』(2017年、新潮選書)、『保守と大東亜戦争』(2018年、集英社新書)、『保守と立憲 世界によって私が変えられないために』(2018年、スタンド・ブックス)、『自民党 価値とリスクのマトリクス』(2019年、スタンド・ブックス)『思いがけず利他』(2021年、ミシマ社)など多数。 判型:四六判 ページ数:(予定)432ページ
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松岡宏大『ひとりみんぱく』
¥3,520
もしかしたら「物の本」だと思っている人もいるかもしれないが、 これは「旅の本」だ。(「あとがき」より) ◇ 「ひとりみんぱく」とはなにか? 写真家・編集者・ライターとして 世界中を旅してきた松岡宏大氏の部屋には、 世界各地の文物であふれている。 みんぱく=国立民族学博物館。 すなわち、わが家の民族学博物館、 それが「ひとりみんぱく」だ。 1990年代よりバックパッカーとして世界をめぐり、 現地で出会った人々や景色、 そして蒐集してきた数々の物もの。 土器、漆器、仮面、仏像、絨毯…… どこか不思議な魅力をもつ工芸、民藝の数々。 インドで、チベットで、ミャンマーで、リビアで、サハラ砂漠で、 文物からは旅の記憶があふれだし、 含蓄? 蘊蓄? 軽快なるエッセイを挟みつつおくる本書は、 物の本か? 旅の本か? 地球をまるごと感じる、 The Museum of Ethnology in My Hands! 松岡氏は、『地球の歩き方 インド』をまとめ、 美しき絵本『夜の木』で知られるタラブックスの本を上梓するなど、 とりわけインドに造詣が深い。 私家版『ひとりみんぱく123』『ひとりみんぱく45』が好評、 美しい本づくりで定評のサイトヲヒデユキ氏のブックデザインを得て、 満を持して世の中におくりだす! 収録物品120点超に、美しい旅の写真。 ◇ 「みんぱく」とは大阪の万博記念公園内、太陽の塔のとなりに建つ「国立民族学博物館」の愛称である。本書の『ひとりみんぱく』というタイトルであるが、これは初めて僕が「みんぱく」を訪れた際、「うちにもあるな……」という感想を抱いたことに由来する。 仕事柄、世界中を旅しながら暮らしてきたが、行く先々でその土地の文物を蒐集してしまうところがある。その文物は、世間的な価値とはまったく無縁だが、自分の好奇心の方向性から、その国の文化・歴史・神話を内包しているものを好む傾向にある。そして、日本に帰ったあと、部屋で一緒に旅の思い出を語り合える話し相手のようなものであることが重要だと考えている。もちろん日本で手に入れたものや、人からいただいたものも含まれている。しかし、自分の旅してきた道筋から外れないよう心がけている。蒐集の基準軸は、常に「個人的な旅の記憶」と「人とつながり」に置いている。 今回、本書を著すにあたり自らの蒐集した品々をあらためて見返してみたが、本当に役に立たないものばかりだ。残念だ。同時に、僕にとってはかけがえのないものばかりだ。 これらの文物を手のひらにのせ愛でてみる。重みや質感、細工、その歪みや温みを確かめる。太陽の光の下で陰が際立つものもあれば、暗闇の中でこそ光り輝くものもある。それは自分の手で触れてこそわかることで、自分の足で旅をしてこそ出会える風景と一緒だ。 僕はこれらを手に入れたときに出会った人たちの顔や祈りの景色を思い出すだろう。そこで吹いていた風や夜空を満たす星のことを思い出すだろう。 旅の記憶こそ僕にとっていちばんの財産なのだから。 (「まえがき」より) 判型:四六変型判 ページ数:256 頁 美麗クロス装。 松岡宏大 (マツオカコウダイ) 写真家・編集者など。『地球の歩き方 インド』など、インドやアフリカを中心に辺境エリアのガイドブックの取材・編集に携わる。共著に『持ち帰りたいインド』(誠文堂新光社)、『タラブックス――インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)などがある。またインドのTara Booksよりバッジュ・シャームとの共著『Origins of Art: The Gond Village of Pathangarh』を上梓。写真展として『アディワシ――大地と生きる人々』(bonon kyoto、KYOTO GRAPHIE KG +)、『TRIBES in BASTAR』(Rungta)を開催。KAILAS名義で著作やイベントもおこなう。
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土井コマキ『Back in 2006, Paris~ こまきっぷ ZINE 01』
¥1,000
DJ土井コマキの初zine。 【はじめに〜初めての海外は】 いつからこんなに旅が好きになったんだろう。私は日本で生まれ育ち、日本の永住権を持っているけど、韓国籍。パスポートを取得するのに大金が必要だと、なぜか思い込んでいた。ほんとにお金がなかったので、この国から死ぬまで出れないんだと思い込んでいた。笑っちゃうくらい信じ込んでいた。 それが思い違いだと気づいたのは2006年。その頃、どうしても私はモン・サン・ミシェルに行きたい、行かなくてはという思いが湧いて出て、頭から離れなくなっていた。私は時々こういうことがあって、突然の閃きに突き動かされて行動してしまう。行かなくっちゃ!やらなくちゃ!となる。「want」というより「should」。なんで?て聞かれたら、そう思うからとしか答えられない。根拠なんてない。でも行動した先で必ず大きなもの得て、やっぱりタイミングだったんだ!と涙目になる。そして、これからも自分の第六感を信じようって、自分に誓う。 とにかくそんなわけで、あの時も気持ちが抑えられなくて調べてみたら、貯金を使えばパスポート取得代も含めて、旅費が捻出できそうだった。幸か不幸か、当時は週に一本の生放送しか仕事がなかったから(文字にしたら泣ける!)休みも取りやすく、初めての海外へ、ひとりで出かけたのです。5泊7日の大冒険... 【目次】 はじめに〜初めての海外は フランス日記2006年02月18日(土) フランス日記1~ぼくらが旅に出る理由 フランス日記2~Je ne comprends rien フランス日記3~サイン フランス日記4~mignon! フランス日記5~MSM日帰り旅行 フランス日記6~ゲージツ・パクハツ フランス日記7~souvenir おしまいに〜And now, in 2025. 中綴じ・A5判・20ページ 土井コマキnote https://note.com/doikomaki/n/nb923a526002c
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朱喜哲『NHK100分de名著 リチャード・ローティ「偶然性・アイロニー・連帯」』
¥600
SOLD OUT
※ 著者直筆サインはありません(二枚目の画像にはありますが、、、今回はサインなし本です)。 こ2024年2月に放映されてNHK100分de名著 リチャード・ローティ「偶然性・アイロニー・連帯」のテキストです。 民主主義の危機は、「哲学」が守る 「トランプ現象」を20年近くも前に予言したとして、一躍注目された哲学者リチャード・ローティ。彼は、現代アメリカを代表する哲学者でありながら、真理の探究を目指し「理性」を重視する従来の哲学(近代哲学)を、社会の分断や差別をもたらすものとして根本から否定する。そして、『偶然性・アイロニー・連帯』などの著作を通して、「人と人との対話を止めない」ことを軸とする新たな哲学の役割を提示し、あるべき社会の在り方を論じた。 社会の分断やポピュリズムが広がり民主主義が脅かされている現在、私たちはどのような社会を構想すればよいのか。ローティのダイナミックな思想を手がかりに、そのヒントを探っていく。 朱 喜哲 講師 大阪大学招聘教員。1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。また研究活動と並行して、企業においてさまざまな行動データを活用したビジネス開発にも従事し、ビジネスと哲学・倫理学・社会科学分野の架橋や共同研究の推進にも携わっている。著書に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(共著、さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(共著、総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(共著、明石書店)、『信頼を考える』(共著、勁草書房)、『〈公正〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)、『バザールとクラブ』(よはく舎)、共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。 判型:A5判 ページ数:116ページ
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【サイン本】朱喜哲 『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』
¥2,420
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 正義は暴走しないし、人それぞれでもない──。 アメリカ大統領選挙から、日本の「道徳」の授業まで、現代において「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているかを検討。 ジョン・ロールズ、リチャード・ローティ、アイザイア・バーリン、ジュディス・シュクラー、アイリス・マリオン・ヤング、スタンリー・カヴェルなどの議論を参照しながら、「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。 「正しさ」とはなにかを考えるうえで、わたしたち自身の〝ことばづかい〞を通して「正しいことば」をとらえなおす画期的論考。 【目次】 はじめに 序章○正しいことばの使い方 「正しいことば」はややこしい?◉ほんとうの意味を理解できなくても、正しく使うことはできる◉ことばを乗りこなすために◉ルールはあってもルールブックはない◉「会話を止めるな」 第I部◎「正義」というテクニック 1章○「正義」の模範運転とジョン・ロールズ アメリカ大統領選挙をとりまくことば◉「正しいことば」の帰還?◉ハリスの「正しいことば」◉バイデンが指し示した「理念」◉「正義」の凋落とジョン・ロールズの登場◉ロールズによる「正義」と「善」の区別◉「公正としての正義」◉「正しいことば」に息を吹きこむ 2章○「正義」の前提としての「公正」 アメリカの「正義」、再訪◉合意するための「場」◉みなでとりくむ「命がけの挑戦」◉現にともに生きているから、他者が気になる◉わたしたちは「適度な」正義を実現できる◉「全員にとっての利益」のための責務◉コロナ禍における「自粛」と公正◉「公正」は、思いやりや優しさではない 3章○道徳教育と「正しいことば」の危険運転 学校で学ぶ「正しいことば」◉「道徳」教科が掲げる目標◉公正とは「差別はよくない」ということ?◉道徳の延長線上にある「正義」◉法外な目標は「正しいことば」を空虚にする◉日本における「正義」の息苦しさ◉「道徳としての正義」と会話における事故◉会話の止め方――三つのタイプ 4章○「道徳としての正義」とトランプ現象 ドナルド・トランプと「正しいことば」◉トランプ現象を「予言」した哲学者◉なにが「予言」されたのか?◉「アイデンティティ・ポリティクス」の時代◉「マジョリティの怒り」を分節化する◉「感情」に火をつけたトランプ◉「当事者性のことば」と「正しいことば」 コラム1●「交差性(インターセクショナリティ)」が行き交う世界 第II部◎「正しいことば」のよりどころ 5章○「会話」を止めるとはどういうことか あらためて、ことばを「乗りこなす」とは◉ローティのいう「会話」とはなにか◉「議論」や「探求」よりも「会話」が先にある◉「会話の豊さ」を毀損する話法◉ローティ流の「会話」と「正しいことば」◉正しいことばの使い方が「会話」を豊かにする◉「論破」ゲームの陥穽◉「正しいことば」を使いわけるために 6章○「関心」をもつのはいいことか 積極的無関心のすすめ◉「関心」と「interest」◉「関心」をかき立てる想像力◉社会学的想像力の副作用、「過剰な」関心◉「無関心」としての「寛容」◉「関心」を理解し、乗りこなす 7章○「自由」を大切に使う 正しいことばとしての「自由」◉現実政治と対峙する哲学者バーリン◉バーリンが区別する二種類の自由◉「信教の自由」から考えるバーリンの自由論◉自由と寛容/不寛容◉「不寛容に対する寛容」は成り立つか◉「自由」ということばの陥穽と例外 8章○わたしたちの「残酷さ」と政治 なにから自由を守るのか?◉だれもが弱者であり、強者でありうる◉「善」ではなく「悪」についての一致◉なによりまず「残酷さ」を低減せよ◉「残酷さ」への着目の系譜◉わたしたちの「残酷さ」を直視する コラム2●だれも「中立」ではいられない 第III部◎「公正(フェアネス)」を乗りこなす 9章○理論的なだけでは「公正」たりえない 「残酷さ」への着目と「正義」の構想◉身体感覚としての「残酷さ」は相対的なのか?◉動物倫理と「文化・伝統」とのあいだの緊張◉あまりに「西洋的」でも、あまりに抽象的でもない◉ことばをもてないことの「残酷さ」◉理論的なことばだけでは足りない 10章○「公」と「私」をつらぬく正義 それでも「正義はよいものだ」と言うために◉社会において両立しえない複数の「善」◉理念が個人を殺戮するとき◉「まちがっていたくない」という怯懦◉「バザール」と「クラブ」◉比喩による「公/私」の整理とその限界◉バザールの「正義」◉わたしたちが生きる空間で響く複数の声 11章○「公正」というシステムの責任者 「公正としての正義」という仕組み◉「正義」とは構造の問題である◉「合理的配慮」の問題◉「配慮」ではなく「調節」◉ロールズの「正義」構想のデメリット◉問題は「構造的不正義」である◉「公正としての正義」を駆動させつづける責任 12章○正義をめぐって会話する「われわれ」 だれが「われわれ」なのか◉「正義をめぐる会話」への、届かぬ叫び◉黙らせ、不平等を正当化する「力」◉「憤激」と「ねたみ」◉だれが「力」を行使しているのか◉むすびにかえて あとがきにかえて 判型:四六判・並製 頁数:272ページ 【著者紹介】 朱喜哲(ちゅひちょる) 1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。前者ではヘイトスピーチやデータを用いた推論を研究対象として扱っている。 共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店)、『信頼を考える』(勁草書房)など。共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。
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【特典付サイン本】伊藤ガビン『はじめての老い』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。特製ステッカーが3枚付いています。 還暦を過ぎて見えてきた景色は驚愕の連続。 今日も元気に老いていこう。新感覚・老いをめぐるエッセイ集! 文章の大天才が動き出した! 老いをこんなふうに語ることができるなんて。 ――タナカカツキ 還暦を過ぎて見えてきた景色は発見の連続だった。老眼や集中力の減少といった予測できていた事象から、ブランコが怖くなる・手がカサカサになる・自分の中に内包しているマチズモに気づく・頻尿の話など、思いもよらなかったこと。そして「死」に対する感覚の変化にいたるまで。ゲーム・エンタメ界からアート界まで人気の編集者・伊藤ガビン(61歳)が、自身の体と心に直面する「老い」によるあらゆる変化をつぶさに発見し綴った渾身作!! 人生100年時代、未知なる「老い」への予習として、性差を問わず、同年代からこれから老い道に踏み入れようとしている現役世代におくる、令和版「老い」の入門書。これを読めば老いへの予習は完璧だ! ≪目次≫ はじめに 【老いに入りかけた時に感じていること】 老いの初心者として 初めての老眼/見えてきた! 私がキレる老人になるまでの道/こんにちは老害です-老害の側から考える老害-/らくらくホンを買う日を想像する/人間ドックの見え方が変わった話/ただ老いている 【アップデートできる できない?】 服装がずっと同じ問題/等速じいさん/太るのか痩せるのか/四季にように髪の毛を 【じじいのしぐさ、これだったのか】 シーシー問題/ブランコが怖いということ/おじいさんのような動き 【意外と早くきた(逆にまだきてない)】 身長が縮んだ話/ついに眉毛が伸び始めた!/握力の低下にショックを受けた話/未入荷の老い/シモジモの話/見つめたくない滑舌 【センパイから学ぶ】 センパイの話/手が信じられないほどカサカサになるという話/老猫との対話/メモを片手に綾小路きみまろ公演 【老いと時間】 「返納」について考える/老化が開く知覚との扉/[朗報]時間が経つのは年々それほど早くならないのではないか、という話/記憶のサブスク/死んでも驚かれないサイド/「逃げ切る」という考え方 おわりに [著者プロフィール] 伊藤ガビン 編集者/京都精華大学メディア表現学部教授 1963年神奈川県生まれ。学生時代に(株)アスキーの発行するパソコン誌LOGiNにライター/編集者として参加する。1993年にボストーク社を仲間たちと起業。編集的手法を使い、書籍、雑誌のほか、映像、webサイト、広告キャンペーンのディレクション、展覧会のプロデュース、ゲーム制作などを行う。またデザインチームNNNNYをいすたえこなどと組織し、デザインや映像ディレクションなどを行う。主な仕事に「あたらしいたましい」MV(□□□)のディレクション、Redbull Music Academy 2014のPRキャンペーンのクリエイティブディレクションなどがある。また個人としては、2019年あいちトリエンナーレや、2021年東京ビエンナーレなどにインスタレーション作品を発表するなど、現代美術家としても活動。編著書に、『魔窟ちゃん訪問』(アスペクト)、『パラッパラッパー公式ガイドブック』(ソニー・マガジンズ)など。現在は京都に在住し、京都精華大学の「メディア表現学部」で新しい表現について、研究・指導している。近年のテーマに自身の「老い」があり、国立長寿医療研究センター『あたまとからだを元気にするMCIハンドブック』の編集ディレクション、日本科学未来館の常設展示「老いパーク」に関わるなど活動範囲を広げている。
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【サイン&イラスト本】光嶋裕介『建築のはじまり』
¥3,520
※ 著者直筆サイン&イラスト本です。ランダムに発送いたします。 17年前、ベルリンでの建築修行時代に、ふと見つけたモレスキンのスケッチブック。 それ以来、あらゆる旅にはその黒いスケッチブックがいつもそばにあった。 サグラダ・ファミリア、ユニテ・ダビタシオン、パンテオン、 キンベル美術館、ファンズワース邸、グッゲンハイム美術館、東大寺南大門……。 熱い想いを胸に訪れ、その場所に立ち、素手で吸収した名建築のリアリティ。 175点のスケッチに、空間と土地を感じ、建築の佇まいをめぐるショートエッセイを添える。 スケッチすることに正解も、間違いもない。 ただ、楽しいから描いているのであって、学び続ける喜びのために、描き続けていることだけは、たしかである。 スケッチ(手)と言葉(頭)の往来(翻訳)を続けていると、自分の世界に対するまなざしがしばしば変容し、 世界に対する認識も少しずつクリアになっていく。 自分の世界の見方が鍛えられると、自分で世界は変えられると思えてくる。 だから、建築のはじまりを巡る旅も、スケッチも、まだまだ終わらない。 また新しい自分に出会うために、あの予兆に満たされた幸せな時間をはじまりに、 今日もモレスキンとペンと木箱の絵の具セットを持って、僕は旅を描く。(「はじめに」より) 判型/ページ数:四六判変形 並製 352ページ 装幀:UMA/design farm(原田祐馬、山副佳祐)
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関口竜平『Books(tore) witness you. vol.4』
¥1,000
本屋lighthouseの日記ZINEシリーズ、vol.4です。 vol.4は2024年10月〜2025年3月の日記を中心に、各種媒体に載せたエッセイや書評などを詰め込みました。 〈あとがきより抜粋〉 たのしくやれている。分量が増えていく日記にはそれが如実にあらわれている。しかしそれは、現実から目を背けているだけでもある。日本どころか世界の状況は急激に悪化していて、その現実から意識的に逃げることで得られる、特権的な安寧を享受しているにすぎない。正直に言えば、どうすればいいのかわからない。わからないけどがんばっている。と、表明することもまた責任逃れのような気がしてくる。言葉を連ねれば連ねるほど薄っぺらくなる。 〈目次〉 4 2024年10月〜 16 2024年11月〜 32 書評 ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』 2024/11/19 68 2024年6月〜 36 2024年12月〜 72 書評 黒田八束『ゴースト・イン・ザ・プリズム』 2024/12/27 78 2025年1月〜 120 映画『エマニュエル』感想文 「反逆」のまなざし、同期する悦び 2025/01/21 128 2025年2月〜 156 だれか代わりに読んでください① エヴァン・ダーラ『失われたスクラップブック』(木原善彦 訳/幻戯書房) 2025/01/31 160 2025年3月〜 192 Anarchism Book Club(アナキズム・ブック・クラブ) Plan. 1 〈著者略歴〉 関口竜平(せきぐちりょうへい) 1993年2月26日生まれ。法政大学文学部英文学科、同大学院人文科学研究科英文学専攻(修士課程)修了ののち、本屋lighthouseを立ち上げる。著書『ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場所』(大月書店)など。将来の夢は首位打者(草野球)。特技は二度寝。 〈書誌情報〉 本文202p A6サイズ(文庫版) 表紙カラー/本文モノクロ 表紙用紙:上質紙135 本文用紙:上質紙70
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関口竜平『Books(tore) witness you. vol.2』
¥1,000
本屋lighthouseの日記ZINEシリーズ、vol.2です。 vol.2は2023年10月〜2024年3月の日記を中心に、各種媒体に載せたエッセイや書評などを詰め込みました。 〈あとがきより抜粋〉 それでも書いていないことがたくさんあり、それは書かないことを選択したものだけではなく、どう書けばいいかわからなかったことや、そもそも書くか書かないのかの選択肢にすら浮上しなかったもの、覚えてすらいないものだったりもする。それらすべてはなかったことになってしまうのだろうか。そうではない、と言い切りたい。いまの私はそう思っている。 目次 4 2023年10月〜 28 正直な語り手になるということ 映画『ザ・ホエール』感想文 2023/10/28 47 2023年11月〜 71 2023年12月〜 100 書評 ひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』 2023/12/26 104 2024年1月〜 136 書評 川野芽生『Blue』 2024/02/06 141 2024年2月〜 167 2024年3月〜 198 書くこと/書けること、あるいは歴史を物語るということ 『哀れなるものたち』『密航のち洗濯 ときどき作家』から考える 2024/03/03 著者略歴 関口竜平(せきぐちりょうへい) 1993年2月26日生まれ。法政大学文学部英文学科、同大学院人文科学研究科英文学専攻(修士課程)修了ののち、本屋lighthouseを立ち上げる。著書『ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場所』(大月書店)など。将来の夢は首位打者(草野球)。特技は二度寝。 書誌情報 本文222p A6サイズ(文庫版) 表紙カラー/本文モノクロ 表紙用紙:上質紙135 本文用紙:上質紙70
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man『象・近場』
¥1,320
SOLD OUT
シリーズ:シリーズ人間2 タイトル:象・近場(ぞう・ちかば) 著者:man(まん) ジャンル:小説(短編集) 内容:小説(7編)+4コマ漫画(8点)+著者インタビュー(4,000字) A6文庫判/ソフトカバー/80ページ 装画・ロゴ:散歩鳥 装丁・組版:山内宏一郎 (SAIWAI DESIGN) 発行所:新世界(秋月圓とは別レーベル) ・内容 文字を追うことでしか入り込めない世界。ひらがなで紡がれる、manワールド全開のデビュー作! 現実の精密な観察者として、人物・動物・ものの生々しい感触を描く。さきの見えないあたらしい調べのなかで、なつかしい感覚を呼び起こさせる異色の小説集。 三歳の〈わたし〉が見えてくる「光線」、三年二組の教室からはじまる「たかしくん」、仕事の連絡を待つ「天」、カニを食べにホテルにきた「大和田」、ある日の電車のなかの様子を描いた「しゃりょう」、長距離バスで渋滞に巻き込まれる「もくよう、ひる」、表題作「象・近場」など全7編。 巻末には、著者描き下ろしの4コマ漫画8点(コウイチ、変転、あの日の、何十年、しのはら、有名人、田園、夏山)を収録。4,000字の著者インタビュー掲載。 ・目次 ────────── 光線 たかしくん 象・近場 天 大和田 しゃりょう もくよう、ひる 4コマ漫画 著者インタビュー あとがき ────────── ・著者略歴 ────────── man(まん) 1995年生まれ、亥年。覚えている古い記憶はふとんに横になって見たビデオデッキの 7:00 ──────────
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木耳『トレーニング』
¥1,100
これまで日記も書いたことのない70歳の著者による、はじめての私小説──。これは私小説なのか、随筆なのか、はたまた回想録か。 古希を迎え、いまでも自分の存在を支えてくれる大切な断片を描く。姪っ子の「ユカちゃん」、母に料理を学ぶ「ワカメスープ」、中学生が働く「パチンコ屋」、最後の仕事となった「清掃員のパートナー」、表題作「トレーニング」のほか、長編「南房総富浦」など全9編。 ・目次 ────────── ユカちゃん ワカメスープ パチンコ屋 駐車場 清掃員のパートナー トレーニング 床屋 墓参り 南房総富浦 著者インタビュー あとがき シリーズ:シリーズ人間1 タイトル:トレーニング 著者:木耳(きくらげ) ジャンル:私小説(短編集) A6文庫判/ソフトカバー/80ページ 装画・ロゴ:散歩鳥 装丁・組版:山内宏一郎 (SAIWAI DESIGN) 発行所:新世界(秋月圓とは別レーベル) ・著者略歴 ────────── 木耳(きくらげ) 1954年11月生まれ、午年。高円寺庚申通り育ち。杉並第四小学校卒業。 ──────────
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宮崎智之『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』
¥968
SOLD OUT
注目の文芸評論家、エッセイストによる等身大の言葉で日常を鮮やかに描いた文章集。増補を加えて待望の文庫化。解説 山本貴光・吉川浩満 退屈な日常は、著者にかかると刺激的な世界へ変わる。 注目の書き手によるエッセイ集、待望の文庫化。 真の意味で優しい人が書いた、読んでいるだけで気持ちがどんどん落ち着いていく本です。吉本ばなな 山本貴光・吉川浩満によるW解説を収録 アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒。自分の弱さを無視して「何者か」になろうとするより、生活を見つめなおし、トルストイとフィッシュマンズなどに打ちのめされながらも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信する。様々な文学作品を引きながら、日常の風景と感情の機微を鮮やかに言葉にする。新たに3篇を加え増補新版として文庫化。 【目次】 1章 僕は強くなれなかった 打算的な優しさと「〇を作る理論」 「何者か」になりたい夜を抱きしめて 僕は強くなれなかった ありのままの世界 平熱のまま、この世界に熱狂したい 2章 わからないことだらけの 世界で生きている 朝顔が恋しているのは誰? 不快だけど大切なことを教えてくれた作品 私はそうは思いません 35歳問題 わからないことだらけの世界で生きている 3章 弱き者たちのパレード 二瓶さんとの雅な蹴鞠 舌の根が乾かないおじさん ヤブさん、原始的で狂おしい残念な魅力 紳士は華麗にオナラする 肉と人と醜いアヒルの子 中田英寿に似た男 4章 弱くある贅沢 「細マッチョ」をめぐる冒険 クローゼットの中の時間 弱くある贅沢 僕の好きだった先輩 補章 川下への眼 一生懸命で寂しい人 八〇〇回目くらいの話 川下への眼 あとがき 文庫版あとがき 飄然と、弱い自分を語ることから始める 山本貴光 全身随筆家 吉川浩満 解説 山本貴光・吉川浩満 カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン) カバー作品 勝木杏吏 作品撮影 森田直樹 判型:文庫判 ページ数:288頁 解説 【著作者プロフィール】 宮崎 智之(みやざき・ともゆき):1982年生まれ。東京都出身。文芸評論家、エッセイスト。明治大学文学部卒業。地域紙記者、編集プロダクションなどを経て、フリーライターに。人間観察、現代の常識・非常識、カルチャーなどについての執筆を得意とする。著作に『モヤモヤの日々』(晶文社)、『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』(幻冬舎)、『平熱のまま、この世界に熱狂したい』(幻冬舎)、『宮崎智之セレクト 中原中也名詩選』(アンソロジー、田畑書店)、『モヤモヤの日々』(晶文社)、共著に『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)などがある。共著は「紀伊國屋じんぶん大賞2020」の14位に入選。文學界2023年9月号「特集 エッセイが読みたい」号に巻末を飾るエッセイ論を寄稿。
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森見登美彦訳『竹取物語』
¥660
かぐや姫 × 森見登美彦! 「物語の原型」、誰もが知る、かぐや姫と5人の求婚者、帝が繰り広げる異世界譚を、「まるで僕が書いたような物語」と語る大人気作家が敬意をこめて抱腹絶倒・大胆不敵に新訳した画期的必読古典。 1000年以上も読み継がれる「物語の原型」を 竹林をこよなく愛す当代の人気作家が現代語訳! 翁がある日、光る竹の中に見つけた可愛らしい小さな人。やがて絶世の美女に成長したかぐや姫は、言い寄る求婚者たちに無理難題を課す。恋に破れ去る男たち、そして、「その日」は近づく――千年以上も前に書かれ、読み継がれてきた異世界譚を、竹林に並々ならぬ思いを寄せる作家・森見登美彦が現代語訳した必読の一冊! 竹取物語とその現代語訳にまつわる舞台裏をたっぷり語った講義「作家と楽しむ古典 僕が書いたような物語」、竹林の中へ入り込んだ幼少期の原体験からはじまる文庫版のための書き下ろしあとがき「生きていることのふしぎ」も収録。 【全集版あとがき「千年の失恋」】 今から千年以上も前のこと。月光を浴びて清らかに輝く竹林を見て、昔の人は確信したのだ。この竹林の奥深くは神秘的な月の世界へ通じている、と。 その原作者(たち)を他人とは到底思えない。 『竹取物語』はファンタジーであり、竹にまつわる物語であり、残酷な美女の物語であり、阿呆(あほう)な男たちが右往左往する物語であり、片想いがことごとく破れていくローテーション失恋の物語である。私はファンタジーの新人賞でデビューし、大学院生時代の研究テーマは竹であり、残酷な美女が登場する小説も書いたし、阿呆な男たちが右往左往する小説も書いたし、いろいろな失恋や片想いを書いた。「ものがたりのいできはじめのおや」に対して畏れ多いが、まるで自分がこしらえたような物語だと、つねづね思っていたのである。もちろん、だからといってスラスラ訳せるわけではまったくないが。 現代語訳の方針としては、 一、原文にない事柄はできるだけ補わない 二、現代的な表現を無理して使わない という二点を決めて臨んだ。 そうしないと暴走して、原典から遠く離れてしまいそうだったからである。 和歌の扱いについてはとくに悩んだ。男女が感情をこめてやりとりするラブレターだから、訳して意味が通るというだけでは物足りない。いかにもその人が詠んだという風であってほしいし、物語の流れにちゃんと溶けこんでいてほしい。あれこれ考えた末、「恋する男女が交わす、ちょっと恥ずかしいポエム」的なものをイメージして現代語訳した。そういうわけで、いささか阿呆っぽくなりすぎたところもあるかもしれない。 『竹取物語』において、原作者がのびのびと楽しく書いていると思われるのは、五人の求婚者のエピソードである。細部に注ぐ情熱が、ほかの部分とはいささか異なって感じられるのだ。身のまわりの貴族社会での見聞を書きこんだにちがいなく、こまごまとしたリアリティと大胆な幻想が絶妙の塩梅(あんばい)で入り混じっている。五人の求婚者たちの阿呆ぶりが生き生きと描かれていればこそ、高嶺(たかね)の花たるかぐや姫の情け容赦のなさも際立つ。そうでなくてはいけない。 これら五人の求婚者のエピソードでは、原作者が「笑わせてやろう」と腕まくりをしている。その笑いの源は求婚者たちのキャラクターにある。「秀才馬鹿」型や「世間知らずのボンボン」型、「オレ様最強」型など、求婚者たちには明確な個性があり、その人らしい手法をもって、かぐや姫から与えられた難題に挑む。その人らしい悪だくみが、その人らしく失敗するからこそ面白いのだ。そういうわけで、現代語訳にも彼らの個性が分かりやすく出るように努めた。平安時代の読者たちは彼らの阿呆ぶりに笑い転げたにちがいないし、現代の読者にもせめて「ニヤリ」としていただければ嬉しい。 しかしついに帝(みかど)が登場するとき、こういった陽気さは影をひそめてしまう。 この物語における帝というのは、現世のルールそのものを体現した存在で、いわば地球代表選手である。それに対して、かぐや姫は現世のルールが通じない「向こう側」の世界の代表選手である。かぐや姫が帝さえも引きずりだしたとき、物語の水温は変わって、悲しい結末の予感が漂い始める。『竹取物語』は、地上に降り立ったかぐや姫が、あたかもトーナメント戦を勝ち抜くかのように、現世のルールを次々に打ち破り、最終的には地球を丸ごと失恋させる物語だといえる。その失恋の余韻は、千年以上も尾を引いたわけだ。 当時生きていたすべての人間が消え去っても、天と地がその姿を変えることはない。この世ならざる世界への怖れや憧れは引き継がれていく。 「その煙、いまだ雲の中へ立ちのぼるとぞ、いひ伝へたる」 この最後の一節の美しさたるや。 現代語訳を終えたあとでは、とりわけそう思うのである。 文庫/並製/144ページ 【著者】 森見 登美彦 (モリミ トミヒコ) 2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、10年『ペンギンハイウェイ』で日本SF大賞。近刊『シャーロック・ホームズの凱旋』。
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IN/SECTSインセクツ Vol.18 特集「THE・不登校」
¥2,420
今号ではその年々増加の一途を辿っている不登校について考えてみた。 そのきっかけは、編集部の周辺でも不登校児童がいる家庭が増えているという話を聞いたからだ。商売人の子、会社員の子、ライターや写真家の子、フリーランスの両親の子、様々な状況の家庭で不登校児童がいる。それは自分たちが親になったことも大きく関係しているとは思うものの、社会問題としての認識もたかまっているように思う。かくいう小誌編集長の子も不登校だ。 とはいえ、実際に当事者になってみるまで、それがどのような状況なのかはわからない。つまり知らないことが多すぎるということも今回取り上げてみたいと思った理由でもある。当事者になって初めて知る悩みや思考に加えて、不登校というと何か後ろめたい、そんな気持ちにもなるだろう。実際に、不登校児童本人もそう思っているところが少なからずあるようだ。 そこで、学校に行かないということがそもそもどのようなことなのか、不登校は後ろめたいことなのか、みんなにとって学校とは? などの考えるきっかけになればと、不登校児童の親、不登校経験者、学校の先生、そして、不登校児童を中心にいろんな人たちと話してみた。 さて、みなさんにとって学校って? 不登校とはどういうことなのか、一緒に考えてみましょう。 カバーイラストレーション:Rosie Ball <Contents> ◯ 誰も通わなくなった学校 山本みなみ ◯ 子を認めることの大切さを改めて思う 近藤雄生 ◯ 子どもたちの〝からだのボイコット〟沢木ラクダ ◯ 子どもの成長を見守れる場所を探す 松村貴樹 ◯ 娘はいま、なにを考えているんだろう? 島田潤一郎 ◯「あきちの学校」で起きたこと 矢萩多聞 ◯ 屋久島の子どもたちの不登校事情 国本真治 ◯ 小・中学生が使うTeen Slang ◯ 歌人・上坂あゆ美インタビュー ◯ 不登校から広がる短歌の世界 ◯ 不登校生動画甲子園ってなんだ! ◯ 僕・私の大切なものスナップ ◯ 緊急誌上調査! 学校てなんなんやろう?アンケート ◯ 聞いてみよう! 不登校の家庭事情 ◯ キムチ部・太田尚樹さんの「おもろい」が肯定のまなざしになる ◯ 廃校になった母校を撮りに行ったら、不登校児童のための教育センター になっていた ◯ 居場所をつくる! 間論の活動 from 福山 ◯ 不登校まったり日記 ◯ 漫画 「山に行ってみたけどダメだった」 ◯ 学校を考えるための映画100選 ◯「教員として思うこと」今野ぽた ◯ 編集部・福永の私のパートナーの明るい不登校 ◯ Neshina room ◯ コラム 星野郁馬/瀬尾まいこ/三田三郎 ◯ 山下睦乃の한국에서의 어느날~a day in Korea 登校編~ ◯ Cover Interview Rosie Ball ◯ 岩井秀人 THE・不登校スペシャルインタビュー ◼️正誤表 下記の通り誤りがありましたので訂正いたします P119 誤) タクシーを呼んでもらったり、タクシーを呼んでもらったり 正) タクシーを呼んでもらったり — 誤) 1年も過ぎると同じ光景を横目に 正) おなじみの光景を横目に 「IN/SECTS Magazine vol.18 特集 THE・不登校」 版型A5 P132
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『LESS IS MORE。』
¥880
DX企業・株式会社インフォマートがnote上で連載を続けているLess is More.の冊子版がついにリリース。 「デジタルではないどこか。/ Somewhere not Digital.」をテーマにさまざまな研究者が「今一番興味のあること」を誌上で特別研究→発表する。 企業と研究者、アーティストがまさに共創した、新たしい角度のカルチャーをまとめた一冊!ついに発売! -以下、本文より抜粋- 「Less is More.」創刊に寄せて。 2020年7月にスタートした「Less is More.」は2~3本/月の頻度で様々な研究者・アーティスト・ビジネスパーソン・文化人のインタビューを掲載し続けてきた。現在もnoteにて全ての記事を無料で公開している。皆様の時間が許すようなら、ぜひご一読いただきたい。 さて雑誌版の初号ということで、なぜ「Less is More.」を雑誌として制作したのか、その意図について語らせていただく。 まず、WEBメディアについてだが、株式会社インフォマートの所謂、企業の広告活動の一環としてスタートした。 建築家・ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉として知られる”Less is More.=少ないほど豊かである”をメディア名に据え、「グローバル化・デジタル化する世界で失われる/失いたくないモノ・サービス・概念などを幅広く取り上げ、未来を再創造するためのメディア」 というコンセプトを基に、現在も運営を続けている。編集チームは、広告としての意図は薄く、企業として様々な方の意見を幅広く学びたいという思いで続けてきた。 本誌も、株式会社インフォマートを中心に制作されたが、極力広告を排除して制作した。 WEBメディアのインタビューを通して懇意にさせていただいている哲学者・物理学者・経営学者・虚構学者などの研究者とともに、「そもそも紙媒体って必要なのか?必要だとしたら、それは一体どんなものだろう?」という議論をするところからプロジェクトをスタートした。 雑誌版「Less is More.」は、WEBからの転載記事は1本しかなく、それ以外の記事は全て本雑誌のために制作された。記念すべき初号を、ぜひ様々な角度から楽しんでいただけることを願っている。 園田林太朗「Less is More.」編集長/株式会社インフォマート -以上、本文より- 印刷・製本 : 藤原印刷 大きさ:270x210x8 mm
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岡本真帆『反復横跳びの日々』
¥1,320
歌人・作家の岡本真帆ZINE『反復横跳びの日々』 2024年12月の文学フリマ東京で頒布した、自主制作本エッセイ集『反復横跳びの日々』 【内容】 わたしは日々、いろんなできごとの間で揺れている。 二つの点の間を行ったり来たりしながら、考えたこと。 東京と高知、会社員と作家。 二つの点の間を行き来しながら書いた、15編のエッセイを収録。 ささやかな気づきについての本です。 ページ数:96P(ソフトカバー) サイズ:105mm × 148mm イラスト:クイックオバケ デザイン:松田洋和
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【サイン本】寺井奈緒美『おめでたい人』
¥2,090
※ 著者直筆サイン本です。 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇! ああ、私はパーティーピープルになれるような明るい人間ではありません。 でも、おめでたい人になりたい。 どうか、おめでたく生きる力をください。(「おめでたい人」より) 一富士 おめでたい人 極龍神 オオゼキ 幸巡り 忘れられないクリスマス 追いかけ正月 そぼかわ 素敵な雪の一日 ひな祭りの可能性 ハッピーチョコレートバースデー 二鷹 蘭バトル 骨董メモリアル 甦れ、感性 大盆栽祭り ちゃん系ラーメン道 気象神社 号泣宝塚 ほおずきチートデー カエルの天国 三茄子 彦根にようこそ 水石先輩 ポイントカード コンテンツ愛 シン・干支 たのしいおせち なんかいい ワイン祭り ギリハッピー 判型/ページ数:四六判 並製 212ページ 装幀・装画:犬ん子/装画 名久井直子/装幀 寺井奈緒美 (テライ・ナオミ) 1985年ホノルル生まれ。愛知県育ち、東京都在住。歌人、土人形作家。2019年に第一歌集『アーのようなカー』(新鋭短歌シリーズ/書肆侃侃房)、2023年に短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)を刊行。
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朱 喜哲 100分de名著 リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』
¥600
哲学なんて!全然わからない!という方にもお勧めいたします。 トランプ大統領の誕生を予言したかのような内容! 2024年2月に放映された100分de名著 リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』テキスト。 民主主義の危機は、「哲学」が守る 「トランプ現象」を20年近くも前に予言したとして、一躍注目された哲学者リチャード・ローティ。彼は、現代アメリカを代表する哲学者でありながら、真理の探究を目指し「理性」を重視する従来の哲学(近代哲学)を、社会の分断や差別をもたらすものとして根本から否定する。そして、『偶然性・アイロニー・連帯』などの著作を通して、「人と人との対話を止めない」ことを軸とする新たな哲学の役割を提示し、あるべき社会の在り方を論じた。 社会の分断やポピュリズムが広がり民主主義が脅かされている現在、私たちはどのような社会を構想すればよいのか。ローティのダイナミックな思想を手がかりに、そのヒントを探っていく。 判型 A5判 ページ数 116ページ 朱 喜哲 (ちゅ ひちょる) 大阪大学招聘教員。1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。また研究活動と並行して、企業においてさまざまな行動データを活用したビジネス開発にも従事し、ビジネスと哲学・倫理学・社会科学分野の架橋や共同研究の推進にも携わっている。著書に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(共著、さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(共著、総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(共著、明石書店)、『信頼を考える』(共著、勁草書房)、『〈公正〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)、『バザールとクラブ』(よはく舎)、共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。
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金滿里(きむ・まんり)『生きることのはじまり』
¥1,980
SOLD OUT
絶望を生きるわたしたちへ。 障碍者だけのパフォーマンス集団「態変(たいへん)」の主宰者が、想像を絶する極限状況を生き延び、人間の本質を問い続けた「生きること」の物語。 朝鮮古典芸能の伝承者で、在日1世の母から生まれた著者。継承を期待されるが3歳でポリオ(小児マヒ)を発病し、首から下が全身麻痺の重度障碍者となる。苦悶に満ちた4年間の入院治療の末に退院、肢体不自由児施設での集団生活を10年間過ごす。そこでは、設備不備による劣悪環境下で友人の死を目の当たりにする。その後、障碍者自立解放運動に参画、同時に、当時はまだ珍しかった、24時間介護の自立障碍者となる。運動組織の分裂・解体をきっかけに「態変」を旗揚げし1児の母へ。その壮絶な半生の軌跡を、切実な筆致で描く。 私の生い立ちには、徹頭徹尾、普通ということが何一つない。かなり変わった存在である。 誕生したのは一九五三年十一月二日。大阪府の池田市というところで生まれた。よけいなことだが干支は巳、血液型はO型、星座は蠍さそり座である。私の母親は在日の一世。いわゆる朝鮮半島から日本に渡ってきた朝鮮人である。だから日本語はたどたどしく、苦手だ。また、この人は朝鮮の古典芸能の伝承者で、芸人として生きてきた。この母の生きざまによって私の存在がかなり規定された面は大きい。 在日朝鮮人という立場も、日本の中では少数派だと思うが、在日の中でも古典芸能家というのはもっと数少なく、一般的な在日の家庭ともまた違った特殊な家庭といえるだろう。私は十人兄弟の末っ子で、母親は四十二歳のときに、他の兄弟とは父親の違う子どもとして私を産んだ。そして三歳のときにポリオに罹り、それ以来、小児マヒの後遺症として全身麻痺障碍者となり私の人生ははじまる。 在日の朝鮮古典芸能家という少数中の少数の珍しい家庭に生まれ、またそのうえに重度の障碍者になった。同じ立場の人を他に探そうとしてもそうはいない。この徹頭徹尾「普通」ということがない私の生い立ちは、結果として私には幸いしたと思う。 ──「第 一 章 母、そして幼いころ」より これはわたしたちみんなの物語なのだ。――高橋源一郎(作家) ちくまプリマーブックスの不朽のエッセイを、28年ぶりに新装で復刻。著者が新たにあとがきを書き下ろし、作家・高橋源一郎と、当時の担当編集者・藤本由香里による寄稿を収録。 【目次】 プロローグ ミルク玉つぶし 第一章 母、そして幼いころ 朝鮮古典芸能の至宝=母・金紅珠のこと 出生 ポリオ発病 阪大病院南二階2号室 束の間の帰宅 第二章 障碍児施設へ 別離 孤独な子どもたち 死んでいく友達 人間のエゴを見つめて 思春期の中で 軽度か重度か―施設の現実 何のための努力? 第三章 暗いトンネル 高校へ行きたい 努力嫌いの白昼夢 学校探し 私には選挙権がない 「トイレまで行けたら学校入れたる」 帰宅―通信高校へ 遠い級友たち 死を選んだ人 第四章 運動 初めて、キム・マンリとして 「青い芝」という運動 集会か、学校か ほな、出ていくわ 包丁を振り上げた母 「生きていくのはおまえ自身だから」 第五章 生きることのはじまり 「いのちの初夜」 二十四時間の介護 今、産まれ出た幸福 障碍者のバリケード 翳り 分裂 組織解体 第六章 自分を頼りに 野垂れ死にの精神 警察が、なぜ…… 私が私であることを求めて 「帰りたいなら今すぐ帰れ!」 沖縄―再生への旅 第七章 劇団「態変」旗揚げす 「国際障害者年」って何だ? 「国際障害者年」なんてブッ飛ばせ! 「態変」動きだす 旗揚げ公演『色は臭へど』 「やるからにはメジャーになろう」 K君―「ゲリラ・クヨクヨ」のこと 第八章 宇宙的な時間 子どもが産まれる! 出産、そして育児 新しい世界―宇宙人の視点 劇団復帰 「態変」ケニアに行く 産まれること、生きること あとがき 寄稿 はじまりの風景 高橋源一郎 天地とのインプロビゼーション 金滿里さんのこと 藤本由香里 降りそそぐ大地からの噴射を獲らまえて放つ 新装復刻版あとがきに変えて 金滿里 判型:A6変形/上製 頁数:464ページ 装丁:根本匠(コズフィッシュ) 装画:ミロコマチコ 大きさ:155x109x23 mm :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 【出版社から】 ひとり出版社・人々舎の樋口と申します。この本が絶版だなんてどういうことかと思い、新装で復刻しました。底本にした(ちくまプリマーブックス版)『生きることのはじまり』は、刊行1冊目の本『愛と差別と友情とLGBTQ+』の制作中に出会いました。『さびしさの授業』(伏見憲明/よりみちパンセ/2004年/絶版?)で紹介されていたのです。 今回、人々舎から刊行する新装復刻版の帯オモテには、「これはわたしたちみんなの物語なのだ。」という高橋源一郎さんの言葉を載せました。(もともと著者と親交のあった)高橋さんに書いていただいた寄稿内に出てくるこの言葉以上に、本書を紹介する的確な表現はないだろうと思ったからです。自分が初めて読んだ時の感想が、まさに「これはわたしの物語なのではないか」なのでした。 本書は、在日二世で、首から下が全身麻痺の重度障碍者、障碍者だけのパフォーマンス集団「態変」(たいへん)を主宰する著者・金滿里(キム・マンリ)さんが綴る半生の軌跡です。金さんは、ポリオ(小児マヒ)発病後の入院生活、障碍児施設生活、障碍者独立開放運動、そして「態変」の旗揚げと、想像を絶するどんな極限状況に置かれても、自分に正直であろうする姿勢をつらぬきます。 以下は、1960年代〜70年代の障碍者施設での生活で、施設不備のため亡くなっていった友人を想い述懐する場面です。ちょっと長いですが引用します。 私はそういう環境の中で、自分も含めて人間の心理というものを考えるようになった。それは、善も悪も別々に存在するのではなく、一人の人間の中に同時にあるのだ、ということだった。良い人と悪い人がいるのではなく、一人の中に両方が存在する。たまたまそのときにどちらかが出るだけで、絶対的に善い人なんていない。特に極限状態では、悪の部分が出るほうが自然であり、本音なのだ。 だからこそ、ふだんからこの本音を見つめていかないと、人間として弱くなる、と思った。自分の中にも弱さや悪の部分がある。それに目をつぶって見ないふりをしていると、かえって知らず知らずのうちにその部分に引きずられてしまうのだ。逆にそのぎりぎりの本音を見つめていくことで、何か問題に直面したとき、本当の極限状況に置かれたとき、自分の中の弱さに引きずられずに、本当の意味での自分の「選択」をすることができる。そうでなければ、自分でそれと意識できないままに「自分がどうしたいか」ということより、その場の強い力に流されることを優先し、結果的には自分の不本意に終わってしまう。それでは後悔するだけだし、後に悶々とした嫌な気分が残るだけだ。私は自分の気持ちに正直になろう、と思った。 ――「第 二 章 障碍児施設へ」より ここには、誰もが向かっていく「死」に対して、誰もが持っている「弱さ」に対して、どのように向き合ってきたが書かれています。漠然とした不安、言葉にできない不安を前にした時、自分の声を聴くことをあきらめず、何を感じ、どう考えているのかを明確にすることは、そのまま世界と向き合う姿勢につながるのではないでしょうか。それこそがきっと、自分の人生をどこか遠くへと運んでいくのだと思うのです(金さんの人生も、どこまでも遠くへと運ばれていきます)。わたしはこの姿勢に(激しく、それは激しく)魂を揺さぶられ、なんとか(何度も)言葉にしようとしたけどできませんでした。それを言葉にしたのが高橋源一郎さんの寄稿であり、「これはわたしたちみんなの物語なのだ。」なのでした(ぜひお読みください)。 この言葉を入り口に、判型、デザインを一新し、寄稿2本、著者あとがきを加えて、あたらしい『生きることのはじまり』をつくりました。みなさんの物語で(も)あることを願って。
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『LOCKET』第7号 CINEMA ISSUE
¥2,200
独立系旅雑誌『LOCKET』第7号は映画館特集です! コデックス装が復活&リソグラフポスター付き! 荒野はきっとここにある──明滅する世界を彷徨うように映画館を旅しました。インドでもっとも豪華な映画館から、建築の巨匠ゆかりの映画館へ。写真家はルーマニアで美しい瞬間を瞳に焼きつけ、ウクライナで爆発音に耳をすませます。石川直樹、奥山大史、佐々木美佳、済東鉄腸、上川周作、フー・ティエンユー、児玉浩宜、塚田ゆうたなど豪華面々も登場。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷による「心刷」です。第3号以来のコデックス装がカムバック。創刊10周年を記念してリソグラフポスターも投げ込みます。 真っ当でいてオルタナティブなインディペンデントマガジンが、いまここから荒野へいざないます。 ◉2,200部 ◉編集発行人|内田洋介(編集・文・写真) ◉デザイナー|大谷友之祐(Yunosuke) ◉印刷|藤原印刷 ◉インド/ピンクシティに見る夢(土田 凌*表紙撮影) ◉インド/ル・コルビュジエが見た夢 ◉ルーマニア/おとぎの国のヴィクトリア(塩川雄也) ◉ジョージア/この国で、この部屋で、この映画で ◉トルコ/瞬きのアナトリア ◉ウクライナ/映画館が閉ざされた街で(児玉浩宜) ◉ボリウッドの東で喜怒哀楽(佐々木美佳) ◉追憶の映画館(アイザワディーン) ◉精神の荒野はどこにある(済東鉄腸) ◉ある男、映画館にて(上川周作) ◉ようこそようこそ映画館へ(jig theater、金星シネマ) ◉まちがいさがし 映画館篇(町田ヒロチカ) ◉隣の国の映画館(フー・ティエンユー) ◉ロケットペンダントの中には #1 ◉旅を書く(鈴木優香、中道智大、石川直樹) ◉背骨の旅人 #7(奥山大史) ◉いまではないいつか #3 ハワイ ◉雑誌発、ZINE経由、漫画行(塚田ゆうた) ◉創刊10周年記念投げ込みリソグラフポスター(Yunosuke) 大きさ:236x167x7 mm
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世界をきちんとあじわうための本 / ホモ・サピエンスの道具研究会
¥1,870
世界は意味だけでできてはいない。 人類学者たちによる、“私たちの営み”へのちょっと変わったアプローチ。 本書は、まだ見たことのない世界を知るためではなく、見慣れていながらなかなか気づけない世界に出会うためのガイドブックです。 (以下、はじめにより) 世界はあたりまえのようにあって、すでに誰もがあじわっているけれど、それをきちんとあじわおうとすれば、いつもと違った「何か」が必要です。本というものは、そうしたきっかけをあたえてくれるもの。この本は、どのページを開いても、特別なものは何もなく、呼吸や靴や掃除といった、ありふれた日常の話があるだけですが、世界とはそのようなものです。(略) この本をきっかけに、気づく、探る、指し示すの単純な流れに沿って、みなさんも、毎日の営みのうちにある、それらのあじわいに出会ってもらえればと思います。 ホモ・サピエンスの道具研究会: 生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者の山崎剛、木田歩、坂井信三を中心メンバーとするリサーチ・グループ。 225mm x 165mm 92 pages, soft cover, offset print 【Recommend ! 】 この本は薄い本だが、それにはちゃんと理由がある。 それはこの本を読むだけでは決して充分ではなく、 読んだことをそれぞれの中で考え、あじわってみる時間の方がより大切だから。 ふだん何気なくやっている一つ一つのことを、よく考えてみると、 こんなにも複雑なことを一瞬にして私たちは行っているのだということに気が付く。 その「気が付く」ということにたどり着くまでの時間は人それぞれだが、 世界に出会い直すためには、なにも遠くに行く必要はない。 辻山良雄(Title 店主)
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【新装版】熊彫 〜義親さんと木彫りの熊〜
¥2,200
北海道土産の木彫り熊=「八雲の熊彫」として最初にブランディングに成功したのが、徳川義親が支援した現在の八雲町でした。本書はそのルーツを辿るテキスト、インタビューと、柴崎重行や茂木多喜治を始めとする北海道八雲町の作家たちの作品を収録したガイドブック的一冊。本誌と別冊付録「八雲木彫り熊の作り方 復刻版」をスリーブケースに納めた新装版として再リリースしました。 単なる土産品に留まらない「八雲の熊彫」の創造性は、柴崎重行や茂木多喜治らによって命脈を保ち、現代の我々の眼を今もって驚かせてくれています。 木彫り熊たちは、ときに愛くるしく、ときに厳しい姿をみせていますが、これらを彫りあげた一工人であり一作家である彫り手たちの意志、そして、義親がどんな思いで一農民である彼らの暮らしを支えたのか。彼らの生きた時代、その思いを、このささやかな書を通して思い描いて頂ければ幸いです。 装画・題字:林青那 210mm × 165mm 80 pages, soft cover, offset print 210mm × 165mm 28 pages, soft cover, offset print
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生活フォーエバー / 寺井奈緒美
¥1,980
この愛すべき、くだらなさ。 歌人として活動するほか、habotan名義で土人形を制作している寺井奈緒美による、初の短歌&エッセイ集。 2019年に書肆侃侃房より刊行された第一歌集『アーのようなカー』では、日常の片隅に忘れられた事物をそっと掬うような、ささやかで滑稽で、どことなく寂しい歌で、多くの読者を獲得しました。 本書には2021年の秋からおよそ1年の間に書いたエッセイ80篇と短歌160首が収録されています。書かれているのは、限られた行動範囲(ほとんどが部屋、そして職場、西友、たまに映画館)と限られた登場人物(私、S、ときどき同僚)の中でのまったく映えない日常。それがなぜだかすこぶる面白い。その想像力とユーモアは、私たちの抜き差しならない「生活」の見え方を変えてくれることでしょう。読めばきっと、明日への活力になること間違いなしの一冊です。 188mm × 128mm × 15mm 224 pages, softcover, offset print 寺井奈緒美(てらい・なおみ) 1985年ホノルル生まれ。愛知育ち、東京在住。趣味は粘土で縁起のよい人形をつくること。 2019年4月、新鋭短歌シリーズ『アーのようなカー』( 書肆侃侃房)刊行。 2023年4月、短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)刊行。
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Knitting ’n Stitching Archives. / 宮田明日鹿 Asuka Miyata
¥3,850
アーティスト・宮田明日鹿が2017 年より名古屋市港区で主宰している「港まち手芸部」の作品集。 活動の中で出会った60代~90代の7人の作り手が、これまで長い時間をかけて作ってきたものを紹介するほか、作り手のインタビューや、アーティスト・長島有里枝によるエッセイ、研究者・山崎明子の論考も収録しています。 子どものために作ったワンピース、教室に通いながら数年かけて完成させた刺繡、無心で手を動かしたレース編み、ありあわせの毛糸で作ったセーター……。家族や身近な人のために、そして自分のために作り、大切に保管してあったものたちから、私たちは何を受け取ることができるでしょうか。 今を生きていくための技術である、「手芸」という文化、営みに触れる、普遍的な一冊に仕上がりました。 ――― 彼らの作品や語りからは、作ることへの飽くなき探求心、作るという行為がもたらしてくれるもの、手芸と共に歩んできたひとりひとりの固有の人生と営みが浮かび上がってきます。 本書を通して、これまで家庭的なイメージが付与され、趣味的な活動として矮小化されてきた「手芸」というものを改めて捉えなおすことができないだろうかと考えています。 (「はじめに」より) 150mm × 150mm 320 pages, softcover, PUR binding, offset print 1st Edition of 2000
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【特典付】『murmur magazine for men 第5号』
¥990
※ ステッカー付 実に6年ぶり! 『マーマーマガジン フォーメン』の最新号、第5号! 『マーマーマガジン』の男性版の、この『マーマーマガジン フォーメン』。 今号では、男性向けのチャクラの解説とチャクラケア、また、マーマーボーイのナビゲート、レコメンドにより、4つのセルフケアについても、それぞれたっぷり紹介させていただいています。 チャクラケアについては、 総力特集として、7つのチャクラの解説から、男性向けのチャクラセルフチェック、 現代人に多い4つのタイプ(男性編)などなど、『kaiのチャクラケアブック』の著者であるkaiさん監修・執筆でお届けします。kaiさんと、「胎内記憶」で知られる医師の池川明さんとの対談も! 第2特集は、今こそ男性に体験していただきたい 4つのセルフケア特集。 それぞれ創始者の方などをインタビューや体験記などを掲載しています。 ほかにも、iaiデザイナー居相大輝さんの広大な森での家づくりなど、創造し続ける日々にせまるインタビュー、「鉱石ラジオ」で知られる小林健二さんのロングインタビューにもぜひご注目いただきたいです。 都市脱出についての4人のコラムや、創刊号からの連載、新連載もあります。 **************************************************************************** murmur magazine for men 第5号 表紙=小林健二(作品の一部) ◎総力特集|僕たちのチャクラケア いまこそ、チャクラの知恵 監修・執筆=kaiさん(セラピスト、アーティスト、文筆家) あらためてチャクラとは?|3分で早わかり! 7つのチャクラ|わたしのチャクラの状態は? 簡単セルフチェック!|チャクラ閉じすぎor開きすぎ 14の特徴と傾向!|現代人に多い4つのタイプ〜男性編〜|kaiさんのチャクラケアブックの魅力について話したい ◎特別対談|kaiさん×池川明さん(医師・医学博士) 子どもと大人の信頼関係が誰もがやりたいことをやれて幸せに生きられる、まだ見ぬ地球をつくる。 ◎グラビア|小林健二さんのアトリエから|居相家のあたらしい日々 ◎インタビュー|居相大輝さん(iaiデザイナー) iai/居相の家づくり「創造し続ける日々」 ◎ロングインタビュー|小林健二さん(アーティスト) すべては光が見ている夢だとしたら ◎ 鼎談|父親同士、子育てについて語り合ってみた! 4人の妻のコメントつき 居相大輝さん(iaiデザイナー)×菊地翔さん(cahier美容師)× 井上博斗さん(トランス・ナヴィゲーター)×聞き手 武山直生(小誌編集部員) ◎特集② |4大セルフケア入門 ナビゲーター=服部福太郎(小誌編集部員) 冷えとり健康法|ひまし油湿布|海水温熱|砂浴 ◎new boyのためのholistic life入門 「都市脱出」|内田明夫さん (農家)| 田附勝さん(写真家)|太田光軌さん(パン職人)|安藤巖乙さん(観光組織職員) ◎連載 Holistic Gear News ‖ セルフケアグッズ パーマカルチャーデザイナー大村淳の森のつくりかた! 水は捨てすぎずためすぎず余すところなく利用すべし ソーヤー・海の共感男子‖ジャッジしないための「観察」 曽我部恵一の東京父親日記‖シスターの静かな目 ピーター・バラカン New Morning, New Beginning □ページ数 96ページ □サイズ 172mm×245mm
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おおたじゅんこ『たねとねっこ』
¥1,320
一男一女の母。 この絵本は、娘が小学四年生の時に 私が描いたお話です。 その頃、娘はある習い事をしていましたが、 なかなか伸びず、私もその事で悩んでいました。 いつも焦っていて、娘にもその気持ちが通じていたのかもしれません。 この作品には、娘と私のために 「周りと比べるのをやめよう!この子だけの 頑張りや伸びをみよう!」という思いをこめています。 子育て中の方だけでなく 沢山の方の共感をいただき、 2025年4月、重版致しました。 絵本を通して、更により多くの方に みえないねっこの大切さを お伝えしたいです。 大きさ:190 x 213 x 11 mm
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高橋恭司『Pashmina ポストカード10枚セット』
¥3,300
※ 袋に傷みはあります。開封していないので中身はネットにある画像でご確認ください 汗 2011年 月刊人刊 ポストカード10枚セット
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夏森かぶと『仕事と生活のバランス』
¥990
既刊が当店でも売上好調の夏森かぶと4冊目のzine。 仕事がどんどん大変になっていき、「生活」がなにかと後回しにされがちなこの世の中。 ふだんは書店員として働いている私も、仕事に振り回されているその一人。 そんな中「どのように働けばいいのか」という正解のない問いに対し、あらためて考えたことをエッセイにまとめた一冊。 【目次】 休み明けは仕事に行きたくない 休日に何をすればいいかわからない 無職の俺をゲーセンに連れていってくれた友達の話 好きなことと給料のバランス 仕事のある生活に慣れてきたのかもしれない 退職するのは難しい 家庭菜園で資本主義に抵抗する 調子が悪いときは銭湯に行く 疲れすぎて半日寝ていた 書店員としての仕事は毎日が文化祭みたいだ 仕事を休んでしまうときもある 家賃が人生を圧迫している 接客業の憂鬱 仕事選びに迷走するときもある 人生を生き抜くための趣味 弱さでつながる あとがき ページ数:85 判型:A6(文庫サイズ) 装丁:ツヅミアカリ Instagram:@tsuzumi_akari 【著者プロフィール】 夏森かぶと(著) 書店員として働く傍ら、エッセイを執筆。 著書(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』『本と抵抗』がある。
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栂嶺レイ『誰も知らない熊野の遺産』
¥1,078
世界遺産として有名になったが、熊野にはまだ手つかずの風景が残されている。失われつつある日本の、日本人の原型を探しにいこう。カラー写真満載の一冊。 世界遺産に登録後、注目を集め、往来の増え続ける熊野。熊野古道や熊野三山を観光する人は多いが、熊野の魅力はそれだけにとどまらない。聖なるもの・俗なるものが混じりあう不思議な伝説があり、古来から続く風習が残るなど、そこには失われた日本の原風景がいまも息づいている。観光では訪れることのない奥地へ自ら足を踏み入れ、語り部たちの言葉を丹念に聞き取り、これまで知られなかった歴史を探り出す。美しい写真とともに、誰も知らなかった熊野の姿をここに開陳。 新書版 256ページ 栂嶺レイ ( つがみね・れい ) 1966年生まれ。写真家・医師。2001年に写真撮影・CDデザイン等を手掛けるアールイーアイ・アートテックとして独立。紀伊半島、東北、九州、八重山諸島など、古い民俗・信仰を残す村々の取材と撮影を続ける。著者に『知床開拓スピリット』(柏艪社)がある。
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植島啓司著 鈴木理策(写真)『世界遺産 神々の眠る「熊野」を歩く』
¥1,540
神仏混淆の聖域の謎を明らかにする決定版! 本当の熊野がここにある! 世界遺産に登録されている熊野(紀伊山地の霊場と参詣道)は、日本でも有数の聖域であり、古来人びとはこの地を訪れてきた。縄文時代から記紀の時代、中世、近世、近代を経て、今もなお多くの人が熊野に足を運んでいる。なぜ人びとはこの地域に惹き付けられるのだろうか。神仏混淆と言われる熊野の深層には、いったい何があるのだろうか。世界各地の聖地を研究してきた宗教人類学者と地元出身の写真家が、さまざまな文献や精力的な現地取材をもとに、熊野の本当の魅力を明らかにする決定版。 新書版 252ページ [著者情報] 植島 啓司(うえしま けいじ) 一九四七年東京生まれ。宗教人類学者。一九七二年東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了後、シカゴ大学大学院に留学、ミルチャ・エリアーデらのもとで研究する。関西大学教授、NYのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授、人間総合科学大学教授を歴任。一九七〇年代から現在まで、世界各地で宗教人類学調査を続けている。『聖地の想像力』『偶然のチカラ』『世界遺産 神々の眠る「熊野」を歩く』『賭ける魂』他、著書多数。 鈴木 理策(すずき りさく) 一九六三年和歌山県新宮市生まれ。写真家。東京藝術大学美術学部准教授。二〇〇〇年第二五回木村伊兵衛写真賞。二〇〇六年第二二回東川賞国内作家賞、和歌山県文化奨励賞。二〇〇八年日本写真協会賞年度賞。著書に、写真集『熊野、雪、桜』『YUKI・SAKURA』他。
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平民金子『幸あれ、知らんけど』
¥1,870
神戸の街で40歳から子育てを始めた作者の、平凡だけどかけがえのない日常。 集団登校を見守り、50歳を前にラーメン漬け生活を捨て肉体改造に励む。 カレーうどんの汁を捨てる妻と大喧嘩、公園に恐竜がやって来る? 朝日新聞の人気連載を書籍化。帯文は岸政彦氏、柴崎友香氏。 素晴らしい写真は著者撮影 装丁:佐藤亜沙美 四六判並製 240ページ
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ジェシカ・ワイン『数学者たちの黒板』
¥3,850
黒板に魅せられた写真家が100を超える数学者の板書を撮影し、その数学者たちの黒板に関するエッセイを同時に収めた、黒板への愛に溢れた異色の数学×黒板写真集! 誰もが、かつて黒板に板書された授業の内容をノートに写して勉強した経験があると思います。その意味で黒板は身近とも言えますし、一方である時期を過ぎれば疎遠になってしまうものでもあります。そんな黒板は、数学を研究する人にとって、実は私たちの想像以上に重要な存在なのです。本書は、普段垣間見ることの少ない数学者の黒板を写真に写し、その数式を書いた数学者のエッセイを収めた、異色の数学エッセイ×黒板写真集です。 黒板はなぜ数学者にとって重要なのでしょうか。それは、「黒板に書くとき、私の中では、五感が総動員される。チュークの感触や音を感じ、チョークの粉の匂いを嗅ぎ、『黒板への書き込み』が、紙面への書き方とは違うことを知る」という人がいるように、黒板は数学者自身の身体の延長のようなものだからだと言えそうです。時間をかけて数式を展開していくことが思考を整理し、さらにほかの研究者たちと議論を共有するツールともなっているのです。「その長い歴史にもかかわらず、黒板は、数学について考え、伝達するための比類なきテクノロジーだ 」という言葉が、黒板のツールとしての洗練度を象徴しています。 それ以外にも、「黒板は数学者にとって真の魔力を持つ対象だ! 」「私は黒板が絶対になくならないでほしい。もしそうなったら、数学にとって大きな損失になるだろう」「黒板が私の人生を変えたと言っても過言ではない」「黒板は楽観主義を生み出す」「ホワイトボードは私にとってそこまで魅力的ではない」「寝室に黒板を備え付けるべきだと妻を説得し、実際にそうした 」……など、とにかく熱い黒板への思いがつづられていて、数学に興味のない方でもその想いがじかに伝わってくるものになっています。 本書に取り上げられているのは、アラン・コンヌ、ミーシャ・グロモフ、アンドレ・ネヴェス、カソ・オクジュ、クリスティーナ・ソルマニ、テレンス・タオ、ギルバート・ストラング、ヘルムート・ホーファー、スン=ユン・アリス・チャンといった数学界で名声をすでに得ている人に加えて、これからの数学界を担う活力にあふれる新人も含め、実に100以上の黒板と、その黒板に寄せた数学者の言葉が収められています。 現代数学に興味のある人は言うまでもなく、黒板で授業をしている教育関係者の方、そしてかつて黒板で学んだことのあるすべての人に、本書をおくります。 【著者紹介】 ジェシカ・ワイン(Jessica Wynne) 写真家、1972年生まれ。ファッション工科大学写真学科准教授。1999年にイェール大学芸術学部で修士号を、1994年にサンフランシスコ芸術学院で学士号を取得。彼女の作品は、「 Turn Shake Flip」(Celebrate Contemporary Art, Eyestorm Books)(2001)、「 25and Under: Photographers」(W.W. Norton & The Center for Documentary Studies at Duke University)(1996)などの書籍にも収録されている。自身の作品はモルガン・ライブラリー、サンフランシスコ近代美術館、カルティエ現代美術財団の永久コレクションに収蔵されており、ミラノ・トリエンナーレ、ホイットニー美術館、クリーブランド現代美術館、アートバーゼルなどで展示された。 【訳者紹介】 徳田功(とくだ・いさお) 立命館大学理工学部機械工学科教授。筑波大学にて物理学専攻。東京大学にて博士号(工学)取得。著書に『機械力学の基礎』(共著、数理工学社)、訳書に『不確実性を飼いならす』(白揚社)、『インフィニティ・パワー』(丸善出版)、『同期理論の基礎と応用』(丸善出版)など。 B5判:高さ182x幅260x厚み17 mm 240ページ
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【サイン本】岡本真帆『落雷と祝福』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。 その愛は、短歌になるのを待っている。 マンガ、映画、犬、グミ、ぬいぐるみ、短歌… 歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに、短歌とエッセイをつづる。 ◆収録テーマ 「PUIPUIモルカー」/「シン・ゴジラ」/『チェンソーマン』/「ハチミツとクローバー」/『女の園の星』/「RRR」/グミ(お菓子)/花を買うこと/「THE FIRST SLAM DUNK」/犬/『スキップとローファー』/ぬいぐるみ/『ゴールデンカムイ』/『ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)』/酒/短歌/スピッツ/『A子さんの恋人』 全18題。 ◆本書だけの特別書き下ろし 短歌を作りたい人のための「“好き”で短歌を作るには?」も収録。 四六判並製 216ページ
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平田 提『木ひっこぬいてたら、家もらった。』
¥1,760
生きづらければ、つくるのだ。 尼崎「ガサキベース」の店主・足立さんは、300 坪の土地と2軒の家をほぼゼロ円でもらった。 それは足立さんがどん底を経験しながらも、つくり続けたから生まれたお話。 「経済合理性」は、一つじゃない。 生きづらさを抱え「つくれる本屋」を開いた著者との対話から、生き方を探る一冊。 兵庫県尼崎市のガサキベース。工場をリノベーションしたその場所は、コーヒーも飲めるし、DIY を教えてくれる不思議な場所。 店主の足立繁幸さんはガサキベースの縁で島根の家を1 軒タダで譲り受け、その家の木を引っこ抜いていたら、うしろのもう1 軒ももらうことに。 どうしてそんなできごとが起こったのか?足立さんの幼少期からの生きづらさ、家族・DIY・仕事・お金……現代人に共通する悩みとともに紐解いていきます。 つくれば人とモノの縁がつながる。 ▼ 話し手 足立 繁幸(あだち・しげゆき) 島根県生まれ。尼崎でガサキベースを開き、DIYをデリバリーで行い、つくり方を教える。2025年以降はもらった島根の2 軒の古民家を改造して新しい拠点をつくる予定。 ▼ 聞き手 平田 提(ひらた・だい) 秋田県生まれ。Web 編集者・ライター。尼崎に「つくれる本屋」DIY BOOKS を2023 年10 月に開店。その際に足立さんと出会う。ZINEの作り方のスクールなどを開催。 四六判/144p ーーー 目次 7 はじめに 8『わらしべ長者』みたいなできごとはなぜ起こった? 11 なぜ空き家が増えるのか 12 経済合理性って何だ? 14 疲弊の果てのDIY BOOKS 18 人生はDIYでしかない 22 ガサキベース=「オムツの履き替え場所」 28 焼け野原のあとの、島根で 31 モテるために始まったDIY道 34 DIYと愛と「巣」 36 カクカクしていたあのころ 46 ガサキベースの誕生と変化 57 買うことで自分を高める機会と縁が切れる 60 メイカームーブメントと、ブリコラージュ、そして編集 64 作為的でない美しさと「普通」 67 いろんなかたちがあっていい 70 新しい家族との出会い 75 里親という家族のかたちと「波紋」 81 ガサキベースをちゃんと死なせたかった 87 「アマ」ではなく「ガサキ」なのはなぜか 90 手を動かすと昔と繋がる 93 子どもにはDIYをさせよ(まず大人から) 103 二項対立と秩序 104 生命はエントロピー増大に抗い「系」をつくる 108 人は自分の「系」をつくる存在 111 木を引っこ抜いてみた 114 愛のあった家と、ルーツへ 118 親心と戦争と百姓 120 根っこを逆に帰る 123 それぞれの論理へ 125 つくるから縁ができる 127 論理的思考は一つではない 129 根を張って生きる 132 終わりにかえて。文とつくること 136 あとがき
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上村一夫『あなたのための劇画的小品集』
¥2,750
本書は、千趣会が発行していた月刊誌「COOK」に1974年から1976年まで連載した短編漫画全25話を一冊にまとめたものです。 一話わずか7ページの中に、女性のささやかな日常が描かれ、時に暗く、悲しく、切なく、いつもの『わたし』が本当の『あたし』に語りかけてくるような作品です。 約50年前に描かれた本作の原画は残念なことに一枚も残っておりませんでしたが、雑誌から分版の手法で2色印刷を美しく再現しました。 サイズ:124mm x 181mm / 208ページ 仕様:上製本 丸背 しおり紐
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『上林曉の本 海と旅と文と』
¥2,640
美しい写真と、美しい文章で表した、文学の生まれる場所。 編:山本善行編、写真:鈴木理策 弊社はこれまで、『星を撒いた街』、『故郷の本箱』、『孤独先生』と 3 冊の上林暁(1902―1980)の本を刊行してきました。太宰治と同時期にデビューした作家は、心を病んだ妻を見つめ、のちに脳溢血によって半身不随となったあとも、震える左手で小説を書き続けました。本書『海と旅と文と』はその作家の波乱に満ちた生涯と作品を紹介する、読み応えたっぷりの「作家案内」です。冒頭の32ページでは、写真家・鈴木理策さんが作家の故郷である高知県の海沿いの町を撮影しています。その他、上林の小説が4本、震える手で書いた直筆原稿が12ページ、全小説集案内、木山捷平、野呂邦暢、関口良雄らが書いたエッセイが掲載されています。編者は、これまでの3冊と同じく、京都の古書店善行堂の山本善行さんがつとめてくださいました。ずっと大切にしたくなる、美しい本です。 四六判/ハードカバー 240頁
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チェ・スミン編 『私の小さな日本文学』
¥1,760
芥川、朔太郎、伊藤野枝。隣国から見る、あたらしい日本近代文学。 ソウルでひとり出版社「夜明けの猫」と、書店「セゴ書林」を営むチェ・スミンさんは、2010年に明治大学に入学しました。そこで日本の近代文学のおもしろさを知り、韓国に戻ってから、「あまり知られていない作家の作品を掘り出して翻訳することを決意し」、ひとり出版社を立ち上げます。彼女は、芥川龍之介や萩原朔太郎といったメジャーな作家だけでなく、伊藤野枝、片山廣子、豊島与志雄、牧野信一、田中貢太郎、渡辺温らの掌編小説を韓国語に翻訳し、印刷して、販売しはじめました。そのユニークな活動は韓国のリトルプレス周辺ではよく知られ、日本でも、岡山市で開催されている「おかやま文芸小学校」に毎年招かれ、自身で製作した冊子や文学グッズを販売しています。弊社もまた、「おかやま文芸小学校」に毎年出店し、そこで彼女の活動を知りました。16編の近代文学の掌篇を集めた瀟洒な本です。装画は恩地孝四郎、長いあとがきはチェ・スミンが日本語で書いています。これまでにない、あたらしい日本近代文学入門です。 文庫判/ハードカバー 208頁
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【サイン本】坂口恭平『BAUをめぐる冒険』
¥2,860
※ 著者直筆サイン本です。 「僕はずっと建築家として生きている」 他人の家を建てるのではなく、生活の喜びを与える芸術、自分が生きるための空間をつくりだしてきた。 建てない建築家、坂口恭平の原点にして初の建築探訪記。 インド、ヨーロッパ、アメリカ。6ヶ国の旅、14組の建築家。 ◆「問い」を生み出すことでナチスに抵抗したバウハウス ◆ガウディの影に隠れながら、バルセロナの街に生涯を捧げた建築家ジュゼップ・マリア・ジュジョール ◆フンダートヴァッサーの「生きのびるための技術」 ◆不遇の時代を乗り越えて創作を続けたフランク・ロイド・ライト ◆周辺の環境や家具までも取り込んだ生活空間を考えた、ロサンゼルスのモダニズム運動 ◆個人の独創の産物「石の家」 ◆実験か、道楽か。フィリップ・ジョンソンとグラスハウス ◆公害で退廃した街を建築によって再生したフランク・O・ゲーリー ◆穏やかな暮らしに希望を見出したル・コルビュジエの晩年 ほか 書名にもなっている「BAU」とはもちろんドイツで生まれた世界初のモダンデザインの学校「BAUHAUS(バウハウス)」から借りたのですが、BAUのドイツ語の意味は辞書によると「家、建築、構造、動物の巣穴、ねぐら」とあります。僕はそれこそ自分なりのBAU=巣穴、ねぐらを表そうとしていると考えるとしっくりきます。小学生の頃、僕がつくったのは自分のためのBAU(巣穴)だったのですね。 家を建てるだけでなく、そこで暮らす人が使う物、生活に喜びを与える芸術、それこそ死にたいということを口にできる安心まで自作するような建築家。 僕はそんな建築家として生きているつもりです。 (「はじめに」より) はじめに バウハウスという生命体 インドと融合するコルビュジエ バルセロナ・モデルニスモという土壌 都市の治療としての建築 死ぬまでライトは格闘を続ける ロサンゼルスで「家」について考えた ポルトの街、二人の建築家、石の家 「まがいもの」の建築家 建築で蘇生した街、ビルバオ コルビュジエの建築を求めて、フランス縦断の旅 コラム ・原点 ・僕の家 判型/ページ数:A5判 並製 272ページ アリヤマデザインストア/装幀 【プロフィール】 著:坂口恭平 (サカグチ・キョウヘイ) 1978年熊本県生まれ。2001年、早稲田大学理工学部建築学科を卒業。作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行う。2004年に路上生活者の家を収めた写真集『0円ハウス』(リトルモア)を刊行。著作に『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』(太田出版)、『TOKYO0円ハウス 0円生活』(河出書房新社)、『独立国家のつくりかた』(講談社)、『モバイルハウス 三万円で家をつくる』(集英社)、『家族の哲学』(毎日新聞出版)、『幻年時代』(幻冬舎)、『まとまらない人』(リトルモア)、『自分の薬をつくる』『中学生のためのテストの段取り講座』(晶文社)、『躁鬱大学』(新潮社)、『土になる』(文藝春秋)、『継続するコツ』(祥伝社)など。近著に『生きのびるための事務』(マガジンハウス)、『その日暮らし』(palmbooks)、『自己否定をやめるための100 日間ドリル』(アノニマタジオ)がある。ほか画集『Pastel』『Water』(左右社)や料理書『cook』(晶文社)など多数。2023年2月には熊本市現代美術館にて個展「坂口恭平日記」を開催した。2012年から、死にたい人であれば誰でもかけることができる電話サービス「いのっちの電話」を自身の携帯電話で続けている。 写真:石塚元太良 (イシヅカ・ゲンタロウ) 1977年、東京生まれ。2004年に日本写真家協会賞新人賞を受賞し、その後2011年文化庁在外芸術家派遣員に選ばれる。初期の作品では、ドキュメンタリーとアートを横断するような手法を用い、その集大成ともいえる写真集『PIPELINE ICELAND/ALASKA』(講談社刊)で2014年度東川写真新人作家賞を受賞。また、2016年にSteidl Book Award Japanでグランプリを受賞し、写真集『GOLD RUSH ALASKA』がドイツのSteidl社から出版される予定。2019年には、ポーラ美術館で開催された「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展で、セザンヌやマグリットなどの近代絵画と比較するように配置されたインスタレーションで話題を呼んだ。2022年国立新美術館で行われた「Domani:明日展」でメインビジュアルを担当。近年は、暗室で露光した印画紙を用いた立体作品や、多層に印画紙を編み込んだモザイク状の作品など、写真が平易な情報のみに終始してしまうSNS時代に写真表現の空間性の再解釈を試みている。2025年奈良市立写真美術館にて個展が開催予定。
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植本一子『ニーニとネーネ vol.2』
¥1,200
500部限定 書き下ろしエッセイ「ネーネちゃんの入院」付 写真と文 植本一子 校正 藤本徹 デザイン 飯村大樹 フルカラー A6サイズ 40P ホチキス留め 完全家内制手工業 売り上げは猫たちの医療費およびQOLの向上に充てます
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植本一子『ニーニとネーネ vol.1』
¥1,200
500部限定 書き下ろしエッセイ「生きている」付 写真と文 植本一子 校正 藤本徹 デザイン 飯村大樹 フルカラー A6サイズ 40P ホチキス留め 完全家内制手工業 売り上げは猫たちの医療費およびQOLの向上に充てます
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【サイン本】植本一子『それはただの偶然』
¥1,540
※ 著者直筆サイン本です。 いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。 今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。 生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 ーーー失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。(柴山浩紀・編集者) ーーー新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。(滝口悠生・小説家) わたしの現在地(1) 『それはただの偶然』 もくじ 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 装丁 六月 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック
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宮田珠己『宮田珠己の楽しい建築鑑賞』
¥2,420
SOLD OUT
団地、ビル、庁舎建築、キャバレー、灯台、ゲタバキ団地、小屋、公衆トイレ、エスカレーター、室外機、配管、送水口… すべての建築には鑑賞を楽しむ愛好家がいる。 彼らの鑑賞の作法を知れば、日常の景色の見方が変わる。 われわれの住む街は、もはやワンダーランドとなるのだ。 この本では特定の建築を愛する「建築鑑賞家」たちをナビゲーターに迎え、その建築に秘められた唯一無二の魅力と偏愛の理由を宮田珠己さんが紐解いていきます。 写真はすべて撮りおろしです。写真集としての価値もあり、街歩きガイドブックとしても楽しめます。 ■目次 1 秀和レジデンスの昭和なかわいさ 2 団地の用の美 3 室外機のカオス 4 テラゾーのいじらしさ 5 吹き抜けはユートピアに建つ塔 6 働く人たちをサポートする小屋 7 キャバレーのむき出しな工夫 8 ゲタバキ団地の標準化できない個性 9 高度経済成長期のビルの媚びなさ 10 エスカレーターの未来感 11 灯台の孤高さ 12 送水口の健気さ 13 配管の美と匠 14 庁舎建築と人々の思い 15 公衆トイレを平熱で ページ数:192 判型:A5判 宮田珠己(著)/傍島利浩(写真) ■著 宮田珠己(みやた・たまき) 1964年兵庫県生まれ。作家・エッセイスト。『ときどき意味もなくずんずん歩く』『晴れた日は巨大仏を見に』(ともに幻冬舎文庫)、『いい感じの石ころを拾いに』(中公文庫)、『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』(亜紀書房)、『明日ロト7が私を救う』(本の雑誌社)など紀行エッセイを中心に、日常エッセイ、書評や小説なども執筆。『ニッポン47都道府県正直観光案内』(幻冬舎文庫)で第14回エキナカ書店大賞を受賞。 ■写真 傍島利浩(そばじま・としひろ) 1965年大阪府生まれ。1991年より藤塚光政に師事。1996年よりフリーランス。建築、インテリア、プロダクト、アート、人物を中心とした雑誌、広告、竣工写真などを手がける。2006年、株式会社プンクトゥム設立。共著に『奇跡の住宅 旧渡辺甚吉邸と室内装飾』(LIXIL出版)、『東京の名駅舎』(草思社)、『東京名建築さんぽ』(エクスナレッジ)、『日本の不思議な名建築 111 』(エクスナレッジ)などがある。
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ボソン『はじめてのヴィーガン日記』
¥2,860
SOLD OUT
韓国でじわじわ拡大中のムーブメント! “ゆるヴィーガン”コミックエッセイ 食べ物を変えたら、 ネガティブな自分も変わった ☑週に1日だけ菜食してみる ☑革製品の使用をやめてみる ☑肉料理の写真をSNSにアップするのを控える …など 日常の小さな選択の積み重ねで、世界は大きく変わります。 ヴィーガニズムは、自分も、他の存在も尊重できる 平和な生き方のひとつ。 思い立ったらいつでも、気軽にはじめられます。 【あらすじ】 韓国で暮らす女性アメリは、人生に対していつもネガティブ。日々の生活のなかで、自分自身がつらさに苦しんでいるからこそ、「他者の存在を苦しめながら暮らしたくない」と思うようになります。たまたまインターネットで見かけた保護ペンギンが、勇敢に海に帰っていく様子をみて、「少しでも他の存在にやさしい暮らしをしよう」とヴィーガンになろうと決めました。菜食をはじめたことで、アメリの心と体には、少しずつポジティブな変化が現れます。 まわりの友人のリアクションや、菜食を始めてから変わったライフスタイルなど、ヴィーガンの日常生活をやさしいタッチのイラストで描きます。「なぜヴィーガンが環境にいいの?」「食べるものに苦労しない?」といった身近な疑問から、動物の権利など菜食の理論について、初めての方にもわかりやすく紹介する、ヴィーガン入門にぴったりの一冊です。 ・わたしがヴィーガンになった理由 ・菜食主義とは? ・菜食のほうが高くつかない? 栄養は足りる? ・買い物に行ったときの商品の選び方 ・完璧主義者にならなくていい ・いろいろあるお肉の代替料理 ・「動物解放」の思想って? 金みんじょん(訳) 判型:A5 ページ数:オールカラー232ページ 【プロフィール】 著:ボソン(보선) 絵を描く人。暗い心の中に小さな光を見つけ、描くのが好き。他者の苦しみを痛感し、より多くの存在が苦しみを少なくすることを願いヴィーガンを志す。 韓国ではヴィーガンが50万人、ベジタリアンおよび植物性食品を中心とした食生活を送る人が150万人を超え、菜食がメガトレンドとなっている。入門書としてよりヴィーガンを身近なライフスタイルに感じられるよう、本書を執筆。 訳:金みんじょん 文に触れることと東京が好きな翻訳者、エッセイスト。慶應義塾大学総合政策学部卒業。東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士課程単位取得退学。 韓国語著書に『母の東京 ― a little about my mother』『トッポッキごときで』、共著書に『小説東京』『SF金承玉』など。訳書に『私は男でフェミニストです』(チェ・スンボム著)、『終わりの始まり』『誰もが別れる一日』(以上2冊、ソ・ユミ著)、『「ふつう」の私たちが、誰かの人権を奪うとき:声なき声に耳を傾ける30の物語』(チェ・ウンスク著)、『ダーリンはネトウヨ』(クー・チャイン著)、共訳書に『K-POPはなぜマイノリティを惹きつけるのか:クィアとアイドルの交差するところ』(ヨン・ヘウォン著)など。
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デイヴィッド・ホックニー『デイヴィッド・ホックニー作品集』
¥4,730
現代の巨匠ホックニー 待望の日本語版作品集! 60年以上に渡る作家人生において、デイヴィッド・ホックニーは常に新しい技法を試み、作品の表現を模索してきた。本書では、そんなホックニーの作品と彼による短い言葉を通じ、見ることと描くことをめぐる、彼の生涯を通じた実験的試みの軌跡を辿っていく。油彩や素描、水彩、版画、写真とさまざまな技法を用いた作品の変遷を紹介するとともに、近年の最新作まで約500点収録! 2006年にイギリスで刊行された書籍の増補改訂版。 判型: B5変 総頁: 496頁 製本: 並製 デイヴィッド・ホックニー(David Hockney) 世界中で高い人気を誇る美術界の第一人者。これまで絵画、素描、舞台装飾、写真、版画などありとあらゆるメディアを駆使して作品を制作し、それぞれの領域を拡大してきた。著書にベストセラー『秘密の知識―巨匠も用いた知られざる技術の解明―』(青幻舎刊)がある。
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収集百貨5
¥1,100
著者(収集者) BOCO / Photographer Udagawa / Zakka Planner magster / Magnet Collector matsuko / Designer ★SPECIAL THANKS ! menko collection / susumu A5サイズ 38ページ 中綴じ
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収集百貨4
¥1,100
今回は四匹のコレクションページに加え、消しゴムコレクターのまゆぷ~さん、紙物コレクターkamisamaさんと、溜めっこレジェンドのおふたりをゲストにお迎えして内容もますますパワーアップ! ミニマリズムの向かい風もなんのその、溜めっこ伝説新シーズンのはじまりです。 今回は完全オリジナル!コレクションのかけらのオマケつきです。 【ゲストコレクター】 まゆぷ〜(消しゴムコレクター)Instagram/X/ブログ kamisan(紙物コレクター)Instagram 仕様:オールカラー/A5サイズ(148×210mm)/38ページ/ホッチキス中綴じ
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【サイン本】泉谷しげる『ローリングサンダー』
¥2,200
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 ミュージシャン・泉谷しげる はじめての描き下ろしマンガ発刊‼ 1971年『泉谷しげる登場』でフォークシンガーとしてデビュー。誰もがミュージシャン、そして俳優としての活動を知るところではあるが、実はマンガ家を目指していた泉谷。80年代からは「サイバーパンク」をモチーフに映像、絵画作品を多数制作。そして2025年、長年の夢だったサイバーパンクのマンガを描き上げた! 時代と対話し続ける泉谷だからこそ描ける予見の書⁉ A5変形判並 246頁 【泉谷しげる】 シンガーソングライター・俳優・漫画家。1971年にデビュー。反骨精神あふれるスタイルで音楽活動を続ける一方、俳優として数々の作品に出演。1980年代には石井聰亙監督作品の美術、音楽を担当。1993年から音楽フェスを主宰するなど多方面で影響を与える存在。
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アーノルドローベル『ふたりはともだち』
¥1,045
仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。 刊行以来とてつもない回数の重版を重ねています。 A5版 64ページ
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『みんなでつくる中国山地2024 005 レッツ号』
¥2,750
特集:出会い直そう。 東京を中心とした「都市」にひと、もの、かねが動いた近代以降、新幹線や航空など地方は都市部とどうつながるか、利便性を競った。でも、便利で早い移動だけでいいの?昔から街道や峠道や川でつながり、ネットワ—クをつくってきた中国山地から、「移動」をキ—ワ—ドに、これからの人の暮らしや地域、社会のことを考えてみようと思います。 B5版変型 180頁 並製本
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【ラッピングカバー版】角田光代『Presents』
¥2,420
私たちはたくさんの愛を贈られて生きている。この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」――。人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンを、小説と絵で鮮やかに切りとった12編。贈られた記憶がせつなくよみがえり、大切な人とのつながりが胸に染みわたる。カバーを広げると一枚の包装紙になるラッピングカバー版。カバー裏面には、スピンオフ短編と描き下ろしイラストを収録。 判型:A5判 ページ数:209ページ
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【サイン本】片岡メリヤス|極私的 OKINAWAのカタチ
¥3,080
※ 著者直筆サイン本です。 2025年1月に個展「極私的 OKINAWAのカタチ」を開催した片岡メリヤスさんと作品を作りました。姉妹店のある日、で行っていた沖縄を知ろう企画「月刊 OKINAWAのかたち」*と合わせて64体の沖縄由来のぬいぐるみたちが収録されています。 ぬいるぐみの特徴やメリヤスさんの制作メモ、4コマ漫画、制作ラフ、聖地巡礼マップに加えて元になった沖縄の「食」「自然、植物」「歴史」「行事、信仰」「生き物」「文化」を"極私的" に紹介したテキストページと大充実の100p超えの作品集となりました。 メリヤスフィルターを通して見えてくるOKINAWAのカタチをお楽しみください◯ 210mm×165mm /120p / スクラム製本(輪ゴムの色はランダムでお届け) / ソフトカバー デザイン:NERD 【プロフィール】 片岡メリヤス| Meriyasu Kataoka ぬいぐるみ、動くおもちゃ、光るおもちゃなどを制作。 X & Instagram _ @Kataokameriyasu
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【サイン本】古賀及子『おかわりは急に嫌』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。 いま大注目のエッセイストによる『富士日記』への道案内。 戦後日記文学の白眉とされる武田百合子『富士日記』のきらめく一節をあじわいながら、そこから枝分かれするように生まれてくる著者自身の日記的時間をつづる。 武田百合子生誕100年の年におくる、日記エッセイの書き手による『富士日記』再読エッセイ。 * * * ルーティーンのなかには細かく細かく、たくさんのいつもの行動がある。繰り返しのことだと、好きだとか苦手だとか、だんだん感じにくくなっていく。「しゃがんで動物に御飯をやる」ことに、ここ、と矢印をつけて好きと言えるのは稀有だと思う。 それくらい、日常というのは人に構ってくれないものだ。 (本文より) 【目次】 はじめに おかわりは急に嫌 なま身の善意 どちらも食べたいんですが 昭和がめちゃくちゃ 誰かの家はあいまい 桃のおばさん 食い逃げを見る おもしろいほど喜ばれない 車のなかで食べなさい 普通のところだ 人が死んだのか トンネルを走るお風呂 まずいたべもの 「わざわざ」以前の瓶ビール 重いふかしパン いかにもマニュアルのなさそうな コンビーフは今もある 蜂に印をつけられるか 食べ物に追われたい 情緒よりパワーのお土産 同居の人が不在であること 家具こそ雑に買う 自分ちじゃない家に帰って浴衣で寝る またたく間に食べるひとたち 生きたり死んだりする鳥 これくらい本気で『水戸黄門』が観たい 声に出してさびしい ふたりとひとりの奔放と気まま 運動の生息 映画は大胆に観る シャトルバスのヒッチハイク 三つずつ二膳の餅 涙が出て、それから笑う 反転を感慨するためだけの訪問 本当に現実とごっちゃになるときの夢の形 宿題をやらない人たち 誰もいない家 尻とへそ たくあんを食べたあとに飲む水は甘いか 正式な自分のごはん、非正式なごはん 下着かもしれない危機 男がいて嬉しい 新しくてわからない世の中 するときが好きだ 食べ物の不安 きっともっとゆっくり死んだだろう 遠くのあなたの装いを あとがき ページ数:240 判型:B6判変形並製 装丁:鈴木千佳子 【著者プロフィール】 古賀 及子(著) エッセイスト。1979年東京都生まれ。著書に『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』『おくれ毛で風を切れ』(ともに素粒社)、『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク出版)、『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)など。
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【特典付】くどう れいん『日記の練習』
¥1,870
※ 特典として、限定書き下ろし小冊子『日記の練習 2025年3月』が付いています。 「おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える」 小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広い創作で注目される作家、くどうれいん。その創作の原点は日記にあった。そんな彼女の日記の初の書籍化が本書である。日々の短文日記=「日記の練習」とそれをもとにしたエッセイ「日記の本番」をとおして浮かび上がる、作家くどうれいん一年間の生活と思考と情動。書かなかった日も、あまりに長くなってしまう日も、それこそが日常のなかの日記だ。 装幀 装画:近藤聡乃 組版:佐々木暁 校正:東京出版サービスセンター 判型:四六判 ページ数:256ページ くどう れいん 作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。著書にエッセイ集『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』、歌集『水中で口笛』、小説『氷柱の声』、創作童話『プンスカジャム』、絵本『あんまりすてきだったから』などがある。
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勅使川原真衣『「これくらいできないと困るのはきみだよ」?』
¥2,255
勅使川原 真衣/編著、野口 晃菜・竹端 寛・武田 緑・川上 康則/著 学校の内外から教師・子どもに向けられる能力主義を語りひらく 【本書の概要】 社会や労働にある一元的な能力主義や「傷つき」について、組織開発者として日々論じている勅使川原真衣さんが、教育・福祉の専門家・実践家と対談。学校をめぐる際限なき「望ましさ」の背景にどんな傷つきや焦りがあるのかを探り、一元的な能力主義をほぐしていくための糸口を考えました。 【本書からわかること】 環境や関係性を無視した能力観の果てに 社会では、日々さまざまな能力の必要性が訴えられていますが、それらは非常に移ろいやすいものです。労働の世界に目を向ければ、「新卒で必要な能力」が時代とともに移ろいますが、能力とは個人に宿るものではなく、その発揮は本来、環境との関係に左右されます。 そして、労働の世界とは切っても切りはなせない関係である教育の現場でも、「コミュニケーション能力」「非認知能力」「指導力」という表現に、こうした一元的な能力主義の片鱗を見つけることは難しくありません。 例えば、「これくらいできないと困るのはきみだよ」。言ったり、言われたりしたことのある人は多いでしょう。学校で相手や自分に「これくらいできないと困るのはきみだ」と言いたくなるときには、どのような社会で生きることが想定されているでしょうか。 「これくらい」が規定する社会は存在するのか 本書の編著者である勅使川原さんは、「能力とは個人に宿るものではなく、他者や環境との関係の中で発揮されるのではないか」と提案します。そして、一元的な能力主義を脱するためには、個人がすべての“能力”を身に付けて「強い個人」として生きることを目指すのではなく、強さと弱さ、とがりや特性を組み合わせて生きていくことを目指すほうが大切なのではないかとも考えます。 本書では、「これくらいできないと」に表現される焦りが、昨今の学校をめぐる状況への合理化として表れているのではないかと仮定し、どうすれば一元的な能力主義という“自縄自縛”をほぐしていけるのかを議論します。 「学校だけが変わったって意味はない」? 「学校がいくら個性を大切にしても、その先で生きていく社会が変わらなければ、結局困るのは子どもたちではないか?」――こうした不安も生じるかもしれません。しかしながら、不登校児童生徒が30万人を超える今、このまま進んでいったとして、学校は子どもたちにとって、そして先生にとって、どんな場所になりうるでしょうか。私たちは、なに「から」始めていけそうでしょうか。4つの語り合いを通して、学校にある大人や子どもの傷つき・葛藤をつぶさに見つめながら、糸口をいっしょに考えていくための1冊です。 【目次】 はじめに 対談1 声を聞かれるということ(野口晃菜) 対談2 学校でケアし、ケアされるということ(竹端 寛) 対談3 学校がそうせざるを得ない合理性を追って(武田 緑) 対談4 言っても癒えない?――学校という職場で(川上康則) おわりに ページ数:376 判型:四六判 【こんなときにおすすめ】 ・自分や同僚、子どもに対して「これくらいできないと……」と言いたくなるとき ・子どもの個性やとがりを大切にしたいけど、それが子どものためになるのか不安なとき ・学校や教室の「○○力」や能力主義について考え直したくなったとき ・先生同士や子どもに向けられる一元的な能力主義について考え直したくなったとき 勅使川原 真衣(てしがわら・まい) 組織開発研究者 東京大学大学院教育学研究科修了。BCGやヘイ グループなどのコンサルティングファーム勤務を経て、独立。教育社会学と組織開発の視点から、能力主義や自己責任社会を再考している。2020年より乳がん闘病中。著書に『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)、『働くということ』(集英社新書)、『職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』(大和書房)。 野口 晃菜 ( のぐち・あきな) 博士(障害科学)/一般社団法人UNIVA理事 小学校講師、障害のある方の教育と就労支援に取り組む企業の研究所長を経て、一般社団法人UNIVA理事。学校、教育委員会、企業などと共にインクルージョンの実現を目指す。文部科学省「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議」「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討委員会」委員、経済産業省産業構造審議会委員、東京都生涯学習審議会委員、日本ポジティブ行動支援ネットワーク理事など。 竹端 寛 (たけばた・ひろし) 兵庫県立大学環境人間学部教授 博士(人間科学)。現場(福祉、地域、学生)とのダイアローグの中からオモロイ何かを模索しようとする、産婆術的触媒と社会学者の兼業。子育てをしながら、福祉やケアについて研究。専門は福祉社会学、社会福祉学。 武田 緑 (たけだ・みどり) 学校DE&Iコンサルタント・Demo代表 学校における【DE&I(多様性・公正・包摂)】をテーマに、研修・講演・執筆、ワークショップやイベントの企画運営、学校現場や教職員への伴走サポート、教育運動づくり等に取り組む。全国の教職員らと共にNPO法人 School Voice Projectを立ち上げ、現在は理事兼事務局長として活動に従事している。 川上 康則 (かわかみ・やすのり) 東京都杉並区立済美養護学校主任教諭 公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。NHK Eテレ『ストレッチマンV』『ストレッチマン・ゴールド』番組委員。立教大学卒業、筑波大学大学院修了。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの 「ちょっと気になる子」への相談支援にも携わる。
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【サイン・短歌入】岡野大嗣『時の辞典 365日の短歌』
¥2,145
※著者直筆サイン&手書き短歌入りです。 ※サインと一緒に書かれた短歌は全て異なっており、ランダムに発送いたします。 【歌人・岡野大嗣、10周年記念ベスト作品集!】 365日、その日その季節にぴったりの短歌を並べてみたら、大切な記憶のとびらを開いてくれる「時の辞典」ができました。 短歌とは、五七五七七の三十一音にことばを映して、時を掬(すく)い上げうるもの。 (3月27日)あとがきにかえて、みたいに咲いている桜 そういう気持ちの夜に あの日、見上げた空を思い出したり。 (5月18日)方言をほころびあっていくふたり五月の川を並び歩いて 出会えた喜びに、目を細めたり。 (9月14日)沿道のコスモスざかりに押し歩く自転車 長く生きてきたよな 現在地を知って、ふと立ち止まったり。 (10月24日)ひさしぶりに食べるとおいしいねと話すあなたはひさしぶりが同じひと かけがえのなかった瞬間に、気づかされたり。 (12月27日)ファミレスは小さな足湯 近況をどこまでさかのぼって話そうか いつか見たい景色を、思い浮かべたり。 365日並べた短歌は、わたしたちが生きてきた「時間」そのものでした。 時の流れが止まることはありません。 けれど、忙しい日々の中で、1日1つだけでも短歌を読んでもらうことができたなら。 こぼれ落ちていった記憶を少しでも掬い上げてもらえるかもしれない。 まるで、見つからないことばの在り処を教えてくれる「辞典」のように。 そんなことを思って、この本をつくらせていただきました。 今日の日付でも、誕生日でも、たまたま開いた日でも、お好きなページからお楽しみください。 1年に始まりのカレンダー代わりに、あるいは、大切な人へのプレゼントにもぴったりの本です。 【こだわりの仕様】 ・短歌は1日1ページ、1つずつ。初めて短歌の本を読む方にも気軽に読んでいただけるよう、できるだけ文字も大きくしています。 ・四六版を少し細くしたサイズはT188mm × Y120mm。かわいくて、持ちやすく、読みやすいサイズです。 ・カバーデザインにある鍵のフチは、キラキラのホログラム箔加工です。 ・本文用紙は12色の色紙になっています。1ヶ月ごとに色が変わる、季節感ある読書体験をお楽しみください。 判型:四六判変形(120mm×188mm) 並製 頁数:392ページ 【著者情報】 岡野大嗣(おかの・だいじ) 1980年大阪生まれ。2014年に第1歌集『サイレンと犀』(書肆侃侃房)を刊行。18年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、19年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』(ともにナナロク社)、第2歌集『たやすみなさい』(書肆侃侃房)、21年に第3歌集『音楽』(ナナロク社)、23年に第4歌集『うれしい近況』(太田出版)、24年に短歌×散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』(実業之日本社)。NHK Eテレ「NHK短歌」2023年度選者。
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鹿島茂『パリの本屋さん』
¥3,520
古書店、カフェから絢爛たるアートまで。博覧強記の達意の文章家たる著者が四半世紀にわたって書いてきた、パリにまつわる六十編余の文章の傑作選。知的興奮がやまない歴史散策を一冊に! 判型:四六判 ページ数:352ページ
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『TRANSIT NO.66』
¥1,980
東京から飛行機で約4時間。やってきたのは、週末の旅先としても人気の高い台湾!魯肉飯や小籠包といったグルメにレトロかわいい雑貨たち、そして地方へ足を延ばせばノスタルジックな街並みから豊かな自然、原住民族の暮らしまで。九州ほどの面積の小さな島にたくさんの魅力がつまっています。 一方、政治や歴史をひもとくと、中国、日本、欧米諸国……さまざまな思惑が絡み合い、絶妙なバランスで現在の台湾があることにも気づきます。そのなかで自分たちのアイデンティティを模索し、行動し、声をあげ、自分たちの台湾をつくろうとしている人びとのことをもっと知りたい!そんな想いで、1カ月の間首都台北に編集部の拠点を移し、各地を駆け巡って制作したTRANSIT初のまるごと一冊台湾特集です。 台湾にいると元気になる、その秘密を探ってみませんか? TRIP 台北から離れて 彩色主義者たちの台湾 3,603mの高峰から望む遠い山なみの光 台北ニュージェネレーション ニホンゴが聞こえる村 金門島が語ること 手から広がる美麗台湾風光 アミの住む街で etc. CONTENTS 台湾ってなんだ? オードリー・タンと歩んだIT化と民主国家への道のり 今世界を圧倒するTSMCはなぜ強い? 台湾の女王:ニンフィア・ウィンド 激動の台湾歴史図巻 「親日国」の胸のうち 「台湾有事」は起こるのか? 蔡英文と頼清徳、二人の総統から考える 台湾の行く先 金城武の惑星を探して ネオ・クラシカルな台湾デザインを求めて 台湾の味 (ご当地グルメ/夜市/お茶/台湾美食/コーヒー食養生/昨日何食べた?) 時代を超える台湾カルチャー! (イントロダクション/現代アート文学/建築/ドラマ/映画/音楽/interview 蔡明亮/9m88 × 傻子與白痴) 16の原住民族を知る 週末台湾完全攻略ガイド A Weekend Trip to Taiwan(温泉/老街/信仰/古道/海旅/台湾一周徒歩旅行) TRANSIT編集部in台湾 30日引っ越しドキュメント etc. GUIDE 南台湾トラベルガイド 台南の朝/アート/建築/冷たいおやつ/夜市とバー/高雄/嘉義 SPOT 台南、台中、鹿港、高雄、基隆、向陽山、嘉明湖、苑裡、坪林、長濱 etc. PEOPLE 黄冠智、Nymphia Wind、内田真美、蔡明亮、9m88、傻子與白痴(Fool and Idiot)、田中佑典 etc. PHOTOGRAPHER 田尾沙織、谷口京、CHENG CHUNG YAO、池田宏、菱田雄介、KRIS KANG、在本彌生 etc.
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『武井武雄 幻想の世界へようこそ』
¥3,300
SOLD OUT
「童画」という言葉を生み出し、児童文化の礎を築いた芸術家・武井武雄(1894-1983)。 生誕130年にあたる2024年、回顧展「生誕130年 武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」が開催され、本書はその図録を兼ねた書籍。 1894(明治27)年に長野県岡谷市に生まれた武井は、幼少期より絵や俳句に親しみ、成長するにつれて画家になることを目指した。東京美術学校(現 東京藝術大学)に入学し、黒田清輝、藤島武二らに学び、本格的に油彩画を修得するが、卒業後は画家の道へは進まず、絵雑誌『コドモノクニ』に企画段階から携わり、子どものために描く絵を「童画」と名付け、童画家になる覚悟を決める。 次第に多方面で才能を開花させていき、童画だけでなく、武井の創作意欲は、版画、玩具のデザイン制作、造本と、ジャンルを問わず向けられた。とくに細部にまでこだわり抜いて作った刊本作品は武井芸術の結晶といえる。これら至極の逸品の数々には武井の革新性や創造性だけでなく、彼の思考や想いを感じ取ることができる。 本書では、武井の故郷岡谷市にあるイルフ童画館の所蔵品を中心とし、約300点におよぶ作品や関連資料で、武井が描く幻想の世界を紹介する。ときにユーモラスに、ときにシニカルに、さまざまな顔を持つ作品群は、読者を知らぬ間に詩情あふれる不思議な世界へと誘う。 大正から昭和にかけて活躍し、後世の芸術家や文化人にも影響を与えた稀代のマルチアーティスト・武井武雄の功績を知ることができる作品集。武井武雄の大ファンである黒柳徹子さんが作ったお話と武井の絵を組み合わせた絵本『木にとまりたかった木のはなし』に掲載された作品と、奇蹟が重なってできあがったというこの絵本がどうやって生まれたのかを黒柳さん自身が語った文章も掲載。黒柳さんが絶賛する武井武雄の幻想の世界を巡ることができる一冊。 <目次> はじめに 展覧会によせて/早出一真(岡谷市長) 童画家の矜持/山岸吉郎 プロローグ 武井武雄とは 第1章 童画 第2章 版画 私の版画随想/武井三春 童画家・武井武雄は進化する/河西見佳 第3章 刊本作品 第4章 デザイン 第5章 木にとまりたかった木のはなし 色んな奇蹟が重なってできあがった本/黒柳徹子 エピローグ 武井武雄が思う平和とは もう1人の主人公/遠藤知恵子 「日本童画家協会展」のタブロー画に見る武井の童画への思い/犬塚奈々子 武井武雄年譜 掲載作品目録 参考文献 著/武井武雄 195×195mm 並製本 240頁(図版約300点) ◆武井武雄(たけいたけお) 1894(明治27)年~1983(昭和58)年、平野村(現長野県岡谷市)西堀に生まれる。 幼少の頃は病弱で、家の中で絵や俳句に親しんだ。 東京美術学校(現東京藝術大学)西洋画科卒業後、絵雑誌『コドモノクニ』などに絵を描き始め、それまでの子どものための絵に見られなかったような、空想力とユーモアに富んだ新しい感覚の作品を次々に発表した。 「子どもの心にふれる絵」の創造を目指して、自ら「童画」という言葉を生み出し、大正から昭和にかけて童画、版画、刊本作品、玩具やトランプのデザインなどさまざまな芸術分野に活躍し、童心を巧みに表現した独自の画風で童画界をリードした。
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丸山健二『言の葉便り 花便り 北アルプス山麓から』
¥2,530
「いつの間にやら八十歳になりました。長いこと文学の創作に携わり、あと二年もすると六十周年を迎えます。なぜか元気です。肉体の方はまあまあといったところですが、精神のほうは苦労性のせいなのか研ぎ澄まされる動きを止めません」……23歳で芥川賞を受賞しデビュー、小説家としての人生をフルスロットルで駆け抜けてきた著者が、齢80を過ぎて至った境地。小説と同じく丹精した庭に佇み去来するよしなしことを、時にユーモアを交えてストレートに綴った、掛け値なしに「元気をもらえる」エッセイ集!〝いぬわし書房〟ホームページの同名連載の書籍化。 【目次】 初めまして 何はともあれ、生きてみようか 何が面白くて生きるのか この世のいっさいは幻想 幸福は葉陰から覗くサクランボ 「いいよねえ、この感じって」 春の嵐の最中に 駄目なものは駄目 時は常に朧なり 美の基準はどこに 物事の始まりは決まって華やか ヤドリギはどっち ほかに道はなかった 華があるのに渋い花 らしくない小説家? 現在より偉大な過去はない 苦悩と情熱にあふれ返る現世 「人生なんてさあ……」 「死が癒してくれるよ」 「生きたまま現世を超える?」 「死ぬまで振り返らないぞ」 「自分を買い被ってやろうかな」 「天然記念物であらせられるぞ!」 「光を浴びてから死のうか」 最後の勝利者は誰? 小説家のサガって何? ……ほか 丸山 健二 (マルヤマ ケンジ) 1943年、長野県飯山市に生まれる。仙台電波高等学校卒業後、東京の商社に勤務。66年、「夏の流れ」で文學界新人賞を受賞。翌年、第56回芥川賞を史上最年少(当時)で受賞し、作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。主な作品に『雨のドラゴン』『ときめきに死す』『月に泣く』『水の家族』『千日の瑠璃』『争いの樹の下で』ほか多数。また、趣味として始めた作庭は次第にその範疇を越えて創作に欠かせないものとなり、庭づくりを題材にした写真と文章をまとめた本も多い。また、2020年に「いぬわし書房」を設立し、長編小説『ブラック・ハイビスカス』(全4巻) を、23年、『風死す』(全4巻) を刊行。出版活動のほか〈丸山健二塾&オンラインサロン〉や〈丸山健二文学賞〉なども運営している。 四六判 248ページ 上製
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【限定500部】林央子『here and there vol1 - vol.13.5』
¥17,600
SOLD OUT
※ 印刷部数は500部限定です。 『here and there』は、資生堂の企業文化誌『花椿』の元編集者・林央子が2002年に創刊したインディペンデントマガジンです。創刊以来、ファッション、アート、カルチャーを独自の編集アプローチで融合させ、「自分の時間、友人、出来事を記録する価値のあるものを記録する」というDIY精神を持ち、従来の雑誌の固定化されたモデルとは一線を画した『here and there』は世界中で根強い人気を博しています。 編集長の林央子は、スーザン・チャンチオロ、パスカル・ガッツェン、マーク・ボスウィック、前田征紀、ホンマタカシ、アン・ダムス、マイク・ミルズ、ミランダ・ジュライ、キム・ゴードン、エレン・フライス、ドミニク・ゴンザレス=フォースター、BLESS、コズミックワンダー、島袋道浩、小金沢健人、奈良美智 etcや、創刊号からアートディレクターを務めている服部一成など、様々な分野において個性的な活動を続けるクリエイター陣を初期の段階から『here and there』の執筆、写真、デザインに招き入れて制作を続けています。 そのスタイルは詩的で内省的で、本当の感情や人生の瞬間を会話や手紙の形で記録し、人々の間の微妙な感情や深い感情を探求しています。『here and there』は現在 15 号まで発行しています。 この新しいコレクション出版プロジェクトは、2012 年に Nieves Books から出版されたコレクション「here and there 1 - 10」の拡張版であり、11 号から 13.5 号までの内容を追加しました。この本の出版を記念して、林央子は多くの長年の友人たちにメッセージや思い出を共同執筆してもらい、同時に、1 号から 13.5 号までデザイナーを務めた服部一成もこの本の新しい表紙と裏表紙を作成しました。 ※全ての表紙と裏表紙は1点ずつシルクスクリーン3色プリントでの制作となります。 千ページにも及ぶこのコレクション本は、林央子の20年以上にわたるhere and thereの制作活動を通して語られてきたファッションやアート、そして社会の移り変わりを辿ることができる貴重な一冊となっています。 また「ルールを理解した上で意図的に破る」という服部一成のデザイン哲学が生き生きと表現されており、脈々と受け継がれるグラフィックデザインの美学を感じていただけます。 ●林央子プロフィール 林央子 はやし・なかこ 1966年生まれ。編集者、ライター、キュレーター、リサーチャー。資生堂『花椿』の編集に携わったのち、01年にフリーランスになり、02年に『here and there』を創刊。現在は Central Saint Martinsの修士課程(MRes Arts)に在籍し、Exhibition Studiesを学ぶ。96年「Baby Generation」展や14年「拡張するファッション」展のように、出版物企画に端を発した展覧会の創出に携わってきた。著書に『拡張するファッション』『つくる理由』ほか。 ●服部一成 プロフィール 服部一成 はっとり・かずなり 1964年東京生まれ。1988年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。卒業後、株式会社ライトパブリシティに入社し、2001年にグラフィックデザイナー兼アートディレクターとして独立し、デザイン分野で活躍。 主な仕事にキューピーハーフの雑誌広告ディレクション、JR東日本広告グラフィックデザイン、雑誌『真夜中』や『『流行通信』誌のアートディレクション、インディペンデントマガジン『here and there』アートディレクター、平凡社広報誌『月刊百科』グラフィックデザイン、三菱一号館美術館ロゴデザイン、ユトレヒト書店ロゴデザイン、バナナフィッシュ書店ロゴデザインなど。また東京国立近代美術館、横浜美術館、東京都庭園美術館の展覧会ポスターデザイン、旺文社「プチロワイヤル仏和辞典」の表紙デザイン、ホンマタカシ撮影著作による中平卓馬『きわめてよいふうけい』ブックデザインなど。他、横山裕一、長島有里枝などの作品集ブックカバーデザイン、ポスター作品「フラッグシリーズ」「ケーキシリーズ」など。 主な受賞歴に東京ADC賞、東京ADC会員賞、第6回亀倉雄策賞、原弘賞、東京TDC会員賞、毎日デザイン賞、東京TDC大賞など。 ________________ 「here and there vol.1 - vo.13.5」 編集: 林央子 ブックデザイン:服部一成 発行:BANANAFISH BOOKS、Nieves Books フォーマット: 210mm x 297mm x 50mm ページ数:880ページ 用紙: テキストマンケンプリントホワイト 80gsm カバー ムンケン ピュア ラフ 300gsm 中ページ:4色印刷 表紙と裏表紙の技術: 黒、白、青の 3 色スクリーン印刷 1冊あたりの重量 : 約2.1kg 印刷部数: 500部
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Yamada Keisuke『乱読の地層』
¥1,300
エッセイ、ノンフィクションの書評集です。国内外問わず、ここ数年で読んだ本の中でも選りすぐりの50冊をまとめています。 書評の単なる寄せ集めではない、新たなスタイルの書評集を模索しました。 読書クラスタの方はもちろんのこと、何を読もうかなと悩む方の水先案内人になるような一冊となりました☝️ <目次> 1. 乱読のセレンディピティ / 外山 滋比古 2. なぜ働いていると本が読めなくなるのか / 三宅 香帆 3. 長い読書 / 島田 潤一郎 4. 言葉と歩く日記 / 多和田 葉子 5. べつの言葉で / ジュンパ・ラヒリ 6. トーフビーツの難聴日記 / tofubeats 7. ECDiary / ECD 8. あるノルウェーの大工の日記 / オーレ・トシュテンセン 9. 日本移民日記 / MOMENT JOON 10. 「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし / 加藤 圭木 11. 韓国文学の中心にあるもの / 斎藤 真理子 12. サッカーと愛国 / 清 義明 13. 赤と青のガウン オックスフォード留学記 / 彬子女王 14. サイボーグになる / キム・チョヨプ、キム・ウォニョン 15. 記憶する体 / 伊藤 亜紗 16. 未来をつくる言葉 / ドミニク・チェン 17. インターネットは言葉をどう変えたか / グレッチェン・マカロック 18. 知的生産の技術 / 梅棹 忠夫 19. 闇の自己啓発 / 江永 泉、木澤 佐登志、ひでシス、役所 暁 20. 何もしない / ジェニー・オデル 21. 偶然の散歩 / 森田 真生 22. 継続するコツ / 坂口 恭平 23. 旅の効用 人はなぜ移動するのか / ペール・アンデション 24. アメリカの〈周縁〉をあるく: 旅する人類学 / 中村 寛, 松尾 眞 25. イリノイ遠景近景 / 藤本 和子 26. 世界と僕のあいだに / タナハシ・コーツ 27. それで君の声はどこにあるんだ? / 榎本 空 28. ニーナ・シモンのガム / ウォーレン・エリス 29. 波打ちぎわの物を探しに / 三品 輝起 30. 穏やかなゴースト / 村岡 俊也 31. 嫌われた監督 / 鈴木 忠平 32. 怪物に出会った日 / 森合 正範 33. サカナとヤクザ / 鈴木 智彦 34. 牙 / 三浦 英之 35. 黒い海 船は突然、深海へ消えた / 伊澤 理江 36. BAD BLOOD / ジョン・キャリールー 37. 根っからの悪人はいるのか / 坂上 香 38. ブルシット・ジョブ / デヴィッド・グレーバー 39. アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した / ジェームズ・ブラッドワース 40. 資本主義リアリズム / マーク・フィッシャー 41. 音楽と生命 / 坂本 龍一、福岡 伸一 42. 急に具合が悪くなる / 宮野 真生子、磯野 真穂 43. くもをさがす / 西 加奈子 44. きれはし / ヒコロヒー 45. 自分のために料理を作る / 山口 佑加、星野 概念 46. 二重のまち/交代地のうた / 瀬尾 夏美 47. 女たちが語る阪神・淡路大震災 / ウィメンズネット・こうべ 48. 父ではありませんが 第三者として考える / 武田 砂鉄 49. かなわない / 植本 一子 50. ひとりになること 花をおくるよ/さびしさについて / 植本 一子、滝口 悠生 大きさ:210x148x5 mm
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【サイン本】『 随風 01』
¥1,980
※ 宮崎智之さんほかランダムに数名のサインが寄せ書き風に?入っています。 ※ サインはお選びいたたけません。 『随風』01 目次 巻頭随筆 宮崎智之 船出にあたって 平林緑萌 随筆特集「友だち」 浅井音楽 海猫沢めろん オルタナ旧市街 かしま 岸波龍 早乙女ぐりこ ササキアイ 作田優 鈴木彩可 竹田信弥 友田とん 西一六八 野口理恵 批評 柿内正午 仲俣暁生 横田祐美子 座談会 城崎にて、香川にて 森見登美彦 円居挽 あをにまる 草香去来 編集していない編集者の編集後記 北尾修一 装画:坂内拓 A5判 縦148mm 横210mm 140ページ
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旅行記『CONTRAST』
¥800
顔の名前もわからない誰かの話がふと、心の隙間にぴったりと収まる瞬間がある——。 このZINEは友人と2人で作りました。 たまたま同じ時期に、同じ会社に入っただけの友人。 ZINEを作るきっかけも、ただ彼女に誘われたから。なぜ知り合って間もない僕に声を掛けたのか、そもそもなぜZINEを作ろうと思ったのか。恐らく、思いつきで彼女は僕に声を掛けたのかもしれないし、ただZINEが好きだから作りたかっただけかも知れません。 本屋でふと手に取った本の一文に、美術館で思いがけない絵に、塾の帰り道、自転車を漕ぎながら満たされていくあの瞬間のように・・・。 知り合って間もない互いの言葉と言葉の隙間に、写真に流れる時間の中に、自分を見つけることができたら、私たちはもっと優しくなれる気がするのです。 by MAYU SONOBE & TAICHI SAITO 210x143 中綴じ (テキストブック:147x104 中綴じ)
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赤染晶子『初子さん』
¥2,200
あんた、きっとうまいこといくで。 あんパンとクリームパンしか売っていないパン屋に、初子さんは下宿している。 生きることのままならなさを切実に、抜群のユーモアをもって描きだす『じゃむパンの日』の著者の原点にして、そのすべてが詰まった小説集。 文學界新人賞受賞デビュー作「初子さん」、傑作「うつつ・うつら」に 単行本初収録「まっ茶小路旅行店」を併録。 B6変形判・並製本 192ページ 【著者紹介】 赤染晶子(あかぞめ・あきこ) 1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。2017 年急性肺炎により永眠。著書に『うつつ・うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』『じゃむパンの日』がある。
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エーリヒ・ケストナー『どうぶつ会議』
¥1,100
第二次世界大戦後,世界平和のために国際会議がひらかれますが,すこしも成果があがりません。それを見ておこった動物たちは,北アフリカの動物会館にあつまって,動物会議をひらこうと決心します。スローガンはただひとつ「子どもたちのために…….」子どもたちの未来を祈るケストナーの絵本。 エーリヒ・ケストナー 文 , ヴァルター・トリアー 絵 , 光吉 夏弥 訳 206x166x8mm 上製 76ページ
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【サイン本】橋本倫史『2024年の本部町営市場』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。 まちに暮らすひとびとの声に耳を傾け、 土地に流れてきた時間に想いを寄せる。 ひとりひとりの語りから、 まちとは何かを問い直す。 2024年9月、突如として解体の方針が発表された、沖縄本島の本部町(もとぶちょう)にある、本部町営市場。そこに店を構える23軒の店主ひとりひとりの語りから、本部町が――ひいては沖縄が歩んできた近代が浮かび上がる。わたしたちにとって今、まちとはどんな場所なのか――? 【目次】 ◉聞き書き 仲村商店 浦崎精肉店 西平精肉店 古堅精肉店 金城鮮魚店 友寄商事 コスメティックさくら にしき屋 Ribbon 玉城商店 いちばキッチン 島しまかいしゃ Half Time Cafe シーサーや いっぷく家 A Gallery 施術処peaceness トータルビューティーM.LUNE すこやか農場 Black Lives Matter Coffee 「本部町営市場と18年」 知念正作(自家焙煎珈琲みちくさ)、知念沙織(市場豆花店) ◉寄稿・談話 「市場の生まれ変わり」新城和博(編集者) 「1979年、沖縄」岡本尚文(写真家) 「一期生の思い出」知念正昭(元・本部高校校長) 「建築が語る市場の記憶:本部町営市場」普久原朝充(建築士) 「まちづくりはひとづくり」宮島真一(「シアタードーナツ」代表) 「迷子になる」山本ぽてと(ライター・編集) 「安心な市場」宇田智子(「市場の古本屋ウララ」店主) デザイン:名久井直子 四六判並製 360ページ
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牛尾憲輔『定本』
¥2,970
作曲家・アーティストの牛尾憲輔、劇伴作家活動10周年を記念したアニバーサリーBOOKが2025年2月27日に発売決定。電気グルーヴ・石野卓球との出会いをきっかけに音楽活動をスタート、2008年にソロユニット・agraphとしてアルバムをリリース、2014年にはアニメ『ピンポン』で劇伴作家としてのキャリアをスタートさせた牛尾憲輔、初の公式本です。 生い立ちから現在までを語ったロングインタビューをはじめ、石野卓球&ピエール瀧(電気グルーヴ)・山田尚子・湯浅政明・高野文子・魚豊など総勢26名の超豪華ゲストが語る「音楽家・牛尾憲輔の魅力」とはーー。牛尾憲輔の「現在」「過去」、そして来たるべき「未来」を収録した一冊。 【ロングインタビュー】 ・牛尾憲輔 【対談】 ・石野卓球(電気グルーヴ)×牛尾憲輔 ・山田尚子×牛尾憲輔 ・湯浅政明×牛尾憲輔 ・佐藤 大×牛尾憲輔 【特別企画】 ・ピエール瀧(電気グルーヴ)&牛尾憲輔、高田馬場ゲーセンミカドへ行く 【インタビュー】 ・砂原良徳 ・永井聖一(相対性理論) ・中村弘二 ・ミト(クラムボン) ・JC(ミランレコード) ・吉田玲子 ・大塚 学 ・新宅洋平 【寄稿】 ・沖田修一 ・風間太樹 ・白井嘉一郎 ・中村伸一 【マンガ・イラスト】 ・高野文子 ・魚豊 ・タカノンノ ・JUN INAGAWA 【論考】 ・佐々木敦 ・柴 那典 ・北出 栞 ・灰街 令 ・宮昌太朗 ……ほか 判型:A5判 ページ数:256ページ 【牛尾憲輔】 1983年3月1日生まれ、東京都出身の音楽家/プロデューサー。音楽教室の家で育ち、幼少よりピアノを習う。東京工科大学在学中に「Pro Tools」オペレーターとして活動。その後、石野卓球の音源制作、テクニカル・エンジニアなどに関わり、2007年にコンピレーションアルバム『Gathering Traxx Vol.1』に初の楽曲「colours」を提供。翌年にソロ・ユニット“agraph”名義でアルバムデビュー。映画音楽、バンドのLAMAや電気グルーヴのサポートを担当するなど、幅広い活動を展開。
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石川直樹『K2 Naoki Ishikawa』
¥9,900
※ 3/上発送予定です。 銀塩フィルムに刻まれた、世界最難峰への旅 標高8000mを超える山は、世界に14座。すべてヒマラヤ山脈にある。2024年10月、石川直樹はそのひとつ、中国チベット自治区のシシャパンマに登頂し、写真家としては世界で初めて、14座すべてに登った。 14座のなかで最も登頂が難しいのが、パキスタン・中国国境にそびえる単独峰・K2だ。標高は8611mでエベレストより低いが、登頂者ははるかに少なく、遭難者は多く、「非情の山」とも呼ばれる。石川は2015年、2019年にアタックするも断念。2022年、3度目の挑戦でようやく登頂を果たした。 写真集『K2 Naoki Ishikawa』は、石川が3度にわたるK2挑戦で撮影した109枚のフィルムで構成される。麓の街から出発し、青く長大な氷河を越えて山頂へ。単焦点レンズで撮影された山や氷河、人物などは、石川の体験した風景そのもの。読者は、石川の辿った山頂までの道のりを、ロードムービーのように追体験することになる。 〈 編集者からのおすすめ情報 〉 石川さんの愛機はプラウベル・マキナ670。これにブローニーフィルムを装填して撮影しています。レンズは80mmの単焦点。ズームが効かないので、写真はそのまま、撮影者と被写体との距離をリアルに示します。私たちは、石川さんの立ち位置から、標高8000mを超える「デス・ゾーン」を疑似体験できるのです。 私たち「普通人」は、K2に登ることはできません。それどころか、K2の存在を知らなくても、生きることに差し支えはありません。けれども、この写真集によってK2を体感することで、世界の見え方が変わるかもしれません。K2もまた、私たちの生きるこの惑星の一部なのですから。 判型/頁:B4変/128頁
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【サイン本】スズキナオ『大阪環状線 降りて歩いて飲んでみる』
¥2,420
スズキナオによる人気ウェブ連載が書籍化! 加筆修正を大幅に行ない、「大阪環状線」1周の降りて歩いて飲んでみるが楽しめます。 前情報ほぼなしでとにかく鼻が向く方に歩く。そして、そこでの出会いを大切に、街のことを聞き、最後は飲んで終わるという取材を行い約2年。 大阪環状線を1周回り切りました。 ぜひその記録をお楽しみください。 また、書籍化にあたり 京都の人気イラストレーター/漫画家スケラッコさんによる 特別漫画「スケラッコがスズキナオさんと大阪環状線 降りて歩いて飲んでみる」を収録! 「よく歩く近所の街のことですら知り尽くすことなどできないのだから、一度だけ駅で降りて周りを歩いたからといって、その街のことが深く分かるわけではない。歩けば歩くほど、知らないことのあまりの多さに気づかされるだけだ。」 上記は本書リリースに向けたスズキナオさんのコメントを一部抜粋したものです。スマホを開けば欲しい情報はすぐ手に入るし、マップを開けば行きたい場所まで最短ルートで案内してくれる。けれど本書を読むと、自分の目で、気分で、嗅覚で感じたままに、あてもなく知らない駅で降りて、その街を歩いてみたくなります。 <目次> 1 野田 市場まで歩いて10円のジュースを買って酒場で粕汁を飲む 2 新今宮 通天閣のふもとを歩きシーシャを吸って屋台でハイボールを飲む 3 西九条 川の下のトンネルを通って本を買って商店街の酒場で飲む 4 鶴橋 コーヒーを味わってカップ麵を買って冷えた生ビールを飲む 5 福島 パンを食べて角打ちに寄って高架下の商店街で落ち着く 6 大正 ファンシー雑貨を買って角打ちに寄って川の風に吹かれる 7 天満 長い商店街を歩きレコードを買ってカレーをつまみに飲む 8 桃谷 いか焼きを食べてアーケード街を歩いてネパール料理店で飲む 9 森ノ宮 豆乳を飲んで酒場に立ち寄ってビルの地下の居酒屋へ向かう 10 芦原橋 歩き回って老舗角打ちで飲んで高架下のカフェにたどり着く 11 大阪 スパイスを買ってインテリアショップを眺めて商店街で飲む 12 大阪城公園 公園を少し歩いて鴫野の立ち飲み店に寄って高架下でもう一杯飲む 13 桜ノ宮 大衆酒場で飲んでメキシコ料理店で飲んで商店街のダイニングで飲む 14 寺田町 古い銭湯の建物を眺めてたこ焼きを食べて角打ちで一息つく 15 京橋 豆乳を飲んで立ち飲み屋で芋焼酎を飲んでさらにもう一軒 16 弁天町 コロッケを食べて地ビールを飲んで立ち飲み店へと歩く 17 今宮 角打ちで飲んで食堂で飲んで居酒屋でまた飲む 18 玉造 土俵のある公園を見て三光神社にお詣りして生ビールを飲む 19 天王寺 たこ焼きを食べて本を買って裏路地のイタリアンバルへ行く 漫画「スケラッコがスズキナオさんと大阪環状線 降りて歩いて飲んでみた」 カバーイラスト:スケラッコ ブックデザイン:仲村健太郎 組版:山田美法 B6版/200ページ
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ジェームズ・ナイス『ファクトリー・レコード全史』
¥5,720
ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズらを生んだ伝説の英インディ・レーベル その激動の歴史を網羅した評伝が登場! 英国ロック史における重要拠点「ファクトリー」の真実に迫る 1978年に英国マンチェスターで始まったファクトリー・レコードは、創立者トニー・ウィルソンの独自の哲学や美学のもとで多くのユニークな作品を生み出していった。レコードのみならずポスターやイベント、クラブ「ハシエンダ」などにもカタログ番号を付ける遊び心もあり、「マッドチェスター」ブームを巻き起こしたものの、アーティスト優先の運営方針は経済的破綻を生み1992年に倒産。所属アーティストや当時のスタッフなど多くの関係者の証言も交えてその一部始終をたどった本書は、希代のレーベルの栄枯盛衰を伝えるUKロック・ファン必読の一冊である。 【CONTENTS】 Chapter 1 1976-1977 退屈 Chapter 2 1978 耳栓着用 ザ・ファクトリー Chapter 3 1979 アンノウン・プレジャーズ(知られざる悦び) Chapter 4 1980(Part 1) ブリュッセルより愛をこめて Chapter 5 1980(Part 2) イン・ア・ロンリー・プレイス(孤独な場所で) Chapter 6 1981 未来派達 Chapter 7 1982 会員制ダンス・クラブ Chapter 8 1983 混乱(コンフュージョン) Chapter 9 1984 最先端の人々発 Chapter 10 1985 ペレストロイカ Chapter 11 1986 10年目の夏 Chapter 12 1987 24 アワー・パーティ・ピープル Chapter 13 1988 存在の証明 Chapter 14 1989 マッドチェスター Chapter 15 1990 ハシエンダは閉鎖せねばあならない Chapter 16 1991 ガンチェスター(銃の街マンチェスター) Chapter 17 1992 全てが崩れ落ちる時 サイズ:A5判 ページ数:930ページ
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杉山早陽子『御菓子丸の菓子』
¥4,400
御菓子丸がスタートして10 年の節目に、これまでの30の菓子を紹介する作品集を刊行いたします。食べて消えることに表現の可能性を感じてきた御菓子丸の杉山早陽子は、食べる行為を一つの体験として捉え、記憶に残る一瞬を菓子に込めて制作してきました。 近年では野草なども含む四季折々の様々な素材を用い、生菓子から干菓子まで、御菓子丸でしか表現し得ない、視覚的でありながら、味覚的にも発見や驚きのある味を探求しています。 本書では来田猛が撮り下ろした写真と、杉山による菓子解説を中心に構成し、巻末には御菓子丸の工夫やエッセイなども紹介します。造形美からその思想に至るまで、これまでの菓子作りのエッセンスが凝縮され、御菓子丸の揺るぎない創作への姿勢が浮かび上がります。スイス装の造本を採用した、清々しく端正な一冊が生まれました。 御菓子丸が生み出す菓子は、高度な構成によって象りうるはずもないものを象るという点で、厳密に和菓子である。しかし、それが同時に、「崩れるもの」というイメージの徹底において理念的な事物を、ひいては自然物さえも永遠の相のもとで開示するのならば、それは存在したことのなかった和菓子なのかもしれない。 藤田 周(本文「御菓子丸、存在しないものを象る和菓子」より) 仕様:186 x 252 mm/ハードカバー・スイス装/168P 執筆:杉山早陽子、藤田周(文化人類学者) デザイン:須山悠里、小河原美波 写真:来田 猛 言語:日本語/英語 杉山早陽子 1983 年、三重県生まれ。京都府在住。2006 年から10年間、和菓子ユニット「日菓」として活動。2014 年から「御菓子丸」を主宰しながら、和菓子を制作、販売している。食べて消えることに表現の可能性を感じ、京都にて和菓子を学ぶ。食べる行為を一つの体験として捉え、記憶に残る一瞬を菓子に込めて制作する。2018 年に『そのときみえるもの』をtorch pressより上梓。 https://www.okashimaru.com/
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川内倫子『M/E』
¥7,150
2019年にアイスランドを訪れた川内は、地球の息吹を感じる間欠泉や、人間の持つ時間を遥かに超える氷河、胎内のような休火山の内部を目の当たりにし、いままでに感じたことのない、この星との繋がりを感じました。アイスランドを出発点とし、コロナ禍を経て自宅周辺にある自然や、北海道の冬の大地へとその体験は続いていきます。2022~2023年には大規模個展『M/E 球体の上 無限の繋がり』を開催し、「M/E」シリーズの一部を発表しました。「M/E」は現在も世界の各国で展示され続けています。 タイトルとなる「M/E」は、「母(Mother)」と「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」という意味が込められています。そこからは、悠久の自然の存在と、日々の日常で起こるささやかな出来事は、無関係ではなく、分かち難くつながっていることの必然が呼び起こされます。本作は、自然と向き合いながらも自身の視座を獲得した『あめつち』『Halo』の先にある、自然と人間のつながりという原点に立ち返り、激動の時代の中でも世界を見つめ直した川内による最新作。ハンス·グレメンの装丁により、透けるような繊細で薄い紙に写真が印刷され、クロス装には大胆に箔押しが施されている、オブジェのような佇まいをもった一冊となりました。巻末には作家、写真家、美術史家であるテジュ·コールによる、手紙のような美しい文体で綴られたエッセイが収録されています。 *本作は2022 年に刊行した展覧会図録「M/E 球体の上 無限の繋がり」とは異なる書籍·内容です。(同シリーズが収録されているため重複している写真はございます) 身体を移動し、撮影したものと向き合うという行為でしか得られないものがある。 それはなぜいまここに生かされているのか、という答えのない問いに少しでも近づくための、自分にとって有効な手段だ。 そんな生活を続けて30年以上が経ち、改めて現在の自分の立ち位置を確かめたくなった。 地域や国というくくりではなく、ひとつの星の上に在るということを。 20年前に一度だけ訪れたアイスランドに2019年の夏に再訪したことで、それは叶えられた。 地球の息吹を感じる間欠泉や、人間の持つ時間を遥かに超える氷河を目の当たりにすることで、自分の存在が照らされたようだった。 とりわけ休火山の内部に入ったときの体験が強く印象に残っている。 上を見上げると火口の入り口から光が差し込んでいて、その形は女性器を想像させた。じっと見ていると自分が地球に包まれている胎児のような気がしてきて、いままでに感じたことのない、この星との繋がりを感じた。 もっとその繋がりを確かめたくて、冬の再訪を計画したが、コロナ禍で叶わなくなったこともあり、昨冬は北海道へ何度か通った。そこには厳しい寒さのなかでしか見えないものがあり、自分の身体が小さくて弱いものなのだと思い出した。 振り返るとこの約10年のあいだに東日本大震災、新型コロナウイルスのパンデミックと社会的に大きな出来事が続き、個人的にも結婚、出産など人生のターニングポイントを迎え、大きなうねりのなかにいるようだった。 日々慌ただしく過ぎていったが、コロナ禍でその速度が少し緩やかになった。 時々自宅で作業の合間に川の流れるせせらぎを聴きながら、窓越しに川の流れるさまを見ると、人心地がつく。 久しぶりに自宅で過ごす長い時間は、幼かった頃を思い出させた。 学校から自宅に戻ってからの退屈な時間や、長い長い夏休みのこと。目の前にいる娘もあの頃の自分と同じような時間の流れにいるのだろうか。 少しずつ髪と爪は伸び、毎日毎秒死に近づいている。 小さくて確実な変化をじっくりと見つめることは、年々加速していた時間の流れが少し巻き戻されていくようだった。 そして自分の老化と娘の成長が等しく進んでいくように、温暖化はさらに進み、あの日見た氷河は溶けていくのだろうか。目の前の生活とすべては地続きだ。 死に向かうことは止められないが、いま生きているこの場所を整えることはできるだろう。 母なる大地、[Mother Earth]の頭文字をとると[M/E]. そのふた文字を書き出すと、肉眼で全体を見ることのできない極めて大きなものから、個に繋がり、それは火口の内部で体験した、地球と自分自身が反転して一体化したような不思議な感覚を想起させた。 川内倫子(本作ステートメント) 『M/E』に収められている写真は、いつものあなたの力強さを発揮しながらも、これまで発表されたどの写真よりも穏やかに感じられます。ますます抽象化された写真は、アグネス·マーティンの絵画やエリアーヌ·ラディーグの音楽のように私の注意を引きます。ここにあるのは淡々とした、しかし留めどない動きの中にあるものであり、その流れを変えることはできても、止めることはできないのです。 テジュ·コール(本書寄稿文「すべては流れていく」より) 仕様:A4版変型(280 x 220 mm)/上製本・布貼り/216P デザイン:ハンス·グレメン 執筆:テジュ·コール 言語:日本語/英語
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木下龍也『すごい短歌部』
¥1,760
あなたの短歌に胸を撃ち抜かれる準備はできている。人気歌人の思考回路を明かし、投稿者と腕を磨きあう。 全く新しい短歌エッセイ 入部希望殺到の好評連載、「群像短歌部」待望の単行本化! 選歌+講評+競作による すごい一首の解体新書 短歌の詠み/読みの補助線を引く 短歌部発足にあたって 1.テーマを決めて短歌を募集。僕もみなさんと同じテーマで短歌をつくります。 2.採用歌のなにが「すごい」のかを言語化します。 3.僕の短歌の発想→推敲→完成までを詳細に記録します。 4.選者として、プレーヤーとして、腕を磨きながら投稿の場を楽しみます。 四六判・192ページ
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岸本佐知子『死ぬまでに行きたい海』
¥935
思い出の場所やいつか行ってみたかったところ、そして記憶の中を旅してみて、思いがけず心を大きく動かされたところ。ぼったくられたバリ島。父が生まれ育った丹波篠山。思っていたのと違ったYRP野比。幼馴染との経堂での奇妙な再会……。出不精な著者が見つけた、懐かしさと新鮮さが入り交じる風景の数々は、なぜだか私たちを切なくさせる。翻訳の名手が贈る少し不思議なエッセイ集。 岸本佐知子(キシモト・サチコ) 翻訳家。訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』など多数。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』など、著書に『なんらかの事情』『わからない』など。2007(平成19)年、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞。 文庫判・224ページ
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堀井和子『アァルトの椅子と小さな家』
¥935
コルビュジェの建てた家を訪ねてスイスへ。モダンなデザインのテキスタイルや家具を探しに北欧へ。家庭的な雰囲気の、フランスの田舎町にあるホテルへ──思わず真似したくなる、旅に出たくなる一冊。 堀井和子(ホリイカズコ) 東京生まれ。料理スタイリストとしてレシピ本や料理、器、雑貨、旅などにまつわる本を出版。イラスト、写真もみずから手がけ、独自のライフスタイルエッセイを確立した。かごなどの作品や商品のデザイン制作も行う。 文庫判・176ページ
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【300部限定サイン本】横尾忠則『TADANORI YOKOO Masterworks』
¥110,000
SOLD OUT
※ 送料無料。手作業の製本、著者サイン入のタイミングにより少しお時間頂戴しております。 若き横尾忠則の才能があふれる1960〜70年代の作品の中から、 横尾自身が代表作を厳選。その革新的なビジュアルワークを 超大型A2サイズの特装版としてまとめた世界初、300部限定の作品集。 *装丁は横尾忠則(横尾の故郷・兵庫県西脇市の名産「播州織」生地に箔押し) *直筆サイン入り、特殊印刷のポスター付き予定 仕様:A2判(横420×縦594mm)/54頁(観音製本)/上製(播州織・箔押し)/函入 *装丁の写真はイメージになります
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町田めぐみ『Chai Book』
¥1,980
○Chai Bookとは ”チャイがもっと楽しくなるレシピ”をテーマに ベーシックなチャイのレシピから からだとこころの状態にそったチャイまで。 27のレシピを集めました。 チャイの歴史の話からチャイがご縁で出会った場所や 思い出のコラムも。 ○著者コメント わたしにとってチャイを淹れるのは、ほっとする時間をつくったり、周りに元気を配ったりする方法です。 この本では、チャイがもっとたのしくなるレシピをまとめました。 チャイは2〜3人分なら10分もあれば出来上がります。 淹れる時間も香りや色に変化があってたのしいので、ぜひじぶんで淹れてみてください。 チャイでほっとひと息しましょう。 (チャイコーディネーター 町田めぐみ) ○目次 ・チャイのこと (チャイの歴史、チャイの図鑑、チャイの基本) ・ひとつのスパイスでできるチャイ ・マサラチャイとプラスワン ・季節を感じるチャイ ・お酒とチャイ ・気分で飲むチャイ ・体調に合わせて飲むチャイ ・コラム:チャイレター(チャイにまつわる思い出) ・チャイのおとも ・チャイの道具 ・お店紹介 大きさ:257 X 182 X 4 mm
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【サイン本】八田亨『HATTA TORU 八田亨の仕事』
¥3,520
※ 著者直筆サイン本です。スリーブ入り。 2025年3月よりワールドワイド(ニューヨーク、上海、ドイツ、台湾、トロント、シドニーを)な個展を予定する今注目の大阪の陶芸家八田亨初の作品集。 (実は彼はわたくし中川と同じ富田林市在住です。まだ本の内容データが未着ですので、テキストは彼による紹介文、画像は仮の表紙画像です。今後データが到着次第変更してまいります。) 体裁:B5判変形 コデックス装 112頁 以下は八田亨による本書の紹介文です。 『この度、僕の作品集『HATTA TORU 八田亨の仕事』が建築・アートの専門出版社ADPより刊行されます。 写真は西部裕介さん、デザイナーは柚山哲平さんです。 西部氏の写真は、その瞬間が目の前に現れるようなリアルさが魅力です。柚山氏のデザインは、作品の温もりや質感、そしてその背後にあるストーリーまでを巧みに表現しています。ページをめくるたびに、作品を手に取ってみたくなるような感覚を楽しんでいただけたら嬉しいです。 また、本書には約3000文字のテキストも収められています。作品を生み出す過程や、陶芸に対する思い、そしてそれらを形にするために必要な時間と情熱について僕自身が綴りました。 ぜひお読みいただければ幸いです。 毎月焚いている薪窯、個展開催に追われる時間の中で、昨年一年は、この本作りにエネルギーを注ぎ、熱中しました。熱量のある本に仕上がったと思います。 本作りを通じて、自分自身の仕事を客観的に見つめ直すきっかけになり、人生も半ばを迎えた今、また良い焼物を焼いて人の役に立ちたい、と心から思っています。 本書は2025年3月12日刊行予定です。僕の作品が、皆さんの暮らしに少しでも彩りを添え、心へ届けられたら嬉しいです。 詳細は追ってお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いします。 I am pleased to announce the publication of my monograph, “HATTA TORU Ceramics”, by ADP, a publishing house specializing in architecture and art. The photography is by Yusuke Nishibe, and the book design is by Teppei Yuyama. Nishibe’s photographs capture astonishing realism, as if each moment were unfolding before your eyes. Yuyama’s design further enhances this by conveying the warmth, texture, and the underlying stories of my work. I hope that as you turn each page, you will be inspired to touch, hold, and use the pieces. In addition, the book contains approximately 3,000 words of text in which I share my thoughts on the creative process, my philosophy on pottery, and the time and dedication required to bring each piece to life. I would be delighted if you took the time to read and enjoy my essays. Amid the monthly firings of my wood-fired kiln and the demands of solo exhibitions, I have devoted my energy and passion over the past year to the making of this book. I believe it has turned into a work filled with that very passion. This process has also allowed me to reflect on my work from an objective perspective. Now that I am in the middle of my life, I feel an even stronger desire to create meaningful pottery that enriches people’s lives. The book is scheduled for release on March 12, 2025. If my work can add a touch of color to your daily life and resonate with you in any way, nothing would make me happier.』
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小沼 理『共感と距離感の練習』
¥1,760
「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。ゲイ男性の著者が、自他のあわいで揺れながら考えるエッセイ。 「わかるかも」が口癖のあなたへ。 【内容】 初めて物語の中に私に似た人を見つけた日のこと、東京とソウルで参加したプライドパレードのこと、日本の同性婚訴訟やパートナーシップ制度のこと、同じ時代を生きている/生きていたクィアのこと―― 誰かの痛みや怒りや悲しみが、まるで自分のことのように思えることがある。乳化した水と油のように混ざり合ってしまう。だけどあなたはあなたでしかなく、私は私でしかない。他者同士である私たちが、重なったりずれたりしながらともにあるための、「共感」と「距離感」。その可能性と難しさについて。 「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。ゲイとして、シスジェンダーの男性として、著者が日常の中で直面したエピソードを描きます。 “共感も距離感もうまく使いこなせない。だからこそこだわってしまうのだろう。なんとか組み合わせて、練習しながら上手になっていきたい。混ざり合った世界と分離した世界を同時に生きるように。言葉にならないものと言葉を重ねて一つにするように。” ――「はじめに」より 自分と他者、規範と逸脱、個人的なことと社会的なこと……様々なものごとのあわいにとどまり、揺れながら考えるエッセイ集。 【目次】 はじめに――わからないけどわかるよ 重なりと異なり 別の複数の色 善意 「男性的」 空気と柔軟体操 水の中 アップスパイラル シーンが救う もっと大きな傘を ありあまるほどの ここにいない誰か 無関心について 安全なファンタジー 未来がない気分 男性への愛(切り裂いて) プレイリスト いつかどこかで あるいは おわりに――無防備になる 判型:四六判 ページ数:208 【著者略歴】 小沼理〈おぬま・おさむ〉 1992年、富山県出身、東京都在住のライター・編集者。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。本書がはじめてのエッセイ集となる。
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内田 樹『図書館には人がいないほうがいい』
¥1,760
コモンとしての書物をベースに新しい社会を作るために 司書、図書館員、ひとり書店、ひとり出版社…… 書物文化の守り手に送る熱きエール 世界でただ一人の内田樹研究家、朴東燮氏による韓国オリジナル企画の日本語版を刊行! 2023年の講演「学校図書館はなぜ必要なのか?」をメインに、日韓ともにきびしい状況に置かれている図書館の本質と使命、教育的機能、あるべき姿を説き、司書や図書館人にエールを送る第1部「図書館について」と、「出版は伝道活動である」(2024年の講演)、「書物は商品ではない」などで、「読む」ことの意味や本の未来などを語る第2部「本と出版について」で構成。 朴東燮氏の卓抜な内田樹論「『伝道師』になるということは」と 李龍勳氏の推薦文「『図書館的時間』を取り戻すために」を収録 [本文より] 僕は図書館というのも、本質的には超越的なものを招来する「聖なる場所」の一種だと思っています。だから、空間はできるだけ広々としていて、ものが置かれず、照明は明るすぎず、音は静かで、生活感のある臭気がしたりしないことが必要だと思います。低刺激環境であることが必要だと思う。 四六判変型・並製 | 240頁 【プロフィール】 内田 樹 うちだ・たつる 1950年東京生まれ。武道家(合気道7段)、思想家、神戸女学院大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。2011年11月、合気道の道場兼私塾「凱風館」を開設。『寝ながら学べる構造主義』『日本辺境論』『下流志向』をはじめ多くのベストセラーをもつ。 近著に『勇気論』(光文社)、『小田嶋隆と対話する』(イースト・プレス)、『だからあれほど言ったのに』(マガジンハウス)、『凱風館日乗』(河出書房新社)があるほか、『困難な結婚』『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)、『街場の米中論』(東洋経済新報社)など著書・共著多数。 朴東燮(ばく・どんそっぷ) 1968年、釜山生まれ。独立研究者。筑波大学総合科学研究科卒業(心理学博士)。 主な著書(韓国語)に『心理学の彼方へ』『レプ・ヴィゴツキー(歴史・接触・復元)』『ハロルド・ガーフィンケル(自明性・複雑性・一理性の解剖学)』『成熟、レヴィナスとの時間』『内田先生に学ぶ方法』『動詞として生きる』『会話分析:人々の方法の分析』がある。世界でただ一人の内田樹研究家でもあり、内田樹著『先生はえらい』『ためらいの倫理学』『レヴィナスの時間論』『街場の教育論』の、また森田真生著『数学の贈り物』、三島邦弘著『ここだけのごあいさつ』などの韓国語版翻訳者でもある。
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宮後 優子『 ひとり出版入門』
¥2,420
どうやって本をつくる? どうやって運営していく? ひとり出版ノウハウのすべて。 本の制作と販売、出版社登録、書誌情報登録、書店流通、在庫管理、翻訳出版、電子書籍、さまざまなひとり出版の運営についてまとめられています。 【目次】 はじめに 1章 本のつくり方 本をつくるプロセス 1 企画を立てる 2 著者と打ち合わせする 3 企画書をつくる 4 原価計算をする 5 企画内容を確定する 6 台割とスケジュールをつくる 7 著者に原稿を依頼する 8 原稿整理をする 9 写真撮影や図版の手配をする 10 デザイナーに中ページのデザインを依頼する コラム:デザイナーの探し方 11 ISBNを割り振る 12 デザイナーに表紙のデザインを依頼する 13 束見本を発注する 14 用紙を確定して印刷代を計算する コラム:コストをおさえ美しい本をつくるコツ コラム:書店流通で避けたほうがいい造本 15 著者編集者が校正する 16 校正者が校正する コラム:校正者、翻訳者の探し方 17 文字や画像をDTP で修正する 18 定価を決めて注文書を作成する 19 受注して刷り部数を決める コラム:書店への訪問営業 20 書誌データを登録する 21 印刷所へ入稿する コラム:紙見本の入手方法 コラム:印刷所の選び方(おすすめ印刷所リスト) 22 色校をチェックする 23 色校を印刷所へ戻す(校了) 24 電子書籍を作成する(必要があれば) 25 刷り出しや見本をチェックする 26 制作関係者やプレスに見本を送付する 27 販促をする(イベント企画やプレスリリースの作成) 28 請求書をもらい支払い処理をする 29 書店で確認する 30 発売後の売れ行きを見ながら追加受注する コラム:売上の入金時期 コラム:直販サイトのつくり方 コラム:本の発送料をおさえるコツ コラム:倉庫のこと 番外編 翻訳出版 1 翻訳したい本の原書、PDFを入手する 2 原書出版社に版権の問い合わせをし、オファーする 3 版権取得可能なら、契約と支払いをする 4 翻訳書を制作し、原書出版社のチェックを受ける 5 翻訳書を出版する 2章 本の売り方 書店流通のために必要なこと 書店への配本の流れ 出版物の流通方法を決める 1 版元直販(直販サイト、イベントでの販売) 2 別の出版社のコードを借りる(コード貸し) 3 Amazonと直取引で売る(e 託) 4 書店と直取引で売る 5 トランスビューの取引代行で流通 6 中小取次経由で流通 7 大手取次経由で流通 電子書籍の流通 コラム:Book&Design の場合 コラム:図書館からの注文 3章 ひとり出版社の運営 ビーナイス 烏有書林 西日本出版社 よはく舎 ひだまり舎 コトニ社 みずき書林 Book&Design URLリスト、索引 参考文献 おわりに 【著者プロフィール】 宮後 優子 (ミヤゴ ユウコ) (著/文) 編集者。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、出版社勤務。1997年よりデザイン書の編集に従事。デザイン専門誌『デザインの現場』『Typography』の編集長を経て、2018年に個人出版社・ギャラリーBook&Design を設立。日本デザイン学会会員。共著『要点で学ぶ、ロゴの法則150』(BNN)。 https://book-design.jp/ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ16mm 重さ 282g 240ページ 並製
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小手川映子『旅の食卓』
¥1,650
SOLD OUT
知らない風のにおい、心ときめく料理、不思議と陽気になる人付き合い。 みずみずしいままスケッチブックに写された、旅の記憶と食をたどる絵画集。 スケッチブックと巡るヨーロッパ旅は、一杯のポートワインからはじまった。 青空のもと草花が揺れるぶどう畑、ひっそりと路地にたたずむバル、ガラス屋根から光溢れるパサージュ……。 ひとつひとつの出会いが、食の喜びとともに紡がれる。 ■著者紹介 小手川 映子(こてがわ えいこ) 大分県臼杵市に生まれ育つ。 大学卒業後、出版社勤務、絵本の編集に携わる。 子どもの頃から絵を描き続け、これまでにイラストレーション、油絵、銅版画などを習うも、 最終的にペン画に透明水彩で彩色する技法に落ち着く。 絵本や料理本やインテリアの本など、美しい装丁、デザインの書籍を眺めることに、何よりも喜びを感じる。 好きなものは、旅行、 ピアノ、料理、野山の花。 B5判・ 48ページ
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堀井和子『早起きのブレックファースト』
¥935
一日をすっきりとスタートさせるための朝食、そのテーブルをひき立てる銀のポットやガラスの器、シンプルで気のきいたレシピ──毎日のはじまりを極上の時間に変えるイラスト&フォトエッセイの名著。 カバー装画:堀井和子 文庫判・224ページ
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播磨靖夫『人と人のあいだを生きる』
¥2,750
ケアとアートをむすぶ先駆者として半世紀― 障害のある人の表現に“可能性”を見出し、 周縁から「生の尊厳ある社会」を導いた、 思想家・運動家によるラストメッセージ。 人と人のあいだを生きる―― 生をより深く、美しく変える エイブル・アート・ムーブメント。 「みなさん、こんにちは。いま紹介がありました、播磨と申します。今日はわずかな時間ではありますが、我々が取り組んでいる『エイブル・アート・ムーブメント』について、また、ケアについてお話をしたいと思います――」(本文より) 障害のある人の生きる場「たんぽぽの家」づくりをはじめ、わたぼうし音楽祭、エイブル・アート・ムーブメント(可能性の芸術運動)、Good Job!プロジェクトなど、ケアとアートをむすぶ数々の市民運動を提唱・実践し、2024年秋、生涯に幕を閉じた文化功労者・播磨靖夫(享年82)。 その活動を集大成した「最終講義」を、未来に向けてーー 解説・鷲田清一(哲学者) 播磨さんが口にされたこんな言葉が今もあざやかに耳に残っている。 ――「遠いところ、弱いところ、小さいところに種があるのです」 他者と生きる社会のはじめかた 【目次】 はじめに ◾️最終講義 エイブル・アート・ムーブメント 人の痛みは、制度だけでは救えない/「美は悲しみにあり」/芸術運動の拠点「アートセンターHANA」/オンリーワンの活動が、コンベンションセンターにも/すべての人間に眠るアートのDNA/新しい思想としてのエイブル・アート/私は、私と私の環境/エイブルアート・カンパニー/アート×デザイン×しごと Good Job!センター香芝/ユーモラスな張り子を3Dプリンタで/愛と祈りの継承 NEW TRADITIONAL/アートの社会化/社会のアート化/障害のある人のアートをどう見るか/人間はつながりのなかに生きている/自ら額に汗して状況をつくる―企業との協働/社会を動かす7つのP/「アートは、概念を壊す」/宇宙は故郷である ◾️可能性の芸術論 「魂の芸術家」たちのアートと生命をおりなす新しい芸術運動 アートリンクから生まれる生命の新しいかたち 障害者アートと人権 社会連帯とアートの役割 ◾️播磨靖夫の視点原点―もっとも笑うやつが最後に勝つ ペンの力と、ただ人の運動と 生涯“小僧”の在野精神 学びを自分たちの手に取り戻す 人間みな同じで、人間みな違う もっとも笑うやつが最後に勝つ もうひとつの共生の試み 「裏作」で何かを創造しよう あとがきにかえて―斜めはすかいで異所懸命に 本書出版にあたって 解説 播磨さんの達観 鷲田清一(哲学者) 【前書きなど】 はじめに 障害があっても不幸にならない未来を目指して50年あまり。障害のある人たちの表現と最初に出会ったのは、四国の高松です。およそ55年前、新聞記者として仕事をしていたとき、高松在住の美術評論家が仏生山の知的障害のある人たちの施設で絵画教室を開いているのを取材しました。 その作品の素晴らしさに目を見張りました。そして「これはいつの日か『今日の芸術』(岡本太郎)になるぞ!」という予感をもちました。岡本太郎は『今日の芸術』という本を発表し、当時学生だった私に大きな衝撃を与えました。 岡本太郎は「今日の芸術は、うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない」という、爆発的な宣言をしていました。それからのち、障害があっても不幸にならない未来を目指して取り組むようになってから 、障害のある人たちの芸術的才能に着目して新しい芸術運動「エイブル・アート・ムーブメント(可能性の芸術運動)」を提唱しました。 エイブル・アート・ムーブメントは、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた市民芸術運動です。当時の日本は、バブル経済がはじけ、オウム真理教のテロが起こり、成長神話、安全神話が崩壊したころ。失意の底にある日本社会、自信喪失した日本人の精神復興を目指す芸術運動を思い立ち、はじめたものでした。 アートを通して幸福で豊かな生活を営むことは、すべての人の権利である、と考えた私たちは、アートと社会の新しい関係づくりに取り組みました。それは「アートの社会化、社会のアート化」を進めることです。しかし、日本社会には、アートは特別な人がするもの、崇高なもの、むずかしいもの、独りよがりなもの、といった既成概念が強くあります。アートの現場でもハイアート(高級芸術)とローアート(大衆芸術)、またはコミュニティアート の差異は大きく存在しています。この差異を無化するために芸術を再定義するところからはじめたのが、この運動でした。 「芸術とは、個人または集団の、その取り巻く日常的状況をより深く美しいものに変革する行為である」 これは誰もがアートにアクセスできる「ART FOR ALL」という考え方に通じるものです。このような観点から社会から無視されるか、価値の低いものとして扱われてきた「障害者アート」を見直す取り組みを行ってきました。それはアートを介して障害のある人たちの人間としての価値を高めると 同時に、社会的イメージを高める、というねらいがありました。 弱者とは? 障害とは? 差別とは? そもそも人間として生きているということは? という問いと向き合い、その答えを見つけようと努力を重ねる人たちと一緒に運動を展開してきました。それはまさに「土を耕し、種を蒔き、苗を育て、花を咲かせる」地道な仕事でした。いまや障害者アートは全国的に広がり、そのレベルも飛躍的に高まっています。かつて障害のある人たちのことを「能力の低い人」とみなしてきた社会的障害者観が、「芸術的才能のある人」に変わりつつあるのです。 どんな人でも生きているかぎり、なにかを表現したい、という想いをもっています。それが叶ったとき、幸福だと思うのではないでしょうか。これを「生の実感」と言います。 美術館の大芸術も、日常から生まれる小芸術―障害者アートも、その人の魂に触れるということに変わりはありません。 哲学者のハンナ・アーレントは、人と人のあいだにあることを「 生きる 」と意味づけました。孤立せず関係性のなかにあることを「生きる」ことだ、と言っています。 私たちの社会は、いま大きく変わりつつあります。そのひとつに「BE(ある)」の価値から「BECOMING(成っていく)」の価値へ転換していることです。 それも「CO-BECOMING 」が大事だといわれています。「CO」は「共同」または「協働」することです。 「人は人によりて人となる」という言葉があります。他者とともに何かをつくることによって人間の生きる意味を見つけることができるという考えです。 助け合うこと、お互いに思いやること、あらゆる存在が共存的でネットワークのなかで生きている、これこそ人間本来の生き方ではないでしょうか。 「いのち」はお互いに栽培し合う存在であるということを障害者アートは教えてくれています。それは人間のあり方、認識の仕方を見直すことにつながるからです。 【版元から一言】 「本書出版にあたって」より 一般財団法人たんぽぽの家理事長・播磨靖夫は2024年10月3日に82歳の生涯を終えました。5月に病気のために入院。そこから本書の制作がはじまり、播磨の自宅療養期間に何度かのやりとりを経て、没後に完成しました。(中略) この講義は本人としては完璧とはいえないが、人前で長く話す最後の機会になったこと、これからを担う学生に何かしら響いた手応えがあることから、本の構成は、講義内容を幹にしたいと考えました。(中略) 本書はエイブル・アート・ムーブメントを提唱した播磨の言葉を残していますが、思想家、運動家といった枠を超え、ひとりの多様で魅力的な人間としての播磨靖夫が浮かび上がってきます。自ら の思想と行動をとおして、出会った人の夢や思いをかたちにすることをしつづけた人生でした。その思いにぜひ心を寄せていだければ幸いです。 著者プロフィール 播磨 靖夫 (ハリマ ヤスオ) (著) 1942年、台北生まれ、兵庫県宝塚市出身。毎日新聞社記者を経て、フリージャーナリストに。一般財団法人たんぽぽの家理事長、社会福祉法人わたぼうしの会理事長として、障害のある人たちの生きる場「たんぽぽの家」づくりを市民運動として展開。アートと社会の新しい関係をつくる「エイブル・アート・ムーブメント(可能性の芸術運動)」を提唱し、障害のある人による芸術表現活動隆盛の礎を築いた。1999年より「ケアする人のケア」プロジェクト、2006年からは「アートミーツケア学会」を立ち上げるなど、ケアの文化の創造を目指す。2012年からは、障害のある人のあたらしい働き方や仕事づくりを提案する「Good Job!プロジェクト」を展開し、2016年に「グッドデザイン賞」金賞を受賞するなど、福祉の可能性を切り拓いた。同年、「Good Job! センター香芝」を立ち上げ、2017年に「奈良県景観デザイン賞」知事賞・建築賞および「グッドデザイン賞」ベスト100を受賞。日本ボランティア学会副代表、日本障害者芸術文化協会(現特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン)常務理事、特定非営利活動法人日本NPOセンター代表理事、公益財団法人パブリックリソース財団顧問、芸術とヘルスケア協会代表理事、アートミーツケア学会常務理事などを務める。平成21年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞、令和4年度文化功労者(芸術振興)。2024年10月3日逝去。 四六変形判 縦188mm 横125mm 厚さ14mm
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ス-ザン・フォワ-ド『毒になる親 一生苦しむ子供』
¥858
悩める人生のトラウマは「親」!!勇気をもって親の呪縛をとく!! 子ども時代に植えつけられた不安、怒り、過剰な義務感、つきまとう罪悪感が、大人になったあなたに害を与え続ける!!親に奪われた人生を取り戻すための名著!! ●子供が従わないと罰を与え続ける「神様」のような親 ●「あなたのため」と言いながら子供を支配する親 ●大人の役を子供に押しつける無責任な親 ●脈絡のない怒りを爆発させるアル中の親 「毒になる親」に傷つけられた子供の心は、歳を重ねても癒されない。悩む数千人の人々を20年以上にわたってカウンセリングしてきた著者が、具体的な方法をアドバイスする“現実の希望”にみちた名著!! 判型:A6 ページ数:328ページ
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トマス・ゴードン『親業』
¥2,090
「親業」とはつまり、子育てのことである。それをあえて親業としたのは、従来の子育てのなかでは、「子供がいかに育つか」と、子供のほうにばかり重点がおかれていたのに対し、本書では、「子供が育つ上で親がいかに関わるか」という親の側に焦点を当てて子育てを見直すところに、ひとつの大きな特徴があるからである。 判型:四六 ページ数:312ページ
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吉池浩美『旅のち、チャイ』
¥1,815
チャイと焼き菓子のレシピ&旅ノート 長野の人気チャイ店「mimiLotus(ミミロータス)」店主・吉池浩美さんの初の著書! 紅茶とスパイス、牛乳を煮出し、たっぷりの砂糖を加えるインド式ミルクティー「チャイ」。今では世界中で親しまれています。 ネパールやインドに行き、現地の人にチャイをふるまう旅をして、そこからたくさんのアレンジチャイを生み出してきた吉池さん。ミミロータスとっておきのチャイや焼き菓子のレシピを、旅のエッセイと共にお届けします。 旅気分を味わったり、チャイやお菓子を作ったり、お気に入りのチャイを見つけてみたり――多彩な楽しみ方ができる一冊です。 【目次】 はじめに この本の使い方 Chapter1 チャイのあれこれ チャイのルーツ 茶葉 牛乳 道具 うつわ スパイス Chapter2 チャイレシピと旅ノート プレーンチャイ アイスチャイ ネパール編 もてなしのスパイス タンセン ――マサラチャイ 初々しさの香り ポカラ ――フェンネル・オレンジチャイ コミュニケーションのお守り ポカラ ――ティムル・チョコレートチャイ 旅の中のささやかな日常 ポカラ ――ヒマラヤン・ソルトチャイ ちくさ茶房 カトマンズ ――サフランチャイ 原点の場所 カトマンズ ――七味唐辛子チャイ “ゆっくり”を知る ダンプス ――ネパールラム酒・シナモンチャイ 強くて優しい、村のお茶 ヘランブ ――バターチャイ おかんのミルクティー ムクティナート ――パウダーミルクチャイ エクダムミトチャ ビラトナガル ――チョコレート・オレンジチャイ 背中を押した隠し味 ジャナクプル ――コーヒーチャイ インド編 今日はとってもHappyだ マドゥライ ――ジンジャー・オレンジチャイ THIS is INDIA コチ ――ほうじ茶チャイ 旅の小休止 アラップーザ ――ブラックペッパー・ココナッツチャイ 景色のパズルを重ねる ムンナール ――カルダモン・チョコレートチャイ バンガロールのラドゥ バンガロール ――キャラウェイ・きな粉チャイ ピンク色のサリー オールドデリー ――ターメリック・ローズチャイ 無知から生まれたお気に入り イギリス・ロンドン ――ローリエ・セージチャイ 素敵な不透明さ フランス・パリ ――キャラウェイ・アニスチャイ 南・東南アジア編 ナヤナさんの記憶 コロンボ ――クミン・オレンジ・チョコレートチャイ 魔法の一杯 シレット ――ブラックペッパー・コリアンダーチャイ カンポットペッパー カンポット ――ブラックペッパー・バナナチャイ ハノイのぜんざい ハノイ ――あずき・ごま・生姜チャイ バンコクの鼓動 バンコク ――シナモン・いちごチャイ 終の住処はチェンマイで チェンマイ ――カルダモン・ミント・レモングラスチャイ 灼熱の太陽の下で チェンマイ ――タイの冷たいミルクティー スモーキーで甘い国 ヤンゴン ――ミャンマーのミルクティー 気分で楽しむチャイ リフレッシュしたい時に ――カルダモン・レモンチャイ ほっとひと息つきたい時に ――ブラックペッパー・いちご・チョコレートチャイ 甘酸っぱい気分に ――ティムル・いちごチャイ いたわりなチャイ ――ルイボス・ハーブチャイ リラックスしたい時に ――チョコレート・ミントチャイ 身体を温めたい時に ――柚子・生姜チャイ おやすみなチャイ ――ルイボス・マサラチャイ Chapter3 焼き菓子レシピと旅ノート ビスケット(基本の作り方) マドゥライの喧騒 ――マサラとココナッツの小麦ビスケット ギータの秘密 ――フェンネルシードとシナモンの全粒粉ビスケット アンガンの衝撃 ――アジョワンとレモンの米粉ビスケット マサラ香るアイスクリーム サブレスコーン(スコーン基本の作り方) 生八ツ橋をヒントに ――シナモンと金時豆のスコーン ケララおじさんの笑顔 ――カルダモンとバナナのスコーン ネパール風ミルクプリン チャイのおとも ①マサラパウダー ②チョコレートシロップ ③いちごペースト ④素製糖シロップ ネパールときどきインドの旅日記 Column旅のスケッチ ①ダルバート ②ボダナート ③旅のもちもの mimiLotusハコ作り日誌 おわりに
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宇野常寛『庭の話』
¥3,080
『暇と退屈の倫理学』『中動態の世界』への刮目すべき挑戦が現れた。 情報社会論より発せられた「庭」と「制作」という提案から私は目を離すことができずにいる。(國分功一郎) プラットフォーム経済に支配された現代社会。しかし、そこには人間本来の多様性が失われている。 著者は「庭」という概念を通じて、テクノロジーと自然が共生する新たな社会像を提示する。(安宅和人) *プラットフォーム資本主義と人間との関係はどうあるべきなのか? ケア、民藝、パターン・ランゲージ、中動態、そして「作庭」。一見無関係なさまざまな分野の知見を総動員してプラットフォームでも、コモンズでもない「庭」と呼ばれるあらたな公共空間のモデルを構想する。『遅いインターネット』から4年、疫病と戦争を経たこの時代にもっとも切実に求められている、情報技術が失わせたものを回復するための智慧がここに。 【目次】 #1 プラットフォームから「庭」へ #2 「動いている庭」と多自然ガーデニング #3 「庭」の条件 #4 「ムジナの庭」と事物のコレクティフ #5 ケアから民藝へ、民藝からパターン・ランゲージへ #6 「浪費」から「制作」へ #7 すでに回復されている「中動態の世界」 #8 「家」から「庭」へ #9 孤独について #10 コモンズから(プラットフォームではなく)「庭」へ #11 戦争と一人の女、疫病と一人の男 #12 弱い自立 #13 消費から制作へ #14 「庭の条件」から「人間の条件」へ 「家」族から国「家」まで、ここしばらく、人類は「家」のことばかりを考えすぎてきたのではないか。しかし人間は「家」だけで暮らしていくのではない。「家庭」という言葉が示すように、そこには「庭」があるのだ。家という関係の絶対性の外部がその暮らしの場に設けられていることが、人間には必要なのではないか。(中略)/「家」の内部で承認の交換を反復するだけでは見えないもの、触れられないものが「庭」という事物と事物の自律的なコミュニケーションが生態系をなす場には渦巻いている。事物そのものへの、問題そのものへのコミュニケーションを取り戻すために、いま、私たちは「庭」を再構築しなければいけないのだ。プラットフォームを「庭」に変えていくことが必要なのだ。(本文より) 装丁:川名潤 判型:四六変型 ページ数:368ページ
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【サイン本】寺地はるな 『そういえば最近』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 商店街の一角にぽつんとある、元・文学スナック、現・惣菜屋「真実一路」。 町内でいま話題をさらっているのは、その店のママ・愛里須とその夫で売れない小説家・治の行方。 ある人によれば、円満離婚したらしい。 別の人によれば、妻が甲斐性なしの夫に三行半をつきつけた、という。 また他の人いわく、夫が恐妻から逃げ出した、と。 邪気のない噂が邪気混じりの噂を巻き起こしていくーー急な閉店と夫婦の蒸発についての真相とは? ページ数:240 判型:四六判 【著者プロフィール】 寺地 はるな(著) 1977年佐賀県生まれ、大阪府在住。2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。21年『水を縫う』で河合隼雄物語賞受賞、23 年『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞9 位入賞、24年『ほたるいしマジカルランド』で大阪ほんま本大賞受賞。『大人は泣かないと思っていた』『カレーの時間』『ガラスの海を渡る舟』『こまどりたちが歌うなら』『いつか月夜』『雫』など著書多数。
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ティム・インゴルド『人類学とは何か』
¥1,980
他者と“ともに”学ぶこと—— 他者と向き合い、ともに生きるとは、どういうことか。 人類学は、未来を切り拓くことができるのか。 現代思想、アートをはじめ、ジャンルを超えた影響と挑発をあたえつづけるティム・インゴルド。 世界の知をリードする巨人が語る、人類学と人類の未来。 世界が直面する未曾有の危機にどう立ち向かうべきか。 インゴルドの思想の核心にして最良の人類学入門。 【目次】 第1章 他者を真剣に受け取ること 第2章 類似と差異 第3章 ある分断された学 第4章 社会的なるものを再考する 第5章 未来に向けた人類学 解説 原注 読書案内 奥野 克巳、宮崎 幸子 訳 判型:四六判 製本:並製 頁数:192頁 著者紹介 ティム・インゴルド(Tim Ingold) 1948年イギリス・バークシャー州レディング生まれの人類学者。1976年にケンブリッジ大学で博士号を取得。1973年からヘルシンキ大学、マンチェスター大学を経て、1999年からアバディーン大学で教えている。現在、アバディーン大学教授。主な著作に、The Appropriation of Nature: Essays on Human Ecology and Social Relations. 1981. The Perception of the Environment: Essays in Livelihood, Dwelling and Skill. 2000. 『ラインズ―線の文化史―』(2014年、左右社)、Being Alive: Essays on Movement, Knowledge and Description. 2011. 『メイキング―人類学・考古学・芸術・建築―』(2017年、左右社)、『ライフ・オブ・ラインズ―線の生態人類学―』(2018年、フィルムアート社)などがある。 奥野克巳(おくの・かつみ) 立教大学異文化コミュニケーション学部教授。著作に『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(2018年、亜紀書房)など多数。共訳書に、エドゥアルド・コーン著『森は考える―人間的なるものを超えた人類学』(2016年、亜紀書房)、レーン・ウィラースレフ著『ソウル・ハンターズ―シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学』(2018年、亜紀書房)。 宮崎幸子(みやざき・さちこ) 立教大学大学院博士後期課程に在学。文化人類学専攻。 論文に「相馬野馬追の『人と馬』の関係から福島県相双地方の復興を探る―マルチスピーシーズ民族誌の可能性―」(2018年、立教大学異文化コミュニケーション研究科修士論文)がある。
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最首 悟『能力で人を分けなくなる日』
¥1,540
シリーズ「あいだで考える」 不確かな時代を共に生きていくために必要な 「自ら考える力」 「他者と対話する力」 「遠い世界を想像する力」 を養う多様な視点を提供する、 10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。 * 本書は、著者の第4子で重度の知的障害者である星子さんとの暮らしや、津久井やまゆり園事件の犯人「植松青年」との手紙のやりとり、また1977年から通い続けた水俣の地と水俣病などについて、10代の3人の若者を相手に語った記録である。能力主義と優生思想、人とのかかわり、個・自立・責任、差別、脳死、人の生死といのち……などをめぐって話しあい、いのちに価値づけはできるのか、「共に生きる」とはどういうことかを考える。(装画:中井敦子) 【目次】 はじめに 第1回 頼り頼られるはひとつのこと 「3人の自分」と星子さんの誕生 星子さんとの暮らし 頼り頼られるはひとつのこと コラム 「聴(ゆる)す」=心をひらいて聞く 第2回 私の弱さと能力主義 「弱さ」と能力 やまゆり園事件の植松青年とのかかわり 能力で人の生死を決められるのか 第3回 開いた世界と閉じた世界 社会の中の優生思想 自立と自己責任 「個人」の西欧と「場」の日本 コラム 「いる」と「ある」の違い 開いた世界と閉じた世界 コラム 日本語の中の成り行き主義 いのちの中の死と生 第4回 いのちと価値のあいだ 差別と水俣病 石牟礼道子が伝えた水俣 いのちと価値のあいだ おわりに いのちと価値のあいだをもっと考えるための 作品案内 判型:四六判変型 168mm × 130mm 造本:並製 頁数:160頁 [著]最首 悟(サイシュ サトル) 最首悟(さいしゅ・さとる) 1936年福島県生まれ。生物学者、社会学者、思想家。東京大学教養学部助手を27年間務め、1977年より第一次不知火海総合学術調査団(水俣病に関する実地調査研究)に参加、第二次調査団長を務めた。また障害者の地域作業所「カプカプ」の設立・運営に携わる。現在、和光大学名誉教授。著書に『いのちの言の葉』(春秋社)『新・明日もまた今日のごとく』(くんぷる)『「痞」という病いからの』(どうぶつ社)『星子が居る』(世織書房)ほか多数。
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姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』
¥979
刊行時から話題沸騰、東大で一番読まれた本! 2019年に上野千鶴子さんの東大入学祝辞や様々な媒体で取り上げられた話題作が文庫で登場! 横浜市青葉区で三人きょうだいの長女として育ち、県立高校を経て中堅の女子大学に入った美咲と、渋谷区広尾の国家公 務員宿舎で育ち東大に入ったつばさ。偶然に出会って恋に落ちた境遇の違う二人だったが、別の女の子へと気持ち が移ってしまったつばさは、大学の友人らが立ち上げたサークル「星座研究会」(いわゆるヤリサー)の飲み会に美咲を呼ぶ。そ して酒を飲ませ、仲間と一緒に辱めるのだ…。美咲が部屋から逃げ110番通報したことで事件が明るみに出る。 頭脳優秀でプライドが高い彼らにあったのは『東大ではない人間を馬鹿にしたい欲』だけ だったのだ。さらに、事件のニュースを知った人たちが、SNSで美咲を「東大生狙いの勘違い女」扱いするのだ。 読み手の無意識下にあるブランド意識、優越感や劣等感、学歴による序列や格差の実態をあぶり出し、自分は加害者と何が違うのだと問いかけ、気づきを促す社会派小説の傑作! 柴田錬三郎賞選考委員絶賛! 無知な若者を生み出した社会構造と、優越、業といった人間の醜さが、本作には鮮烈に描いてある。——伊集院静 どちらか一方を悪者に仕立て、もう一方を被害者に仕立てがちだが、本作はそんな単純な構図では描かれていない。——逢坂剛 女たちの憂鬱と絶望を、優れたフィクションで明確に表した才能と心意気は称賛されるべきである。——桐野夏生 テーマ性とメッセージ性の際立つ作品、批判をおそれず書かれた力作だ。——篠田節子 平成における最も重要な本の一冊だと私は考える。——林真理子 文庫判・557ページ
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安田潤司『パンクス 青の時代』
¥2,860
『ちょっとの雨ならがまん』監督 安田潤司の自伝的エッセイ。 パンクシーンの最重要記憶と記録、ついに解禁!!! 1981年、突如産声を上げた日本のハードコアパンクは、GAUZE、G.I.S.M.、THE COMES、THE EXECUTEを中心に広がり、THE STALIN、町田町蔵、ZELDA、じゃがたら、などと共に、シーンを席巻していった……。 <主な内容> 初めてのハードコアパンク/アナーキー/麻薬と買春の街で見た映画『狂い咲きサンダーロード』/下北沢五番街レコード/GISM BARMY ARMY/横山SAKEVI/法政大学学生会館ホール 東京バトルデイズ1/PUNKS 5DAYS池袋文芸坐ル・ピリエ/記憶喪失 東京バトルデイズ2/ラフィンノーズ ソノシートばら撒き/ハナタラシ/ガスバーナーパニック/BEAST ARTS発足「黙示録Apocalypse 6 6 6」/飴屋法水×横山SAKEVI/MASAMI 追悼GIG/DJ KRUSHとTOKYO DEEP/+R GISM.永久凍結/Ustreamとライブ配信/2011年3月11日/烈波壊虐音群突入911/くそったれの世界……etc. 装幀・紙版 : 佐々木暁 版型:四六変型 ページ数:360 製本:並製
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オノ・ヨーコ『頭の中で組みたてる絵』
¥2,350
62年のオノ・ヨーコの展覧会はコンセプチュアル・アートを実現した先駆者の記録となった。画期的な試みを紙上収録し、いま再び日本でも注目を集めているオノの芸術の想像力と魂に迫る。 縦17.8cm×横17.8cm・上製64頁
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岸本佐知子『わからない 』
¥2,530
名翻訳家/エッセイストが贈る、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越すエッセイ集。単行本未収録、四半世紀分のキシモトワールド ー 四半世紀分のキシモトワールド ー リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を集大成したものだ。 全三章で構成。 第一章は、「前世が見える」という人に教わった著者の前世の物語「わからない」、一度も訪れたことのない場所を精緻な妄想で描写する「ここ行ったことない」等、ヴァラエティ豊かなエッセイを集める。 第二章は、書評の意味を崩壊させてしまった伝説の朝日新聞連載「ベストセラー快読」、子供のころ猿のように繰り返し読んでいた本を今読んだらどうなるのか実験した「もう一度読んでみた」等、本にまつわる文章でまとめた。 さらに第三章として、キシモトワールドのエッセンスを凝縮したようなウェブ日記「実録・気になる部分」等、2000年代の「日記」を収録。いずれの章も、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越す著者の真骨頂が堪能できる。 危険防止のため、電車の中では読むことをお控えください。 [目次] I わからない カルピスのモロモロ アシブト、アシボソ わからない イエス脳 猿の眉毛タウンの謎 オカルト こんにちは、わたしがママよ あいや天気予報 肥後守は何のカミ 珍しいキノコの収集 私のこだわり ①人々がなすすべもなく右往左往する映画 ②テロップを見ない ③エンドレス心霊動画 彼ら オバQ、あるいはドラえもん 回廊 スケッチブックの日誌 猫の松葉杖 猫失いの守り札 墓と馬鹿 地獄、やって〼 謎三題 『デン助劇場』 『オー! マイキー』が必見である理由 邪悪すれすれ。 福助エルメス 危険なキノコ 旅ぎらい たぶん死ぬまで忘れない一つの単語 私が信号を赤で渡るわけ ハイク生成装置 これから英語を勉強しなければならないみなさんへ このあいだ行った店 わたしのいえ ここ行ったことない ①回転寿司 ②ブータン ③YRP野比 ④お台場 II 本と人 もう一度読んでみた ①『クマのプーさん プー横丁にたった家』 ②『海のおばけオーリー』 ③『にんじん』 ④『小僧の神様 他十篇』 ⑤『銀の匙』その1 ⑥『銀の匙』その2 ⑦『ムツゴロウの無人島記』 ベストセラー快読 書評 カーリーのニュクニュク リディア・デイヴィスとのこと 『にんじん』と私 漱石嫌い 悪文について ビリビリフレイン かっぱかっぱらった/かっぱらっぱかっぱらった 私の愛する日記本 おでんの大根本 すごいよ!! ヨシオさん お座敷宇宙 三浦しをんさんのこと ミエコさんとワタシ 「坪センパイ」と世田谷 翻訳小説食わず嫌いにとりあえずお勧めしたい何冊か III 日記 二〇〇〇年〜二〇〇八年 実録・気になる部分 翻訳グルグル日記 カブトムシ日記 おおむね読書日記 あとがき [著者紹介] 岸本 佐知子(きしもと・さちこ) 上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。訳書にL・ベルリン『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』、L・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』『分解する』『話の終わり』『サミュエル・ジョンソンが怒っている』、A・スミス『五月 その他の短篇』、M・ジュライ『いちばんここに似合う人』、G・ソーンダーズ『十二月の十日』『短くて恐ろしいフィルの時代』、J・ウィンターソン『灯台守の話』、S・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、N・ベイカー『中二階』、T・ジョーンズ『拳闘士の休息』、S・タン『内なる町から来た話』『セミ』など。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』など。著書に『気になる部分』『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)『ひみつのしつもん』『死ぬまでに行きたい海』などがある。 判型・ページ数:4-6・384ページ
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【サイン本】森見登美彦ほか『城崎にて 四篇』
¥2,530
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 「城崎は、カニがうまい」 大和八木駅近くの焼き鳥屋に、奈良県ゆかりの作家が何人か集まり、しょうもない話をしていたときのことである。森見登美彦氏の何気ない一言をきっかけに、われわれは城崎温泉を訪れることとなった。宿は川口屋城崎リバーサイドホテル。カニ料理のフルコースに舌鼓を打ち、遊技場でスマートボールや射的に興じ、ロープウェイに乗って温泉寺に詣で、城崎文芸館を訪問した。実にユカイな旅行であり、その旅の思い出としてここに本書を刊行する。 2023年12月、4人の文士たちが城崎温泉を訪れた。彼らはカニ料理に舌鼓を打ち、スマートボールや射的に興じ、ロープウェイで温泉寺に詣で、カニ塚に参り、温泉卵を食べ、城崎文芸館を訪問した。城崎取材旅行を堪能した男たちによる、四篇の「城崎にて」を採録したアンソロジー。 目次 城崎にて あをにまる 城崎にて 円居挽 城崎にて 草香去来 城崎にて 森見登美彦 装幀:川名潤 判型:四六判上製、カバーなし、表紙箔押し 【著者略歴】 森見登美彦【著】 1979年、奈良県生駒市に生まれる。小説家。『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー、最新作は『シャーロック・ホームズの凱旋』。好きな食べ物はチャーハン。城崎にて人生初のスマートボールを楽しむ。 円居挽【著】 1983年、奈良県奈良市に生まれる。小説家としてデビューしたが近年はゲームシナリオや漫画原作の仕事ばかりしており、本業が解らなくなりつつある。好きな食べ物はラーメン。城崎にて5杯分の蟹を貪り喰った。 あをにまる【著】 1994年生まれ。奈良県出身、在住。「ファンキー竹取物語」が、はてなインターネット文学賞・大賞を受賞。同作を収録した『今昔奈良物語集』にて、2022年に作家デビュー。現在は地元奈良でWebライター、ラジオパーソナリティ等の活動も行っている。城崎にて、テンションが上がり過ぎて集合時刻の2時間半前に到着した。 草香去来【著】 1982年、奈良県北葛城郡新庄町(現・葛城市)に生まれる。現在は本業のかたわら細々と文筆を行う。漫画『半助喰物帖』(講談社)の原作も担当した。好きな食べ物は餃子。城崎にて、カメムシが服にくっついて大変な目に遭う。
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古性 のち 『雨夜の星をさがして』
¥2,200
ー 四季のあわいを感じる美しい言葉の辞典 ー この本は四季の美しい言葉たちの蒐集本です。 時代とともに姿や意味を変えながらこれまで脈々と大切に受け継がれてきた 大切な言葉たちをひとつずつ、丁寧に編集しています。 詩やエッセイ、物語や写真だけのページもあります。 辞書のように使ってもらっても、 眠れない夜にパラパラとめくっても、 美術館で展示を眺めるように、 ひたすら好きなだけ写真の世界を旅しても大丈夫。 普段目で捉えることができなくとも、 確かに存在している万物の息遣いを 感じてもらえたらしあわせです。 あの日知りたかったあの名前と、あなたがどうか出会えますように。 古性 のち 目次 | Contents 1.春 | 雪解けとともに縮こまっていた心がほどけ、万物が「この国に生まれてよかった」と微笑みあう季節 - 春万物オリジナルスペシャルブレンド P10-11 - 春の美しい日本語と写真辞典 P14-45 - 思わせぶりで気まぐれな彼女 P46-47 2.夏 | 茹だるような暑さと矢継ぎ早に繰り出される行事たちのはざまで、忙しなく心躍る季節 - 夏のオノマトペ集 P56-57 - 夏の美しい日本語と写真辞典 P58-97 3.秋 | 世界がゆっくりと眠りにつく準備を始め、どうしようもない切なさに包まれる季節 - 秋の美しい日本語と写真辞典 P100-131 - それからのはなしP132-135 4. 冬 | 暖かな春を待ちながら「人間も冬眠できればよ良いのに」とぼやきつつ、夜空の美しさや銀世界につい見惚れてしまう季節 - 冬三日月 P132-141 - 冬の美しい日本語と写真辞典 – P148-177 - Snow. - 今朝の冬 P179 5.あとがき 【著者】 古性 のち(コショウ ノチ) 1989 年横浜生まれ。写真家、コラムニスト、BRIGHTLOGG,INC 取締役。日本や世界中を旅しながら、自身の写真と美しい日本語を編む作品をSNSを中心に活動する。共著に『Instagram あたらしい商品写真のレシピ(玄光社)』。愛機はFUJIFILM X-T3、Nikon Z 6II。
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朝倉圭一『わからないままの民藝』
¥2,970
【内容】 わからなくて、愛おしい。 飛騨高山の工藝店「やわい屋」の店主が“新時代の民藝”の姿を生き生きと綴った、これまでにない、新しい民藝エッセイ。 「わからないまま」は、「わかる」や、「わかった」よりもずっと信頼できる。 なんとなく、且つ、強く、そう感じている僕ですが、この本を読んでそれに自信が持てました。 生活者の体感と、博識な言語世界を縦横無尽に旅して、独特な感性で見つめるような朝倉さんの思索や活動は、それ自体が民藝のよう。さすが、民藝運動の父・柳宗悦が「旅の心を誘うところ」と言った飛騨国に生まれ育った人です。 ――星野概念(精神科医など) ◎カヴァー写真:表萌々花 【内容目次】 はじめに 第1章 民藝の百年を遡る ……百年前の若き日の民藝の先達が見つめた先にあった日常について 民藝はわかりにくい 民藝は誰のものだったのか それぞれの「健康」と「自然」 民藝の特性とありのままの暮らし もののない時代を生きた人々 発酵と祈りの国 「生活」は変わらないもの 第2章 飛騨高山と観光と民藝運動 ……飛騨地域における民藝運動の歴史について まちづくりと民藝運動 柳宗悦と飛騨――「飛騨国は旅の心を誘うところであります」 (1) 初めての飛騨 一九二五?二七 (2) 戦後の飛騨 一九三四?四八 (3) 最後の旅 一九五三 飛騨・民藝運動のはじまり 花森安治と飛騨――「おとぎばなしのような町」 飛騨民藝運動の父・日下部礼一が遺したもの 第3章 工藝店「やわい屋」の物語 ……自身の半生と「やわい屋」における日々について やわい屋前夜 民藝との馴れ初め 差し込んだ光と湯?み 僕らの古民家再生物語 我が家の完成 やわい屋のこぼれ話 仕入れたものは売るためのもの 日本民藝館に初めて行った日 「こんにちは」で迎える 第4章 現代に息づく民藝 ……これからの時代を共に歩む親しい同行者としての民藝について 見えないものへの眼差し 「ものづくり」に見る未来の姿 「待てる」関係の育み方 「いとおしさ」で?がる未来 「協力」「結合」「共有」の世界 利他と民藝 無事の民藝 あの日のとんかつは民藝だった おわりに 【著者略歴】 朝倉圭一(あさくら・けいいち) 1984年岐阜県高山市生まれ。民藝の器と私設図書館「やわい屋」店主。愛知県立芸術大学非常勤講師、飛騨民芸協会理事、雑誌『民藝』編集委員。移築した築150年の古民家に家族で暮らしながら、器を売って本を読んで暮らしている。松本紹圭『日常からはじまるサステナビリティ』(淡交社、2024年)に対談者の一人として参加している。Podcast「ちぐはぐ学入門」を不定期で配信中。 大きさ:191x135x22 mm
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『ロイヤルホストで夜まで語りたい』
¥1,760
ロイヤルホストを愛する書き手17人が集った、エッセイアンソロジー!ここでしか食べられない料理メニュー、来店の度に心地よさを覚えるサービスで多くのファンがいるロイヤルホスト。そんな特別な場での一人ひとりの記憶を味わえる一冊。 【執筆者(50音順、敬称略)】青木さやか/朝井リョウ/朝比奈秋/稲田俊輔/上坂あゆ美/宇垣美里/織守きょうや/温又柔/古賀及子/高橋ユキ/似鳥鶏/能町みね子/平野紗季子/ブレイディみかこ/宮島未奈/村瀬秀信/柚木麻子 四六判並製 208ページ 装画:サヌキナオヤ イラスト:一色美奈保 ブックデザイン:大島依提亜
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森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』
¥1,100
このままだと日本は必ず没落する…….1999年に刊行された本書は,2050年を見据えて書かれているが,驚くほど現在の日本の現実を予見している.なぜそうなるのか,日本人の精神性と日本の金融,産業,教育の荒廃状況を舌鋒鋭く指摘し,その救済案「東北アジア共同体構想」を示し,救済案への障害となるものをも示す.(解説=中村達也) 編集部からのメッセージ 「日本はいま危険な状態にある」――1990年代末,2050年の日本を「没落する」と予言したのが,本書である.なぜそうなるのか.著者は次のように書いている. 「マルクスは経済が社会の土台であると考えるが,私は人間が土台だと考える.経済は人間という土台の上に建てられた上部構造にすぎない.それ故,将来の社会を予測する場合,まず土台の人間が予想時点までの間にどのように量的,質的に変化するかを考え,予想時点での人口を土台としてどのような上部構造――私の考えでは経済も上部構造の一つである――が構築できるかを考えるべきである.」 つまり,当時の13歳から18歳の人を見れば,50年後の政財界のトップがどうなっているかがわかる,というのである.これについての著者の見通しはまことに悲観的である.著者は,日本の戦後教育の問題点を厳しく指摘する. 「日本は,底辺からよりもむしろ頂点から崩れていく危険が大きいが,そういう事態は,現在の学生や子供たちが社会のトップになった二一世紀中頃にやってくるであろう.」 また,著者はこうした教育問題へのなみなみならぬ関心を示すとともに,日本の産業体制,金融体制についても厳しい批判の眼を向ける. 今,少なくとも日本の世界の中での政治的・経済的地位の「没落」は現実のものとなりつつある.著者は「ただ一つの救済案」として,「東北アジア共同体」案を唱えているが,左右両翼からの批判があるなか,はたしてうまく実現するだろうか.そのためには,中国・韓国などとの歴史の共同理解がまず必要である,と著者はいう. 11年前に書かれた本ではあるが,日本の現在・将来を見通し,今後どうしていくべきかを考えるために,いま一度読まれるべき本ではないだろうか.(2010年7月) はしがき 第一章 予想の方法論 私の「日本没落論」の始まり/私の方法論 第二章 人口の分裂 人口の長期予測/戦後の教育改革の影響/教育の役割――デュルケームの規定/一九九〇年代初めが重要な理由/社会変動に不感症の悲劇 第三章 精神の荒廃 エリート主義の欠如――覇気のない日本人/職業倫理の頽廃――イデオロギーの空白/寛容がもたらした思想的分裂/最近の日本での経験/二〇五〇年の土台/パレート的社会分析――ウェーバーとシュンペーター/活力なき土台 第四章 金融の荒廃 日本の破綻の原因/日本人の土地渇望と土地崇拝/土地バブルの背景/最悪の経営学――ノルマ商法/日本版ビッグ・バン 第五章 産業の荒廃 金融と産業の連動/日本的「仲良しクラブ制」/戦後産業体制の堕落/政治的イノベーションの欠如/破壊した経済体制の復修/昭和大恐慌での一私人の経験/なぜ九〇年代に行き詰まったか 第六章 教育の荒廃 進学率と高等教育の質/もう一つの難問――高学歴化/私の教育改革案/これで日本は立直れるか 第七章 ただ一つの救済案 歴史の共同理解の必要/東北アジア共同体案 第八章 救済案への障害 「実録,東条英機」/正義の戦いであったという悪夢/日本とはどういう国なんだろう/独自の日本史はありうるか/歴史の車輪を逆転させるな 付記 社会科学の暗黒分野 解説 中村達也 体裁:A6 ・ 226頁
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本のすみか編『いろいろな本屋のかたち』
¥1,650
移動型・イベント・オンライン・間借り・シェア型書店・他業種の店舗内・山の上など多種多様なかたちで本を売る「いろいろな本屋」の活動について、8名の本屋店主の方々に執筆いただき、まとめた本です。 本のすみかの店主も、無店舗時代のことを書いており、9名分の体験談を読むことができます。 参加本屋:くらしの本 ponte、ブックスタンドYori、Books移動祝祭日、クマヒコ書房、KAZENONE BOOK、杣Books、すなば書房、いどうほんやKOKO、本のすみか 本屋にまつわる本はたくさん発行されていますが、実店舗のある本屋がとりあげられることがほとんど。私が昨年「オンラインで本を売っていこう!」と思った時に参考になる本がなかったことがこの本を作りたいと思ったきっかけです。 どうせ自分の体験談をまとめるならば、様々なスタイルの本屋さんの体験談や活動内容を集めた本にするほうが面白いのではないか?と思い、私が個人的に面白いなと思う活動をしている方々にお願いして執筆いただきました。 本屋をやりたいと思っている人はもちろん、他の業種のお店を始めようと思っている方や、本や本屋さんが好きな方にもぜひ読んでいただきたい一冊に仕上がりました。ーーー本のすみか店主 B6判:128ページ / 写真ページはオールカラー
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松本俊彦・横道誠『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』
¥2,420
「ダメ。ゼッタイ」に代わる、有効な手立てはありうるのか? 依存は回復の始まり。 やめればいいってものじゃない!? 連載時から当事者、当事者家族、支援者・専門家を騒然とさせた 不良患者×不良医師による画期的な往復書簡がついに書籍化――。 現代人にとって最も身近な「病」である依存症――非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、その対象は多岐にわたる。 そんななか最も身近な依存物質であるアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する文学研究者・横道誠と、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症で、依存症治療を専門とする精神科医・松本俊彦の、一筋縄ではいかない往復書簡が始まった。最小単位、たったふたりから始まる自助グループ。 依存症の裏側にある、さらにその深淵へ! 特別鼎談「ギャンブル依存症問題を考える(ゲスト:田中紀子)」も収録。 判型:四六変形 ページ数:304ページ
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堂本かおる『絵本戦争 禁書されるアメリカの未来』
¥2,970
アメリカではいま、保守派による禁書運動が暴走している 黒人、LGBTQ、アジア系、アメリカ先住民…マイノリティを描いた絵本がなぜ禁書されてしまうのか NY在住ライターが禁書となった数々の絵本を通して見る、アメリカの姿 非営利団体「ペン・アメリカ」によると2023-2024学校年度に、前学校年度の2.7倍にあたる4231種類の本が禁書指定された。アメリカでいま、何が起きているのか。 この禁書運動は2021年に突如として始まった。ターゲットになっているのは、禁書運動を推進する保守派の親や政治家が理想とする<古き良きアメリカ>にとって都合の悪い、子ども向けの本たちだ。 黒人、LGBTQ、女性、障害、ラティーノ/ヒスパニック、アジア系、イスラム教徒、アメリカ先住民……8つのトピックにわけて、禁書運動の犠牲となった数々の絵本を一冊ずつ見ていくことで、マイノリティの苦難の歴史と、その中で力強く生きる姿、そして深刻化している政治的な対立<文化戦争>の最前線を知る。トランプの大統領再選が決まったいま、必読の一冊。 判型:四六判 ページ数:200ページ
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寺尾紗穂『彗星の孤独』
¥2,310
SOLD OUT
※ 寺尾紗穂さん書き下ろしの特典冊子付 私も父も彗星だったのかもしれない。暗い宇宙の中、それぞれの軌道を旅する涙もろい存在。ふたつの軌道はぐるっと回って、最後の最後でようやく少しだけ交わった。そんな気がした。――「二つの彗星」 「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。ひとりの人間として、母として、女として切実に生きる日常を、世界を、愛おしく、 時には怒りにも似た決意を持って綴る。闇から明かりさす世界に向かう、光のような言葉。 亡父・寺尾次郎(字幕翻訳家)について書き、大きな反響を呼んだ「二つの彗星」をはじめ、新聞、雑誌、ウェブ、これまで様々な媒体で書いた文章の他に、大幅に書き下ろしを追加。唯一無二の音楽家・文筆家による待望のエッセイ集。 【目次】 Ⅰ 残照 愛し、日々 御身 風はびゅうびゅう 青い夜のさよなら 楕円の夢 たよりないもののために Ⅱ あれが恋だったとは思わない ある一日の話 カラスの話 ダンゴムシの話 ぶらぶらしているおじさんたちの話 インコの話 帰ったら犬がいた話 呵責 丼のあたたかさ Ⅲ Zinesterの夜 FMヨコハマに行った日のこと 河童は死んでいない 原発と私 犀の角 せめて鳳仙花の種をもう一粒 「言葉以前」の人々のように Ⅳ 高知 心の調律師 長野 無言館 高知 ちょうちょう 東京 来てみりゃ八丈は情け島 沖縄 軍用地ローン 高知 カフェパウリスタ パラオ ジャングルの防空壕 熊本 日本の中の異国 高知 批判された南米移住 富山 姥石探索 山形 ボインの神様 福島 フクロウ信仰 宮城 石神さま 広島 言葉はいらない 高知 戦中の上林暁 千葉 なんの場所かわからない場所 鳥取 私の神様 大阪 安藤さんの部屋 宮崎 戦争と銃剣道 高知 ネオニコチノイド 東京 野口英世の顔 兵庫 手におえないもの 埼玉 ビワと雀 長野 夭折者の音楽 福岡 先入観と現場 広島 原爆孤児を助けたヤクザ 岐阜 風の神様 北海道 旭川のパラオ 愛媛 主張と主張の間をぬう 高知 ハンガーとハレルヤ 宮城 芭蕉の見た燈籠 京都 密やかに学ぶ 沖縄 和して同ぜず 長野 程度の問題 千葉 変革は静かに進む ひとりの祈り Ⅴ 二つの彗星 ーー父・寺尾次郎の死に寄せて 長いあとがき 四六判 縦192mm 横133mm 厚さ20mm 320ページ 仮フランス装 寺尾紗穂 SAHO TERAO 音楽家。文筆家。1981年11月7日東京生まれ。 2007年ピアノ弾き語りによるアルバム『御身onmi』が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。ソロアルバム『愛し、日々』『御身onmi』『風はびゅうびゅう』『愛の秘密』『残照』『青い夜のさよなら』『楕円の夢』『わたしの好きなわらべうた』『たよりないもののために』をリリース。並行して伊賀航、あだち麗三郎と結成したバンド「冬にわかれて」の始動、坂口恭平バンドにも参加。映画の主題歌提供、CM音楽制作やナレーション、エッセイやルポなど、活動は多岐にわたる。新聞、ウェブなどで連載を持ち、朝日新聞書評委員も務める。著書に『評伝 川島芳子』『愛し、日々』『原発労働者』『南洋と私』『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』、編著書に『音楽のまわり』がある。
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三好 愛『ゆめがきました』
¥2,200
とらえどころのない気持ちや経験を見事にイラストにし、 エッセイにも注目が集まる作家が描く、初の絵本。 寝ているひとたちみんなのところに「ゆめ」はきました。「よぞらでゼリーをたべるゆめ」「おかあさんがふえるゆめ」「ねことおんせんにいくゆめ」…、今日はどんなゆめがやってくる? おやすみ絵本に、あらたな傑作。 著者情報 作: 三好 愛(ミヨシアイ) イラストレーター。東京都在住。ことばから着想を得る不思議な世界観のイラストが人気を集め、装画や挿画を数多く担当するほか、クリープハイプや関取花のツアーグッズなども手がける。著書に、エッセイ集『ざらざらをさわる』(晶文社)、『怪談未満』(柏書房)がある。「みんなのミシマガジン」(ミシマ社)にてエッセイ「犬のうんちとわかりあう」を連載中。 装丁:大島依提亜 判型:A4変形上製 頁数:32 ページ
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『BETTER FOOD vol.3』
¥2,948
食分野におけるサステナビリティの先行事例を紹介する不定期刊行誌〈ベターフード〉第三号の特集は「エシカルフード最前線(バリ島)」。編集部自らバリ島に3週間滞在し、現地のレストランやホテル、農家から村の司祭まで、注目すべき人々へインタビューを行った。風光明媚なビーチから、熱帯特有のエネルギー溢れるジャングルまで、バリ島にどっぷりと浸かりながら現地の熱気を詰め込んだ一冊。より良いフードシステムを創ろうと奮闘するバリの人々のリアルに迫る。 目次 ⚪︎レス・イズ・モア バリ島北部、レス村にてバリの伝統料理を提供するダプール・バリ・ムラ。この店に、決まったメニューはない。村で採れた食材、そして漁師から直接買うシーフードが、その日の料理を決める。店のオーナーであり、村の司祭も務めるジェロに話を聞いた。彼が発信するレス村の魅力、そして食と祈りの関係性について。 ⚪︎レストランを超える何か 本誌創刊号にて取材した地産地消を実践するレストラン、ロカヴォアが「NXT」として生まれ変わった。屋上菜園、ソーラーパネル、廃棄物リサイクルセンター、キノコ栽培スペース、養蜂、発酵部屋、宿泊施設などなど。それはまさに「レストラン以上の何か」である。ヘッドシェフであるイルケ氏への2ndインタビュー。 ⚪︎バリ産スペシャルティコーヒーへの挑戦 バリ島北東部ウリアン村にある「Arca Ulian Coffee」2代目オーナー、イ・ワヤン・アルカ。元バーテンダーの異色経歴を持つ彼は、10年前からコーヒー農家に転身し、バリ産スペシャルティコーヒーの品質向上に情熱を注ぐ。村ごと巻き込みながらより良いコーヒーを栽培する彼の挑戦について。 ⚪︎グッドタイムス、ドゥグッド ビーチクラブとして有名な「Desa Potato Head」は施設内にバー、レストラン、宿泊施設、ナイトクラブなども併設。”Good Times, Do Good.”をコンセプトに、ご機嫌な時間とソーシャルグッドの両立を目指すポテトヘッドのサステナビリティ・ダイレクターとクリエイティブ・カリナリー・ダイレクターに話を聞いた。 ⚪︎2030年までにバリ島の米農家の10%をリジェネラティブに 観光客が急増するバリ島ではオーバーツーリズムや乱開発、交通渋滞が社会問題に。美しい自然は消え、農地減少や農家の高齢化も進行。バリ島の主要産業である観光業と農業がより持続可能な道を模索する中、その双方にてリジェネラティブなアプローチを推進するAstungkara Wayのトンギー氏に話を聞いた。 ⚪︎持続可能性とは他者を思いやること バリ島の文化的中心地ウブドの一角に佇むRoom 4 Dessert。アメリカ出身のパティシエ、ウィル・ゴールドファーブが経営する同店では、バリ産のカカオやスパイス、フルーツ、ハーブを活かしたデザートメニューに特化したコース料理を提供する。「持続可能性とは他者を思いやること」と語る彼のビジョンとは? ⚪︎ソイルプロジェクト 土から作るコーヒー スペシャルティコーヒーの産地として名を広めたアフリカの小国ルワンダ。しかし、現地では肥料不足が農家にとって深刻な課題に。ルワンダ産コーヒーを長年取り扱うオニバスコーヒーは現地でコンポストを作る「ソイル・プロジェクト」を立ち上げた。コーヒーを愛する私たちが未来のためにできることとは? ⚪︎シェフが挑む環境再生型農業 パリ市内からおよそ40km離れた場所に、今注目を集めるレストランがある。オーストラリア出身の2人のシェフが営む「Le Doyenné」だ。彼らは広大な敷地で環境再生型農業を自ら実践し、自然のリズムに寄り添いながら、季節ごとの旬の収穫物を最高の状態で提供している。シェフが目指す新しい食のあり方とは? ⚪︎今ここを感じる パリの地元民に愛されるウェルネスホテル 観光客急増による「オーバーツーリズム」が社会問題となる中、ホスピタリティ業界は旅行者と地元住民をいかに平和的に結びつけることができるのだろうか。パリの地元民にも愛されるウェルネスホテル「Hoy」と併設されたプラントベースレストラン「MESA de HOY」を経営するシャルロット氏に話を聞いた。 ⚪︎食べることで、社会を変える アウトドアウェアで知られるパタゴニアは2012年に食品事業パタゴニア プロビジョンズを開始。創業者イヴォン・シュイナード氏は「我々が本気で地球を守りたいのなら、それを始めるのは食べ物だ」と語り、持続可能なフードシステムへの変革を目指す。同事業について、パタゴニア日本支社の近藤氏に話を伺った。 ⚪︎いつか家に帰ることを夢見て タイにおける児童労働や人身売買、労働搾取に長年取り組むLPN(Labor Protection Network)は、特に同国の水産業における劣悪な労働環境に苦しむ多くの漁師たちを救出してきた。私たちが食べるシーフードの裏側、そしてLPNの活動について、代表のパティマ氏にその取り組みを伺った。 260 x 200 x 12 mm ページ数:168
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万城目学『新版 ザ・万字固め』
¥1,870
SOLD OUT
現実と異界を自在に行き来するマキメ文学、その発想の源に迫る随筆が満載。 『ザ・万字固め』(2013 年刊)に5 本を加えた30本が、装い新たに復活。 文学賞の落選にいじけ、瓢箪やまりもの生育と観察に没頭し、執筆の逃避から妄想を膨らませ、投資で大やけどを負い、旅と食べものと関西を愛し、今日も物語をつむぐ。直木賞作家の日常&奇想天外な世界。 爆笑の直木賞受賞エッセイも収録! ――本文より―― 直木賞、直木賞、織田作之助賞、直木賞、直木賞、山田風太郎賞、直木賞、山田風太郎賞、山本周五郎賞、山田風太郎賞――。十七年前に『鹿男あをによし』が直木賞にノミネートされてから、私がこれまで候補に挙がった、文豪の名前を冠した有名文学賞の数々である。これらすべてに落選してきた。 ●修正情報 本文中の記載に、次のとおり誤りがございました。 230ページ最終行 訂正し、謹んでお詫び申し上げます。 編集部 目次 受賞のことば マキメマナブの日常 旅するマキメ! デリシャス八重奏 やけどのあと(2011東京電力株主総会リポート) マキメマナブの関西考 ザ・万字固め 判型:四六判並製 頁数:256 ページ
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【サイン本・書き損じあり】豊田道倫『午前三時のサーチライト』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サイン時に書き損じがありました。当日が豊田さん55歳の誕生日なので今回は日付を入れたのですが、55歳のなったという話をしていたので2/3が5/5になり修正しているバージョンです。こちらの方が貴重かも?w 大阪へ 東京からの転居、コロナ禍での先行きの見えない日々。寂寥感と欲望。 生活とイリュージョンの往還からうまれた20篇の物語。 消えた女、死んでしまった友人、家族、行きずりの出会いと別れ。生活をとりまく些細な出来事から湧き上がるエモーション。 パラダイス・ガラージ、豊田道倫&His Band!などの活動で知られるミュージシャン・豊田道倫によって、感傷的な現実と幻想のあわいを溶かすような文体でつづられる待望の短編小説集。 【目次】 赤い腕時計の女 タール一ミリのメンソール 再会 眠剤入りラーメンを食べながら 春寒の夜に想うこと スラム街の悲しい目をした犬 寝物語 四文屋にて 二〇二二年十月三十日の夜 開かずのドア 神経精神科三階‐22 多景湯にて 光明の街 無題 帰還 岸さん 雨宮さんのこと この駅にて モーニング・セットの後 愛がなくなった街で 体裁 編集:五十嵐健司 装丁:山田拓矢 組版:孝学直、木原香苗 体裁:四六判変型 頁数:224頁 著者プロフィール 豊田道倫(とよた・みちのり) 1970年、岡山県倉敷市生まれ。大阪府豊中市で育つ。1995年、パラダイス・ガラージ名義の『ROCK‘N’ ROLL1500』でCDデビュー。それから、ソロ名義等で多数のアルバムを発表。2020年、25年住んだ東京から、大阪市内に転居。自主レーベル「25時」でCD、ZINE等を発表。著作は『東京で何してる?』(2011年、河出書房新社)、『たった一行だけの詩を、あのひとにほめられたい』(2013年、晶文社)に続いて、3作目となる。
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【サイン本】豊田道倫『午前三時のサーチライト』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 大阪へ 東京からの転居、コロナ禍での先行きの見えない日々。寂寥感と欲望。 生活とイリュージョンの往還からうまれた20篇の物語。 消えた女、死んでしまった友人、家族、行きずりの出会いと別れ。生活をとりまく些細な出来事から湧き上がるエモーション。 パラダイス・ガラージ、豊田道倫&His Band!などの活動で知られるミュージシャン・豊田道倫によって、感傷的な現実と幻想のあわいを溶かすような文体でつづられる待望の短編小説集。 【目次】 赤い腕時計の女 タール一ミリのメンソール 再会 眠剤入りラーメンを食べながら 春寒の夜に想うこと スラム街の悲しい目をした犬 寝物語 四文屋にて 二〇二二年十月三十日の夜 開かずのドア 神経精神科三階‐22 多景湯にて 光明の街 無題 帰還 岸さん 雨宮さんのこと この駅にて モーニング・セットの後 愛がなくなった街で 体裁 編集:五十嵐健司 装丁:山田拓矢 組版:孝学直、木原香苗 体裁:四六判変型 頁数:224頁 著者プロフィール 豊田道倫(とよた・みちのり) 1970年、岡山県倉敷市生まれ。大阪府豊中市で育つ。1995年、パラダイス・ガラージ名義の『ROCK‘N’ ROLL1500』でCDデビュー。それから、ソロ名義等で多数のアルバムを発表。2020年、25年住んだ東京から、大阪市内に転居。自主レーベル「25時」でCD、ZINE等を発表。著作は『東京で何してる?』(2011年、河出書房新社)、『たった一行だけの詩を、あのひとにほめられたい』(2013年、晶文社)に続いて、3作目となる。
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【サイン本】十文字青『私の猫』
¥2,420
※ 著者直筆サイン本です。 著者がこれまで発表したなかでも指折りの傑作短編である表題作を軸に、書き下ろし二篇と単行本未収録一篇を加えた作品集。 表題作を含む四篇を収録。 「書肆imasu」レーベル第一弾。 収録作品: 父と猫 19981999 愛はたまらなく恋しい 私の猫 【目次】 父と猫 19981999 愛はたまらなく恋しい 私の猫 装画:タダジュン 装幀:名久井直子 本文組版:はあどわあく(大石十三夫) 判型:四六判上製、カバーなし、表紙箔押し 著者略歴 十文字青【著】 作家。北海道生まれ。 北海道大学文学部卒。 北海道在住。
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牟田都子『校正・校閲11の現場』
¥2,200
言葉のあるところには、すべて校正がある。 世の中には様々な校正・校閲の現場があるはずなのに、現場に関わる人以外にはなかなか中が見えづらい。本書は、校正者の牟田都子さんが11箇所の校正・校閲の現場で働く方々に取材をした対談集です。 マンガ、レシピ、テレビ、辞書、ウェブ、法律書、スクール、地図、新聞、商業印刷物、雑誌、それぞれの現場における特徴や進行の仕方、仕事の醍醐味や難しさを伺い、その現場特有の仕事道具や、どのような経緯で今の仕事に就いたのかなども教えていただきました。 校正・校閲に興味のある方、言葉そのものに関心のある方にぜひ手にしていただきたい内容です。 【目次】 はじめに 1 マンガ 講談社校閲部 2 レシピ レタスクラブ(KADOKAWA LifeDesign) 3 テレビ タイトルアート 4 辞書 境田稔信 5 ウェブ ヴェリタ 6 法律書 有斐閣法律編集局校閲部 7 スクール 日本エディタースクール 8 地図 平凡社地図出版 9 新聞 毎日新聞社校閲センター 10 商業印刷物 タクトシステム 11 雑誌 BRUTUS(マガジンハウス) 参考文献 より校正・校閲を知るためのブックリスト おわりに 牟田都子(むた さとこ) 1977年、東京都生まれ。図書館員を経て出版社の校閲部に勤務。2018年より個人で書籍・雑誌の校正を行う。著書に『文にあたる』(亜紀書房)、共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、『本を贈る』(三輪舎)。 大きさ:210x141x10mm
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【サイン本】にしのあきひろ『ほんやのポンチョ』
¥1,650
※ 著者直筆サイン本です。ポストカード付。 ベストセラー『えんとつ町のプペル』に続く! にしのあきひろ脚本・監督の絵本。 不器用で商売下手な本屋さんが、行列のできる人気店になったのはなぜ? ポンチョと町の人たちが、本を通してつながっていく。優しい優しい物語。 本屋のポンチョは、力持ちだけど不器用で、商売が苦手。 それでもポンチョは、大好きな本に囲まれて幸せに暮らしています。 ポンチョの癖は、面白い本にメモを書き込んだり、ページを折ったりしてしまうこと。そんなことをしたら、売り物になりません。 ところがある日、女の子が訪れて、汚れた本を欲しがります。 「しるしのおかげでポンポンポンチョの ドキドキワクワクよくわかる これは せかい にひとつだけ とってもステキな『しるしぼん』」 町の人たちは、次第にポンチョが汚した「しるし本」を欲しがるようになりました。 そんなときに、お店が火事に! ポンチョは大事なものを取りに火の中へ――。 ポンチョはどうなる? お店はどうなる? 大きさ:217 x 217 x8 mm
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【特典付】奈良敏行『本屋のパンセ』三砂慶明編
¥2,420
※ 数量限定で奈良敏行さん直筆コメント入り『音信不通』を一部プレゼントいたします。コメントには数種類ございますが、お選びいただくことはできません。 昨年刊行された『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』(現在3刷)に続く第2弾! 2023年に惜しまれながら閉店した鳥取の名店は、43年間何をしてきたのか。 そして、これから何をしていくのか。 ”本屋的人間”の思索を詰め込んだエッセイ集! 名店の店主の人生の本200点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。 本を読むことの先に、本の中のような人生は扉を開いていなかった。とすると本そのものを生きるしかない。本を読むのでもない書くのでもない、本を売るという人生がそこにあった。(・・・) 本屋がなぜよかったかというと、本を読むことの先に待ち受けている「仕事」というものはなかったが、少なくとも本屋だけは過剰な思いを受けとめてくれるものだったからだ。その受けとめてくれるものが、本屋に属性的に存在する「あそび」と「ゆとり」だった。その「あそび」と「ゆとり」は、私においては読書会とミニコミ誌だった。(「あとがき これからの十年」より) 定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。オブジェが吊られた定有堂の店内を思い出しながら本書を読み、奈良さんのことばを受け継いで実践を続けようという決心が、青空のようにひらけた。 NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎 本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。本を並べ、ミニコミを出し、読書会をして、対話と思索を続けた。時流に遅れながら外界につながり、終わりはまた始まりになった。時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。 市場の古本屋ウララ・宇田智子
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石川直樹『チョ・オユー』
¥14,300
SOLD OUT
※ 未開封です。 今秋8000m峰全14座登頂を達成した史上初の写真家・石川直樹。2023年、13座目に登ったネパール・チベット国境に聳えるチョ・オユー山行を、極限下、中判カメラで写した全記録。 いつも軽口ばかり叩いているシェルパの友人であり、隊のリーダーでもあるミンマ・ギャルジェが、雲の隙間からチョ・オユーが見えたその瞬間に手を合わせて何かを祈っていた。ぼくたちはチベットの平原から氷河の入口に着こうとしているところだった。ミンマのそんな後ろ姿をこれまで見たことがなく、そのときはじめてチョ・オユーという山が、シェルパたちにとって特別な山であることを、ぼくは気づかされた。(中略) あのときの彼は、祖先の移住を見守ってきた大いなる神の御頭に祈りを捧げていたのではないか。ぼくにはそのようにしか思えなかった。──本書「チョ・オユーへの旅」より 判型・ページ数:B4 ・112ページ
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すなば『SWIPE』
¥1,650
『さよならシティボーイ』のすなば最新作! マッチングアプリで繋がった男女が、偶然の連続で交錯していく。それぞれの人生とすれ違う視線が交わるとき、何が生まれるのか。現代の恋愛と孤独をリアルに描き出す傑作群像劇。 大好評だったさんぽぶんこ『マッチングシンドローム』と『マッチングガール』の2作に、新たに4人の男女の視点を書き下ろしてまとめた1冊です。 B6サイズ/188P ■著者 ・すなば 1991年生まれ。広島県出身。東京在住。会社員として働く傍ら文筆家として活動。 エッセイのほか小説、短歌、自由律俳句なども発表している。 著書にエッセイ集『さよならシティボーイ』(トーキョーブンミャク)など。 海とシティが好き。 ■装丁・装画 ・坂内拓 東京都出身、イラストレーター。コラージュ作品をメインに、広告・書籍・雑誌・ジャケットのアートワークに携わる。 主な作品にVolkswagen広告、劇団ロロ「BGM」、映画「ハニーボーイ」、ポカリスエットCMソング「BLUE SOULS」のビジュアル等。 日常風景を叙情的に捉える視点や、作品に余白を作るミニマリストスタイルは、見る者に想像の余地を残し、様々な物語を紡いでいく。
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神戸新聞文化部・編『神戸とジャズ100年』
¥1,980
SOLD OUT
神戸のジャズ発祥から100年。 日本のトッププレーヤー、未来のジャズ界を担う若者たち、ジャズの振興に情熱を注ぐ人々らを訪ね、時代を超えて響き、愛された神戸JAZZの魂に迫る。 <目次> 1.歴史編 産声―初のバンド 外国航路にルーツ 財産―街が育てたジャズストリート 硬派―ジャズ喫茶に息づく情熱 ジャズ喫茶の気概―震災に負けず 人々に勇気 伝説的ラジオ番組―「電リク」ジャズ浸透に一役 ジャズの甲子園―柔軟さや明るさ 次世代へ 2.演奏者編 ピアノ 小曽根 真さん―ディキシーの喜び 原点に クラリネット 北村 英治さん―聴き手との相乗効果 大切に ピアノ 松永 貴志さん―「阪神・淡路」伝え続ける ボーカル 原田 紀子さん―大人がたしなむ文化に トランペット 広瀬 未来さん―次のステージへ 仲間増やす 3.開拓者編 ピアニスト・オルガン奏者 小曽根 実さん ・客も自分も「楽しむ」が信条 ・人と街を愛し、愛された 日本学校ジャズ教育協会関西本部理事長 日下 雄介さん ・昼は教師、夜はバンドマスター ・中高生が競い合える場実現 ジャズライブ&レストラン「ソネ」 ・旅館から生演奏の「聖地」に ・大震災、国内外から届いたエール ・若手奏者 育てて半世紀 ・親子3代で「心地よさ」追求 西日本アマチュアビッグバンド連絡会理事長 港 良一さん ・バンド交流の場 実現に情熱 ・プロが指導 演奏会で腕磨く ・定演40回 培った絆を守りたい 4.次世代編 神戸ユースジャズオーケストラ―小中高混成 聖地目指す 甲南中学・高校ブラスアンサンブル部―中高一貫、多くのプロ輩出 県立高砂高校ジャズバンド部―自主性が持ち味 受賞常連校 蒼開中学・高校ジャズバンド部―小所帯一丸 全国舞台で躍動 「スイングジャズクルーズ」―港を酔わせる大学生の祭典 オゾネミュージックスクール―名プレーヤー輩出名門音楽教室 高砂ビル―音楽文化育てるホットスポット 神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校―米名門大と提携 世界へ人材 番外編 日本初のプロバンド結成 井田一郎 「最高齢バンド」の情熱生涯現役 年表 神戸とジャズの100年 本書は神戸新聞の連載「神戸JAZZの魂 響いて100年」(2022年11月3日〜2023年10月7日)を、一部加筆・修正してまとめたものです。 サイズ:四六 ページ:168ページ
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江 弘毅『神戸と洋食』
¥1,760
国内外から絶賛されたオリエンタルホテル、 外国航路の船で生まれた料理、 そして、新たな系譜。 神戸と洋食の歴史を知れば、 いつもの「一皿」が、より味わい深くなります。 目次より ・洋食の黎明 オリエンタルホテル ・陸に上がった船のコック ・受け継ぐ味、進化する味 ・神戸とパン、洋菓子 サイズ:A5判 ページ:164ページ
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勅使川原真衣『格差の“格”ってなんですか?』
¥1,760
「『わかる』とは?に挑んだ意欲作。「要するに」病の人にこそ、ぜひ読んでほしい」――山口周氏推薦! 「タイパ」重視、「自己肯定感」育て、「ウェルビーイング指標」の活用、「自立」の推進、「リスキリング」のススメ、「機嫌」を良くする方法、「成長」の希求、「つぶしが効く」能力……。社会でもてはやされる「よりよい生き方」「しあわせになる方法」を疑い、軽やかに解きほぐす20の問い。 【目次】 第1章 分ける、分かる、分け合う??違和感との出会い 第2章 格??の差? 第3章 能力??二の句が継げない「カルチャーフィット」 第4章 自己肯定感??自信を持てるように頑張ろう? 第5章 矛盾??ヒューマニティを取っ払う先 第6章 ガチャ??確約は正義なのか? 第7章 つぶしが効く??汎用化が孕む凡庸化リスク 第8章 自立??した人間とは? 第9章 覚悟??結果論かつ強者の論理 第10章 成長??後退、停止、逡巡の価値 第11章 自己責任??応答からはじめる関係性 第12章 リスキリング??「生き残り」をかけるのは誰? 第13章 タイパ??納得した感 第14章 本当に困っている人??絶望選手権と化す裏の顔 第15章 対話??見え透ける特権性 第16章 人となり??組織の問題を個人化する装置 第17章 ウェルビーイング??連帯のかけ声になりにくい理由 129 第18章 赦す??広い心と笑顔があればいいのに? 137 第19章 メリット??という気まぐれ 145 第20章 躊躇??躊躇うことを躊躇わない実践者であるために 勅使川原 真衣 てしがわら・まい 一九八二年、横浜市生まれ。組織開発専門家。おのみず株式会社代表。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ボストンコンサルティンググループ、ヘイグループなど外資コンサルティングファームでの勤務を経て、2017年に独立。企業をはじめ病院、学校などの組織開発を支援する。また、論壇誌やウェブメディアなどにおいて多数の連載や寄稿を行っている。著書に、紀伊國屋じんぶん大賞2024で第8位となった『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)のほか『働くということ─「能力主義」を超えて』(集英社新書)、職場で傷つく─リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』(大和書房)、『「これくらいできないと困るのはきみだよ」?』(編著、東洋館出版)がある。2020年に乳がんと診断され、闘病中。 四六判並製 240ページ
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【サイン本】高橋久美子『いい音がする文章』
¥1,870
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 人の心に残る文章に必要なのは、論理でも語彙でもわかりやすさでもなく「いい音がするかどうか」です。小説・エッセイ・詩・教科書・歌詞・絵本・キャッチコピー・SNS・テレビCMなどリズミカルな名文から「言葉のビート」を身につける。元「チャットモンチー」ドラマーの作家が教える、自分の感性を爆発させる書き方。 【目次】 はじめに いい文章は「いい音」がする 第1章 ことばは「音」でできている 本を「音」で読む人 「絵文字」で何が伝わるか 文字のない民族は「音」で感情を伝え合う 突然ですが、ちょっと方言で書きますね 声は世界にひとつだけの楽器 文字はなかなか伝わらないけど音は一気にぜんぶ伝わる 赤ちゃんは「アンパンマン」がなぜ好きか ニックネームは「呼びたくなる音」 テレビCMは音の戦略 なぜ「よいしょ」と言ってしまうのか 匿名の140字が生むリズム 「バズ」を狙うと自分の音が消えていく column1 私の好きな「いい音がする文章」① 文豪の音 第2章 文のリズム・日本人のリズム 11歳からの「文のリズムの作り方」 国語は音読から始まる 誰もみな「音」から言葉を好きになる 「いい音がする文章」こそが時代を越える 日本古来のリズムはプログレ 洋楽に慣らされた日本人が忘れているリズム 雅楽の音と「日本人の気質」 演歌はなぜみな同じ曲に聞こえるか 米津玄師の曲が「懐かしい」のはどうしてか 金子みすゞと中原中也と「7・5調」 「音のおもしろさ」と「意味のおもしろさ」 人間関係はリズムでできている column2 私の好きな「いい音がする文章」② エッセイストの音 第3章 自分の音を鳴らすということ 国語教育のちょっと怖いところ なぜ「自分のリズム」を見失ってしまうのか? 「文を書く」は「音を作る」と同じだった みんな知ってる言葉を組み合わせて誰も知らないリズムを作るスピッツ ドラマー同士「音」で会話していた 音の生産地 リズムは自分の「性格」をもつくる 友達ではなく雲の上の詩人に共感した 「日記」で自分の音を鳴らそう 感情表現のツールは言葉だけじゃない 自分の音を取り戻す column3 私の好きな「いい音がする文章」③ 方言の音 第4章 なぜ自分の音を出しにくいのか? 『上を向いて歩こう』はなぜ人の胸を打つのか 「歌詞」は音楽の一部にすぎない 「音楽の力」を嫌った坂本龍一の言葉 「お世話になります」はセッション前のチューニング 「あなたの音」をもらったら「わたしの音」を返してみる 生身の自分は「複数のアカウント」を使い分けて音を出している 「チョベリバ」は短命で「ヤバい」が長生きなのはなぜ 「予測変換」で音が死ぬ罠 文字は狭く閉ざされて音は広く開かれている 「自分の音を鳴らしまくった文章」がひしめくすごい場所がある 読む文章を「音」で選べる時代 「自分の音」を見つけるトレーニング column4 私の好きな「いい音がする文章」④ 新聞記事とルポルタージュの音 作詞講座で伝えている基本的な「書き方」 「いつ・どこで・誰が」を明確に/説明だとわからないように説明する/でっかい言葉入れすぎない/「あの」「この」を入れすぎない/違和感を残す/書きすぎない/上手に書こうとしない/日記のようなリアルを書く/逆説やタブーを入れてみる/他の言葉に置き換わらない言葉/自己満足で終わらない/しかし、意味よりも音/晴れやかな音・くぐもった音 第5章 「音楽」にとって言葉とはなにか 私がチャットモンチーだったころ 「踊れないやつは人を踊らせられない」 「いい音楽」と「上手い音楽」は違う 音は年齢も国境も越える「言語」である 自分の独り言が知らない誰かのものになっていく 歌詞は歌われて完成する 私が憧れた「音としての言葉」の使い手 歌詞は「音」と「言葉」の間にある 「詞先」と「曲先」で変わる言葉の役割 文を音で推敲する 形容が多いと想像力が削られる 自分の音をコントロールして出せるように column5 私の好きな「いい音がする文章」⑤ 絵本の音 エピローグ 生き方が音をつくる あとがき 参考文献 46並 頁数:314ページ
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エルンスト・H・ゴンブリッチ 『美術の物語 ポケット版』
¥5,489
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全世界800万部超の大ベストセラー。世界で一番読まれている美術の名著絶賛の美術書、待望のコンパクトサイズ。洞窟壁画から現代美術まで美術の流れが驚くほどわかりやすく、入門書にして決定版。カラー図版多数収録。 『美術の物語』、幻の「ポケット版」が、装いを新たに発売! あの大きな名著がポータブルに。 「アートは君の友だちなんだよ。私にそう教えてくれたのは、この本だった。」 ──原田マハ氏(作家) 「歴史の流れのなかに、作品の魅力をくっきりと浮かび上らせる」 ──高階秀爾氏(東京大学名誉教授) 世界中で絶賛! 今世紀最高の美術入門書! ◉ラスコーの洞窟壁画から現代アートまで、絶えず変化しながらも繋がっている壮大な美術史のすべてを網羅した決定版。 ◉豊富な美術作品を鑑賞しながら、平易な文体で“物語”を読むように美術史を楽しむことができる。入門・基本書として最高の一冊。 ◉歴史の流れに沿った28の章立てで、時代毎に美術様式や芸術運動を整理。圧倒的な知識を持つ美術史家による充実した解説。 ◉本文内で論じられる美術作品は、必ずその作品の写真を掲載。カラー図版376点、モノクロ図版64点収録。 『美術の物語 ポケット版』は、元本『美術の物語』に比べてページ数こそ668ページから1048ページへと増えたものの、大きさは大判から新書に近いサイズに、また重量は約1800gから約750gへといずれも半分以下にサイズダウン。いつでも読みやすく、どこへでも持ち運びやすいので、すでに『美術の物語』をお持ちでも、「ポケット版」をお勧めします。 単行本 46変形 ・ 1,048ページ
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バージニア・リー・バートン『ちいさいおうち』石井桃子訳
¥1,870
しずかないなかに,ちいさいおうちがたっていました.やがてどうろができ,高いビルがたち,まわりがにぎやかな町になるにつれて,ちいさいおうちは,ひなぎくの花がさく丘をなつかしく思うのでした――.時の流れとともに移りゆく風景を,詩情ゆたかな文章と美しい絵でみごとに描きだした,バートンの傑作絵本.(2019.11改版) B4変(242 × 230 mm) 44ページ
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【サイン本】清田隆之(桃山商事)『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』
¥2,090
※ 著者直筆サイン本です。(コメントは選べません) 小冊子『〈男らしさのゆくえ〉を考えるためのブックリスト』付 ひとりの青年が、とまどい、ゆらぎ、つまずきながら、夫になり、父になる成長物語。その率直さに胸を衝かれる。男性が本書から学ぶことは多いだろう。——上野千鶴子 このひとの書くものはブレない。それはたぶん、自分の立ち位置と付与された力を厳しすぎるくらいに点検することを忘れないからだ。——信田さよ子 フェミニズムから受け取った重たい宿題。これからの〈俺たち〉へ。 男らしさや男性性にまつわる当事者研究として各メディアで話題となった『さよなら、俺たち』に続く最新ジェンダー・エッセイ集。ジェンダーの先にある人間の生き方、幸福を探求する。 人生の価値は、人生の豊かさは、どれだけ何かに心を揺さぶられたかでおそらく決まる。ジェンダーとは生き方や在り方に直結する問題で、私たちの言動や感受性のOS(オペレーション・システム)として機能しているものだ。そこに変化を加えようとすれば、当然ながらいろんなところがギリギリ軋む。そのストレスや不快感はバカにならず、反動的なエネルギーが生じたって不思議ではない。だからこそ思う。俺たちは頭で考えてるだけでは変われない。そのためには何かに圧倒され、言葉を失い、放心状態になるような体験を重ねることが重要で、内省も責任も、ケアも覚悟も、抵抗も希望も、きっとそういう時間から生まれるはずだ。もちろん本やドラマだけじゃない。恋愛にも、子育てにも、仕事にも、旅にも、生活にも、友達とのお茶にも、そんな感動は宿っている。「昔のほうがよかった」「ずいぶん息苦しい時代になった」「あの頃に帰りたい」って気持ちは誰の中にもあると思うけど、進んでしまった時間を、変化してしまったものを、元に戻すことはもうできない。それでも毎日は続くし、何かに心を震わせながら生きていくことは全然できる。さよならした時間に戻ることはできないけれど、男らしさの危機が叫ばれるこの時代を、俺たちはこれからも生きるのだ。 (「戻れないけど、生きるのだ」) 1 〈男〉とフェミニズム──シスターフッドの外側で 2 我は、おじさん──男性優位社会と中年世代の責任 3 被害と加害と恥と傷──泣いてる〈俺〉を抱きしめて 4 平成から遠く離れて──生産性の呪いと自己責任社会 5 家父長制への抵抗──結婚と家族、ジェンダーの呪縛 6 これからの〈俺たち〉へ──beingの肯定 判型:四六判 ページ数:304ページ
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寮美千子 編『空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―』
¥605
SOLD OUT
受刑者たちが、そっと心の奥にしまっていた葛藤、悔恨、優しさ……。童話作家に導かれ、彼らの閉ざされた思いが「言葉」となって溢れ出た時、奇跡のような詩が生まれた。美しい煉瓦建築の奈良少年刑務所の中で、受刑者が魔法にかかったように変わって行く。彼らは、一度も耕されたことのない荒地だった──「刑務所の教室」で受刑者に寄り添い続ける作家が選んだ、感動の57編。 文庫判・224ページ
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中島 らも・小堀 純『せんべろ探偵が行く』
¥748
安くて美味い! 酒呑み垂涎の店が満載!! 「せんべろ」とは千円でべろべろになれるまで呑める店のこと。らもさん率いる酒をこよなく愛する中年たちが、全国津々浦々の安くて気取らない店をレポート。特別座談会も収録。 文庫判/272ページ
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本橋ひろえ『ナチュラルおそうじ大全』
¥1,430
家に何種類の洗剤がありますか? 場所別にたくさん持っている人が多いのではないでしょうか。でも、洗剤がたくさんあることで、掃除はラクになっていますか? 洗剤をたくさん持っている人ほど掃除が嫌いというデータもあります。「手が荒れる」「力を入れてもキレイにならない」「使おうと思ったら洗剤がなかった」「洗剤置き場の片づけも面倒」。掃除が嫌いな人が口を揃えます。「手が荒れない! ゴシゴシと力を入れない! 少ない洗剤でキレイになる! そんな方法をお伝えするのが本書。洗剤は5つで十分です。家じゅうピカピカになります。なぜなら、汚れは大きく分けて4種類だから。ホコリや砂・泥、アブラ(油脂)汚れ、水アカ、カビ・菌… それぞれの汚れにあった対策をすれば、掃除は劇的にラクになります。その汚れの種類は? どうしてきれいになる? 掃除に関する「なぜ?どうして?」を、理論的に解説するから、わかりやすくて、すぐ試せる。 判型・ページ数 / A5変 ・ 224ページ 【本橋ひろえ】 ナチュラルクリーニング講師。 北里大学 衛生学部化学科卒業後化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。 2006年より、東京を中心に各地でナチュラルクリーニング講座をさせていただいています。子どもの頃よりアトピーに悩み、洗剤の裏面を読む習慣がつきました。大学では化学を専攻、会社員時代には合成洗剤の製造を経験。いつの間にやら洗剤に詳しくなり、ナチュラルクリーニング講師になりました。 ナチュラルクリーニングとは… *環境&手肌に優しい *安心安全 *手抜きができて楽チン&楽しい *きちんと洗えたキレイな服を着る そんなお掃除&お洗濯方法です! 可愛い3匹のネコたちのためにも無臭で安心安全なナチュラルクリーニングを実践しています。
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永瀬沙世『White Flowers』
¥2,200
2011年夏に訪れたスウェーデン・ストックホルムで一般的な雑草として知られている「レースフラワー」の一種を独自の視点で捉え、淡々と撮り続けながらまとめられた作品群を収めた写真集。 サイズ:150 x 250 mm 頁数:52ページ ソフトカバー / 無線綴じ 限定500部 / ナンバー入
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【サイン本】野村佐紀子『Sakiko Nomura: Ango』
¥6,380
※ 著者直筆サイン本です。 グラフィックデザイナー/パブリッシャーである町口覚が、日本の写真家の写真と、日本の近現代文学を一冊の本という空間の中で交錯させること、新しい表現力をもつ“書物”を生み出すプロジェクト。第一弾〜第三弾の森山大道に続き、今回は野村佐紀子を迎えての第四弾となる。1946年に発表された坂口安吾の『戦争と一人の女』はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の検閲により大幅に削除されて発表された。今回は2000年、『坂口安吾全集第十六巻』にようやく収録された『戦争と一人の女』【無削除版】と、野村佐紀子が撮影した写真を、町口覚が新しく編み造本した。 判型 : 213 x 150 mm 頁数 : 204頁 掲載作品 : 69点 製本 : 世界初のツイストハードカバーブックバインディング
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なかじ『麹本』
¥1,430
SOLD OUT
味噌、醤油、酒…と世界的に日本の発酵食が注目され、海外でも発酵食づくりがさかんです。この本では、日本だけでなく世界各地で麹つくりの学校を主宰してきた著者が編み出した、どこでも誰でもできる麹つくりの方法を伝授します。コツを押さえれば、少量の米と身近な道具で、都会の小さな台所で初心者でも失敗なく米麹がつくれます。甘酒、乳酸発酵甘酒、菩提もとのどぶろく、麹パウダーのつくり方、稲麹からの麹つくり、種継ぎの方法も紹介します。英訳付き。 【目次】 はじめに 1.麹とは? 麹が日本の食文化をつくってきた 麹菌の生態を利用する 麹つくりは酵素つくり 酵素が発酵食品の味を決める 自分で麹をつくる意味 2.麹をつくる 道具 タイムスケジュール 米を蒸す 1 洗い ~米を洗う 2 浸漬 ~水に浸けて吸水させる かし~指で米を摺りつぶし、粉になるかをチェックする~ 3 ザル上げ ~水を切る ザル上げした米を蒸し器に入れる 4 蒸し ~米を蒸す 抜けがけ法 5 蒸し上がり~米を充分に蒸せたかチェック ひねりもち 種麹をつける~米1粒に胞子1粒~ 6 蒸し取り~蒸し米を取り出し、粗熱をとる バットを滅菌する 乾燥しやすい環境では「埋け飯」に 扇風機で冷ましてはダメ? 7 種切り ~種麹を振る 8 包み込み ~包んで保温し発芽を促す <発芽期> 切り返し~温度・湿度を均一に保つ~ 温度が上がりすぎたら? 菌糸を成長させる 9 盛り ~1回目の手入れ <菌糸成長期> 麹が湿っぽい・発育が悪い場合 麹が乾燥する・硬くなった場合 10 仲仕事 ~2回目の手入れ 11 仕舞仕事 ~3回目の手入れ 12 最高温度をチェック <酵素蓄積期> できあがり 13 完成 14 出麹 ~容器から取り出す 15 枯らし ~乾燥させる 麹菌の生態 ~原理を知る 3.麹を使う 甘酒 乳酸発酵甘酒 菩提もと/どぶろく 塩麹 麹パウダー 番外編 もうひとつの麹つくり 田んぼの稲麹から麹をつくる 麹からの種を継ぐ ~種麹をつくる おわりに 麹菌の入手先 【著者・なかじ】 麹文化研究家・元寺田本家蔵人頭。『酒粕のおいしいレシピ』著者。料理研究家の中島デコ氏に師事、料理と自給的暮らしを学ぶ。その後、自然酒造り酒屋の寺田本家に8年間勤め蔵人頭として酒造りに携わり、酒を通して麹・発酵の原理を学ぶ。独立し、日本をはじめ、世界各地で「麹の学校」を開催。オンラインでの学校も運営中。 A5判 ・64ページ
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寺田 聡美『寺田本家発酵カフェの甘酒・塩麹・酒粕ベストレシピ』
¥1,650
SOLD OUT
江戸時代から続く造り酒屋「寺田本家」が営む発酵カフェで人気のメニューを中心に65レシピを紹介。体にいい発酵食品に加え、砂糖や乳製品は不使用で子どもからお年寄りまで楽しめる料理が満載。 185 x 258 x 9 mm 96ページ 寺田 聡美(てらだ・さとみ) 江戸時代から続く、千葉県香取郡神崎町の造り酒屋・寺田本家23代目の次女として生まれる。寺田本家は無農薬米、無添加、きもと造りの独自の自然酒醸造で知られる。マクロビオティックを学び、カフェ勤務などを経て、結婚後は家業を手伝う。醸造元で育ち、発酵を身近に感じてきたからこその発酵レシピが好評。2017年、寺田本家の敷地内に「発酵暮らし研究所&カフェ うふふ」をオープン。麹や酒粕を使ったおいしい料理とスイーツのほか、寺田本家の酒も味わえる。2児の母。著書に『寺田本家 発酵カフェの甘酒・塩麹・酒粕ベストレシピ』、『寺田本家 発酵カフェの甘酒・酒粕・麹のやさしいおやつ』、『塩麹・酒粕・甘酒でつくる 寺田本家のおつまみ手帖』(すべて家の光協会)など。
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寺田 聡美『寺田本家発酵カフェの甘酒・酒粕・麹のやさしいおやつ』
¥1,650
SOLD OUT
砂糖・小麦粉・卵・乳製品を使わない 江戸時代から続く造り酒屋「寺田本家」が提案する、おやつのレシピ。 おだやかな甘みの発酵食品を使うことで、驚くほど味わい深いおやつの数々は、毎日食べても飽きないおいしさ。 体にやさしく、免疫力アップにも役立ちます。 醸造元で育ち、発酵食品が常に身近にある著者ならではの、作りやすく素材の自然な甘みが引き立つレシピが満載です。 189 x 257 x 9 mm 88ページ 寺田 聡美(てらだ・さとみ) 江戸時代から続く、千葉県香取郡神崎町の造り酒屋・寺田本家23代目の次女として生まれる。寺田本家は無農薬米、無添加、きもと造りの独自の自然酒醸造で知られる。マクロビオティックを学び、カフェ勤務などを経て、結婚後は家業を手伝う。醸造元で育ち、発酵を身近に感じてきたからこその発酵レシピが好評。2017年、寺田本家の敷地内に「発酵暮らし研究所&カフェ うふふ」をオープン。麹や酒粕を使ったおいしい料理とスイーツのほか、寺田本家の酒も味わえる。2児の母。著書に『寺田本家 発酵カフェの甘酒・塩麹・酒粕ベストレシピ』、『寺田本家 発酵カフェの甘酒・酒粕・麹のやさしいおやつ』、『塩麹・酒粕・甘酒でつくる 寺田本家のおつまみ手帖』(すべて家の光協会)など。
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小倉ヒラク&コージーズ 『おうちでかんたん こうじづくり』
¥1,650
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こうじは、日本にしかいない「食べられるカビ」。味噌や醤油やみりんや日本酒など和食の発酵調味料はこうじのおかげでできている。酵素をたくさんだして、お米や麦、大豆から甘みやうまみをつくりだす。そんなこうじのはたらきや秘密を、歌とアニメとダンスで楽しく紹介。家庭で手軽にできて、使い切れる少量のこうじのつくりかたも、動画と本でくわしく紹介。できたてのこうじをたっぷり使ってつくる絶品甘酒や、甘酒プリン、塩こうじ、醤油こうじなど、こうじの楽しい使い方も満載。「こうじのうた」の楽譜付。 【目次】 こうじのうた レッツ!こうじづくり おいし~い こうじりょうり こうじのこと、もっとくわしく 楽譜 ●付属DVD こうじのうたアニメーション/おどりかた解説/こうじのつくりかた ■小倉ヒラク デザイナー。発酵食品のデザインを多く手がけ、発酵文化と郷土食の素晴らしさをアツく伝えている。 ■コージーズ「発酵で日本の食を豊かにしたい!」と結成された発酵文化応援チーム。メンバーは五味醤油6代目・五味仁と妹の洋子、山梨県北杜市役所観光商工課の浅川裕介、歌手の森ゆに、ダンスユニットのflepfunce!。 判型/頁数:B5変 36ページ
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小倉ヒラク『アジア発酵紀行』
¥1,760
発酵はアナーキーだ!「茶馬古道」からインド最果ての地へ至る壮大な旅 アジアの巨大な地下水脈をたどる冒険行。「発酵界のインディ・ジョーンズ」を見ているようだ! ――高野秀行(ノンフィクション作家) 自由になれ――各地の微生物が、奔放な旅を通じて語りかけてくる。 ――平松洋子(作家・エッセイスト) 発酵はアナーキーだ! チベット〜雲南の「茶馬古道」からインド最果ての内戦地帯へ―― ・驚異の“高地サバイバル”発酵食〈チベットのバター茶〉 ・謎の漢方麹✕プリミティブ蒸留でつくる〈リス族の白酒〉 ・ヴィンテージほど価値が高い、微生物発酵のプーアル茶 ・納豆コケカレーにどぶろくを合わせるネパールの発酵×スパイス文化 ・インド最果ての地で、アジア最古の糀文化を守り続けてきた一族……etc. 前人未到の旅がいま幕をあける! 壮大なスケールでアジアの発酵文化の源流が浮き彫りになる渾身作。 四六判・288ページ
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小倉ヒラク『オッス!食国』
¥1,650
発酵文化のスペシャリストが日本古来の食文化を神饌をキーワードに紐解く 発酵をめぐる旅を続ける著者が、その土地ごとの食のありかたを観察するなかで見えてきた、人々の暮らしや気候風土、死生観や政治経済。古代の日本人たちが感じていた食の世界にタイムスリップする1冊です。 【目次】 序章:百味の飲食、海川山野の味なもの 第一章:米と麹 稲・神・菌のトライアングルマジック 第二章:塩と醤油 草食うま味レボリューション 第三章:味噌 愛憎渦巻くトレンディ味噌ドラマ 第四章:だし 海が運んだうま味の多様性 第五章:お茶と懐石 わびの茶が生んだ引き算のおもてなし 第六章:おすし 酸に魅せられ、山から海へ 第七章:粟・豆・麦・芋 正月が半年ずれる? ウラの食国へようこそ 第八章:獣と鯨 隠された食国、燃やされた海の神 終章:食国の再生、再出発は遠く離れた場所から 四六判・256ページ
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アサダワタル『住み開き 増補版』
¥902
自宅の一部を開いて、博物館や劇場、ギャラリーにしたり、子育て世代やシニアの交流の場にしたりして人と繋がる約40軒。7軒を増補。解説 山崎亮 【目次】 東京編(cotona mama&baby―ママさん自宅サロン(世田谷区・学芸大学) 岡さんのいえ TOMO―継がれゆくまちのお茶の間(世田谷区・上北沢) 行脚庵―若者たちの持続可能な自宅サロン(世田谷区・新代田) ほか) 大阪編(905 Cafe―マンション開放型サロン(淀川区・新大阪) 小島商店―元酒屋が生まれ変わる(淀川区・西中島南方) navel cafe―職住のボーダーを揺り動かす自宅カフェ(淀川区・三津屋) ほか) 各地編(space BEN―自宅を劇場に(青森・八戸市・柏崎) でんかハウス―生活の延長線上でできる表現(京都・東山区・蹴上) 優人―福祉制度の垣根を超えて(京都・城陽市・平川鍛冶塚) ほか) アサダワタル( あさだ・わたる ) 1979年大阪生まれ。日常編集家。大阪市立大学法学部卒。音楽演奏から、分野をまたぐ文化プロジェクトの構想・演出、それらにまつわる文筆、講演などを展開する。2002年、バンド越後屋のドラマーとして、くるり主宰レーベル「NMR」からのCDリリースがキャリアの初め。2003年以降、ソロ名義である大和川レコード、ユニットSJQにてライブやCM・映画での演奏、国内外におけるCDリリース多数。あわせて、表現活動を“音”から“場/事”に拡張し、遊休施設や寺院、住居や旅館や空き店舗などを活用したスペース、および各地域コミュニティの演出にも関わる。近年は自宅の一部を他者に開放する「住み開き」を提唱。神戸女学院CDP、立命館大学映像学部非常勤講師。NPO法人cocoroom副代表理事。ボーダレス・アートミュージアムNO-MAアドバイザー。 文庫判・304ページ
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村上しほり『神戸——戦災と震災』
¥1,320
SOLD OUT
震災から30年、空襲から80年。 危機からの復興を軸に、明治期から現代までを描く。貴重な図版を多数収録した、都市史の決定版。 1868年の神戸港開港後、1889年の市制施行で「神戸市」が成立する。以降、神戸というまちは、1938年の阪神大水害、1945年の神戸大空襲、1995年の阪神・淡路大震災と、災害や戦争の影響を大きく受けながら発展していく。本書は、こうした危機からの復興を軸に、明治期から現代までの都市史を描く。貴重な図版を多数収録した、神戸都市史の決定版である。 はじめに 神戸というまちの魅力 【目次】 第1部 近代 第1章 開港による都市形成 1 兵庫県の成り立ちと旧五国 旧五国と神戸(摂津) 2 神戸開港の前史――兵庫津のはじまり... 新書版・376ページ 村上しほり(むらかみ・しほり):1987年生まれ、神戸育ち。神戸市役所職員(公文書専門職)。大阪公立大学特任准教授。2014年、神戸大学大学院人間発達環境学研究科修了、博士(学術)。専門は都市史・建築史。著書の『神戸 闇市からの復興』(慶應義塾大学出版会、2018)は日本都市計画学会、日本観光研究学会、日本建築学会で各賞を受賞。共著に『占領下日本の地方都市』(思文閣出版、2021)、『神戸スタディーズ#6 “KOBE”を語る』(デザイン・クリエイティブセンター神戸、2018)など。
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安田謙一『神戸、書いてどうなるのか』
¥968
食堂、酒場、喫茶店、銭湯、本、レコード、散歩……108のエッセイで語る、神戸の暮らしと記憶。装画 坂本慎太郎。(tofubeats) 店、人、乗り物、風景、歌、映画、小説、極私的記憶…… 108のエッセイで語る、神戸にまつわるエトセトラ。 文庫版解説をtofubeats、カバーイラストを坂本慎太郎が担当。 神戸。海と山に挟まれたその街には、食堂、酒場、喫茶店、レコード店、書店、映画館、商店街、銭湯など人々に愛される場所があり、その街についての素晴らしい本や歌があり、著者の大切な思い出がある。108のエッセイで語る、ひとつの街の暮らしと記憶。「私が愛した神戸の多くのものは姿を消したけれど、神戸が面白くなくなったとは言わない」。写真・イラストマップも収録。 【目次】 第一章 食べたり?んだり、神戸 第二章 ぶらぶら歩く、神戸 第三章 神戸を読む、観る、聴く、買う 第四章 神戸の記憶 第五章 神戸育ちのてぃーんずぶるーす 暴力戦士 西東三鬼――単行本版あとがきにかえて 神戸、そして――文庫版あとがきにかえて… 文庫判・288ページ 安田 謙一(やすだ・けんいち):1962年神戸生まれ、神戸在住の「ロック漫筆家」。ポップカルチャーを中心に様々な媒体で執筆を行うほか、CD監修、ラジオDJなど多岐にわたって活動する。著書に『ピントがボケる音』(国書刊行会)、『なんとかと なんとかがいた なんとかズ』(プレスポップ)、『ライブ漫筆』(誠光社)があり、市川誠との共著に『すべてのレコジャケはバナナにあこがれる。』(太田出版)、辻井タカヒロとの共著に『ロックンロールストーブリーグ』(音楽出版社)、『書をステディー町へレディゴー』(誠光社)がある。
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村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』
¥693
1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる……。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。 文庫判・240ページ
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西東三鬼『神戸・続神戸』
¥539
第二次大戦下、神戸トーアロードの奇妙なホテル。“東京の何もかも”から脱走した私はここに滞在した。エジプト人、白系ロシヤ人など、外国人たちが居据わり、ドイツ潜水艦の水兵が女性目当てに訪れる。死と隣り合わせながらも祝祭的だった日々。港町神戸にしか存在しなかったコスモポリタニズムが、新興俳句の鬼才の魂と化学反応を起こして生まれた、魔術のような二篇。解説・森見登美彦。 文庫判・208ページ
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竹中大工道具館協力『大工道具のきほん』
¥2,596
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★ 大工手道具の知識と技術が身につく! ★ 鉋・鋸・鑿・玄能・木槌・砥石など 職人が紡ぐ手仕事の構造、 メカニズム、仕立て、 テクニックを解説。 【本書について】 テーブルや椅子、収納棚などを自作する DIY(ドゥ・イット・ユアセルフ)は、 大人のための素晴らしい趣味といっていい。 暮らしを豊かにしてくれるだけでなく、 創作活動として知的な刺激をもたらしてくれる。 ホームセンターをのぞけば多種多様な木工道具が並び、 加工する木材類もここで安価に入手できる。 講習会を開き、道具の使い方を教えてくれる ホームセンターが増え、 気軽にDIYを楽しめる環境が整ってきた。 そんなことからDIYを始めたいと考える人も多いはずで、 この本を手にしたあなたもそんな一人だろう。 本書はDIYビギナー向けのガイドではあるが、 大量生産された量販品ではなく、 職人さんたちが丹精込めて一つずつ製作した、 「手打ち」の大工手道具を使ってみようという 提案をしている。 名づけて「スローDIY」である。 鉋、鋸、玄能、鑿……。 たしかに量販品に比べて手打ち品は値段が張る。 大工手道具には連綿と伝えられてきた確たる文化があり、 手にすれば製作者一人ひとりの熱い思いも伝わってくる。 モノに対するこだわりを持つ人なら、 いかにそれが貴重かをご理解いただけるだろう。 量販品とは異なり、自分仕様に育てていく楽しみもある。 手打ち道具の世界は想像以上に奥行きが深いのだ。 とはいえ、手打ち道具には扱いにくく頑固な一面もあり、 ビギナーには敷居が高く感じられるかもしれない。 本書にはそんなハードルを下げるためのノウハウを満載した。 実は手打ち道具でDIYをスタートさせたほうが、 スキルが確実に身について上達も早いのである。 初心者だからこそ手打ち道具を――。 ぜひ日本のモノづくりの粋である手打ち道具を手にし、 つくり手と対話しながらDIYを楽しんでほしい。 【主な目次】 ☆第1章 削る道具 <鉋 かんな> * 鉋学入門 * 削るためのメカニズム * 鉋 ヒストリー ・・・など ☆第2章 挽く道具 <鋸 のこぎり> * 鋸学入門 * 切るためのメカニズム * 鋸 ヒストリー * 鋸 バリエーション ・・・など ☆第3章 叩く道具 <玄能 げんのう> * 玄能学入門 * 玄能 ヒストリー * 叩き方ガイダンス ・・・など ☆第4章 掘る道具 <鑿 のみ> * 鑿学入門 * 掘るためのメカニズム * 鑿 ヒストリー ・・・など
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穂積 和夫:絵『すてきなタータンチェック』
¥1,430
2024年に亡くなった穂積和夫さんの絵をお楽しみください。 タータンチェックをめぐって世界を旅しよう タータンチェックのドラマチックな歴史、ファッション、そしてその定義。最初からお終いまでタータンチェックづくしの絵本です。おしゃれに目覚める小学生の子どもたちに、古今東西の人々が夢中になった、このすてきなチェック柄をご紹介します! スコットランド、イングランドといった英国はもちろん、日本、カナダのプリンス・エドワード島も登場。タータンチェックをめぐって世界を旅するような1冊です。 自分で読むなら:小学中学年から 奥田 実紀 文 / 穂積 和夫 絵 ページ数 : 40ページ サイズ : 26×20cm
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内田 有美(文・絵)『おせち』(こどものとも絵本)
¥1,100
SOLD OUT
「くろまめ ぴかぴか あまい まめ。まめまめしく くらせますように」「きんとん きんかん きんいろ こがね。おかねが いっぱい たまりますように」など、おせち料理を美しい絵でひとつひとつ紹介しながら、そこに込められた願いをリズミカルなことばで伝える絵本です。 時代も変わり、おせち料理もバラエティーに富んでいますが、今も昔も人々の願いは同じ。改めて日本の伝統食・おせち料理の良さを味わえる一冊です。 読んであげるなら:4才から 自分で読むなら:小学低学年から 内田 有美 文・絵 / 満留 邦子 料理 / 三浦 康子 監修 ページ数 : 32ページ サイズ : 20×27cm
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ポール・オースター『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』柴田元幸訳
¥1,870
1990年にポール・オースターがニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した短篇小説を、柴田元幸が翻訳、タダジュンが絵を手がけ、一冊の絵本になりました。1995年に公開したウェイン・ワン監督の映画『スモーク』の原作としても愛され続けてきた物語。ブルックリンの街角から生まれた心温まるクリスマス・ストーリーを、この冬、日本の読者へお届けします。大切な人へのクリスマスの贈り物にもおすすめです。 訳 柴田元幸 絵 タダジュン B6変型 64ページ ポール・オースター Paul Auster 1947年生まれ。アメリカの作家。『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』の「ニューヨーク三部作」のほか、最近の邦訳に『闇の中の男』『インヴィジブル』『サンセット・パーク』(すべて柴田元幸訳)などがある。 柴田元幸 Motoyuki Shibata 1954年生まれ。翻訳家。ポール・オースターをはじめ現代アメリカ文学を中心に翻訳。最近の訳書にマシュー・シャープ『戦時の愛』、バリー・ユアグロー『東京ゴースト・シティ』などがある。現在、文芸誌『MONKEY』の責任編集を務めている。 タダジュン Jun Tada 1971年生まれ。版画家、イラストレーター。作品集『Dear, THUMB BOOK PRESS』、さかたきよことの共著『とるにたらないおとこの話』、阿部大樹『翻訳目錄』の挿絵など、版画の技法を使って書籍や雑誌のイラストレーションを中心に活動
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HIGHLAND 2000 BOB CAP BRITISH WOOL KNIT(BLACK)
¥2,530
ハイランド2000は、新旧の伝統的なニット帽の製造に近代的な機械を組み合わせ、高品質のニットウェアを製造することを目的に2000年にスタートしました。商品はすべてノッティンガムシャー州イーストウッドにある英国工場で生産されており、他のニットメーカーができないような小ロット生産も可能です。 私たちは自社ブランドで製品を販売するほか、デザイナーや自社ブランドを持つ企業との提携も可能です。可能な限り英国産の糸や資材を使用するようにしています。弊社は英国羊毛マーケティング委員会(British Wool Marketing Board)のライセンシーであり、様々なサプライヤーから英国羊毛を入手することができます。 ハイランド2000には約20名のスタッフが在籍しており、その多くは創業当初からのスタッフです。 ユニセックス、フリーサイズ 色:黒色
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【サイン本】品品(ex. 世田谷ピンポンズ)『SETAGAYA MAGIC』
¥1,320
※ 著者直筆サイン本です。 自分が住む街の現在・過去・未来へのパスポートに。 twililightがある三軒茶屋をテーマにしたポケットブックシリーズ「sanchapbook」(サンチャップブック)。 03はtwililight web magazineで2024年6月から9月まで連載していたフォークシンガー・品品(ex.世田谷ピンポンズ)によるセンチメンタル連載小説を書籍化した『SETAGAYA MAGIC』。 – “感傷より先に歌があるのか、歌より先に感傷があるのか、自分の情緒が時々分からなくなる” twililightがある世田谷区の三軒茶屋に長いあいだ住んでいたフォークシンガー・品品(ex.世田谷ピンポンズ)による初めての小説は、 三軒茶屋を舞台に、自身と重なる杵賀谷を主人公に迎え、選ばれなかった人々の心に真摯に寄り添う。 歌うこと、生きること、夢を見ること。 「もっともっと迷い惑うことだよ。君がこの街で出会った人たちがえっちらおっちらそうやって暮らしてきたみたいにね。茶沢通りの一本道でさえ迷う君さ。だからこそ、ひょんなことからまたいつかどこかで別れた誰かと再会できるかもしれない。誰も見たことのないような変な景色を見つけることができるかもしれない」 – 《目次》 「すずらん通りの定食屋」 「太子堂中央街のライブハウス」 「世田谷通り沿いのマンション」 「三軒茶屋中央劇場」 「地震の日」 「じしんの日」 「送別会」 「世田谷マジック」 あとがき 装画: waca デザイン:横山雄 判型:B7 ページ数:104ページ 【品品(ex.世田谷ピンポンズ)】 フォークシンガー。 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。 音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、最近では文筆活動も積極的に行っている。 あたらしいフォークの旗手。
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ミヒャエル・エンデ『モモ』
¥1,870
まずは全世界のオトナが読むべきだと思っています。 ※ 簡単なプレゼント包装もいたします。備考欄にプレゼント包装希望とお書き下さい。 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 時間に追われ,人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に,風変りな少女モモが時間の真の意味を気づかせます。 対象年齢 > 小学4・5年から 体裁 A5 ・ 上製 ・ 360頁
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橋本亮二『かけないひび』
¥1,100
二〇二四年、四十二歳から四十三歳への日々の小さな記録。 本を巡る六月の岩手ツアー。盛岡に降り立ち、紫波の町を歩き、たくさんの人と会った。旅をしていても、日常は頭によぎり、呼吸が浅くなる瞬間はあった。隣にいてくれる人、通り過ぎたり向き合ってくれる人がいて、それは抑えられた。温かい記憶、そのなかにも鋭利な衝動や漠とした虚しさ、足元が揺らぐ感覚はあった。それでも、あの日を思うとやわらかい光に包まれる。 常な日なんてないけれど、日常は存在する。心身の変化を強く感じる。年齢や環境のせいではなく、仕事とも人との関係性においても、核となるところで向き合えてこなかった積年が突きつけられている。言葉を綴ることも、えいやと走り出すことも叶わない日が続く。一日いちにち、欠けることがないようにとだけ思い、繰り返している。 すっかり読めなくなったけれど、気持ちも考え方も啓いてくれるのはやはり本だった。一人の人間の機微、捉え難い関係性や社会のあり方を掬い取り作品として昇華する作家の力。長い物語の全体がすこしずつ心にしみ渡ることも、たった一文に奥深く横になっていた思いが呼び覚まされることもあった。こんな文章を書きたい、その気持ちは変わらずある。そう思わせてくれる本は過去に数知れずあるし、これからも生まれてくる。 あの日のこと覚えてる? いつか、自分にも、横にいる人にも、遠くにいる誰かにも声を掛けたい。 (まえがきより) A6判(文庫サイズ)並製/本文90頁
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『製本と編集者 vol.2』
¥1,320
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これまでの出版業界にとって本を作るということは疑う余地もなく、紙の本を作るということだった。電子書籍が登場し、多くの人たちが当たり前にそれを読む端末を手にし、紙の本の価値を問われるようになって久しいが、それでもまだ紙の本のほうが商売になる(儲かる)という理由で、なんだかんだと紙の本は作られ続けている。けれど商売になるかどうか以前に、どうして紙の本をいいと思うのか説明できるようになりたい。それは自分がこの先もこの仕事を続けていく理由に繋がるはずだからだ。 製本の現場から、三人の編集者へ問いかける これからの本についてのインタビュー、シリーズ第二弾 編者:笠井瑠美子 話す人:松井祐輔(エイチアンドエスカンパニー (H.A.B))、三輪侑紀子(岩波書店)、藤枝大(書肆侃侃房) 松井祐輔 まつい・ゆうすけ 一九八四年、愛知県名古屋市生まれ、春日井市育ち。千葉大学文学部史学科卒。出版取次の株式会社太洋社に勤務の後、株式会社筑摩書房、NUMABOOKSを経て、現在は無所属。二〇一四年に『HAB』を刊行。以降は断続的に『ナンセンスな問い』(友田とん)、『山學ノオト』(青木真兵、青木海青子)、『台湾書店百年の物語』(台湾独立書店文化協会)、『パリと本屋さん』(パリュスあや子)などの書籍を刊行。二〇一四年から「小屋BOOKS」、二〇一五年には移転し「H.A.Bookstore」として実店舗を運営。二〇二〇年に閉店し、現在はwebのみで販売を行う。並行して取次業も担う。本を売って生きている。 三輪侑紀子 みわ・ゆきこ 一九八七年、静岡県浜松市生まれ。二〇一〇年頃から角川春樹事務所書籍編集部アルバイト。二〇一四年頃から編集部員に。二〇一九年岩波書店入社。所属は児童書編集部。二〇二〇年に出産。二〇二一年頃から『図書』編集部にも参加。二〇二三年の担当書は『地図と星座の少女』『ローラ・ディーンにふりまわされてる』『クロスオーバー』『モノクロの街の夜明けに』『ナイチンゲールが歌ってる』。 藤枝大 ふじえ・だい 一九八九年に八丈島で生まれ、関西で育つ。未知谷を経て、二〇一七年より書肆侃侃房で勤務。主に詩歌、海外文学、人文書、文芸誌の編集をしている。短歌ムック「ねむらない樹」 (編集統括)、文学ムック「ことばと」、「現代短歌クラシックス」シリーズのほか、『左川ちか全集』『葛原妙子歌集』『はじめまして現代川柳』『うたうおばけ』『月面文字翻刻一例』『象の旅』『赤の自伝』『路上の陽光』『ベルクソン思想の現在』などの編集を担当。海外文学と詩歌の書店「本のあるところ ajiro」を二〇一八年に立ち上げ、運営している。 ページ数 106 判型 A 5変判 装丁 千葉美穂(Ophelia Design Studio.) 著者プロフィール 笠井瑠美子(編著) 一九八〇年生まれ。横浜市育ち。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、株式会社東京印書館に入社。退職後、デザイン制作会社に勤務する傍ら、手製本工房まるみず組で手製本を習う。加藤製本株式会社で束見本担当、二〇一九年退職。二〇二〇年一月より、株式会社松岳社で引き 続き束見本を担当することになりました。束見本以外にもいろいろな作業をするのですが楽しいです。 行きつけは今野書店、時々Title。本を売る先は古本屋の音羽館。かもめブックスは第五の故郷です。 ・『本を贈る』(三輪舎)共著 ・『先生』(生活綴方出版部)寄稿 ・H.A.Bノ冊子「製本する人々」連載中 ・dee’s magazine コラム連載中
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『製本と編集者 vol.3』
¥1,320
SOLD OUT
これまでの出版業界にとって本を作るということは疑う余地もなく、紙の本を作るということだった。電子書籍が登場し、多くの人たちが当たり前にそれを読む端末を手にし、紙の本の価値を問われるようになって久しいが、それでもまだ紙の本のほうが商売になる(儲かる)という理由で、なんだかんだと紙の本は作られ続けている。けれど商売になるかどうか以前に、どうして紙の本をいいと思うのか説明できるようになりたい。それは自分がこの先もこの仕事を続けていく理由に繋がるはずだからだ。 製本の現場から、三人の編集者へ問いかける これからの本についてのインタビュー、シリーズ完結 編者:笠井瑠美子 話す人:中村康二(光文社)、岸本洋和(平凡社)、出射優希(ライター) 中村康二(なかむら・こうじ ) 一九八一年生まれ。千葉県出身。武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科卒。病院の受付からパソコン誌二誌の編集を経て漫画編集者に。ウェブ漫画サイト「トーチweb」「コミックボーダー」「webアクション」を立ち上げる。二〇二四年七月から光文社に在籍。 岸本洋和(きしもと・ひろかず) 一九八一年生まれ。東京大学教養学部超域文化科学科(文化人類学)卒業。同大学院総合文化研究科修士課程中退後、二〇〇六年思文閣に入社。古美術を扱う仕事を五年経験したのち、二〇一一年平凡社に入社。二〇一五年、科学と文芸のシリーズ「スタンダード・ブックス」を創刊。新書、ノンフィクション、エッセイ、写真集、小説、人文書、絵本、漫画など、ジャンルを問わずいろいろ作っています。 出射優希(いでい・ゆうき) 二〇〇二年生まれ。兵庫県出身。京都芸術大学文芸表現学科卒業。インタビューを学ぶ。二〇二四年より、藍染を中心に伝統文化を伝える・受け継ぐ活動を行う「藍の學校」に、ライターとして伴走中。それを機にフリーライターとして活動をはじめる。人が好き。 ページ数 122 判型 A5変判 装丁 千葉美穂(Ophelia Design Studio.) 著者プロフィール 笠井瑠美子(編著) 一九八〇年生まれ。横浜市育ち。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、株式会社東京印書館に入社。退職後、デザイン制作会社に勤務する傍ら、手製本工房まるみず組で手製本を習う。加藤製本株式会社で束見本担当、二〇一九年退職。二〇二〇年一月より、株式会社松岳社で引き 続き束見本を担当することになりました。束見本以外にもいろいろな作業をするのですが楽しいです。 行きつけは今野書店、時々Title。本を売る先は古本屋の音羽館。かもめブックスは第五の故郷です。 ・『本を贈る』(三輪舎)共著 ・dee’s magazine コラム連載中 ・はたらく写真絵本シリーズ「はたらく製本所」(ambooks) ・はたらく写真絵本シリーズ「はたらく製本所」(創元社)
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浪江由唯『普及版 世界の紙を巡る旅』
¥1,980
一枚の紙を透かせば、人々の営みと手仕事の跡が浮かび上がる。土地の文化から生み出された手漉き紙の面白さと手仕事の尊さにほれ込み、勢いよく旅に出た1年間の記録 「世界には、どんな紙があるんだろう?」。小さな好奇心をきっかけに、303日間かけて15ヵ国の紙工房と印刷所を訪ね歩く。旅の中で出会ったのは、個性豊かな紙が作られる美しい光景と、淡々とあるいは楽しそうに、紙を作り紙に刷る人々の姿だった。世界の手漉き紙と文化の未来のために何ができるか、大好きな紙のそばで自分は将来何をしていくのか。世界の紙を巡りながら、知った紙のこと、気づいた文化のこと、自分が大事にしたいこと……。そんな思いを一冊の本として綴じました。 〈旅をした国〉 タイ、カナダ、アメリカ、メキシコ、リトアニア、ラトビア、エストニア、ドイツ・デンマーク、イギリス、インド、ネパール、ラオス、韓国 〈出会った紙〉 サーペーパー、アマテ、ヘンプペーパー、リサイクルフラワーペーパー、コットンペーパー、ロクタペーパー 2000冊が即完、2021年刊行の『世界の紙を巡る旅』が新たな仕様、手に取りやすいポケットサイズで 普及版として生まれ変わりました。 ポケットはカバンに入れて、散歩や旅にも連れ出せる文庫版として再登場!カバーは著者本人が現在関わりの深い大洲和紙を特注で制作。工程の一部を著者自身が担当したほか、一冊一冊のタイトルも本人によるハンコで仕上げています。 並製本176ページ、A6、特注大洲和紙カバー
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『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.04』
¥1,100
さまざまな書き手の言葉から「つづけつづける」ことを考えるマガジン。自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。「恥ずかしげもなく、野心を語る」をテーマに、多様な書き手が生業の舞台裏を語るドキュメンタリー的エッセイ集。 「恥ずかしげもなく、野心を語る」のテーマについてそれぞれのポジションから記述してもらった「特集」、毎号かけて現在進行形の取り組みの様子をたどる「連載」を掲載(連載も各号独立して読めるように構成しています)。 創作活動の意欲の火を灯し続けるための、一冊。自分なりの活動をいつまでもつづけようとする人、ものづくりの世界に触れていたいすべての人を思い浮かべながら制作した本です。 特集「恥ずかしげもなく、野心を語る」・書き手 「広島で「地元アーティスト」として今でもながく愛され続けているバンドやアーティストと、我々の違いは一体何だったのだろう。私が音楽に情熱を注いできたこの10年間のあいだに、広島でいくつのフェスやイベントがうまれ、そして無くなっただろう。いくつのバンドやアーティストがうまれ、辞めていっただろう。そしてそれらは、どうすれば続けられたのだろう。」ミュージシャン ムカイダー・メイ (ペロペロしてやりたいわズ。) 「その言葉を聞いてFooTUREはこのままではダメだと痛感した。ここは、僕らが誰の指図も受けずに自由に表現して楽しむ場所にしなくてはと再確認した。」営業マン 菅原奏 「久々の映画づくりだったので、まずは一歩目を踏み出すことが大事だと考えた。それがドラマ映画だろうが、ドキュメンタリー映画だろうがかまわない。ここでなにかつくり上げなければ一生映画づくりをすることはないかもしれない、と。」映画監督 折口慎一郎 連載「いまここから見える景色」・書き手 「途中合流する日本人の方を空港まで迎えにいって、拠点のあるパリメというまちへ向かっていたとき、乗車していた車と対向車が正面衝突して、ぼくは重傷を負った。どれくらい重傷だったかというと、18日間、意識不明となり、足の靭帯は切れ、手の骨と鎖骨が折れた。」アフリカドッグス 中須俊治 「様々な役割をこなした一日の終わりは、疲れているのに、何故か昂って眠れなかった。深夜の寝室の天井を見つめながら、ぐったりとしていると、ふと頭に考えが浮かぶ。「なんのために働くのか」。白々しく自分に問いながらも、実は答えは分かっていた。」無職 入江妃秋 [仕様] 編 嶋田翔伍(烽火書房) A6判・並製本 80ページ hoka books
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『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.03』
¥1,100
創作活動や事業活動を「つづけつづける」ヒントを探るために、身の回りで活動している様々な分野の仲間たちに「自分の生業とは何なのか」「ものづくりのお披露目以外の日常の活動」などをテーマに寄せてもらったエッセイ集です。 この「たやさない」という一冊は、さまざまな視点から「つづけつづける」ことを考えるマガジンだ。つくり手であるぼくが強い関心を抱いたテーマで、4人の書き手にテキストを寄せてもらっている。無限に広がる課題意識のなかから、選んだのは「創作と生活」。「仕事のために、プライベートを充実させる」「プライベートを満足させるために働く」、どれもこれも心の持ちようだ。自分らしく「つづけつづける」ために、その持ちようについて考えてみたいと思う。(まえがきより)。 自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。「創作と生活―暮らすためにつくりつづけて、つくるために暮らしている人たちのことば」。三線弾き、出版社、園芸家などさまざまな生活とものづくりをおこなう人たちから寄せてもらったエッセイ集です。 <書き手> 三線弾き 中川樹海 「自宅は楽器禁止なので公園に行ってみたりもするが、この間知らないおじさんに怒られて悲しかった。もしかしたら音量が大きかったのかもしれないけど、「どうせプロでもないだろ」と言われカチンときた。「これで食べてますけど貧乏です。スタジオばかりも行ってられません。おじさんスタジオ代出してくれませんよね?」つい言ってしまった。」 画家・園芸家 佐野裕一 「好きを維持するには手入れが必要である。そういったところもまさに植物とよく似ている。園芸にも手入れが欠かせない。創作の源である好きという心。その心が枯れてしまわぬように生活を創り、創作を守らなくてはならない。」 アフリカドッグス 中須俊治 「トーゴの人たちは、すこしお金ができると、どんどん生活を変化させていた。向こうで道を歩いていると、建設途中の建物が散見されるのだが、これはちょっとお金ができたら、まずは塀をつくる、みたいなことをやっているからだ。日本だと、全体の予算や納期を組んで、それが確保できた段階で動き出す。一方、トーゴでは、今そのときのベストを尽くすスタイルだ。そのことに、少なからずぼくは影響を受けている。」 出版社さりげなく わかめ かのこ 「料理には、たくさんの動作がある。「洗う」「めくる」「切る」「たたく」「嗅ぐ」「確認する」「こする」「和える」「混ぜる」などなど。書き出すとキリがない。その動作の繰り返しを積み重ねることで、ようやく自分にかえってくる。誰かにつくってもらう料理ももちろん時にはありがたいが、自分が最後に「食べる」という動作に行き着くまでに行う、限りない動作を繰り返すことで、自分のできることは限られていることにさえも気づく。」 烽火書房 嶋田翔伍 「日々おもしろいことばを収集してもいる。何気なく日常の中で行っている、ことばの収集とことばのアウトプットが僕にとってはアイデアの源泉で、生活と創作をつないでいるのではないか。」 本体はネット印刷にて制作した無線綴じ書籍。表紙は小口側から数センチを手作業でカットし、カバーと帯を一冊一冊巻いています。 豪華な仕様の一冊ではなくても、工夫とアイデアで、新鮮な仕上がりになるよう制作しました。切り落とした表紙端は、栞として使えるよう挟み込みしています。 vol.03は表1から表4までまたがるシールを貼って、構成しています。 ・仕様 A6判 / モノクロ / 80P
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超旅ラジオ『日本最古の旅行記を27人で分けて読む』
¥1,100
分けて読む。それはまったく新しい読書体験。 日本最古の旅行記であり、世界3大旅行記のひとつ『入唐求法巡礼行記』。この知られざる1100年前の名著を、ひとりで読むのは大変だからみんなで分けて読もう!と集まった27人が、分担した箇所「だけ」を読んで記した断片感想集。 いまどこにいるの?そもそも旅の目的は何?ていうか主人公は誰!? 前後の文脈が一切わからないまま、一部を読んだ記録がすべて集まったとき、新たな読書の旅が始まる...。
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【穂積和夫セット】伊藤紫朗『オフィシャル アメリカン・トラッド・ハンドブック』
¥2,830
※ 穂積和夫さんによるスタンダードブックストアオリジナルポストカード2種、しおり4種付。 本物のトラッドを知りたければこの一冊! アメリカン・トラッドの歴史から、現在のトラッドの最前線まで、すべてを網羅したメンズ・ファッションの決定版。上着も靴もアクセサリーも、男のおしゃれに必要なすべてのアイテムがわかる。 シップス、ビームス、ユナイテッドアローズ、ブルックスブラザーズ、Jプレスの歴史とスタイルも詳述。 多数の写真とイラストを、オールカラーで掲載!! 著:伊藤紫朗 イラスト:穂積和夫・ソリマチアキラ 判型:A5判 並製 総頁:192ページ
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【穂積和夫セット】デーヴィッド・マークス『AMETORA(アメトラ) 』
¥2,720
※ 穂積和夫さんによるスタンダードブックストアオリジナルポストカード2種、しおり4種付。 日本がアメリカンスタイルを救った物語 日本人はどのようにメンズファッション文化を創造したのか? アメリカで出版され、話題を呼んだ書籍『Ametora: How Japan Saved American Style』の待望の翻訳版! 日本人は「憧れ」をビジネスにし、独自の文化と伝統を創ってしまった! アイビー、ジーンズ、ストリートウェアなど戦後アメリカから輸入したスタイルを、 日本人は独自の解釈と評価を加え、研究し、マニュアル化し、継承してきた。 そして、90年代以降は、アメリカや世界のメンズファッションが、 日本を参考にしているという状況を描いた傑作ノンフィクション。 VANやマガジンハウス、メンズクラブ、小林泰彦、穂積和夫、くろすとしゆきなど…… 先駆者、仕掛け人、関係者への取材と現存する資料をもとに、歴史的視点から俯瞰して、 日本の戦後メンズ服飾史に新たな光をあてる。 石津祥介、木下孝浩(POPEYE編集長)、中野香織、山崎まどか、 ウィリアム・ギブスン、ジョン・C・ジェイ(ファーストリテイリング)ほか、絶賛! 【目次】 イントロダクション 東京オリンピック前夜の銀座で起こった奇妙な事件 第1章 スタイルなき国、ニッポン 第2章 アイビー教――石津謙介の教え 第3章 アイビーを人民に――VANの戦略 第4章 ジーンズ革命――日本人にデニムを売るには? 第5章 アメリカのカタログ化――ファッション・メディアの確立 第6章 くたばれ! ヤンキース――山崎眞行とフィフティーズ 第7章 新興成金――プレッピー、DC、シブカジ 第8章 原宿からいたるところへ――ヒロシとNIGOの世界進出 第9章 ビンテージとレプリカ――古着店と日本産ジーンズの台頭 第10章 アメトラを輸出する――独自のアメリカーナをつくった国 謝 辞 注釈と出典 参考文献 索引 翻訳: 奥田祐士 1958年、広島生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。雑誌編集をへて翻訳業。主な訳書に『スヌーピーとチャールズ・M・シュルツの芸術』『ポール・マッカートニー 告白』『ヒップの極意』『スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法』などがある。 デザイン: 小野英作 カバーイラスト: 穂積和夫 本文イラスト: ソリマチアキラ
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【穂積和夫セット】穂積和夫『着るか 着られるか』
¥1,180
※ 穂積和夫さんによるスタンダードブックストアオリジナルポストカード2種、しおり4種付。 ―― 現代男性の服飾入門 穂積和夫 著 日本におけるアイビーの先駆である著者がメンズファッションの極意を説いた、1964年刊の伝説的バイブル。次代を超えて男のおしゃれ哲学を説いた名著、完全復刻。 文庫判・ 304頁 【穂積和夫】 1930年東京に生まれる。東北大学工学部建築学科卒業。長沢節氏に師事して絵を学ぶ。松田平田設計事務所をへてイラストレーターに。アイビーファッションや『間違いだらけのクルマ選び』(徳大寺有恒著)のイラストなど、おもにファッションや自動車などの分野で活躍してきたが、現在では本シリーズに代表されるように日本の歴史的な建造物や街並み、歴史風俗などを描くことに意欲的に取り組んでいる。昭和女子大学非常勤講師。著書に『日本の建築と街並みを描く』(彰国社)『大人の男こそ、オシャレが似合う』(草思社)『絵本アイビーボーイ図鑑』(愛育社)『自動車のイラストレーション』(ダヴィッド社)ほか多数。
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【サイン本】僕のマリ『清潔な寝床』第三刷
¥1,500
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 僕のマリの日記集『清潔な寝床』です。 2022年6月〜12月の日記です。 コロナに罹患する前の元気なとき、罹患したときのこと、そして後遺症で体調不良が続いた半年間の記録です。七歳上のパートナーと暮らしながら、街歩きする楽しさ、日々のごはんや喫茶店巡り、二人でコロナに罹った時の身体のあつさ、結婚の挨拶に行った真夏の暑い日、居酒屋でべろべろになるまで飲んだ日、鬱がひどく屋上で泣いていた日……。過ぎ去った日々の記録を読み返しながら、「人を大事にするってなんだろう」と考えていました。その答えは、日記を編んでようやくわかった気がします。
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【サイン本】僕のマリ『すべてあたたかい海』
¥1,200
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 僕のマリによる、2023年1〜3月の日記集です。 昨年の夏から続く体調不良に悩まされ、心と身体に振り回されながらも、生活と出版に奔走します。バイトを辞め、ギリギリの締め切りを渡り歩き、作って食べるよろこびを感じ、そして少しずつ春へと向かう、いとおしい日々の記録です。
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【サイン本】僕のマリ『実験と回復』
¥1,600
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 2023年4〜9月の半年間の記録です。 商業出版、自費出版、トークイベント、一週間ごとに発熱する身体……転がるような日々を送りながら、ずっと患っていた心の不調と向き合います。幸せとは、結婚とは、家族とは。自分が嫌だと思っていること、怖いと思うこと、そんな感情の機微を毎日書き続けて、ひとつずつ検分してきました。自分のなかで半ば負担に感じていた、家族という呪いについての答えが、やっとわかってきた気がします。 114ページ収録、 装画作品はタカヤママキコさんです。
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【サイン本】僕のマリ『鮮やかな季節』
¥1,400
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 2023年11月〜2024年10月の記録です。 文筆家と古本屋の夫婦二人暮らし、マユリカのpodcast、日々の仕事、新刊『記憶を食む』制作の思い出、自炊と外食、犬に対する想い、街の悲喜交々、読んだ本や行った展示など、ちっぽけな出来事ばかりです。ちっぽけなことほど書き記すのが面白く、読み返した時に感じ入るものです。 装画作品:米澤真子「ふたつの煙」 DTPデザイン:佐藤夏菜子
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七月堂『AM 4:07 vol.2』
¥1,100
「詩」と「エッセイ」と「書店」をテーマにしたZINE、「AM 4:07」第2号 〈内容紹介〉 【第2号ゲスト】 短歌| 山川藍 / 大きくなって帰ってきました 詩| 國松絵梨 / 抵抗する エッセイ|〈テーマ:冬、AM 11:45〉 町田康 / 寒い。 梅﨑実奈/不思議な関係 小笠原鳥類 / 鳥を、知らなかった 書店エッセイ|〈コンビニおでんよりも温めてほしいときに読みたい詩歌〉 旦悠輔(自由港書店) 井上奨之(云々者) 樽本樹廣(百年・一日) 樽井将太(百年・一日) 【連載】 詩| 西尾勝彦 / 花束 エッセイ| Pippo(近現代詩紹介) / 通りぬける、移る、ひろがる 西尾勝彦 / ひらやまさん 池上規公子(葉ね文庫) / 長い話 後藤聖子(七月堂) / わからなさを抱えて 城下康明(ひとやすみ書店) / 発光 写真|カバー 寺岡圭介(紙片) 発行人┆後藤聖子 編集長┆鈴木康太 組版・デザイン┆川島雄太郎 製本指導┆紙とゆびさき 印刷・製本・発行┊七月堂 発行部数┆500部
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【サイン本】中前結花『ドロップぽろぽろ』
¥1,430
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 初の単著『好きよ、トウモロコシ。』以来の書籍化。 初の私家版エッセイ集です。 過去の作品に大胆に加筆し仕上げたもの5編と、書き下ろし6編を収録。 「ぽろぽろこぼした涙の記憶」をテーマにしていますが、ちっとも悲しい本ではありません。 大真面目だけど、ちょっとおかしく、ちょっと切ない。 大人のあなたにこそ読んでほしい1冊です。 B6判 187ページ デザイン:飯村大樹さん 装画:ちえちひろさん
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【サイン本】山階基『風にあたる』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。 心にふれる、という言葉がこんなに似合う歌はないと思う。 ──東直子(歌人) もといくんの歌集の中で暮らしたい ゆくてのシャツを乾かしながら ──枡野浩一(歌人) 2010年から2019年までの 短歌作品346首を収録。 【歌集より】 ほっといた鍋を洗って拭くときのわけのわからん明るさのこと 乗るたびに減る残額のひとときの光の文字を追い越して行く 菜の花を食べて胸から花の咲くようにすなおな身体だったら 三基あるエレベーターがばかだからみんなして迎えに来てしまう ないような夜と海とのあわいからちぎれる波に洗われていた 恋人をまじえて水炊きをかこむ呼びようのない暮らしの夜だ 夕闇にしずむこの世のおみやげに吊るしたシャツは風が抱き取る 大きさ:四六判変型152頁 【著者プロフィール】 山階 基(やましな・もとい) 1991年広島生まれ。 早稲田短歌会、未来短歌会「陸から海へ」出身。 2016年、第59回短歌研究新人賞次席。 2017年、未来賞(2016年度)受賞。 2018年、第64回角川短歌賞次席、第6回現代短歌社賞次席。 2019年、第一歌集『風にあたる』(短歌研究社)上梓。 2019年より東京・西日暮里「屋上」と共同で短歌に親しむイベント「屋上と短歌」を開催。 麻川針(あさかわ・しん)名義で組版・デザインを手がける。 早稲田短歌会出身 未来短歌会「陸から海へ」出身
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【サイン本】浅野忠信 蛇口の水が止まらない
¥5,500
SOLD OUT
※ 古書ですが、ほとんど新品同様です。 ※ 著者直筆サイン本です。 1990年のスクリーンデビュー以降、日本を代表する俳優として国内外で目覚ましい活躍をするかたわら、音楽活動や絵画制作などにも精力的な浅野忠信。 2013年、映画「羅曼蔕克消亡史」(2016年、中国で公開)の撮影のために訪れた中国での滞在時に、手元にあった紙とペンでドローイング制作を再開したことを期に、日々、エネルギッシュにドローイングやペインティングを制作し、自身のInstagramやFacebookで発表。Instagramのフォロワーは今や24万人を超えます。 2003年に発売された画集『BUNCH』から15年ぶりとなる本書は、2013年から2018年夏までに描かれた3500点超の作品から厳選されたモノクロ作品を驚異の500ページに収録。その躍動感と場面の描かれ方は、俳優ならではの表現で、映画のワンシーンをも感じさせます。 作品集をめくりながら聴いて欲しいと、書き下ろされた楽曲を収録したCDを付属。その作品世界にたっぷり浸る一冊になりました。 浅野忠信作曲オリジナル・アルバム「かげの音」CD付(特製CD紙ジャケット付き) 浅野忠信 1973年11月27日生まれ、神奈川県出身。 1990年『バタアシ金魚』でスクリーンデビューを果たして以後、国内外の映画に出演。『モンゴル』は、2008年の第80回米国アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた。2011年『マイティ・ソー』でハリウッドデビュー。2014年には『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。カンヌ国際映画祭においては2015年『岸辺の旅』で「ある視点」部門監督賞、2016年『淵に立つ』で「ある視点」部門審査員賞と、主演作が2年連続受賞。自身も第10回アジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞、さらには第11回アジア・フィルム・アワード最優秀主演男優賞と“アジアのアカデミー賞”とも言われる同賞で史上初の2年連続主要部門受賞の快挙を果たした。 俳優業のみならず、音楽家としても活動し、「SODA!」でバンド活動や、DJも行う。また、自身のブランド「JEANDIADEM」で洋服のデザインも手がける。 www.anore.co.jp/tadanobu_asano/
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左右社編集部・編『雪のうた』
¥2,200
同時代の歌人100人がうたった 100首の〈雪〉の短歌アンソロジー さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに――笹井宏之 どこから開いても〈雪〉のきらめく、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 寒さの果てにおとずれる、あたらしい雪、まばらな雪、あかるい雪、はげしい雪、しずかな雪、ふりつづく雪、溶けていく雪……100人の歌人がうたった、わたしだけの雪のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/秋月祐一/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石井僚一/石畑由紀子/伊藤紺/乾遥香/井上法子/上坂あゆ美/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/江戸雪/大辻隆弘/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/笠木拓/上篠翔/川野芽生/北辻一展/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/紀野恵/くどうれいん/栗木京子/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小池光/神野優菜/小島なお/小林朗人/佐伯紺/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐原キオ/柴田葵/島楓果/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/竹内亮/竹中優子/立花開/田中槐/谷川電話/谷川由里子/田丸まひる/田宮智美/田村穂隆/俵万智/千種創一/千葉聡/辻聡之/土井礼一郎/堂園昌彦/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井祐/永井亘/中村森/錦見映理子/西村曜/早坂類/橋爪志保/はだし/初谷むい/服部真里子/東直子/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/光森裕樹/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉田隼人/吉田恭大/渡邊新月 (あいうえお順・敬称略、全100名) 判型/ページ数:四六判変形 上製 136ページ 装幀/脇田あすか
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【サイン本】佐々木里菜 日記本「Between Timid and Timbuktu」
¥1,210
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 『Between Timid and Timbuktu』 「この題名は、小辞典で見ると”Timid”(臆病)と”Timbuktu”(マリ共和国のニジェール川沿いにある古都)のあいだの単語はぜんぶ”Time”(時間)に関係している、という事実にちなんでいる。」 (カート・ヴォネガット・ジュニア 『タイタンの妖女』より引用) 引越し、それは積み重ねてきた時間(Time)と向き合う、つらく苦しい作業。 「変わりたくない」という臆病さ(Timid)と、ここから遠く離れた場所(Timbuktu)に思いを馳せながら進んでいく引越しまでのタイムリミット。 筆者はどう、地獄の引越しを乗り越えたのか? それとも、乗り越えられなかったのか? そのとき感じた色んな事・見た景色・忘れたくないことすべてを覚えていたいのにいつのまにか全部忘れてしまう佐々木による、前回の「パートタイム・コメット」の純粋な続編という立ち位置での本作。書くのもつくるのも2年半ぶり・完全書き下ろしの日記本。 --- 「Between Timid and Timbuktu」 著者:佐々木里菜 サイズと仕様:W105mm × H152mm (文庫サイズ相当) ページ数:表紙+本文50P 印刷製本 : 株式会社イニュニック デザイン:佐藤豊 【著者プロフィール】 佐々木里菜 1991年生まれ。宮城県仙台市出身。2019年より商業写真家として活動する傍ら、2022年に『緊急事態宣言下における写真と日記と短歌の壁新聞ZINE』、2022年に『パートタイム・コメット』を自費出版にて発行。 Xアカウント: @kirakirapinkin9
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【サイン本】佐々木里菜 日記本「ロイヤル日記」第4刷
¥1,540
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。第4刷はアジロ綴じ。 暑すぎた2024年の夏の終わり、『ロイヤル』なファミリーレストランことロイヤルホストに行った日だけで構成された日記本。たとえ同じお店でも、一緒に行く人、時間、外の天気、自分の気持ち、食べるもの。それだけで全く違う一日になる。『ロイヤル』に行った日は、長すぎる日記を書いてしまう。大人になってうれしいことは、好きなときに好きな人とファミリーレストランに行けること。今まで誰にも見せられなかった長い日記を7篇収録。 目次 ・2024.08.22 父と母と深夜の仙台根岸店 ・2024.08.27 ベルリンからの友と実家のような中野店 ・2024.09.05 オフィスレディの昼休憩と新宿店 ・2024.09.07 九月七日と銀座インズ店 ・2024.09.16 ステーキといちごのティラミスと駒沢店 ・2024.09.26 閉店アナウンスと木曜夜の神楽坂店 ・2024.09.27 雨のコスモドリアと九段下店 --- 「ロイヤル日記」 著者:佐々木里菜 サイズと仕様:B6サイズ中綴じ(横128mm×縦182mm) ページ数:表紙+本文48P 印刷製本 : 株式会社グラフィック 装画・挿絵:ナガタニサキ デザイン:佐藤豊 ※本書は個人によって制作された非公式の日記本です。日記に登場するロイヤルホールディングス株式会社およびロイヤルホストと著者は一切関係ありません。 【著者プロフィール】 佐々木里菜 写真家。1991年9月7日、宮城県仙台市生まれ。都内スタジオ勤務や写真家の弟子を経て2019年より商業写真家として活動する傍ら、2020年に『緊急事態宣言下における写真と日記と短歌の壁新聞』をネットプリントにて発行。それらがインターネットを中心に口コミで広がり2ヶ月弱の間に2,000回以上印刷される。以降、日記を中心とした文筆活動を細々と行う。主な著作に『パートタイム・コメット』(2022年)、『Between Timid and Timbuktu』(2024年)、『NIKKI NIKI』(2024年)などがある。ロイヤルでホスト一番好きなメニューはパンケーキ、黒×黒ハンバーグ、平日限定洋食ランチのチキン南蛮風甘酢ソースランチ。 Xアカウント: @kirakirapinkin9
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Emma Warren著『Document Your Culture』阿久根聡子訳
¥2,000
『Document Your Culture』 には、大切な場所やコミュニティについて、そこに関わる一人ひとりが「物語」としてアーカイブすることで、その場所を守り、支え、未来に繋げてほしいという願いが込められています。著者のエマと翻訳者のわたしの大切な場所は音楽に起因することが多かったけれど、究極的にはどの文化に対しても言えることのはず。文化を供給する者と享受する者の構造からではなく、みんなそれぞれの立場の実践者として「物語」を語ることの尊さについて具体的なメソッドと共に綴られています。 145x210 mm 34ページ
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『inch magazine issue02 NewYork』 セカンドエディション
¥1,320
「カルチャーを通して社会を考える」インディペンデントマガジン「inch magazine(インチマガジン)」の第二号は、「ニューヨーク」がテーマ。 第二刷として増刷。 バラバラなところから集まった人々が街を作り、ポップカルチャーをはじめ様々な文化を生む。都市としての“理想形”に近いニューヨークについて、かつていて去った人、今も住み続ける人……時代や背景は違えど、どこか交錯する800万分の数個の個人的なストーリーを語っていただきました。 フッド、音楽、アート、ポップカルチャーといった、人々の越境がもたらす都市の魅力、そして911のような非常事態に市民はどうするのか。都市生活者としての豊かさや勇気が湧く話を収録。 【内容】 ●巻頭・巻末フォトストーリー 菅野恒平(写真家『LIBIDO』『Losers』) ーー渡米して夢中で撮影したマイノリティのルールと美学、そして自分との距離感 ●TALK ABOUT FOOD AND HOOD 宮本佳和(THE DAPS FAMOUS HOOD JOINT) ――ニューヨークの食を支える移民について ●私が移民になった日 近藤聡乃(漫画家『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』) ーー911から20年に振り返る、エッセイと書き下ろしイラスト ●WHO IS A REAL NEWYORKER 揺れるニューヨーカーの定義 堂本かおる(在米ジャーナリスト) ーー今ではアジアや南米からの人々が新移民の多くを占める“聖域都市”ニューヨーク。何層にも複雑な都市の移民政策や現実について。そもそも「ニューヨーカー」とは? ●THE GOLDEN ERA ――あるいは、激動の始まり 田中淳子(写真家) ――1990年代に渡米し米音楽雑誌でヒップホップ黄金時代を撮影し続けた写真家の記憶 ●FIND A PLACE TO CALL HOME ――Kojoeインタビュー 文/二木信(ライター『しくじるなよ、ルーディ』など) ――日本人で唯一米音楽レーベルRAWKUSに所属したラッパーKojoeの黒人コミュニティでのストーリー。フッドで経験した温かさや疎外感、マチズモ、そして未来について ●『米国音楽』20号ニューヨーク特集は何を守ろうとしたのか ――川崎大助インタビュー ――90 年代にインディペンデントマガジン『米国音楽』を作った作家の 川崎大助さん(『僕と魚のブルーズ 評伝フィッシュマンズ』など)による、交友を持つ米インディーズミュージシャンや 漫画家エイドリアン・トミネ、作家・片岡義男さんらと 911 や戦争 を巡る話など ●An iraq veteran’s true story ――軍服を切り裂いて再生紙を作る活動をするイラク戦争帰還兵の本当の話 ●Combatpaper and Craftivism ――なぜミリタリーウェアは世界中でファッションアイテムになっているのだろう? ●読むニューヨーク推薦図書 ikm(Riverside Reading Club)、inch mgazine編集部 ――野良読書家集団「Riverside Reading Club」のikmさんとニューヨークをテーマに厳選した小説、評論、ルポなど15冊 ●from City 街と詩 North Tokyo All Day LIL MERCY(WDsounds主宰) ――ニューヨークを経由して今、自分が生きる街へ 都市への愛を綴った詩 表紙写真/菅野恒平 アートディレクション/坂脇慶 デザイン/久保村星五 サイズ/ペーパーバック(W106mm×H184mm) 、本文 112P(カラー 16P、モノクロ 96P)
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【サイン本】馬場正尊『あしたの風景を探しに』
¥3,300
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 【NHKプロフェッショナル仕事の流儀(2024.7.5) 出演で話題!】 リノベーション・DIYムーブメントを牽引した、 「東京R不動産」の立ち上げをはじめ、 新領域への越境をつづけてきた異端の建築家は 今日も世界を右往左往!? トラベリング・ライフのなかで書き溜めた思考と記憶の断片。 「次の時代の都市が、風景が、なにを欲しているか。 それを探すために、また旅をし、言葉を紡ぎ、建築をつくる。 それを繰り返してきたし、これからもつづけるのだろう」(本文より) 「先が見えない」を愉しみたいすべての人へ 【「はじめに」より】 いままでなんのために仕事してきたんだろう、と振り返ると僕の場合、建築のためというより、なにか新しい風景を見たいがためにいろいろやってきた、 という気がする。もちろんそれが建築という手段のときもあるけれど、ときには「東京R不動産」だったり、「エリアリノベーション」だったり、「本を書く こと」だったりする。やけにバラバラしている印象があるけど、それらをまと めて俯瞰して見たとき「まだ見ぬ風景を見たいがためにやってきたことなんだな」と思うと妙に納得がいく。…… 四六変形判 424頁 並製・仮フランス装 【著者紹介】 馬場正尊(ばば・まさたか) 建築家/Open A 代表取締役/東京R不動産ディレクター/東北芸術工科大学教授 1968年佐賀県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、博報堂入社。博覧会やショールームの企画等に従事する。その後、早稲田大学大学院博士課程へ復学。建築とサブカルチャーをつなぐ雑誌『A』を立ち上げ、編集長を務める。2003年、建築設計事務所Open A設立。建築設計、リノベーション、都市計画、執筆などを行う。同年、都市の空地を発見するWebサイト「東京R不動産」をスタート。東京のイーストサイド、日本橋や神田の空きビルを時限的にギャラリー化するイベント、CET(Central East Tokyo)ではディレクターを担当。2015年、公共空間のマッチング事業『公共R不動産』を開始。建築設計を基軸としながら、メディアや不動産などをさまざまな領域を横断しながら幅広い活動を展開している。 主な著書に、『都市をリノベーション』(NTT出版)、『だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル』(共著、ダイヤモンド社) 、『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』(学芸出版社)、 『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』(学芸出版社)など。
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IN/SECTS Expanded edition「本をつくって本を売る」
¥2,475
※ スタンダードブックストア・中川、ちょこっと登場しますw 本書はIN/SECTS Magazineの中でもスマッシュヒットを記録した vol.13「NEW BOOK SHOP CULTURE」とvol.16「本をつくる」を合本したものだ。合本とは言え、それだけにはとどまらず、新たに誕生したレーベルやブックショップを取材し、さらに販売方法やブックフェアについても追加収録している。 本書からは、vol.13とvol.16をリリースした当時の熱量や現在進行形で変化している本づくりとそれを取り巻く環境について大いに感じてもらえるはずだ。 また、前述の通りつくり手や書店の紹介に加えて、いかにして売るかという方法論と増加している新たな売る場にも着目し、紙面全体を再構成しなおしている。 なぜなら、編集部自体、この1年、さまざまな場で販売を行ったり、つくり手のみなさんの販売を見聞きする中で、ジャンルによって分かれていた売り場に、これまで異質と感じられていたレイヤーの人々が集い、共に本を楽しむという姿をまざまざと実感したからだ。 世間では書店がなくなるニュースが後を立たない、さらに言えば書店に対するトンチンカンな補助の話まで出てくる始末だが、そんな中でも編集部の周りから聞こえてくる声は、とても元気だ。ますます、はつらつとする気配さえ感じずにはおれない。 余談だが、お隣の国、韓国では本を読む行為がかっこいいと、「テキストヒップ」などという言葉も生まれているらしい。 だからと言って手放しで「未来は明るい!」などというつもりはないけれど、工夫やアイデアがたっぷり詰まった本づくり、そして、本を売るを改めてお楽しみください。 また今号は、インセクツとの直接取引している書店、および、インセクツの通販サイトだけの特典付きです。 活版印刷を使ったインセクツ特性栞をご自身の手でカットして、ご利用ください。 <目次> ▶︎地方発がおもしろい〜ローカルパブリッシャーを尋ねて〜 兵庫県神戸市 Re:S 藤本智士さん 滋賀県長浜市 能美舎 堀江昌史さん 日本屋久島 Kilty BOOKS 国本真治さん 岐阜県美濃市 mmbooks 服部みれいさん 京都府京都市 さりげなく わかめかのこさん 神奈川県真鶴町 真鶴出版 川口 瞬さん 大阪府大阪市 どく社 末澤寧史さん 多田智美さん 原田祐馬さん 福井県福井市 fu プロダクション 堀一心さん 川端麻衣子さん 黒川拓夢さん 長野県長野市 風旅出版 徳谷柿次郎さん ▶︎ひとり出版の先輩に聞け! ▶︎まだまだあるぞ 地方発がおもしろい 京都府京都市 Ambooks 兵庫県加東市 スタブロブックス 京都府京都市 英明企画編集 大阪府大阪市 屋台本出版 香川県高松市 万葉社 神奈川県三浦市 アタシ社 神奈川県鎌倉市 港の人 長野県上田市 バリューブックス・パブリッシング 京都府京都市 灯光舎 福岡県福岡市 書肆侃侃房 ▶︎出版リアル放談 レーベルって楽しい!! ミシマ社代表 三島邦弘×夏葉社代表 島田潤一郎×三輪舎代表 中岡祐介 ▶︎ZINE ZINEさせて ゆ novation のZINE探訪 ~荻窪Titleへ~ バーバリアン・ブックスの歩み こんな ZINE はいかが? 編集部のおすすめ ▶︎漫画 「本づくりの4コマ漫画」 あおむろひろゆき 「にぬき・ビール・デマエ」の作り方 スケラッコ ▶︎これぞ印刷のニュースタンダード 高山活版社/京都昌幸堂 江戸堀印刷所内小さな出版と本の研究室 関西の小さな印刷所 ▶︎教えて小田さん 本づくりからその先へ。リソグラフの可能性 ▶︎編集部が注目するインディペンデントな出版社・ブックメイカーズ84 ▶︎ブックメイカーが考える「本を売る」 SHUKYU Magazine の場合 緊急アンケート 「突然ですが、みなさんどうやって本を売ってます?」 温度/つくづく/百万年書房/sakumotto/オフショア ▶︎ブックフェアへ行こう! 教えてホッパーズ! 僕、私のブックフェア事情 全国各地で開催中! ブックフェア案内 ブックフェアマップ付き ▶︎ガケ書房の頃からホホホ座へ ▶︎僕が鳥取で汽水空港を営む理由 モリテツヤ ▶︎ストリートな ZINE SHOP voyage kids / Dig a Hole Zines ▶︎な夕書的 古本屋の営み方 ▶︎私とシカク スズキナオ ▶︎本屋開業(予定)記念! ノック3番勝負 ▶︎編集部が注目する BOOK SHOP ▶︎ニューカバーインタビュー竹本侑樹(イラストレーター/画家) ▶︎NESHINA ROOM 今月のおめでとう、ほか ▶︎コラム「秋の課題図書」 森本アリ/堀部美奈子/長坂有希 寺町知秀/佐藤菜摘/KIKI *仕様:272ページ/サイズ B6
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臼田あさ美 / 川島小鳥・写真集『ソウルメイト』
¥3,300
SOLD OUT
臼田あさ美と川島小鳥によって韓国・ソウルを舞台に撮影された写真集「ソウルメイト」を発表します。ふたりのフォト・セッションは2023年12月/2024年1月/3月の3回にわたり、冬のソウルの澄んだ空気のもと行われました。 旅先で、いつもの日常から切り離された場所をあてどもなく歩くとき、私たちはそこに何を見てきたでしょうか。ターニングポイントともなりうる時期を目前にした臼田あさ美が抱える不安や期待、諦念や覚悟のようなものが、同じくキャリアの転換期を迎えつつある同志、写真家・川島小鳥の透徹な眼差しによって、柔らかく写しだされています。 ふたりが敬愛するシンガーソングライター・カネコアヤノによる散文とともに綴じられた一冊をぜひご覧ください。 【写真集】 著者:川島小鳥 臼田あさ美 寄稿:カネコアヤノ 装丁:米山菜津子 発行:YYY PRESS 仕様:並製 ホローバック、178頁 サイズ:W128mm × H190mm
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『URAGIN Magazine vol.2 』
¥1,650
北アルプスの主要なクラシックルート裏銀座。そのひなびた魅力、知られざる歴史やスポットに光を当てるエリアマガジン。「URAGIN Magazine vol.2」が発売となりました。 第2号となる今回は湯俣をベースに伊藤新道の再生や竹村新道を取り巻く歴史や人が作り出すロマン、山で暮らす人々の多様な視点が盛り込まれています。そして自然界の気配や質感を見事に捉えた写真がみなさんを知らない間に湯俣渓谷の幽玄に誘うでしょう。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「URAGIN Magazine Vol.2 」 は2023年に再開通した伊藤新道にフォーカスしています。湯俣から伊藤新道をたどって三俣山荘へと向かい、さらに裏銀座縦走コースの稜線を北上して、最後は竹村新道を通って湯へと下る周回ルートの魅力をご紹介します。 約40年ぶりに復活した伊藤新道は、熱水によって赤茶けた岩がそびえ、さらに温泉成分が生み出す“湯保ブルー”の湯俣川、炭酸カルシウムなどの温泉沈殿物が堆積した噴湯丘など、自然のダイナミズムと険しさが感じられる稀有な道。再生の立役者となった伊藤圭さんによる、父・伊藤正一さんの開拓の歴史、そして圭さん自身が再生に込めた思いなどが綴られたコラムも収録されており、伊藤新道の風景のみならず、バックグランドの一端にも触れることができる内容になっています。 さらに、三俣山荘の代表である伊藤敦子さん、スタッフの井上実花さんへのインタビュー、裏銀座縦走コース、竹村新道、湯のありのままの情景を切り取った多数の写真も掲載。 伊藤新道から始まるウラギンの旅を、脳内でじっくり味わってみてください。(泥谷範幸) 大きさ:B5サイズ、48ページ 発行:一般社団法人ネオアルプス 写真:河谷俊輔 編集・執筆:泥谷範幸 アートディレクション:鈴木雄一郎(ROOST Inc.) 印刷:株式会社弘久社
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木下晃希『KOKI ZOO 木下晃希どうぶつ画集』
¥3,960
2024年、MBS毎日放送「映像'24」、TBS「報道特集」で「生き物を描く~パラアーティスト・木下晃希」として紹介され、大いに話題になった作家の初画集。初期から愛用している画材、ポスカで描いたどうぶつ画を44点収録しています。 作品展やSNSで「いつのまにか自分が笑顔になっている」「動物が、時に哲学者、時に詩人の顔をしている」「愛があふれている」と感嘆の声があがる絵を本に包みこみました。 製本職人が1冊ずつ、心をこめてつくった手製本です。180度開ける構造なので、手を添えずにゆっくりご覧いただけます。お気に入りのページを開いて、絵のように飾っても素敵。大切な方へのギフトにもおすすめです。 【作家紹介】 木下晃希(きのした こうき) 2000年、兵庫県西宮市生まれ。重度知的障がいと発達障がいを持つ。幼少のある日、青鉛筆できりんを描いて以来、写真をもとに動物を描き続けている。目から入る写真の情報をプログラミングされたかのようにペンに伝え、一筆で一気に描き上げる。主な受賞歴として、2017年、第16回キラキラっとアートコンクールで優秀賞、2021年、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭で株式会社大丸松坂屋百貨店賞、2022年、パラアートTOKYO第9回国際交流展でパラアート賞、2024年、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭で假屋崎省吾審査員特別賞。2023年、松坂屋上野店で初の個展開催。 寸法:B6 変形 (165mm x 127 mm x 14 mm) 頁数:64ページ/ポスカ画44点収録 造本:ドイツ装手製本 印刷 : 藤原印刷 製本 : 美篶堂 出版社:スタジオケイ 【補足情報】 • 2023年、初個展では約30点の作品が早々に完売。 • 2024年、KEENがサンダルとエコバッグに「クジラと仲間たち」(「KOKI ZOO」 p.54-55)を採用。 • 2024年、假屋崎省吾氏絶賛「動物に対しての愛を感じる。生きている愛おしさ、生命力がある。色彩感覚も良い」(アートパラ深川おしゃべりな芸術祭「假屋崎省吾審査員特別賞」選出に際してのコメント) • 最初に描いたきりんの絵は「KOKI ZOO」奥付ページに掲載。 • 「KOKI ZOO」ができるまでを紹介する特設サイト https://www.studio-k.art/books/01 「KOKI ZOO」全ページ紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=8mrwu60maw8
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qp『喫茶店の水』
¥2,860
85枚の写真と、エッセイ25編。これまでにない「喫茶店の水」の写真集。 「⽔」から⾒える、喫茶店の世界。 いつまでも眺めていたい。ーー柴崎友香(小説家) 水溶性の幸福な時間が、この本には流れている。ーー幅允孝(ブックディレクター) 著者がこれまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真から85枚を厳選し、類書のないフォトエッセイが誕生しました。 透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。独特の感性による、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編も収録。 【目次】 自然光 喫茶店ですることは 窓の観察 集めること 季節によって変わる水 透明水彩 銭湯 コップの種類を変えてくれる喫茶店 名前のない喫茶店 深夜喫茶から生まれた恋 川について なくなる喫茶店 コントロールすること 選ぶこと 外から見る 少し 夕方の喫茶店にいる 旅先の喫茶店、または使命 喫茶店で朝食を 喫茶店の音 美しさの先 喫茶店の名前 テーブルの上 ある日の撮影 北欧の喫茶店の水 あとがき 判型/ページ数:A5判変形 129ページ 装幀・装画:名久井直子 【プロフィール】 qp (キューピー) 兵庫県出身。おもに画家として活動している。 近年の個展に「明るさ」(2020年)、「紙の上の音楽」(2021年)、「花の絵」(2023年)があり、それぞれ同名の作品集を出版している。
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【サイン本】鈴木ジェロニモ『水道水の味を説明する』
¥1,650
※ ポストカード付。著者直筆サイン本です。 YouTube動画「説明」で注目を浴びるお笑い芸人 鈴木ジェロニモ(人力舎所属)初めての著書。 『水道水の味を説明する』 ★ 帯 谷川俊太郎 ★ 挿込み栞・解説 穂村弘 “水道水の味”や“1円玉の重さ”など、一見無機的なものを、自身の独特の視点をかたどった言葉で表現したYouTube動画「説明」が各所から注目を浴びている。歌人としても活躍し、『BRUTUS』での又吉直樹との対談、文藝春秋オンラインでの穂村弘との対談など、いま次世代の表現者として大きな注目を集めているお笑い芸人・鈴木ジェロニモの初めての本。 【穂村弘氏 解説より】 或る日、インターネット上で芸人である鈴木ジェロニモさんのパフォーマンスを見た。衝撃だった。笑うというよりも、息を呑んでしまった。これはいったい、なんなんだろう。本書はその異様なパフォーマンスの書籍化である。 【目次】 水道水の味を説明する/一円玉の重さを説明する/造花の匂いを説明する/まばたきを説明する/東京の部屋を説明する/この本の厚さを説明する 仕様:B6変形 並製 352頁 装丁:名久井直子 写真:井上佐由紀 【著者プロフィール】 鈴木ジェロニモ 1994年生まれ。栃木県出身。お笑い芸人。歌人。プロダクション人力舎所属。 R-1グランプリ2023準決勝進出。TBS『ラヴィット!』「第2回耳心地いい-1GP」準優勝。 第4回・第5回笹井宏之賞最終選考。第65回短歌研究新人賞最終選考。第1回粘菌歌会賞受賞。
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【サイン本】古賀及子『好きな食べ物がみつからない』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 やっぱりみつけたい。「好きな食べもの」は、どこかにきっと、あるはずなのだ。「好き」をめぐる自分観察冒険エッセイ。 「好きな食べ物は何ですか?」 この問いに、うまく答えられないあなたへ。 “やっぱりみつけたい。 「好きな食べもの」は、どこかにきっと、あるはずなのだ。” 自分のことは、いちばん自分が、わからない。 どうでもいいけどけっこう切実。 放っておくと一生迷う「問い」に挑んだ120日を 濃厚かつ軽快に描いた自分観察冒険エッセイ。 ☆上白石萌音 解説 古賀及子さんの文章に私が感じるのは、 母のような安心感と、親友のような愉快さと、恋人のような刺激である。 どんなふうに物事を考えたら古賀さんのようになれるのだろう。 ☆ヨシタケシンスケ 推薦 美味しい食べ物にも面白い文章にも、「大きな驚き」と「確かな納得」がある。 私も「好きな食べ物」は決めあぐねていますが、「好きな文筆家」なら迷わず言えます。 古賀及子さんです。 ――いつだって私たちは言い切れなさのなかにいる。 「おいしいものは世の中にいくらでもある。 ほとんどそれは海だ。 おいしいものの海原から、私はいま、独特の価値観を確立させて、なんらかの強い理由でもってこれが一番と叫ばねばいけない」 【こんな方におすすめ】 □プロフィールに好物を書きたいが永遠に迷っている □夢中になれるものがない □自分の本音がわからない 「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位に選ばれた名作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』の著者がおくる、初の食エッセイ。 Step0 憧れのあのひとたちには「好きな食べ物」がちゃんとある Step1 好きな食べ物のなかから好きな食べ物を探す Step2 血に聞き、形から入る Step3 フェティッシュを爆発させてみたい Step4 ラグジュアリーという鎧を着て自分を強くしたい Step5 私よりも私を知っているひとたち Step6 好きな食べ物を、ここで一旦ぶっこわす Step7 脳内ではなく世の中に聞いてみる Step8 可能性のその先の景色を見に行こう Step9 私は好きな食べ物とマッチングしたい Step10 好きを因数分解する方法があった Step11 嘘でもいいから好きと言ってみる Step12 私が好きな私はどんな私ですか 判型:四六判 サイズ:188mm x 128mmx15mm ページ数:287ページ
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【サイン本】雪舟えま『地球の恋人たちの朝食』
¥3,000
※ 著者直筆サイン本です。 ※ 表紙、裏表紙の上部角に傷みがあります。古書扱いにして少しお安くしています。それ以外は何ら問題ありません。画像でご確認の上ご購入下さい。 《あたしは地球の数倍重力の強い星からきた女だ 地球人の数倍重い夢に 耐えられるようにできているはず》 穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の主人公「まみ」のモデルとしても知られる歌人・雪舟えまによる伝説の最初期作品集が、20年の時を経てついに書籍化! 日記・詩・小説などジャンルを縦横無尽に行き来するwebニッキ「地球の恋人たちの朝食」の2001年から2008年までに公開された作品群から217篇を厳選。巻末には穂村弘による解説「言葉の超常現象」を収録。 二十年後の今読み返しても、初読時とは違って心の準備があっても、やっぱり異次元に跳ばされる。 これはもう言葉の超常現象ではないか。そして、未来の誰かのための聖書。−−穂村弘(解説より) 毎年 あたしのように何人かが地球を出てゆくけど だれもが地球から持ちだす品をきめられなくてたいへんだという 想いでの本 想いでのレコード 想いでのドレス 想いでのアルバム 想いでの宝石 想いでの人形 想いでの手紙 想いでの食べ物 想いでの 想いでの 想いでのうつくしいものたち 〈自分の背中の幅よりはみだしてはいけない〉決まりの 小さなリュックにつめこむ品を泣きながらえらぶとき あたしたちはこんなにも地球が可愛ゆいものだったと思い知る (「地球の恋人たちの朝食」より) 【目次】 2001 2001/07/21 地球の恋人たちの朝食 2001/07/22 虹号 2001/07/23 海の底のハイウェイ 2001/07/26 シベリア紀行 2001/07/27 炎の事務 2001/07/28 黒犬の洗濯 まみの洗濯 2001/07/29 スーパーロマンチスト桐壺 2001/07/30 レモンアイズ と 蜜郎 2001/08/01 ゆゆsaid…… 2001/08/02 ラメ 2001/08/03 愛は地味な鳥のすがたで 2001/08/05 いつか恋人になれると思ってる 2001/08/06 よその天使 2001/08/08 愛のあいさつ 2001/08/09 可愛くなるちからを奪うもの 2001/08/10 変態の五つの太陽 2001/08/12 二人の果て 2001/08/15 アニマル モデル クラブ 2001/08/17 星に善悪の区別はつかない 2001/08/19 ビフィーター・ワルツ 2001/08/22 殻彦 2001/08/23 愛の悪魔の矢印 2001/08/24 錦鯉を介抱する男 2001/08/28 世界の果てのレモン農場 2001/09/12 腕 2001/09/20 トリイダシマシタルウサギ の いる午後 2001/09/21 JE T’AIME ...MOI NON PLUS. 2001/10/01 引越しのおしらせ 2001/11/28 アダルト・ハッピー・マンマ 2001/12/13 右手にマグカップ 左手に宇宙 2002 2002/03/14 嵐のまんなかへつづく紐 2002/03/17 ヒルトン姉妹、朝市にゆく 2002/03/29 ウィンテンスプル 2002/03/30 デリケートに好きして 2002/03/31 ワイルドブランケット と ひろ子 2002/04/09 ひろ子の留守電 2002/04/14 ひろ子の冗談 2002/04/15 猯 と ルートヴィヒ ① 2002/04/17 ひろこの留守電 2 2002/04/18 巻尺のひとたち (ひろこ) 2002/04/21 青春の守護神 2002/05/05 鳩くんの鳩 2002/05/25 きゃおりと スウィート・ガーントレット 2002/06/02 猯 と ルートヴィヒ ② 2002/06/04 スイカゼリー 2002/06/05 猯 と ルートヴィヒ ③ 2002/06/19 猯 と ルートヴィヒ ④ 2002/07/27 猯 と ルートヴィヒ ⑤ 2002/07/28 猯 と ルートヴィヒ ⑥ 2002/08/01 なにもない 2002/08/07 ひろ子 と 猯 2002/08/10 岬太郎(試合中) 2002/08/11 可愛いもの 2002/08/13 岬太郎(食事中) 2002/08/23 満月のぼくらは銀河湯のうえ 2002/08/28 インディアンネーム 2002/08/29 マチャマチャ工場の昼休み 2002/08/30 オーヴァドライヴ 2002/08/31 カルクパウダー と ヴァニラウエハー 2002/09/07 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (一) 2002/09/08 ゆめであえたらささきふるゆき ① 2002/09/09 ゆめであえたらささきふるゆき ② 2002/09/11 水まわりより愛を込めて 2002/09/14 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (二) 2002/09/22 燃ェ柴 と ヴァニラウエハー (三) 2002/09/23 四月の愛 2002/09/24 ゆめであえたらささきふるゆき ③ 2002/09/28 ゆめであえたらささきふるゆき ④ 2002/09/29 炭酸星から来た男 2002/09/30 エリーゼのために 2002/10/01 ゆめであえたらささきふるゆき ⑤ 2002/10/05 甘皮先生 2002/10/06 運命はかく扉をたたく 2002/10/09 社団法人の午後 2002/10/27 綺羅、星ノ如シ ① 2002/10/28 綺羅、星ノ如シ ② 2002/10/31 20002年のこの場所で 2002/12/08 うれしそうな死神 2002/12/17 脚のあいだのメガネ 2002/12/19 どんなにか……ことでしょう。 2003 2003/01/02 星団法人餅インザスカイ研究所 2003/01/04 星団法人オニヘイロード研究所 2003/01/14 ミシン と めぐ と わたし と 布 2003/01/24 また行こう。 2003/02/20 夜の果ての うふ 2003/02/21 すべては賭けをする者 2003/03/03 Water for Tea(御茶ノ水) 2003/03/17 レディ・ヤクルト 2003/03/18 ファジーつむ朗 2003/03/31 mami wo aisiteru 2003/04/19 スペースブルー 2003/04/29 バスキア と ヨツヤサン ①② 2003/04/30 バスキア と ヨツヤサン ③ 2003/05/01 結婚式に呼ぶひとの決め方 2003/05/09 バスキア と 豪 ① 2003/05/12 バスキア 2003/05/13 バスキア と ヴァニラウエハー ① 2003/05/15 バスキア と ヴァニラウエハー ② 2003/05/16 ロミオ 4:00am 2003/05/17 サッシャの魚 2003/05/22 モーニング・ソルティー・キッス 2003/05/23 バスキア と ヴァニラウエハー ③ 2003/05/31 真夏の夜のあきめくら 2003/06/06 水曜日のおともだち 2003/07/02 佐藤錦と自由 2003/07/15 金星をくばる 2003/08/25 くちびるにあたるの 2003/09/05 バスキア と 豪 ② 2003/09/06 バスキア と 豪 ③ 2003/09/07 バスキア と 豪 ④ 2003/09/08 バスキア と 豪 ⑤ 2003/09/15 バスキアン・スイート ① 2003/09/24 バスキアン・スイート ② 2003/09/25 ゆめであえたらささきふるゆき ⑥ 2003/10/17 バスキアン・スイート ③ 2003/11/07 バスキアン・スイート ④ 2003/11/24 バスキアン・スイート ⑤ 2003/11/25 ガラスの車 2003/12/19 虚無僧・ミスド・ミネストローネ 2003/12/21 ラジオソープ 2003/12/23 銀河鉄道69 桐壺ステーション 〈上〉 2004 2004/01/03 銀河鉄道69 桐壺ステーション 〈下〉 2004/01/04 豪 と バスキア 2004/01/06 豪 と ヴァニラウエハー ① 2004/01/07 ラ フランス 2004/01/08 ラジオソープの末裔 2004/01/12 豪 と バスキア (続) 2004/01/20 こなゆき。愛する 2004/01/21 BEETHOVENTRILOQISM 2004/01/24 ドライアイスエイジ 2004/02/02 バスキアン・スイート ⑥ 2004/02/12 たまねぎ 2004/02/18 まぐろ 2004/02/22 バスキアン・スイート ⑦ 2004/02/26 苺の腰 2004/03/03 雛祭 2004/03/26 林檎と泥 2004/04/02 アイスクリームの天ぷら 2004/04/03 ネフェルティティ 2004/04/06 モンシロチョウの卵色の夜 2004/04/14 惑星強制給餌 2004/04/15 魚は戻ってきていた 2004/04/28 海 と クリームパン 2004/05/08 バスキアン・スイート ⑧ 2004/05/12 ラムネの舟 飴の舟 鉄の舟 2004/05/23 ワイルドブランケット 2004/05/24 チーズくさい指 2004/06/04 梅サイレントナイト 2004/06/18 ビガロポリスの冷奴 2004/06/24 きらきらはあはあ 2004/07/10 羽のはえた奴との戦い 2004/07/24 心臓からコイン 2004/08/06 ジャイアンの錘 2004/08/27 うさぎの香水 2004/09/01 片羽の道 2004/09/02 台風の兄さん 2004/09/04 わたしの写真 2004/09/06 心臓に住むガブローシュ 2004/09/20 シャービックが冷えるまでの100の質問 2004/10/22 綺麗なひどい力 2004/10/26 臨月第3水曜日 2004/11/01 青い蟹 2004/12/01 地球がくる 2004/12/02 とりにく 2005 2005/01/09 ガラパゴス 2005/01/12 エビテラル・グイの飼い方 2005/01/18 目をこすらない約束 2005/01/31 ウサギちゃん夜のしめしめ 2005/02/06 ツィーザー・ワルツ 2005/03/30 幼な心の君 2005/03/31 マナティー オン ザ プラネット 2005/04/09 他人が心に住んでしまう瞬間 2005/05/04 モリブデンの夜 2005/05/31 梅雨のなかの砂糖 2005/06/09 ユーカラ 2005/06/27 火 と feu 2005/09/04 どんなにか……ことでしょう 2005/09/07 卵をときます 2005/10/29 心を持った落書き 2005/12/03 ぬー太 と ダイヤモンドマン 2005/12/04 銀色の耳 2006 2006/01/06 精緻郎 と 楽子 2006/02/02 精緻郎かく語りき 2006/02/03 楽子かく語りき 2006/03/27 真夜中の洗濯 2006/04/14 シンバルの上でチーズを切った 2006/04/17 オリオン 2006/06/04 猫耳 パイ耳 2006/06/10 ゆんたん 2006/06/15 スイートララバイソースイート 2006/06/24 数ノ森 と 蔵 2006/07/01 蔵かく語りき 2006/07/17 明け方のきゅうり 2006/08/19 すみれくんの夜 2006/08/20 数ノ森 と 蔵 ② 2006/09/15 二つの世界 2006/10/02 明るい崖 2006/11/07 天秤座 2006/11/26 遠野 2006/12/24 去年は月に住んでいた 2006/12/28 からえずきの女王 2006/12/30 両目をハートにしたドラえもん 2007・2008 2007/06/12 ヒヤシンスのケーキ 2007/07/03 心臓の中で 2007/10/07 ちからをあわせよう? 2007/10/08 ラッキョウオパール 2007/10/26 鮭の夜 2007/11/05 魔女とともに 2007/11/11 流氷にのる 2007/12/04 流氷にのる 2 2007/12/11 だんなさん 金魚 2008/01/02 竜●糖を食べにゆく 2008/01/06 無尽蔵ルマンド 2008/01/10 夢中味覚 2008/01/20 にしん漬け 2008/02/14 生まれかわりの遊び 2008/05/31 かれを焼く 解説 言葉の超常現象 穂村弘 あとがき 【プロフィール】 雪舟えま (ユキフネ・エマ) 1974年生まれ、北海道出身。歌人・小説家。歌集に『たんぽるぽる』『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』『緑と楯 ロングロングデイズ』。小説『タラチネ・ドリーム・マイン』『プラトニック・プラネッツ』『緑と楯 ハイスクール・デイズ』、絵本『ナニュークたちの星座』など著書多数。穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』のモデルとしても知られる。 判型/ページ数:四六判 上製 / 464ページ 装幀・装画:タカノ綾/装画 ©AYA TAKANO/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. 名久井直子/装幀
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マンスーン『無職、川、ブックオフ』
¥1,870
30歳まで無職という経歴をもつ、WEBメディア『オモコロ』の人気ライター・ディレクターの著者による初のエッセイ集。 怠惰で愉快で切実な、無職の頃とその前後。 「今日も何も生み出していない。それがとても心地よくもあり。とても気持ちが悪い」 ー 目次 ー 1 ちゃんと思い出す 仕事がない人にも仕事がある 川 売るでもなく買うでもなく どこにも行けない 一人で暮らすということ(1) 一人で暮らすということ(2) 一人で暮らすということ(3) 送られることなく 祈り、消えた なんとか 歩く時給 いたくない いてもいい街 何もない日のインターネット キャンディを消す 光らせて、変わって 変えられない 【interlude】深い森から抜け出すように 2 少しだけ思い出す/食べること 夜にする 箱 *100円のもんじゃ 27時の散歩 湿度と残金 *ピータンとチャーハン 回想 食べなかった *チャパティと具のないカレー(野菜を作るということ) Skip 回想2 *ぎっしりのり弁 シミ ただ、家族 *サイレントクッキング(ポテチとチヂミ) これから東京メトロ nonidentical organism *労働と油揚げ鍋 思っていたから、どうしようもない 部屋 *疲れたときのダブルチーズバーガー あとがき 【著者プロフィール】 マンスーン 1987年東京都生まれ。ライター/ディレクター。 大学卒業後に無職を経験したのち、WEBメディア『オモコロ』を運営する株式会社バーグハンバーグバーグに入社。 話題になったPRコンテンツの制作ディレクションや、役に立たない工作記事を執筆している。 Xアカウント:@mansooon 判型:四六判変型ソフトカバー 頁数:200頁 ブックデザイン:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ) 装画:花川猫
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【サイン本】青柳菜摘『家で待つ君のための暦物語』
¥1,980
※著者直筆サイン本です。12/1頃発送予定です。 青柳菜摘による第一詩集。 2018年に発表した映像作品での12篇「家の友のための暦物語」と、2021年に書き下ろした12篇「家で待つ君のための暦物語」所収。 「家で待つ君のための暦物語」は同タイトルの映像インスタレーション作品を11月に発表しましたが、そこで使用していたテキストとは異なる新たな詩篇です。 1808年にJ.P.ヘーベルが編纂した「ライン地方の家の友」という暦物語、1949年にブレヒトが出版した「暦物語」をきっかけに、どちらにも登場する「家の友」や「コイナさん(誰かさん)」という、世界をただ観察する存在について思いながら書きました。 ※第二刷は仕様が異なる新装版となり、カニエ・ナハによる帯詩「青柳菜摘の「家の友のための暦物語」への十二の返歌」が付きます。 A5版/108ページ/並製本/日本語 デザイン 柳川智之 編集 和田信太郎 --------------------------------------- 青柳菜摘(あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観者がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。 2016年東京藝術大学大学院映像研究科修了。近年の活動に「TWO PRIVATE ROOMS – 往復朗読」(theca, 2020-継続中), 「彼女の権利——フランケンシュタインによるトルコ人、あるいは現代のプロメテウス」 (NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 2019)、「冨士日記」(NADiff Gallery, 2016)、第10回 恵比寿映像祭(東京都写真美術館, 2018)、「家の友のための暦物語」(三鷹SCOOL, 2018)など。また書籍に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)がある。プラクティショナーコレクティヴであるコ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。 http://datsuo.com ---------------------------------------
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【サイン本】青柳菜摘『そだつのをやめる』
¥2,750
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。発送は12/1頃発送予定です。 青柳菜摘による二冊目の詩集。37篇所収。 — 雨は山になりつつあった 雷が息を殺す アプリが三十分後にぼくは眠ると言った だけどもうすこし粘ってささやく雷を聴く 声がセミからして 雨がやんだ跡が山になって 大航海をすませたセミが 精一杯鳴く声がする 「鳴くことは喋ることじゃない」 だから尺度を探してぼくを見てほしい 雷が鳴いた — --------------------------------------- 青柳菜摘(あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観客がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。 2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。近年の活動に「亡船記」(十和田市現代美術館, 2022)、「家で待つ君のための暦物語」(東京藝術大学大学美術館, 2021)、オンラインプロジェクト「往復朗読」(2020-継続中)、第10回 恵比寿映像祭(東京都写真美術館, 2018)など。また書籍に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(2021)がある。コ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。 http://datsuo.com --------------------------------------- 【目録】 ユキちゃんユキちゃん 土のなか吐いて潜る 製紙工場の白い紙 体温のない吐息 ソテツはぼくの名前 メロンソーダの巣 夜の箱 製紙工場の白い紙 放射線ドッヂボール 夕暮れの黒い土手 風呂モニュメンタル メロンソーダの巣 夜の箱 鍵あなのドジョウ セミ はしごの先 待ちあわせ 飲んでいるふり グラウンド・タイム・スケープ 夕日を見ない 手のなかのチョウ 三本のチョコバナナ 外側の動物園 夜の箱 中学二年生 死んでない ジェットエンジン さがしもの 遠くから見る現在地のピン 授業予知 土のなかのチョウ 小さな虫大きな虫 空気のかたち 雨がみえなくなる未来 ただ光るだけのLED光が照らさない 鍵、手のひらのチョウ 造本設計、装幀 柳川智之 編集 和田信太郎 発行 thoasa 19.5×21cm|118p|2022年|ドイツ装(無線綴じ)|日本語
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【サイン本】青柳菜摘詩集『亡船記』
¥2,750
※ 著者直筆サイン本です。 中也賞受賞後、2年を経て作られた、 青柳菜摘の三作目となる詩集。 未発表詩篇を含む22篇所収。 【プロフィール】 青柳菜摘 (あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。映像メディアを用いた同時代芸術のアーティストとして、プロジェクトベースに主題を立て作品を発表している。経験の記述化をめぐり、観察、記録、物語(詩文)を手がかりにタイムベースト・メディアの可能性を探究している。2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。プラクティショナーコレクティヴである「コ本や honkbooks」主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。著書に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(thoasa, 2021, 第1回西脇順三郎賞候補)、詩集『そだつのをやめる』(thoasa, 2022, 第28回中原中也賞受賞)がある。近年の主な活動として、個展「亡船記」(十和田市現代美術館サテライト会場 space, 2022)、「ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ」展(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 2024)、国立女性美術館(NMWA)第7回「Women to Watch」候補に選出(2022)、オンラインプロジェクト「TWO PRIVATE ROOMS ‒ 往復朗読」(2020-継続中)、「「新しい成長」の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」展(東京藝術大学大学美術館, 2021)、「第10回 恵比寿映像祭」(東京都写真美術館, 2018)、RAM Association主催「ポエトリー・キャンプ 連詩林」Co-ディレクター(2022-)。 仕様:16.1×22.6cm|136p|日本語 仮フランス装(PUR無線綴じ) 装幀:柳川智之 企画編集:和田信太郎 制作進行:中島百合絵 印刷:山田写真製版所 発行:thoasa
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『最小文化複合施設』宮崎 晃吉(HAGISO)、顧 彬彬(HAGISO)
¥3,300
東京・谷中で地域文化を育む、HAGISOの10年史。スリーブ入り+「萩染め」スピン+袋綴じ付き。 ------ 2013年に東京・谷中で始まった〝最小文化複合施設〟HAGISO。 HAGISOはカフェ兼ギャラリー兼設計事務所から始まり、宿泊施設、定食屋や焼菓子店などをはじめとする飲食店の運営、そして教室事業など、谷中を中心に多岐にわたる活動をしています。 本書では、HAGISOのこれまでの10年を振り返りながら、どうやってHAGISOがローカルと向き合い、見立て、その魅力を掘り起こしてきたのかを紹介していきます。 そしてただ振り返るだけでなく、さまざまな角度からHAGISOを語る視点を取り入れました。関係する人たちへの取材をまとめた「インタビュー」や、アトリエ・ワン・塚本由晴氏をはじめとした四つの「対談」、図面から各店舗を分析する「おみせ大解剖」、家で楽しめるHAGISOの定番メニューの「レシピ」。さらには、HAGISOのお金まわりの話も載せた秘密の「袋とじ」(!)まで。380ページを超える大ボリュームです。 編集・発売元は真鶴出版。小さな出版社だからこそできる試みとして、HAGISOの由来となった「萩」の葉で、スピン(栞紐)を草木染めしています。 さまざまな「ローカル」で活動する人たち必読の一冊! 【目次】 はじめに 第1章 一軒の木造アパートから 第2章 萩荘の終わりと始まり インタビュー① HAGISOの大家、梶原千恵子さん 第3章 最小文化複合施設 対談① 顧彬彬×居間theater 第4章 まち全体を宿に見立てる 対談② 北川瑠奈 x HOMEMAKERS 第5章 「つくる人」と「食べる人」をつなぐ インタビュー② TAYORIの大家、菅完治さん 第6章 関係性の連鎖 対談③ 田坂創一 x JR東日本 服部暁文 第7章 コロナ禍を生き延びろ インタビュー④ ご近所のHOW HOUSE アンディーさん 第8章 「チーム」として働く 対談④ 宮崎晃吉 x アトリエ・ワン 塚本由晴 第9章 つながりはじめる日常 ・HAGISO inc.のお店大解剖 ・おうちでつくるHAGISO Inc.のレシピ ・袋とじ おわりに ------- 『最小文化複合施設』 ―たまたま住んだ一軒のアパートからはじまる、東京・谷中の物語― 発行元:株式会社HAGISO 発売元:真鶴出版 体裁:A5変形+スリーブ+袋綴じ+草木染めスピン 製本:無線綴じ(上部アンカット) ページ数:388ページ 著者:宮崎 晃吉(HAGISO)、顧 彬彬(HAGISO) 装丁・本文組版:田中 裕亮 編集:川口 瞬(真鶴出版)、山中 美友紀(真鶴出版) 写真協力: Yikin HYO、富田 了平[ p.104]、加藤 甫[ p.232]、増田 甚八[ p.277] イラスト:朱則安(HAGISO)[p.81/p.203/p.281]、田中 裕亮[pp.354-360] 栞紐草木染め:橘 絵美(ORIBAR)、向井 日香(PINKNOT WEEDS) 印刷所・製本所:東湘印版株式会社
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コモナーズ・キッチン 『舌の上の階級闘争 「イギリス」を料理する』
¥1,980
階級も格差も噛み砕き、胃袋で掴め! パン屋と農家と大学教授の3人によるコレクティブ「コモナーズ・キッチン」が、料理を作って、食べて、考える! ベイクドビーンズ フィッシュ&チップス イングリッシュブレックファスト マーマレード ローストビーフ キュウリのサンドウィッチ …料理ごとに章立てされた12の食エッセイに、それぞれのレシピも収録。 まさに定番中の定番といえるイギリス料理の、歴史や文化的な背景を掘り下げながら、実際に作って食べてみることで、「階級」や「貧富の差」により分断された社会の現実を胃袋から思い知る! ◎ピーター・バラカンさん推薦 (ロンドン出身/ブロードキャスター) - - - 自分のDNAの一部といえる典型的なイギリス料理にこんな背景があったとは! 食事が語る歴史、社会、階級…興味の尽きない話ばかりで、無知なぼくが少しだけ賢くなった気がします。 (オビ文より) 大きさ:188 x 128 x 17 mm
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【サイン本】ソ・イジェ 『0%に向かって』
¥2,640
※ 著者ソ・イジェ直筆サイン本です。 独立映画、モータウン・サウンド、HIPHOP…… メインストリームから外れたソウルの「B面」 市場における観客占有率が「0%に向かって」減少の一途をたどっている独立映画をテーマとした表題作ほか、映画のシーンナンバーをつけられた章が散らばる「セルロイドフィルムのための禅」、公務員試験予備校のあつまる鷺梁津(ノリャンジン)を舞台に、勉強はそっちのけで恋と音楽にのめり込む〈俺〉の物語「SoundCloud」など。 若者たちの苦い日々がオフビートに展開する7篇。 〈李箱文学賞〉優秀賞、〈若い作家賞〉受賞作家による注目のデビュー作! ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ライムスター宇多丸さん、大田ステファニー歓人さん(『みどりいせき』)推薦! ▼ライムスター宇多丸さん 主流文化からこぼれ落ちたものをこそ「逡巡がグルーヴする」文体で掬い取る、鋭くも優しい視点。これは凄い人が出てきたかもしれない……! ▼大田ステファニー歓人さん 映画的非連続性(モンタージュ) 音楽的重層性(サンプリング) 断片記憶の不確実性(マルチタスク)が現代人のフロウ(文体) ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: エリック・ロメールを見てベジタリアンになったってことだけで丸分かりだよ。あんたさ、『緑の光線』好きでしょ? エリック・ロメールのせいでベジタリアンになったんじゃないっすよと言ったものの、ユミ先輩は信じてくれなかった。急に吐き気がして顔がほてってくるのを感じたけど、運よく涙までは流さずにすんだ。俺のことをよく知りもしないくせに、腹が減って足がダルくて寒いってだけで俺の食習慣に言いがかりをつける先輩のせいで、俺はなんだか悔しくなった。先輩は俺がベジタリアンやってる理由知らないじゃないすか、よく知りもしないくせに。やっとのことでそう言うと、なに、ホン・サンスかっつーの。面白くないからやめな、そういうの、というセリフが返ってきた。 (「セルロイドフィルムのための禅」) スティービー・ワンダーの『Talking Book』(1972)をとことん聴きまくった。スティービー・ワンダーだったら、俺レベルでも昔から知ってた。けど俺は有名な曲をいくつか知ってただけで、こうやってアルバム一枚を通して聴いたのははじめてだった。CDプレーヤーで音楽を聴いたのもはじめて。なんつーか、こうやって聴くのも新鮮だなと思った。あれだ、軍隊に入って、トイレの床は歯みがき粉でキレイになるって知ったときくらい新鮮な衝撃。ミントの歯磨き粉。クールな心地。スティービー・ワンダーは俺より何十年も前に生まれてたけど、その音楽はいつだって新しい感じがした。俺は耳からイヤホンを外して考えた。過去は心地よく、現在はつまらない、未来は新しい、って表現は間違ってんのかも。過去は新しく、現在はつまらない、未来は心地いい、この表現の方が正しいのかも、そう考えた。軍隊に来てから考えごとばっかしてるよな、俺、とまた考えた。まもなく俺は驚くべき事実を発見した。どっちにしたって現実はつまらねえ。ワオ、俺って天才かも。 (「SounCloud」) 【目次】 迷信 セルロイドフィルムのための禅 仮のスケッチ線 SounCloud グループサウンズ全集から削除された曲 (その) 場所で 0%に向かって ーーー 作家のことば 訳者解説 【ソ・イジェ (ソ・イジェ)】 서이제/1991年、韓国・清州(チョンジュ)生まれ。ソウル芸術大学映画学科卒。在学中に小説を書きはじめ、2018年に中編「セルロイドフィルムのための禅」が『文学と社会』新人文学賞を受賞し、デビュー。2021年に「0%に向かって」で若い作家賞、本書で今日の作家賞を受賞。続く2022年には「頭蓋骨の内と外」で2年連続となる若い作家賞、「壁と線を越えるフロウ」で李箱文学賞優秀賞、『0%に向かって』でキム・マンジュン文学賞新人賞を受賞と、デビュー数年にして数々の名だたる文学賞を受賞している。Instagram @rhythmmm.ije_ 翻訳: 原田いず (ハラダ・イズ) 1985年、兵庫県神戸市生まれ。韓国文学翻訳院翻訳アカデミー、同院翻訳アトリエで学ぶ。2020年、新韓流文化コンテンツ翻訳コンクール(現翻訳新人賞)映画部門大賞受賞。韓国文学ZINE『udtt book club』のメンバーとして、未邦訳作品の紹介を行っている。 判型/ページ数:四六判変形 並製/ 384ページ 装幀・装画:森敬太(合同会社飛ぶ教室)/装幀・ぱいせん/装画
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白央篤司『はじめての胃もたれ』
¥1,980
昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。フードライターの白央篤司さんが、加齢によって変化する心身をなだめながら、作って食べる日々を綴った手探りエッセイ。 “加齢に伴う変化の体感は楽しい。だって、「歩く」「しゃべる」「自転車に乗れる」といった、幼少期の成長に伴う「できるようになった」の記憶は、もはや曖昧だもの。一方、中年の「できなくなった」は、ちゃんと自覚ができる。観察も対処もできる。つまり、人の機能的変化をじっくり味わえるのは、中年の特権なのだ。高齢者になれば、再びそれは難しくなるのだから。” ―— ジェーン・スーさん(コラムニスト)推薦! 「あなたの胃は、もう昔のあなたの胃ではないのですよ」 そう気づかせてくれたのは、牛カルビだった。 もうすぐ50歳。調子にのって食べすぎると胃がもたれる。お腹いっぱいが苦しい。量は変わらないのに、ぜんぜん痩せない……老いを痛感することが増える日々。 人生の折り返し地点を迎えて、いままでのようにいかないことがどんどん増えていく。でも厚揚げやみょうが、大根おろしみたいに、若い頃にはわからなかったおいしさを理解することだって同じくらいあるはず! いまこそ、自身を見つめ直して「更新」してみませんか? ----- 昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。老化は誰でも起こるもの、さっさと早いうちにセルフケアして、より良い状態をキープしていかないと時間がもったいない。人生で食事を楽しめる回数なんて、毎日減ってゆくばかりだ。しなくていい無理をして、あるいは調子に乗り過ぎて飲食して、胃もたれで週末を苦しんで過ごすようなミスは繰り返しちゃいけない。(と、書きつつも私はまだたまにやってしまうけれど……)それに、つらいことばかりでもない。食における好みの変化は、若い頃には分からなかったおいしさを理解できるようになる、という側面もある。「昔はこんなもの、全然好きじゃなかったのに」なんてひとり食卓でつぶやいてしまうこと、ないだろうか。食べたくなくなるもの、食べにくくなるものの数と同じぐらい、新たな好物が見つかっていくという豊かな道もあるのだ。(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 第一章 いろんなところにガタが来る はじめての胃もたれ お腹いっぱいがこわい カルビ世代から大根おろし世代へ 衰えを語り合える関係はいいものだ 増えるばかりのメンテ・アイテム! 物価高の中、頼れるあいつ 耐脂性の問題と具だくさん汁の豊かさ アンケートその① 誕生日はいまやうまいものを食う口実に 春の食卓 第二章 手探りで向き合う つまづいて、歩いて、お茶を淹れる やせない体 なすときゅうりと、非現実的もいいとこな夢 厚揚げ、みょうが、そして苦みが好きになる 日傘のすすめ&「男のくせに」 自分の機嫌とり上手になりたい 夏の食卓 第三章 無理なく変わっていく 私と酒と酒場のこと、これまでのこと 隙あらば野菜を足すムーブメント 「いつもより気持ち少なく」の節塩ライフ グジュとたま子のこと 台所の思い出話① 台所の思い出話② みなさんにアンケート② 秋の栗、そして父のこと 第四章 決めつけない方が人生は面白い 魚よ、おろそかには食わんぞ ―私のレシピ微調整― 無理なときは無理しないにたどり着くまで 私なりの“半”作りおき、そして使い切り術のあれこれ お弁当から考える「ちゃんと作る」ということ 台所の思い出話③ ハワイの名物料理ポキに学ぶ 冬の原稿の伴走者、煮込み料理 第五章 執着と無頓着 男達よ、もっと自分をいたわろう 和菓子に惹かれていく 友達も携帯もいらない 30代で決意したふたつのこと 50代の歩み方 いなり煮に教わる あとがき 判型:四六判 ページ数:224ページ
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【コミック】『女だけの世界へようこそ』
¥2,970
SOLD OUT
もしこの世から、男性が絶滅してしまったら──? 「女だけ」の生活をコミカルに描く、カナダ発フェミニズム・コミック! つまり、誰も支配されていない──田房永子 旧世界の私たち女性の痛みを知るよしもない、 彼女たちがいとおしくてたまらない──瀧波ユカリ ある研究者は、地球上のすべての男性に関わる致命的な細胞の欠陥を見つけた。その予見どおり、やがて研究者自身をも含む、地球上のすべての男性が一掃されると、女性だけの世界「ウーマンワールド」が生まれた──。 女性たちは、お互いに寄り集まって村をつくり、社会を再構築しようとする。 残された精子バンクや、骨髄から幹細胞を抽出する新技術のおかげで、男がいなくても子どもをもうけることも可能になった新世界では、過去の遠い文明を覚えているのは、 おばあちゃんたちだけ。 生理中の村民は丁寧にケアされ、新世界で生まれた子どもは、村で見つけた鋭利なハイヒールを「工事用の靴」だと思い込む。村長は常に全裸でも、村ではあたりまえのこと。 「女だけ」の穏やかな日常やささやかな生活を、ギャグたっぷりに描いたグラフィック・ノベル。 判型:A5判変形 ページ数:266ページ
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【サイン本】オルタナ旧市街『お口に合いませんでした』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。特典小冊子付。 フードデリバリーの冷めたシチュー、北欧家具店のミートボール、激安居酒屋の肉寿司…… タワマンを遥か頭上に見上げ、気鋭の文筆家が都市生活の不満を嘆く憂鬱グルメ小説。 食事はいつもおいしくて満たされて幸せ、なんてやっぱり嘘だった。 ——高瀬隼子(『おいしいごはんが食べられますように』)推薦! 体調を崩した私は初めてデリバリーを注文するが、届いたシチューからは独特の冷えて固まった油のような匂いがして……(ゴースト・レストラン)。10年ぶりの同窓会、クラスのLINEグループに「完全個室創作和食バル★肉寿司食べ放題! 3時間飲み放題付き2980円」の食べログURLが送られてくる(Girl meats Boy)。おいしくない食事の記憶から都市生活のままならなさと孤独を描く、憂鬱なグルメ小説13篇を収録。 【目次】 ゴースト・レストラン ユートピアの肉 町でいちばんのうどん屋 愚者のためのクレープ メランコリック中華麺 終末にはうってつけの食事 ラー油が目にしみる フライド(ポテト)と偏見 Girl meats Boy たったひとつの冷めたからあげ 「いつもの味」 完璧な調理法 お口に合いませんでした 判型:四六版変型 ページ数:200ページ
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かまど 、みくのしん 『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』
¥1,760
SOLD OUT
『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む 走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚 』 【100万人が沸いたスゴい読書!!!!】 名作3作+『変な家』大ヒット・雨穴「本棚」特別寄稿! SNSで話題沸騰の「オモコロ」大人気シリーズを書籍化! 「読書の常識が変わる……。これは全く新しい本の読み方です」――雨穴氏 「ついに日本一おもしろく『走れメロス』を読む人間が現れた」――ダ・ヴィンチ・恐山氏 「生まれて一度も読書をしたことがない男が本を読んだら、一体どうなるんだろう」 そんな素朴な疑問がきっかけで生まれた「本を読んだことがない32歳が初めて『走れメロス』を読む日」というオモコロ記事。 1人の男が人生で初めて本を読む。ただそれだけの記事が爆発的に拡散され、100万人の目に留まる大ヒット記事に……! この本でしか味わえない、不思議な読書体験をぜひお楽しみください! 【目次】 はじめに 1冊目 太宰治「走れメロス」 2冊目 有島武郎「一房の葡萄」 3冊目 芥川龍之介「杜子春」 4冊目 雨穴「本棚」 あとがき みくのしんより あとがき かまどより 【著者プロフィール】 かまど 株式会社バーグハンバーグバーグ ディレクター・ライター 福岡県出身。テレビ・ラジオの構成作家として活動したのち、バーグハンバーグバーグ入社。オモコロライターとして多数のPR記事執筆に携わり、オモコロの姉妹メディアであるオモコロブロスの編集長も務める。 みくのしん 株式会社バーグハンバーグバーグ ディレクター・ライター 東京都出身。オモコロライターとして活躍後、バーグハンバーグバーグに入社。後にオモコロ副編集長に就任。ライターなのに文字を読むことが苦手で、32歳になるまで本を読んだことがなかった。 判型・ページ数:四六 ・ 320ページ
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小峰ひずみ『悪口論』
¥2,640
私たちは社会を賢くしなければならないのであって、あなたが賢くなる必要はない。 『平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁』著者が、哲学対話をきっかけに考えた「悪口」という戦術。 恐怖と安堵のあわいで生き恥を晒し、資本主義に悪酔いしながらも負け組の積極財政派として欲望を仕分けせずに生きていくということ。なんたる難題。だけど、誠実すぎる言葉がここには無数にある。 作家・活動家 雨宮 処凛 権力の脅しに慣れきった民衆。民主主義や反資本主義を唱えるが自らは行動しない大学人。本書は彼らの喉元に鋭い刃を突きつける。政治的指導者観を一新したマキャヴェリ『君主論』を連想させる、新しい「市民論」。 西洋史学者 将基面 貴巳 学生運動が消えた阪大で鷲田清一に憧れて哲学カフェする連中を憎んだ。でも、僕は何もしなかった。小峰ひずみは臨床哲学を変異させて活動家になった。何をなすべき(だった)か。実践で実践を教える実践書だ。 文筆家 綿野恵太 著者が、本書で、自らの半生をかように身も蓋もなく開示するのは、「あなたも書ける」と知らせるためだ。いかに他者の知を継承し、いかにこれを手渡すか、聞く耳をもたせるか、体を向かわせるか、そのために言葉は綴られる。「あなたも書ける」と言い切ることにすべてを懸ける。その気概に、しっかりと打たれてしまった。 彫刻家・評論家 小田原のどか 分断の時代だといわれる。だから、ケアや「推し」で他人をいたわるのが美徳だと思われている。誹謗中傷などもってのほか。が、分断がなければ連帯なく、断橋がなければ架橋はない。対立の力を熾烈な交流へと変換する谷川雁の工作者の精神は哲学対話にひきつがれていた。本書を読んで、私は小峰ひずみと対話したいとまったく思わなかったが、小峰はそんなことお構いなしに語りかける。うっぜ。しかし、そのうざさのなかでこそ悪口は悪口の技術を獲得するのだ。悪口をやめるのではなく、悪口の技術を学ぶ道を採るとき、政治運動はすべての人にその門戸を開く。 在野研究者 荒木優太 悪口上等、ぶつかってナンボ。「正しさ」に縛られ、物申す手段は投票しかないと刷り込まれた私たちの横っ面を、本書は叩(はた)く。生身の人と人とが散らす火花からだけ、この沈鬱とした社会を変えうる狼煙は上がるのだ。 ノンフィクション作家 藤原賢吾 社会に絶望したふりをして絶望しきれずにいる私たちに、いま必要なのは運動の「技術」なのだと思う。「そうだそうだ」と「それはどうだろう」の先に「じゃあどうする?」を突きつける実践の書。 新聞記者 滝沢文那 罵倒語を豊かにしたいと考えてきたのでわが意を得るところが少なくない。若いといってももう三十路の書き手だから当然と言えば当然だが、文章は平明で、ポレミークの運びは緻密で周到で戦略的だ。その<戦略>は過剰なまでにスリリングである。「活動家」には論理の不備を衝く「知識人」として挑発し、「知識人」には「知識人は味方のような敵だ」と、「活動家」の立場で威圧する。『平成転向論』同様、共感と敵対を無数に組織する<技術>は端倪すべからざるものだ。 批評家 菅孝行 批評と運動の二刀流、「知の大谷翔平」こと小峰ひずみに瞠目せよ! 本書は世界とあなたの未来を、劇的に変革する。必読‼︎ 作家/アイドル評論家 中森明夫 どれほどくだらない運動も(あ、「悪口」を云ってしまった)何か良きものを生み出す可能性を秘めている。80年代後半の土井社会党ブームは私を生み出したが、“2015年安保www”(あ、「嘲笑」してしまった)は小峰ひずみを生み出したようだ。 革命家 外山恒一 【目次】 第一章 感情論 Ⅰ 男根主義 Ⅱ 感情 Ⅲ 連帯 Ⅳ 力 Ⅴ 問題 第二章 悪口論 Ⅰ 職場で Ⅱ 政治運動で Ⅲ 悪口 Ⅳ 狂信者 Ⅴ レーニン 第三章 (生き)恥論 Ⅰ 恥 Ⅱ 罵倒 Ⅲ 仲間 Ⅳ 死 Ⅴ 裏切り 第四章 言行論 Ⅰ シェアハウス Ⅱ シニシズム Ⅲ 技術 Ⅳ 臨床哲学 第五章 何をいかに受け継ぐべきか Ⅰ 対話 Ⅱ 嘲笑 Ⅲ 社会 Ⅳ 物語 Ⅴ 誰でも、いつでも、どこでも Ⅵ ブーメラン 悪口論--脅しと嘲笑に対抗する技術 注釈 【著者略歴】 小峰ひずみ(こみね・ひずみ) 大阪府生。大阪大学文学部卒。 第65回群像新人評論賞で「平成転向論 鷲田清一をめぐって」が優秀作に選出される。著書に『平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁』(講談社)。論考に「大阪(弁)の反逆 お笑いとポピュリズム」(『群像』2023年3月号)、「人民武装論 RHYMESTERを中心に」(『ことばと vol.6』)、「平成世代が描く左翼像」(『中央公論』2022年10月号)、「議会戦術論――安倍晋三の答弁を論ず」(『群像』2024年7月号)、座談会に「戦術談義 運動の技術/現場の工夫」(『情況』2024年春号)。 判型:四六判 248ページ
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太田明日香『B面の歌を聞け』4号 特集「ことばへの扉を開いてくれたもの」
¥990
「自分のことば」を獲得するとはどういうことか、について考えます。 『目次』 はじめに(特別公開) 【インタビュー】 創作とことば 趣味でも仕事でもなく小説を書いて雑誌を作ること るるるるんメンバー(かとうひろみ、UNI、3月クララ) アートとことば アートを通じて社会をほぐす 谷澤紗和子さんのアートと「ことば」 谷澤紗和子 権力とことば 自分の言葉を獲得する 舟之川聖子 子どもとことば 「あらない」の神秘 鼈宮谷千尋 文化とことば 幼い密輸 むらたえりか ことばのDIY B面の言語学習 石井晋平(イム書房) 声、体ということば 俺は言葉に毒されていたか 服部健太郎(ほんの入り口) 持続可能な個人出版のあり方を模索して (大阪府・犬と街灯店主 谷脇栗太) 書誌情報 通販フォーム(こちらの方が送料はお得です) ウェブショップ 書店様への卸のご案内 書誌情報 表紙/カラー・本文/一色刷り、36ページ、A5判
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『MOMENT 4 つくりかたをかえる』
¥2,420
【Introduction】 MOMENTは、あらゆる地域や分野を横断しながら、新しい都市のあり方を探索する人たちのためのトランスローカルマガジンです。気候も風土も異なるアジア各地をめぐった4号の特集は「つくりかたをかえる」。 インドネシア生まれの発酵フード、テンペをめぐる紀行文から、タトゥーアーティストをはじめさまざまなつくり手を訪ねたバリ島のバイク旅、山形県大江町での採集とインクづくり、福岡県広川町で久留米絣の「色」を見出す滞在制作、磯野真穂と伊藤ガビンの対談、精神科医・星野概念を迎えた「ひまをとりもどす」座談会などなど、世の中の状況が変わるなかで、しなやかにつくる人たちに出会い、自分たちの取材や制作の方法も大きく変えながら、これからのつくりかたを探ります。 【Feature 1】 バイクにのってどこまでも Bali, Indonesia 【Feature 2】 山に入る日 Yamagata, Japan 【Feature 3】 色を見る、つくりかたをほどく Fukuoka, Japan 【Special】 漫画 : 将来の集落 香山哲
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【サイン本】水野しず『抜け出しても抜け出しても変なパーティー』
¥2,420
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 POP思想家・水野しずの濃縮エキスの詰まった傑作歌集が、ついに誕生! 目の前の現実を切り裂き、その返り血を浴びながら進む覇気に痺れました。ーー穂村弘 この世界の信用できなさに敏感すぎる水野しずさんの、やや信じられる何かに、一瞬でいいからなってみたい。ーー枡野浩一 〈収録短歌より〉 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします 「だし巻き」は「卵」が無視をされているそういう事はわりとよくある 神様を信じますか? と聞かれたがもっといる前提で言ってきていい 泥棒が盗んだアロマディフューザーそれでも人は癒されるのか やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない オリジナルサラダといって出てきたがどこもかしこも知っている味 「ごほうび」と売ってる側が言ってくる当方の金を得る分際で 「芸術」を死に物狂いでやっている。回転寿司を一つも取らずに ここまでは宮崎駿の関係者ここから先は一般の方 【目次】 抜け出しても抜け出しても変なパーティー 岐阜 さまざまな純粋 龍が気さく 「嘘」 リラックス風呂 この世はあまりにも不可解 featuring滅亡 あとがき 【著者プロフィール】 水野しず (ミズノ・シズ) コンセプトクリエイター/POP思想家 1988年、岐阜県多治見市生まれ。武蔵野美術大学造形学部映像学科中退。ミスiD2015グランプリ受賞後、イラストや文筆を中心に活動。noteで連載中のマガジン『おしゃべりダイダロス』は、誰も言ってくれないことを鋭く言い当てながらも、軽快に読める気さくな文体で評判に。近年は短歌でも独自の表現を追求し、私家版歌集『見て見ぬフリをされるのに失敗』『試着室から出てきた人みたいな雰囲気で生きる以外のやり方を私はまだ知らない』を発表。著書に『きんげんだもの』(幻冬舎)、『親切人間論』(講談社)。 判型/ページ数:四六判変形 上製 160ページ 装幀・装画:横山裕一/装画 名久井直子/装幀
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【サイン本】向坂くじら『とても小さな理解のための』
¥2,200
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 名著、復活。 向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。 日々の息苦しさからの解放。 ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を 溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。…又吉直樹(お笑い芸人) 幼さを内包しながら、少女は溶ける。 羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。 日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。…今日マチ子(漫画家) 「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつづける彼女のことを、わたしは誰よりも信じている。…堀静香(歌人、エッセイスト) 【目次】 星座 ●キッチン 二十七歳 迷子 四月の昼 月子、ハズゴーン 満潮 サービス 怒りだ 誤認 潮鳴り トマトポークカレー(もっとも個人的な) ●玄関口 牛乳を一杯わけてください ほしがる 棲みうつる日 ちいさな群れ 城塞 変態 ●子どもたち 区別 線とハサミ クライスト 踊り 月が欠ける 性的な誘い 目撃 提案 あったかくして ●波のうつ部屋 君の帰りを待ちながら書いた詩 食いちがう 波のうつ部屋 カウント 水べ ディナーテーブル 許しが訪れるのを待って 航路 死ぬ前の話 ●窓 ショウ ベッドタウン・パレード 見せてあげる ぶん 同い年 肉眼 豊穣 えり子を知りませんか 新しい足 ねえ、おかあさん ●とても小さな理解のための おとなりは ねずみを殺す いてもいても メッセージ・イン・ア・ボトル 詩がどこにもいなかった日 ディスカウント 理解へ(家庭的な解釈) アンダスタン 青いしっぽ 冬に光る 週末 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 星座 男の人が なぜ女の人が自分と寝てくれないのか考えるあいだ 女の人は老いた母から電話がないのを気にしている 老いた母はちょうど猫に話しかけているところで 猫は隣家の子どもを憎らしく思いかえしている そのとき子どもは家庭教師の目つきから正答をさがそうとし 家庭教師は雇い主に反論する道筋を考えている 雇い主がゴシップの女優の人柄が良いと感心するいっぽう 女優は育ちすぎた亀の始末に手いっぱいになっている 亀は赤んぼうの指を食いちぎることを想像し 赤んぼうには父親が硬いシャツを着るわけがわからない 父親は兄に同性の恋人がいることがゆるせず 兄は恋人の声を思いだしたくてしかたがない そのころ恋人は書店員のまなざしにいたく傷ついたが それは書店員が 全くだれのことも考えていない時だった それらのことがみな同じときに起きた 輪郭はみな表面張力を持ってふるえていた さみしい刺繍のような星の空だ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書にエッセイ集『夫婦間における愛の適温』『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。 判型:四六変
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PATU BigBang!『暗黒の昭和史 変身人間事件簿』
¥1,800
戦後日本に暗躍した変身人間たちがもたらした災厄を、徹底検証! 変身人間たちは、今もあなたのそばにいるかもしれない……。 【内容】 ・『透明人間』『美女と液体人間』『電送人間』 『ガス人間第1号』『マタンゴ』ドキュメンタリー風作品解説 ・変身人間シリーズの原点「透明人間」の魔境と魅惑/切通理作氏 ・ガイガン山崎×タカハシヒョウリ変身人間映画特別対談 ・福田裕彦変身人間映画音楽全曲解説 ・スタッフ・キャストクレジット 【 仕様】 全ページフルカラー/サイズ:B5サイズ ページ数:90ページ
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【サイン本】松橋裕一郎『わたくしがYES』
¥2,200
胸に手を当てる。 ほのおがちいさく、 だけどたしかに燃えている。 わたしは最高。 だから あなたも最高。 (本文より) ちいさいけどおおきくて おおきいけどちいさい、 わたしたちの「いのち」について。 少年アヤが本名である「松橋裕一郎」として 初めて書き下ろした「存在」の記録。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 祖父が亡くなるまでの1ヶ月。 家族と、恋人、そして戦争と、いのちに向き合った「存在」の記録。 高校時代から「少年アヤ」を名乗り、19歳で“オカマ“と自称して24歳でやめた。 20代で同性のパートナーと生活を始め、30代にノンバイナリーを自認した。 祖父が亡くなるまでの1カ月間、恋人と家族、戦争といのちに向き合い、たどり着いたのは、自分は「なにでもない」ということ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 松橋裕一郎(まつはし・ゆういちろう)/少年アヤ 1989年生まれ。エッセイスト。著書に『尼のような子』(祥伝社)、『焦心日記』(河出書房新社)、『果てしのない世界め』(平凡社)、『ぼくは本当にいるのさ』(河出書房新社)、『なまものを生きる』(双葉社)、『ぼくの宝ばこ』(講談社)、『ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録』(双葉社)、『うまのこと』(光村図書)。高校生のころに「少年アヤ」と名乗りはじめる。エッセイストととして10年間活動し、本書が初めての本名名義の書籍となる。 B6判 344ページ
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【サイン本】川島小鳥 写真集 『未来ちゃん』
¥4,070
※ 著者直筆サイン本です。サイン本もパックされているためサインはご想像下さいm(__)m 2011年に刊行され13万部の大ヒットとなった本作は、佐渡島のひとりの女の子の1年間を島の四季とともに撮りおろした一冊です。新装版では6点の新たな写真を加え、さらに美しい印刷と装丁が実現しました。 【プロフィール】 川島 小鳥 (かわしま・ことり)/写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な作品集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、 小橋陽介との共著『飛びます』(2019)、『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)²』(2021)、『vocalise』(2024)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。 仕様:A5上製/空押し+題箋+箔押し/208頁 外寸:縦219mm横148mm厚さ27mm 装丁:祖父江慎+小野朋香(cozfish)
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馬場正尊ほか『パークナイズ公園化する都市』
¥2,640
Open A+公共R不動産 編/馬場 正尊・飯石 藍・小川 理玖・菊地 純平・木下 まりこ・中島 彩・和久 正義 著 【建築・都市は今「公園化」したがっている!】 建築・都市は今、「公園化」したがっているのではないか?これまで街に閉じていた公共施設、オフィス、商業施設などが緑豊かなオープンスペースを備え、街にひらくようになった。この現象を「パークナイズ」と呼び、人々のニーズ、実現する仕組みを紹介。Open Aが設計・運営するプロジェクト、国内外のリサーチ事例、妄想アイデアから、多彩なデザイン、マネジメント手法を解説。 【目次】 はじめに Parknize the City-都市は公園化したがっている 1章 PARKand 公園×○○ 1 つなげる 01 PARK and Library(公園×図書館) 佐賀城公園 こころざしのもり ―図書館と公園の境界を溶かす 02 PARK and Apartment(公園×団地) 高円寺アパートメント ―団地のグラウンドレベルを街にひらく 03 PARK and Shopping Center(公園×商業施設) ちはや公園 ―公園のような商業空間は地域に愛される COLUMN 1|場と人をやわらかくつなげる、新しい公園のマネジメント 2 置く 04 PARK and City Hall(公園×市役所) LIVE+RALLY PARK. ―小さな仮設建築が大きな都市政策を導く 05 PARK and Station(公園×駅) こすぎコアパーク ―駅前広場にコンテンツを散りばめる 06 PARK and Studio(公園×スタジオ) KURUMERU ―ひらかれた建築が公園に新たな出来事を起こす 3 重ねる 07 PARK and Roadside Station(公園×道の駅) トライアルパーク蒲原 ―残土を使った公園で道の駅への可能性を試す 08 PARK and Bridge(公園×橋) 桜城橋 橋上広場 ―橋の上の公園は活用されるのを待っている COLUMN 2|公園を均質化させない、公共性と収益性の丁寧な重ね方 4 見立てる 09 PARK and Community Center (公園×コミュニティセンター) みんなの公園 ―空き地の公園化が市民の自由なふるまいを生む 10 PARK and Alley(公園×路地) Slit Park YURAKUCHO ―路地の公園化がエリアの未来を予感させる 11 PARK and Road(公園×道路) 守口さんぽ ―社会実験が道路の公園化の道をひらく 12 PARK and Department Store(公園×デパート) iti SETOUCHI ―廃デパートの壁を抜き屋根のある公園と見立てる 2章 PARKnize 公園化する都市 S-軒先スケールのパークナイズ CASE01おいしいパーク-使われていない畑が地域にひらかれた居場所に 〈妄想アイデア01〉町工場のPARKnize-町工場が地域のクリエイティブハブに CASE02インフラスタンド-水道工事会社が街にひらいた私設の公衆トイレ 〈妄想アイデア02〉工事現場のPARKnize-仮囲いの一角を、表現の舞台に CASE03New York City Tree Map-「推しの街路樹」は、個人が都市の風景にコミットする仕組み 〈妄想アイデア03〉軒先・縁側のPARKnize-庭先60cmを「特区化」してパブリックにシェア CASE04ただの遊び場ゴジョーメ-空き家を小さくひらいたら、街に起こった大きな変化 M-建築スケールのパークナイズ CASE051111 Lincoln Road-駐車場が人の居場所に。パーク&パーキング! 〈妄想アイデア04〉ガソリンスタンドのPARKnize-郊外の風景を変えるロードサイドの拠点に CASE06the COMMONS-バンコクの商業施設は半屋外の立体的な公園 〈妄想アイデア05〉物流倉庫のPARKnize-ストック空間をひらいて、みんなの遊び場へ CASE07THE CAMPUS-オフィスビルをくり抜いて出現した都会のエアポケット 〈妄想アイデア06〉コンビニエンスストアのPARKnize-なんでもあってなんでもできる。24時間営業のエンタメ公園 CASE08HIROPPA-地域の未来のために。陶磁器メーカーの私設公園 L-インフラスケールのパークナイズ CASE09なんば広場-構想から15年、タクシープールを大改造! 〈妄想アイデア07〉団地のPARKnize-公園の中で暮らす。団地の可能性は豊かな屋外にあり! CASE10タグボート大正-特区制度で大阪の水辺を切りひらく 〈妄想アイデア08〉墓地のPARKnize-日常的に通いたくなる明るいお墓 CASE11CopenHill-ごみの山が遊べる山に大変身! 〈妄想アイデア09〉メガソーラーのPARKnize-エコエネルギー&フレッシュフード CASE12SEOULLO 7017-ソウルの駅前に浮かぶ1kmの公園 XL-都市スケールのパークナイズ CASE13田園都市・レッチワース-敷地境界を緑に置き換える 〈妄想アイデア10〉地方駐車場のPARKnize-「衰退する都市」ではなく「公園化する都市」と呼んでみる CASE14PUBLICWARE-未来の都市の風景は個の集合体で浮かびあがる? 3章 Interview この先の都市を描く対話 01 小野裕之さん(散歩社) -メディアのように空間を編集する、下北沢BONUS TRACKのメカニズム 02 吉村有司さん(東京大学先端科学技術研究センター) -データ活用が都市計画・まちづくりの民主化を進める 体裁:四六判・272頁(カラー128頁) 装丁:鈴木麻祐子
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野口理恵『[エッセイと実用] 私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック ITY VOL.1』
¥1,320
最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい 「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。 読むと少し役に立つ! エッセイと実用シリーズ第1弾 rn pressでは「I’ll teach you about ... series (ITY)」という、「読むと少し役にたつエッセイと実用」シリーズを定期的に刊行していきます。 第一弾は「自分のお葬式ブック」、第二弾は「手紙の書き方ブック」を予定しています。 仕様:新書(105×173)・96ページ
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【サイン本】武邑光裕 『Outlying 僻遠の文化史』
¥3,960
※ 著者直筆サイン本です。 武邑光裕は世界のフロントランナーであった時代の日本を、 文化の基盤から構築したオルタナティヴ・カルチュア・グルである!!!!! トランスメディア、生成AI批評、クリプトアナーキー、 ヒッピー資本主義、自立革命、デジタルノマド…… そして世紀を跨いだ現在もテクノロジーと文化の尖端を説き続ける。 そう、私は今も武邑尊師の教えを実践し、信仰し続けている!!!!! ーーーーー宇川直宏(DOMMUNE) 本書は、私の自叙伝であると同時に、人生の最終段階においてのみ語ることが許される『秘密』やプライバシーの開示でもある。ーー武邑光裕 インターネットのない時代、「ゾーン」に導かれるまま世界中を駆けめぐり、いつでも時代の“外側”から文化を創ってきた。マンハッタンに廃墟の住処がなくなろうとする80年代後半のNY、90年代以降のサンフランシスコ、京都、東京、札幌、ベルリン。40年以上に及ぶ、人と文化をめぐる旅の記憶。武邑光裕が歩んできた道を辿ることは、未来の文化につながる。 <特別付録:投げ込み24P小冊子> 宇川直宏(DOMMUNE)×若林恵(黒鳥社)対談 「サイケデリックの行方」 四六判 452ページ 並製 デザイン:藤田裕美
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【サイン・短歌入】岡野大嗣『うたたねの地図 百年の夏休み』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆のサイン、短歌入り。短歌は選べません。 “どこにでもある眺めとここにしかない眺めが交錯する” これまで取りこぼしてきた日々の感情を忘れないために短歌を詠む、人気歌人・岡野大嗣さん初の短歌×散文集です。 さまざまな場所をテーマに、 短歌を詠むときのまなざしから生まれた散文とたね(短歌が出来上がる前のメモ)、150首の短歌をもとに、〈夏のとある街〉を作りました。 今まさにその場所にいるような、その場所とつながっているような感覚になれる新しい本。 さまざまな場所と出合いなおすことで、 短歌と散文、感情が響き合って、懐かしさとともに新しい風景があふれだします。 ぜひ、短歌の世界と歌人のまなざしを追体験しながら うたとたねをヒントに、夏のとある街の地図を心に描いてお楽しみください。 ※装画・挿絵:中村一般さん <岡野大嗣さんよりコメント全文> タイトルに「夏休み」と入れておきながら僕は、夏があまり得意ではありません。 命の危険を感じる暑さからも、ただ生き延びることにやたらと意味を浴びせてくる光からも、なるべく距離を置いていたい。 でも、夏にふと感じる、ほっとするようなさびしさとは握手をしたくなります。 暑さを逃れて立ち寄った本屋さんで迎えてくれる涼しいインクのにおい。信号待ちの日傘に感じるなつかしい気配。図書館の片隅で空調の音に包まれてめくられるページの響き。 この本には、そんなさびしさが集まっています。 時間はたっぷり百年用意しました。 いくらでものんびりと、この街で涼んでいってくださいね。 判型: B6判変型 156ページ
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【柴田元幸サイン本】レベッカ・ブラウン『天国ではなく、どこかよそで』
¥2,200
※ 翻訳者・柴田元幸さんの直筆サイン入りです。 『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの最新物語集『天国ではなく、どこかよそで』。 「三匹の子ぶた」を踏まえた「豚たち」、「赤ずきんちゃん」を踏まえた「おばあさまの家に」をはじめ、ピノキオ、ヘンゼルとグレーテルなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターを、レベッカ流に夢見なおした物語が並びます。 語り直しの切り口は作品によってさまざまですが、単一のメッセージに還元できない、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづける作家の神髄が伝わってくる、豊かな「サイクル」が出来上がっています。 “ここにあるのは「めでたし、めでたし」の死角を辛辣なユーモアで照らしてみせる物語。 そうやってわたしたちが見えないふり、聞こえないふり、わからないふりをしてきた暴力の轍を、怒りでもって洗い出し、祈りをこめて語り直すのだ。” (倉本さおり) “そこではみんな、ほんものの肉体を得る。 痛みに苛まれ、声は揺らぎ、歪み、叫ぶ。 闇の中、寓話は変わり果てた姿になって 赦しを求め、こちらを見つめる。 どうしてこんなに、愛おしいのだろう。”( 大崎清夏) 【目次】 豚たち The Pigs 狼と叫んだ女の子 The Girl Who Cried Wolf 誰かほかに Someone Else 穴 The Hole デビーとアンジ Debbie and Anji 大皿に載ったあなたの首 Your Head on a Platter ヘンゼルとグレーテル Hansel and Gretel セメントの二つのバージョン Two Versions of Cement 天国ではなく、どこかよそで Not Heaven, Somewhere Else 双子 The Twins ご婦人と犬 The Lady and The Dog 人魚 The Mermaid ハンプティ・ダンプティ Humpty Dumpty わたしをここにとどめているもの What Keeps Me Here 兄弟たち The Brothers ゼペット Geppetto おばあさまの家に To Grandmother’s House 謝辞 訳者あとがき ページ数:136 判型:B6判変形 装画:金井冬樹 デザイン:横山雄 【著者プロフィール】 レベッカ・ブラウン(著) 1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。翻訳されている著書に『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』『家庭の医学』『犬たち』、ナンシー・キーファーとの共著に『かつらの似合っていない女』がある。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞。 柴田元幸(翻訳) 1954年生まれ。翻訳家・アメリカ文学研究者。 ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウン、バリー・ユアグロー、トマス・ピンチョン、マーク・トウェイン、ジャック・ロンドンなど翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクソン』で日本翻訳文化賞、また2017年に早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。 文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)責任編集。
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青山南ほか83名『冬の本』
¥1,870
SOLD OUT
冬に読んだ本や、冬になったら思い出す本。冬に出会った本や、冬のような本。冬と一冊の本をめぐる書き下ろしエッセイ集。 執筆者一覧 青山南、秋葉直哉、淺野卓夫、天野祐吉、安西水丸、いがらしみきお、池内紀、池内了、石川美南、井嶋ナギ、伊藤比呂美、伊藤礼、井上理津子、岩瀬成子、上原隆、宇田智子、内堀弘、大竹昭子、大竹聡、大谷能生、岡尾美代子、岡崎武志、荻原魚雷、角田光代、片岡義男、木内昇、北澤夏音、北沢街子、北村薫、北村知之、久住昌之、小林エリカ、越川道夫、小西康陽、近藤雄生、佐伯一麦、柴田元幸、杉江由次、杉田比呂美、鈴木慶一、鈴木卓爾、鈴木理策、曽我部恵一、高橋靖子、高山なおみ、田口史人、竹熊健太郎、武田花、田尻久子、田中美穂、丹治史彦、友部正人、直枝政広、長崎訓子、名久井直子、能町みね子、橋口幸子、蜂飼耳、服部文祥、浜田真理子、早川義夫、平田俊子、平松洋子、文月悠光、穂村弘、堀込高樹、堀部篤史、ホンマタカシ、前野健太、万城目学、又吉直樹、松浦寿輝、町田康、南博、森山裕之、安田謙一、柳下美恵、山崎ナオコーラ、山下賢二、山田太一、山本善行、吉澤美香、吉田篤弘、吉本由美 装丁:和田誠 仕様:四六判変形上製 200頁
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前川恒雄『未来の図書館のために』
¥1,980
この本は2020年4月にお亡くなりになった前川さんの遺稿集です。 前川恒雄さんは1965年に東京都の日野市において、初代の日野市図書館長をつとめ、市民が求める本を提供するというその1点において、日本の図書館の性格を変えました。 それは一口にいえば、市民を教育・指導する図書館から、市民の生活のそばにあり、市民とともに成長する図書館への大きな転換であり、いまでは当り前とされる「リクエストサービス」も日野の図書館において、最初にはじまりました。 『未来の図書館のために』は前川さんの図書館にたいする考え方、現在の図書館にたいする思い、そして『移動図書館ひまわり号』では書かれなかった、その後の前川さんの歩みを綴っています。前川さんが最後に、読者、とくに図書館に携わるひとたちに伝えたかったことをまとめた1冊です。あとがきは長女の文さんが書かれています。 デザイン :櫻井久 装丁写真:漆原宏 版型:四六判変形、上製 頁数:176頁
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【サイン本】山川直人『カラスの言葉がわかるまで』
¥770
※ 著者直筆サイン本です。 タウン誌「うえの」に発表された2~4ページの漫画を中心に13篇を収録した自主制作漫画集 【装幀】小沼宏之[Gibbon] 【判型】A5判/本文56頁
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【特典付】小原晩『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』
¥1,760
\異例の累計1万部突破/ 本の目利きが大注目の私家版、書き下ろしを加えてついに商業出版! 一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人へ 誰もが経験したことがあるような感覚、せわしない日々からこぼれていく感情や体験を、切実に丁寧に掬いあげる彼女の文章に共感やあの頃を懐かしむ人が続出! 不安ややるせなさで固まった心をほぐしてくれる全40編。18~27歳までの東京での生活を中心に綴られたエッセイ集。 ままならないことも 不器用さも すべてひっくるめて 生活は愛おしい ◎又吉直樹さん・蓮見 翔さん・松本壮史さん 大推薦◎ 笑いも、恥も、傷も、忘れ去った記憶さえも尊いものだと気づかせてくれた。 感情が論理を超え、愚かさに光が宿る。そんな本当の瞬間が綴られた作品を、心から祝福したい。 (又吉直樹さん) 何にもいいことないなって思ってる人は読んでみてください。あ、これ確かにいいことだわって気づけるものがたくさん詰まってます。僕はこの本を読んでから、外を歩く時に楽しいと思える瞬間がちょっとだけ増えました。 (蓮見 翔さん/ダウ90000) ぼんやり不安を抱えながら、のんきな文体で東京の街を軽快に彷徨う。 磯丸水産で、バルト9の帰り道で、荻窪のスーパー銭湯で。すごく個人的なことばかり書かれているのに、たまに記憶の奥底とシンクロしてはちきれそうになった。 みっともないことばかりだけど、よく見たら日々はそれなりに光ってるのだと教えてくれる。 (松本壮史さん/映像ディレクター) <著者プロフィール> 小原晩(おばら・ばん) 1996年東京生まれ。2022年、自費出版(私家版)にてエッセイ集『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』を刊行。2023年9月に『これが生活なのかしらん』(大和書房)を刊行。 体裁:四六判、並製、1色、総176ページ 挿絵・装画:佐治みづき ブックデザイン:漆原悠一(tento)
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【サイン本】『新百姓』2号「米をくう」
¥3,150
※ 編集長おぼけんさんの直筆サイン本です。 【編集長おぼけんさんより】 便利で安定した現在の米供給システムは、ありがたいもの。 しかし、効率のみを重視するあまり、稲作から炊飯まで、「米をくう」営みの中に溢れていた つくる喜びや楽しみも、失われてきたのではないでしょうか? 安定した米供給システムを土台にするからこそ、安心して、思いっきり「米をくう」で遊ぶ。 そんな新しい社会は、どうやったら実現できるのか? そんな想いのもと、本号では、 『まぁまぁマガジン』編集長で文筆家の服部みれいさん、 『米の日本史』などで知られる稲作文化研究の第一人者・佐藤洋一郎さん、 『小さな田んぼでイネづくり』などの著者で、石垣島で稲作に取り組む笹村出さんをはじめ、 常識に囚われずに、文明、テクノロジー、文化、技と知恵の各視点から、 「米をくう」を探究してきた先輩方との対話を通じて、新しいものの見方、最先端の問い、創造の余白に触れて参りました。 読めば、お米を釜で焚いてみたくなる。 読めば、自分で田んぼをやってみたくなる。 読めば、炊きたてのご飯がいつもの何倍も愛おしくなる。 そんな一冊になっていると思います。 また、奇しくも今年は米不足が話題となりました。 その意味でも、多くの方が「米をくう」への関心を高めているタイミングであり、 貴店にいらっしゃるお客様にも興味を持っていただけるのでは、と考えております。 【目次】 017 Chapter 01 新百姓的考現学 020 どうすれば私たちは繋がりを取り戻せるだろうか? Korpi家の田植え 028 日々の暮らしから自分を解放するには? [インタビュー]服部みれいさん 044 ハッキンチェア 049 Chapter 02 特集 米をくう 1)文明と物語の視点から 060 そもそも人間にとって「米をくう」って何? [インタビュー]佐藤洋一郎さん 072 人類と「米をくう」のコンテキスト 076「米をくう」と人類 1「米をくう」の起源 / 2 畑作牧畜文明と稲作漁撈文明 3「米をくう」と世界の信仰 / 4「米をくう」の現状 5「米をくう」の品種と栽培方法 / 6 栄養源としての「米をくう」 7「米をくう」さまざまな調理法 086 「米をくう」で遊ぶ [数学の視点から] [寄稿]小林知樹さん 2)デザインと科学の視点から 094 どうすれば「米をくう」はもっと楽しくなるか? [インタビュー]日吉有為さん 106 「米をくう」で遊ぶ [デザインの視点から [寄稿]田中 淳さん 108 レベル別「米をくう」の道具 112 ハンドツール | アルファ米 116 「米をくう」と最先端テクノロジー 3) 道具と知恵の視点から 124 どうすれば「米をくう」をこの手でつくり出せるか? [インタビュー]笹村 出さん 142 「米をくう」の単位 146 「米をくう」の本質の探究者 福岡正信 150 「米をくう」10の型 154 一隅から | 藝術農民 4) 調和・喜び・からだの視点から 162 どうすれば私たちは「米をくう」で遊べるか?① [インタビュー]長坂潔暁さん 180 どうすれば私たちは「米をくう」で遊べるか?② [インタビュー]義本紀子さん 192 「米をくう」と日本の信仰 196 糸波の構造 | 田の神様ってなんだ? 204 いま、うしなわれつつある風景 | どぶろく祭り 208 23世紀の昔話 | おむすびころりん 212 道の具 | 五十嵐窯の鎬飯碗 216 YABABON [002号参考図書] 220 「米をくう」探究の旅 ツールガイド 236 編集後記「稲作は芸術だ」 239 Chapter 03 巻末付録 240 『新百姓』99のテーマ 242 新百姓、これまでの物語 / 『新百姓』と一緒に企んでください! 245 じぶん革命! Revolubon! 246 写真解説 250 新百姓1号取扱店 252 ご寄付のお願い&3373名限定会員募集のご案内 / 2号制作を支えてくれた寄付者の皆様 ■『新百姓』2号概要 発酵部数|8,888冊限定、全てに手作業でシリアルナンバー打刻 定 価|3,150円(税込) (=米サイコウ!) 判 型|B5変形判 頁 数|254P(フルカラー) ※本号は、1号で使用していた厚みの紙が生産終了となった関係で、 紙質は同じものの、1枚あたりの厚みが少し薄くなった紙を使用しております。 そのため、その分ページ数とコンテンツを拡充しました。
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【サイン本】高山なおみ『毎日のことこと』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 細かなところまで 思い出せば思い出すほど あのころに起こった すべての出来ごとに やさしく抱かれている 暮らすこと、食べること、季節のこと からだの奥でおぼえているちいさな「ことこと」を大切にひらく36のエッセイ。 神戸に暮らすようになって六年目、地もとの新聞社の方から、月にいちどエッセイを書いてみませんかとお誘いがありました。掲載は土曜日の朝刊。朝の光を浴びながら、のんびり読んでくださるといいなと思い、私の身のまわりで起きた、日々のささやかな出来ごとをみつめ、綴っていくことにしました。 タイトルはまず「ことごと」という言葉が浮かびました。次に浮かんだのは「ことこと」。煮炊きの音コトコトです。すると自然に、いつかの旅で出合った忘れられない一皿や、普段着の簡単なごはんのことなども書きたくなってきました。文章だけでは少しさびしい気がして、写真や小さなイラストも添えることにしました。 (「おわりに」より) 料理家でたくさんの著作もある高山なおみさんが、遠くに住む友だちに宛てた手紙のように、神戸での暮らしを3年にわたり綴ったエッセイ集です。 2021年4月〜24年3月、神戸新聞の連載を一冊にまとめました。 今朝は、霧。窓の外がまっ白に膨らんで、空も海も街も見えません。さすがは梅雨のまっただなか、街の方から見たら、私のいるマンションは山ごと霧に包まれて何も見えないんだろうな。 濃い霧に覆われると、耳が遠くなったような感じがします。街の音も、私が立てる生活の音も、何もかもが吸い込まれ、茫々とした静けさに包まれるのです。まるで、体ごと霧に埋もれてしまったみたい。雪の日にも似ているけれど、どこか違う。なんだか目に見えない大きなものに、抱かれているようです。 こんな日は自分にもぐり込み、書きものをする日和なので、午後もずっとパソコンに向かっていました。 (「雨とアイロン」より) 高山なおみ◎1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。日々の生活の実感が料理になり、言葉となる。 画家、絵本作家、音楽家、作家などのさまざまなクリエイターが夜ごと集う店「諸国空想料理店 KuuKuu」のシェフを1990年から2002年まで勤め、その後料理と文筆の道へ。 日記エッセイシリーズ『日々ごはん』『帰ってきた日々ごはん』、『新装 野菜だより』『料理=高山なおみ』『自炊。何にしようか』、『ロシア日記―シベリア鉄道に乗って』『本と体』『気ぬけごはん』『暦レシピ』、絵本『どもるどだっく』『たべたあい』『それから それから』(以上、絵・中野真典)など著書多数。2016年、東京・吉祥寺から神戸・六甲へ移住し、ひとり暮らしをはじめる。 編集+デザイン 丹治史彦、井上美佳(信陽堂編集室) 校正 猪熊良子 B6変形判 上製(170×116ミリ) 196ページ
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さかざきちはる[ペンギンと文鳥 〝晴耕雨読〟] シルクスクリーン作品 4枚 + 額縁 2個 セット
¥33,000
SOLD OUT
※ 発送は10/1頃~の予定です。 toolbox大阪ショールームで開催の『ペンギンアパートメント大阪』展のための書き下ろし作品〝晴耕雨読〟 シルクスクリーン作品 4枚 + 額縁 2個 (額縁4個ではありません)セットです。エディション番号入りです。番号はお選びいただけません。 ※ 画像シルクスクリーン左下のA/PはArtist Proof の略で、作家の保存分ということです。 お届けするものには15/100のようにエディションナンバーが入ります。 1色ごとにひとつの版をつくる、昔ながらの印刷技法。 1色刷ったら乾燥させ、乾ききったたら、別の色を刷って また乾燥させる……これを何度も何度も繰り返す。 高性能プリンターの普及により、 近年ではほとんど制作されなくなったシルクスクリーン作品ですが、 ペンギンデザインではこの方法にこだわっています。 今回も美術印刷職人の小林史枝さんによって、 ペンギンのイラストは0.01ミリ単位で加工製版され、 ほとんどズレやムラのない美しい仕上がりに。 インクの調合、製版、刷版、乾燥、断裁、 全て人の手によって行われています。 シルクスクリーン 100×100mm 額縁 120×120×厚20mm
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樽本樹廣『百年の一日』
¥1,320
百年の2006年7月から2007年8月までの日記を振り返ったzine。 付録 : エッセイ「ほんのこと」 デザイン : 森島彩生 文庫判
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エイナット・ツァルファティ 『アパートのひとたち』青山南 訳
¥1,650
SOLD OUT
アパートに住む女の子。各階のドアを見て、住人を想像してみる。泥棒一家にサーカス団、吸血鬼など、珍妙な住人の部屋の中は、おもちゃ箱をひっくり返したよう。ページをめくるたびに広がる奇想天外な空想世界を楽しむ絵本。 判型・ページ数:A4変・37ページ
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小飼 弾『子供の科学完全読本 1924−1945』
¥2,420
SOLD OUT
創刊100周年を記念! 創刊から終戦までの雑誌『子供の科学』を読み直す 膨大なバックナンバーの中から、科学とテクノロジーに強い現代の知の巨人、小飼弾が、日本の科学技術発展に寄与した側面に注目して記事をピックアップ。当時の社会情勢を背景に、どんな意図で、何を解決したくてこの記事が書かれたのか、また、当時の知識人が科学の進歩をどこまで予言できているのかなどを振り返る。 特に戦争が近づいてくる様子、また戦況が厳しくなったことが読み取れる記事は必見。当時の読者の役に立とうと編集された内容は、そのまま世相を反映していることに改めて気付かされる。月刊誌だからこそ世の中の動きが細かに記録されていることにも、現代人として胸熱くなること必至だ。 ※紙版は早期購入限定「昭和20年12月号デジタルBOOK」セットとなっております。期間内にデジタルBOOKを帯のQRコードから取得することで、戦後間もない貴重な「子供の科学」を全ページ読むことができます!(取得期限:2025年3月8日まで) 【著者紹介】 小飼 弾(コガイ ダン) 投資家、プログラマー。株)オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)の取締役最高技術責任者(CTO)を務め、同社の上場に貢献。著書に『小飼弾の「仕組み」進化論』(日本実業出版社)、『「中卒」でもわかる科学入門』『未来予測を嗤え! 』(いずれもKADOKAWA)など。ニコニコチャンネル「小飼弾の論弾」で、毎月2回、時事ニュース解説や科学・IT解説などをライブ配信中。 判型:B5 ページ数:208
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『TRANSIT 65号 世界のパンをめぐる冒険 創世編』
¥1,980
朝食のトースト、昼食のサンドウィッチ、おやつの肉まんに、夕飯の付け合わせのバゲット......。思い返すと、私たちの食卓に当たり前のように登場する「パン」。日本のみならず世界各地で人びとに愛され、胃袋を満たしています。そんな身近な存在であるパンを紐解いてみると、地域ごとに素材や工程、形状や呼称も異なり、その土地の気候風土や歴史を色濃く反映していることに気付きます。その起源は古代メソポタミア・古代エジプトに遡り、地中海やシルクロードをわたり、またヨーロッパの世界進出により世界中に広まっていきました。焼いたり、揚げたり、蒸したり、挟んだり......。パンは各地の文化と結びついて進化し、今もなお発展を遂げているのです。そんな各国で日常的に親しまれているパンのある暮らしを辿り、世界のパンをめぐる冒険へと出かけた1冊です。 【特集】 文化の数だけパンがある パンを決定する諸条件 パンの起源:麦栽培の歴史 世界に広がっていったパンの歴史 世界の郷土パンカタログ みんなのパンと旅の自由研究 モロッコ/中国/リトアニア/インド/中南米 信仰とパンのかかわり 日本で世界一周!パンの旅ガイド ヨーロッパ/中東・アフリカ/アジア/アメリカ パン好きに聞く!推しパン店ガイド 上村祐翔/田辺智加(ぼる塾)/池田浩明 山本祐布子/甲斐みのり/坂井勇太朗 世界10都市 気になるパン店ガイド あゝ、美しき発酵世界 <付録> パン4種 ステッカー 【取材】 古代から現代へ、エジプトの命をつなぐパン エジプト/カイロ、ルクソール 写真=高橋ヨーコ 文=林 紗代香(TRANSIT) シルクロードで交差する丸いパン ウズベキスタン/フェルガナ盆地、 タシュケント、サマルカンド、ヒヴァ 写真=後藤武浩 文=山口優希(TRANSIT) 西安のパンを巡る穏やかな時間。 湯気の香りに誘われて 中国/西安 写真・文=塩川雄也 畑を耕しパンを焼く、原始の灯火 リトアニア/クライペダ 写真・文=在本彌生 祈り、分け与えるパンとワインと修道院 イタリア/シチリア島 写真=市田小百合 文=佐藤礼子 パンをとりまくベルリンの日々 ドイツ/ベルリン 写真=黄瀬麻以 文=河内秀子 【連載】 World View ・今日の世界......パナマ運河/スエズ運河 ・遠くへ旅するちいさな言葉......クロアチア ・未来を拓く市民会議......メキシコシティ ・80億分の1......ベルリン 海の向こうのローカル風土記 presented by overseas......イタリア 大きさ:72 x 210 x 11 mm
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【サイン本】オルタナ旧市街『Lost and Found(すべて瞬きのなかに)』
¥900
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 生活は物語られる。失われたものを奪還するために。 ふたたびの邂逅を夢見て廻る、都市とあなたとわたしの境界――。 “ぼんやりとラーメンをゆでている間に世界は三度も崩壊して、スープをまぜている間に再構築した。” 【目次】 嵐のあと 匿名の街 ユニコーン・ガールのまなざし 密室のきみ Night after night ネオンテトラの標本 不機嫌な革命家 24時の号砲 ユートピアをぶっ壊せ どうかなるべく大きな声で 宝石未満 鳥のひと 代替(不)可能な 晩夏・微睡 それからのロマンス 永遠じゃない 森の中では見つけられなかった イデオロギー・ドラマツルギー ニッパーの背骨(あとがきにかえて) 【著者略歴】 オルタナ旧市街 個人で営む架空の文芸クラブ。2019年より、ネットプリントや文学フリマを中心に創作活動を行う。2022年に自主制作本『一般』と『往還』を発表。空想と現実を行き来しながら、ささいな記憶の断片を書き残すことを志向している。文芸誌『代わりに読む人』、『小説すばる』、『文學界』などにも寄稿。柏書房よりデビュー・エッセイ集『踊る幽霊』発売中。 【書誌情報】 本文50p B6サイズ 表紙カラー/本文モノクロ 表紙用紙:アラベール スノーホワイト200 本文用紙:上質紙110
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【サイン本】小山田浩子『小さい午餐』
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 広島在住の芥川賞作家・小山田浩子の初めての食エッセイ集。 月に 1 回くらいどこかへ出かけてお昼ご飯を食べながら考えたこと。 “誰だってお昼を食べるし、その場所は自由に決めていい” 見たこと感じたことを書いていくうちにどんどん虚実が混ざって、 エッセイでありながら私小説でもあり、でも、確かに体感したこと。 “誰もがハッピーなアワーを過ごす権利がある、 それを忘れないようにする。 ちょっと酔っている、でもまだ普通に歩ける。” “暗くなったり考えこんだり泣けたり、調子に乗って失敗したりもする 日々ですが、お昼ご飯がある程度おいしく楽しく食べられたらありがたい、 大丈夫だ、と感じます。どこで生まれても、暮らしていても、誰もが食べたい ようにお昼ご飯を食べられる世界であるよう、強く願っています。” 装画は塩川いづみ。 ページ数:272 判型:四六判 装丁:横山雄 小山田浩子(著) 1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』『小島』、エッセイ集『パイプの中のかえる』『かえるはかえる』がある。
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馬場正尊『あしたの風景を探しに』
¥3,300
【NHKプロフェッショナル仕事の流儀(2024.7.5) 出演で話題!】 リノベーション・DIYムーブメントを牽引した、 「東京R不動産」の立ち上げをはじめ、 新領域への越境をつづけてきた異端の建築家は 今日も世界を右往左往!? トラベリング・ライフのなかで書き溜めた思考と記憶の断片。 「次の時代の都市が、風景が、なにを欲しているか。 それを探すために、また旅をし、言葉を紡ぎ、建築をつくる。 それを繰り返してきたし、これからもつづけるのだろう」(本文より) 「先が見えない」を愉しみたいすべての人へ 【「はじめに」より】 いままでなんのために仕事してきたんだろう、と振り返ると僕の場合、建築のためというより、なにか新しい風景を見たいがためにいろいろやってきた、 という気がする。もちろんそれが建築という手段のときもあるけれど、ときには「東京R不動産」だったり、「エリアリノベーション」だったり、「本を書く こと」だったりする。やけにバラバラしている印象があるけど、それらをまと めて俯瞰して見たとき「まだ見ぬ風景を見たいがためにやってきたことなんだな」と思うと妙に納得がいく。…… 四六変形判 424頁 並製・仮フランス装 【著者紹介】 馬場正尊(ばば・まさたか) 建築家/Open A 代表取締役/東京R不動産ディレクター/東北芸術工科大学教授 1968年佐賀県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、博報堂入社。博覧会やショールームの企画等に従事する。その後、早稲田大学大学院博士課程へ復学。建築とサブカルチャーをつなぐ雑誌『A』を立ち上げ、編集長を務める。2003年、建築設計事務所Open A設立。建築設計、リノベーション、都市計画、執筆などを行う。同年、都市の空地を発見するWebサイト「東京R不動産」をスタート。東京のイーストサイド、日本橋や神田の空きビルを時限的にギャラリー化するイベント、CET(Central East Tokyo)ではディレクターを担当。2015年、公共空間のマッチング事業『公共R不動産』を開始。建築設計を基軸としながら、メディアや不動産などをさまざまな領域を横断しながら幅広い活動を展開している。 主な著書に、『都市をリノベーション』(NTT出版)、『だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル』(共著、ダイヤモンド社) 、『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』(学芸出版社)、 『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』(学芸出版社)など。
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小指『奇跡のような平凡な一日』
¥1,210
2022年6月27日〜2024年3月29日の日記をまとめた1冊。 文庫サイズ 92P
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平野紗季子『ショートケーキは背中から』
¥1,870
『生まれた時からアルデンテ』から10年、やっぱり虚無にはごはんが効く。 「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より貪欲に食べ、言葉を探し続けた20年。その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を大収録。 大島依提亜/デザイン 判型 四六判変型 頁数 192ページ
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『たね』
¥4,400
この絵本のテーマは「たね」です。 といっても科学的な図鑑ではありません。 生きているのか死んでいるのか分からない一粒のたねが、ある時、芽を出し、成長をはじめる。その神秘的な力についての考察です。 たねは奇跡である。 豊かな未来への可能性を無限に秘めている。 神秘的とも思えるたねとはいったい何なのか。 このような本がこれまであったでしょうか。 ポップアップ形式(「たねとは何か」)、 アコーデオン形式(「たねの旅」)、 絵本形式(「たねと女性」)、 折りたたみ形式(「たねと宇宙」)の 4つのパーツが一冊の本の中に綴じ込まれた、画期的な造本とデザイン。 シルクスクリーン印刷によるハンドメイドの素朴な味わい。 先住民族のワルリ画アーティスト、ワイエダ兄弟による緻密で美しい絵。 たねの力をあますところなく追求した驚くべき絵本。 これは、まさに私たちの新しい未来へ向けたメッセージです。 発行: タムラ堂 ギータ・ヴォルフ 文/ワイエダ兄弟 絵/青木恵都 訳 日本語デザイン セキユリヲ+守屋史世 27cm×27cm/上製/46ページ ケース入り シリアルナンバー付
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川島小鳥写真集 『vocalise』(ヴォカリーズ)
¥3,630
本作は、『未来ちゃん』の制作時にヨーロッパ各地の夏の風景のなかで撮影されました。今回、未来ちゃんの幻の夏の旅として、13年の時を経て写真集になりました。 タイトルのvocalise(ヴォカリーズ)とは。歌詞のない母音だけで歌われる歌唱法のこと。未来ちゃんが目にする言葉にする前の新鮮な世界そのものが一冊に綴じられています。 【プロフィール】 川島 小鳥 (かわしま・ことり)/写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な作品集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、 小橋陽介との共著『飛びます』(2019)、『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)²』(2021)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。 仕様 A5上製/空押し+題箋+箔押し/128頁 外寸(縦219mm横148mm厚さ18mm) 装丁 祖父江慎+小野朋香(cozfish)
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【サイン本】勅使川原真衣『職場で傷つく』
¥1,700
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 『他者と働く』『企業変革のジレンマ』 宇田川元一氏 推薦 「職場で傷ついた人は、企業変革の入り口に立っている。」 『「能力」の生きづらさをほぐす』で鮮烈なインパクトを残した気鋭のコンサルタントが、なきものとされてきた「職場の傷つき」に着目し、これからの組織開発のあるべき道筋を探る意欲作。 1ON1、対話、パーパス、人的資本経営、ウェルビーイングなど、目新しい言葉に飛びつく前に、まずその「傷つき」に「気づく」ことから、始まる。 「能力主義」の限界に気づき始めたすべての人へ。 【もくじ】 第1章 「職場で傷つく」とはどういうことか? 第2章 「職場で傷つく」と言えない・言わせないメカニズム 第3章 「能力主義」の壁を越える 第4章 いざ実践ーー「ことばじり」から社会の変革に挑む ■あの社員は、なぜ辞めたのか? ■ハラスメント未満の「傷つき」をなかったことにされる職場とは。 ■仕事で傷ついたなんて言ったら負け? ■うまくいっている人の行動分析をしてマネして、本当に「できる人材」になれるのか ■かけ声ばかりで、実は排他的な職場とは。 ■出世した、でもいつまでこのぎりぎりのラインで働き続ける必要があるのか ■優秀な人がいれば、組織の問題は解決するのか ■評価はどこまで「正しい」のか ■「自分で考えろ」の意味 ■真面目な社員の「闇落ち」ーービックモーター社の事例から ■「天才職人」の降格 ■形だけの「ストレスチェック」 ■「通過儀礼」としての就活 ■個人的なこと=気の毒だけど自分で何とかすべきこと ■「主体性」のある人材、欲しい? いらない? ■「人的資本経営」への違和感 ■お調子者の静かな「傷つき」 ■優秀ならば、傷つかない? 「職場で傷つく」を諦めない、当たり前にしないために、個人ができること・会社が具体的にできることとは何か。具体例を示しながら解くきほぐす。 【著者プロフィール】 勅使川原真衣 テシガワラマイ 1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了。BCGやヘイ グループなどのコンサルティングファーム勤務を経て、独立。教育社会学と組織開発の視点から、能力主義や自己責任社会を再考している。2020年より乳がん闘病中。著書に『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)がある。朝日新聞デジタルRe:Ronにて「よりよい社会と言うならば」連載中。 判型・ページ数 : 四六 ・ 304ページ
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近藤聡乃『一年前の猫』
¥2,200
『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』で人気の漫画家・アーティストの近藤聡乃さん。 一緒に暮らす猫たちとの生活を描いたエッセイ7編と、 魅力的なカラーイラスト約20点を、本文、巻末の蛇腹、特典シールなど随所に収録した小さな作品集です。 【仕掛けが盛り沢山!】 文庫サイズの上製本に、金の箔押し、巻頭と巻末にはそれぞれ、二つ折り、蛇腹(四つ折り)の別丁扉付き。 さらに、特典シールも全ての本に挿み込み。すてきな小箱のような一冊です。 【本文より】 ニューヨークはもう冬である。今日の猫たちは一年たったら一年前の猫になる。来年もたぶん私は猫たちの誕生日を祝うのを忘れてしまうけど、一年前の猫たちの小さな声やあたたかさを忘れることはないだろう。 近藤聡乃【著】 1980年千葉県生まれ。2000年にマンガ家デビュー後、アニメーション、ドローイング、エッセイなど多岐にわたる作品を国内外で発表している。主な著書に、コミックス『はこにわ虫』(青林工藝舎)、『A子さんの恋人』全7巻(KADOKAWA)、『ニューヨークで考え中』1〜4(以下続刊・亜紀書房)、作品集『近藤聡乃作品集』、エッセイ集『不思議というには地味な話』(ともにナナロク社)など。 ページ数 120p 判型(実寸) 148mm × 105mm
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Stephen Shore 『A Road Trip Journal Special Limited Edition』
¥47,800
SOLD OUT
A highly collectable, limited facsimile edition Stephen Shore is one of the most important photographers of the twentieth century. A pioneer of colour photography, his photographs of everyday American scenes paved the way for future art photographers like Martin Parr, Nan Goldin and Thomas Struth. This special, highly collectible, limited edition book – numbered and signed by the photographer – is a complete reproduction of the journal that Shore made on a month-long American road trip in 1973, during which he began work on his influential project Uncommon Places. In the journal Shore included his own photographs, lists detailing information on his travels like where he stayed, what he ate, how many miles he drove, and various ephemera like receipts and postcards. Each page of the journal is reproduced along with a plate section featuring every photograph he took on his journey to provide the complete story of the journey at this seminal moment in his career. The book also includes a set of postcards, reproductions of cards that Shore himself made and distributed on his journey, to ensure this is an essential title for any collector, photography enthusiast, or student. 寸法 外函: 425×303×50mm 本体: 365×285×43mm
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福原信三『巴里とセーヌ』
¥48,800
SOLD OUT
※ 古書ですが、新品同様です。外函に少し汚れがあります。画像をご参照の上、ご納得後ご購入下さい。 日本の写真表現が最初の全盛期を迎えた1930年代を中心に、モダニズムの光輝を放つ傑作写真集を原本に忠実に復刻するシリーズ全6巻。各巻に監修者による解説を付す。別巻として、雑誌『光画』の全口絵・重要論文を集成。 本巻は「光とその階調」を唱えて日本の芸術写真に新風を吹き込んだ福原信三の処女写真集を復刻。ピクトリアリズムとモダニズムが交差する地点にそびえ立つ名作である。関東大震災でそのほとんどが湮滅してしまったと考えられている幻の写真集でもある。 福原信三 写真 飯沢耕太郎/金子隆一 監修 外函寸法:443x352x37mm
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田口史人『レコードと暮らし』
¥2,420
SOLD OUT
レコード、ソノシート、フォノカード、ラッカー盤。二三五枚の音盤に耳を傾けることで見えてくる、戦後の人々の気持ちと暮らし。「もの」とのつきあいかたを教え、糺してくれる、ほんとうのレコード案内。快著です。 装丁:櫻井久 装画:加藤休ミ 四六判並製192頁
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【送料無料】Nalinee Darmrong『The Smiths』
¥6,480
SOLD OUT
The definitive pictorial document of The Smiths, showcasing never-before-published photographs of one of the most influential bands of the late twentieth century at the apex of its popularity. Today, The Smiths are considered one of the most influential rock bands of the late twentieth century. The fact that they disbanded—after a little more than four years and seventy songs—abruptly and explosively on the brink of becoming megastars, only adds to the rabid, cult devotion of their fans. Photographer Nalinee Darmrong traveled with and captured the band during its peak years: Meat Is Murder and The Queen Is Dead tours 1985–1986. This volume is filled with reams of photographs of the band backstage and onstage, most unpublished; ephemera including original set lists, backstage passes, tickets, and handcrafted promo materials; personal effects such as letters and clothing, and other items. The photographs impart the frenetic energy of the band during performances, and a private, almost familial chronicle of the band offstage and behind the scenes. Equal parts intimate time capsule and a love letter to The Smiths, the book is a look at this important band during the height of its creative period. About The Author Nalinee Darmrong is a photographer who lives in Washington, DC. Andy Bell is a songwriter, singer, producer, DJ, and musician who co-founded and plays guitar in the band Ride. He was also the former bass guitarist for the British rock band Oasis. Marc Spitz is a music journalist and playwright. His writing on rock ‘n’ roll and popular culture has appeared in Rolling Stone, Maxim, Nylon, Vanity Fair, New York Magazine, TV Guide, and The New York Times among many other publications and websites. He is currently a weekly culture writer for Salon.com. Spitz lives in New York City. Publish Date: June 14, 2016 Format: Hardcover Publisher: Rizzoli Trim Size: 303x226x24mm Pages: 224
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ジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて FOOTNOTES IN GAZA』
¥2,530
SOLD OUT
コミック界のアカデミー賞「アイズナー賞」受賞作品 世界屈指の風刺漫画家による芸術的ジャーナリズム 人間を問う、小さき声。 1956年、ハーンユーニスで275人、ラファハで111人のパレスチナ人がイスラエル兵に射殺された。 無数の公文書の奥に埋もれた凄惨な大虐殺事件に着目したコミック・ジャーナリストが、 徹底的な独自調査により、ガザ地区の過去と現在、悲劇の本質を浮かび上がらせる。 [漫画で学ぶパレスチナ/イスラエル問題] 「ジョー・サッコの素晴らしくも痛ましい戦争ルポルタージュは説得力がある。一冊の本が私たちの人生にとっていかに重要かを教えてくれる」――「ニューヨーク・タイムズ」 「サッコの仕事にはほとんど前例がない。唯一無二の存在だ」――「ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス」 「現代史を記録するシーケンシャル・アートの妥当性を世界に宣言する説得力のある傑作」――「ワシントン・ポスト」 「絶望的な状況に追い込まれた民衆を描いた、時代を超越する肖像。これまでにないジャンル。コミックス形式のジャーナリズムにおける天才的な作品」――「ロサンジェルス・タイムズ」 [著者プロフィール] ジョー・サッコ Joe Sacco 1960年、マルタ島生まれ。コミック・ジャーナリスト。戦争ルポルタージュ漫画の作家、芸術家として広く認められており、「ディテールズ」、「ニューヨーク・タイムズ」、「タイム」、「ハーパー」など各誌に漫画によるリポートを発表してきた。著作は14か国語に翻訳されている。1991年から92年にかけて現地を取材して刊行したコミック『パレスチナ(Palestine)』[日本語訳は小野耕世訳、2007年/特別増補版、2023年]はアメリカン・ブック賞を受賞し、ボスニア紛争をテーマにした『安全地帯ゴラジュデ(Safe Area Goražde)』[未邦訳]はアイズナー賞を受賞した。また同書は2000年に「ニューヨーク・タイムズ」の注目書籍、「タイム」誌のベスト・コミックに挙げられた。2009年に刊行された本書『FOOTNOTES IN GAZA』はアイズナー賞ほか、アングレーム国際漫画祭・世界観賞、ライデンアワー・ブック賞、オレゴン・ブック賞などを受賞。2023年、マルタ大学より文学博士号を授与された。現在、オレゴン州ポートランド在住。 訳:早尾貴紀 Takanori Hayao 1973年生まれ、東京経済大学教員。パレスチナ/イスラエル研究、社会思想史研究。ヘブライ大学客員研究員として2002-04年(第二次インティファーダ期)に東エルサレム在住、その間に西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワーク。著書に『パレスチナ/イスラエル論』、『ユダヤとイスラエルのあいだ』など、訳書に『パレスチナの民族浄化』イラン・パペ(田浪亜央江との共訳)『ホロコーストからガザへ』サラ・ロイ(岡真理、小田切拓との共訳)などがある。 判型:B5変(198mm×265mm)/並製/432ページ ブックデザイン 勝浦悠介
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石田昌隆『STRUGGLE Reggae meets Punk in the UK』
¥4,300
SOLD OUT
抗うことが、生きること。 1982〜2023年。ジャマイカ、UK、日本。 レゲエとパンクの交差点。時が経つと新しい意味を帯びてくる写真がある。 世界のレベル・ミュージックを追い続ける写真家・石田昌隆のライフワーク。本当の自由を求める41年間の旅の記録。 Type Slowly、第1弾プロダクト。 表紙写真:アリ・アップ(ザ・スリッツ) 本書の登場人物:ザ・クラッシュ、アスワド、リントン・クウェシ・ジョンソン、キャロン・ウィーラー、リー・ペリー、エイドリアン・シャーウッド、マッシヴ・アタック、ゴールディー、M.I.A.、シャバカ・ハッチングスand more 石田昌隆 Masataka Ishida 1958年、千葉県市川市生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒。レベル・ミュージックを中心に世界中の音楽の現場を旅しながら撮影をするフォトグラファー。CD/レコード・ジャケットは『RELAXIN' WITH LOVERS』のシリーズほか多数。著書は『黒いグルーヴ』、『オルタナティヴ・ミュージック』、『ソウル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍』、『Jamaica 1982』、『1989 If You Love Somebody Set Them Free ベルリンの壁が崩壊してジプシーの歌が聴こえてきた』。 判型:A5変(161×210mm)/並製/カラー/352ページ ブックデザイン:下田法晴(SILENT POETS)
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夏森かぶと『本のある日常 〜書店員が考えた本のあれこれ〜』
¥660
SOLD OUT
書店員である私が、本について考えたことを書き連ねたエッセイ集。 読んだ後は、ちょっと本が好きになる。 【目次】 新刊書店で出会い料として本を買う 積読の効能 ブックオフは本好きにとっての遊園地 本を読むのはめんどくさい どうしようもなくなったときは本を読む 古典的名著はラスボスみたいなもの 本が好きだと町が楽しくなる やっぱり紙の本が好き 居酒屋のあと二次会として本屋に行く ZINE と小商い あとがき〜 ZINE づくりで大変だったこと〜 ページ数:40 判型:B6無線右綴じ 【著者プロフィール】 夏森かぶと(著) 書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』
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夏森かぶと『本のある生活』
¥660
SOLD OUT
書店員である私が、本について考えたことを書き連ねたエッセイ集第二弾! 本好きなら「あるある」と思いながら読んでもらえるはず。 【目次】 毎日本屋に行ってしまう 上から2冊目の本を買ってしまう 借りた本はなんだか頭に入ってこない 夜の本屋を冒険する ブックオフの滞在時間が伸びていく 本という善良ぶった劇薬について 餅は餅屋、本は本屋 書店で本が多すぎて選べない問題 本と触れ合う時間のない書店員 疲れていると本が読めない マンガを貪り読みたくなるときもある 俺もジャンプを売る側になった 10月11日(水)|日記本の到達点 10月12日(木)ZINE の営業は難しい 10月15日(日)尊敬と嫉妬 10月18日(水)本を売る技術 10月19日(木)日記日記日記 あとがき〜ZINE を作る目的〜 ページ数:54 判型:B6無線右綴じ 【著者プロフィール】 夏森かぶと(著) 書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』
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夏森かぶと『本と抵抗』
¥660
SOLD OUT
常日頃、本を読むのは現代社会への抵抗だよなー、と考えている。現代社会では流行らない「本」を読むという抵抗。自分の人生の主導権を取り戻すために本を読むという抵抗。 『本と抵抗』あとがきより 書店員の私が本について体験したこと、考えたことを綴ったエッセイ集。 現代社会での「本」とその関わりは、それ自体が何かに抵抗しているようだと思う。 【目次】 自分の気持ちで本を買う 本は途中で読むのをやめていい 自分で作ったZINE を手売りする 家に図書館をつくる 近所の本屋がつぶれた 書店員の私が本を読むようになったきっかけ 本屋納めと本屋始め 私が本を読める場所 歴史小説の門を開ける 書店員だけど接客の正解がわからない 本の帯どうするか問題 電車で本を読むという抵抗 ふだんは読まない本を読むという冒険 一箱古本市で本を売る 本を読んだら生きやすくなった あとがき ページ数:59 判型:B6無線右綴じ 【著者プロフィール】 夏森かぶと(著) 1993年生まれ。書店員として働きながら、エッセイを執筆。 著者(ZINE)に『本のある日常』『本のある生活』『本と抵抗』
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【送料無料・サイン本】『KingKing of Vintage -Vol.3: Heller’s Cafe Part 2- / 1st Edition』
¥18,800
※ 田中凛太郎直筆サイン入りです。 発売後、瞬く間にソールドアウトとなった前作『King of Vintage Vol.1: Heller’s Cafe』に続く今回の続編では、世界ナンバー1の古着ディーラーとして不動の地位を築きつつあるラリー・マッカーン氏(『Heller’s Cafe』オーナー)のコレクションを再び丸ごと一冊、大フィーチャーいたします。主に第二次世界大戦以前に労働者に向けて販売されたオーバーオール・ユニフォームを筆頭に、1900年代〜1940年代のプリミティブなデザインかつ質実剛健な製造過程に裏付けされたスポーツ&アウトドア・ファッション、そして古着ファンに根強い人気を誇るモーターサイクル・ファッションまで、トータル176ページの中に218点の“激レア・アイテム”がぎっしり詰め込まれています。ヴィンテージ・デザインの面白さをよりディープに探ることで、古着ファンのみならず、幅広いデザイナー関係者に向けて制作された“ヴィンテージ・バイブル”の再登場です。 本書は初版です。
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【送料無料】『King of Vintage -Vol.1: Heller’s Cafe- / 1st Special Edition』
¥18,800
2010年2月12−13日に開催された「My Freedamn」初のヴィンテージファッションイベント『Inspiration』 (ロサンジェルス) に先駆けて、展示会本 『King of Vintage No.1: Heller’s Cafe』が急遽発売! 世界トップの古着ディーラー、『ヘラーズ・カフェ』 が当日バーカーハンガーで展示販売する200点強のヴィンテージアイテムを大特集! 2009年12月24日、日本先行発売! 初版はビニールレザーを使用したちょっとリッチな装丁で、3000冊限定販売!日本国内販売は1000冊のみ 3千冊限定販売だったが即日完売となり、多くの関係者から増刷を願う声に応えるカタチで2月に増刷決定。 内容は『Harley-Davidson Book of Fashion』の発売以降、世界中の古着マニアが注目している1800年代後半〜1940年代のアイテムを218点収録。 本書は初版です。
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【送料無料】『My Freedamn! 1〜3 / 3冊セット』
¥45,800
My Freedamn! 1 ~3の3冊セットです。 My Freedamn! 1 に少し汚れと傷みがあります。画像2、3枚目をご参照の上、ご納得の上ご購入下さい。他の2冊には傷みはありません。 『My Freedamn! 1』 Featuring the History of American Printed T-Shirts ヴィンテージ・Tシャツ・ブック。 サーフィン、スケートボード、モーターサイクル、ホットロッドの4ジャンルからレアなTシャツを収録。Tシャツ&人物ポートレイトで構成。総ページ数は320P、Tシャツ掲載数は450枚。 278x233x24 mm 320ページ 『My Freedamn! 2』Featuring More American Vintage T-Shirts! 世界中で絶賛された『My Freedamn! 1』に続き、翌2004年に発売された第二弾作。さらにレアなスポーツ系ヴィンテージTシャツを満載し、瞬く間に1万部がソールド・アウト! 現在は”絶版”となっており(*再販の予定はありません)、古本市場ではプレミアムがついているほど。このカーバーで使用されたタイトル・デザインが現在もオフィシャルロゴとして使用されている。 278x233x24 mm 320ページ 『My Freedamn! 3』Featuring Vintage Sports Jackets 前2作のTシャツ特集に続き、2005年に発売された本作はジャケット特集。第二次世界大戦時代のミリタリー系に始まり、田中凛太郎が最も得意とするモーターサイクル・ジャケット、スポーティーなサーフ&スケート系ジャケットなど、レアなヴィンテージ・ジャケットが満載! 残念ながら現在は”絶版”となっており(*残念ながら再販の予定は当面ありません)、血眼になって探しているファンも多いとか。 361x264x24 mm 255ページ
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ヨースタイン・ゴルデル 『未来のソフィーたちへ』
¥1,980
SOLD OUT
世界を守る、哲学で! 世界的ベストセラーの哲学小説『ソフィーの世界』の作者が、いまこの惑星に生きるすべての人にストレートに語る、初の自伝的哲学エッセイ。 わたしたちは、46憶年の地球の歴史のなかで、地球とそこに生きるものにとって決定的な時代となるであろう「150年」のただなかを生きている。わたしたちの生き方が、次の世代が22世紀を無事に迎えることができるか否かの鍵を握る。 ゴルデル自身の「生きる哲学」はどのようにして育まれてきたのか? これまでの作品のなかで彼がわたしたちに伝えたかったことは何なのか? 『ソフィーの世界』で書き洩らした重大な哲学的問いとは何だったのか? 6人の孫たちに語りかける独特の筆致で、自然環境、思想、老い、愛、生と死、幅広いテーマについて科学的にかつやさしく、人類にとって最も重要な哲学的問いについて考え、これからの人生をどう生きるかのヒントを与えてくれる。 きっとだれしも子どものころに、自分がいずれ死ぬということについて初めて気づいたときのことを覚えているだろう。人は、人生のどこかの時点で、かならず命のはかなさに気づくときがくる。けれど、そのことにいつまでも思い悩むことなく日々の生活を営むようになる。ときには死の恐怖から逃れるために、宗教や超自然的な何かにすがることもあるだろう。それでも、命の終わりはまちがいなくやってくる。 「世界がある」ということ、「ここに生きる」ということ、それを突き詰めていくのが哲学だ。宇宙の歴史から見ればわたしたちの命など瞬きほどの時間にも満たないくらい短い。しかし、現代のわたしたちの生き方は、連綿と続いてきた人類の歴史を中断させてしまう可能性を秘めている。化石燃料を使い尽くし、自然環境を人為的な力で変えるほどの規模でこの世の生を謳歌するわたしたちを、次の世代は許してくれるだろうか? いまのわたしたちに必要なのは何をおいても「生きること」の哲学だ。 著者は言う。 「自分たちの時代が次の世代の人びとの時代より重要であるかのように生きてはいけない。」 「わたしたちはいつかきっと、未来の子孫たちによって裁きの場に立たされることになるだろう。」 いますぐ、わたしたちはこの生き方を変えなければならない。未来のソフィーたちのために。 大きさ: 193×135×16 208ページ
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ヨースタイン・ゴルデル『新装版 ソフィーの世界 (下) 』
¥1,100
SOLD OUT
いま、ふたたび自分の存在を問い直すときがきた 14歳の少女ソフィーのもとに見知らぬ人物から届いた手紙。そこにはたった1行「あなたはだれ?」とだけ書かれていた……。本書が発行された1995年、日本では阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が相次いで発生し、人々は命の価値と自らの存在意義を模索した。そしていま、未曾有の災害が日本を襲った。「哲学」は私たちの生きる道を照らすためにある。世界50か国1500万人超が読んだ名作が、著者の新たなメッセージを加えて再登場! 大きさ: 190×130×17mm 320ページ
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ヨースタイン・ゴルデル『新装版 ソフィーの世界 (上) 』
¥1,100
SOLD OUT
いま、ふたたび自分の存在を問い直すときがきた 14歳の少女ソフィーのもとに見知らぬ人物から届いた手紙。そこにはたった1行「あなたはだれ?」とだけ書かれていた……。本書が発行された1995年、日本では阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が相次いで発生し、人々は命の価値と自らの存在意義を模索した。そしていま、未曾有の災害が日本を襲った。「哲学」は私たちの生きる道を照らすためにある。世界50か国1500万人超が読んだ名作が、著者の新たなメッセージを加えて再登場! 大きさ: 190×130×19mm 372ページ
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【抽選販売イベントチケット】8/25(日)『さかざきちはるサイン&トーク』
¥660
抽選販売
※注意事項…お申込み前に必ずお読みください。 今回のトークイベントは、クレジットカードのみの対応となり事前の決済が必要です。 応募者多数の場合は抽選となります。 落選の場合も、一度決済が行われ、履歴が残ります。その後、返金されますのでご安心ください(返金のスケジュールはカード会社様ごとに異なります)。 開催が中止になった場合以外、いかなる場合も返金、キャンセルは承ることができません。ゆっくりと、正確に、お間違えのないよう、お申し込みをお願いいたします。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 中津のtool box大阪ショールームにて8月25日(日)~ 9月28日(土)まで、さかざきちはるペンギンアパートメント大阪『鳥たちと小さなアート展』描く、が開催されます。 初日の8月25日(日)11時~と14時~の2回、【さかざきちはるサイン&トークイベント】を開催いたします。 (*お申込開始 8/1(木)12:00〜 *応募者多数の場合は抽選となります。詳細は下記に) 【さかざきちはるサイン&トークイベント】 対象:当日会場で書籍をお買上げのお客様 参加費:660円(ワンドリンク…ドリンクはお茶またはジュース)+書籍代金(書籍代金は会場支払) *会場での書籍代金のお支払いは現金不可。PayPay、クレジットカードのみ *お買上げの本に直筆サイン&ペンギンのイラストを描きます。(お一人さま2冊まで) 【開催要項】 日時:8月25日(日)11時~と14時~の2回 1回目 10:30 開場 全席自由 11:00-11:30 トーク 「作品解説(仮)」 11:40-13:00 サイン会…直筆サイン&ペンギンのイラスト(お一人さま2冊まで) 2回目 13:30 開場 全席自由 14:00-14:30 トーク 「裏話(仮)」 14:40-16:00 サイン会…直筆サイン&ペンギンのイラスト(お一人さま2冊まで) 場所 :tool box大阪ショールーム 〒531-0071 大阪府大阪市北区中津3-10-4 西田ビル3階 大阪メトロ御堂筋線 中津駅 徒歩4分/阪急神戸線・宝塚線 中津駅 徒歩3分 【お申込方法】 *こちらのBASEのみの受付です。 *応募者多数の場合は抽選となります。 お申込期間:8月1日(木)12:00〜8月4日(日)21:00 当落結果発表:8月7日(水)12:00 *会場でのお買いものは現金不可。PayPay、クレジットカード決済のみ *チケットは発送いたしません。当日はご本人様確認のできるもの(免許証、健康保険証など)を必ずご持参の上、受付でお名前をおっしゃって下さい。 *繰り返しになりますが必ず、以下の注意事項をお読みください。 今回のトークイベントは、クレジットカードのみの対応となり事前の決済が必要です。なお、定員を超えた場合は抽選となり、当選された方のみご参加いだだきます。 落選の場合も、一度決済が行われ、履歴が残ります。その後、返金されますのでご安心ください(返金のスケジュールはカード会社様ごとに異なります)。 キャンセル及び、他の方への転売はできません。 開催が中止になった場合以外、いかなる場合も返金、キャンセルは承ることができません。ゆっくりと、正確に、お間違えのないよう、お申し込みをお願いいたします。
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勅使川原真衣『働くということ 「能力主義」を超えて』
¥1,070
他者と働くということは、一体どういうことか? なぜわたしたちは「能力」が足りないのではと煽られ、自己責任感を抱かされるのか? 著者は大学院で教育社会学を専攻し、「敵情視察」のため外資系コンサルティングファーム勤務を経て、現在は独立し、企業などの「組織開発」を支援中。本書は教育社会学の知見をもとに、著者が経験した現場でのエピソードをちりばめながら、わたしたちに生きづらさをもたらす、人を「選び」「選ばれる」能力主義に疑問を呈す。 そこから人と人との関係を捉え直す新たな組織論の地平が見えてくる一冊。 「著者は企業コンサルタントでありながら(!)能力と選抜を否定する。 本書は働く人の不安につけ込んで個人のスキルアップを謳う凡百のビジネス本とは一線を画する。」――村上靖彦氏(大阪大学大学院教授、『ケアとは何か』『客観性の落とし穴』著者)推薦! ◆目次◆ プロローグ 働くということ――「選ぶ」「選ばれる」の考察から 序章 「選ばれたい」の興りと違和感 第一章 「選ぶ」「選ばれる」の実相――能力の急所 第二章 「関係性」の勘所――働くとはどういうことか 第三章 実践のモメント 終章 「選ばれし者」の幕切れへ――労働、教育、社会 エピローグ ◆著者略歴◆ 勅使川原真衣(てしがわら まい) 1982年横浜生まれ。 組織開発専門家。 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。 外資コンサルティングファーム勤務を経て、2017年に組織開発を専門とする「おのみず株式会社」を設立。 企業をはじめ病院、学校などの組織開発を支援する。 二児の母。 2020年から乳ガン闘病中。 「紀伊國屋じんぶん大賞2024」8位にランクインした初めての著書『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)が大きな反響を呼ぶ。 新書判 264ページ
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【サイン本】ササキアイ『花火と残響』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。 予定通りに上手くいかなかった思い出ほど振り返ったときになんだか愛しかったりして、そういう微妙な心のさじ加減はまだAIなんかに悟らせるものか、と思ってしまう。 (「その思い出、私にくれない?」より) 誰にだって、“特別じゃないのに忘れられない夜”がある――。 作家・燃え殻、こだま 絶賛!! 大人になってしまったあなたへ送る、人生の軌跡をほの明るく照らす26編。 「文学フリマ」で自費出版誌が話題となった作家・ササキアイ、待望のデビューエッセイ集。 (装丁:飯村大樹、装画:原倫子) ---------------------- 【応援・推薦コメントが続々届いています!】 アイさんとおしゃべりしているような気分。 「それでここだけの話さ」って。(燃え殻/作家) 日々の営みや淡い思い出をそっと闇夜に打ち上げるような、綴る悦びに満ちている。(こだま/作家) 自分は何者にもなれなかったと言う人が、こんなにも美しく乾いた文章を書いた。それは彼女が日々を大切に生きてきた証だ。(爪切男/作家) 記憶の中の忘れ物をふいに届けてもらえたような感動。すべてのエピソードをドラマ化したくなりました。(佐藤佐吉/映画監督) スマホはないしニトリもない。何者でもない。そんな何かが満ち足りなかったあの頃をかくも輝かせて見せるのだ。記憶を背負って生きる人間の本能と、日々の生活で磨かれた才能を見た。(高石智一/編集者) ちょっと切なくて、懐かしくて、愛おしい日々。 その残響が、きっと読む人の過去も未来も花火のように照らしてくれる。 心に染みる、ちいさなお守りのようなエッセイたち。(鈴木永一/本屋イトマイ 店主) 人生はいいものなのかもしれないな。 アイさんの本を読んでいたら、なぜかほっとして涙が出た。(渡辺愛知/雑貨と本gururi 店主) 34年間住んだ東京を離れて九州に戻ったのに、こんなことを書かれるとまた青春したくなって帰りたくなるじゃん!(神田裕/本と羊 店主) あなたの声は消えてしまっても、その響きはわたしの中に残り続けてる。 ササキさんの言葉で、思い出した。(熊谷充紘/twililight 店主) まだ見ぬこれからに不安を添加して想いを馳せるのもいいが、過去をゆったり振り返ることにより、未来に想いを馳せることもできる。毎日がかけがえのないものだ、そんな気持ちになる一冊。(中川和彦/スタンダードブックストア 店主) 大きさ:182x115 x 12 mm
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【トート付】『NEUTRAL COLORS 5 ニュー・カラー 5 号』
¥2,970
※ オリジナル手刷りトートバッグ付(数に限りがあります。お早めに。) 第 5 号 「言語」特集 第 5号の特集は「言語」です。 言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。 グローバル化が進んでもスキップできない。 土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視する NEUTRAL COLORS としては探究したいテーマです。 この特集では言語の伝わらなさを認め、 どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。 いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。 点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。 言語とは「伝えようとするもの」すべてです。 雑誌をつくりながらいつも思い知らされます。 大切なことを伝えたいのに、うまく言語化できないこと。 海外で、口ごもったり黙ってしまったり、言語の壁が立ちふさがること。 NEUTRAL COLORS にとって言語とは「伝わらないもの」です。 だから、雑誌全体で伝えてみます。 ●韓国 父が見つけたもうひとつの言語 父が韓国で一人暮らしをすると宣言したとき家族は驚いた。 60 歳を越えていたし、初めての海外暮らし。 辛い料理も苦手だったはず。 83 歳になった父と韓国に行き、聞いてみたかった。 なぜ年をとってから新しい言語を学んだのか? 文=加藤直徳 写真=野口恵太 ●名古屋 指で読む言葉 点字は、タテ3点・ヨコ2点の6点からなる「表音文字」。目の見えない人、見えづらい人のには、この「文字」により情報を摂取し意思 疎通をし、読み書きや思考の手助けに使用するなど、能動性の確保のひとつとしている方々がいる。 文=ナカタヨシオ 協力=名古屋ライトハウス 特別綴じ込み:実際に現場でつくった点字が挟み込まれています。 頁数 276P 判型 B5 正寸 H257㎜ × W182㎜ 印刷 オフセット・リソグラフ 言語 日本語・英語 綴じ 中綴じ・左開
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【サイン本】青木真兵『武器としての土着思考』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 青木君の文章と思考はつねに揺らぎ、葛藤している。決して単一原理に執着すまいというつよい決意が彼の文体に『過剰なまでの節度』(そんなものがあるのだ)を与えている。――内田 樹 奈良県東吉野村への移住実践者で、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」主催者による「土着」論。「都市の原理」と「村の原理」に折り合いを付けながら、いかに世間へ「ルチャ」(格闘)を仕掛けるか。若き在野研究者が綴る、生きる勇気が湧いてくる「逆」自己啓発書。 相手と関係をつくり、その関係の中でいかに生きていくか。この「相手」には、自分の中の「うまくコントロールできない自分」も含まれています。この相手とともにどう生きていくか。それこそ、僕が考える「闘い」(スペイン語でルチャ)です。だから本書で述べている武器とは、相手の技を受け、さらに強い技で返すことで生命力を高め合うような、「相手がワルツを踊ればワルツを、ジルバを踊ればジルバを」というかの名言にもあるような、「相手があってこその生」を築いていくための思考法のことなのです。本書では、相手との競争に勝つための武器を個別具体的に提示するのではなく、さまざまな事例を取り上げながら、「僕たちの闘い方」を一緒に考えていくことを目的としています。――「はじめに」より ある程度長く生きていれば分かるように、競争した相手が味方になったり、時には味方が敵になったりすることがあります。もしくは大切なプレゼンや試験や試合の前の日に限って眠れなかったり、うまく話しかけたいのにその場に行くと言葉が出てこなかったり、「自分のことが嫌い」という人は「自分こそが一番の敵」だと思っているかもしれませんね。むしろ、相手がいるからこそ僕たちは闘うことができる。相手がいるからこそ僕たちは生きていくことができる。この考え方こそ、巷で「茶番」の比喩として使われるのとは全く異なる、本当の意味での「プロレス的思考」です。馬場がいたから猪木があった。長州と藤波、小林と佐山、山田と佐野、棚橋と中邑も同様でしょう。決して二人ではなく、武藤、橋本、蝶野などといった三人の場合もあるかもしれない。分かる人にしか分からない例えですみません。――「はじめに」より 大きさ: 188×133×17 mm
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【サイン本】せきしろ自由律俳句集『そんな言葉があることを忘れていた』
¥2,530
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』など、又吉直樹とともに自由律俳句作家として活躍するせきしろ・初の単独句集。郷愁の極北をゆく全320句。 枠の中で生きられなかった俳人が定型ではなく自由律を志すことに必然性を感じるが、せきしろさんも平穏無事に社会生活を送れる感性ではない。やはり、せきしろさんも自由律を選んだのではなく、魂の形がすでに自由律だったのだろう。――又吉直樹(解説より) 【収録句より】 走る春の小学生に追い抜かれる シンクで水が跳ねて響く内見 免許証コピーしただけで熱いサドル 盆踊りをやっている気配がすごい 風やんで夏がもうない お湯が沸いて憂鬱が中断 漫画のスカジャンを着た人が怒っている あなたの牡蠣は小さいから二個と仕切る人がいる この静けさは雪だろうと窓へ 死が約束を破る 消える前に一句 誰もいなくなったとしても故郷 大きさ:178x120x20 mm 248ページ
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SWITCH Vol.42 No.6 特集 LAST WALTZ 写真の夜明け、写真の果て
¥1,100
SOLD OUT
大きさ: 280×220×8 mm
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ISSUE 中川李枝子 冒険のはじまり
¥2,200
李枝子さん、子ども時代のことを訊かせて。 ——詩人・工藤直子 『ぐりとぐら 』『ももいろのきりん 』『くじらぐも 』——。 世代を超えて愛される名作を生み出した、 作家・中川李枝子のはじまりを紐解く。 重ねたインタビューで語られた、幼少期の記憶、『いやいやえん』誕生秘話、そして夫・中川宗弥の創作術。 アルバムや手紙などの貴重な資料や、デビュー前の“ 幻の作品 ”も掲載。 大きさ: 259×191×15 mm
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奥野武範『挑む人たち。』
¥2,420
SOLD OUT
未知の領域に踏み出す11人の言葉。 探検家、クライマー、葦船航海士、ノンフィクション作家…… それぞれのフィールドで重ねてきた唯一無二の功績と、コロナ禍、そして今目指すもの。 その声を集めた貴重なインタビューの数々。 「ほぼ日」で大反響をよんだ連載に後日談やスペシャル対談、ブックガイドが加わりボリュームアップ! - - - ・角幡唯介 「極夜は明けて。」 (極地探検家・作家/『極夜行』『書くことの不純』『探検家の事情』『裸の大地』シリーズほか) ・平山ユージ 「岩場で学び続ける人。」 (フリークライマー/世界大会で2度も優勝した「世界のヒラヤマ」) ・倉岡裕之 「最強の山岳ガイドは九度エベレストに登った。」 (山岳ガイド/エベレスト登頂日本人最多記録) ・前田泰治郎 「もうひとりの冒険者。」 (映像カメラマン/三浦雄一郎、関野吉晴、星野道夫ほか名だたる登山家に帯同) **特別インタビュー「関野吉晴さんに聞く、前田さんのこと」 ・高野秀行 「幻の怪獣から謎のアフリカ納豆まで。」 (辺境ノンフィクション作家/『イラク水滸伝』『語学の天才まで1億光年』『イスラム飲酒紀行』ほか) ・石川仁 「葦船の上の地球史観。」 (葦船探検家/葦船で日本初の外洋航海を実施) ・平出和也 「未踏峰を往く者の哲学。」 (アルパインクライマー・山岳カメラマン/登山界の栄誉「ピオレドール賞」3度受賞) - - - 《書籍化スペシャル企画》 ・小林快次(古生物学者)× 吉田勝次(洞窟探検家) 対談 「大切なのは“信じる気持ち”だ。化石発掘と洞窟探検に共通するものとは?」 ・荻田泰永さん(北極冒険家・「冒険研究所書店」店主)に聞く 冒険・探検の本 おすすめの8冊 - - - 読めば、世界が広がる。 「冒険」の面白さへ、あなたを誘う最高の1冊! [プロフィール] 奥野武範(おくの・たけのり) 1976年、群馬県生まれ。編集者。早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社宝島社にて雑誌編集者として勤務後、2005年に東京糸井重里事務所(当時。現在の株式会社ほぼ日)に入社。2024年で創刊26年、毎日更新を続けるウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」編集部に所属。主にインタビュー記事をつくっている。ときどきポップデュオ「レ・ロマネスク」のライブ・コンサートでギター係をつとめることがある。 企画・構成・文を担当した書籍に『インタビューというより、おしゃべり。』(星海社)、『世界を見に行く。』(石川直樹・著/リトルモア)、『レ・ロマネスクTOBIのひどい目。』(レ・ロマネスクTOBI・著/青幻舎)がある。他に、はたらく人たちの悩みに33名の著名人が答えた『33の悩みと答えの深い森。』(青幻舎)、14人の編集者にインタビューした『編集とは何か。』(星海社新書)、甲本ヒロトや山口一郎など5つのバンドのフロントマンにインタビューした『バンド論』、赤の画家・笹尾光彦について12組13人にインタビューした『赤の謎 画家・笹尾光彦とは誰なのか』(リトルギフトブックス)、国内12のミュージアムのコレクションを取材した『常設展へ行こう!』(左右社)がある。 大きさ: 188×121×28 mm
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稲垣 えみ子、大原 扁理『シン・ファイヤー』
¥2,200
SOLD OUT
『家事か地獄か』(稲垣えみ子)✖️『年収90万円で東京ハッピーライフ』(大原扁理)の最強タッグに学ぶ、シンのFIREへの道--。 インフレだ、円安だ、老後不安だ、という「お金の心配」から自由になるための、誰にでもできる、たったひとつの冴えたやり方。 【目次】 はじめに 1 FIREってウチらのことなんじゃ? みんなFIREを目指しているのか FIREは幸せ? FIREど真ん中世代 隠居はFIREか? 仕事をしないって、つまらんことだな お金には全賭け(ルビ・フルベット)しない へぇ~、そういう土俵があるんだ~ さまざまな投資 ほんわかした幸せ コスパ返し 主語の小ささ 2 FIRE前夜を振り返る 大原扁理、世界一周の旅 人間の機械化 スタバでMac広げているような人たちでしょ? 投資だけがFIREなのか お金をたくさん稼げば幸せになれる? 無い面白さ貯金 買う・作る・もらう もうこんな生活は嫌! 自分にとって必要な収入額 3 何からリタイアすべきか 料理本からのリタイア 苦しさが無いとつまらない 観光旅行からのリタイア 街と仲良くなる方法 総合力が試される 無理は良くない 親の介護を考える 4 ふたりのFIRE生活 自分を幸せにすることはできなくても マネーロンダリング チーム稲垣えみ子 余ったお金の使い方 ウチらは小さいビル・ゲイツ すべてが投資になる 稲垣えみ子の一日 節約する気はない 250年前の音楽 それは会社員の発想 大原扁理の一日 隠居の定義 「理想の生活」 安いけどもったいない/高いけどもったいなくない エスケープ・フロム節約 家事ができる、という財産 FIREは遠回り 不都合なセルフラブ お金の人格化 ヨガは哲学 盗まれないことも社会貢献 生き方が美しいかどうか ポートフォリオの見直し 5 「働く」と「稼ぐ」を再定義する 富裕層の生態観察 虚業の墓場 土日がなくなる 自発的にやる 100の仕事があれば お金をもらう仕事、もらわない仕事 捨てること 明るい諦め 経済的な不老不死 人間だもの 6 支出を減らすことは惨めなのか こうしてFIREくんは幸せになりました ぼんやりした不安 ダウンサイザー 自己責任論、肯定派 自分が変われば世界が変わる 工夫は楽しいはずなのに 節税はしない 複利の力 7 「投資」は必要か このつまんない社会を変えるために 貯金よりは投資 「ワンランク上」の罠 ペットボトルの水買わなきゃいけない強迫観念 ワンランク上 VS ワンランク下 欲しいのはお米じゃなかった 輝かなきゃいけない圧 8 本当に幸福になるたったひとつの方法 この世の最大価値 友達と他人の中間領域 地域猫と同じポジション もらう力 この世界はひとつしかない 世界に対する信頼 FIREで友達を失くす人、増える人 人生を自分の手元に取り戻す 片方が死んでいる 夢のある老後を目指して おわりに ページ数: 352 判型: 四六判並製 装丁: 岩元萌+木庭貴信(OCTAVE) 【著者プロフィール】 稲垣 えみ子 1965年生まれ。元朝日新聞記者。原発事故後に始めた「超節電生活」や、50歳で会社を早期退職したことを機に、都内の築50年のワンルームマンションで、「夫なし、子なし、冷蔵庫なし、ガス契約なし」の楽しく閉じていく人生を模索中。著書に『魂の退社』『老後とピアノ』『家事か地獄か』など。 大原 扁理 1985年愛知県生まれ。25歳のとき、東京郊外で週休5日・年収90万円の隠居生活を始め、思いがけずFIREを達成。31歳で台湾に移住し、隠居生活を続ける。現在はコロナ禍とともにはじまった親の介護のため愛知県在住、ときどき台湾。著書は『フツーに方丈記』(百万年書房)、『隠居生活10年目 不安は9割捨てました』(大和書房)、『いま、台湾で隠居してます』(K&Bパブリッシャーズ)など多数。
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ウォーレン・エリス『ニーナ・シモンのガム』
¥4,950
SOLD OUT
僕はガムが包まれたタオルを、2013年以来開いていなかった。 ガムの平穏を妨げたくなかったのだ。 ガムに最後に触ったのはニーナ・シモンで、彼女の唾液と指紋が汚されずにある。 それが彼女のタオルの中にあると考えることに、僕は力をもらってきた。 熱烈な信奉者を持つ稀代のミュージシャンによるフォト・メモワール。 1999年7月1日、ニーナ・シモンは、イギリスで最後となる貴重な公演を行った。感動的なステージの終演後、客席にいたウォーレン・エリスはステージに向かい、ニーナ・シモンが噛んだガムをピアノから取り、彼女のステージタオルに包んで持ち帰った。 それから20年。ガムはずっとウォーレンの手元にあり、彼のクリエーティブな営みを支える力となった。そして2019年、エリスの親友でありコラボレーションパートナーのニック・ケイヴが、自身の「ストレンジャー・ザン・カインドネス(Stranger Than Kindness)」展に何か出品しないかと彼に尋ね、ガムの運命が動き出す。ウォーレンはガムを銀と金で鋳造させる。ガムが、誰も予想できなかった出来事の連鎖を引き起こす。 一見取るに足らないもの、すぐに捨てられてしまうようなものが、人と人とのあいだに美しいつながりを生み出していく。これはものや経験に意味が与えられ、精神性を帯びていくことについての物語であり、創作のプロセス、そこから生まれる作品の力、そして愛と友情とを讃えている。 序文:ニック・ケイヴ。 「ニーナ・シモンのガム」推薦文 都築響一 往年の偉大なミュージシャンのリマスター・リイッシュー・ボックスセットや、分厚い伝記本が毎月のようにリリースされて、それはもうCDや書籍に何千円も払うのがオールド・ファンしかいないからなのかもしれないが、過去の音楽体験をおさらいすることばかりに時間を取られていいのか、という気持ちにもなる。 でも、「ニーナ・シモンのガム」はそういうマニア向けのコレクションとはぜんぜんちがう!と強調しておかないと、ブルースやジャズやクラシック・ロック好きのひとしか手に取らないかもしれなくて、それがすごく悔しい。 最晩年のニーナ・シモンが開いた伝説的なライブで、彼女が歌い出す前に噛んでいたガムをピアノの端っこにくっつけていたのを、ライブが終わってからステージに上がって剥がし、やはり彼女が汗をぬぐったタオルにくるんで大事に取っていた男がいた。それが20数年後に展覧会に出品されることになって、さまざまな騒動が巻き起こる・・・・・・というだけの話。ニーナ・シモンに興味のないひとにはそれがどうした!だろうが、あの、純粋な美しさと芸術的不服従の強度を兼ね備えた音楽を信仰する人間にとって、この本は簡潔な文章と、たくさんの写真によって織りなされた、再会の物語だ。 ニーナ・シモンという神がいて、聖骸布のごとき「ニーナ・シモンが噛んだガム」があって、その神聖なカケラを取り巻くひとびと—--音楽という美の信者たち—--があらわれ、消えてゆく。すべてが現代の、100パーセント実話でありながら、それはときに遠い国の神話のように幻想的だったりロマンチックだったりもする。 いちど描かれた絵画は、記された文章は、レコードに刻まれた音楽は、つくりてのもとを飛び立った瞬間に新たな、コントロールできないエネルギーを帯びて拡がりつづける。ニーナ・シモンが噛んだガムも、そんなふうにただのゴミから世界のだれかを揺さぶり、変えていくエネルギーになった。 この本は、そういう「生まれ直し」の奇跡の証言集なのだった。 サイズ A5変形版 仕様・ページ数 上製本、256ページ(オールカラー) 著者 ウォーレン・エリス 訳者 佐藤澄子 発行者 佐藤澄子
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サワラギ校正部『自分でやってみる人のための校正のたね』
¥880
新書版 32ページ
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【特典付】マムアンカレンダー2025
¥1,100
SOLD OUT
※ ステッカー付です。 毎年恒例! 『マムアンカレンダー2025』 ウィスットポンニミット 165mm×120mm(B6変形)、フルカラー、縦置き卓上 2025年1月始まり 毎年恒例のマムアンカレンダー。 かわいいイラストと心がじーんと温かくなる言葉を月めくりで楽しめます。 リピーター続出、自分用とプレゼント用に2個買いも! 毎年、在庫がなくなる人気商品です。 ウィスットポンニミット 1976 年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998 年バンコクでマンガ家デビューし、2003 年から 2006 年まで神戸に滞在。2009 年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。近著に『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)、『ビッグマムアンちゃん』(ビッグイシュー)、『ハッピーマムアン新装版』(ハーパーコリンズ・ジャパン)。
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【サイン本】光嶋裕介『これからの建築』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 街、ターミナル、学校、橋、ライブ空間、高層建築… 過去と未来をつなぐ、豊かな空間。 その手がかりを全力で探る! 「つくる」ことに意欲のあるすべての人へ 建築を語っているのではない。この本では建築が語っている。 ――いとうせいこう氏 「建築とは」と書かれると引いたり怯んだりしてしまうのだけれど、この本を読んで「建築」は社会や文化や誰かの人生や日々の生活や、その一つひとつの比喩でもあるんだということがよくわかりました。 ――後藤正文氏(ASIAN KUNG-FU GENERATION ) ミシマ社創業10周年記念企画 建築の希望を見つけるべく、さまざまなテーマで「これからの建築」について考えた文章をここに書いていく。同時に、スケッチを描くつもりだ。そうした文章やスケッチの断片が空間に宿った建築の意志を発見し、ひとりの建築家としてのマニフェストになるのではないか。そんな想いを胸に、筆を進めてみたい。――プロローグより 大きさ: 188×130×127
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【サイン本】朱喜哲『バザールとクラブ』
¥1,320
※サインはありません(画像にはありますが)。 ローティの論稿「エスノセントリズムについて クリフォード・ギアツへの応答」を「バザールとクラブ」という視点を中心に朱喜哲が解説。 大きさ: 188×128×4 mm 朱 喜哲(ちゅ ひちょる) 1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。前者ではヘイトスピーチやデータを用いた推論を研究対象として扱っている。 単著に『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)。共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店)、『信頼を考える』(勁草書房)など。共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。
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【サイン本・特典付】Cult (カルト) Magazine Issue 1
¥3,630
※ 著者直筆サイン本です。サイン本はCover 1(Photo)のみです。サイン本ご希望の方はCover 1(Photo)を選択して下さい。、 ※ ステッカー特典あり。ただし数に限りがあります。 ※ 表紙が3種類あります。Cover 1(Photo)、Cover 2(illustration)、Cover 3(Blank)からお選びください。中身は一緒です。 この雑誌は、私が既存の雑誌やメディアには居場所を見つけられない人たちの声や姿を届ける場所が欲しいという一心で、右も左もわからないままつくり始めました。 人種にせよ、ジェンダーにせよ、カテゴリーでは言い表せないものにせよ、何かしらのマイノリティ性がある人々同士、手を取り合っていくための場所になればと思っています。 そして自分が影響を受けた素晴らしい日本のクリエイティブの数々に敬意を払いながら、世界に向けて今の時代のクリエイティブを発信していく媒体にもしたいと願っています。 カルト*の制作費の全ては私が身を粉にして働いて稼いだお金で賄われています。 広告費は一切もらっていません。 そして雑誌を作るのが初めてだったので、結果として全ての部数を売り切ったとしても、その利益ではまかないきれないほどのコストがかかってしまいました。 けれども私がこの雑誌を通して得たつながりは、お金には変え難いものでした。 同時に今後も続けていくために、より経済的にも環境的にも、持続的な仕組みを考えたいと思っています。 そしてなによりも、関わってくれた全ての方々に恩返ししたいです。 難しいことはおいておいて、とりあえず手にとって読んでください! ぜひ!!買ってください!!!2号目を作る資金にします!!! 208 pages A6 (105x148mm) English & Japanese
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【サイン本】長嶋りかこ『色と形のずっと手前で』
¥2,530
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 グラフィックデザイナーが母になったら、色と形に辿りつかない日々が始まった。妊娠してお腹が大きくなり、のそのそと歩まねばならぬ体に変化していく中で見えてきたのは、ままならない体と足並みの揃わない社会だった。育児が始まると目の前に立ちはだかる仕事と育児の両立という壁。人々の暮らしと地続きであるはずのデザインの仕事と、目の前の家事育児という暮らしの相性の悪さ。子どもの時間と、仕事の時間。子どもを通して見ている世界と、仕事を通して見えている世界。混沌とした曲線の世界と、秩序だった直線の世界。二つの間で立ち往生しながら見えてきたのは、資本主義のレースと止まらぬ環境破壊とジェンダー不平等が一つの輪をなしている景色。そして子どもが手をひいて連れて行ってくれる、土の匂いがする景色。かつて自分も知っていた、あの曲線の景色。 (村畑出版) -目次- 想定外の曲線 四角くて軽くて早い まあるくて重くて遅い 期待される自然な形 産まれたての赤 混乱の白い血 見えない仕事 見えない性 母のグラデーション 変形するひと 変形しないひと 命の結び目 色と形 128mm×188mm / 240ページ
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【サイン本】オルタナ旧市街 『踊る幽霊』
¥1,650
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 【内容】 巣鴨で踊る老婆、銀座の魔法のステッキ男、流通センターのゆで太郎から始まる妄想、横浜中華街での怪異、不穏な水戸出張……街をめぐる断片的な21篇。 わたしたちは瑣末なことから日々忘れて暮らしている。忘れないと暮らしていけないとも思う。わたしとあなたの断片をみっともなく増やしていこう。何度でも覚え直せばいいし、何度でも忘れていい。 インディーズシーンで注目を集める謎多き匿名作家・オルタナ旧市街が、空想と現実を行き来しながら編み出した待望のデビュー・エッセイ集。 “誰の記憶にも残らなければ、書き残されることもない。それはそれで自然なのかもしれないけれど、身の回りに起こったことの、より瑣末なほうを選び取って記録しておく行為は、未来に対するちょっとしたプレゼントのようなものだと思う。”(表題作「踊る幽霊」より) 誰にでも思いあたる(いや、もしかしたらそれはあなたのものだったのかもしれない)この記憶のスクラップ帳は、書かれるべき特異な出来事も起きなければ、特殊な事情を抱えた個人でもない「凡庸」な人々にこそ開かれている。 “いつまででも読んでいられるしどこまででも歩いていけると思った。ずれて輝く記憶と世界、軽妙さと誠実さ、私はオルタナ旧市街を信頼する。” ――芥川賞作家・小山田浩子さん、推薦。 【目次】 踊る幽霊[巣鴨] されども廻る[品川] 反芻とダイアローグ[水戸] スクラップ・スプリング[御茶ノ水] 午前8時のまぼろし[駒込] 老犬とケーキ[東陽町] タチヒの女[立川] 麺がゆでられる永遠[流通センター] アフターサービス[横浜] 大観覧車の夜に[お台場] ウィンドウショッピングにはうってつけの[五反田] おひとりさま探偵クラブ[銀座] 白昼夢のぱらいそ[箱根] 聖餐[吉祥寺] 愛はどこへもいかない[小岩] 猫の額でサーカス[浅草] がらんどう[南千住] さよなら地下迷宮[馬喰町] (not) lost in translation[渋谷] 見えざる眼[秋葉原] テールランプの複製[八重洲] 判型:四六判 ページ数:168
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【サイン本】向坂くじら『犬ではないと言われた犬』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 初小説『いなくなくならなくならないで』が、第171回芥川賞候補作品に。 今もっとも注目を集める詩人の、「言葉」をめぐるエッセイ集。 【目次】 くちぶえ、ソロで 犬ではないと言われた犬 とありますが、どんなこころですか 矮小な手のひら しゃべれない ひとりで学ぶことについて ほら、フレディ ドアノブのないドア ひとの子に お前とポエムやるの息苦しいよ 微調整、微調整 雲のかよひ路 事象がわたしを 湯船に浸かる かわいくはないよそもの 後ろ歩き ミケ あとがき 四六判 216ページ 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書に詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ集『夫婦間における愛の適温』、小説『いなくなくならなくならないで』ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。
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舟越桂『おもちゃのいいわけ』
¥2,750
SOLD OUT
舟越桂が家族のために木っ端で制作したおもちゃを集め、一冊の絵本のような作品集に仕上げた名作『おもちゃのいいわけ』を、2024年7月から開催される彫刻の森美術館の「舟越桂 森へ行く日」展を記念して復刊します。それぞれのおもちゃにまつわる物語がエッセイとして綴られ、子どもたちを思う父親としての心情がしみじみと伝わってくる味わい深い一冊です。1997年に刊行されたすえもりブックス版の完全復刻に加え、著者がとくに気に入っている4つの作品と、制作にまつわるエピソードを収録し、増補新版として出版します。 特別な思いを込めてつくる。それはおもちゃであっても作品をつくる感覚と何ら変わることはない。これ以上の贈り物はあるでしょうか。桂さん、ありがとう。 —三沢厚彦(彫刻家) この本が復刊されるとは何と嬉しいことでしょうか。しかもまるで置き土産のように幾つかの作品と桂の言葉も添えて。—末盛千枝子(絵本編集者) ページ数:68 判型:A4判変形上製
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藤本智士『取り戻す旅』
¥1,650
SOLD OUT
※ 表紙は3種類あります。 18年前、著者藤本智士は東京の大手出版社から依頼された編集仕事に疑問を抱いていた。自分の想いを載せられないし、そもそも落としどころ、つまり決まったゴールに向かうことに面白味を感じなかったのだ。そんな彼は自分で全国流通の雑誌『Re:s』を手掛けることにした。旅は苦手だったが、『Re:s』は旅取材の雑誌。しかも行き当たりばったり。大まかなテーマはあるが、そこに辿り着く前に寄り道はおろか目的地も変更してしまう。いや、そもそも目的地はなかった。旅で出会う人たちとの出会いとつながりに身をまかせ、記事にした。そんな無計画な旅を近頃していないと気付いた彼は、東北へと旅立った。取り戻す旅。原点回帰、そしてここには出版の未来へのとっても貴重な提言がある。 何を隠そう、私は彼のSNSを見て、能代から海沿いを鉄路で五所川原〜青森市へと旅をしたのである。スタンダードブックストア/中川和彦 【目次】 序 なにをとりもどすのか。 第一章 百年食堂たれ(青森県五所川原市) 第二章 成長ストア(青森県五所川原市~青森市) 第三章 DERECTION(青森市) 第四章 善知鳥神社とギフト(青森市) 第五章 蔵書票と五戸のペガサス(青森県五戸町) 第六章 アンドブックス(青森県八戸市) 第七章 久助編集者(青森県八戸市) 第八章 青いクルマ(青森県八戸市~岩手県盛岡市) 第九章 早速が重なる夜(岩手県盛岡市) 第十章 さいごのキセキ(岩手県盛岡市) 終 なにをとりもどしたのか。 蔵書票付 文庫判ソフトカバー 235ページ 装釘・デザイン:堀口努(underson) 印刷:藤原印刷
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【ポストカード付】最果タヒ『恋と誤解された夕焼け』
¥1,430
※ 最果タヒポストカード付 コトバの最尖端を疾走し続けてきた詩人が新たな沃野に向かう第12詩集! 《だから空がとても赤く燃えている。ぼくは愛されたい。》――今、ここにいる私たちの魂の秘密は、詩のコトバによってしか解き明かすことができない。《どこからなら、きみを連れ去る神様の手のひらがやってきても平気か、教えて。水平線か、地平線?》生命と世界の光と影をあますところなく照らし出す決定的な43篇。 【目次】 流れ星の詩/浜辺の詩/透明な水/大晦日の詩/天国は秋の季語/放課後婚/つらら/星座卿/赤色の詩/薔薇/讃美歌/森/紫陽花の花束/世界線/川じゃない/死なば諸共とろろ/戦争/生前の夏/氷の詩/窓際の詩/机上の体育/パール色/花束の詩/幽霊たち/地平線の詩/波紋の詩/ボランティア/川辺の詩/春一番の詩/爆撃機に乗って/2099/彗星の詩/花瓶の詩/教室/愛になる/さみしい子戦記/満ち潮の詩/薔薇滅/宝石の詩/翼をください/心臓売り/雪化粧の詩/薔薇の棘 あとがき 初出 装幀 佐々木俊/ブックデザイン 判型 四六判変型 頁数 96ページ
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宇野亞喜良 横尾忠則 梶祐輔『海の小娘』(復刻)
¥4,950
SOLD OUT
1962年、若き宇野亞喜良と横尾忠則のコラボレーションによる幻の絵本復刻 本書は1962年に刊行された宇野亞喜良と横尾忠則のコラボレーション絵本の復刻版です。 日本デザインセンターで同時期に仕事をしていた若き二人は、絵本を企画。同社の先輩であるコピーライターの梶祐輔に文章を依頼しました。 地図にもない外国の港町の祭りの日、白いヨットに乗って現れた少女と出会った物語は、赤と黒で印刷された横尾のイラストレーションから始まり、本の中央に近づくにつれ、青で印刷された宇野のイラストレーションと重なり、やがて青と黒の宇野の世界で終わります。赤、青のセロファンを重ねることで、どちらかの絵と文字が消え、一方が浮かび上がる。梶祐輔による多重の物語が実験的なデザインで表現されました。 1962年に刊行、現在は幻となっていた絵本の復刻です。 赤と青のカラーセロファン、解説シート付き。 判型:A4変形 / 36ページ 特色3色 仕様:糸かがり 継背上製本
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【サイン本】川野芽生『幻象録』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 わたしの文章に美質があるとすれば、感情と論理が切り離されていないところだろうと思う。(略)わたしは感情を殺すことなく、むしろ研ぎ澄ませて外界と相対し、心が知らせたことを論理的に整理し、分析して、他者と共有可能なかたちにしようとしてきた。わたしはずっと怒っていて、同時に、その怒りを開かれた場に置こうとしていた。そうなのだと思う。 (「あとがき」より) 判型:文庫判 頁数:360頁
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【サイン本】藤岡みなみ『時間旅行者の日記』
¥2,200
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 36年間を366日で旅するノンフィクション日記。昨日は35歳、今日は6歳、明日は22歳。数奇な時間軸を生きる平凡なタイムトラベラーの記録です。 文庫判(A6) 350ページ
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【サイン本】タイムトラベル同人誌『超個人的時間紀行』藤岡みなみ編
¥1,650
※ 藤岡みなみさんの直筆サイン入りです。 藤岡みなみ編集、発行のタイムトラベル同人誌。 前作『超個人的時間旅行』同様現実の中のタイムトラベルというテーマは変わらず、少し社会へのまなざしを強めた号となりました。対話が生まれる内容になったのでは思っています。エッセイが11篇収録されてます。 キーワード:戦争、酒、災害、花、宇宙、音楽、能登、広島、歴史、記憶の継承、など A5/116ページ 寄稿者 : 安達茉莉子、岡田悠、小原晩、小山田浩子、久保勇貴、JUNERAY、瀬尾夏美、pha、パリッコ、吉川浩満/藤岡みなみ編 装画:Ayumi Takahashi 1冊につき100円を能登半島地震義援金として寄付します。
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kai『kaiのチャクラケアブック』
¥8,800
ついに! kaiさんのチャクラについての本が完成しました! 本邦初公開 魂から整い元気になる 新辞典 第1〜7チャクラまで しっかり学べる! ハーブの知恵も充実 自己理解 他者理解の名著 今ここに誕生! 大注目の人気セラピストkaiさんによる 初の著書にして辞典(!)が誕生しました。 執筆・編集に2年半の歳月をかけた全チャクラ徹底解説! 本邦初公開、チャクラの閉じすぎ・開きすぎの視点、 さらに14人の閉じすぎさん、開きすぎさんのストーリーで 目からウロコ! 腑に落ちまくり! です。 読むだけで心身が整い、自分のことがよくわかる。 今すぐできるセルフケアの知恵も掲載。 乱れに気づいて9割癒される。 あとはセルフケアを今すぐやるだけ! あなたは閉じすぎ? 開きすぎ? —— —— —— —— —— —— —— —— —— わたしね、思うの。 わたし達は、自分のことを知らなさすぎるんだ、って。 (中略) でも、きっとこの本を読んだら、自分で自分のことが深く理解できる。 「『私はこういう人間』って思い込んでいたけど、もしかしたら本当はもっと違う性格なのかも?」そのことに気づいたら、人は「本来の私」を取り戻したいって思うようになるし、「私」のことを愛おしく感じるようになるはず。 (kai)「まえがき」より □この本の5つの特徴 1、各チャクラ閉じすぎ/開きすぎチェック表 2、各チャクラの基礎のお話 3、 14人のストーリー&心のさけび 4、チャクラの乱れを癒すヒント集 5、14人の徹底解説&言葉のメディスン そのほか ◎kaiさんのチャクラストーリも一挙大公開 ◎巻末ブック チャクラケアのための基礎知識 大充実の付録つき ◎現代人に多い3つのタイプ ◎チャクラQ&A ◎瞑想レッスンほか、ハーブレシピなど今すぐ実践できる知恵が満載 □著者プロフィール kai|かい セラピスト、アーティスト、文筆家。2012年より本格的にスピリチュアル・カウンセラーとして活動。国内外で講座や講演会多数。スピリチュアル・アートの制作、ショップの運営、講座などを続ける。mmbooksみれかる主催「第2チャクラ講座」は1500名以上が参加し人生が変わる人が続々出現した 著者 kai 絵 くしまけんじ AD 中島基文 編集 服部みれい 発行 エムエム・ブックス □サイズ 横156mm×縦256mm(背幅 約31mm) (B5変形) □ページ数 504ページ
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佐々木敦『佐々木敦による阿部和重(仮)』
¥1,500
SOLD OUT
B6版: 182×128×18mm 256ページ
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鳥さんの瞼『死のやわらかい』
¥1,650
「死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。 【収録歌より】 巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った 会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している 死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星 【栞】 林あまり『若草の香り』 岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』 東直子『命に旗を立てる』 「……心をつくして死と向かい合い、命をかみしめ、生きていることを味わう。いつか必ずやってくる死をゆっくり受け入れるための心の器としての歌なのだろう。」東直子(栞文より) 【編集者コメント】 「死」にどうしても惹かれてしまう人に読んでほしい歌集です。 徹底的に「死」を見つめ続けることで生まれた歌たちは、一見ネガティブですが、不思議な爽快感とほのかな明るさがあります。絶望とわずかな希望が混じりあった、待望の第一歌集です。 【著者紹介】 鳥さんの瞼:歌人。第八回氷川短歌賞大賞受賞。 装丁:名久井直子 校正:鷗来堂 印刷:藤原印刷株式会社 判型:四六変形 角背 上製 本文96頁
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吉本ばなな『724の世界 2023』
¥1,980
SOLD OUT
還暦直前、コロナ明け、まだ子どもが家にいる日々の、人生の宝みたいな記録になった。 行ったお店、ちらっと出てくる考え。どれも読んだ人にひそかに役立つと信じていますし、願っています。 ──吉本ばなな 本書では、2023年1月1日〜12月31日の書き下ろし日記を収録。 アブダビで本格的なアラビア語圏の文化に初めて触れたり、親しい人々と久しぶりの再会を祝したり、20歳になった子どもとの思い出を振り返ったり。 ページをパッと開くたびに、生活の息遣いにホッと和み、たわいない日常のかけがえのなさにハッと気づかされます。 折に触れて読みたくなる、人生に寄り添う一冊です。 ブックデザイン:山西ゲンイチ 装丁:大西隆介 沼本明希子(direction Q) 頁数:240ページ 判型:B6変形(124×182mm)
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BETTER FOOD VOL.1
¥2,475
私たちが日常的に楽しむ食には多くの負の側面が存在する。大量生産・大量消費を基本に設計された現代のフードシステムは、様々な問題をもたらしている。しかし、まだ希望はあるはずだ。より良いフードシステムを作る試みは、既に世界各地で始まっている。そんな国内外のムーブメントや先駆者たちを紹介し、より良い食の未来を描くために、本誌は作られた。 【目次】 [FROM JUNGLE TO TABLE] ジャングルから食卓へ バリ島でモダンインドネシア料理を提供するロカヴォアのオーナーシェフであるイルケ氏へのインタビュー。地産の食材を使うこと、生産者との関係性、ファームトゥテーブルのリアルを聞いた。 [FARM TO TABLE: CUISINE RÉGIONALE L'ÉVO] レヴォ ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその一、日本の富山県南砺市利賀村にあるレヴォ。日本にはなかった前衛的地方料理、富山県産の食材へのこだわり、ジビエに対する向き合い方について。 [FARM TO TABLE: RESTAURANT DE KAS] デ・カス ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその二、オランダの首都アムステルダムにあるデ・カス。ガラス製温室の中に作られたレストラン、自社農場で野菜を栽培すること、再エネとコンポストついて。 [FARM TO TABLE: AZURMENDI] アスルメンディ ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその三、スペインのバスク州にあるアスルメンディ。生産者へのリスペクト、伝統在来種の保存、ヒューマニズムについて。 [CLIMATE CHANGE AND THE RESTAURANT] 気候変動とレストラン 気候変動が企業の経営会議で議論されるトピックとなった昨今、飲食業はいかにこの危機に対応することができるのだろうか。マクドナルド、バーガーキング、イケアといったグローバル企業の対応に迫る。 [THE FOREST GRAZING] 森林放牧 栃木県那須で森林放牧を実践する森林ノ牧場のオーナーである山川氏へのインタビュー。牛の命の価値を上げること、日本の酪農業界の課題、日本ならではの酪農の未来。 [GIN HELPS COMMUNITY] コミュニティを支えるジン カンボジアのクラフトジンメーカーMAWSIMのCOOである津崎氏へのインタビュー。カンボジアでジン造りを始めた経緯、水草をベーススピリッツの原料に使う試み、農村を支援するソーシャルビジネスの展望に迫る。 [BUILDING BETTER FOOD SYSTEM] より良いフードシステムを作る方法 ボーランを手がけたディラン氏に、コロナ以降にスタートしたコミュニティスペース〈フード・トラスト〉と、再オープンしたばかりのカジュアルタイ料理レストラン〈ウー〉で目指す“フードビジネスの未来”について話を聞いた。 [COFFEE SHOPS WE LOVE] 私たちが愛してやまないカフェ 編集部が愛してやまない国内外のカフェについて気ままに紹介。今回は、六本木にあるベーカリーカフェ〈ブリコラージュ〉について勝手に語る。 [BETTER FOOD PACKAGING GUIDE] より良い食品の包み方 プラごみ問題が深刻化する現在、「いかに食品を包むか?」というテーマは以前にも増して重要になってきている。私たちはいかにして持続可能な方法で食品を包むことができるのだろうか? 大きさ: 297×211×7mm 106ページ
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佐々木良『式部だきしめて』令和言葉・奈良弁で訳した万葉集3
¥1,000
SOLD OUT
1300年前に奈良で生まれた万葉集を、現代の奈良弁で訳した本。第3弾 3巻は袋とじ付き。 え?袋とじ!? 文庫判 196ページ
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佐々木良『太子の少年』令和言葉・奈良弁で訳した万葉集2
¥1,000
話題作『愛するよりも愛されたい』に続く第二弾の今回は、聖徳太子の和歌を中心に、万葉集の「笑い」や「ご飯」をテーマにして紹介しています。 当時のお笑いグランプリのようなコンテストの優勝作品、当時の芸人が作った歌などなど… 奈良時代の歌人のユーモアに触れてみてください! 文庫判 192ページ
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佐々木良『愛するよりも愛されたい』令和言葉・奈良弁で訳した万葉集1
¥1,000
1300年前に奈良で生まれた万葉集を、現代の奈良弁で訳した本。 難しそうな万葉集も、これなら読めるかも?! 全国の中学校の先生からもご好評いただいています。 文庫判 192ページ
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【サイン本】おぼけん(雑誌「新百姓」編集長)『新百姓宣言』
¥1,100
※ 編集長おぼけんさんの直筆サイン本です。 本書は、雑誌『新百姓』編集長が、『新百姓』の背景にある考えと経験、 そして『新百姓』に至るまでの試行錯誤のプロセスについて書いた本です。 人間がシステムに隷属するのではなく、創造の主体として、 一人ひとりの創造性がより自由に解放されるには? 本書では、今のCapitalism(資本主義)に至る社会システムのコンテキストとその本質や機能不全について考えた上で、 「つくる喜び」を最も大切にするCreativitism(創造性主義)というあり方を提示し、 それに向けた世界観や価値の転回について論じます。 そして、Creativitismの観点から見た暮らしや仕事のあり方と、 それに基づいた新たな社会の仕組みについて、仮説を提示します。 カネを最重視するCapitalismをはじめ、従来の権威的な主義と違って、 Creativitismが最も大切にする「つくる喜び」は、あくまで私たち一人ひとりが個人的に、 自らの感覚によってしか確認できないものです。 だからこそ、身の周りの衣食住から、物事の解釈や意味づけという「見方」まで、 あらゆるレイヤーで私たちは一人ひとりが創造の主体であり、 日常の中のどんな営みからでも、「つくる」を楽しみはじめられる。 Capitalismの限界が様々な面であらわになりつつある今、 既存の社会システムに疑問を持ち、生き方や働き方を根本的に考え直す人が増えているのではないでしょうか。 「常識」や「正解」にただ沿うのではなく、自分が本当に大切にしたいことを、大切にしたい。 狭い範囲でコントロールするのではなく、より広い縁起の中で、偶発性を楽しみつつ、 自分が思い描くものを、自らの手でつくってみたい。 もしもそういった思いを抱いているのならば、本書はそういう方々に友人のように寄り添い、問いかけ、背中を押し、 ともに考え歩むような一冊になり得ると思います。 また本書は、雑誌『新百姓』をさらに深く楽しんでいただけるようになる一冊でもあります。 本書が、手に取ってくださったお一人お一人にとって、 自身の秘めた創造性に気づき、より花開かせるきっかけの一つになれれば幸いです。 文庫版、256ページ
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【サイン本】 今日マチ子「きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく」
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 2023年の5月、「GWはどこへ行きましたか?」と聞かれた。挨拶のことばが「コロナ」から「旅」になった。自分の人生に現れた、一瞬の晴れ間のようなこの機会を忘れないようにしようと思う。また困難のなかにあるとき、支えてくれるかもしれないから。(今日マチ子『きみのまち』より) 今日マチ子、初めてのエッセイ集。 2024年、社会を見渡すと、コロナ禍で「旅」がタブーのようになっていた時期が遠い昔のように思えます。今日マチ子さんはコロナ禍を描き続け、人気シリーズとなった「#stayhome日記」3部作が2023年に完結。そんな今日マチ子さんが次に描くのは「旅ができる日々」。ようやく自由に旅ができるようになった喜びを噛み締めるように、台北ー台中ー台南ー高雄という台湾旅、伊勢、京都、仙台、つくば、金沢……という街を巡りました。異国の地で感じる想い、普段の生活とは違う高揚感。旅を通して感じた記録を、初めてのエッセイ集として発売します。街や人を描いたイラストも66点収録。 B6・224ページ カラーイラスト66点
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【サイン本】幡野広志『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』
¥1,650
SOLD OUT
※著者直筆サイン本です。 幡野広志著、イラスト: ヨシタケシンスケ ほとんどの人に写真の才能がある。でも、多くの人が写真を誤解している――即完売の大人気ワークショップをベースに幡野広志が書き下ろす、できれば触れたくなかった「写真の話」。いい写真とうまい写真はちがう。だめな写真とへたな写真も同じ意味じゃない。うまくてだめな写真もあるし、ヘタだけどいい写真もある。「いい写真」を知り、「いい写真」を撮ろう。写真の価値観が変わる、写真初心者必読の1冊。 <目次抜粋> 【第1章 うまい写真といい写真】 いい写真とは/向いている人と向いていない人 【第2章 写真を撮る理由】 どうして写真を撮るのか/見たものを撮ればいい 【第3章 写真の勉強】 写真の本は間違いが多い/写真以外から学ぶ 【第4章 光と距離】 適切な距離感/撮影者の気持ちと被写体の気持ち 【第5章 写真の誤解】 ほとんどのプロがやってるのに、ほとんどの人がやってないこと 【第6章 カメラの設定】 カメラの選択/レンズの選択/設定をコロコロ変えない 【第7章 現像】 RAW現像/パソコンとデータ保存 <本文より抜粋> たくさんの人が誤解をしているんだけど、うまい写真はいい写真ではない。いい写真というのはもっと別次元の話になる。いい写真の答えは哲学のようにそれぞれが辿り着くものだけど、うまい写真がいい写真ってわけじゃないって答えはほとんどのフォトグラファーと写真家の共通認識だろう。うまいから……で? となる。いい写真の答えは自分で出さないといけない。これまでぼくもいい写真についてたくさん考えてきたけど答えを押し付けるつもりはない。だけど答えを見つけるヒントになればいいなと思う。(「いい写真とは」より) どうして人は写真を撮るんですかね。食事や睡眠のように写真を撮らないと死ぬわけじゃないのに、どうして写真を撮るんでしょう。いい写真は伝わる写真だとぼくは書きましたけど、これは哲学みたいなものなのでいろんな答えがあると思います。(中略)感情を記録して何年後でも思い出せるのが写真の魅力です。写真はいつか宝物になります。自分の宝物にも誰かの宝物にも。人類の生活には写真は必須だと思いますよ。みなさんも写真を撮る理由を考えてみてください。(「どうして写真を撮るのか?」より) 大きさ: 188×128×17 mm
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【サイン本】田中輝美『日本の未来は島根がつくる』
¥1,760
※ 著者直筆サイン本です。 山陰中央新報の元記者で、過疎高齢化が著しい島根県出身・在住の著者が、「課題先進県の島根県から、課題『解決』先進県へ」の想いを強くして、島根のチャレンジャーたちの動きや想いを訪ね歩いて取材。山陰中央新報で2015年から20年まで6年間、「しまね未来探訪」のタイトルで69回にわたって連載しました。本書はその記事に加筆し、新たに島根に関わる若い世代3人による座談会や著者の解説を加えてアップデートしました。島根で暮らす人、これから暮らしていきたい人、そして島根を学び、島根で学びたい人が、地域のことや社会のことを自分事として考えていくきっかけになるヒントを紹介します。 大きさ : 188×127×10 mm 180ページ
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【予約・サイン本】小原晩『これが生活なのかしらん 』
¥1,650
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。5/25頃発送予定です。 小原晩『これが生活なのかしらん 』 まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。 それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、 たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、 それはもちろん自分の生活であるわけです。 その自分の生活というものを、つまりは現実を、 べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、 みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。 ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作! まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。 寸法:188 x 130x 14 mm
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【KT様専用①】【サイン本】たかしまかずあき『ねこ専門店の注文書』
¥2,200
SOLD OUT
※注意!! こちらはKT様専用です。他の方が購入されてもキャンセル扱いとなり、返金の際は手数料も差し引いてのご返金となります。 主人公のマロンは、自由で気ままに暮らすねこに憧れ、ねこになりたいと願うくま。ある日、ともだちねずみのチェリーに「ねこ専門店」というお店が、細い細い[ねこ道]沿いにあるらしいことを訊く。「くまは決してねこにはなれないから諦めなさい」と友人から忠告されるけれど、どうしても行ってみたい。そこで、マロンがとった行動は? マロンの生みの親・たかしまかずあきさん たかしまさんは、文化服装学院を卒業後(株)イッセイ ミヤケに入社、2005年には(株)エイ・ネットから自身のブランド「Né-net」を立ち上げた、生粋のファッションデザイナー。「Né-net」の「にゃー」をご存知の方も、たくさんいらっしゃるかもしれません。2020年に独立され、多くの人々との関わりの中から生まれるクリエイティブな活動「This is not a cat.」を展開中。 2200円 フワフワねこ耳ヘアバンドつき 体裁/版型20×20cm(正方形)・ハードカバー・中ミシン綴じ・32ページ
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【サイン本】たかしまかずあき『ねこ専門店の注文書』
¥2,200
SOLD OUT
主人公のマロンは、自由で気ままに暮らすねこに憧れ、ねこになりたいと願うくま。ある日、ともだちねずみのチェリーに「ねこ専門店」というお店が、細い細い[ねこ道]沿いにあるらしいことを訊く。「くまは決してねこにはなれないから諦めなさい」と友人から忠告されるけれど、どうしても行ってみたい。そこで、マロンがとった行動は? マロンの生みの親・たかしまかずあきさん たかしまさんは、文化服装学院を卒業後(株)イッセイ ミヤケに入社、2005年には(株)エイ・ネットから自身のブランド「Né-net」を立ち上げた、生粋のファッションデザイナー。「Né-net」の「にゃー」をご存知の方も、たくさんいらっしゃるかもしれません。2020年に独立され、多くの人々との関わりの中から生まれるクリエイティブな活動「This is not a cat.」を展開中。 2200円 フワフワねこ耳ヘアバンドつき 体裁/版型20×20cm(正方形)・ハードカバー・中ミシン綴じ・32ページ
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コミックブック CHANGE 変える
¥1,320
SOLD OUT
宇宙船に乗ったマムアンちゃんとララちゃ んが向かう先とは……? マムアンちゃん がそっと勇気を与えてくれる、フルカラー・ ミシン綴じの贅沢な一冊です。 サイズ 148mm×210mm (A5) 全12ページ
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BETTER FOOD VOL.2
¥2,948
BETTER FOOD VOL.2 特集:リジェネラティブ・フード・ビジネス 食分野におけるサステナビリティの先行事例を紹介する不定期刊行誌〈ベターフード〉第二号の特集は「リジェネラティブ・フード・ビジネス」。リジェネラティブ農業で作られたコーヒーを売る米国発ロースター〈Overview Coffee〉、世界中の小規模農家にリジェネラティブ農業への移行支援を行うオランダの〈reNature〉、そして千葉で自然酒づくりを行う〈寺田本家〉のインタビュー記事を掲載。他にも、フランスのノマドレストラン〈Ventrus〉や、幸せ・繋がり・思いやりを追求する〈Pizza 4P's東京店〉といった飲食店をはじめ、バー業界のサステナビリティを牽引する〈Trash Collective〉や、外来水草からジンを作るカンボジアの〈MAWSIM〉といったスピリッツ関係の記事、さらにルワンダコーヒーをめぐる分断と和解のストーリーなど、持続可能な食の未来を描く。 --- 〈目次〉 01|オーバービュー効果 - コーヒーを通して気候変動を解決する 土壌の再生と気候変動の解決へ寄与することをミッションとするコーヒーロースター〈Overview Coffee〉の創業者アレックス・ヨーダー氏と日本の代表の増田氏へのインタビュー。コーヒー業界の現状と課題やリジェネラティブ・オーガニック農業の可能性について。 02|リジェネラティブ農業をスケールさせる方法 世界各地の小規模農家や企業向けにリジェネラティブ農業についての技術アドバイザリーを提供するreNatureの共同創業者の一人であるマルコ氏へのインタビュー。企業や農家がリジェネラティブ農業へ移行するモチベーションと課題、そしてリジェネラティブ農業がメインストリームとなる方法とは? 03|自然酒の奥深い世界へ 千葉で自然酒づくりを行う寺田本家は、新たなフラグシップとして「墾」をリリースした。耕作放棄地を自ら開墾し、山の水で稲を育て、蔵に住み着く微生物と共に醸すその酒は、まさに「自然酒の奥深い世界にもっと分け入りたい」という寺田本家の向かう先を示している。第24代当主の寺田優氏へのインタビュー。 04|フードビジネスと気候変動 リジェネラティブ農業を推進する上で、グローバル企業はどのように自社のサプライチェーンを変革できるだろうか。世界中に数万もの酪農家サプライチェーンネットワークを持つダノン社の取り組みから、同社の気候変動への対応と、サプライヤーへの働きかけ方、リジェネラティブ農業を推進する方法について。 05|美しい場所を旅する、ノマドレストラン 「世界に欠けているのは美しい景色ではなく、それを楽しむためのレストランです」そう語るのはノマドレストランVentrusの創設者であるGuillaume Chupeau(ギヨーム・シュポー)氏。環境負荷を徹底的に減らし、地産の食材を使うことにこだわる”移動するレストラン”について。 06|より良いカクテルの作り方 食品廃棄物を減らす取り組みを行うバーコンサルティング会社〈トラッシュ・コレクティブ〉。その創業者であるケルシー・ラマージは現在、その取り組みを廃棄物削減だけでなく、バー業界におけるより広範なサステナビリティの推進に広げている。トラッシュ・コレクティブの始まり、バー業界の課題、そして地産の食材を使うことの重要性について。 07|ピザと平和 ベトナム発のピザレストランチェーンPizza 4P’s。2023年にオープンした東京店で掲げるのは「ワンネス」。Pizza 4P’sが考える「ワンネス」とは一体どのようなコンセプトなのか?なぜレストランが繋がりや幸せ、思いやりの心を追及するのか?Pizza 4P’s 東京店が目指す「ワンネス」と、そのリアルについて。 08|虫から作るタンパク質 - その可能性について 世界人口が2050年には100億人に達すると予測される中、人類はいかに食料を生産することができるだろうか?フランス発のスタートアップ、Ynsect社は、昆虫由来のタンパク質の可能性を追求する。果たして、人類は虫を食文化として受け入れることができるのだろうか。 09|燃やすべきか飲むべきか 7か月で200万倍にも増殖する外来水草ホテイアオイを原料としたクラフトジンを造るMAWSIM。外来水草をただの燃料として燃やすか、それともうまい酒として楽しむか。燃やすべきか飲むべきか、それが問題だ。 10|暗闇の中の光 - アーサー・カルレトワが語る、コーヒーとトレーサビリティ ルワンダ出身のアーサー・カルレトワ氏が、ルワンダ大虐殺を生き延びた自身の壮絶な半生を振り返りながら、コーヒーのトレーサビリティがいかに農家にとって重要かを語る。ルワンダコーヒーをめぐる、分断から和解へのストーリー。 --- ○BETTER FOODとは? 私たちが日常的に楽しむ食には多くの負の側面が存在する。大量生産・大量消費を基本に設計された現代のフードシステムは、様々な問題をもたらしている。しかし、まだ希望はあるはずだ。より良いフードシステムを作る試みは、既に世界各地で始まっている。そんな国内外のムーブメントや先駆者たちを紹介し、より良い食の未来を描くために、本誌は作られた。 寸法:260x202x9 mm
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三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
¥1,100
【人類の永遠の悩みに挑む!】 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。 「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。 自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。 そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。 【目次】 まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました 序章 労働と読書は両立しない? 第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代 第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代 第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中 第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950~60年代 第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代 第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代 第七章 行動と経済の時代への転換点―1990年代 第八章 仕事がアイデンティティになる社会―2000年代 第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代 最終章 「全身全霊」をやめませんか あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします 【著者略歴】 三宅香帆(みやけかほ) 文芸評論家。 1994年生まれ。 高知県出身。 京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。 著作に『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術―』、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』、『人生を狂わす名著50』など多数。
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【サイン本】fancomi『SMALL STORY 庭師とマルとヘビのしっぽ』
¥2,200
※ 著者直筆サイン、イラスト入りです。イラストは選べません。 みるひとの想像力に問いかける作品が魅力のイラストレーターfancomiさんと一緒に作った絵本『SMALL STORY』の新シリーズができました! 完全描き下ろしとなる3つの小さなお話「庭師とマルとヘビのしっぽ」「石の小屋」「チューリップ」が収録されています。 庭で起こるちょっと不思議な出来事と庭師と相棒のマルの日常が描かれた可愛らしいストーリー。新しい仲間も続々登場!どうぞお楽しみに! 英訳付。 A5サイズ (横長)/ 60p / ハードカバー / フルカラー 英訳:きくちゆみこ 【プロフィール】 fancomi 1980年、埼玉県生まれ。イラストレーター。広告、書籍、雑誌、CD、グッズ展開など幅広く活動している。 絵本に『ガハクとブラシ』『SMALL STORY』、絵を手がけた作品に『あしたもオカピ』『ねこがたいやきたべちゃった』『パンツはかせと はつめいのほうそく』『ぐにゃぐにゃわんわん』など。
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『おむすびのにぎりかた』
¥1,650
SOLD OUT
「おむすびは単純に練習を重ねるだけでは上手くならない」 ほかほかご飯に好きな具材を合わせるだけ。 シンプルで安くて、だれでも作れる。 なのに、なんでこんなにおいしいんだろう? 酒蔵の杜氏、僧侶、染色家、醬油屋……日本各地で暮らすさまざまな人たちのにぎる「おむすび」のおいしさの謎を、料理研究家が訪ね歩く。 ミシマガの人気連載「みんなのおむすび」 2015年5月~2018年2月分&描き下ろしコラム収録。 判型: 四六判変形並製 頁数: 168 ページ 装丁: 名久井直子 【著者情報】 文: 宮本しばに(ミヤモトシバニ) 創作野菜料理家。20代前半にヨガを習い始めたのがきっかけでベジタリアンになる。結婚してから東京で児童英語教室「めだかの学校」を主宰。その後、長野県に移り住む。1999年から各地で「ワールドベジタリアン料理教室」を開催。2014年10月より、料理家の視点でセレクトしたキッチン道具&食卓道具のオンラインショップ「studio482+」を立ち上げる。 著書に『焼き菓子レシピノート』『野菜料理 の365日』『野菜のごちそう』(以上、旭屋出版)『野菜たっぷりすり鉢料理』(アノニマスタジオ)など。 写真: 野口さとこ(ノグチサトコ) 北海道小樽市生まれ。写真好きな両親の元、幼少期より写真に興味を持つ。大学在学中 に、フジフォトサロン新人賞部門賞を受賞し、写真家活動を開始。石仏や人形など命の無いものに宿る〝何か〞を写すこと、日本特有の土俗や風習のミステリーを写すことをコンセプトに制作を続けている。 二〇〇〇年《フジフォトサロン新人賞》部門 賞受賞。二〇一二年《紙技百藝2012》馬場伸彦(写真評論)審査員特別賞受賞。活動拠点である京都を中心に、写真教室〝キラク 写真講座〞を主催している。
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赤木明登、堀畑裕之『工藝とは何か』
¥8,580
「美しいものとは何か?」 「つくることの根源的な意味とは何か?」 黒田泰蔵の仕事、禅、民藝、カント哲学を手がかりに、 塗師・赤木明登と服飾デザイナー・堀畑裕之が、 多彩なゲストと共に対話をつづけ、その核心に迫っていく。 民藝を咀嚼し、更新していく、新たな工藝論。 発行: 拙考 発売:株式会社泰文館 ページ数:363頁 サイズ:148*210mm デザイン:山口デザイン事務所 印刷:株式会社山越 製本:有限会社篠原紙工
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椋本湧也『26歳計画』【5刷】
¥2,200
SOLD OUT
世界各地で暮らす26歳たちによる「26歳」をタイトルにしたエッセイ集。料理人から宇宙工学者、俳優から機動隊員まで、総勢48名の等身大の文章が掲載されています。 ーー 《「26歳」をタイトルにした文章を自由に書いてください。書き終えたら、あなたがいちばん魅力的だと思う26歳の知り合いにこの企画をつないでくださいー》 沢木耕太郎さんが乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのが26歳。高校生のときに『深夜特急』を読んでからというもの、「26歳」という年齢は自分にとって特別な響きを持ち続けてきました。 そしてやってきた26歳。奇しくも世界的なパンデミックが襲来し、渡航はおろか、家から出ることすらままならなくなってしまった。そんな「旅の適齢期」に、この世界の26歳たちは一体何を考えているのだろう。身体的な移動が制限される中で、この想いを言葉にのせて、彼らに会いに旅に出てみよう。そしてその出会いの足跡を一冊の旅行記にしてみよう。そう思い立ったのです。(「はじめに」より) ブックデザインはデザイナーの脇田あすかさんが担当しました。表紙はやわらかいグレーのざらりとした質感の紙に、きらりと光る美しい箔押し。さわやかな薄緑色の見返しに不思議な手ざわりの別丁…。たくさんのこだわりがつまった一冊です。 3刷に寄せて、沢木耕太郎さんが「26歳と旅」をテーマにした文章を寄稿してくださいました!巻末に収録しています。 ーー 作:椋本湧也 ブックデザイン:脇田あすか 印刷・製本:シナノ書籍印刷 W107×H174mm/ガンダレ製本/全212ページ 2021年8月15日 発売 2021年10月7日 二刷 2023年5月20日 三刷 2024年4月20日 四刷 2024年10月 五刷 (累計 7,000部)
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多木 陽介『失われた創造力へ ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉』
¥3,300
「好奇心がないようなら、おやめなさい」 ーアキッレ・カスティリオーニ 「聞いたことは忘れる、みたものは覚えている、やったことは理解できる」 ーブルーノ・ムナーリ 「デザインが本来もっていたユートピア志向を取り戻さねばならない」 ーエンツォ・マーリ つくる・育む、すべての人へ。 アキッレ・カスティリオーニの思想を日本に紹介した ローマ在住の批評家・多木陽介が、デザイン界の巨匠の言葉に、 これからの創造力を導く思想を探る。 完全新訳。 【目次】 PROGETTAZIONE―イタリアンデザインの思想と方法論の回帰 Bruno Munari ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ものからものが生まれる ・ファンタジア/発明/創造力/想像力 ・子どもの心を自分のなかに/一生もちつづけるということは/知ろうとする好奇心/理解する愉しみ/人に伝えたくなる気持ちを/大事にすることを意味する。 ・一切無駄がないこと ・スタイリングはデザインではない。 ・規則と偶然 ・その重力そのものがこのランプのフォルムを決定する。 ・「種」の自覚をもつと、いつしか他者のために働き、隣人(それもわれわれ自身である)を助けてみんなで大小の問題を解決するようになる。 ・生而不有/為而不恃/功成而弗居 ・静かな革命 ・聞いたことは忘れる、見たものは覚えている、やったことは理解できる 。 ・明らかにそうだとわかっていないものについては、絶対に鵜呑みにしないこと ・美しさは正しさの結果である。 ・贅沢さとは、愚かさの自己顕示である。 ・デザイナーに何か夢があるとすると、それはあらゆる社会階層からできるだけ文化的な無知をなくすことです。 ・プロジェッティスタの多くは、問題を解決するようなアイデアをすぐに見つけようとする。 ・多くの物は作者の名前なしに売られている。 Achille Castiglioni・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・好奇心がないようなら、おやめなさい。 ・私のデザインした作品がどこかのミュージアムに私の名前とともに飾られているというのは嬉しいが―― ・偽りのニーズ、偽りの目標 ・正当なデザイン/不当なデザイン ・形態的表現と内容の選択のあいだにある論理的な厳密さ ・筋が通っている ・最も目立たない(humble)物にもストーリーがあるという ・良いプロジェクトとは、自分がやったぞ、という徴を残そうとする野心ではなく、あなたたちがデザインした物を使うことになる、見ず知らずの誰かと、ほんの些細なことでもいいから、何かを取り交わそうという、その気持ちから生まれるのです。 ・人の家のインテリアをつくるって ? そりゃあほとんど無理な 話ですよ。 ・とんだ勘違いをしていなければ ・あと何が取れるかな ? ・インテグラルプロジェクト ・進化 ・何を、どのように、どれだけ見たいか ・もしこのテーブルの上にある物すべてがテーブルなしでもこの高さにとどまり、ランプなしで光が出てきたら、こりゃあ、悪くないよ ……いや、なかなか悪くないぞ …… ・音楽が音と休止で成り立っているように、照明は光と影からできている。光だけでは音楽にならないよ。 ・デザインとは、一つの専門分野であるというよりは、むしろ人文科学、テクノロジー、政治経済などについての批評能力を個人的に身につけることから来るある態度のことなのです。 ・ファンタジアとはジャムのようなもので、固い一切れのパンに塗る必要があります。 Enzo Mari・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・デザインが本来もっていたユートピア志向を取り戻さねばならない。 ・かたちのクオリティ ・ブーメラン。経験だけが頼りだったとはいえ、何世代もかけたこのオブジェの弾道精度の探求は、現代の科学的探求に匹敵するものである。 ・プトレッラ( H鋼 ) ・百姓というのは、終わりのない、素晴らしいプロジェッタツィオーネの仕事です。 ・知識とは、生の現実に基づいているものなんだ。 ・自分で考えてつくること、それが 、他人に自分の生き様を設計されてしまわないための最良の方法なのだ。 ・すべてはもう存在している。 ・職人たちは、みな手の技術には優れているが、脳の技術が足りない。 ・消費者のためではなく、職人や工場の職工など、物づくりの担い手のためにデザインするべきである。 出典 忘れっぽい私たちへ―原田祐馬(UMA/design farm代表) 四六変形判 縦191mm 横121mm 厚さ11mm 112ページ 上製
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『伝えたいこと』浜崎洋三著
¥3,080
昨年惜しまれながら閉店した鳥取の定有堂書店店主奈良さんが『定有堂で一番読んで欲しい本』とおっしゃった本です。 濱崎洋三著作集「伝えたいこと」は、一九九八年に定有堂書店より刊行された書物です。著者は一九八八年頃から八年ほど、定有堂教室「読む会」を主宰。「本を読み合う」ということに、人と人と出合うということに、このうえもなく喜びを抱いた人でした。 帯紹介文(徳永進・野の花診療所院長・ノンフィクション作家) 「故郷を愛した高校教師がいた。病気で死を間近にした夏、母校での最後の夏期補習授業の教壇に立った。1ヵ月後、他界する。独自の地方史観、独自の思想を切り拓いた著者の文章、講演録から、読者は「日本とは何か」「郷土とは何か」「生きるとは何か」を改めて問われ、自問自答するだろう。そうさせる温かい教師愛が、この書の底には流れている。 チラシ文/「伝えたいこと」について(徳永進) 鳥取県庁の前にある武家門の角あたりで、朝、ぼくはよく浜崎洋三先生に会った。「おはよう」。「どうですか」「雑用、雑用ばっかり。そっちは忙しい?」「こっちも雑用で」。先生は県立図書館へ、ぼくは赤十字病院へと、それぞれの職場へ向かった。この鳥取は先生の生まれ故郷、ぼくにとっても生まれ故郷。先生が教師として教壇に立った鳥取西高は、久松山のふもと、武家門から振り返るとついそこにあり、ぼくはその高校で先生に日本史を教えてもらった。 先生ががんの末期を迎えた夏、先生に補習授業をしてもらったらどうだろう、とぼくは思いついた。先生なら受けて下さるかも知れないと思って電話をかけた。「三十分だけだな、声が続かん」。「題はどうしよう」と聞くと「『私にとって戦後とは何か』にしようか」と言われた。「死ぬ話はせんよがんの末期ぞ、涙がでるから」とも。それから「いや、簡単なのでいこう、『伝えたいこと』にしといてくれ」と言われた。 ぼくは同級生や先輩に急いで電話をかけ、一週間後に母校の旧校舎で、先生の夏期授業があることを知らせ、皆にも知らせてくれるように頼んだ。 がんの末期、死を間近に迎えて、先生は何を語ってくれるだろう。一九九六年八月十七日、午後二時、「起立っ!」と五十代の元生徒が声をかけた。「礼!」。約百人の生徒が椅子に坐った。夏期補習授業が始まった。 三十分の予定の補習授業は七十分となった。題にふさわしいいい話だった。目に涙を浮かべる元生徒が多くいた。教室を出ると先生は言った。「途中から痛みが消えてなこの調子なら、冬季補習もやってみようか」。先生はその1ヶ月後に、他界された。この本の中には、最後の補習授業や先生の史論や評論、自由な文章などが収められている。(徳永進・鳥取赤十字病院医師・ノンフィクション作家) 『伝えたいこと』浜崎洋三著・定有堂書店刊の内容 序・往生際を考える 第一部・研究論文 古代の鳥取 / 『鳥取志』ついて / 鳥取城の成立について / 古代の一地方豪族の盛衰 / 異形の者、悪党 / 維新期の鳥取藩 / 河田左久馬.....など 第二部・地方史研究私観 第三部・エッセイ 一枚の文書の価値 / 恣意性・ゆらぎ・ユーモア / 私にとっての戦後 / 史料に血を通わせる理論 / 疎外された者の歴史....など 第四部・講演 最後の鳥取藩主池田慶徳 / 文化と差別 / 伝えたいこと 大きさ:190x138x28 mm ページ数:431+10 ページ
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『NEPENTHES in print』 #20 “新宿特集”
¥550
NEPENTHESが発行するバイリンガル雑誌 『NEPENTHES in print』。 最新号は多様な独自のカルチャーを発信してきた街、 “新宿” を大特集。 今も新旧が交わる魅力的なスポットが点在し、 近年は世界からも注目を集める東京屈指の歓楽街に、 NEPENTHESならではの視点、 切り口でフォーカスします。 カバー&巻頭ページでは “新宿の夜” をテーマに撮り下ろしたスタイリスト/服部昌孝によるファッションストーリーを掲載。 NEPENTHES代表 / 清水慶三が新宿について語ったインタビューはじめ、 新宿ゆかりの著名人をゲストに迎えたポートレイト&インタビューページ、 日中の新宿を舞台にしたスタイリスト / 佐々木智之によるファッションストーリー、 おすすめの厳選スポットをご紹介するシティガイドなど、 充実の内容となっています。 全60ページ / ¥550 「NEON LIGHT STROLL」 Remixed by 服部昌孝 「A PLACE TO BE MY TRUE SELF」 Interview by 清水慶三 「新宿クロニクル」 Starring 中島歩 / コムアイ / ヒコロヒー / 馬場智章 「DAY LIGHT STROLL」 Remixed by 佐々木智之 「NEPENTHES CITY GUIDE 新宿」 「新宿 A COMFORTABLE COEXISTENCE」 Interview by 青柳徳郎 「A HUMAN IN THE PITCHER」 山下剛史 「MY DAILY ESSENTIALS」 山﨑陸
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ひと皿の小説案内
¥2,035
物語に描かれた50の食事シーンが今よみがえる――読書家も、くいしんぼうも、写真ファンも大満足。 どんな名作にもつきものなのが、印象深い食事シーン。ハイジがおじいさんに焼いてもらう黄金色のチーズトースト、『失われた時を求めて』のマドレーヌと紅茶、『ライオンと魔女』のターキッシュ・ディライト……。いったいどんなだろう? 見てみたい! ――これはそんな夢をかなえてくれる本(アンソロジー)です。とりあげられるのは『不思議の国のアリス』『ガリヴァー旅行記』『グレート・ギャツビー』など古典から現代ものまで海外小説の50篇。食材から盛りつけ、食器のチョイスにいたるまでデザイナーである著者が徹底的にこだわって、それぞれの食事シーンを自由に写真で再現しました。これに食べ物をめぐる楽しいミニ知識や作家のあっと驚くエピソードをくわえ、作品世界との出会いを演出する気軽な案内に仕上がっています。本好きにも、料理好きにもたまりません! 目次 <目次> はじめに/作品一覧(写真)/作品について/参照文献/おわりに [日本語版付録]監訳者あとがき/邦訳書を読みたい人へ <掲載作品> 白鯨/オン・ザ・ロード/失われた時を求めて―スワン家のほうへ/若草物語/秘密の花園/ガリヴァー旅行記/コレクションズ/ロリータ/レベッカ/青い眼がほしい/ハックルベリ・フィンの冒険/その名にちなんで/太陽がいっぱい/石蹴り遊び/風と共に去りぬ/ライ麦畑でつかまえて/ビーザスといたずらラモーナ/ロビンソン・クルーソー/五次元世界のぼうけん/百年の孤独/ザ・ロード/ボヴァリー夫人/サリーのこけももつみ/アラバマ物語/ゴルディロックスと三びきのクマ/ラスベガスをやっつけろ!/ハイジ/ミドルセックス/エデンの東/変身/二つの心臓の大きな川/ミレニアム―ドラゴン・タトゥーの女/アメリカン・サイコ/赤毛のアン/ベル・ジャー/オリバー・ツイスト/不思議の国のアリス/カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険/ジャムつきパンとフランシス/ハートバーン/グレート・ギャツビー/重力の虹/まぬけ同盟/灯台へ/ピーターラビットのおはなし/ライオンと魔女/マザーレス・ブルックリン/エマ/人形の谷間/ユリシーズ A5ヨコ 148×210mm
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伊丹十三『ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集』
¥2,200
SOLD OUT
1960〜70年代最高のエッセイスト、 伊丹十三の単行本未収録エッセイ集。 食卓の作法、料理の秘訣、服選びに着こなし、 日常に見るヨーロッパ文化、 子育てから性教育、スポーツに社会問題、組織論……あらゆるテーマを 見逃さず、調べて観察し、自分の頭で考えたすえに、 わかりやすく、やわらかく、おもしろく書いた 稀代のエッセイスト、伊丹十三。 没後20年を機に、単行本未収録の優れたエッセイを、 伊丹十三記念館(松山市)の全面協力を得て、 一冊にまとめた本書は、四半世紀ぶりの伊丹十三の新刊です。 どうしてこれが本に収録されなかったのか。 へえ、こんなこと書いてたんだ。 これはちょっとびっくりだな。 時の流れを感じて懐かしいものもあれば、 時を経てもなお、その慧眼に驚かされるものもある。 父・伊丹万作が逝去したのち、13歳のときに、 『映画藝術』誌の依頼で書いた「父の思い出」や、 伊丹十三記念館の収蔵庫で発見された 生涯をふりかえるような未発表の生原稿、 4篇も収録。 雑誌連載時の伊丹十三によるイラストレーションを多数掲載。 イラストレーター・和田誠氏との笑える共作「人生劇場 血笑篇」や、 直筆の原稿用紙、愛用の文房具などもカラーページで紹介。 この一冊で、エッセイスト・伊丹十三に出会った方は、 新潮文庫、中公文庫の伊丹十三の本も、 ぜひチェックしてみてください。 大きさ : 132×190×18 mm
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司馬遼太郎『街道をゆく 41 新装版』
¥968
津軽衆と南部衆の応酬を酒場で楽しみ、太宰治の孤独を考える「北のまほろば」。弘前城の近くの商家では、石坂洋次郎の教え子だった、魅力的なおばあさんに出会う。下北半島では会津藩を思い、マタギ衆の熊狩りの話も聞いた。異色のタイトルは、古代の青森は物成りのいい「まほろば」だったのではと考えてつけたもの。連載中に縄文時代の繁栄を物語る三内丸山遺跡が発見され、著者はご機嫌だった。 文庫判・416ページ
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津島美知子『回想の太宰治』
¥1,870
濃やかな愛情と明晰な目がとらえた人間・太宰治ーー太宰治は、文字通り文学のために生まれ、文学のために育ち、文学のために生きた「文学の寵児」だった。彼から文学を取り除くと、そこには嬰児のようなおとなが途方に暮れて立ちつくす姿があった。戦中戦後の10年間、妻であった著者が、共に暮らした日々のさま、友人知人との交流、疎開した青森の思い出など、豊富なエピソードで綴る回想記。淡々とした文にも人間太宰の赤裸な姿が躍如とする好著。 ◎「これは、凄い本に出会ったものであります。質も量も。明晰さも、たしかさも、怖ろしさも。科学者の随筆みたいな、美しい揺るぎのない日本語で、太宰治は凝視され、記憶され、保存される。この著者が、昭和の初期に、太宰の妻であり、ともに暮らし、子をなして、日々会話し、身の回りの世話をし、親戚や食卓や経済を共有していたかと思うと、トカトントン。そこらの男の何十倍も聡明だった女の記録であり、記録をよそおった文学であります。」<伊藤比呂美「解説」より> ※本書は、『回想の太宰治』(昭和58年6月 講談社文庫刊)を底本としましたが、「アヤの懐旧談」を削除し、『増補改訂版 回想の太宰治』(平成9年8月 人文書院刊)より、「蔵の前の渡り廊下」「南台寺」「父のこと、兄のこと」「『水中の友』」の4篇を収録しました。 文庫判・336ページ
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太宰治『津軽』
¥539
太宰文学のうちには、旧家に生れた者の暗い宿命がある。古沼のような“家”からどうして脱出するか。さらに自分自身からいかにして逃亡するか。しかしこうした運命を凝視し懐かしく回想するような刹那が、一度彼に訪れた。それは昭和19年、津軽風土記の執筆を依頼され3週間にわたって津軽を旅行したときで、こうして生れた本書は、全作品のなかで特異な位置を占める佳品となった。 文庫判・260ページ
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太宰治『津軽通信』
¥572
疎開先の津軽の生家で書き綴られた、新しい自由な時代を迎えた心の躍動が脈うつ珠玉編『津軽通信』。原稿用紙十枚前後の枠のなかで、創作技巧の限りをつくそうと試みた中期の作品群『短篇集』。戦時下の諷刺小説『黄村先生言行録』シリーズ。各時期の連作作品を中心に据えて、それに戦後期の『未帰還の友に』『チャンス』『女神』『犯人』『酒の追憶』を加えて編集した、異色の一冊。 文庫判・304ページ
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太宰治『もの思う葦 』
¥539
自殺未遂、麻薬中毒、血みどろの苦闘のなかで『晩年』と並行して書かれた『もの思う葦』から、死を賭して文壇大家に捨て身の抗議を行うために『人間失格』と並行して書かれた『如是我聞』まで。太宰治の創作活動の全期間にわたって、天稟の文学的才能と人間的やさしさをきらめかせているアフォリズム、エッセイ『走ラヌ名馬』『かくめい』『酒ぎらい』『川端康成へ』など49編を収録。 文庫判・ 320ページ
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井伏鱒二 『太宰治 』
¥990
太宰治から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受けとってから、師として友として、親しくつきあってきた井伏鱒二。井伏による、二十年ちかくにわたる交遊の思い出や、太宰の作品解説を精選集成。「あとがき」を小沼丹が寄せる。中公文庫版では井伏の没後に節代夫人が語った「太宰さんのこと」を増補。 文庫判 288ページ
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『太宰治の手紙 返事は必ず必ず要りません』
¥836
太宰治が、戦前に師、友人、縁者などに送った百通の手紙。井伏鱒二、亀井勝一郎、木山捷平らへの書簡を収録。赤裸々な、本音と優しさとダメさかげんが如実に伝わる、心温まる一級資料。 文庫判・224ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 下』
¥968
SOLD OUT
驚異の名訳ベストセラー、その下巻は――第百八十七段「風は――」から第二九八段「『本当なの? もうすぐ都から下るの?』って言った男に対して」まで。「本編あとがき」「別ヴァージョン」併録。 文庫判・368ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 中』
¥880
SOLD OUT
驚異の名訳ベストセラー、その中巻は――第八十三段「カッコいいもの。本場の錦。飾り太刀。」から第百八十六段「宮仕え女(キャリアウーマン)のとこに来たりなんかする男が、そこでさ……」まで。 文庫判・288ページ
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橋本治『桃尻語訳 枕草子 上』
¥924
SOLD OUT
むずかしいといわれている古典を、古くさい衣を脱がせて、現代の若者言葉で表現した驚異の名訳ベストセラー。全部わかるこの感動! 詳細目次と全巻の用語索引をつけて、学校のサブテキストにも最適。 文庫判・ 336ページ
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四井真治『地球再生型生活記』
¥2,090
SOLD OUT
これが、持続可能な暮らし究極の原理! 生ゴミを堆肥に変え、土を肥やし、作物を育てる。人が暮らすことで、微生物や生きものの多様性が生まれ、その土地がより豊かになる。人間本来の役割を考え、これからの暮らし方を伝える、パーマカルチャーライフの入門書です。 【編集者のおすすめポイント】 日本の風土に合わせたパーマカルチャーを20年実践してきた著者が、持続可能な暮らしの中で培ってきた理念と実践(生活実験)の記録です。生ゴミや排泄物を堆肥化し、生活排水は庭のビオトープに活用。農園で食べ物を自給し、収穫物を人や動物が摂取することでまた、堆肥として活用できる……。人が暮らすことでその土地に多様性が生まれ、より豊かな自然環境を作ることができれば、やがて地球は本来の力を取り戻せる。本当の豊かさを追求して著者が辿り着いた「いのちの仕組み」は、ひいては社会のあり方や私たちの生き方に繋がっていきます。 【目次】 第1章 人は地球のがん細胞なのか? 地球は巨大な生命体 ガイア理論 ウイルスは地球の免疫細胞 大量絶滅は進化のきっかけ 環境を壊すのではなく、豊かにする人の暮らし 第2章 持続可能な暮らし【生活実験と考察編】 パーマカルチャーとは 原理を理解し、発展させる パーマカルチャーとの出会い 山村の古民家でパーマカルチャー的生活実験 家族とともに新天地、八ヶ岳南麓へ 社会の最小単位「家族」として 生活技術が生む美しい風景、石積み 雑木林開墾からの気付き/土の生産性 森林と草原の違い/植生遷移 人類の進化と植生遷移のコントロール 森や里山の活用が土壌を守る 水と土作りが教えてくれた人間本来の役割 竹林開墾からの気付き/竹の活用法 日本のパーマカルチャーの可能性 温室効果ガスを削減する農業へ 理によって生み出される [資料] 暮らしの循環図 コラム 縁が繋いでくれる現場 第3章 持続可能な暮らしの仕組み【実践編】 土を作る 〈土の素、堆肥作り/コンポストや堆肥小屋の役割/堆肥は臭くない〉 農園をデザインする 〈半不耕起半草生栽培/等高線に沿った畑のデザイン(コンターガーデン)/互いに助け合うコンパニオンプランツ/農園における果樹の役割/生物多様性を実現する工夫〉 水を巡らす 〈バイオジオフィルターで生活排水を浄化/雨水を無駄なく利用する/アクアポニックスで野菜を育む/自家製の液肥作り〉 エネルギー&資源を活用する 〈太陽熱と光の恩恵を取り入れる/竹害ではなく、〝竹恵〟な暮らし方/畑の恵みを暮らしに活かす〉 道具をあつかう 〈古道具は暮らしの教科書/農業機械はリーズナブルに活用〉 第4章 いのちとは 40億年続く仕組み いのちは集め、蓄えるもの 自己組織化から続く仕組み 続く仕組みの「いのち」から「生命」へ 生物多様性が意味するもの コミュニティーと、未来の暮らし 地球再生型の暮らしへ 大きさ:16 x 127 x 188 mm
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正田 智樹『Foodscape フードスケープ』
¥3,300
SOLD OUT
地形と気候に応じた食がつくる建築と風景の図解集。カレマ村のワイン、アマルフィのレモン、小豆島の醤油、多気町の日本酒等、日本とイタリア16の食の生産現場を読み解く。蓄熱する石積みの段々畑、風を呼込む櫓、光や湿気を採り入れる窓等、自然のリズムとともにある食生産と人の暮らしを取り戻す為の建築の問いと手がかり 【目次】 ・スローフード運動とエコロジカルな転回 ・日本とイタリアのフードスケープ ・エコロジカル治具とフードスケープ ・アイソメ図とバレーセクション イタリアのフードスケープ Foodscape in Italy カレマ村のワイン ボルミダのワイン トレンティーノの貴腐ワイン ヴェッサーリコ村のニンニク ジベッロ村のクラテッロ 〈食コラム〉パルマハム 〈食コラム〉コロンナータのラルド モデナのバルサミコ酢 ヴェスヴィオ火山のトマト アマルフィのレモン トラパニの塩 〈食コラム〉マドニエのプロヴォラ 【食と建築をめぐる対話①】藤原辰史(農業史・環境史)×正田智樹 日本のフードスケープ Foodscape in Japan 四郷の串柿 小豆島の醤油 石井味噌 豊島の天日塩 海の精 多気町の日本酒 〈食コラム〉寺田本家 八女茶 田野町の寒干し大根 〈食コラム〉山之村の寒干し大根 下津の蔵出しみかん 〈食コラム〉カネサ鰹節商店 【食と建築をめぐる対話②】塚本由晴(建築家)×正田智樹 ・エコロジカル治具の拡がり ・自然と機械によるハイブリッド生産 ・おわりに ・取材・執筆協力、参考文献 ・謝辞 ・Foodscape Graphical Analyses of Architecture and Landscapes of Food A5横判・224頁
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【サイン本】礒井純充『「まちライブラリー」の研究 「個」が主役になれる社会的資本づくり』
¥2,860
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 〈本を核に本や人との出会いを目指す活動であれば、まちライブラリー〉というおおらかな考えのもとで著者が提唱し、個々の人の参画・運営によって全国に千ヶ所以上形成されてきた「まちライブラリー」。始まりから12年、まちライブラリーはどのように広がってきたのか。運営者・利用者へのアンケート、関係者へのヒアリングから分析、考察する。 そこから浮かび上がってくるのは、「自生的」「社会的連坦」「日常」「主観」「自由」といった言葉で語ることのできる、人と人とのゆるやかなつながりだ。 地域の場づくりやコミュニティ形成をうながし、そこに関わる個々の人がやりがいやいきがいを感じる活動の鍵を明らかにする、小さくも示唆に富んだ一冊。 〈まちの生活は特定の日だけが充実していれば良いわけではない。日々の生活の中にあるちょっとした発見や憩いの重要性を考えると、日常性というものが何よりも大切であるということではないだろうか。ここに個々の人がまちライブラリーに惹きつけられていく大きな要因があると思う。〉(第8章 「個」が主役になるまちライブラリー) 目次 はじめに 第1章 まちライブラリーが生まれた背景と基本概念 無力感が生まれてくる背景 私がみたグローバル化 グローバル化がもたらした息苦しさ 森ビル時代の社会人教育活動 六本木アカデミーヒルズの夢やぶれ、模索の時代 若者から得た「まち塾@まちライブラリー」の理念 まちライブラリーの仕組みと基本概念および活動原理 自生的に派生する活動と「社会的連坦」 第2章 まちライブラリーの実践活動から得た知見 まちライブラリーの沿革と節目になった活動 本を介した自己紹介の効用、ISまちライブラリー 蔵書ゼロ冊から育てる図書館、大阪府立大学のまちライブラリー 本の力を証明した商業施設のまちライブラリー 第3章 まちライブラリーの広がりと多様性 広がりの状況 まちライブラリーが点在する意味 まちライブラリーの分類と事例 私的な場に設置された事例 公共的な場に設置された事例 第4章 まちライブラリー運営者と利用者の実態 まちライブラリーを始めるきっかけ 運営を始める動機と活動の自己評価 行き詰まりを感じる人 うまくいっていると感じる人 ソーシャル・キャピタルを得やすいまちライブラリー 利用者の実態把握 利用者の自己実現の場 主観的な価値観が壁を突破する鍵 第5章 地域と人とまちライブラリー 地域におけるまちライブラリーの存在感を検証する 大阪市中央区のまちライブラリー概況 ISまちライブラリーの立ち上げを支援した人たち 大阪市中央区全体への広がりと運営者の顔 岩手県雫石町の個人力 自然体での広がり――埼玉県鶴ヶ島市 北海道千歳市の市民力、挫折と再生から見えてくるもの 長野県茅野市における地域への浸透 地域と人とまちライブラリーから学ぶこと 第6章 まちライブラリーを活用した場づくりとは まちライブラリーはコミュニティの場なのか? 「場づくり」という多様な概念 居場所という場 魔法の言葉「サードプレイス」 まちライブラリーが生み出している場 本の磁力と人の顔がある場 本がつくり出す日常的な場 運営者の自己充足が無意識のうちに場づくりになる まちライブラリーが生み出す「場の四象限」 第7章 計画性や制度から自由で、自生的に生まれるまちライブラリー――知の哲人からの気づき 計画性と制度の罠 近代都市計画に内包する課題 ジェイコブズの都市計画批判と生態学的な都市観察 宇沢弘文の「社会的共通資本」という問題提起 公共図書館の新しい役割 「知の広場」としての公共図書館 アンニョリが推奨する公共図書館 変革を遂げつつある公共図書館像 場としての図書館 私立図書館等の先導 計画性や制度の外にあるまちライブラリー 小さなつながりから派生する大きなネットワーク アダム・スミスの原点にある「個」の力 第8章 「個」が主役になるまちライブラリー 解を求めるまえに 組織への依存を極力さけるコツ 組織への依存より、心の自由 組織の視点から「個」の活動をみる 汎用性より個別性の大事さ 計画性より融通性がことをうまく進める 非日常より日常を大事にする 日々の積み重ねを大切にする人への敬意 本の触媒性が示唆する人のつながり 人と人との集合知は双方向性から生まれる 個人の知を開放する勇気 社会の寛容性と個人の意識改革 おわりに 注 参考文献 【著者プロフィール】 礒井純充(いそい・よしみつ) 1958年大阪市生まれ。一般社団法人まちライブラリー代表理事。大阪府立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士。1981年、森ビル株式会社に入社し「アーク都市塾」「六本木アカデミーヒルズ」などの文化・教育事業に従事。取締役広報室長などを歴任。2011年に「まち塾@まちライブラリー」を開始。以降、「まちライブラリー」の提唱者として活動の運営・サポートを行う。著書に、『マイクロ・ライブラリー図鑑』(まちライブラリー、2014)『本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた』(学芸出版社、2015)『ブックフェスタ 本の磁力で地域を変える』(共著、まちライブラリー、2021)などがある。
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津軽伝承料理
¥2,750
SOLD OUT
「津軽のまま 本コさしたはんで。買わねばまぃねべ!」 (※津軽地方の料理の本を出版しました。これは買わなきゃ!) ●88品分の、ばあちゃんの知恵。 思わず故郷に帰りたくなる…… そんなレシピ書をつくりました。 著者は、青森県弘前市で“伝承料理”活動を続ける 農村の女性たち「津軽あかつきの会」 ●故郷の味を、100年先まで 絶滅危惧な料理をレシピ化 自分たちの母の世代の料理を食べたいと思ったとき、そのつくり方がわからなかった……。そんなことがきっかけとなり、地域の高齢者にインタビューを重ねること約5年。 絶滅寸前だった“母の味”をアーカイブして、200品以上をレシピ化。それをもとにつくる津軽地方の郷土料理を予約制で提供しはじめてから20年がたちました。 ●昔のばあちゃんの味は、とっても今っぽかった! 津軽地方は豪雪で知られる、冬がとっても長い地域。なので、保存食をたくさん使います。彼女たちが絶滅から救った料理をひも解けば……。 「発酵」食を自分たちでつくって料理の随所に使い、 「うまみ」はだしだけでなく漬物や野菜からも引き出し、 「プラントベース(菜食中心)」な品々がお膳を埋めるのです。 ……考えてみれば、どれもいま世界中が求めている料理ばかり。 一周回って新しい。 そんなばあちゃんの味を、ぜひご堪能ください! 【著者紹介】 ◎津軽あかつきの会(つがるあかつきのかい) 青森県弘前市で、津軽地方の郷土料理と食文化を伝える「伝承料理」活動をしている女性だけの料理研究ユニット。地域でのヒアリングを軸に津軽地方に伝わる伝承料理をレシピ化しアーカイブ。1食1500円で提供する予約制の食事会を毎週数日開催しているほか、青森県津軽地方の観光コンテンツとしても機能している 。20代〜80代という多様な年齢層からなる会員数は30名(2021年7月現在)。
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太宰治と旅する津軽
¥1,650
名作『津軽』を道標に、その日、その時、太宰の目に映った光景を追憶する。 「ね、なぜ旅に出るの?」「苦しいからさ」……太宰が最も元気だった頃に書かれた紀行小説『津軽』のテキストをガイドに、故郷を旅した作家の足跡を追い、その悲喜こもごもの場面を追体験しながら、津軽半島を旅する。五度に及んだ自殺・心中の現場の心象風景もあわせて、文学紀行の名手・小松健一の写真でたどる。 判型 A5判 頁数 144ページ
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木村衣有子『私的コーヒーAtoZ』
¥1,100
掌篇小説5編と短歌5首とエッセイ、コーヒーにまつわる26の短い話がアルファベット順に並んでいます。 文と編集:木村衣有子/装丁:木村敦子(kids)/A5判/48ページ/発行:はるあきクラブ
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かがくのとも絵本『あさいち』
¥1,100
朝市は、海でとれたもの、畑でとれたものを持ちよる商いの場。そこには潮のかおりと土のにおいがたちこめていて、人びとにとって楽しいおしゃべりと社交の場でもあります。石川県「輪島朝市」の活気ある風景を描いた、1980年刊行の本作品。令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた被災地の、一日も早い復興への願いを込めて復刊します。本作品の利益は、能登半島地震災害義援金として、日本赤十字社に寄付いたします。 読んであげるなら 4才から 自分で読むなら 小学低学年から 大石 可久也 絵 / 輪島・朝市の人びと 語り ページ数 : 28ページ サイズ : 26×24cm
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ごめたん『カーシェアグルメドライブ〜車を買えない大人の至福の6時間〜 』
¥2,200
吉本興業所属のトリオ、グランジで活躍する五明拓弥さんが、漫画家ごめたん名義で自費出版。 39歳で運転免許を取得し、マイカー生活に憧れるが東京で車を持つことのハードルは高すぎる。芸人仲間によりカーシェアという選択肢を知る。カーシェアの特性を最大限活かすため、距離料金が加算されない6時間以内のドライブという縛りを課してグルメドライブを楽しむ。いまや生活の一部に。切なくも楽しいとっても現代的な車の使い方です。 大きさ: A5判 210mm×148mm 184P / ソフトカバー
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大崎清夏『大崎清夏詩集』
¥2,420
じぶんの賛美歌を娘は歌いながら 道路を渡る、 そこへ めきめきと森が生える。——「森がある」より ひと、動物、自然…、事物のあいだをみずみずしく伸び広がっていく言葉たち。 第1詩集『地面』、第2詩集『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、第3詩集『新しい住みか』を著者初の集成として一冊に。解説・斉藤倫 :::::::::::::::::::::::::::::: [目次] ◎地面 地面 窓を拭く人 熊の里 わたしは朝日が眩しくて…… 微風も光線も 私たちは、流れるを、川と呼ぶ。 山をくだる ははの交代 春と粉 ひゅーじ・ぱーく あとがきにかえて 四〇年といま ◎指差すことができない 指差すことができない ラ・カンパネラ ワンダーフォーゲル 森がある 適切な速度で進む船 ここにないものについての感情 らくだは苦もなく砂丘になる 夜が静かで困ってしまう 知らない人と話す スナックみや子 暗闇をつくる人たち ぜんぶのはらになったあと ゆっくりと流れる世界の粒子 うるさい動物 天地 テンペルホーフ主義宣言 四つの動物園の話 ハレーションの日に ◎新しい住みか アブー 謝肉祭 ミンミン 炊飯器 テロリストたち 次の星 港 野生の鹿 セシル 水場 月光 エレナ うまれかわる 空き家 黙祷 気球 ウムカ ネズミちゃんは酔っぱらっている 永遠と一日 海に帆をしまう 解説 地面からはじまる連帯 斉藤 倫 :::::::::::::::::::::::::::::: [著者]大崎清夏(おおさき・さやか) 1982 年神奈川県生まれ。詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。本書収録の詩集のほか、著書に『踊る自由』(左右社)、『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)、『私運転日記』(twililight)などがある。音楽や美術など他ジャンルとの協働も多く、奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」では脚本と作詞を手がける。絵本の文や楽曲歌詞、ギャラリー等での詩の展示、海外詩の翻訳など、ことばを軸にさまざまなかたちで活動を行う。
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読点magazine、増補版
¥1,540
昨年11月に初めてTOUTEN BOOKSTOREを訪れ、古賀さんと久しぶりに会いました。とてもお元気そうで、お店も商店街に溶け込んでいたのが印象的でした。スタンダードブックストア中川和彦 編集:古賀 詩穂子(TOUTEN BOOKSTORE) TOUTEN BOOKSTOREが発行する「本屋に行きたくなるマガジン 読点magazine、」。 本書は2021年5月にクラウドファンディングのリターン用に制作し配布した『読点magazine、 特別版』に、開業1年後からスタートしたニュースレターの文章と、本屋ができてからのコラムを追記した増補版です。 目次 【本屋ができるまで】 ・ステートメント ・本屋について学ぼう [ 準備編 ] ・本屋参考書 ・本屋開業日記 ・本屋について学ぼう [ 運営編 ] ・本屋について語ろう ・事業計画書 【本屋ができてから】 ・TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER ・本屋について学ぼう [ 3年経ってver. ] 判型など:A5、150P、リバーシブル仕様
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佐藤俊樹『桜が創った「日本」』
¥946
一面を同じ色で彩り,一斉に散っていくソメイヨシノ。明治初めに見出されたこの桜は,凄まじい勢いで全国に拡がって行った。さまざまな語りが生み出される中で,どんな意味をあたえられてきたのか。語られた桜と現実の桜の往還関係を追いながら,そこから浮かび上がってくる「日本」の姿を,近代という時代とともに考える。 【目次】 まえがき Ⅰ ソメイヨシノ革命 1 「桜の春」今昔 桜、桜、……/昔の桜景色/江戸の桜/ソメイヨシノはすべてクローン/花見の時空/多品種型と単品種型/吉田兼好の花見/ソメイヨシノ革命 2 想像の桜/現実のサクラ 花と名/「桜」とよばれた理由/ヨシノの由来/「名」の力/想像の美・現実の美/「吉野の桜」はなかった/言葉と想像力/絵に画いたような……/説話の宇宙/理念の重力/起源と反起源の遠近法 Ⅱ 起源への旅 1 九段と染井 明治三年のソメイヨシノ/三つの年代/創建当時の境内/ソメイヨシノ説の典拠/染井と九段と上野/土地愛の多重性/「四季の遊び場」 2 ソメイヨシノの森へ 吉野桜の出現/「日本」と桜/新しさの魅力/公園と公共/戦争と事業/普及のメカニズム 3 桜の帝国 起源への視線/ナショナリズムの科学/伊藤銀月と井上哲次郎/桜らしい桜/大正期の飯田/日本らしさと桜らしさ/「桜の国土」の生成/「桜の国土」の拡張/風土と民族 4 逆転する時間 始源の桜の誕生/書き換えられる歴史/「山桜」の同心円/日本らしさの超自然学/旧い桜・新しい桜/逆転する時間/見出された起源 Ⅲ 創られる桜・創られる「日本」 1 拡散する記号 花の時間と人の時間/拡散する物語/桜語りの戦後/想像される「歴史」/「みんな」のモノローグ/空転する言葉/不死のゼロ記号 2 自然と人工の環 桜のエコノミー/嫌われる理由/「日本の自然」は一つでない/自然・人工の反転/美しさの根底/「桜」とは何か/「桜」の自己創出/ありえた「桜」とありえた歴史/「日本」の自己創出/ソメイヨシノの明日 あとがき 桜のがいどぶっく・がいど 新書 / 238ページ
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勝木俊雄 『桜』
¥946
花は桜──.古来より日本人はこの花を愛し,格別な想いを寄せてきた.里の桜,山の桜.豊かな日本の自然に育まれ,桜は各地で多種多様な姿を見せながら息づいている.都会にも咲く‘染井吉野’は,日本人の美意識を象徴する.植物としての基礎知識から,歴史・文化とのかかわりまで.心をとらえてやまない,花の魅力のありかを伝える.カラー口絵4ページ. ■編集部からのメッセージ 春が恋しくなる 年齢を重ねてくると桜の花が胸にしみるのは、なぜなのでしょうか。冬の寒さが厳しい年は、殊のほか、春の訪れが待ち遠しくなります。そうして待ちに待った季節が到来。満開の木々を見上げると、「ああ、今年もしっかり咲いてくれているな」と、まるで親しい友人と再会したときのような気持ちになります。本書は、桜の第一人者である著者に「生き物としての桜」という視点から、この花の魅力を語っていただきました。本書を読むと、いつもの春とは違った目で桜が見えてくるかもしれません。 pagetop 目次 カラー口絵4頁 はじめに 第一章 桜の基礎知識 1 日本の桜 2 桜のかたち 3 サクラの分類 第二章 ‘染井吉野’ 1 桜といえば‘染井吉野’ 2 ‘染井吉野’の生い立ち 3 命短き‘染井吉野’? 第三章 里の桜 1 人が創ったサトザクラ 2 多様な栽培品種 3 文化遺産としての栽培品種 第四章 山の桜 1 桜は生きている 2 サクラの一生 3 十種のサクラの楽しみ方 第五章 桜のこれから 1 温暖化と桜前線 2 桜の管理 3 植える桜の種類 4 新しい桜 桜に関する参考図書 おわりに 新書判 / 238ページ
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平出 眞 編著『美味しい櫻 食べる桜・見る桜・知る桜』
¥3,300
SOLD OUT
本書は「食べる・見る・知る」の3つのテーマ見て愉しく、食して美味しい花「桜」。本書は「食べる・見る・知る」の3つのテーマでその魅力を掘り下げます。食べる桜の栽培・加工の様子や全国の桜スイーツ、桜レシピは必見。桜名所一覧や桜にまつわる歴史や物語も掲載され、日本人必携の一冊です。 春が待ち遠しくなる、春が何倍も楽しくなる、 桜の魅力がたっぷり詰まった一冊です! ●豪華な顔ぶれが登場! 菊乃井主人・村田吉弘氏、福聚寺住職であり芥川賞作家の玄侑宗久氏、桜守・佐野藤右衛門氏など各界の著名な方々の、特別インタビューや寄稿文を多数掲載。また、人気の女流画家・山岸泉琳氏による「泉琳桜」を贅沢に配した豪華な装丁も魅力です。 ●簡単でおいしい、桜のレシピつき 和・洋・中からパン、スイーツ・カクテルまで、桜を使ったレシピ27品を掲載。『アルケッチァーノ』『飃香』など人気店シェフによる絶品レシピをお試し下さい。 ●役立つ「名所一覧」と「さくら図鑑」 日本全国の桜名所150ヵ所と名桜60本を地図入りで紹介。また60品種の桜の図鑑が付き、お花見が10倍楽しくなります。 日本人が大好きな「桜」。 春のお花見は待ち遠しい行事の一つではないでしょうか。 そして桜は“見て愉しく、食して美味しい花”でもあります。 本書は、「食べる・見る・知る」の3つのテーマで桜のさまざまな魅力を紹介します。 「食べる桜」では、そのルーツや貴重な栽培加工の様子を取材。 また全国の桜スイーツを多数掲載し、食卓を春色に彩る桜レシピも公開しています。 「見る桜」では名所案内のほか、桜の芸術作品を、 「知る桜」では桜にまつわる歴史や物語を紹介。 ガイドとしても読み物としても楽しめる、日本人必携の一冊です。 【目次】 1章 食べる桜 桜とお菓子(とらや協力) 桜と和食(菊乃井主人/村田吉弘 氏) 食用桜の産地を訪ねる 食用桜のルーツを探る 全国 桜スイーツ&食とお酒めぐり(120店140品) おいしい桜クッキング(和洋中27品のレシピ付き) 2章 見る桜 桜の里にて (桜守/佐野藤右衛門 氏) (写真家/青野恭典 氏) (作家/玄侑宗久 氏) 日本三大桜名所 日本三大巨桜 全国の桜名所・名桜ガイド 描かれた桜 世界の桜 3章 知る桜 桜の基礎知識 桜と日本人 読まれた桜・書かれた桜 桜を植えた人・守った人 【編著者:平出 眞(ひらで まこと)】 名古屋市生まれ。株式会社 山眞産業・代表取締役。「桜の食材」を開発、桜餅や桜あんぱん以外の用途を開発提案したことにより、桜スイーツという新しいマーケットを創造した仕掛け人。また仕事を超えて桜への興味関心は尽きることなく、「桜」に関する活動がライフワークとなっている。日本さくらの会会員、日本花の会会員、桜ライン311サポーター。 判型 B5判 ページ数 160ページ
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近田文弘『桜の樹木学』
¥2,508
SOLD OUT
私たち日本人は桜が好きです。 他の樹木とは比べようがないほど鮮やかに咲き誇る桜の花は,爆発的な春の喜びを感じさせてくれます。 同時に,花の盛りが短く,散り急ぐ花びらに,人の世の無情を感じとらせてくれます。 歓喜と無情・・・・・・日本人の心を強く揺さぶる桜を,桜の側から,いわば桜の本音として語らせたらどうなるのでしょう。 本書は,植物学的知識を用いて,桜とはいったいどういう存在なのかに迫ってみます。 植物としての桜,人間の文化的側面と桜の生き様,世界の桜と日本の桜の系統などなど,さまざまな角度描かれる桜の本音とは? 生物としての桜の本音を察してみると,人間が桜を観賞して感じる世界とは違ったものが見えてきます。 貴重で美しい桜の写真と繊細なイラストをふんだんに用い,資料としての価値も併せ持つ価値ある1冊。 存分にお楽しみ下さい。 【こんな方におすすめ】 ・桜が大好きな方 ・“生物”としての桜に興味のある方 ・桜を植物学的に見つめ直す1冊。今までにない価値ある1冊です。 A5判/208ページ
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山折哲雄 『わが忘れえぬ人びと 縄文の鬼、都の妖怪に会いに行く』
¥1,540
SOLD OUT
宗教学の碩学が愛する先達に捧げる人物エッセイ。一人の師も必要とせず独立独歩の精神で生きた棟方志功、筑豊の子どもたちから古都奈良の仏像へ「命がけの転向の旅」をした土門拳、借り物でなく自前の哲学、歴史観、人間観を追求した梅原猛、西洋と東洋のあいだ、科学と宗教のあいだに橋をかけた河合隼雄。生きた世界も時代も異なるが、芯の部分において彼らに共通するものを見出しつつ、それぞれの魅力を味わい深い筆致でつづる。 判型: B6判変型 ページ数: 200ページ
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谷崎潤一郎『夢の浮橋』
¥817
SOLD OUT
夭折した母によく似た継母。主人公は継母への憧れと生母への思慕から二人を意識の中で混同させてゆく。谷崎文学における母恋物語の白眉。〈解説〉千葉俊二 判型: 文庫判 ページ数: 216ページ
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谷崎潤一郎『瘋癲老人日記 』
¥1,100
性に執着する老人を戯画的に描き出した晩年の傑作長篇。絶筆随筆「七十九歳の春」他、棟方志功による美麗な板画を収載。〈解説〉吉行淳之介/千葉俊二〈註解〉細川光洋 判型: 文庫判 ページ数: 360ページ
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谷崎潤一郎 歌 棟方志功 板『歌々板画巻』
¥586
SOLD OUT
文豪谷崎の和歌に棟方志功が「板画」を彫った二十四点に、挿画をめぐる二人の愉快な対談をそえておくる。芸術家ふたりが互角にとりくんだ愉しい一冊である。 判型文庫判 ページ数96ページ
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棟方志功 『板極道』
¥1,056
極貧の環境から奔放無類な個性を羽搏かせ、板画一筋に生き抜き、世界のムナカタになるまでを綴った感動あふれる自伝。〈序文〉谷崎潤一郎〈解説〉草野心平 判型文庫判 ページ数352ページ
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村上春樹『デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界』
¥2,530
SOLD OUT
「僕の⼤好きなジャズ・レコード188 枚のことを書きました」 チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの⻩⾦時代に数多くのジャケット・デザインを⼿がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。 ⼿にとって⾒ているだけで素敵な⾳楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。 「デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)のデザインしたレコード・ジャケットを手にとって眺めているだけで、なんだか人生で少しばかり得をしたような気がしてくるのだ。(…)本書はあくまで、DSMのデザインしたジャケットをひとつの柱として、僕がジャズへの想いを自由に語る本、という風に考えていただけると嬉しい」(まえがきより) 大きさ: 154×215×18
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【サイン本】大崎清夏『私運転日記』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。 中原中也賞受賞詩人・大崎清夏による初めて丸ごと一冊日記の本。 “出会っても出会っても、歳をとればとるほど、自分のことをどこから話せばいいかわからない感じになっていくのだろう。だから深い関係がほしいのかもしれない。だから日記なんか書くのかもしれない” 「ほんとうにひとりのひとり暮らし」を機に、日記をつけ始めた詩人。 島での免許合宿、ソロハイク、初めてのドライブ…… 40代の広すぎる道を、確認しながら自分で運転してゆく日々が始まった。 “たぶん私はいま、自分の外に出ていきたいのだろう。 風で道の脇に落ちた、小枝のようなものになりたいのだろう。 そういう私自身を、じっくり引き受けてやりたいと思う” “忘れたくないことも、忘れがたいことも、早く忘れたいことも、日記に書いてしまえば、安心して忘れられる。すべて忘れても何ひとつ忘れることなんてないことを、日記を書くことは慰めてくれる” -- 装画・挿画:nakaban デザイン:横山雄 判型:B6変判 並製 雁垂れ ページ数:168ページ
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【特典付】秋峰善『夏葉社日記』
¥1,650
SOLD OUT
ありがたいことにスタンダードブックストアにお立ち寄りいただいた際のことも書いて下さってます。 ※ 著者直筆サイン本です。 「師匠への長い長いラブレター」 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。 幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。 第2の青春、再生の物語。 文庫・上製本ハードカバー(カバー・帯なし)/200ページ
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國分功一郎『暇と退屈の倫理学 増補新版』
¥1,320
『暇と退屈の倫理学』(2011年刊)の続篇として、著者・國分功一郎さんは、『欲望と快楽の倫理学』を構想しています。 その助走として、本増補新版は、新たな読者に向けて(価格を大幅に下げて)刊行されます。 『暇と退屈の倫理学』旧版刊行後、多くの書評に恵まれ、哲学以外の分野との連携を深めていった著者は、テレビやラジオ・雑誌・講演会・イベント等々で、広く知られるところとなりました。もっとも注目され期待される哲学研究者・若手論客と言えるでしょう。 440頁に達する本書をつらぬく著者の関心は、「人間らしい生活とは何か?」です。 パスカルの有名な断章「部屋にじっとしていられないから、人間は不幸を招く」を皮切りに、文化人類学、考古学、経済学、消費社会論、動物行動学、そして「退屈論の最高峰」と著者が考えるハイデッガーの『形而上学の根本諸概念』を渉猟し、答えに接近します。 平易な文体、熱く勢いある思考が、ポジティブで自由な生の可能性を拓きます。 「私たちはパンだけでなく、バラも求めよう。 生きることはバラで飾られねばならない」 ──このウィリアム・モリスの宣言を真正面から受けとめ、現在と未来に生かそうというのです。潑剌と、明るく、しかも、哲学的な根拠をもって、「私はこう考えた。みなさんはどう思いますか?」と問いかけます。 今回の増補新版にあたって、渾身の論考「傷と運命」(13,000字)を付しました。熊谷晋一郎さんとの共同作業の中で、著者が手にした概念が語られます。 【目次】 「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。 生きることはバラで飾られねばならない」 明るく潑剌と、人生の冒険に乗りだすための勇気を! 新版に寄せた渾身の論考「傷と運命」(13,000字)を付す。 序章 「好きなこと」とは何か? 第一章 暇と退屈の原理論──ウサギ狩りに行く人は本当は何が欲しいのか? 第二章 暇と退屈の系譜学──人間はいつから退屈しているのか? 第三章 暇と退屈の経済史──なぜ“ひまじん"が尊敬されてきたのか? 第四章 暇と退屈の疎外論──贅沢とは何か? 第五章 暇と退屈の哲学──そもそも退屈とは何か? 第六章 暇と退屈の人間学──トカゲの世界をのぞくことは可能か? 第七章 暇と退屈の倫理学──決断することは人間の証しか? 付録 傷と運命──『暇と退屈の倫理学』新版によせて 装幀: 有山達也 / 装画: ワタナベケンイチ 判型: B6判変型 寸法: 120×173×29 mm ページ数: 440ページ
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【サイン本】橋本倫史『観光地ぶらり』
¥2,750
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 行列に並んで観る絶景も悪くないが、そこで生活する人々の呼吸を聞き、その土地と対話する姿勢に感動を覚えた。——又吉直樹 話題作『ドライブイン探訪』の著者が、各地の「観光地」を巡り、日本の近代の歩んできた足跡をたどる傑作ノンフィクション・エッセイ。旅とは、生活とは、歴史とは、世界とは、生きることとは。 絶景のなかに、何を見るか。 わたしたちの目は、絶景を見慣れている。どんなに美しい景色でも、1時間、2時間と見惚れることは稀で、しばらく眺めたあと、写真を撮って立ち去る場合がほとんどだ。わたしたちは、ちゃんと景色を見つめられているだろうか? 絶景を前に立ち止まり、目を凝らすことで、見えてくる姿がある。じっと耳を澄ますことで、聴こえてくる声がある。そんな偶然の出会いに、「ささやかな未知」が詰まっている。ここではないどこかに、わたしとは違う人生を生きている誰かがいる。そんな誰かを想像することは、世界に触れようとすることであり、それこそが「観光」なのではないかと、僕は思う。(「あとがき」より) 大きさ:18.8 x 12.8 x 2.45 cm
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なぎら健壱『アロハで酒場へ』
¥1,815
酒場の話を書かせたら天下一品。カメラに自転車、絵画と多芸多趣味で人生を楽しみ尽くしている「あこがれのオヤジ」。 古稀を迎えますます融通無碍に生きる達人の「頑張りすぎないけど、枯れもしない」生き方指南。 なぜ、こんな「こ隠居」の境地に至ったのか人生を振り返りつつ、「これから先」を楽しく生きるヒントを紹介。 248ページ 寸法 18.8 x 12.8 x 2 cm
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森下 惠介『高野街道を歩く』
¥3,080
京都から大阪から、聖地高野山へ。 高野街道とはこの高野山へ向かう参詣道、信仰の道である。 長い歴史の中で、信仰と物流の道として発達した近畿の南北縦貫道。 かつての旅人と同じように歩いてみれば、今まで気づかなかった街道の名残、人々の信仰や地域の歴史と文化が発見できる。 風光を楽しみ、歴史にふれる「現代版独案内」。 歩くからこそ見えてくるものがある。 写真235点・絵図57点・地図55点収載。 【目次】 はじめに 一 東高野街道――京都から河内を南へ 京都から淀、八幡へ(鳥羽街道) 八幡から洞ヶ峠へ 洞ヶ峠から郡津へ 郡津から星田へ 星田から打上へ 打上から四條畷へ 四條畷から野崎へ 野崎から石切へ 石切から瓢簞山へ 瓢簞山から恩智へ 恩智から安堂へ 安堂から古市へ 古市から富田林へ 富田林から錦織へ 錦織から長野へ 二 西高野街道――堺から東南へ 堺から福町へ 福町から長野へ 三 中高野街道――大阪から平野を通って南へ 平野から喜連、瓜破へ 三宅から松原へ 松原から美原、狭山へ 狭山から楠町へ 四 下高野街道――四天王寺を出発 天王寺から田辺へ 田辺から布忍、狭山へ 五 高野街道――長野から橋本へ 長野から天見へ 天見から紀見峠へ 紀見峠から橋本へ 六 奈良街道・中街道・和歌山街道――京都から奈良を経て橋本へ 京都から伏見へ(奈良街道、伏見街道) 伏見から宇治へ(古奈良道・宇治道) 伏見から長池・玉水・木津へ(奈良街道) 木津から奈良へ(奈良街道) 奈良から二階堂へ(中街道) 二階堂から田原本へ(中街道) 田原本から八木へ(中街道) 八木から五條へ(中街道) 五條から橋本へ(和歌山街道) 七 京大坂道――橋本から高野山へ 橋本から学文路へ 学文路から河根へ 河根から神谷、極楽橋へ 極楽橋から不動坂をへて女人堂へ 高野山 町石道 あとがき 参考文献/地図一覧 高野街道と呼ばれる街道は、都である京都から生駒山西麓を南へ河内国を縦断 して高野山をめざす「東高野街道」、堺から東南へ行く「西高野街道」、大阪 から平野を通って南へ向かう「中高野街道(上高野街道)」、大阪天王寺から 南に向かう「下高野街道」がよく知られており、これらはすべて大阪府内を通 過している。下高野街道は狭山で中高野街道と合し、中高野街道は西高野街道 に合した後、河内長野で東高野街道とも合してひとつの「高野街道」となり、 和泉山脈の紀見峠を越え、紀ノ川を渡って、高野山に通じていた。また、古く は京都からは、奈良を経由、奈良盆地を縦貫し、吉野川(紀ノ川)筋へ出る道 も利用された。この道は奈良時代以前の南海道であり、沿道の巨勢谷、宇智野、 真土山などを詠った万葉歌も数多い。 「はじめに」より A5判 縦210mm 横148mm 厚さ16mm 236ページ 並製
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いしいしんじ『京都ごはん日記』
¥2,035
SOLD OUT
いしいしんじの「ごはん日記」が帰って来た!! 長野県の松本を後にした、いしいさんと園子さんの新天地、それは著者縁の地・京都。いしいしんじの感性を通じて新たな京都を発見できる一冊。 朝から創作。昼を過ぎれば、飲んで食べて唄って踊り、神社に本屋にレコード屋、錦やメトロをぶらぶらし、全国各地を飛び回る。鯖寿司、焼き鳥、お好み焼き、ビールに焼酎、さあ乾杯! 巻末特別付録「いしいしんじの京都地図」「美味しい店紹介」他 「園子さん、この家、おんなのひとや」 初めて家の前に立ち止まったとき、ここに住むことはわかっていた気がする。次に京都を訪ねたのはおよそひと月後、大家さんに挨拶し、不動産屋さんと契約を結ぶためだった。ここでまず、ぐらっと土地が揺れ、空間にあいた隙間から、妙なものがペロッと舌をのぞかせた。 京都という町、共同体、存在は、つくづくごっつい。(「まえがき」より) 単行本 46変形 / 352ページ
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【サイン本】大前粟生『ピン芸人、高崎犬彦』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。 「どうも。安西煮転がしです。僕、歳の離れた小さい弟がいるんですよ。僕が三十で弟が一三歳。八年前に僕の母親が再婚した時の、夫の側の連れ子がその子で。まあ言うたら義理の兄弟ですね。弟は今中学生で、一三歳って、言うたらそのー、多感な時期じゃないですか。こうね、急にね、腕にマジックで傷痕描いてほくそ笑んだり、それからー、なんかいかがわしいものでも見てたんかな、急にスマホの画面伏せたり。まあそういうのも、僕からしたらかわいくて、なんやかんや言うて、弟も僕のこと慕ってくれるんですよ。これは弟から聞いた話なんですけど、弟の中学に旧校舎があって、そこの木の階段が変な軋み方をするんですって。どう変かっていうと、なんか人の声みたいに聞こえるんです。これだけやったら怪談みたいやないですか、階段だけに。でもその声っていうのが独特で、あの……『松たか子ー』って。松たか子さんなんですよ。いや、どういうこと!? ってなって、学校中えらい騒ぎで、それで僕の弟が、いや、流石芸人の弟ですよね、階段の軋みとタイミング合わせて大喜利のお題を出すようになったんですよね。『全国民に聞いた、塩おにぎりをおいしそうに食べてくれそうな有名人、第二二位は?』『松たか子ー』『有刺鉄線の対義語は?』『松たか子ー』いや、なかなか尖ってますよね。それで弟を中心にその学校で大喜利が流行って、もう、とっかえひっかえ子どもらが階段の軋みに大喜利を聴かせてるんですよ。そんなある日ですよ、階段の軋みがね、『そりゃ私だって、私だってピーナッツバターサンドよりベーコンレタスサンド食べたいですよっ、ベーコンレタスサンド。ベーコンレタスサンドッ』って言ったんですよね。みんなぽかーんってなって。一瞬間が空いて、『うわこの階段、松たか子のドラマの台詞言ったでー』って、これまた大騒ぎになったんです。でもね、そんな台詞、松たか子さん、一回も言ったことないんですよ」 ――本文中「安西煮転がしのネタ」から引用 『芸人雑誌』の太田出版が送る、『おもろい以外いらんねん』大前粟生による世界初“ピン芸人”小説! Aマッソ加納の紹介(『アメトーーク!!』)によって業界の話題をさらった『おもろい以外いらんねん』に続く大前粟生「芸人本」の最新作は、これまで描かれることの少なかった“ピン芸人”にフォーカスをあてる。なぜか売れてしまったからっぽの芸人・高崎犬彦とネタ至上主義の芸人・安西煮転がしの10年間を追いかけることで、芸人にまとわりつく「売れること」と「消費のされやすさ」の葛藤を描く。 ※ 199ページ最終行の表記に誤りがございました。 深くお詫び申し上げますとともに、以下の通り訂正させていただきます。 誤 俺のことどうでもよくて。どうだった。あいつのネタおもしろかった? 正 どうだった。あいつのネタおもしろかった? 判型: 四六判上製 ページ数: 224ページ
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【サイン本】佐川恭一『就活闘争 20XX』
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 こんな地獄を乗り越えないと就職できない世の中、間違ってないか――? 20XX年の近未来、「ウルトラベビーブーム世代」の大学生たちが、今とは比べ物にならないほど激化した就職活動に挑む――。 主人公の太田亮介は、就職活動に熱が入っていない京都大学三回生。日本を牛耳る巨大企業「Z社」に入社するため、ようやく重い腰を上げて就活に臨むが……。 銃撃をかわしながら出身大学OBを探す「OB訪問」やSNSでの10万人フォロワー獲得をめざす「インターンシップ」、歴戦の就活猛者たちと激論をかわす「グループディスカッション」、そして多くの就活生が命を落とす「面接試験」。生死を賭けた選考に挑む就活生たちの悲劇を克明に描き、現代の新卒一括採用システムに一石を投じる、“就活エンターテインメント”登場! イラスト:サイトウユウスケ 判型 四六判並製 ページ数 320ページ
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【サイン本】朱喜哲『人類の会話のための哲学』
¥4,180
※ 著者直筆サイン本です。 「ローティという不世出の哲学者を、〈人類の会話〉の守護者であろうとし続けた人物として再発見する。」朱喜哲は、混沌とした現在の日本・世界でローティが注目されるべき意味を鮮やかに記した。 古代ギリシア以来の伝統につらなる哲学を筆頭として「唯一の真正な声」を求める営みは、ひとびとの小さな声をつぐませる。 「雑多で多様な複数の声たち」、その会話こそが人類が豊かに暮らす希望ではないか。 哲学者ローティは多くの批判を引き受けながら、その声たちを守ることこそを哲学の任務として引き受けた。 本書は、第一部はミサック、第二部はセラーズ、第三部はブランダムを中心的に扱うことで、先行研究から後世の視点も含め包括的なローティ像を描き出している。 また、同時に現代的な意義、政治や社会の状況に対してどのように参照しうるのかを明らかにした。 こうしてローティの思想を中心にプラグマティズムの意義が明らかにしていくことで、本書は古典から未来へ繋がる哲学の姿をも希望をもって浮かび上がらせる。 四六判 縦188mm 横128mm 284ページ 並製
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岡本健+『「あなたが噛んだ」唄おぅ』
¥1,320
橋本貴雄くんの『風をこぐ』刊行記念個展&トークの際、おかもっさんと初めて会った。打上げには岡本さん以下3兄弟全員集合。親戚の冠婚葬祭のようであった。いろんな話をしたが例の如く内容はほとんど彼方に飛んでいった。オモロかった!おかもっさんはエエ人や!という記憶が心に置き去りにされ、おかもっさんにまた会いたい!という気持ちが沸いてくる。そして本書を読んで両親や祖母のことが昨日のことのように想起された。みなさんもおかもっさんに触れ、みなさんご自身の身近な人に触れてください…スタンダードブックストア/中川和彦 多岐にわたるジャンルでエディトリアルデザインを中心にグラフィックデザイナーとして活動されている岡本健+さんは、これまでモ・クシュラの本を多く装丁くださっています。今回は装丁のみならず、著者として文章と絵も手がけていただき、弔いとしての本づくりを試みました。岡本さんが子どもだった頃の思い出を綴った文章8篇と文章からビジュアライズされた絵23点が収録されています。 1965年、母・美容師、父・公務員の両親のもと大阪市東住吉区で生まれる。母親が東淀川区に「ファイン美容室」を開店し転居。3歳のとき、同じく美容師の祖母の教育方針により児童劇団に入団させられる。1970年、大映映画『ボクは五才』に主演。その後、中学まで芸能活動を続けるが自身の肥満といじめにより挫折。母親の母校、大阪市立工芸高校図案科を卒業の後、日下潤一氏が主宰するBグラフィックスにお世話になるが半年でドロップアウト。その後、上京。アン・ルイスが社長を務めるデザイン事務所や音楽関係のデザインを手がけた後、1994~2002年まで中垣デザイン事務所勤務。2005年、有限会社岡本健事務所を設立。 装丁:岡本健+ 判型:A5 判変形・並製 頁数:60ページ
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田口史人編「校長先生のはなし」
¥1,870
戦後昭和の卒業記念レコードに残されていた86人のはなむけの言葉を読む一冊。田口史人編 名言、人生訓、叱咤と思いやり、示唆に富む言葉の向こう側に、教育の現場から定点観測された「生の昭和史」が見えてくる。 考えさせられてホロリとくる、誰もが体験したあの日の言葉たち。 四六判ケース入り 本体大きさ: 189×130×12 mm
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田口史人「店の名はイズコ」
¥1,650
食本「あんころごはん」、土地本「と豆腐軒の想い出」と出してきた円盤/黒猫店主の文庫本三部作の最終巻は”店”と”物”の話です。 レコードや古物を買い集め、売り渡す、人から人へ、物が渡るときに触れ合ったり触れ合わなかったりする心と場所の話。 人と、物と、場所の事情が生んだ、不思議な話をいろいろ書きました、ユニークなできごと、哀しい話、優しい話を思い起こして綴りました。 これは「物体」との蜜月を終えた音楽へのレクイエムでもあります。 装丁は宮一紀、表紙も含め、たくさんのカラー挿絵は仙台の面白空間、駄菓子屋よしぎのの名物店長ジョンさんの描き下ろしです。 文庫判 105×148×22mm
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田口史人「と豆腐軒の想い出」
¥1,540
SOLD OUT
食本「あんころごはん」に続く文庫シリーズ第2弾。小学生の頃の城跡巡りにはじまり、ライヴ・ツアー、トークショウなどで日本全国を歩き回ってきた著者が、各県の印象やエピソードを綴ったエッセイ集。お土地柄、人との関係、出来事、風景から淡く描く現代風土記。以前ハンドメイドのホッチキス留めで作っていた冊子の文章を元に、各県の話をさらに1本ずつ書き下ろし、沖縄をテーマにしたすこし長めのおはなしで構成したものです。 装丁は、「二〇一二」「あんころごはん」「骨折映画館」など、リクロ舎の本の多くを手掛けている「nobody」の宮一紀。本作では彼の子供が作った貼り絵に特殊な加工を施した装丁を施工しています。 文庫判 105×148×8mm
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田口史人「あんころごはん」
¥1,320
SOLD OUT
黒猫・円盤店主によるはじめての「食」をテーマにした書籍 「味覚は記憶の上に築かれる。私の「美味い!」は、ここにある記憶たちによって作られた。誰にでもある食べ物の記憶たちが走馬灯のように紡がれる」 37本の食話に加えて、ゲスト執筆にて安田謙一、上野茂都、遠藤哲夫のお三方にもエッセイを寄稿していただきました。 装丁:宮一紀 挿絵:三村京子 文庫判 105×148×11mm
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【サイン本】山下賢二『やましたくんはしゃべらない』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン入りです。 学校で一度もしゃべったことがない山下君。 作文を発表することになった山下君は、ラジカセに録音した声を流して発表した。 ちょっと変、だけど気になる男の子のお話。 32ページ 大きさ: 217x275x7 mm
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【サイン本】ホホホ座『わたしがカフェをはじめた日。』
¥1,375
SOLD OUT
理想の暮らしは、カフェにある? 京都を中心とした、カフェを営む女性店主たちに、自分の喫茶店をはじめるまでの経緯や、そのときに思っていたことなどを語ってもらった、読み進めるうちに、彼女たちの個性的な人生観が見えてくる、一風変わったイラスト・インタビュー集。 数ある店舗の中から、個性的なカフェをピックアップし、インタビュー取材・イラストを手掛けたのは、「ホホホ座」。京都の個性派書店として知られた「ガケ書房」店主の山下賢二を中心に結成された、注目の集まる企画編集グループです。 ほかにも、作家・吉本ばななの寄稿、焙煎家・オオヤミノルの独特な仕事論など、気になるコラムも掲載。読むとカフェについて考えたくなる一冊です。 〈 編集者からのおすすめ情報 〉 サラリーマンをしていると、不意に「会社をやめて、自分の店が持てたらどんな暮らしになるだろう…」と考えることがある。「いやだめた、きっとすぐに潰れる」、「やりたいけど資金が無いし…」などと、すぐに現実に引き戻される。そんな心境のときに、本書を読むと心がスッと軽くなる。そして、未来に楽しいことが待っている気がして、ワクワクしてくる。そんな一冊です。 〈 目次をみる 〉 ・わたしがカフェをはじめた日。の京都地図 ・マニアックスター ・ひだまり ・雨林舎 ・KITA CAFE ・コーヒと定食 つばめ ・FACTORY KAFE工船 【わたしがカフェをやめた理由。】 焙煎家・オオヤミノル ・チタチタ喫茶 ・喫茶ウズラ 京都・女性店主へ30の面倒な質問 【寄稿】 あの空気 作家・吉本ばなな ・わたしがカフェをはじめた日の詩 ・あとがきのようなつぶやき 88ページ 大きさ:190 × 265 × 11 mm
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青山ゆみこ『元気じゃないけど、悪くない』
¥2,090
SOLD OUT
50歳の急カーブ、愛猫との別れ、不安障害、めまい、酒や家族との関係… わけのわからない不調のどん底から、リハビリが始まった――。 「わたしの心と身体」の変化をめぐる、物語のようなノンフィクションであり、ケアの実践書。 *** 「死にたい」と思うほどの状態から、「これなら生きていてもいいかも」と思える状態になるまでの心身のリハビリについて書いてきたのだと、書き終えてわかった気がした。 (…) 無傷ではないし、今後は古傷が疼くことがあるのかもしれない。全快しゃきしゃきの元気いっぱいでもない。でも「回復」とは異なるカタチで、わたしは自分の人生を新たに立ち上げて生きている。そういうの、全く悪くない。むしろ、悪くないと思うのだ。 ――本文より *** 「コントロールしよう」を手放し、自分が変わったと実感するまでの3年間の記録。 装画・挿画・題字 細川貂々 目次 まえがき 第一章「わたし」をつくってきたもの はじめての猫/実家の犬/家族のなかの「序列」/愛に対する条件/はじめて得た「フラットな関係性」/特別に大切な存在 第二章 「食と酒」の生活改善 切実に迫る「老い」/パーソナルトレーニングという選択/わたしという身体資源の有効活用/なにを食べたらいいですか?/三十年来の悪友、お酒/「のんだくれゆみこ」と「ノンアルコールゆみこ」/「飲まない自分」への違和感 第三章 ある日心が振り切れた 親は子どもに呪いをかけてしまう/「躁」っぽい思考の暴走/わたしを引き留めた回顧録『エデュケーション』/大震災と母の看取りのフラッシュバック/これがパニック障害? 不安障害? 第四章 ほんの小さな第一歩 身体は動きたがっている/病院に行くのも「行動」/家事を諦めるという難問/「保留」にできた仕事/書くを手放す/自分はコントロールできない/メンタル本で学んだセルフケア/心にやさしい物語の世界 第五章 自分の居場所をつくる 「わたしの部屋」が必要だ/窓を見上げて歩く/心が動くと身体も動く/窓の大きな小さな部屋/自分の「好き」だけの空間/オープンダイアローグという「対話の手法」/安心して関われる人 第六章 誰かと関わるための小さな部屋 踊るくらいさせろや!/気を楽にするって超難問なわけで/しょぼいコーピングを増やす/小さな部屋に芽吹くもの/仲間との出会い/はじめてのオープンダイアローグ/自分を突き動かした一冊の本/「わたしは変わった」という事実/映画『プリズン・サークル』の衝撃 第七章 めまいを巡る冒険 ふわふわの正体は「浮動性めまい」/病院行脚、再び/めまい専門医との出会い/ついに可視化されためまい/ケンケンから始めた運動療法/だいたい血行/のらりくらりと有酸素運動/禁酒とも異なる「酒離れ」 第八章 自分のこともわからない フライト前の「遺言」/誰のこともわからない/婦人科での三度目の正直?/キックボクシング事始め/わたしの身体は頭がいい/窓の大きな小さな部屋、ありがとう/わたしは書き始めた/手放す あとがき 大きさ:188 × 128 x 17 mm 著者情報 著: 青山ゆみこ(あおやま・ゆみこ) フリーランスの編集・ライター。1971年神戸市生まれ。神戸松蔭女子学院大学非常勤講師。対話型文章講座を主宰。著書に『人生最後のご馳走』(幻冬舎文庫)、エッセイ『ほんのちょっと当事者』(ミシマ社)。共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、震災後の神戸の聞き書き集『BE KOBE』(ポプラ社)などがある。
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蟹の親子『日記集 水筒 』
¥1,595
SOLD OUT
2023年1月1日〜12月31日までの日記 身体と記憶をめぐるエッセイを書くことにした半年後、数年ぶりに弟に会いに行き、散髪について行った。ちょうどその頃、彼のこと書いていた。 商業誌での文筆家デビューを目指すが、「人に開く」文章を書けない日々が続く。とか言いながらも旅行には行くし、相変わらずごろごろしているし、あちこちに苛立ってもいるし、何より、回転寿司に行きまくっている。 サイズ:A6 本文:512ページ スピン付き
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BRUTUS(ブルータス) 2024年 2月1日号 No.1000[人生最高のお買いもの。]
¥880
ブルータス通巻1000号!記念号のテーマに選んだのは「人生最高のお買いもの」。 人が欲しいと思うものには、その人の価値観や人生観が現れます。 何を思い切って手に入れて、何を大切にしてきたか。 “お買いもの”とは究極の消費行動であると同時に、自分の人生を彩るために何が必要なのかを教えてくれる、まさに私たちが発し続けてきたメッセージそのもの。 ブルータスゆかりの人々のベストバイストーリーをページ大増量でお送りします。 そしてもう一つの目玉企画として、特集を紙の雑誌だけで完結せずにデジタル上での体験へも広げていこうと考えました。 名づけてブルータスのオンライン商店街「あしたのベストバイマーケット」。 記念すべき1000号を、どうぞお愉しみください。 目次 蒼井優さん、最近お買いものしてますか? 特集 人生最高のお買いもの。 杉本博司/矢野直子/西沢立衛/会田 誠/日野明子/春日武彦/穂村 弘/原川慎一郎/ セントチヒロ・チッチ/宇多丸/中原慎一郎/小林和人/藤田貴大/ナガオカケンメイ 宇賀なつみ/清水奈緒美/岡部文彦/内沼晋太郎/諏訪 敦/阿部和重/斉藤壮馬/紺野 真/ 吉田怜香/冷水希三子/ジェリー鵜飼/平野紗季子/タナカカツキ/羽田圭介 和多利月子/家入一真/山田 遊/矢口憲一/中川政七/マイク・エーブルソン/堀切和久/ 星野佳路/平野太呂/江口宏志/郷古隆洋/箭内道彦/五十嵐大介/古市憲寿 高橋 盾/平林奈緒美/千 宗屋/山口 晃/幅 允孝/若木信吾/在本彌生/藤井隆行 吉泉 聡/土屋智哉/永井 博/三浦崇宏/伊勢春日/鈴木恵太/ヒャダイン/ 前田 淳/森岡督行/岡本 仁/大熊健郎/大島依提亜/小林エリカ/ローランド よしいちひろ/高田 唯/大谷優依/脇田あすか/河村康輔/伊藤まさこ/小林 眞/斎藤幸平/花井祐介/ 戌井昭人/しまおまほ/haru./タイタン/エリイ/大石 学/坂本大三郎/佐藤健寿/みうらじゅん 目利きにも聞いてみた。 価値急騰のお宝自慢! 小松隼也/加藤忠幸/坂矢悠詞人/なべやかん センスのいい友にも聞いてみた。 気になる、あの人、あの服。 服部昌孝/吉岡レオ/野中卓也/白橋誠一郎/米山周子/三部正博 ミニマリストにも聞いてみた。 ものを持たないデザイナーが、それでも欲しかった家具や器。 増子由美/米谷ひろし お取り寄せ四天王にも聞いてみた。 地球最後の日に食べたい一品。 秋元 康/松任谷正隆/酒井順子/佐藤可士和 101歳にも聞いてみた。 楽しんで作ればいいんだよ、と心も創作も自由にしてくれた宝物。 柚木沙弥郎 BEST BUY 2023 100人が選ぶ、2023年最高のお買いもの。 特別付録 祝! あの人が描く、BRUTUS 1000号記念ステッカー。 別冊付録 NOT A HOTELという、人生最高のお買いもの。 Book in Book あしたのベストバイマーケット あしたのベストバイ、〈ISETAN SALONE〉にも。
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【予約・サイン本】福田平八郎&最果タヒ『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』
¥1,700
SOLD OUT
※ ご注意ください! こちらは数量限定の【サイン本】となります。最果タヒさんの直筆サイン入りです。少しお時間をいただき3/20以降発送予定です。お手元に早く届く3/9頃発送予定の【サインなし本】ではありません。 予約大阪中之島美術館にて近代京都画壇の巨匠・福田平八郎の大回顧展「没後50年 福田平八郎」が2024年3月9日~5月6日(月・休)の会期で開催されます。本展開催に際し、本展出展の9点の作品に最果タヒさんが書き下ろした7篇の詩と2つのエッセイを収録した詩集『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』が限定発売されます。今、もっとも注目を集める詩人・最果タヒさんと、今年没後50年を迎えながら、その斬新な表現で輝きを増しつづける日本画家・福田平八郎の時空を超えたコラボレーションです。現代詩と日本画、響きあう自然への眼差しにご期待ください。 【最果タヒさんコメント】 自分と違う時代を生きる人のそばにも、季節はあり、季節はめぐり、遠くの誰かにも季節はいつも訪れる。ただずっと何もかもが同じ「永遠」よりも、本当の意味で繰り返され、けれど決して停止することはない、生きる人のための「永遠」が季節の中にはあると思います。このことを考えたのは福田平八郎の絵を見ているとき。絵から季節を感じる時、過去も今もそれから未来も重なって見える。その中で生きる人の心の揺らぎが言葉にできたらいいなと思い、詩を書きました。 ■タイトル 『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』 画:福田平八郎 詩・文:最果タヒ ■内容 福田平八郎の作品図版9点と、最果タヒの詩7篇、エッセイ2本 ■掲載作品 《漣》重要文化財 昭和7年(1932)大阪中之島美術館、《青柿》昭和13年(1938)京都市美術館 ほか 計9点 ■仕様:A6変形サイズ/上製本/オールカラー40P
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【サインなし】福田平八郎&最果タヒ『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』
¥1,700
SOLD OUT
※ ご注意ください! こちらは【サインなし本】となります。3/20以降発送予定の最果タヒさんの直筆サイン入り【サイン本】ではありません。 予約大阪中之島美術館にて近代京都画壇の巨匠・福田平八郎の大回顧展「没後50年 福田平八郎」が2024年3月9日~5月6日(月・休)の会期で開催されます。本展開催に際し、本展出展の9点の作品に最果タヒさんが書き下ろした7篇の詩と2つのエッセイを収録した詩集『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』が限定発売されます。今、もっとも注目を集める詩人・最果タヒさんと、今年没後50年を迎えながら、その斬新な表現で輝きを増しつづける日本画家・福田平八郎の時空を超えたコラボレーションです。現代詩と日本画、響きあう自然への眼差しにご期待ください。 【最果タヒさんコメント】 自分と違う時代を生きる人のそばにも、季節はあり、季節はめぐり、遠くの誰かにも季節はいつも訪れる。ただずっと何もかもが同じ「永遠」よりも、本当の意味で繰り返され、けれど決して停止することはない、生きる人のための「永遠」が季節の中にはあると思います。このことを考えたのは福田平八郎の絵を見ているとき。絵から季節を感じる時、過去も今もそれから未来も重なって見える。その中で生きる人の心の揺らぎが言葉にできたらいいなと思い、詩を書きました。 ■タイトル 『春、夏、秋、冬、永遠の断面図』 画:福田平八郎 詩・文:最果タヒ ■内容 福田平八郎の作品図版9点と、最果タヒの詩7篇、エッセイ2本 ■掲載作品 《漣》重要文化財 昭和7年(1932)大阪中之島美術館、《青柿》昭和13年(1938)京都市美術館 ほか 計9点 ■仕様:A6変形サイズ/上製本/オールカラー40P
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【特典付】奈良敏行『町の本屋という物語』
¥2,420
※ 数量限定で奈良敏行さん直筆コメント入り『音信不通』を一部プレゼントいたします。 『町の本屋という物語』 奈良敏行著 三砂慶明編 46判上製240頁 本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。 本屋「Title」店主・辻山良雄さん推薦! 鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。 鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。 いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。 本屋「Title」店主・辻山良雄 人生のあるとき、立身して生きるか、それとも「自分らしく生きるか」の岐路に立つ。でも自分らしく生きるには才能がいる。芸術家なんかそうですよね。私は本が好きなだけで才能もない。でも好きな本からは遠ざかりたくない。そんな時、「本を商う」という選択肢があったことがとてもうれしい。 「小さな商い」はとてもビューティフルなものだ。ここが始まりで、ここが終わりという性質の、ささやかだが至福の場所なのだ。(本書「本屋の学校」より) 奈良敏行(なら・としゆき) 1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。共著書に、『街の本屋はねむらない』(アルメディア)、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)など。 三砂慶明(みさご・よしあき) 1982年生まれ。「読書室」主宰。株式会社工作社などを経て、梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。著書に『千年の読書』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』がある。 ………目次……… はじめに 身過ぎ世過ぎは草の種 第一章 町の本屋という物語 楽しい本屋は可能か/“夢を託す”ということ/どうして素人が書店を始めることになったかと言うと……/日常の可能性/本のことは井狩春男さんに教わった/本を並べる/本屋の愉しみ/ブック・カバーへの思い入れの話/定有堂から/人文書で、もうおともだち /町の本屋の物語 第二章 「書店」と「本屋」 「本屋」論/ザ・ブックマン/本屋は「舞台」なのだ/本の紹介は楽しい/本屋のカスタマイズ/「本屋アジール」論/本の泉/「書店」と「本屋」/ウェブ、そして町の本屋/町の本屋から生まれた本──『伝えたいこと』出版のこと 第三章 「身の丈」の本屋 人に教わり、本に教わる/座敷わらしの荒ぶる魂/本屋の学校/本屋を歩く/なぜ人文書なのか/本屋ですから/希望/本屋の源泉/スタンダードとカスタマイズ/京都書店研修会へいく/永六輔さんトーク&サインの会顛末記/朋有り遠方より来る/ノアの箱舟/バーチャル書店/町の書店に未来はあるか 第四章 本屋の青空 書と戯れる/就職しないで生きるには/脱個性/徳俵/一周遅れのトップ/書の底力/町に生きる/再生力/本屋と個性/本のビオトープ/好きだからやる 第五章 定有堂書店の生成変化 本屋の未来を創造する/定有堂書店の生成変化 附録 定有堂書店の本棚 往来のベーシックセオリー あとがき 一冊の本の衝撃 編者後記 三砂慶明 奈良敏行・定有堂書店略年譜
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【サイン本】最果タヒ『無人島には水と漫画とアイスクリーム』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。2種ある直筆の言葉は選べません。 詩人が漫画で考える、 自分・他人・友達・孤独・好き・嫌い・愛・憎・挫折・復活・生・死・嘘・本当・物語・世界…… 25作の漫画をきっかけに、「詩人・最果タヒ」の思考が自在に広がる。 共感・驚愕!! 最果ワールドの深淵に迷い込む、「いちばん濃密」なエッセイ集。 「愛情はすべて自立している」 「誰にも理解されなくてもよい、と思える感情が一つでも自分にあるなら、それは自分だけの人生をちゃんと手にしているというその実感につながるだろう」 「現実を現実として直視して生きるために、物語は必要なんだろう」 ── 本文より これは、単なる「マンガ論」ではない。 〇〇 漫画史に残る傑作から、いま話題の大ヒット作まで! 〇〇 25のエッセイで、25の漫画を考える。 『違国日記』 ヤマシタトモコ 『タコピーの原罪』 タイザン5 『ZUCCA×ZUCA』 はるな檸檬 『火の鳥 未来編』 手塚治虫 『彼氏彼女の事情』 津田雅美 『ルックバック』 藤本タツキ 『ゴールデンカムイ』 野田サトル 『ポーの一族』 萩尾望都 『映像研には手を出すな!』 大童澄瞳 『BLACK LAGOON』 広江礼威 『マチネとソワレ』 大須賀めぐみ 『放課後ひみつクラブ』 福島鉄平 『忍者と極道』 近藤信輔 『ヨコハマ買い出し紀行』 芦奈野ひとし 『ちびまる子ちゃん』 さくらももこ 『宝石の国』 市川春子 『半神』 萩尾望都 『女の園の星』 和山やま 『X』 CLAMP 『バーナード嬢曰く。』 施川ユウキ 『笑う大天使』 川原泉 『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』 芥見下々 『プリンセスメゾン』 池辺葵 『鬼滅の刃』 吾峠呼世晴 『秘密 THE TOP SECRET』 清水玲子 +++ 書きおろし「アイスクリーム話」3篇も収録 +++ 著者:最果タヒ 画:カワイハルナ ブックデザイン:佐々木 俊 仕様[四六判/218ページ/並製]
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まいにちレコード作品集 - MANICHI RECORD COMPLETE COLLECTION 2021 - 2024
¥8,800
まいにちレコードの全800作品を収録した800ページの作品集です。 縦105mm / 横 148mm / 厚さ 48mm 800ページ オリジナルプリント2枚がつきます。 画像4〜9枚目をご参照の上お選び下さい。
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福嶋聡『明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか』
¥3,300
カウンターデモに参加したわけでも、座り込みに参加したわけでもない。書店での、本を媒介しての活動や発信は防御壁に囲まれた「安全地帯」からのものに過ぎなかったのではないか? ここまで自分を追い詰めたとき、ぼくは我に返った。 ――本文より 著者はおよそ10年間、「ヘイト本」という現象をめぐって「書店の役割」を自問自答しつづけてきた。書店は「言論のアリーナである」という帰結を見出したと思えたが、葛藤が消えたわけではない。60冊を超える書物から言葉を引きながら、「ヘイト本」をめぐる自問自答の軌跡を披歴。「書店とは何か」――40年以上にわたる葛藤や決意の収斂。書店員という枠を超えた思索の書。 【目次】 Ⅰ 明日、ぼくは店の棚からヘイト本を外せるだろうか 第1章 「アリーナ論」の発端/第2章 『NOヘイト!』フェア顛末記/第3章 「歴史の抹消」の抹消/第4章 歴史修正主義とベストセラー Ⅱ ただ嘆くだけで、終わってしまったのではないだろうか 第5章 討議と敵対/第6章 敵側の言説/第7章 対峙姿勢/第8章 書店の棚と民主主義 Ⅲ その本はなぜ、多くの人を惹きつけるのだろうか 第9章 書店を襲う「非日常」/第10章 「正義」の争い/第11章 公開対決の場 Ⅳ 「わからない」は、何を意味するのだろうか 第12章 負の歴史との対峙/第13章 沖縄の戦後史を学ぶ/第14章 差別の相対的構造 Ⅴ やはり発端は、「自分探し」ブームだったのだろうか 第15章 アイデンティティがもたらすもの/第16章 『脱アイデンティティ』と『自我同一性』を読み返す/第17章 「アリーナとしての書店」の条件/第18章 『スマートな悪』との出会い/第19章 歴史戦、思想戦、宣伝戦 Ⅵ 弱者攻撃の動機は、どこから来るのだろうか 第20章 書店を「言論のアリーナ」と呼ぶ所以/第21章 書店という生業の存在理由/第22章 名もなき人々の歴史を伝える著作/第23章 反差別の発信 Ⅶ ヘイトスピーチ・クライムの厳罰化は、なぜ進まないのだろうか 第24章 『ヘイトスピーチはどこまで規制できるか』を読む/第25章 『刑法入門』で考えるヘイトクライム/第26章 ヘイト言説と向き合う場/第27章 「動かぬ証拠」としての書物 Ⅷ 書店は、「言論のアリーナ」になりうるのだろうか 第28章 『賢人と奴隷とバカ』と『NOヘイト!』フェア/第29章 「闘争の場」の消失/第30章 「ヘイト本」の駆逐が意味すること/第31章 「加害者の側に立てる勇気」とは/第32章 揺籃としての書店 448ページ 寸法 188 x 128 x 26 mm
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ぞうのマメパオ マスキングテープ
¥550
SOLD OUT
マメパオが歩く様子をコマ送りで見たような、かわいいイラストが並ぶマスキングテープです。 製造は「mt」でお馴染みのカモ井加工紙さんにお願いし、品質もしっかりとしたものに仕上がりました。 サイズ:15mm×7m
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『つづくをたべる食堂(別冊レシピブック付き)』
¥3,190
郷土料理って、おもしろい! 「食」のロングライフデザインの活動の場として、2012年にスタートした渋谷「d47食堂」。メイン料理は、地域の食文化を丸ごといただける都道府県別の定食です。定食づくりでは、まずディレクターとスタッフが現地を旅することから。この旅する定食屋「d47食堂」の立ち上げからの10年と郷土料理の可能性を、ディレクター・相馬夕輝が書き下ろしました。 スタッフにも人気の7つの郷土料理をご家庭でつくれる、レシピ冊子と、各地のD&DEPARTMENTのお店(*)でのご飲食時に使える「コーヒー or オリジナルクッキー チケット」付き。(*ご利用可能店舗|東京・d47食堂|富山・D&DEPARTMENT DINING TOYAMA|三重・D&DEPARTMENT MIE by VISON|京都・d食堂 京都 ) 著者 相馬夕輝(D&DEPARTMENT PROJECTディレクター) 1980年生まれ。D&DEPARTMENT OSAKA店長、ストア事業部門ディレクターを経て、飲食部門「つづくをたべる部」ディレクター。全国を取材し、その土地の食文化を活かしたメニュー開発や、イベント企画などを手がける。2016年より「渋谷のラジオ」内番組〈SHIBUYA d&RADIO〉パーソナリティー。2021年、滋賀県長浜市に発酵食文化が体験できる複合文化施設「湖のスコーレ」を、「くるみの木」石村由起子氏と共同プロデュース。 本体サイズ :横 120mm 奥行 23mm 高さ 158mm
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シブヤメグミ『懺悔の値打ちもない』
¥1,550
SOLD OUT
※ 天に少し汚れがあるので、値下げしました。 新宿の片隅で秘密めいたバーを経営するシブヤメグミは「嵐を呼ぶ女」だ。ホストにホームレス、ミュージシャン、弁当屋のおやじにAV映画監督・・・・・・「このひとはいったいどうやってこんなに突拍子もない人間たちと出会って、いきなり親しくなってしまうんだろう」という積年の疑問が嵩じて、メールマガジンで「シブメグの人生小劇場」という連載をしてもらっているが、どんなすごいひとよりもすごい体験を、自分がずっと抱えたまま生きていることを最近知った。 実の母親が巻き込まれしゃぶり尽くされ食いちぎられた、どうしようもなく圧倒的に獣のような男の欲望人生を、餌食となった女たちがいま語り出す。読んでつまらないから三文小説と言うけれど、どんなに想像力が枯渇した小説家でも躊躇するような展開が現実に起こってしまうと、その圧倒的なリアリティに僕らは立ちすくむしかないのだった。 都築響一 文庫版 191ページ
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TRANSIT No.62 コーカサスが呼んでいる!
¥1,980
SOLD OUT
ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン。近年、国際社会のなかでも、旅先としても注目を集める3国は、黒海とカスピ海に挟まれた大コーカサス山脈の南に広がっています。古くから文化や民族が行き交い発展してきた彼の地は、険しい山々や広大な湖など豊かな自然地形を擁し、数々の神話の舞台になったり、伝承によればエデンの園があったといわれるなど神秘的な場所。一方でロシアや中東、ヨーロッパの間に位置することから周辺大国の支配下に置かれたり、戦乱に巻き込まれるなど混沌の歴史も存在します。ソ連崩壊後の1991年にはそれぞれ独立をはたし、育んできた文化やアイデンティティへの誇りを胸に、独自に歩みを進める3国。ワイン発祥ともいわれる食文化や秘境に佇む修道院、伝統的な暮らしを営む山岳の民、オイルマネーで成長する街まで。まだ見ぬ景色を求めて、コーカサスへと旅に出ました。 個人的にはイベントでお世話になったお二人が載っているのがうれしい…スタンダードブックストア/中川和彦 ↓ ⚫︎ぐるぐるグルジア、20年前の物語のつづき ジョージア/アジャラ地方、イメレティ地方、パンキシ渓谷 写真・文=高橋ヨーコ ⚫︎2017年のナゴルノ・カラバフ 写真・文=在本彌生 大きさ: 270×210×12 mm
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【ポストカード付】最果タヒ『落雷はすべてキス』
¥1,430
SOLD OUT
※ サインはありません。 『夕焼けの詩』『残暑の詩』『上弦の月の詩』3種のうちから1枚お付けいたします。『波音の詩』はなくなりました。ポストカードはお選びいただけません。 祈りと予感に満ちた言葉が世界の極北を切り開く、最果タヒの最前線。 読む人の世界の美しさのきっかけになりたい――。webマガジン「yom yom」掲載詩を中心に、「最果タヒ書店」のグッズ、雑誌、SNS発表作品を加えた44編を収録。詩の映画化、個展、作詞、街とのコラボレーションなど、ジャンルを超え続ける詩人が、言葉にならない思いを紡ぎ、未知の感覚を呼びさます最新詩集。 大きさ: 185×130×7 mm
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【サイン本】最果タヒ『落雷はすべてキス』
¥1,430
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 祈りと予感に満ちた言葉が世界の極北を切り開く、最果タヒの最前線。 読む人の世界の美しさのきっかけになりたい――。webマガジン「yom yom」掲載詩を中心に、「最果タヒ書店」のグッズ、雑誌、SNS発表作品を加えた44編を収録。詩の映画化、個展、作詞、街とのコラボレーションなど、ジャンルを超え続ける詩人が、言葉にならない思いを紡ぎ、未知の感覚を呼びさます最新詩集。 大きさ: 185×130×7 mm
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『日本のまちで屋台が踊る』
¥2,530
それぞれの屋台にはドラマがある! なぜ屋台に行き着き、どう屋台をまちで動かすか。 5人の屋台実践者へのインタビューと、都市や社会学、哲学など分野を超えた専門家へのインタビューなどを通して、現代の「屋台」から暮らし方、働き方、社会への関わり方などを考える。 屋台はまちへとび出し、踊る。 _____ 目次 1.屋台をつくり、動かす人たち──屋台実践者インタビュー 屋台実践者1 生きる選択肢としての屋台 今村謙人(カモメ・ラボ) 屋台実践者2 世界に幅と揺らぎあれ──抗い、作り、街に出る モリテツヤ(汽水空港) 屋台実践者3 生活範囲を走る!自転車屋台 鈴木有美(パーラー102) 屋台実践者4 毎夜東京をさまよう屋台 神条昭太郎(TWILLO) 屋台実践者5 医者、街に出る──屋台でウェルビーイングを 孫大輔(家庭医) 2.屋台のある風景 3.屋台再考──専門家レクチャー レクチャー1 失敗したらトンズラすればいい──その日暮らしの屋台学 小川さやか(文化人類学) レクチャー2 現代屋台の社会学 南後由和(社会学) レクチャー3 日常の小さなことに寄り添う 鞍田崇(哲学) レクチャー4 闇市の発生から都市が再生する 石榑督和(建築史・都市史) レクチャー5 ギブ・ギブ・ギブ!やることなすこと根拠なし 栗原康(政治学) 4.橋ノ上ノ屋台の一日 5.対談 屋台のある風景(は増えるか) 阿部航太「街は誰のもの?」+笹尾和宏「PUBLIC HACK」 _____ 編者:中村睦美、今村謙人、又吉重太 デザイン:阿部航太 サイズ:46判(H188mm*W128mm) 仕様:並製本/無線綴じ/ビニールカバー装 ページ:272 言語:日本語
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【サイン本】友田とん『先人は遅れてくる パリのガイドブックで東京の町を闊歩する3』
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。特典ペーパー「先人は遅れてくる」と「ハヤカワ文庫化記念特別冊子」付 「これは?」 「お玉です!」 それはわかる。しかし、今なぜここでお玉なのか。(本文より) コロナ渦中の町を歩き、近所で見かけた看板の言葉をきっかけに本当の言葉探しをはじめた「私」は、町を歩き、 弘法大師と高野山から、『オズの魔法使い』、松任谷由実のドキュメンタリー番組、 『西遊記』など何かを求める旅の物語に思いを馳せるうちに、半導体エンジニアの職へと導かれた出会いの記憶へと至って……。 訪ねた土地で芋づる式に記憶を蘇らせていく至福。 「このお玉がね、随分前から家の台所に仕舞ってありましてね、 いったいこれはなんだろうな、なんだろうなと思っていたんです」(本文より) ◉目次 第1章 半径1km圏内の言葉 第2章 弘法大師のご利益か 第3章 繰り返しの効能 第4章 先人は遅れてくる ◉書誌情報 新書判144頁カラー、並製本(カバー・帯付き) 発行者:代わりに読む人 著者:友田とん 装画・挿画:いちろう 装幀:千葉美穂 編集協力:松井祐輔 校正:北村さわこ ◉著者略歴 友田とん(ともだ・とん) 作家・編集者。ひとり出版社・代わりに読む人代表。著書に『ナンセンスな問い』、 『『百年の孤独』を代わりに読む』ほか。文芸雑誌『代わりに読む人』編集発行人。柏書房のWEBマガジンにて 「地下鉄にも雨は降る」を連載中。敬愛する作家はガルシア=マルケスと後藤明生。 ----(ここまで)
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『WINONA by Winona Ryder, Robert Rich』
¥9,800
※ 第二版です。 アメリカ人フォトグラファー、ロバート・リッチ(Robert Rich)の作品集。本書は、90年代のファッションアイコンであり、現在も女優として活躍するウィノナ・ライダー(Winona Ryder)を写した未公開写真100点以上を収録しており、そのほとんどはニューヨーク、ソーホー地区のマーサーストリートにある、ファッションデザイナー、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)自身初の直営第1号店の地下にかつてあった作者のオフィスで撮影されたものである。 ウィノナ・ライダーのほかにも、グレース・ジョーンズ(Grace Jones)、ケイト・モス(Kate Moss)、マーク・ジェイコブス、キアヌ・リーブスの母親パトリック・テイラー(Keanu Reeves)、パティ・スミス(Patti Smith)、ダリア・ワーボウィ(Daria Werbowy)などセレブリティたちの姿も登場する。 アメリカ人ファッションデザイナー、マーク・ジェイコブスが書き下ろした前書き、作者による序文を掲載。編集とデザインは、作者の友人であり、写真家のフランチェスカ・ソレンティ(Francesca Sorrenti)が担当。 「90年代後半、私は念願だったニューヨークのダウンタウンの中心街で働くことになった。ニューヨークは、私の故郷になるとずっと思っていた街だ。私はマーク・ジェイコブスの店舗の広報担当副社長になった。当時、モデルやセレブリティに会い、スタイリングし、個人的に有名な顧客名簿を持つようになった。マーサーストリートにあるマーク・ジェイコブスの地下のオフィスには、毎日インスピレーションが溢れていた。雑誌や新聞の切り抜きが蓄積され、私の壁はたちまち有名人の壁となった。私は、自分が着せた顧客のポラロイド写真を撮って飾るようになった。ザ・キルズやコートニー・ラブのようなロックスターから、ケイト・モスやジゼル・ブンチェンのようなスーパーモデル、オスカー受賞者のヒラリー・スワンクやソフィア・コッポラ、さらにはヒップなアップタウンのソーシャライツまで。ここでは、ありのままの自分でいられた。私は彼女たちの信頼を得て、私のスタイリングアドバイスや友情を信じてくれるようになった。ポラロイドは、私たちの仕事上の関係の気楽さと友情の始まりをとらえていた。1999年、私の大好きなアイドルの一人が店に、そして私の前に現れた。 『新作、大好きだよ』と、彼女に言った。当時、『17歳のカルテ』がちょうど公開されたばかりだった。私の目の前には、映画スター、ウィノナ・ライダーがいた。私たちの関係が深まるにつれて、私はメット・ガラや、ウィノナの主要なイベントには必ず出席するようになった。レストランに行ったり、マークについていったり、ただソーホーの街を歩いたりする私たちを、プレスは常に撮影していた。会うたびに、ポラロイドに次ぐポラロイド、写真に次ぐ写真。私たちは店に来る他のセレブや友人たちと楽しく過ごし、友情が花開いた。時には昼から夜まで、パーティーやレストランに一緒に行った。スナップするのがとても楽しかった。20年以上の友情が生まれた。私はいつだって彼女の『シュヌーキー』であり、彼女はいつも私の『シュヌーカムス』だ!素晴らしいウィノナ・ライダーとの友情を分かち合うことができてとてもわくわくする。」- ロバート・リッチ、序文より 「『マーク・ジェイコブス』の黎明期、マーサーストリート店の地下(特にロバート・リッチのオフィス)は、ウィノナ、ケイト、セルマ、ソフィア、そして私自身が無数の時間を過ごした隠れ家のような場所だった。そこでウィノナとロバート(店長であり、MJファミリーの長年のメンバー)は絆を深めた。ロバートはウィノナと自然に親しくなり、ウィノナを私たちの家族に引き入れた。長年にわたり、ウィノナはキャンペーンのモデルを務めてきたが、私にとって最も印象的だったのは、彼女が(ロバートの後押しで)2015年にマーク・ジェイコブス・ビューティーラインの広告塔になってくれたことだ。」- マーク・ジェイコブス、前書きより
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オノ・ヨーコ『グレープフルーツ・ジュース』
¥770
この本を燃やしなさい。読みおえたら。──あまりにも衝撃的なオノ・ヨーコの「グレープフルーツ」。東京で、のち英語版として世界で発売されたこの1冊に刺激されて、ジョン・レノンは名曲「イマジン」を生み出しました。その中から言葉をえらんで訳しなおした、33人の写真家との素敵なコラボレーション!!
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鷲田清一『「待つ」ということ』
¥1,540
SOLD OUT
学生時代に地下鉄のホームで彼女と待ち合わせしていた。約束の時刻になっても来ない。5分くらい経過し「こんなことは珍しいな」と思いながら待つ。10分、20分と経過。携帯電話がまだ世の中に存在しない時代で、来ない理由は全く不明。少し遅れるということを連絡はできない。何本もの列車がホームに入っては去って行く。しかしなぜだか必ず来るという確信があった。遅れるのには余程の理由があるのだろうと。1時間経過して彼女はやって来た。会うと目に涙を浮かべていた。「待ってくれてたんや」 「待つ」ということを考える時、いつもこれを思い出す。本書の「焦れ」の章にある「信頼」とは少し違うかもしれませんが…今では経験できないことです。==スタンダードブックストア/中川和彦 ひとは自分の生をどう生きてきたか。「待つ」ことから探る哲学的断章。 現代は待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。現代社会が失った「待つ」という行為や感覚の現象学的な考察から、生きること、生きていることの意味に分け入る、臨床哲学からの哲学エッセイ。 〈目次〉 まえがき 1 焦れ 2 予期 3 徴候 4 自壊 5 冷却 6 是正 7 省略 8 待機 9 遮断 10 膠着 11 退却 12 放棄 13 希い 14 閉鎖 15 酸欠 16 倦怠 17 空転 18 粥状 19 開け あとがき
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【サイン、メッセージ&特製スタンプ押印本】北野貴大『仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢』
¥1,650
※ 著者直筆サイン、直筆メッセージ&特製スタンプ押印。メッセージは選べません。 500人の離職経験者の本音をきいた著者が書く日本初のキャリアブレイク本 転職・キャリア・生き方に迷うすべての人へ新しい選択肢を送る本 「キャリアブレイク」って何? 一時的に離職、休職するなどして、仕事に就かない期間を持つこと。目的は休息、子育てや介護などのライフイベント、勉強、資格取得、旅行など人によって様々。 元々欧州で使われ始めた言葉。 ・本書のために40人以上の当事者に取材 実はキャリアは十人十色。離職から復職までの多様なホントの話を収録 ・人事や転職エージェントに聞いた本音 「履歴書の空白は良くない」というのは本当か、ぶっちゃけ聞いてみた ・休職・離職中、お金はどうする?なんとかなる? 当事者にきいてみたキャリアブレイク中に使ったお金、もらったお金 『私が500人以上もの人に話を聞く中で、よく聞く言葉はこんな言葉です。 「これを選んだことを後悔していない」 「今に納得している」 「キャリアブレイクを選んでよかったと思ってる」 「意外と周りにもキャリアブレイクしてる人がいたし一人じゃなかった」 そう思うまでには、どのような道のりがあったのでしょう。 キャリアブレイクを選んだ人たちの経験やキャリアブレイクを社会や企業がどう見ているのかなどを知ってもらい、 人生やキャリアを考えるときに今まで想像もしていなかった第3の選択肢があるということをお伝えしたいと思っています。』 (「はじめに」より)
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『鬱の本』
¥1,980
本が読めないときに。 鬱のときに読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。 「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集。84人の鬱の本のかたち。 (夏葉社さまの『冬の本』にインスパイアされてつくった作品です)。 この本は、「毎日を憂鬱に生きている人に寄り添いたい」という気持ちからつくりました。どこからめくってもよくて、一編が1000文字程度、さらにテーマが「鬱」ならば、読んでいる数分の間だけでも、ほんのちょっと心が落ち着く本になるのではいかと思いました。 病気のうつに限らず、日常にある憂鬱、思春期の頃の鬱屈など、様々な「鬱」のかたちを84名の方に取り上げてもらっています。 「鬱」と「本」をくっつけたのは、本の力を信じているからです。1冊の本として『鬱の本』を楽しんでいただくとともに、無数にある「鬱の本」を知るきっかけになれば、生きることが少し楽になるかもしれないという思いがあります。 この本が、あなたにとっての小さなお守りになれば、こんなにうれしいことはありません。あなたの生活がうまくいきますように。 ※本書は、うつや、うつのような症状の方のためのマニュアル本や啓発本ではありません。そのため、例えば「うつ病の具体的な治療方法」などは書かれておりません。ご了承ください。 目次 「鬱」ベースの社会に (青木真兵) 怪談という窓 (青木海青子) 犬に限らず (安達茉莉子) にぐるまひいて (荒木健太) 世界の色 (飯島誠) 形を持った灯りを撫でる (池田彩乃) 棚からぼたもち落ちてこい (石井あらた) ブランコ (市村柚芽) 憂鬱と幸福 (海猫沢めろん) 世界の最悪さを確認する喜び (大谷崇) 人と共感できず、なにしろもがいていた頃の話 (大塚久生) 椎名誠『僕は眠れない』 (大槻ケンヂ) 高校時代 (大橋裕之) ウツのときでも読める本 (大原扁理) 低迷期の友 (荻原魚雷) 多摩川で石を拾おうとした (落合加依子) ポジティブ。 (柿木将平) 布団からの便り (梶本時代) 『金髪の草原』の「記憶年表」 (頭木弘樹) やらない勇気 (勝山実) 天窓から光 (上篠翔) 生れてくるという鬱 (切通理作) 「できない」自分との付き合い方 (こだま) 深い深い水たまり (小見山転子) 我輩はゴムである (ゴム製のユウヤ) 鬱の本 (佐々木健太郎) 弱々しい朝 (笹田峻彰) 不良作家とAI (佐藤友哉) ある日、中途半端に終わる (左藤玲朗) 本は指差し確認 (篠田里香) ゆううつと私 (柴野琳々子) 中学生日記 (島田潤一郎) 俺は鬱病じゃない (下川リヲ) あの娘は雨女 (菅原海春) 旅 (杉作J太郎) 十九歳と四十七歳の地図 (鈴木太一) 悪意の手記を携えて (第二灯台守) 願い (髙橋麻也) 君も蝶 (髙橋涼馬) 静止した時間の中で (高村友也) Life Goes On (瀧波ユカリ) 鬱時の私の読書 (滝本竜彦) ちいさな救い (タダジュン) いのちの気配 (谷川俊太郎) 喘息と明るい窓 (丹治史彦) 毎日があるまでは (輝輔) とかげ (展翅零) 沈黙のオジオン (トナカイ) 大学をやめたい (鳥羽和久) 西村賢太という比類なき衝撃 (友川カズキ) 空の大きさと愛の切符 (友部正人) たたかれて たたかれて 鍛えられる本と人 (豊田道倫) 神経の尖った人の見る世界 (鳥さんの瞼) かけ算とわり算 (永井祐) 明日できることは明日やる (中山亜弓) 2023年4月 (七野ワビせん) 曖昧なものの博物館 (西崎憲) 戦友 (野口理恵) きこえる声で話してくれた (初谷むい) 言葉の声が案内してくれる (東直子) ゲーテをインストールする。 (Pippo) 脱法ドラッグ米粉 (姫乃たま) 何度もめくる、自分はここにいる (緋山重) 深夜のツタヤ (平野拓也) このバカ助が (pha) NHKにさよなら! (ふぉにまる) 鬱、憂鬱、10代、と言われ放出したレテパシー (古宮大志) 鬱は小説の始まり (増田みず子) ため息を深く深く深く深く……ついてそのまま永眠したい (枡野浩一) 人間の鬱 (町田康) 憂鬱な銀河 (マツ) それがかえって (松下育男) 夕に光 (miku maeda) あなたが起きるまで (みささぎ) ダメになって救われる――町田康のこと (水落利亜) うつのサーフィン (水野しず) 本が読めた日 (無) 蜘蛛と解放区 (森千咲) 俯きながら生きている (森野花菜) 喋らないヒロイン (山崎ナオコーラ) 悲観論者のライフハック (山﨑裕史) たぶん、不真面目なんだと思う (山下賢二) ぼくの精神薬 (屋良朝哉) なにかに抱かれて眠る日がある (湯島はじめ) 【書籍情報】 装丁・装画:平野拓也 編集協力:鷗来堂 印刷:中央精版印刷株式会社 判型:B6変形判 規格:上製丸背 あじろ
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【サイン本予約】工藤吉生「沼の夢」
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 歌集で異例の映画化をはたした『世界でいちばん素晴らしい俺』の工藤吉生待望の最新作。 第一歌集『世界で一番すばらしい俺』で衝撃的なデビューを果たした著者、待望の第二歌集。唯一無二のユーモアをたずさえて、過去と現在、そして夢の中の「オレ」をめぐる322首。 * 歌人・工藤吉生の最高傑作!! この歌集には、奇跡の時間が乱暴に折り畳まれている。ゲキツウ。 ――渡辺祐真/スケザネ(書評家) 〈収録短歌より〉 十一月四日にリリー・フランキー、NOKKO、名倉潤、オレが生まれた 捨て場所を探して歩くビニールのゴミを握ればオレの温度だ ウインカーつけて曲がってゆく車 しずかな夜を眠れずにいる 子供にはちょうど良さげな枝だなあ 構えてもよしつついてもグー あたたかくなってくるのはありがたい母がなにかをゴシゴシしてる なぜならば面倒くさいことを避けラクをしようとしてたからです 工藤にも生きる権利があるという噓みたいだがほんとの話 カーテンに隙間があって景色には足りず表情にはまだ遠い 引き抜いた白髪まとめて捨てるとき羽根を捨ててるみたいだったな スーツ着たままデタラメに歩いたらオレしかいない草原に雲 目次 Ⅰ 全身にある ドブだった カサブタ ばあ Ⅱ 呼ぶな デタラメに歩く なんのために? 食欲と詐欺 Ⅲ せー 彗星の心 うしろへうしろへ 50センチ、または、361キロ ハーモニー 水面きらきらきらきら ページ数:184 判型:四六判並製 装丁:新山祐介/装画、鈴木成一デザイン室/ブックデザイン 【著者プロフィール】 工藤吉生(著) 一九七九年十一月四日、千葉県生まれ。二〇一一年『ドラえもん短歌』(小学館)で短歌に興味を持ち、インターネットを中心に短歌を発表し始める。二〇一八年「この人を追う」(三〇首)が第六一回短歌研究新人賞受賞。二〇二〇年『世界で一番すばらしい俺』を短歌研究社より刊行。のちに短編映画化(主演・剛力彩芽、監督・山森正志)。
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【サイン本】ホホホ座座長山下賢二『君はそれを認めたくないんだろう』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。 京都からホホホ座座長(元ガケ書房店主)が紡ぐ、 見た記憶、考えた詩、書いた散文。 2004年に京都市左京区に車が飛び出た外観の「ガケ書房」を開き、2015年に「ホホホ座」へと改名・移転。その名物店主・山下賢二が本屋創業20年の節目におくる、散文ときどき詩。筆談とジェスチャーで過ごした小学生時代、夢を削るように生きていた二十代、ほっこりという盲目に違和感を溶かす今。誰もが発信者になり受け手にもなる「承認欲求の時代」に、たしかな言葉、信じられるものは一体どこにあるのだろう。近年に発表された単行本未収録のさまざまな散文(エッセイ)と詩を書き下ろしも含めて収録。人間と世の中を、過去と現在を、山下賢二ならではの視点で言葉に刻んだ。 特別冊子「山下賢二のこと」付き ※紙の書籍のみ 寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃 本当に説得力のある言葉はやっぱりSNSにはないのではないか。それはもう書き言葉ではなく、対面で人間がとっさに吐いた生身の言葉にこそ真実があるのではないか。その人自身の生き方や基本的な考え方が「出てしまった」言葉。生身の言葉は、書き直しなしの言葉だ。言い換えればそれは、その人のデフォルトの「生活態度」と言えるかもしれない。(本文より) 目次 朝が過去形でやってくる 帰る場所がないということ/若い凧/入ってる君/行けばわかるし/これは反省文ではない/先輩たちの足どり/この詩は谷川俊太郎が書きました/横柄な横着/爆発後のルール/ほっこりという盲目/いつかのいつもの朝 むかしの一日から「1993年11月23日(水)」/見てただけ/夢を削っていく/泣いているきみを見たい/ここではないどこかはもうない/自炊行為/今日/やましたくんはしゃべらない・詳細編/かめとやました/だれでもなんでそんなん/夏が本当に好きな理由判明/そのお金/記録に残っていないけど記憶に残っている音楽イベント/記録に残っていないけど記憶に残っているダウンタウン/真面目 不真面目 生真面目 読書の元年/本屋のおやじが楽しいなんて誰が言った/ト書き/好きだから会えない人/透明な垢/思い出話は再発見のためにある/文化系男子の結び目/そこにいたのはかぞく/作家の居心地/食卓の照度/たしかに僕はあの人を見たんだ/すべての病人/見れない風景を見た人/オープンカーは全員で無視しよう/また取次が生まれる/つまる/つまらない ガケ書房のあった場所/京都の公共交通機関オンチ/肩までつかる町/ちょっと前の京都本をふりかえってみる/だいなしの詩/わたしたちのある日の配役/忘れちまった楽しみに/年上の出来事、年下の文化/未熟者たちの時間/あなたはどうやってここまできた/あのひとは一度もこっちを見なかった/これは他人ごと、あれは自分ごと/ちいさな基点 リーダーは等身大/細胞を説得/説得力と有名が君は欲しいか/悪く言う/忘れる人間/信じるしかないもの/おおみそか はじめてのあとがき 話したい話 ページ数:224 判型:四六
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【サイン本】古賀及子『気づいたこと、気づかないままのこと』
¥1,760
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※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 ※ 特典書き下ろしエッセイ付 他にはない味わいの名作日記を日々生み出すweb日記の第一人者、古賀及子さん初の本格エッセイ集。 note「シカクのひみつマガジン」の連載を中心に、過去に古賀さんがブログで公開していたものや書き下ろしを加えました。 幼少期のニュータウンでの暮らし、おばあちゃんや恋人との思い出、産まれて育つ子どもたちとの日々ーー。 人生のあらゆる場面を縦横無尽に切り取った、日記とは違う古賀さんの魅力や人間性が詰まった渾身の1冊。 【解説・帯コメント 長嶋有(芥川賞・大江賞作家)】 向田邦子や武田百合子に伊丹十三、 僕が名エッセイストのそれと感じる文章がここにあった。 アプリに頼り、ミールキットで多忙な家事をいなしながら心の中だけがずっと豊かな、新しい時代の、待望のエッセイストの誕生である。(一部抜粋) 【仕様】四六版/並製/184頁
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小指「宇宙人の部屋」
¥1,650
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自分たちとアルコール依存症の17年間と、 私の共依存症と回復の記録。 《なぜか付き合う男が、全員アル中だった…》で始まる、過去に出した同人誌・宇宙人の食卓の"その後"の話。 偏食のKと奔放過ぎるA、そして「自分が彼らを助けなきゃ」と必死になっていた共依存症者の私が、全員で嗜癖の渦中から抜け出そうと生きた記録。 ------------ わたしが恋したひと、一緒に起きて寝て人生を共にしてきたふたりは宇宙人だった。空の上にある無限の暗闇ではなくて、酒瓶の底にある淀んだ宇宙の住人だった。素面だと道端の老犬のように静かに優しいのに、一滴のアルコールで彼らは制御不能な獣に変身した。そして20代のほとんどを獣の世話に明け暮れたわたしも、酒に依存する人間に依存しながら、状況を好転させるどころか彼らの人生をよけい悪化させているだけなことに、ある日気づいてしまった。 アーティスト“小指”がいま初めて綴る、傷だらけの日々の記録。生きることに不器用な、3つの魂がひとかたまりになって坂を転げ落ちていく先に底はあるだろうか。明るい陽の差す出口は見えるだろうか。 (都築響一) ------------ 『宇宙人の部屋』 1. 全国のアル中に苦しまされてる皆様へ 2. Kのこと 3. Aのこと 4. 私のこと 5. Kの平屋物語 6. 回想 7. どうにもできないこと 8. 自助グループへ行ってみた 9. イネイブリング 10. A、自助グループへ 11. 脱落 12. 家族会 13. 記憶の中の部屋 14. 白髪の天使 15. 宇宙人の仕事 16. 路上生活者の深田さん 17. 大怪我 18. 後日談 19. 精神衛生福祉士 20. 目指せ!楽園ネズミ化計画 21. 断酒病院 22. スリップ 23. 断酒ポイントカード 24. 手紙 25. 共依存と赦し 26. あとがき 発行者 都築響一 編集 ROADSIDERS 文庫本 320P
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【サイン本】古賀及子「おくれ毛で風を切れ」
¥1,980
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※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』の著者による日記エッセイ まだまだあった前回未収録作に加え、書き下ろしを含む新たな日記を収めた第2弾 母・息子・娘、3人暮らしの、愉快で多感な日々 「暮らして、暮らして、暮らしきる」 【推薦】 日記文学のオールタイム・ベストに加えたい。 ――牟田都子(校正者) 実在する優しい日々が私の心をほぐしてくれました。 古賀さん! こっちまで幸せになっちゃいますよ。 ――藤原麻里菜(「無駄づくり」発明家) 目次 2019年2月〜2020年12月 2019年 宇宙がすごい広いんだが 車窓を見る人は黒目がカクカク動く 「はい、論破」みたいに幸せを 猫をさがしていそうな人たちだった 燃えるごみよりも資源ごみのほうが多いでしゅよ 情報は目でとまって頭にまで到達していなかった 目の前で大福が売り切れて誇らしい 悔しがるころは過ぎた 「ねえ見て!」があるから人は連れ立ってどこかへ出かける 全力で走りそしてふたりは出会った 人間社会で成長することそのもの まあまあ家 気づかないまま傷つく これからほっぺたをバンバンにふくらませる宣言 こういうものなんだからとだまっていた 伝えたい豆知識があるんだ 別れのメールをローマ字で書いた 同じ家に同じ気持ちの人がいる 腐りゆくのを見るのがいやで腐る前に捨てた それは個人の感想だろう 氷を揉み溶かしとがらせる こっそり水道水を飲む 背負ったネギが夕日を受けて輝く 2020年 私いまかなりドラえもんっぽいことになってないか もしかして楽しかったの? くれぐれも家を燃やさないように カーっとした量のハンドクリーム ここに真の卒業がある よくない予感を共有する 同じ家でも今度ははじまる スポークが折れて感心感心 ポップコーンをはぜさせる人を離れたところから見る 鳩サブレーを食べる自分の様子をふと思う 感激して「優しい!」と冷やかす 新しいカードに無を移行する 気安い友人や家族だけが目撃する ふんわりではなくふっくらしている顎 もしフィクションで描かれてなかったらどう思ったろう 消費はむずかしい 血管が動くのを見あう 事情を誰かに話すときはいつも自信がない 冷えた生卵を持ち続けて手がつめたい 意識の私を無意識が急に起こす 赤や緑や青が次々に色を変え光っている テトリスでこんなに遊んでしまう 2022年3月〜2023年8月 2022年 これだ漫才の起源 有象無象のドーナツ お菓子が配られているのではないか 新入りバイトの態度で生きる 13で割る! 中2の景色 これはさては呪術だな 「まあいいか」が「まあよくない」をチョイスする 水漏れを飼う ミロがなくなる ふすまに海を きっとうまい肉だ 大人に連れていかれる このまま無印良品に飲み込まれる 悪口は味 黒か紺か そんな個性的な営業時間 夜のとばりのようですね このままはやく朝にしてしまいたい わたしではないあなたたち おれはひとりしかいないのに 思考のあさましさに感じるハングリー精神 無機物ばかりが登場する人生の走馬灯 わたしたちのアイコンタクト ふりかけが大好きな人たち 2023年 おくれ毛で風を切れ 突然一生会わない人になる 夢のもたつき 布団をならべて夜ねむるよう 楽しみにしている人がいると心強い 家は家であり、家っぽいものでもある 人間が自由だとよく知っている 孤独な意地汚いお祭り 抜けも飛びも刺さりもしない きみの名前を知ることそのもの ひとつの世界の終わり まんじゅうにどこまでも盛り上がってしまう 小枠も小枠な生き方の多く 手のひらで光ってはじける塊の時間 いちばん大きな音のカッター 本気の餓鬼でもなかったようで 尊び信じて優しく 弁当の責任と関心 今日は一緒に行けてよかった 現実だったらあんまりだ 畏れることない不公平感 バレエと敬礼 判型:B6判ソフトカバー 頁数:304頁
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岩谷香穂『渡り鳥』
¥2,750
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閏年のみ姿をあらわす本。 見えないものと見えるものをテーマに 書かれた文章が8頁、 その他の358頁は白紙です。 布貼りの上製本、空押しの箔を施し、 小さいながらも存在感のある一冊です。 初版販売の2020年から4年、 また閏年がやってきました。 ※二刷の予定はありません。 文・絵 岩谷香穂 編 集 わかめかのこ 装 丁 古本実加 印 刷 修美社
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寺山修司『書を捨てよ、町へ出よう』
¥3,960
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1967年刊行の名著初版を完全復刻! 装幀・レイアウト・イラストは横尾忠則 <復刻版特別付録> 1967年公演『毛皮のマリー』『大山デブコの犯罪』の復刻チケット付き(リソグラフ印刷) 1967年に芳賀書店より刊行された寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』。 初版本のブックデザインは横尾忠則。 寺山修司のテキストの合間には横尾忠則のコラージュ作品が多数収録され、文芸書の枠を超えたアートブックともいえる一冊。 寺山没後40年を記念して、文庫版未収録の作品も当時の内容そのままに完全復刻。 *本文左頁の上隅にあるカットは、ページをめくっていくとアニメーションのように動くパラパラ漫画になっています <主な内容> モナリザ <カバー④>……横尾忠則 下着の風景 <カバー①>……横尾忠則 ザ・シュージーズ <見返し①>……横尾忠則 雪村いずみのいる風景 <見返し②>……横尾忠則 二人の女 <表1>……横尾忠則 青年よ大尻を抱け……寺山修司 足時代の英雄たち……寺山修司 【特別とじ込付録】私自身の私的自叙伝……寺山修司 自由だ、助けてくれ……寺山修司 不良人間入門……寺山修司 ①不良少年入門/②家出少年/③モダンジャズ入門/ ④歌謡曲人間入門/⑤アソビ学入門 口から出まかせの恋愛論……寺山修司 ①恋の値段/②デートの申込み方/③恋人になる資格/ ④浮気考/⑤純潔について/⑥恋は錯覚だ 三文エロイカ……寺山修司 喜劇俳優/プロレスラー/流行歌手/競輪選手/ 美人スター/プロボクサー/漫画家 痩せた日本人のための書……寺山修司 現代悪人論/栄光何するものぞ/壮大な性の音楽を 行きあたりばったりで跳べ……寺山修司 子守唄はウソつき/棺桶が歌った/お母さんの死体の仕末/ 醒めて怒れ/BEAT,BEAT,BEAT/KISSOROGY/ ある日、突然に/つまずきと冒険/だれのための毒薬 スポーツ無宿……寺山修司 二人の女/草競馬で逢おう/競馬のメフィスト/ああ 日本海/ クリフジはいずこに/屠殺場の英雄/野球少年エレジー/空想打倒試合の巻/天皇賞その日/さすらいの切手/三分三〇秒の賭博/馬の性生活白書/片目のジャック 【著者プロフィール】 寺山修司(てらやま・しゅうじ) 1935年、青森県生まれ。劇作家、映画監督、詩人、歌人、競馬評論家。54年にチェホフ祭で短歌研究新人賞特選を受賞、67年には演劇実験室「天井棧敷」を結成。多岐にわたる独自の表現活動は、日本のみならず海外でも高く評価されている。83年、47歳の若さで急逝。 仕様:四六判(182mm×130mm×21mm)/並製/318ページ
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ME-御津と三津寺のこれまでとこれから-
¥1,650
大阪・ミナミのお寺として親しまれてきた“みってらさん”こと「三津寺」。そんな三津寺が2023年生まれ変わります。その新たな門出を記念して制作したのがこの「ME」です。これまでの三津寺の歴史、そして、これからの未来に思いを馳せ制作した1冊。かつて御津地域と呼ばれていた土地、歴史に加え、今、お寺が地域に対して何ができ、どのような存在であるべきかを考え、楽しくイラストレーションで表現でしてみたり、地域のお店や人を紹介したり、地域の特徴を知るための散歩コースを案内したり、他宗派の僧侶と語らってみたり、さらに、お寺が所有する仏像グラビア、護摩をはじめとした儀式の紹介、芥川賞作家による御津地域を舞台にした短編小説などなどさまざまな記事でお届けしています。これまでになかった形の仏教×街案内本です。 130x 180 x 257 mm
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「胎動短歌Collective vol.4」
¥2,200
歌人、詩人、俳人、ミュージシャン、ラッパー、アイドル、ライター、書店員、ラジオパーソナリティー、画家、植物園の中の人まで全36組が参加、連作8首を寄稿。ジャンルを超えた「誌面上の短歌フェス」こと、胎動短歌Collectiveシリーズ最新刊!! 伊波真人 岡野大嗣 荻原裕幸 尾崎世界観 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 高橋久美子 竹田ドッグイヤー tanaka azusa 千種創一 千葉聡 寺嶋由芙 toron* 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 文月悠光 フラワーしげる 堀田季何 穂村弘 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略) 【表紙・デザイン】竹田信弥 (双子のライオン堂) 【編集】ikoma / 胎動LABEL A5判 84ページ
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「胎動短歌Collective vol.3」
¥1,980
SOLD OUT
歌人のみならず、詩人、俳人、ミュージシャン、ラッパー、ライター、書店員、植物園の中の人(!)まで全34組が参加、連作8首をご寄稿いただきました。 ジャンルを超えた「誌面上の短歌フェス」をお楽しみください。 ぜひご感想も #胎動短歌 にてお寄せくださいね! 青松輝 伊波真人 岡野大嗣 岡本真帆 荻原裕幸 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 高橋久美子 竹田信弥 千種創一 千葉聡 toron* 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 文月悠光 フラワーしげる 堀田季何 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略) 【表紙・デザイン】竹田信弥 (双子のライオン堂) 【編集】ikoma / 胎動LABEL A5判 80ページ
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「胎動短歌Collective vol.2」
¥1,320
SOLD OUT
歌人、詩人、ラッパー、ライター、書店員まで、全24組が参加。ここでしか読めない短歌作品 各8首を掲載。 伊波真人 岡野大嗣 荻原裕幸 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 竹田信弥 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 フラワーしげる 枡野浩一 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略) 【表紙・デザイン】竹田信弥(双子のライオン堂) 【編集】ikoma (胎動LABEL) A5判 60ページ
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「胎動短歌Collective 創刊号」
¥660
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ーGuestー 伊舎堂 仁 かたゆまちゃん 木下龍也 ナイス害 野口あや子 初谷むい 服部真里子 東直子 フラワーしげる 穂村弘(巻頭一首) 浅葉爽香 オノダミキ 向坂くじら 桜望子 平田窒素 本山まりの わなざわ ikoma (50音順/敬称略) 【編集】幅観月 【協力】道野草太/みちくさ 【表紙】大佐(水色画廊) A5判 54ページ
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【訳あり商品】絵津鼓カレンダー2024
¥1,870
SOLD OUT
※ こちらは【訳あり商品】です。 最下段【備考】にありますように『ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着している』度合が比較的強く、イラスト部分に斑点があったり、また印刷時の擦れがあったりします。絵津鼓さんの直筆サインはあります。上記ご納得の上お買上下さい。 2023年、個人レーベル[forbit]を立ち上げ、新たな活動に乗り出した絵津鼓さん。2024年度版のカレンダーを制作することになりました。これまでに手がけた人気キャラクターたちをあらたに描き下ろし、原作とは違う組み合わせでお届けするスペシャルエディション。年末ギリギリの告知となり申し訳ございません! 【商品名】絵津鼓カレンダー2024 【体裁】A5/片面カラー/13枚[表紙1枚+12カ月]フルカラー/カレンダー:ラフバガズ265kg/表紙:トレーシングペーパー 【特徴】これまでに手がけてきたキャラクターたちの描き下ろし。カレンダーは年に4回の「最強日」に◯がついています。(一粒万倍日、天赦日などが重なった日) 【備考】風合いのある厚紙で、高級感があります。100%再生紙を使用、ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着している場合があります)
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絵津鼓A5版2024ポスターカレンダー〈心斎橋エディション〉
¥1,100
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絵津鼓A5版2024ポスターカレンダー 【体裁】A5版/両面フルカラー/ラフバガス265kg 【特徴】これまでに手がけてきたキャラクター異色の組み合わせ。カレンダーは年に4回の「最強日」に◯がついています。 【備考】風合いのある厚紙で、高級感があります。100%再生紙を使用、ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着いしている場合があります。
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絵津鼓カレンダー2024
¥2,200
SOLD OUT
2023年、個人レーベル[forbit]を立ち上げ、新たな活動に乗り出した絵津鼓さん。2024年度版のカレンダーを制作することになりました。これまでに手がけた人気キャラクターたちをあらたに描き下ろし、原作とは違う組み合わせでお届けするスペシャルエディション。年末ギリギリの告知となり申し訳ございません! 【商品名】絵津鼓カレンダー2024 【体裁】A5/片面カラー/13枚[表紙1枚+12カ月]フルカラー/カレンダー:ラフバガズ265kg/表紙:トレーシングペーパー 【特徴】これまでに手がけてきたキャラクターたちの描き下ろし。カレンダーは年に4回の「最強日」に◯がついています。(一粒万倍日、天赦日などが重なった日) 【備考】風合いのある厚紙で、高級感があります。100%再生紙を使用、ところどころ再生紙特有の黒い斑点・シミが付着いしている場合があります)
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やっぱり雑談が好き(つくづくポケットライブラリ)
¥1,100
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半年間だけ出していた『月刊つくづく』の連載「今月の雑談」と関連記事に、2名(正確には新規3名、連載分からマイナスひと組)の雑談を追加。雑談のお相手は、宮田文久/荻原魚雷/タカクマ、ツルモトマイ/太田靖久/千葉美穂/佐藤拓人/植田浩平(敬称略)。以下、長いですが表4に掲載した説明文をどうぞ。 --- 半年間だけ出していた、ちいさな月刊誌の巻頭に雑談企画をおいたのは、いろいろと理由はあるのだが、まあ、雑談が好きだから。あとは、わざわざ雑談を録音して、文字に起こし、再構成する過程が好きだから。ではなぜ、それが好きなのか。いろいろと理由はあるのだが、というようにおなじはなしがループしても、それはそれで、その場はおもしろい。なぜなら、ただの雑談だから。 テレビ番組『やっぱり猫が好き』のなかで、いちばん好きな回を挙げるのはむずかしい。強く記憶に残っているのは「はまぐりぺぺちゃん」と、どの回か忘れたが小林聡美演じる三女の恩田きみえが、姉ふたりに向かって「サルトル著!『実存主義とは何か』」と大きな声で発するシーン。おもえば、子どもの頃から『フルハウス』や『アルフ』といった海外のシチュエーション・コメディを観て育っていたので、『やっぱり猫が好き』にハマる土台は出来上がっていたのかもしれない。 雑談は、どこまでいっても雑談でしかない。「主要な登場人物がほぼ一定」というシチュエーション・コメディの法則に則って言えば、主要な登場人物は自分しかいない。どちらかと言えば、『徹子の部屋』や『サワコの朝』、『笑っていいとも』内の名物コーナー「テレフォンショッキング」のような、スタジオにゲストを招くトーク番組形式に近い。違いは、ホストであるぼくが無名で、且つスタジオに招くのではなく、自ら相手の都合に合わせて出向くという点。つまり、何もかもが違う。トーク番組×シチュエーション・コメディ=雑談企画、とはならない。 はて、何のはなしをしていたのか。と、すぐに行き先を見失う雑談を文章化したものを読むことにどんなメリットがあるのか、ぼくは知らない。コスパや意味を求める現代人にはとても意味のない、意味のないものを求める好事家諸氏にはとても有意義な、そんな雑談の本。 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。 目次 22年12月号 ・宮田文久 ・Prrrr.... 23年 1月号 ・荻原魚雷 23年 3月号 ・タカクマ、ツルモトマイ ・ちいさなメディアを考える② 23年 4月号 ・作家の肖像① ・太田靖久 ・手前味噌② ・ちいさなメディアを考える③ 23年 5月号 ・千葉美穂 追加の雑談① ・佐藤拓人 ・続・おかしな雑誌のつくりかた ・エアチェック ワン・ツー ! ① 追加の雑談② ・植田浩平 ページ数 108 判型 A5変形平綴じ 著者プロフィール 金井タオル(著) 1982年、長野県生まれ。フリーランスの編集者、ライター。インディーズ雑誌『つくづく』編集人。好きな仕事は、対談・座談会の構成。
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【サイン本】小沼理『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』(つくづくポケットライブラリ)
¥1,320
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 半年間だけ出していた『月刊つくづく』の同名連載にくわえて、あらたに飯田エリカさん、僕のマリさん、星野文月さんとの日記にまつわる対談を収録。 社会が混迷を極めるなかで、個人が日記を書き、売る。その行為の先に何があるのか。わたしの個人的な問いかけに端を発する、小沼理さんの日記にまつわるエッセイ集。巷では日記ブームとも言われていますが、日記って何でしょう。その一端を掴んでいただけたら幸いです。(『つくづく』編集人・金井タオル) --- 著者プロフィール 小沼理(おぬま・おさむ)/ライター・編集者。1992年富山県生まれ、東京都在住。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。寄稿に『文學界』(文藝春秋)、『怒りZINE』(gasi editorial / タバブックス)、朝日新聞「ひもとく」など。 84ページ/A5変形・平綴じ/300部 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。
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【サイン本】『脳のお休み』(蟹の親子)
¥1,980
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 ——高い金払って大学行かせてもフリーターか。くその役にも立たないな。 身体の障害だったら障害者って分かってもらいやすくていいよね、と言うのを黙って聞いていたことがある。そういう声を聞くたびに、人間の想像力が争いを解決してくれることなんてあるのだろうかと思った。現に、私はその声に憤る。私はあなたじゃない。(本文より) ひとりなのに親子だという。足は多いが横にしか進めない。そんな奇妙な名を持つ書き手は、自分の体が過ごしてきた時間を気重たげに行き来する。文章を書くことはどうしたって誰かが生きた時間の肯定になることをこの本の文章は教えてくれる。湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望。ーー滝口悠生(小説家) 【著者略歴】 蟹の親子(かにのおやこ) 1991年生まれ。日本大学芸術学部卒。 事務員や書店員を経て、東京・下北沢にある「日記屋 月日」初代店長となる。現在もスタッフとして働き、日記や、思い出すことそのものについて日々考えている。 本書が商業出版デビュー作となり、自主制作本に『にき』『浜へ行く』がある。 188 x 16 x 118 mm 232ページ
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Chari ZINE『Streets』
¥1,500
とある街の通りで、犬や猫、人、モンスターなど、多様な生き物がそこで生活する様子を描いた、Chariのポップな世界観を楽しむことができる1冊。 版型 182×257mm 製本 カバー+中綴じ/オンデマンド印刷 頁数 34ページ デザイン 加藤 玲(BOOTLEG) Chari(チャリ) 東京を拠点として活動しているアーティスト、イラストレーター。 主人公の白い犬Chanと、その仲間たちが住む世界を題材に作品を制作している。そこは、動物やモンスター、人などの多様な生き物が共存する、温かい世界である。Chanは自身の愛犬がモデルとなっている。 国内外での個展やグループ展、アートフェアなどで作品を発表している。また、書籍やテレビ番組、動画作品などのイラストレーションも手がけている。
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【サイン本】いもと さちえ ZINE『by intuition』
¥1,000
SOLD OUT
※ 限定著者サイン本です。 生きている形。止まっている形。 組み合わせによって面白いバランスの意味を持つ気がします。 ──いもと さちえ 版型 297×178mm 製本 中綴じ/オンデマンド印刷 頁数 32ページ デザイン 藤巻 妃 (BOOTLEG) いもとさちえ イラストレーター。1996 生。東京在住。 抽象的な形、線、デフォルメされた形に魅力を感じています。
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ヨーグルト テリアZINE『ほしをいつもみている』
¥1,500
SOLD OUT
過ぎ去る情景の尊さとささやかな祈りを星に託し、 温かみのあるタッチの絵と文で綴る。 すべての人にささげるお守りのようなアートブック。 流れ星が見えたとき、なにか願いごとをしようと思うころには流れ星は消えていて、あとから遅れて願いごとが浮かんでくる。 日々、目に映る景色は止めどなく目の前を流れていく。その景色は別の景色を連想させ、次々に流れる。その繰り返しはいつも大切な人たちへ向かう。 「今どうしているだろう。元気にしているかな。」そんなふうに流れて過ぎ去ってしまうほんの僅かなあいだ、彼らに想いを巡らせる。 誰かを想うその一瞬は、その人への祈りのようだと感じる。 流れ星が消えた後で願いが浮かぶように、過ぎ去っていく情景はあとからぼくの心には彼らが浮かばせ、小さな祈りと共に消えていく。日々そうした瞬きを繰り返している。 過ぎゆく景色に祈りが浮かび、流れる星に彼らのことを想う。 ──ヨーグルト テリア 版型 120×182mm 製本 無線綴じ/オンデマンド印刷 頁数 72ページ デザイン 佐原 真 (BOOTLEG) Yoghurt terrier(ヨーグルト テリア) 愛犬をモデルにしたイラストを主軸に物語を展開する絵本作家。
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タイムトラベル同人誌『超個人的時間旅行』藤岡みなみ編
¥1,650
タイムトラベル・ノンフィクションZINE 「超個人的時間旅行」 エッセイ11篇収録。 上田誠、古賀及子、こだま、スズキナオ、せきしろ、堀静香、宮田珠己、宮崎智之、牟田都子、ワクサカソウヘイ、藤岡みなみ 装画:Ayumi Takahashi テーマソング:ロースケイ A5版 92ページ
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【直筆短歌・サイン本】『朝、空が見えます』東 直子
¥1,870
SOLD OUT
※ 直筆の短歌はお選びいただけません。 歌人・東直子さんの初めての「詩集」です。 1日1行、365日の朝の空を綴った詩に、横山雄さんの線画が彩る一冊です。 「東京の冬は晴れた日が多いんだな、と、東京に来たばかりのころ思って、それは何度も思って、そして今日も思いました。晴れています。」(本文より) 【本書について(あとがきより)】 2017年1月1日から12月31日まで、Twitter(現在はX)に毎朝、「おはようございます」から始まる一文を投稿し、その日の空の様子を言葉で伝えていました。(中略)太陽をひとまわりしながら眺めた早朝の空です。 【書籍詳細】 『朝、空が見えます』 著者:東 直子 画:横山 雄(よこやま・ゆう) 装丁:名久井 直子 仕様:B6 上製 146頁 【著者プロフィール】 東直子(ひがし・なおこ) 歌人、作家。第7回歌壇賞、第31回坪田譲治文学賞(『いとの森の家』)を受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』『ひとっこひとり』、エッセイ集に『一緒に生きる』『レモン石鹼泡立てる』、歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、絵本に『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)などがある。「東京新聞」などの選歌欄担当。近刊にくどうれいんとの共著『水歌通信』がある。鳥好き。
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【古書】BRUTUS 特集:写真家 ブルース・ウェーバー 犬との生活
¥1,980
SOLD OUT
新品同様です。 BRUTUS ブルータス VOL.576 2005年8月15日 特集:写真家 ブルース・ウェーバー 犬との生活 ALL ABOUT BRUCE WEBER
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【サイン本ポストカード付】ワタナベアニ『カメラは、撮る人を写しているんだ。』
¥1,980
※ 著者直筆サイン本です。ポストカード付。 人生で一度でも シャッターを押したことが ある人のために。 ——この本に書いてあること—— ・どんなカメラを買えばいいのか ・何を撮るか ・うまいのにダメな写真 ・ヘタなのにいい写真 ・「映える写真」はいい写真か ・写真のオリジナリティとは何か ・なぜ日本人は「ボケ」が好きなのか ・絶対に撮ってはいけないものは何か ・写真家は「撮る前」に何を考えているのか ・誰から学ぶべきなのか ・「写真」と「言葉」の関係 ・「自分にしか撮れない写真」とは何か ・あなたはなぜ写真を撮るのか 「もしあなたがスマホで日々の写真を撮ることが楽しくなって、本格的なカメラでも買ってみようかな、という鼻息の荒いタイミングならベストなので、鼻息を穏やかにして読んでもらえるとうれしいです。」 ——ワタナベアニ 撮るたびに、あなたはあなたになっていく。 写真家が書いた、人生が変わる写真の撮り方。 大きさ 210 x 148 x 20mm 272ページ ワタナベアニ 1964年横浜生まれ。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務を経て、1999年に独立。2006年より写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展を中心に活動。 著書に『ロバート・ツルッパゲとの対話』(センジュ出版)がある。
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ササキアイ『フリーズドライ』
¥1,200
SOLD OUT
『フリーズドライ』というタイトルは、人前で感情的になったりなられたりするのが苦手なドライな私にも、ふとした瞬間に生々しく再生される思いや記憶があり、そのスイッチはきっとありきたりな日常にもふんだんに潜んでいる。という気持ちでつけました。われながら気に入っています。 表紙に使う写真を候補に挙げた数枚から選んでいる最中に、見慣れた景色だったこの電話ボックスが跡形もなく撤去されてしまいました。なくなっても困るわけではないけれど、なくなったらひどく寂しくて、この写真を使おうと決めました。 街並みも私を取り巻く環境も、私が望む望まないに関わらず変わっていくんだと痛感することが、この数年は特に増えた気がしています。 私の好きな東京スカパラダイスオーケストラの曲の中に、『人生は美しいアルバムじゃない 撮れなかった写真さ』という歌詞があり、聴くたびに「おお!」と思うのですが、なんというかまさにそんな、人生のハイライト的な場面ではない、撮れなかった方の写真のことばかりを書いています。なんなら私自身の価値観や生き方の癖みたいなものの大半は、そういう「あらすじには直接関係ない」ことの蓄積で構成されている気がします。 ノウハウもスキルもない予算もない、だが情熱はある。みたいな状態で、ZINEを作りたいけれど何からどう始めたらいいのかわからない私に、サポートというよりほぼ全面的に制作の部分を引き受けてくださった、フォロワーであり職場の元先輩のたかいじゅんさん、本当にありがとうございました。 おかげさまで、とんでもなく素敵な本になりました。 完成品を手にしたらドライな私もちょっと泣くんじゃないかと思っています。 ササキアイnoteより B6版 74ページ
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マムアン クリアファイル
¥605
SOLD OUT
奥側のメタリックシルバーのシートと表側のカラーシートとあわせるとシルバーのマムアンちゃんとマナオが映えるクリアファイルです。 サイズ 220mm×310mm(A4用) カラー : グリーン、ピンク
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マムアン メモパッド + ステッカー 2021 Waku Waku
¥605
SOLD OUT
3色ございます。ステッカー付です。 ピンク…どんどん大きくなるマムアンちゃんにお友達があつまっています。ふきだし柄とリス トメモが入ったカラフルな用紙。赤ちゃんからおばあちゃんまで歳を重ねていくマムアンちゃんがかわいいシール付き。 レッド…相合い傘をするマムアンちゃんとマプラオくんがかわいいメモ帳です。ふきだし柄と リストメモが入ったカラフルな用紙。赤ちゃんからおばあちゃんまで歳を重ねていくマムアンちゃんがかわいいシール付き。 グレー…コンセントでチャージを行うマムアンちゃんがユニークなメモ帳です。ふきだし柄 とリストメモが入ったカラフルな用紙。カラフルな色違いマムアンちゃんシール付き。 サイズ 100 pages + sticker 1page 70×100×11mm
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マムアン コミックブック STRING 糸
¥935
SOLD OUT
マムアンちゃんとマナオが夜に凧を飛ばしていたら……? マムアンちゃんのまっすぐ でパワフルな姿に勇気をもらえるストーリー。文章はタイ語と日本語。中身はおしゃれな2色刷り。 サイズ: 中身2色刷り 8p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
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マムアン コミックブック FUTURE 未来
¥1,155
SOLD OUT
「さいたまトリエンナーレ2016」に出品されたあのマムアンちゃんの作品がついに 手元に置ける形になりました! マムアンちゃんが未来を尊く示してくれる、フルカラー・ミシン綴じの贅沢な1冊です。 サイズ :フルカラー12p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
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マムアン コミックブック CLOTHES 服
¥1,045
SOLD OUT
マムアンちゃんが走っていると、マプラオくんとすれ違って……? 心の奥からほっと温まるストーリー。フルカラー・ミシン綴じの贅沢な1冊です。 サイズ :フルカラー12p 210mm×145mm×厚み3mm(A5)
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ダニエル・クロウズ『モニカ』
¥2,970
『モニカ』は作者ダニエル・クロウズにとって、前作『ペイシェンス』から約7年ぶりとなる新作だ。描きおろしの長編コミックである本作は、9つの章に分かれている。中心となるのは主人公モニカと、彼女の母親ペニーの物語だが、舞台はベトナム戦争、カルト教団の根城、カリフォルニア州のひなびた保養地など、多岐にわたる。描かれる内容も、ハードボイルドから宇宙的恐怖、そして老いらくの恋まで実に多彩だ。 『ゴーストワールド』以来となる女性を主人公にした最新作『モニカ』には、『鉄で造ったベルベットの手袋のように』の悪夢めいた不条理もあれば、『ウィルソン』のように人生を見渡す深いまなざしもある。クロウズがこれまでに描いてきたさまざまなテーマが、形を変えて織り込まれている。さらに、1950年代のECコミックスから、マンガの源流の一つとされるロココ時代の画家ウィリアム・ホガースまで、広範な影響が表現に生かされている。 キャンドル販売店の経営者だった主人公の人生をたどりつつ、人類の歴史を浮き彫りにするため、クロウズが持てる技術と知識を総動員した野心作である。めくるめく展開の語り口はあくまでも平易ながらも、実に濃密な作品であり、一度読み終わっても、再読すれば細部の些細なつながりにあらためて気がつくだろう。 1980年代から現在まで、コミック界の最前線に立ち、進化を続けるダニエル・クロウズが、またもや頂点を更新した『モニカ』。年来のファンはもちろん、映画『ゴーストワールド』の22年ぶりの再上映で初めてその存在を知った方々も、ぜひ手に取って、すみずみまで味わってほしい。 ダニエル・クロウズは、作品が文化現象となる稀有なコミック作家である。 -『ニューヨーク・マガジン』 ダニエル・クロウズはアメリカの巨匠である。物語と絵を完璧に融合させる、真の作家だ。至上の語り部といえる。 - ギレルモ・デル・トロ(映画監督) タイトル:モニカ 著者:DANIEL CLOWES (ダニエル・クロウズ) 翻訳:中沢俊介 コミック・グラフィックノベル/翻訳 言語:日本語 ハードカバー オールカラー サイズ:29cm ×22cmx1.6cm 106ページ
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【サイン本】きくちゆみこ『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』
¥2,090
※ 著者直筆サイン本です。 みんなくるしいね、というときの「みんな」が誰なのかはわからなくとも、そこに自分の姿を見出したことがない人はいないんじゃないか。そんなとき、わたしたちはテーブルの下で見えない手をつないでいる。 この本は、まるでそれがほとんど神さまか何かみたいに、愛し、頼り、信じ、救われ、ときに傷つき打ちのめされながら、言葉と一緒に生きてきたわたしの、なにかとさわがしい心の記録だ。またそれは「言葉とわたし」がどんなふうに変化してきたのか、もしくは変化していくのかの考察でもあった。「だめ、できない」という言葉のうしろで縮こまっていたかちこちの体を、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて引っ張りあげていくような。 (まえがきより) 2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたジンを定期的に発行しつつ、言葉を使った作品制作や展示も行ってきた翻訳・文筆家のきくちゆみこ。twililight web magazineでの連載をまとめた初めてのエッセイ集が刊行されます。 書籍化にあたって、各章ごとに「アフター・トーク」を書き下ろし。自分の文章に再会しつつ、副音声的なつっこみを入れることによって、過去の解釈を変えてだめをだいじょぶにしていく練習になる。より楽しく、読み応えのあるものになりました! 本の内容に寄り添った素晴らしい装画は前田ひさえさんによるもの。カバー、カバーをとった表紙、本文まで、きくちさん、ひさえさん、そしてデザイン・横山雄さんの気持ちがつまっています。 ままならない過去や体や心に悩んでいるような方に、ぜひお手にとっていただきたいです。 目次 まえがき 第一回: 大地でしっかり 第二回: 自立、もしくは複数の顔との出会い 第三回: ちゃんとひとりでみんなで一緒に 第四回: わたしにとってのわたしたち 第五回: 心の底 第六回: ビー・ヒア・ナウ 第七回: 完璧なパフェ 第八回: 鎮痛剤と押し寿司 第九回: 海のおうち 第十回: 熱の世界 第十一回: 自分の薪を燃やす 第十二回: 壁の花ではなかった あとがき ページ数:208 判型:四六判並製 装丁:横山雄 著者プロフィール きくちゆみこ(著) 文章と翻訳。2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたzineを定期的に発行、言葉を使った作品制作や展示も行う。主なジンのタイトルに『愛を、まぬがれることはどうやらできないみたいだ』、『内側の内側は外側(わたしたちはどこへだって行ける)』、訳書に『人種差別をしない・させないための20のレッスン』(DU BOOKS)などがある。現在はルドルフ・シュタイナーの人智学をベースに、心とからだと言葉を結びつけるための修行をあれこれ実践中。
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【サイン本】日本一の角打ち! 明石・魚の棚商店街「たなか屋」の絶品つまみ
¥1,760
※ 著者である女将・田中裕子さんと店長のダブル直筆サイン入りです。 明石・魚の棚商店街にある「たなか屋」。 酒屋の横の通路を抜けると、そこには行列ができる人気の立呑み処「立呑み 田中」があります。 季節の野菜のおひたし、絶品ポテトサラダ、鶏白レバーのマスタードクリーム煮、すじこんなどなど。 隠し味に魚醤を使ったり、2種類のバルサミコ酢を組み合わせるなど、ひとつひとつに工夫があり、味も濃いめでとことん「酒に合う」を追求。 それぞれに合う酒のペアリング情報つき。酒屋ならではのこなれたチョイスも必見です。 女将のコラムや、はじめての日本酒指南、燗酒のコツなど、読み物も充実。 日本一の角打ちと呼ばれる名店の、初めてのレシピ集! ■目次 立吞み 田中の人気つまみベスト10 すじこん/立吞み 田中ポテトサラダ/鶏白レバーのマスタードクリーム煮/鶏もつみそ煮/季節の南蛮漬け/〆さば、〆いわし/やみつきセロリ/季節のぬか漬け/自家製オイルサーディン/あなご煮/だし巻き卵 明石のたこ たこ煮/たことトマトのマリネ/たこコロッケ 季節の野菜料理あります。 おひたし・煮びたし4種/かぼちゃのスパイスマリネ/水なすのサラダ/野菜のアーリオオーリオ ちびっとつまむアテ いぶりがっこ奈良漬けのクリームチーズあえ/ひねポン/ハリイカの肝沖漬け/ぬた/黒豆と酒粕クリームチーズ/のりの佃煮/野菜の浅漬け 地味だけどウマイ、おばんざい。 牛すじと里いもの煮っころがし/わけぎとゆずのおから/絹厚揚げと半熟卵/揚げ出しがんも/れんこんと豚バラ肉のマスタードきんぴら/しょうゆチャーシュー 立吞み 田中の発酵料理。 しらすのアヒージョ/魚のムニエル 魚醤クリーム/ベトナムチキン/いかたっぷりシューマイ/パクチーギョーザ/にらポークバーグ/いわしのハーブグリル 粕汁/酒粕ぶりアラ大根/かきとほうれん草の酒粕グラタン/酒粕みそチャーシュー/酒粕床/もろみしょうゆ麹 だしで酒を吞む。 天然だいの骨蒸し/めいたがれいの酒煮/魚のアラのみそ汁/アクアパッツァ/肉豆腐/らふてい 立吞み 田中の調味料/私とたなか屋 上田淳子 コラム 私が女将になるまで/メニューあっての食材ではなく、食材あってのメニュー/酒屋がやっている立吞みである 日本酒指南 はじめての日本酒、さて何を呑む?/立吞み 田中の考える「食」と「呑」のマリアージュ/燗酒Q&A/日本酒用語集 大きさ: 15.1 x 1.2 x 21.1 cm 128ページ
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【サイン本】伊藤紺 第3歌集『気がする朝』
¥1,870
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。サインは選べません。 伊藤紺 第3歌集『気がする朝』 『肌に流れる透明な気持ち』、『満ちる腕』(ともに短歌研究社刊)の 伊藤紺さんの第3歌集を刊行いたします。 【著者より】 12月、ナナロク社より 3冊目の歌集『気がする朝』を刊行します。 掲載歌は102首。 その半分以上がまだどこにも出ていないあたらしい歌です。 2023年はわたしにとって、 もっとも短歌と向き合う年になりました。 歌のひとつひとつに今までなかった発光を感じ、 これが、自分の光なんだと気付きました。 この本を書けたこと、一生誇りに思う。 わたしの最高傑作です。 伊藤 紺 【収録歌より7首】 夏が来る たまに忘れそうになる わたしがすごくやさしいことを 駅まではいつもぴったり8分であなたに会わなくなってから2年 この人じゃないけどべつにどの人でもないような気がしている朝だ さみしくはないけど一人暮らしのこんなにも小さな燃えるゴミ 海を見た日は胸に海が残ること ふつうに人を信じてること その曲が始まるとみんな喜ぶというよりすこし美しくなる 僕らいっせいに喜び合って生きものは愚かなほうがきれいと思う 【書籍詳細】 著者:伊藤紺 装丁:脇田あすか 仕様:B6変形 並製 120頁 収録歌:102首 【著者プロフィール】 伊藤紺(いとう・こん) 1993年生まれ。歌人。2019年『肌に流れる透明な気持ち』、20年『満ちる腕』を私家版で刊行する。22年両作を短歌研究社より新装版として同時刊行。23年脇田あすか、穂村弘、坂巻弓華との展示「ことばとえの4人」(OFS GALLERY)ほか、NEWoMan新宿ショッピングエリアでのコラボ特別展示「気づく」など。 ------------------------------------------ 歌や装丁からあかるい光を感じる歌集です。
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『みんなでつくる中国山地2023 004』
¥2,750
SOLD OUT
年刊誌『みんなでつくる中国山地』の2023版となる004号が発売開始しました。特集は「さて、どう住む?」。家が「商品」となり、「マイホーム」を所有するのが当たり前になったこの数十年。理想の暮らしに近づいているはずなのに、実はそれに縛られているところもあるのではないでしょうか。中国山地から始まっている、家をめぐる新しい動き。そこから私たちの暮らしや未来、環境や自分のことを考えてみようと思います。中国山地の各地で起こっている空き家リノベーションやそれによる地域再生、中国山地の素材を生かしたエコな住まいのあり方、かつて当たり前だった住まい方などについて、実践者や研究者など多彩な執筆者が寄稿しています。 大きさ: 242×183×8 176ページ
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【サイン本】津村記久子『うどん陣営の受難』
¥990
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。表紙とサインのあるページの端に傷みがあります(9〜12枚目の画像参照)。ご承知の上ご注文下さい。 「控えめに言って、どっちもくそ」 四年ごとに開かれる会社の代表選挙。一回目の投票は票が散らばったため、上位二名による決選投票が行われることになった。 現体制は手堅い保守層から支持を集め、二番手につく候補は吸収合併した会社のプロパー社員のリストラ等過激なスローガンを掲げる。接戦が予想される中、両陣営共に動向を窺うのは、一回目で三位につけた候補の支持者たちであった。 運動員の送り込み、ハラスメント手前の圧力、上司からの探り…。 社内政治の面倒臭さを、津村記久子ならではの視点と筆致でリアルにコミカルに描く。 大きさ: 112×174×9 mm 104ページ
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角田光代『これからはあるくのだ』
¥616
SOLD OUT
私中川が書いた過去のブログより ↓ この本が唯々好きだ。 角田光代『これからは歩くのだ』 飲みながらこれを書いているのではない、念のため。 どうしてこの本を手に取ったのかわからない。 タイトルに惹かれたのか? 装丁が気になったのかもしれない。 ちなみに装丁はK2にもいた池田進吾。 (単行本の方はさらにいい!) とにかく何かに反応して読んでみた。 誰もが経験するような日常を描いた31のエッセイだが、やはり文章がうまい。 最初に手に取った時、目次を見ると「ケンビシ」が目に飛び込んできた。 十数年後の「ケンビシ」 ケンビシはあの剣菱? 若い方は剣菱を知らないかもしれないが、私のような還暦も近いおっさんにとって剣菱は菊正宗とともに魔法のコトバである。 地酒なる言葉なぞない学生時代、味もわからないのに旨口なのか辛口なのか知らないけれどとにかく剣菱や菊正宗を飲んでいると、それは通の証だった。O関やG桂冠よりこころもち価格が高かったような気がする。特に剣菱はマークが明確でかっこよかった。 その剣菱がケンビシなのか? 読み進むと果たしてあの剣菱であった。 内容は秘すが私は腹を抱えて笑った。 ぜひ読んで欲しい。 この話だけでこの本が大好き。 爾来この本を他人に勧めまくっている。 嫁はんと三女に読ませた。 勿論大笑い。 そういえば小倉ヒラクくんにも勧めた。それ以来ヒラクくんは角田光代ファンになり何冊か購入したと彼の奥さんから聞いた。 そのヒラクくんが灘や伏見の酒蔵の凄さを先日飲んだ時に語り出した。所謂地酒ではない石高の大きな酒造メーカーの話で、剣菱もその中に入っていた。私は酔いもあり彼の言っていることを完全に理解したわけではなかったが、あの今をときめく発酵デザイナー(しかしこの肩書ってなんやねん!?)の小倉ヒラクの発言なのでとても印象的だった。とにかく剣菱はブレンド技術が凄いのである。高名なシャンペン・ドンペリニョンのマスターブレンダーも剣菱の社長に話を聞きに来たらしい。 それから1週間も経たないうちにみそラーメン屋さんから飲み会の案内が来たので豊中までのこのこ出かけると、なんとそこに剣菱の白樫社長がいた。秋鹿の航太郎さんもいて楽しいひと時だった。 で、この本をご存じないだろうと思い、贈ることにした。スタンダードブックストアを閉めているので、本屋で探すことにしたがどこにもない。自宅の近所にも天王寺にも。どの本屋も文春文庫の角田光代の棚にはほとんど同じ銘柄の本が並んでいるので合点がいった。ランクの高いものしか置いていないということ。出版社は売行きに応じてランクを付ける(S,A,B,C,D,E...くらいかな?)。この本が棚にないということは残念ながらランクが低いということである。探すのをあきらめて友人の本屋で取り寄せ今日受け取ってきた次第。 角田さんの他の著書よりは人気がないということになってしまうが、(本屋が出版社で決めたランクで選書するとよっぽどのことがない限り低ランクの本には出合えなくなる)ケンビシだけでなくどれを読んでも面白いので本当にオススメ!文庫なのでお手軽!
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マメイケダ『味がある。』
¥2,530
SOLD OUT
※ サインはスズキナオさんのみです。 『おなかがへった』や『えきべんとふうけい』などの絵本、書籍や雑誌等の装画や挿絵などのイラストレーション、食品のパッケージイラスト等、 いま大注目のイラストレーター・画家、マメイケダがライフワークのように描き続けるごはん日記。 待望の増補改訂復刻版! ごはんを前にした時のよろこびと、食べることそのものの衝動をダイナミックに伝える筆致。 絵日記には、マメさんのちょっとした気づきや雑感が添えられ、お店のカードや商品ラベルが貼りこまれている時もあります。 さまざまな時間、場所、思い出とともに膨れ上がった日記帳をそのまま書籍に落とし込んだような装丁は、 日記という個人の日々の記録でありながら、それをみる私たちにとっては 気のおけない友人がすすめてくれるなによりのグルメ情報のようです。 親しみあふれる美味しいほほえみブック。 本文より 〈ロールケーキ〉 ロールケーキって、ほんとしみじみ「の」だなぁ。 コーヒーを淹れる時も「の」の字、 結んだ袋をほどきやすくする結び方も「の」の字に結ぶ。 「の」ってなんかすごい。急に好きだ。 デザイン:仲村健太郎 判型:B6判変形(182×112 mm)/112ページ/並製・角丸 テキスト:日本語(一部英語)
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【抽選販売イベント】11/29(水)18:30漫画家絵津鼓トーク『2023年ありがとうございました』
¥1,760
抽選販売
※注意事項…お申込み前に必ずお読みください。 今回のトークイベントは、クレジットカードのみの対応となり事前の決済が必要です。 応募者多数の場合は抽選となります。 落選の場合も、一度決済が行われ、履歴が残ります。その後、返金されますのでご安心ください(返金のスケジュールはカード会社様ごとに異なります)。 BASEシステム上、いかなる場合も返金、キャンセル、お客様情報の修正(お名前・メールアドレス・電話番号等)は承ることができません。ゆっくりと、正確に、お間違えのないよう、お申し込みをお願いいたします(誤った情報は修正することができません。お問い合わせいただきましても回答しかねます。ご了承ください)。 いよいよ、年末が近づいてきました。 2024年のカレンダー発売前、緊急トークイベントを開催します! (イベント当日の販売はA5版1枚ものカレンダーのみ販売いたします) 日時 :11月29日(水)18:30〜 場所 :大阪・心斎橋パルコ4F 丸福珈琲店 Good Old & New Edition テーマ *『2023年、できたこと』 *みんなからの質問コーナー 絵津鼓先生に聞いてみたいこと大募集。参加申し込みの際、BASE備考欄に質問を書き添えてください。 出演: 著者_絵津鼓(著『メロンの味』など) 司会_中川和彦(スタンダードブックストア店主) 料金:1,760円(1,600円+税)*1ドリンク&丸福さんのお土産付 *絵津鼓先生からのおみくじ お申込期間: 11月22日(水)21:00〜11月24日(金)21:00 当落結果発表: 11月25日(土)21:00 申込方法:*こちらのBASEのみの受付です。 *応募者多数の場合は抽選となります。 *繰り返しになりますが必ず、以下の注意事項をお読みください。 今回のトークイベントは、クレジットカードのみの対応となり事前の決済が必要です。なお、定員を超えた場合は抽選となり、当選された方のみご参加いだだきます。丸福さんのレジ混雑緩和のため、ご協力をお願いいたします。 落選の場合も、一度決済が行われ、履歴が残ります。その後、返金されますのでご安心ください(返金のスケジュールはカード会社様ごとに異なります)。 キャンセル及び、他の方への転売はできません。 当日はご本人様確認のできるもの(免許証、健康保険証など)を必ずご持参ください。 BASEシステム上、いかなる場合も返金、キャンセル、お客様情報の修正(お名前・メールアドレス・電話番号等)は承ることができません。ゆっくりと、正確に、お間違えのないよう、お申し込みをお願いいたします(誤った情報は修正することができませんので、ご了承ください)。
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【サイン本】 パリッコ・スズキナオ『酩酊対話集 酒の穴エクストラプレーン』
¥1,100
せきしろ氏・清野とおる氏賞賛!! 「チェアリング」という活動を生み出し、いまやテレビ、ラジオ、雑誌、ウェブメディアなどには欠かせない存在となったスズキナオとパリッコが、前作「酒の穴」に続き、無益に飲み語る。 読んでもまったく身にならない、だけどひとり酒の時間が少しだけ豊かになる、酩酊対話集第二弾。 【コメント】 ●せきしろ(作家、俳人/『去年ルノアールで』など) 「愛とか夢とか勇気とか、どうでも良い曲の歌詞に出てきそうな、あるいは居酒屋にあるカレンダーに書かれていそうな言葉は敬遠して生きてきたが、今はとにかく勇気が欲しい。知らない店に入れるような、知らないメニューを頼めるような、どんな店でも楽しめるような、そんなパリッコ氏やスズキナオ氏が持つ勇気。どれかひとつでも、その欠片でも自分にあれば、別の人生だったとすら思う。」 ●清野とおる(漫画家/『東京都北区赤羽』など) 「戯言集とみせかけた金言集。 ディストピアと化した現代をユートピアにする方法が詰まっている。」 文庫判176ページ 寸法 10.6 x 1.4 x 14.8 cm
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【サイン本】ひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』
¥1,760
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。 20代で転職6回。 「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。 こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる--。 目次 ◎一社目 倉庫、コンビニ アルバイトはたのしい 倉庫ではたらく お金がない 時間の換金には限度がある ◎はじめての就職活動 転職エージェントに登録する 初めての面接 「世の中そんなに甘くないんだよ」 再最終面接 ◎二社目 営業 入社一か月目 ほほえみ地蔵 社会人練習 踏んだり蹴ったり 血便、ふたたび ◎はじめての休職 ダチョウか、タカか、ペンギンか 川と裁判傍聴の日々 ◎三社目 webマーケティング おでんを食べながら働く 「圧倒的成長」をしたくない ◎四社目 書店スタッフ 滑り込み転職 手取り十五万円クライシス レモンの輪切りと人生 「好きなこと」を仕事にする (二十八歳・書店アルバイト) 転職活動、ふたたび トイレットペーパーがない ◎五社目 事務局・広報 入社して一か月で辞めたくなる 「給料も払いたくない」 「仕事ができる・できない」は環境の違い 「ひらいさんは文章で成功しない」 なにもない首里城 ◎六社目 編集・ライター 職場には川が必要 デスクでごはんを食べること、窓がないオフィスで働くこと 「書く」という仕事 甘いものが食べられない期 偏りをはかる ◎七社目 ライター・作家(フリーランス)←「社」ではないですが……。 倉庫バイト・リバイバル 働き方革命 やってみたいことを、やってみる 転職の数だけ人生の味方が増える フリーランスの生活と占い 肩書は書かない いつ、どんな理由で辞めてもいい 夢って、なんだろう ◎あとがき 版元から一言 個人誌『おいしいが聞こえる』『踊るように寝て、眠るように食べる』が異例の売れ行きを見せるひらいめぐみ、書き下ろし最新作。 生涯年収やキャリアプランよりも大事にしたいことがある人、転職に悩む人、働き方に悩むすべての人たちに送ります。 「面白かった。就職とか会社とかよくわからん、と思ってる人、だいじょうぶ、みんなわかってないから、と教えてくれる本だった。 なんか違う、と感じたら体調を崩してやめてしまう、身体の敏感さがひらいめぐみの才能だと思う。 仕事の内容よりも、仕事場の近くに川があるかどうか、のほうが熱心に語られている。僕も川のそばの倉庫で働いてみたくなった」(pha) 大きさ:四六判 縦128mm 横188mm 厚さ17mm 224ページ 並製 【著者プロフィール】 ひらい めぐみ (ヒライ メグミ) 1992年生まれ。茨城県出身。7歳からたまごシールを集めている。2022年に私家版『おいしいが聞こえる』、2023年に『踊るように寝て、眠るように食べる』を刊行。好きな食べものはおでんとかんぴょう巻き。
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文学ムック 『ことばと』 vol.7
¥1,980
文学ムック 「ことばと」vol.7 A5、並製、368 ページ 編集長/佐々木敦 ロゴマーク/石黒正数 表紙・本文デザイン/戸塚泰雄 装画・挿絵/近藤恵介 【巻頭表現】 千葉雅也「間違えたらもう一度繰り返せ」 【第5回ことばと新人賞】 池谷和浩「フルトラッキング・プリンセサイザ」 佳作 藤野「おとむらいに誘われて」 選考座談会(江國香織、滝口悠生、豊﨑由美、山下澄人、佐々木敦) 【特集:ことばとことば】 ◎創作 大沼恵太「ここだけの話」 大前粟生「パラパラ」 片島麦子「メントリの始末」 木下古栗「君たちはどう生きるか」 佐川恭一「不服」 瀬尾夏美「頬をなぞる」 戸田真琴「きっとしらない国」 法月綸太郎「虱博士」 笛宮ヱリ子「白い噓」 福田節郎「才能」 保坂和志「ことばとショーケン」 町屋良平「植物」 【本がなければ生きていけない】 佐々木敦「蔵書の減少と本棚の増殖」
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北山耕平翻案『虹の戦士』ポケット版
¥1,760
SOLD OUT
30年間静かに読み継がれるロングセラー、待望のポケット版。 アメリカ・インディアンが信じつづけてきた、希望と再生の物語 「地球が病んで/動物たちが/姿を/消しはじめるとき/まさにそのとき/ みんなを救うために/虹の戦士たちが/あらわれる」 ――ネイティブ・アメリカンに古くから残る言い伝えより 老婆と少年ジムに起こる、小さな奇跡――。ネイティブ・アメリカンが信じつづけてきた物語『虹の戦士』(英題:Warriors of the Rainbow)が、このたびポケット版として刊行! 『虹の戦士』は、1991年に北山耕平が翻案し河出書房新社より刊行されたのち、1999年に太田出版より同名で刊行、2017年に『定本 虹の戦士』が刊行されており、30年以上にわたって読み継がれている物語。このたび持ち運びしやすいA6判サイズで待望の再販となった。 本書は一九九一年の河出書房版、一九九九年の太田出版旧版、二〇一七年の同・定本版を経て、今度のリトルブック、ミニマルな形で四度目の刊行になります。最初に世に出てから三〇年以上の月日が流れました。ありがたいことに本書を求める声は年を追うように高まり、よりシンプルで無駄の少ないものを世に問う誰の手にも渡せる版を残そうということになり、今回、古くからの友人でデザイナーの白谷敏夫氏の手をお借りして、ポケット版『虹の戦士』をあなたに渡せることになりました。 この優しい本が、そして、この物語が、いつまでもあなたの力になりますように。 本書収録「二〇二三年ポケット版へのあとがき」より A6判上製、200ページ
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北尾修一『調子悪くて当たり前日記』
¥1,320
SOLD OUT
百万年書房・代表北尾修一『自分思い上がってました日記』の続編。 8月22日から10月23日までの日記。 タイトル:調子悪くて当たり前日記 著者:北尾修一 装幀:木庭貴信+角倉織音(OCTAVE) 仕様:A6/並製/本文1c208p
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谷川俊太郎/木下龍也『これより先には入れません』
¥1,650
SOLD OUT
谷川俊太郎と木下龍也の書き下ろしの共著を、出版社名を入れない「同人誌」(同好の士が集まってつくる本)として制作しました。 詩人ふたりが数行の短い詩を交互に書きつぎ、ひとつの作品をつくる詩の形式「対詩」。本書では、詩と短歌による延べ40回にわたるやりとりをおさめました。巻末では、木下さんによる「ひとり感想戦」を収録。その時々の感情まで知ることができます。 * * * 僕にとって『これより先には入れません』は一対一の戦いでした。どの場面にも技術+勘+運+奇跡が必要でした。圧倒的な才能+経験値を前にして何ができたのか、できなかったのか。ぜひ本書でご覧ください。(木下龍也) * * * 『これより先には入れません』 著者:谷川俊太郎 木下龍也 仕様:B6変型/並製/134頁 販売会社:ナナロク社 【著者プロフィール】 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。詩人。 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口生まれ。歌人。
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エド・ピスコー『ヒップホップ家系図 』
¥2,970
SOLD OUT
祝ヒップホップ50周年! ヒップホップ家系図が日本独自の編集版となって再登場です! この本は過去に出版したヒップホップ家系図1〜4巻のコミックの部分を1冊にまとめたものです。本文は過去のフルカラーから基本2色(ページによっては3色や1色もある)のよりシンプルな彩色構成に変更になっていますので、日本の漫画に慣れた読者にはさらに読みやすくなったと思います。サイズは週間漫画雑誌と同じサイズのB5サイズで、デザインは週間漫画雑誌とコンビニ漫画を足して2で割ってポップにした感じの本って想像してみてください。価格面も相当頑張ったつもりです。ぜひ手に取ってみていただけたら幸いです。 vol.1 米国ワシントン・ポスト紙の"2013年ベストコミック" 米国シアトル・タイムズ紙の"2013年ベスト音楽コミック" SPIN誌の"2013年ベスト音楽本" 等多くの名誉ある年間ランキングに次々と選出! 米国で今最も注目されている若手コミック作家の一人エド・ピスコーが、世界を激変させた米国生まれの偉大なる芸術表現: ヒップホップの世界を描いた。 爆発的に愉快なエンタテイメント性溢れ、まるで百科事典のように詳細に描かれたヒップホップを取り巻くドキュメンタリー・コミック。 ネット上のBOING BOINGに連載という形で始まった『ヒップホップ・ファミリー・トゥリー』(ヒップホップ家系図)の舞台は、サウス・ブロンクスの公園や個人宅の居間に始まり、やがてはヒップホップ・シーンが急激な盛り上がりを見せたナイト・クラブ、レコーディング・スタジオ、そしてラジオ局へと移行していく。ラッパー同士のバトルやライバル関係、パフォーマンス技術の発展、勝者と敗者:自称ヒップホップ"おたく"である著者はその全てをしつようなまでの情熱でもって調べ上げ、裏を取り、愛情を持って描いた。 ヒップホップ界の初期のスターであった、クール・ハーク、アフリカ・バンバータ、グランドマスター・フラッシュ、カーティス・ブロウ、シュガーヒル・ギャング、ファンキー4+1、後にRUN-DMCとなる3人のキッズのみならず、ラッセル・シモンズ(Def Jamの創始者の一人)、シルビア・ロビンソン(音楽家・シュガーヒル・レコード創始者)、リック・ルービン(音楽プロデューサー・Def Jamの創始者の一人)等同等のカリスマ性を持った重要な裏方達等、それぞれの強烈な個性、歴史的パフォーマンス、人間関係が活き活きとダイナミックに描かれている。そして、グラフィティ界の巨匠ファブ・ファイヴ・フレディがデボラ・ハリー(ブロンディ)、キース・ヘリング(美術家)、ジャン・ミシェル・バスキア(美術家)、グレン・オブライエン(『TVパーティー』)、チャーリー・エーハン(映画監督・『ワイルド・スタイル』など)、 リー・キノーネ(グラフィティ・ライター・美術家)らと出会い化学反応を起こし、彼等の音楽、アート、そして文化がマンハッタンのダウンタウン全体やメインストリーム・シーンに大きく影響するようになる過程を目撃する事が出来る。 その他、ナイスなキャラの脇役達(後にヒップホップ界のスター…)から、1970年代後半の街の様子、愉快な小話等エド・ピスコーならではの世界観が読む人全てを魅了する。 vol.2 ヒップホップ家系図 vol.2(1981~1983) 今回描かれるのは1981〜1983年の期間。当時、ヒップホップはその活躍の場を近所の公園や個人の娯楽部屋からダウンタウンのクラブやレコードへと広げていた。パフォーマー達は観客を魅了し、差別化を図るためにどんどん派手な格好でステージに上がるようになっていた。そんな中、RUN-DMCという若いグループがシーンに登場し、ストリートでのパフォーマンスへと回帰するスタイルを打ち出した! 第2巻が描くのはヒップホップにおける様々な歴史的ヒット作の舞台裏:アフリカ・バンバータの“プラネット・ロック“、グランドマスター・フラッシュ・アンド・ザ・フュリアス・ファイブの"ザ・メッセージ"、そして映画『ワイルド・スタイル』等。また、NWA、ザ・ビースティ・ボーイズ、ダグ・E・フレッシュ、KRS One、ICE T、初期のパブリック・エネミー等のスーパースター達も登場する。Dolemite、LL クールJ、ノトリアス BIG、そしてニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック等のカメオ出演もあり。『ワイルド・スタイル』の監督、チャーリー・エーハーンによる序章も見逃せない。 vol.3 ヒップホップ家系図 vol.2が2015年アイズナー賞-“最優秀実話賞"受賞! ヒップホップ家系図 vol.3(1983~1984) 世界で大旋風を巻き起こしているエド・ピスコーの大人気ヒップ・ホップ・コミックシリーズ、早くも3巻登場! 1983年から84年の期間を追って今回描かれるのは:ラン・DMCの名声への道取り。唯一無二の強烈な存在であるフーディーニ、ザ・ファット・ボーイズ、スリック・リック、ダグ・E・フレッシュ等。ビースティ・ボーイズがラップ・グループとなる様子。リック・ルービンがラッセル・シモンズと出会いデフ・ジャムを立ち上げる過程。かの有名なパイロットテレビ番組、ヒップ・ホップダンス番組『グラフィティ・ロック』、ドキュメンタリー映画『スタイル・ウォーズ』、西海岸のヒップホッップ・ドキュメンタリー『ブレイキン・アンド・エンタリン』等。 今回も綿密な調査に裏付けらたエドのヒップホップへの情熱が詰まった読み応えのある内容となっております! vol.4 全米で、そして世界でベストセラーの快進撃を続けるシリーズ、ヒップホップ家系図! 時代はいよいよ1984-85年に突入。 描かれるのは:デフジャムの台頭! 映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』へと繋がっていくドクタードレーのレコード・デビュー! ハリウッドのヒップホップへの注目と『ブレイクダンス』、『ブレイクダンス2/ブーガルビートでT.K.O!』、『ビート・ストリート』、『クラッシュ・グルーブ』などの作品! そしてファミリー・ツリーの新たな枝葉として登場するのはウィル・スミス、ソルト・ン・ペパ、ビズ・マーキー、2・ライブ・クルーなど! また、この時期ラッパーたちの元ネタとなった伝説的麻薬王リッキー・ロスやフィラデルフィア警察による過激な黒人コミューンMOVEの虐殺行為についてなど、今号も目からウロコの歴史的背景が満載! ピスコーのパワフルなビジュアルでお届けする最高の教育的エンタテイメント! タイトル:ヒップホップ家系図 作家:ED PISKOR(エド・ピスコー) 翻訳:vol.1・2 綾井亜希子 vol.3・4 高松和史 コミック サイズ:2色版 ・25.7cm x 18.2 cmx 2.7cm
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写真集・隙ある風景|ケイタタ(2-1)
¥6,578
『隙ある風景』 ケイタタ ※お好きな表紙をお選びください。 ※9枚目以降の写真9種類からお選びください。 寸法:タテ約22.7㎝xヨコ約23.1㎝x厚み約2.5㎝ ※手づくりですので表紙の写真含め装丁は1冊1冊違います。 日常他者を全く意識していない状態、全く無防備な『隙』の瞬間をとらえた写真集。コピーライターである著者が写真に添えた一言が秀逸で写真を引き立てる。 段ボールと布テープ製本、手書きタイトルの表紙と手間暇かかったとにかく唯一無二の写真集! ホントに1冊1冊違います! 『ちょっと見るとSNSは「隙ある風景」だらけのように思えるけれど、ではKEITATAの隙は、ほかの隙とどうちがうのか。それは風景を切り取る眼のぬくもりだ。』 編集者都築響一によるあとがきより あとがきは日本語、英語、中国語の3か国語なので海外へのプレゼントにも最適!
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【サイン本】佐々木敦『佐々木敦による保坂和志(仮)』
¥1,100
SOLD OUT
※著者直筆サイン本です。 『佐々木敦による保坂和志(仮)』 文庫版サイズ 226ページ 1000円
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【サイン本】スズキナオ『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』
¥1,760
SOLD OUT
※著者直筆サイン本です。 読者のこころの中のあたたかな記憶を呼び起こす、やさしさ満点エッセイ。 朝まで歌い続けた祖父の声、夢でしか会えない祖母の感触、旅の夜に聞いた息子の本音――。どんなに近くに暮らしていても、いちばん分からない。だから尋ねてみた。「あの時ってさ……」。知れば知るほど、もっと大好きになるから、家族って不思議だ。なにげなくて愛おしい記憶のかけらを拾い集めた、20のエピソード。 【目次】 まえがき 1 いつの間にか引き継いでいたわが家の味 2 いつまで経っても慣れないこと 3 旅に出た日が遠くなっても 4 父のへべれけ“酒道”十ヶ条 5 最初で最後の義父との夜 6 ちょっと遠くに住んでいる兄妹たち 7 今日が最後だと思いながら歩いた道 8 街を歩くすべてのお母さんと握手したい 9 オールナイトライブ祖父 10 祖母のかけらを拾い集める 11 世界に一つだけのかめきち 12 いつかあの劇場の近くで 13 旅の夜のインタビュー 14 つくられた家族、つくる家族 15 知らない時間を生きていく人 16 モモがいなくなってしまったこと 17 生まれた時のこと、おぼえてる? 18 目が覚めた時、横におってな 19 カエルを探して山を眺める 20 ちぐはぐなリズムの寝息 あとがき 大きさ: 191×130×20 224ページ
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松鳥むう『粕汁の本 はじめました』
¥1,650
本書「はじめに」にもあるように、大阪人の私は粕汁は冬になれば全国で日常的に食べられるもんだと思い込んでいた。数年前のとあるイベントの際、青森出身東京在住の知人が「粕汁知らない」と言ったのに驚いた。さらに「粕汁はブリやんな?」と私が言うと私より若い世代は「鮭でしょう!」と全員が言った。そんなまだまだ未知のことが多い粕汁というおかずにも酒のアテにもなる万能選手について知ろうではありませんか!いよいよ粕汁本番ですよ!…スタンダードブックストア/中川和彦 はじめての粕汁の本。 日常的に食べている関西はもちろん、日本全国、食べて歩いて書いた、粕汁ルポ。 変幻自在の発酵食、粕汁を、思う存分ご賞味ください。 おいしい粕汁、変わった粕汁、発祥の地と言われる場所の粕汁、居酒屋の粕汁。立ち飲みの粕汁。 酒粕豆知識・灘五郷蔵開きマンガ・伏見の清酒祭りルポを掲載。 【目次】 はじめに What’s 粕汁? 酒粕いろいろ 京阪神の粕汁の主な特徴 粕汁MAP 1杯目 アテな粕汁 カツオ出汁 香る野菜の粕汁 老舗立ち呑み屋のブリと鮭の粕汁 歴史を味わう皮鯨の粕汁 裏メニュー⁉ 鶏団子ときのこの粕汁 漬物店のナス入り粕汁 とにかく松鳥的美味粕汁BEST3 2杯目 食堂の粕汁 THE関西!! 粕汁×粉もん 具と薬味の変化球粕汁 始末の精神 粕汁×かやくごはん 町のお惣菜屋×粕汁 松鳥的BEST薬味 3杯目 酒蔵の粕汁 粕汁愛とカオスが入り乱れる灘五郷の蔵開き ほろ酔いでめぐる伏見の蔵開き 松鳥が粕汁を飲んだ 蔵開きリスト&蔵元併設スポット ■近畿 京都、滋賀、三重 ■全国 秋田、長野、福岡、佐賀 ■蔵元併設スポット 兵庫、東京 4杯目 お寺さん・お宮さんの粕汁 何事もま〜るくおさめる 祝い大根のま~るい粕汁(菩提酛清酒祭) 京都のお寺さんの粕汁参り 歴史を紐解くハマグリ入り粕汁(八日戎) 5杯目 ご当地粕汁&粕汁のようなモノ 春を告げるカジメの粕汁 酒粕好き庄内っ子の孟宗汁 エコな供物 シモツカレ 今や高級料理 あざら 冬も初夏も愛される漬け菜汁&たけのこ汁 レアキャラ 酒粕三平汁 汁は飲まない⁉ お年取りの粕汁 通年食べられる粕汁 はとや食堂の冷やし粕汁 6杯目 おうち粕汁 松鳥のこだわり粕汁 関西のおかんの粕汁 夏の冷やし粕汁 索引 おわりに 松鳥 むう (マツトリ ムウ) (文・絵) イラストエッセイスト。滋賀県出身。 離島、ゲストハウス、粕汁、郷土ごはん、滋賀を中心とした民俗行事を巡る旅がライフワーク。その土地の日常の暮らしにちょこっとおじゃまさせてもらう旅が好き。 物心がついたときから粕汁と焼き板粕が一番好きな食べ物。No KASUJIRU NO LIFE! 『島旅ひとりっぷ』(小学館)『おばあちゃんとわたし』(方丈社)、『あちこち島ごはん』(芳文社)、『日本てくてくゲストハウスめぐり』(ダイヤモンド社)、『むう風土記』(A&F)、『トカラ列島秘境さんぽ』(西日本出版社)他著書多数 大きさ:210x150x12mm 164ページ
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『夜の木』 12刷
¥3,960
SOLD OUT
『夜の木』第12刷 シャーム/バーイー/ウルヴェーティ 青木恵都 訳 【大きさ】35mm × 23mm、40ページ 2008年のボローニャ・ブックファアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 版ごとに表紙の絵柄が変わります。(今回の第12刷の表紙は、この絵本の冒頭に登場する物語「闇夜に光る木」の場面です。) 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました、まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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ネイティブタンのほとりにて
¥2,200
なんでもありな世の中だからこそ、なにか一つを長く続けていくというのは簡単なことではありません。それは音楽においても同じだと思います。 今回、10年以上にわたりインディペンデントに活動する、5名の音楽家の方にお話を伺いました。ミュージシャン、作曲家、編曲家、ピアノ奏者、ビートメイカーなど、みなさんそれぞれ活動するジャンルやフィールドは違えど、根底に流れる音楽のゆらぎには共通する美しさを感じます。 また、みなさんライブや活動拠点などにおいて東京以外の土地と関係を持っている方々であることも本書の特徴の一つです。 それぞれの土地と関係を持ちながら音楽活動すること、これまでの作品のこと、個人的に聞いてみたかったことを交えた、広告も批評も音楽の専門的な話もない、長く活動を続けてきた音楽家のまなざしに着目したインタビュー集です。 概要 本文:118ページ 編集・miyono 発行・mizochi コデックス装 / B5判 協力:寺田創一、木太聡、浜渦正志、波多野裕文、原摩利彦 本書はコデックス装を採用しています。本がのど元まで開くため手で押さえなくても開いたままの状態を保つことができます。背中を糸で綴じていますので、開きがよくてもバラバラと壊れてしまう心配はございません。馴染みのない方には不思議に映るかもしれませんが、本書が音楽を軸に置いた読みものであるため風通しの良いこちらの製本方法をお願いしました。
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COTACT HIGH ZINE 4th ISSUE
¥15,400
スタイリストの島田辰哉が不定期で発行するインディペンデントマガジン「CONTACT HIGH ZINE」の4号目となる新作「INTO THE PARALLEL」 300部限定 5年ぶりの新作となるINTO THE PARALLELは、タイトルの通り「パラレルワールド」をテーマに、2018年から2020年の2年間、島田の身に起こった体験をもとに制作。写真家の⼭⾕佑介が、島田が過去に住んでいた場所で撮り下ろした写真にYOSHIROTTENの編集を加えた作品をはじめ、編集者の我孫⼦祐⼀が寄稿した2万字に及ぶ同氏の半⽣の記録、写真家のオノツトム、ヘアスタイリストの光崎邦生、メイクアップアーティストのユカハイラック(YUKA HIRAC)によるファッションストーリー「REAL WORLD INTERFACE」などを収録する。そのほか、アーティストの⽚⼭真理のパートナーであるPSYCHOGEMと島田がアナログのドラムマシーンやシンセサイザーでセッションする姿を記録した写真や、草野庸⼦が「キディル(KIDILL)」の2023年春夏コレクションを満開のコキア畑で撮り下ろした作品などを掲載。総ページ数は375ページで、最後は島田の後書きで締めくくる。 大きさ: 225×280×30
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【サイン本】小山田浩子『かえるはかえる パイプの中のかえる2』
¥1,980
SOLD OUT
「目の前のひとつひとつを信じて書いていけば小説になる」 twililight web magazineでの2023年4月~9月の連載に、書き下ろし2本をくわえた、芥川賞作家・小山田浩子による第2エッセイ集。 「いまの普通はすぐ普通ではなくなるし私の普通と他の人の普通も全然違うしお互いの普通でなさもものすごく食い違う、でも私たちはそのことをいちいち口に出し確かめ合ったりしないで日々過ごしていて、だからこうして自分の普通や普通でなさを書き留めておく機会は本当にありがたかった。」 目次 まえがき 春 とん蝶 ぴーすくる 歩き話し おはぎ 休日のパーク 1 休日のパーク 2 川を上る マーマレード 東京の印象 喪服 お金 ベランダ ルバーブ 翻訳 変身ドーン 挨拶 1 挨拶 2 当たり前 おしゃべりな整体師 みょうが 誤記憶 わがまま 作文 犬と猫 秋 ページ数 120 判型 四六判変形並製 装丁:横山雄 装画:オカヤイヅミ 著者プロフィール 小山田浩子(著) 1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』『小島』、エッセイ集『パイプの中のかえる』がある。山階基『夜を着こなせたなら』(短歌研究社)
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サイン本・山階基『夜を着こなせたなら』
¥2,200
※著者直筆サイン本です。名久井直子さん装幀、美しい本です。 さりげない生活の風景、関係性の機微――新時代の空気感をあざやかに描き、幾度となく新人賞で注目を集めながら刊行された第一歌集『風にあたる』(2019)は〈短歌ブーム〉前夜の多くの読者の心をつかんだ。生きて暮らすことの手ざわりと明暗をいっそう深く、ときに軽やかに刻む第二歌集。384首を収録。 ・いちどきりピアスは耳を突き抜ける別の星から呼ばれるように ・もう取っておいても仕方ないけれど総入れ替えの春の台割 ・頰に雨あたりはじめる風のなか生きているのに慣れるのはいつ ・尾を垂らし虎はこころにあらわれるあれから痩せも太りもせずに ・くるぶしを波にまかせている夢の浜はあなたと来たことがない 【多方面のクリエイターから絶賛のコメント】 よく聞いてきた言葉が、様々な情景や風、匂いを見せる。大切な殺気がここにあり、美しく尖ったものに出会うことはそうそうないことを知ることとなる。(山崎ゆかり ミュージシャン) よく、写真は一瞬を切り取ると言ったりします。山階さんの短歌を読んでいると、写真よりも短い一瞬を感じます。短ければ短いほど、なんだか、懐かしく、寂しく、感じるのかもしれません。そんな言葉たちは、とても綺麗です。そしてちょっとだけ、怖いです。(糸井幸之介 劇作家・演出家・音楽家/FUKAIPRODUCE羽衣) 生活の不器用と歌う器用をゆきかうステップに乗せて、つむがれる普段の世界がゆっくりとやさしくきらめく。現代のこころと暮らしを千年先まで伝承する歌集です。山階さんの才気にむせました。(古賀及子 ライター・エッセイスト) イメージから空間に飛ぶジャンプ力が半端じゃない。言葉が自信を湛えていて、誰もいないスタジアムにパンチラインを置いてくるJAY-Zみたいだと思った。俺もかましていくしかない。(没 AkA NGS ラッパー・プロデューサー/Dos Monos) 【著者プロフィール】 山階 基(やましな・もとい) 1991年広島生まれ。 早稲田短歌会、未来短歌会「陸から海へ」出身。 2016年、第59回短歌研究新人賞次席。 2017年、未来賞(2016年度)受賞。 2018年、第64回角川短歌賞次席、第6回現代短歌社賞次席。 2019年、第一歌集『風にあたる』(短歌研究社)上梓。 2019年より東京・西日暮里「屋上」と共同で短歌に親しむイベント「屋上と短歌」を開催。 麻川針(あさかわ・しん)名義で組版・デザインを手がける。 造本・体裁:四六判変形・上製・カバーなし 装幀:名久井直子 装画:高山燦基 総ページ数:152
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LOCKET 第6号 SKI ISSUE 地図の銀白部
¥2,200
独立系旅雑誌『LOCKET』第6号は旅人のためのスキー特集です。 世界地図から空白部が消え、「秘境はなくなった」といわれてもなお、銀白部が存在します。白銀の世界に目を凝らせば、未知の国では普遍のスキーが見つかり、見知った国では未知が広がっていました。 イランとトルコで滑り、ノルウェーと韓国で歴史を遡り、台湾で廃墟を探します。久栖博季、石川直樹、マイク・エーブルソン、金本凜太朗、久保康友ほか豪華面々に協力いただきました。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷による美しい「心刷」です。さらに一部ページは石川県金沢市の石引パブリックで自らリソグラフ印刷。 真っ当でいてオルタナティブなインディペンデントマガジンから、新たな視点を問いかけます。 ●『LOCKET』 第6号 SKI ISSUE ●「地図の銀白部」イラン・トルコ・ノルウェー・韓国・台湾 ●本文160ページ・B5変型(h237 × w182mm) ●2,500部 ●編集発行人 内田洋介(編集・文・写真) ●デザイナー 大谷友之祐(Yunosuke) ●発行元 EDIT BY BODY 001 定年退職発、 マクドナルド経由、雪山行き 004 CONTENTS 006 鳥になりたかった!(久栖博季) 008 極地の移動手段(石川直樹) 010 イラン/ペルシャ雪を誰も知らない 034 イランからの手紙 036 トルコ/アナトリアのB面 060 体験を創造するスキーチェア(マイク・エーブルソン) 064 暇を持て余した神々の遊び 066 ノルウェー/原始のスキーヤー(塗木拓朗) 076 韓国/雪を駆けた馬 081 スキーヤーの肖像(宮村真一) 097 唄い踊るスキー、日本伝来の地で(高田民謡保存会) 102 猪熊弦一郎を見上げて(井上奈奈) 104 猪谷六合雄と汽水空港(モリテツヤ) 108 中谷宇吉郎の雪跡 116 台湾/南国にとけたスキー場(堤 大樹) 126 地球の滑り方 カザフスタン(稲村航平) 129 或るゲレンデ(金本凜太朗) 145 背骨の旅人 第6回 久保康友 152 INFORMATION 153 いまではないいつか 第2回 トルコ 160 まちがいさがし スキー篇(町田ヒロチカ)
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USO 5
¥1,760
年に一度の文芸誌「USO5」発売! シリーズ最多19名の方が参加し、 最厚356ページ(2.5センチ)となりました! (キラキラ特典シールがつきます) 文庫判 縦148mm × 横105mm
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【サイン本】柿内正午『ベイブ』論、あるいは「父」についての序論
¥1,200
※著者直筆サイン本です。サインは選べません。 映画『ベイブ』を丹念に見つめることで、「現代における父性とはどのようなものであるべきか」という大きな問いに挑む。『会社員の哲学』の精神的続編 映画を見るとはどういうことか。映画の表層だけを注視するのでもない。かといってありもしない深さや奥行きに捉われもしない。ただ「自分にはこう見えた」というひとつの視点をそのままに差し出すこと。画面上から読み取れることだけを記述しているはずなのに、なぜか生じる盲目と明晰の差異が際立つ。 自分の立場からものを考えるとはどういうことか。それは単純に「弱さ」の側にも「強さ」の側にも居直れない、複数の論理や構造の上での自身の中途半端な現在地をなるべく手放さないという絶え間ない持続である。わかりやすいポジションなど、個人にはとれはしない。 何度も何度も同じ映画を繰り返し見て、自分が何を見逃し、どんなありもしないものを幻視してしまっているのかを確認する。そうして自分の現在地を測る。「親」を引き受けることにいまだ躊躇う大したことない個人のありよう。 誰もが「子供」の立場から立ち去りたがらず、ありもしない「親」をでっちあげては怒り、悲しみ、疲弊していく状況がある。自らの夾雑物やずるさや構造的優位や鈍感さを誤魔化さず、それでもなおよりマシな未来のために個人が「親」的な立場を引き受けるための準備運動。それが『『ベイブ論』です。 新書版 173×105×5.8mm 88ページ
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木ノ戸昌幸『まともがゆれる』
¥1,716
「できない」ままで生きてもいい! 自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。 親の年金でキャバクラに通い、そのたび落ち込んで引きこもっていた増田さん。 何をやっても自信が持てない、一応「健常」な施設スタッフ沼田君。 毎夕、意味不明なワン切りを必ずしてくるひーちゃん。 「足が腐った」とか「定期をトイレに流した」とか、まばゆいばかりの屁理屈で仕事をサボろうとするQさん……。 障害福祉NPO法人「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの「できないこと」にこだわらないエピソードと、心の栓を抜く、脱力しきった詩の数々。 誰かが決めた「まとも」を見つめ直し、ゆらしたりずらしたりすることで、それぞれの生きづらさを緩めるヒントとなる一冊。 稲垣えみ子さんの寄稿が素晴らしい。 木ノ戸昌幸(きのと・まさゆき) 1977 年生まれ、愛媛県出身。スウィング理事長。 演劇、祇園のスナック、遺跡発掘などを経て2006年にNPO 法人スウィングを立ち上げ、 「障害福祉」の枠を超えた創造的な取り組みを行う。 大きさ: 12.8×18.8×1.7cm 223ページ
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あまから手帖2023年1月号〜2023年6月号セット
¥5,280
SOLD OUT
2023年1月号〜2023年6月号各1冊、計6冊セットです。 1月号:大阪案内、2月号:珈琲コーヒーcoffeeコーヒ、3月号:中華の町へ、4月号:日本酒の味、5月号:京都の迷い方、6月号:カレー(仮) 大きさ: 275mm × 210mm
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関口竜平『Books(tore) witness you. vol.1』
¥900
本屋lighthouseの日記ZINEシリーズ、創刊します。 vol.1は2023年3月〜2023年9月の日記を中心に、各種媒体に載せたエッセイや書評などを詰め込みました。 〈あとがきより抜粋〉 お店の売上とマリーンズのことばかり書いていたような気がしましたが、思ったよりもいろいろなことを考えていたようです。当然、考えていたことをすべて書き残せたはずもなく、考えるそばから忘れていくものたちばかり。忘れていったものたちはどこかに集っているのだろうか。集っていたらいいなと思うけど、喧嘩ばかりしている気もする。みんな違うことを言ってるから。 〈目次〉 4 2023年3月〜 16 私はなぜ書くのか 2023/03/11 22 2023年4月〜 42 私たちは常に誰かに救われているし同時に誰かを救っているらしい、ということ 映画『そばかす』感想文 2023/01/25 54 2023年5月〜 72 書評 『埋没した世界 トランスジェンダーふたりの往復書簡』 74 2023年6月〜 92 すべての野蛮人を根絶やしにせよ!(Exterminate all the brutes!) 98 2023年7月〜 110 宿題が終わらない人生について 映画『わたしは最悪。』 2022/08/30 120 2023年8月〜 138 Books(tore) witness you. 144 2023年9月〜 166 書評 『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』 ----------------------------------------------- 書誌情報 本文172p A6サイズ(文庫版) 表紙カラー/本文モノクロ 表紙用紙:上質紙135 本文用紙:上質紙70 著者:関口竜平(本屋lighthouse) 発行所:本屋lighthouse
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【サイン本】山谷佑介『RAMA LAMA DING DONG』
¥5,500
直筆サイン本です。 『RAMA LAMA DING DONG』 246mm × 188mm 82ページ 本シリーズは、山谷と彼の妻・江美との日本縦断の新婚旅行を記録した作品です。2014年夏、2人はバックパックに着替えとテントを仕込み、北海道から九州までの約1ヶ月の旅に出掛けました。「自分がこれまで生きてきて見てきたものを、奥さんにも、まず最初に見せたかった」と本人がいうハネムーンの記録は、50年代に流行った軽妙なロックンロールナンバー「RAMA LAMA DING DONG」をタイトルに展開されます。
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【サイン本】文庫版くどうれいん『うたうおばけ』
¥682
SOLD OUT
上白石萌音さんが何度も読み返す、愛する一冊 れいんさんの文章には体温があり、とても人間らしくて趣深い。 言葉の楽しさが詰まっています。 素直に、真っ直ぐに人を愛する姿にあこがれると同時に、 身近にいる大切な人をより愛しく思えます。 ――「はたちの20冊」(JPIC刊)より ********************************** 全国の書店員から熱烈な支持! 最注目の著者による、大反響エッセイ文庫化。 人生はドラマではないが、シーンは急にくる。 わたしたちはそれぞれに様々な人と、その人生ごとすれ違う。 だから、花やうさぎや冷蔵庫やサメやスーパーボールの泳ぐ水族館のように毎日はおもしろい―― 。 短歌、小説、絵本と幅広く活躍する著者が描く、「ともだち」との嘘みたいな本当の日々。 大反響の傑作エッセイ! 【文庫版あとがき収録】 [目次] うたうおばけ/ミオ/アミ/まみちゃん/Sabotage/パソコンのひと/内線のひと/ 瞳さん/謎の塚澤/暗号のスズキくん/物理教師/回転寿司に来るたびに/ 雪はおいしい/一千万円分の不幸/八月の昼餉/イナダ/不要な金属/ かわいいよね/冬の夜のタクシー/ロマンスカーの思い出/抜けないボクシンググローブ/ からあげボーイズ/エリマキトカゲ/きぼうを見よう/秩父で野宿/うにの上/ まつげ屋のギャル/桃とくらげ/ひとり占め/クロワッサン/終電二本前の雷鳴/ 白い鯨/バナナとビニニ/わたしVS(笑)/ふきちゃん/ 死んだおばあちゃんと死んでないおばあちゃん/喜怒哀楽寒海老帆立/ 山さん/あこがれの杯/あとがき/文庫版あとがき 大きさ…文庫判 224ページ
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谷川俊太郎 川内倫子『いまここ』
¥2,750
『いまここ』は谷川俊太郎の詩に、川内倫子が写真を合わせた写真絵本。日本科学未来館で上映されたプラネタリウム「暗やみの色」から始まった、原田郁子の楽曲「いまここ」の谷川の詩から生まれた一冊です。原田の楽曲「いまここ」は、今年発売された15年ぶりのソロアルバム「いま」に収録されている、0歳から91歳までの声、谷川自身の朗読、呼吸音、心音、rei harakamiのサウンドをフューチャーした11分半におよぶ大作となります。楽曲制作時に原田が川内の写真展「M/E 球体の上 無限の連なり」を訪れたことから、「本」としてのプロジェクトが動き出しました。 言葉と写真が呼応するように川内自身が構成した写真絵本『いまここ』では、アートディレクター・サイトヲヒデユキのデザインによって、言葉自体もリズムを持ちながらページが流れていきます。自分の存在について問いながらも、さまざまな受け取り方ができる「いまここ」という根源的な詩。それが静けさの中に自然の息づかいを感じる瑞々しい写真と重なり合うことで、寄り添いながらも、時空を超えた旅へと連れて行ってくれるでしょう。包まれるような囁きを聞きながら、深く遠くまで浸ることができる楽曲「いまここ」と連なり合う、言葉と写真で紡がれる『いまここ』の扉を、ページをめくりながら開いてみてください。 仕様:197 x 220 mm/上製本/64P 詩:谷川俊太郎 写真:川内倫子 企画:原田郁子 デザイン:サイトヲヒデユキ 言語:日本語・英語 発行:torch press
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ZINE『自分思い上がってました日記』(北尾修一)
¥1,100
SOLD OUT
《本文より》 ●2023年6月6日 完全に思い上がっていた。 自分と百万年書房はしばらくこのまま続くと過信していた。 2年続けて健康診断の消化器検査がE判定だったので、勇気をふり絞って恵比寿のクリニックで大腸内視鏡検査を受けたら数十分後、「ガン腫瘍がありますね」と医師からフランクに告げられた。 マジか、貴様誰にでもこんな軽いノリでガン告知するんか⁉ と、そっちに驚いた。 この時、あんまりよく覚えていないんだけど「あ、そうですか」みたいなリアクションを自分はした(と思う)。取り乱さなかったのは、「現実感がなかったから」だけではたぶんなくて。もともと両親ともにガンで60歳前後で死んでいるので、自分もきっと長生きはしない、という予想は20代の頃からしていた。それに、検査前からなんとなーく嫌な予感がしていて、最悪の事態はどこかで想定していた。 (中略) 寝る前に洗面所に行ったら、青に「あのさ、明日死ぬ確率はボスも青も同じって知ってた?」と言われた。 「おー、ほんとだね。おやすみー」 「おやすみー」 寝室に戻りベッドにダイブし、1分後に眠る。 著者:北尾修一(百万年書房) 装画:大橋裕之 装幀:木庭貴信(OCTAVE) 仕様:A6/並製/本文1c152p
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坂本図書
¥2,200
坂本龍一が憧れた、36 人の記憶と想像の人物録。待望の書籍化。 「いつか古書店の店主になるのが夢だった」 坂本龍一の傍には、いつも本があった。 東京の仮住まいにも特製の本棚をしつらえ、新旧の本を蔵していった。 「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語っていたほど無類の本好きで愛書家だった。 本書は、2018年から2022年にわたり「婦人画報」で掲載された、連載「坂本図書」36回分と、 2023年3月8日に実施された坂本龍一と旧知の仲である編集者・鈴木正文氏との対談「2023年の坂本図書」を収録しています。 本から始まり、本に気づかされ、本で確信する。 本書は、本を媒介に浮かび上がる、坂本龍一の記憶と想像の人物録です。 頁数:288 ページ 判型:四六版 選書・語り:坂本龍一 文・構成:伊藤総研 撮影:Neo Sora デザイン:日本デザインセンター 発行:一般社団法人坂本図書 発売:バリューブックス・パブリッシング 印刷・製本:シナノ印刷
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【古書】工芸青花 4号
¥11,000
※ 古書です。状態は新品同様です。 【4号|目次】 1 礎石のある庭 ・石造美術 閑野譚 ・流れる時間 山本野人 2 望月通陽 のれんと文字 ・路上の膝頭 望月通陽 ・工藝の泉 高木崇雄 3 源氏物語画帖 ・淡いもの 桐谷美香 ・公家文化の余薫 中村健太郎 4 川瀬敏郎 古陶と花 ・壺にいける 川瀬敏郎 5 フランスのロマネスク オルネーのサン・ピエール聖堂 ・かいじゅうたちのいるところ 金沢百枝 ・ロマネスク時代の巡礼 小澤実 精華抄 ■2015年12月25日刊 ■A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー160頁 ■表紙作品|望月通陽(型染和紙) ■限定1200部 ◾️発行所 新潮社
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【サイン、短歌入】岡野大嗣 第4歌集「うれしい近況」
¥2,200
SOLD OUT
※著者直筆サイン、短歌入です。短歌は220種類あるそうで、選べません。 How are you? 小さな暮らしが歌になる 岡野大嗣 第4歌集「うれしい近況」 誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった ※公開中の書影は制作中のものであり、変更の可能性があります 判型:四六判上製 ページ数:144ページ
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日野剛広「本屋なんか好きじゃなかった」
¥1,430
12本のエッセイ、6つの書評、2017.10〜2022.12の日記を収めた文庫版。著者は本屋に勤めて30年、店長歴10年。 特に好きでもないコトやモノの周辺が生業となることも多々ある。諦めることもあれば、悩みながら続けることもあり、何かのきっかけでのめり込むこともある。本書で著者は悩み、自問自答しながらも決して飽きることなく継続することの大切さを伝えている。 この説明を書いている私もまさか本屋をやる羽目になるとは夢にも思わなかったが、なんとか続けている…どうでもいいか 発売3ヶ月で4刷。面白くないわけがない。(中川和彦) 152ページ 大きさ:文庫版 105×148mm
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花本武詩文集「いくつかの条件」
¥1,575
SOLD OUT
気後れしてしまうほど有名な現役書店員花本武の詩文集。著者はこの本の版元「十七時退勤社」の名付け親だそうだ。エッセイ、書評、日記に詩が収められた小冊子付。 個人的には「レビュー量産計画」の津村記久子『エヴリシング・フロウズ』と「角川春樹賛歌」が気に入っているが、どこを読んでも楽しめる一冊。(中川和彦) 題字は著者筆のシルクスクリーン、著者名と版元名はシール貼り、グレーのボール紙貼り 84ページ 大きさ:150×130mm
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【白根ゆたんぽ】メタリックねこステッカー/緑
¥300
SOLD OUT
『メタリックねこステッカー/緑』 白根ゆたんぽ メタリックねこステッカー/緑の一番大きな箇所のサイズは縦6.4cm×横4.4cmです。
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ナナロク社第二回 あたらしい歌集選考会の記録
¥1,100
ナナロク社二回目の開催となる公募企画「第二回 あたらしい歌集選考会」の結果を収録しました。 選考会の結果報告となる本書では、選出された2名の歌人による各100首の短歌と、それぞれの選者である、木下龍也と岡野大嗣による選出理由を収録しました。また、木下・岡野両名による十人十首選として、応募作から歌人十名と各十首を掲載しました。選考会の記録として作成した簡素なものですが、掲載作品の力とそれを推しだす熱に溢れた一冊です。 本書は限定部数1000部の書籍です。選考会に参加された301名の方への贈呈後、一部を一般書店で販売いたします。 『第二回 あたらしい歌集選考会の記録』 目次 ・多賀盛剛 100首(木下龍也 選出) ・くろだたけし100首(岡野大嗣 選出) ・選出理由(木下龍也、岡野大嗣) ・木下龍也による十人十首選 ・岡野大嗣による十人十首選 仕様:B6サイズ、並製 頁数:174頁 ※限定1000部の書籍です
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【サイン本】『幸せな日々』
¥1,980
SOLD OUT
※著者サイン本です。 ナナロク社主催の短歌作品公募企画「第2回 ナナロク社 あたらしい歌集選考会」より、大阪生まれの歌人岡野大嗣さんが選出した、関西人・多賀盛剛さんの第1歌集を刊行いたしました。 【書籍概要】 『幸せな日々』 著者名:多賀盛剛 装丁:鈴木千佳子 仕様:A5変形 上製 136頁 【帯文 岡野大嗣】 別々の時間を生きていずれこなごなになる私たちを、 広く静かに抱きとめる三十一音がここにある。 【著者より】 買ってすぐに冒頭だけよんで、十年後によみおわった本があります、いつもそばにあっていつかよみおわるような、そんな本になりますように 【プロフィール】 多賀盛剛(たが・せいご) 1982年生まれ。兵庫県在住。歌人。 本書が初の著書。白ごはんが大好き。
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【サイン入り】絵津鼓 『IRUKA』prologue A5ポスター
¥770
SOLD OUT
『IRUKA』prologueのカラーポスターです。 大きさ : A5判148×210mm 絵津鼓さんのサイン入りです。 【message from 絵津鼓】…新刊『IRUKA』prologue 次にどんな話を描こうかと考え始め、”こういう話にしよう”とおおよそを決めたのは2022年12月でした。 しかし難航しまくるネーム…描いても描いてもしっくりこない、1ヶ月、2ヶ月…と、怖いほど時間が過ぎても進まない。ここまでのどん詰まりは、正直初めてでした。 悩みすぎて漫画を描くこと自体を諦めようか、となりかけた頃、ふっとネームが少し進みました。5ページ目まで主人公が登場しない始まり。 そんなのは漫画のセオリー的にはよろしくない、というのは分かっている…のに、なんでかこれで良い気がする、しっくりきてる…。と、恐る恐る「漫画はこうじゃなきゃ」と自分の中で定着していたものを一つ一つ外していくような作業をしました。 それは、個人レーベルだからこその自由度かもしれないし、もしかしたら本当に私の中にだけ凝り固まっていたものかもしれません。たった16ページのネームがようやく完成したのは、2023年の7月になっていました。今回の本はプロローグのため、物語自体は始まりの一部という感じですが、少年・入嘉(いるか)と父、そのまわりの人々との話です。BLではありませんが、同性愛というテーマも少し入っています。
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【サイン本】絵津鼓『IRUKA』prologue
¥550
SOLD OUT
絵津鼓さんのサイン入りです。 【message from 絵津鼓】 次にどんな話を描こうかと考え始め、”こういう話にしよう”とおおよそを決めたのは2022年12月でした。 しかし難航しまくるネーム…描いても描いてもしっくりこない、1ヶ月、2ヶ月…と、怖いほど時間が過ぎても進まない。ここまでのどん詰まりは、正直初めてでした。 悩みすぎて漫画を描くこと自体を諦めようか、となりかけた頃、ふっとネームが少し進みました。5ページ目まで主人公が登場しない始まり。 そんなのは漫画のセオリー的にはよろしくない、というのは分かっている…のに、なんでかこれで良い気がする、しっくりきてる…。と、恐る恐る「漫画はこうじゃなきゃ」と自分の中で定着していたものを一つ一つ外していくような作業をしました。 それは、個人レーベルだからこその自由度かもしれないし、もしかしたら本当に私の中にだけ凝り固まっていたものかもしれません。たった16ページのネームがようやく完成したのは、2023年の7月になっていました。今回の本はプロローグのため、物語自体は始まりの一部という感じですが、少年・入嘉(いるか)と父、そのまわりの人々との話です。BLではありませんが、同性愛というテーマも少し入っています。 『IRUKA』prologue 【体裁】 A5判・無線綴じ・24ページ 【定価】 550円(税込)
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短歌同人誌 『西瓜』創刊号〜第六号セット
¥3,000
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』創刊号〜第六号セット 大阪で創刊された短歌同人誌です。 創刊号〜第六号の全六冊セット。 創刊号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、安田茜 第二号からは上記に虫武一俊が加わります。 (敬称略) A5判、号により62ページ〜102ページ 内容の画像は創刊号のものです。それぞれの内容は各号の画像をご参照ください。
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プールサイド
¥1,760
SOLD OUT
藤もっちゃん(本書文章担当藤本和剛くん)と出会ってどれくらいの月日になるのだろう?スタンダードブックストアが茶屋町にできる際に当時彼が副編集長を務めていた『Meets Regional』で工事中から密着取材してくれてかなりのページを割いて特集してもらったから、10数年もしくは15年くらいになろうか?いずれにしろ長い付き合いだが、ずっと疑問に思っていたことがあった。『雑誌で培った糧を基に本をつくって世に問わないのかな?』と。そんな彼がpoolside booksという出版レーベルを立ち上げ、ついに第1弾「プールサイド』を刊行した。自らしたためた文章は、日記形式だ。私はこれまで日記はどこから読んでもいい気楽なエッセイだと思っていたが、本書は最初から時系列に従って読んだ方が好ましいように思える。なぜそう思うのか理由はよくわからないが、本書は彼の人生の足掻き様を表現したものだから、つまみつまみ読むのは不適切ななように感じたのだろうか?人それぞれに壁といえるものがある。どうも彼は不器用な質で壁を越えようとしては彼にとっての挫折、を繰り返してきたようだ。従って本書の刊行は彼にとってとても大きな意味を持つに違いない。他人には低く見える壁でもそれはあくまでも他人から見たもので、当人にとっての高さや険しさはわからない。今回私には彼が壁を越えたのかどうかはわからないが、文章からは彼が長年背負ってきたものから解放された安堵感が表れている。まえがきにあるように彼にとっての『船出』だ。 そして彼の足掻き様をうまく緩和して本書を読みやすくしているのが戦友ともいうべきフォトグラファー・新田君彦の写真だ。藤本のギンギンの文章の間に挟み込まれ、短いキャプションとともに独自の空間を提供する。心地よい余白を感じる。実は刊行前に藤本から新田の素晴らしさを聞かされていたが、それに嘘はなかった。 以上本の紹介というより私の所感となり申し訳ないですが、とにかくご一読を。 いつも心に引っ掛かりを感じている方、やりたいことに蓋をして無かったことにしようとしている方、そんな方に特にオススメします。 ブックデザインは健ちゃんこと仲村健太郎くん。関西人が苦労してつくった本です。 スタンダードブックストア/中川和彦 文:藤本和剛 写真:新田君彦 B6変型 / 184ページ / ソフトカバー
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『palmstories あなた』
¥1,980
小さな本なのに大きな存在感。 手触りがサイコーです! 昨年創立された小さな小さな出版社、palmbooksから赤染晶子 著『じゃむパンの日』につづく、2冊めの「あなた」と「きみ」をめぐる 掌篇小説アンソロジー『palmstories あなた』が刊行されます。『じゃむパンの日は』はスタンダードブックストアでトークイベントも開催し、本もたくさんの方にご購入いただきました。 今回は5名の著者・津村記久子、 岡田利規、 町田康、又吉直樹、 大崎清夏の書き下ろし全5篇をお楽しみください。 ・津村記久子「六階を見習って」 あなたが私に寄越してくれたさまざまな物が、もしその時に手に入らなかったとしたらと考 えると、ちょっと恐ろしいなという気がしてくる。 ・町田康「言ひ譯」 此の度は機会を与えてくれてありがとう。本当に感謝している。(…)そんな僕がつい、本当に、と書いてしまったのはマジで貴殿に感謝しているからだ。 ・又吉直樹「行列」 あなたは引っ越してきたばかりの街を一人で歩いている。 ・岡田利規「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」 ・大崎清夏「眼鏡のバレリーナのために」 152 ぺージ A6 変形判 ハードカバー
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【数量限定特装版】特装版荻窪メリーゴーランド
¥3,300
※豪華布張りの特別仕様。特装版限定、おまけ袋とじ冊子(24ページ)付き。 ※おまけ冊子には物語の重要な展開についての記述があります。必ず先に本編をお読みになってから、ご開封ください。 木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。 言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。 ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。 そしてどんな結末を迎えるのか。 目撃せよ。 過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、 それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。 ――木下龍也 美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、 回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。 ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。 ――鈴木晴香 ※カバー、表紙の画像は現時点でのイメージです。実際の見え方とは異なる可能性があります。また仕様は予告なく変更になる可能性があります。ご了承ください。 仕様:四六判変型/208ページ/ハードカバー・クロス・シュリンク
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【Wサイン本】『荻窪メリーゴーランド』木下龍也・鈴木晴香サイン本
¥2,200
SOLD OUT
※木下龍也さんと鈴木晴香さん、お二人のサイン入りです。 ※お届けは9/上以降となります(サインなし本より少し遅れます)。 木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。 言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。 ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。 そしてどんな結末を迎えるのか。 目撃せよ。 過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、 それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。 ――木下龍也 美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、 回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。 ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。 ――鈴木晴香 ※カバー、表紙の画像は現時点でのイメージです。実際の見え方とは異なる可能性があります。また仕様は予告なく変更になる可能性があります。ご了承ください。 ・仕様:四六判変型/208ページ/ソフトカバー
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Lula BOOKS 「Non」
¥6,050
Lula Japanを発行する株式会社ルラ ジャパンの出版プロジェクト「Lula BOOKS」から、 第3弾となる「Non」が発売されました。 俳優のみならず、映像から音楽、アートシーンにおいても活躍の場を広げ世代を超えて多くの人々を虜にしてきたアーティスト のん。彼女が30歳の節目を迎える今年の誕生日に刊行される本作は、「今」と「未来」を繋ぎ、新しいステージへと想いを紡いだアートブックです。 3名の写真家による撮り下ろしのヴィジュアルストーリーから、彼女自身が新たに制作したリボンアート作品、今の想いを綴ったセルフライティング集、3名の海外作家によるエクスクルーシブなアートワーク、世界的に活躍するゲストを迎えた対談企画まで。さまざまなクリエイティビティが結集し、のんの底知れぬ表現力が解き放たれたメモリアルな1冊が完成しました。 Right here, right now. 巻頭を飾るのは、「今」が息づく都会の街を舞台にしたファッションストーリー。グラフィカルな表現を得意とする写真家 小見山峻により、リアリティとファンタジーが共鳴する世界が構築された。ストリートで躍動するその足取りは、これまで着実に歩みを重ねてきた彼女の現在地を指し示しながら、次なるステップへと続いていく。 Shades of Mine 2本目には、20代から30代へシフトしてゆく貴重な一瞬を捉えたファッションポートレートを収録。多彩な装いに身を包んだのんの内側から滲む美しさを、写真家 田中雅也が絶妙なバランス感覚で引き出した。「狭間」の時にいるがゆえの、彼女が今までに見せたことのない新しい一面に、センシュアルで品のある大人の表情が立ち現れる。 An eternal rhapsody heard on the breeze 写真家 水谷太郎が撮り下ろすヴィジュアルストーリーの締めくくりは、静寂に「未来」への情熱を込めたエモーショナルな作品。小高い丘に囲まれた海岸、さざ波を立てる水面、生い茂る草木、黄金色に染まった空。母なる雄大な自然に抱かれ、呼応するように投げ返す力強い眼差しは、光に満ちあふれた彼女のこれからを予感させる。 Artworks of Ribbon のんが2020年以降継続的に制作している、たくさんのリボンを使ったアート・プロジェクト「リボンアート」。今回は本書のために、彼女自身が作品の一部となった新作のリボンアートを作り上げた。可愛らしいものであると同時に毒っ気をはらむ、不気味なものやダークなものに愛らしさを加える。そんなリボンの二面性とのんの生命的な本質が一体となった作品からは、アーティストとして新しい段階へ突入していく大きなうねりが感じられる。 Self-writing 今、のんが感じることを率直に綴った直筆のセルフライティング集。変化したことと変わらないこと、大切なもの、自分らしさ、記憶、幸せ、信念。20代の最後に自らの価値観を改めて見つめ直し、丁寧に掘り起こしていった言葉。それらはパーソナルな心の内をのぞかせると共に、数年後、数十年後に見返しても彼女を支える確かな足場となる。 Little Portrait in Collage 3名の作家との国境を越えたコラボレーションによる、特別なアートワークが誕生。花々や蝶のファウンド・フォトを素材にコラージュを手がけるイギリス人アーティスト ベン・ ルイス・ジャイルズ、色糸によるステッチを写真に施すスペイン人アーティスト ロレーナ・オルメド、写真にエネルギッシュなペイントを組み合わせるアルゼンチン人アーティスト フアン・フランシスコ・ベルトーニが、未公開となるのんの幼少期の写真をベースに、個性豊かなアイデアを詰め込んだ作品を制作してくれた。 Time with Special 30代の入り口に立った今、のんが会いたいと望む人を迎えた2つの対談。ゲストは現代日本を代表する美術家の1人である奈良美智と、「NEO-ニュー・エキサイト・オンナバンド」として 海外でも注目を集めるCHAI。以前より親交のある2組と、アートや音楽について、感性や価値観について、海外活動について、経験や変化について、そしてお互いについて、正直な想いを改めて交わし合う中で、現在の彼女の内面が浮き彫りになっていく。
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マムアンカレンダー2024
¥1,100
SOLD OUT
※ 出荷は1/10頃予定です。 毎年恒例! 『マムアンカレンダー2024』 ウィスットポンニミット 165mm×120mm(B6変形)、フルカラー、縦置き卓上 2024年1月始まり 毎年恒例のマムアンカレンダー。 かわいいイラストと心がじーんと温かくなる言葉を月めくりで楽しめます。 リピーター続出、自分用とプレゼント用に2個買いも! 毎年、在庫がなくなる人気商品です。 ウィスットポンニミット 1976 年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998 年バンコクでマンガ家デビューし、2003 年から 2006 年まで神戸に滞在。2009 年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020 年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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灯台より vol.5 特集:あい
¥1,320
本屋lighthouseが定期的に刊行しようと思いつつも不定期に刊行している文芸誌的なサムシング、『灯台より』のvol.5です。 今号より大増量でお送りします。 気分的には第2期的な感じです。 【目次】 鹿子裕文 p2 「真っ赤な夜のブルース」 #5 損してナンボのイマジン 橋本亮二 p6 「本を抱えて会いにいく」 #5 あいを受けとる 僕のマリ p12 「まほろばハイウェイ」 #3 空前のゾウブーム 対談 p16 鯨庭×関口竜平 「あい」 ―― 祈り・信用・報われなさ 梶本時代 p42 「梶本時代の人生あじゃぱ節」 #5 恥の海より エッセイ p48 ひらいめぐみ 曖昧 エッセイ p52 小原 晩 あの他人 対談 p54 東海林毅×文月悠光 映画『片袖の魚』アフタートーク ルポ p78 中村佳太 パートナーシップ制度の導入を求める陳情が逆転採択されるまでの経緯。 とそこで気づいた問題点。 エッセイ p90 水上 文 ジャンピング・あい エッセイ p96 小澤みゆき ポケモンLEGENDSアルセウスのかんそう 守屋 信 p102 「十九年」 #5 ゆっくりおやすみ、また明日ね 編集後記:灯台守の日 p112 「現代 未刊のプロジェクト」 #5 *休載 本間 悠 「書店員です。兼業酒婦です。」 仲西森奈 連載小説 「どこに行ってもたどり着く場所」 【仕様】 A5版・116p、フルカラー 表紙イラスト:鯨
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【サイン本】向坂くじら「夫婦間における愛の適温」
¥1,870
※サイン本をお届けいたします。 デビュー詩集『とても小さな理解のための』が早くも5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? 目次 オッケー、愛情だけ受け取るね わたしはね、もう、これでいくのよ おおむね、ね(笑) 俺は論理的に話したいだけなんだけど、彼女はすぐ感情的になって 飢えなのです 合理的に考えて、死んだほうがマシである わたしは、その顔あんまり好きじゃないな 歌を歌っていましたか 昼下がりが/部屋を/包んだ 目のあわない距離 「そっちでいくのかよ」 ものをなくしつづけて生きている 彼岸 笑う姿を見てて、うれしい ああ、また、わたしが間違っていたのだな 熱が出ると いちばんふつうの家のカレーが好きなんだよね うちではお手伝いひとつしなかったのにね あいをたいせつにね! ごめんね、ハイジニーナちゃん 関西弁で、しゃべってみたいわあ あんまり、遅くならずに帰ってこようね なんでこんなところにいるんだっけ 春 【著者プロフィール】 向坂 くじら (サキサカ クジラ) (著) 詩人、国語教室ことぱ舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」で朗読を担当。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。一九九四年生まれ、埼玉県在住。 四六変型判 縦118mm 横188mm 厚さ13mm 204ページ
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まぁまぁマガジン25号
¥2,000
SOLD OUT
お待ちかね、最新号の特集は、「あたらしいセラピー」特集。 さて、「あたらしいセラピー」とは? 今回ご紹介する「あたらしいセラピー」の共通点は、簡単にできて、どれも薬や道具をつかわない、自分で自分を癒せるということ。 ひと昔前までだったら、一般的には開示されていなかったような知恵や技術を、多岐に渡る分野からご紹介! どれもこれも服部みれいが自ら体験し、実践したもので、こころからオススメするものばかり! (「全人類に届けたい知恵ばかり!!」といっております) 今までに「冷えとり健康法」「白湯飲み」「ホ・オポノポノ」などを紹介してきたmurmur magazine時代から、自然療法をベースとしたセルフケアを中心に自分をたいせつにすることを伝えつづけてきた編集長・服部みれいが「集大成」というこの最新刊。 本誌初のみれい自身による表紙にはじまり、 タムさんの漫画、 濃密すぎる「あたらしいセラピー」特集、 自分の深いところへ立ちかえらせてくれる詩人たちの詩(今回、谷川俊太郎さんには特集の「あたらしいセラピー」にちなんだ詩を書き下ろしていただきました!)、 COSMIC WONDERのうつくしい衣たち、 そしてエッセイ、 発酵デザイナーの小倉ヒラクさんと巡った岐阜の発酵文化のレポート、 そして知る人ぞ知る長崎の「4次元パーラー あんでるせん」の体験記に至るまで、あますことなく読み応え満点の1冊です。 読めば必ず、自分の内側に変化を感じ、 整った自分に調律された感覚を味わうはずです! ますます多様化が進む時代、今までの価値観がどんどん変わっていく時代を生きるすべての方にぜひとも読んでいただきたい、読むだけで元気が出るインタビューと詩の本です! 【詩とインタビューの雑誌 まぁまぁマガジン25号】 ▪️コンテンツ ◎ 漫画 妄想の話 ウィスット・ポンニミット | 漫画家 *往復書簡エッセイ タムとみれいの往復書簡 ◎ 特集 あたらしいセラピー 今、なぜ、チャクラの知恵が必要なのか Kai(かい)|セラピスト・文筆家 自分の真ん中にいることはとてもパワフル!! 自分に100%責任をもって、本来のわたしになるには!? 対談 リズ・ブルボー×服部みれい リズブルボー|『からだの声を聞きなさい』など全世界500万部のベストセラー作家 *自分を愛し、自立する 最高のセルフラブを学ぶ講座 文|服部みれい 最も弱く、もろく、繊細な、やわらかいところを開くと眠っている本質が現れる。 シアターワークと表現のこと 小木戸利光 |アーティスト・シアターワーク創始者 ゆるんで、ここちよさを追っていくだけで、誰でも超一流の音の響きを出せるんです お豆奏法 たちえりな | ピアニスト・ピアノ指導者 マコ・川村の自分でできるタッピング入門 からだは最高の修復装置 マコ・川村(川村昌子) |TFT(思考場療法)セラピスト * 実践編コラム KALGOではじめるタッピング/トキシンと逆転直し/ 「思考場」について/タッピングの数え方/たたきかた/クロスタッピングについて など 自分がすばらしい存在! と意識するとみんなが元気になる。 それは、みんなでひとつのいのちを生きているからなんです 福田高規 |エドガー・ケイシーを暮らしに活かす会 代表 ◎ うつくしいグラビアとうつくしいエッセイたち ○ COSMIC WONDER North Village Light 写真 ホンマタカシ *North Villageの集会場 AAWAA *村の集会場にわたしは何を着て行こうか 服部みれい シアターワーク発表会 写真 牧野明神 ◎ 体験記 四次元パーラーあんでるせんへ行ってきた! 〈なんでもできる〉そのワクワクと喜び! これが最高の魔法であり超能力のもとなのかも 対談 東野翠れん×服部みれい 岐阜・長良川流域 発酵食ツアーへ行ってきた!ツアーレポート ヒラクとみれいのわいわい発酵トーク 味噌煮とカレー、菌と土地と腸内のはなし 対談 小倉ヒラク×服部みれい 宇宙料金と宇宙タイミングに満ちたあたらしく、やさしい どこかなつかしいお祭りのこと マーマーなフェス2022 ちいさなレポート ◎ 詩 三角みづ紀/真名井大介(書き下ろし)/谷川俊太郎(書き下ろし)/大塚久生/ 河井寛次郎/レイモンド・カヴァー/岩田健/垣内磯子/須賀敦子/服部みれい ◎ 付録 ポストカード 美濃柴犬まりも/福田高規さん ▪️ページ数 全274ページ(15ページカラー) ▪️サイズ 210mm×148mm
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【サイン本】タダジュン|Dear,THUMB BOOK PRESS
¥2,420
SOLD OUT
8月上旬の重版出来。 タダジュンさんのサイン入りでお届けいたします。 イラストレーター、銅版画家として活躍するタダジュン初作品集。 架空のプライヴェート・プレス<THUMB BOOK PRESS>を主宰していたサムという実在しない人物になりきり、サムが愛した古典的海外小説の装画20点をタダジュン(=サム)が手がけ、柴田元幸や管啓次郎、小野正嗣ら12名の寄稿者により語られるサムを通して彼があたかも実在したかのように展開される図録的一冊です。 ちょっとした空想からはじまって、サムの物語に取りつかれた大人たちが彼に敬意を込めて作った一冊、数年ぶりの増刷となりました。 タダジュンさんの素晴らしい作品たちはもちろんのこと、作り手、書き手たちの楽しさやわくわくとともにひとりでも多くの方にサムの仕事をみていただけますように。 ///// <寄稿者> 「サムが愛した本について」柴田元幸 collector 02 網代幸介 collector 03 蚊喰鳥子 collector 06 田尻久子 collector 08 植田 真 collector 11 小野正嗣 collector 12 どむか collector 13 小島ケイタニーラブ collector 15 ダイ小林 collector 16 西山敦子 collector 19 月永理絵 「あの夏、サンレモで」管啓次郎 「物語のなかのサム」髙橋和也 ///// 229mm×154mm / 72p / ソフトカバー / 3刷 (紙が廃盤のため本文用紙変更、表紙の厚さも少しだけ薄くして開きやすいようにしました)
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【什器・備品】木製チェア・小・ワイド背板…graf服部滋樹デザイン
¥5,500
SOLD OUT
※ スタンダードブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/17(土)〜6/23(金)…6/20(火)を除く…時間帯は10〜17時です。それ以外の時間帯ご希望の場合はご相談下さい。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 木製チェア・小・ワイド背板…graf服部滋樹デザイン 背板が取り外しでき、あなたの想像力でチェア以外としても使えます。背板を下部の貫に引っ掛けることによりチェアが一体となり楽に持ち運びできます。 おおよその寸法(座面が小さなタイプ) w400 x d450 x h870mm(背板TOPまで)、(座面TOPはh435mm) 背板w350mm(背板がワイドなタイプです)
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【什器・備品】木製チェア・大…graf服部滋樹デザイン
¥7,700
SOLD OUT
※ スタンダードブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/17(土)〜6/23(金)…6/20(火)を除く…時間帯は10〜17時です。それ以外の時間帯ご希望の場合はご相談下さい。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 木製チェア・大…graf服部滋樹デザイン 背板が取り外しでき、あなたの想像力でチェア以外としても使えます。背板を下部の貫に引っ掛けることによりチェアが一体となり楽に持ち運びできます。 おおよその寸法(座面が大きなタイプ) w630 x d450 x h870mm(背板TOPまで)、(座面TOPはh435mm) 背板w350mm(背板がワイドなタイプです)
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【什器・備品】照明器具…コードペンダント 白色
¥1,500
SOLD OUT
配送はできません!! ※ 以前スタンダードブックストア心斎橋で実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/17(土)〜6/23(金)…6/20(火)を除く…時間帯は10〜17時です。それ以外の時間帯ご希望の場合はご相談下さい。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 コードペンダント 白色 おおよその寸法…直径360mm、高さ130mm 適合ランプ(別売):E26 セード取付径46mm
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【什器・備品】取手付きメタルバスケット
¥550
SOLD OUT
※注意!! 配送できません!! ※ スタンダードいブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/17(土)〜6/23(金)…6/20(火)を除く…時間帯は10〜17時です。それ以外の時間帯ご希望の場合はご相談下さい。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 取手付きメタルバスケット おおよその寸法 w355 x d265x h230mm
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【什器・備品】木製チェア…dot architects.家成俊勝デザイン
¥5,500
SOLD OUT
※ スタンダードブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/25(日)は17時まで か 6/26(月)は17時までで時刻指定してください。 一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 木製チェア…dot architects.家成俊勝デザイン おおよその寸法 w360 x d420 x h1,000mm(背板TOPまで)、座面は360 x 400 x h360~410mm(背板に向けて傾斜になっています)
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【什器・備品】木製(地元大阪河内材使用)ハイスツール…賀來寿史デザイン
¥5,500
SOLD OUT
※ スタンダードブックストアで実際に使用していたものです。配送はできません。スタンダードブックストアに直接お引取に来られることが条件です。お引取の期間は2023年6/25(日)は17時まで か 6/26(月)は17時までで時刻指定してください。一旦決済されるといかなる理由でも返金できませんのでご注意ください。 木製ハイスツール・賀來寿史デザイン(地元大阪河内材使用) おおよその寸法 w330 × d420 × h730mm 座面は330 × 308mm
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『いかれた慕情|僕のマリ』
¥1,870
SOLD OUT
『いかれた慕情』 僕のマリ 四六変型判 縦118mm × 横188mm 『常識のない喫茶店』著者・僕のマリの、原点。 秘めながら漏れ出す激情の奔流。 こんなにドキドキするエッセイ、他にない。 わたしはずっと、君みたいになりたかった。 前書きなど 家族にも友人にも本音を言うのが苦手だった。何年生きても薄い関係しか築けないのが、ずっとコンプレックスだった。自分を晒すことにどうしても抵抗があり、踏み込むのも踏み込まれるのも躊躇した。そうやって生きてきたから、誰かの友情や愛情を目の当たりにすると、決まって後ろめたい気持ちになった。冷めたふりして飄々と生きているつもりだったけれど、本当はものすごく寂しかった。(本文より) 目次 ひかりのうた 忘れる練習 何が 天使の背中 スリムなわたしのかわいい骨 花の墓標 リノちゃん 愚かな 祝福 ディズニーランドのホテルのロビーで ファストフードに駆ける 豚ロースを隠す わたしと(の)料理 素うどんとハーゲンダッツ 笛を落とす 吸収と放出(一) 占いなんかで 吸収と放出(二) 寿司とビール 吸収と放出(三) 春だった 吸収と放出(四) 確かに恋だった 白いレースのひらひらの 金星 加速し続ける 僕のマリ 文筆家。一九九二年、福岡県生まれ。著書に『常識のない喫茶店』『書きたい生活』(ともに柏書房)『まばゆい』(本屋lighthouse)がある。また、自主制作の日記本も発行している。
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僕のマリ『清潔な寝床』初版
¥1,500
SOLD OUT
『清潔な寝床』 僕のマリ 僕のマリの日記集『清潔な寝床』です。 2022年6月〜12月の日記です。 コロナに罹患する前の元気なとき、罹患したときのこと、そして後遺症で体調不良が続いた半年間の記録です。七歳上のパートナーと暮らしながら、街歩きする楽しさ、日々のごはんや喫茶店巡り、二人でコロナに罹った時の身体のあつさ、結婚の挨拶に行った真夏の暑い日、居酒屋でべろべろになるまで飲んだ日、鬱がひどく屋上で泣いていた日……。過ぎ去った日々の記録を読み返しながら、「人を大事にするってなんだろう」と考えていました。その答えは、日記を編んでようやくわかった気がします。 183mm × 129mm 76ページ 僕のマリさんの自費出版物です。 目次 04 日記 二〇二二年六月~十二月 73 清潔な寝床 僕のマリ 1992年福岡県生まれ、文筆家。 2018年『ばかげた夢』『いかれた慕情』を発表(ともに自費出版)。 2021年『常識のない喫茶店』(柏書房)、『まばゆい』(本屋lighthouse)、2023年『書きたい生活』(柏書房)が出版されている。
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【特典付】桃を煮るひと
¥1,760
※「くどうれいん辞典 」が付いてます。 『桃を煮るひと』 くどうれいん 衝撃のデビュー作『わたしを空腹にしないほうがいい』から5年。 小説、エッセイ、絵本、児童書、歌集…多方面で活躍する気鋭の作家が、満を持して、2作目の「食エッセイ集」を解禁。 日経新聞「プロムナード」(2022年7月〜12月)に掲載されたエッセイに、書き下ろしをたっぷり加えた、珠玉の41編。 装丁:脇田あすか 挿絵:山﨑愛彦 四六判並製変形 136ページ くどうれいん 作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。著書に、『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)、『うたうおばけ』(書肆侃侃房)、『水中で口笛』(左右社)、『氷柱の声』『虎のたましい人魚の涙』(以上、講談社)、『プンスカジャム』(福音館書店)、『あんまりすてきだったから』(ほるぷ出版)がある。
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くどうれいん『わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版』
¥1,000
『わたしを空腹にしないほうがいい』改訂版 くどうれいん 文庫判、78ページ ・おいしいひとりぐらし 2016年6月 ・満腹は遠く 2017年6月 ・おかわり対談 改訂版を記念して、二人でごはんを食べました おかわり対談 一日目 毛蟹×くどうれいん おかわり対談 二日目 吉田玲奈×くどうれいん ・あとがき
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【送料無料】亀鳴く
¥1,650
『亀鳴く』 A5、56ページ CD-R付き 2020年10月30日発行 ※送料無料です。 春には、鳴かないはずの亀が鳴く―― 不思議な俳句の季語「亀鳴く」をめぐる書き下ろし・録り下ろし作品、5篇と4曲を収録した、CD-R付ZINE。 ■参加作家 オカヤイヅミ @okayaizumi くどうれいん @0in9d トオイダイスケ @daisuketoi 中村さやか @Lebe_mann 福嶋伸洋 岬ロカ 山口優夢 ゆnovation @UWannasing yohei @we_are_myhawaii (*あいうえお順、夫々の簡単なご紹介はこちら) 写真=金本涼子 イラスト=カニコーセン @kanikoosen 編集=酒井匠 ■収録内容 巻頭グラビア [小説] 三月の海/福嶋伸洋 [小説] ハイパースプリングタートルナイト/くどうれいん [漫画] 夕亀/オカヤイヅミ [エッセイ] 亀が鳴くように/山口優夢 [短詩(自由詩)] 亀鳴くにまつわる、彼女の傍点/中村さやか [ミニコラム] おとな科学電話相談室「亀って本当に鳴くんですか?」 [ミニコラム] 「亀鳴く」のプレイリスト [音楽] Tortoise Head/yohei walkin’/ゆnovation days of carapaces/トオイダイスケ Sometimes Turtle Sings In April/岬ロカ ■「亀鳴く」とは? 古くから俳句に用いられている春の季語で、「春になると亀の雄が雌を慕って鳴くというが、実際には亀が鳴くことはなく、情緒的な季語」(角川書店『俳句歳時記』)と説明されています。 春ののどかで、ぬぼーっと間の抜けた感じや、少しロマンチックな感じ、同時にどこか不穏さや、SFのような趣も感じられる、おもしろい言葉です。 亀鳴くや人に魔のさすときのあり(鈴木真砂女) あそびをり人類以後も鳴く亀と(田中裕明) 亀鳴くや身体のなかのくらがりに(桂信子) 大丈夫づくめの話亀が鳴く(永井龍男) 亀鳴くや事と違ひし志(安住敦) 亀鳴くや皆愚かなる村のもの(高浜虚子) 亀鳴くや行きしことなき本籍地(小川軽舟) 『亀鳴く』(CD-R & Magazine)は、9人の書き手・音楽家のみなさんに、この「亀鳴く」という言葉をテーマに、小説・エッセイ・音楽etc.を作りおろしていただき、それをまとめたものです。 (※本書およびCD-Rには、俳句作品・句評・俳論は一切出てきません。) ■編集・発行者プロフィール 酒井 匠 1983年2月東京生まれ、神戸在住 フリーランスで編集、企画、イベント制作、コーディネーター等を務める ゲストと共に神戸の街を巡る吟行句会イベント「Gabarito KOBE」主催 『real local神戸』にて「神戸音楽カレンダー」連載中
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【サイン本】会社員の哲学 [増補版]
¥1,200
SOLD OUT
※直筆イラスト、消しゴムハンコ押印 2021年に発表し、ご好評いただいた哲学風エッセイが新書サイズになって帰ってくる。 読みやすさを向上させる改訂や、一章ぶんの増補を加え、より親しみやすい一冊になりました。 「会社員」というありふれているようでどうにも特異な立場から、現代社会を描き直す。 無名で、凡庸な会社員が書く当事者研究であり、民族誌であり、思想書であり、哲学書。 「素人が哲学や政治や経済を語るという、本来まったく普通のことが、異様なことのように捉えられるのは非常におかしい。僕は素人として、いけしゃあしゃあと、生煮えの持論を振りかざしてみようと思う。あらゆるイズムで簡単にわかった気になることもできる限り避けながら、自分個人の生活から、これはしっくりくるなあという考えだけを頼りに、いったん自分で考えてみたことを、素人臭い手法で書き進めていこうと思う。この試みはまた、素人であることの肯定が、そのまま無思慮や専門知の軽視を意味するわけではないということの表明にもなるだろう。まず自分の手持ちの語彙で言葉にしてみないことには、より確度の高い知識へのアクセスもできないんじゃないか。 自分の頭で考えるというのは、自分に都合のいい世界観だけに従順な生徒根性でもなければ、自意識過剰で安易な逆張り精神でもない。なんかもっとよりよく生きたいなーという、それ自体はなんの変哲もない欲求から始めてみることなのだと、僕は考えている。」 (「はじめに」より) 新書サイズ、160ページ
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【サイン本】新百姓 Issue 001「水をのむ」
¥3,150
SOLD OUT
※ 編集長おぼけんさんの直筆サイン本です。 『新百姓』 Issue 001「水をのむ」 編集長:おぼけん ※写真2枚目のお二人のサインはありません。 ※写真のものは「625※6,966※」ですが、お届けするものは別の番号になることもございます。 B5変形判 250ページ フルカラー 発行元:一般社団法人新百姓 発売元:ている舎株式会社 ※限定発酵6,966部(=ロックンロール、サイコウ!) 全てに手作業でイリアルナンバー打刻されています。 ■雑誌『新百姓』とは 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探求している人たちの問いと実践の物語を紹介する雑誌です。 0号は2022年に888部で発行され、すぐに完売しました。 目次 002 創刊によせて 中沢新一 006 Chapter1 新百姓宣言 027 Chapter1 新百姓的考現学 028 どうすれば都市をもっと自由に遊べるか? フラワーチャリ 036 システムの中でどうすれば冒険を楽しめるか? [インタビュー] 関野吉晴さん 052 ハッキンチェア 056 制服女史 063 Chapter2 特集 水をのむ 1) 文明と物語の視点から 076 そもそも人間にとって「水をのむ」って何? [インタビュー] 中沢新一さん 090 「水をのむ」の始まりって? [探求者へのQ&A] 山極壽一さん 092 人類と「水をのむ」のコンンテキスト 094 「水をのむ」と身体メカニズム 096 サイズ別 地球型生命系にとっての「水」の役割 2) デザインと科学の視点から 108 どうすれば誰もが「水をのむ」で 遊べる未来をつくれるか? [インタビュー] 川北力さん 122 どうすれば自分たちで 「水をのむ」の仕組みをつくれるか? [インタビュー] ヘンリー・グロガウさん 205 Chapter3 新百姓の見方 206 人間の創造性を解放する『建築』って? [寄稿] 連勇太朗さん 208 23世紀の昔話|アリとキリギリス 212 YABABON [001号参考図書] 234 「あなたは間違っていない」001号 編集後記にかえて 236 ヨハクの付録 244 写真解説
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改訂増補版2nd アイ・アム・ヒッピー
¥2,750
改訂増補版2nd『アイ・アム・ヒッピー』日本のヒッピー・ムーブメント史 '60-'90 山田塊也 ※付録:「部族新聞」の部分復刻版付録(創刊号のポンの絵(表紙カラー)、部族宣言〈ナーガ〉、「やって来い、まだ見知らぬ友よ!」〈ポン〉) ※付録:寄稿冊子(Flynig Books 山路和広「書物とカウンターカルチャー」・山口晴康「The Long Walk for Big Mountain いのちの流れ、いのちの道」) A5判、370ページ 長らく品切れとなっておりましたが、少し本文に手を加え、写真も増えて久しぶりの増刷です。 ポンこと山田塊也さんが亡くなって4月26日で13回忌ですが、それに合わせたかのようなタイミングでの増刷になりました。 本書は、1990年に株式会社第三書館より刊行された『アイ・アム・ヒッピー 日本のヒッピームーブメント '60-’90』の増補改訂版として出版したものです。編集にあたり内容の事実関係および表記については分かる範囲で補い改めましたが、著者がすでに故人であったため、すべて正確を期するには至っていません。-出版社より 目次 プロローグ ヒッピーとは何者か? 第1章 ヒッピー前史「新宿ビートニック」 第2章 ヒッピーコミューン運動「部族」 第3章 南の島のコミューン「無我利道場」 第4章 反日思想とインド放浪 第5章 まつろわぬ山の民からの逆襲 エピローグ 結び合う心 地球治療法 ガイア・ヒーリング 年表 あとがき
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立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON(球体11号)
¥6,000
SOLD OUT
※ 最後の4枚の画像のように表紙に少し折れがあります。 『立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON(球体11号)』 判型/仕様:B5判ワイド変形(190mm x 250mm) 504ページ、苔更共紙 執筆:小池一子/浅葉克己/伊勢克也/石田千/畑俊行/荒木信雄/立花文穂/井関悠(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員) 写真:長野陽一/ホンマタカシ/齋藤圭吾/立花文穂 編集とデザイン:立花文穂 発行:水戸芸術館現代美術センター 水戸芸術館現代美術ギャラリーにおいて2022年7月23日(土)~10月10日(月・祝)まで開催の「立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON」の図録になります。 本展は、文字や紙、本を素材・テーマに作品を制作してきたアーティスト、立花文穂(たちばなふみお、1968年広島市生まれ)さんによる、美術館での初個展となります。 目次: Installation View 写真=ホンマタカシ It's only a paper moon 文=石田千 7 月(にくづき)It's only a paper moon 1 書体 writing 『立花文穂の残りが、』 文=荒木信雄 2 母体 mother 3 立体と点体 plastic/period 4 変体 letterpress 5 球体 opportunities 『黒沢さんと俺たちの旅』 文=畑俊行 6 体裁 BODE 展示風景 8 図体 leaves 展示風景 9 本体 bound 展示風景 『立花文穂はつぶやく』 文=小池一子 『立花文穂様』 文=伊勢克也 開幕記念対談=小池一子×立花文穂 『本の人、立花文穂』 文=井関悠 『立花文穂の記』 文=浅葉克己 『印象ノ図録』 文=立花文穂
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【サイン本】The Screw|吉田亮人
¥8,580
『The Screw』 吉田亮人 Akihito Yoshida ※サイン入りです。 A3判、96ページ 文:いしいしんじ 翻訳:ラウリ・キツニック 装丁・レイアウト:矢萩多聞 2021年に立ち上げた個人出版レーベルThree Books より第一弾としての刊行です。 2012年にバングラデシュを訪れて以来、何度も足を運んで「スクリュー」を作る人々と小さな工房を撮影しまとめた大判の写真集です。写真の説明を一切排除し、巻末にこの写真集のためにいしいしんじさんが1ページの小説「スクリュー」を寄稿。この小説を読めば写真の説明を排除してあるのも納得です。 表紙はリソグラフを貼り、銅インキを押し、パンチで穴あけて、ハトメをかしめ、t・h・e・S・C・r・eWとロゴマークのシーリングスタンプを押し、非常に手の込んだ雰囲気のある作りになっています。
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【サイン本】吉田亮人写真集 The Absence of Two
¥4,180
SOLD OUT
『The Absence of Two』 吉田亮人 ※サイン入りです。 B5変型、140ページ コデックス装 祖母と従兄弟、二人が生きた時間を写真で紡ぐ 写真家・吉田亮人は、宮崎県の田舎町に二人で暮らす祖母と従兄弟の日常を撮りつづけてきた。互いを支え合いながら流れてゆく、ささやかながらもかけがえのない時間は、ある日突然、思いもかけない形で結末を迎える。 本作はKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017のメインプログラムのひとつとして展示され、多くの来場者の心を打った。111冊限定で刊行された私家版写真集を元に、新たに編みなおした待望の一冊。 吉田亮人(よしだあきひと) 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。小学校教員を経て2010年よりフリーの写真家として活動。バングラデシュの肉体労働者を取材し、2014年に私家版写真集『Brick Yard』(Paris Photo - Aperture First Photo Book Awardノミネート)、2016年に私家版写真集『Tannery』を出版。主要雑誌に作品を発表すると共に、写真展も精力的に行う。2017年8月、自身の祖母と従兄弟に関するストーリー『The Absence of Two』を私家版写真集として出版。本作はKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭(2017年)をはじめ、連州国際写真祭(2017年)シンガポール国際写真祭(2018年)などで展示される。日経ナショナルジオグラフィック写真賞ピープル部門最優秀賞(2016)、コニカミノルタ フォト・プレミオ年度大賞(2014)など、受賞多数。
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【サイン本】しゃにむに写真家
¥1,760
SOLD OUT
『しゃにむに写真家』 吉田亮人 ※サイン入りです。 四六判、320ページ 「今の仕事をこのまま続けるつもりなの?」――妻の一言が僕の人生を変えた。 バングラデシュのレンガ工場や皮なめし工場の労働者、ふたり暮らしの老女と青年――〈働く人〉や〈生と死〉をテーマに撮影し、国内外で注目されている吉田亮人。 しかし、もともと写真家を志していたわけではない。 妻の一言から教員という仕事を捨て、無謀にもこの道を選んだ。 専門的に学んだことのない男が、右も左もわかないまま踏み出し、挫折し、傷つき、そして国際的に評価を受けるようになるまでの10年を振り返る。 ――「働くとは何か」「生きるとは何か」について考えた渾身の一冊。 目次 プロローグ 1 写真家になる 始まり/選択/願い/約束/別れ/船出/振り出し/インド行き/更紗/情けない人/銭がなけりゃ/鳥葬/厳しい人/持ち込み/初個展/弟/働くとは何か/レンガ工場/はじめての賞/何も知らない/修業/再び 2 大切な出会い ただならぬ出会い ― 矢萩多聞さんのこと/Brick Yard/パリフォト/皮なめし工場/Tannery/行商人/退蔵院方丈襖絵プロジェクト ― 村林由貴さんのこと/まだ見ぬ世界を求めて ― 近藤雄生さんのこと/シブさんの言葉/代を継ぐ仕事 ― 松林豊斎さんのこと/続けていく覚悟 ― 堀部篤史さんのこと/写真を現場に返す 3 写真をおくる 老女と青年/悲しみ/向き合う/森/京都グラフィー/葬送/誕生/写真家になる エピローグ あとがき 吉田亮人(ヨシダアキヒト) 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部障害児学科卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌を中心に活動しながら、作品制作を行い国内外で高く評価される。 写真集に『Brick Yard』『Tannery』(以上、私家版)、『The Absence of Two』(青幻舎、Editions Xavier Barral)などがある。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。
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はたらく 製本所
¥1,650
『はたらく 製本所』 吉田亮人・写真 / 矢萩多聞・文 201mm × 139mm 28ページ 朝から晩までひとりの人にはりついて、その仕事や暮らしぶりをつぶさに見つめる写真絵本「はたらく」シリーズ。本文はリソグラフ印刷機によるスミ+金インク2色刷り。製本はミシン糸とじ中綴じ。シンプルだけど、どこかなつかしい絵本をお届けします。 埼玉県にある製本所「松岳社」ではたらく、笠井瑠美子さんの一日におともします。 ・リソグラフ印刷 世界中のリトルプレスで人気の、孔版印刷「リソグラフ」で印刷しています。ザラザラとした粒子、独特の風合いが、吉田亮人の写真と相まって、なつかしい町の姿を浮かび上がらせます。 ・ミシン糸綴じ 手縫いで製本した初版につづき、二刷からはミシン糸とじで製本しています。一冊一冊手作業で綴じた本はやさしいひらき。本によって糸とじの色も異なります。どんな色あわせで届くかはお楽しみ。 吉田亮人(よしだあきひと) 写真家。 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌を中心に活動しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を行い国内外で高く評価される。 写真集に『Brick Yard』『Tannery』(以上、私家版)、『THE ABSENCE OF TWO』(青幻舎・Editions Xavier Barral)などがある。 2021年、写真家としての10年間の活動を綴った書籍『しゃにむに写真家』(亜紀書房)が刊行。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。 矢萩多聞(やはぎたもん) 画家・装丁家。 1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催。2002年から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。 2012年、京都に移住。2016年、Ambooksという屋号でリトルプレスの出版を開始。現在、本づくりと画業、ワークショップなど多岐に渡って活動中。 著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。
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はたらく 中華料理店
¥1,650
『はたらく 中華料理店』 吉田亮人・写真 / 矢萩多聞・文 201mm × 139mm 24ページ 朝から晩までひとりの人にはりついて、その仕事や暮らしぶりをつぶさに見つめる写真絵本「はたらく」シリーズ。本文はリソグラフ印刷機によるスミ+金インク2色刷り。製本はミシン糸とじ中綴じ。シンプルだけど、どこかなつかしい絵本をお届けします。 宮崎の「喜楽園」は夫婦ふたりで切り盛りするちいさな中華料理店。じつはここ、写真家吉田亮人のご両親が営むお店なんです。 ごとんがこん、ちゅう房に中華なべをふるう音がひびきます。つくって、はこんで、お皿をさげて、あらって……あれ、また注文がはいったようです。 「日常のごちそう」として地元の人に愛され、40年間何万皿という料理をつくってきたお店のとある一日。 ・リソグラフ印刷 世界中のリトルプレスで人気の、孔版印刷「リソグラフ」で印刷しています。ザラザラとした粒子、独特の風合いが、吉田亮人の写真と相まって、なつかしい町の姿を浮かび上がらせます。 ・ミシン糸綴じ 手縫いで製本した初版につづき、二刷からはミシン糸とじで製本しています。一冊一冊手作業で綴じた本はやさしいひらき。本によって糸とじの色も異なります。どんな色あわせで届くかはお楽しみ。 吉田亮人(よしだあきひと) 写真家。 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌を中心に活動しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を行い国内外で高く評価される。 写真集に『Brick Yard』『Tannery』(以上、私家版)、『THE ABSENCE OF TWO』(青幻舎・Editions Xavier Barral)などがある。 2021年、写真家としての10年間の活動を綴った書籍『しゃにむに写真家』(亜紀書房)が刊行。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。 矢萩多聞(やはぎたもん) 画家・装丁家。 1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催。2002年から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。 2012年、京都に移住。2016年、Ambooksという屋号でリトルプレスの出版を開始。現在、本づくりと画業、ワークショップなど多岐に渡って活動中。 著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。
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はたらく 本屋
¥1,650
『はたらく 本屋』 吉田亮人・写真 / 矢萩多聞・文 201mm × 139mm 24ページ 朝から晩までひとりの人にはりついて、その仕事や暮らしぶりをつぶさに見つめる写真絵本「はたらく」シリーズ。本文はリソグラフ印刷機によるスミ+金インク2色刷り。製本はミシン糸とじ中綴じ。シンプルだけど、どこかなつかしい絵本をお届けします。 大阪にある本屋「長谷川書店」ではたらく、みのるさんの一日におともします。 朝、お店のなかでは、とどいたばかりの本がぎっしりつまった箱がいったりきたり。いそげいそげ、もうすぐ10時。お客さんがやってくる――。 子どもからお年寄りまで、町の人たちがゆき交う縁側のような本屋で、くりかえされるありふれた奇跡。 ・リソグラフ印刷 世界中のリトルプレスで人気の、孔版印刷「リソグラフ」で印刷しています。ザラザラとした粒子、独特の風合いが、吉田亮人の写真と相まって、なつかしい町の姿を浮かび上がらせます。 ・ミシン糸綴じ 手縫いで製本した初版につづき、二刷からはミシン糸とじで製本しています。一冊一冊手作業で綴じた本はやさしいひらき。本によって糸とじの色も異なります。どんな色あわせで届くかはお楽しみ。 吉田亮人(よしだあきひと) 写真家。 1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌を中心に活動しながら、「働く人」や「生と死」をテーマに作品制作を行い国内外で高く評価される。 写真集に『Brick Yard』『Tannery』(以上、私家版)、『THE ABSENCE OF TWO』(青幻舎・Editions Xavier Barral)などがある。 2021年、写真家としての10年間の活動を綴った書籍『しゃにむに写真家』(亜紀書房)が刊行。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。 矢萩多聞(やはぎたもん) 画家・装丁家。 1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅する。中学1年で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催。2002年から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。 2012年、京都に移住。2016年、Ambooksという屋号でリトルプレスの出版を開始。現在、本づくりと画業、ワークショップなど多岐に渡って活動中。 著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)などがある。
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【サイン本】山の上のパン屋に人が集まるわけ
¥1,760
SOLD OUT
『山の上のパン屋に人が集まるわけ』 平田はる香 ※サイン入りです。 四六判、244ページ ・年間3万人以上が来店 ・自費出版が9千部完売 ・健やかに、年商3億円 都会でうまく生きられずに、長野の地へ。 1人の主婦が移動販売から始めた店は、なぜこんなにも支持されるのか? パンと日用品の店「わざわざ」代表、平田はる香初の著書がついに出版。 ●どこで売る?(どこでお金を稼ぐのか) → 駅前の立地がいい場所ではなく、公共交通機関のない山の上 ●何を売る?(何をお金に変えるのか) → 菓子パンで太ったお客さまを見て、商品を食事パン2種類に ●誰に売る?(誰からお金をもらうのか) → テレビの特集で押し寄せた人に対して、「来ないでください」 うまく生きることよりも、健やかでいられる方法を。 ●パン屋が人間らしい生活をできないのはふつう ●売上を長時間労働でカバーするのはふつう ●利益を出すために人件費を削るのはふつう ●お客さまに「NO」と言えないのはふつう ●成功のためにはヒエラルキーに従うのがふつう 心を犠牲にしてまで、守るべき「ふつう」なんてない。 <本文はじめにより> 長野県、東御市にある御牧原台地。 私はこの山の上で、2009年から「わざわざ」というパンと日用品の店を営んでいます。 「わざわざ来てくださってありがとうございます」という意味を込めて名付けた店です。 一介の主婦が1人で始めた、パンと日用品の店。 移動販売と自宅の玄関先での販売からスタートして創業14年になる「わざわざ」は、2017年に法人化し、現在では3つの実店舗とオンラインストアを経営。 3億円の売上がある企業へ成長しました。 山の上で始めた小さなパン屋が大きく成長したという事実を見て、「田舎暮らしで夢を叶えた成功者」と思われているのかもしれません。 でも本当は、全然そんなことないのです。 パン屋を始めることになったのは、世の中の「ふつう」にうまく乗れなかった私が、唯一できそうなことだったからです。 幾多の経営本が世の中に溢れる中で、私が本を書く意味が果たしてあるのだろうか。 「辺境地で事業を始めてうまくいった事例」をノウハウとして書く意味はあるのだろうか。 自分に問うた結果、「ない」と思いました。 だから、この本では「心」を記そうと思います。 できるだけ忠実に私の心の変遷を描きたい。 内実に沿った情景を忠実になぞるような言葉を選んで記すことができたならば、それは読んだ人の数だけ形を変え、誰かの役に立つことができるかもしれない。 そう思って、この本を書き記します。 目次 はじめに 「ふつう」が育まれないまま、大人になった 3日間で逃げ出した就職先 東京でやっと見つけた「やりたいこと」 「等価交換」じゃないことが、どうしても無理 世の中の「ふつう」を試してみよう 「やりたいことを探す」のをやめることにした 山の上に店をつくった理由 偏りもヒエラルキーもない場所 健康的な働き方とは? どこで売る?(どこでどうお金を稼ぐのか) 何を売る?(何をお金に変えるのか) 誰に売る?(誰からお金をもらうのか) 「たかがパン屋」がいい 自分たちの「ふつう」を守る ものを作るときの5つのルール 「私」から「会社」へ はじめての赤字、その原因 「わざわざ」とは何か、考えた もの かね ひと 間にあるのは何ですか 私たちは、フラットか もっとも正しい「かね」のあり方 全てはその先に「健やかな社会」があるか これからの「わざわざ」が提供するもの 「よき」はそれぞれ おわりに 平田はる香(ヒラタハルカ) 1976年生まれ。2009年、長野県東御市の山の上に趣味であった日用品の収集とパンの製造を掛け合わせた店「わざわざ」を1人で開業する。だんだんとスタッフが増え、2017年に株式会社わざわざを設立した。2019年、東御市内に2店舗目となる喫茶・ギャラリー・本屋「問 tou」を出店。2020年度には、従業員20数名で年商が3億3千万円に到達。2023年、3店舗目となるコンビニ型店舗「わざマート」、4店舗目となる体験型施設「よき生活研究所」を同市内に出店。
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シュルツ・ライブラリー・トート
¥4,180
『THE SCHULZ LIBRARY TOTE』 バーモント州ホワイト・リバー・ジャンクション(White River Junction, Vermont) の The Center for Cartoon Studies (漫画研究センター) の中にある THE SCHULZ LIBRARY(ザ・シュルツ・ライブラリー) のトートバッグです。 素材:コットン100% オオヨソノサイズ 横:260mm 縦:340mm マチ:130mm 持ち手:250mm
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ゴーストワールド 日本語版|ダニエル・クロウズ
¥1,650
SOLD OUT
『ゴーストワールド』日本語版 ダニエル・クロウズ 山田祐史+PRESSPOP LAB 訳 260mm × 17mm 80ページ ソフトカバー、本文 2色刷り 全米ティーンエイジャーのバイブル、待望の限定リプリント! アカデミー賞ノミネート映画『ゴーストワールド』原作! イーニド・コールスローとレベッカ・ドッペルメイヤー、親友、ハイティーン、思春期、変化のな い日常、近づいてくる大人の世界、そしてふたりの異なった未来、本当の世界、 彼女たちの世界、遠いところ、ゴーストワールド、ふたりの女の子の物語。 “永遠の名作” -タイム誌 “「ライ麦畑でつかまえて」の現代版” -ヴィレッジ・ボイス紙 “2回目に読む時からがいよいよ面白い、って、これ一体何?” -魚喃キリコ 目次 ゴースト・ワールド ガレージ・セール パンク・デイ ザ・ファースト・タイム フッバ・フッバ ザ・ノーマン・スクエアー スマイル・アンド・リボン オクトーバー
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ペイシェンス|ダニエル・クロウズ
¥2,530
SOLD OUT
『ペイシェンス』 ダニエル・クロウズ 翻訳:高松和史 コミック・グラフィックノベル/翻訳 言語:日本語 ソフトカバー オールカラー サイズ:254mm ×195mm ×14mm 184ページ 数々のアイズナー賞&ハービー賞、PEN賞受賞作家でありアカデミー賞ノミネート脚本家でもあるダニエル・クロウズの和訳本!迫力のオールカラー! ライアン・ジョンソン監督の『ルーパー』やクリストファー・ノーランの『メメント』などを彷彿とさせる映画的な力作! ダニエル・クロウズによる永遠の愛の原始的無限空間を目指す宇宙的な時を超えた死の旅 極めてクロウズ的なサイケデリック・SF・サスペンス・ラブ・ストーリーであり、時空を超えて不条理な運命に翻弄される主人公の姿を通して、激しい破壊的衝動から深い優しさまで、人間という複雑な多面体が内包する実存的な混乱を鋭く描いている。キャリアを積み熟練の域に達した作家がオールカラーで繰り広げるその世界観は圧倒的な迫力と美しさで満ち溢れており、繰り返し読む度に新しい発見と驚きを与えてくれる。 タイムトラベルしながら展開する物語では、持つ者と持たざる者、終末的な希望のない時代に出現する危険なリーダー、出口のない貧困、死、などクロウズ的かつ今日的な題材を取り扱いその恐ろしさと絶望を容赦なく見せつけられるが、ハイセンスで高度な画力と乾いたユーモアがそれを彼独自のポップな世界観へと昇華し、最後にはそれらを超越して行けるという可能性を感じさせてくれる希望に満ちた物語であり、これまでコミック業界一の“人間嫌い”と言われてきた作家の新境地とも言える。
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鉄で造ったベルベッドの手袋のように|ダニエル・クロウズ
¥1,936
SOLD OUT
『鉄で造ったベルベッドの手袋のように』 ダニエル・クロウズ / 伯井真紀 訳 270mm × 180mm 184ページ ひたすら無表情で受け身な主人公であるクレイ・ラウダーミルクが、米国のどこかに存在するであろう不毛かつ不吉な町を、かつて彼の元を去った恋人を探して彷徨う。そこで出会うのは、三つ目の売春婦、サディスティックな警官、突然変異で体が半分魚になってしまったウェイトレス、植毛途中の男、目鼻口の無い犬等、実に奇抜なキャラクターばかり。謎を解明しようと、翻弄されつつひたすら彷徨う彼だが、やがて自分自身が何者かの陰謀にはまって行くことになる、、、 目次 1. SMOKE 2. HARUM SCARUM 3. あの・・・ 4. SALE 5. SHIT HAPPENS WHEN YOU PARTY NAKED 6. 火事はもう手がつけられなくなって 7. おじさんが樽に溜めた雨水でヒゲを剃った訳は 8. キキキキキキキッ 9. SMILE! 10. うるさい、うるさい、うるさい
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カリカチュア|ダニエル・クロウズ
¥2,178
『カリカチュア』 ダニエル・クロウズ / 中沢俊介 訳 265mm × 180mm 104ページ 「カリカチュア」・・・ 似顔絵書きで、都市から都市へと移動しながら毎 日様々な人物の顔を描くマルはある日不安定なヒップスター気取りの少女に出会 う事で自己欺瞞に気付き、空虚感に満たされる。 「ブルー・イタリアン・シット」・・・1970年代後半のニューヨーク市で、社会 不適応者である様々なルームメートに囲まれて終わる事のない日常を漠然と過ご す自意識過剰で孤独な18歳童貞青年の物語。 「ジーニコロジー」・・・ フォーク・シンガーでもある産婦人科を取り巻 く病んで行き場を失った現代に生きる人々の物語。 「グリーン・アイライナー」・・・メディアが作り出す様々なイメージに取り 憑かれた少女、モナ・ビードルの物語。(米国雑誌「エスクワイア」の小説 特集に掲載された初のコミック) その他合計9つの短編物語 目次 CARICATURE BLUE ITALIAN SHIT THE GOLD MOMMY MCMLXVI LIKE A WEED , JOE IMMORTAL, INVISIBLE GREEN EYELINER GYNECOLOGY BLACK NYLON
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ウイルソン|ダニエル・クロウズ
¥1,980
SOLD OUT
『ウイルソン』 ダニエル・クロウズ 中沢俊介 訳 285mm ×210mm、80ページ 米国を代表するコミック作家にしてアカデミー賞ノミネート脚本家であり、2012年には美術館で回顧展も開催され、今や泣く子も黙る勢いの奇才、ダニエル・クロウズによる待望の日本語訳新刊! 名作『ゴーストワールド』『ザ・デス・レイ』を描いた作家による初の描き下ろしコミック! 現代社会に住む一人のとてつもないエゴイストについての魅力的で、複雑で、素晴らしく愉快なポートレート! 『スヌーピー』の作者、チャールズ・シュルツに影響を受けたという1ページ1話完結の形式を取りながらも、表現方法は様々なスタイルを導入し実に多面的で飽きさせない。 恐れを知らない風刺的社会批判、深い感情表現、そして実に魅惑的な恐怖感の演出を内包した名作。 ”消化不良の人生” 今回ダンが描くのはウィルソンという一人の男性。彼は頑固で孤独な中年男で、愛しているのは飼い犬だけ。ずけずけと物を言う割には自分を取り巻く世界について実に盲目的だ。だがそれでも人との繋がりを渇望し、カフェで出会った見知らぬ人や友人を相手に一人よがりで高慢なとりとめのない持論を繰り広げるが、時折散りばめられる痛々しいまでに正直で自己否定的なユーモアが同情を禁じ得ない。 父親が亡くなり、完全に一人となってしまった彼は、別れた妻とよりを戻そうと彼女を探すが、その過程で自分と彼女の間には実は養子に出された娘がいることを知る。ウィルソンは無理やり三人で家族の関係を再構築しようとするが、それは悲劇的な結果に終わる事となる…… 我々は皆クロウズが描いた過去の作品の中にお気に入りのキャラクターを持っているはずだ。ウィルソンはそうしたキャラクター達と肩を並べるに等しいどころか彼らより遥かに抜きん出た強烈な存在だ。 ーニューヨーク・タイムズ クロウズの読者は、描かれた人々の感情を鑑賞するのではない。感情の集積を体験するのだ。それはまさに人生に似ている ーロサンゼルス・タイムズ 実に美しく描かれた胸に突き刺さるような社会論評。 ーパブリッシャーズ・ウィークリー
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mono. kultur #30 Chris Ware
¥1,650
SOLD OUT
『mono. kultur #30 Chris Ware』 200mm × 150mm 24ページ ※ 一部日本語訳付き(差し込み 4ページ) 毎号ひとりのクリエーターにじっくりとインタビューを行うベルリン発カルチャー・マガジン『mono.kultur』Issue30の2011年2012年冬号は、アメリカを代表するコミック作家Chris Ware特集号です。4ページの日本語解説冊子が付いております。 アメリカは成長をすることを忘れてしまったよう、と話すウェア。 CHRIA WARE:A SENSE OF THERENESS "The one thing I do'nt want to be is a storyteller" 彼の言うことに耳を傾けるな。 と、タイトルが付いており、カフカが小説で、エドワード・ホッパーが絵画で行ったような社会の暗部をあぶり出す作業を、コミックを駆使して行うウェアの作家論とその生活にせまります。 後半の作品ページは蛇腹状に広がる作りになっており彼の代表作が連なってゆきます。 また、カバーを外すと裏にも作品スケッチが描かれているという、なんとも凝った作りの号です。 Chis Ware(クリス・ウェア) 日本以上に「マンガは子供向け」という意識の強いアメリカにおいて、芸術性に富んだ絵作りと内省的な物語で、大人たちをも虜にさせたコミック作家、クリス・ウェア。コミック作家としては初めて、国際的に注目を集めるホイットニー美術館ビエンナーレに参加した他、様々な美術館での展示に参加する等、コミックの域を越えて注目を集めるウェア。代表作である「世界一賢い子供、ジミー・コリガン」シリーズ(PRESSPOP GALLERY)は和訳もされ、日本でも話題を呼んだ。主人公ジミーは、友達もいない、母親に溺愛されている中年男性。いわゆるアメコミの描くアメリカやスーパーヒーロー的な主人公たちとはほど遠い、陰鬱な世界を描く。さまざまなシンボリズムや時間軸を無視した展開など、既存のフォーマットから逸脱したストーリーテリングは、 ニューヨーカー誌をもってグラフィックノベルの「最高傑作」といわしめたほど。
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FAR COAST
¥4,400
SOLD OUT
『FAR COAST』 YUNOSUKE B5変判、192ページ 天地小口三方染め 藤原印刷 500部 イラストレーター/グラフィックデザイナーとして活動するYUNOSUKEの初作品集です。 デザイン事務所から独立後の留学中に遭遇した風景。再訪したロードトリップで手にした物。サンフランシスコをインスピレーションの源泉に、シンプルかつ軽やかな線で描き下ろしたアートブックです。天・地・小口の三方を青く塗装し、表紙にはシルクスクリーン印刷をしたタイトルステッカーを貼りつけました。 いつか夢見たカリフォルニアの空のように青い一冊です。 YUNOSUKE 1993年生まれ。広島県出身。イラストレーター/グラフィックデザイナー。サッカー選手志して上京後、大学時代にサッカー部の寮でイラストを描き始め、グラフィックデザン事務所勤務を経て独立。広告やアパレル、CDジャケットから店舗ロゴなど、幅広いジャンルのアートワークを手がける。
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小林ひかり『水晶体に映る記憶』
¥1,800
『水晶体に映る記憶』 小林ひかり 182mm × 127mm 128ページ 200部発行 ナンバー入り これは、私の水晶体に映した記憶の数々を、1冊の本に閉じ込めたものです。 そして、その記憶から掬い取った「自分の声」を忘れないための記憶でもあります。 私には、困った時に使っていた正確な定規がありました。しかしそれは昔、ぐにゃぐにゃに歪んでしまいました。それがもう使い物にならないとわかった時、どこかにあるだろう新しくて正しいメモリのついた定規を必死で探しました。でも、どこのもありませんでした。 中略 もしこの考えを採用するなら、次の瞬間からの行動はこうです。耳の穴をかっぽじって、必死に自分の声を聞くこと。何が美しくて、心地よくて、嫌で、苦しいのか。これまでポロポロと道中に忘れていった大切なことを思い出して、そこにある大切を両手で握りしめることだけを、しなければいけない。 他人が書いた本のフレーズをふと思い出して、本棚に手を伸ばすことがあるように、この本もまた、誰かの感性を揺さぶるかもしれません。そんなことが起きたら、とっても嬉しいです。未来のあなたの手の傍に、この本があることを願って。 ~はじめにより~ もくじ ・はじめに ・北の街で集めた真実 春 自分だけの真実を1つでも持っておけば、光を見つけていける 心地よいをかき集めるという言葉の強さ 申し送りされなかった言葉たち いつだってあの頃の気持ちを、思い出しながら 人生に正解はないと言いながら、正解めいた魅せ方をする社会とか しんどいことがあったら美味しいものを食べとけ、という話の内側 なんかあったら、食べ物を送るから大丈夫 誰かの知らない夏でもあった 人を知る時の、心地よい速さ はじまりの速度 ・西に思いを馳せて 獣の香水に惹かれるのは、自分がそうなりたいという説 いい匂いの詳細 仕事について 最後まで天邪鬼だけど、私はこの街が嫌いで、好きだった だってその方が身軽に動けるから 引越し前夜 ・西の街で思い出したこと まずは身の回りのことから 実現しなかった怖さと、私が出会ってきた神様達 私たちは、いつでも、何処にでも行けるのだから 0.8倍速 1人では思い出せないことも 優しいと言われて落ち込んでいました スーパーという社会の繋がり 13歳のハローワーク 感性が腐り始めた日 700円のネットショッピングがアラームだったりする こんな時代だから、嬉しいこと 10分の待ち時間で思い出す、私の死生観 悪夢は、甘いもので溶けていく 料理をするときの孤独が私にはちょうどいい 暮らしに宿る、ご縁と恩送り ・風のように、また次へ 今を心地よく生きると、小さな私が喜ぶという循環 表現について ハグしたくなるお洋服を羽織って 変幻自在に在り、話していたい 自分の癒し方がわからなくなったので 1人で生きることにあえて言及するなら 何もしなくても完成している空間で シャボン玉のようだと言ってくれた友人へ なんかわからないけど、流れが悪い時は いつだって心の中に異国への切符を 海に近い街へ ・後書き 小林ひかり 1998年生まれ。山形県出身。 note定期マガジン『水晶体に映る記憶』にてエッセイを更新中。
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26歳計画
¥2,200
SOLD OUT
『26歳計画』3刷り Yuya Mukumoto|椋本湧也 5/16(火)入荷予定です。 107mm × 174mm ガンダレ製本、212ページ ブックデザイン:脇田あすか 1500部(累計2500部) 3刷に寄せて、本書を作るきっかけになった沢木耕太郎さんが『深夜特急』の旅に出る前夜のエピソード「二十五歳」を寄稿して下さいました。 以前のものより、巻末4ページ増の改訂版となっております。 沢木耕太郎さんが乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのが26歳。高校生のときに『深夜特急』を読んでからというもの、「26歳」という年齢は自分にとって特別な響きを持ち続けてきました。 そしてやってきた26歳。奇しくも世界的なパンデミックが襲来し、渡航はおろか、家から出ることすらままならなくなってしまった。 そんな「旅の適齢期」に、この世界の26歳たちは一体何を考えているのだろう。身体的な移動が制限される中で、この想いを言葉にのせて、彼らに会いに旅に出てみよう。そしてその出会いの足跡を一冊の旅行記にしてみよう。そう思い立ったのです。(「はじめに」より) ルール 「26歳」をタイトルにした文章を自由に書いてください。 書き終えたら、あなたがいちばん魅力的だと思う「26歳の知り合い」にこの企画をつないでください。 こうしてつながった48人のエッセイが収められています。
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あまから手帖 2023年6月号
¥880
『あまから手帖 2023年』6月号 275mm × 210mm 136ページ 暑くなるにつれ、カレー欲がふつふつとわいてくるものです。カレーの季節がやってきたなぁと思わずにはいられません。風薫る5月に発売となる6月号はカレー特集です! 告白すると『あまから手帖』がカレー特集を編むのは14年ぶりのこと。お久しぶりねと、カレーに言われちゃいますよね。ちなみに小柳ルミ子さんの『お久しぶりね』がヒットしたのは1984年。シンボリルドリフの年ですね。 閑話休題。次号は雌状の時を経て、まるっとカレー。スパイシーな一冊です! 目次 2 食にかまけず 文=町田康 4 あま、から。 写真=長野陽一 6 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 11 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 編集長より 写真=池田宏 文=江部拓弥 18 「ラクシュミ」の35年。 文=沼由美子 写真=西島渚 24 スパイスカレーを始めた理由。 文=小林明子 写真=岡森大輔 32 たどり着いたらいつも印度。 文=廣田彩香 写真=エレファント・タカ 38 カツカレーの誘惑。 文=藤川満 写真=下村亮人 42 生駒山の中腹でスリランカカレー 文=福山嵩朗 写真=佐伯慎亮 50 アジアン・カレー・ジェネレーション 文=猫田しげる 写真=木下清隆 54 「バラ」一族の系譜 文=スズキナオ 写真=岡本佳樹 58 欧風カレーとモダン建築 文=竹内厚 写真=中村寛史 63 あまからcooking with Class S プレミア 74 ハリーと京都と黄色い部屋 写真と談=ハリー中西 文=穴田佳子 80 あなたの知らないインド料理の世界。 文=河宮拓郎 写真=高見尊裕 88 学食カレーの旅。 文=Kwmochang 写真=圭ゆうすけ 90 水野仁輔さんと京大カレー部。 文=中岡愛子 写真=塩崎聰 98 甲子園球場にはカレーがある。 写真=前康輔 98 船に乗って宿に行く。 文=船井香織里 写真=高見尊裕 100 味に魅かれて通う店 105 京都 芯を食らう 文=中井シノブ 写真=大道雪代 107 大阪 発酒オーライ 文=廣田彩香 写真=中島真美 109 兵庫 神戸のE面所 文=安田謙一 写真=山口謙吾 111 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 113 #和食が知りたい 写真=Rina 114 あまからセレクション 123 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 124 日本ワイン、ようわからん 談=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 125 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 126 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 128 故郷を離れて 写真=田附勝 130 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 132 アウト・オブ・タイム 133 あまからスーパースター列伝 134 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 136 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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山岳新校、ひらきました
¥1,980
『山岳新校、ひらきました』山中でこれからを生きる「知」を養う 奈良県立大学地域創造研究センター撤退学研究ユニット 編 堀田新五郎,作野広和,林尚之,坂本大祐,青木真兵,松岡慧祐,西尾美也,梅田直美(寄稿)伊藤洋志,仲子秀彦,中森一輝,八神実優,「みちのり」参加者のみなさん B5変形、208ページ コデックス装 一度走り出したものは、止められない止まらない。今必要なのは、惰性に流されず、慣性に埋没しない力ではないか? 「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場「山岳新校」。この取り組みを支える現状分析と思想=論考に加え、学校での実践の様子を収めた、記録集。 山岳新校 「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場。 目次 はじめに 1 学びの究極 鬼を脱落させる術の修得 堀田新五郎 2 地域の縮小にどう向き合うか 「縮充社会」の実現に向けて 作野広和 3 how toではなく、実質的な学びを 【対談】作野広和 × 堀田新五郎 4 若者と文化的退廃 都市から撤退できない私たちの小さな実践 松岡慧祐 PROGRAM1 みちのり 5 撤退的に生きること、 創造的に生きること 梅田直美 6 不登校の歴史と撤退 語る言葉と生のあり処を探る場所をつくる 林尚之 7 撤退的に生きるために オルタナティブな学びの場の可能性 【対談】林尚之 × 梅田直美 8 つまらないゲームに乗らないための術 ただ正面対決だけしている場合ではないが 逃げるだけでも息切れする 伊藤洋志 9 みちのりレポート 「みちのり」とは?2022年開校レポート PROGRAM2 山學院 10 山村で気づく「クリエイティブ」と「アニミズム」 【対談】坂本大祐 × 青木真兵 聞き手:八神実優 11 山學院レポート 「山學院」という場 2022年開校レポート PROGRAM3 芸術学校 12 つながりの中で捉える「芸術学校」 西尾美也 13 奥大和における芸術実践と 「最後」の練習 西尾美也 おわりに プロフィール 奈良県立大学地域創造研究センター撤退学研究ユニット 「知的撤退の研究―慣性の力学からの撤退可能性を探る」研究ユニット。日本の現況の諸問題、急速な人口減少、地方消滅、財政赤字、年金崩壊、環境激変……。これらを生活習慣病、慣性の力学として捉え、知的撤退の可能性を研究と実践を通じて提起する。
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【サイン本】金川晋吾『長い間』
¥4,950
『長い間』 金川晋吾 ※サイン入りです。 A4変型判 縦220mm × 横284mm 136ページ 『father』から7年、待望の写真集 20年以上行方知れずだった伯母・静江さん。 金川は、病院で身元引受人になりました。 昔からほとんど話した記憶もありません。戸惑いながらも撮影は続いていきました。 2019年5月19日 「今、春でしょ。そして、次は夏よね。次来てくれるのは夏やね」 と言うので、夏にもまた来る約束をする。一口ずつ、スプーンを静江さんの口に運んでいると、その行為は何か意味があるように感じられるというか、物質的なもの以外の何かを交換しているような気にもなる。静江さんに対して愛着、愛情のようなものを感じる。でも、それも最初だけ。一時間ぐらい一緒にいると、静江さんのコンディションが悪くなっていくのもあって、けっこうきつくなってくる。 (金川晋吾日記から) 金川晋吾写真集第二弾。2016年刊行の写真集『Father』では、失踪を続ける父親を被写体に、「ひとのわからなさ」を写真と日記で表現しました。今回の『長い間』では、伯母・静江さんとの関係を描きます。2010年、二十数年ぶりに病院で再会するところから始まります。それまで会話した記憶もなく、認知症でもあった静江さん。過去を共有することもなく、今ここでしかない関係は10年間続いていきます。写真46点と日記で構成。六本木クロッシング2022(森美術館)に出展。 版元から一言 金川晋吾は写真家としての才能も持ちながら、言葉でも最近注目を集めています。この伯母・静江さんとの関係を描いた「長い間」は、私小説とも読んでも楽しめる写真集です。 写真とテキストは、時に触れ合い、時に離れ、非常に繊細なバランスによって成り立っています。数多ある凡庸な写真集のように、相互が補い合ってひとつのイメージを築くようなものとは一線を画します。手にとって何度も読み、何度も写真を眺めいると、その意味がわかると思います。 デザインは、デザイナーでありフェミニストでもある宮越里子に依頼しました。自由奔放に生きてきた静江さんには、ある意味「不良」です。「不良に祝福を」というテーマも、デザインのテーマのひとつにもなっています。手書きのタイトルでエンボス加工。手に取りたくなる装丁に仕上がりました。 金川晋吾(カナガワシンゴ) 三木淳賞、さがみはら写真新人奨励賞受賞。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。近年の主な展覧会、2019年「同じ別の生き物」アンスティチュ・フランセ、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、六本木クロッシング2022など。 略歴 1981年 京都府生まれ 2006年 神戸大学 発達科学部 人間発達科学科 卒業 2010年 東京藝術大学 大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 修士課程 修了 2015年 東京藝術大学 大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 博士課程 修了
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【サイン本】金川晋吾『いなくなっていない父』
¥1,870
『いなくなっていない父』 金川晋吾 ※サイン本です。 四六判 縦188mm × 横129mm 266ページ 気鋭の写真家が綴る、親子という他人。 千葉雅也氏(哲学者、作家)、小田原のどか氏(彫刻家、評論家)、 滝口悠生氏(作家)、激賞! 著者初の文芸書、衝撃のデビュー作。 その後のことを知っている私には、父のことを「失踪を繰り返す父」と呼ぶのはどうしても過剰なことに思える。私がそう思うのは、「父がやっていることなんてそんなにたいしたことではないんです」と謙遜するような気持ちもあるが、本当のところは、「父という人は、『失踪を繰り返す』という言葉で片づけてしまえるような人ではないのだ」と自慢げに言いたい気持ちのほうが強くある。――(本文より) 『father』にて「失踪する父」とされた男は、その後は失踪を止めた。 不在の父を撮影する写真家として知られるようになった著者に、「いる父」と向き合うことで何が浮かび上がってくるのか。 時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、ドキュメンタリーノベル。 金川晋吾(カナガワシンゴ) 写真家。1981年京都府生まれ。神戸大学発達科学部人間発達科学科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。 近年の主な展覧会、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館など。三木淳賞、さがみはら写真新人奨励賞、受賞。
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【サイン本】愛は時間がかかる
¥1,980
SOLD OUT
『愛は時間がかかる』 植本一子 ※サイン本です。 四六変型判、192ページ 「誰かのつらさに、大きいも小さいもない」3カ月にわたる、トラウマ治療の記録を書く。『かなわない』の著者による、4年ぶりの新刊! [目次] はじめまして おひさしぶりです こんな自分と生きる 助走 トラウマ治療⓪ 遺言のようなもの 私は守られていた トラウマ治療① 三人のハイムシナジー お椀を買いに行く トラウマ治療② 砂金葉山の砂 トラウマ治療③ 私は愛されていた トラウマ治療④ 五年 同じ名前 トラウマ治療⑤ 拝啓中野先生 未来の鋳型 トラウマ治療⑥ あかるいあきらめ あとがき 植本一子(ウエモトイチコ) 1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で荒木経惟より優秀賞を受賞し、写真家としてのキャリアをスタート。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。主な著作に『かなわない』(タバブックス)、『家族最初の日』(ちくま文庫)など。
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われわれの雰囲気
¥1,430
『われわれの雰囲気』 植本一子 / 碇雪恵 / 柏木ゆか ※※帯の色はランダムに発送します。 188mm × 108mm 124ページ 装画 近藤聡乃 装丁 川名潤 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 ピコちゃんが倒れた! 約束の時間に友達が来ない。音沙汰もない。何かがおかしい。嫌な予感がする...... 。その予感は的中、友達はいまICUにいて、意識がないらしい。でも、コロナ禍では病院へかけつけることもできない。 目を覚まさない友達をめぐる日々の記録と、意識を取り戻してからの本人による日記を収録。 目次 はじめに 何をみてもピコを思い出す 植本一子 ピコちゃんが未読だった時のこと 碇雪恵 * おわりに 怪我と入院の雰囲気 柏木ゆか 植本一子(うえもと いちこ) 1984年広島県生まれ。写真家。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、「下北沢に自然光を使った写真館 「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『かなわない』など。 碇雪恵(いかりゆきえ) 1983年北海道生まれ。ライター。2022年11月に自主制作本『35歳からの反抗期入門』を発売。新宿ゴールデン街のバー「月に吠える」金曜店番。 柏木ゆか(かしわぎゆか) 1983年神奈川県生まれ。CINRA所属。人事・労務担当。国家資格キャリアコンサルタント。
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つぶやかなかったことばかり
¥550
『つぶやかなかったことばかり』 碇雪恵 A5判、24ページ ホッチキス綴じ Twitterの下書きから4つを取り出し、投稿しなかった理由とその短文に付随するあれこれを、それぞれ3,000字程度書いたZINEです。
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【サイン本】踊るように寝て、眠るように食べる
¥1,320
SOLD OUT
『踊るように寝て、眠るように食べる』 ひらいめぐみ ※サイン入りです。 文庫判、152ページ 2022/11/1〜2023/3/31までの日記と、日記に登場した「もの」や「こと」をテーマに書き下ろしたエッセイ6篇を収録しています。 003~131 ・2022/11/1〜2023/3/31までの日記 134 ・名付け親 137 ・果物一軍選手権 140 ・旨みは横に増さない 142 ・日本に初めて来た日 145 ・変わらない 149 ・饒舌な生きもの
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死ぬまで生きる日記
¥2,090
SOLD OUT
『死ぬまで生きる日記』 土門蘭 四六判 縦188mm × 横128mm 264ページ 日常生活はほとんど支障なく送れる。「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情もちゃんと味わえる。それなのに、ほぼ毎日「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた約2年間の記録。 版元から一言 大反響を呼んだWEB連載が書籍化! 生きづらさを抱えるすべての人におくるエッセイ。 「人は直線的ではなく、螺旋的に変化していくものです。ぐるぐると同じところを通っているようでも、少しだけ深度や高さが以前とは異なっている。だから、前とは全然変わってないなどと、落ち込むことはないんですよ」(本文より) 目次 はじめに 第1章 私は火星からやってきたスパイなのかもしれない 第2章 「『死にたい』と感じてもいいのだと、自分を許してあげてください」 第3章 「自分で自分の『お母さん』になれたらいいですね」 第4章 「肯定も否定もせずに、ただ感情に寄り添ってみてください」 第5章 「『解決しよう』と思わなければ、問題は問題ではなくなるんです」 第6章 「私はずっと、日本人になりたかったんです」 第7章 「『過去』は変えられなくても、捉え直すことはできます」 第8章 「あなたは、必死に生きようとしています」 第9章 地球以外の場所で、ひとりぼっちでものを書く人たち 第10章 居心地の良いように「火星」を作り替えていけばいい 第11章 「生きている限り、人と人は必ず何かしらの形で別れます」 第12章 「書いて、読むことで、私たちは何度でも出会えます」 最終章 「お守り」を感じながら生きていく 終わりに 土門蘭(ドモンラン) 1985年広島県生まれ。小説・短歌などの文芸作品や、インタビュー記事の執筆を行う。著書に歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』(寺田マユミとの共著)、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』、エッセイ『そもそも交換日記』(桜林直子との共著)がある。
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【サイン本】中前結花『好きよ、トウモロコシ。』
¥1,650
SOLD OUT
※ 著者直筆サイン本です。2刷分です。サインは選べません。 『好きよ、トウモロコシ。』 中前結花 B6判 縦182mm × 横128mm 154ページ 人の心の機微やノスタルジーを繊細に描く文章に定評があり、Webメディアを中心に人気を集めるエッセイスト 中前結花の初エッセイ集。 書き下ろしを含む全14編を収録。 装画、挿絵は、イラストレーターの北村人。 「どんぐりを拾うみたいに、プールのなかで宝探し遊びをするみたいに、ビービーダンを集めるみたいに。とりとめもないけど、わたしにはきらきら光って見えたもの。そんなものを集めてそっと書いてみようと、この本はそういうわけなのです。」(「はじめに」より) <目次> 「ぼく、賛成です」 赤に光る回鍋肉 わたしのタイプライター 踊るほっぺ ミイラの朝 真夜中はヒーロー プールの底で考え中 ここは下北沢 宇宙のカレ ラジオのスター ホワイトアスパラふたつ ベンッ お住まいはどちら? 好きよ、トウモロコシ。 中前結花(ナカマエユカ) 兵庫県生まれのエッセイスト・ライター。3歳から絵日記で毎日をつづり始める。2010年に上京。会社員を経て独立し、現在は多数のWebメディアで執筆中。本書が初のエッセイ集となる。
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【サイン本】From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023
¥1,760
『From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023』 今日マチ子 ※サイン入りです。(サインは写真のものと異なる場合がございます) ※ポストカードと栞2種、角田光代さんの4ページの冊子「2022年という居場所」が付いてます。 B6判 縦182mm × 横128mm 192ページ・オールカラー 今日マチ子さんの視点で綴る、2022年4月ー2023年4月までの記録。本書では東京、福島、この一年で訪れた風景が描かれます。 2020年4月の緊急事態宣言以降、今日マチ子さんはコロナ禍に揺れる人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けてきました。2021年には「DIstance わたしの#stahome日記」、2022年には「Essential わたしの#stahome日記2021-2022」を刊行しました。本作は「#stayhome」シリーズの完結編となります。 今日マチ子 東京都出身。東京藝術大学、セツ・モードセミナー卒。自身のブログで、ほぼ毎日更新している1ページのショートマンガ『センネン画報』が単行本化され注目を集める。2005年に第1回「ほぼ日マンガ大賞」入選。2006年と2007年に『センネン画報』が文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に2年連続で選出。2010年に『cocoon 』、2013年に『アノネ、』がそれぞれ、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で 日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞。その他の作品に『みかこさん』『かことみらい』『U』『5つ数えれば君の夢』など多数。
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【サイン本】Distance わたしの#stayhome日記
¥1,650
SOLD OUT
『Distance わたしの#stayhome日記』 今日マチ子 ※サイン入りです。 ※栞はどちらか1枚入ってます。 B6判 縦182mm × 横128mm 192ページ 並製 オールカラー 2020年4月の緊急事態宣言以降、ソーシャルディスタンスが当たり前になっていく人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けた今日マチ子さん。頑張る人にそっと寄り添うような視点で描かれた一冊です。 「変わる世界の中で、変わらない風景がある。そのことを、きっと、ぼくたちはいつか思い出す。十年後、二十年後、三十年後。もしかしたら、この世界に別れを告げるときに。懐かしい思い出として。 大切な風景。愛おしい場所、人。今日さんの本を開きさえすれば、ぼくたちは、きっと、みんな思い出すことができるのだ。」(高橋源一郎・別紙解説より)
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【サイン本】Essential わたしの#stayhome日記 2021-2022
¥1,650
SOLD OUT
『Essential わたしの#stayhome日記 2021-2022』 今日マチ子 ※サイン入りです。 ※栞はどちらか1枚入ってます。 B6判 縦182mm × 横128mm 184ページ 2020年4月の緊急事態宣言以降、ソーシャルディスタンスが当たり前になっていく人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けている今日マチ子さん。 2021年4月ー2022年4月までのイラストと日記を記録した作品集。 オリンピック、ワクチン接種など、大きく揺れた2021-2022年。普通の人の、何気ない1日を、美しい色彩で記録しています。 著者プロフィール 今日マチ子 (キョウ マチコ) (著/文) 東京都出身。東京藝術大学、セツ・モードセミナー卒。自身のブログで、ほぼ毎日更新している1ページのショートマンガ『センネン画報』が単行本化され注目を集める。2005年に第1回「ほぼ日マンガ大賞」入選。2006年と2007年に『センネン画報』が文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に2年連続で選出。2010年に『cocoon 』、2013年に『アノネ、』がそれぞれ、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で 日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞。その他の作品に『みかこさん』『かことみらい』『U』『5つ数えれば君の夢』など多数。
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【特装版】SWITCH special edition COMME des GARÇONS 50th Anniversary Issue
¥11,000
SOLD OUT
『SWITCH special edition COMME des GARÇONS 50th Anniversary Issue』特装版 A4判、416ページ 特装版(黒・上製クロス貼り) 雑誌「SWITCH」が追いかけてきた コム デ ギャルソンの軌跡を余すことなく収録した、 完全保存版の特別編集号 川久保玲がデザインするCOMME des GARÇONSの世界に、わたしたちはいつも革新に満ちた新しい何かが始まる時の、美しい混沌を見ることができる。次にどうなるのか、わたしたちは創造の目撃者なのだ。たえず新しいデザインに挑戦する勇気、川久保玲の視点を通じてわたしたちはクリエイティブとビジネス、時を牽引する滑車としてその二つの要素を重ね合わせた至福を見つめることができる。COMME des GARÇONS 50年の軌跡を振り返るのではなく、明日の50年に向けてこの特集はある。なぜなら川久保玲の世界は未来を指し示す芸術だからだ。 “コム デ ギャルソン全表紙巻頭特集”を収録 国内のメディア取材に応じることのなかったデザイナー・川久保玲の1万5千字独占ロングインタビューを掲載し話題となった2015年「SWITCH」初のコム デ ギャルソン表紙巻頭特集をはじめ、ロンドン、銀座、ニューヨークのDOVER STREET MARKETを現地取材した特集、川久保玲がイヴ・サンローラン以来の現存するデザイナーとしてメトロポリタン美術館で特別展を行った様子を現地取材し、展覧会に訪れたビョークの独占インタビューを掲載した特集など、全5冊の「SWITCH」表紙巻頭特集を収録。さらに1988年から1991年の間に発行されたビジュアルマガジン「Six」8冊全ページ掲載、1990年に制作された「コム デ ギャルソン・ファニチャー」カタログの誌上復刻、そして2008年から2023年までに制作されたコム デ ギャルソン「DM」を撮り下ろしで収録します。 川久保玲最新ドキュメント&コム デ ギャルソン23-24AWコレクション掲載 今年3月のパリ・ファッションウィークでの川久保玲を追った最新ドキュメントに加え、写真家・操上和美撮り下ろしによるコム デ ギャルソン23-24AWコレクションを掲載。さらに1996年に写真家・清野賀子が撮り下ろしたファッションストーリーの誌上復刻に加え、「SWITCH」がこれまで記録し続けたコム デ ギャルソンのコレクション・ファッションストーリーをすべて収録。その他にスタイリスト北村道子、サカナクション山口一郎がコム デ ギャルソンの魅力を語るインタビュー(北村道子インタビューは新規語り下ろし)。宮沢りえ、平手友梨奈、市川染五郎など、「SWITCH」誌面でコム デ ギャルソンを纏った表現者たちのポートレイトも収録します。
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にき|蟹の親子
¥880
SOLD OUT
『にき』 蟹の親子 A6(文庫)判 183ページ 「日記」のリトルプレスです。 2020年4月、疫病流行のさなかで始まった日記の専門店での店長職。 これだ、と思った仕事に出会ったのも束の間精神を病む。 気付けば2021年4月。 病名が分かってから約五ヶ月が経とうとしていた。 臥す日々と対照的に、賑やかになっていく店。 ワクチン接種、オリンピック開幕、別れと引越し。 毎日の記録のほか、ささやかな日記論をまとめた一冊。 「日記屋」で働く いま、私は関西圏に住みながら東京・下北沢にある日記専門店「日記屋 月日」という店で、業務委託社員として働かせてもらっ ています。「日記屋 月日」とは、日記好きが集う拠点です。主に取り扱っている商品は出版された「日記本」。新刊本のほか、セレ クトされた古書や自費出版本(リトルプレス)を置いています。勿論、日記帳も。店主の内沼さんもスタッフも日記が好きだし、 何らかの形でみな日記をつけています。 月日は2020年4月疫病流行の最中にオープンし、なんとか、今に至っています。(中略) この時期、私は可愛がっていたハムスターと犬に立て続けに旅立たれてしまったのと、転職活動がうまくいかないのとで悩んでい ました。最終選考まで残った面接で頭が真っ白になり、何も言えなくなった場面を何度も思い返す日々。次の「したいこと」が湧 き出てくるまでの時間を繋がなくてはと思いながら、派遣社員として広告代理店で雑務を行う毎日でした。少し引いた所から見て みれば、場面ごとに楽しいこともあったでしょうが、ペットロスによる喪失感もあり、孤独を感じていた気がします。孤独という か、無能感でしょうか。 何をしても続かない、ガッツがない。自己否定の繰り返しです。「したいこと」を優先した先に何が待っているのか。こわかった です。そんな自分が、唯一惹かれたのがその「日記屋」なるものでした。ふと「そんなに気になるなら内沼さんに話を聞きに行け ば良いのでは?」という考えが浮かびます。かつて使っていた名刺入れを漁ると、前職でお世話になった時に頂戴したものが残っ ていました。勢いで「何かお手伝いできることがありませんでしょうか」といった要旨のメールを書く。普通の履歴書と、日記に まつわる経歴書のデータを添付しました。そこには、これまでの日記体験を具に書き込みました。それがこれです——。 (「ささやかな日記論」より) 一日通して橋本治の『恋愛論』を読み返していた。初めて読んだときの自分とあまり変わっていないことに気付き恥ずかしくなる。 橋本治によれば、人を好きになるというのは、自分と似ているところと違っているところが相手にちょうど半分ずつある状態であり、 しかもその違っているところを、自分がそのままにしておくことだという。そして破局はその逆で、だんだん似せようとして、相手に 合わせていくことが無理になっていくことで起こるのだと。 私が五年も六年も同じ人を好きでいるのは、こういうことなのかもしれない。 夜はバターチキンカレー。若干、胃もたれ。(2021年8月4日(水)の日記より) 蟹の親子 1991年生まれ。現在、関西在住。 大学事務、書店勤務を経て日記専門店「日記屋 月日」の店長 を2020年4月から2021年10月まで勤めた一般市 民。日記をつけることや、読むことについての考えを今回初め てまとめました。Twitter:@kani_oya
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浜へ行く|蟹の親子
¥990
SOLD OUT
『浜へ行く』日記と、それを本にして売ることについて 蟹の親子 A6(文庫版)、493ページ 内容 ・2022年1月1日~12月31日までの日記 ・ささやかな日記論(B面) 日記を本にして売る人が増えているような気がする。気がするというか、その流れをつくっている人のうちの一人が、自分なのかもしれないという自覚がある。自惚れているわけではない。だが仕事内容も、こうしてリトルプレスを作っていることも、ほんの少しずつ認知されるようになった。そうなると今度は「こんなこと、人にすすめていいのだろうか」と懐疑的になる。自分の日記を、生活についての記述を、パッケージ化して売り物にするなんて、思い出作りにどうですかなんて、修学旅行でうっかり買ってしまう革製ブレスレットじゃあるまいし何言ってるんだろうと思う。はっきり言って日記本を作るのは苦しいのだ。なんでこんなことを続けているのか。(ささやかな日記論 B面 より) 蟹の親子 91年生まれ。関西在住。 日記文化への興味があり、東京・下北沢にある「日記屋 月日」でディレクターを担当している。2022年1月に『にき』というリトルプレスを出した。
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NEUTRAL COLORS 4
¥2,970
SOLD OUT
『NEUTRAL COLORS 4』 加藤直徳 編 B5判 縦257mm × 横182mm 272ページ オフセットとリソグラフを融合させた、唯一無二の雑誌NEUTRAL COLORSの第4号。特集は「雑誌を仕事にすると決めた運河の畔」。「仕事とはなにか?働く意味は?」という根源的な問いとともに、ベーシックインカムの可能性を探究しながら取り組んだイシュー。 「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版社に触発される。校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道。 NEUTRAL COLORS ならではの手刷り感溢れる印刷、 泣きたくなるくらい正直で内面に刺さるテキスト、 雑多でページをめくるたびに驚きがあるデザイン。紙でしか味わえない新しい雑誌体験がここにあります。 目次 ・雑誌が明日を連れてくる ・そうだ、紙をつくろう ※オリジナル和紙1枚付き! 「特殊な」お仕事 ・テクノクラートの一日 ・ベーシックインカム ~仕事とお金の話 ・いつまでクッキー焼きますか? ・“見えない仕事”はどこにいった? ・世にも奇妙な植物の話 ・寅さんとはたらく モリテツヤ/近藤弥生子/青山ゆみこ ・Temporary Pressの仕事 ご自由に! ・未来は、気づかないうちに ・集まってつくるということ ・政治家という仕事 Who is a Politician? ・牟田都子 校正の仕事 Proofreading ・写植時代 ・私がオバアさんになっても ・ハチミツ ワーキングホリディ ・宙につながる仕事 ・木と石と 佐野文彦の手業 ・本を愛する仕事 ・大熊演劇 ・終わらない絵 ・エピローグという名の収支報告書 2023.3.25 前書きなど NEUTRAL COLORSが5000部という部数にこだわるのは経済的な理由による。インディペンデント出版だけで大きな利益を得ることは困難で、編集者はクライアントワークや兼業をしていることがほとんどだろう。5000部は、もしそれが全部売れるのなら出版だけで経営を立てていくことが可能な部数であり、達成できれば中規模出版としてのモデルとなり得る。必要に応じてみんなで集まって印刷したり製本したりアイディアを出しあう。まずは自分がそれを実践し、知見をオープンソースとして示してみる。それが第4号「仕事」特集の意図のすべてである。 できるかぎり収入予測と経費等の支出、雑誌をつくる際の諸々をここに記録し、収支報告をしてエピローグにかえたい。はたして仕事として成立するのか? ひとつ確かなことがあるとすれば、NEUTRAL COLORSという媒体が消えたとしても、つくりたい人がいなくなることはないということ。いつか誰かが拾い上げ、同じような意思を持ち、バトンを受け取ってもらえたらうれしい。 版元から一言 『NEUTRAL COLORS』はインディペンデントな雑誌です。オフセット印刷とリソグラフ印刷を使い、5000冊を手作業と機械でつくっています。一番大切しているコンセプトは「個人の言葉を伝える」こと。インタビュワーが聞きとった格好いいフレーズではなく、本人が自らつづったあわいのある言葉を紙に残します。編集者とグラフィックデザイナーは二人で現地まで出向き、空気感を感じ、そこでの会話、心象風景から、彼らの言葉に応える表現をすることを信条としています。インターネットによるリモート取材やインタビュー、借り写真を用いることを極力排除しています。当然コマーシャル要素は存在しません。 NEUTRAL COLORSの特徴 ・超個人的なインドへの想いが綴られた現地取材 ・かつてない色彩のビジュアルと、豊富すぎる文字量 ・「オフセット」「リソグラフ」「オフセット&リソグラフ」で印刷 ・週刊誌のような厚みのある中綴じマガジン仕様
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新古書ファイター真吾
¥1,540
『新古書ファイター真吾』 大石トロンボ 四六判、192 ページ 孤高の古本戦士・真吾は、今日も新古書店「ブックエフ」の均一棚で目当ての本を探す。 長年探した本を100円棚で見つけて喜び、新古書店で仕入れた本を転売し利幅で儲ける「せどり」と攻防し、数分の間に目をつけていた本が買われて絶望し……新古書店でのライトな古本探しの楽しさと可笑しさを描く「古本あるある」バトル漫画、いよいよ開幕!! 著者の古本探しの日々を綴ったエッセイや、夏葉社・島田潤一郎さんの特別寄稿「友人のような本」も掲載。 目次 新古書ファイター真吾 新古書ファイター真吾新刊書店に行く とある新古書が閉店する日 大石トロンボのエッセイ漫画集 紙の本大好きマンVS究極の電子書籍を開発する博士 ある中年本好きの悟り 床抜けに怯える男 新古書ファイター真吾in BOOKOFF ~決戦!ウルトラセール!~ 【エッセイ】 青春は新古書店と共に 同級生のバラ売り交渉 藤子不二雄と幻の新古書店 小説に目覚めた戦士は船橋でせどりと戦う 特別寄稿 友人のような本 島田潤一郎 あとがき 初出一覧 大石トロンボ(オオイシトロンボ) 1978年静岡県生まれ。漫画家。『新古書ファイター真吾』の他、主に本にまつわる漫画をTwitterやnoteで発信中。ブックオフ30周年記念公式サイト『ブックオフをたちよみ!』に漫画を寄稿。共著に『ブックオフ大学ぶらぶら学部』(夏葉社)がある。
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【サイン本】電車のなかで本を読む
¥1,760
SOLD OUT
『電車のなかで本を読む』 島田潤一郎 ※サイン入りです。 四六判 、192ページ 良いと思うものだけを刊行してきた、ひとり出版社・夏葉社の代表が、これまでに読んできたなかから、自分の体験をまじえつつ、珠玉の49冊を紹介します。著者は、鬱屈としていた20代、すがるように本を読みました。本のなかには、自分と同じように、思い通りにいかない人生にもがいている人がいたり、自分の狭い考えを広げてくれる先達がいました。本書は、高知新聞別刷り「K+(ケープラス)」に連載された選りすぐりの寄稿文を加筆・修正し、さらに書き下ろしを3編加えました。「ぼくは電車のなかでは原則、スマホを見ずに、本を読んでいました。そうすると、だいたい1週間で1冊本が読めて、年間で50冊本が読めました。10年電車で本を読めば500冊もの本が読めます。それは間違いなく、人生を豊かにしてくれます」(著者)。誰かの人生を支える本を作りたいと願う著者が、読書の素晴らしさを伝えます。 島田潤一郎(シマダジュンイチロウ) 1976年、高知県生まれ。東京育ち。日本大学商学部会計学科卒業。大学卒業後、アルバイトや派遣社員をしながら小説家を目指していたが挫折。編集経験のないまま、2009年、吉祥寺にて夏葉社を創業し、「ひとり出版社」の先がけとなる。著書に『古くてあたらしい仕事』(新潮社、2019年)、『あしたから出版社』(ちくま文庫、2022年)など。
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上林曉傑作小説集 孤独先生
¥3,080
『上林曉傑作小説集 孤独先生』 山本善行 撰 四六判変形・ハードカバー 416ページ 昭和を代表する私小説作家、上林曉(1902―1980)。太宰治と同時期にデビューした作家は、心を病んだ妻を見つめ、のちに脳溢血によって半身不随となったあとも、震える左手で小説を書き続けました。その不屈の精神がすなわち作品になっていることが、作家の名を著名にしましたが、上林曉はいわゆる私小説以外にも、未来に残る美しい小説もたくさん残しています。2011年に制作した『星を撒いた街』は、作家のそうした美しい面に光を当て好評を博しましたが(4刷、5500部)、本書は同じコンセプトでつくる小説撰集の続編です。 装画は阿部海太さん。装丁以外にもカラー挿絵を10 点収録した豪華な本です。収録する短篇は初期の傑作「天草土産」ほか10点。本の大きさは新書サイズとほとんど同じです。432ページ、ハードカバー、背継ぎ表紙という瀟洒なデザインが、作家の瑞々しい作品の魅力を伝えます。ベストセラーにはなりませんが、長く、細々と売れる本になるのではと思います。ぜひご期待ください。 目次 007 天草土産 045 淋しき足跡 091 海山 137 夭折 171 トンネルの娘 199 冬営 221 清福 243 景色 261 ニ閑人交遊図 333 孤独先生 357 手風琴は古びた 401 撰者あとがき
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昔日の客
¥2,420
『昔日の客』 関口良雄 四六判上製 232ページ 「私は常々こう思っているんです。古本屋という職業は、一冊の本に込められた作家、詩人の魂を扱う仕事なんだって」 かつて東京大森にあった古書店「山王書房」の主人が残した、一冊の随筆集。 古本と文学を愛するすべての人へ。
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短編集 ヘンルーダ
¥1,760
SOLD OUT
『短編集 ヘンルーダ』 松岡千恵 172mm × 114mm(新書ハードカバーサイズ) 175ページ 目次 005 備品奇譚集 006 棚差しプレートの話 012 ナチュラルの話 019 ガムテープの話 027 補充スリップの話 035 有効ポイントカードの話 043 カバーの話 053 サインペンの話 075 ヘンルーダ 076 川 078 実 083 石 085 恋 087 歌 091 馬 094 色 098 蛍 105 花の名前 117 こうもり 133 レーテー 134 くぼみ 144 むやみ 151 かがみ 157 うわばみ 168 解説 佐々木敦 松岡千恵 1981年7月7日生まれ。書店員。 丸善ジュンク堂書店福岡店に勤務。
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口訳 古事記
¥2,640
SOLD OUT
『口訳 古事記』 町田康 四六判、480ページ アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。 前代未聞のおもしろさ!!日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。 「汝(われ)、行って、玉取ってきたれや」「ほな、行ってきますわ」 イザナキとイザナミによる「国生み」と黄泉国行、日の神アマテラスの「天の岩屋」ひきこもりと追放された乱暴者スサノオのヤマタノオロチ退治、何度も殺されては甦ったオオクニヌシの国作り、父に疎まれた英雄ヤマトタケルの冒険と死、帝位をめぐる争い、女たちの決断、滅びゆく者たち――。 奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する! 目次 神xyの物語 スサノオノミコト 大国主神 天之忍穂耳命と邇邇芸命 日本統一 垂仁天皇の治世 日本武尊 応神天皇 仁徳天皇 町田康(マチダコウ) 1962年大阪府生まれ。1997年『くっすん大黒』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に「猫にかまけて」シリーズ、「スピンク日記」シリーズ、『ホサナ』『記憶の盆をどり』『湖畔の愛』『ギケイキ』『男の愛 たびだちの詩』『しらふで生きる 大酒飲みの決断』『私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?』など多数。
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【サイン本】戦争と五人の女
¥2,420
SOLD OUT
『戦争と五人の女』 土門 蘭 ※サイン入りです。 変形四六上製、408ページ 装釘:橋本太郎 読者諸兄姉へ 『戦争と五人の女』は、太平洋戦争の終戦後、そして、朝鮮戦争の休戦間近である1953年7月、その、僅かひと月の物語です。本作では、そのたった一ヵ月で、繰り返し繰り返し、五人の女が描かれます。 「五人の女」とは、主に戦争という混乱期に翻弄された娼婦たちのことです。娼婦という職業が重要なのではなく、外的な要因に翻弄されていくという、その輪郭が文学になります。 思えば、戦争というものは「個人の力ではどうにもならない世界の理不尽なシステム」の比喩なのでしょう。その「理不尽な暴力」「抗うことができない絶望的な世界の仕組み」は、現代の我々が感じている閉塞感と、とても似ているように思えます。時代が違っても、人間というものの本質はあまり変わっていないのかもしれませんね。 著者の筆致は判然として明快とも言えますが、しかしモチーフは重厚。そのようなテーマを、小説という体系を使い、女性そのものを描こうとしています。 舞台は広島県呉市朝日町。 『この世界の片隅に』(こうの史代著、双葉社刊)を読まれた読書子ならば、リンという遊女が出てきた街として記憶されていることでしょう。時代は10年ほど違いますが、場所は同じです。 それは著者が生まれ育った、故郷でもあります。行間の生々しい息遣いは、そのような背景から生まれているのかもしれません。 また、本作は、これまで中短編を書いてきた土門蘭の、初の長編小説でもあります。 画文集やルポルタージュなどで(つまり、歌人としてインタビュアーとして)定評と人気を集める著者ですが、待望の文芸作品が刊行される運びとなりました。 普段、読書をしていないひとでも読みやすく、しかし、読む時期によっては人生が変わってしまうほどの強い小説です。ぜひぜひ、この機会にお求めください。請御好評。 編集部より 目次 001 読者諸兄姉へ 021 ユウ 081 クンヒ 141 世津 199 ジュンヒ 283 ヨンジュ/英子 406 読者諸兄姉へ 407 著者略歴 土門蘭(どもんらん) 1985年広島出身、京都在住。同志社大学文学部国文学科卒。小説・短歌等の文芸作品を執筆するほか、インタビュー記事のライティングやコピーライティングなども行う。著書に、歌集『100年後あなたもわたしもいない日に』(共著・京都文鳥社刊)、ルポルタージュ『経営者の孤独。』(ポプラ社刊)。
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読書の日記 本を出す 指を切る お葬式
¥2,200
『読書の日記 本を出す 指を切る お葬式』 阿久津隆 文庫判、672ページ 本を読む人と、その生活。心地よく本を読むことに特化した〈本の読める店〉「fuzkue」店主による、読書の喜びに満ちた日記シリーズ、第3弾。 2018年5月10日から2018年10月3日までの分をまとめ、加筆・修正を加えたものです。 額に入れた絵画のような美しい表紙の、厚さ5cmのハードカバー。装画・長谷川海。 登場する本(一部):マルセル・プルースト『失われた時を求めて』ミシェル・レリス『幻のアフリカ』中井久夫『徴候・記憶・外傷』阿久津隆『読書の日記』保坂和志『ハレルヤ』滝口悠生『茄子の輝き』ロバート・クーヴァー『ユニヴァーサル野球協会』伊藤亜紗『どもる体』など。 阿久津隆(アクツタカシ) 1985年栃木県生まれ。東京・初台にある〈本の読める店〉fuzkue 店主。2020年4月には下北沢店もオープン。著書に『読書の日記』(NUMABOOKS)、『本の読める場所を求めて』(朝日出版社)
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読書の日記 InDesign 入籍 山口くん
¥2,200
『読書の日記 InDesign 入籍 山口くん』 阿久津隆 文庫判、672ページ 本を読む人と、その生活。心地よく本を読むことに特化した〈本の読める店〉「fuzkue」店主による、読書の喜びに満ちた日記シリーズ、第4弾。 2018年10月4日から2019年2月2日までの分をまとめ、加筆・修正を加えたものです。 額に入れた絵画のような美しい表紙の、厚さ5cmのハードカバー。装画・カナイフユキ。 登場する本(一部):マルセル・プルースト『失われた時を求めて』吉田健一『時間』ケイト・ザンブレノ『ヒロインズ』アリ・スミス『両方になる』千葉雅也『意味がない無意味』坂口恭平『cook』ホルヘ・イバルグエンゴイティア 『ライオンを殺せ』庄野潤三『夕べの雲』など。 阿久津隆(アクツタカシ) 1985年栃木県生まれ。東京・初台にある〈本の読める店〉fuzkue 店主。2020年4月には下北沢店もオープン。著書に『読書の日記』(NUMABOOKS)、『本の読める場所を求めて』(朝日出版社)
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収集百貨3
¥1,100
『収集百貨3』 BOCO / Photographer Udagawa / Planner magster / Magnet Collector matsuko / Designer A5(148mm × 210mm)、オールカラー 38ページ、ホッチキス中綴じ ※ページの中には関連性のあるコレクションのオマケが1冊に1つ挟まっています。何が入ってるかは、開けてからのお楽しみです。 T世代(溜めっこ世代)待望のコレクションZINE『収集百貨3』の登場です。 収集癖のある4人が集めている物を撮影した写真集ZINEです。 今回は、BOCOのコーム/プラ雑貨コレクション、 宇田川一美の封筒裏柄ギャラリー、 magsterの色色マグネットコレクション、 matsukoの雑がみ・缶・はたらくかんの数々・・・ SDGs(すごく・断舎離・ぎらい)なわたしたちの収集世界をお楽しみください。 説明等の文章はなく、見るだけで楽しい、想像力が広がる写真集。 ファーストフードのページに、ポテトの袋、封筒のページに、封筒、伝票のページに、伝票の切れはし。。。等
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姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論
¥1,100
『姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論』 大竹昭子 文庫判 (105mm × 148mm)、並製、カバー無し 72ページ 表紙:大竹伸朗+大竹彩子(花キック)2023年 画家・大竹伸朗について、大竹昭子が書き下ろし。伸朗氏との対談、伸朗氏祖母「井上てる女」(俳号)の貴重なエッセイも収録。 目次 05 はじめに 11 随想 姓がおなじ人 極私的大竹伸朗論 大竹昭子 51 オフトーク 大竹伸朗 × 大竹昭子 69 エッセイ 二十年 井上てる女(大竹伸朗 祖母)
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【白根ゆたんぽ】AT BEFORE LESS FUN
¥2,200
SOLD OUT
『AT BEFORE LESS FUN』 白根ゆたんぽ B5判 257mm × 182mm 40ページ 2022年に京都で開催した個展「楽しくなくなる前に」のメインの壁面作品をまとめてリソグラフで再現しました。黄色とオレンジをそれぞれ蛍光色に変更しています。
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【白根ゆたんぽ】yuroom girl 顔だけステッカー
¥400
SOLD OUT
『yuroom girl 顔だけステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦4.6cm×横4.6cmです。
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【白根ゆたんぽ】2TONE GIRL メタリックステッカー
¥400
『2TONE GIRL メタリックステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦7.1cm×横4.5cmです。
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【白根ゆたんぽ】メガネステッカー2023
¥400
SOLD OUT
『メガネステッカー2023』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦10.9cm×横5.8cmです。
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【白根ゆたんぽ】2TONE mini GIRL えがお
¥300
『2TONE mini GIRL えがお』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦6.8cm×横4.3cmです。
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【白根ゆたんぽ】2TONE mini GIRL びっくり
¥300
『2TONE mini GIRL びっくり』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦6.8cm×横4.3cmです。
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短歌同人誌 『西瓜』第八号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第八号 2023年 spring 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第八号です。 第八号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、100ページ
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清水美穂子『月の本棚 under the new moon』
¥2,420
『月の本棚 under the new moon』 清水美穂子 B6変型判 縦180mm × 横120mm 288ページ 先の見えない新月の夜にも、いつも美しい言葉がそばにあった。 月はやがて満ちていく。新しい時代への希望を綴る「読書日記」。 小説から哲学、エッセイ、人類学の本まで、月を眺めるように読んで、果てしない気持ちになった58作品を紹介。「先が見通せず、前に一歩も進めないとき、しばし立ち止まって本を開き、ほかの人生を生きてみました。そこでたくさん旅をしました。過去へも旅をして、小学校の図書室で本を読む自分にも出会いました。 」(「あとがき」より)。 ◉ 本書に登場する作品より/『マザリング・サンデー』グレアム・スウィフト、『雲』エリック・マコーマック、『オーバーストーリー』リチャード・パワーズ、『アップルと月の光とテイラーの選択』中濵ひびき、『月の立つ林で』青山美智子、『アディ・ラルーの誰も知らない人生』V・E・シュワブ、『断絶』リン・マー、『そのひと皿にめぐりあうとき』福澤徹三、『土星の環 イギリス行脚』『アウステルリッツ』W・G・ゼーバルト、『Mトレイン』パティ・スミス、『優しい鬼』レアード・ハント、『インディアナ、インディアナ』レアード・ハント、『ネバーホーム』レアード・ハント、『オープン・シティ』テジュ・コール、『わたしのいるところ』ジュンパ・ラヒリ、『べつの言葉で』ジュンパ・ラヒリ、『いちばんここに似合う人』ミランダ・ジュライ、『あなたを選んでくれるもの』ミランダ・ジュライ、『おるもすと』吉田篤弘、『日日是好日』森下典子、『一日一菓』木村宗慎、『まなざしの記憶 だれかの傍らで』植田正治・鷲田清一、『ガザに地下鉄が走る日』岡真理、『西欧の東』ミロスラフ・ペンコフ、『テヘランでロリータを読む』アーザル・ナフィーシー、『消失の惑星(ほし)』ジュリア・フィリップス、『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』奈倉有里、『さよならまでの読書会』ウィル・シュワルビ、『夜の舞』イサアク・エサウ・カリージョ・カン、『解毒草』アナ・パトリシア・マルティネス・フチン、『雑貨の終わり』三品輝起、『すべての雑貨』三品輝起、『冬の日誌』ポール・オースター、『トゥルー・ストーリーズ』ポール・オースター、『ケンブリッジ・サーカス』柴田元幸、『無声映画のシーン』フリオ・リャマサーレス、『名もなき人たちのテーブル』マイケル・オンダーチェ、『華氏451度』レイ・ブラッドベリ、『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ、『アメリカの〈周縁〉をあるく 旅する人類学』中村寛・松尾眞、『語るに足る、ささやかな人生』駒沢敏器、『ボイジャーに伝えて』駒沢敏器、『彼女たちの場合は』江國香織、『庭とエスキース』奥山淳志、『ある一生』ローベルト・ゼーターラー、『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ、『使者と果実』梶村啓二、『奇跡も語る者がいなければ』ジョン・マグレガー、『こびととゆうびんやさん」カレル・チャペック、『きみがぼくを見つける』サラ・ボーム、『おやすみ、リリー』スティーヴン・ローリー、『友だち』シーグリッド・ヌーネス、『ある小さなスズメの記録』クレア・キップス。 ◉目次 1 魅力的な図書室/見えないものに導かれる感覚/月を眺めるように読む/ルールとゲーム。お噺の娯楽/パンデミックの時代に 2 過去に属している場所/パティ・スミスの本棚/遊歩者の小説 3 ジュンパ・ラヒリの第三の言語/瞬間の連なりのアート/茶道の稽古/一杯の白湯のような本 4 それはもう遠い国ではなかった 5 本棚の写真を撮った日/小説と日記のあわいに遊ぶ 6 無声映画とキャッツテーブル/マイ・ブックショップとブラッドベリ/アメリカの路上で 7 台風に閉じ込められた日に/名もなき人たちのささやかな生と死/見つける/いとおしきもの ◉ 本書で紹介している作品 『マザリング・サンデー』グレアム・スウィフト、『雲』エリック・マコーマック、『オーバーストーリー』リチャード・パワーズ、『アップルと月の光とテイラーの選択』中濵ひびき、『月の立つ林で』青山美智子、『アディ・ラルーの誰も知らない人生』V・E・シュワブ、『断絶』リン・マー、『そのひと皿にめぐりあうとき』福澤徹三、『土星の環 イギリス行脚』W・G・ゼーバルト、『アウステルリッツ』W・G・ゼーバルト、『Mトレイン』パティ・スミス、『優しい鬼』レアード・ハント、『インディアナ、インディアナ』レアード・ハント、『ネバーホーム』レアード・ハント、『オープン・シティ』テジュ・コール、『わたしのいるところ』ジュンパ・ラヒリ、『べつの言葉で』ジュンパ・ラヒリ、『いちばんここに似合う人』ミランダ・ジュライ、『あなたを選んでくれるもの』ミランダ・ジュライ、『おるもすと』吉田篤弘、『日日是好日』森下典子、『好日日記』森下典子、『一日一菓』木村宗慎、『まなざしの記憶 だれかの傍らで』植田正治・鷲田清一、『ガザに地下鉄が走る日』岡真理、『西欧の東』ミロスラフ・ペンコフ、『テヘランでロリータを読む』アーザル・ナフィーシー、『ロリータ』ウラジーミル・ナボコフ、『消失の惑星(ほし)』ジュリア・フィリップス、『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』奈倉有里、『さよならまでの読書会 本を愛した母が遺した「最後の言葉」』ウィル・シュワルビ、『夜の舞』イサアク・エサウ・カリージョ・カン、『解毒草』アナ・パトリシア・マルティネス・フチン、『雑貨の終わり』三品輝起、『すべての雑貨』三品輝起、『冬の日誌』ポール・オースター、『トゥルー・ストーリーズ』ポール・オースター、『ケンブリッジ・サーカス』柴田元幸、『無声映画のシーン』フリオ・リャマサーレス、『名もなき人たちのテーブル』マイケル・オンダーチェ、『華氏451度』レイ・ブラッドベリ、『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ、『アメリカの〈周縁〉をあるく 旅する人類学』中村寛・松尾眞、『大草原の小さな家』ローラ・インガルス・ワイルダー、『語るに足る、ささやかな人生』駒沢敏器、『ボイジャーに伝えて』駒沢敏器、『彼女たちの場合は』江國香織、『庭とエスキース』奥山淳志、『ある一生』ローベルト・ゼーターラー、『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ、『まほうのクリスマスツリー』リー・キングマン、『使者と果実』梶村啓二、『奇跡も語る者がいなければ』ジョン・マグレガー、『こびととゆうびんやさん」カレル・チャペック、『きみがぼくを見つける』サラ・ボーム、『おやすみ、リリー』スティーヴン・ローリー、『友だち』シーグリッド・ヌーネス、『ある小さなスズメの記録』クレア・キップス。 清水美穂子(シミズミホコ) 文筆家。ブレッドジャーナリスト。 1965年東京生まれ。All About、Yahoo! ニュース、食の専門誌など各種メディアでパンとそのつくり手を取材・執筆。趣味は茶道と毎朝の公園でのごみ拾い。著書に『月の本棚』(書肆梓)、『BAKERS おいしいパンの向こう側』(実業之日本社)、『日々のパン手帖 パンを愉しむ something good』(メディアファクトリー)他。
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コーヒーについてぼくと詩が語ること
¥2,420
SOLD OUT
『コーヒーについてぼくと詩が語ること』 What We Talk About When We Talk About Coffee .小山伸ニ 四六判、328ページ 15世紀にイスラームの地で生まれたコーヒー飲用の文化から、21世紀現在のコーヒーの新潮流までを、著者が親しんできた古今東西の書物から読み解き、縦横無尽に語り尽くします。巻末には約50頁にわたる注釈とコーヒーの基礎知識及び参考文献付き。コーヒーやカフェの仕事に携わる人には、いつもと異なる視点からコーヒーを眺める機会となることでしょう。コーヒーを愛するすべての人に、コーヒーがいつもよりちょっと味わい深くなる一冊です。 <目次> コーヒーを愛する未知のあなたへ 第1章 旅するコーヒー 1 はじめに、あるいは道草から始まる物語 2 ニコのコーヒーをめぐる冒険 3 眠りたくない夜のために 4 「カフェ的」なるものの誕生 イスタンブールの「コーヒーの家」・パリの初期カフェ 5 日本でのコーヒー文化の進化 西欧化と日本のコーヒー受容・日本独自のハンド・ドリップ文化 6 手のひらの時代のコーヒー 第2章 ソクラテスのカフェ 1 哲学カフェ 2 詩とコーヒー 3 スーフィーのコーヒー 4 移動と変容 5 ふたたび、戦争 6 戦争と映画 7 最後のコーヒー 第3章 コーヒー文化論一九六八/二○一八 1 明治維新から 2 学生たちの「反乱」 3 食の総合出版社のこと 4 コーヒーをめぐる書籍 5 コーヒーの雑誌『blend』 6 異彩を放った著者 7 二十一世紀のコーヒー文化 8 新しい雑誌の登場 第4章 「詩とコーヒー」試論 1 禁酒法の国のコーヒー アラビア・フランス・イタリア・ウィーン・イギリス・アメリカ 2 ユーカーズにおける「コーヒーの詩」 3 朝に一杯のコーヒーを 4 コーヒーは詩を響かせるか コーヒー基礎知識・注釈・参考文献一覧・本書に登場した映画 小山伸二(おやましんじ) 1958年鹿児島県生まれ。東京都立大学法学部卒。食の総合出版社、株式会社柴田書店を経て、1988年より辻調理師専門学校に勤務。現在は食文化の授業を担当。 立教大学 観光学部兼任講師、日本コーヒー文化学会常任理事、食生活ジャーナリストの会副代表幹事。 書肆梓代表。詩人としても活動している。詩集『さかまく髪のライオンになって』(書肆梓)、『きみの砦から世界は』(思潮社)ほか。
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旅のことばを読む
¥2,530
SOLD OUT
『旅のことばを読む』 小柳淳 四六判、220ページ 海外渡航歴122回の著者が贈る、旅を豊かに素敵にする本を紹介するエッセイ。 旅したいあなたに、旅の前に、旅のさなかに、旅の思い出に読みたい一冊! どこかに行きたい。知らない街を歩いてみたい。 世界中を旅してきた著者には、具体的な旅行の計画を立てる前に、普段の暮らしのなかで夢想する旅がある。その時間を充実させるのが、旅のことばを読むこと。それはガイドブックにとどまらない。世界中の人々の衣食住、民族、言語、交通、自然、歴史、文化、芸術、宗教。せっかく出会う未知のものごとを、自分がいま持っている知識だけで判断し、決めつけるのはもったいない。素直な気持ちで向き合いたい。そういう気持ちになる本や、未来の旅を豊かに深める本、手本としたい憧れの旅人について、旅好き、乗り物好き、そして歴史好きの著者が紹介するエッセイ。 目次 プラス1の旅 無垢な観点、旅の慎み さらりと旅をしてしまう/壁のあった街/変化し続ける都市/変わらぬ美しい海/アメリカらしさ 中央と周縁 地中海の真ん中へ/みちのくの先/格子の街区/大草原の興亡/世界の十字路/広大な隣の大地 空の視点、海の視点 空気と水/航海の時代/楽園を知る/海のアジア/空から眺める 祈りとことば 私のことばは/旅先の文字/百人一首/イタリアにて/ホアンとジョアン/聖地参詣/ほとけのおしえ 旅の具 境界を越える/高校の地図帳/古代と現代の道の重なり/紙の上の列車旅/パピルス・紙・ディスプレイ 旅人 小さな美しいもの カレル・チャペック/フィールドワークの人 鶴見良行/温泉を旅する 山崎まゆみ/自らと対話する 沢木耕太郎/旅の心得 松尾芭蕉/憧れとノスタルジア 車寅次郎 小柳淳(こやなぎじゅん) 1958年東京都生まれ。旅行作家。海外渡航122回、国内未踏4県。1981年東京都立大学法学部卒。鉄道会社にて観光宣伝販促、商品企画、インバウンド開発などを経て、旅行業、ホテル業に携わり、2022年に退任。2008年国土交通大臣・観光立国担当大臣よりVisit Japan大使に任命される。(一社)日本旅行作家協会会員、NPO法人日本香港協会理事、香港巴士鐵路旅遊協會会長。観光、インバウンド関係講演多数。旅の「ひと箱書店」街々書林店主。 著書に『香港のりもの紀行』(1997年昭文社)、『現代の香港を知るKEYWORD888』編著(2007年三修社)、『香港ストリート物語』(2012年TOKIMEKIパブリッシング)、『香港路面電車〈トラム〉の走る街』共著(2015年春陽堂書店)など。
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あまから手帖 2023年5月号
¥880
『あまから手帖 2023年』5月号 275mm × 210mm 136ページ 京都に降り立つと、ふと思いません?京都にいるときゃ、なんて呼ばれていたんだっけな、と。まぁ、こんなことを思い浮かべるのは、オーバー50ですよね。『昔の名前で出ています』がヒットしたのは1977年。王貞治さんが756号を打った年ですね。 いきなり話が逸れちゃいましたが、ゴールデンウィークのちょっと前に書店に並ぶ次号は京都特集!いざ、京都。わざわざ、京都。やっぱり京都。おいでやす、京都。明日と京都。etc.陽気に誘われ、京の町へ繰り出す気分が盛り上がる一冊です! 目次 2 食にかまけず 文=町田康 4 あま、から。 写真=長野陽一 6 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 11 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 編集長より 写真=宇壽山貴久子 文=江部拓弥 16 京都のメモリーズ あかんでも、ええねん。 写真=野村恵子 文=バッキー・イノウエ 18 舟を漕いで茶屋に行く。 文=スズキナオ 写真=大森克己 24 ハリーの部屋 写真と談=ハリー中西 文=穴田佳子 30 京都人はイタリアンがお好き 文=本庄彩 写真=岡森大輔 40 福知山の鬼と姫。 文=浪花朱音 写真=エレファント・タカ 46 日々是パン。 文=小林明子 写真=増田えみ 52 晴れた日は自転車に乗って 文=中岡愛子 写真=倉科直弘 56 味に魅かれて通う店 文=山寺三郎 写真=竹中稔彦 60 「加藤みそ」は106年 文=酒井洋輔 写真=塩崎聰 66 木屋町とレコードと。 文=中井シノブ 写真=西島渚 70 朝から呑んでもいいですか? 文=猫田しげる 写真=福森クニヒロ 75 あまからcookingwith Class S プレミア 86 「会館呑み」の快感。 文=泡☆盛子 写真=佐伯慎亮 94 新京極の、おかしな二人 文=堀炬燵ひろし 写真=津久井珠美 98 船に乗って宿に行く。 文=船井香織里 写真=高見尊裕 104 京都のメモリーズ 京都らしい店、あれこれ 文=堀部篤史 111 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 113 京都 芯を食らう 文=中井シノブ 写真=大道雪代 115 大阪 発酒オーライ 文=廣田彩香 写真=中島真美 117 兵庫 神戸のE面所 文=安田謙一 写真=山口謙吾 119 #和食が知りたい 写真=福本旭 123 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 124 日本ワイン、ようわからん 談=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 125 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 126 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 128 故郷を離れて 写真=田附勝 130 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 132 アウト・オブ・タイム 133 あまからスーパースター列伝 134 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 136 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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私と世界をつなぐ、料理の旅路
¥2,420
SOLD OUT
『私と世界をつなぐ、料理の旅路』ー14人の「私が料理をする理由」 インセクツ 編 A5判、168ページ ポーランドのポンチキ、ポルトガルの鶏の炭火焼き、 モロッコのタジン鍋…… 世界の国々の料理やお菓子を手がけ、店やケータリングという形で向き合い続ける女性たち。彼女たちは、なぜその国の料理を手がけるようになったのだろうか? その軌跡を辿ってみると、純粋に料理が好きで料理人を目指したという人もいれば、惹かれた国を追いかけているうちに料理を始めたという人もいる。料理を通して自分のルーツに触れた人もいれば、どこか心の中に通ずるものを得た人もいる。 料理という行為は、多くの人にとって身近なものであるけれど、それは単に食事を作ることだけでなく、さまざまなことにつながっている。 思い出を反芻すること。知らない世界を覗くこと。科学者のように探究すること。受け継ぐこと……。 世界各国の料理に携わる14名の女性たちのエピソードを通した、食べるだけでない料理の姿と、そこから広がる人生の物語を収録。 <本書で紹介する14名> インド料理[vanam]落合亜希子さん インド料理[Samosa wala Timoke]北村朋子さん ベトナム料理[ベトナム料理研究所]ユキさん 台湾料理[小部屋莉婷子]りてこさん メキシコ料理[メシカ]山口恭子さん 世界のごはん[TABEBITO]石原理恵さん スウェーデンの郷土菓子[FIKAFABRIKEIN]小原愛さん ロシア・ジョージア料理[ハチャプリ]米田妙子さん ポーランドの郷土菓子[ポンチキヤ]坂元萌衣子さん イギリスの郷土菓子[UNDERGROUND BAKERY]手井梨恵さん ポルトガル料理[葡萄牙料理 ピリピリ]浦谷ゆりさん イタリア料理[Osteria La Cicerchia]連久美子さん イタリア郷土菓子[Litus]塩月紗織さん モロッコ料理[エンリケマルエコス]小川歩美さん 目次 002 はじめに 007 インド料理[Vanam] 落合亜希子さん【インドを巡る】 017 インド料理[Samosa wala Timoke] 北村朋子さん【インドを巡る】 029 ベトナム料理[ベトナム料理研究所] ユキさん【ベトナムに暮らす】 041 台湾料理[小部屋莉婷子] りてこさん【台湾を巡る】 051 メキシコ料理[メシカ] 山口恭子さん【メキシコを巡る】 061 世界のごはん[TABEBITO] 石原理恵さん【世界のあっちこっちを巡る】 071 スウェーデンの郷土菓子[FIKAFABRIKEIN] 小原愛さん【スウェーデンに暮らす】 079 ロシア・ジョージア料理[ハチャプリ] 米田妙子さん【ロシア・ジョージアを巡る】 089 ポーランドの郷土菓子[ポンチキヤ] 坂元萌衣子さん【ポーランドを巡る】 101 イギリスの郷土菓子[UNDERGROUND BAKERY] 手井梨恵さん【イギリスを巡る】 115 ポルトガル料理[葡萄牙料理 ピリピリ] 浦谷ゆりさん【ポルトガルを巡る】 127 イタリア料理[Osteria La Cicerchia] 連久美子さん【イタリアに暮らす】 139 イタリア郷土菓子[Litus] 塩月紗織さん【イタリアに暮らす】 149 モロッコ料理[エンリケマルエコス] 小川歩美さん【モロッコを巡る】 164 SHOP LIST 166 謝辞・参考文献
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【サイン本】勅使川原真衣『「能力」の生きづらさをほぐす』
¥2,200
※ 著者直筆サイン本です。 『「能力」の生きづらさをほぐす』 勅使川原真衣 磯野真穂 執筆伴走 四六判 縦188mm × 横128mm 264ページ 生きる力、リーダーシップ力、コミュ力… ◯◯力が、私たちを苦しめる。 職場や学校、家庭で抱えるモヤモヤを なかったことにしたくないすべての人へ ――――― 「『能力』にすがってしまうのは、 不確定な人生を少しでも確かだと思いたい、 私たち人間の弱さゆえなのでしょう」 執筆伴走 磯野真穂さん(人類学者) 「俺にケンカ売ってんの? 君いい度胸してるな」 前職の先輩 山口周さん(独立研究者・著作家) ――――― 組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵 現職では「優秀」、前職では「使えないやつ」現象はなぜ生まれるの? 移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。 その実態を教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、 他者とより良く生きる方法を模索する。 「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」 ガン闘病中の著者が贈る、まさかのストーリー。 ――ときは、2037年。急降下した 上司の評価で病める息子を救うため、 死んだはずの母さんがやってきた!? 執筆に伴走した、磯野真穂さん(人類学者)も言葉を寄せる。 目次 はじめに プロローグ 母さん、僕は仕事のできない、能力のないやつですか? 第1話 能力の乱高下 第2話 能力の化けの皮剝がし―教育社会学ことはじめ 第3話 不穏な「求める能力」―尖るのを止めた大学 第4話 能力の泥沼―誰も知らない本当の私 第5話 求ム、能力屋さん―人材開発業界の価値 第6話 爆売れ・リーダーシップ―「能力」が売れるカラクリ① 第7話 止まらぬ進化と深化―「能力」が売れるカラクリ② 第8話 問題はあなたのメンタル―能力開発の行き着く先 第9話 葛藤をなくさない―母から子へ エピローグ 母さん、ふつうでない私は幸せになれますか? 伴走者からの言葉 磯野真穂 おわりに 前書きなど はじめに 「どうしてうまくいかないんだろう......。これって、自分のせい?」 職場や学校などで物事がうまくいかないとき、原因を自分のダメさ加減に求めてしまう、まじめな私たち。言動はもちろん、考え方、習慣、果ては性格までが反省対象となる。でも、その一方で、「本当に自分だけが問題なの?」とモヤモヤすることはないですか? “目的に向かって活動する二人以上の人間の集まり”を「組織(チーム)」と捉える私は、組織開発の専門家です。企業はもちろん、病院、学校、スポーツチーム、時には親子や夫婦に寄り添いながら、人と人の関係性をより良くする方法を考え、実践しています。そのなかで、社会の「こうあるべき」という一見正しい要請が、個人を追い詰め、人と人との協働を阻む大きな要因となっていることに懸念を抱いてきました。 とりわけ、厄介なのが、本書が主に扱う「能力」と呼ばれるものです。ある特定の「能力」を持つことが正しく、それを獲得することが人を幸せや成功に導く― そんなふうに語られることの多いこと。冒頭に記したような不安や違和感を抱える人にすかさず、「そう、 あなたがダメなのは、『能力』が低いから。『〇〇力』があればうまくいく」と耳打ちするのです。そうして多くの人が、問題は「自分の能力」と信じて、日々悪戦苦闘を続けていく。しかし、華々しく活躍できるのは一握りで、移ろいがちな誰かの評価や、次々と登場しては消える「社会が求める能力」の要請に疲弊し、心の病を抱えてしまう人も珍しくありません。しかも、それらはすべて「自己責任」として片付けられるのです。 しかし、人と人がともに生きる場で生じる不安や違和感の多くは、他者との「関係性」の問題。うまくいかないのは、あなただけの問題でも、個人の「能力」の問題でもありません。 現場で経験を深めるなかで、「あなたには足りないものがある」と個人に欠乏を突きつけ、 不安を煽るような言説が年々影響力を増していくことに、大きな危惧を覚えるようになり ました。本書では、こうした「能力」を巡る生きづらさの構造をじっくりと解きほぐし、 その泥沼から抜け出す方法を模索しています。 私は今、幼い子どもたちを育てながら、ガン闘病を続けています。そんななかで思うの が、こんな息苦しい社会に子どもたちが生きていくとしたら、死んでも死にきれないとい うことです。そうした問題意識から書きはじめたこの本は、自然と子どもたちとの対話形 式になりました。 年後、大人になった子どもたちに向けた、「母さん」の教えなので、少々 うざったく感じるかもしれません。しかし、どんな場所でも、新しい環境で人との関係に 悩むとき、他者とともにより良く生きるためのエッセンスを詰め込んだつもりです。 それでは、母が子に贈る、ちょっと不思議な能力の話。はじまり、はじまり~。 版元から一言 「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」 ガン闘病中の著者は、企業をはじめ、学校や病院、スポーツチーム、ときには家族に寄り添いながら、人と人とのより良い関係性づくりに尽力する組織開発の専門家。能力主義社会の広がりが、人間関係の息苦しさを生んでいると指摘します。本書の設定は、15年後。急降下した上司の評価で病める息子を救うため、あの世からやってきた著者(母)が、子どもたちと対話しながら“他者と生きる知恵”を示します。 勅使川原真衣(テシガワラマイ) 1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。2017年に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、企業はもちろん、病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。 磯野真穂(イソノマホ) 人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。2010年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。 著書に『なぜふつうに食べられないのか-―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、『他者と生きる』(集英社新書)、共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。本作では、著者の執筆に伴走し、言葉を寄せる。
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【サイン本】サイコロ012 あなたと同じ名前の木
¥880
同人誌『サイコロ012 あなたと同じ名前の木』 保光敏将/小田島檀/小沼宏之/世田谷ピンポンズ/タカダユウコ/林美樹/山川直人/鈴木裕人/文庫善哉/長田結花 ※山川さんのイラスト、サイン入りです。 A5判、88ページ 表紙装画 / 保光敏将 装釘 / 小沼宏之 [Gibbon] 発行 / サイコロ堂 もくじ 「海と鳥と」 保光敏将 05 「スリランカの紅茶」 小田島檀 18 「日々葉々 #02 散発」 小沼宏之 24 「品品円盤譚」 世田谷ピンポンズ 29 「ワタクシ的写真日記2」 タカダユウコ 35 「かりそめ」 林美樹 44 「傘の中」 山川直人 47 「名古屋の古本屋で」 鈴木裕人 64 「消える残る」 文庫善哉 70 「桑の実」 長田結花 75
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NEPENTHES in print #18
¥550
SOLD OUT
『NEPENTHES in print #18』"SOUTH2 WEST8 20th ANNIVERSARY ISSUE “ 304mm × 243mm 56ページ NEPENTHESが発行するバイリンガル雑誌『NEPENTHES in print』最新号は"SOUTH2 WEST8 20th。ANNIVERSARY ISSUE"と題し、ブランド誕生から20周年を迎える〈SOUTH2 WEST8〉を一冊まるごと大特集。 〈SOUTH2 WEST8〉20年の軌跡を辿る特集ページをはじめ、撮り下ろしファッションストーリーはスタイリスト片貝俊による札幌街編「REMIX」と、ベーシスト日向秀和をモデルに起用した旭川アウトドア編の二本立て。 さらに〈BEN MILLER〉をはじめとするアーティストへのインタビュー、札幌エリアとNEPENTHES新プロジェクト「花、太陽、雨」の拠点である美瑛、旭川エリアを紹介するシティガイドなど充実の内容となっています。 Contents 「NORTHWARD」Remixed by Shun Katakai 「20 years of SOUTH2 WEST8」 「SOUTH2 WEST8 x TACOMA FUJI RECORDS」20 year anniversary products 「NEPENTHES CITY GUIDE」Sapporo 「THE EXTREME」Interview by Hidekazu “Hinatch” HInata 「NEEDLES x AMARILLO」Interview by Airi Takahashi 「HANA, TAIYO, AME」A Project from Biei, Hokkaido 「NEPENTHES CITY GUIDE」Asahikawa 「ART IN FASHION」Interview by Ben Miller 「SOUTH2 WEST8 x SAKURAI」Interview by Masayuki Sakurai 「TENKARA SESSION」 「MY DAILY ESSENTIALS」
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新版 ECMの真実
¥4,180
『新版 ECMの真実』 稲岡邦彌 四六判、576ページ 1973年にECMがECMレーベルをまとっての国内プレス盤の発売以来50周年を迎える2023年。一度は発作に倒れた総師マンフレート・アイヒャーが不死鳥のように蘇り80歳を迎える。河出書房新社より2001年(初版)、2009年(増補改訂版)と刊行され、日本の音楽ファンに読み継がれてきた『ECMの真実』をさらに大幅に増補改訂した『新版 ECMの真実』。 1969年にマンフレート・アイヒャーによって設立されたECM(Edition of Contemporary Music)Recordsは、“沈黙に次ぐ最も美しい音(The Most Beautiful Sound Next to Silence)”をコンセプトに50余年にわたって今なお唯一無二の存在であり続けている。ドイツ・ミュンヘンで20代の若者が始めた小さなレーベルは、いかにして世界を牽引するレコード会社となったのか。本書はECMの初期10年間にレーベル・マネジャーとして尽力した著者による無類の歴史物語=ECMの真実であり、とりわけ日本とのかかわりがECMにとって強力な起爆剤となっていたことが克明に描き出される。マンフレート・アイヒャーを軸として浮かび上がる「ECMの軌跡」、さまざまな関係者の証言による「ECMの伝説」の2部構成。今回の「新版」では、ECMと深い関わりのある人物のインタヴューを多数追加し、また日本におけるECM受容の一端を示す資料を掲載する。約200ページ増の大ヴォリューム。現代音楽としてのジャズ、前衛音楽としてのクラシック、“沈黙に次ぐ最も美しい音”に迫る。 もともとは河出書房新社より2001年(初版)、2009年(増補改訂版)と刊行されてきた『ECMの真実』を、さらに大幅に増補(約200ページ増)し、装いを一新。ジャケ写を大量に掲載したり、本文を横組みにしたり、旧版と比べるとかなり印象が変わっています。 2019年に『ECM catalog(増補改訂版)』(東京キララ社)が出て話題になりましたが、「カタログ」ではECMの歴史的な部分をどうしても捉えきれず、それを補うのが本書になります。特に日本とのかかわりからECMの初期の歴史について書かれているのは本書が唯一となっております。 目次 まえがき 巻頭に寄せて(マンフレート・アイヒャー) 【第 Ⅰ 部 ECMの軌跡】 ●第1章 トーチを受けて 黎明期 1 リンダウ、ベルリン、ミュンヘン 2 マル・ウォルドロン 3 ディストリビューション 4 ポール・ブレイ 5 初プロデュース ●第2章 異端としての出発 1970年代 1 ヤン・ガルバレク 2 ヤン・エリック・コングスハウク 3 デイヴ・ホランド 4 チック・コリア 5 独占契約 6 アンソロジー 7 デイヴ・リーブマン 8 ジョン・アバークロンビー 9 キース・ジャレット 10 スタンダーズ ●第3章 新たな挑戦 1980年代 1 アート・アンサンブル・オブ・シカゴ 2 ジャック・ディジョネット 3 フォト・セッション 4 契約終了 5 コリン・ウォルコット 6 ドン・チェリー 7 ニュー・シリーズ 8 パット・メセニー ●第4章 メディアを超えて 1990年代 1 ECMと映画 2 『レインボー・ロータス』 ●第5章 創立40周年を迎えて 2000年以降 1 オスロの虹 2 ECMと日本(日本人) 3 ニュー・シリーズを総括する 4 創立40周年を迎えて 5 ECM——A Cultural Archaeologyと周年イベント 【第 Ⅱ 部 ECMの伝説】 ●第6章 証言 01トーマス・ストゥーヴサント/02ハンス・ヴェンデル/03スティーヴ・レイク/04リー・タウンゼント/05デイヴィッド・ベイカー/06カーラ・ブレイ/07中野雄/08鯉沼利成/09及川公生/10矢野泰三/11大江旅人/12福井亮司/13大村幸則/14五野洋/15丸茂正樹/16内藤忠行/17菅野沖彦/18オノ セイゲン/19原田和男/20佐々木吉彦/21斉藤嘉久/22海老根久夫/23多田雅範/24堀内宏公/25ヤン・ガルバレク/26デイヴ・ホランド/27キース・ジャレット/28ジャック・ディジョネット/29ゲイリー・バートン/30ラルフ・タウナー/31デイヴ・リーブマン/32ジョン・アバークロンビー/33リッチー・バイラーク/34トーマス・スタンコ/35エグベルト・ジスモンチ/36ミロスラフ・ヴィトウス/37ジョン・サーマン/38ディノ・サルーシ/39アルヴォ・ペルト/40小曽根真/41キム・カシュカシャン/42ハイナー・ゲベルス/43マルクス・シュトックハウゼン/44チャールス・ロイド/45ドロシー・ダー/46ギヤ・カンチェーリ/47ケティル・ビヨルンスタ/48レーナ・ヴィッレマルク/49ヘルベルト・ヘンク/50ヨン・バルケ/51アリルド・アンデルセン/52スタンリー・カウエル/53スティーヴ・キューン/54トム・ファン・デア・ゲルト/55シュテファン・ミクス/56ポール・ブレイ/57マリリン・クリスペル/58ビル・フリゼール/59加古隆/60エンリコ・ラヴァ/61ステファーノ・ボラーニ/62ニック・ベルチュ/63ジョルジュ・グルンツ/64タイガー大越 ●第7章 対話 01 マンフレート・アイヒャー 02 スティーヴ・レイク 03 ロベルト・マゾッティ 04 サン・チョン 05 ポール・ブレイ 06 ヴァネッサ・ブレイ 07 アリルド・アンデルセン 08 キース・ジャレット 09 トーマス・モーガン 10 マティアス・アイク 11 ヤコブ・ブロ 12 イーサン・アイヴァーソン 13 菊地雅章 14 福盛進也 15 田中鮎美 16 デュオ・ガッザーナ 17 J.A.ファーバーとJ.E.コングスハウクを継ぐエンジニアたち ●第8章 エッセイ広告 詩誌『ユリイカ』と『カイエ』の裏表紙に連載した30本のエッセイのアーカイヴ あとがき 索引 稲岡邦彌(いなおかくにや) 1943年伊丹市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1973年、トリオ・ケンウッド時代に独ECMとライセンス契約を交わし、以来10年間、レーベル・マネジャーとしてECMの市場開発に尽力する。その間、洋楽部長、制作部長を歴任。2004年、web-magazine「JazzTokyo」を共同創刊、編集長に就任。音楽プロデューサーとして1998年、ジャズ・レーベル Transheartを設立、菊地雅章、ポール・ブレイ、リッチー・バイラークなどのアルバムを、2020年、King International内にNadja21レーベルを創設、中牟礼貞則&三吉功郎、渋谷毅&仲野麻紀などのCDをそれぞれ制作。共著に『ジャズCDの名盤』(文春新書)、編著にCD-ROM/BOOK『及川公生のサウンド・レシピ』(ユニコム)『増補改訂版 ECM Catalog』(東京キララ社)がある。
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IMPERFECT UTOPIA
¥7,800
SOLD OUT
『IMPERFECT UTOPIA』 Toru Morimoto & Tina Bagué ※ナンバーは写真のものと異なります。 228mm × 228mm 168ページ カラーとモノクロ計80カット 400部、ナンバー入り 「IMPERFECT UTOPIA」は二人による、コンテンポラリー・ドキュメンタリー写真を通して日本の離島の日常を表現するための写真プロジェクトです。 離島の日常を写真から読み取れるように文化人類学的アプローチをとり、離島の風習、文化、伝統、祭礼、コミュニティーを形成する個人、家族、集団、そして、これらの離島で独特な生活を生み出す経済とその生存形態をフイルムに収めました。 同時に、離島にある日常の美しさと、大都市から遠く離れ、海に囲まれ、世の中の流れからある程度離れ、日本人自身にも度々忘れ去られるような独特の場所だからこそ存在するディテールをカメラでとらえました。 日本は島国であるにもかかわらず、人口のほとんどが住む本土のライフスタイルは大陸的です。自身も自分たちが島民だという意識はありません。しかし、離島に住む人々は自分を島民だと認識し、自らを島民と呼びます。私たちは、日本の離島にユートピアがあるかもしれないと考えました。 私たちは、6年間(2014-2019)を費やし、海に浮かぶ60島以上の離島を撮影しました。その旅は困難であると同時に素晴らしいものでした。私たちがこのプロジェクトを通して感じたことは、離島の島人は本土の人たちよりも寡黙で、恥を知り、寛大でした。それは、一昔前の日本人を見ているようでした。そして彼らの住む離島には、本土では消え去った洗練されていない無垢の美がありました。私たちは、日本を島国として見ることができ、日本人を島人として見ることができました。 最終的にこの旅を通してユートピアを見つけることはできませんでしたが、家に帰り着き、ライトテーブルに置かれたフィルムのネガを見ていると、そこにはユートピアに近いモノを見ることができました。それが私たちが「IMPERFECT UTOPIA(不完全なるユートピア)」と呼ぶモノです。 この長期間プロジェクトを行なっていた時、二人はスペインに住んでいたので、年に1、2回日本を訪れ、約60の離島を撮影するのに6年間(2014-2019)費やしました。このため、この写真集はクラウドファンディングによる支援で作られています。 また、このプロジェクトでは中判フィルムカメラのみを使っています。のんびりとした離島の風景や人々を撮影するには、アナログカメラの方が合っていると思ったからだそうです。そして、全てのフィルムは、コダック・アラリス・ジャパンから提供を受け、東京の堀内カラーに全てのフィルムの現像を特別価格で引き受けていただいたそうです。
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【サイン本】狭山 HYDE PARK STORY 1971~2023
¥2,200
SOLD OUT
『狭山 HYDE PARK STORY 1971~2023』 麻田浩 監修 ※麻田浩さんのサイン入りです。 A5判 縦148mm × 横210mm 96ページ かつて狭山市と入間市にまたがって陸軍航空士官学校があった。戦後間もなく米軍に接収され「ジョンソン基地」となり、現在の稲荷山公園は「ハイドパーク」と呼ばれる米軍将校の住宅エリアだった。1970年代には周辺の米軍向けの住宅(米軍ハウス)へ、アメリカ文化に憧れる多くの日本人の若者たちが移り住み、「狭山アメリカ村」は日本の音楽史において重要な地となった― 本書監修の麻田浩氏の呼びかけにより、23年4月29日、30日に17年ぶりに開催される「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2023」を記念し、日本の音楽シーンを圧倒したデザイン集団workshop MU!! (眞鍋立彦、中山泰、奥村靫正)、ミュージシャンの小坂忠、細野晴臣、麻田浩たちがここに暮らし、活動した貴重な写真とエピソード、ハイドパーク周辺の当時のスナップ写真を交え、70年代の記憶を伝えるフォトブックとして刊行。 僕はハイドパークに程近い、米軍ハウスに引っ越した。そこはジェームス・テイラーのアルバムのような、アメリカのカントリーのような、雰囲気が感じられた ー 麻田浩(本書監修) 狭山にいた2年間。ぼくにとってあの2年間がとっても大事な日々だったのはたしかです。 狭山は当時のぼくにとって”夢のような場所”だった。 アメリカの音楽を聴いて育ってきて、ぼくたちの世代はそれに大きな影響を受けた ― 細野晴臣(HMF2005 記者会見より) 【写真】 野上眞宏、TORA MUSIC、Kinos、高橋写真館、Nick’s、Jeffrey Shellito 【写真掲載】 麻田浩/ workshop MU !! / 眞鍋立彦/ 中山泰/ 奥村靫正/ 小坂忠/ 高叡華/ 細野晴臣/ はっぴいえんど(細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂)/ 野上眞宏/ 松本洋子/ ジョンソン基地/ ハイドパーク/ 狭山アメリカ村/ 2005年ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル風景ほか 【コラム】 「Hyde Park Story 」麻田浩 「A Boomer's Story … 」眞鍋立彦 「アメリカ村の思い出」 トラミュージック 小坂叡華(高叡華) 「1971年頃 狭山アメリカ村」 野上眞宏/ 【装丁デザイン】眞鍋立彦(workshop MU!!) 【本文デザイン】津田充
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差異と重複
¥3,200
SOLD OUT
『差異と重複』 柿内正午 A5判 780ページ・二段組 並走する二つの日記。 停滞と変容の諸相。 どうでもよくない、代わり映えしない毎日。 2021年と2022年の日記が並走する大きな日記の本。 図体ばかりデカくて内容の大したことなさはいつもどおり。 大したことない日々は、どうでもよくはないのです。 「自分の日記を読み返しているうちに、もっと書かなくちゃなという気持ちが湧いてくる。この頃の僕は書けない読めないとぼやきつつもなんだかんだ結構読んでいるし書いているのだ。今の僕の方がずっと読めていないし書けていない。この数週間も、後で読み返すときには結構読めてるし書けてるじゃん、と感じるのだろうか。今回ばかりは、そうでもない気がするんだよなあ。というこれもまた、毎回思っていることなのだけど。一日として同じ日はない、というあまりに当然のことすらなんだか忘れてしまうようで、日記を読み返すと、確かに全部ちがう日だなあということと、とはいえ同じような日ばかりだということがよくわかる。同じようなことの繰り返しでも全く同じということはなく、その微妙な差異が積もり積もっていつのまにか見知らぬところにまで辿り着いていたりもするのだ。」(本文より) 巻末にこの日記の期間に読まれていた本を月ごとにまとめたリストに加え、拾い読みした本、読みかけの本、更には、図書館で借りて途中でやめたり結局開かれないままだったりした膨大な本のリストも掲載さrえています。
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じたばたするもの
¥1,980
『じたばたするもの』 大阿久佳乃 四六判変、176ページ 装丁:納谷衣美 《私の好きな小説の主人公に共通しているのは欺瞞やごまかし、半端な妥協に溢れているにもかかわらず平気な顔をして回り続ける世界への苛立ちを持っていることだ。苛立つのはそれが変わるのをどこかであきらめきれていないからだ。そしてこの間違った回り方をしている世界に馴染むまいとし、じたばたする》 ——本書より ソール・ベロー、スタインベックから、トニ・モリスン、アドリエンヌ・リッチまで。現代作家の小説や詩から、北米先住民の口承文学まで。J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公ホールデンに自分を重ねる大学生で文筆家の著者が、アメリカ文学・海外文学を読みながら、《生活すること・生きること・感じること》について綴った18編のエッセイを収録。 各エッセイの末尾には、読書案内として、本書で紹介したアメリカ文学・海外文学などの本の情報を掲載しています。 目次 はじめに 情けない人々 ——ソール・ベロー『この日をつかめ』 鮮やかな乾き ——スタインベック『赤い小馬』 私たちの引っ越し ——リンドグレーン『ロッタちゃんのひっこし』 帰る場所を求めて ——セアドー・レトキーの詩 ホールデン・コールフィールドに捧ぐ ——J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 最近読んだものの周りうろうろしつつ東京に一人暮らししてる友人に向けて ——マーシャ・ノーマン『おやすみ、母さん』 他人という「気」 ——ウィリアム・サローヤン『人間喜劇』 離れる ——パヴェーゼ『月と篝火』 鏡 ——カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』 まだ消えていない炎のこと ——カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』 一人の中の多数の人間 ——マリオ・バルガス=リョサ『ケルト人の夢』 「もの」そのものへ ——W・C・ウィリアムズの詩 ぶらつく詩人 ——フランク・オハラの詩 孤独と優しさ ——エリザベス・ビショップの詩 それがこれです ——ガートルード・スタインの「自伝」 根を求める ——金関寿夫『アメリカ・インディアンの詩』 (私たちの)願いのこと ——トニ・モリスン『青い眼がほしい』 親愛なる私(たち)へ ——アドリエンヌ・リッチの詩 おわりに
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広告 Vol.417 特集:文化
¥1,000
SOLD OUT
『広告』 Vol.417 特集:文化 文庫サイズ、1,100ページ 価値や意味を共有するインフラであると同時に、知的、美的な精神活動でもある「文化」。その概念の曖昧さと複雑さを受けとめたうえで、風土や言語、宗教や芸術、伝統や権威、経済や政治など「文化」をとりまく概念や事象をとおして、「いいものをつくる、とは何か?」を思索する様々な視点を投げかけます。 今回の表紙は、1冊1冊色味が異なる「赤」のグラデーションです。人類が最初に使用した色とも言われる「赤」をシンボルカラーとして、シルクスクリーン印刷の技法で、様々な赤を組み合わせながら職人が手作業で刷り上げました。 この装丁で表現したかったのは「同質のなかの差異/差異のなかの同質」です。ぜひ書店などで複数の実物を見比べてください。シルクスクリーンならではの発色も美しいです。 目次 文化 アンケートご協力のお願い 108 文化とculture 社会学者 吉見俊哉 × 『広告』編集長 小野直紀 文:山本 ぽてと 109 ドイツにおける「文化(Kultur)」概念の成立とその変質 文:小野 清美 110 文化と文明のあいだ 文:緒方 壽人 111 まじめな遊び、ふざけた遊び 文:松永 伸司 112 建築畑を耕す 文:大野 友資 113 断片化の時代の文学 構成・文:勝田 悠紀 114 現代における「教養」の危機と行方 哲学者 千葉雅也 × 『ファスト教養』著者 レジー 文:レジー 115 ポップミュージックにおける「交配と捕食のサイクル」 文:照沼 健太 116 カルチャー誌の過去と現在 文:ばるぼら 117 「文化のインフラ」としてのミニシアターが向かう先 構成・文:黒柳 勝喜 118 激動する社会とマンガ表現 文:嘉島 唯/編集協力:村山 佳奈女 119 中国コンテンツをとりまく規制と創造の現場 文:峰岸 宏行 120 SNS以降のサブカルチャーと政治 文:TVOD 121 開かれた時代の「閉じた文化の意義」 哲学者 東浩紀 インタビュー 聞き手・文:須賀原 みち 122 文化を育む「よい観客」とは 文:猪谷 誠一 123 同人女の生態と特質 漫画家 真田つづる インタビュー 聞き手・文:山本 友理 124 ジャニーズは、いかに大衆文化たりうるのか 社会学者 田島悠来 × 批評家 矢野利裕 構成・文:鈴木 絵美里 125 ディズニーの歴史から考える「ビジネス」と「クリエイティビティ」 文:西田 宗千佳 126 ラグジュアリーブランドの「文化戦略」のいま 文:中野 香織 127 成金と文化支援 日本文化を支えてきた「清貧の思想」 文:山内 宏泰 128 経済立国シンガポールの文化事情 文:うにうに 129 流行の歴史とその功罪 文:高島 知子 130 広告業界はなぜカタカナが好きなのか 「いいもの」は未知との遭遇から生まれる 文:河尻 亨一 131 クリエイティブマインドを惹きつけるアップル文化の核心 文:林 信行 132 未知なる知を生み出す「反集中」 文:西村 勇哉 133 「ことば」が「文化」になるとき 言語学者 金田一秀穂 × 『広辞苑』編集者 平木靖成 聞き手・文:小笠原 健 134 風景から感じる色と文化 文:三木 学 135 「共時間(コンテンポラリー)」とコモンズ ミュージアムの脱植民地化運動とユニバーサリズムの暴力 文:小森 真樹 136 京都の文化的権威は、いかに創られたか 構成・文:杉本 恭子 137 生きた地域文化の継承とは 3つの現場から見えたもの 構成・文:甲斐 かおり 138 ふつうの暮らしと、確かにそこにある私の違和感 文:塩谷 舞 139 過渡期にあるプラスチックと生活 なぜ、紙ストローは嫌われるのか? 構成・文:神吉 弘邦 140 文化的な道具としての法の可能性 文:水野 祐 141 「日本の文化度は低いのか?」に答えるために 構成・文:清水 康介 142 イメージは考える 文化の自己目的性について 文:中島 智
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ex-dreams もうひとつのミッドセンチュリーアーキテクチャ
¥5,280
『ex-dreams もうひとつのミッドセンチュリーアーキテクチャ』 編集・企画 : 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 寄稿・インタビュー : 権藤智之、ロイド・カーン、 ビクター・ニューラブ、セン・クアン、塚本由晴 A4 判変形 300mm × 216mm 272ページ 日英併記 | コデックス装 デザイン : 米山菜津子 Holz Bauから3年。ガデン出版の第2弾は、最も新しい建築素材であるアルミニウムに着目してアメリカ建築をリサーチした。アルミニウムを活用した住宅や高層 ビルから徐々にアルミニウムの未来的イメージが独り歩きして、やがてグーギー建築と呼ばれるロードサイドのダイナーへ、さらにはポストモダン建築へと発展して いく。モダンからポストモダンへの転換期にあたる19のアメリカ建築と4つの日本の事例を、写真と図面、イラスト、漫画によって紹介する。 こうした多様な建築の理解を深めるため、論考やインタビューも含まれている。建築生産、建築構法が専門の東京大学の権藤智之による論考。『シェルター』の著者であり『ホール・アース・カタログ』の編集者でもあったロイド・カーンへのインタ ビュー。グーギー建築を代表する建築家アーメー・デイビズの現在のパートナーであるビクター・ニューラブへのインタビュー。建築史が専門の東京大学、ハーバー ド大学のセン・クアンとの座談。建築家の塚本由晴との座談。さまざまな人との対話を通して、この捉えづらい建築に迫ろうとしている。 《目次》 002 はじめに アルミニウム 016 書籍「アルミニウム・イン・モダン・アーキテクチャー」再録 企業の夢 034 フェアフィールド・ゴールデン・ドーム 040 カワニール社工場事務棟 044 アルコア・ケアフリー・ホーム 052 レイノルズ・メタル社デトロイト支社 060 アルコア本社ビル 064 マニュファクチャーズ・トラスト・ビル 個人の夢 074 グロスマン邸 082 シュールマン邸 090 ダイマキシオン・ハウス 094 大智寺本堂 098 ソリッドとサーフェス 権藤智之 プラスチック 112 レイナー・バンハムの愛したオルトモダン 冨永祥子 120 フトゥロ 124 セキスイハウス A 型 128 ロイド・カーンと ex-dreams の時代 ロイド・カーン × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 グーギー 144 雑誌記事「グーギーアーキテクチャ」 再録 150 ノームズ・ラ・シエネガ店 154 パンズ・コーヒーショップ 160 ユニオン 76 ガソリンスタンド 164 ダウニーのマクドナルド 170 ハングリータイガー保土ヶ谷店 174 近代の理想を実現すること ビクター・ニューラブ × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 オルトモダン 184 ガルシア邸 196 フィッシャー邸 200 アイクラー・ホーム 208 エシェリック邸 218 母の家 リフレクション 234 近代の理想の実現 セン・クアン × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 246 あり得たかもしれない建築について 塚本由晴 × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 260 夢のシルエット 福島加津也
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【サイン本】大森克己『Very Special Love』
¥7,150
『Very Special Love』 大森克己 ※サイン入りです。 ※中に『SNOOZER』と文芸誌『リトルモア』の創刊前の両面注文書が挟まってます。 A4変型、188ページ デザイン:平野文子 「超特別の愛」だって生きてりゃある日、やって来ることだってあるさ。 チェルノブイリ、マニラ、東京。世界各地を巡り写しだされた作品には、ドキュメンタリーというレベルを突き抜けたところで大笑いしている「写真的爽快さ」がある。 ファッション誌や音楽誌等で活躍中の大森克己は、キヤノン写真新世紀展のロバート・フランク賞、飯沢耕太郎賞を受賞。
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奥山由之『Girl』
¥14,800
『Girl』 奥山由之 220mm × 290mm 上製 80ページ デザイン:尾原史和 発売日:2019年9月14日 印刷・製本:太陽印刷工業 色や音、匂い、温度。安らぎと焦りと。乾き、悲しみ。光と陰。 心の浮遊。気持ちの揺らぎ。 どこまでも続く、緩やかな憂鬱。 思い出せるけど見えない、記憶の記録。 確か、こんな感じだった。 ー奥山由之
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We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers|山元彩香
¥7,480
SOLD OUT
『We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers』 山元彩香 ※写真を撮るために開封しています。 226mm x 290mm 96ページ 上製本 デザイン:森大志郎 自然光の差し込む静閑な画面のなかに佇む少女たちのポートレートで知られる山元は、それらの写真表現において、被写体個人が日頃纏っている仮面の下に覆い隠された器としての人間の普遍的な姿へと関心を寄せています。2009年のエストニアでの制作以降、言語による意思疎通が難しい異国の地を訪れては、被写体や衣装、撮影場所を現地で見繕い、言葉を交えず身体的感覚によるコミュニケーションを通じて制作を行うという独自のプロセスを取り入れてきました。一定のトーンを放つ山元の作品からは想像し難いほどに多層的に練り込まれたその写真行為は、積み重ね行われることにより、少女たちがみせる無意識の断片の集積として結実しています。 本書『We are made of Grass, Soil, Trees, and Flowers(人は土と木と草と花でできている)』は、2018年に発表した前作のタイトルに「Flowers(花)」という単語を付足しており、これまでの制作における作品概念の存続の意を表しています。 山元は東欧諸国を撮影してきましたが、それと平行してアフリカ・マラウイでの撮影や日本では北海道や沖縄で撮影も進めてきました。訪れた土地やそこに住まう人々が内包する文化、習慣、信仰などの蓄積された帰属意識が包括的に受け入れられ制作に落とし込まれています。これまでの制作の延長線上として、より親密な視点へと膨らみをみせる本作からは、自然のやわらかな光と現前する被写体の無意識な姿とが交差するその瞬間に魅せられた作家の静かな興奮が伝わります。 人間の属性を取り払ってでもなお身体にかろうじて残り続ける何者か、その人をその人たらしめるものが何なのか探り続けてきた。それぞれが持つ特性や個性はもちろん尊いものだと受け入れつつ、踏みしめる土の下に潜ってゆくと、あらゆる境界を超越し、人間の記憶の起源を辿るかのように繋がる根のようなものが存在していないか。 - 山元彩香、2021年8月- 山元彩香(やまもとあやか) 1983年神戸市生まれ。2006年に京都精華大学芸術学部造形学科洋画コースを卒業。大学では最初、絵画を専攻するが、次第に自身の身体を使ったパフォーマンス作品や映像作品の制作に移行し、2004年のサンフランシスコへの留学を機に写真の制作を始める。言語によるコミュニケーションが難しい状況のなかでの撮影は、写真というメディアが本質的に抱える性質以上に他者との様々な接点を作家にもたらし、以降、暴力的でありながらも極めて魅力的なイメージ生成の場と言えるポートレートの撮影を続ける。「自分の瞼に蓄積されたイメージでは想像しえない、既知の言葉や知識が通用しない場所」を撮影地に選び、2009年のフィンランド、エストニアでの撮影を皮切りに、エストニア(2010年)、ラトビア(2011、12、14年)、フランス(2012、13年)、ロシア(2014年)、ウクライナ(2015年)、ブルガリア(2016年)、ルーマニア(2017年)、ベラルーシ(2018年)、マラウイ(2019年)と各地で撮影を行ってきた。2021年11月に「新進作家展 vol.18」東京都写真美術館(東京、2021年)へ参加予定。2019年には、写真集『We are Made of Grass, Soil, and Trees』(T&M Projects刊)において第19回相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら さがみはら写真新人奨励賞を受賞。清里フォトアートミュージアム(山梨県)、Villa Pérochon Centre d’Art Contemporain Photographique(二オール、フランス)に作品が収蔵されている。
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【サイン本】Japan: Footprints in Time 1997-2010
¥3,960
『Japan: Footprints in Time 1997-2010』 トム・フィンク Tom Finke ※サイン入りです。 A4変型、72ページ 作品点数:65点 発行部数:600部 編集発行人:大田通貴 装幀:加藤勝也 人間のつかの間の表情、それぞれのスペースで常に動きのある体やアングルの配置の観察、 また無意識のジェスチャーや計算されたポーズに写真家として主なる興味を見いだす。 私たちは日常茶飯、故意にあるいは不本意にシグナルを交わしあう。 私の写真はある意味で、私たちが常に行っているコミュニケーションの慣習的行為の単なる一部であるだけなのかもしれない。 (あとがきより) トム・フィンク(Tom Finke) 1950年アメリカオハイオ州生まれ。
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【サイン本】America: Footprints in Time 1982-2012
¥3,960
『America: Footprints in Time 1982-2012』 トム・フィンク Tom Finke ※サイン入りです。 A4変型、80ページ 作品点数:73点 発行部数:600部 編集発行人:大田通貴 装幀:加藤勝也 私はオハイオ州の南西の町で生まれ、その後この国のあらゆる州を訪ね、色々な土地で生活してきた。 その多種多様な土地に足を踏み入れ、私がふるさとと呼ぶこの大国を反映する土地や人々の写真を撮り続ける。 (略)自分の目にするものを妨げず、そのものと一緒に流れて行くような姿勢、 自分が知覚するものをカメラで記録し、現像された写真の中に、 シャッターを切った瞬時に見過ごしていたものを新たに発見することも深い喜びとなる。 (あとがきより) トム・フィンク(Tom Finke) 1950年アメリカオハイオ州生まれ。
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【送料無料】LE PETIT VOYEUR 7
¥14,800
『LE PETIT VOYEUR 7』 ※未開封、トートバッグ付です。 240mm x 340mm 356ページ 2021年 2,000部限定 表紙写真:HONEY LONG & PRUE STENT 裏表紙:FUTURA デンマーク発、アートと写真を紹介するインディペンデント誌です。 毎号限定部数で発行されており、ここ最近は2、3年に1回の2,000部の発行です。 参加アーティスト Antwan Horfee、Ces、Christian Lemmerz、Daniel Rich、Davide Padovan、Dennis Swiatkowski、Futura、Geoff McFetridge、Helice Wen、Henriette Sabroe Ebbesen、Honey Long & Prue Stent、Jason Revok、Jean-Pierre Roy、Jean-Vincent Simonet、Julien Colombier、Kenichi Hoshine、Lin Zhipeng (aka 223)、Marguerite Bornhauser、Martin Parr、Pelle Cass、Sainer、SWET、Tali Lennox、Tania Franco Klein、Viviane Sassen
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これがおばけの考えです 貝がら千話選集
¥1,980
SOLD OUT
『これがおばけの考えです 貝がら千話選集』 モノ・ホーミー B6変型判 縦160mm × 横123mm 244ページ コデックス装 一夜一話の絵と物語。夜眠る前に読みたい、不思議なお話集です。 開きやすいコデックス装、やさしい藍色の文字など、ベッドに入って読みやすい工夫をしました。眠りにつく前、スマホを閉じて、物語の世界に入り込む、そんなひとときをゆっくりと味わってみてください。 前書きなど 貝がら千話は一夜一話の絵と物語です。はじめに絵を描き、つぎに物語を書くという方法で、一日にひとつ千日間にわたって制作しました。 この本は貝がら千話から、夜眠る前に読みたいお話を集めました。眠れない夜、眠りたくない夜に、ゆっくりとたのしんで下さい。 目次 あなたの種、売ります 風景のなかの人々 猫を揉む話 気のいい少年 物になるゲーム パブリックディスクロージャー 美酒の村 灯台の一日 遊びの薬 教会さん 山のおばけ しろくまさんとのうさぎさん 真っ暗な小屋で ピンク色した変なもの 物見遊山 クモとカマキリと男と猫 ごろつきの仕事 いちばん小さな子ども とてもかわいい利口な犬 庭のある島 本を読む 天使譲ります 猫もいないのに! 妖怪さん、お帰り下さい 家出したカカシの話 夜の天使たち 何やら楽しげなご一行様 卵と⿃ 王様と女王様の街 ぴかぴかの朝 星の骨 わんころとうさぎちゃん あり余る夜 ロボット学校 しろくまさんとのうさぎさんの出会いと別れ 散歩日和 鉄砲草 焼けた竜 シャベルの絵 クッキーアソート 金魚鉢の世界 フクロウ男の店 星に海を作るには 花の都を縫い閉じる のうさぎさんとしろくまさんの楽しい生活 湯浴みする友人の話 おはなしのくに 猫には見える 絶対時間 ことばかじり モノ・ホーミー 図案家。本の装画などのイラストレーションを中心に、図案と物語の創作を行う。著作に、千日間にわたって制作した「貝がら千話」より選集『するべきことは何ひとつ』(さりげなく)など。
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ホットドッグ・ストック
¥600
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『HOTDOG STOCK』ホットドッグ・ストック 〈身近なお店のホットドッグたち〉 伊藤奈緒 74mm × 210mm 24ページ(表裏表紙含む) ホットドッグとは 細長いロールパンに深い切れ目を入れてバターや練りがらしを塗り、ウインナーソーセージ、酢漬けキャベツを挟んで天火で温めたものをいう。1900年、アメリカの野球場でフランクフルトソーセージを詰めたサンドイッチが初めて売られたとき、ドーガンT.A.Dorganという漫画家が、胴の長いダックスフントに似ているというのでホットドッグと命名したといわれる。 引用:日本大百科選書(ニッポニカ) イラストレーター、デザイナーの伊藤奈緒さんが作ったファーストフード店やカフェのホットドッグをイラストで紹介したミニZINEが届きました。 ちょっとリッチなホットドッグの作り方、映画・ゲームに登場するホットドッグの紹介なども。 すぐ食べに行くことができるお店がほとんどなのでぜひこのZINE片手にお店巡りを楽しんでください!
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IN/SECTS イン・セクツ Vol.16
¥1,925
SOLD OUT
『 IN/SECTS イン・セクツ』Vol.16 特集 本をつくる LLCインセクツ 編 B6判、144ページ 約100団体、掲載! インセクツ16号は、私たちが日々行っている「本をつくる」を特集します。と言ってもHOW TOではなく、今、私たちの目に映る快活に小さく本をつくる出版社やチーム、そして個人の皆さんに多数、登場いただいています。 業界全体の売り上げは下がっているにも関わらず、インセクツ周辺から聞こえてくる元気な声。そんなブックメイカーたちに着目し、今号では、「本をつくる」行為そのものから、売り場、コミュニティ、販路や、なぜつくるのか? についても、さまざまな人たちと話し、考えを交換してみました。 小さくつくれば上手くいく、というほど簡単なものではありませんが、この空間的にも地域的にも自由を得たインディペンデントな面々の活動をお楽しみください。 <CONTENTS> ●地方発がおもしろい 出版文化は空間的自由を得た?! Kilty BOOKS/mmbooks/ さりげなく/真鶴出版/どく社/ fuプロダクション/風旅出版 ●レーベルって楽しい!! 三輪舎/夏葉社/ミシマ社 ●装丁家・矢萩多聞さんと、 本づくりがしたい! ●ゆnovationのZINE探訪 ●バーバリアンブックスの歩み ●注目のZINE Shop New Open! Dig a Hole Zines ●本づくりからその先へ。 リソグラフの可能性 ●田岡和也による、 手づくり本のススメ。 ●漫画 スケラッコさんの本づくり ●潜入 コミティア66 ●烽火書房 嶋田さんとサシ飲み ひとり出版社の孤独とこれから ●ようこそ、大阪へ! ジャカルタの出版社 ●編集部が注目する 出版社/チームカタログ72
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佐藤友則・島田潤一郎『本屋で待つ』
¥1,760
※ サインはありません。 『本屋で待つ』 佐藤友則 / 島田潤一郎 四六版変形、208ページ こんな本屋があったんだ。お客さんと書店員たちの胸打つ物語。 広島県庄原市にある書店「ウィー東城店」。店長の佐藤友則さんは赤字続きだったこの店を、「お客さんの要望にこたえる」という姿勢を徹底して貫くことで、黒字化させます。こわれた電気機器の相談や、年賀状の宛名書き。山間の田舎の書店に望まれることの多くは、高齢者たちの生活の相談にのることでした。それだけでなく、店は美容院を併設し、エステルームをつくり、コインランドリーをもつくります。 本書はそうした「書店の複合化」の物語である一方、引きこもっていた若者たちが書店をとおして成長していく物語でもあります。ある日、「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」と相談され、それからウィー東城店にはそうした若者たちが次々とやってきて、レジを担当し、棚を担当します。彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、そのうちのひとりは佐藤友則さんの次の店長となって、店を支えます。 装画、挿絵は『急がなくてもよいことを』で注目を浴びる漫画家、ひうち棚さん。 本屋の可能性を伝える、感動的な一冊です。
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【サイン本】水車小屋のネネ
¥1,980
SOLD OUT
『水車小屋のネネ』 津村記久子 ※サイン入りです。 ※発送は3月24日以降になります。 四六判、496ページ 装画・北澤平祐 非道な母から逃れ、見知らぬ土地で生きる姉妹の再生と成長を芥川賞作家が描く感動巨編。 18歳の理佐は、幼い妹の律を母の恋人が虐待していると知り、2人で家を出ることを決心。山あいの町にたどり着いた姉妹は、見ず知らずの隣人らに見守られながら大人になっていく。 40年にわたる人と人との関わりを丁寧に描く、切なくも愛おしい感動巨編。 津村文学の新たな代表作です!
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【サイン本】楽園
¥11,000
SOLD OUT
『楽園』 谷川 俊太郎 ※サイン入りです。 ●写真集「lost&found」 布製80ページ・2色刷 ●詩集「shuffle」布製80ページ・1色刷 リソグラフ印刷(布張り上製:264mm×187mm×21mm)/上製 ※部数限定 2冊セット、分売不可商品(シュリンク、バーコードシール貼付) 若き谷川俊太郎の日常― 日本を代表する詩人・谷川俊太郎氏は、自身で写真も多く撮影している写真家でもある。「楽園」は、谷川俊太郎が詩人・写真家としてまだ世に出る前の18歳から21歳の時期に、二眼レフカメラで身の回りの日常を捉えた写真を収めた写真集と、友人に勧められて詩作を始めたころの詩を中心に谷川氏自身が選び編んだ詩集の2冊をリソグラフ装の箱に収めた「谷川俊太郎の原点」の作品集である。 谷川氏が愛した日常の光景を収めた写真と、社会への距離感と自由への憧れを感じながら生きる心象を描いた詩を併せて味わうと、写真が持つ含意がより深まるように感じられ、70年前の谷川氏の作品が、時を超えて今も、豊かな時間と空間を湛えていることに驚かされる。 「楽園」は、谷川俊太郎氏のアーリー・ワークスであると同時に、70年早くに生まれた「永遠の少年」の魂のタイムカプセルである。 製版と印刷と製本は、熟練した手仕事の職人的なプロが集結して携わり、装丁のリソグラフまで手仕事というクラフトワークの塊を、愛蔵版として少数限定で制作する。アートディレクションと編集は、フィルム写真の素晴らしさを再発見して、新たに現代に甦らせる「Dear Film Project」のメンバーが担当した。
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【サイン本】『THE CRAFTED』7冊セット
¥33,000
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Dear Film Project Zine 『THE CRAFTED』7冊セット 谷川俊太郎 / 井出情児 / 片岡義男 / 伊島薫 / 三浦憲治 / 長濱治 / 渡辺達生 ※7名のサインが入っております。 「Dear film Project」は、フィルム写真が持つ豊かな世界観や写真家のスピリットを尊重し、再編集して、次世代へも伝えるアートメディアを制作しています。 第一弾は8月に7タイトルで刊行になります。 単品での販売もございますが、今回ご予約を受け付けるのは、7冊をセットにして豪華な専用ケースに入っております。 更に、7名のサインが入った限定部数のスペシャル版です! 7つのタイトルは、 ①『二眼のレフ日々』 谷川俊太郎 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 2C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 若き詩人の眼が二眼レフカメラで切り取った、昭和の日常の余白。 谷川俊太郎 谷川俊太郎さんは、言うまでもなく日本を代表する詩人である。ご自信も写真を撮り、写真家とコラボした書籍もたくさんある。 今回、DFPがZINEにしてみたいと思ったのは、「この稀有な詩人は、若いころ何を見ていたのか?」ということだった。日本がまだ貧しかった頃、若い詩人はカメラのファインダーから世界をどのように観ていたのか?日々の生活の中で詩人はどんな瞬間を大切に感じていたかを、詩の言葉ではなく撮影した眼差しを通して追体験したいと思った。そんな訳で、谷川さんのクローゼットに眠っていた二眼レフカメラで撮影された膨大なネガの山から、谷川さん自身が選んだ写真が、数十年の時を経て日の目を見ることになった。 ②『アングラ』 井出情児 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 2C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 60年代末、日本で初めて誕生したサブカル=『アングラ』の爆発。 井出情児 ロックフィルムの第一人者。唐十郎主宰の劇団・状況劇場の役者を経て、1967年頃からアングラ演劇や音楽の写真、映像撮影を手掛け、テレビ番組、プロモーション・フィルムの制作、撮影を担当。矢沢永吉、甲斐バンド、ARB、佐野元春、RCサクセション、鼓童、YMO、Charなど日本の音楽シーンをリードするミュージシャン、シカゴ、サンタナ、エアロスミスら国外のスター・ミュージシャンのフィルムを撮影監督。 また俳優松田優作から絶大な信頼を受けプライベート・フォトを撮り続けた写真家としてっも知られる。その実績は日本映画技術受賞のほか、カナダNew Media Festivalプロミュージックビデオ部門グランプリ受賞、カンヌMIDIM長編音楽映像部門グランプリなど国外でも著名。 ③『東京でたべた』 片岡義男 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 4C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 いつの間にか消えてゆく見慣れた街の風景、これもそのひとつ。 片岡義男 20歳の学生時代から文筆家として活躍し始めた片岡義男さん。数多くの作品を発表し続けて60年。もうひとつの顔が写真家である。片岡義男さんの写真に対しての考え方はいたってシンプルだ。レンズを被写体に向けた時、すでに五感は働いているわけだから、後はどのタイミングでシャッターを切るか。つまり写真は六感であるという。また、東京の街は変化が大きい。変化とはそれまでなかったものを手にするためにそれまであったものを捨て去ること。捨て去られないうちに写真に撮っておくなら、捨て去られた後もずっとそれらの写真は問答無用に記録として残る。写真は変化の記録ともいえる。この『東京をたべた』は、まさに写真に対しての片岡ワールドを具現化した作品だ。 ④『サイトシーング』 伊島薫 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 4C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 デビュー直前に、アメリカの観光地で発見したサスペンスな風景。 伊島薫 伊島薫さんには「アメリカの匂い」がつきまとう。DFPは、伝説のカセットマガジン『TRA』や『zyappu』など、写真家の枠に収まらない活動をするクリエイターの原点を知りたいと思い、伊島さんの事務所の膨大な写真が眠るキャビネットを掘り起こした。 発見したのは、伊島さんがプロになりたての頃に、雑誌の懸賞論文の賞品として旅したアメリカの写真。憧れのアメリカの雄大な大自然を撮りに行った伊島さんは、その風景を撮らずに反対側を向いて風景を見つめる観光客を撮影した。 あたかもサスペンス映画のワンシーンのような不穏さが感じられる観光客の表情からは、40数年の時を超えて、「畏怖に値するアメリカの大自然の偉大さ」が漂ってくる。 ⑤『ミウラヒロシマ』 三浦憲治 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 4C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 こだわりをもたず、赴くままに今の広島を切り撮るヒロシマ・アイ。 三浦憲治 YMO、広島出身の矢沢永吉、奥田民生などミュージシャンのLIVEコンサートなどの写真集を手がけている三浦憲治さん。これまで出身地広島をテーマにした写真を撮らなかった。それは広島をテーマにしたものは写真家にしても文筆家にしても立派な作品を残している。 自分の写真では被爆地としての広島をテーマにすることは難しいと考えていた。 それが「広島生まれなのだから広島をとってみたら」という友人の何気ないひと言がきっかけとなり8年ほど前から、今の広島を取り始めた。 被写体を動かして撮るのではなく、自らが動いて被写体を撮るカメラ小僧三浦憲治さん。ここには水を得た魚のように自分が感じた、戦後70余年の広島の今が、撮りたいミウラヒロシマが切り取られている。 ⑥『ブルーズロード』 長濱治 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 3C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 ブルーズマンを撮るのではなく、身体に沁み込んだBLUESを撮った。 長濱治 雑誌全盛の60年代半ばから、今では夢のまた夢のような時代に100万雑誌と言われた『平凡パンチ』(現マガジンハウス刊)のヌードグラビアなどを撮影していた長濱治さん。 大好きなBLUESをテーマに1989年からの4年間、アメリカ南部ブルーズのメッカにのべ10回撮影しに出かけて行った。 No appoint No connection。強面のブルーズマンに怯むことなくCorn Whiskyを手土産にアタック。その情熱が初対面のブルーズマンたちの心に響いたのだろう。 この時の写真をDFLがアップサイクルして2020年2月『Cotton Fields』をトランスワールドジャパン社から刊行。 この写真集のスピンオフとして貴重なベタ焼きをデザインした。写真家の視線の先をうかがい知ることができる。 ⑦『タ ワ ワ』 渡辺達生 A5 148mm × 210mm ミシン綴じ ALL 2C、32ページ 発行 : Dear Film Project 製作協力 : TOKYO CULTUART by BEAMS 500部発行 女性写真家の巨匠が到達した、母性を凝縮した縄文土偶のような豊穣。 渡辺達生 渡辺達生さんは、日本を代表する女性カメラマンである。雑誌『GORO』を初めとして、たくさんのメディアで五千人以上の美女たちの美しさを僕らに届けてくれた。 DFPは渡辺さんの「プライベートで撮影した女性ヌード」を見たかった。仕事で数多くの女性を撮影し続けてきた写真家が行き着いた究極の「女性ヌード」は、決してグラビアに出てくる細身でスタイルのいい女性ではない。 渡辺さんにとっての女性の原点は、子供のころに脇や乳房の下に手を入れるとちょっと湿った暖かさを感じる豊穣な母のイメージ。 私家版で刊行した写真集から抜粋した「渡辺達生のミューズ」の写真は、現代の女性が失ってしまった大らかで縄文的な豊かさに満ちている。
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あまから手帖 2023年4月号
¥880
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『あまから手帖 2023年』4月号 275mm × 210mm 152ページ リニューアルから4号目。春は出会いと別れの季節。歓送迎の宴のあの日、あの人と酌み交わした日本酒が忘れられないなぁ。そんな想い出、ありません?日本酒はドラマチックでセンチメンタルな一面を持っていますよね。だって47都道府県、どの地域でも日本酒を造っているんですから。生まれ故郷や、かつて旅した先、初恋の人の出身地で造られた日本酒が必ずあります。日本酒はようわからん。そんな時は、きゅんとする日本酒を呑んでみるのも一興です。読んでから呑むか、呑んでから読むか。レッツ呑花臥酒! 目次 2 食にかまけず 文=町田康 4 あま、から。 写真=長野陽一 6 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 11 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 「リンダリンダリンダリンダリンダ」 18 「日本酒うさぎ」呑めば呑むほど好きになる 文=山本富士夫 写真=前康輔 22 角打ちで酔い。 文=泡☆盛子 写真=エレファント・タカ 37 「浪乃音酒造」息子、帰る。 文=藤田千恵子 写真=佐伯慎亮 42 ネオ立ち呑み酒遊記 51 「名手酒造店」こぢんまりと、強かに。 文=福山嵩朗 写真=倉科直弘 56 日本酒がうまい理由―割烹/蕎麦/鮨 63 「岡田本家」ふたりだけで、造る。 文=神吉佳奈子 写真=岡本佳樹 68 燗がえる人たち。 文=廣田彩香 写真=西島渚 68 みんなの、ちゅん。 76 「木になる酒店」で「気なる酒」を 文=本庄彩 写真=伊藤信 80 下戸と日本酒。 文=神田桂一 82 「日本酒の味」に出演した日本酒たち 83 あまからcookingwith Class S プレミア 97 #和食が知りたい 写真=東谷幸一 98 味に魅かれて通う店 103 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 105 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 107 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 109 大阪 発酒オ――ライ。 文=廣田彩香 写真=中島真美 112 愛農学園農業高校 18歳の春「卒業前夜」 文=姫路まさのり 写真=太田恭史 132 あまからセレクション 139 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 140 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 141 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 142 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 144 故郷を離れて 写真=田附勝 146 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 148 アウト・オブ・タイム 149 あまからスーパースター列伝 150 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 152 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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詩集 春に還る|池田彩乃
¥1,100
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詩集『春に還る』 池田彩乃 ※本体に巻いている糸の色はランダムに発送いたしますので、ご了承ください。 90.5mm × 160mm 52ページ 本文白黒 2022年2月23日から3月15日まで毎日春のために詩を書き、書き終えた詩をすぐにお店に並べて、パン屋さんみたいな気持ちでマラソンをしていた企画「春の言祝ぎ」。期間中に制作した全62篇から49篇を選抜。(編集にあたり一部の詩を改編しています)
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百年の散歩 01この世にあってほしいものについて|池田彩乃
¥1,800
SOLD OUT
『百年の散歩』01この世にあってほしいものについて 池田彩乃 / 中村菜月 文庫判 148mm × 105mm 52ページ 2021年10月から11月までnoteにて連載していた中村菜月さんとの公開文通を書籍化したものです。「この星にあってほしいもの」について交わした9通の手紙と、中村さんによる5000字越の書き下ろし「綿雲と鉄アレイ/世界でいちばんやわらかな革命の始め方」を収録しています。また、写真家・詩人のトナカイこと松本慎一さんからの寄稿をお守りとして巻末に綴じています。
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観光記|池田彩乃
¥1,500
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『観光記』 池田彩乃 新書判 103mm × 182mm 104ページ ※表紙・裏表紙に小さな斑点模様が見えますが、古紙配合率70%の再生紙特有のものです。一冊ずつ異なる風合いをお楽しみいただければと思います。 全55篇収録 はじめて詩じゃない言葉の本を作りました。 随筆やエッセイから近くて遠いところにある、これは「レポート」です。 この星にて出会ってきた有形無形を書き残したものの中から「何度も思い出したいこと」を紙に留めました。 2013年から2020年1月に書いたもので構成されています。
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舟|池田彩乃
¥1,500
SOLD OUT
『舟』 池田彩乃 160mm × 180mm 88ページ 装画・挿絵 根本万智 2016年、2017年にひらいた朗読会「今宵に名前をつけるなら」で朗読したものなど、声と親しい詩を中心に全39篇を収録。 「ここにあるよ」と言いたい詩集ができました。 今は大事な手紙を宛て終えたあとのように安心しています。 装画、挿絵は個展を中心に活動されている根本万智さんにお願いしました。 もくじ 2012.2.5 無題 今宵に名前をつけるなら ふるえ、土深く、光と 春に生まれた舟 さわれます この星のダンス 雨雪の日 逡巡 窓を隔てて 祈りを渡す 百年の散歩 問いかけ 音楽 通過する 春分 すがたかたち きみを知っている 路 花の名 ひとつ うたういえ 体の思い出 名前を待っているものがまだ幾億もある世界だここは 灯台 清濁の川 我は夏の日 畔にて別れる 風に舞い上がった 雨季のある国にて 迎え火 それはひかり 春のかたち 大晦日 言葉による写生 邂逅 十指 円環 舟
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発光|池田彩乃
¥1,000
SOLD OUT
『発光』 池田彩乃 文庫判 105mm × 148mm 34ページ 解説 雪舟えま(小説家・歌人) 詩集は、余りあるもので在りたいという思いがあります。 誰かが手を伸ばしたくなったそのときにそこにいられるように、待つ側で在りたい。 私家版なのでやっぱりたくさんの在庫は作れないのですが、 思いをすこしずつ形にすべく、この度の再々発光に至りました。
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詩集 定点|四塚麻衣
¥1,200
『詩集 定点』 四塚麻衣 四六判変型 189mm × 121mm 114ページ 表紙:Eemmii 2022年11月の文学フリマ東京で発表され、すぐに完売となっていた詩集が待望の増刷です。 いつか、私を棺へ入れるとき 傘をひとつ持たせてほしい (「定点」より抜粋) 遠くからでも手を伸ばしたくなるような眩い光にはなれないけれど、ゆっくりと歩いてきた時間を糧として、暗闇のなかで淡く輪郭が浮かぶような美しさを願って。およそ7年を経てたどり着いた、長い一日の果てとしての第一詩集。そして、新しい朝へ。 目次 波際 蕾の中で腐っていく (2016-2019年) ――バス停/無軌道な裸体/交換ノート/小舞子海岸にて/コネクト/ちゃん/春の息吹/花と漂泊/空想のバナナ/分光器/生口島にて/座標/壊死する夕暮れ 永久機関が揺らいで (2021-2022年) ――国道沿いの町/ひらく/遊覧船/健やかさ/日々/幽霊/焦点/犬の名前/朝市/さんらん/冬への写像/背 /水着の祖母/春陽/落日/定点 解説 「うつくしい傷痕を持つひと」 三角みづ紀 四塚麻衣 1996年生まれ。名古屋大学理学研究科在学中。Oscillation 同人。
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アメリカン・ニューシネマの世界
¥1,200
SOLD OUT
『アメリカン・ニューシネマの世界』 特集 バニシングポイント アメリカン・ニューシネマ研究会 210mm × 297mm 64ページ 執筆:石熊勝己 / 長谷川英行 編集:岡村尚人 / 伊藤重樹 / 小瀧萌香 / 坂田貴大 / 岩田由美子 デザイン:桜井雄一郎(南海) もくじ 02 The Films of The New Hollywood 1960s-1970s アメリカン・ミューシネマの世界 セルジオ石熊 16 アメリカン・ミューシネマ年表 20 特集|バニシング・ポイント 22 解説 24 物語 26 キャスト 30 スタッフ 32 アメリカン・ニューシネマからギリシャ神話を経て21世紀シネマへ 映画史のメビウスの輪を激送する『バニシング・ポイント』の無限ループ セルジオ石熊 35 Poster GalleryⅠ 36 『バニシング・ポイント』が1990年代に突如復活した! 小柳帝 39 整合感溢れる『バニシング・ポイント』のサウンド・トラック 伊藤秀世 45 『バニシング・ポイント』ロケ地について 48 『バニシング・ポイント』― G・カブレラ=インファンテの「知られざる」傑作 花方寿行 56 もっと知りたい!『バニシング・ポイント』トリビア集 63 Poster GalleryⅡ 64 クレジット
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りんご通信 5
¥550
SOLD OUT
『りんご通信 5』 タブロイド判 H544mm × W406mm 14ページ Editor in chief:髙橋健太郎 Editor :姫野希美 Design:大多和琴 内容 本吉映理 I am becoming 清水裕貴 血と星の儀式 川瀬慈 影の飛翔 夢無子 (ウクライナ日記)戦争って何? 齋藤陽道 ホットブルー日記 川崎祐 本と明け方 5 ─ もうひとつの時間の蓄積 木村和平 わたしは道すがら 05 戸田昌子 今井壽惠の「写真的抗議」 高橋健太郎 北海道から。沖縄から。 5 ─ 目の記憶
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sumo|Craig McDean
¥22,000
※ 表紙右下角に少し痛みがあります。 『sumo』 Craig McDean タテ165mm × ヨコ230mm 46ページ 2011年11月 2nd Edition for Paris 150部発行 Mörel 1993年に日本に1年間住んでいたクレイグ・マクディーン。友人に相撲の世界を紹介され撮影された躍動感溢れる稽古風景と土俵の神聖な空気感漂う写真集です。撮影から約20年を経て写真集として発刊されました。和綴じ製本になってます。 『sumo』は初版250部の発行で、ニューヨークとパリで展覧会があったのですが、あっという間にニューヨークで売り切れたためパリ用に150部を増刷しました。これはパリ用の2nd Editionです。
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奥村靫正作品集
¥5,500
『奥村靫正作品集』Graphic Works of Yukimasa Okumura 奥村靫正 B5判、276ページ YMO、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏、加藤和彦、ムーンライダーズ、チェッカーズをはじめとするミュージシャンのジャケットデザインで日本のデザインを革新した奥村靫正。 そのジャケットデザインを中心に、ポスター、広告、ブックデザインをふくめた半世紀にわたるビジュアルワークを集大成。 デザイナー、音楽ファン必携の作品集。 目次 第1章:ポスター・広告のデザイン 第2章:音楽のデザイン 第3章:出版物のデザイン 奥村靫正(オクムラユキマサ) アートディレクター、グラフィックデザイナー、画家。1947年愛知県生まれ。 1970年、WORKSHOP MU!!設立に参加。はっぴいえんど、サディスティック・ミカ・バンドほか数多くのレコードアルバムを制作。 1977年、The Studio Tokyo, Japan.(現TSTJ Inc.)設立。YMO、加藤和彦、山下達郎、佐野元春、ムーンライダーズ、チェッカーズほか数々のミュージシャンのジャケットデザイン、アートディレクションを担当。 また、1980年代中頃より日本画の様式やコンピュータを用いたグラフィックを開拓。 広告、エディトリアル、舞台美術など、あらゆるメディアへとそのフィールドを広げる。 ADC賞、グッドデザイン賞ほか受賞多数。JAGDA会員、東京TDC会員。女子美術大学客員教授。
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あまから手帖 2023年3月号
¥880
『あまから手帖 2023年』3月号 275mm × 210mm 152ページ リニューアルから3号目。「中華の町へ」と題した3月号では、関西の中華料理をメディア史上初(?)というほどディープに掘りました。「ガチ中華」「町中華」「ゴチ中華」「コリアン中華」…それぞれの意味、分かりますか? まず冒頭の「ガチ中華」では、大阪・島之内近辺に最近増殖中の〝中国人が作る現地料理の店〟を厳選。巨大な鉄鍋にパンを焼きつけながら肉野菜を煮込む「鉄鍋鈍」に、西安の不思議な麺「リャンピー」、羊料理縛りの店など、日本語がほとんど通じないアウェイな空間で、未知で未踏の美味に出合うことができます。そしてブームが続く「町中華」は、関西に星の数ほどある町中華から、特にキャラが立っている8店を。焼きそばとワンタンしかない店、京橋の路地裏の上海ママ料理など、地元で昔から愛される名店が登場します。お口直しは、京都のシュッとしたモダンな2店の「ゴチ中華」で。中国と韓国のおいしいとこ取り的な「コリアン中華」では、ジャジャン麺やホットクなどギャル(!)にも人気の韓式中華を紹介します。締めくくりは、やっぱりはずせない神戸の老舗中華。また謎の料理名や用途不明な調味料の解説コラムもあり、おいしくて面白くてためになる中華特集に仕上がっています。 もちろん連載もギア全開。神戸元町の喫茶店モーニング、カレー博士水野仁輔さんのエッセイ、編集顧問の門上武司さんLOVEのヘレカツ、ミルクボーイ駒場孝さんの「こまから手帖」、大阪・神戸・京都・東京のライター推し名店…と、文字量も情報量も盛りだくさん(笑)。まだまだ寒いこの季節に、家でじっくり読みたい、いや読んだらやっぱり食べに出かけたくなる、魔性の一冊となっています。 目次 2 あま、から。 写真=長野陽一 4 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 9 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 編集長より さよならのこっち側 文=江部拓弥 写真=大沼ショージ 18 きみは鉄鍋炖を食べたか 文=石田ゆうすけ 写真=鈴木泰介 25 なんちゅうか、ガチ中華 文=寺下光彦 写真=佐伯慎亮 40 あなたの知らない中国料理の世界 料理名篇「なぜ古い肉を食べるのか?」 文=木公山大可 48 シンプル・イズ・江洋軒。 文=安田謙一 写真=エレファント・タカ 50 栄来軒でキン肉マンを思い出す。 文=団田芳子 写真=西島渚 53 思えばワンワンへ来たもんだ。 文=小林明子 写真=中村寛史 56 芦屋三十番物語。 文=福山嵩朗 写真=塩崎聰 64 上海ママ料理を食べに行く。 文=大迫知信 写真=木下清隆 66 都島には第三の王将がある。 文=猪鹿蝶子 写真=金子山 68 みんなの、ちゅん。 文=竹崎梅子 写真=鈴木誠一 70 東来春は春うらら。 文=スズキナオ 写真=渡部健五 73 あまからcookingwith Class S プレミア 84 あなたの知らない中国料理の世界 料理名篇「花も豆も辣も醬も」 86 コリアン中華、コリャびっくり 文=脇本暁子 写真=岡森大輔 94 京都「コンテンポラリー・チャイニーズ」 文=西村晶子 写真=ハリー中西 101 杏杏は、いいなぁ。 文=中岡愛子 写真=遠藤素子 106 味に魅かれて通う店 111 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 113 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 115 大阪 発酒オーーライ。 文=廣田彩香 写真=中島真美 117 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 118 #和食が知りたい 写真=東谷幸一 139 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 140 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 141 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 142 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 144 故郷を離れて 写真=田附勝 148 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 149 あまからスーパースター列伝 150 アウト・オブ・タイム 150 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 152 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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【サイン本】ちょっと踊ったりすぐにかけだす
¥1,870
※ 著者直筆サイン本です。4/22頃発送予定。サインは写真のものと異なる場合がございます。他の本と一緒にご注文いただいた場合、他の本の発送が本書と同時になる場合がありますのでご注意ください。 『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』 古賀及子 B6判 縦182mm × 横128mm 320ページ ウェブメディア「デイリーポータルZ」編集部員・ライターの著者による大人気ウェブ日記を書籍化。書き下ろしを含む2018年から2022年までの日記より、103日分をあつめた傑作選がついに刊行! 母・息子・娘、3人暮らしの愉快で多感な〈日記エッセイ〉 【推薦のことば】 実験室みたいな、RPGみたいな、部室みたいな親子の時間。 あー、今からでも、古賀さん家の子に生まれたい! ――岸本佐知子(翻訳家) 目次 2018年 心の霧が晴れた隠喩 一緒に普通の量を食べて生きていこう 2019年 どこかの母の模倣だな こんなでたらめな昼飯があるのか 雨のついた網戸に消しゴムなげてみ 「楽しいよ!」と書いてあると泣きそうになる 資産を有効活用して一日気分がいい 鋭角的にかわいい、鈍角的にもかわいい 水筒という家事がある 空気があったまって膨張したんじゃないの 俺はどうなってしまうのだろう 「あるなら食べる」ほど豊かなことはない 今日の3時ごろすごかった クイズの脇が甘い ケーキに隙間をみつけてくやしくて泣いた 0.5人の自分 みんなかわいいかわいいと言って見ています 思えばずっと誰かの歯が抜けていた 冷蔵庫ではないこれはタンスだ フィクションは雑でも平和だが現実は優しいほうがいい それでもサンタは強引に来た 2020年 横からスッとドラえもんが入ってくる ぬいぐるみが助け いつも私をどん欲に確認する ていねいに細かく拾って牽制していく 月ばかりみているがそれがいい 椅子の下を這って通り過ぎた 屈辱要素なくわたしをパシらせて 決めてもらえると楽でありがたい 28年の月日を経て落第がむくわれた 子どもが子どもの世界の情報を交換している なみへい、ふな 今日もかわいいですね 純粋なから揚げの行列 やることがなくて優雅 きっと一生なおらない 体はコンビニに入っていった 送り迎えのことばかり考えていた 気球の絵だ ふたりで絶対に半分 夜中に目を覚ましたいからもう寝る チャーハンに気持ちが集中した いつも自分を気分よくしている 元服である みんな歯を投げているらしい ナンから煙が出ているぞ 心を揺さぶらない映画を見きわめる 塩で召し上がるのは後ろめたい ちょっと踊ったりすぐにかけだす つつみかくさない自意識 誰かが重いな 真逆の「屋」が来てしまったな 知ってるやつ以外ぜんぶうそみたい サンタが誰かを知っている人にも来る 全身に力を込めて体をぶるぶるふるわせるから見てて 意外な思春期の来かたをしている スーコー言わずに飲んでみよ 2021年 あとはエアコンだけある いまいちばんどうでもいいこと 歯が小さいのだが 私だけが実情を知り不明を実感している、わかっている私がいちばんわかっていない 30秒は10秒が3個 歯の皮一枚 腸壁の側を皮膚にする なにも起こらない予感 菓子パンは子にやる 糊を買いにいこうくらいの誘い 世界一の墓 餃子の数を数えて とらわれなさが真実をつかむ コロナ時代の買い食い ピザが食べ足りないのは絶対に嫌だ 本当に家族で楽しいだろうか 午後7時25分、逮捕 らくだだと思っていますか? 世の中たいていのことはうまくいかない、なのに ウーバーイーツのみなさんがぜんぶカブの出前だったら まだまだ地力を出してはいないはずです あらぶる群衆 さまざまな感情を一度に持たすなよ ちゃんとしたファンの人が使う言葉 遊んで暮らさず商売を 治る自信のある肋骨 2022年 とりあえず子らにバナナを渡す 来たな待っていたぞ 前提としてとても明るい すべてが謎のトラックが 確認して両替を頼む 安ジャムと高ジャム ペットボトルを海に捨てない 心が遭難している 家のことは、なにもかも忘れてしまう いないと本当にいない 壺のなかのグリーンカレー 奥にある真のおかえり 目にした景色を見せて 夜に帰る 無料のお菓子はかなしいか ぬいぐるみは動の物 じゃあなにを食べていたのか 今日は絶対に死ねない 静かに静かに終わっていく 骨といわれたほうがよかった あとがき 古賀及子(コガチカコ) 1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。ライター、編集者。 2003年ウェブメディア『デイリーポータルZ』にライターとして参加、2005年同編集部に所属。『納豆を1万回混ぜる』『決めようぜ最高のプログラム言語を綱引きで』『アイドルの話はプロレスの話に翻訳できるか ~文化にも通訳が必要だ~』などを執筆。 2018年10月はてなブログで日記の毎日更新を開始し、2019年からは同人誌としての頒布も行う。日記は現在もnoteに不定期で更新している。
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【サイン本】歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む
¥1,320
SOLD OUT
『歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む』 上坂あゆ美 / 岡本真帆 ※お二人のサイン入りです。 B6変形並製、160ページ 装丁:寄藤文平 「歌集副読本」とは歌集を味わい尽くすための助けとなる読みものです。 2つの出版社(ナナロク社と書肆侃侃房)の2022年の話題の歌集2冊の著者が、互いの歌集の魅力について、愛情こめて書き合いました。 「歌集をどう読めばいいのかわからない」という方にもおすすめの一冊です。 目次 ・はじめに 歌集副読本とは何かと本書について ・著者紹介 二人の歌人と二冊の歌集、それぞれの短歌十首 ・上坂あゆ美が『水上バス浅草行き』を読む はじめに / スピッツ事件 / 岡本真帆太陽説 / あの短歌のひと / 好かれなくてもいい / 岡本真帆とは犬なのか / 僕がやりました / なくなってもいいよ / 入らないでください(犬は可) / おわりに ・岡本真帆が『老人ホームで死ぬほどモテたい』を読む はじめに / 黒いページに挟まれて / 不和、それでも家族であること / 不器用なわたし、ままならない世界 / 父親への追悼歌 / 魂の守り方 / 丁寧じゃないけど / 生きてやるぞという覚悟 / おわりに ・巻末作品 上坂あゆ美の短歌とエッセイ 短歌「罪と蟻の巣」 エッセイ「でこぼこな信念」 岡本真帆の短歌とエッセイ 短歌「あかるい花束」 エッセイ「短歌のけもの道」 上坂あゆ美(うえさかあゆみ) 91年、静岡県生まれ。2017年から短歌をつくり始める。2022年2月に第一歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』を書肆侃侃房から刊行。現在5刷。Twitter:@aymusk 岡本真帆(おかもとまほ) 1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。2022年3月に第一歌集『水上バス浅草行き』をナナロク社から刊行。現在6刷。Twitter:@mhpokmt
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ナンセンスな問い 友田とんエッセイ・小説集Ⅰ
¥2,200
『ナンセンスな問い』友田とんエッセイ・小説集Ⅰ 友田とん ※サイン入りもございます。 ※書き下ろしエッセイがついたペーパー付きです。 四六判(変形)上製、224ページ 装画 土屋美久 装丁 中村圭佑 『『百年の孤独』を代わりに読む』『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』などの著作、あるいは出版社「代わりに読む人」の活動で知られる友田とんさん待望の作品集。 連作エッセイ「本屋に行く」、小説「私の応援狂時代」ほか、各媒体に掲載された作品に書き下ろしを加えて単行本化。 独特の「可笑しさ」を秘めた作品群。そもそものスタート地点が間違っているような「ナンセンスな問い」を、愚直に、真摯に問い続けることで生まれてくるユーモアが、読者を見たことがない場所に導きます。 本屋には行く。なぜなら、体にいいからだ。 「ナンセンスな問いに私は駆り立てられる。そこには意味など何もないし、問うたところで社会が変わるというようなものでもない。しかし、しばしば当然と思っているところに風穴を空けてくれることがある。問わなければ気づきもしなかったことが、初めて目に留まる。いつもの日常がちょっと違って見えてくる。世界が可笑しさに満ちてくる。満ちてきたらどうなのだと言われると、困ってしまうが、困ったなあと言いながら、私は今日もナンセンスな問いを発している。」(本文より) 友田とん 作家、編集者。京都府生まれ。可笑しさで世界をすこしだけ拡げるひとり出版レーベル「代わりに読む人」代表。博士(理学)。 大学では経済学、大学院では数学(位相幾何学)を研究し二〇〇七年に博士(理学)を取得。企業でコンピュータサイエンスの研究者・技術者として勤務する傍ら、『『百年の孤独』を代わりに読む』を文学フリマ東京で発表。同書を書店に置いてもらうため営業(行商)しながら全国を巡る。その後、「代わりに読む人」を立ち上げ、独立。自著のほか『うろん紀行』(わかしょ文庫)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一)、文芸雑誌『代わりに読む人』を刊行している。 著書に『『百年の孤独』を代わりに読む』、『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』シリーズ(代わりに読む人)。共著に『ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂出版部)。ほか、寄稿多数。
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ふたりのアフタースクール
¥1,980
『ふたりのアフタースクール』INEを作って届けて、楽しく巻き込む 太田靖久・友田とん 四六判、195ページ 双子のライオン堂書店で、2020年末から始まった小説家の太田靖久さんと作家・編集者の友田とんさんによる「作ったZINEを本屋に売り込みする話」連続対談イベントがの書籍化したものです。 目次 004 まえがき 太田靖久 009 1 2020.12.10(木) 19:30~ 作ったA.ZINEを本屋に売り込みする話 045 2 2021.3.25(木) 19:30~ 作ったZINEを本屋に売り込みする話 ZINE作りのいまとこれから 079 3 2021.9.22(水) 19:00~ 作ったZINEを本屋に売り込みする話 ZINE作りの活動の拡張 111 4 2022.4.9(土) 18:00~ 太田さん 友田さんの問答対談! 本屋と本気で遊ぶ文芸活動 ~ZINE作りから始まった展示と出版の実践~ コラム 158 ZINEの妙味 太田靖久 176 作って、売って、考えたこと。 友田とん 194 あとがき 友田とん
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冊子10冊セット
¥55,000
『冊子10冊セット』 洋雑誌などに付いていた冊子の10冊セットです。 ※どれも古書ではないのですが保管状態が完璧ではございませんのでそれなりの状態です。 1.『BETTIE KLINE』RICHARD PRINCE 191mm × 148mm、112ページ PURPLE FASHION magazine F/W 2012/2013 Issue 18に付いていたものです。 2.『RYAN MCGINLEY Reach Out, I'm Right Here』 211mm × 173mm、32ページ IMA Vol.1 2012 Autumn に付いていたものです。 3.『Victory of Youth』Pieter Hugo × Riccardo Tisci 268mm × 205mm、80ページ DOCUMENT S/S 2018 No.12に付いていた冊子というかBOOKです。 4.『Gus Van Sant』 298mm × 211mm、32ページ S MAGAZINEに付いていたものです。 5.『Demelza Kids by Juergen Teller』 300mm × 230mm、40ページ ARENA HOMME PLUS W/S 2019 Issue50 創刊25周年記念号に付いていたものです。 6.『System Supplement』Jurgen Teller 300mm × 230mm、136ページ SYSTE MAGAZINE S/S 2017 Issue 9に付いていたものです。 7.『the richard prince purple book』 284mm × 211mm、80ページ PURPLE FASHION magazine F/W 2012/2013 Issue 18に付いていたものです。 8.『THE TAKASHI HOMMA PURPLE BOOK』landscapes 284mm × 211mm、48ページ PURPLE FASHION magazine F/W 2016/2017 Issue 26に付いていたものです。 9.『THE CARSTEN HÖLLER PURPLE BOOK』birds 284mm × 211mm、80ページ PURPLE FASHION magazine S/S 2017 Issue 27に付いていたものです。 10.『THE GEORGE CONDO PURPLE BOOK』mister nicotine 284mm × 211mm、68ページ PURPLE FASHION magazine S/S 2015 Issue 23に付いていたものです。
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サンドイッチブルース
¥1,980
『サンドイッチブルース』 森田三和(ミアズブレッド店主) ループ舎 ヨコ103mm ☓ タテ170mm 200ページ 奈良にあるパン屋MIA’S BREAD(ミアズブレッド)の店主・森田三和さんによる初のエッセイ・日記集。 25年ほど前にオープンし、今や全国にファンも多いMIA’S BREAD。 ですが、この『サンドイッチブルース』にはサクセスストーリーや人生のヒントがずばり書かれているわけではありません。今日も明日も続く、普通の話が主役です。 本書は、side A、side Bと両面開きになっています。 side Aのエッセイは、森田さんが思う、身の回りのあれこれ話を。 side B の日記は、森田さんが毎日綴っている日記から抜粋して。 レコードのように、その日の気分で開く楽しみのある一冊です。 今までの“普通”があっという間に“普通”でなくなってしまう時代。あなたの“普通”と森田さんの“普通”を持ち寄って、一対一の会話をしませんか。 森田三和(もりたみわ) 大阪芸術大学デザイン学科卒。グラフィックデザイン、テキスタイルデザイン、雑貨店等の仕事を経て高校生の頃からきまぐれに焼いていたパンに夢中になる。 1997年に「MIA'S BREAD(ミアズブレッド)」をオープン。 著書に『ミアズブレッドのサンドイッチのつくり方』『ミアズブレッドのパンに合う「食べるスープ」のつくり方』『ミアズブレッドのとっておきのサンドイッチのつくり方』(すべてマーブルトロン)、『ミアズブレッドのパンづくりとおいしい食べ方』(東京地図出版)、『ミアズブレッドのパンとサンドイッチ』(天然生活ブックス)など。
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灯光舎 本のともしび 第1期5冊セット
¥9,460
SOLD OUT
『灯光舎 本のともしび 第1期5冊セット』 ①『どんぐり』 寺田寅彦 / 中谷宇吉郎 山本善行 撰 183mm × 123mm 80ページ、上製 装幀 野田和浩 ②『石ころ路』灯光舎 本のともしび 田畑修一郎 山本善行 監修 B6変型判 縦183mm × 横123mm 120ページ、上製 ③『かめれおん日記』灯光舎 本のともしび 中島敦 山本善行 監修 B6変型判 縦183mm × 横123mm 112ページ、上製 ④『木の十字架』灯光舎 本のともしび 堀辰雄 山本善行 監修 B6変型判 縦183mm × 横123mm 112ページ、上製 ⑤『シュークリーム』灯光舎 本のともしび 内田百閒 山本善行 監修 縦183mm × 横123mm 160ページ、上製
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【サイン本】鯨オーケストラ
¥1,870
SOLD OUT
『鯨オーケストラ』 吉田篤弘 ※サイン入りです。 四六判、256ページ 人はみな、未来に旅をする 『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』 そして――。 静かに心が共振する、希望の物語。 僕は地元のラジオ局で深夜の番組を担当している。 ある日、17歳の時に絵のモデルをしたことを話したところ、 リスナーから、僕によく似た肖像画を見た、と葉書が届く――。 土曜日のハンバーガー、流星新聞、キッチンあおい、行方不明の少年、多々さん、鯨オーケストラ――すべてが響きあって、つながってゆく。 小さな奇跡の物語がここに終わり、ここから、また始まる。 目次 007 サイレントラジオ 025 絵の中の自分 041 モカシンの深海魚 057 時間の迷子 073 すべてがちょうどいい食堂 087 子どもの頃の昨日のつづき 101 クロスワードパズル 115 ジグソーパズル 135 吹き替え 151 天国から帰ってきたスパイ 175 光の中のアリア 197 再会 213 間違えられた男 233 小さなオーケストラ
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【サイン本】ラーメンカレー
¥1,870
SOLD OUT
『ラーメンカレー』 滝口悠生 ※サイン入りです。 四六判、264ページ 「すべての出会いは運命的だ」 35歳、9月。ロンドンで高校の同級生の結婚式に参加した。 仁と茜の夫婦は、茜の古い友達を訪ねてペルージャまで足を延ばす。 そして窓目くんは、結婚式でシルヴィに出会ってしまったのだった。 ――言葉と記憶があふれだす、旅の連作短編集。 滝口悠生(タキグチユウショウ) 1982(昭和57)年東京生れ。2011(平成23)年、「楽器」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2015年、『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年、「死んでいない者」で芥川賞を受賞。他の著書に『寝相』『茄子の輝き』『高架線』『長い一日』などがある。
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宇宙の日|柴崎友香
¥660
『宇宙の日』 柴崎友香 A6判 /中綴じ 24ページ 装幀:横山雄(BOOTLEG) 装画:山口洋佑 ”5月5日は宇宙の日。 だんだんと強く、速くなるドラムの音が、わたしの足から頭へと突き抜けていって、その音によって前後に揺り動かされている頭を一瞬止めて目を開けると、深い青色の空が見えた。” 小説家・柴崎友香が、ROVOの日比谷野音公演をひたすら書いた短篇を、1冊の小さな本にしました。 ページをめくるたび、ライブで音楽を聴く喜びが溢れ出します。 またライブという生きた場所で音楽に浸りたくなります。 「あとがき」は2020年4月27日に著者が書き下ろしました。 いま、そしてこのさき何度でも、手にとって、ページを開いて音楽の中へ。
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【サイン本】インディアナ、インディアナ
¥2,100
SOLD OUT
『インディアナ、インディアナ』 レアード・ハント / 柴田元幸 訳 ※柴田元幸さんのサイン入りです。 188mm × 127mm 256ページ 長らく絶版になっていた、とても、とても美しい小説が復刊です! 装幀・装画は横山雄さん。この小説の静かな哀しみに寄り添います。 “切れぎれの回想、現在のノアの心理、オーパルからの手紙、ノアの父ヴァージルや母ルービーをめぐる一連の奇妙な逸話…。 事実は見えなくても、ノアの胸に満ちる強い喪失感は、一ページ目からはっきり伝わってくる。その静かな哀しみが、ノアと猫たちとのどこかとぼけたやりとりや、ノアの父親ヴァージルのやたらと衒学的な物言いなどから浮かび上がる淡いユーモアと絶妙に混じりあい、それらすべてが、文章教室的規範から逸脱することを恐れない自在の文章で語られることによって、この作品を、昨今の小説には稀な、とても美しい小説にしている” (訳者・柴田元幸) レアード・ハント 1968年シンガポール生まれ。少年時代に祖母の住むインディアナの農場に移り、ここでの体験がのち小説執筆の大きなインスピレーションとなる。これまでに『インディアナ、インディアナ』『優しい鬼』『ネバーホーム』(以上、邦訳朝日新聞出版)、The Evening Road など長篇九冊を刊行。『ネバーホーム』は2015年フランスで新設された、優れたアメリカ文学仏訳書に与えられるGrand Prix de Littérature Américaine第一回受賞作に。最新作Zorrie (2021)は全米図書賞最終候補となる。現在、ブラウン大学教授。 柴田元幸(しばたもとゆき) 1954年、東京生まれ。米文学者、翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン(上・下)』(トマス・ピンチョン著、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』の責任編集も務める。
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珈琲の建設 新装版
¥1,870
『珈琲の建設』新装版 オオヤミノル 131mm × 180mm 96ページ 仮フランス装 写真:キッチンミノル デザイン:仲村健太郎 編集:堀部篤史 出版社:誠光社 2017年の刊行以来、長らく品切れ状態が続き、数多くの問い合わせを頂いていた一冊がついに新装復刊です。野蛮なエスプリと高邁な屁理屈で語り尽くす、コーヒーの技法、美味しいの境界線、喫茶店という文化。 ※同時に同じくオオヤミノルさんの『喫茶店のディスクール』も発売になります。ぜひご一緒に! もくじ 第一考 コーヒーのイメージの変遷について 第二考 豆を買うことについて 第三考 ドリップすることについて 第四考 コーヒーを味わうということについて 第五考 喫茶店でコーヒーを飲むことについて あとがき オオヤミノル ナショナリスト キライ。無意識な職業蔑視 大キライ。無知でいいとの考え キライ。体型に無頓着な人 キライ。笑えないコト 大キライ。無意味な説明 キライ。お近づきになりたがっている人 キライ。細切り豚肉 大キライ。権威主義者を肯定する人 キライ。ブラック労働者 キライ。で珈琲の仕事35年。
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喫茶店のディスクール
¥1,870
SOLD OUT
『喫茶店のディスクール』 オオヤミノル 四六判変型 143ページ 仮フランス装 写真:キッチンミノル デザイン:STUDIO NAKAMURA KENTARO 編集:堀部篤史 出版社:誠光社 われわれは一体誰と契約をしているのか? SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた 消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。 自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。 金言だらけの与太話再び。 ※あわせて、第二刷りが完売して以降、多くのお問い合わせを頂いておりました『珈琲の建設』も新装版として復刊ですので、未読の方はぜひご一緒に! もくじ ―「パチャママ」の頃 ― 第一考 職業意識の変化 ―「シティライト」の頃 ― 第二考 資金の調達について ―「ウサギ」の頃 ― 第三考 ローカルであることの必然性 ―「オオヤコーヒー焙煎所」の頃 ― 第四考 いいヤツでいこう ― サンフランシスコ視察と「KAFE工船」の頃 ― 第五考 共有財産の私物化と、権威主義の横行 ― グランド・オオヤコーヒーホテル構想 ― 第六考 作り手ではなく飲み手、もらい手ではなく出した側 あとがき オオヤミノル ナショナリスト キライ。無意識な職業蔑視 大キライ。無知でいいとの考え キライ。体型に無頓着な人 キライ。笑えないコト 大キライ。無意味な説明 キライ。お近づきになりたがっている人 キライ。細切り豚肉 大キライ。権威主義者を肯定する人 キライ。ブラック労働者 キライ。で珈琲の仕事35年。
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【サイン本】幡野広志『写真集』
¥2,970
SOLD OUT
『写真集』 幡野広志 257mm × 183mm 128ページ 「Nikon Juna21」を受賞した「海上遺跡」ほか、「いあだきます、ごちそうさま。」「優しい写真」と、今日までのキャリアを代表する作品を収録。 きっとたくさんの人のこころを撃つ、はじめてで最高の「写真集」です。
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【サイン本】STRUGGLE IN THE SAFE PLACE|RYU OKUBO
¥7,700
SOLD OUT
『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』 オオクボリュウ|Ryu Okubo 190mm × 260mm 148ページ 上製本+テキスト冊子 2022年4月にPARCEL(東京)で開催された個展『Struggle In The Safe Place」に関連して出版されたオオクボリュウさんの3作目となる作品集。個展会場で発表された大型のペインティング、ドローイング作品を148ページにわたり詳細に収録。 オオクボリュウ|Ryu Okubo 2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。 個展に「Struggle In The Safe Place」(2022、PARCEL)、「Like A Broken iPhone|アイフォン割れた」(2016、CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、『まいにちたのしい』(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat.PUNPEE」(2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou」(2016)、「group_inou / 9」(2012)、「PSG / 寝れない!!!」(2011)など。
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オオクボリュウ2冊セットA
¥9,900
SOLD OUT
『オオクボリュウ2冊セットA』 オオクボリュウさんの作品集『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』(サイン入り)と『Like A Broken iPhone(アイフォン割れた)』の2冊セットです。 ① 『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』※サイン入りです。 オオクボリュウ|Ryu Okubo 190mm × 260mm 148ページ 上製本+テキスト冊子 2022年4月にPARCEL(東京)で開催された個展『Struggle In The Safe Place」に関連して出版されたオオクボリュウさんの3作目となる作品集。個展会場で発表された大型のペインティング、ドローイング作品を148ページにわたり詳細に収録。 ② 『Like A Broken iPhone(アイフォン割れた)』 ※古書になります。 195mm x 148mm カラー208ページ ソフトカバー ※初版本です。 ※状態は写真でご確認ください。 2016年4月、CALM & PUNK GALLERY(東京)にて開催された個展「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」の内容を記録した初の作品集がリニューアル(カバー付き・収録内容の変更はありません)。 会場で展示されたペインティング、ドローイング、テキスタイル、立体作品100点以上をすべて掲載。その他、制作の様子や会場風景、インタビューを収録。 (デザイン・菊地昌隆、写真・吉川周作) オオクボリュウ|Ryu Okubo 2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。 個展に「Struggle In The Safe Place」(2022、PARCEL)、「Like A Broken iPhone|アイフォン割れた」(2016、CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、『まいにちたのしい』(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat.PUNPEE」(2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou」(2016)、「group_inou / 9」(2012)、「PSG / 寝れない!!!」(2011)など。
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オオクボリュウ2冊セットB
¥11,660
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『オオクボリュウ2冊セットB』 オオクボリュウさんの作品集『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』(サイン入り)と『Like A Broken iPhone(アイフォン割れた)』の2冊セットです。 ① 『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』※サイン入りです。 オオクボリュウ|Ryu Okubo 190mm × 260mm 148ページ 上製本+テキスト冊子 2022年4月にPARCEL(東京)で開催された個展『Struggle In The Safe Place」に関連して出版されたオオクボリュウさんの3作目となる作品集。個展会場で発表された大型のペインティング、ドローイング作品を148ページにわたり詳細に収録。 ②『Like A Broken iPhone(アイフォン割れた) 』リニューアル版 195mm x 148mm カラー208ページ ソフトカバー 2016年4月、CALM & PUNK GALLERY(東京)にて開催された個展「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」の内容を記録した初の作品集がリニューアル(カバー付き・収録内容の変更はありません)。 会場で展示されたペインティング、ドローイング、テキスタイル、立体作品100点以上をすべて掲載。その他、制作の様子や会場風景、インタビューを収録。 (デザイン・菊地昌隆、写真・吉川周作) オオクボリュウ|Ryu Okubo 2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。 個展に「Struggle In The Safe Place」(2022、PARCEL)、「Like A Broken iPhone|アイフォン割れた」(2016、CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、『まいにちたのしい』(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat.PUNPEE」(2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou」(2016)、「group_inou / 9」(2012)、「PSG / 寝れない!!!」(2011)など。
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オオクボリュウ2冊セットC
¥8,800
SOLD OUT
『オオクボリュウ2冊セットC』 オオクボリュウさんの作品集『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』(サイン入り)と『ANOTHER PENCIL』の2冊セットです。 ① 『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』※サイン入りです。 オオクボリュウ|Ryu Okubo 190mm × 260mm 148ページ 上製本+テキスト冊子 2022年4月にPARCEL(東京)で開催された個展『Struggle In The Safe Place」に関連して出版されたオオクボリュウさんの3作目となる作品集。個展会場で発表された大型のペインティング、ドローイング作品を148ページにわたり詳細に収録。 ② 『ANOTHER PENCIL』 ※古書になります。 B6(182mm x 182mm) カラー64ページ/ソフトカバー 発行:株式会社 INS Studio 発行日:2019年2月 ※2ND Editionです。 ※状態は写真でご確認ください。 近年オオクボが取り組んでいるドローイング作品を収録した一冊。 全ページにわたり、カラーとモノクロで描かれたキャラクターが登場し、世界観をお楽しみいただけます。 2016年4月、CALM & PUNK GALLERY(東京)にて開催された個展「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」の内容を記録した初の作品集がリニューアル(カバー付き・収録内容の変更はありません)。 会場で展示されたペインティング、ドローイング、テキスタイル、立体作品100点以上をすべて掲載。その他、制作の様子や会場風景、インタビューを収録。 (デザイン・菊地昌隆、写真・吉川周作) オオクボリュウ|Ryu Okubo 2011年より、アニメーションによるミュージックビデオを制作。現在は、より自由な表現の可能性を求め、ドローイング、ペインティング、映像、ゲームなど、様々な手法を駆使し「シークエンシャルアート=連続性のある芸術表現」に取り組む。 個展に「Struggle In The Safe Place」(2022、PARCEL)、「Like A Broken iPhone|アイフォン割れた」(2016、CALM & PUNK GALLERY)。出版物に、『まいにちたのしい』(2019、ブロンズ新社、KAKATOとの共著)。ミュージックビデオに、「星野源 / さらしもの feat.PUNPEE」(2020)、「D.A.N. / Sundance」(2018)、「Mndsgn / Alluptoyou」(2016)、「group_inou / 9」(2012)、「PSG / 寝れない!!!」(2011)など。
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【サイン本】I'M HERE|間芝勇輔
¥1,980
『I'M HERE』 間芝勇輔 ※サイン入りです。 B6 サイズ / 上製本 / クロス装 / 表紙銀箔押し 192ページ / ※通常版300部限定 CD ジャケット、書籍、広告など様々な媒体のアートワークを手がけるイラストレーター間芝勇輔による作品集。 描き下ろしを含む個展で制作されたモノクロ作品約100点と8ページのマンガのようなゆるいストーリーを収録。 一見版画のようにも見えますが、すべて筆を用いて墨で描かれています。ページを開けば怪しくもかわいげなユーモラスな作品世界が広がります。
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新百姓 0号 テーマ「問う」
¥2,200
SOLD OUT
『新百姓』0号 テーマ「問う」 編集長:おぼけん ※写真のものは「473※888※」ですが、お届けするものは別の番号になることもございます。 B5判、182ページ 発酵人:施依依 DTP:SUGIMOTO ※888部限定発行 ■雑誌『新百姓』とは 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探求している人たちの問いと実践の物語を紹介する雑誌です。 ■0号は限定888冊 雑誌『新百姓』は発行部数を限定し、増刷を行いません。 表紙に印字してある番号「123※888※」は、「固体番号※総発行部数※」を示すことで、書籍の固有性と価値を証明します。なお本書の内容自体は、WEBにて日英中3ヶ国語にて、無償で公開いたします。 目次 002 創刊によせて 中沢新一 005 Chapter1 新百姓宣言 039 Chapter2 新百姓的考現学 040 なぜこの場所は人間の創造性を解放するのか? 048 なぜこの場所は資本主義に縛られず、資本主義で遊べているのか? 067 Chapter3 0号特集 どうすれば人間がシステムに支配されない未来を築けるか? 068 山極先生、人間の創造性、その正体ってなんですか? 090 泰蔵さん、なんで人間はシステムに隷属してしまうんでしょうか? 110 まゆみさん、自分の生活を自分でつくるって楽しいですか? 127 Chapter4 新百姓、物語る 128 創刊特別対談 発行人と編集長のなんでだろう対談 136 新百姓に至る問いの変遷 147 Chapter5 新百姓の見方 148 「問う」のコンテキスト 150 『新百姓』100のテーマ 152 YABABON ぼくらの世界の見方を変えたヤバイ本たち[0号参考図書] 156 MUSIC 常識をこえて、自分の道をつらぬく勇気がわいてくる一曲 158 MOVIES 常識をこえて、自分の道をつらぬく勇気がわいてくる一本 176 写真解説 180 グッバイ資本主義 0号 編集後記にかえて
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みんなでつくる中国山地 2022 003 生業号
¥2,750
『みんなでつくる中国山地』2022 生業号 003号 B5版変型 242mm × 184mm 180ページ 特集:ここで、食っていけるの? メニュー1「食っている」モノたち ルポ 付録 エッセイ コラム1、2 レポート メニュー2 みんなで「食っている」 分析 紹介 密着 コラム レポート メニュー3「食っている」を考える 論考1、2、3 座談会 論考4 まとめ これが、中国山地的「食っていく」だ!!! 森田一平 おかげさまで、元気にやってます。 論説 輪の市 フォトエッセイ ずっとずっと鳴り止まない 『みんなでつくる中国山地』 過疎の発祥の地・中国山地から「過疎は終わった!」と大胆に問いかけ、2020年から100年間発行することを掲げた新しいかたちの年間誌です。 過疎=何もない、と思いこんできた中国山地に新たな価値を見いだす営みの記録を通じて、ここに暮らす人たちをつなぎ、ともに次なる社会を提示します。
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みんなでつくる中国山地 2019 000 のろし号
¥2,200
『みんなでつくる中国山地』2019 のろし号 0号 B5版変型 242mm × 184mm 136ページ 特集:過疎は終わった!/ 風は変わった。 目次 第1章 ここから始まる! 第2章 中国山地でなぜ過疎は生まれたのか 第3章 未来に先着する中国山地 フォトギャラリー 創刊に寄せて 邑南町長 石橋良治 中国山地とは「連なり」の地 中国山地「新たな連なり」宣言 中国山地編集舎とは 編集後記 『みんなでつくる中国山地』 過疎の発祥の地・中国山地から「過疎は終わった!」と大胆に問いかけ、2020年から100年間発行することを掲げた新しいかたちの年間誌です。 過疎=何もない、と思いこんできた中国山地に新たな価値を見いだす営みの記録を通じて、ここに暮らす人たちをつなぎ、ともに次なる社会を提示します。
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みんなでつくる中国山地 2020 001 創刊号
¥2,640
『みんなでつくる中国山地』2020 創刊号 001号 B5版変型 242mm × 184mm 164ページ 特集:地元から、世界を創り直す! 目次 特集1 暮らしの現場から生まれる新しい「地元」のかたち ルポ 解説 特集2 コロナ危機、「地元」から暮らしと世代をつなぎな直す オンラインシンポジウム 提言 特集3 新しい「地元」をつくる新しいアプローチ 座談会 論考1、2 輪の市「過疎の終わり」 フォトエッセイ おーい おーい そちらはどうですか 100年続ける企画 いまつくられている中国山地 ほか 『みんなでつくる中国山地』 過疎の発祥の地・中国山地から「過疎は終わった!」と大胆に問いかけ、2020年から100年間発行することを掲げた新しいかたちの年間誌です。 過疎=何もない、と思いこんできた中国山地に新たな価値を見いだす営みの記録を通じて、ここに暮らす人たちをつなぎ、ともに次なる社会を提示します。
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みんなでつくる中国山地 2021 002 くらし号
¥2,640
SOLD OUT
『みんなでつくる中国山地』2021 くらし号 002号 B5版変型 242mm × 184mm 164ページ 特集:暮らしが買えると思うなよ! 目次 稼ぐ呪縛から自由になる5つのキーワード 1 暮らしをデザインする ルポ 「つくる」の現場を訪ねて 森田一平 セッション 暮らしを変えるわたしの一歩! 2 身体性を取り戻す 紀行 つくる。楽しむ。暮らす。 過疎を生き抜いた「確かさ」 重原沙登子 3 時間を重ねる フィールドワーク 手渡されてきた暮らしの舞台 たたらがつくった風景 宍戸俊悟 4 つながりをつむぐ タイポロジー 甲奴と中和 その場所を選んだ理由 5 暮らしの生態学を描く 論考 暮らしを組み直す時代 中国山地からの静かな革命 藤山浩 !!!もやもや ほか 『みんなでつくる中国山地』 過疎の発祥の地・中国山地から「過疎は終わった!」と大胆に問いかけ、2020年から100年間発行することを掲げた新しいかたちの年間誌です。 過疎=何もない、と思いこんできた中国山地に新たな価値を見いだす営みの記録を通じて、ここに暮らす人たちをつなぎ、ともに次なる社会を提示します。
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あしたのしごと
¥1,540
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『あしたのしごと』アジアの実践者と考える、オルタナティブな未来 コクヨ ヨコク研究所 江藤元彦 / 加賀大喜 / 金森裕樹 A5判、112ページ 株式会社リ・パブリック 編集 「自律」と「協働」をキーワードに、働く、暮らす、学ぶを考える一冊! 本書は、創業118年を迎えるコクヨの研究機関として発足した「コクヨ ヨコク研究所」が、ワクワクする未来のワークとライフを『ヨコク』する活動の一環として発刊する初めてのメディアです。「自律」と「協働」をキーワードとして、働くことや暮らすこと、そして学ぶことについて考えるきっかけとなる一冊となっています。 希望ある時代を生きていくためには、客観的な予測よりも主体的に考え、そこに向けて実践していくこと…いわば未来を『ヨコク』する姿勢が必要なのでは? そんな仮説を起点としてベトナムやインド、台湾の実践者たちと対話を重ね、「自律」と「協働」が両立する社会を自らの手でつくり出そうとする彼らの実践と思考をお伝えし、多くの人とともに探索していきたいと考えています。 目次 はじめに 自律と協働にヒントを感じ、アジアの実践者たちを訪ねる 振り返り座談会 Field1 Ho Chi Minh City, Vietnam 「なぜ?」の問いが、私とみんなの幸せをつなぐ Column:ソーシャルアントレプラナーを支援するCSIPのファム・キエウ・オアンさん。ベトナムノ若い起業家をどう見ていますか? Field2 Indore, India 街の個人商店が暮らしの変革点になる Column:スタートアップ市場で起業家たちの支援をしてきた村上矢さん。インドではなぜ、社会課題とビジネスが、なめらかにつながっているのでしょう? 振り返り座談会 Field3 台東、台湾 風土とともに耕す、私たちのアイデンティティ Column:コミュニティデザイナー、山崎亮さんが感じてきた「文化侵略」と、その解毒とは? 振り返り座談会 3つのフィールドワークを終えて、 未来をつくる人たちとの対話から見えてきた、自律と協働 あとがき これからの探索に向けて
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Hopping MAGAZINE
¥1,320
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『Hopping MAGAZINE』A Magazine by Address Hopper. 市橋正太郎 編集 B5判、120ページ 生活や仕事の拠点を一つに絞らず、ある者は自宅すら所有せず、移動を中心とした「定住以外」の新しい選択肢を実践している「アドレスホッパー」と呼ばれる人たちがいる。 本書は、そんな生き方について検証を重ね、バンライフやデジタルノマドなどの文脈も包含したメジャーなライフスタイルとして定着しうるかを考える雑誌メディアです。 目次 002 プロローグ 佐々木俊尚 004 What's Address Hopping? 008 Documentary of Hoppers 010 木津歩 019 林直子 029 管大輔 037 井神渚 & 慎介 046 Got to Keeo Moving On 060 マンガ ホップちゃんのアドレスホッピング体験記 in 鹿児島 072 Food Hopping 076 Life is Hopping Vol.1 松嵜翔平 084 Special Feature ‘Education’ 086 『nui.』本間貴裕インタビュー 097 N高等学校 × ミネルヴァ大学インタビュー 105 Eriストーリー 111 Saya Smithインタビュー 120 編集後記
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【サイン本】1階革命 私設公民館「喫茶ランドリー」とまちづくり
¥1,980
SOLD OUT
『1階革命』私設公民館「喫茶ランドリー」とまちづくり 田中元子 ※サイン入りです。 四六判、280ページ 1階が変われば、まちが変わる、ひとが変わる、世界が変わる! 1階づくりはまちづくり! 大好評だった『マイパブリックとグランドレベル』から5年、グランドレベル(1階)からはじまる、まちづくり革命の物語、完結編。 日本初の私設公民館「喫茶ランドリー」は、いまや地域活性化・再生、コミュニティデザインのアイコンのひとつとなった。その成功の秘密は、ハード/ソフト/コミュニケーションという3要素のデザイン手法にある! カフェや各種公共/商業施設など人が集うパブリックスペースのプロデュース事例、まちのさまざまな場所にベンチを設置するJAPAN/TOKYO BENCH PROJECT、さらには今注目されるウォーカブルシティについてまで、グランドレベル(1階)を活性化するヒントとアイデアが満載。まさに革命的な、まちづくりの新バイブル。装丁アジール、カバービジュアル伊藤桂司。 “私設公民館としてつくった「喫茶ランドリー」に限らず、1階づくりに携わるすべてのプロジェクトにおいて、わたしはあまねくすべての人々にウエルカム!と両手を広げた「公共的な状態」にこだわっています。1階は人々の目にふいに飛び込んでしまう場所であるからこそ、できるだけパブリックな状態をつくる、ということを心がけています。自分には関係のない場所だと感じてしまう風景に囲まれた日常と、関心を傾けたり関わったりできる風景に囲まれた日常とでは、人々の人生の質に違いが出てくると思うからです。(「まえがき」より)” 【目次】 まえがき 第1章 「喫茶ランドリー」ができるまで 第2章 喫茶ランドリーの日常 第3章 喫茶ランドリーのつくり方──グランドレベルの手法として 第4章 グランドレベルのデザイン11の事例 第5章 水と空気とグランドレベル 第6章 ベンチプロジェクトとウォーカブル──やさしくすこやかなまちのために あとがき 田中元子(タナカモトコ) 株式会社グランドレベル代表取締役。1975年茨城県生まれ。2004年より建築関係のメディアづくりに従事。2010年よりワークショップ「けんちく体操」に参加。2016年「1階づくりはまちづくり」をモットーに、株式会社グランドレベルを設立。さまざまな施設や空間、まちづくりのコンサルティングやプロデュースを手がける。2018年「喫茶ランドリー」開業。2019年「JAPAN/TOKYO BENCH PROJECT」始動。主な著書に『マイパブリックとグランドレベル』(晶文社)、『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』(エクスナレッジ)ほか。主な受賞に「2018年度グッドデザイン特別賞 グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」、「2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)」ほか。
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サテツマガジン Vol.4 イケてるともだち
¥1,800
『サテツマガジン Vol.4』イケてるともだち 210mm × 130mm 85ページ ライナーノーツ:ナツノカモ 漫画:松尾豪 イラスト:大谷葵 / リタ・ジェイ 表紙イラスト:赤羽 1.自分が誰かに紹介したい、知人、友人、憧れの人、大好きな人、好きだった人、嫉妬するくらい認めている人、恩人をご紹介して欲しい 2.人間関係についての自分の日頃の視点やスタンスを包括的にご紹介して欲しい と素敵な方々にエピソードを書いていただきました。 22の人間関係に関する物語集です。 参加者 いぬいはやとさん ハマダヒデユキさん 香椎響子さん マリナ油森さん 森田さん 柏祐太さん いまにしさん あたそさん 杉浦日向子さん 若林修平さん 逆佐亭 裕らくさん 新井リオさん かねこすずゆきさん 元気モリ子さん 中村義響さん 吉岡沙織さん みくりや佐代子さん かまがみまほさん 山羊メイルさん 立川談吉さん 平理央さん ナツノカモさん 松尾豪さん
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【傷みあり】soundtrack 別冊サテツマガジン
¥1,880
SOLD OUT
※ 古書です。中身は概ねきれいですが、表紙、角に少し傷みがあります。画像をご参照の上、ご購入下さい。 『soundtrack』別冊サテツマガジン B6判、331ページ 表紙タイトルは箔押し、青い部分が帯付きとなります。 とてもラフな音楽の雑談集です。きっかけはジャズ喫茶の副店長をしているのですが、なんか、「語りたい人」が好きとか嫌いとか愛しているとかではなく、持っているとか持っていないとか、値段とかの話になっていくのが少し嫌で、「いやいやいや、どうでもいい音楽の話が楽しいでしょうに」と思って、ただ、推敲もせずに、ダラダラと音楽話をしていたら結果、色々な場所に落とし込まれていって脱線しまくっている。というのが面白くて、本にすることにしました。 評論でもなんでもなくって、布団の中で聴いていたい他人の音楽雑談集です。 単純に音楽の雑談がしたかった。そんなどこの部室や教室、喫茶店で行われていそうな趣味の話です。 Index Episode.1 友達が広げてくれる趣味とか価値観の話 ながゆか Episode.2 ずっと残る音楽 高値 - バンドくだらない1日 (Twitter:@kudaranai_tkn Instagram:@kudaranai_takane) Episode.3 クイーンのベーシストが好きすぎる男子中学生の話 青木冬馬 Episode.4 TETORAが好きな理由 萌花(Instagram:@mek___17) Episode.5 ダンスフロアが導くあれこれ雑談 みむね lin FEARSATAN Episode.6 ライブはとてもいい 毛利幸隆 - バンド Cobalt boy (Twitter:@mouriyukitaka Instagram:@mouri1.14) Episode.7 自分が好きなものとみんなの好きなもの つかさ - 舞台女優 (Twitter:@cjcj__) Episode.8 アラサー談義。私たちのまぶい音楽ってなんだ? 長井龍 池澤・アスカ・ランガリー Episode.9 ありちゃんめっちゃいいファンやん ありちゃん(Twitter:@sakanazukushi88) Episode.10 小山市のTheピーズ好き女子高生だった頃 小野寺ひかり - 脚本家・ライター&映画監督 (Twitter:@OnoderaHikari) Episode.11 正月オン・ザ・コタツZOOM座談会 藤本一郎 蒜山目賀田 Episode.12 syrup16gへの思い入れあれこれ雑談 がっちゃん あゆたに あたそ(Twitter:@ataso00) ライナーノーツ みくりや佐代子(Twitter:@chaco_note)
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ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界
¥6,600
SOLD OUT
『ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界』アート・アンド・サイエンス・オブ・メッセージ タニア・ラポイント / 阿部清美 訳 テッド・チャン 序文 B4変型 286mm × 261mm 176ページ 【限定生産:2,500部】 ※増刷はいたしません。品切れの際はご了承ください。 アカデミー賞受賞、圧巻の6部門! 『DUNE/デューン 砂の惑星』につながる、 新たなSF映画誕生の瞬間――。 SFファンをうならせた ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作 映画『メッセージ』のアート&メイキング本! 序文は原作のテッド・チャン。 題材の新しさゆえに険しかった映像化の過程、 地球外生命体ヘプタポッドの造形の秘密、 ヘプタポッドが使用するロゴグラムの成り立ち、 過去・現在・未来......時間を演出するための独自の撮影方法、 哲学者、言語学者、物理学者の詳細な見解、 そして、2018年急逝した作曲家ヨハン・ヨハンソンの 貴重なコメントをはじめとする映画音楽のこと―― ドゥニ・ヴィルヌーヴのSF映画の原点である映画の創作過程を これまで公開されてこなかった貴重な写真とともに辿る。 CONTENTS 序文 未来はすでにそこに存在する ―― テッド・チャン 始まりと終わり ダーティ・サイエンス・フィクション シェル(殻) ――謎の宇宙船―― エイリアンとコーヒーを 異星言語学 ―ヘプタポッドの言葉― 音響と音楽 一巡 最後に ― ドゥニ・ヴィルヌーヴ 謝辞
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小さな芸術
¥3,080
SOLD OUT
『小さな芸術』社会・芸術論集Ⅰ ウィリアム・モリス / 川端康雄 訳 四六判、389ページ 1870年代の終わりから1880年代にかけての講演集8篇を収録する新訳論集。第1巻では「小さな芸術」「民衆の芸術」「芸術の目的」など、芸術と労働、自然をめぐるモリスの思想を伝える。全3巻・第1回配本 目次 小さな芸術(レッサー・アーツ) 民衆の芸術 生活の美 最善をつくすこと 文明における建築の展望 生活の小芸術(レッサー・アーツ) 芸術の目的 芸術とその作り手 編者解題 編者あとがき 索引
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台湾手帖 2020あれこれ
¥800
SOLD OUT
『台湾手帖 2020あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 72ページ 渡台のかなわなかった2020年。行けない、恋しい台湾の写真を友人に送ってもらいました。 民宿のオーナー、カメラマン、ミュージシャン、作家、ショップ店主ら愉快で可愛い25人の写真が集結。 台湾のコロナ禍が分かるものもあり、記憶に残る2020年の記録も。これはもう台湾からのラブレターです。
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台湾手帖 レトロあれこれ 上
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 レトロあれこれ 上』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 「どこか懐かしい」台湾で湧き上がるこの感情は、一度や二度ではありません。幼いころに人でごった返す市場に行ったことなどないにもかかわらず。 新しきもいいけれど、戻りたい場所はこっち側。 それらをレトロくくりで集めたら収まりきらず今回は「食まわり」に絞りました。 おいしさに紐付くあれこれ、ご笑味ください!
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台湾手帖 書店あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 書店あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 台湾には魅惑的な本屋さんがいっぱいで、重い荷物を抱えながらのハシゴがやめられません。 大きな書店から小さな本屋さんまで、そこに集う人たちがゆるやかにつながるような空気管が心地いい。 それぞれのカラーにわくわくする書店めぐりに、さぁ出掛けよう!
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台湾手帖 妙味あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 妙味あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 「妙味(みょうみ)」皆さんはこの言葉をご存知でしょうか?私は恥ずかしながら知りませんでした。 調べてみると「魅力・心惹かれる面白さ・なんとも言えない味わい」などなど。まさに、コレでした! 可愛いだけじゃない、ジワる台湾をチョイス。こんな時だから、クスッと出来るものがいいなから始まっています。
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台湾手帖 春聯あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 春聯あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 台湾のお正月に用意される赤い紙、春聯(チュンリエン)。 一年の希望や願い、はたまた可愛いイラスト。伝統の中にチラ見えする、ユニークなメッセージが面白い。 春聯沼にはまって10年余り、撮りに撮りためた春聯を、あれやこれやの視点でまとめた一冊です!
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台湾手帖 台中あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 台中あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 何度も行っているのに、分かるようで分からない不思議な都市・台中、中毒性が高いとも言えます。 台北から近いので、日帰りも可能。でも出来ることなら数日滞在して、暮らすように過ごすのが似合います。 生活の息遣いが身近な分、台湾との距離がぐっと縮まること間違いなしです。
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台湾手帖 高雄あれこれ
¥500
SOLD OUT
『台湾手帖 高雄あれこれ』 田中六花 149mm × 106mm 36ページ 台湾の大阪と称されることもある、第二の都市・高雄。港町らしい雰囲気は歩いているだけで楽しい。 道が広くて、どこかのんびり。大らかな人が多いと思うのは気のせいではないでしょう。 日本とのゆかりを感じる建物なども多く残る街を、時間を気にせずゆっくり歩いてみませんか?
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写真 Sha Shin Magazine 3冊セット
¥8,910
SOLD OUT
『写真 Sha Shin Magazine 3冊セット』 ①『写真 Sha Shin Magazine 創刊号』vol.1 東京 TOKYO 仕様:A5判変形・280ページ 創刊:2022年(令和4年)1月20日 発行:年2回(1月・7月) ②『写真 Sha Shin Magazine』vol.2 モザイク Mosaic A5判変形、312ページ 2022年7月20日発売 発行:年2回(1月・7月) ③『写真 Sha Shin Magazine』vol.3 スペル SPELL 2023年1月20日発売 A5判変形、288ページ
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Kanchenjunga|石川直樹
¥9,900
『Kanchenjunga』 石川直樹 400mm × 302mm 120ページ アートディレクター:加瀬 透 日本語・英語 ※1000部限定 表参道「GYRE GALLERY」で2022年12月17日より開催中の石川直樹写真展「Dhaulagiri / Kangchenjunga / Manaslu」に合わせ、最新写真集『Kangchenjunga』を刊行しました。 ヒマラヤ山脈の東、インド・ネパール国境にある難峰で、世界第三位の高さを誇るカンチェンジュンガ。山麓の街であるダージリンから8586mの山頂に至る過程で撮影された写真群から成る、大判の写真集です。 デザインを担当してくれたのは、自身がアーティストとしても活躍しているグラフィックデザイナー、加瀬透氏。本来内側にくるべきノドの部分を外側にし、余白を多く設けることで白銀の世界を表現するなど特異な造本設計が施されています。 これまでの石川氏の作品集とはまた異なるラディカルな仕様の一冊となりました。
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【サイン本】Manaslu|2022 edition
¥3,520
SOLD OUT
『Manaslu』2022 edition 石川直樹 ※サイン入りです。 H280mm×W300mm 78ページ/ハードカバー デザイン:田中貴志 発売日:2022年12月20日 「マナスルは決して登りやすい山などではない。時に残酷な表情を見せる、繊細かつ孤高の峰だったのだ。」(本文より/日本語原文) 石川直樹は2012年以来、10年ぶりにマナスルに向かい、2022年9月28日に本当の頂上に立ちました。 マナスルは1956年に日本隊によって初登頂されて以来、多くの人に登られてきましたが、最高点である8163mまで行かずに登頂が認められてしまう時代が長く続きました。マナスルの頂上付近には、いくつもピークがあり、真の頂上の直前のピークは距離にして7〜8メートル手前、標高差わずか1メートルほど。その先は足元の雪が崩れやすく、多くの人がそこで引き返していたのです。 石川も、2012年にマナスルに“登頂”したものの、同地点で引き返していました。 2022年、石川はその先にある真の頂上に立つべくマナスルを再訪。雪崩によって負傷者が続出する大荒れの天候の合間を縫い、ついに最高点に到達しました。頬に凍傷を負うほどの強風に晒され、視力も低下するなか進んだ険しい道のりに、石川は「マナスルの印象が一変した」と語ります。 2014年にSLANTから出版された写真集「Manaslu」をベースに、2022年の二度目のマナスル遠征で撮影した新作4点を収録した写真集「Manaslu」2022edition。 石川直樹/Naoki Ishikawa 1977年東京都渋谷区生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞。
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【サイン本】EVEREST|石川直樹
¥5,280
SOLD OUT
『EVEREST』 石川直樹 ※サイン入りです。 縦245mm × 横306mm 128ページ 世界最高峰エヴェレスト(標高8,848m)。 2001年、23歳の石川直樹はチベット側からこの山に登頂。当時、世界最年少で七大陸最高峰登頂を果たす。 そして10年後。今度はネパール側から再び登頂をめざして出発。2011年5月20日6時12分、石川は再び世界最高峰の頂に立った―― 「なぜ山に登るのか。なぜまた行きたいと思うのか。いくら考えても「好きだから」という結論にしか行き着かない。こうした長期の登山遠征は、身体にこびりついた澱のようなものをすべて消し去り、自分をシンプルな状態に引き戻してくれる。行く前と後では、世界が違って見える。行くことによって、今まで進んできた道の行き先が変わる。そうした一連の変化が、優れた旅の定義であり成果だとしたら、二度のエヴェレスト登山はぼくにとって最高の旅だったというほかない」(本書より) 本書は2011年のエヴェレスト行を中心に、その後のローツェ、マカルー遠征などヒマラヤ行の際に撮影された写真を加えて構成された、石川直樹による「EVEREST」写真の集大成である。 「石川は、彼自身と共に我々をエヴェレストに誘っているようだ。一歩一歩、登るごとに肉体的な負担や疲れは耐え難くなり、ついに登頂した我々は、足元から聳え立つ荘厳な峰々を前に言葉を失う」――フィリッポ・マッジャ(キュレーター/写真評論家) ネパール・クンブー地方の交易路であるエヴェレスト街道にはじまり、世界最高峰の気高い山容、行くことすら困難な高所氷河の風景や雪崩の様子、登頂をめざす登山者たちの息遣いまでをも感じさせる、「エヴェレスト」の決定版とも呼ぶべき写真集。 石川直樹(イシカワナオキ) 1977年生。写真家。 東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了(美術)。 人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。 『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。 著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。 最新刊に、水戸芸術館や初台オペラシティをはじめ全国6館を巡回した個展のカタログでもある大冊『この星の光の地図を写す』(リトルモア)、ヒマラヤの8,000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの7冊目となる『GasherbrumⅡ』(SLANT)、これまで撮りためてきた日本の「来訪神儀礼」を集大成した『まれびと』(小学館)など。都道府県別47冊の写真集を刊行する「日本列島」プロジェクト(SUPER LABO × BEAMS)も進行中。
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【サイン本予約】石川直樹『この星の光の地図を写す <南極カバー>』
¥6,050
SOLD OUT
『この星の光の地図を写す <南極カバー>』 石川直樹 ※サイン本です。 ※151mm × 124mmの知床ポストカード3枚付です。 A4タテ変型、368ページ 写真家・石川直樹、20年の旅の軌跡をおさめた大冊、ついに完成。 海抜0mから標高8848mまで――。 北極、南極、エベレストをはじめとする世界の高峰、 北海道・知床・樺太/サハリン、沖縄から南太平洋・ポリネシアの島々…… 人と自然のあらゆる辺境を旅し、きらめく命の点滅を見つめてきた写真家・石川直樹。 「彼のように世界を見た者は、他に誰もいなかったのだ。」 これまでとは異なる視座からこの星=地球と向き合う。 ここではない場所にある人の営みに想いを馳せる。 石川直樹のまなざしを通じて世界を見ると、 この星のうえに無数にある光のあたる場所、 それぞれの命がもつ世界の中心点が見えてくる。 前人未到の記録であり、記憶のぬくもり。 いま、この星の新たな地図が浮かびあがる――。 [ 目次 ] FIRST JOURRNEY はじまりの旅 POLAR 北極と南極 NEW DIMENSION 壁画へ VERNACULAR 風土建築 THE VOID+CORONA 渡海の軌跡 Mt.Fuji 富士山にのぼる THE HIMALAYAS+K2 ヒマラヤ遠征 ARCHIPELAGO 多島海 My gear ぼくの道具 [ 寄稿 ] 大竹昭子 管啓次郎 藤田貴大 黒河内真衣子 武田砂鉄 竹久侑 ※本書は『この星の光の地図を写す <北極カバー>』と『この星の光の地図を写す <南極カバー>』があり、写真の異なるカバーで2種類の商品があります。本文は同内容です。
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【サイン本】児玉浩宜 Hironori Kodama 『Notes in Ukrain』
¥3,850
※ 著者直筆サイン本です。 この本の売上が著者の今後の活動の一助となります。どうぞよろしくお願いいたします。 『Notes in Ukraine』 児玉浩宜 Hironori Kodama B5変型判 縦246mm × 横182mm 192ページ 戦時下、空襲警報の鳴るウクライナ 写真家・児玉浩宜が3度にわたり撮影した 「それでもつづく日常」と「忘れたくない感情」の記録―― シャッターを切るたびに襲われる、恐怖に近い感情。 それは、これまで自分自身が持ってきた、稚拙な思想や観念が丸裸にされるような感覚だ。 それらがあまりにも無防備で、簡単に曝け出され、引きずり出されてしまう、そんな恐怖に囚われる。 それでも、その感覚を少しでも残したいとも思う。 (「まえがき」より) チェルノフツィ、イバノ=フランコフスク、リビウ、キーウ、イルピン、プチャ、ポロディアンカ、ハリコフ、オデーサ、フラコヴェ、イジューム、バラクリヤ、ドニプロ…… [撮影期間 2022年3月、5月、9月] 「どんな状況でも素直に楽しむんだ。 俺たちのノーマルを続けるんだよ」 (オデーサのDJパーティで会ったパブロの言葉) 児玉浩宜 Hironori Kodama 1983年、兵庫県生まれ。写真家。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHKに入局。報道カメラマンとしてニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港民主化デモ発生時から10か月間渡航を繰り返し現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOC CITY』を発表(共にKung Fu)。
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ウクライナ日記
¥500
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『ウクライナ日記』 児玉浩宜 A5判、28ページ 2022年3/1~4/3まで、クライナでの一ヶ月間の取材日記です。 東京-ブカレスト-チェルノフツィ-イバノ=フランコフスク-リビウ-キーウ(キエフ)-ヴィーンヌィツィア-フメリニツキー-ウチェルノフツィ-リビウ-キーウ-プシェミシル-ワルシャワ-ソウル-東京と、スケジュールだけ見ても大変ハードなのですが、しかも場所が今のウクライナとは。 児玉浩宜 Hironori Kodama 1983年、兵庫県生まれ。写真家。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHKに入局。報道カメラマンとしてニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港民主化デモ発生時から10か月間渡航を繰り返し現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOC CITY』を発表(共にKung Fu)。
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ウクライナ日記 2
¥500
SOLD OUT
『ウクライナ日記 2』 児玉浩宜 A5判、32ページ 2022年5/4~5/27まで、クライナでの約3週間の取材日記です。 東京-ポーランド・ワルシャワ-キーウ-イルピン・ブチャ-ブチャ・ボロディアンカ-ハルキウ-ハルキウ・マラヤロハニ村-ハルキウ-ハルキウ~ビルヒウカ村-デルガチ村~スラチネ村~プルディアンカ村-ハルキウ-ハルキウ~オデーサ-オデーサ-リビウ~ポーランド・ワルシャワ-東京と、スケジュールだけ見ても大変ハードで貴重な取材日記です。 児玉浩宜 Hironori Kodama 1983年、兵庫県生まれ。写真家。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHKに入局。報道カメラマンとしてニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港民主化デモ発生時から10か月間渡航を繰り返し現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOC CITY』を発表(共にKung Fu)。
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BLOCK CITY
¥2,000
SOLD OUT
『BLOCK CITY』増補版 児玉浩宜 / Hironori Kodama 210mm x 260mm カラー 94ページ ※2020年11月に発売した「BLOCK CITY」の増補版となります。 2019年から始まった香港民主化デモ。 その参加者たちはデモ活動の間に膨大な数の『作品』を残した。 その『作品』は都市での生活空間に存在するありとあらゆるものを使い構成された路上の障害物である。街の動脈である道路を遮断し敵対する者を強く拒みながら、目抜き通りから裏路地、そして大学内まで至る所に設置された。それはただ経済活動の停止や武装警察の進行を防ぐためだけでなく、過剰に膨張した資本主義と暴走する権力に抑圧された自分たちの街『香港』を再構築する。都市空間を自分たちの手に取り戻し、解放することへ繋げる新たな試みにも見えた。 児玉浩宜 Hironori Kodama 1983年、兵庫県生まれ。写真家。テレビ朝日報道番組ディレクター、のちにNHKに入局。報道カメラマンとしてニュース番組やドキュメンタリーを制作。退局後、フリーランスの写真家として活動。2019年、香港民主化デモ発生時から10か月間渡航を繰り返し現地で撮影。2020年、香港デモ写真集『NEW CITY』、2021年、デモで使われたバリケードなどを撮影した『BLOC CITY』を発表(共にKung Fu)。
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じゃむパンの日
¥1,980
『じゃむパンの日』 赤染晶子 B6変型判 縦178mm × 横128mm 208ページ 時を超えて。生まれ育った京都へのおもい。こぼれだす笑い。 『乙女の密告』で芥川賞を受賞。 2017年に早逝した著者によるエッセイ55 篇。 岸本佐知子との「交換日記」併録。 日常を描いていながら、想像が羽ばたき、 ことばで世界を様変わりさせていく。 ここに生きている人たちがいとおしくて、読んでいると、 ふしぎと気持ちがあたたかくなる。初のエッセイ集にして、マスターピース。 著者プロフィール 赤染晶子(アカゾメアキコ) 1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。著書に『うつつ うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』がある。2017 年急性肺炎により永眠。エッセイの名手としても知られ、本書が初のエッセイ集となる。
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じゃむパンの日+古書・乙女の密告
¥3,000
SOLD OUT
『じゃむパンの日+古書・乙女の密告』 赤染晶子 ※『乙女の密告』は古書になります。 『じゃむパンの日』 赤染晶子 B6変型判 縦178mm × 横128mm 208ページ 時を超えて。生まれ育った京都へのおもい。こぼれだす笑い。 『乙女の密告』で芥川賞を受賞。 2017年に早逝した著者によるエッセイ55 篇。 岸本佐知子との「交換日記」併録。 日常を描いていながら、想像が羽ばたき、 ことばで世界を様変わりさせていく。 ここに生きている人たちがいとおしくて、読んでいると、 ふしぎと気持ちがあたたかくなる。初のエッセイ集にして、マスターピース。 『乙女の密告』 赤染晶子 四六判、121ページ 京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ…。(わたしは密告される。必ず密告される)―第143回芥川賞受賞。 赤染晶子(アカゾメアキコ) 1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。著書に『うつつ うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』がある。2017 年急性肺炎により永眠。エッセイの名手としても知られ、本書が初のエッセイ集となる。
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『製本と編集者 vol.1 』
¥1,320
『製本と編集者』 笠井瑠美子 編集・構成 A5判並製、本文108ページ 〈製本の現場から、三人の編集者へ問いかける これからの本についてのインタビュー〉 個人的な興味と学びのために、編集者と話がしたいとずっと思っていました。十七時退勤社として活動するようになり、本にまとめてみなさんと学びを共有したいと作りました。協力してくださったのは以下の三人の編集者です。 もくじ はじめに Interview-01 加藤木礼 palmbooks インタビューを終えて Interview-02 友田とん 代わりに読む人 インタビューを終えて Interview-03 森本美乃里 フリー編集者 インタビューを終えて 担当した本を壊して学ぶ おわりに 十七時退勤社の本 加藤木礼 一九七八年生まれ。東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了。二〇〇五年新潮社入社。十七年ちょっと文芸書と文芸誌を担当したのち、二〇二二年秋から個人出版社palmbooks(パームブックス)として活動をはじめる。一冊目となる赤染晶子さんのエッセイ集『じゃむパンの日』を二〇二二年文学フリマ東京秋で初売り後、全国書店で順次販売予定です。 友田とん 一九七八年京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、大学院で数学(トポロジー)を専攻し博士(理学)を取得。企業でIT関連の研究開発に従事する傍ら、二〇一八年に『『百年の孤独』を代わりに読む』を文学フリマで発表。ニ〇二一年に独立。『うろん紀行』(わかしょ文庫)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一)、文芸雑誌『代わりに読む人』を刊行。著者に『パリのガイドブックで東京の街を闊歩する』シリーズ、『ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(共著・太田靖久、双子のライオン堂出版部)。 森本美乃里 一九九五年生まれ。奈良県出身。同志社女子大学表象文化学部英語英文学科卒業。児童書出版社、編集プロダクションを経て、フリーランスの編集者に。趣味は、散歩してお気に入りの木を探すこと。
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校正のこころ 増補改訂第二版
¥2,420
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『校正のこころ 増補改訂第二版』積極的受け身のすすめ 大西寿男 四六判 縦188mm × 横128mm 256ページ DTPや電子媒体、SNSの普及により、グーテンベルク以来の出版革命期を迎えた現代に、言葉を正し、整えるという校正の仕事はどうあるべきか。誰もが情報発信できる時代にこそ求められる校正の方法論を、古今東西の出版校正史をひもとき、長年の実務経験と共に解き明かす。日々言葉と向き合う出版人へ、そして言葉と本を愛する人へ贈る、技法解説を超えた包括的校正論。激変するデジタル技術や環境に対応した待望の増補改訂版。 目次 はじめに 第1章 引き合わせ――校正の仕事(1) 第2章 素読み――校正の仕事(2) 第3章 言葉を「正す」という校正 第4章 言葉を「整える」という校正 第5章 受け身であること――校正の原則(1) 第6章 言語世界の相対性――校正の原則(2) 第7章 言葉のあるべき姿――校正の役割(1) 第8章 信じることと疑うこと――校正の役割(2) 第9章 組織としての校正 第10章 編集の時代 第11章 言葉の客観化 第12章 校正のこころ 終章 言葉のよろこぶほうへ 校正のためのQ&A 注 参考文献リスト――校正を学ぶために 図版出典一覧 あとがき・謝辞 大西寿男(オオニシトシオ) 1962年、兵庫県神戸市生まれ。岡山大学で考古学を学ぶ。1988年より、校正者として、河出書房新社、集英社、岩波書店、メディカ出版、デアゴスティーニ・ジャパンなどの文芸書、人文書を中心に、実用書や新書から専門書まで幅広く手がける。また、一人出版社「ぼっと舎」を開設、編集・DTP・手製本など自由な本づくりに取り組んできた。企業や大学、カフェなどで校正セミナーやワークショップを担当。技術だけでなく、校正の考え方や心がまえも教える。2016年、ことばの寺子屋「かえるの学校」を共同設立。著書『校正のこころ』(創元社)、『校正のレッスン』(出版メディアパル)、『セルフパブリッシングのための校正術』(日本独立作家同盟)、『かえるの校正入門』(かえるの学校)、『これからのメディアをつくる編集デザイン』(共著、フィルムアート社)ほか。
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【サイン本】まぬけなこよみ
¥979
SOLD OUT
『まぬけなこよみ』 津村記久子 ※サイン入りです。 文庫判、296ページ 初詣の帰り道、正月の終わりを感じて絶望し、バンドTシャツを着て「これで自分になった」と思う。季節の言葉や風物詩にまつわる気持ちと思い出をほのぼのとつづる、まぬけな脱力系エッセイ集。クスリと笑いながらも季節の行事が待ち遠しくなる一冊!
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【ダブルサイン本】戸川純の人生相談
¥2,200
SOLD OUT
『戸川純の人生相談』~どうしたらいいかな、純ちゃん~ 戸川純 / 山口慎一 ※戸川純さん、山口慎一さんお二人のサイン入りです。 四六判、242ページ ロックバンド・ヤプーズのボーカルを務め、女優・歌手としてカリスマ的な支持を誇る戸川純。 近年ではTikTokやYouTubeで人気曲『好き好き大好き』がバズを巻き起こすなど、世界中で注目を集めています。 そんな彼女が同バンドのキーボード・山口慎一とともに始めたYouTubeチャンネル『戸川純の人生相談』が、待望の書籍化! ふたりがゆる~いテイストで、時に脱線しながら、小5女児から63歳男性までの幅広い層より寄せられたお悩みを解決します♡ 書籍限定コンテンツとして、戸川が1980年代に雑誌『宝島』で連載していたコラム『戸川純の人生相談』の傑作選を収録。さらに、本書の読者だけが楽しめるオリジナル新録動画の閲覧リンクもご用意。 "ヤンデレ"でも"メンヘラ"でもない戸川純の、気さくでチャーミングな一面が満載の1冊です! 目次 <CONTENTS> ・職質されない方法って? ・40代でロリータファッションはダメ? ・会社を辞めてホストになりたい! ・どこまでが蝶でどこからが蛾? ・バンドメンバーの見つけ方は? ・カメの名前をつけてください! ・大阪出身なのに真面目人間です!? ・もし女優・歌手じゃなかったら? ・戸川純、幼稚園児で日比谷野音デビュー!? ・戸川純、改名を考える!? ・簡単時短メニューを教えて! ・ウナギに山椒をかけ忘れてしまう!? ・部屋が片付けられない! ほか、約35個のお悩みにお答え。 【書籍限定コンテンツ】 ①ボーナストラック:『戸川純の人生相談』(from『宝島』)傑作選 ②オリジナル新録動画の閲覧リンク 戸川純(トガワジュン) 1961年3月31日生まれ、東京都出身。子役経験を経て1980年より女優として活躍し、映画『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』ほか、テレビドラマや舞台など数々の作品に出演。歌手としては1982年に音楽ユニット・ゲルニカのボーカルとしてデビュー。同ユニットの活動休止後、1983年にロックバンド・ヤプーズを結成し、ボーカルと作詞を担当。独特の世界観が発揮された歌詞やパッショネイトなライブパフォーマンスで、カリスマ的な人気を誇る。 山口慎一(ヤマグチシンイチ) 1969年1月1日生まれ、山形県出身。1990年頃から音楽制作を始め、1999年よりヤプーズにキーボードとして参加し、ライブではプログラミングやアレンジなども担当。そのほか、音楽ユニットCOHERENCEのメンバーとしても活動。YouTubeチャンネル『戸川純の人生相談』では自身が出演するほか、動画の制作にも携わる。
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あまから手帖 2023年2月号
¥880
『あまから手帖 2023年』2月号 275mm × 210mm 144ページ 寒さもいよいよ本番となり、コーヒーがますます美味しく感じられるこの時季。大人がじっくり腰を据えて飲みたいコーヒーとは何か。“コーヒーにまつわるエトセトラ”を集めた総力特集です! 2023年あまから手帖2月号の特集はコーヒーです。 あまから手帖でコーヒーを特集するのは、近年にはなく、だから本当に久々の、若干実験的かつ、変化球的な特集といえます。 コーヒ―界では、いわゆる“サードウェーブ”という、それこそビッグ・ウェーブが巻き起こって、果実味あるコーヒーがもてはやされた時期が長らく続いたのですが、今は落ち着き、次なるムーブメントは何か!? それは訪れるのか!? 否か!? の状態なのかもしれません。 目次 2 あま、から。 写真=長野陽一 4 からから料理帖 料理と文=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 9 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 16 街には喫茶が必要です コーヒー、京都、エトセトラ。 文=堀部篤史 18 「平岡珈琲店」(祝102年!)から始まる継承のストーリー 喫茶は続くよどこまでも 文=田中慶一 写真=塩崎聰 30 憧憬は時代も世代も超えて 大坊さんに会いに行く。 文=エベターク・ヤン 写真=大森克己 36 オオヤミノルさんの新しい秘密基地 南紀白浜でコーヒーを 文=深町泰司 写真=岡本佳樹 41 なにもないのに、全部ある。ポツンと焙煎所。 文=脇本暁子 写真=下村亮人 48 ゆるんでひらいてくつろいでゆるんで やっぱりカフェが好き 京都の巻 文=天野準子 写真=岡森大輔 54 いまからちょっと、お茶しよう 町喫茶へ。 文=浪花朱音 写真=佐伯慎亮 60 カフェラテ、カフェオレ、えっバナナ? No milk, No coffee 文=廣田彩香 写真=渡部健五 65 甘い誘惑に抗わない快感 昼下がりのドーナツ 文=いなだみほ 写真=坂上正治 70 味に魅かれて通う店 75 違いがわかる悦びの瞬間 コーヒー豆を取り寄せる。 文と画=相原民人 写真=大志摩徹 78 かくも愉しきモノ語り 形から入る家コーヒー 文=CAFICT 写真=清水健吾 81 ペーパードリップ問答 コーヒーの淹れ方、落とし方。 文=本庄彩 写真=伊藤信 84 Hey, Mr. Barman take a cup of espresso for me. 「プント エ リーネア」で感じる幸せ 文=沼由美子 写真=エレファント・タカ 91 あまからcookingwith Class S プレミア 101 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 103 大阪 発酒オーライ 文=廣田彩香 写真=中島真美 105 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 107 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 109 #和食が知りたい 写真=香西ジュン 131 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 132 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 133 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 134 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 136 故郷を離れて 写真=田附勝 138 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 140 アウト・オブ・タイム 141 あまからスーパースター列伝 142 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 144 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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【古書】あまから手帖 2023年1月号
¥800
※ 古書です。表紙と最初のページに少し傷みがあります。画像でご確認の上ご購入下さい。 『あまから手帖』2023年1月号 275mm × 210mm 136ページ 編集長に江部拓弥さんを迎え、2023年、リニューアルしたあまから手帖。 1月号は「大阪案内」と題し、大阪特集をお送りします。 大阪で生まれ育った人も、大阪にやってきた人も「知っとかなあかん!」店をご紹介。 ページをめくると中には、中崎町の路地裏に突如現れるジェノヴァのイタリア料理店、うどん6選、ハレの日の料理店、1970年大阪万博の年に生まれ今も現役の店、料理書専門店の「波屋書房」、西成&新世界、大阪土産の代表「りくろーおじさん」、令和時代の昭和町、うえほんまちハイハイタウン、大阪人のソウルフード、大阪駅前ビルでハシゴ呑み……などなど。 読めば大阪を網羅したかのような1冊。 そして、鳥取からは「とうふちくわ」のルポルタージュも。 また、この1月号から数多くの新連載がスタートします。 甘いと辛いを並べた「あま、から」から、朝ごはんに始まり、最後はBARへと。 編集顧問の門上武司さんは関西の「揚げもん」を、あまから手帖でおなじみの岡昌治さんは日本ワインをご紹介。 そして、M-1優勝者であるミルクボーイ・駒場孝さんの「こまから手帖」も連載スタート。 目次 2 あま、から。 写真=長野陽一 4 からから料理帖 料理=冷水希三子 画=ヒラノトシユキ 9 モーニングは三文の徳 写真=赤鹿麻耶 15 編集長より 文=江部拓弥 写真=砂守勝巳 16 ここにしかない街と、どこにもない味 文=江弘毅 写真=森山大道 18 中崎町の路地裏のジェノヴァ 文=井川直子 写真=エレファント・タカ 24 やっぱり、うどん。 文=曽束政昭 写真=高見尊裕 30 ハレの日の新定番 和食篇と中華篇 文=寺下光彦 写真=内藤貞保 42 1970年、万博の年に生まれました。 文=柴田くみ子 写真=西島渚 48 波屋書房の104年 文=中岡愛子 写真=野村恵子 52 あまからMeets 松尾さんin西成&新世界 文=廣田彩香 写真=金子山 60 りくろーおじさんをさがせ! 文=小林明子 写真=伊藤信 64 令和5年、昭和町のメタモルフォーゼ 文=吉田志帆 写真=竹田俊吾 68 ウエロクに呑みにおいでよ。 文=相澤冬樹 写真=佐伯慎亮 74 大阪ソウルフードストラット 文=団田芳子 写真=下村亮人 82 「ビル呑み!」EIGHT DAYS A WEEK 文=スズキナオ 写真=渡部健五 89 あまからcookingwith Class S プレミア 文=曽束政昭 写真=高見尊裕 98 とうふちくわ、わははは。 文=藤原智美 写真=塩崎聰 104 味に魅かれて通う店 107 大阪 発酒オーライ 文=廣田彩香 写真=中島真美 109 京都 芯を食らう 撮文=中井シノブ 写真=大道雪代 111 兵庫 神戸のE面 文=安田謙一 写真=山口謙吾 113 東京 浅草コンフィデンシャル 文=沼由美子 写真=萬田康文 118 #和食が知りたい 写真=蛭子真 123 関西「揚げもん」研究所 文=門上武司 写真=福森クニヒロ 124 日本ワイン、ようわからん 話=岡昌治 文=柴田くみ子 画=キンマキ 125 カレーは読み物 文=水野仁輔 写真=濱田晋 126 ダウン・バイ・ロー 文=豊田道倫 写真=百々武 128 故郷を離れて 写真=田附勝 130 ミライのレシピ 料理=山田英季 写真=青木柊野 132 アウト・オブ・タイム 133 あまからスーパースター列伝 134 こまから手帖 文と写真=駒場孝(ミルクボーイ) 136 クロージング・タイム 文=大竹聡 画=フジマツミキ
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OUT OF SIGHT!!! Vol.2「アジアの映画と、その湿度」
¥2,200
SOLD OUT
『OUT OF SIGHT!!! Vol.2』「アジアの映画と、その湿度」 B5判、176ページ 絡みに絡みに絡み合った、その姿の一端を垣間見る 断片的な情報を繋ぎ合わせて、その全貌を想像する 今回の特集テーマである「アジア」も「映画」も僕たち編集部にとっては、まだろくに足を踏み入れていない未開の領域だった。その広大さ、奥深さに手を出すことを躊躇していたのだ。機が熟したなんて、とてもじゃないけど言えない。ただ、いずれにせよ、その最初の一歩となる機会を求めていたのは事実である。そして、苦しいながらもなんとかその全貌の一部でもつかめないかと、もがいた制作期間になったと思う。この一冊は私たちがわずかに切り取ることに成功した「映画をテーマにした、アジアの見取り図」であり、そのおすそ分けとなる。 世の中が知らない物ごとで溢れていることは、小学生でも知っているだろう。しかし、僕たちが彼らと違うのは「あまりに知った気になっているものが多い」ということである。特にアジアはその心理的・物理的距離の近さからなんとなく知った気になっているものの代表格ではないか。そんなことを、パンデミックで目まぐるしく情勢が変化する中で感じていた。 一度、知っている(気になった)フォルダに入れたもののほとんどは、その後の人生で出会ったとしても接点を持つことなく手のひらからするりと抜け落ちていく。僕たちはそのことを日常的に知覚することすらできずに暮らしている。そんな当たり前のことを、観たいアジアの映画が配信サービスに存在せず、中古レンタル屋に走るメンバーを見ては思い出した。確かに、隣に存在するはずの文化だが、一つレイヤーが違えば、少し視点が変われば交わらないことがザラにある。 これが「映画の雑誌」であるかは、今でも正直わからない。ただ、純粋に「アジアや、映画のことをもっと知りたい」と感じたときに、朧げながら頭に浮かべた「あったらいいなと思う入り口の一つ」くらいはつくれたのではないかと思う。ただ、先に謝らなければいけないことは、ここまで散々「アジア」と書いてはいるものの、この雑誌で取り扱っている主な範囲は「東・東南アジア(中国を除く)」に限られるということだ。この旅をさらに奥に進めるのであれば、もう一冊分はボリュームが必要であるとの判断から今回は断念をした。その分、一つのトピックでも複数の視点から切り取るよう試みているつもりだ。 実は、3ヶ月ほど前に僕自身が台北に居を移した。暮らしているからこそわかるが、土着的だとか、ノスタルジーだとか、エネルギッシュだとか、そんな言葉でこの土地の営みをパッケージすることはあまりにも陳腐である。アジアを生きる人々は、どうあっても一言で形容できない猥雑な熱気に満ちていて、また都市はそれをすっぽりそのまま覆うような包容力を持つ。ここには紛れもない生がある。真夏なのにろくにTシャツ一つろくに乾かない湿度に嫌になることがあっても、離れがたいのはきっとそんな魔力のせいだ。 ーOUT OF SIGHT!!! 編集長 堤大樹 目次・仕様 1.ネオン・暗室・ニシキヘビ - In the light that illuminates on Hong Kong Text & Photography: Patrik Wallner 2.2022 アクションの系譜 From Hong Kong To Asia Text: Arito Kawabata Illustration: MONKEY STUDIO. 3.戦後香港の映画にみる、日本イメージ Text: Chunwah Chin Illustration: Yusuke Nagaoka 4.私家版「僕と特撮の10年」 - 断絶していく文脈を再接続する Text: Hyori Takahashi 5.【入門編】湿度を探る、アジア映画ヒストリー 1960〜2010年代の映画の潮流 Text: Kazuyo Inui / Arito Kawabata 6.映画批評家・夏目深雪に聞く、今語るべき2つのこと(前編) - アジアの女性映画の見取り図 Text: Miyuki Natsume 7.アジア映画の勢力図 - ここ10年の映画産業の変化と、第三国の勃興まで Interview & Text: Daiki Tsutsumi 8.ミニシアターのスタッフや、キュレーターに聞いた 本当に面白かったアジアの映画11選 9.地球空洞説 - The story of a road found in Vietnam Text & Photography:Moeko Abe 10.トラン・アン・ユン、アピチャッポンのその先へ - 育て合い、繋がり合う東南アジアの若手映画人たち Interview & Text: Chihiro Bekkuya Illustration: Saiko Shiiki 11.ヤマクニキョウコの「すごいぞ!フィリピン映画!」 Text: Kyoko Yamakuni 12.A flavor of the movie. - 夏の蜜に染まる蝶 Text: Mio Tsuchiya Photography: Eichi Tano 13.モチーフで見る、東南アジア映画 Text: Chihiro Bekkuya / Arito Kawabata 14.アジアンドキュメンタリーズ伴野智に聞く、タブーへの触れ方 Interview & Text: Daiki Tsutsumi 15.私たちは、なにを恐れ生きてきたのか? - 恐怖が写しだすのは、社会の歪みか?それとも、 Text: Arito Kawabata Illustration: Isamu Gakiya 16.釜山の夏、ソウルの夏 - wo waterside citites in Korea where the seasons come and go Text & Photograph:Hwang hyojin Translate: Aya Narikawa 17.韓国映画と男性性、描かれ方とその変遷 Text: Michiyo Nishimori Illustration: Takuya Kawaguchi 18.ポスターは映画をどう表す? - 想像の余白を生む韓国のデザイン会社propagandaの取り組み Interview & Text: Shino Hikawa Interpretation / Translate: Aya Narikawa 19.BTSが開いた知の扉 - 私が声をあげはじめた理由 Text: Emma Maeda Photography:Kasumi Osada, Ryo Mitamura 20.自分の人生を生きることは、自分を癒すこと Text: Shino Hikawa Photography:Minako Irie 21.人の想いが巡る10日間 - 釜山国際映画祭が生み出す映画との身近さ Interview & Text: Shino Hikawa Photography: Ji Sung Jin 22.『山形国際ドキュメンタリー映画祭』にみる - 映画がローカリティに育つまで Interview & Text:Itsumi Okayasu / Shino Hikawa Photography: Itsumi Okayasu 23.現実と非現実の境目 - アニメーションが接続するめくるめく今敏の世界 Text: Hiroyuki Kawai Artwork:Ryo Uchida 24.映画をこの街のインフラにするために - 下北沢最後の1ピース、シモキタ - エキマエ - シネマ〈K2〉 Interview & Text: Daiki Mine Photography: Daisuke Murakami 25.ビジネスとカルチャーの狭間で - 京都の映画撮影所は、なぜ今チャレンジするのか? Interview & Text: Kazuyo Inui Photography: Itsumi Okayasu 26.小さな共同体という灯火 - Individual small endeavors in Japan Text & Photography: Akihito Yoshida 27.Welcome to Taipei Text:Daiki Tsutsumi 28.躍動する島、海を渡った人々 - Smell of the street, tolerant Taiwan Text & Photography: Daisuke Tomizawa 29.台湾在住・栖来ひかりが見る社会 - どうして個人的なことは、政治的なものだと言えるのか? Text: Hikari Sumiki Illustration: Kumiko Mon 30.時間をかけて根付かせる - ロケ地まで巡る映画配給・A PEOPLE流、「その土地の作家」とのお付き合い Interview: Maki Shibata Text: Itsumi Okayasu 31.編集部メンバーが気に入ったアジア映画10作品 32.台北暮色 Text: Junya Kato Illustration: Peko Asano 33.「シネマドリフター」リム・カーワイが映すアジアのアイデンティティ - 交わらなかった人たちが教えてくれた無自覚なわたし Interview & Text: Yoshiko Hashimoto Photography:Itsumi Okayasu 34.映画翻訳家に聞く「言葉」へのはからい Interview & Text: Ayako Koga Illustration: Kyoka Tanno 35.映画に見る昨今の香港アイデンティティ - 変化を続ける都市はどこへ行くのか Text: Daichi Ishii Illustration: Kano Komori 36.映画批評家・夏目深雪に聞く、今語るべき2つのこと(後編) - ユーラシア映画の現在地点~戦争と圧政を描く~ Text: Miyuki Natsume 37.編集後記 38.地図にない街 - Thailand, how to draw the line Text & Photography:Kou Kimura Edit: Chihiro Bekkuya
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OUT OF SIGHT!!! Vol.1「京都と音楽と、この10年」
¥1,650
SOLD OUT
『OUT OF SIGHT!!! Vol.1』「京都と音楽と、この10年」 B5判、112ページ ※ポスター付き B2・片面カラー(八つ折りの状態で発送いたします) 特集「京都と音楽と、この10年」 京都の音楽シーンは、ひとつの転換点を迎えている。 日々、その変化を肌で感じていたものの、改めてこの10年を振り返ってみるとあまりの景色の違いに驚かされる。学生が多い街だけあって、シーンの入れ替わりは定期的に発生する。それでもここ1、2年の変化は特に大きく、近年の京都音楽シーンを代表してきたHomecomingsや本日休演・岩出拓十郎の上京、中村佳穂の大躍進にはじまり、COVID-19の影響で移転や閉店を余儀なくされたライブハウスの存在などその変化は枚挙にいとまがない。ただ、変化は急に起きたものではないはでずで、気づいたもの、気がつかなかったもの、いろいろあるが、その萌芽はこの10年の間そこかしこの日常に潜んでいたはずだ。 私たちが京都を拠点にカルチャーマガジン・ANTENNAを始めたのは2013年。最初の取材は『ボロフェスタ』と『LIVE KILAUEA』という2つの音楽イベントだった。この8年、この街で起こるさまざまな「今の出来事」を見てきた自分たちだからこそ振り返られるものがある。そう信じ、大それたテーマだが意を決して特集に据えることにした。コンパクトシティと言われる京都だが、その実、音楽のシーンひとつとっても実に豊かで奥が深い。網羅するには紙面も2、3倍の厚みが必要だっただろう。だが、限られた誌面の中で私たちが見てきた景色を誠実にまとめたつもりだ。いつか、誰かがこの10年を振り返ることができる一冊にできればと考えている。だって、この街の音楽はずっと面白かった。 CONTENTS 1. いちやなぎとひらまつ - 平成6年生まれのウマが合うふたりの歌い手対談 2. 25万人集まる海外のフェスも、30人規模の地元のハコもやることは同じ - 手探りで進み続ける、おとぼけビ〜バ〜の現在地 3. よそ者がつなげた京都のシーン - 折坂悠太と重奏 4. 9人のエンジニアと、166個の作品たち - あの音源への思い入れを振り返る 5. 「シーン」から「モード」に移ろいゆく - 京都音楽私的大全 6. アーティストが集まる理由 - 代表・番下さんに聞いた、bud musicが描くフラットな関係性 7. 7inch Seriesから振り返るSecond Royalの歩み 8. ぶっちゃけ上京ってどう? - ベランダ×ギリシャラブ×Crispy Camera Club京都発・東京在住バンド座談会 9. 回想、渦巻くシーンの外側で 10. あの頃、部室で - 夜音車・頓宮敦がDo It Togetherにつくりあげた果実と、その界隈 11. 失われた“ジャンク”を求めて - WHOOPEE’Sというハコと、GATTACA/GROWLYのここ最近 12. 京都の〈外〉から来て5年 - 確信とエラーで進む空間現代の現在地 13. カタチを変えて巡り合う、CuBerryと音楽のルーツたち 14. ジャケットで辿る京都名盤100選 2010〜2021 15. 土龍さん、この10年どうやった? - 最小で最愛な私たちのライブハウス、nanoの旅路 16. Explore Kyoto with Data - データで京都を探求しよう 17. 京都ってほんまに音楽の街なん?札幌・仙台・広島・福岡との比較 18. 「京都と音楽と、この10年」を巡る京都MAP 19. 美味しい中華といいグルーヴ - 踊る!ディスコ室町のギタリスト・クマ山セイタ、家業を継ぐ 20. 打ち上げはいつも中華。僕らが、〈龍門〉に行く理由 21. 選り抜き!UxDxNのおすすめ中華料理屋紹介 22. 京都のアーティスト/DJが語る2010年代京都ベストライブ 23. わたしの周辺相関図 24. デモ音源にみる隠せないこだわり - アーティストの原点に迫る試聴座談会 with HOLIDAY! RECORDS 25. 京都暮らし2度目のリアリティ - コロナで止まった足を再び闊歩させるために 26. 京酒場の音楽論
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【zine】PORTLA 01 特集 CRAFT BEER
¥1,320
『PORTLA 01』特集 CRAFT BEER 僕らを少しだけ自由にする液体について A5判、42ページ ANTENNAが2021年に立ち上げたWEBメディアPORTLAが、メディア名を冠したZINE『PORTLA』を出版。創刊号の特集は「CRAFT BEER 僕らを少しだけ自由にする液体について」。PORTLA WEB上で2022年1月から順次公開された5人のクラフトビール醸造家のインタビューを再編成した記事を中心に、ZINEだけで読むことができるビールをテーマにした短歌やエッセー、おつまみのレシピなど、「ビールを取り巻く新しい文化」に出会うコンテンツが満載です。 CONTENTS 02 クラフトビールの基礎知識 03 知っておきたい「ビアスタイル」と「クラフトビール」の歴史 04 ビールの個性を出す、4つの原材料 05 大好きなビールが手元に届くまで 06 Hobo Brewing 川村洋平 クラフトビールは場をつなぐ自由な液体。 12 奥大和ビール 米田義則 オリジナリティは一人で醸せない。 18 MARCA BREWING 神谷みずき 色んな視点を横断しながらつくる。 24 つくってみよう!おつまみレシピ 26 わたしとビールの「素的」を求めて 28 ヤッホーブルーイング 森田正文 原謙太郎 塚田紗衣 垣根を壊して、みんなで育むマーケット。 34 Brasserie Knot 植竹大海 地元に愛される場所で育む文化。 40 トワイライト クラフトビール × 短歌 短歌前編 toron* 短歌後編 谷じゃこ イラスト move nao 42 編集後記
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『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.02』
¥1,100
『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.02』 嶋田翔伍(烽火書房)編 A6判 文庫サイズ 80ページ 始めるのは容易く、つづけることこそ難しい。何度も聞いたことばだ。けれど、始めることも別にそれほど容易くはなかった。 Vol.01では「肩書き」や「お披露目以外の日々」にスポットをあてることで、つづけつづけるための手がかりを探した。今回は、価値について考えることで、細くても長く長くつづけていくための方法について一緒に考えてみたい。 ~出版社より~ 自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。お菓子屋、ひとり出版社、作曲家、起業家……。華々しいお披露目以外の日々に、淡々と続いていくものづくりの日常と彼らの取り組みから、つづけつづけるためのヒントを探るリトルプレスです。 創作活動の意欲の火を灯し続けるための、一冊。自分なりの活動をいつまでもつづけようとする人、ものづくりの世界に触れていたいすべての人を思い浮かべながら制作した本です。 書き手 ●菓子屋のな・名主川千恵 ●小鳥書房・落合加依子 ●作曲家・高木日向子 ●アフリカドッグス・中須俊治 ●烽火書房・嶋田翔伍
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『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.01』
¥990
『たやさない つづけつづけるためのマガジン Vol.01』 嶋田翔伍(烽火書房)編 A6判 文庫サイズ 80ページ 始めるのは容易く、つづけることこそ難しい。何度も聞いたことばだ。けれど、始めることも別にそれほど容易くはなかった。 ~出版社より~ 自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。建築家、ブックカフェ店主、リトルプレスの作り手、起業家……。華々しいお披露目以外の日々に、淡々と続いていくものづくりの日常と彼らの取り組みから、つづけつづけるためのヒントを探るリトルプレスです。 創作活動の意欲の火を灯し続けるための、一冊。自分なりの活動をいつまでもつづけようとする人、ものづくりの世界に触れていたいすべての人を思い浮かべながら制作した本です。 書き手 ●ZINE『BEACON』編集・石垣彗 ●本と文学めしAndbooks・大谷正世 ●建築家・杉山由香 ●アフリカドッグス・中須俊治 ●烽火書房・嶋田翔伍
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サントリーバーTSUYUGUCHI2ストーリーズ
¥1,100
『サントリーバーTSUYUGUCHI2ストーリーズ』 阿部美岐子 タテ 210mm x ヨコ 148mm 50ページ 今は貴重な8オンスタンブラーで提供されるハイボールは創業以来変わらぬ味。ハイボール好きなら知らない人はいない愛媛県松山市にある創業60年の老舗バー露口。 以前に発行になり、しばらく売り切れになっておりました『サントリーバー露口 12ストーリーズ』。 7月から愛媛ローカルの連続ミニドラマの原作となり、60周年後のストーリー3つを加え、8ページ増、表紙も撮り直し、ほんのちょっぴり分厚くなって新たに発売です。 ・はじめに ・昭和のハイボール ・バー人生はミナミから ・終戦記念日と東京タワー ・口開けの一杯 ・朝子さんのサマークイーン ・ポップコーンはハワイの味 ・カウンターは生命の木 ・アンクルトリスは守り神 ・13個+1個 ・BGMはM・J ・変わらない店 ・角ハイボール缶 濃いめ ・アフターストーリーズ 1.露口ブランデッド 2.カクテルが生まれた夜 3.コロナ禍にあって ・あとがき 改訂版に寄せて
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台湾書店さんぽ
¥1,300
SOLD OUT
『台湾書店さんぽ』 永井一広 A5判、70ページ 台湾の書店めぐりをはじめて、かれこれ10年以上が経つ。台北をはじめ、高雄・台南・台中・花蓮など、台湾各地へ赴くと、最低一軒は本屋さんに寄らなければ気が済まない質なのだ。本書では、そうして訪れた書店の中でも、特に印象に残った店舗を紹介している。その中で残念ながら閉業した書店も少なくなく、そのまま人々の記憶から忘れられるのは勿体ない。そこで「幻の書店」として紹介した。訪れた書店すべてを紹介している訳ではないが、少しでも台湾の書店に興味を持ち、足を運んでみたいと思える書店に出会えることを願って、本書を作成した。書店さんぽを通じて、もうひとつの台湾を感じていただけたら幸いと思いつつ。 (「はじめに」より)
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短歌同人誌 『西瓜』第七号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第七号 2023年 winter 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第七号です。 第七号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、112ページ
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短歌同人誌 『西瓜』第六号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第六号 2022年 autumn 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第五号です。 第六号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、102ページ
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【サイン本】ハリセンいっぽん
¥1,100
SOLD OUT
『ハリセンいっぽん』 浅生鴨 ※サイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横105mm 288ページ 2019年以降に、著者が雑誌やWEBなど各種媒体に寄稿したコラム、評論、エッセイなどと、SNSで発信してきた言葉、日記、書評、映画評などから抜粋したものをまとめた人気の雑文集・第4弾。 目次 「まえがき」のような 間に合うのだろうか 泣ける 試みと実験 オリンピック・パラリンピック すごいと思われたい 祝辞に代えて チョイ住み 高いフライドポテトが見せる とかくタクシーの話題になると 冷たいのではなく 生きている尻と死んだ尻 私だけのスイッチ愛 書かないこと もっとマシな嘘を 隣の芝生にしか青は存在しない ソーシャルじゃないメディア 空いたホテルを 問屋が卸してくれない 好きなフリをしている 雄と雌のツイート アップトゥデート 曖昧になる個に たくさんの小さなものを 物語を食べている 一つずつしか 選ばれる側の倫理 知りたいのは熱量 七年間 ノーパワーノーポイント わりと依存していた つじつまあわせ【辻褄合わせ】 みんなでワクチン ピアニストに求めるもの 人生は自信くらべ リンクルスター 五年経つと きっと僕は戻れない 明日、帰ります よこしま ディティールへ逃げる ひーとなる 変わったのはバランス 残せたらいいのに 指名されなくても 僕は遅い シュークリームの空 三つ星の定食屋 黄表紙 存在しない未来 社会のすごいはあまりない 新刊と新番組 縦方向へは伸びていかない 明日はトゥモロー 愚かにもまるで今 おみくじ 見たものを見る目 ワクチンあれこれ お姉さんの目論見 ただ一文 誘ってもらえる お手本を示すようなものを ゴジラに砂肝はあるのか 猫に置き換える どちらも正しくない アジア的メンタリティ メインワードは資本 食べるのだいすき 「ラブレター」制作日誌 無限のループ 少しだけ味わえればいい 広告は商品に含まれている やる気スイッチ 文学フリマへの参加について 継続は力なりなのだな 二つの世界 自分に指示を出す やりづらいだろうなあ いま非日常にいる人たちが 伝えたいのは もっとバカになりたい 100%の国 入りづらい専門店 試みと実験 僕はずるくて汚い 神はどこまで嘘をつけるか 僕たちは綻びを抱えたまま とにかくめんどうくさい 敗級 まったく読む必要のない記事です 基準は自分の中にある かつてそれは確かにあった 僕は好き嫌いが多い 知っていた ヤツら、ただものじゃない 東京ロックダウン 最後の仕事 『街の上で』を観てきた 対案よりも 僕の役には立つ 何だか気味が悪い オンライン会議 柔らかいところ 一億総安心 ことばの外 二番じゃダメな理由 夢と真実 僕の美男美女 向こう側とこちら側 正しい肩書き 『SF作家オモロ大放談』 ハリセンいっぽん 前書きなど もうこうした形で雑文集をつくることはないだろうと思っていたから、以前つくった『雑文御免』と『うっかり失敬』のカバーには「おそらく最初で最後の雑文集」と書いたのに、なぜかまたしても雑文集をつくることになった。 たいして何もせず適当にぶらぶら暮らしているはずなのに、不思議なことに年月が流れると、あちらに書いたもの、こちらに書いたものが少しずつ溜まって、それなりの分量になっていた。年月とはすごいものである。 しっかりした商業誌に寄稿したものはさておき、基本的にはどれもこれも本当に雑文ばかりで、ダジャレもあれば、ただの愚痴もある。はたしてこれらを人様の目に触れさせて良いものかどうか怪しいのだが、書いたものが散らばることを防ぐのを第一の目的にしてまとめることにした。 いざ集めて並べてみると、二〇二〇年ごろからのコロナウイルス感染症の蔓延の前後で、自分の生活態度やものごとへの関わり方、考え方が、どこかで大きく変わったようにも感じられて、僕としてはなかなか興味深いものになっている。 雑誌やWEB媒体に寄稿したもの、noteに書いていた小文に加えて、そうした日記のような文章や愚痴などは、あまり人目に晒すものではない気もするのだが、ある一時期の記録としてあえて削除せずに載せることにした。自分ができないことへの言いわけやら、世に対する愚痴やらを恥ずかしげもなくつらつらと書いているが、これは一種の「ぼやき芸」として読んでいただければ救われる。 あいかわらず何を書いているのかわからないデタラメなツイートのほか、ずいぶん昔に書いた原稿なども出てきたので、これらも載せることにした。 さて、さすがに今回は一冊で収まるだろうと思っていたのだが、結局のところやっぱり量が多くて収まらず、またしても二冊にわけることになった。 それぞれ『脳天にスリッパ』『ハリセンいっぽん』なるいい加減な書名にしたものの、別にスリッパやハリセンが出てくるわけではないし、そもそも内容にも大きな差はない。本当は合わせて一冊くらいの気持ちなので、収録する原稿も、掲載する順番もぜんぶクジ引きで決めたのだ。雑文集らしくいろいろ雑なのだ。 なによりも僕が本当に雑だなと感じたのは、今あなたが読んでいるこの「はじめに」の文章が『脳天にスリッパ』と『ハリセンいっぽん』で、まったく同じだという点だ。疑うのなら、もう一冊を手にして確認してみるといい。 この雑な文集が、せめてもの時間潰しになれば幸いである。 浅生鴨(アソウカモ) 1971年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。ゲーム、レコード、デザイン、広告、演劇、イベント、放送などさまざまな業界・職種を経た後、現在は執筆活動を中心に広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手掛けている。主な著書に『アグニオン』、『猫たちの色メガネ』、『伴走者』、『どこでもない場所』、『あざらしのひと』、『浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり』『ぼくらは嘘でつながっている。』など。近年、同人活動もはじめ『異人と同人』『雨は五分後にやんで』などを展開中。座右の銘は「棚からぼた餅」。
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【サイン本】脳天にスリッパ
¥1,100
『脳天にスリッパ』 浅生鴨 ※サイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横105mm 288ページ 2019年以降に、著者が雑誌やWEBなど各種媒体に寄稿したコラム、評論、エッセイなどと、SNSで発信してきた言葉、日記、書評、映画評などから抜粋したものをまとめた人気の雑文集・第3弾。 目次 「まえがき」のような 間に合わないのである 陽炎 僕は応援しない 猫々しいツイート 線を入れてやるだけで 職務質問 子どもインタビュー すばらしき日本の民主主義 時代にくさびを打ち込むために 経験が支配する ドアを、こう、上に開けるやつ おじさんがじゃまをする クレタラ節 百キロハイク 大きな文字 Wピック 読めるのに解らない ありえない刑事 駄文を書き終えたら 松永久秀 多すぎるのかもしれない がらりと世界が変わるのだ つくり方はちゃんとある 僕の中の十四歳 自己責任と切り捨てられつつ 「文書」を作る道具 回る世界 YNMN わかってるさ どうしようかなあと頭を抱えている 掲げていた目標 実験をしばらく 他人を褒める いつかのさようならに デビューをダメにした 自分で選びたいのだ 華麗なる餃子 子供のころの感覚を ある日の日記 二月十五日 最適な方法で まだまだ 同じ側で ひどすぎて笑ってる いつだって手遅れ 十年 立ち尽くす自信 少しずつ続けるということ 閑話休題 答えのない問題 PRのこと 言葉と想像 ⠟⠴⠐⠳⠎⠎⠒⠞⠣ もう一方の目で 言いづらい雰囲気 ほんの少しの上質のために 目鼻口1 無意味 言うべきことを言うべきときに 体は弱いのにタフ 博士は躊躇いがちに言った とりあえず今はやらない 酒は禁止しないのか 家族としての犬猫の姿 違いがわかる男が選ぶのだ 日本選手ばかりを 未来よりも やりながら 辛い気持ちになりそうなら 誰にだってわかるだろう 言葉が世界の見え方を変える キャッシュディスペンサー 透けている それが不思議 ガラス張りの動物園 プライドを保ちながら いつから名前があったのか 一九七一~二〇〇二 ビルの上の丸いもの しばらくは手を振っていたい 共通するものが欠けている たちばなし 飲酒伺い書 自分で言うこと あのときの東京の暗さ 三年越しのごはん 知人の訃報を耳にするたび 顔も知らずに せめてその時には 目鼻口2 ランチ 僕は始めない こんなやつらに おもしろ書店のおもしろ選書 手塚治虫『空気の底』 NHK東北ツイート聞き語り旅 人生は謎 詠める 運なのに 安心と困惑と非日常 ねずみの人 カメラのせいじゃないよね 自動改札 選手が見る風景を僕は。 今の僕たち テトリス もうこれ以上は入らない 疲れていたい 増殖 握りあえたら ヤバいし焦る 幻想はあやふやさと引き換えに 脳天にスリッパ 前書きなど もうこうした形で雑文集をつくることはないだろうと思っていたから、以前つくった『雑文御免』と『うっかり失敬』のカバーには「おそらく最初で最後の雑文集」と書いたのに、なぜかまたしても雑文集をつくることになった。 たいして何もせず適当にぶらぶら暮らしているはずなのに、不思議なことに年月が流れると、あちらに書いたもの、こちらに書いたものが少しずつ溜まって、それなりの分量になっていた。年月とはすごいものである。 しっかりした商業誌に寄稿したものはさておき、基本的にはどれもこれも本当に雑文ばかりで、ダジャレもあれば、ただの愚痴もある。はたしてこれらを人様の目に触れさせて良いものかどうか怪しいのだが、書いたものが散らばることを防ぐのを第一の目的にしてまとめることにした。 いざ集めて並べてみると、二〇二〇年ごろからのコロナウイルス感染症の蔓延の前後で、自分の生活態度やものごとへの関わり方、考え方が、どこかで大きく変わったようにも感じられて、僕としてはなかなか興味深いものになっている。 雑誌やWEB媒体に寄稿したもの、noteに書いていた小文に加えて、そうした日記のような文章や愚痴などは、あまり人目に晒すものではない気もするのだが、ある一時期の記録としてあえて削除せずに載せることにした。自分ができないことへの言いわけやら、世に対する愚痴やらを恥ずかしげもなくつらつらと書いているが、これは一種の「ぼやき芸」として読んでいただければ救われる。 あいかわらず何を書いているのかわからないデタラメなツイートのほか、ずいぶん昔に書いた原稿なども出てきたので、これらも載せることにした。 さて、さすがに今回は一冊で収まるだろうと思っていたのだが、結局のところやっぱり量が多くて収まらず、またしても二冊にわけることになった。 それぞれ『脳天にスリッパ』『ハリセンいっぽん』なるいい加減な書名にしたものの、別にスリッパやハリセンが出てくるわけではないし、そもそも内容にも大きな差はない。本当は合わせて一冊くらいの気持ちなので、収録する原稿も、掲載する順番もぜんぶクジ引きで決めたのだ。雑文集らしくいろいろ雑なのだ。 なによりも僕が本当に雑だなと感じたのは、今あなたが読んでいるこの「はじめに」の文章が『脳天にスリッパ』と『ハリセンいっぽん』で、まったく同じだという点だ。疑うのなら、もう一冊を手にして確認してみるといい。 この雑な文集が、せめてもの時間潰しになれば幸いである。 浅生鴨(アソウカモ) 1971年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。ゲーム、レコード、デザイン、広告、演劇、イベント、放送などさまざまな業界・職種を経た後、現在は執筆活動を中心に広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手掛けている。主な著書に『アグニオン』、『猫たちの色メガネ』、『伴走者』、『どこでもない場所』、『あざらしのひと』、『浅生鴨短篇小説集 すべては一度きり』『ぼくらは嘘でつながっている。』など。近年、同人活動もはじめ『異人と同人』『雨は五分後にやんで』などを展開中。座右の銘は「棚からぼた餅」。
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【サイン本】うっかり失敬
¥990
SOLD OUT
『うっかり失敬』 浅生鴨 ※サイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横108mm 384ページ 「そこで、これまでに書いたものをまとめることにして、今こうやって手元に集めたものをぼんやり眺めながら、何やら不思議な気分になっている。これまでに僕が辿ってきた思考の形跡が、明らかにここにはあって、これはもう間違いなく自分の書いたものなのだけれども、ところが今の自分とは感性が微妙に違っているのだ。僅か数年で人はこんなにも変わるのかと驚く。だからこれを紙の形でまとめておくのは、つまり僕自身のためなのだなと、ようやくわかった。」 (本文「またしてもお詫びから」より) 「文学フリマ」用に、これまで新聞・雑誌、ネットメディア、SNSなど各所で書いてきたエッセイ、ダジャレ、インチキ格言、短編小説、地口や回文などの小文を集めてまとめた言葉の断片・無選別の雑文集。加えてエッセイ集『どこでもない場所』に収録できなかった掌編も掲載。あまりの量に、第一弾の『雑文御免』だけでは全く収まりきらず、しかたなくの第二弾。 目次 車中にて 不便であってほしい 毎日のお誘いメール 心穏やかに休んでくれと願いつつ 黙ったまま自らの中に まだ迷っている 地口駄洒落言葉遊び ソイラテ 試合に出るということ 一階 気づかないまま、それは。 好き嫌い よくわからないから 大人の役割 ひっそりと困っている 僕は学ばない ブラッド・ピットは気づいた いつか三月に 自分ではない何者かに 一九六四 世界のごく一部でしかない 忘年会の憂鬱 どうでも良い会話集 宗主国だった僕たち それ、もう観たから ルイス・カナンの誤訳 愛していると言わずに 曖昧であやふやなお奨め 書き手の問題 年を越す 本気で思い込む者 ルービックキューブの思い出 じっと待つ時間 たぶん僕はこの物語が書きたかった 塗り替える手伝い またまた雑文転載 実在していたとしたら それも悪くない どこかファッションのように 数字が僕を惑わせる 育ったり大きくなったり ジョン 炊飯器 最後の読書 同時に開く本 ここから始まる道で ハーケン 祝宴 頭の中にしかない さらに雑文転載 そのぜんぶの中間くらい ポンコツの午後 雑感三枚 聖火をつけるだけに キューバ雑感 同じ歌を口にすれば ありたい カロリーやらお寿司やらの話 そこからしか始められない 模様替えのDNA 共感できない揶揄 その季節 カレーパン 死にたいと言えたなら 成分 お布団への誘い 人が鏡をのぞき込むとき 縦書きを待っている ダメな犬はいない もともと切り取られている 僕は沖縄を知らない ぶっちぎりの人生 適うはずもない ペンでなければ潜れない クチバシはさんで、すみません。 生き物の話 一九二は一六の倍数 そしてやっぱりインチキ格言 揺らぎながら 受け入れる態度 僕は今日も卑怯なまま なるほどヒトなのか まだある雑文転載 遥かに強い意志 まだあったインチキ格言集 タイムマシン 度胸 まだ残っている 残されたもの 壁をつくっているような 猫と犬と 運だけで生きている 明日、帰る 祝祭を担う者たち 解説 浅生鴨(アソウカモ) 作家、企画者。1971 年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。著書『アグニオン』(新潮社)、『猫たちの色メガネ』(角川書店)、『伴走者』(講談社)、『どこでもない場所』(左右社)他
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【サイン本】雑文御免
¥990
SOLD OUT
『雑文御免』 浅生鴨 ※サイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横108mm 384ページ 「ここには本来ならば到底他人に見せられるようなものではない単なる落書きや駄文やまったく作品にもなっていない詩や句のまねごとまでが堂々と載っていて、まあ、はっきり言えばかなり恥ずかしい。とはいえ、これはあくまでも僕が自身の記録のために集めたものなので選別するわけにもいかなかった。とにかくクオリティの低さには目を瞑っていただきたい。少なくとも、例の公式アカウントで書いていた文章を、その一部とはいえ、何とか一つにまとめられたので、いくぶんホッとしている。」 (本文「はじめにお詫びから」より) これまで雑誌、ネットメディア、SNSなどの各所へ書いてきたエッセイ、ダジャレ、インチキ格言、短編小説、回文などに加えて、エッセイ集『どこでもない場所』に収録できなかった掌編や某公式アカウント時代に書かれた「ノート」までを集めた、おそらく最初で最後の無選別雑文集。 目次 最後の瞬間に どら焼きの捕獲法 ラーメン、ラーメン、ラーメン 創猫記 何もできない日 ゆっくり歩いて行こうと思っていた 向こうの都合 旅に正解なんてない インチキ格言集 とっくに誰かが 緻密さと善し悪し 映ったものしか届かない 古本屋 宇宙のルール でもやけど 再会 雑文転載 判断力 わざわざ言わない 勘違い スケジュール バズらなくていい 人は二度亡くなる まちがえた基準 未来と過去の間 さっさと動く人 相談は専門家に 食べ物や生き物には雄やら雌やらがあって もっと雑文転載 穴と木片 あえてのピースサイン 僕がずれているのだろうか 二種類ある 完成させるのだ 意識ない系 それはどこか旅に似て 白い世界 最初から何もやらないほうが ねこ社員 業務一覧 好きなふりはしなかった 他人の心の動きより 猫十戒 リオに向けて 手品師 そこから先のことを考える 心の材料 花の代わりにペンを 回文 サウイフモノニ ワタシハナッタ 撮れそうにない 人は頭で食べている パンとバスと2度目のハツコイ うんざりさせているのだろう 装丁の楽しみは サンタクロースの話あれこれ 時間潰し 「8月31日の夜」が続く限り またしても雄と雌の話 本当のこと バトンを受け継ぐ者たち 空気に抗うのは難しい インチキ格言集 再び ほら、もう起きなさい 約束 スタートライン モヤモヤした気持ちのまま(一) モヤモヤした気持ちのまま(二) ラジオ モヤモヤした気持ちのまま(三) 伝えること、伝わること ひとりひとり、それぞれ違う たとえ年が変わっても 太陽 時間がたつとね セイタカアワダチソウ わしの人生 車で気仙沼まで。 チンピラ 解説 浅生鴨(アソウカモ) 作家、企画者。1971 年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。著書『アグニオン』(新潮社)、『猫たちの色メガネ』(角川書店)、『伴走者』(講談社)、『どこでもない場所』(左右社)他
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【サイン本】ココロギミック 異人と同人3
¥2,750
『ココロギミック』異人と同人3 浅生鴨 責任編集 ※浅生鴨さん、内橋可奈子さんのサイン入りです。 A5判 縦210mm × 横148mm 640ページ 浅生鴨責任編集による同人誌の第三弾。今回は「裏切り」をテーマに36人もの執筆陣が参加。小説あり、エッセイあり、漫画あり、評論あり。同人誌ならではの多種多様なごった煮感覚をぜひお楽しみください。 「今回は、無駄に分厚い同人誌にしたいなーって思ったんですよね。だってバカっぽいでしょ? で、ぱっとみたら普通なんだけど、実は表紙の紙なんかはものすごく微妙に凝ってたりするの。触るとわかる紙を使ってね。どう? ダメ?」(浅生鴨) 執筆陣 浅生鴨 / 市原真 / 上田豪 / 内橋可奈子 / 岡本真帆 / かまきりふみヲ / 小池花恵 / コスモ・オナン / ゴトウマサフミ / 今野良介 / サトウヒロシ / 塩谷トモタカ / 末吉宏臣 / スミタ2022 / 高橋久美子 / 田所敦嗣 / 田中泰延 / たられば / ちえむ / 月瀬りこ / 中山祐次郎 / 永田泰大 / 西野マドカ / 野口桃花 / 幡野広志 / 舟喜さとみ / 堀向健太 / 前田将多 / 牧野曜 / 丸山花梨 / ムラ係長 / 燃え殻 / 山田英季 / 山本隆博 / 山本健人 / よなかくん / ワタナベアニ 浅生鴨(アソウカモ) たいていのことは苦手です。 市原真(イチハラシン) 1978年生まれ。札幌厚生病院病理診断科主任部長。医学博士。病理専門医・研修指導医、臨床検査管理医、細胞診専門医、病理医ヤンデル。 上田豪(ウエダゴウ) アートディレクター/クリエイティブディレクター/BEE STAFF COMPANY主宰。 1969年、東京生まれ。1990年より博報堂および博報堂C&Dにて笠井修二氏にデザイナーとして師事。2000年株式会社ビースタッフカンパニー内に企画デザイン室設立。2010年、同社代表取締役に就任。 内橋可奈子(ウチハシカナコ) 1983年、兵庫県生まれ。俳句をつくっています。所属や句風を問わない句会「きんようび句会」主催。俳句を通じて人が繋がれるような場作りをしています。 岡本真帆(オカモトマホ) 歌人。1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。2022年3月に刊行した、第一歌集『水上バス浅草行き』で各方面からの注目を集めている。 かまきりふみヲ 1995年年6月生まれ、蟹座。東京女子大学卒業。いま欲しいものは、愛のある彼氏、ハリのあるお肌。 小池花恵(コイケハナエ) マネージメントを中心に、料理家と一緒にand recipeという会社をやってます。とにかく旅が好き。 コスモ・オナン 1993年、福岡生まれ。占い師ほかいろいろ。ご機嫌よう。私もあなたも宇宙人。私の身に降りかかった事件をちょこちょこ書いていきます。2022年、ひろのぶと株式会社より小説集を出版予定。 ゴトウ マサフミ 熊本在住。漫画家&イラストレーター。Eテレアニメ「くつだる。」原作担当。「ほぼ日」のイヌネコアプリ「ドコノコ」にてマンガ「ドコノコノコト」連載。 今野良介(コンノリョウスケ) 1984年、東京生まれ。編集者。担当作『読みたいことを、書けばいい。』の中で依頼 文全文を著者に晒されたことから「依頼文が長い編集者」として内外に知られるようになる。二女の父。好きな歌手はaiko。好きな女優は田中裕子。二人が似ていることに最近になって気づき、困惑している。 サトウ ヒロシ 絵本作家/万年筆画家。1978年福島に生まれ京都で育つ。神戸大学卒業。ソルティフロッグデザインスタジオ代表。フリーのイラストレーターとして活動後、制作会社、出版社営業職に従事し2015年独立。著作に『万年筆ラクガキ講座』『明日死ぬかもしれないから今お伝えします』など。 塩谷トモタカ(シオタニトモタカ) 1976年生まれ。千葉県出身。医師・医学博士。本名では著書多数。 末吉宏臣(スエヨシヒロオミ) 1984年長崎生まれ。コンサルタント、コンテンツプロデューサーを経て、作家。 書籍『弱火でトロトロ書くように』は三万人以上の人に読まれ、noteはフォロワー一万六千人、累計六百五十万PVを超える。 スミタ2022(スミタニゼロニニ) 1975年生まれ、大阪府出身。本名、住田昌隆。2002年より関西のギャラリーを中心に、様々な企画展でポップなイラストを多数発表。個展も定期的に開催する。作家名である「スミタ20◯◯」は西暦に合わせ毎年変わります。 高橋久美子(タカハシクミコ) 作家・詩人・作詞家。1982年愛媛県生まれ。音楽活動を経て、詩、小説、エッセイ、絵本の執筆、アーティストへの歌詞提供など文筆業を続ける。また、農や食について考える「新春みかんの会」を主催する。著書に小説集『ぐるり』(筑摩書房)、エッセイ集『その農地、私が買います』(ミシマ社)、、詩画集『今夜凶暴だから わたし』(ちいさいミシマ社)、絵本『あしたが きらいな うさぎ』(マイクロマガジン社)など。公式HP「んふふのふ」。 田所敦嗣(タドコロアツシ) 1977年生まれ。会社員。旅先で起きた出来事をnoteに綴っています。2022年、ひろのぶと株式会社より書籍化・出版予定。 田中泰延(タナカヒロノブ) 1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライターとして24年間勤務ののち退職、2017年から「青年失業家」を名乗り、ライターとして活動を始める。著書に『読みたいことを、書けばいい。』『会って、話すこと』(ともにダイヤモンド社)。2020年、出版社ひろのぶと株式会社を設立し、代表取締役に。現在、ひろのぶと株式会社のティザーサイト公開中。 たられば 出版社勤務の編集者。紙とWebの編集に携わる。2011年よりツイッターを始める。古典文学から漫画や政治問題までの、さまざまなツイートで人気を集め、現在のフォロワー数は二十万人を超える。 ちえむ 兵庫県在住。夫、子供と暮らしながら2018年からweb中心に漫画・イラストを発信。コミチでハイスペックなスーパーダーリン猫漫画「スパダリにゃんこ」連載中。華流ドラマ好き。 月瀬りこ(ツキノセ リコ) 脚本家・小説家。第30回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作受賞。 主な作品に映画『フローレンスは眠る』 ・小説『コロモガエ』(電子書籍)など。 中山祐次郎(ナカヤマユウジロウ) 1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。現在は湘南東部総合病院外科勤務。著書に『泣くな研修医』シリーズなどがある。最新作は『やめるな外科医 泣くな研修医4』(幻冬舎文庫) 。 永田泰大(ナガタヤスヒロ) ほぼ日刊イトイ新聞乗組員。さまざまなコンテンツを制作。イベントの企画や書籍制作も手がける。 西野マドカ 医学書の編集をしている。 野口桃花(ノグチモモカ) 高知生まれ。普通のOL。 旅行と美味しい物が好き。くだもの狩りで苺百個食べた女。怪獣飼育中。 幡野広志(ハタノヒロシ) 1983年 東京生まれ。写真家。元狩猟家、血液がん患者。2004年日本写真芸術専門学校中退。2010年広告写真家高崎勉氏に師事。2011年独立、結婚。2012年狩猟免許取得。2016年息子誕生。2017年多発性骨髄腫を発病。著書に『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)、『写真集』(ほぼ日)、『なんで僕に聞くんだろう。』(幻冬舎)がある。 舟喜さとみ(フナキサトミ) 1990年生まれ。都内の本屋で働く書店員。韓国ドラマファンクラブとして、本と韓国ドラマを繋ぐフェアやイベントの企画を行っている。 堀向健太(ホリムカイケンタ) 1998年、鳥取大学医学部医学科卒業。日本小児科学会専門医・指導医。日本アレルギー学会専門医/指導医。2016年「小児アレルギー科医の備忘録」を開設。2020年6月Yahoo!ニュース 個人MVA受賞。 前田将多(マエダショウタ) 著書『広告業界という無法地帯へ』(毎日新聞出版)、『カウボーイ・サマー』(旅と思索社)、訳書『寅ちゃんはなに考えてるの?』(ネコノス) 牧野曜(マキノヨウ) 1977年生まれ。2002年北海道大学医学部卒業。2021年月まで東京大学・定量生命科学研究所に勤務。元生命科学研究者。医学博士。Pod Castの人気サイエンス・トーク番組『いんよう!』を主催するなど、科学コミュニケーションの発展に注力している。 丸山花梨(マルヤマカリン) 1998年生まれ。北海道と大阪で学生時代を過ごし、2021年春より東京の出版社に勤務。2020年『南瓜糖 第五回文学フリマ京都号』の企画・編集を担当。自分の話す言葉が何弁なのか、ときどきわからなくなる。 ムラ係長 印刷会社勤務。既婚者。横浜綱島にマンションを購入済み。ローンはあと31年。完全小遣い制。タバコはメビウス。趣味はゴルフ打ちっぱなしと車の運転。中江有里推し! 燃え殻(モエガラ) 1973年生まれ。小説家、エッセイスト。 2017年、小説家デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーとなり、2021年秋、Netflixで映画化、全世界に配信、劇場公開された。 小説の著書に『これはただの夏』、エッセイ集に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』『断片的回顧録』がある。最新作は『それでも日々はつづくから』(新潮社)。 山田英季(ヤマダヒデスエ) 1982年生まれ。料理家。POLAのオウンドメディア『MIRAIBI』にて「旅する料理人とおいしい話」連載中。著書に『にんじん、たまねぎ、じゃがいもレシピ』(光文社)、『かけ焼きおかず かけて焼くだけ! 至極カンタン! アツアツ「オーブン旨レシピ」』(グラフィック社)など。 山本隆博(ヤマモトタカヒロ) フォロワー80万を超える、シャープ公式Twitterの運営者。テレビCMなど、マス広告を担当後、流れ流れてSNSへ。ときにゆるいと称されるツイートでニュースになることが日常に。。第50回佐治敬三賞、2018年東京コピーライターズクラブ新人賞、2021年ACCブロンズなどを受賞。2019年にはフォーブスジャパンによるトップインフルエンサー50人に選ばれたことも。漫画家支援サイト「コミチ」でコラムも連載中。 山本健人(ヤマモトタケヒト) 2010年、京都大学医学部卒業。医学博士。外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、感染症専門医、がん治療認定医など。運営する医療情報サイト「外科医の視点」は開設3年で1000万ページビューを超える。Yahoo!ニュース個人、時事メディカルなどのウェブメディアで定期連載。Twitter(外科医けいゆう)アカウントのフォロワーは18万人を超える。著書多数。 よなかくん 1995年生まれ。文芸サークル「よるのさかな」ポンコツ主宰。堪え性のない人生。 ワタナベアニ 1964年横浜生まれ。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務を経て、1999年「NINJA FILMS」設立。アートディレクター・クリエイティブディレクターとして「45R」「HENRY CUIR」のクリエイティブディレクションを手掛ける。2006年より写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展を中心に活動。著書に『ロバート・ツルッパゲとの対話』(センジュ出版)がある。
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【サイン本】雨は五分後にやんで 異人と同人Ⅱ
¥1,980
SOLD OUT
『雨は五分後にやんで 異人と同人Ⅱ』 浅生鴨 / 今泉力哉 / 岡本真帆 / 小野美由紀 / 河野虎太郎 / 古賀史健 / ゴトウマサフミ / 今野良介 / スイスイ / 高橋久美子 / 田中泰延 / ちえむ / 永田泰大 / 野口桃花 / 幡野広志 / 山下哲 / 山田英季 / 山本隆博 / よなかくん ※浅生鴨さんのサイン入りです。 文庫判 縦148mm × 横108mm 408ページ 作家・浅生鴨による責任編集の下で、「『五分』という単語を作品中に使うこと」だけを条件に、各分野の書き手19人が自由に書いた同人誌を文庫化。 小説、エッセイ、漫画、短歌、イラスト、インタビュー、パズルなど、幅広いジャンルの作品を多数掲載した文芸同人誌の枠を超えたアンソロジー集。 『朱に交われば赤くなるというけれども、どれほど朱い海の中を泳ごうとも、最後まで染まり切らずわずかに残る蒼こそが個人というものなのに、なぜか今僕たちは、みんなで寄ってたかってその残された蒼を朱く塗ろうとしている。それも悪意ではなく親切心で。個人を消し去ることが大切だと言わんばかりに、個人なんかでいては苦労するばかりなのだからというお節介な助言とともに。たぶん今の僕に必要なのは、切り離されることだ。どこにもつながらないことだ。個人として孤立し、誰にも理解されないまま孤独の中に打ち震える時間を丁寧に持つことで、ようやく僕は、かつて持っていたはずの、あの僕の蒼を取り戻すことができる。』 (浅生鴨「あの僕の蒼を」より) 目次 あの僕の蒼を/浅生鴨 五分だけの太陽/高橋久美子 五分マン/ゴトウマサフミ ツーストローク/山本隆博 昼の個室に座って/永田泰大 啓蟄の日、きみに問う/野口桃花 そいつがルパン/ゴトウマサフミ 練習しているか/浅生鴨 ピンクの象が窓から/小野美由紀 生活/岡本真帆 坂井、殴る。/今野良介 5分で描いてみました①/ゴトウマサフミ いつかの道を車で/浅生鴨 米ンドフルネス~米粒の気持ち~/山田英季 耳をすませど/スイスイ 五分後に会いましょう/浅生鴨 なにしよん/今泉力哉 □□を考える(問題編)/山下哲 5分で描いてみました②/ゴトウマサフミ できたものしか見ない/浅生鴨 黒船襲来!/河野虎太郎 走馬灯をコントロールしたい/幡野広志 だから歌え/浅生鴨 季節違いにナイフ/よなかくん 特殊と一般/浅生鴨 浅生鴨さんに5分間で訊きたい50のこと/古賀史健 まだない/ゴトウマサフミ 北極星の日々/岡本真帆 クロスとダンヒル/河野虎太郎 リベットと鞄とスポーツカー/浅生鴨 どん兵衛四天王/ちえむ 東国の櫟/高島泰 著者一覧 版元から一言 同人誌ながら長く売れ続けているため、今回、よりお手に取りやすい文庫版を刊行します。元チャットモンチーの高橋久美子、SF『ピュア』で人気急上昇中の小野美由紀など、幅広い分野の書き手が参加していることが特徴です。
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LAND TO SKIN
¥29,480
SOLD OUT
『LAND TO SKIN』 tomo kishida ※シュリンクされた未開封のものをお届けいたします。 縦250mm × 横250mm 103ページ tomo kishidaが手がけるland to skinの軌跡。 大阪は河内にて、自ら育てた綿で糸を紡ぎ生地を織って服を作りお客様へ届ける。 そんな試みの始動から初展示会までの三年間に渡る記録を収録。 その時々の情景と記録を、一枚ずつにプリントを施しました。 布張りの化粧箱に納めた豪華版です。 tomo kishidaホームページの映像(約25分)をご覧頂くとより凄さがわかります ↓ https://www.tomokishida.com/ tomo kishida(トモ キシダ) 岸田朋大 tomo kishida ファウンダー 1991年、大阪府生まれ。大学で建築学を、大学院で人間工学を専攻した後、メーカーの技術職に就職。働きながら「バンタンデザイン研究所」の日曜日コースに1年間通う。2018年、卒業と同時に〈tomo kishida〉をスタート。大阪を拠点にしながら、定期的に各地でポップアップイベントを開催している。現在は〈land to skin〉と〈uni iroikas〉の2つのプロジェクトに加え、新たにジュエリーラインをも手がける。
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ゴッサム・シティからの葉書| 豊田道倫
¥1,100
SOLD OUT
詩集『ゴッサム・シティからの葉書』 豊田道倫 文庫判、120ページ 装丁:山田拓矢 編集:佐々木康陽 発行:25時 書き下ろしの詩48編と長編詩が収められています。 目次 Ⅰ 詩 四十八篇 詩とは 空港行きのバス停の前で うらぶれごっこ 口に出せない質問 十四行詩 夜 病気 ビッグマック 睨む女 ネルシャツ 何ひとつ 西瓜糖で ある朝 みーにゃん 帽子屋 小さな花 グッバイ東京 床屋さん いつまで 違う星で君と暮らせたら 安宿のロビーでずっと待っていた 地底人とお茶した キックボードに乗って行った少女 交差点で ねこたち 夢見がちな男は 高見ノ里 早朝の雨 ネルシャツ2 悲しみ アホなレコードがこの世で一番優しかった ぼくの布団の中においで 一度だけ共演した女性ミュージシャン 人間の定義 西成ミッドナイトベーカリー 100年後 人間なんて グッドバイ 2022.11.28 SNS 子供が成人したら 訃報 虫になっても生きたい 四十九手目のブルース つぶやき 和光浴場を出て ブレイキングダウンのように コンプレックス・マン ゴッサム・シティからの葉書 Ⅱ 大阪で一番長い詩を書いた(2022年篇) 大阪で一番長い詩を書いた(2022年篇)
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ビッグマムアンちゃん
¥3,200
『ビッグマムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット B5変形、200ページ ― 読みどころ!楽しみどころ!― ☆対談 吉本ばなな × ウィスット・ポンニミット ☆Q&A タムくんが読者からの質問に答えます ☆新作書き下ろし漫画 15年分を集めたマムアンちゃんの愛蔵版! 『ビッグイシュー日本版』にて、2007年から2021年の15年にわたり連載してきた、マムアンちゃんの4コマ漫画が、ついに1冊の本になります! ビッグイシュー創刊20周年記念として、全173作品を一挙掲載した愛蔵版として単行本を発行します。心がキュンとするようなマムマンちゃんとその仲間たちの世界にどっぷりと浸れる厚さが魅力です。 マムアンちゃんの世界を存分にお楽しみください。 贈り物にもベストチョイスです。 ウィスット・ポンニミット(タムくん) 1976年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。 1998年バンコクでマンガ家デビューし、2003年から2006年まで神戸に滞在。2009年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部 門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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マムアンひとこと|ウィスット・ポンニミット
¥902
『マムアンひとこと』 ウィスット・ポンニミット A5変形、36ページ マムアンのアートワークとメッセージを集めた冊子です。 主に2019年から2021年にインスタグラムで発表した作品をあつめました。 「ひとこと」メッセージが特徴です。 各作品にタムくんの書き下ろし解説があります。 ウィスット・ポンニミット(タムくん) 1976年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998年バンコクでマンガ家デビューし、2003年から2006年まで神戸に滞在。2009年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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ヒーシーイット ピンク|ウィスット・ポンニミット
¥770
『ヒーシーイット ピンク』 ウィスット・ポンニミット A5、28ページ タイで連載が続く、ウィスットポンニミットのライフワーク「ヒーシーイット」の冊子です。 2019年から2021年の3話収録です 時代の変化を感じる作品です。 もくじ 脱ぐ アップグレード エロボット ウィスット・ポンニミット(タムくん) 1976年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998年バンコクでマンガ家デビューし、2003年から2006年まで神戸に滞在。2009年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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退職のご挨拶展 作品集
¥1,650
SOLD OUT
『退職のご挨拶展 作品集』 主宰・企画:高橋あやな 事務局メンバー:難波友希 / 大久保舞花 200mm × 200mm 60ページ デザイン:大久保舞花 コピー:難波友希 印刷・製本所:レトロ印刷 退職時に社内外で関わりのあった人へ向けた「退職のご挨拶」という件名で届くメール。題名の通り、そんな退職メールを展示する「退職のご挨拶展」。 「退職のご挨拶展」のために全国から公募して集まった40件の退職メールを1冊にまとめたのが本書です。
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川柳集 今日だけ泊めてよ
¥2,200
SOLD OUT
川柳集『今日だけ泊めてよ』 高橋あやな A5判、60ページ 撮影:アガツマアヤメ 出演:碓氷 / 眠り 目次 今日だけ泊めてよ 東京、恋の歌 猫も知らない 高橋あやな 「退職のご挨拶展」主宰。 新卒で税理士事務所に就職後、ナレーターの道へ。 詩や川柳などの創作のほか、アイドルグループ「きっと誰かの秘密兵器」では親愛なる名義で活動。 -ZINE- 2017 詩 集『マニキュアを塗った夜は自慰行為ができない』 2018 詩 集『死んじゃうことになりました』 2019 川柳集『今日だけ泊めてよ』 -展示- 2019 雨宮沙月・高橋あやな二人展 「あそびなんかじゃない」原宿 PARK 2019 アガツマアヤメ・高橋あやな二人展 「ワンルームの頃」渋谷 Room_412
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【サイン本】祝宴
¥1,650
SOLD OUT
『祝宴』 温又柔 ※サイン入りです。 四六変型判 縦192mm × 横131mm 160ページ 温又柔(オンユウジュウ) 我最愛的家人。娘を誰よりも理解したい、けれど――。気鋭の新たな代表作。「私は、彼女のことを、秘密にしたくないの」。長女が同性の恋人の存在を告白したのは、次女の結婚式の夜だった。戸惑う父は、娘にふつうでいて欲しいと願ってしまう――。日本で外国人として育った娘、外省人の祖父、日本・台湾・中国で生きる父。いくつもの境界を抱えた家族を、小籠包からたちのぼる湯気で柔らかく包み込む感動長編。 温 又柔 1980年、台北市生まれ。両親とも台湾人。幼少時に来日し、東京で成長する。2009年「好去好来歌」ですばる文学賞佳作、15年『台湾生まれ 日本語育ち』で日本エッセイスト・クラブ賞、2020年『魯肉飯のさえずり』で織田作之助賞を受賞。著書に『来福の家』『真ん中の子どもたち』『空港時光』、エッセイ集『「国語」から旅立って』、小説家・木村友祐との往復書簡集『私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ』、編著に『李良枝セレクション』など。
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【古書】林忠彦写真全集
¥16,500
SOLD OUT
『林忠彦写真全集』 林忠彦 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 350mm × 263mm 650ページ ケースと輸送ケース有り 平凡社 1992年8月25日 初版第一刷発行 日本写真界の重鎮の全生涯にわたる作品から1000点を収録する決定版。土門拳、木村伊兵衛と並ぶ昭和の代表的写真家が捉えた日本人の赤裸々な姿は、昭和史の貴重な記録です。 企画・構成・執筆 岡井耀毅 編集協力 齋藤康一 / 林義勝 / 林荘祐 AD・装丁 木幡朋介 プリンティング・ディレクター 小保方光男 / 浦田知裕 製版 工藤修男 / 西郷轍 校閲 平凡社校閲センター 目次 1 戦時下の日本 昭和16年~20年 国土の護り 勝利への夢 女性も勤労動員 総動員の銃後 増産へ一億一心 防空演習の日々 2 甦った平和 昭和21年~25年 誰か故郷を想わざる 占領の街 あふれた戦災孤児 焼け跡からの出発 解放の時代 学生商売往来 水上家族 婦人警官誕生 新生の街 無頼派作家たち 3 新しい時代の幕あけ 昭和26年~36年 戦後文学の旗手 ヒーローの季節 新東京地図 働く人々 九十九里浜の漁夫 北上山脈の農民 奄美大島復帰 栄光のアメリカ もはや戦後ではない 東海道・Ⅰ 在りし日の文豪 新・平家物語 ― カメラ紀行 小説のふるさと ― 復刻編集 林忠彦写真集 青銅の基督 長興善郎 若い人 石坂洋次郎 桜島 梅崎春生 足摺岬 田宮虎彦 伊豆の踊り子 川端康成 美しい女 椎名麟三 暗夜行路 志賀直哉 蒼氓 石川達三 潮騒 三島由紀夫 若い詩人の肖像 伊藤整 二十四の瞳 壺井栄 月と狂言師 谷崎潤一郎 おんな艶彩 女優 監督と俳優 諸家群像 執念の棟方志功 若き日の織田広喜 作家の風貌 ある日の文壇 4 繁栄の時代 昭和39年~平成2年 変わりゆく街 銀座紳士淑女録 日本の画家 日本の経営者 茶室 家元 五百羅漢像 世界の旅 日本百景 長崎 海と十字架 維新の英傑 西郷隆盛 若き修羅たちの里 長州路 東海道・Ⅱ 林忠彦の想い出 林忠彦論 林忠彦を愛惜した作家たち 在りし日の林忠彦 ― アルバム特集 林忠彦の生涯 編集後記
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発芽 / わたくしが樹木であれば
¥1,540
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『発芽 / わたくしが樹木であれば』 岡崎裕美子 ※発送は年明けになります。 文庫判 160ページ 「したあとの朝日はだるい 自転車に撤去予告の赤紙は揺れ」や「体などくれてやるから君の持つ愛と名の付く全てをよこせ」で話題となった第一歌集『発芽』と「おばさんでごめんねというほんとうはごめんとかないむしろ敬え」が広まった『わたくしが樹木であれば』を完全収録。新たに文庫版のみ収録の18首を追加。 目次 発 芽 Ⅰ 小さな嘘 したあとの朝日はだるい 針 好きなはずだが 葱ぽろぽろ 真夏日のふたり Ⅱ R マッサージルームにて キセル乗車 なにもできない カオス 棒立ちの膝 鎌 倉 八月の桃 Ⅲ どれが帆 海のまねする 三人で会えば 案内楽 発 芽 指で踊る チハル Ⅳ テロはテロ 少年の刺青 もう一度行く 早熟みかん シネマコンプレックス ぐらぐらの 解 説 岡井隆 あとがき わたくしが樹木であれば Ⅰ 飴玉のようなボタン わたくしが鳥だった頃 なんかうれしい ダブルベリーゼリー 解体工場 降ってきたよ 父を運ぶ 贈り物 Ⅱ わたくしが樹木であれば 春、東京タワーのそばで 雨は突然降ってくる 沼に入る わたくしの四肢 菜の花は食べられます 金 環 空蟬橋 いつか羽ばたく 最後の出社 吸いおわるまで 落ちるならふたりで落ちる 白き裸身 眠りたいと思って眠る Ⅲ 鯨とはこのようなもの 完全に奪う 手芸洋品店 真昼間のプラネタリウム 父 島 頭塔の道 繰り返し記号 私の少年 木 耳 どこからが獣 あったかもしれない、なかったかもしれない 二〇二〇年 神宮外苑散策 あったかもしれない、なかったかもしれない 文庫版 あとがき
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イギ
¥1,980
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『イギ』 千種創一 ※発送は年明けになります。 A5判変形 92ページ 『砂丘律』、『千夜曳獏』と存在の根源的な孤独に向き合いながら短歌を詠み継いできた千種創一が放つ初の詩集。 短歌を素地とした確かな修辞力で現代詩に新たなページを刻む一冊。 中東の難民、テロ、そしてジェンダーなど現代社会が抱える諸問題に真っ向から取り組んだ意欲作。 2021年現代詩「ユリイカの新人」受賞。 目次 Ⅰ 削肉包 浅る ハンバーガー屋と礼拝所の交差点を曲がりながら 此頃都 祝福を振り下ろして 糸杉と受信箱 すなつむり 蝙蝠傘 香 炭の消える Got Lost ざくろ Ⅱ 遊ぶための園 ヒルドゥート遺跡 空の魚 レンズ豆のスープ 残つてゐた七枚 Ⅲ God, Lost 足長蜂 火の尾、雨の尾 海の馬 青と未遂
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あるはなく
¥2,420
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千葉優作 歌集『あるはなく』 千葉優作 四六判変形上製 190ページ 「歌集 あるはなく 栞」江戸雪/大塚亜希/大森千里 16ページが付いてます。 たましひが一尾の鮭にかへるまで言葉の滝を見上げてゐたい 生まれてしまったという原初的な感覚はなくなることはないだろう。けれど、これらの歌のように、その苦を言葉によって反転させ生きる力を得ることができる。・・・江戸雪「栞」より 何もない風景に意味を持たせ、ひとが立ち止まることのない風景に立ち止まらせ、世界の美しさや不思議さ、また、不条理さを表現するために、わたしは短歌を詠んできたのではなかったか、と初心に返る思いになる。・・・大塚亜希「栞」より 「あるはなく」に象徴されるこの世の無情と、彼自身の身めぐりの悲しみや孤独を吐露する器として、この歌集は生まれたのかも知れない。・・・大森千里「栞」より 目次 Ⅰ さくら花観ればあなたを思ひ出す チャリを押すおれと押されてゆくチャリの 営業をやめてしまったコンビニが ガガーリン以後に生まれてこの星の 栞紐はさみて閉づるいちにちに 星かちり、かちりと震ふ天北の ひとはみな痛みに弱い鮭だから ほんたうは僕が変はつたせゐなのに ワイシャツを脱げばわたしがワイシャツの たんぽぽのやうに暮らしちやだめですか Transcendental Etudes ― 超絶技巧練習歌集 ― Ⅱ Phantom Love Ⅲ くつたりと鍋の春菊やはらかく 塩を足すやうにはゆかず すんすんと伸びゆく竹の ふれふれ坊主 空蟬のつぶれる音を聴くまでは 厨にまつはるエト・セトラ 八 月 半身の馬 ― 神田目勝「大地への筆触」展 ― けふのゆふぐれ 鳥にあづけて 針をしづめる たましひを借りる 望月のころ 三 月 ダリのいたづら 花に生まれるしづけさを かへるべき宇宙の果てを知らずして あとがき
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【直筆短歌入りサイン本】老人ホームで死ぬほどモテたい
¥1,870
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『老人ホームで死ぬほどモテたい』 上坂あゆ美 ※直筆短歌入りサイン本です。 ※直筆短歌は写真のものとは異なる場合がございます。 四六判、144ページ 思わぬ場所から矢が飛んでくる 自分の魂を守りながら生きていくための短歌は、パンチ力抜群。絶望を嚙みしめたあとの諦念とおおらかさが同居している。 (東 直子) 【5首】 母は鳥 姉には獅子と羽根がありわたしは刺青(タトゥー)がないという刺青(タトゥー) 風呂の水が凍らなくなり猫が啼き東京行きの切符を買った 故郷の母と重なりしメスライオン 深夜のナショナル・ジオグラフィック 沼津という街でxの値を求めていた頃会っていればな シロナガスクジラのお腹でわたしたち溶けるのを待つみたいに始発 目次 スナックはまゆう エグザイルによろしく Xの値を求めていた頃 海物語 ヤニとマカロン 国民年金 夜 バズらない夏 有休で泥だんご 捕食者 グッドなピープル たのしい地球最後の日 新堀ギターをさがしてごらん 解説 根源的な存在理由を求めて 東直子 あとがき 上坂あゆ美(ウエサカアユミ) 1991年8月2日、静岡県生まれ。東京都在住。 2017年から短歌をつくり始める。 銭湯、漫画、ファミレスが好きです。
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【サイン本】岡本真帆『水上バス浅草行き』
¥1,870
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『水上バス浅草行き』 岡本真帆 ※サイン入りです。 ※サインと一緒に入っている手書きの短歌は写真の短歌とは異なることがございます。 B6変型判176ページ 【収録短歌より3首】 ほんとうにあたしでいいの?ずぼらだし、傘もこんなにたくさんあるし 3、2、1ぱちんで全部忘れるよって今のは説明だから泣くなよ 平日の明るいうちからビール飲む ごらんよビールこれが夏だよ 岡本真帆(オカモトマホ) 1989年、高知県生まれ。未来短歌会出身。
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【4刷、サイン・短歌入】岡野大嗣『音楽』
¥1,980
『音楽』 岡野大嗣 ※サイン&手書き短歌入りです。 ※4刷りは背表紙が水色になります(白色ではありません)。 ※サインと一緒に書かれた短歌は全て異なっており、ランダムに発送いたします。 B6変形上製、 120ページ(182mm x 128mm ) 装丁:佐々木暁 「継ぎ表紙」による造本 第2歌集刊行から2年ぶりとなる、待望の第3歌集『音楽』。 収録歌は300首を超えますが、ボリュームを感じるよりも、読後感は、自分だけの名曲にふれたような高揚感に満ちています。 音楽は水だと思っているひとに教えてもらう美しい水 (収録歌より)
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有毒植物詩図鑑
¥1,760
SOLD OUT
『有毒植物詩図鑑』 草野理恵子 四六判、212ページ 待望の草野理恵子の新詩集。 100種類にものぼる有毒植物をモチーフに草野独特の感性で素敵な詩をつけている。草野理恵子の詩には根本に詩がある。決して難しい言葉を多用している訳でない。しかし僕たちはその詩に深く共感し、感動を覚えるに違いない。 草野理恵子 びーれびしろねこ社大賞受賞、詩集「パリンプセスト」にて横浜詩人会賞、ほか受賞。
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とても小さな理解のための
¥1,760
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『とても小さな理解のための』 向坂くじら 四六判、219ページ 向坂くじらさんは、いま現代詩の中でも最も注目を浴びている若手詩人である。ココア共和国、朝日新聞など各詩誌投稿欄に詩が掲載されるほか、ギタリスト、クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」、詩人橘上、永澤康太とのユニットなど、身体表現、即興表現と組み合わせる朗読パフォーマンスなどでも活躍。TBSラジオにも出演。 今処女詩集「とても小さな理解のための」は、帯文を現在の日本の現代詩で最も若者の支持を集めている詩人の文月悠光が書いている。ネット告知の予約だけであっという間にたくさんの予約が殺到した。 目次 星座 キッチン 9 四月の昼 迷子 二十七歳 月子、ハズゴーン 満潮 サービス 誤認 怒りだ 潮鳴り トマトポークカレー(もっとも個人的な) 玄関口 53 牛乳を一杯わけてください ほしがる 棲みうつる日 ちいさな群れ 城塞 ● 変態 子どもたち 区別 線とハサミ クライスト 踊り 月が欠ける 性的な誘い 目撃 提案 ● あったくして 波のうつ部屋 125 食いちがう 波のうつ部屋 カウント 水べ 許しが訪れるのを待って ディナーテーブル 航路 君の帰りを待ちながら書いた詩 死ぬ前の話 とても小さな理解のための おとなりは ねずみを殺す いてもいても メッセージ・イン・ア・ボトル 詩がどこにもいなかった日 ディスカウント 理解へ(家庭的な解釈) アンダスタン 青いしっぽ 冬に光る ● 週末 向坂くじら 2021年、現代詩投稿ポータルサイトのB-REVIEWが主催したびーれびしろねこ社賞大賞受賞。慶応義塾大学卒業。
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【サイン本】中庭のオレンジ
¥1,980
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『中庭のオレンジ』 吉田篤弘 ※サイン入りです。 ※ポストカード2枚付きです。 やすらぎのひとときに、心にあかりを灯す21話の物語。 ◇オオカミの先生の〈ヴァンパイア〉退治 ◇五番目のホリーに託されたスープの秘密 ◇ギター弾きの少女の恋 ◇5391番目の迷える羊 ◇予言犬ジェラルドと花を運ぶ舟 ◇遠い場所で響き合う夜の合奏 ◇天使が見つけた常夜灯のぬくもり ……ほか 中公文庫既刊関連作を含む至福の掌篇小説集。 〈中公文庫創刊50周年記念刊行〉 吉田篤弘(ヨシダアツヒロ) 1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作と装幀の仕事を続けている。『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『おるもすと』『おやすみ、東京』『天使も怪物も眠る夜』『奇妙な星のおかしな街で』『金曜日の本』『月とコーヒー』『それでも世界は回っている』『屋根裏のチェリー』『物語のあるところ――月舟町ダイアローグ』など多数。
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ぼくの伯父さん|伊丹十三
¥2,200
『ぼくの伯父さん』 伊丹十三 四六判、295ページ 発行所 株式会社つるとはな 1960〜70年代最高のエッセイスト、伊丹十三の単行本未収録エッセイ集。 食卓の作法、料理の秘訣、服選びに着こなし、日常に見るヨーロッパ文化、子育てから性教育、スポーツに社会問題、組織論……あらゆるテーマを見逃さず、調べて観察し、自分の頭で考えたすえに、わかりやすく、やわらかく、おもしろく書いた稀代のエッセイスト、伊丹十三。 没後20年を機に、単行本未収録の優れたエッセイを、伊丹十三記念館(松山市)の全面協力を得て、一冊にまとめた本書は、四半世紀ぶりの伊丹十三の新刊です。 どうしてこれが本に収録されなかったのか。 へえ、こんなこと書いてたんだ。 これはちょっとびっくりだな。 時の流れを感じて懐かしいものもあれば、時を経てもなお、その慧眼に驚かされるものもある。 父・伊丹万作が逝去したのち、13歳のときに、『映画藝術』誌の依頼で書いた「父の思い出」や、伊丹十三記念館の収蔵庫で発見された生涯をふりかえるような未発表の生原稿、4篇も収録。 雑誌連載時の伊丹十三によるイラストレーションを多数掲載。イラストレーター・和田誠氏との笑える共作「人生劇場 血笑篇」や、直筆の原稿用紙、愛用の文房具などもカラーページで紹介。 この一冊で、エッセイスト・伊丹十三に出会った方は、新潮文庫、中公文庫の伊丹十三の本も、ぜひチェックしてみてください。
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書くことについてのノート
¥1,100
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『書くことについてのノート』 太田明日香 A5判、60ページ ホッチキス綴じ 2022年の2月から9月まで毎日ツイッターに投稿していた、書くことについて考えた文章をまとめたものです。 書くことは辛く苦しく投げ出したくなるような険しい道だと思っていませんか。そんなことはありません。この本では私の体験をもとに楽しく、楽に、持続可能にやっていく方法を提案しています。この本が未来の書き手が健やかに書き続けるためのヒントになれば幸いです。
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言葉の地層
¥1,980
『言葉の地層』 太田明日香 181mm × 122mm 175ページ 『愛と家事』(創元社)の続編にあたる、英語ができない移民の主婦として暮らした2年間のカナダ暮らしの記録。 人は言葉とともに生きていきます。 その厚みは人生とともに変わりゆきます。 これから私はどんな言葉の地層を積み上げ、どんあ声を生み出すのでしょうか。 (本文173ページより)
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私たちの”解放日誌”
¥1,100
SOLD OUT
『私たちの”解放日誌”』 安達茉莉子 / いよりふみこ / 小山内園子 / 渡辺愛知 B6判、60ページ 「解放」に魅かれる。解放されるには解体が必要だ。自分は何に束縛され、がんじがらめになっているのか、人はどのようにして自由になっていくのか−−韓国ドラマ『私の解放日誌』を見て揺さぶられ、考え続けている、そんな私たちが集まり語り、ことばにした1冊。 【目次】 “解放日誌”を話したい私たち あがめられたい、という気持ちについて 小山内園子 私の解放メモ 渡辺愛知 解放について —— 今日も一頭一頭牛を追っていくこと 安達茉莉子 話し足りない解放日誌 いよりふみこ “解放日誌”を話したい私たち、再び 『私の解放日誌』とは… 安達 茉莉子 作家・文筆家。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆をおこなう。著書に『消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ』『何か大切なものをなくしてそして立ち上がった頃の人へ』『毛布 - あなたをくるんでくれるもの』『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE 』『臆病者の自転車生活』『世界に放りこまれた』ほか。 いよりふみこ フリーランスデザイナー。主にまちにまつわるデザインごとを生業にしている。デザイン仕事の傍、本屋の畑、群馬の畑で野菜を栽培している。韓国の畑事情がとても気になっています。神奈川県出身。最近みた韓国ドラマのお勧めは「メロは体質」「シスターズ」など。 小山内園子 韓日翻訳者。訳書に、ク・ビョンモ『四隣人の食卓』、カン・ファギル『大丈夫な人』、共訳書にイ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ』『失われた賃金を求めて』『脱コルセット:到来した想像』など。 渡辺愛知 雑貨と本のお店「gururi」店主
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反「女性差別カルチャー」読本
¥1,100
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『反「女性差別カルチャー」読本』 B6判、70ページ 女性差別的発言、誹謗中傷、攻撃、からかいなど、SNSやメディア、リアルの生活において女性差別を「ネタ」として扱う、いうなれば「女性差別カルチャー」はなぜなくならないのか。この問題について研究、メディア、書店など多様な立場の執筆者たちがさまざまな形で考察した、読み応えある論考集です。 【目次】 小林えみ ハトシェプスト 小山内園子 お仕置き名刺 関口竜平 文化=刷り込まれた価値観を認識するために 北村紗衣 うぬぼれ屋さん、この文章もたぶん自分のことだと思ってるんでしょ? 濵田真里 「女性差別カルチャー」の背景にある、男同士の絆 能川元一 「表自戦士」のフェミニズム・バッシング 河野真太郎 岐路に立つこと 小川たまか ミサンドリスト裁判 隠岐さや香 終わらない革命 山田亜紀子 私たちは屈しない――女性運動に対するSNS上の誹謗中傷 松尾亜紀子 「女性差別カルチャー」を知り、脱するために読みたい5冊 宮川真紀 どこから、どうやって人は変わるのか 山口智美 メディア抗議と「フェミだんまり」批判 越智博美 「不愉快な思いをされた方がいたら申し訳ないんですが」——ホモソーシャル共同体入会への符牒 松永典子 性差別のない文化の夢を見る 渚 一介の映画好きにできる二、三の事柄(あるいはもっと?)。 清水晶子 無題
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絵にしかできない
¥1,100
『絵にしかできない』 諏訪敦 / 大竹昭子 判型 文庫版(105 × 148mm)、並製、カバー無し 頁数 88ページ 発行所 カタリココ文庫 編集協力 大野陽子、綾女欣伸、大林えり子(ポポタム) 装幀 横山 雄 表紙・図版 諏訪 敦 カタリココ文庫10号は画家、諏訪敦と大竹昭子による対談『絵にしかできない』をお届けいたします。諏訪敦は緻密な描法で知られ、制作には尋常ではないエネルギー、技術、パッションは注ぎ込まれます。 一見写真かと思うようですが、深く探っていくと写真とは大きな隔たりがあるのがわかります。「写真みたい」という一言で片づけてしまうと決して見えてこない深淵が、そこには横たわっているのです。 スペイン留学を機に日本人の身体が気になってはじめた舞踏家の大野一雄・慶人のシリーズ、父の遺体を描くことで互いの関係を見つめ、死の存在を問うた<father>、満蒙開拓団として大陸に渡った祖父母の足跡を調査して描いた<棄民>シリーズなど、彼の創作は詳細な取材を通して自分の足下を深く掘り下げることからスタートします。その過程はまるで文学者のようです。 本号では2019年9月のトークと朗読会<カタリココ>と、彼のアトリエでおこなったつづきの対談を収録し、巻末には彼の活動歴を示す詳細な年譜を載せました。美術家の図録には年譜がないことが多いので、本号でそれが実現できたのを嬉しく思います。 2022年12月17日から東京・府中市立美術館で諏訪敦「眼窩裏の火事」展が開催されます。この小さな本が諏訪敦というたぐいまれな画家を理解する一助になればさいわいです。 また本号はカタリココ文庫第10号にあたり、2019年にはじまって以来、文学・写真、絵画・美術とジャンルを越えて刊行してきた本シリーズの第1期が完了します。これを記念して特典ペーパー『大竹昭子が語る、横断的思考のススメ』をつくりました。お買い上げの方に先着順で差し上げます。
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福田尚代「美術と回文のひみつ」
¥880
『福田尚代「美術と回文のひみつ」』 福田尚代 / 大竹昭子 文庫サイズ(105mm × 148mm) ホッチキス綴じ 28ページ 装幀 澤地真由美 カタリココ文庫はこの本からはじまりました。 美術家・回文作家の福田尚代の摩訶不思議な世界の成り立ちを聞き出した貴重なインタビュー集です。 中とじの薄手のものですが、中身は濃厚。 福田尚代の回文シートが付録でつきます(額に入れて飾りたいような立派なものです!)。
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変身物語
¥1,760
『変身物語』 絵と詩:古井フラ B5判変形、88ページ フランス製本 / 金箔押し 装丁:古井フラ 長年の愛読書であるギリシア神話『変身物語』をイメージの源泉に、絵と詩を創作しました。 うつろい変容する儚さと、その中心にある台風の目のような不変性。その狂おしい神話世界に包まれて本書はできました。 鉛筆画の繊細なトーンを、お願いした印刷会社さんが見事に再現してくれました。画集としても見ごたえのある、装丁や紙の選定にこだわった一冊です。 (「虚無と創造について」巻末エッセイ付)
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静けさを水に、かきまわす
¥1,430
『静けさを水に、かきまわす』 古井フラ B6判変形、80ページ フランス製本 / 金箔押し 装画:nao 装丁:古井フラ パートナーが免疫系の難病を発症して十年がすぎ、その日々の静かな詩を編みました。先の見えない今だからこそどうしても形にしておきたかった、無力感と祈りの詩集です。 装画はパートナー nao の顔彩画。 原画では金彩を一部用いており、少しでも雰囲気が伝わるよう金箔押し加工をしています。 簀(す)の目の入った紙帯、原画の用紙に近い凹凸のある表紙、しっとりとした手触りの本文紙 ……紙にもこだわった一冊です。
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てらおかなつみの絵はがき本
¥1,500
SOLD OUT
『てらおかなつみの絵はがき本』 てらおかなつみ ※クリーム・あさぎ 2色展開です。 100mm × 148mm 48ページ 剥がれ無線製本+背開き片雁垂れ表紙 / 箔押し加工 発行:ondo ブックデザイン:阪口玄信(ondoデザイン室) 印刷&加工/加藤文明社|atelier gray 初版:4000部(クリーム・あさぎ 2色展開・各2000部) イラストレーター・てらおかなつみさんの「てらおかなつみの絵はがき本」。 今回の絵はがき本に向けて描き下ろされたモノクロの作品を、全22種類の絵はがきにして一冊にまとめました。 本として楽しんだり、一枚一枚切り離して絵はがきとしても使えます。 あたたかなクリーム色・落ちついたあさぎ色の2色で展開。 見返しに送った人&日付の記録ページもあり、後から見返して思いを巡らせることも。 この本を通し、あたたかくて柔らかなコミュニケーションが広がりますように。
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ミスドスーパーラブ
¥1,650
SOLD OUT
『ミスドスーパーラブ』 ※特典ペーパー・ミストスーパーラブおかわり付きです。 A5サイズ、フルカラー 160ページ created by トーキョーブンミャク Cover:カトウトモカ All Menu Photo:すなば Produce:西川タイジ Book Design:近成カズキ Special Thanks:桜木彩佳 ミスドに愛を叫ぶアンソロジー『ミスドスーパーラブ』が完成致しました。 豪華クリエイター陣によるグラフィック、短歌、小説、童話、エッセイ、ヴィジュアル作品で表現されたドーナツ、パイ、飲茶など26のメニューが収録されています。 おやつのお供にぴったりな一冊。ミスドに行く前にも行った後にも。 あなたのいつものお気に入り、新しいお気に入りを是非見つけてください。 各話には、タイトルのドーナツの写真・イラストもそれぞれ収録しておりますので見ても読んでも楽しめるスタイルとなっております。 ■収録メニュー/参加クリエイター ・『表紙』カトウトモカ ・『生きてるだけでパーティ』(ビジュアル作品)イリエナナコ×小出薫×小野紗友美 ・『ポン・デ・リング』eri ・『ポン・デ・黒糖』夜夜中さりとて ・『ポン・デ・ストロベリー』ごはんとアパート ・『オールドファッション』mayan ・『チョコファッション』ネネネ ・『オールドファッション ハニー』まりさん ・『フレンチクルーラー』オルタナ旧市街 ・『エンゼルフレンチ』田中泉 ・『ストロベリーカスタードフレンチ』櫻井朋子 ・『ハニーディップ』吉玉サキ ・『シュガーレイズド』西川タイジ ・『チョコリング』アベハルカ ・『ストロベリーリング』青. ・『エンゼルクリーム』鶴見 ・『カスタードクリーム』堀静香 ・『チョコレート』すなば ・『ココナツチョコレート』西川☆タイジ ・『ダブルチョコレート×ホットチョコレート』小林えみ ・『ゴールデンチョコレート』けんず ・『ハニーチュロ』なつめ ・『ドーナツポップ』サトウリョウタ ・『エビグラタンパイ』まーしゃ ・『ホット・セイボリーパイ BBQフランクフルト』旦 ・『汁そば』ひらいめぐみ ・『きなこボール』野菜/イラスト:カトウトモカ ・『ブラン』友田とん/イラスト:カトウトモカ ・『君がここに着く前に』(ビジュアル作品)すなば×三浦希
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スマック シリアからのレシピと物語
¥4,620
『スマック』シリアからのレシピと物語 アナス・アタッシ / 佐藤澄子 訳 A4変型判 縦276mm × 横202mm 248ページ NPR*が選ぶ、2021年最高の料理本 つくって、食べて、シリアが近づく。おそらく日本で初めてとなる、シリア料理のレシピ本。 シリア出まれの著者は幼少期にサウジアラビアに移住。毎年、夏になると両親と帰省していたシリアは、集まってくる大家族と囲んだテーブルいっぱいの料理の思い出で輝いていた。しかしそれは戦争で失われ、いま、一族は世界中に散らばってしまった。大学に入り、家を出て一人暮らしをする中で母親の料理が恋しくなり、教わって作っているうちにシリア料理にどんどん入り込んでいった著者初のレシピ本。 挿入される家族の風景、街の様子などのストーリーは、自分だけのものではなく、あらゆるシリア人にとっての郷愁の情景なのだと著者は言う。戦時下の瓦礫の風景ばかりを目にするシリアの、本来の豊かな姿がここにある。そこで暮らす人、暮らせなくなった人に思いを馳せるきっかけとなる食の新体験。シリアの日常風景の写真多数。 人気の中東、アラブ料理の素朴な原点とも言えるシリア料理を、あくまで家庭料理として平易に解説。いくつかの基本材料があればすぐにつくれる、85のレシピと9つのエッセイを収録。全てのレシピに写真付き。 *アメリカ公共ラジオ放送 目次 (009) はじめに (013) 僕のキッチンへようこそ 朝食 (025) 週末の朝食は祖母の庭で (027) ムサッバハ:ひよこ豆、ヨーグルトとタヒーニのソース (028) ジャズマズ:トウガラシ入りトマトソースの落とし卵 (030) マヌゥーシ・ザアタル:ザアタルの薄焼きパン (033) フール・ムダンマス:そら豆のオリーブオイル浸し (034) ムラッバ・エル・バティニャン:ナスのジャム (036) エジィ:卵のパンケーキ、パセリ入り (039) ケブズィ・ハッラ:スパイシー・トマトソースを乗せた薄焼きパン (040) ラブニィ:ヨーグルトチーズ (043) ラブニィ・ボール メッゼ:ディップなど、分け合うもの (047) 毎年恒例、母の「女性限定の夜会」 (048) ムタッバル:焼きナスとヨーグルト、タヒーニのディップ (050) バテルシ:ナスのディップ、ひき肉入りトマトソースを乗せて (053) ムファラキィ:牛肉とズッキーニの卵料理 (055) ナスと赤パプリカのディップ (056) バタータ・ハッラ:スパイシーポテト、にんにくとコリアンダー風味 (060) ホンモス・ビ・タヒーニ:タヒーニのホンモス (061) ホンモス・ビ・ゼイト:オリーブオイルのホンモス (064) フール・マッラ:そら豆、コリアンダーとにんにくで (067) ムタッバル・シャワンダル:ビーツとタヒーニのディップ (068) ファタイェル・ビ・サバーニク:ほうれん草のパイ (070) サンブーサック:チーズのフィロ巻き (074) サンブーサック:肉入りフィロ巻き (075) スフィーハ:ひき肉を乗せたミニ薄焼きパン (079) アレッポのモルタデッラ:にんにくとピスタチオのビーフソーセージ (080) ラバン・ビ・キヤール:きゅうりとにんにく入りヨーグルト (082) ムハンマラ:パプリカとクルミのスパイシーディップ ストリートフード (087) 男子の夜遊び (088) ベイティンジャン・ビ・ハムッド:酸っぱいナス (092) ファラフェル (093) 牛肉のシャワルマ (098) ザハラ:カリフラワーのスパイシーロースト (102) トシカ:肉とチーズのスパイシーなトーストサンド (105) ロブ・エル・コッサ:ズッキーニのグリル、にんにくとミントと 穀類や野菜など (109) 冬の温かいごちそう (112) ファットゥーシ:トーストが乗った有名なサラダ (115) ファソリア・ビ・ゼイト:いんげん豆、トマトとオリーブオイルのソース (117) ショルバット・アダス:伝統的な赤レンズ豆のスープ (118) イチ・サラダ:ジナン叔母さんのブルグルサラダ (121) ムハラル:スパイシーピクルス (122) シーフ・ムシャッタ:ナスのグリル、ヨーグルトソース (125) ホラク・オスバオ:レンズ豆とパスタの煮込み、タマリンドとザクロと (126) 母さん得意のビーツのサラダ (129) ムジャッダラ:レンズ豆のピラフ、飴色玉ねぎと (134) ヤランジ:米を詰めたスイスチャード・ロール (135) ビワーズ:玉ねぎとパセリのシンプルなサラダ 牛と羊の料理 (139) 真夏のバーベキュー (142) サバーニフ・ビル・ロズ:ほうれん草とミートボールの煮込み (145) バゼラ・ビル・ロズ:グリーンピース入りビーフシチュー (146) ムナザレィ・ベイティンジャン:焼きナスと牛ひき肉のオーブン焼き、トマトソース (151) マクルーベ:ナスと牛肉のピラフ (152) ラーム・ビ・サイニィ:ラム肉のコフタ、タヒーニソース (156) キッビィ:ブルグルと肉のコロッケ (159) キッビィ・ハムッド:トマトとザクロの酸っぱいソースのキッビィ (161) キッビィ・ラバン:ミントヨーグルトソースのキッビィ (162) キッビィ・サイニィ:キッビィのタルト (167) メフシー・エル・ジャザール:パースニップの肉詰め、トマトソース (168) ショルバット・アメィ:ラムシャンクと大麦のトマトスープ (171) ウズィ:肉と米を詰めたフィロ・ペイストリー (172) ケバブ・カラズ:ラムケバブ、チェリーソース (174) ラムと野菜のケバブ、ケブズィ・ハムラと 鶏と魚の料理 (179) 海に面したテーブル (181) ジャンバリ・マッラ:海老のにんにく、コリアンダー、カイエンペッパー炒め (182) タジェン・サマック:魚のロースト、スマックとタヒーニのソース (187) アガバニ・テーブルクロス (188) サヤディイー:スパイシーな魚のピラフ、飴色玉ねぎと (191) チキン・ケバブ:チキン・コフタ・ケバブ (194) シシ・タウォーク:チキン・シシ・ケバブ (196) 赤いブルグル・ビ・ジャラ:ローストチキンと「ダーティ」ブルグル (198) 夏サラダ:スイカ、ハロウミチーズ、ミントのサラダ (201) サムキィ・ハラ:魚のグリル、ナッツのスパイシーソース (202) ムサッハン・ラップ:チキン、玉ねぎ、スマックを巻いた薄焼きパン デザートと飲みもの (207) ラマダンの食卓 (210) カマル・アル・ディーン:アプリコットとオレンジブロッサムのジュース、松の実と (213) ムバタン:ライスプディング、アプリコットシロップ (214) アシタ:シリアスタイルのリコッタチーズ (216) 渦巻きシャビヤート:アシタとラズベリーを詰めたフィロの渦巻き (222) くるみのバクラワ (225) アサフィリ:アシタとピスタチオを詰めたパンケーキ (226) スゥース:甘酸っぱい甘草の飲みもの (228) ジャラーブ:シロップとナッツとレーズンの飲みもの (231) カルカディ:スパークリング・ハイビスカス・ティー、レモンスライス入 (232) アイシ・エル・サラーヤ:キャラメルとパンの土台にアシタを乗せた「チーズケーキ」 (234) キャラウィヤア:キャラウェイのライスプディング、ナッツとすりおろしたココナッツを乗せて (237) カアク:ごまとアニスを纏ったクッキー (239) 忘れられたデーツのケーキ (240) カタイエフ:アシタとくるみを詰めたミニパンケーキ (242) 索引 (247) 謝辞 アナス・アタッシ シリア、ホムスに生まれ、幼少期にサウジアラビアに移住。毎夏両親とシリアに帰省し、集まってくる親戚たちとテーブルいっぱいの料理を囲んだ。シリア料理に深く傾倒し、母親から多くのレシピを聞き取ってまとめた本書は、初の著作となる。アムステルダム在住。 佐藤澄子(サトウスミコ) 東京生まれ、名古屋在住。コピーライターなどを経て、翻訳に取り組む。訳書に『波』(新潮クレストブックス、2019)他。自ら立ち上げた版元2ndLapからの、本書は第一弾。
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まぁまぁマガジン24号
¥1,650
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『まぁまぁマガジン24号』 服部みれい 編集長 210mm × 148mm 320ページ(カラー16ページ) 表紙絵 = 無有無(むうむ) デザイン:中島基文 発行人:服部福太郎 内容 ◎表紙のことば ニホ ◎漫画とエッセイ ウィスット・ポンニミット 笑顔の話 ◎3大スペシャルインタビュー 小山内洋子| 今は皇の時代への大転換期。 とにかく心配しないで、ゆっくり、のんびり、ゴロゴロぼーっと 楽にたのしく生きるのがおすすめです ケルマデック| いよいよ“地球人”になるときがきた 植原紘治| 余分な力を解き放つということを実感していただければ人生は本当にたのしくなる ■特集 プリミ恥部 後編 2019年インタビューから2022年最新エッセイまで収録! *どこかを探さなくても自分に全部あるという扉を開いた可能性があるかもしれません *愛をはじめ、恥部を解禁する何かが起きはじめている *愛とテクノロジーと未来の話 対談 後藤誠二×プリミ恥部 *エッセイ 魂と魂のつながり 後藤誠二 *最新エッセイ ANSIN ほか最新詩 *プリミ恥部体験談 沖縄に移住したプリミ恥部さんのたくさんの写真とともにお届けします! ■第2特集 すぐに役立つ!反転ファッションスタイルブックつき! マドモアゼル愛さん |今いちばん気になる月の話と月星座反転ファッションのこと 月星座反転スタイルブック(早見表つき) モデル・撮影 加藤綾子さん(香川・高松「ウィ フォワイエ」) ◎よみもの 無有無(むうささん、しゅりさん)| 自分を満たし眠りから醒めると人はいよいよ妖精になる ◎体験記 ちいさなフランス料理修業をわたしと 服部みれい @OGUTEI 講師 小椋雄司さん ◎詩 谷川俊太郎/ウォルト・ホイットマン/ゲーリー・スナイダー/ 八木重吉/奇妙礼太郎/白/古金谷あゆみ/あすか
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隙間時間|小谷実由
¥2,420
SOLD OUT
『隙間時間』 小谷実由 B6変型判 縦178mm × 横110mm 216ページ “おみゆ”こと、モデル・小谷実由さんによる初のエッセイ集。NAOT JAPAN公式HPでのWEB連載がついに書籍化。 SNSでも抜群の影響力を持つ“おみゆ”が、20代おわりから30代のはじまりにかけて綴った、日々のあれこれや、心のつぶやき。 ブックデザインにコズフィッシュの祖父江慎さんを迎え、書き下ろしエッセイ、録り下ろしインタビューに加え、撮りためた写真も多数収録。全てにおいてこだわりぬいた一冊となりました。 “おみゆ”こと、モデル・小谷実由による初のエッセイ集。NAOT JAPAN公式HPでのWEB連載がついに書籍化。 SNSでも抜群の影響力を持つ“おみゆ”が、20代おわりから30代のはじまりにかけて綴った、日々のあれこれや、心のつぶやき。 ブックデザインにコズフィッシュの祖父江慎氏を迎え、書き下ろしエッセイ、録り下ろしインタビューに加え、撮りためた写真も多数収録。全てにおいてこだわりぬいた一冊となりました。 手にした方は、ぜひ表紙を外した状態のデザインもご覧下さい。 小谷実由(オタニミユ) 1991年東京生まれ。14歳からモデルとして活動を開始。『GINZA』『リンネル』をはじめとしたファッション誌のほか企業広告でも活躍中。猫と純喫茶をこよなく愛し、自身の偏愛を発信するインスタグラムのフォロワー数は10万人を超える。無類の本好きで、エッセイ執筆や寄稿もしており、Hanako、資生堂花椿など連載多数。日常の気付きや好きなものを多くの人に伝え、「誰かの日々の小さなきっかけになるように」とアパレルブランドやアーティストとのプロダクト開発にも多く取り組んでいる。
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【サイン本】120%くつラヂヲ
¥1,540
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『120%くつラヂヲ』 和田ラヂヲ ※サイン入りです。 ※直筆イラストは写真のものと異なる場合がございます。 148mm × 210mm 144ページ 不条理ギャグの鬼才、和田ラヂヲが靴と歩んだ5年間! あれこもれも、靴、くつ、クツ!! 靴屋のNAOT公式HPでの大人気連載漫画「くつラヂヲ」が遂に単行本化。過去の8コマ漫画連載を完全収録するだけでなく、お楽しみな描きおろしページ・一人ででも皆とでも遊べるゲームページ満載。誰も見たことのない“遊べる漫画本”が完成しました。 和田ラヂヲ ギャグ漫画家、1964年2月19日生まれ。愛媛県松山市在住。 1991 年「イキナリどうだ」(週刊ヤングジャンプ)でデビュー。 2000年「梅干しの種飛ばし」全国大会・男性の部優勝(16m63 cm)。2008 年「ダイナマイト関西」決勝大会ベスト4。 2010 年「第三回ギャグ漫画家大喜利」優勝。2016 年「ダイナ マイト関西」準優勝。2017 年「ニンジニアネットワーク 和田 ラヂヲの、聴くラヂヲ 2」FM 愛知)毎週土曜 21 時〜放送中。 主な作品 :『和田ラヂヲのここにいます。』(集英社)、 『ロッキンラヂヲ』(ロッキング・オン)、 『容赦ない和田ラヂヲ』(イースト・プレス) 他
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絵本のなかへ帰る 完全版
¥1,760
SOLD OUT
『絵本のなかへ帰る 完全版』 高村志保著 四六版変形。184ページ 2021年に出版された『絵本のなかへ帰る』は、28冊の絵本を紹介する、28編のエッ セイ集でしたが、そこに3冊の絵本紹介と3編のエッセイを加えた完全版です。 絵本をたくさん読みたくなる、絵本にまつわるエッセイ集。 長野県茅野市の駅前にある小さな書店「今井書店」。2代目店主の高村志保(1967-)さんは絵本を愛し、毎月約2400冊を超える月刊誌を子どもたちへ届けています。高村さんが配達する「こどものとも」のシェア率は近所の村の保育園で100%。茅野市の保育園で80%。諏訪郡で見ると47%のシェア率を誇ります。高村さんは、かわいい絵本ではなく、流行りの絵本でもなく、大人が読んでも心揺さぶれるような絵本を愛しています。本書は、彼女の人生を振り返りながら、その人生の節目節目を支えてきた31冊の絵本を紹介する、31編のエッセイ集です。 感動する話というよりも、そこで紹介される、『ラチとらいおん』、『ぐるんぱのようちえん』、『ないたあかおに』などのあらすじと同じく、どこか心がヒリヒリするような話が多いです。初代店主であった父への思い、荒れていた中学校に通っていた息子の思い出、田舎で本屋さんを続ける葛藤などなど。 岬書店から2021年に出版されたものをベースにした完全版です。 今回も装画はデビュー時より高村さんが応援してきたきくちちきさんです。
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35歳からの反抗期入門
¥1,210
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『35歳からの反抗期入門』 碇雪恵 B6、126ページ デザイン:飯村大樹 遅すぎる反抗期を発症した2019年、著者が35歳の時に始めたブログをもとに、文章を修正&ガリガリ加筆しまくったものをまとめたZINEです。ネットじゃなく紙の本だからこそ書けることがあるなと思いながら、個人的な話を追記してます。 目次 はじめに べつに自由じゃない リクナビペアーズマイナビティンダー しあわせな村人だったときのこと やさしさもSEXも両方あっていいーー映画『この星は、私の星じゃない』をみて STOP神格化(そして健康に目を向ける) この世のすべての人のためには泣けない 東京の価値観 善き行動の一部始終 俺の値段は俺が決める トイレその後に(男性ver.) 産まれたらもう無力ではないーー映画『ハッピーアワー』をみて 花束には根がない 遅れてきたレイジアゲインスト花束 いまさらですけど花束雑感ーー映画『花束みたいな恋をした』をみて 夢のよう、っていうか実際夢だった 愛に気がつくためのケアをーー映画『すばらしき世界』をみて 派遣とフリーランス兼業の現状と悩み 打算のない関係だけが美しいのかーー映画『愛について語るときにイケダの語ること』をみて 雑な言葉に抵抗したい STOP神格化2022(というかBreak the ファンタジー) 碇雪恵 北海道札幌市出身、東京在住。ライター時々編集。 WEBmagazine温度発行人。 新宿ゴールデン街「月に吠える」金曜店番。
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夜の木 第11刷
¥3,960
SOLD OUT
『夜の木』第11刷 シャーム/バーイー/ウルヴェーティ 青木恵都 訳 35mm × 23mm、40ページ 限定3,000部 2008年のボローニャ・ブックファアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 版ごとに表紙の絵柄が変わります。 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました、まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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CONTACT HIGH ZINE 3rd issue
¥5,390
『CONTACT HIGH ZINE』3rd issue A4サイズ / 176ページ コデックス装 / アクリル板表紙 2018年 300部発行 ※未開封です。 スタイリストの島田辰哉さんが中心となり、不定期で発行するインデペンデントマガジン。自分たちのルーツや気分をテーマに合わせ、パーソナルな部分を起点に、独自の観点からファッションやアートをミックスし製作している。今回のテーマは「INSIDE」。人間の内側に潜む感覚や感触を解体し、繋ぎ合わせたのが今作になる。元々のテーマであった「エロス」のイメージを集めているうちに、なぜか浮き上がって来たのが「和」の存在だった。そこに杉田玄白の「解体新書」からヒントを得た、ハードコアなグラフィックを加えて構成。編集スタイルを一新し、ヴィジュアルで繋ぐ新しいスタイルのCONTACT HIGH ZINE。 CONTENTS GRAFFITI / YUSUKE YAMATANI DEATH LOVE / MAYUMI HOSOKURA SALMON SALMON / YOSHIROTTEN C SIDE / TORI. x YOKO KUSANO LIBIDO / KOHEY KANNO NISHITOKYO / HIROSHI TAKAGI ANAL CUNT / MOMO OKABE RENDEZVOUS / MOTOHIKO HASUI CARSEX / TAKASHI OKURA STRINGS / HAJIME KINOKO x GO ITAMI OHIANA HIROTTON KOUSUKE SHIMIZU TETSUNORI TAWARAYA GENPAKU SUGITA
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【古書】シンケンシラハドリ
¥4,180
SOLD OUT
『シンケンシラハドリ』 宮原夢画 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 276mm × 214mm 204ページ 2014年 限定800部
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三ッ寺会館
¥4,180
SOLD OUT
『三ッ寺会館』 なすび 変形A4判(210mm × 210mm) フルカラー 86ページ タイトルフォント オルセイン鼠 なすび初の写真集。 バブル崩壊後から今日までの「失われた30年」 閉塞感が常に取り巻く時代を生きる私たち。 しかし、三ッ寺会館で過ごす時間は自然とそれらを忘れさせてくれる。 そんな不思議な魅力をファインダー越しに捉えた私小説的作品集。 なすび 2000年、長崎県生まれ。大阪府在住。 三ッ寺会館内「Bar SIX/NINE」でバーテンダーを務める。 長崎日本大学高等学校デザイン美術科卒。 大阪芸術大学通信学部写真学科に在学中。 2017年、長崎美術展覧会にて入選、翌2018年、新鋭賞。 2017年、大阪芸術大学主催「"世紀のダ・ヴィンチを探せ!”高校生アートコンペティション2017」 入選。 主な展示として、2017年「いんすたバエ!」「階段配管たまらん展」INDIES ART CLUB and GALLERY、2022年「#きっと恋する美女カメラ部」京都 PQN。 その他、Record DJとしても活躍。
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【CD】夜|豊田道倫
¥2,090
SOLD OUT
『夜』 豊田道倫 SSWが作ってしまったシンセサイザーによる30分のインストアルバム。確信だけの音が耳を襲う。宇波拓によるダブミックスと共に、「夜」はこのCDに永遠に封じこめられたことを約束しよう。 豊田さんが立ち上げた大阪発のインディペンデント・レーベル〈25時〉から。 収録曲 ① 夜 ② 夜 -dub mix- recorded by MT remix by 宇波拓 masterd by 須田一平(LM STUDIO) design by 山田拓矢
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【古書】週刊本6 坂本龍一
¥4,400
SOLD OUT
『週刊本6 坂本龍一』地平線の書物 本本堂未刊行図書目録 ※古書です。 ※裏表紙が外れています。 ※書籍の状態は写真でご確認ください。 115mm × 175mm 201ページ 朝日出版社 1984年11月1日発行 装幀:井上嗣也 目次 Ⅰ 本本堂未刊行図書目録 Ⅱ テスティモニー1 浅田彰 × 坂本龍一 Ⅲ テスティモニー2 菊地信義 × 井上嗣也 × 坂本龍一 Ⅳ List of Books
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【古書】音楽王 細野晴臣物語
¥3,630
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『音楽王 細野晴臣物語』 A5判、ソフトカバー 285ページ ※古書です。状態は写真でご確認ください。 シンコーミュージック 昭和59年7月10日 初版発行 編集協力・さし絵 細野晴臣 編者 前田祥丈 目次 「はじめに」 序章 武道館の夜から 旅は始まる 第一章 平和な日々から新しい世界へ 第二章 楽しみは蓄音機とピアノ 第三章 お釈迦様がアイドルだった 第四章 ウエスタンと映画音楽に夢中 第五章 弾丸男は十方手裏剣の名手なり 第六章 アイビー・スタイルでフォーク・ソングを 第七章 音楽ファンからプロフェッショナルへ なかやすみ 「平熱をぢさん」 第八章 はっぴいえんどからの出発 第九章 楽園航海記 第十章 イエロー・マジック・オーケストラの栄光 第十一章 散開―渦の向こう岸にあるもの 第十二章 芸能の神髄を求めて 終章 旅の続き 「無風状態」 「はらいそ」 「CUE」 「おわりに」
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【古書】レコード・プロデューサーはスーパーマンをめざす
¥4,400
SOLD OUT
『レコード・プロデューサーはスーパーマンをめざす』 細野晴臣 徳間文庫 1984年7月15日初版 224ページ ※古書です。状態は写真でご確認ください。 ※奥付に「1984 8 鎌倉にて」の書き込みあり 1979年8月にCBS・ソニー出版より刊行された作品を文庫化したものです。 本文は細野さん32歳の時の語り書きですが、あとがきは37歳のときの分になります。
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【古書】音楽少年
¥2,310
SOLD OUT
『音楽少年』 細野晴臣 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 新潮文庫 昭和63年1月15日 印刷 昭和63年1月25日 発行 音楽はいま、かつてない曲がり角に来ている。YMOを率いて時代を席捲した著者が、9人の女性アーティストとの対話を通して、混迷の音楽状況を抜け出る可能性を探る。著者自身の手になる「森のイメージ・テスト」も楽しめる文庫オリジナル版。 目次 序文 音楽の曲がり角 中島みゆき ポピュラリティー幻想 大貫妙子 日本のポップスと成熟度 宮田まゆみ 笙の倍音、耳の快感 越美晴 少数派の新音楽環境 銀色夏生 イメージ世界の超常現象 盛岡夕美子 宗教心とサイエンス 原谷治美 伽倻琴、東洋の絹絃の響き 矢野顕子 世代、家庭、経済、世界へ 都はるみ 音の原点「声」の再出発 漂流対談イメージ・ギャラリー あとがき
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【古書】ムーンライダーズ詩集
¥2,200
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『ムーンライダーズ詩集』ドント・トラスト・オーバー・サーティー ムーンライダース ※古書です。状態は写真でご確認ください。 ※少しシミがございます。 新潮文庫 昭和61年12月10日 印刷 昭和61年12月20日 発行 メンバーの自選によるデビュー以来の詩79編に、糸井重里、松本隆、矢野顕子等による詩論を加えて、その全貌に迫る、保存版ムーンライダース・ソング・ブック。
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【古書】素敵なワンダー・ソウル・ランド
¥3,850
SOLD OUT
『素敵なワンダー・ソウル・ランド』新しい世代のためのブック・マガジン 青春の詩③ ※古書です。 ※状態は社員でご確認ください。 188mm × 130mm 234ページ 大和書房 1976年 カバー装画:矢吹申彦 ブックデザイン:渡辺行雄 躍動する青春たちを、ぼくら自身の時代のなかにとらえたユニークなブック・マガジン。詩・小説・ルポルタージュ・エッセイ・イラストレーション・写真と、あらゆるジャンルを新鮮な文体でとらえた全50篇余。全篇書き下ろしで贈る異色の単行本。と、銘打って刊行された青春の詩全4巻の第3巻です。 目次 ・バスが来るまで恋人でいよう 奥野卓司 イラストレーション 勝川克志 ・いつか王子様が 森ミドリ 特集① 旅はガイドブックのなかになんかない ①岡本おさみ 安次と爆弾 ②辺見じゅん 記憶のなかへの旅 ③山本益博 フランスの片田舎の料亭で食事をしていた僕は、ふと或る発見をしたのだった・・・・・・ ・ある日鏡が教えてくれる 白石冬実 イラストレーション 水森亜土 ・ウィスキーの小瓶物語 みなみらんぼう ・のら猫たちの青春ランド 熊田真記 ・やさしく唄って 五輪真弓 ・醤油スープの二週間 黒鉄ヒロシ ・わが青春の風暮し 永島慎二 ・折りたたみ式 三上寛 ・異邦人の世界地図 森本レオ Blue Love 吉見佑子小詩集 インスタント・スタア Bad Junkey Love Blues ・シャンハイド 細野晴臣 イラストレーション 矢吹申彦 特集② 新しい世代のための異色小説アンソロジー ①大橋歩 丘の上の小さな足跡 ②松本隆 夏よ光の帆を揚げよ イラストレーション 鈴木康司 ③中山ラビ 擬卵 イラストレーション 高田真澄 ④舟崎克彦 めにい・ごうらうんど
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【白根ゆたんぽ】B&Y 2TONE GIRLS
¥2,800
『B&Y 2TONE GIRLS』 白根ゆたんぽ 211mm × 146mm 40ページ 表紙が活版、中がリソグラフのZINEです。
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【白根ゆたんぽ】2TONE GIRLS 普及版
¥1,200
SOLD OUT
『2TONE GIRLS 普及版』 白根ゆたんぽ 182mm × 124mm 40ページ 2TONE GIRLSのZINE(リングで4800円)の普及版です。 前回の内容にくわえて3カット追加されてます。
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【白根ゆたんぽ】YUROOM EXERCISE BOOK
¥1,100
SOLD OUT
『YUROOM EXERCISE BOOK』 白根ゆたんぽ 100mm × 200mm 50枚綴り ガイドにそって髪型とか水着とか描ける練習帳です。 ラストの3枚は、白根さんの描いたサンプルです。
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【白根ゆたんぽ】お年始ステッカー(うさぎ)
¥330
SOLD OUT
『お年始ステッカー(うさぎ)』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦4.3cm×横4.3cmです。
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【白根ゆたんぽ】裸と景カラーステッカー 紫
¥400
SOLD OUT
『裸と景カラーステッカー 紫』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦5.0cm×横6.4cmです。
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【白根ゆたんぽ】AT BEFORE LESS FUNステッカー縦
¥400
SOLD OUT
『AT BEFORE LESS FUNステッカー縦』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦7.5cm×横5.3cmです。
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【白根ゆたんぽ】AT BEFORE LESS FUNステッカー横
¥400
SOLD OUT
『AT BEFORE LESS FUNステッカー横』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦6.2cm×横6.4cmです。
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【白根ゆたんぽ】Douzoヌードステッカー
¥400
SOLD OUT
『Douzoヌードステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦4.8cm×横9.9cmです。
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【白根ゆたんぽ】AT BEFORE LESS FUN 四角ステッカー
¥400
SOLD OUT
『AT BEFORE LESS FUN 四角ステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦6.0cm×横6.0cmです。
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【白根ゆたんぽ】とうきびステッカー(リバイバルVer.)
¥400
SOLD OUT
『とうきびステッカー(リバイバルVer.)』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦6.0cm×横11.0cmです。
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【白根ゆたんぽ】Douzo四角ステッカー
¥400
SOLD OUT
『Douzo四角ステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦6.0cm×横6.0cmです。
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【白根ゆたんぽ】YUROOMボールペン
¥880
SOLD OUT
『YUROOMボールペン』 白根ゆたんぽ BICの4色(黒・赤・青・緑)ボールペンです。
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マムアンカレンダー2023
¥1,100
SOLD OUT
『マムアンカレンダー2023』 ウィスットポンニミット ※初回入荷特典のステッカー付きです。 B6変型、フルカラー、縦置き卓上 2023年1月始まり くるりの楽曲「琥珀色の街、上海蟹の朝」MVや、細野晴臣さんのアニーバーサリー作品でイラストを手がけたタムくんによる、毎年恒例のマムアンカレンダー。 かわいいイラストと心がじーんと温かくなる言葉を月めくりで楽しめます。 リピーター続出、自分用とプレゼント用に2個買いも! 毎年、在庫がなくなる人気商品です。 ウィスットポンニミット 1976 年、タイ・バンコク生まれ。愛称はタム。1998 年バンコクでマンガ家デビューし、2003 年から 2006 年まで神戸に滞在。2009 年『ヒーシーイットアクア』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞受賞。現在はバンコクを拠点にアーティスト・マンガ家として作品制作の傍ら、アニメーション制作・音楽活動など多方面で活躍する。主な作品に「マムアン」シリーズ、『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)など。2020 年に『ハッピーマムアン』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、『ほぐほぐマムアンちゃん』(岩崎書店)を刊行。
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翻訳同人誌 LETTERS UNBOUND
¥1,000
翻訳同人誌『LETTERS UNBOUND』 変形サイズ(130mm × 210mm) 100ページ 翻訳同人誌「LETTERS UNBOUND」は、わたしたちからみなさんへの手紙です(LETTERS)。 まだ綴じられていない物語を、ジャンルの縛りなく、日本の読者に届けたい(UNBOUND)。 翻訳と物語にかけるそんな想いが、わたしたちをひとつにしました。 楽しんでいただけますように。 【注意】以下の目次と作品紹介には性暴力の具体的な表現が含まれます。ご注意ください。 【目次と訳者による作品紹介】 ・ トム・ブラドキン「一万通の手紙」梅澤乃奈訳 服役中に生まれた顔も知らない娘に、毎日手紙を書きつづける囚人ケニー。届かない返事を待ちつづけるケニーの希望と絶望が、痛いほど伝わってきます。手紙には、人を想う気持ちがつまっているのだと改めて感じられる物語です。 ・サラ・ローバック「わたしをレイプしようとした人への手紙」廣瀬麻微訳 著者が性的暴行に遭った実体験を記したものです。また自分をレイプしようとした男性へのオープンレターであり、同じような経験をした人々への励ましの手紙でもあります。著者のことばを必要としている人のもとに届きますように。 ・リック・ロフィー「バップを踊る男の子たち」武居ちひろ訳 友だち以上恋人未満のあの子と過ごした日々を、タイプライターとダンスのリズムにのせて。思わず歌って踊りたくなる、なのに切ないのはなぜ……訳者がひと読み惚れしたノスタルジア漂うお話です。 ・ドーラ・プリエト「あなたのやせっぽちパパ」吉田育未訳 “書類なき移民”を父にもつ女性、「あなた」の物語。カナダとコロンビアにルーツのある作家ドーラ・プリエトさんの短編です。カナダフェミニズム文芸誌「ROOM」掲載作品。「あなた」の呼吸を感じてほしくて訳しました。 ・アンナ・クオン「トロール」吉田育未訳 SNS上のハラスメントに立ち向かおうと潜った詩の世界。そこで目にした「トロール」の姿とは……? ・ドーラ・プリエト「ペペ」吉田育未訳 戦争に「言語」を奪われたおじへ、姪っ子からの手紙のような詩です。 ※詩2編については、著者おふたりから読者への手紙も預かっています。
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文藝集 未踏
¥3,080
文藝集『未踏』 編集:未踏編集部(有賀みずき・則本賢佑・松本奈美) 装丁:松本奈美 挿画:則本賢佑・松本奈美 A5判、192ページ 本書は、私たち編集部による初めての自費出版本です。 あくまでも自分のため。 ここにある生活から滲むように生まれてくるもの。 ひとりごとのような、走り書きのメモのような、気が向いた時に書く日記のような。 私たちが今読みたいのは、そのような作品たちでした。 頭の中で考えていることを、エッセイや詩・・・ 小さくても、私の作品だと思い切って、外に出してみる。 するとふだんの見慣れた生活の中にいても、今まで気がつかなかった新しい感動、「未踏」の景色に出会うことができる。 私たちの「未踏」への旅路をお楽しみください。 市井の生活者による文藝集です。 「夜と朝」をテーマに募った友人26名の作品を収録しています。 目次 はじめに 未踏編集部 夜のはじまり 短編小説|有賀樹広 無題 絵|まつもとたく 朝が夜を照らす 写真|湯本浩貴 窓辺の図書 図面・絵|藤咲潤 夜の橋、朝の橋 写真|谷口諒 Gratitude エッセイ|ちまき 螺旋 詩|仁科綾 #ていねいな暮らし エッセイ|岩本穂 ごとう家の食卓 料理・日記|後藤理沙 令和3年10月28日~11月5日のグルメ報告 食事・メモ|お肉とパフェとおすし 夜中の小腹満たしに。/ ゆっくりできる日のブランチ。 レシピ|ym. 連想入眠法 エッセイ|山川なつみ 毎日十分寝られていますか? エッセイ|匿名 わたしのお守り、本づくり エッセイ|有賀みづき 非思弁的妄想 妄想|上山海斗 Night & baby / Many morning 楽曲|アリガマオ 常夜の窓から陽に馳せる エッセイ|ぶちを うたかた 短編小説|はち 彗星をうけとめた日 短歌|則本賢佑 他人の独り言を聞いてみる インタビュー|早川大輔 THE DIRTY PAWPADS 児童小説|セロニアスいぬよ 夜のねこ、朝のねこ 記録|黛純太 ブールドネージュ、あるいは物の怪 エッセイ|中村駿介 ふたりの、シネマレビュー。 映画レビュー|ym. 愛おしい夜たち エッセイ|英あきか とある日の夜から朝 生活音|木村りん子 編集航記 未踏編集部
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【サイン本】暮らしっく
¥1,650
SOLD OUT
『暮らしっく』 高橋久美子 ※サイン入りです。 四六判、224ページ ESSEオンラインの人気”暮らし系”エッセーが待望の一冊に! 丁寧だけど丁寧じゃない。飾らない、無理しない。40代作家の高橋久美子さんのクラシック(古風)な暮らしを綴ったエッセー集。 古い一軒家に住み、手作り野菜と食事、物は捨てずに物々交換、ご近所さんとの交流や、東京と故郷・愛媛を行き来する二拠点生活のこと… 等身大の暮らしをすべて一冊にまとめました。 第1章 暮らしのこと 第2章 季節の食のこと 第3章 捨てない暮らし 第4章 ご近所さんとのこと 第5章 二拠点生活 高橋久美子 作家・詩人・作詞家。1982 年、愛媛県生まれ。音楽活動を経て2012 年より文筆 家として活動。主な著書に、小説集『ぐるり』(筑摩書房)、エッセー集『旅を栖すみかとす』 (KADOKAWA)、『一生のお願い』『いっぴき』(共に筑摩書房)、『その農地、私が買い ます』(ミシマ社)、詩画集『今夜 凶暴だから わたし』(絵・濱愛子、ミシマ社)、絵本『あ したが きらいな うさぎ』(絵・高山裕子、マイクロマガジン社)がある。翻訳絵本『おかあさんはね』(マイクロマガジン社)では、第9 回ようちえん絵本大賞を受賞。執筆活動のほか、原田知世、大原櫻子、ももいろクローバーZなど、アーティストへの歌詞提供も多数。公式HP:「んふふのふ」
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【サイン本】雨が降るとは聞いてなかった
¥1,210
SOLD OUT
『雨が降るとは聞いてなかった』 山川直人 ※サイン入りです。 B6判、136ページ 装幀:小沼宏之(Gibbon) 同人誌『サイコロ』掲載作を中心に ここ数年の漫画10篇を収録しています。 《収録漫画・初出》 「働く人間」サイコロ007号(2018年) 「風のたより(原作・小山清)」雲遊天下127号(2017年) 「贋札つかい」コミックモーニング2014年49号 「遺伝(原作・萩原朔太郎)」雲遊天下126号(2017年) 「スパイの鞄」サイコロ008号(2019年) 「失われたタヌキ(原作・高見順)」雲遊天下131号(2020年) 「可愛くないウサギ」サイコロ009号(2020年) 「別れの季節」うえの2020年3月号 「雨が降るとは聞いてなかった」サイコロ010号(2021年) 「秋の夜の夢」うえの2020年11月号
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毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである
¥2,530
『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである』 枡野浩一 四六判並製、381ページ 装幀:名久井直子 短歌ブームは、ここからはじまった――。 歌人・枡野浩一、デビュー25周年にして、待望の全短歌集刊行! ★小沢健二帯推薦!三島由紀夫、『レター教室』以来のオザケン帯 ★俵万智による書簡収録! 俵万智さん、穂村弘さんと並び2000年前後の短歌シーンに大きな影響を及ぼした枡野浩一さんの全短歌集を、枡野浩一さんがデビュー25周年を迎える今年、左右社より発売。 “短歌ブーム”の今、レジェンドであるにもかかわらず、ほとんど絶版している枡野さんの歌集が復活! 世の常として、他人に言えない孤独を歌にすると、他人に言えない孤独を抱えた、多くの人たちに愛される、のです。 そして、そのことは一切、誰の孤独も軽くはしないのです。 でも、歌は。 あぁ、歌は。 枡野さんのこの御本、とてもうれしい ――小沢健二 簡単な現代語だけでつくられているのに、読むと思わず感嘆してしまう「かんたん短歌」で若い世代の短歌ブームを牽引した歌人・枡野浩一。 デビュー25周年を記念して、入手困難になっていた短歌集『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』『ますの。』『歌』全収録作に、『結婚失格』など、その他の著作からの拾遺、未収録作を加えた決定版! 特別栞として、俵万智と枡野浩一の往復書簡も収録。 〈収録歌より〉 こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう 真夜中の電話に出ると「もうぼくをさがさないで」とウォーリーの声 殺したいやつがいるのでしばらくは目標のある人生である 神様はいると思うよ 冗談が好きなモテないやつだろうけど 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君 わけもなく家出したくてたまらない 一人暮らしの部屋にいるのに 消しゴムでこすったせいで真っ黒になってしまったようなサヨナラ 君はそのとても苦しい言いわけで自分自身をだませるのかい? ツイッター「フォローさせる」は選べない 愛を強要できないなんて 終わったとみんな言うけどおしまいがあるってことは素敵なことだ 私には才能がある気がします それは勇気のようなものです さようなら さようなら また会いましょう また別れたら また会いましょう ニュースにはならない日にも虹は出て消えて私がおぼえています 枡野浩一(マスノコウイチ) 1968年9月23日、東京うまれ。歌人。大学中退後、広告会社のコピーライター、フリーの雑誌ライター等を経て1997年9月23日、短歌絵本『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』を2冊同時発売してデビュー。簡単な現代語だけで読者が感嘆してしまうような表現をめざす「かんたん短歌」を提唱。入門書『かんたん短歌の作り方』からは加藤千恵、佐藤真由美、天野慶らがデビューした。笹井宏之、宇都宮敦、仁尾智らの短歌をちりばめた小説『ショートソング』(佐々木あらら企画執筆協力)は約10万部のヒットとなり、若い世代の短歌ブームを牽引。高校国語教科書に《毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである》他掲載。受賞歴は2011年11月22日、明石家さんまが選ぶ「踊る!ヒット賞!!」および2022年3月19日、小沢健二とスチャダラパーが選ぶ「今夜も短歌で賞」。
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短歌用一行原稿用紙
¥880
SOLD OUT
『短歌用一行原稿用紙』 ※枡野浩一さん直筆のものは使用例になります。 55mm × 297mm 一冊50枚入り 枡野書店謹製・名久井直子さんデザインの短歌用一行原稿用紙(四十字詰原稿用紙)を、使いやすくリサイズして待望の再販です。
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苗 第一歌集 + 苗 第二歌集
¥2,200
『苗 第一歌集 + 苗 第二歌集』 長井めも / カラスノ / あきやま 『苗 第一歌集』 A5判、80ページ 短歌投稿サイト「うたの日」で出会った長井めも、カラスノ、あきやまの3人による短歌ユニット「苗」による第一合同歌集です。 お品書き 06 自己紹介 08 連作九首 18 エッセイ 26 一首互評 34 五十薔薇 66 自選十首 74 田端会議 『苗 第二歌集』 A5判、90ページ 短歌投稿サイト「うたの日」で出会った長井めも、カラスノ、あきやまの3人による短歌ユニット「苗」による第二合同歌集です。 お品書き 06 自己紹介 08 個人連作 28 エッセイ 36 一首互評 44 五十薔薇 76 自選十首 84 田端会議
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苗 第一歌集
¥1,100
SOLD OUT
『苗 第一歌集』 長井めも / カラスノ / あきやま A5判、80ページ 短歌投稿サイト「うたの日」で出会った長井めも、カラスノ、あきやまの3人による短歌ユニット「苗」による第一合同歌集です。 お品書き 06 自己紹介 08 連作九首 18 エッセイ 26 一首互評 34 五十薔薇 66 自選十首 74 田端会議
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苗 第二歌集
¥1,100
『苗 第二歌集』 長井めも / カラスノ / あきやま A5判、90ページ 短歌投稿サイト「うたの日」で出会った長井めも、カラスノ、あきやまの3人による短歌ユニット「苗」による第二合同歌集です。 お品書き 06 自己紹介 08 個人連作 28 エッセイ 36 一首互評 44 五十薔薇 76 自選十首 84 田端会議
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プールの底から月を見る
¥1,400
SOLD OUT
『プールの底から月を見る』 星野文月 B6判(128mm × 182mm) 128ページ 東京から長野に移住し、都会の喧騒から離れ自然の中で考えた社会のこと、自分の過去・現在・未来をめぐる思索の渦―― 星野文月(『私の証明』(百万年書房)など)が、WEBメディアStoryWriterにて月に一度連載していたエッセイ『プールの底から月を見る』を新たに改稿し、限定の書き下ろしエッセイも多数収録した新作ZINEです。 著者が東京から長野に移住したことを契機に、過去・現在・未来の出来事を水中に潜り込むように思索し、「書く」という行為をもって、人それぞれが持つ思考や感情を大切にすることを模索したエッセイ集。 一見淡々とリズミカルに綴られた文章には、たくさんの想いが込められています。 表紙イラスト、挿絵を手掛けたのはイラストレーター・いとうひでみ(『Class X』(左右社)など)。水面にたゆたうような文章にあわせ、全て描き下ろされたイラストになっています。 目次 はじめに ― 水底の日々 ― 5 冬の匂い、暗やみで痛みは鳴るから 13 あこがれを束ねて燃やす 23 高速バスで 29 I'm here. You are OK. 35 I remember nothing. 43 春の亡霊 51 静かな湖 57 金魚の卵が降る朝に 65 幸福な呪い 73 真夜の現在地 81 羽化するときは、ひとり 87 夏のまぼろし 93 たましいの8救済 101 人は遠くなる星 109 あとがき 星野文月(ほしのふづき) 1993年長野県生まれ。 文筆家。本屋・栞日選書担当。 著書に『私の証明』(百万年書房)、ZINE『Summerend』など。
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私の証明
¥1,540
SOLD OUT
『私の証明』 星野文月 B6変型判 縦174mm × 横112mm 160ページ 「自分の姿を知られるのは恥ずかしいと思った。それでも私は書くことに決めた。」 突然、恋人が脳梗塞で倒れて何が何だかさっぱりわからなくなってしまってからの日々を、一般女性が写真と文章で淡々と綴った記録。これは、何百万PVの人気ブロガーの日記でもないし、バズったツイートをまとめたわけでもありません。とある普通の人生における、普通じゃない日々の記録。 【本文より】 会社の飲み会で「そういえば、星野さんって彼氏いるんだっけ?」と聞かれた。何の悪意もない言葉なのに心が痛み、怯んでしまう。有佳子がちらりとこっちを見たような気がした。「あ……います」と言うと、先輩は目を輝かせながら「何をしてる人?」と聞く。何をしている人。それが彼の年齢や性格、どんな仕事をしているのかを尋ねた質問であることはわかっていた。でも、私は答えることが出来ず黙ってしまった。ユウキさんが今どういう状態なのかわからない。どこにいるのか。意識はあるのか。私のことを覚えているのだろうか。私は何も知らなかった。先輩の質問に答えなきゃ、と慌てて作り笑いを浮かべる。これ以上この会話が続かないように祈りながら、当たり障りのない返答をした。飲み会が終わった帰り道、これからは「彼氏はいない」と言おうと決めた。渋谷の歩道橋でたくさんのカップルとすれ違った。なんだか本当にひとりぼっちなったような気持ちになった。 版元から一言 【絶賛コメント続々到着!!】 読み始めは、女の子の心を覗き見するようなやましい気持ちで読んでいたけど、読み終わると優しい気持ちになっていました。本当の自分をここまでさらけ出されると、優しくなるしかないでしょう。 末井昭(エッセイスト) ある日とつぜん脳梗塞になった恋人とどう向き合うか。寄り添い生きる選択が「強さ」なら、自分だけ人生を楽しんでいいのだろうかと罪悪感を抱きながら別の道を行くのもまた「強さ」ではないか 。 自分の弱さやズルさを隠さずに書ける人を私は尊敬する。名前も顔も一糸纏わぬ姿さえも隠さない星野さんを尊敬する。 こだま(『夫のちんぽが入らない』著者) 星野さんに起こったことは誰もが経験するようなことではないから、そのあらすじがまず興味をひくかもしれない。けれど、読みながらひしひしと伝わってきたのは、「自分が生きている世界に取り残されないように、必死に記録をしている」切実さのほうだった。自分のことを自分のために記録することは、なんとかけがえなく、取り返しのつかないことだろうか。 内沼晋太郎(ブック・コーディネーター/日記屋 月日) 他人の人生から唐突に抜き出されたある時期の日常を盗み、窃視する背徳に心がチリチリする。 中毒性のある快楽。 時間を忘れ貪り読み、圧倒的に他人事として追体験した。 そのはずなのに、彼女が必死で生きた日々が自分の体内で重みを増す予感がして、恐怖する。 どうにもならないことをどうにかしようとするがどうにもならない。そういうリアリティが消化不良となっているようだ。 迂闊に他人の証明を丸呑みする罰か。 花本武(ブックスルーエ) 脳梗塞で倒れた恋人。 その後の日々の想いを、忘れてしまわないようにと綴られた切実な言葉たち。 多くの人にとって、辛い出来事は、いつか忘れてしまいたいことなのに、彼女は丹念に書き続けた。生きることを諦めたくないかのように。 読み進めることは常に痛みを伴うが、ページをめくる手が止まらなかった。止めてはいけない気がした。私はある作品を読んだだけでなく、星野文月を生きてしまった。今はまだ、ユウキさんの「は?」の残響に包まれて途方に暮れているけれど、以前より優しくなれる気がしている。 藤代冥砂(写真家) 言葉にならなかった感情は目に見えない形で漂い、誰にも知られず忘れてしまえば無かったことと同じだ。 この本は私にとって、当時の文月ちゃんを内側から答え合わせするような一冊だった。本来なら知らないまま消えてしまうはずの微かな心の動きを彼女の言葉が証明している。 同時に、無かったことにされた記憶の多さと、その行き場を想わずにはいられなかった。恐らくこの世では数えきれないほどの出来事が残る術を持たないまま透明になる。 水元さきの(イラストレーター) 星野文月(ホシノフヅキ) 1993年7月20日生まれ。長野県出身。言葉を書く。
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手紙を書くよ
¥1,540
『手紙を書くよ』 橋本亮二+佐藤裕美、赤阪泰志、佐藤友理、中田幸乃、鎌田裕樹 四六判並製、本文180ページ 〈エッセイから書き出され、二往復される手紙、そしてエッセイで結ばれる。五人との交感〉 仕事を通じて、本を介して、書店の場で出会った、ゆかりのある方々に執筆参加してもらいました。 ごく私的なやりとりではありますが、手にしていただいた方に「自分にもこんな出会いがあったな、あの人に手紙を書いてみようか、あのときのことを言葉として綴ってみようか」と思ってもらえたら。 そんな願いを込めて綴じた本です。 もくじ 手にしてくださった、どなたかへ 佐藤裕美さま 光あれ 橋本亮二 祈り 佐藤裕美 赤阪泰志さま 社会を開く 橋本亮二 「いいね」をやめる、そして「いいな」へ 赤阪泰志 佐藤友理さま 中田幸乃さま あの日のことおぼえてる? 橋本亮二 点と点をつなぐ 佐藤友理 「あの日」から 中田幸乃 鎌田裕樹さま 歩きながら考える 橋本亮二 Hさんのテディベア 鎌田裕樹 橋本亮二(ハシモトリョウジ) 1981年、愛知県生まれ。出版社で営業職。共著『本を贈る』(三輪舎刊) 佐藤裕美(サトウユミ) 1985年福岡生まれ大阪育ち。心斎橋アセンス、スタンダードブックストア心斎橋、梅田蔦屋書店を経て、出版社の営業へ。 赤阪泰志(アサカサヤスシ) 1962年大阪府生まれ。大学卒業後、名古屋市のちくさ正文館書店入社。店頭販売では学参、語学書などを担当、外商も担当した。2020年退職、同年世界思想社教学社入社。東海3県を中心に学参、教養書の販売促進を行う。 佐藤友理(サトウユリ) 1988年宮城県生まれ。高校卒業後、岩手、千葉、東京、香川、徳島での暮らしを経て、2018年に地元に戻り、現在はせんだいメディアテーク職員。遠くで暮らす十人のエッセイ集『まどをあける』企画編集。 中田幸乃(ナカダユキノ) 1991年愛媛県生まれ。佐渡島の山間部の集落で「ニカラ」という本屋を営んでいます。佐渡生活は三年目、パートナーと猫と暮らしています。日々の楽しみは、コンビニで買う『週刊少年ジャンプ』と『暮しの手帖』。 鎌田裕樹(カマタユウキ) 1991年生まれ。農家見習い、文筆業。元本屋。 文芸誌『群像』にてエッセイ「野良の暦」連載中。(2022年11月号スタート)
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メローイエロー
¥1,100
SOLD OUT
『メローイエロー』 僕のマリ・堀静香・伊藤佑弥 文庫サイズ、90ページ 表紙 藤川理沙 僕のマリ、堀静香、伊藤佑弥の3人による2022年9月の日記。 すれ違うことのない平行線の生活の記録。 目次 ・夢か現実か 僕のマリ 3 ・丸いこたつ、丸いベッド 堀静香 21 ・九月の台風 伊藤佑弥 63
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胡瓜(うすぎり)
¥330
SOLD OUT
『胡瓜(うすぎり)』 伊藤佑弥 文庫サイズ、24ページ 表紙 富士川理沙 きわめて個人的なことを書いた文章です。薄いのでうすぎりです。 目次 ・ことば 2 ・からあげ 6 ・いぬ 10 ・きゅうり 16 ・せなか 20
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小倉ヒラク『日本発酵紀行』
¥748
『日本発酵紀行』 小倉ヒラク 文庫判、240ページ 元バックパッカーの小倉ヒラクが2018年夏から8カ月かけて全国の発酵の現場を訪ね歩いた旅行記。本書『日本発酵紀行』はD&DEPARTMENTが手がけるd47 MUSEUMの企画展「Fermentation Tourism Nipponー 発酵から再発見する日本の旅ー」の公式書籍として誕生しました。発酵を通して日本の文化の深層に出会い、今を見つめなおす旅の記録。醤油、味噌、酒といった日本のソウルフードだけでなく、お菓子、漬物、激レア激ウマ発酵食品までを隅々まで歩き出会い食べつくす! 目次 1章 味覚の記憶/東海の旅 2章 現代空間のエアポケット/近畿の旅 3章 魚と酢の通り道/瀬戸内の旅, 4章 微生物の誘う声 離島へ 5章 旅の身体感覚 北へ 6章 ご当地スタンダードの発酵おやつ/関東の旅 7章 発酵から見た経済史/日本の近代化を見直す旅 8章 辺境を生きる知恵/九州の旅 9章 記憶の箱舟 文庫版特別収録 文庫版あとがき 小倉ヒラク (オグラヒラク) 1983年、東京都生まれ、発酵デザイナー。全国の醸造家たちと商品開発やワークショップ、イベント、講演会などを開催。東京農業大学で研究生として発酵学を学び、山梨県に発酵ラボを作り、日々菌を育てている。絵本&アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014受賞。大学で発酵学の講師を務めるほか、海外でも活動。2019年渋谷ヒカリエで発酵ツーリズム展を開催。20年4月には下北沢に『発酵デパートメント』ショップをオープン。主な著書に『発酵文化人類学』(角川文庫)、『発酵する日本』(青山ブックセンター)。
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小倉ヒラク『発酵文化人類学』
¥880
SOLD OUT
『発酵文化人類学』微生物から見た社会のカタチ 小倉ヒラク 文庫判、400ページ 味噌、醤油、ヨーグルト、日本酒、ワインなど、世界中にある発酵食品。著者はあるきっかけで“発酵”に魅せられ、日本だけでなく世界各地に伝承された美味なる食品を求めて旅をした。発酵とは、見えない自然を捉え、ミクロの生物と関係を結び、暮らしの中に喜びを埋め込む。この総体が発酵文化であり、そのローカル文化を通して人類の不思議を解くのが「発酵文化人類学」。発酵には、オーガニック、美容、ライフスタイル、イノベーションへの発展の側面があり、単なる食品にとどまらず、人間にとっての未来の可能性があり、歴史・文化を見直すきっかけになる。発酵は、今、人類の未来を左右する最も注目を集めている分野のひとつと言える理由がそこにある。 著者は発酵のしくみや人間と微生物との関わりを学ぶ中で、発見した。発酵には未来と過去があり、“微生物と人間の共存”は社会を見直すキーワードそのものだということを。 生物学、哲学、芸術、文化人類学などの専門用語を平易に解説した待望の文庫化。参考文献満載。解説・橘ケンチ(EXILE) 目次 はじめに 発酵をめぐる冒険に、いざ出発 Column1 発酵ってそもそも何ぞや? PART1 ホモファーメンタム 発酵する、ゆえに我あり 解説 Column2 発酵と腐敗を分かつもの PART2 風土と菌のブリコラージュ 手前みそとDIYムーブメント 解説 Column3 発酵文化の見取り図 PART3 制限から生まれる多様性 マイナスをプラスに醸すデザイン術 解説 Column4 発酵菌と酵素の違いとは? PART4 ヒトと菌の贈与経済 巡り続けるコミュニケーションの環 解説 Column5 恥ずかしくて人に聞けないお酒の基本 PART5 醸造芸術論 美と感性のコスモロジー 解説 Column6 醸造とは何か? PART6 発酵的ワークスタイル 醸造家たちの喜怒哀楽 解説 Column7 発酵ムーブメントの見取り図 PART7 よみがえるヤマタノオロチ 発酵の未来は、ヒトの未来 解説 あとがき いざ、次なる冒険へ! 文庫版あとかき 解説・橘ケンチ(EXILE) 小倉ヒラク 発酵デザイナー。「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家たちと商品開発やワークショップ、イベント、講演会などを開催。東京農業大学で研究生として発酵学を学び、山梨県に発酵ラボを作り、日々菌を育てている。絵本&アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014受賞。大学で発酵学の講師を務めるほか、海外でも活動。2019年渋谷ヒカリエで発酵ツーリズム展を開催。20年4月には下北沢に『発酵デパートメント』ショップをオープン予定。
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臆病者の自転車生活
¥1,760
SOLD OUT
『臆病者の自転車生活』 安達茉莉子 四六変型判、192ページ さよなら、「繊細すぎ」のわたし! 「どうせ無理」なんてもう言わない。 読めばじんわりと温もりが広がり、元気がどんどん湧いてくる、ZINEで大人気の作家が贈る自転車エッセイ集。 ふとしたきっかけで乗った自転車が、生活を、心を、大きく変えた。 心に怯えた犬を抱えて生きている著者が、電動アシスト自転車と出会って、小さな冒険を重ねていく。 横浜の街へ、鎌倉へ。 そしてロードバイクを手に入れて、真鶴へ、ついには海を越えて北海道へ。 ──自分の「できない」を乗り越えた女性の、勇気の物語。 目次 ■はじめに ■第一話……電動自転車との出会い ■第二話……街場の自転車レッスン ■第三話……いつだって行ける場所にはいつまでも行かない ■第四話……「変化」がはじまった──夜のみなとみらいライド ■第五話……いざ鎌倉 ■第六話……ロードバイク記念日 ■第七話……本当にロードバイクがやってきた ■第八話……ツール・ド・真鶴(前編)──大冒険への扉 ■第九話……ツール・ド・真鶴(後編)──往復百五十キロの旅、時々雨 ■第十話……ライド・オン・北海道──苫小牧・支笏湖の旅 ■おわりに 未知なる道へ ■あとがき 安達茉莉子(アダチマリコ) 作家、文筆家。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆を行う。著書に『毛布-あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)、『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)ほか
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私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE
¥1,980
SOLD OUT
『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』 安達茉莉子 174mm × 117mm 224ページ 装丁:矢萩多聞(Ambooks) 校正:牟田都子 「これでいいや」で選ばないこと。 「実は好きじゃない」を放置しないこと。 これは、ひとりよがりの贅沢ではない。ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。 日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。やがて、澄んだ水が田に満ちていく。――ひとりよがりの贅沢ではない。それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。それが“私”の「生活改善運動」である。 手づくりのZINEとしては異例のシリーズ累計五千部を記録した大人気エッセイ『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』を、5万字の書下ろしとともに再構成。待望の単行本化! もくじ (私の)「生活改善運動」とは ― はじめに (私の)生活改善運動の師匠たち 人格否定を伴わない生活の改造 新しいことが起こるとしたら ― 新生活編 住むこと・暮らすこと 新生活の始まり 人生は選択の連続? 本棚は生活必需品? ― 本棚編 本棚をつくろうと思ったきっかけ 理想の本棚とは一体なんだろう 本棚づくり、実践編 できあがった本棚、DIYをすることの意味 本棚が家に来てどうなった? 「こころの底ふかく沈むもの」 食べることは生きること? ― 食事編 食は私から自由を奪う? 変化と水筒 器を買う 私を自由にする料理 自由になるとは おいしいと感じること 食べること、生きること 魂の一番外側 ― 服にまつわるロスト & ファウンド編 「ボロ」とはなんだろう? で、何を着ればいいんだろう? 「良い生地」の服 服が好きなひとたち 買いもの行動を変える そしてアナザーワールド 服をつくる 完成へ 自分の手で美しいものをつくる 砕けた欠片、小さな旅、楽園 ― 生活”回復”運動編 ブロークンミラー(文字どおり) 部屋からの逃避 「浄化」 母の生活 生活”回復”運動 ”制作”改善運動 楽園・壊れた欠片を拾って 幸せなほうを選んでいく ― おわりに 日々の化石 ― あとがき 主要参考文献 安達茉莉子 作家、文筆家。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆を行う。著書に『毛布-あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)ほか。
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【サイン本】世界に放りこまれた
¥1,430
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『世界に放りこまれた』 安達茉莉子 ※サイン入りです。 182mm × 116mm 64ページ 表紙と本文写真 成重松樹 装幀 横山雄 『毛布 - あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)、『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)など、言葉と絵による作品発表を続け、多くの人を力づけている安達茉莉子さんにとって、言葉だけで綴った初めての詩集です。 「歩きながら、電車の中で、道端で、湧き上がる言葉を拾い上げた。何もかもが変わっていくような予感だけがあったが、現実的にはまだその前夜といったところで、身動きが取れないまま予感を感じ続けるような、もどかしい時間を過ごしていた。新しい世界はすぐそこにあり、放りこまれてみたい。とことん無防備になってみたい、というじりじりした気持ちは、そのまま言葉に転写されていった。」 (あとがきより) 《目次》 箱舟 世界に放りこまれた CO2削減 村娘A ywnlm ♯1 最高のもの 剥き身クラブメドレー ほんたうのさいはひとは 犬ぞり極夜行 NGC 1947 ywnlm ♯2 miracle/ chance 無限果樹園 Re:NGC 1947 ふたつがつながるとき ywnlm ♯3 L.Y.L あとがき
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私の生活技術
¥1,098
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『私の生活技術』 アンドレ・モーロワ / 中山眞彦 訳 文庫判 148mm × 105mm 224ページ 中山眞彦の名訳でおくる、第四の幸福論 心おきなく相手を賛美できるのは、大きなしあわせである ヒルティ(1891年)、アラン(1925年)、ラッセル(1930年)の三大幸福論のあと、フランス人作家モーロワが1939年に世に問うた第四の幸福論。進学、結婚、昇進、定年など人生の節目に繙きたい「モーロワ箴言集」。 若いうち本を読みあさるのは、ちょうど広い世間に出て行くのと同じで、友を得るためである。しかしいったん、これこそ友とすべきだという人が見つかったら、その人とともに世間づきあいをはなれるべきである アンドレ・モーロワ(作家) 心穏かで、なすべきことが決まっているときには、孤独はいいものだ ゲーテ(詩人・作家) 愛・労働・指揮・老いは、それぞれ人生のある時期の特徴をなすもので、したがって本書はおのずと人間の一生の推移のすがたを描くものとなる 中山眞彦(仏文学者) 目 次 1 考える技術 世界と思考/体で考えること/言葉で考えること/論理と推論/デカルトの方法/実験的方法/実験の欠点/思考と行動 2 愛する技術 相手の選択/愛の誕生/愛されること/求愛/あきさせぬこと/欲望の浄化 3 働く技術 うまく働く方法/助手、副官、秘書/肉体労働と頭脳労働。主婦/生徒の労働(勉強)/読む技術/芸術家の労働/休息する技術/結論 4 人を指揮する技術 いかにして指導者をえらぶか/指導者の人格/指導者の知性/指揮をする技術/統治する技術/指導者の権利と義務 5 年をとる技術 影の線/老いの自然のすがた/老いの不幸/年をとらずにいることはできるか/上手に年をとるということは可能か/上手に年をとるための二つの異なった方法/死ぬ技術/ある何人かの青年に寄せる手紙 解 説(中山眞彦) アンドレ・モーロワ André Maurois 1885年、仏エルブフに生まれる。哲学者アランに師事し、小説家・伝記作家として活躍。『フランス敗れたり』『フランス戦線』『初めに行動があった』『パリの女』などの著作が日本語に翻訳されている。1967年永眠、享年82。 中山眞彦〈なかやままさひこ〉 仏文学・比較文学者。東京工業大学名誉教授。1934年、京城市(現・ソウル)に生まれる。東京大学大学院博士課程中退。千葉大学、東京工業大学、東京女子大学で教鞭をとり、2002年退官。著作に『物語構造論――「源氏物語」とそのフランス語訳について』『小説の面白さと言語』『ロマンの原点を求めて』のほか、フランス語教科書も多数。
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修身録
¥1,538
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『修身録』 水野南北 四六判 190mm × 129mm 98ページ 相学の泰斗による「節食開運」の極意 立身出世あることをみずから知らんと欲せば、まず食を減じ、日々これを厳重にさだめ見るべし。文化文政期、浪速の市井に生きた相学の泰斗が五十路で達した「節食開運」の極意。 水野南北〈みずのなんぼく〉 江戸期の相学者。1757年(宝暦7、一説に60年)大坂の鍛冶職の家に生まれる。『南北相法』を著し相術の大家となるが、研鑽を続け、1812年の『修身録』で「生涯の吉凶ことごとく食より起る」とする節食開運の極意を説いた。34年(天保5)11月11日没す。享年78。
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USO 4
¥1,650
『USO 4』特集は「YES・イエス・肯定」 文庫判 縦148mm × 横105mm 328ページ 極めて私的な文芸誌『USO』、「あなたの嘘を教えてください」をテーマに、漫画家、文筆家などさまざまな人がとっておきの嘘を書き下ろします。 ガツンと頭が痺れる嘘シリーズ。今回はシリーズ最厚! ずっしり大ボリュームでお届けします。 目次 『今日も吉祥寺のルノアールで』野口理恵 『あめん』若林恵 『きのうの私は「はい」と言った』石山さやか 『夜の散歩』今日マチ子 『ビールもう一本!』辻山良雄 『すべてがウソになる』年吉聡太 『それが答えだ』岡藤真依 『メガネと金髪と京都』矢代真也 『わたくしがYES』少年アヤ 特別寄稿 西川勇太 USO・うそ・嘘 『ストーリーテラー』佐久間裕美子 『ささやかな復讐』DJまほうつかい(西島大介) 『じいちゃんの死』早坂大輔 『再会する時間』大横山飴 『私と嘘』旦悠輔 特別寄稿 妹尾龍都 特別寄稿 nene 文豪とUSO 読者の窓 あとがき 寄稿者一覧
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松江日乗 古本屋差し入れ日記
¥1,650
『松江日乗』古本屋差し入れ日記 冬營舎 イノハラカズエ 四六判、258ページ 店主の日記につづられた、松江の小さな古本屋、冬營舎の物語。 島根県松江市にひっそりとたたずむ古本屋「冬營舎」は、ちっとも本が売れないけれど、毎日のようにお客さんから「差し入れ」が届く不思議な本屋。 個性あふれるお客さんとの交流を綴った店主の日記。 二月十八日(木) 晴れ はす向かいの七福さんが、「一年だね」とケーキをとどけてくださる。 開店の挨拶のときに、開口一番、「場所が悪い」と言われた。それから、あのやぶにらみの目つきで、わざとかと怪訝そうにきかれた。そんな人通りのない路地に長年店をかまえている七福さんは、営業中に店名を染め抜いた暖簾がかかるだけで看板はないが、知る人ぞ知る予約制の懐石料理の店。 冬營舎のある通りはガラエ丁という。その昔、松江城築城の物資を運んだときの音からとも、ダンガラ染からきたともいわれている。南側の末次公園の先は宍道湖で、北はすぐお堀。猫やあなぐまが通りかかり、すずめが集うのどかで静かないい路地。このあたりでは路地とはいわず、小路(しょうじ)という。 アキミさんより卵一パック。 イナダさんより本。 ルリコさんより煮しめ。 マサエさんからはきたがきの手羽焼きとコロッケをいただく。今日は差し入れ日和。 もくじ はじめに 二〇一六年二月十八日から五月六日 二〇一六年十月二十二日から二〇一七年一月二十八日 二〇一七年三月六日から五月二十七日 二〇一七年八月二十五日から十月十五日 二〇一八年二月一七日から五月二十六日 二〇一八年九月二日から十二月十三日 二〇一九年一月三日から三月二日 二〇一九年五月十五日から八月十日 二〇二〇年四月十一日から七月十七日 イノハラ カズエ 広島県生まれ。各地を転々としたのち、松江が気に入り住みつく。 2015年より冬營舎店主。 古本冬營舎 島根県松江市西茶町90−8
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品品写眞譚Ⅰ
¥1,100
『品品写眞譚Ⅰ』 世田谷ピンポンズ 写真・文 ※シリアルナンバー入り ※シリアルナンバーはお選びいただけません。 120mm × 120mm 中綴じ製本 42ページ 装丁・DTP 輪佳 発行 品品堂 CD歌詞カードサイズの冊子が封筒に入っています。収録された写真のカードが二枚封入されています。 目次 地下鉄 くれよん 進学校のヤンキー Jリーグ1993 獅子と虎 友達 さよならを言うがいい コロナか 桃の天然水 歌手 書泉グランデ
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S・N・S・N・S
¥1,320
SOLD OUT
『S・N・S・N・S』 世田谷ピンポンズ 9曲入りのカセットテープです。 2022年5月にデジタル配信のみでリリースされた世田谷ピンポンズのNEW ALBUMがカセットになりました。 配信版にはないボーナストラックとしてB面の最後に「明星珈琲館」という新曲を追加収録した完全版です。 A面 1. 自粛 2. SHINKOIWA 3. さよならを言うがいい 4. 歌手 5. 一日 B面 1. 小さな丸いくぼみ 2. S・N・S・N・S 3. 黄昏 4. 明星珈琲館 / BONUS TRACK
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写真集・隙ある風景|ケイタタ(2-2)
¥6,578
『隙ある風景』 ケイタタ ※お好きな表紙をお選びください。 ※9枚目以降の写真4種類からお選びください。 寸法:タテ約22.7㎝xヨコ約23.1㎝x厚み約2.5㎝ ※手づくりですので表紙の写真含め装丁は1冊1冊違います。 日常他者を全く意識していない状態、全く無防備な『隙』の瞬間をとらえた写真集。コピーライターである著者が写真に添えた一言が秀逸で写真を引き立てる。 段ボールと布テープ製本、手書きタイトルの表紙と手間暇かかったとにかく唯一無二の写真集! ホントに1冊1冊違います! 『ちょっと見るとSNSは「隙ある風景」だらけのように思えるけれど、ではKEITATAの隙は、ほかの隙とどうちがうのか。それは風景を切り取る眼のぬくもりだ。』 編集者都築響一によるあとがきより あとがきは日本語、英語、中国語の3か国語なので海外へのプレゼントにも最適!
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URAGIN magazine 創刊号
¥1,320
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『URAGIN magazine』創刊号 B5サイズ、48ページ 一般社団法人ネオアルプスさんが創刊した北アルプス初のエリアマガジンです。 黒部源流域に延びる壮大な稜線、それが裏銀座、略して「うらぎん」。北は烏帽子岳から南は槍ヶ岳まで、3000m級の峰々をつないでいます。 人影はまばらで、華やかな「表銀座」や「パノラマ銀座」と呼ばれる稜線に比べると、どうしても「ジミ」な印象があるかもしれませんが、それは地味とも、滋味ともいえます。噛みしめるように歩くことで、より自分らしい登山に向き合える、そんな場所だと思っています。 大自然がつくり出す「美しいもの」にあふれたこの山域をもっと知ってもらいたい、訪れてほしいというシンプルでいて強い思いから、創刊された『URAGIN magazine』。 創刊号は「裏銀座大縦走」をテーマに、裏銀座のスタンダードなルートを取り上げています。最低でも3泊4日を要し、約60kmを歩き続けるなかで出会える美しい情景を写真とエッセイで紹介します。 目次 ・美しきものの中へ ・一章 ブナ立尾根/烏帽子岳 ・二章 野口五郎岳/水晶岳/鷲羽岳 ・三章 三俣蓮華岳/黒部源流/伊藤新道 ・四章 双六岳/西鎌尾根/槍ヶ岳 ・山小屋情報/アクセス ・創刊にあたって 編集・執筆 小野泰子(ホロホロ・ラボ) AD 秋岡寛子(edge graphics) 写真 河合俊輔 校正 黒崎恵子 発行 一般社団法人ネオアルプス 印刷 藤原印刷株式会社
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書簡集 それでも変わらないもの
¥2,200
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書簡集『それでも変わらないもの』 椋本湧也 174mm × 120mm 272ページ / ガンダレ製本 ブックデザイン:脇田あすか 印刷・製本:シナノ書籍印刷 初版1300部 世界22ヵ国で暮らす30名の日本人が手紙に綴る、コロナ時代の生活をめぐる書簡集。ヘルシンキのデザイナーからケープタウンの庭師、デリーの外交官からチリのお母さんまで。変わりゆく時代の中で彼らが感じてきたことを、「今この本を手に取っているあなた」に向けて、それぞれの場所から自由に綴ってもらいました。 " 2020年の初頭に始まった世界的なパンデミックは、僕たちの生活に大きな変化をもたらしました。日常も、仕事も、人間関係も、たった数年前までは想像すらしていなかったような変化が今なお続いています。そんなめまぐるしい日々の中には、この状況でなければ気づけなかったことや、自分の生活を支えてくれたもの、それでも変わらなかったものが誰しもにきっとあるはず。その生活の小さな記憶を、「変化のただなか」から、手ざわりのある形として残しておかなければ、僕たちは本当の意味で次の一歩を踏み出すことができないような気がするのです。僕たちはひどく忘れっぽく、記憶を塗り替えてしまう生き物だから。" (本文「はじまりの手紙」より) 藍色の表紙に銀の箔押しがきらりと光るブックデザインは、前作に引き続き脇田あすかさんが担当しました。 巻末には作曲家の吉田文さんがこの本のために書き下ろした楽譜が掲載されています。 この本を手に取ってくれたあなたは、この数年間、どんな景色を見て、何を感じてきましたか?あなたからの返信の手紙を、世界各地からお待ちしています。
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ザ・サイネンショー
¥3,520
SOLD OUT
『ザ・サイネンショー』 ザ・サイネンショーサイネンショー 編 B5判、100ページ デザイン:三宅航太郎(MAA) 写真:うかぶLLC、表恒匡、日下部一司、小山真有、服部滋樹、松井利夫、三宅航太郎 既製品の焼きものをもう一度焼き直す「サイネンショー」の活動10周年を記念して、初の書籍「ザ・サイネンショー」(一般社団法人きりぶえ発行、サイネンショー編)ができました。 [目次] #1 山城大督(美術家)×三宅航太郎(デザイナー) サイネンショーコレクション見せ合いっこ対談 #2 服部滋樹(クリエイティブディレクター) 偶然の様式が新しい用を生む #3 蛇谷りえ(うかぶLLC) たみの窯焚き体験記と窯守り阪井さんの語り #4 サイネンショー サイネンショーの10年 #5 日下部一司(美術家) 復刻版 #6 村野正景(考古学者) サイネンショーと考古学 #7 上村博(美学者) 炎の鉛筆、あるいはビスケットの物語 #8 山崎亮(コミュニティー・デザイナー) 「こういうの作れば売れるかな、有名になるかな」と思うこと、思わないこと。 #9 鷲田清一(哲学者) 松井利夫の仕事 #10 松井利夫(陶芸家) 一冊の「無用の美」が生まれる
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小屋の本
¥1,980
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『小屋の本』霧のまち亀岡からみる風景 辰巳雄基 / ヤマサキエイスケ / 安川雄基・冨吉美穂(合同会社アトリエカフエ) 四六判、128ページ 編集・写真:辰巳雄基 発行所:一般社団法人 きりぶえ デザイン:宗幸(UMMM) 協力:かめおか霧の芸術祭実行委員会 京都府中西部に位置する亀岡は晩秋から早春にかけて深い霧が発生する。 そんな霧のまち亀岡の風景を象徴する「農機具小屋」をリサーチした本が完成。 立地、構造、素材の経年劣化、工夫、生活感、、小屋にはそれぞれの表情と営みがあります。 地元・アート・建築・コミュニティの目線を持ったリサーチチームで巡った300以上の小屋の中から見応えのあるものを厳選し、著者それぞれの視点で小屋の魅力を紹介します。 ※開いて立てると一寸勾配の切妻型の小屋になります。
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おまえの俺をおしえてくれ
¥1,980
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『おまえの俺をおしえてくれ 』 徳谷柿次郎 変形四六判(113mm × 182mm) 408ページ 聞き手 土門蘭 表紙・挿画 日向コイケ 版画(二七頁) ひびのさなこ 撮影 藤原慶 寄稿者 宮脇淳/友光だんご/原宿/藤本智士MOTOKO/小倉ヒラク/カツセマサヒコ/塩谷舞/小野田弥恵/納谷ロマン/小林直博/石崎嵩人/シモダテツヤ 装釘 山口言悟 ・今、自分は「ある」よりも「ない」だと思っている人 ・自分の生き方に選択肢が「ない」と思ってる人 ・いつか「ある」状態になりたいと思ってる人 この本はそんな人にこそ読んでもらいたい。 目次(抜粋) はじめに 1 自分で自分を編集する 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#1 ●『拾い癖』 2 異常でしたね。執着が。 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#2 ●自分の居場所を探していた 3 セロトニンがでない部屋 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#3 ●「ない」について 4 おまえすごいな、最高やな! 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#4 ●無視できない東京というローカルについて 5 「遊ばなきゃ」っていう意識 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#5 ●遊びと仕事 6 ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#6 ●苛立ちの文章群 7 自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#7 ●移動しながら考えたこと 8 おまえの俺をおしえてくれ 柿次郎 × 土門蘭の「出版カウンセリングRADIO」#8 ●寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」 宮脇淳/友光だんご/原宿/藤本智士MOTOKO/小倉ヒラク/カツセマサヒコ/塩谷舞/小野田弥恵/納谷ロマン/小林直博/石崎嵩人/シモダテツヤ おわりに
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PUBLIC HACK
¥2,200
『PUBLIC HACK』私的に自由にまちを使う 笹尾和宏 四六判、208ページ 規制緩和、公民連携によって、公共空間の活用が進んでいる。だが、過度な効率化・収益化を追求する公共空間はルールに縛られ、商業空間化し、まちを窮屈にする。公民連携の課題を解決し、都市生活の可動域を広げるために、個人が仕掛けるアクティビティ、しなやかなマネジメント、まちを寛容にする作法を、実践例から解説。 目次 はじめに Chapter1 もっと私的に自由にまちを使おう 私的で自由な行為がつくるまちの風景 窮屈でシステム化された都市生活 公共空間の活用には社会的意義が必須? 目的がなくてもいられるまちへ Chapter2 PUBLIC HACKを体現する実践者たち まちのスキマはどこにあるか? アーバン・アウトドアを堪能する 1 すぐそばの自然を体感する CASE1 夕日納め CASE2 水辺ランチ 2 とっておきのベストロケーションを満喫する CASE3 水辺ダイナー CASE4 チェアリング 3 見知らぬ他人と時間を共有する CASE5 Re:Bar CASE6 流しのこたつ CASE7 くにたち0円ショップ 4 まちのスキマを賢く使う CASE8 クランピング CASE9 URBAN SPACE DISCO CASE10 ストリートダンス 常識から解き放たれる 5 外でやってみると意外と気持ちいい CASE11 外朝ごはん CASE12 夜明かし 6 アウトドア・アクティビティをまちに持ち込む CASE13 大阪ラブボート CASE14 ご近所野宿 7 お金をかけずに自前で遊ぶ CASE15 芝生シアター CASE16 ピクニック演奏会 CASE17 青空カラオケ まちの新たな使い方を呼び覚ます 8 都市空間を体で攻略する CASE18 スケートボーディング Chapter3 PUBLIC HACKが持続するためのコツ そんなこと本当にできるの? 都市生活の可動域を広げるために PUBLIC HACKの作法 トレーニングしてみよう Chapter4 利用者の自由を広げるマネジメント 公民連携が抱える構造的課題 これからの公共空間マネジメント 利用の自由を広げる維持管理 CASE1 アオーレ長岡のナカドマ:現場対応をマニュアル化しない CASE2 グランドプラザ:管理されていると感じさせない CASE3 うめきた広場:行為でなく程度で利用を制限する CASE4 羽根木プレーパーク:アクシデントを「起こるもの」として取り扱う CASE5 荒川下流域:自由使用を実現するルールの3段階運用 CASE6 路上ライブ:取り締まることを目的化しない Chapter5 PUBLIC HACKがまちの価値を高める まちの自由度の高さが生みだす効果 スキマはまちの自由度を測るモノサシ まちの価値を生みだすのは「私的で自由な行為」 おわりに 笹尾和宏(ササオ カズヒロ) 水辺のまち再生プロジェクト事務局。1981年大阪生まれ。大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻、経済学研究科経営学専攻修了。ともに修士。2005年から水辺のまち再生プロジェクトに参画し、大阪市内の河岸空間や橋の上、河川水域を活用したイベントを数多く実施。近年は、水辺をはじめ路上や公園、公開空地などの公共空間に視野を広げ、「自由使用」の視点にたった生活目線の実践・提案を行う。2007年株式会社大林組に入社、不動産開発・コンサルティングに従事。2015~2018年に出向、エリアマネジメントに従事。現在は育児のため休職中(2019年時点)。2017年よりNPO法人とんがるちから研究所研究員。地域の担い手育成のための調査・研究、演習を行う。共著書に『あたらしい「路上」のつくり方-実践者に聞く屋外公共空間の活用ノウハウ』(DU BOOKS)。
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【サイン本】天路の旅人
¥2,640
SOLD OUT
『天路の旅人』 沢木耕太郎 ※サイン入りです。 四六変型判 縦197mm × 横141mm 576ページ 「この稀有な旅人のことを、どうしても書きたい」。「旅」の真髄に迫る、九年ぶりの大型ノンフィクション。第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。
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【サイン本】永遠年軽
¥1,595
SOLD OUT
『永遠年軽』 温又柔 ※サイン入りです。 四六判、144ページ 十七歳の私たちは、「はるか遠くにある未来」を夢みていた―― 私=林由起子には、林美怜と林圭一という同じ「林」の苗字を持つ友人がいた。やがて圭一は美怜と付き合うようになり、三人の関係に変化が訪れる……。国籍や性別を超えた三人の友情、その積み重ねた時間を描いた表題作をはじめ、「日本語文学」を拡張する傑作作品集。 完全に普通のひとなんか、この世に一人もいないよ。誰もが皆、それぞれ、ちょっとずつ、普通じゃないんだ。(「永遠年軽」) おじいちゃんはね、二十歳までは、日本人だったんだよ。(「誇り」) 父が、おりこうさん、と言ってくれるから、ガイジン、とか、タイワン、とはやしたてられても耐えられた。(「おりこうさん」) 温又柔(オンユウジュウ) 1980年、台北市生まれ。両親とも台湾人。幼少時に来日し、東京で成長する。2009年「好去好来歌」ですばる文学賞佳作、15年『台湾生まれ 日本語育ち』で日本エッセイスト・クラブ賞、2020年『魯肉飯のさえずり』で織田作之助賞を受賞。著書に『来福の家』『真ん中の子どもたち』『空港時光』、エッセイ集『「国語」から旅立って』、小説家・木村友祐との往復書簡集『私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ』、編著に『李良枝セレクション』など。
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【サイン本】魯肉飯(ロバプン)のさえずり
¥1,815
SOLD OUT
『魯肉飯(ロバプン)のさえずり』 温又柔 ※サイン入りです。 四六判、288ページ 母は、わたしの恥部だった―― 申し分のない夫・聖司と結婚し、〈ふつう〉の幸せになじもうとするも、にわかに体と心は夫を拒み、性の繋がりも歪になっていく――密かに声を殺して生きた子ども時代の〈傷〉に気づくとき、台湾の祖母、叔母、そして異国に渡った母の一生が心を揺らす。 夫と妻、親と子それぞれの〈過ち〉を見つめる心温まる長編小説 温又柔(オンユウジュウ) 1980年、台湾・台北市生まれ。3歳の時に家族と東京に引っ越し、台湾語混じりの中国語を話す両親のもとで育つ。2009年「好去好来歌」ですばる文学賞佳作を受賞。15年『台湾生まれ 日本語育ち』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞、17年『真ん中の子どもたち』で芥川賞候補となった。その他の著書に『来福の家』『空港時光』、エッセイ集『「国語」から旅立って』などがある。
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【サイン本】台湾生まれ 日本語育ち
¥1,540
SOLD OUT
『台湾生まれ 日本語育ち』 温又柔 ※サイン入りです。 新書判、308ページ 日本エッセイスト・クラブ賞受賞作、待望の増補版! 3歳の時に東京に移住した台湾人作家が、台湾語・中国語・日本語の3つの母語の狭間で揺れ、惑いながら、自身のルーツを探った感動の軌跡。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作に、刊行後の出来事について綴った3篇を加えた、待望の増補版。 「子どもの頃も含めると、あなたの母語は何ですか? と数えきれないほど訊かれてきた。同じ質問をされるのが苦痛な時期もあったが、いまのわたしは、待ってました、とばかりにほほ笑む。 ――タイワン語とチューゴク語の織り交ざったこのニホン語のことですよ。 この答えにたどり着けたのは、約四年の月日をかけて“失われた母国語”を求めつつ、自分にとって言葉とは何かと徹底的に考えぬいた成果なのだと思っている。」――(「Uブックス版に寄せて」より) 温又柔(オンユウジュウ) 1980年、台湾・台北市生まれ。3歳の時に家族と東京に引っ越し、台湾語混じりの中国語を話す両親のもとで育つ。06年、法政大学大学院・国際文化専攻修士課程修了。09年、「好去好来歌」ですばる文学賞佳作。11年、『来福の家』(集英社、のち白水Uブックス)を刊行。13年、音楽家・小島ケイタニーラブと共に朗読と演奏によるコラボレーション活動〈言葉と音の往復書簡〉を開始。同年、ドキュメンタリー映画『異境の中の故郷――リービ英雄52年ぶりの台中再訪』(大川景子監督)に出演。16年、本書で第64回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。17年、『真ん中の子どもたち』(集英社)で第157回芥川龍之介賞候補。18年、『空港時光』(河出書房新社)を刊行。
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書き出し小説
¥1,210
SOLD OUT
『書き出し小説』 天久聖一 四六変型判、192ページ 画期的すぎる小説スタイル! あるのは冒頭の「書き出し」だけ! 「モンスターペアレントは森の人気者だ」「『ねんど』だ! 高校以来だから十年ぶりか。ものすごくいい女になってる。ああ、本名が思い出せない」――たった数行、冒頭だけの物語が面白い!! 続きは読み手のイマジネーション次第の、 自由で新しい文学が登場。全国から集まった精鋭たちの作品から、『味写道』などで人気の鬼才・天久聖一氏が厳選。
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書き出し小説自選集②
¥1,000
『書き出し小説自選集②』 183mm × 129mm 162ページ デイリーポータルZにて連載中の「書き出し小説大賞」より、投稿者本人が自身の作品を選出・解説したネット文芸誌『文芸ヌー』(https://note.com/bungei_nu )「書き出し自選・私の5作品」を一冊の本にまとめました! 1に続き2も炸裂!珠玉の書き出し小説と止まらない勢いの解説をさらにご堪能ください。 【収録内容】 大伴の五作品 くのゐちの五作品 義ん母の五作品 インターネットウミウシの五作品 もんぜんの他選・xissaの五作品 昼行灯の五作品 さくさくの五作品 八重樫の五作品 モンゴノグノムの五作品 ベランダの五作品 紅井りんごの五作品 アイアイの五作品 トニヲの五作品 葱山紫蘇子の五作品 寂寥の五作品 タカタカコッタの五作品 正夢の3人目の五作品 天久聖一 令和の五作品
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書き出し小説自選集①
¥1,000
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『書き出し小説自選集①』 183mm × 129mm 158ページ デイリーポータルZにて連載中の「書き出し小説大賞」より、投稿者本人が自身の作品を選出・解説したネット文芸誌『文芸ヌー』(https://note.com/bungei_nu )「書き出し自選・私の5作品」を一冊の本にまとめました! 珠玉の書き出し小説と、作文技術に役立つかもしれないゆかいな解説をどうぞ。 主宰・天久聖一先生による書き下ろし「令和の五作品」も収録! 【収録内容】 TOKUNAGAの五作品 紀野珍の五作品 大伴の五作品 義ん母の五作品 伊勢崎おかめの五作品 g-udonの五作品 もんぜんの五作品 xissaの五作品 小夜子の五作品 prefabの五作品 流し目髑髏の五作品 suzukishikaの五作品 井沢の五作品 哲ロマの五作品 トミ子の五作品 ろっさんの五作品 ビールおかわりの五作品 たこフェリーの五作品 天久聖一 令和の五作品
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千代で 八千代で
¥1,300
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『千代で 八千代で』 xissa ※栞がランダムに1個入っています。 183mm × 129mm 294ページ 無くなるのを惜しみつつ舐めている。けれどいちばん美味しいのは、無くなったあとの余韻かもしれない。 xissaさんの掌編はドロップ飴のよう。憎らしいほどノスタルジック!101粒の珠玉をどうぞ。 天久聖一 ネット文芸誌『文芸ヌー』にて掲載の「x/101」が本になりました! 101の自由律俳句と掌編小説をお手元で、いつでも、どこからでもお楽しみください。
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せいいっぱいの悪口
¥1,870
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『せいいっぱいの悪口』 堀静香 四六変型判 縦118mm × 横188mm 224ページ 今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より) --詩人・堀静香による、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。 目次 せいいっぱいの悪口 みんな魚 さわやかなかぜ 愛も希望も タクトを折る いきすぎた夜 日記 二〇一九年一〇月八日~一〇月一七日 はみだしながら生きてゆく 走馬灯の日々 オールドファッションと鶏皮 マンボウの下半身 日記 二〇二一年九月一〇日~九月二〇日 だれのことも スーと夫 豆を拾う 春がきらい 日記 二〇二二年三月二日~三月三一日 躑躅のマゼンタ、伊勢エビの赤 あーちゃんも あとがき 版元から一言 2019年秋の文学フリマ東京で発売後、評判が評判を呼び、増刷を重ね、個人誌にも関わらず1,000部完売したZINE『せいいっぱいの悪口』。 本書は、同ZINEに大幅な新規原稿と加筆・修正を加えたものになります。 百万年書房の新レーベル「暮らし」、第1弾。 堀静香(ホリシズカ) 1989年神奈川県生まれ。山口県在住。歌人集団「かばん」所属。中高非常勤講師のかたわらエッセイや短歌をものする。著書にZINE『せいいっぱいの悪口』(2019)、ほか晶文社スクラップブック「うちにはひとりのムーミンがいる」連載(2020~2022)。
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【サイン本】苦手から始める作文教室
¥1,210
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『苦手から始める作文教室』文章が書けたらいいことはある? 津村記久子 ※サイン入りです。 ※イラストは写真のものと違うこともございます。 四六変型判、128ページ 作文のテーマの立てかたや書くための準備、書き出しや見直しの方法などを紹介。その実践が自分と向き合う経験を作る。若い人に手解く、心に効く作文教室。 目次 第1章 作文は何を書いたらいいのだろう/ 第2章 作文を書いたらいいことがある? 第3章 作文はどう書いたらいいだろう? 第4章 メモを取ろう 第5章 書き始めてみよう 作例1 虫のこころざし 第6章 伝わる文章ってどんなもの? 第7章 感想文をなぜ書くか? 第8章 文章をもっとよくしたいなあと思った時に 第9章 作文に正解はあるか 作例2 祭りのあと ◆次に読んでほしい本 その前に・私が本をおすすめするわけ ◆次に読んでほしい本 津村記久子(ツムラキクコ) 1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、2020年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。ほかに『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』など多数。
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【サイン本】つまらない住宅地のすべての家
¥1,760
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『つまらない住宅地のすべての家』 津村記久子 ※サイン入りです。 ※イラストは写真のものと違うこともございます。 四六判、240ページ とある町の、路地を挟んで十軒の家が立ち並ぶ住宅地。そこに、女性受刑者が刑務所から脱走したとのニュースが入る。自治会長の提案で、住民は交代で見張りをはじめるが……。住宅地で暮らす人間それぞれの生活と心の中を描く長編小説。
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【サイン本】君は君の人生の主役になれ
¥968
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『君は君の人生の主役になれ』 鳥羽和久 ※サイン入りです。 ※鳥羽さんの名刺も付いてます。 新書判、256ページ 先生や親、周りにいる大人たちの言葉に違和感を持ち、悩むことの多い十代。みんなとは違う自分独特の生き方を見つけて、大人たちの「普通」を打ち破ろう。 鳥羽和久(トバカズヒサ) 1976年福岡生まれ。学位は文学修士(日本文学・精神分析)。大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を開業。現在は株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長として、小中高生150名余の学習指導に携わる。著書に『親子の手帖 増補版』(鳥影社)、『おやときどきこども』(ナナロク社)など。
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【古書】ラルース酒事典
¥11,000
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『ラルース酒事典』 原著者:ジャック・サレ / ベルナール・サレ 監訳者:白川兼悦 訳 者:加藤信一郎 / 岩川亮 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 262mm × 214mm 261ページ ケース入り 柴田書店 昭和60年8月15日 初版 目次 はじめに 第1部 酒の基礎知識 酒と蒸溜 酒と蒸溜の歴史 熟成と混合 第2部 酒事典 ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ・ヤ行 ラ・ワ行 第3部 カクテル 器具 配合材料 用語 分類 カクテルの作り方 アルコール飲料分類法 索引
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【古書】THE SUNTORY COCKTAIL BOOK
¥3,520
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『THE SUNTORY COCKTAIL BOOK』 ザ・サントリーカクテルブック ※古書です。 ※裏表紙見返しに「大石書店」のシールあり。 ※状態は写真でご確認ください。 305mm × 230mm 367ページ ケース入り 東京TBSブリタニカ 1984年4月27日 初版 1984年7月31日 初版 第2刷 目次 はじめに 2001カクテル・レシピ(A~Z) カクテル・エピソード(A~Z) 洋酒の解説 ウイスキー ブランデー ジン テキーラ ラム その他のスピリッツ リキュール ワイン ビール カクテルの基本用語(50音順) インデックス カクテル・インデックス(アルファベット順) カクテル・インデックス(50音順) カクテル・洋酒別・インデックス(50音順) 洋酒の解説とカクテルの基本用語・インデックス(50音順) 参考文献
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【サイン本 古書】THE BAR RADIO COCKTAIL BOOK
¥6,600
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『THE BAR RADIO COCKTAIL BOOK』 ザ・バー・ラジオ・カクテルブック 監修・著:尾崎浩司 ※古書です。 ※インク汚れなど状態は良くないので、写真でご確認ください。 ※サイン入りです。 253mm × 190mm 315ページ 写真:大輪眞之 デザイン:細谷巌 デザイン協力:細川武久 ライトパブリシティ 発行:トレヴィル 発売:株式会社リブロポート 1992年10月30日 初版 目次 はじめに 尾崎浩司 ラジオは、徐々にラジオになった 榎木冨士夫 カクテルとレシピ 写真:大輪眞之 COCKTAILS DEDICATED TO GODS AND GODDESSES WHISKY WHISKY&SODA ON THE ROCKS WHISKY & SODA ON THE ROCKS etc. MARTINI GROUP(GIN BASE) GIN(SHORT DRINKS) GIN ON THE ROCKS etc. GIN(LONG DRINKS) GIN & EGG WHITES VODKA VODKA(LONG DRINKS) RUM DARK RUM TEQUILA フィクションの按配 村松友視 もてなしの美学 田中一光 バー・ラジオのこと 二川幸夫 「マレーネ・ディートリヒ」と「デューク・エリントン」 和田誠 失われた美酒 ― ディオニューソスと葡萄酒 高橋睦郎 カクテルとレシピ 写真:大輪眞之 COGNAC MARC & CALVADOS EAU DE VIE(FRUIT BRANDY) SHERRY etc. WINE CHAMPAGNE BEER LIQUEUR PASTIS FRESH CREAM VARIATIONS OF EGG FIZZ HOT COCKTAILS NON ALCOHOLIC COCKTAILS THE BAR RADIO ORIGINALS COCKTAILS NAMED AFTER FAMOUS ACTRESSES TO DUKE ELLINGTON ADAM'S WINE 悪のビターズを一滴 [対談] 塩野七生 + 尾崎浩司 その他のカクテル743レシピ バー・ラジオからのアドバイスあれこれ 美味しいカクテルを作るために シェークとステア 過程で楽しむカクテル バーを上手に使いこなすには カクテルの材料について インデックス カクテル・インデックス(アルファベット順) カクテル・インデックス(50音順) カクテル・ベース別インデックス(アルファベット順) 参考文献 あとがき 尾崎浩司
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【古書】三熊野詣
¥2,530
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『三熊野詣』 三島由紀夫 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 196mm × 135mm 204ページ 箱あり 新潮社 昭和40年(1965年)初版 本書は昭和45年(1970年)4刷です。 装幀 箱 紅白段市松御所車唐織(観世宗家所蔵) 見返 紅浅黄段亀甲雛小菊模様唐織(観世宗家所蔵) これらの唐織は「熊野」のシテの装束にも使用されている。 目次 三熊野詣 五 月澹荘綺譚 九五 孔雀 一三五 朝の純愛 一七一 あとがき 二〇三
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【古書】メンフィスへ帰る
¥880
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『メンフィスへ帰る』 ピーター・テイラー / 小野清之 訳 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 四六判、219ページ 早川書房 1990年3月初版 本書は1990年5月 再版です。 装幀 サイコ・オカダ 1987年ピュリツァー賞、リッツ=パリ・ヘミングウェイ賞、イタリア国際文学賞を受賞したピーター・テイラーの『A Summons To Memphis』の翻訳です。
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【古書】さらばニューヨーク
¥1,320
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『さらばニューヨーク 』 ウィリアム・アイリッシュ / 稲葉明雄 訳 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 四六判、365ページ 晶文社 1976年初版 ブックデザイン 平野甲賀 解説 稲葉明雄 目次 はじめに セントルイス・ブルース モンテスマの月 靴 抜け穴 ぎろちん ワイルド・ビル・ヒカップ 青いリボン さらば、ニューヨーク 解説 稲葉明雄
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【古書】ダウンタウン青春日記
¥1,650
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『ダウンタウン青春日記』 ジム・キャロル / 梅沢葉子 訳 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 四六判、272ページ 晶文社 1994年初版 ブックデザイン 日下潤一 カヴァーイラストレーション 山崎英介 写植印字(カバー・扉・帯) 前田成明 ニューヨーク、ダウンタウン。うさんくさくてクレイジーで、あやうい魅力にみちた街。 パーティ、ドラッグ、ロックにセックス。 迷路のような夜と昼。男の子や女の子と恋をくりかえし、街の匂いを呼吸しながら、ぼくは全速力で走り続ける。 いまにも破れそうな繊細な感性と、鮮烈なビート。ジム・キャロル、21歳から23歳までの物語。「70年代ニューヨークの雰囲気を伝える、最高の本」(バロウズ) 目次 著者からひと言 ニューヨークにて カリフォルニアへ ニューヨークにもどる 訳者あとがき
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【古書】ギンズバーグ詩集 増補改訂版
¥2,420
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『ギンズバーグ詩集』増補改訂版 アレン・ギンズバーグ / 諏訪優 訳編 ※古書です。 ※ページ折れ他、66ページ、132ページに大きめのダメージがございます。 ※状態は写真でご確認ください。 210mm × 140mm 263ページ 思潮社 1991年新装第1刷 本書は、1996年新装3刷です。 愛と自由の精神をもって、現代文明の地獄を巡りつづける瞑想と行動の詩人の代表作「吠える」「カディッシュ」全篇と他の詩を新たに併せた定評ある訳。 目次 1 「吠える」その他の詩篇より 吠える(全) 吠える 脚注 カリフォルニアのスーパーマーケットで オルガン・ミュージック 編曲 2 「虚ろな鏡」より フラグメント 死装束のストレンジャー ヴェイルの震え 死んだ魂を求めて グレゴリイ・コオソの物語 メタフィジック 夜のアップル 日没 マリュワナ覚え書 パタースン 3 「リアリティ・サンドイッチズ」より 山から出てきた SAKYAMUNI いざ 放浪 バークレーのいかれた新しい住家 4 「カディッシュ」その他の詩篇より カディッシュ(全) リンゼーに ローズおばさんに 本物のライオン アポリネールの墓で ファン・ゴッホの耳に死を 終り 5 その他の詩篇 バロウズの作品について 夢の記録・・一九五五年六月八日 夢みるタイムズ・スクェア 日記断片 モーニング・ドリーム 五月の王様 変化・・京都 ― 東京 急行 ヌー夫人訪米反対デモにおけるプラカードの詩 ペンタゴン悪魔祓い ジェノサイト 上院だより ポートランド コロセウム 地獄の天使とケンケーシ家のパーティー 思い出の庭 * 解説=諏訪優 アレン・ギンズバーグとその詩について 「カディッシュ」をめぐって 「増補改訂」にあたって
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【古書】裸のランチ
¥1,430
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『裸のランチ』 ウィリアム・バロウズ / 鮎川信夫 訳 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 四六判、328ページ 河出書房新社 1992年初版 クローネンバーグが映画化したW・バロウズの代表作にして、ケルアックやギンズバーグなどビートニク文学の中でも最高峰作品、待望の文庫化。麻薬中毒の幻覚や混乱した超現実的イメージが全く前衛的な世界へ誘う。 目次 序文 裸のランチ 補遺 訳者あとがき 解説(山形浩生)
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【古書】ジャンキー
¥1,430
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『ジャンキー』 ウィリアム・バロウズ / 鮎川信夫 訳 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 190mm × 125mm 226ページ 思潮社 1980年新装初版 本書は1989年第6刷です。 『裸のランチ』によって驚異的な反響を巻き起こしたバロウズの最初の小説。ジャンキーとは回復不能になった麻薬常用者のことで、著者の自伝的色彩が濃い。肉体と精神の間で生の極限を描いた非合法の世界。 目次 はしがき(ウィリアム・バロウズ) 第一章 おれが初めて麻薬を知ったのは・・・・・・ 第二章 翌月中におれは売らなかった八本の注射薬を・・・・・・ 第三章 おれはもう、毎日麻薬を・・・・・・ 第四章 ある日、ハーマンが逮捕されたことを聞くと・・・・・・ 第五章 ある晩、おれたちはタイムズ・スクエァーから・・・・・・ 第六章 おれの例の事件は地方刑事裁判所で・・・・・・ 第七章 おれはこのようなのらくら者の客といっしょに・・・・・・ 第八章 ビル・ゲインズはレキシントンへいき・・・・・・ 第九章 ついにおれはテキサスに着き・・・・・・ 第十章 ある日おれは無一文になり・・・・・・ 第十一章 午後五時、おれたちは病院を出て・・・・・・ 第十二章 メキシコ・シティに着くや否や・・・・・・ 第十三章 四月のある朝、目がさめると麻薬切れで・・・・・・ 第十四章 そのころ、帰還特待学生たちの溜り場に・・・・・・ 第十五章 アメリカではペイオーテが新しい快楽の種に・・・・・・ 訳者あとがき
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All the Streets Are Silent タブロイド
¥2,200
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『All the Streets Are Silent タブロイド』 今、世界で最も勢いのあるカルチャーを作り上げた不良たちの物語 映画『All the Streets Are Silent: ニューヨーク(1987-1997)、ヒップホップとスケートボードの融合』の公開を記念して作られた冊子2冊セットです。 ① 364mm × 251mm(B4サイズ)、24ページ 写真のみです。 ② 294mm × 210mm(A4サイズ)、12ページ ジェレミー・エルキン監督、元CLUB MARSオーナーのワタナベユキさん、デザイナーの江川ヨシフミさん、スケーターで写真家でもある荒木塁さんほか。 ※発送方法 封筒に厚紙を入れて発送致します。プチプチは使用いたしません。 ~映画の紹介~ 1980年代後半から90年代にかけて、ニューヨーク州マンハッタンのダウンタウンでヒップホップとスケートボードという2つのサブカルチャーが出会い、後に巨大なメインカルチャーにまで発展することとなる。NYの人気ナイトクラブMars、ヒップホップグループWu-tang Clanのデビュー、スケートブランドZOO YORKやSupremeの誕生、ラリー・クラーク監督映画『KIDS/キッズ』公開。この時代のラッパー、DJ、スケーターなど不良と呼ばれていた若者たちの生き様が、今では最も影響力のあるストリートカルチャーを作り上げた。 90年代ニューヨークのストリートを生きてきた人物たちが語る真実 90年代のヒップホップ界を代表するプロデューサー、ラージ・プロフェッサーによるオリジナルスコアや、貴重なアーカイヴ映像の数々とともに、当時のニューヨークを知る名だたる人物たちがストリートカルチャー誕生の瞬間を語る。 キッド・カプリ、ダリル・マクダニエルズ(Run-D.M.C.)、ASAP Ferg、クールキースのほか、90年代の伝説的なラジオ番組“The Stretch Armstrong & Bobbito Show”のMCを務めたストレッチ・アームストロングとボビート・ガルシアなど、90年代ヒップホップを代表するアーティストたち。ストリートファッション界を牽引するレジェンドスケーター、マイク・キャロル(Girl Skateboards、Chocolate Skateboards共同創業者)、ジーノ・イアヌッチ(POETS創業者)、キース・ハフナゲル(HUF創業者)。そのほか、ニューヨークのスケートボードカルチャーを世界に広めた映画『KIDS/キッズ』の俳優ロザリオ・ドーソンやレオ・フィッツパトリックなどもインタビュー出演。
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電浴GO!!~電気風呂ガイド~
¥1,100
SOLD OUT
『電浴GO!!~電気風呂ガイド~』 けんちん A5判、62ページ 世界では医療行為以外で水に電気を通す機械は見当たらない。 電気風呂は、日本固有の文化である。 日本全国の電気風呂を巡って5年。電気風呂の基本から、全国の電気風呂紹介、そして電気風呂を製造・販売されている会社の代表へのインタビューまで。 目次 1 まず電気風呂を知ろう 08 知る…これが電気風呂ダ!仕組みを知ろう 10 入る…電気風呂の入り方 12 気付く…電気風呂メーカーの違いに気付こう 16 学ぶ…歴史を学ぼう 20 知ってても知らなくてもイイ!電浴用語集 2 巡れ 全国電気風呂 23 北海道・東北地方 25 関東甲信越地方 32 北陸・東海地方 40 関西地方 54 中国・四国地方 57 九州地方 3 直撃 水野通信工業インタビュー 59 水野茂則氏に気になるアレコレを質問! 62 おわりに
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お調子者のスパイス生活 Vol.1 クミンシード付き
¥1,100
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『お調子者のスパイス生活 Vol.1』 矢萩多聞 本書には付録に毎号一種類のスパイスがついています。 約100mm × 約140mm 60ページ ※クミンシード付き(2023年9月までにお使いください。) 目次 はじめに ― あるいは、わたしのスパイス生活宣誓 ササムの味 まぜてまぜて、粉まぜて じゅわっと、タルカ 納豆にあうスパイスを求めて クミンシードは「あの」匂い? お調子者のレシピノート【クミンシード編】 こふきいも モロヘイヤスープ 納豆クミンオムレツ ジーラライス とりの唐揚げ 執筆後記
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PIX 001/002/003/014/015 5冊セット
¥11,000
『PIX』 5冊セット NYCのフォトグラファー、Pete Voelkerが立ち上げた出版社 SPOTZ. CLUBから出版されているPIXZINE。 PIXは2018年の秋にスタートしたプロジェクトで、写真家たちの視覚的な対話形式です。 それは他の写真家の画像に直接反応する機会です-ある写真家が提示した画像に応じて写真を送るように求められます。そしてまた次の写真家が同じようにその写真に反応し写真を送ります。これを繰り返していき、それらの写真は、オンラインのポートフォリオにまとめられて公開されます。 2019年1月に第一弾として、3冊のZINEが発行されました。 それぞれ表紙の写真の提示から始まった作品です。 第一弾の3冊と14号、15号の5冊セットです。 PIX 001 CHAD MOORE ヨコ127mm × タテ203mm 32ページ+表紙 30人の作品が入ってます。 Chad Mooreの写真から始まります。 PIX 002 MICHAEL NORTHRUP ヨコ127mm × タテ203mm 30人の作品が入ってます。 Michael Northrupの写真から始まります。 PIX 003 Farah Al Qasimi ヨコ127mm × タテ203mm 32ページ+表紙 30人の作品が入ってます。 Farah Al Qasimiの写真から始まります。 PIX 014 Jennifer Medina ヨコ127mm × タテ203mm 32ページ+表紙 30の作品が入ってます。 PIX 015 Mel Stones ヨコ127mm × タテ203mm 32ページ+表紙 30の作品が入ってます。
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“VISIT PALESTINE” EXHIBITION BOOKLET
¥1,500
SOLD OUT
『“VISIT PALESTINE” EXHIBITION BOOKLET』 A5判、36ページ 前書き 松本哉(素人の乱5号店) “VISIT PALESTINE” POSTER EXHIBITION - JAPAN 2022の開催に際して作られたZINEです。 15のヴィジュアルが入っています。 売上はパレスチナ支援団体であるUPA United Palestinian Appealに寄付されます。
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“VISIT PALESTINE” EXHIBITION バッジ3個セット
¥500
SOLD OUT
『“VISIT PALESTINE” EXHIBITION バッジセット』 直径 約30mmの缶バッジ3個のセットです。 ※4種類の中からランダムに3個入っています。
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寝そべり主義者宣言 日本語版
¥600
SOLD OUT
『寝そべり主義者宣言 日本語版』 翻訳 RYU / 細谷悠生 解説と序文 松本哉(素人の乱5号店) 寄稿 神長恒一(だめ連) A5判、40ページ 目次 解説を兼ねた序文!!!! 松本哉 寝そべり主義宣言 RYU / 細谷悠生 躺平主义者宣言(中国原文) 無名の人 とんでもない寄稿! 神長恒一
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躺平主义者宣言トートバッグ
¥1,500
SOLD OUT
『躺平主义者宣言トートバッグ』 縦375mm × 横360mm マチ 約105mm 持ち手の長さ 135mm 『寝そべり主義者宣言 日本語版』発行記念で作られたキャンバストートバッグです。
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アマゾンの民具
¥3,080
『アマゾンの民具』 アマゾン資料館 監修 山口吉彦 文 / 山本康平 写真 四六変型判 縦188mm × 横130mm 144ページ 仮面、頭飾り、籠など、南米アマゾンの先住民たちの暮らしの日常から生まれた民具約120点をカラー掲載。アマゾンの歴史文化の国際理解と国際交流に寄与した、元アマゾン民族館の館長で文化人類学者の山口吉彦氏が、1970年代より収集した2万点超のコレクションから厳選して紹介。 目次 刊行に寄せて 1 装う 2 営む 共生の遺産 文=山口吉彦 図版解説 著者プロフィール 版元から一言 仮面、頭飾り、籠など、南米アマゾンの先住民たちの暮らしの日常から生まれた民具約120点をカラー掲載。アマゾンの歴史文化の国際理解と国際交流に寄与した、元アマゾン民族館の館長で文化人類学者の山口吉彦氏が、1970年代より収集した2万点超のコレクションから厳選して紹介。 山口吉彦(ヤマグチヨシヒコ) 1942年生まれ、文化人類学研究者。67年頃からフィールドワークを始め、71年からアマゾン流域の調査を開始。これまでアジア、アフリカなど85ヶ国を回る。帰国後、山形県鶴岡市でアマゾン民族館(2014年閉館)の館長を務めながら国際理解・交流の促進に尽力。監修した本に『共生の大地 アマゾンに生きる人々』(太平印刷)。 山本康平(ヤマモトコウヘイ) 京都府宇治市生まれ。京都工芸繊維大学卒業後、都内スタジオ勤務を経てフォトグラファーとして独立。広告、雑誌、ウェブ、ブランディングやプロジェクトなどにおいて、ジャンルにとらわれないさまざまな撮影を行う。
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【平山昌尚】5枚入りステッカー 9434
¥550
SOLD OUT
平山昌尚さんの5枚入りステッカーです。 Masanao Hirayama 9434
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【平山昌尚】5枚入りステッカー 9277
¥550
SOLD OUT
平山昌尚さんの5枚入りステッカーです。 Masanao Hirayama 9277
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【平山昌尚】5枚入りステッカー 9199
¥550
SOLD OUT
平山昌尚さんの5枚入りステッカーです。 Masanao Hirayama 9199
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【特典付きサイン本】それでも世界は回っている 2
¥1,870
SOLD OUT
※現在、サイン本の追加を依頼中です。状況がわかり次第お知らせします。 『それでも世界は回っている 2』 吉田篤弘 ※サイン入りです。 ※特典コースター付きです。 四六変型判 縦160mm × 横112mm 224ページ ロングセラー『月とコーヒー』ファン必読、〈インク三部作〉待望の第二弾! 「六番目のブルー」は果たして見つかるのか!? 吉田篤弘(ヨシダアツヒロ) 1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を続けている。著書に『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『イッタイゼンタイ』『電球交換士の憂鬱』『台所のラジオ』『おやすみ、東京』『月とコーヒー』『おるもすと』『チョコレート・ガール探偵譚』『フィンガーボウルの話のつづき』『天使も怪物も眠る夜』『流星シネマ』『奇妙な星のおかしな街で』『ぐっどいゔにんぐ』『なにごともなく、晴天。』などがある。
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【サイン本】屋根裏のチェリー
¥880
SOLD OUT
『屋根裏のチェリー』 吉田篤弘 ※サイン入りです。 文庫判 352ページ もういちど会いたいです──都会のはずれのガケの上にある古いアパート。 その屋根裏にひっそり暮らしている元オーケストラのオーボエ奏者のサユリ。 唯一の友だちは、頭の中にいる小さなチェリー。「もっと外へ出て行かなくちゃ」とチェリーは言うが……。 ハンバーガーやササミカツ定食やレモン・ソーダが好き。食いしん坊でこよなく音楽を愛するサユリと個性的な登場人物が織りなす、『流星シネマ』と響きあう愛おしい小さな奇跡の物語。
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【サイン本】流星シネマ
¥836
SOLD OUT
『流星シネマ』 吉田篤弘 ※サイン入りです。 文庫判、304ページ 「いま、ここにいない人やモノの声を聴く」──都会のへりのガケ下の町。 鯨塚があるその町で、僕は〈流星新聞〉を発行しているアルフレッドの手伝いをしている。 深夜営業の〈オキナワ・ステーキ〉を営むゴー君、「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君。 〈ひともしどき〉という名の詩集屋を営むカナさん、メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん── 個性的で魅力的な住人が織りなす、静かで滋味深い長編小説。
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【古書】日本の味
¥2,200
SOLD OUT
『日本の味』里料理ごよみ 御所見直好 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 216mm × 155mm 212ページ ケース有り 図書出版 木耳社 昭和53年初版
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【古書】魯山人味道
¥2,200
SOLD OUT
『魯山人味道』 平野正章 編著 ※古書です。 ※表裏紙と本体の接着がゆるくなっています。 ※状態は写真でご確認ください。 217mm × 154mm 291ページ 函付き 東京書房社 昭和49年 限定1,000部発行 シリアルナンバー入り・本書は539番です。
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【古書】日本の民家
¥2,750
SOLD OUT
『日本の民家』 今和次郎 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 188mm × 132mm 323ページ ケース有り 相模書房 増訂第1刷1954年 本書は1970年増訂第3刷です。
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MONKEY vol. 28 特集 老いの一ダース
¥1,320
SOLD OUT
『MONKEY』vol. 28 特集 老いの一ダース 柴田元幸 編集長 259mm × 189mm 134ページ vol.28は“老い”にまつわる物語を特集。 ポール・オースターの最新短篇「芋虫」を柴田元幸訳し下ろしで掲載。 金原亭世之介の新作落語、青木奈緒*が幸田家三代について綴る書き下ろし作品を掲載。 表紙は横尾忠則描き下ろしアートワーク。 【CONTENTS】 特集 老いの一ダース Cover Artwork by Yokoo Tadanori 2 猿のあいさつ(柴田元幸) 8 R・O・ブレックマン ある高齢市民の鏡像/思索 訳一柴田元幸 10 アーサー・ランサム アンクー 訳一柴田元幸 17 門馬太喜 段ボール箱の使いみち 絵一竹浪音羽 23 サム・メッサー ONE MAN BY HIMSELF ジョン・サールの肖像 訳一柴田元幸 32 金原亭世之介 いない・いない・ばぁ 絵一歌川国郷 41 ユードラ・ウェルティ 何度も歩いた道 訳一柴田元幸 50 ジェームズ・ロバートソン 死刑執行人 訳一柴田元幸 訳―柴田元幸 artwork―*高田安規子・政子 写真―ただ 52 青木奈緒** 椋の木 絵一濱愛子 59 イヌイット老人ばなし集 語り直し一ローレンス・ミルマン 訳一柴田元幸 64 平松麻 絵描きの老人と絵描きの青年 66 ポール・オースター 芋虫 訳一柴田元幸 79 猿からの質問 この人のように老いたい 井戸川射子/紫衣/三角みづ紀 大崎清夏/蜂飼耳/平田俊子 86 坂口恭平 顔 92 No Music, No Stories ブレイディみかこ タイムマシンにおねがいしたかった 絵ー長崎訓子 100 わたしの知らない子供たち 西川美和 家族の街 絵―agoera 122 百の耳の都市 古川日出男たんぽぽ artwork―*高田安規子・政子 写真―ただ 126 このあたりの人たち 川上弘美血判状 写真―野口里佳 128 死ぬまでに行きたい海 岸本佐知子犬吠埼灯台 132 猿の仕事 134 本号の執筆者/次号予告
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【サイン本】木下龍也 第3歌集 『オールアラウンドユー』
¥1,980
SOLD OUT
『オールアラウンドユー』 木下龍也 ※サイン入りです。 ※表紙の色は5種類ございますが、ランダムに発送致します。 四六変形 横112mm × 縦176mm 144ページ 装丁:名久井直子 ―ナナロク社さんより― 第2歌集から6年、待望の第3歌集を刊行します。 この間の歌200首と本書のために書き下ろした100首、合計300首から約120首に厳選して一冊としました。 ●造本について 装丁は『あなたのための短歌集』に続き、名久井直子さんです。 本書は布貼りの上製本で「墨田織」という布を使用しています。 初版では墨田織の色味の異なる5種類を使用しています。 初版分を揃えるためには1色分の布では足りず、複数の色が必要とわかり、特にお気にいりの5色を本にできました。 短歌の味わいが異なるように、手にした色の本との出会いも、読者に楽しんでいただけたら幸いです。 ※布色はご指定いただけません。 ●挿み込みについて 本書のために詩人の谷川俊太郎さんと対談を行いました。 その様子をリーフレットにして挿み込みました。 2022年9月の谷川さん宅での詩人と歌人のお話です。 ●収録歌より10首 詩の神に所在を問えばねむそうに答えるAll around you 昔より優しくなった死にたさに「どうしたんだ?」と問いかける夜 生きてみることが答えになるような問いを抱えて生きていこうね ねむれないおまえのためにできるのは灯りをひとつひとつ消すこと 波ひとつひとつがぼくのつま先ではるかな旅を終えて崩れる 雪だったころつけられた足跡を忘れられないひとひらの水 はなびらはやさしい地雷 踏むたびに胸のあたりがわずかに痛い 目を上下上下上下と動かして百年前の詩をうすくむく ひっぱってくれるタイプの犬だったときおりぼくにふりむきながら 鈴を手で包んでそっと揺らしたらちいさくにぶいぼくだけの音 木下龍也(きのしたたつや) 1988年山口県生まれ。歌人。 歌集に『つむじ風、ここにあります』、『きみを嫌いな奴はクズだよ』(共に書肆侃侃房)。 ナナロク社刊行書籍に、岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、谷川俊太郎と岡野大嗣との共著『今日は誰にも愛されたかった』、『天才による凡人のための短歌教室』、『あなたのための短歌集』がある。
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【サイン本】百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際 嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た
¥1,870
SOLD OUT
『百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際 嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た』 野村日魚子 ※サイン入りです。 B6変形 仮フランス装 184ページ 装丁・画:鈴木千佳子 57577の短歌の形式を「音数」で大きくはみ出す作品群が、短歌のリズムをたしかに奏でてつくられる、物語世界。 驚きの新人による第一歌集がいよいよ刊行! 装丁・挿画はデザイナーの鈴木千佳子さんです。 野村日魚子の短歌の魅力を表すために、何度もの検討と試作を重ねて完成しました。 ●収録歌より8首 ・犬よ いくつもある墓碑に書かれている文字のどれ一つとして読めず震えている夜 ・遠くの人に届くのが手紙 つまりこれがそうなのとてもうれしいでしょう ・それはとても寂しいことだという あなたを知る天使はみな表面積の少なく ・記憶の中の人間が好きだ 記憶の中の人間はわたしにさわれない ・ゆるさない絶対にゆるさないぞとびしょ濡れの犬が言いやわらかい布で拭いてやる ・幽霊が出てくる映画 主人公は幽霊で 家族も友人もみな幽霊だった おれは席を立 ち映画館を出た ・愛はとても速く誰も見たことがないというそれをいまからあなたに見せる ・やわらかいものを食べようそのあとに寝ようねいくつもはない夜たち 野村日魚子(のむらかなこ) 1993年生まれ。2016年、短歌をはじめる。本書が第一歌集です。
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【ダブルサイン本&特典ペーパー付き】ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日
¥1,980
『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』 パリッコ / スズキナオ ※お二人のサイン入りです。 ※特典のペーパーも付いてます。 四六変型判 縦188mm × 横118mm 372ページ 一期一会、偶然の世界。だからこそ、「ご自由にお持ちください」にはロマンがある。 「デイリーポータルZ」の人気企画を厳選し書籍化。〈ただ、酒を飲むだけ〉のユニット「酒の穴」のパリッコとスズキナオによる、上機嫌な対話エッセイ集。「展望飲み」「冷やしアメリカ」「ニセ正月」「弁当将棋」……、いつもより幸せのギアを一段階上に入れて、〈無駄と余剰〉の可能性を追求する全26編。 Bose(スチャダラパー)さん、日比麻音子(TBSアナウンサー)さん推薦!! 目次 はじめに パリッコ 第1章 歩くきっかけさえあればなんでもいいんです――対決 ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日 サイゼリヤでメニュー名だけを頼りに1500円分注文する遊びが楽しかった 砂町銀座商店街で作る商店街おつまみ弁当対決 「桜上水」と「桃山台」で桜色と桃色を探す旅 ひとつの弁当から好きなおかずを取りあう「弁当将棋」 第2章 一生聞く機会もないはずだった言葉がどんどん降ってくる――無駄 冷やしアメリカはじめました 「ニセ正月」で年中正月気分 あなたの「5、6個コレクション」見せてください 新しく考えた「スガシカオゲーム」をやってみよう 来年の「酒カレンダー」を作ろう あえて10年前っぽい感じで過ごしてみる一日 第3章 お店の長い歴史からすればほんの一瞬のことにすぎないけど忘れられない思い出がある――酒場 天国に一番近い酒場「たぬきや」跡地で飲む 「川の駅 あづま家」を目指し妙典の街をふらり旅 小さな悩みは消滅! 東京「展望飲み」めぐり 東京と大阪、それぞれの酒場「酒の穴」で飲む 閉店してしまった木場の名店「河本」その後の話 第4章 日常に突然ぱーっと希望の光が差し込んだ感じ――実験 カニカマがカニに肉薄! 「昆布酒漬け」大検証 小瓶スパイスをふりかけるだけのスパイスサワーが楽しい 実は単品で買える! ナゲットソースで色々食べてみる 定番なのに食べずに生きてきた「素通り食品」の美味しさ いつもの自分“じゃないほう”を選ぶご近所散歩 第5章 歩いてると予想してなかったものがパッパッと現れる――放浪 桜の季節にだけ現れる幻の茶屋を探しに 徒歩で5時間「北極」を追いつめる旅 徒歩で5時間「南極」を追いつめる旅 雪見酒がしたくて秩父のほうへ 冬の海を見に行くだけの旅 おわりに スズキナオ パリッコ 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『つつまし酒 あのころ、父と食べた銀将のラーメン』(光文社)、『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』(スタンド・ブックス)、『晩酌わくわく!アイデアレシピ』(ele-king books)、『天国酒場』(柏書房)、『つつまし酒 懐と心にやさしい46の飲み方』(光文社新書)、『ほろ酔い!物産館ツアーズ』(ヤングキングコミックス)、『酒場っ子』(スタンド・ブックス)、『晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみと人生』(シンコーミュージック・エンタテイメント)。スズキナオ氏との共著に『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』(スタンド・ブックス)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『酒の穴』(シカク出版)。清野とおる氏との共著に『赤羽以外の「色んな街」を歩いてみた』(扶桑社)。2022年には、長崎県にある波佐見焼の窯元「中善」のブランド「zen to」から、オリジナルの磁器製酒器「#mixcup」も発売した。 スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』、『集英社新書プラス』、月刊誌『小説新潮』などを中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)、『関西酒場のろのろ日記』(ele-king books)、『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(スタンド・ブックス)、『「それから」の大阪』(集英社新書)、パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)、『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』(スタンド・ブックス)がある。
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みんなが手話で話した島
¥1,188
SOLD OUT
『みんなが手話で話した島』 ノーラ・エレン・グロース / 佐野正信 訳 文庫判 縦157mm × 横106mm 304ページ 「あの人たちにハンディキャップなんてなかったですよ。ただ聾(ろう)というだけでした」(本文より) アメリカ・ボストンの南に位置するマーサズ・ヴィンヤード島。今やオバマ元大統領ら多くの著名人が別荘を構える風光明媚な観光地として知られるこの島では、20世紀初頭まで、遺伝性の聴覚障害のある人が多く見られた。ここでは聞こえる聞こえないにかかわりなく、誰もがごく普通に手話を使って話していた。耳の聞こえない人も聞こえる人と同じように育ち、社交し、結婚し、生計を立て、政治に参加した。 文化医療人類学者である著者グロースは現地に赴き、島民みんなが手話を使ってくらしていた時代を知る多数のインフォーマント(情報提供者)の証言を丹念に採集し、過去の科学的研究資料とオーラル・ヒストリーとを照らし合わせながら、島の社会文化の来歴を解き明かし、当時の生活やコミュニティを活写する。 「障害」「言語」そして「共生社会」とは何かについて深く考えさせる、文化人類学者によるフィールドワークの金字塔。 解説:澁谷智子(成蹊大学教授、『ヤングケアラー』『コーダの世界』著者) 作家・円城塔氏推薦!「わたしはかつて、この本がしゃべるのを聞いたことがある」 目次 はじめに 凡例 Ⅰ 「他の人とまったく同じだった」 Ⅱ マーサズ・ヴィンヤード島の歴史 Ⅲ ヴィンヤード島の聾の起源 Ⅳ ヴィンヤード島の聾の遺伝子 Ⅴ 聾への適応 Ⅵ 島で聾者として育つ Ⅶ 歴史的に見た蝋 Ⅷ 「あの人たちにハンディキャップはなかった」 訳者あとがき 解説 / 澁谷智子 参考文献
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ブクサム2022開催記念 文集・本をつくる生活
¥990
SOLD OUT
ブクサム2022開催記念『文集・本をつくる生活』 B6やや小さめ 60ページ リソグラフ印刷、中綴じ 装画 安達茉莉子 執筆依頼文は、 テーマ「本をつくる"生活”」 みなさんが本をつくっているあいだ営んでいる生活を書いていただきたいと思います。 本書は2022年10月2日に開催された「Books&Something2022」に合わせて、出店する版元11社の代表が執筆し、生活綴方出版部によって制作されたものです。 もくじ 床から愛を込めて(よはく舎・小林 えみ) 幸福の招き猫(七月堂・後藤 聖子) ボス観察日記(百万年書房・ニセ 北尾 修一) 生活の商品化に抗う(夕書房・髙松 夕佳) 編集室と草庭のこと(信陽堂・丹治 史彦) 「本をつくる〝生活〟」にたどり着くのは、わりと難しい(タバブックス・宮川 真紀) お店をやりながら本も作る生活―沖縄の夏。(SUNNY BOY BOOKS・髙橋 和也) 生活( numabooks・内沼 晋太郎) 「お前は何度ラジオと言う気だ」(ナナロク社・村井 光男) 「今日」のアディショナル・タイム(TISSUE PAPERS・安東 嵩史) 「おそくて、よい本」をつくる。 (三輪舎・中岡 祐介)
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IWAKAN Volume 05 特集 (不)自然
¥1,650
SOLD OUT
『IWAKAN Volume 05 特集 (不)自然』 A4(297mm × 210mm) 98ページ 世の中の当たり前に"違和感"を問いかけるマガジン 2020年10月にCreative Studio REINGより創刊した『IWAKAN』は、世の中の当たり前に“違和感”を問いかけることをコンセプトに、”違和感”を抱く人たちに寄り添う雑誌です。それらの違和感に100点の答えを出すのではなく、共に考え、新たな当たり前を共に創造し、提案していきたい。 「不自然な存在で何が悪い?」 ジェンダー規範や偏見と差別によって、私たちは日々不自然さや不自由さを強く意識づけられています。そこで〈自然〉とは何か? 誰が〈不自然〉を決めるのか? この違和感について、アート、科学、環境問題などさまざまな領域からジェンダーの視点を交えて考える一冊を作りました。 目次 04 遠藤文香 10 目の前の分断に惑わされない、私たちには繋がる力がある/TAO、小野りりあん 16 自然科学的に<自然>なこと、つまり多様性について/中村佳太 18 自然の中に身を合わせる/ZHENG BO 22 STUDY OUR ISSUE/町田喜江、松岡宗嗣 24 始まりは卵/Yuki Kasaï-Paré 28 PEOPLE VOICE OPINION Let the people speak! 34 A BUD SPROUTS FROM THE UNNATURAL 38 重力と踊り、 社会の当たり前を問う舞踏のクィア性とは?/松田篤史 40 POOL 44 ひねくれたうつくしさで「私」を解き放つ/ドリアン・ロロブリジーダ 50 Bearing/MOYAN 56 Love? Friendship? What the Fuck!!/関根麻里恵 64 奇妙で、エロティックで、刺激的な未来図を。/KUANG-YI KU 68 探偵!セックスクープ ラビちゃんが聞く性の自然と不自然/ラビアナ・ジョロー、池袋真、フィリップ・ヒューズ 70 科学によって発明されるジェンダー、ジェンダーによって発明される科学/隠岐さや香 76 fci icf/Yuui Vision 82 IWAKAN OPEN ART CONTEST 85 政治の話をしましょうか。/Ana 86 ラディカルな穏健/佐々木ののか Stopped Making Sense/Noemi Minami 87 ひみつのダイアローグダイアリー/橘みつ 88 不完全な私のビューティーハンドブック/Yuri Abo 89 Asian Gaze/潟見陽 from loneliness books 90 IWAKAN FESTIVAL in NAGOYA REPORT/古賀詩穂子 from TOUTEN BOOKSTORE 92 違和感瞬間 新オフィスカジュアル 98 Recommendation from Contributors
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ぼくは話があるんだ、きみたち、子どもたちだけが信じる話が
¥2,310
『ぼくは話があるんだ、きみたち、子どもたちだけが信じる話が』 アフマド=レザー・アフマディー 文 アッバス・キアロスタミ 絵 愛甲恵子 訳 縦240mm × 横240mm、32ページ イランを代表する映画監督アッバス・キアロスタミと現代詩人アフマド=レザー・アフマディーが、ともに30歳のときに共作した幻の絵本、本邦初訳です! 「ぼく」は、兄へ宛てた手紙を書く。季節は夏から秋へと変わり、テラスに置いたままの手紙も色が変わってしまった。「ぼく」は季節のうつろいに驚き、その季節のひとつひとつを部屋へ取り込もう窓を作るが、灰色に塗った窓を春は素通りしていった。夢と現実、永遠と瞬間、色とりどりの風景と喪失の暗い影、さまざまに交錯する「ぼく」の記憶は、やがて迎えた朝に―。 詩的な言葉で少年の心理を幻想的に描写したアフマディーの物語に、作画を担当したキアロスタミは写真のコラージュに彩色を施して、そのイメージを見事に定着させました。ドキュメンタリーのような手法を駆使して、「ここにしかない今」を追求したキアロスタミの「一瞬」への執着を垣間見ることができる貴重な絵本でもあります。 版元から一言 1970年、ともに30歳の映画監督アッバス・キアロスタミと現代詩人アフマド=レザー・アフマディーが共作した幻の絵本の本邦初訳です。詩集『スケッチ』で鮮烈なデビューを飾り、詩壇の新たな潮流をけん引していたアフマディーが物語を書きおろし、同年に初監督作品「パンと裏通り」を発表したキアロスタミが作画を担当しました。イランを代表するふたりの芸術家が、はじめて子どもたちのために製作した絵本デビュー作、それが本書です。 本書刊行後、キアロスタミは、どうしてもサッカーの試合を観たい少年があらゆる手段でお金を集めてスタジアムへ向かう顛末を描いた「トラベラー」(1974年)や、虫歯とその治療の実情をアニメーションも交えてユーモアたっぷりに伝える「歯科衛生学」(1980年)など、子どもを主人公に据えた映画を次々と撮りました。さらに、「友だちのうちはどこ?」(1987年)、「ホームワーク」(1989年)、「そして人生はつづく」(1992年)など、子どもたちをとりまく世界をあたたかくも冷静に描いた名作を生み出していきました。 アフマディーは、第2作『1週間の7日間』(絵:Mohammad Reza Dadgar、1985年)を皮切りに、冬至の夜に見た夢の中で自分に名前がないことに気づいた主人公がそれを探す旅に出る『シャベ・ヤルダー』(絵:Farah Ossouli、1997年)、互いに会うことができないお嫁さんとお婿さんの姿を詩的な情景の中で追っていく『花壇の中にお嫁さんとお婿さんが生えていた』(絵:Marjan Vafaeian、2003年)、旅に出た父さんが置いていった色鉛筆で絵を描き、それが現実を動かしていく様子を描いた『雨と書いたら、雨が降った』(絵:Ali Mafakheri、2005年)など、これまでに60冊の児童書を上梓しました。イランの児童文学界において独自の地位を築き、82歳の現在も物語を書き続けています。 アッバス・キアロスタミ 映画監督。1940年テヘラン生まれ。テヘラン大学美術学部で絵画やグラフィックデザインを専攻したのち広告の世界に入る。70年、児童青少年知育協会(カーヌーン)の映画制作部門よりデビュー作となる短編映画『パンと裏通り』を発表。その後『友だちのうちはどこ?』(87)、『クローズ・アップ』(90)、『そして人生はつづく』(92)などでその名が世界に知られる。『桜桃の味』(97)でカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。2012年には日本が舞台の『ライク・サムワン・イン・ラブ』を発表するも、16年に療養先のパリにて死去。 アフマド=レザー・アフマディー 詩人・児童文学作家。1940年、イラン南東部ケルマーン生まれ。7歳の時、一家でテヘランに移住する。ダーロルフォヌーンの高校課程修了後、62/3年に詩人としてのデビュー作『スケッチ』を上梓。詩壇の新潮流「新しき波」を生むきっかけとなったこの詩集は、当時の詩人や批評家から大きな注目を浴びた。創作活動の傍ら児童青少年知育協会(カーヌーン)にてオーディオシリーズの制作や書籍の編集に携わる。2010年、国際アンデルセン賞作家賞のファイナリストに選出された。これまでに、7つの小説、10の脚本、50の詩集、60の児童書を著している。 愛甲恵子(アイコウケイコ) ペルシャ語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了後、10ヶ月のイラン留学を経て、2004年より美術家フジタユメカとともにサラーム・サラームというユニット名で、イランの絵本やイラストレーターを紹介する展覧会などを開催している。訳書に『ごきぶりねえさんどこいくの?』(ブルース・インターアクションズ)、『ボクサー』(トップスタジオHR)など、再話に『ノホディとかいぶつ』(福音館書店)、『アリババと40人のとうぞく』(ほるぷ出版)、『2ひきのジャッカル』(玉川大学出版部)。
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いろたち
¥1,650
SOLD OUT
『 いろたち』 アッバス・キアロスタミ さく / アイコウケイコ やく 縦188mm × 横188mm 96ページ イランを代表する映画監督アッバス・キアロスタミが、「友だちのうちはどこ?」発表の3年前に絵と文を描きおろした本邦初訳の絵本! イランでは現在も版を重ねている13万部超のロングセラー! みどり、きいろ、だいだいいろ、あか、みずいろ、むらさき、くろ、しろ。さまざまな色の存在を、身近な風景や食べ物、植物や生きもの、道具などの絵を通してやさしく、ときにはユーモアを交えて教えてくれます。子どもたちを見つめて、子どもをとりまく世界を撮り続けた映画監督の視点で描かれたファーストブックは、とてもあたたかな色と形と言葉であふれていました。ぜひ、最終ページのキアロスタミのメッセージを受けとってください。 本書は子どもたちに色の存在を紹介する絵本です。そして、色のないところは自由に塗ることができる、描きこめる「ぬり絵やスケッチブックのような」機能もあります。どうぞ、キアロスタミの絵に自由な色をつけください。 目次 みどり きいろ だいだいいろ あか みずいろ むらさき くろ しろ 版元から一言 イランを代表する世界的な映画監督アッバス・キアロスタミは、1984年に絵と文を描きおろした幼児向け絵本を刊行しました。代表作「友だちのうちはどこ?」発表の3年前のことで、それまでも「トラベラー」(1974年)や「歯科衛生学」(1980年)など、子どもたちを見つめ続け、子どもをとりまく世界を撮り続けていた著者による、あたたかくてユーモアに富んだ色と形と言葉で構成された絵本、それが本書です。 本書『いろたち』は、さまざまな色の存在を紹介するファーストブックでありながら、色のないところやページは自由に塗ってほしい、描きこんでほしいと語る著者のメッセージが込められたユニークな絵本でもあります。このメッセージを忠実に再現するため、色鉛筆やクレヨンなどでの描きこみやすさを検討して用紙を選び、幼児が持ちやすくて開きやすい、それでいて余白の大きさをもっとも取ることができる判型と重さに仕上げました。 キアロスタミの絵に色をつける、そんなたのしみ方もできる96ページの絵本です。 アッバス・キアロスタミ 映画監督。1940年テヘラン生まれ。テヘラン大学美術学部で絵画やグラフィックデザインを専攻したのち広告の世界に入る。70年、児童青少年知育協会(カーヌーン)の映画制作部門よりデビュー作となる短編映画『パンと裏通り』を発表。その後『友だちのうちはどこ?』(87)、『クローズ・アップ』(90)、『そして人生はつづく』(92)などでその名が世界に知られる。『桜桃の味』(97)でカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。2012年には日本が舞台の『ライク・サムワン・イン・ラブ』を発表するも、16年に療養先のパリにて死去。 愛甲恵子(アイコウケイコ) ペルシャ語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了後、10カ月のイラン留学を経て、2004年より美術家フジタユメカとともに「サラーム・サラーム」というユニット名で、イランの絵本やイラストレーターを紹介する展覧会などを開催している。訳書に『ごきぶりねえさんどこいくの?』(ブルース・インターアクションズ)、『ボクサー』(トップスタジオHR)など、再話に『ノホディと かいぶつ』(福音館書店)、『アリババと40人のとうぞく』(ほるぷ出版)、『2ひきのジャッカル』(玉川大学出版部)。
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【サイン本】桑島薫写真集 あわいのまにまに
¥3,300
SOLD OUT
『あわいのまにまに』 桑島薫 ※サイン入りです。 ※写真展の際のフライヤーも付いています。 257mm × 198mm 108ページ 私家版 限定100部 2022年8月6日(土) ― 8月28日(日) 東京都目黒区の金柑画廊にて開催された同名写真展の図録として制作されたものです。 桑島薫(クワシマカオル) 香川県生まれ。2000年渡米、映像に影響を受けファッションフォト、ポートレートをAcademy Art University, San Franciscoにて学ぶ。2004年帰国。作家活動、雑誌、広告ともに、近年は手仕事や地域の魅力を伝える撮影に携わる。光と影を追い求めた情景や、真っ直ぐに被写体を見つめたポートレートなど、クリアな視点を持った写真作品である。主なプロジェクトに「農家アート」、Google Cultural Institute「日本の匠」、「京焼今展」などがある。
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丸山由起『志原海岸』
¥3,850
『志原海岸』 丸山由起 A4判、28ページ 500部 撮影期間は1年間。 写真家・丸山由起さんが収めた大地の歴史の中の瞬間。 南紀熊野ジオパークの見どころの一つで吉野熊野国立公園でもある「志原海岸」(和歌山県白浜町日置)。約1年かけて志原海岸の写真を3千枚撮影。その中から25枚を選んで掲載。
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NEPENTHES in print #17
¥550
SOLD OUT
『NEPENTHES in print #17』 304mm × 243mm 56ページ NEPENTHESが発行するバイリンガル誌『NEPENTHES in print』最新号は、「映画の着方 - Dressed in Movies -」と題して一冊まるごと“映画とファッション”を特集。 メインビジュアルは、俳優の滝藤賢一や清野菜名をゲストに迎え、名作映画にオマージュを捧げた撮り下ろしのファッション・ストーリー「REMIX」。 『SERPICO』 starring Kenichi Takitoh / Directed by MASATAKA HATTORI 『NIKITA』 starring Nana Seino / Directed by SATSUKI SHIMOYAMA 『ANNIE HALL』 Directed by KENTA MIYAMOTO 『A RIVER RUNS THROUGH IT』Directed by NAOKI IKEDA 〈NEEDLES〉清水慶三、〈ENGINEERED GARMENTS〉鈴木大器がともに映画をテーマに掲げた2022年秋冬コレクションについて語る巻頭スペシャルインタビューや、コラムニスト・いであつしによる特別寄稿なども掲載。 また、ファッション視点で選んだ思い出の映画について語る「PORTRAYING A MOVIES」には、NEPENTHESがいま注目する10人のクリエイターたちが登場します。 FEATURING : きゃりーぱみゅぱみゅ、矢本悠馬、田我流、iri、こがけん、中島沙希、服部昌孝、シェーン・ゴンザレス、山田陽、須藤由美
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ムービーマヨネーズ3
¥1,800
SOLD OUT
『ムービーマヨネーズ3』 252mm ×182mm 146ページ パンフレット兼映画雑誌という形態を取り、⼀⾵変わった切り⼝で映画を紹介するインディペンデント雑誌、『ムービーマヨネーズ』の3号です。2016 年の創刊号、2019 年の第2号と刊⾏ごとに⼤きな注⽬を集めてきました。その最新号が⾳楽ドキュメンタリー映画『アザー・ミュージック』の公開と合わせて刊行になりました。 第3号のテーマは「お仕事」。2本のロードショー作品の映画評やコラム、監督・キャストインタビューはもちろん、映画に描かれるレコード店やダイナーの特集、労働問題やハラスメントを扱ったページなど、ドキュメンタリーとフィクション映画の垣根なく、様々な角度から「お仕事」にまつわる映画を紹介しています。 豪華執筆陣による多彩な論考に加えて、本秀康⽒による描き下ろし漫画も掲載! ムービーマヨネーズの魅⼒の⼀つは豪華執筆陣による多彩な論考。⾳楽とレコード、そしてニューヨークの⽂化にも造詣の深い⻑⾕川町蔵⽒や佐久間裕美⼦⽒による『アザー・ミュージック』の映画評やコラム、⽥中東⼦⽒や岡⽥育⽒による、⼥性と働くこと、または⼥性と乳⾸に焦点をあてた『サポート・ザ・ガールズ』の論考、アメリカにおけるスポーツバーの存在に着⽬した鈴⽊透⽒のコラムに加え、なんと本秀康⽒による特別描き下ろし漫画「レコスケくん 僕の『アザー・ミュージック』の巻」も収録。また、⼩津安⼆郎監督の原節⼦主演による紀⼦三部作を、クィア、フェミニズム批評の観点から評価する可能性を開いた、映画批評家ロビン・ウッドによる画期的な論⽂を初邦訳(翻訳:早川由真)。さらには澤部渡(スカート)や岡⽥拓郎、トクマル シューゴなど総勢 21 名のミュージシャンによる圧巻のディスクレビューも。そのほか、ココナッツディスクやステレオレコーズなど国内⼈気レコード店や、松永良平⽒(リズム&ペンシル)、#MeToo 以後のハラスメントと映画の関係を捉え返す⻄⼝想⽒によるテキストなど、読みどころ満載の仕上がりとなりました。
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【傷みあり・送料無料】Memories|中山信一
¥2,200
※ 少し傷みがあります。画像をご覧の上ご納得の上でご購入ください。 『Memories』 中山信一 タテ175mm × ヨコ113mm 96ページ 500部限定生産 デザイン:本庄浩剛 新作イラスト35点とエッセイ10話をオールカラーで収録。 【収録エッセイ】 ゲームソフト/カイロプラティックの先生①/モーリス・グリーン走法/海は青だろ/インディ兄弟/カイロプラティックの先生②/SFチャーハン/中目黒のタクシー/カイロプラティックの先生③/家訓 中山信一 / イラストレーター 1986年 神奈川県生まれ。広告や書籍、アパレルグッズなどのイラストを手がける他、個展や展示で作家としても活動中。またHIPHOPユニット「中小企業」のラッパーとしても活動。これまでに1stアルバム 「cookie」と 2ndアルバム 「NESS」をリリース。apple music→https://apple.co/2jjX4SC -賞歴- D&AD賞2018 Wood Pencil (銅賞)、JAGDA2018 亀倉雄策賞ノミネート、JAGDA賞ノミネート、 東京装画賞2013銅賞、その他ADC入選、TDC入選など多数。
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OTHERS |中山信一
¥2,530
SOLD OUT
『OTHERS』 中山信一 タテ107mm × ヨコ152mm 64ページ 布貼り、スリーブケース入り 500部限定生産 デザイン:本庄浩剛 新作イラスト30点をオールカラーで収録。 【収録イラスト】 Snowfox/Others/Snack time/invisible man/Alien/Still/Wait wait/Poker/Torch/Telepathy/Hello ghost/Garden/Rock paper Scissors/Battle/Triple/Dandelion/Pair/Park/Midnight/One day/Friend/Relax/Visitor/Coffee shop/Doppelganger/Think/Notice/Maison/Blue dog/Fruits 中山信一 / イラストレーター 1986年 神奈川県生まれ。広告や書籍、アパレルグッズなどのイラストを手がける他、個展や展示で作家としても活動中。またHIPHOPユニット「中小企業」のラッパーとしても活動。これまでに1stアルバム 「cookie」と 2ndアルバム 「NESS」をリリース。apple music→https://apple.co/2jjX4SC -賞歴- D&AD賞2018 Wood Pencil (銅賞)、JAGDA2018 亀倉雄策賞ノミネート、JAGDA賞ノミネート、 東京装画賞2013銅賞、その他ADC入選、TDC入選など多数。
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【サイン本】生きとし生けるあなたに
¥1,980
SOLD OUT
『生きとし生けるあなたに』 真名井大介 ※サイン入りです。 ※シリアルナンバー入りです。(ナンバーはお選びいただけません) 156mm × 105mm 72ページ 上製 装画 熊谷隼人 私家版 第2版 400部 ― 作者より ― 「たましいの窓」をテーマに、10編の詩と挿絵を収めた、小さな詩集です。 この詩集自体がひとつの「窓」となるように仕立て、表紙の絵は、本の中から吹きぬける「風」を受けている横顔をあらわしています。こころの空気を入れ替えて、深く呼吸をしたいとき。自分を生かしている、大きなはたらきを思い出したいとき。この本を開いてぜひ手にとっていただけると幸いです。 ※全ページ京都の職人さんの手作業による、袋とじ加工になっています。 一つひとつのページの中を風が通ることを意図して設計しました。 ※最後の詩『ある』は、「光と影で姿を現す詩」という意図から、インク印刷ではなく、文字が浮き出し加工になっています。(詩の内容に合わせてあえて気づくかどうかぎりぎりの加工にしています) 真名井大介(マナイダイスケ) 1988年島根県生まれ。沖縄県南城市暮らし。詩作家。 「わたしたちを生かしているものの正体とは」を主題に、詩を中心とした作品を制作。 第9回木蓮賞・佳作入選(若松英輔氏・選)
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山學ノオト3(二〇二一)
¥2,200
『山學ノオト3(二〇二一)』 青木真兵・海青子 四六判変形(120mm × 170mm) 256ページ 「なんだか僕は「言葉にできること」しか言葉にしていない気がしている。」 奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。資本主義と権力、人権や経済、そして自身の体調のこと。自粛やオンライン会議が日常化していく中で考えた、二〇二一年の記録。 目次 隠れ里としてのルチャ・リブロ 海青子 日記(山學日誌)一月~六月 研究ノオト 社会の外部にいったん立つ 真兵 声がなんだ 海青子 日記(山學日誌)七月~一二月 神様を待つように 海青子 研究ノオト 話半分 真兵 オムライスラヂオ年表(二〇二一) 版元から一言 『彼岸の図書館』『本が語ること、語らせること』(夕書房)『手づくりのアジール』(晶文社)などの著書がある、今注目の書き手の二人による日記・エッセイ本。2019年より刊行を開始した3冊目。 青木真兵(アオキシンペイ) 1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている。著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(H.A.B)などがある。 青木海青子(アオキミアコ) 1985年兵庫県生まれ。七年間、大学図書館司書として勤務後、東吉野へ。現在は私設図書館を営みながら、陶と刺繍で制作を行う。著書に『本が語ること、語らせること』(夕書房)、夫・青木真兵との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(H.A.B)がある。夕書房noteにて「土着への処方箋 ルチャ・リブロの司書席から」が好評連載中。
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【サイン本】おいしいが聞こえる
¥1,540
SOLD OUT
『おいしいが聞こえる』 ひらいめぐみ ※サイン入りです。 B6判、182ページ 装丁 三好 愛 DTP・本文デザイン 森田 聖也 編集 三浦 希 7歳の頃から集めているたまごシール。3人のおじいちゃんを思い出す食べものにまつわる記憶。 高校の友だちと帰りながら話した、ある食べものの謎。蟹に惑わされる年末。生きるために食べ なくてはならなかったごはんのこと。「食べる」をさまざまな角度から見つめる32編のエッセイ。 ウェブマガジン「shokuyoku マガジン」や茶者のnoteに加筆・修正したエッセイに、書下ろしが加わっています。 〈収録作品〉 白を食べる ラーメンの具の再編 固めのお米、たまごの味噌汁、具なし焼きそば ヤーコンやーこんにちは たまごシールとわたし もやしとこんにゃくがいる限り マックの機内食 みんなが好きなものがきらいでも、それでもいいのよ 煮込まれたトマト、走るピーマン コロナの療養記と駅弁の話 ちいさな海を、抱えて歩く あみのおばあちゃんとアイスクリーム 同じものばかり食べたい 色のふしぎ 物語の中のごはん 未来が確約されている希望という名の給食について ちくわのポテンシャル わたしの「畑のレストラン」 涙とどしゃぶりのシュークリーム 梨農園のおじちゃん 「おいしくない」は大人の味覚 食べるのが遅い 愛しのかんぴょう巻き おとなになって初めて食べたもののこと 食べもの香水見本帳 食べるのにセンスはいらない 蟹のまぼろし 性別のないごはん すきなものが最後に残っているという希望 三人のおじいちゃん 生きるために食べたごはんのこと 電子レンジのなかの夜明けとむしゃくしゃクッキーのこと ひらいめぐみ 1992年生まれ。茨城県出身。23年間たまごのシールを集めています。
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【柴田元幸さんサイン本】ゼペット
¥1,760
SOLD OUT
『ゼペット』 レベッカ・ブラウン / 柴田元幸 訳 カナイフユキ 絵 ※柴田元幸さんのサイン入りです。 148mm × 196mm 並製本+両雁だれ 28ページカラー 装幀:横山雄(BOOTLEG) 判型:w148×h196mm 並製本+両雁だれ レベッカ・ブラウンが夢見なおした『ピノキオ』です。 不器用で、弱く、失敗して負けていく人、周縁化されていく人のために、そういう人たちが孤独ではないんだと思えるように描いているカナイフユキと、レベッカ・ブラウンによる、「祈り」にも似た絵本が誕生しました。 以下、柴田元幸さんに書いてもらった解説です。 *レベッカ・ブラウンの「ゼペット」(“Geppetto”)は、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else: A Cycle of Stories(『天国ではなく、どこか別の場所 物語集』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められている。この物語集には、「三匹の子ぶた」を踏まえた“Pigs”、「赤ずきんちゃん」を踏まえた“To Grandmother’s House”をはじめ、ヘンゼルとグレーテル、ハンプティ・ダンプティなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターがレベッカ流に語りなおされた物語が並んでいる。語り直しの切り口は作品によってさまざまで、単一のメッセージに還元できない、豊かな「サイクル」が出来上がっている。100ページに満たない小著だが、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづけるレズビアン作家レベッカ・ブラウンの神髄が伝わってくる。* *「ゼペット」は厳しさと優しさが並存していて、中でもとりわけ味わい深い。* *柴田元幸* 装幀は横山雄さん(BOOTLEG)。両雁垂れで、モノとしてもいい本になりそうです。 レベッカ・ブラウン本人も気に入ってくれています。
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【サイン本】愛は愛とて何になる
¥2,970
SOLD OUT
『愛は愛とて何になる』 あがた森魚 / 今村守之 ※あがた森魚さんのサイン入りです。 四六判、354ページ 装幀 永野武宏 カバー写真 表 水島敏夫 裏 Gan, gokuaku images 『赤色エレジー』からの50年を語る 自らのルーツ、名曲に秘めた思い、ミュージシャンたちとのまじわり、そして「愛」と「旅」について、異能のシンガーソングライターが語り尽くす。 2022年で音楽生活50周年--『赤色エレジー』で一世を風靡したあがた森魚が、『赤色エレジー』誕生秘話、そして物議を醸した作曲者問題、「ヴァージンVS」や「雷蔵」、近年の新機軸まで、多彩な活動とその源泉を語る。 矢野顕子、鈴木慶一、三浦光紀、久保田麻琴、松岡正剛、森達也、緒川たまきなど音楽家・あがた森魚を知る人々へのサイドインタビュー、ディスコグラフィー、年表なども完全掲載。9月22日の50周年ライブ(LINE CUBE SHIBUYA・旧渋谷公会堂)当日に発売となるメモリアルブック。 序 章 ◎孤独を抱いて飛鳥山へ 目次 第一章 ◎ボブ・ディランと稲垣足穂 証言1 三浦光紀 第二章 ◎「ロックはバリケードをめざす」そして「はちみつぱい」 証言2 鈴木慶一 第三章 ◎赤色エレジー 証言3 松岡正剛 第四章 ◎音楽、映画、アート 証言4 矢野顕子 第五章 ◎放浪 証言5 緒川たまき 第六章 ◎母父という巨大な郷愁 証言6 森達也 第七章 ◎ヴァージンVSと雷蔵 証言7 久保田真琴 第八章 ◎愛の旅から明日の歌へ 終 章 ◎航海は夜ごと醒めない夢を見ながら続く あとがきにかえて ◎「近代の兄弟たちへ 未来の兄弟たちへ」あがた森魚 主要参考文献 あがた森魚◎年表 あがた森魚◎銀盤目録
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【古書】赤色エレジー
¥2,640
SOLD OUT
『赤色エレジー』現代漫画家自選シリーズ① 林静一 ※古書です。 ※かなりヤケがございますので、画像でご確認ください。 A5判、235ページ 青林堂 1971年初版 ※本書は1972年第3刷です。
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FETISHISMS
¥3,300
SOLD OUT
A STUDY IN『FETISHISMS』MANIFESTO Curated by Amy Nicole Hood Photographs by Jonathan Leder ※少しヨレがございます。 140mm × 216mm 48 Pages Special Thanks to Stacy Bell, Louise Borchers, Gijs Determeijer, Dana Kopel, Hunter Stephenson, and Alexandre Stipanovich. Covermodels Amy Nicole Hood and Kathleen Sorbara AN IMPERIAL PICTURES LTD PUBLICATION A LIMITED LIABILITY CORPORATION FIRST EDITION, 2013 PRINTED IN THE U.S.A. -Contents- ・Fetishisms Of Love ・Is Going Naked A Sin? ・Self-Love ・The Liberated Female ・That Obscure Object of Desire ・American Ecstasies
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Educational Material
¥1,870
SOLD OUT
『Educational Material』 Brad Phillips 130mm x 190mm 24ページ 白黒|200部|2018年発行 ロンドンのフォトグラファー、Brad Phillipsの2018年のZINEです。 シリアルナンバー入りです。
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HANNAH LOGIC 2007 - 2017
¥1,540
『HANNAH LOGIC』2007 - 2017 Britta Burger A4サイズ 60ページ 200部製作 オーストリアのフォトグラファーでベルリンとロンドンを拠点に活躍する Britta Burgerが、ロンドン、パリ、ベルリン、ポーツマスで2007年~2017年に撮影したものをまとめたZINEです。 このZINEはA4サイズとA5サイズの2種類ありましたが、これは大きい方のA4サイズです。
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COVER YOUR HEAVEN
¥1,430
SOLD OUT
『COVER YOUR HEAVEN』 Britta Burger 140mm × 200mm 36ページ 200部製作 オーストリアのフォトグラファーでベルリンとロンドンを拠点に活躍する Britta Burgerが2017年に作ったZINEです。
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I CAN'T SING BUT THIS IS A SONG I WROTE FOR YOU
¥2,200
SOLD OUT
『I CAN'T SING BUT THIS IS A SONG I WROTE FOR YOU』 KIYOMI KAMETANI ポストカード1枚とタイトルが打たれたテプラテープが1枚入ってます。 A5判、60ページ カラー ※限定100部制作 ※ポストカードは10種類ありますが、通販ではランダムに発送致します。 ※テプラテープの色も数種類ありますが、通販ではランダムに発送致します。 うまく歌う事が出来なくとも、あなたに捧げる歌を私なりのやり方で生み出す事が出来るかもしれない。闇に飲み込まれそうになる陽簿の中に見つける、曖昧な熱を放つ瞬間を、何時でも何時でも思い出し、触る事のできる歌を。 写真を説明する言葉を捜したけれど、それを言葉にしたとたん、それはもう既に違う意味を持ってしまう事に気づく。わたしの言葉と写真は、さまざまな共通点を持ちながらも、口にした途端、やはり全く的外れだったりするのです。 眠れないから酒を呑むのか、呑んでるから眠れないのか、わからないぐらい眠れない。 さまざまな意見や見解、専門的知識等を知ろうとすればするほど、わたしから写真というものが遠ざかって行く。 なのでやはり、何も知らなかった頃の自分に戻って、ただただ感覚に耳を澄ませ作成しました。 人生にテーマがないように、わたしの作り出すものに的確な言葉もない。それが今のわたしの答えであり、それがとても嬉しい。 亀谷暁実 カメタニキヨミ 飲食店勤務。見ず知らずの人の頬に、そっと手を伸ばしてしまいたくなる事がある。やらないけど。
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わたしとあなた 小さな光のための対話集
¥3,850
SOLD OUT
『わたしとあなた 小さな光のための対話集』 編集:me and you(野村由芽・竹中万季) 本文120mm × 188mm チリ2mmずつ = 122mm × 192mm 背幅約25mm 372ページ ブックデザイン:脇田あすか+小倉有加里 編集協力:羽佐田瑶子 校正:鴎来堂 印刷・製本:藤原印刷株式会社 個人と個人の対話を出発点に、遠くの誰かにまで想像や語りを広げる“me and you”による初めての書籍が刊行です! me and youは、2017年に「自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ“She is”」を株式会社CINRA在籍時に自主提案で立ち上げ、運営を行ってきた野村由芽と竹中万季が、2021年に独立して立ち上げた会社です。 me and youでは、2022年2月よりメディア・コミュニティ『me and you little magazine & club』を立ち上げ、この場所を耕すために考えを深めたいことを「6つの灯火」として掲げ、その内容を対話の形で掘り下げていく「i meet you」シリーズをつくっています。 『わたしとあなた 小さな光のための対話集』は「i meet you」のなかから、清水晶子さん(東京大学大学院総合文化研究科教授)、秋田祥さん(ノーマルスクリーン主宰)、伊藤絵美さん(公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長)、武田砂鉄さん(ライター)、ドミニク・チェンさん(博士/学際情報学)、小林エリカさん(作家・マンガ家)、穂村弘さん(歌人)、竹田ダニエルさん(ライター)、ブライアン・ヒューさん(ライター・編集者・翻訳者・活動家・DJ・『New Bloom』創設者)、ソン・スンリエンさん(「女書店」取締役会長)、ジェイ・リンさん(『GagaOOLala』『Portico Media』創設者兼最高経営責任者)、バイロン・デュヴェルさん(ミュージシャン、『Queer Trash Taiwan』創設者)、イ・ランさん(マルチ・アーティスト)の13名の方々との対話を収録するほか、me and youの野村・竹中が新しい場所の立ち上げに込めた思いを綴ったコラムや、13名とme and youによる作品案内などを含みます。 目次 ・01…me and youからあなたへ─はじめに ・02…a letter from 野村由芽 ・04…a letter from 竹中万季 ・11…i meet you ─13人のあなたに会う ・13…清水晶子さんに会う(取材・文:平岩壮悟) 清水晶子さんとフェミニズムを話す。 「違う生き延び方をしている人たちの選択を簡単に否定しない」 ・45…秋田祥さんに会う(取材・文:平岩壮悟) クィアの表象に「欠けているもの」を上映する。 ノーマルスクリーン秋田祥さん ・71…伊藤絵美さんに会う(取材・文:木村びおら) 「困ったねえ」と言い合える社会に。 臨床心理士・伊藤絵美さんに聞くケアの重要性 ・95…武田砂鉄さんに会う(取材・文:西口想) 武田砂鉄さんと長い話をする。 男性なのに、ではなく男性だからマチズモを語る ・133…ドミニク・チェンさんに会う(取材・文:倉田佳子) ドミニク・チェンさんがインターネットに抱く希望。 今いる場所だけが唯一ではない ・165…小林エリカさんに会う(取材・文:秦レンナ) 小林エリカさんと、見えないものについて話す。 時間をこえて、わたしの記録を残し、あなたの痕跡を探すこと ・191…穂村弘さんに会う(取材・文:松井友里) 世界や他者の「わからなさ」に言葉で向き合う穂村弘さん。 夜中に水槽を運ぶ人へのシンパシー ・219…竹田ダニエルさんに会う(取材・文:平岩壮悟) 物事の「変化」はどこから生まれる? 竹田ダニエルさんとZ世代の現象から考える ・247…ブライアン・ヒューさんに会う(取材・文:燈里) ひまわり学生運動の記録、反差別団体との連帯、文化と政治の接続。 台湾のブライアンと話して ・269…ソン・スンリエンさんに会う(取材・文:燈里) 二度閉店しても復活。台湾のフェミニスト書店「女書店」に集う 女性たちの静かな革命 ・289…ジェイ・リンさんに会う(取材・文:燈里) LGBTQ+のための映像配信「GagaOOLala」のジェイ・リン。 ゲイで、父親で、経営者だからできることを ・309…バイロン・デュヴェルさんに会う(取材・文:燈里) 台北のクィアによるクィアのためのパーティー。 Queer Trash Taiwan主催・バイロンに聞く ・327…イ・ランさんに会う(取材・文:野村由芽) イ・ランさん「強くならないと生きられない社会」で問う。 「あなたはどうやって生きているんですか」 ・357…対話の先に─作品案内 ・362…me and youからあなたへ─小さな光のために ・363…me and you little magazine & club ・368…クラウドファンディングにご支援いただいたみなさま me and youは、個人と個人の対話を出発点に、遠くの誰かにまで想像や語りを広げていくための活動を行う拠点として、2021年4月に竹中万季と野村由芽が立ち上げた会社。日々の心の動きや問いや違和感を肯定し、小さくても自分の温度や速度のまま語りはじめ、その声を聞きはじめてみる。個人の小さな声や温度を大切にしたまま、社会に存在する課題に向き合うこと。ものごとの「あわい」や「振幅」に目を配り、一つの選択肢で塗りつぶさないこと。心強い仲間とのつながりと、当たり前とされているものを問い直す編集視点を軸に、学びを心がけ変化を受け入れながら活動していきます。
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【サイン本】地域ごはん日記 おかわり
¥1,650
『地域ごはん日記 おかわり』 山崎亮 文・絵 ※サイン入りです。 四六判、272ページ 地域の未来を考える時間が好きだ。地域の人が勧める店で一緒に食事をするのも好きだ。 食事や料理を語るとき「誰と食べたか」、「どこで食べたか」は欠かせない要素だ。 本書は、コミュニティデザイナー山崎亮が地域づくりのワークショップや講演で訪れた先で味わった「地域ごはん」の記録である ※本書は『建築ジャーナル』2017年1月~2021年12月に掲載された 連載「まちの胃袋」に加筆し、まとめたものです。 山崎亮(やまざきりょう) 1973年愛知県生まれ。studio-L代表、関西学院大学建築学部教授。大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。博士(工学)。建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するための「コミュニティデザイン」の先駆的実践者として、全国で住民参加型の総合計画づくり、まちづくりのワークショップ、建築やランドスケープのデザイン、市民参加型のパークマネジメントなどに取り組む。おもな著書に、『コミュニティデザイン』(学芸出版社)、『コミュニティデザインの源流』(太田出版)、『縮充する日本』(PHP新書)、『地域ごはん日記』(パイ インターナショナル)、『ケアするまちのデザイン』(医学書院)など。
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せかいいちのいちご 特装版 ピンク
¥3,520
SOLD OUT
『せかいいちのいちご』特装版 ピンク 林木林 作 庄野ナホコ 絵 B5判、32ページ 表紙:クロスに箔押し (本文は、通常版と同じ) ふえると、へる。 増えると、減る。 いちごが増えて、減ったものとは? 子どもにも大人にも届けたい絵本。 好評の『二番目の悪者』につづく、林木林と庄野ナホコによる絵本、待望の第二弾! 林木林 詩人、絵本作家、作詞家。 言葉遊びの分野でも活躍中。 創作絵本『おおきなけやき』(鈴木出版)、『あかり』(光村教育図書)、『おちゃわんかぞく』(白泉社)、翻訳絵本『でんごんでーす』(講談社)など作品多数。 庄野ナホコ. イラストレーター、絵本作家。 絵本著書に「ルッキオとフリフリ」シリーズ、 『北極サーカス』(講談社)。 挿絵に『二番目の悪者』(作・林木林/小さい書房)など。 BRUTUS の「~好き。」シリーズのカバーをはじめ、書籍装画などを中心に活動。
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BEACON VOL.2
¥1,320
『BEACON VOL.2』Y’all Wallflowers - すべての壁の花に 石垣慧 編集 / 塚田雄太 デザイン・イラスト B5サイズ 右綴じ72ページ 年1回発行予定 今号のテーマは「Y’all Wallflowers - すべての壁の花に」です。京都の古物商、ブレーメンのアニメーション作家、渋谷の路上ギタリストなど、国内外20代~30代の書き手たちの真っ直ぐな声を集めました。 72ページのボリュームに35名超の執筆者が集う密度の高いコンテンツの数々を配し、リソグラフが特徴的だったVOL.1とは異なる印刷・造本に挑戦しております。しかしながら、”2020年代の今を生きる私たちの生存報告”を出発点とした弊誌のアイデンティティは揺らいでおりません。不穏なニュースが絶えない2022年、誰もがこの世間の”片隅”に生きるウォールフラワーである今だからこそ届けたい、狼煙/灯台のようなZINEを作ることができたと感じています。 目次 「ここではないどこかへ」と思わなくなったのは 立花実咲 古物業と逆買い物依存症、その症状のための骨董市指南 佐藤雅志 2032年になっても 長崎リサ(このよのはる) あの夜のサイン 河内高志 旅するように本を作る 椋本湧也 お家暗転はごかんべん 池澤・アスカ・ランガリー 朝倉大臣の隠し味は申し訳程度の圧力 玉田泰士 まるとはる。 まる / はるきたる ロングラブレターバーガー 山下“ロッキー”貴大 こ「れは」われ MANABAT RHOVIEN CAYAGO マナバット ロビン カヤゴ 離れの暮らし モリヒロム タマゴ映画に捧げる10年 光一々(こうかずかず) 土浦シェアハウス座談会。 稲葉諒 / 上田由至 / 秦良介 / 聞き手 石垣慧 足元を見上げる 木村希 BEACON COLUM [UNMUTED] 『In Praise Of Shadows』Puma Blue 池田涼 『君さえ居れば何も要らない』モーニング娘。 山口真央 ナンセンスこそを愛したい 阿部仁知 [恐怖のシネフル軍団] 未来への(If)と、過去への(畏怖)長井龍 『幽霊の友達を紹介します。』七六四家 熊の鼓動 『ファイト・クラブ』監督 デヴィット・フィンチャー tenten [たぐり日和] 戦争の中で、日記を書くこと 石津那帆 『野田の日記-それでも僕が書き続ける理由』野田クリスタル 北田智奈美 『ささやかだけれど、役にたつこと』レイモンド・カーヴァー 酒井裕介 INTERVIEW 横井雄哉(i/r/h) 聞き手 石垣慧 台湾に産まれた僕も家族の話。 市橋ウェンティ valkneeと三十路の通過儀礼 久保田瑛 上昇する現実のFPSと、自由についての一考 藤本一郎 暮らしの棺 山野ユウキ 壁の花 蒜山目賀田 EDITORS NOTE 石垣慧
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人生|小指
¥1,650
『人生』 小指 A5判、124ページ 目次 よこはま2002 引越し ほら穴 せっかちSさん 新宿区立総合天然宙屯地 小指 1988年神奈川県横浜市生まれ。 武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。 在学時はバンド「小さいテレーズ」にてドラムを叩き、グラフィックデザイナーを志すが就職にて全て失敗。途中、通信制の大学に入り直し小学校教諭一種免許状取得するが採用試験は逃亡。十年以上無職とフリーターを行き来しながら暮らす。 2013年より本名の小林沙織名義で、音楽を聴き浮かんだ情景を五線譜に描く試み「スコア・ドローイング」の制作、自費制作で十年間の間に見た夢を記録した「夢の本」、アルコール依存症との生活を綴った「宇宙人の食卓」、国内の旅行記を描いた「旅の本」など刊行。 現在は作家として生きる。
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旅の本|小指
¥1,650
SOLD OUT
『旅の本』 小指 A5判、128ページ まんが、写真、エッセイなど小指さんの旅行記です。 目次 まんが ・いちょう団地 ・寄居旅行記 ・大阪遠征の思い出 西成さすらい編 ・山谷のアーケード遺跡 ・沖縄のアサヒ食堂 随筆 ・横須賀の奇人 ・横浜中華街にまつわる掌編 ・子安という町 ・笹山団地 過去作 ・不定期連載「珍食道」 十条編 ・六本木のドラッグストア(違法) ・関西旅行記 小指 1988年神奈川県横浜市生まれ。 武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。 在学時はバンド「小さいテレーズ」にてドラムを叩き、グラフィックデザイナーを志すが就職にて全て失敗。途中、通信制の大学に入り直し小学校教諭一種免許状取得するが採用試験は逃亡。十年以上無職とフリーターを行き来しながら暮らす。 2013年より本名の小林沙織名義で、音楽を聴き浮かんだ情景を五線譜に描く試み「スコア・ドローイング」の制作、自費制作で十年間の間に見た夢を記録した「夢の本」、アルコール依存症との生活を綴った「宇宙人の食卓」、国内の旅行記を描いた「旅の本」など刊行。 現在は作家として生きる。
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1978アメリカーナの探求
¥7,700
SOLD OUT
『1978アメリカーナの探求』Study of Americana: Washington, D.C. Region 1978 野上眞宏|Mike Nogami B4変型 252mm x 279mm 120ページ 上製 収録作品 83 点(カラー) 和英併記 表紙デザイン 大槻淳子 デザイン+DTP 佐藤豊 翻訳 今枝麻子 1974年に27歳で単身渡米した野上眞宏が、「これなら撮り進めていける」と確信する被写体と出遭ったのは、移住して4年目となる1978年のことだった。当時、野上はワシントンD.C.に近いヴァージニア州アーリントンのアパートに住まい、昼間はD.C.のFBI本部の隣のビルにあったサンドイッチ店で生活の糧を得ていた。毎週末、ホンダシビックを運転して自宅からそう遠くない場所に撮影に向かった。ヴァージニア州のアーリントンやリッチモンド、ワシントンD.C.の市街地、メリーランド州のシルヴァースプリングやバルチモア、国道一号線沿い一帯が《アメリカーナの探求》の撮影エリアとなった。住み始めた当初は退屈な街とさえ感じていたワシントンD.C.近郊のあちこちで、時が止まったような、独特の雰囲気が野上を待っていた。 野上が目をとめ、心惹かれたのは、特別な事象ではなく、凡庸さのなかにある魅力だ。時代から取り残されたような、人々とともに長い時間を経てきたことが見て取れるあたりまえの光景――低層の建物が続く小都市の街並みでひっそり営業している洋品店や理髪店や酒屋、路上の標識、アールデコ調建築の映画館、誰もが車で日常的に立ち寄るスーパーやガソリン・スタンドやダイナー、そして看板やパーキングメーター。どれもがノスタルジックでありながら新鮮だ。「《アメリカーナの探求》は、僕が見たアメリカらしさについての視覚的探求」と語る野上がこの地域で発見した魅力は、高校生のときに交換留学生として1カ月滞在したアメリカの他の主要都市とも、その後、1979年から2015年まで住むことになるニューヨークとも、さらには子供の頃から映画や音楽を通して親しんでいた憧れのアメリカとも違っていた。遠くない将来消えてしまいそうな光景は、それが滅び去る前にシャッターを押すことを写真家に促したのだった。 渡米前の野上の作品で最も知られているのは、友達だった細野晴臣との交流から始まった「はっぴいえんど」のドキュメントなど、60年代末から70年代初頭の東京のカルチャーシーンをとらえたモノクロ写真だが、その当時から、野上はいずれカラーで撮りたいと感じていた。1975年にロサンジェルスの美術館でウイリアム・エグルストンのオリジナルプリントを見た経験は、願望を実践に移行する後押しとなった。良質のエグルストンのカラープリントを前に、野上は「僕もカラーで撮らなきゃ!」と思ったという。1980年代初頭に「ニューカラー」と呼ばれることになるアメリカのカラー写真の潮流を、野上は1970年代半ばに肌で感じていたことになる。 本書のためにエッセイ「夢に現れた本物たち」を寄稿した、ステュアート・ムンロは、写真史的な流れとは別の視点から野上の写真を見る。60年代に消費社会の象徴を挑発的にアートに持ち込んだアンディ・ウォーホル、車社会が生み出したアメリカの郊外風景を論じた建築家のデニス・スコット・ブラウンとロバート・ヴェンチューリなど、視覚文化的な時代背景を野上の作品に関連付けて論じつつも、ムンロは人物がメインの被写体として登場することのないこれらの写真の細部に潜む気配に注目する。《アメリカーナの探求》は、1978年のワシントンD.C.近郊の確かな現実の記録であるだけでなく、その光景の細部に、ボルヘスがいうところの「気まぐれで、偶然の、順序のない、夢のなかの事物」によって紡ぎだされたような物語の断片が潜んでいることをムンロは発見していく。 なお、本書巻末収録自筆年譜は、野上を知るばかりではなく、60年代に日本で写真を目指した一人の青年がどんなふうに写真と接し、撮影を継続してきたかを知る楽しい読み物でもある。 野上眞宏 1947 年、東京生まれ。1970年、立教大学社会学部卒業。1971年に鋤田正義事務所でアシスタントをつとめ、翌年からフリーランスの写真家となる。1974年に渡米、ロサンジェルスに住む。東海岸に移り、ワシントンD.C.、ヴァージニア州アーリントンに住んだ後、1978年、ニューヨークに転居。1985年、グリニッジヴィレッジで写真ラボ「Fujiyama Papa」を開業、1994年まで営業した。 2015年に帰国。現在、東京在住。これまでに数多くの個展を開催。最近の展覧会に「Study of Americana」ギャラリー・ルデコ、「Parking, NYC 1979-84」Popularity Gallery。主な著書に『New York-Holy City』(美術出版社/1997)、『Snapshot Diary』(二分冊/ブルースインターアクション/2002)、『Mike Nogami’s Snapshot Diary』(iPADアプリ/2014)、『Shibuya 1999』(Zen Photo Gallery/2016)、『Blue: Tokyo 1968-1972』(Osiris/2018)『ゆでめん』(ミュージック・マガジン社/2021)。 ステュアート・ムンロ Stuart Munro 1974年、英国生まれ。2000年、ユニヴァーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)バートレット建築学部修士課程修了。『Apartamento』『Art Agenda』『Art Asia Pacific』『ARTnews』『Art Review Asia』『Mousse Magazine』『The Wire Mgazine』はじめ多くのメディアに寄稿。 アメリカの抽象画家、ネイサン・ヒルデン(展覧会カタログ)、ベルギーのアーティスト、ピーター・ヴェルメッシュ(Perrotin Tokyo)、映画作家、松本俊夫(香港、Empty Gallery)など多くのアーティストについて執筆。現代アートとカルチャーのプラットホームComi Comiを運営、編集と執筆に携わっている。
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【古書】ブックストアで待ちあわせ
¥7,260
SOLD OUT
『ブックストアで待ちあわせ』 片岡義男 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 1983年 新潮社 三刷 装画 鈴木英人 大都会の光と影をとらえた写真集、サーフィン・サウンドについてのお勉強の本、フォルクスワーゲンを元気にしておくための本、ブローティガンの短編集、カウボーイ・ブーツの参考書、ホッパーの画集、'50年代の映画スターたちのポートレート集……。とっておきのアメリカの本の数々を紹介する魅力あふれるエッセイ。ほんとうのアメリカを知るための、楽しく愉快な本でいっぱいの本。
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【古書】シーズ・レイン
¥3,850
SOLD OUT
『シーズ・レイン』 平中悠一 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 四六判、154ページ 装幀 原田治 1985年 河出書房新社 ※本書は1988年13刷です。 1983年、僕と“ストリート・キッズ”達のもどかしくもキラキラした17歳の夏。 80年代ティーン・エイジのピュアな感性に新世代を予感させる。 1993年に神戸を舞台に、小松千春と染谷俊で映画にもなりました。 平中悠一 (ヒラナカユウイチ) 1965年生まれ、関西学院大学卒業。17歳で書いた『SHE’S RAIN』で文藝賞を受賞、デビュー。著書に『EARLY AUTUMN』(河出書房新社)『それでも君を好きになる』『Go! Go! Girls (⇔swing-out Boys)』(幻冬舎)『シンプルな真実/What’s going on ’90s』『アイム・イン・ブルー』(角川書店)などがある。コラム、エッセイ、コメンテーター、DJなど幅広い分野で活躍。
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【古書】アーリィ・オータム
¥3,850
SOLD OUT
『アーリィ・オータム』 平中悠一 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 四六判、152ページ 装幀 原田治 1986年 河出書房新社 ※本書は1989年6刷です。 あわい秋の気配にゆれる僕とレイコ、16歳の出会いを描いた“She's Rain”のプレ・ストーリー。新感覚世代の旗手による、お洒落で真剣なラヴ・ストーリー。 平中悠一 (ヒラナカユウイチ) 1965年生まれ、関西学院大学卒業。17歳で書いた『SHE’S RAIN』で文藝賞を受賞、デビュー。著書に『EARLY AUTUMN』(河出書房新社)『それでも君を好きになる』『Go! Go! Girls (⇔swing-out Boys)』(幻冬舎)『シンプルな真実/What’s going on ’90s』『アイム・イン・ブルー』(角川書店)などがある。コラム、エッセイ、コメンテーター、DJなど幅広い分野で活躍。
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【古書】広告批評の橋本治
¥2,970
SOLD OUT
『広告批評の橋本治』 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 A5判、529ページ 1995年初版 マドラ出版 1980年代の終わりから1994年までの間に雑誌『広告批評』に掲載された、橋本治の文章・マンガ・講演記録・対談を集めた大ヴォリュームの一冊です。 目次 橋本治の浮世絵講座 9 音符の上に声がある 38 マンガ哲学辞典 69~211 (第0回~最終回まで全19回) 「一九九八年」の先になにがある(高橋源一郎さんと) 223 パンツのウラオモテ 254 なぜ「結婚」したの? 261 橋本流「社会主義」入門 277 祇園精舎の鐘の声・・・・・・ 302 ぼくらの政治 318 いやみな文学史 342 我絶世的美女式異民族主義宣言 422 私だってレズビアンかもしれない 438 言葉は人を惑わせる。恋の言葉は尚更特に。 465 からだとこころの関係について 477 ハゲは私の勲章だ! 492 あとがき 518
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【古書】世に出ないことば
¥2,970
SOLD OUT
『世に出ないことば』 荒川洋治 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 四六判 タテ188mm × ヨコ128mm 256ページ 『夜のある町で』『忘れられる過去』につづくエッセイ集である本書『世に出ないことば』について、あとがきで著者は、こう書いている。 「読書が、この本の中心になった。いろんな作品を読み、以下のことを感じた。 文章は、どの人のものも、ことばという木の葉をいくつか、ときには、いっぱいつけて出てくる。身がかくれるようないでたちで、登場する。書きたくはなかったこと、そうは思えなかったこと、急だったこと、いまは埋めておきたいこと、このあとで気づくことになることなどが、あるためだろう。そのあたりは光が足りず、なかなか決められないものだ。文章にも、ことばひとつにも、世に出ない世界があるのだ。そのまわりを歩いた。木の葉をつけて、歩いてみた。」 「水曜日の戦い」「ぼくのせっけん」「悲しくはない絵」「封筒の世界」「東京にはいない人」など66編。いちばん気になる作家の、いまとこれからが、つまっている。 荒川洋治(あらかわようじ) 1949年福井県生まれ。現代詩作家。1972年早稲田大学第一文学部卒業。詩集『水駅』(1975、書紀書林・第26回H氏賞)『あたらしいぞわたしは』(1979、気争社)『現代詩文庫・荒川洋治詩集』(1981、思潮社)『坑夫トッチルは電気をつけた』(1994、彼方社)『渡世』(1997、筑摩書房・第28回高見順賞)『空中の茱萸』(1999、思潮社・第51回読売文学賞)『荒川洋治全詩集』(2001、思潮社)『心理』(2005、みすず書房)評論・エッセイ集『夜のある町で』(1998、みすず書房)『読書の階段』(1999、毎日新聞社)『日記をつける』(2002、岩波アクティブ新書)『忘れられる過去』(2003、みすず書房)・第20回講談社エッセイ賞)『詩とことば』(2004、岩波書店)ほか。
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【古書】大阪哀歓スクラップ
¥1,540
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『大阪哀歓スクラップ』見たり、聞いたり、歩いたり。 江利川憲 ※古書です。 ※状態は写真でご確認ください。 四六判、258ページ 装画・安西水丸 1989年初版 エディション・カイエ 男37歳・編集者の大阪暮らしと街歩きから生まれた同時代観察85編。 感性の同志を求めて、鶴橋のキムチからガルボまで。 本書は、「見たり聞いたり」というコラム名で1987年2/5号から1988年12/5号にかけて株式会社T&M発行の『チャンネルニュース』紙(タブロイド判・週1回発行)に連載したものを一冊にまとめたものです。 『チャンネルニュース』 テレビ・ラジオの週単位の全番組票を中心に、その見どころや新しいレコード・映画・ビデオなどを紹介する情報紙。 目次はじめに・・・・・・この本のこと、私自身のこと 1 歩けば・・・・・・ 静かなレトロ空間 天王寺区・四天王寺の「おだいっさん」 ほか、全16編 2 こだわれば・・・・・・ 元祖きつねうどん 気負わず極める大阪の味 ほか、全18編 3 見れば・・・・・・ サユリストふたたび 市川崑監督『映画女優』をめぐって「 ほか、全22編 4 読めば・・・・・・ 雑踏のひびき 三田純市『大阪弁のある風景』 ほか、全10編 5 思えば・・・・・・ 夢の酒場 いつものところで、また今夜 ほか、全19編 あとがき
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【サイン本】満ちる腕|伊藤紺
¥2,090
SOLD OUT
短歌詩集『満ちる腕』 伊藤紺 ※サイン入りです。 B6変型判 縦156mm × 横122mm 96ページ 2020年に発売された著者2作目となる私家版歌集。 完売が続き入手困難となっていた本作が、前作『肌に流れる透明な気持ち』とともに短歌研究社より新装版同時発売! 短歌45首、詩・散文8篇を収録。 ブックデザイン=脇田あすか 第1歌集『肌に流れる透明な気持ち』も同日刊行です! <タイトルについて> 「腕前」とか「腕が鳴る」と言いますが、腕って、小手先みたいなことができない、すごく実直なヤツだと思います。かたちをもち、有機的で、経験を積み、なにかを掴み、そして生み出す、寡黙な腕。絶対的なものなんてふつうに存在しない自由で軽くてふたしかな日々に、鉄のように不変で普遍的なものではなく、誰かの腕、自分の腕を信じてみたいという思いを込めました。 伊藤紺(イトウコン) 歌人。二〇一九年『肌に流れる透明な気持ち』、二〇二〇年『満ちる腕』を私家版で刊行する。二〇二二年両作を短歌研究社より同時刊行。その他の作品にミニ歌集『hologram』(CPCenter)、Kaho Iwaya(opnner)との共作『すごく近い』がある。
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【サイン本】肌に流れる透明な気持ち|伊藤紺
¥1,870
SOLD OUT
『肌に流れる透明な気持ち』 伊藤紺 ※サイン入りです。 B6変型判 縦180mm × 横110mm 80ページ 歌人・ライター・伊藤紺、初の短歌集、新装判にて刊行! 『満ちる腕』も同日刊行です! 連作「期待」「difference」「口ぐせをうつしあったらばらの花」「バランス」「ザ・ピース」など、全60首を収録しています。 (掲載歌例) ひさしぶりに会うたびきみには生きていて新鮮さに泣きそうになる フラれた日よくわからなくて無印で箱とか買って帰って泣いた あなたが飼ってる小さなサメにときどき噛まれているけど言えない 楽しいだけとかってたぶんもうなくて楽しいたびにすこしせつない 口ぐせをうつしあったらばらの花 いつまでもいつまでも残るよ またなんかでふつうに会うんだろうけど心の離島でずっとすきです 伊藤紺(イトウコン) 歌人。二〇一九年『肌に流れる透明な気持ち』、二〇二〇年『満ちる腕』を私家版で刊行する。二〇二二年両作を短歌研究社より同時刊行。その他の作品にミニ歌集『hologram』(CPCenter)、Kaho Iwaya(opnner)との共作『すごく近い』がある。
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【サイン本】ずっと、おしまいの地
¥1,650
SOLD OUT
『ずっと、おしまいの地』 こだま ※サイン本です。 ※サインに入っている文章は、写真のものと違うことがございます。 四六判変形 224ページ予定 おしまいの地シリーズ、ついに完結! 『ここは、おしまいの地』、『いまだ、おしまいの地』に続く、 “おしまいの地”シリーズ三部作の完結編! 累計22万部突破した衝撃のデビュー作『夫のちんぽが入らない』、 第34回講談社エッセイ賞を受賞した『ここは、おしまいの地』、 名エッセイストの仲間入りをしたこだまが放つ最新刊 <内容> 10年以上夫に誕生日を告げられない話、マルチ商法に漬かった母の話、ヨガ教室で反コロナに目覚めた父など、珠玉のエッセイを多数収録予定。 先生のお葬式 きょうが誕生日だってずっと言えなかった ピカチュウの凧 花火きれいでしたね 抗鬱の舞 何かに目覚めた私たち タイムカプセルの行方 日記(2021年~) 父の終活 直角くん あの時の私です ほか ※本書は『Quick Japan』連載「Orphans」(2020年10月~2021年12月)/ブログ『塩で揉む』(2021年~)/『OHTABOOKSTAND』(2022年6月、7月)に大幅な加筆・修正を加えたものです。 こだま エッセイスト・作家。実話を元にした私小説『夫のちんぽが入らない』でデビューし、Yahoo!検索大賞を2年連続で受賞(第3回、第4回)。二作目のエッセイ『ここは、おしまいの地』で第34回講談社エッセイ賞を受賞。ほか、『いまだ、おしまいの地』、『縁もゆかりもあったのだ』など。
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IN/SECTS イン・セクツ Vol.15
¥1,870
SOLD OUT
『 IN/SECTS イン・セクツ』Vol.15 特集 家事 LLCインセクツ 編 B6判、132ページ 時短でも活用術でもない、 家事そのものを考える家事特集 広辞苑によると「家庭内のいろいろな事柄。家庭生活を営むための大小いろいろの用事。掃除・洗濯・炊事など」と書かれる'家事'。一般的には、後者の掃除・洗濯・炊事に集約され ることもしばしば。今号はそんな家事にフォーカスします。 右記の意味で捉えられることの多い家事ですが、IN/SECTS では、家内での暮らしを楽しむことを家事と捉えて良いのではないか? と、考えました。 そこで、さまざまな職業の方、ご夫婦、子ども、家事のスペシャリストとともに対話、寄稿などから'家事'について、その楽しみや実態、苦労も含め、それぞれの家事を探ります。 ● グラビア 家の事々 平野愛 ● 家事ってなんでしょうねインタビュー 家成俊勝(.archtects/建築家) 高山なおみ(料理家) 平野愛(写真家) 今泉力哉(映画監督) スケラッコ(漫画家) ● 寄稿 生活改善運動を経て ● 新卒一年目一人家事日記 ● 家事と家業の間 ● 教えて! お宅の家事分担 ● 子ども家事日記 佐伯家の場合 ● 懺悔寄稿「還暦から始める家事」 中川和彦 ● お勝手調査 誌上編 ● 寄稿 ウスビサコ マリの家事 ● 特技は部屋干し 落語家・桂華紋さんに学ぶ、家事スタイル ● 建築と家事 ● 楽しい家事道具 ● 家事プレイリスト ● 詩人と家事 ● 刺繍と子どもと家事 ●編集部のこれやってみよう! ● コラム 太田明日香/川内有緒/友光だんご/鳥居貴彦/簡 子傑 ほか
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いいお店のつくり方 保存版
¥2,200
『いいお店のつくり方 保存版』 インセクツ編集部 編 四六判、496ページ ふだん何気なく「あそこ、いいお店だから」と口にするけれど、 あらためて、いいお店って?って聞かれたら、なんて答える? そもそも、いいお店の“いい”ってなんだろう。 大阪に拠点を構え、地域としてのローカリティだけでなく、感性や共感といった同時代性的ローカリティを軸とした、雑誌「IN/SECTS」。 Vol.6.5(2016年刊)とVol.9(2017年刊)では「いいお店のつくり方」と題して、編集部それぞれがオンリーワンの“いい”と考えるお店を紹介してきました。それは、立ち飲み屋、書店、フランス漁師店、レコードショップ、銭湯など…多岐にわたるお店の、開店までの経緯や店主の秘めたる思いに迫る“いい”をひもとく試みでした。 本書では、そんなVol6.5とVol.9に収録した約6年前の記事とともに、コロナ禍を経た2022年、どのような考え方のもとお店を続けているのか、改めて取材を敢行。当時それぞれの店主が描いていた“いい”は変わったのか、道半ばなのか? それとも以前と変わらぬ思いで働いているのか。 17店のオンリーワンな道のりを、お楽しみください。 <いいお店のつくり方 取材先 一覧> 1 アノニム(フランス料理店) 2 井倉木材(立ち飲み屋) 3 サウナの梅湯(銭湯) 4 スペース・オー(オルタナティブ・スペース) 5 誠光社(書店) 6 ビヨンドコーヒーロースターズ(珈琲焙煎所) 7 ホラオーディオ(オーディオメーカー/スペース) 8 ミズタマ舎(器と生活雑貨) 9 メディテーションズ(レコードショップ) 10 スジャータ/豆醍珈琲(コーヒーとお酒) 11 LVDB BOOKS(新刊古書店) 12 アニエルドール(フランス料理店) 13 VOU(雑貨、ギャラリースペース) 14 酒菜の大きに/オキニコウ(立ち飲み屋) 15 IMA:ZINE(アパレルショップ/ギャラリー/編集業) 16 VINYL7 RECORDS(中古レコードショップ) 17 タビコーヒーロースター(焙煎所・コーヒースタンド) 特別寄稿 井川なおこ/吉本ばなな
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壁の前でうたをうたう
¥1,320
『壁の前でうたをうたう』 中村暁野 ※特典:同タイトルのショートムービーを見れるURLが付いてます。 四六変型版、84ページ 止まることのない時間と、止めようもないものたちに向き合うために今、わたしができること。家族という小さな社会から、この世界のことを考える。 家族をテーマに執筆活動を続ける中村暁野による、最新作。 お隣に越してきたある家族との出会い、過ごした時間。小さな日々の連なりを見つめて生まれた物語たち。日本人のお父さん、リトアニア人のお母さん、その2人の間に生まれた娘さん。言葉、こころ、国、大人、子ども、戦争。 わたしたちを隔てるいくつもの壁に気づいた「わたし」がその壁に向かうまで。 2021年に刊行された『家族カレンダー』の続きのようにも読める一冊です。 「壁の前でうたをうたう」について 「家族ってなんだろう?」 そんな答えのない問いを考え始めて、気づいたら随分と時が経っていました。 自分が家族を持ったこと、そして関係が思うようにいかなかったことをきっかけに、わたしは「家族」について考える活動を始めました。 最初は「家族と一年誌」という雑誌を作りました。 ひとつの家族を一年かけて取材して、一冊丸ごと取り上げる、制作はわたしと、わたしの家族(夫と子どもたち)全員で行う。そんな雑誌を2冊、制作し発売しました。 並行して毎日毎日、日記を書き続けていました。 幸せな日もある。でも幸せじゃない日だってある。 ささやかで、だからこそ書き残さないと忘れてしまう家族との毎日を5年以上、1日も抜かすことなく書き続けていたら、一冊の本にする機会をいただきました。 それが昨年11月、アノニマ・スタジオから刊行した「家族カレンダー」という本です。 この本は2020年の3月までの、ちょうどコロナ禍が始まった時期までをまとめたものです。 2020年の春以降も、わたしが毎日を重ねる間に、世界はいろいろなことが起こり続けました。パンデミックに翻弄され子どもたちは学校に行けなくなったり、仕事がなくなったり、それでも世界的な祭典は開催されたり、つぎからつぎへと何かが起こり、訳がわからなくなりながらも、それでもわたしの毎日は概ね、平和に続きました。泣いたり怒ったりすることもありましたが、概ね、平和に。 そして、新しい戦争がはじまりました。 わたしがいるこの世界には、いつでも止まることのない時間と、止めようもないことがありました。 毎日日記を書き続けながら、それでも足りない、全然足りない「なにか」を感じていました。なにかしたい、しなくては。でも「なに」を? そんな時間の中である家族と出会いました。 お父さんは日本人、お母さんはリトアニア人、ふたりの間に生まれ育つ,5歳の娘UTAちゃん。 お隣に越してきたその家族と過ごす時間を通して、わたしは2020年の春以降に心に溜まったものたちを、言葉にするべきだと思いました。 止まることのない時間と、止めようもないものたちに向き合うために、わたしができることは、文章を書くこと。そして「家族」を通して世界のことを考え続けること。 そう思って、この「壁の前でうたをうたう」という作品を書きました。 家族という小さな社会から、この世界のことを考える。 ずっと考え続けてきて、この先も考え続けていく問いの、2022年のかたちです。 中村暁野
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つくづく別冊③ 最新号
¥715
つくづく別冊③『最新号』 新書版(VHSサイズ) 116ページ 編集・発行人:金井悟 デザイン:佐野久美子 想像してみてください。 いま、あなたが見ているのは演劇作品の台本、上演記録集なのだと。公演タイトルは、劇団つくづくの旗揚げオムニバス公演「埒があかない」。 その上映記録集である本書のタイトルが、つくづく別冊③『最新号』です。 もちろん、劇団の旗揚げはしていません。演劇のように「雑誌の連載企画を提案する」自らの姿を描きながら、次号について考えよう。そういう取り組みです。 だいたい、タイトルからしておかしい。 最新号は暫定的に使われる呼称なので、 次の号が出た途端にそれは「最新号」ではなくなるのですが、あえて本書を『最新号』と呼ぶことで「最新号」という呼称を定着させてしまえ。 その結果、どうなるのか。という実験です。 もうひとつだけ。本書は前号の『おかしな雑誌のつくりかた』とふたつでひとつ。セット、対(つい)、片割れ、生き別れ……ではないか。いったら「姉妹編」になるんですかね。でも、あれって何で「姉妹」なんでしょう。決して「兄弟(男性)のほうが偉い、だからおかしい」という意味ではありません。ただ、何でだろうなァと思ったもので。 そういう「何でだろう」と「演劇への興味」と津野海太郎さんいうところの「編集部(者)の演技」について考えた結果、こういう本ができました。 ほかにもいろいろと、細かい仕掛けはあるものの、あとは紙面でご確認ください。キーワードは「枠物語」ならぬ「箱物語」です。
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【サイン本】あの子とQ
¥1,760
SOLD OUT
『あの子とQ』 万城目学 ※サイン本 四六変型判、384ページ 見た目は普通の高校生、でも実は吸血鬼。 平穏な日々を送る嵐野弓子のもとに「Q」が出現、試練と冒険の幕が開く! 吸血鬼の一族である嵐野家。でも、現代の吸血鬼は人間社会に溶け込んでいて、人の血を吸うなんてもってのほか! 嵐野家の一人娘・弓子は親友のヨッちゃんと楽しい高校生活を送っていたが、ある朝突然「Q」というトゲトゲのばけものが出現。弓子が17歳の誕生日を迎えるまでの10日間、人の血を吸わないか監視に来たと言うのだが……。 「Q」にまつわる秘密、親友の恋の行方、そして巻き起こる大騒動の結末は……! ? ミラクル吸血鬼ストーリー!
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多田尋子作品集 体温
¥1,980
多田尋子作品集『体温』 多田尋子 四六判、227ページ 歴代過去最多 6 度の芥川賞ノミネート。一級品の恋愛小説集25年ぶりに復刊。鮮やか!と目を奪われる朱と黒のコントラストが印象的。新たな編集とデザインで生まれ変わった、ふしぎなぬくもりのある作品集。 目次 体温 秘密 単身者たち あとがき 多田尋子(ただひろこ) 1932年長崎県生まれ。日本女子大学国文科を卒業。1986年に「白い部屋」で第96回芥川賞候補となり、その後「単身者たち」「体温」などで計6度候補となる。
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【サイン本】世界学校
¥1,870
SOLD OUT
『世界学校』 フラワーしげる ※サイン入りです。 四六変型判 縦190mm × 横108mm 88ページ 短歌を持って、町へ出よう! 西崎憲=フラワーしげるの第二歌集。 「われわれは記憶の総体である。世界は記憶の総体である。」 世界の見方が変わる122首。 十月の朝にパンのかけらをたどっていっていまの主人と結婚しました 目次 世界学校 ヴォーカルやらない? 理解 スポーツ 焼き鳥 給湯室 インターチェンジ 目黒不動 まず性器から 自然淘汰 オピニオン 疫病 ターザンと武士 未決事項 似せてつくる 宇宙の髪型 果実のなかの夜 既決事項 死んだわけじゃない 股 愉快な歌 世界学校 フラワーしげる 歌人、バンドマン。歌集に『ビットとデシベル』(書肆侃侃房)。
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【サイン本】終楽章|笹公人
¥2,200
『終楽章』 笹公人 ※サイン入りです。 四六変型判 縦188mm × 横128mm 184ページ ブックデザイン 鈴木成一デザイン室 写真 植本一子 「念力少年」として、これまで空想や妄想で歌を詠み続けてきた著者が、45歳にして初めて生活や境涯など、自身の人生を詠む。コロナの時期に敬愛する師匠たちを喪い、ほぼ同時期に父親の介護の日々が始まる。そのような現実に向かい、全力で詠まれた歌の数々は著者の新境地となった。第五歌集。 目次 念力七転び八起き 四十五歳の夏 辻占 真夜中のコント 尿路結石破砕手術 終楽章 妖怪たちが消えるまえに ある恋の終わり 昭和のはなし オシンドローム2020 口裂け女恐怖症 ミネラル元年 へその緒はときめかないけど 伝承されない民話のように みやざきと龍神 ごはんができたよ アフターコロナバイブレーション 遠隔霊視 未回答の冬 レクイエム 蜷川幸雄先生に捧ぐ 岡井隆先生 あとがき 初出一覧 笹公人(ササキミヒト) 1975年東京都生まれ。 「未来短歌会」選者。「牧水・短歌甲子園」審査員。2022「NHK短歌」選者。大正大学客員准教授。歌集に『念力家族』(NHK Eテレにて連続ドラマ化)、『念力図鑑』、『抒情の奇妙な冒険』、『念力ろまん』、バラエティ作品集『念力姫』、エッセイ集『ハナモゲラ和歌の誘惑』、絵本『ヘンなあさ』(絵・本秀康)、『遊星ハグルマ装置』(朱川湊人との共著)、『連句遊戯』(和田誠との共著)、『連句日和』(和田誠・俵万智・矢吹申彦との共著)、北村みなみとの共著『パラレル百景』など。
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子宮
¥3,080
SOLD OUT
『子宮』 盛可以 / 河村昌子 訳 四六変型判 縦198mm × 横138mm 304ページ 「これは子宮の戦争なのよ」湖南省益陽の農村に生まれた五人姉妹の”生命最初の繁殖地”を巡る激動の運命とは。破格のエンパワー小説。 盛可以(セイカイ) 中国湖南省出身。1970年代生まれ。これまで9作の小説を発表。英国を始め各国で翻訳され受賞歴多数。本作が長編初邦訳。 河村昌子(カワムラショウコ) 1969年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。博士(人文科学)。明海大学外国語学部中国語学科教授。専攻は中国近現代文学。共訳書に梁鴻『中国はここにある――貧しき人々のむれ』など。
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ちゃっくん
¥2,640
binder kiken 2『ちゃっくん』 水沢そら 195mm × 135mm 119ページ 昨年18歳で天国へと旅立った、ちゃっくんことチャビー(1960年代前半に大活躍したツイストの王さま、「チャビー・チェッカー」の名前から名付け)とイラストレーター・北沢さんが過ごした18年間の思いが詰まった一冊です。 目次 005 The Great Escape 021 Chubby's Photo 025 いつかフルフルする日 039 啓蟄 057 おうしいじかん 075 晩夏 093 The Sound of Tochan 111 妖怪譚 117 あとがきのようなもの 水沢そら 北海道函館市出身、東京都在住。バンタンデザイン研究所卒業後、MJイラストレーションズにて学ぶ。主に書籍装画や挿絵、絵本、広告などの分野で活動中。
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Ayami Konishi
¥1,870
SOLD OUT
binder kiken 1『Ayami Konishi』 小西彩水 195mm × 135mm 145ページ 2019年発行 イラストレーター・漫画家、小西彩水の7つの嘘と本当と夢と現実 目次 001 セレモニーA 015 セレモニーB 035 セレモニーC 049 セレモニーD 067 セレモニーE 110 ゆめにっき 133 セレモニーF 小西彩水 日曜漫画家 平成3年6月3日3636g兵庫県生まれ。学校を卒業後関西を中心に展覧会を開催。イラストレーター業を経て2019年日曜漫画家に転向する。
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Neverland Diner 二度と行けない国立のあの店で
¥600
SOLD OUT
『Neverland Diner 二度と行けない国立のあの店で』 181mm × 122mm 54ページ 都築響一編『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』のスピンオフ企画で、museum shop Tオリジナル。 目次 06 ちいさなパン屋さん 小泉誠 10 今では行けないお店の話 酒井草平 16 なつかしい音 畔柳未紀 22 世界のTEXAS 池田光宏 30 大学街のチェーン店 岩田野花 34 第3の場所 福成優 41 黒い鍋 伏木庸平 47 駄菓子屋”M"の思い出 原尊之 52 あとがき 丸山晶崇
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Neverland Diner 二度と行けない金沢のあの店で
¥600
SOLD OUT
『Neverland Diner 二度と行けない金沢のあの店で』 181mm × 122mm 52ページ 都築響一編『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』のスピンオフ企画で、石引パブリックオリジナル。 目次 06 さよならするのはつらいけど 本池和樹 13 酔いどれ中二病にもやさしい店「シアター」 おしかわえりこ 19 なんちゃってメランコリー 小坂保行 25 碧の空、緑の山 岩本歩弓 29 そこにあるだけで 井上奈那 34 確かアゲハ蝶の幼虫や女子が7人、鉄パイプや焼肉アリランって店の記憶が ペルタニ 40 昭和40年代のあの頃 山川博子 44 一心堂、とりかわや、演歌酒場、やくざ、おでん屋 早見卓家 48 あとがき 砂原久美子
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キッチンにて3
¥1,210
SOLD OUT
『キッチンにて3』 豊田道倫 12.7cm×18.2cm 79ページ 装丁 山田拓矢 編集 佐々木康陽 出版 25時 ミュージシャン・豊田道倫さんのZINE『キッチンにて』シリーズ第三弾です。 目次 -雑文 或る夏の夜 入院 禁煙 抜かずの三発 いたちくん達 駄洒落おじさん 写真家・倉科直弘インタビュー 凶弾 -日記 (2022年1月1日~3月25日) -歌詞 あの気持ち 午前5時のアンコール BABY POP 戦火の中を-2022 本 本 本 音楽 音楽 音楽 女の子 女の子 女の子 熱海旅行 午前3時の喫茶店 CITY HEAVEN -あとがき
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フレア
¥1,870
SOLD OUT
『フレア』 長尾早苗 四六判、114ページ 長尾早苗の第二詩集です。(第一詩集『聖者の行進』(七月堂・インカレ叢書)) 誰かを照らす太陽になりたい。 この詩集を読み進めていくと、話者が誰かによって照らされ、憧れ、励まされてきたことに素直に感謝していることが伝わってきます。 自分のために生きる、だから誰かのためにも生きていきたい。 そんな思いが伝わってきます。 着地点はいつも明るいところへ導いてくれる詩集で、決して読む人を暗い気持ちにはさせません。
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谷川俊太郎 ポエムカード 4枚セット
¥660
SOLD OUT
『谷川俊太郎 ポエムカード 4枚セット』 ハガキサイズ 「二十億光年の孤独」 「芝生」 「かなしみ」 「62のソネット 41」 上記4種のセットです。
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【CD】七等星 |谷川俊太郎・谷川賢作
¥1,700
SOLD OUT
叡山電鉄「詩の電車」車内放送作品 『七等星 』限定版CD 詩と朗読 谷川俊太郎 / 谷川賢作 音楽 このCDは、詩を刺繍した作品を電車内に展示する叡山電車「詩の電車」vol.1の車内放送プログラムとして制作したオリジナル作品です。 レコーディング・マスタリング/深堀瑞穂 2012.09.11収録 刺繍/有本ゆみこ 作品撮影/大滝央子 デザイン/yamasin(g) 企画制作/熊谷充紘・松崎義行 1.プロローグ 2.二十億光年の孤独 3.星のまどろみ 4.星の囁き 5.星のやっほー 6.星の勲章 7.星のおさんぽ 8.星と砂 9.星のいたずら 10.私の星座 11.星のしみじみ 12.星の旅 13.星のぼやき 14.「七等星」によせて 15.星のつぶやき 16.エピローグ 17.星のおまけ1 18.星のおまけ2 19.星のおまけ3 20.星のおまけ4 ※17~20.Bonus Track 「二十億光年の孤独」は同名の詩集、 「星の組曲」は『シャガールと木の葉』収録、 「『七等星』に寄せて」はポエガールの「ポエムカード」に収録。
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ポエペンシル 谷川俊太郎「一行一ダース」
¥2,000
『ポエペンシル 谷川俊太郎「一行一ダース」』 鉛筆の名入れをメディアとして活用する。そのために書き下ろされた1行詩12編。 一つずつ独立した一行詩として楽しめますが、好きな順序に並べて一編の詩として楽しむこともできます。 ギフトにも最適(ばらして12人にプレゼントできます)。 ※少し経年劣化があるため、定価よりお安くしております。
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【白根ゆたんぽ】メタリックねこステッカー/青
¥300
SOLD OUT
『メタリックねこステッカー/青』 白根ゆたんぽ メタリックねこステッカー/青の一番大きな箇所のサイズは縦6.4cm×横4.4cmです。
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【白根ゆたんぽ】メタリックねこステッカー/オレンジ
¥300
SOLD OUT
『メタリックねこステッカー/オレンジ』 白根ゆたんぽ メタリックねこステッカー/オレンジの一番大きな箇所のサイズは縦6.4cm×横4.4cmです。
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【白根ゆたんぽ】さゆりバイスメタリックステッカー
¥400
SOLD OUT
『さゆりバイスメタリックステッカー』 白根ゆたんぽ さゆりバイスメタリックステッカーの一番大きな箇所のサイズは、縦7.7cm×横6cmです。
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【白根ゆたんぽ】さゆりバイスステッカー
¥400
SOLD OUT
『さゆりバイスステッカー』 白根ゆたんぽ さゆりバイスステッカーの一番大きな箇所のサイズは、縦7.7cm×横6cmです。
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【サイン本】一生のお願い
¥1,650
SOLD OUT
『一生のお願い』 高橋久美子 ※サイン入りです。 四六判、240ページ 文筆活動10周年。詩、小説、作詞、絵本翻訳と〈言葉〉の世界で活躍する著書が人気連載他、これまで様々な媒体に書いた文章をまとめた集大成的エッセイ集 目次 ずっと春でいてください 1章 私の原材料 おIT(イタ)の人 / 風邪とともの去りぬ / 奥さん / ぴーこさん / 食べるが勝ち / 十二月の初日の出 / 半分、赤い。 / 明日の神話 / 高橋久美子(高橋久美子) / ぷくぷくぷくが鳴らなくなった日 / 尾崎と太宰 / 最終電車は温泉のように / 2021年始まりの味 2章 日々の生活 鍬と鉛筆とスティック / 一生のお願い / そうだ、長崎に行こう / 迷う阿呆に探す阿呆 / 少年式 / 親知らず2011 / やっぱ指輪買おうかな / みかん同盟 / 地球の子 / 湯上げタオルと本 / 親知らず2019 / ロード・オブ・ザ・リング / 雷様、現る / 散歩道 3章 創作のこと ご褒美のように歌詞を書く / 無人島で歌いましょ / 肩書 / 翻訳ほにゃらら / 刹那という惑星 / 三番目にいい服とパジャマ / ポエトリーな夜 / 隠しきれないトゲトゲ / 西さんのこと / スメートでない物たちへ / 春は奇跡だ そうだ日記を書こう あとがき 初出一覧 高橋久美子(タカハシクミコ) 作家・詩人・作詞家。1982年愛媛県生まれ。音楽活動を経て、詩、小説、エッセイ、絵本の執筆、翻訳、様々なアーティストへの歌詞提供など文筆業を続ける。また、農や食について考える「新春みかんの会」を主催する。著書に小説集『ぐるり』(筑摩書房)、エッセイ集『その農地、私が買います』(ミシマ社)、『旅を栖とす』(KADOKAWA)、『いっぴき』(ちくま文庫)、詩画集『今夜 凶暴だから わたし』(ちいさいミシマ社)、絵本『あしたが きらいな うさぎ』(マイクロマガジン社)など。
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【サイン本】キャットウォーク|佐々木充彦
¥2,090
SOLD OUT
『キャットウォーク』 佐々木充彦 ※サイン入りです。 ※サイン本特典でステッカーが付きです。 B6判並製 縦182mm × 横128mm 352ページ (漫画:288ページカラー/小説:64ページ二段組) 佐々木充彦が10年の沈黙を破り、 圧倒的な色彩と筆力で描く、今夏最大の問題作! 『キャットウォーク』をつくるにあたり、佐々木さんは初めにプロットとして小説を書き上げました。そこからシーンを精査し、漫画に起こしていきました。漫画の方がすっきりと読みやすい一方で、小説を読むとさらに作品世界の理解が深まることから、今回は漫画と小説の両方を書籍のなかに収録することにしました。結末も異なりますので、両方読むことで『キャットウォーク』の世界に浸ってほしいです。 -『キャットウォーク』とは- 物語は、とても、とても苦しいお話です。私(担当編集)は何度もページをめくる手が止まりました。主人公の「弱さ」の描写があまりに生々しいからです。 毎日会社に行き、仕事をする。当たり前のことだけれど、それをこなすのはすごく難しいことです。繊細で傷つきやすく、社会でうまく取り繕うことができない人はたくさんいます。平気そうに見えて、みんな疲れ切っています。本書を読んでいると主人公ミロの生きる社会に何度も目を背けたくなります。でも、もしかしたらミロは自分かもしれないし、隣にいる誰かのことかもしれません。結末はぜひ本書を手に取ってたしかめてください。佐々木さんはデビュー作からご一緒していますが、主人公のミロは佐々木さん自身であるように(こっそり)思います。 迷い込んだのは、暴力、殺人が許される猫の街。 いらない。お前なんかいらない。使えないやつはいらない。弱いやつらはいらない。おどおどしたやつはいらない。逃げるやつはいらない。お前はもういらない。お前みたいなゴミは、もういらない。 生きづらいこの社会に疲れ切った主人公ミロは、あるとき猫の街に迷い込む。猫といっても四本足で歩く小さな猫じゃない。彼らは服を着て、靴を履き、二本足で歩いている。毒々しいこの街で、ミロは一人の少女と出会い、自分の中の暴力性・残虐性が剥き出しになっていく。 漫画の部分はオールカラーです。最終章だけ用紙を変えて、美しい色彩が目に飛び込んでくるような仕掛けも入れています。書籍としても美しい仕上がり(になる予定…)ですので、ぜひお楽しみいただけると幸いです。 佐々木充彦(ササキミツヒコ) 福岡出身で、現在も福岡・博多(の中心部)在住です。デビューは『interw@//(インターウォール)』(PIE International)で、600ページフルカラー漫画でデビューをしました。同作は文化庁メディア芸術審査委員会推薦作品に選出され、以後はKANA-BOON「結晶星」PVなどのアートワークや、テレビ朝日「アルスくんとテクネちゃん」キャラクターなどを手がけています。デビュー後は数本の短編を発表し、2019年には短編漫画『さよならイエティ』が日中漫画大賞で佳作に選出されました。今回、久しぶりの長編作品を描きあげ、弊社より刊行する運びとなりました。
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牟田都子『文にあたる』
¥1,760
SOLD OUT
『文にあたる』 牟田都子 四六判、256ページ 《本を愛するすべての人へ》 人気校正者が、書物への止まらない想い、言葉との向き合い方、仕事に取り組む意識について――思いのたけを綴った初めての本。 〈本を読む仕事〉という天職に出会って10年と少し。 無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も原稿をくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。 1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは? 知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。 校正者にとっては百冊のうちの一冊でも、読者にとっては人生で唯一の一冊になるかもしれない。誰かにとっては無数の本の中の一冊に過ぎないとしても、べつの誰かにとっては、かけがえのない一冊なのだ。 牟田都子(ムタサトコ) 1977年、東京都生まれ。図書館員を経て出版社の校閲部に勤務。2018年より個人で書籍・雑誌の校正を行う。 これまで関わった本に『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(鹿子裕文、ナナロク社/ちくま文庫)、『何度でもオールライトと歌え』(後藤正文、ミシマ社)、『ブスの自信の持ち方』(山崎ナオコーラ、誠文堂新光社)、『家族』(村井理子、亜紀書房)、『はじめての利他学』(若松英輔、NHK出版)ほか多数。 共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、『本を贈る』(三輪舎)。
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【直筆サイン入ポストカード付】MEMORIA|チャド・ムーア
¥15,400
SOLD OUT
『MEMORIA』 Chad Moore|チャド・ムーア ※直筆サイン入ポストカード付 ※写真集はシュリンクされており、写真集にサインはございません。 ※ポストカードは3種類からお好きなものをお選びください。 ※備考欄に①左②真ん中③右のいずれかを記入ください。 290mm × 230mm 160ページ ハードカバー 出版:アニエスベー 2019年 『MEMORIA 展』はチャド・ムーアの最新の展示であり、過去の作品から最新作品に至る計32点を展示。独特な色使いや技法を用いて、カメラでとらえた瞬間を永遠に引き伸ばすことを見事に成し遂げ、写真に込められた記憶「メモリー」を残すチャンスを我々へ与えようとしています。作品を通して我々の記憶に訴えかけ、相互作用をもたらすプロセスで作家はオーディエンスを通してフィクションを作り上げています。チャド・ムーアの作品は飽くなき好奇心と寛容性に包まれたドリーミーでシュールな雰囲気を持ちながらも、生々しくもあり、どこかにリアルを感じる世界観が感じられます。写真集『MEMORIA』はその写真展に併せて刊行されました。世界限定750部です。 ご購入の方に貴重なチャド・ムーア直筆のサイン入りオリジナルポストカードを1枚お付けいたします(本にサインはありません)。
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【ダメージ有り】A Climate of Possibility|Chad
¥3,300
SOLD OUT
『A Climate of Possibility』 Chad Moore 217mm × 279mm 56ページ フルカラー、初版200部 ※角にダメージがございますので、写真でご確認くださいませ。
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Sam Hiscox 雑誌とZINEセット
¥3,300
SOLD OUT
『Sam Hiscox 雑誌とZINEセット』 ①『HOTSHOE』 ISSUE200 285mm × 215mm 118ページ 2017年発行 1977年に創刊された英国の主要な写真誌です。年に4回発行され、革新的な作品をサポートしています。 200号は、Alys Tomlinson、Harley Weir、Simon Roberts のポートフォリオとSam Hiscoxの未公開シリーズ「Everything Tomorrow」の20ページにわたるポートフォリオを紹介しています。「なぜ彼らは写真を嫌うのか」のテーマで、Simon Baker、Todd Hido、 Karen Knorrの3名がMartin Barnesと対談している他、全118ページです。 『Everything, Tomorrow』 Sam Hiscox A5サイズ 40ページ 50部発行 ホッチキス綴じ サイン入り Exhibition ポストカード付 2017年発行 2017年11/1~2018年1/7まで HOTSHOE MAGAZINE が運営するロンドンのカフェ&ギャラリー HOTSHOE 333で開催された Sam Hiscox 「EVERYTHING, TOMORROW展」に際して作られました。 裏表紙にサインを入れてくれてます。
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HOTSHOE ISSUE200
¥1,100
SOLD OUT
『HOTSHOE』ISSUE200 285mm × 215mm 118ページ 2017年発行 1977年に創刊された英国の主要な写真誌です。年に4回発行され、革新的な作品をサポートしています。 200号は、Alys Tomlinson、Harley Weir、Simon Roberts のポートフォリオとSam Hiscoxの未公開シリーズ「Everything Tomorrow」の20ページにわたるポートフォリオを紹介しています。「なぜ彼らは写真を嫌うのか」のテーマで、Simon Baker、Todd Hido、 Karen Knorrの3名がMartin Barnesと対談している他、全118ページです。
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【サイン本】Everything, Tomorrow
¥2,530
SOLD OUT
『Everything, Tomorrow』 Sam Hiscox A5サイズ 40ページ 50部発行 ホッチキス綴じ サイン入り Exhibition ポストカード付 2017年発行 2017年11/1~2018年1/7まで HOTSHOE MAGAZINE が運営するロンドンのカフェ&ギャラリー HOTSHOE 333で開催された Sam Hiscox 「EVERYTHING, TOMORROW展」に際して作られました。Exhibitionポストカードも入っています。 裏表紙にサインを入れてくれてます。
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DIVIDED
¥800
SOLD OUT
『DIVITED』Cairo:Megacity turns itself inside out Photograhy | Jason Larkin / Essay | Jack Shenker タブロイド版 32ページ 2012年 ※経年劣化のため黄ばみがございます。 ロンドンとヨハネスブルグに拠点を持つドキュメンタリー・フォトグラファーのJason Larkin、ロンドン生まれのジャーナリスト兼、作家のJack ShenkerはThe Gardianのエジプト特派員です。彼らは2年間かけて、急速に変化する都市の景観を探求する「Cairo Devided」を制作しました。 このタブロイドは、Brighton Photo Biennial 2012のために作られたものです。
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Small Good Things ポストカード
¥100
SOLD OUT
『Small Good Things ポストカード』スモール・グッド・シングス 100×148mm(官製ハガキサイズ) ハイブリットバガスFS ラフホワイト265kg/1枚入り 絵津鼓さんのコミックス『スモール・グッド・シングス』のカバー、カラーバージョンのポストカードです。厚い再生紙(ハイブリットバガスFS ラフホワイト265kg)を使用、高級感があります。
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【サイン本】Small Good Things|絵津鼓
¥2,200
SOLD OUT
『Small Good Things』スモール・グッド・シングス 絵津鼓 ※サイン入りです。 ※お一人様、1冊限りです。 A5版 無線閉じ カバー装 106ページ(ポルトガル語版48ページ+日本語版48ページ) 【『スモール・グッド・シングス』について】雑誌『ヒバナ』(現在廃刊)2017年掲載作品。このたびポルトガル語翻訳版を併載、初のコミックスとして発売。 【あらすじ】吉川探偵事務所で働く吉川と椎熊、そして1匹の猫・プチ。探偵事務所だが刑事的大事件の相談事は皆無、日々は穏やかに流れる。ある日、いつものように浮気相談が持ち込まれ、吉川と椎熊のふたりは現場に向かう。そこで見た光景にそれぞれの心が動く。好きという気持ちは、どんなものか?を軽やかに見せてくれる作品。
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Small Good Things|絵津鼓
¥2,200
SOLD OUT
『Small Good Things』スモール・グッド・シングス 絵津鼓 ※サインはありません。 A5版 無線閉じ カバー装 106ページ(ポルトガル語版48ページ+日本語版48ページ) 【『スモール・グッド・シングス』について】雑誌『ヒバナ』(現在廃刊)2017年掲載作品。このたびポルトガル語翻訳版を併載、初のコミックスとして発売。 【あらすじ】吉川探偵事務所で働く吉川と椎熊、そして1匹の猫・プチ。探偵事務所だが刑事的大事件の相談事は皆無、日々は穏やかに流れる。ある日、いつものように浮気相談が持ち込まれ、吉川と椎熊のふたりは現場に向かう。そこで見た光景にそれぞれの心が動く。好きという気持ちは、どんなものか?を軽やかに見せてくれる作品。
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世界のはじまり 4刷
¥3,960
SOLD OUT
『世界のはじまり』 バッジュ・シャーム 作・絵 ギーター・ヴォルフ 文 青木恵都 訳 天地285mm × 左右284mm 24ページ / ハードカバー スリーブケース入り 製作部数2,000部、シリアルナンバー入り ※シリアルナンバーはお選びいただけません。 『夜の木』の画家のひとりとして多くの読者を魅了し続けている現代ゴンド・アートの第一人者バッジュ・シャームが、中央インドのゴンド民族に伝わる創造神話の豊かな世界に分け入り、人々の日々の暮らしに息づく数多の物語の本質をすくい上げ、壮大なスケールで描き上げた画期的な絵本。 ギーター・ヴォルフが紡ぎだす詩的で端正な文章が、青木恵都のみずみずしい日本語で訳出され、私たちを深淵な神話的世界へいざなう。 水がほとばしり出て、大気が渦巻き、大地が生まれ、時が刻まれる。 季節がめぐり、命が生まれ、芸術が誕生する。そして死が…。 しかし、終わりの後には新たな始まりがやって来る。 インドのターラー・ブックスで出版された Creation (2014) の日本語版。 『夜の木』(タムラ堂)と同様に、南インドの小さな工房で、古布を材料とした手漉きの紙に、シルクスクリーン印刷で刷られ、さらに手作業による製本で、1冊ずつ丁寧に仕上げられている。手のぬくもりに包まれた、まるで工芸品のような絵本。 (シリアルナンバー入り)
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【サイン本】隙間時間|小谷実由
¥2,420
SOLD OUT
『隙間時間』 小谷実由 ※サイン入りです。 B6変型判 縦178mm × 横110mm 216ページ “おみゆ”こと、モデル・小谷実由さんによる初のエッセイ集。NAOT JAPAN公式HPでのWEB連載がついに書籍化。 SNSでも抜群の影響力を持つ“おみゆ”が、20代おわりから30代のはじまりにかけて綴った、日々のあれこれや、心のつぶやき。 ブックデザインにコズフィッシュの祖父江慎さんを迎え、書き下ろしエッセイ、録り下ろしインタビューに加え、撮りためた写真も多数収録。全てにおいてこだわりぬいた一冊となりました。 “おみゆ”こと、モデル・小谷実由による初のエッセイ集。NAOT JAPAN公式HPでのWEB連載がついに書籍化。 SNSでも抜群の影響力を持つ“おみゆ”が、20代おわりから30代のはじまりにかけて綴った、日々のあれこれや、心のつぶやき。 ブックデザインにコズフィッシュの祖父江慎氏を迎え、書き下ろしエッセイ、録り下ろしインタビューに加え、撮りためた写真も多数収録。全てにおいてこだわりぬいた一冊となりました。 手にした方は、ぜひ表紙を外した状態のデザインもご覧下さい。 小谷実由(オタニミユ) 1991年東京生まれ。14歳からモデルとして活動を開始。『GINZA』『リンネル』をはじめとしたファッション誌のほか企業広告でも活躍中。猫と純喫茶をこよなく愛し、自身の偏愛を発信するインスタグラムのフォロワー数は10万人を超える。無類の本好きで、エッセイ執筆や寄稿もしており、Hanako、資生堂花椿など連載多数。日常の気付きや好きなものを多くの人に伝え、「誰かの日々の小さなきっかけになるように」とアパレルブランドやアーティストとのプロダクト開発にも多く取り組んでいる。
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【サイン本】水平線|滝口悠生
¥2,750
SOLD OUT
『水平線』 滝口悠生 ※サイン入りです。 四六変型判 512ページ かつての激戦地・硫黄島。そこに生きていた人々が、現代の私に語りかけル。祖父母の故郷・硫黄島を墓参で訪れたことがある妹に、見知らぬ男から電話がかかってきた頃、兄は不思議なメールに導かれ船に乗った。戦争による疎開で島を出た祖父母たちの人生と、激戦地となった島に残された人々の運命。もういない彼らの言葉が、今も隆起し続ける島から、波に乗ってやってくルルル――時を超えた魂の交流を描く。 滝口悠生(タキグチユウショウ) 1982(昭和57)年東京生れ。2011(平成23)年、「楽器」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2015年、『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年、「死んでいない者」で芥川賞を受賞。他の著書に『寝相』『茄子の輝き』『高架線』『長い一日』などがある。
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ボイジャーに伝えて
¥2,530
『ボイジャーに伝えて』 駒沢敏器 四六判、447ページ 「I’m here.」「I’m glad you are there.」 私はここにいる。 あなたがそこにいてよかった……。 世界の本質を鮮やかに描いた慧眼の作家 駒沢敏器が遺した幻の長編小説が、没後10年を経てついに刊行。 「人が遠い旅を求めるのは、自分のいる場所を知りたいからじゃないだろうか。どこまでも遠くへ行くと、 最後には自分の内面にまで戻ってくるような気がするんだよ」 「死を、いま生きている対極に置くんじゃなくて、いのちをいのちたらしめているものとして、 自分のなかに親密に取りこんで、その死との関係性のなかで生きることが、 人生を充実させるように思ったんだ」 (本文より) 世界の自然音を録音しながら音の向こうの世界を見出そうとする公平と、レコーディングスタジオで働く恭子。 セント・ギガ(実在したフィールドレコーディングを中心にしたラジオ局)に感銘を受けて自然音を採取し録音作品を作り始めた公平は、見えない音の向こう側にある世界を見出そうと日本を旅し、沖縄にたどり着く。その旅路を見守る恭子。2人は、お互いの存在を通してそれぞれ自分自身のあり方について真摯に模索し続けていく。 世界中を巡りながら紀行文を書いてきた駒沢氏の抱えていたテーマや思想が、フィクションという形で展開された作品。 駒沢敏器(コマザワトシキ) 1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家・翻訳家に。主な著書は、小説に『人生は彼女の腹筋』(小学館)、『夜はもう明けている』(角川書店)、ノンフィクションに『語るに足る、ささやかな人生』(NHK出版/小学館文庫)、『地球を抱いて眠る』(NTT出版/小学館文庫)、『アメリカのパイを買って帰ろう』(日本経済新聞出版)、翻訳に『空から光が降りてくる』(著:ジェイ・マキナニー/講談社)、『魔空の森 ヘックスウッド』(著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/小学館)、『スカルダガリー』(著:デレク・ランディ/小学館)など。2012年逝去。
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Rock & roll diaries|Mick Rock
¥2,420
SOLD OUT
『Rock & roll diaries』 Mick Rock ※入手経路を覚えていませんが、裏表紙に値札が貼られています。 ※表裏表紙にスレがございます。 220mm × 170mm 32ページ Concept and design : Jan Walaker Published by Jan Walaker 2010年3月 シド・バレット - アールズ・コート ロンドン 1969 デヴィッド・ボウイ - 祈り シカゴ 1972 デヴィッド・ボウイとシリンダ・フォクシー - ビバリー・ヒルズ LA 1983 デヴィッド・ボウイとミック・ロンソン - アバディーンへ行く列車で 1973 デヴィッド・ボウイとミック・ロンソン - オックスフォード・タウン・ホール 1972 子ども - カムデン・タウン 1972 デヴィッドとイギーとルー - ドーチェスター・ホテルでのティータイム ロンドン 1972 ルートミックとデヴィッド - カフェ・ロイヤルでのジギー・スターダスト・フェアウェル・パーティー ロンドン 1972 ルー・リード - トランスフォーマー キングズ・クロス・シアター ロンドン 1972 ルー・リード - ヘッドツイスト 1975 ルー・リード - 犬を買う 1976 ルー・リード - 犬にキス1976 イギー・ポップ - 膝をつく キングズ・クロス・シアター ロンドン 1972 イギー・ポップ - のけぞり キングズ・クロス・シアター ロンドン 1972 イギー・ポップ - ステージの横たわる キングズ・クロス・シアター ロンドン 1972 ロッド・スチュワートとロン・ウッドとミック・ジャガー - ロンドン 1975 セックス・ピストルズ - 100 Club ロンドン 1976 アンディ・ウォーホル - パイを当てられる ニューヨーク 1980
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【古書】ニツポン釜ヶ崎
¥1,980
SOLD OUT
『ニツポン釜ヶ崎』地図にない町 大谷民郎 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 181mm×123mm 298ページ 装幀 石川勝 番町書房 昭和47年(1972年)初版 目次 ・推せん 黒岩重吾 ・この本を推す ミヤコ蝶々 ・プロローグ ・子を預かり屋 ・ラーメン屋騒動記 ・釜ヶ崎界隈 ・エピローグ ・あとがき 大谷民郎(おおたにたみろう) 1905年、大阪府に生まれ、活動写真弁士を経て漫才師となり、ミヤコ蝶々と、満鮮地方を巡業し、そののち新興キネマ演芸部にて漫才台本を書く。戦後に作家生活に入り、『釜ヶ崎の天』『釜ヶ崎の地』などの著作あり。昭和47年当時は、新鷹会同人、大衆文学研究会鈴の会委員。 『ニツポン釜ヶ崎』により、1975年5月、大阪府知事表彰(文化・芸術部門)を受ける。
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【古書】かつて・・・
¥6,490
SOLD OUT
『かつて・・・』 ヴィム・ヴェンダース ※状態は写真でご確認ください。 127mm×188mm 205ページ 函入り PARCO出版 1996年 第二刷 装幀 木庭貴信(コズ・フィッシュ) 原題は『ONCE』。ポルトガル、イタリア、アメリカ、オーストラリア...。さまざまな都市でカメラのこと、写真のこと、映画のこと、黒澤明、マイケル・パウエル、ジム・ジャームッシュ、ゴダール、ハイナー・ミュラー、マニー・ファーバー、ニコラス・レイ、デニス・ホッパー、ペーター・ハントケ、ハリー・ディーン・スタントン、ブルーノ・ガンツ、ジョン・ルーリーなど、出会ったさまざまな人のことを短い文章とたくさんのモノクロ、カラー写真で綴っています。巻末に、「この本は厚田雄春に捧げられる。」とあり、厚田雄春とは1992年に亡くなった小津安二郎作品で多くの撮影監督を担当した名カメラマンです。
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【古書】工藝研究 Ⅰ
¥3,300
SOLD OUT
『工藝研究 Ⅰ』 監修 今和次郎 編輯 安藤更生 / 新井泉 / 長谷川七郎 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 ※[別刷附録]の工藝通信(工藝研究会)は付いておりません。 210mm × 150mm 169ページ 長谷川書店 昭和23年(1948年) 目次 工藝産地の診断・・・[工藝研究の課題(一)] 今和次郎 室内装飾・家具・什器・・・[アメリカ工藝研究(一)] 豊口克平 アメリカのバウハウス運動・・・[造型インターナショナル(一)] 瀧口修造 意匠実験室の試み 勝見勝 日本の玩具産業・・・[工藝産業地理(一)] 西川友武 輓近工藝界展望 大島隆一 雑貨意匠の指導 東京 大田善治郎 / 大阪 須藤雅路 講座 ・文様技巧史(一) 今和次郎 ・東方工藝史(一) 安藤更生 ・工藝木彫技法(一) 明田川孝 これからの工藝教育 新井泉 オリジナル・デザインへの道 小池岩太郎 マシンアートの方向 長谷川七郎
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【古書】町まちの文字
¥1,760
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『町まちの文字』 蓜島庸二 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 ※ケースにダメージがございます。 210mm × 150mm 230ページ ケース入り 芳賀書店 1973年初版 のれん、看板、旗、お札、道標など、かつての人びとの暮らしとともにあった手仕事の文字たちを収集・考察したビジュアル・エッセイです。 目次 のれん かんばん-かたちどり かんばん-ひらがな かんばん-かんじ かんばん-あかり かね かぶき しるし くらし みなとまち 町まちの文字について 蓜島庸二 活字の氾濫と文字の消失と 石子順三 2020年にグラフィック社より、四六判、544ページの完全版が発行になっております。
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【古書】城の中のイギリス人
¥1,890
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『城の中のイギリス人』 アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ 澁澤龍彦 訳 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 221mm × 151mm 201ページ 函入り 白水社 1982年初版 「エロスは黒い神なのです」 シュルレアリスム小説の奇書にして名訳 できるだけ残酷で破廉恥で……悪の原理に対する和解の接吻の物語。 シュルレアリスム小説の奇書にして名訳。 「この書物は闘牛の一種と思っていただきたい」。満潮によって閉ざされた城ガムユーシュに招かれた語り手が、イギリス人の謎めいた主人モンキュらとともに繰り広げる美しくもおぞましい性の饗宴。 「この破廉恥な姿態はどこから見ても申し分なく破廉恥で、私たちの目には裸体以上に(あるいは裸体以下に)みだらなものだった。五匹の蛸が彼女の身体にへばりついたまま、[……]少女の肉体と軟体動物頭足類とがからみ合っている有様は、一種厳然たる人獣交媾の段階に達していた。おそらく曖昧に崇高とでも呼ぶ以外には呼びようのないものが、そこには見てとれたのだ」。(本文より) 『城の中のイギリス人』の初版は、イギリス人の題名にふさわしく、表紙にスコットランド風のチェック模様が使われている。これを訳本の装幀にぜひ使いたいと意気ごんで、苦心の末に実現させたのは白水社編集部の千代忠央さんである。その成果をとっくりごらんいただきたい。 翻訳の底本には、オックスフォード・アンド・ケンブリッジという架空の発行所名が記されている初版と、ガリマール書店の新版とを用いた。両者のあいだに異同はほとんどない。なお、原題は正確には『閉ざされた城の中で語るイギリス人』であろ。(澁澤龍彦 あとがきより)
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キッチンにて|豊田道倫
¥1,210
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『キッチンにて』 豊田道倫 123mm × 182mm 64ページ 装丁:山田拓矢 ※第二刷です。 コロナ渦のなか3/26に東京から大阪へ引っ越した豊田さんの3/26から5/31までの日記です。
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IN/SECTS(イン・セクツ) vol.10
¥1,650
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『IN/SECTS(イン・セクツ) vol.10』 特集 私たちのアジア ※裏表紙の右下に少し折れがございます。 A5判、132ページ 今号はアジアの特集です。といってもイーストアジア。 韓国、台湾、中国、香港を中心に、編集部からつながる 各地の“個”を1冊にまとめてみました。 それは出版事情からお茶の話までさまざま。 題して「私たちのアジア」です。 私たち編集部のモチベーションは ガイド本では紹介されない、個人の視点から見えてくる その土地ならではの、現在進行形の小さなカルチャーです。 それは、都市をつなぐ共感のベースになるかもしれないし その土地で、自分の頭で考え、なにかを実行しようとする 挑戦者の背中を押すアイデアとなるかもしれません。 いうなればアジアのインディペンデントなフレッシュ。 ともかく、同時代の同アジアで、“自分たちでやってみる” そんなガッツがどんどん生まれているようです。 というわけでハロー! ニーハオ! アニョハセヨ! ●インタビュー ・東アジア発、ニューブックカルチャー [THANKS BOOKS]店主イ・ギソプ 編集部を直撃訪問!『The Big Issue Taiwan』&『The Affairs週刊編集』 ・ 韓国・弘大発 DIY音楽のムード 3ピースバンド パラソル 音楽プロモーター 八幡光紀 レーベルオーナー パク・ダハム 3ピースバンド セソニョン パラソル と最近の[ブンガブンガレコード]作品 ・台湾素食のすすめ 文 許 哲寧 まずは知っておきたい台湾素食の基礎知識 海外からも注目される!? 台湾素食って? 許さんが見つけた驚きの素食の食材 素食レストランガイド ・アジアのデザインシーンのつながりとひろがり 文 後藤哲也 香港 ジェイビン・モ ソウル ナ・キム 台北 アーロン・ニエ シンガポール FOREIGN POLICY DESIGN GROUP アジアのデザイナー相関図 レポート 京都dddギャラリー第216回企画展 「GRAPHIC WEST 7: YELLOW PAGE」文 竹内 厚 ●イラストレーション Our favorite illustration by SSE PROJECT ●フォトグラフィ 「ハードコア哈爾濱」赤鹿麻耶 ●その他執筆陣 金氏徹平/姜 尚美/ユ・ヒギョン 清水博之 /川西まり/檀上 遼 飯川雄大/井上美幸/森本菜穂子 ●こだわり店主に聞く 買い付け先で出合った、わたしの あんなアジア こんなアジア ●The お宅拝見 in 台北 ●東アジアからのAsian New Book Culture by ASIA BOOK MARKET ●ソウル観光案内トーク「ソウル カルチャー散歩」 ●台湾観光案内トーク「男子休日委員会的台湾案内」 ●ちょこっと会話レッスン
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IN/SECTS イン・セクツ Vol.9
¥1,223
SOLD OUT
『IN/SECTS(イン・セクツ) vol.9』 特集 いいお店のつくり方2 B6判、128ページ 今号の特集は“いいお店のつくり方2”です。 いいお店の“いい”ってなんだろう? その“いい”はどうやってつくられてきたのか。 開店の経緯や店主のフィロソフィーなど、お店の内側に 迫った小誌Vol.6.5『いいお店のつくり方』は おかげさまでたしかな反響を得ることができました。 編集部としては、いいお店の“いい”に迫ることで 現在形の十人十店の個人商店のあり方を知ることができた と同時にインディペンデントな考えを持って 社会と接する可能性に今一度スポットを当てなくては、 と奮起した次第です。 というわけで「いいお店のつくり方」第二弾。 あらためまして、“いい”はどこからやってくるのか。 ● 店主インタビュー掲載店 ・コーヒーとお酒 スジャータ(神戸) ・ LVDB BOOKS(大阪) ・アニエルドール (大阪) ・VOU(京都) ・立ち呑み 酒菜の大きに (大阪) ・ GIVE & GIFT(大阪) ・ IMA:ZINE(大阪) ・VINYL7 RECORDS(京都) ・タビコーヒーロースター(奈良) ● オンナ店主たちの本音座談会 村田典子( FUKUGAN GALLERY) TOKO(The 光) 石川あき子(Calo Bookshop & Cafe) ● コラム わたしにとってのいいお店 谷口 愛 / 森野義貴 / 金本武士 / パラダイス山元 横尾香央留 ● 漫画 石山さやか ● エプロンファッションスナップ 「いいお店は、いいエプロン」 写真/米田真也 ● カバーイラストレーション 阿部伸二(カレラ)
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IN/SECTS イン・セクツ Vol.8
¥1,320
『IN/SECTS(イン・セクツ) vol.8』 特集 新しいもの、未知なるもの B6判、132ページ 今号の特集は“新しいもの、未知なるもの”です。 それはビットコインなどニューな未来の可能性のことでもあるし イスラム教徒の生活など、私たち編集部にとって アンノウンな世界の話でもあります。 知ったような気分にだけはなれる時代だからこそ それらの挑戦者と実践者から直接、話を聞いてみたいのです。 同時に今号は、私たち編集部が テーマとして掲げてきた“ローカルカルチャー”、 ややもすると、ただのスモールサークルとなってしまいがちな それを〝新しいもの、未知なるもの〞の観点から再発見する。 そのための見聞録でもあります。 ● インタビュー ・美術家 金氏徹平 ・イスラーム法学者/イスラーム学徒 ハサン中田考 ・ミュージシャン 小山田 圭吾 ・CAMPFIRE代表取締役CEO 家入一真 ・社会福祉協議会職員 玉木幸則 ・NEW ! FOOD CULTURE LOVE ME ANDMISO SOUP. フクナガコウジ、やまもとまな/ tasobi 堀田幸作/Salmon&Trout 森枝 幹/ ひろがるFOOD CULTURE /小倉ヒラク ・前田文化住宅 前田裕紀 ・ヤギ研究家 塚原正也 文・竹内 厚 ● めざせ! ニューおかん対談 佐伯 真有美(あふりらんぽ)×髙橋静香(「あべのま」) ● コラム 井川直子/大原 大次郎/キングジョー/田中佑典/松永大地/陸奥 賢 ● 漫画 黒木雅巳 ● カバー 金氏徹平
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IN/SECTS イン・セクツ Vol.7
¥1,210
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大阪発ローカル・カルチャーマガジン 『 IN/SECTS イン・セクツ 』Vol.7 特集 “おいしい”を巡る B6、132ページ 今号は、“おいしい”とは? を探る特集です。 探る、といっても舌の肥えたグルメ、その視点からのみではありません。 食べる環境や食材の背景など、味覚を包むストーリーに焦点を当てる試みです。 僧侶、青果店主、料理人、農業家などへのインタビューをメインに “おいしい”はどうやってうまれ、ここまでやってきたのか? それぞれの観点からの“おいしい”をご紹介したいと思います。 ● インタビュー 「ONE DROP JERK CHICKEN」BUNBUN THE MC 料理人 西野 優 健一自然農園 伊川健一 「キャピトロ・ドゥエ:チヴェテーリア・オ・ダンディズモ」藤田‘有家’ 俊之 「西喜商店」近藤貴馬 「ベジしょくどう」 yoyo . パン屋「水円」森下 香 「青果ミコト屋」鈴木鉄平 山代 徹 浄土真宗本願寺派如来寺 住職 釈 徹宗 ● 対 談 姜 尚美( ライター/『京都の中華』著者)× 堀部篤史( 書店「誠光社」店主) ● コラム 山田 祐一郎/ 辺口芳典/蓮沼執太etc. ● 漫 画 スケラッコ ● 表紙イラスト/ 河合 浩
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IN/SECTS(イン・セクツ) vol.6
¥1,210
『IN/SECTS(イン・セクツ) vol.6』 特集 “ 日記 ” わたしたちの日常生活と冒険 B5変型判、112ページ みんなじっさいどんな日々を過ごし、どんな考えを巡らせている? それらはSNS上ではなく、日記という紙の上で綴られるものでは。 今号は“日記”に焦点をあてた特集号です。編集部と繋がりのある、さまざまなひとたちの暮らしに着目し、日々の小さな記録から同時代の共感を浮き彫りにできれば、と考えています。 【日記の書き手】 シャムキャッツ/しまおまほ/金氏徹平/桂 二葉/白波多カミン/服部滋樹(graf ) 音楽家、料理人、美術家、劇団員、書店員、落語家、ファッションデザイナーなど 【カバーインタビュー】 ニューヨークの蓮沼執太(音楽家) 【特集企画】 「夫婦日記」「4コマ日記」「サラリーマン日記」「美術家 榎忠インタビュー」「おんなの交換日記」在住の約80名による日記のリレー「関西一日記」など
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なnD 3冊セット|6号・7.5合・8号
¥5,000
SOLD OUT
『なnD 3冊セット』6号・7.5合・8号 『なnD 6』 森田真規(なんとなくクリティック) / 戸塚泰雄(nu) / 小林英治(DU) 編 文庫サイズ、144ページ 立花ハジメ インタビュー Taipei People(スパイキー/Mangasick/nos:books/ヴィンセント・チェン/永岡裕介) 柴崎友香 インタビュー frames(後藤知佳/ワダヨシ/檀上遼/佐々木敦/近藤恵介/鹿角優邦/宮里潤/テンギョウ・クラ/しらいしかずや/宮田文久/竹田和也/佐藤公俊/苅部太郎/河村実月/髙橋政宏) 平民金子の人生相談(相談者:檀上遼) インスタ日記5(小林英治) 『青春狂走曲』をめぐる青春、人生(北沢夏音×森山裕之) キデンセン/三品輝起(FALL)/迫川尚子/近代ナリコ 七里圭 インタビュー 『なnD 7.5』 森田真規(なんとなくクリティック) / 戸塚泰雄(nu) / 小林英治(DU) 編 文庫サイズ 32ページ デザイン:nu 表紙:正一 執筆陣 近代ナリコ 迫川尚子 キデンセン 山下賢二 毛利悠子 三宅唱 小森はるか 髙橋政宏 竹田和也 Eunice Luk テンギョウ・クラ グラスパーゆきこ 近藤恵介 三品輝起 小林英治 John Tang tsehiuyu 『なnD 8』 森田真規(なんとなくクリティック) / 戸塚泰雄(nu) / 小林英治(DU) 編 文庫判、96ページ 装画 Eunice Luk 2020年に発行された7.5号に続く9冊目の第8号。 目次 三品輝起|善福寺川右岸のコレット 酒井正太|開店、fuzukue西荻窪 土居伸彰|このかわいい子を見てください 向房衣代|221年夏 仏蘭西 うろうろ記 vol.0 工藤遙|本に針を落とすように 山本アマネ|『CINEMA NOTE』ができるまで 迫川尚子|新宿1996/2021 近代ナリコ|丘の屋敷と夾竹桃 折田侑駿|オン・ザ・ロード ― うたかたの日々 福田教雄|自分だけの風景 熊谷新子|分かち合うこと 大内伸輔|もしやこれはヤギセラピー 太田明日香|マイクロパブリッシングの手づくり雑誌 壇上遼|緊急事態と熱帯魚 プシク × TOVD|東京オリンピック2020と東京の街 グラスパーゆきこ|コロナ禍のテニスファン 坂井利帆|トロントの夜 のむみち|怠惰の産物 小林英治|インスタ日記8 Q&Aリレー(2021.4.1-9.4) 近藤恵介 ⅳ 前田和彦 ⅴ 早坂大輔 ⅵ 竹田和也 ⅶ 植田浩平 ⅷ 河村実月 ⅸ 森山裕之 ⅹ ヨシムラヒロム 11 森花子 12 藤井一乃 13 キデンセン 14 後藤知佳 15 モノ・ホーミー 16 碇雪恵 17 きたしまたくや 18 内堀弘 19 奥山太貴 20 米山菜津子 21 今泉泰輔 22 高橋政宏 23 大川景子 24 七里圭 25 大橋えり子 26 森泉岳士 27
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なnD 7.5
¥550
『なnD 7.5』 森田真規(なんとなくクリティック) / 戸塚泰雄(nu) / 小林英治(DU) 編 文庫サイズ 32ページ デザイン:nu 表紙:正一 執筆陣 近代ナリコ 迫川尚子 キデンセン 山下賢二 毛利悠子 三宅唱 小森はるか 髙橋政宏 竹田和也 Eunice Luk テンギョウ・クラ グラスパーゆきこ 近藤恵介 三品輝起 小林英治 John Tang tsehiuyu
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なnD 8
¥770
『なnD 8』 森田真規(なんとなくクリティック) / 戸塚泰雄(nu) / 小林英治(DU) 編 文庫判、96ページ 装画 Eunice Luk 2020年に発行された7.5号に続く9冊目の第8号。 目次 三品輝起|善福寺川右岸のコレット 酒井正太|開店、fuzukue西荻窪 土居伸彰|このかわいい子を見てください 向房衣代|221年夏 仏蘭西 うろうろ記 vol.0 工藤遙|本に針を落とすように 山本アマネ|『CINEMA NOTE』ができるまで 迫川尚子|新宿1996/2021 近代ナリコ|丘の屋敷と夾竹桃 折田侑駿|オン・ザ・ロード ― うたかたの日々 福田教雄|自分だけの風景 熊谷新子|分かち合うこと 大内伸輔|もしやこれはヤギセラピー 太田明日香|マイクロパブリッシングの手づくり雑誌 壇上遼|緊急事態と熱帯魚 プシク × TOVD|東京オリンピック2020と東京の街 グラスパーゆきこ|コロナ禍のテニスファン 坂井利帆|トロントの夜 のむみち|怠惰の産物 小林英治|インスタ日記8 Q&Aリレー(2021.4.1-9.4) 近藤恵介 ⅳ 前田和彦 ⅴ 早坂大輔 ⅵ 竹田和也 ⅶ 植田浩平 ⅷ 河村実月 ⅸ 森山裕之 ⅹ ヨシムラヒロム 11 森花子 12 藤井一乃 13 キデンセン 14 後藤知佳 15 モノ・ホーミー 16 碇雪恵 17 きたしまたくや 18 内堀弘 19 奥山太貴 20 米山菜津子 21 今泉泰輔 22 高橋政宏 23 大川景子 24 七里圭 25 大橋えり子 26 森泉岳士 27
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【サイン本】BARBACHICA|網代幸介
¥4,180
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『BARBACHICA』 網代幸介 ※サイン入りです。 H225mm × W190mm、64ページ ハードカバー(背継ぎ製本、表紙一部金箔押し) オールカラー / 初版1000部 / 発行:SUNNY BOY BOOKS 解説:小野正嗣 謎の画家・ナターシャ・ローゼンバウム。1969年に唯一開催された個展「BARBACHICA」での絵画作品を中心に愛用品や年表、解説などからその人物像に迫ります。 と、いう素敵な設定で作られた網代幸介さんの想像力溢れる作品集です。 網代幸介|Kosuke Ajiro 1980年東京都生まれ、東京在住の画家。 面、立体、アニメーションなど様々な方法で物語のある空想世界でみる人を惹きつける。 定期的に個展を開催する他、装画や演劇のビジュアルなどの仕事に加え、 『サーベルふじん』(小学館)、『きしししし』(ミシマ社)などの絵本も手がける。
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SMALL STORY|fancomi
¥2,200
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『SMALL STORY』 fancomi *特典のポストカード付(絵柄は写真のものと異なる場合がございます) A5サイズ (横長)、60ページ ハードカバー / フルカラー 英訳:きくちゆみこ みるひとの想像力に問いかける作品が魅力のイラストレーターfancomiさんによ3つの小さなお話「大きな穴」「バラ」「黒い竜巻」を絵本にしました。 庭で起こるちょっと不思議な出来事と庭師と相棒のマルの日常が描かれた可愛らしいストーリーです。英訳付。 fancomi イラストレーター。広告・書籍・雑誌・CD・グッズなど様々な媒体で活躍中。 作品集に『BOKU no HON』(ELVIS PRESS)、『So Re Wa Mata Betsu No Hanashi.』(museumshopT)がある。
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SMALL STORY ポストカードセット|fancomi
¥1,320
SOLD OUT
『SMALL STORY ポストカードセット』 fancomi ※ステッカー付きです。 イラストレーターfancomiの初絵本『SMALL STORY』のシーンをポストカードにしました。切り取られた物語からまた別のお話がはじまりそうで楽しくなります。 こちらは10枚セット販売になります。
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短歌同人誌 『西瓜』第五号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第五号 2022年 summer 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第五号です。 第五号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、88ページ
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あなたのための短歌集
¥1,870
SOLD OUT
※ 木下龍也さんの直筆サインと直筆短歌入りです。 ※直筆短歌は選べません。 『あなたのための短歌集』 木下龍也 四六判上製、224ページ 100題100首 + エッセイ収録 装丁 : 名久井直子 歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて作歌する、短歌の個人販売プロジェクトが一冊の本になりました。 これまで作歌した700首の中から「100題100首」を収めています。 歌人がひとりの想い(お題)と向き合うことで生まれた短歌が詰まった歌集です! 【掲載予定のお題と短歌よりご紹介】 (お題)長い間、片想いしていた相手がいます。もう前に進もうと決めました。背中を押してくれる短歌をください。 (短歌)ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね (お題)私は梅雨の時期に生まれました。雨が好きで、雨の短歌を詠んでいただきたいです。 (短歌)部屋にいる以外をしない雨の日の炎のようなあなたの寝癖 (お題)最近ずっともやもやとした悩みを抱えています。励みとなる短歌をください。 (短歌)いつからか頭のなかで飼っている悩みがついにお手を覚えた (お題)まっすぐ生きたい。それだけを願っているのに、中々そうできません。まっすぐに生きられる短歌をお願いします。 (短歌)「まっすぐ」の文字のどれもが持っているカーブが日々にあったっていい 『あなたのための短歌集』は多くの依頼者の方々に、歌集刊行のためにご協力をいただきました。 依頼者の想いとそれに応える木下さんの短歌、ぜひ本のかたちで体験していただきたいです。
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【古書】ジョージア・オキーフ
¥5,280
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『ジョージア・オキーフ』 ランダルン・グリフィン ※古書です。 B5変型判、145ページ 青幻舎 2014年刊 自然主義と抽象絵画を融合させた独創的作風で、アメリカ近代絵画に偉大な足跡を残したオキーフ。 初期の木炭による抽象画から、世界的に有名な花のシリーズ、シュルレアリスムの影響を受けたニューメキシコでの作品までオキーフの芸術を解き明かす。 ―アメリカの画家ジョージア・オキーフ(1887-1986)は、先駆者的な存在として、 後に続く女性たちに新たな可能性を拓いた人物である。 生前、オキーフの作品はほとんどいつも、正に「女性的」であるとみられてきた。 だが、彼女を型にはめて考えるのは禁物だ。 鮮やかで明快なデザインのセンス。何のためらいもなく表現された、輝くような色の装飾的な形への愛情。 しばしば見られる抽象と写実の取り合わせ。こうして人気を得た結果、 オキーフの絵はあちこちで目にする見慣れたものとなったため、 その豊かさや複雑さは見過ごされてしまうこともある。(本文より) 目次 005 アメリカン・モダニズムの偶像 007 若き日々と美術 016 FOCUS① 木炭による抽象画 021 西テキサス 026 FOCUS② 西テキサスの水彩画 031 抽象画 038 FOCUS③ この世のものならぬ音楽 043 花々 060 FOCUS④ ジェンダーの問題 067 静物と木々 074 FOCUS⑤ メイン州沿岸部 077 摩天楼 084 FOCUS⑥ アメリカン・プレイス 089 タオスへの初めての旅 096 FOCUS⑦ ロレンスの木 099 頭蓋骨、骨、風景 114 FOCUS⑧ ゴースト・ランチ 125 晩年の作品 134 FOCUS⑨ 旅と超越 142 年譜、参考文献、作品リスト
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りんご通信 4
¥550
『りんご通信 4』 タブロイド判 H544mm × W406mm 14ページ Editor in chief:髙橋健太郎 Editor :姫野希美 Design:大多和琴 ウクライナ・ハルキウ。トラピスト修道院への道。沖縄のバスの車窓。右膝に違和感がある箱根。夕暮れの湖。幼少期の京都と北サハリンへの旅。ある日の食卓。モンゴル草原と工業地帯化の間の雄大な大地。1936年のアビシニア高原。犬山 ──。 必ずしも目に見えるものばかりではない綾と光から、様々な場所と時空を辿る「りんご通信4号」は、用紙も変わり、より光を吸っています。 風景にたまたま居合わせる「私」たち一人ひとりが見て感じ取れることの限界は、他者の視点や言葉を通して、想像することによって無限の広がりがもたらされると改めて深く感じさせられます。 どうか、今号も皆さんにとって実り多きものであることを願っています。 ~出版社より~ 内容 児玉浩宜 ウクライナ・ハルキウ 戸田昌子 岡村昭彦とトラピスト修道院 上原沙也加 北海道から。沖縄から。4 ─ 「窓の向こうで」 木村和平 わたしは道すがら 4 清水裕貴 Bar Landscape Vol.4 ─ あなたを思い出すための薬 川崎祐 本と明け方 4 ─ 世界の輪郭と、想像のゆくえ 齋藤陽道 ホットブルー日記 田凱 南多摩料理人の一品 二品目 ・ 月牙餅 川瀬慈 アビシニア高原、 1936年のあなたへ 楠本亜紀 風景を手探る 第二回 偶然と必然
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B面の歌を聞け Vol.2 酒との付き合い方
¥1,100
『B面の歌を聞け』Vol.2 酒との付き合い方 太田明日香 A5判、48ページ ホッチキス綴じ 題字・山下陽光(途中でやめる) 巻頭言より 『B面の歌を聞け』は、ライターで作家の太田明日香さんがワードで作る手づくり雑誌です。 B面とは、グローバル化した社会で資本主義の中で消費して経済を回して、お金を使って人や物の移動をよしとする価値観のなかで、いかに消費社会から逃れるかや自分でなんでもやろうとするDIY精神のことです。取材やインタビューを通じ、そのとき私が気になるテーマについて考え、B面スピリットを忘れず生きるための知恵をシェアしたいです。 目次 インタビュー 楽しさと面白さを分かち合いたくなる味 木谷ワイン 木谷一登さんインタビュー お話を聞いた人 木谷一登さん いつまでも心地よい気分が続くお燗の秘訣 酒うらら 道前理緒さんインタビュー お話を聞いた人 道前理緒さん 特集 酒との付き合い方 雑に飲んで、雑に死ぬ。 綿野恵太 酒豪言われた私が、お酒をやめてみたら。 江角悠子 ムスリムとお酒 バーヌ ワインと生活と 丸茂正裕 地獄の沙汰も酒次第か? 神田桂一 コンビニで摂れるハードドラッグ 小田晶房 投稿 コロナと酒 小池利彦 吉田類「酒場放浪記」をB面的に眺めている 立石尚史 〈お酒にまつわるただのおしゃべり〉 ふふふのZINEメンバー(野呂巧、井上有紀、よしのさくら) 読書案内 酒と戦とコロナと女 太田明日香 特別付録 コロナと酒年表 特別企画 紙上B面ラジオ C面について 話し手 モリテツヤ 編集後記・次号予告
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一般
¥1,000
SOLD OUT
『一般』 オルタナ旧市街 B6判 182mm × 128mm 102ページ 不定期で不届きなネットプリントマガジン『オルタナ旧市街』。 『一般』は、ちまちまと書き溜めた2019年ごろからの文章たちを加筆修正し、まとめた散文集です。 目次 ・スプリングフィーバー ・早安台北 ・恋人のブラックホール ・Retrospective ・うつくしい混沌(雨傘について) ・バス停、顔たち ・サマー・オブ・ラブ ・室内犬は踊る ・街の灯 ・レヴェンワースの光、タイムズ・スクエアの花嫁 ・真夏の残像 ・よーいどんで星までとどけ ・ニュートラル・メトロシティ ・あなただけに庭
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ten.
¥2,200
SOLD OUT
『ten.』 Nobuko Ito 伊藤信子 268mm x 215mm 60ページ 2015年 500部限定、ナンバー入り 本体はサランラップに巻かれています。 スタイリストの伊藤信子さんが、2015年にスタイリスト活動10年の節目に500部限定で自ら刊行した『ten.』です。 本人がスタイリングしたファッションページやアーティストの加賀美健さんのスペシャルインタビューや近所の猫の「つくね」に竹内俊太郎さんのイラストにZUCCA、Kastaneとのコラボレーションなど楽しい一冊になってます。 direction&styling_Nobuko Ito Charlie(p.2-17) photographs_Takahiro Otsuji hair&make-up_Naoyuki Ohgimoto cordination_Megumi Yamao model_Charlie K(p.18-33) photographs_Keita Goto hair&make-up_Mika Iwata model_Kasumi ZUKKA(p.42-43) copylight by Takarajimasha edit_Hiroko Ishiwata design_Ayako Haida
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【サイン本】Lula BOOKS SERENA MOTOLA.
¥6,050
SOLD OUT
『Lula BOOKS SERENA MOTOLA.』 ※モトーラ世理奈さんのサイン入りです。 ハードカバー 縦246mm × 横191mm 144ページ PUBLISHER:SELEK LIMITED Lula Japanの新たな出版プロジェクト「Lula BOOKS」から、映像やファッションのシーンで躍進を続けるモトーラ世理奈が持つアーティスト性にフィーチャーした書籍が発売。 Lula Japan本誌を手がけるクリエイターによる撮り下ろしのヴィジュアルストーリーやセルフスタイリング集、親しい友人が撮影した日常のモトーラ世理奈、彼女の魅力が詰まったアーカイブ作品、ゲストを招いての対談企画などを収録した、贅沢な1冊が完成。 コンテンツ ①22 years old now 巻頭で披露するのは、独自の視覚的アプローチを特徴とするニューヨークのフォトグラファー チャーリー・エングマンがアートワークを手がけたスペシャルなファッションストーリー。 「等身大の自分を見せたい」というモトーラ世理奈の想いから、ヘアメイクも自身で行い、22歳の「今」を存分に詰め込んだ、ライブ感あふれる作品に仕上がった。 ②wait for the cat to jump 神秘的な森を舞台にした、写真家 横浪修によるストーリー。 モトーラ世理奈が構想し、しっとりと澄んだ空気に包まれながらトップクリエイターと共に築き上げたファンタジックな世界には、「森に住む猫」に扮した彼女の少し大人な表情が写る。 ③gallery of her works ファッションシーンや映像、音楽まで、10代の頃から国内外のさまざまな場で活躍を見せてきたモトーラ世理奈。 これまでに出演したたくさんの雑誌や写真集、Web媒体、CDジャケット、ブランドのヴィジュアルなどから特に思い入れのある作品をセレクトし、彼女の軌跡を辿る。 ④conversation with dears モトーラ世理奈を形づくる人たちとの3つの対談。 彼女が強い影響を受けた映画監督の岩井俊二、女優の道を歩むきっかけとなった「少女邂逅」の監督 枝優花との対話から、憧れてやまない女優 蒼井優を迎えた念願の語らい、そして仕事と私生活の垣根を超えた近しい関係性を持つモデルTsugumi、エモン久瑠美、BEBEとのリラックスしたトークの中で、今のモトーラ世理奈の考えや素顔が引き出された。 モトーラ世理奈 (Serena Motola) 1998年生まれ、東京都出身。2015年1月号の雑誌「装苑」ニューカマースペシャルでのモデルデビューを皮切りに、数多くのファッション誌やアパレルブランドの広告でモデルとして活躍。2018年秋冬シーズンにはパリコレクション出演も果たす。 2018年、「少女邂逅」で映画デビュー以降、2019年「21世紀の女の子-out of fashion-」、2020年「風の電話」、「恋恋豆花」など映画主演が相次ぎ、 第29回日本映画批評家大賞 新人女優賞や第94回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞を受賞するなど、豊かな表現力で俳優としても大きな注目を集める。同年、ドラマ「東京デザインが生まれる日」で地上波ドラマ初主演を果たし、2021年秋にはWOWOW連続テレビドラマW「ソロモンの偽証」が放送。 横浪 修 (Osamu Yokonami) 京都府出身の写真家。フィルム写真特有の柔らかなトーンを持味に、ユーモアに満ちた独特な世界観を作り上げる。 ファッションやアドバタイジングで活躍する一方、プライベートワークでは「100Children」や「1000Children」、「Assembly」、「PRIMAL」など数々のシリーズ制作に取り 組み、フォトグラフィーの可能性を探求し続けている。 チャーリー・エングマン (Charlie Engman) シカゴ出身、現在はニューヨークを拠点に活動するフォトグラファー。ビビッドな色使いやグラフィカルなコラージュに特徴づけられる独自の視覚表現を確立し、ファッション写真 界で大きな注目を集めている。オックスフォード大学在学時には日本研究を行っており、日本文化にも造詣が深い。 2020年には自身の母親を撮影した作品集「MOM」を刊行。
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【古書】PUPA.|大辻隆広写真集
¥7,800
古書ですが新品同様です。 『PUPA.』 大辻隆広 180mm x 140mm 124ページ 500部限定 写真家大辻隆広の初写真集『PUPA.(ピューパ)』の再販になります。 写真集のタイトルは『PUPA.』(ピューパ.)とは英語で『サナギ』を意味します。 写真集全編で花をモチーフに撮影しており、10代最後のモトーラ世理奈のうぶさや危うさを活写、更には写真家・大辻隆広初の写真集という初々しさや儚さ、生まれてくる感動などたくさんの意味が込められ4年前に製作販売されました。 PUPA.(サナギ)は時を経て少しづつ成長し、孵化(ふか)し華やかな蝶(大人)となる。 モトーラ世理奈もまたこの数年で10代から20代になり大きく成長しさらに変化を遂げようとしている。 モトーラ世理奈という一人の少女は会う度に、様々な表情を見せ、ある時ふと蝶になる直前のほんの一瞬が垣間見れてる気がした。 僕はまた再び彼女を写真に収めたくなり、今回のPUPA.再販に向け新たなシューティングを開始した。 今回の『PUPA.再販』はそんな新しい今の彼女を捉えた2つのストーリーが前回と同じストーリーはそのままに、その前半と後半に新しく追加されてます。
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BOTSU ANDERSON|TAKAHIRO OTSUJI
¥4,000
『BOTSU ANDERSON』 TAKAHIRO OTSUJI|大辻隆広 186mm × 220mm 120ページ 300部 2019年8月24日~9月1日、東京・中目黒のエレメンタリーストア ビン(ELEMENTARY STORE BIN)で開催された大辻隆広による個展「ボツ展 / BOTSU EXIBITION 2019」に際して作られた写真集です。 今回の写真集は全ページ袋とじになってます。 なので、実際写真を見る際は全部、カッターや定規、もしくは手で全ページをカットしていただく必要があります。 切り方によって、表面の表情が大きく変わるので、その辺も楽しんでいただければなと思っております。 「ボツ展 / BOTSU EXIBITION 2019」のあいさつ文より。 『ボツ展 / BOTSU AMDERSON』解説 この度はご来場頂きありがとうございます。写真家の大辻隆広です。 今回のこの個展を企画した経緯や作品の内容をお話ししたいと思います。 4年程前、僕はプライベートでオーストラリアのメルボルンのビーチでたまたま彼に出会いました。明るく面白いおじさんとは、ビーチで色々と話しました。とはいえ、わずか10分程の時間でしたが...。普段、僕は街ゆく人々の写真を撮りためていて、もちろん彼もそのターゲットの1人で彼の写真を何枚か撮影したものの、彼の赤い水着のインパクトが大きすぎて自分の作品集には合わないな、ボツ写真だな。という結論に、当時、至りました。 それから数年経ってもずっと私の心に残っていた彼。ボツ写真だけどやっぱり気になるな。じゃ、ボツ写真だけを集めたボツ写真展をやろう。タイトルも『ボツ展』という展示をしよう。『ボツ展』って響きもいいしな。と、このプロジェクトが始まりました。 それから、ボツ写真とは何なのか?これはボツなのか?と自問自答する毎日。でも、いいなって思った瞬間に写真を撮る自分の写真には、なかなかボツと言える写真がなく、やはりこの企画は無理かもな、でも、でも、でもこのおじさんはを何とか世に出したい!そう思いながらある時、ふと、このおじさんの名前を『ボツさん』って名前にしてこの人の人生物語を作っちゃえばいいのでは?と思いついた。それはそれで。『ボツ展』ってタイトルのままいける!と答えが出ました。 まずは名前。アンダーソンって昔から好きな名前だったから、おじさんの名前は『BOTSU ANDERSON』次にこのボツさんはどんな人生を歩んだのだろう。と思い、彼の人生を勝手に妄想して経歴を作った。申し訳ないけど、『没 ボツ・アンダーソン』って響きが気に入り、最初は彼を天国に運んだところから人生をさかのぼり、生まれた時期を決め、後はひたすら妄想。そこに実際の僕自身の経歴もダブらせながら。 次に写真のセレクト。ボツさんは、やはりこの赤い海パンがトレードマークだから、テーマカラーは赤。なので写真は全部赤が入った写真だけを選んでみることにした。集めてみたら、家や車、街の人々、自然と僕がイメージする彼の住んでた街の雰囲気が出てきて、すごく気持ちのいい写真達が集まった。 ここまできたら、もう彼と僕との思い出づくり。イラストをコマツミドリさんに描いてもらい、また今回の個展開催のきっかけを作ってくれたデザイナーの田島君の監修のもと、イラストや写真をもとに限定数量の大量の種類のグッズ製作。写真集は前回の『PUPA.』でもお世話になってADの小酒井さんに完全にお任せして、自分の想像以上の写真集が完成。真っ赤な袋とじの写真集。彼の知らないところ、遠く離れた日本で繰り広げられる、勝手な勝手な写真家大辻隆広の個展。 ふざけ過ぎずに、ふざける。僕が今回目指したいい具合の個展になったと思います。 みなさま、いかがでしたか? 僕はこれからも、こんな感じで写真家人生を歩んでいきたいと思ってます。 改めまして、本日はご来場ありがとうございました。
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奥山由之『The Good Side』ブルー表紙
¥38,500
SOLD OUT
『The Good Side|グッドサイド』 Yoshiyuki Okuyama|奥山由之 ※未開封です。 タテ219mm × ヨコ167mm 208ページ、ハードカバー サイン入りCプリント(130mm X 180mm)付き ブックデザイン Kummer & Hermann 出版社 Editions Bessard 「奥山由之さんと平野紗季子さんの新婚旅行時に撮影されたものです。」
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The Gould Collection Volume 2 スイングしなけりゃ意味がない
¥11,000
SOLD OUT
The Gould Collection Volume 2『スイングしなけりゃ意味がない|It Don’t Mean a Thing』 ※未開封です。 写真:ソール・ライター 短篇小説:ポール・オースター 翻訳=柴田元幸 248mm x 180mm、ソフトカバー 100ページ 収録写真:58点 言語:英語・日本語 発行:ザ・グールド・コレクション(パリ、ニューヨーク、東京) 編集:ローレンス・ベクタン、ラセット・レダーマン、澤田陽子 本書は、写真集シリーズ、ザ・グールド・コレクションの2冊目として2017年に刊行され、忽ち限定500部が完売となった『スイングしなけりゃ意味がない(It Don’t Mean a Thing)』のカバー、製本等をシンプルにした2019刊の普及版。 内容は初版とまったく同様で、本書で初めて紹介される作品多数を含むソール・ライターの1947年から1970年代までに撮影された58点の写真に、ポール・オースターによる短編小説「スイングしなけりゃ意味がない」(和英)が収録されている。いずれもニューヨークを舞台にした、ライターの写真と、オースターによる人生に起きた小さな出来事と偶然の出会いをめぐる物語で構成されている。ニューヨークについての思索、この街がもつリズム、そこに生きる人々と場所――これまでもそれぞれにニューヨークを見事に描いてきた二人の作家の写真と物語が、本書で一つに融合する。 ソール・ライター(Saul Leiter) 1923年、ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。写真の先駆者として、また1940 年、50 年代の「ニューヨーク・スクール派」の一人として知られる写真家で、画家でもあった。ピッツバーグのユダヤ教徒の家に生まれ、画家を目指して23 歳でニューヨークに移るまでラビになるための勉学を続けていた。画家のリチャード・ハウセット=ダート、写真家のユージン・スミスとの交友を経てモノクロ、カラー両方の写真を始める。1958 年から1980年代前半まで、ファッション写真家、広告写真家として生計をたて、『Harper's Bazaar』『Elle』『British Vogue』『Queen』『Nova』『Life』『Infinity』などの雑誌に写真を発表。70 年におよぶキャリアを通して、私的な創作活動でも大きな影響を与えた。2013年、ニューヨークで死去。写真と絵画による回顧展が、ミルウォーキー美術館、アンリ・カルティエ=ブレッソン財団(パリ)、Bunkamura ザ・ミュージアム(東京)などで開催された。数冊の作品集が刊行され、また、2013 年にはドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13 のこと』も公開されている。 ポール・オースター(Paul Auster) 1947年、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。『4321 』『内面からの報告書』『冬の日誌』『サンセットパーク』『インヴィジブル』『ブルックリン・フォリーズ』「ニューヨーク三部作」をはじめ多くの作品を発表しているベストセラー作家。2006 年にスペイン、アストゥリアス皇太子賞を受賞した他、『リヴァイアサン』でメディシス賞外国小説賞、映画『スモーク』の脚本でインディペンデント・スピリット賞最優秀シナリオ賞、『サンセットパーク』でナポリ賞を受賞している。また、2012 年には第1 回ニューヨーク市文学賞をフィクション部門で受賞。他にも国際IMPACダブリン文学賞(『幻想の書』)、 ペン/フォークナー賞『( 偶然の音楽』)、エドガー賞(『ガラスの街』)に作品がノミネートされた。アメリカ芸術・文学アカデミー会員、アメリカ芸術科学アカデミー会員。フランス芸術文化勲章(コマンドゥール) 受章者。作品は40 か国語以上に翻訳されている。ニューヨーク州ブルックリン在住。
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here and there vol.15
¥3,300
SOLD OUT
『here and there 』vol.15 belonging issue 林央子 Nakako Hayashi A4判(A4判を主体とし、 B5判 などサイズの異なる紙を束ねた中綴じ製本) 表紙を含め108ページ (うちカラー54ページ) 付録に、マーク・ボスウィックの写真と詩によるB4ポスター(4c/1c)と10cm x 3cmのステッカー2枚付 ※マーク・ボスウィックによるB4ポスターについて補足説明 《2022年1月、『here and there vol.15』の制作のため、マーク・ボスウィックに3年ぶりに連絡をとって撮影を頼むと、彼があらたに撮るのではなくて、スーザンと彼がすごしたスペシャルな時間、そのなかで撮影した未発表の写真を送るから、自由に使っていいよ、と提案を受けた。今回、そのうちの一枚がB4版のポスターにもなった写真シリーズ「The Fountain」は、近年発表を控えていたマーク・ボスウィックの久しぶりの写真作品にあたる。 ちょうど『here and there vol.15』の制作期間にあたる2022年春の数ヶ月間、マークはインドに瞑想旅行にいったり、娘ビビの結婚式に参列したり、書籍の制作に集中していたり(うち1冊は、文章の本らしい)で、なかなかつかまりにくかった。けれども、連絡のたびにきちんと返事をくれ、「これからしばらく、旅に出ていて、いないんだけど」と教えてくれる。 風来坊のようなマークだけれど、意思をもってしっかり『here and there』に参加してくれて、いつものようにきちんと、彼の世界を紙面に定着させてくれたことが嬉しい。B4版ポスターには、旅先から、詩を手書きにして書き送ってくれて、これが今回最後に印刷所に入稿したコンテンツになった。》 2年ぶりのリリースとなる今号はデザイナー・尾中俊介(カラマリ・インク)を迎え装いも新たに、ページ数も大幅に増えて108ページの読み物となっております。 最新号は、主宰者の林央子がコロナ禍と2年間のイギリス留学を経た感覚から、<帰属意識/belonging/ここにいたい場所/心地よい場所>をテーマに人や場所をつなぎます。 さらにマーク・ボスウィックによる未発表の写真と詩(直筆のもの)で作られたポスターや、here and thereによる特製ステッカーなどもついております。 ●参加アーティスト アート・出版・園芸など、暮らしの中からつくることに向き合うジョアンナ・タガダ・ホフベック。20年ぶりにRun Collectionを再始動させたスーザン・チャンチオロ。福岡から2021年末に東京・新大久保へ転居した「途中でやめる」の山下陽光。フランス南西部の村で、あらたな空間を得てギャラリーをはじめる『Purple』マガジン創設者のエレン・フライス。山口県、パリ、千葉県などその時々に住まう場所から影響をうけながら作品をつくるアーティスト志村信裕。映画「エル・プラネタ」が日本でも公開されて話題のアマリア・ウルマンなどが参加・紹介されています。 <<エレン・フライスより>> 私が『here and there 』vol.15 belonging issue をとりわけ待ち望んでいるのは、私が参加しているだけでも、旧友のマーク・ボスウィックとスーザン・チャンチオロからの便りがあるだけでもなく、新しいアートディレクターの尾中俊介が美しい仕事をしたからだけでもない。 それだけでなく、林央子が長年にわたり、インディペンデントでパーソナルな雑誌を世に出し続けてきたから、そして央子のイギリス留学が彼女の仕事に与えた影響を、きっとそこに発見することになるからです。 今回は、とても特別な号です。 <<紙面より>> どこに誰といて、何をするか。日々の選択や行動は、批評行為だと私は考えています。 2002年春の創刊から、今年で20年目を迎えたhere and thereは、制度的に疲弊しているとしか思えない主流のファッション界やジャーナリズム、雑誌媒体への批評として、個人的な視点や声を伝えるべくスタートしました。 日本の美術界やファッション界に批評が足りないという声をよく耳にします。言語のロジックで考える西洋と、周囲との関係性を保ちながら物事を進める日本では、思考の流儀が違う。そして、思考には言語が必要です。けれども、批評を成立させる要素は、言葉だけではないはずです。 ソフィア・コッポラを1995年に取材したとき、彼女は「Action speaks louder than words.」と言いました。私もその精神に同意して、2001年夏に資生堂を退職してフリーになるとき、その後の人生をかけたプロジェクトとして、個人媒体をつくろうと思い立ちました。 ―-- 林央子「いま、ここにいたい人と手をつなぐ 批評媒体としてのhere and there」より抜粋 『here and there』の特徴と概要 林央子をとりまく個性的・領域横断的な国内外のクリエイターとの交流の時間をとじこめた、感性を刺激する一冊。一見、とらえにくいアーティストたちの姿も、林央子のインタビューや執筆依頼によって、読み進めながら読者のひとりひとりが今を生きるヒントを得やすい紙面に編集されています。キュレーターでもある林央子のつくる、誌上の展覧会をプライベートタイムに見に行ったような個人的な読書体験は、いつどこで開いてもそのときの自分に必要な指針を得られるマジカルな時間を与えてくれるでしょう。 林央子 はやしなかこ 1966年生まれ。編集者、ライター、キュレーター、リサーチャー。資生堂『花椿』の編集に携わったのち、01年にフリーランスになり、02年に『here and there』を創刊。現在は Central Saint Martinsの修士課程(MRes Arts)に在籍し、Exhibition Studiesを学ぶ。96年「Baby Generation」展や14年「拡張するファッション」展のように、出版物企画に端を発した展覧会の創出に携わってきた。著書に『拡張するファッション』『つくる理由』ほか。
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NOVA MAGAZINE #1~#6 全6冊セット
¥33,000
『NOVA MAGAZINE』 #1~#6 全6冊セット 各 289mm × 229mm Issue1 2000年 6月 発売 Issue2 2000年 7月 発売 Issue3 2000年 8月 発売 Issue4 2000年 9月 発売 Issue5 2000年 10月 発売 Issue6 2000年 11月 発売 60年代を代表するファッション誌 NOVA リニューアル号 惜しまれながら廃刊した NOVA のリニューアル計画が1999年から始まり、新しいアイデンティティとヴィジュアルを持った雑誌として2000年春にリニューアルされました。編集者のDeborah BeeやファッションディレクターVenetia Scottらによって創刊から6冊が刊行されました。 新しい『NOVA』は最終的に2001年6月号まで合計13冊が刊行されました。 NOVA の、豊かなファッション業界とのコネクションにより、誌面は世界的に活躍するフォトグラファーやアーティストと共に仕事をする素晴らしい機会を得ることが出来ました。Juergen Teller, Terry Richardson, Bettina Rheims, David Sims, Corrine Day, Ellen Von Unwerth, Deborah Turbeville, Nadav Kander, James Jarvis, Paul Davisたちがそうです。 オリジナルの NOVA は1965から1975年までに、神話的な地位を築きました。それは女性誌とファッション・ジャーナリズムの常識を書き換え、そして、60年代スタイルのバイブルになりました。 それ以前の女性誌は、パターン編みと、料理のレシピを紹介することにページを割き、同性愛や妊娠中絶はタブーでした。そういった文化的で、道徳的で、性的な偏見を克服することこそ、当時の NOVA の狙いでした。 NOVA の成功の要因として男女両方に訴える力がありました。どんな女性誌よりも多く、42%もの男性読者を獲得したのです。 しかし、70年代前半までには、NOVAは編集面で革新的なエッジを失っていました。そのまま1975年には廃刊が決まったのです。 NOVA が25年ぶりの復活を発表する際、出版元のIPCはそれがノスタルジーでないと主張しました-リニューアルした NOVA は、オリジナルの自由で鋭い精神を残しながらも21世紀の女性にフィットするような雑誌なのだと。 紹介しているのはリニューアルされた NOVA #1~#6 のリニューアル号6巻セットです。 Tシャツやノートなどの付録も付いた完璧なセットです。
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【サイン本】Museum of Mom’s Art 探すのをやめたときに見つかるもの
¥3,300
SOLD OUT
『Museum of Mom’s Art 探すのをやめたときに見つかるもの』 都築響一 ※サイン入りです。 ※特典のポストカード付きです。 B5判変形 広開本 窓付きスリーブケース装 232ページ おかんアートは小さな知性への大きな一撃なのか! どこにでもあって、だれからもリスペクトされることなく、作者本人もアートとはまったく思わず、売ったり買ったりもできず、しかしもらえることはよくあり、しかももらってもあまりうれしくない。ハイブロウでも、ローブロウですらない、ノーブロウの明るい衝撃。コンセプトでも反抗でもない「手を動かす純粋なよろこび」が君を微笑ませ、涙ぐませる。 そんな「おかんアート」をオールカラーで350点以上収録。軍手人形、リボン人形、折り紙手芸からチラシかごまで、可愛くて、懐かしくも新しい⁉作品に加え、カリスマおかんアーティストの紹介や対談を収めた至極のおかんアート作品集。 [目次] おかんアートが日本を救う 1 そこにあるものを使う 断捨離よりも「いつか役に立つ!」 香坂司登美さんのこと 大谷知子さんのこと 西村みどりさんのこと おかんアートが生まれるところ 2 デザインよりも素材感が大事 おかんアートの風通し 尾本節子さんのこと 3 飾りじゃなくて生活用品 かわいいけれど役にも立ちます 伊藤由紀さんのこと ●野村知広さんのチラシ箱 4 ご利益をあなどるなかれ 千成春屋のブロック折り紙 ●道の駅とおかん 5 もうひとつの折り紙宇宙 系谷美千代さんのこと ブロック折り紙の歴史 ●嶋 暎子さんの新聞バッグとコラージュ 6 小さいからかわいい、小さいからたくさんできる 森 敏子さんのこと ●キットと教則本 びんぼう工作と紺野サキコさん 7 おかんにも推しキャラあり 先生の家 ●おかんアートの現在・過去・未来 都築響一×山下 香(下町レトロに首っ丈の会) おわりに 作品リスト 都築響一|Kyoichi Tsuzuki 1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。 1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』(http://www.roadsiders.com/)を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』(ケンエレブックス、2021年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)など。
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INDUSTRIE Issue1
¥13,200
SOLD OUT
『INDUSTRIE』Issue1 247mm×369mm 160ページ ※表紙を綴じているテープに少し剥がれがあります。 ※それ以外、概ね良好な状態です。 2010年にロンドンで創刊された世界最先端のファッションカルチャーマガジンです。 かなり掘り下げられた(たぶん)記事と、当時の最先端ファッションに携わるキーパーソンへの膨大なインタビューによって、読む人たちの目をファッション産業のより深いところに向けさせる見応え、読み応え充分の雑誌です。 特集:SUPER STYLISTSには、 Karl Templer、Katie Grand、Panos Yiapanis、Marie-Amelie Sauveのインタビューがびっしり。 Get Fit With Rickは、ジムで鍛えるRick Owensの写真がびっしり。 DariaとLaraを撮りにビーチへ行く前のPatrick Demarchelierにランチをしながらインタビュー。 David Sims、Craig McDean、Steven Kleinなどの名前も出ておりその筋の方にオススメです。 Contents 012 When Editors Become Cover Stars Industrie Likes: 022 Celine's Scrapbook of Ideas 023 An All-knowing Sidekick 024 Unpretentious Lunches 025 Dream Dinner Guests Ⅰ 026 A Personal Recommendation 027 Venice's Abbot Kinney 028 A Helping Hand at the Ritz 029 Tycoon Literature 030 The Industrie Google Reader 031 Dream Dinner Guests Ⅱ 032 The Camera that's Changing the Game 033 A Guilt-Free Ride 034 What's Cooking at Acne 035 Three Books that Made a Difference 036 At Home with Victoire de Castellane and Thomas Lenthal The Superstylists: 046 Karl Templer 050 Katie Grand 056 Panos Yiapanis 062 Marie-Amelie Sauve 066 Get Fit with Rick Owens The Future of Publishing: 080 Natalie Massenet 086 Luis Venegas 090 Tom Florio 096 Giles's Greatest Hits 110 Patrick Demarchelier 114 On the Beach with Lara and Daria 128 When High Street Became High Fashion 134 The Allure of Louboutin 148 Paco Rabanne's Archive 160 A Day in the Life of Erdem
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Long Live the Large Family
¥9,350
『Long Live the Large Family』 Carl Johan De Geer 262mm × 182mm 36ページ+表紙・裏表紙 デザイン Hans Seeger 1980年に出版された Carl Johan De Geer がストックホルムのボヘミアンたちの生き方を写し取った写真集 MED KAMERAN SOM TROST(The Camera as Consolation)。その写真集の写真を抜粋し、オリジナルのページフォーマット(見開きページに4枚の写真を配置)を使い新たにNYの出版社兼書店 Dashwood Books と 出版社兼ギャラリー Boo-Hooray が2010年に 250部限定 で共同製作したZINEです。1960年代、70年代のストックホルムにおけるボヘミアンライフを垣間見ることができます。
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Bed, Bath & Beyond|Richard Kern
¥2,500
SOLD OUT
『Bed, Bath & Beyond』 Richard Kern 130mm × 190mm 36ページ 2nd edition 500部
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Selected Works From 2001 To 2009|Dash Snow
¥1,320
SOLD OUT
『Selected Works From 2001 To 2009』 Dash Snow 140mm x 200mm 32ページ オフセット 2020年 Co-Published with Nieves Second edition
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Selected Works From 1982 To 2011|Raymond Pettibon
¥1,320
『Selected Works From 1982 To 2011』 Raymond Pettibon 140mm x 200mm 32ページ オフセット 2020年 Co-Published with Nieves Second Edition
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Chain Smoke|Sean Maung
¥3,850
SOLD OUT
『Chain Smoke』 Sean Maung 108mm × 178mm 126ページ フルカラー ペーパーバック 初版300部 Cash Machine発行 2018年 ロサンゼルスを拠点とし、アーバン・カルチャーの中でもストリート写真で知られる Sean Maung のZINE。 ノワールのペーパーバックのような装丁で雰囲気があります。
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風をこぐ To Row the Wind|橋本貴雄
¥3,520
SOLD OUT
『風をこぐ』To Row the Wind 橋本貴雄 A5変形ヨコ 312ページ(写真262点、エッセイ2万字) 装丁:岡本健 2005年、福岡の路上で倒れていた犬を引き取った橋本さん。フウと名づけたその犬は、事故で後ろ脚は動かなくなっていたので手術する。その後リハビリを重ねたが、ふつうの犬のように歩くことはできなかった。自立で立って走れるまでに回復したフウと福岡、大阪、東京、ベルリンで12年間をともに暮らした2017年までの記録です。 橋本貴雄(ハシモトタカオ) 1980年 熊本県生まれ 2008年 ビジュアルアーツ大阪写真学科夜間部卒業 2011年 ベルリン在住
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【古書】Los Angeles/San Francisco|奥山由之
¥22,000
『Los Angeles/San Francisco』 奥山由之 ※未開封の古書です。 288mm × 266mm 128ページ Union Publishing Limited タイトル銀箔押し、クロス張りハードカーバー 2018年12月13日発売 Union Magazineを出版する、Union Publishing Limitedから初の写真集プロジェクト第一弾として写真家・奥山由 之氏の写真集『Los Angeles/San Francisco』が発売となります。ロサンゼルスとサンフランシスコを共に旅し、彼 のレンズを通して見えた何気ない日常はまたこれまでの作品と違った新しい一面をご覧いただけるかと思います。 プロローグより どこでも良かったのだけれど、こうして撮ってみると、どこでも良くはなかった と思える。ロサンゼルスとサン フランシスコは、光があまりに澄んでいて、最高品質のサンセットは、ありとあらゆるものを瑞々しく輝かせ、僕 の目の解像度をいつだって振り出しに戻したのだから。大変な街だった。(奥山由之)
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【古書】イサム・ノグチ 空間の研究
¥18,700
SOLD OUT
『イサム・ノグチ 空間の研究』 アナ・マリア・トーレス 著 相馬正弘 訳 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 B4変型版 260mm × 260mm 323ページ ハードカバー 株式会社マルモ出版 2000年7月 初版 本書は、ノグチの公共プロジェクト(プレイグラウンド、アースワーク、庭園、公園、広場、メモリアル、インテリア、噴水、パブリックスカルプチャー)に初めて焦点を当て、包括的な研究としてまとめたものである。 75点以上のノグチのプロジェクトを、図面やこの本のために特別に描かれたドローイングに加え、貴重な写真(美しいブロンズや石膏モデルの記録写真)によって紹介している。 目次 006 謝辞 008 まえがき ジョージ・サダオ / 相馬正弘 010 序章 022 第1章 プレイグラウンド 044 第2章 アースワーク 050 第3章 庭園、広場、公園 244 第4章 メモリアル 256 第5章 噴水 272 第6章 インテリア 284 第7章 パブリックスカルプチャー 308 終章 3110 年譜 312 注釈 316 参考文献 318 索引 アナ・マリア・トーレス Ana Maria Torres アメリカとスペインを拠点に活動する建築家。スペイン・マドリッド建築学校にて、イサム・ノグチを題材に博士号の学位論文をまとめ、同校にて教鞭を執っていた。現在は、1996年よりバルモリ・アソシエイツ(コネティカット州ニューヘブン)の取締役として、ランドスケープ業務にも携わっている。「ニューヨーク・アート・マガジン」の建築担当編集者でもある。 相馬正弘 著者アナ・マリア・トーレスと訳者は、1996年、大阪と東京でディアナ・バルモリの「シャドー・アンド・リフレーション(光の影と反射)」展示会と講演会などを共に行ったのを皮切りに、現在は、国立国際美術館、鳥取県倉吉パークスクエアーなど、いくつかのランドスケープのプロジェクトを日本で共に手掛けている。
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銭湯 文化的大解剖! まちのお風呂屋さん探訪
¥1,980
SOLD OUT
『銭湯 文化的大解剖!』まちのお風呂屋さん探訪 おしどり浴場組合 編 A5判、132ページ 知っているようで知らない、銭湯(でしか役に立たない)知識満載! 奥深き銭湯の世界へようこそ! 関西特有の銭湯建築とは? 靴を入れる下足箱の鍵にも種類がある? 排水溝の蓋で、銭湯を造った工務店が分かる? 日本特有の文化「電気風呂」の歴史とは? など、マニアックな銭湯の楽しみ方を紹介します。 兵庫県、大阪府、京都府など20カ所の銭湯も紹介! 目次より 第1章 銭湯の見方を解剖する! 第2章 銭湯の人々を解剖する! 第3章 推し銭湯を解剖する!
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銭湯生活 1号
¥880
豊かさじんわり伝えるZINE 『銭湯生活』1 おしどり浴場組合 A5判、70ページ 銭湯愛があふれるZINEです。 目次 04 ヒラオシンイチ SENTO NIGHT WALK 12 学会員A 大解剖!!鴨川湯 18 林宏樹 旅ゆけば漁師町銭湯 25 けんちん 電浴漫遊記~京都市編~ 54 ダミアン砂田 銭湯、記憶。― 寿楽温泉 ― 60 銭湯 今夜どちらへ? 70 釜場より
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ELECTRIC BATH HANDBOOK 電気風呂御案内200
¥1,100
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八画文化会館叢書vol.9 『ELECTRIC BATH HANDBOOK 電気風呂御案内200』 けんちん A5判、33ページ 電気風呂とは?入る際の心得から全国の電気風呂しょうかいまで、1冊まるごと電気風呂の良さを紹介しています。 目次 01 はじめに 02 電気風呂Q&A 04 電浴の心得 06 電気風呂メーカーインタビュー 08 電気風呂 四天王 12 極楽電気風呂 16 地獄電気風呂 20 湯治電気風呂 24 湯めぐり電気風呂 28 電気風呂 INDEX 200 32 解説 JP-Super 33 あとがき けんちん 1980年大阪府交野市生まれ。電気風呂鑑定士。団地ソムリエ。団地隙が高じ、新聞・雑誌・Webメディアへの団地関連の寄稿多数。人生の中で得することを色々な人とシェアするのが生きがい。珍スポットクラスタの金原みわ、廃墟クラスタのだみあん君と共に大阪此花千鳥橋にあるイベントスペース〈PORT〉にて異業種趣味交流イベント『別世界Bar』を毎月開催。 所属:団地愛好家集団チーム45畳 / 銭湯電気保養協会 / ドムドム連合協会 / 日本サぱ協会 / 別世界Barクルー / BOWLING No.9(トランペット担当)
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往復書簡 きっとどこかへ流れつく
¥1,500
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『往復書簡 きっとどこかへ流れつく』 武塙麻衣子 / 岸波龍 A5判、124ページ 当店でも取り扱いしているZINE『本屋めぐり』。会社員、ZINE作家、絵描きとしても活動している岸波さんと日記本「諸般の事情 完全版」 「驟雨とビール」「爽やかな茸」「白ねこ黒ねこ」を発行している武塙による2021年12月1日から2022年4月10日の約5ヶ月間にやりとりした10通の往復書簡です。 目次 まえがき 武塙 第一信 読むこと・書くこと 2021/12/01 岸波 第二信 愛や事件や喜びとか 2021/12/05 武塙 第三信 三日坊主と独学 2022/01/01 岸波 第四信 勉強すべき何かと変わらないもの 2022/01/10 武塙 第五信 走るということ 2022/02/02 岸波 第六信 心地よい穴ぐらから 2022/02/10 武塙 第七信 小さくて軽いもの 2022/03/01 岸波 第八信 恋愛小説と怖いもの 2022/03/14 武塙 第九信 怖いものなしでいきたい 2022/04/04 岸波 第十信 終わりのない旅 2022/04/10 武塙 あとがき 岸波
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短歌同人誌 『西瓜』第四号
¥500
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短歌同人誌 『西瓜』第四号 2022年 spring 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第四号です。 第四号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、90ページ
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何が私をこうさせたか : 獄中手記
¥1,320
『何が私をこうさせたか』獄中手記 金子文子 文庫判、434ページ 関東大震災後、朝鮮人の恋人と共に検束、大逆罪で死刑宣告された金子文子(一九〇三‐二六)。無籍者として育ち、周囲の大人に虐げられ続けながらも、どん底の体験から社会を捉え、「私自身」を生き続けた迫力の自伝を残す。天皇の名による恩赦を受けず、獄中で縊死。 目次 手記の初めに 父 母 小林の生れ故郷 母の実家 新しい家 芙江 岩下家 朝鮮での私の生活 村に還る〔ほか〕
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【サイン&特典付き】月とコーヒー
¥1,980
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『月とコーヒー』 吉田篤弘 ※サイン入りです。 ※特典コースター付きです。 四六変型判、336ページ これは、忘れられたものと、世の中の隅の方にいる人たちのお話。 喫茶店〈ゴーゴリ〉の甘くないケーキ。世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。トランプから抜け出してきたジョーカー。赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。三人の年老いた泥棒。空から落ちてきた天使。終わりの風景が見える眼鏡──。 人気作家が腕によりをかけて紡いだ、とっておきの24篇。 吉田篤弘(ヨシダアツヒロ) 1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を続けている。著書に『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『ソラシド』『イッタイゼンタイ』『電球交換士の憂鬱』『あること、ないこと』『雲と鉛筆』『おやすみ、東京』『おるもすと』などがある。
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【サイン&特典付き】それでも世界は回っている 1
¥1,815
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『それでも世界は回っている 1』 吉田篤弘 ※サイン入りです。 ※特典コースター付きです。 四六変型判 縦160mm × 横112mm 224ページ ロングセラー『月とコーヒー』に連なる〈インク三部作〉開演! いいか、よく見ろ。 終わりが来ても、このとおり、何度でもよみがえる。 「奇妙な惑星」博物館の保管室に勤務する十四歳のオリオ。 師匠のベルダさんと二人、世の中のあらゆるものを記録し保管すべく作業に勤しんでいた。 そんなある日、ベルダさんが死んだ。自殺か、病気か、事件か。 原因がわからぬまま、オリオは保管室の責任者を 引き継ぐことになる。 ところが――。 ベルダさんが記録に使用していた万年筆のインク、〈六番目のブルー〉の在庫がない。 あれなくして記録作業はできない。 幻のインクを求めるオリオの旅が始まった。 吉田篤弘(ヨシダアツヒロ) 1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を続けている。著書に『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『イッタイゼンタイ』『電球交換士の憂鬱』『台所のラジオ』『おやすみ、東京』『月とコーヒー』『おるもすと』『チョコレート・ガール探偵譚』『フィンガーボウルの話のつづき』『天使も怪物も眠る夜』『流星シネマ』『奇妙な星のおかしな街で』『ぐっどいゔにんぐ』『なにごともなく、晴天。』などがある。
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【サイン本】スティーヴン・ミルハウザー 著/ 柴田元幸 訳『十三の物語』
¥2,970
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『十三の物語』 スティーヴン・ミルハウザー / 柴田元幸 訳 ※柴田元幸さんのサイン入りです。 四六判、296ページ 匠の技巧が発揮された傑作短篇集 「猫と鼠」猫が鼠を台所で追いかけている。鼠はフロアランプを避けるべく二つに分裂し、猫は壁に激突、アコーディオンのように体がひだひだに折りたたまれ、そこから音楽が流れでる。猫は鼠との追いかけっこ、知恵比べで絶対に勝てないと分かっていながら、鼠を捕まえたい欲求がつのるばかり……鼠が赤いハンカチで猫の体を拭きとり、鼠も自らを拭きとりはじめ……。 アニメ『トムとジェリー』の楽しいドタバタを想起させるが、こうしてミルハウザーの手にかかると、息もつかせぬ速い展開と、細部にわたる滑稽かつ残酷な描写に翻弄されてしまう。とうていありえない状況にもかかわらず、「ミルハウザーの世界」に一気に読者を引き込む描写は、さらに凄みを増している。 ほかにも、周囲から無視しつづけられた少女の体が文字通り消える「屋根裏部屋」、バベルの塔をめぐるパロディ「塔」、森の向こうにある町への憧憬「もうひとつの町」、エジソンの助手による偽の日記「ウェストオレンジの魔術師」など。「オープニング漫画」、「消滅芸」、「ありえない建築」、「異端の歴史」の4部構成で、13篇を収録。 スティーヴン・ミルハウザー 1943年、ニューヨーク生まれ。アメリカの作家。1972年『エドウィン・マルハウス』でデビュー。『マーティン・ドレスラーの夢』で1996年ピュリツァー賞を受賞。邦訳に『イン・ザ・ペニー・アーケード』『バーナム博物館』『三つの小さな王国』『ナイフ投げ師』(1998年、表題作でO・ヘンリー賞を受賞)、『ある夢想者の肖像』、『魔法の夜』がある。(以上、白水社刊)ほかにFrom the Realm of Morpheus 、We Others: New and Selected Stories(2012年、優れた短篇集に与えられる「ストーリー・プライズ」を受賞)、Voices in the Night がある。 柴田元幸(シバタモトユキ) 1954年生まれ。米文学者・東京大学特任教授・翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウン、バリー・ユアグロー、トマス・ピンチョン、マーク・トウェイン、ジャック・ロンドンなど翻訳多数。『生半可な学者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。
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Gang Bang At Ground Zero|Dash Snow
¥19,800
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『Gang Bang at Ground Zero』 Dash Snow 148ページ 2007年に発行された、故 DASH SNOW と父親によるコラボレーションジンです。両面ゼロックスコーピーした37枚の紙を綴じずに半分に折って束ねただけの簡単な作りです。 ※表紙上部に少し折れがございます。 発行元の OOGA BOOGA の紙袋(破れてます。) 、ステッカー 、缶バッジも付いてます。
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Punk Press Rock in the Underground Press 1968-1980
¥8,800
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『Punk Press』Rock in the Underground Press 1968-1980 Vincent Berniere amd Mariel Primois ※古書ではございませんが、2013年出版なのでそれなりの状態です。 338mm × 224mm 240ページ 出版社 Abrams 2013年刊 パンクは1960年代後半に東海岸で生まれ、その後大西洋を渡り、ロンドンやパリで爆発的に流行しました。このダイナミックな反体制運動は、音楽、芸術、時事問題に対する考えを表現した専門誌やコピーされた手製のホッチキス止めのファンジンを大量に生産しました。パンクは独自の出版物を作ることで、20世紀の文化史にその名を刻むことになったのです。コラージュ、切り抜き、手作りのタイポグラフィを特徴とするPunk Pressは、イーストビレッジ、イーストロンドン、左岸にまたがるこれらの出版物によって作られた素晴らしいグラフィックを編纂しています。ラモーンズ、セックス・ピストルズ、クラッシュ、デッド・ケネディ、イギー・ポップなど、パンクの偉大なバンドたちの忘れられない写真とともに、音楽の最も魅力的な個性と偉大な才能をご覧ください。 目次 Foreword by Jon Savage 4 I'm So Bored With the USA! 10 Anarchy in the UK! 68 Made in Phrance! 148 Afterword by Patrick Eudeline 210 Captions 214 Credits 240
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つくづく別冊② おかしな雑誌のつくりかた
¥1,100
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つくづく別冊②『おかしな雑誌のつくりかた』 金井タオル 新書版(VHSサイズ) 216ページ 編集・発行人:金井悟 デザイン:佐野久美子 インディーズ雑誌『つくづく』のバックナンバーを解説するガイド本で、販売サイト(『つくづく』vol.3)の説明文や様々な号のおまけで発表してきた文章をまとめた合本。要は、雑文集です。第一章は書き下ろし。第二章以降は、書き下ろしと既出の文章が混在。『積読の100冊』という冊子も全ページ、そのまま掲載しています。 ―これは、つくづく休刊記念増刊号『自家中毒』の続編である。そのため、当初はつくづく復刊記念増刊号と付けようかとも思ったのだが、企画を練り上げる過程で、ガイド本でありつつも、今後に向けて自らの考えを整理する「リニューアル準備号」のようでもあると気がついた。また、何度も書き直しを重ねるうちに、ある種の日記本のような、つまるところ何だかわからないものになっていった。しいていえば、”雑誌づくりを続けることで起こした自家中毒の経過を観察した記録集”と呼ぶのが一番しっくりしている。― 本文より 第一章 そもそも『つくづく』とは何か しかしを使いすぎる/これは、ガイド本である/『自家中毒』と『経過観察』/本書は『つくづく』の合本/カラーボックス理論/「研究」という言葉の持つイメージ/問いだけが載っている/「怠け」がテーマだった/自己啓発書であり/「牽強付会」という名のサークル/自由研究とは、ただの「言い訳」/第三者の理解を求めているのか/これは「雑誌」ではなく「書籍」/広告が入っても書籍か/雑誌は、個人的な学校/研究成果のおすそわけ/雑誌とは、実験の場/雑誌を通して世界を見ている/順番通りに刊行しない理由 第二章 創刊と同時に休刊、そして復刊 第三章 コロナ禍の自由研究 第四章 リニューアル前夜〜あとがきにかえて〜
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【サイン本】そもそも交換日記
¥2,090
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『そもそも交換日記』 桜林直子 / 土門蘭 ※土門蘭さんのサイン入りです。 四六判並製、346ページ 編集者:徳瑠里香 装画:あーちん デザイン:竹内宏和(藤原印刷株式会社) DTP・製本・印刷:藤原印刷株式会社 東京と京都。雑談と文筆。離れた場所で「言葉」を軸に働き暮らす、サクちゃん(桜林直子)と蘭ちゃん(土門蘭)の交換日記です。 そもそも、友達って? 自由って? 幸せって? 誰かに会ったとき、その人の何を見ている? どんなときに安心を感じる? 「自分を大事にする」ってどういうこと? ふたりは、普段あまり意識することのない「そもそも」を見つめて、大きな概念を因数分解し、小さな心の機微を捉えて、言葉で輪郭を与えつづけてきました。問いを投げて、答えを考え、言葉を交わす。日記文学として、エッセイとして、なめらかな文章で綴られるふたりの思考の過程を辿るうちに、自分の心の奥に触れていることに気付かされるはずです。 この本には、日本で新型コロナウイルスが身近になり始めた2020年3月24日から2021年3月30日まで毎週交わした(cakesで連載)、1年分の日記が収録されています。 【目次一部抜粋】 そもそも「友達になる」って?/友達は両思いからはじまる 「自由」とは壁に囲まれたひとりの領域/自由と不自由の間、自分と誰かの間にある「言葉」 自分に正直であろうと決心したときのこと/後天的に素直さを手に入れる 人生は闘いじゃないのかも/「他人」が不足している 「自信」の正体/自信のなさは自分を知らないから 人間を人間でなくす方法/人間関係の「ドーナツ化現象」と「密室化現象」 「怒る」と「守る」は表裏一体/いいことには「信じる力」を、わるいことには「疑う力」を ないものねだり、あるものよろこび/嫉妬しないのは、自分がほしいものがわからないから 本当にあるのは「現在」だけ/SNSによる「受信過剰」 いい匂いがする言葉/書くのは泣くのと似ている かつての私が残した「文化」/「自分を大事にする」とは 人間以外のものに没頭したい/「ごはん食べに行こうよ」と言いたい 桜林 直子 1978年生まれ。2011年にクッキー屋「SAC about cookies」を開業する。自店のクッキー屋の運営のほか、店舗や企業のアドバイザー業務などを行う。noteにてコラム、エッセイなどを投稿、連載中。2020年よりマンツーマン雑談企画「サクちゃん聞いて」を開始。2020年3月にダイヤモンド社より著書『世界は夢組と叶え組でできている』発売。 土門蘭 1985年広島出身、京都在住。小説・短歌等の文芸作品を執筆するほか、インタビュー記事のライティングも行う。著書に、歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』がある。
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【S様専用】あんまりすてきだったから
¥1,540
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※注意!! こちらはS様専用です。他の方が購入されてもキャンセル扱いとなり、返金の際は手数料も差し引いてのご返金となります。 『あんまりすてきだったから』 くどうれいん さく / みやざきひろかず え ※Wサイン入りです。 ※一筆箋が付いています。 A4変型判、32ページ 歌手のうたごえがあんまりすてきだったから、こんちゃんはお手紙をかきました。こんちゃんの心のこもったお手紙をはこぶゆうびんやさんは、なんだかうれしくなって、くちぶえをふきました。くちぶえをきいたやまめは、なんだかうれしくなって、しぶきをあげてはねました。こんちゃんのうれしい気持ちが、ふしぎとみんなに伝わって…。 すてき! と思った人にはお手紙を出しましょう。 うれしい気持ちがどんどん広がる、くどうれいん初めての絵本。 くどうれいん 1994年、岩手県生まれ。作家。著書にエッセイ集『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)『うたうおばけ』(書肆侃侃房)。歌集に『水中で口笛』(左右社)。小説『氷柱の声』(講談社)で第165回芥川賞候補。創作童話に『プンスカジャム』(福音館書店)がある。 みやざきひろかず 1951年、奈良県生まれ。絵本作家。北海道教育大学特設美術課程卒業。『ワニくんのおおきなあし』で第1回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞を受賞。主な作品に「ワニくん」シリーズ、『チョコレートをたべた さかな』(共にBL出版)、『ほんのにわ』(偕成社)。さし絵を手がけた作品に『ひらがな だいぼうけん』(第19回椋鳩十児童文学賞、偕成社)『ドレミファどうぶつコンサート』(文研出版)などがある。
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【石川直樹さんサイン本】TRANSIT 56号 美しき世界の山を旅しよう!
¥1,980
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『TRANSIT』56号 美しき世界の山を旅しよう! ユーフォリアファクトリー 編 ※【付録】石川直樹ヒマラヤポスター ※石川直樹さんのサイン入りです。 ※サインは表紙のどこかに入っており、写真のものとは違う場所に入っているものもございます。 A4変型判、204ページ アルプス、アンデス、ヒマラヤ、ロッキー山脈……。世界各地の山々は、異なる生態系をもち独自の美しい風景を生み出しています。人びとは暮らしやすい平地とは異なる姿をした山に、恐れの感情を抱き、聖なるものの存在を感じて崇め奉りました。また近年に入ると、豊かな自然に癒しと刺激を見出し、頂を目指したり、レジャーを楽しむようになりました。本特集では、山とともに生きてきた各地の民族の暮らしや、山に魅せられ登る人びとなど、世界中の山と人間との関わりを見つめる旅に出ました。また、山の成り立ちや自然について学んだり、山と人の営みの歴史や現代の姿を掘り下げる記事もあります。いつか世界の、そして日本の山へ旅するときに役立つ素敵な宿の情報も満載。 【特集企画】 遥かなる山の声をきく/パタゴニア 写真・文= 上田優紀 アルプスの休日/スイス・アルプス山脈 写真・文= PHIL BUCHER アパラチアを南から北へ/アメリカ・アパラチア山脈 写真=根本絵梨子 文=福田香波(TRANSIT) シェルパ新時代の幕開け/ネパール・ヒマラヤ山脈 写真・文=石川直樹 アルプスの灯火、北穂高小屋のこと。 写真=野川かさね 文=小林百合子 天空と大地を結ぶ民/ペルー・アンデス山脈 写真・文=FLORENCE GOUPIL 祈りの生まれる場所/インド・ラダック 写真・文=竹沢うるま 山はどうやってできている? 山の地形探検 山がもたらす苦悩 世界の山図鑑 アルプス山脈/ロッキー山脈/ヒマラヤ山脈/アンデス山脈/飛騨山脈(北アルプス) いつか泊まりたい、世界の山の宿 山の絶景を楽しむ宿/トレッカーのための宿/玄人登山者のための宿/ちょっと変わったユニークな山の宿/山フリークに聞く世界のおすすめと憧れ山小屋(石川直樹/ヤンニ・オルソン/〈好日山荘〉 田中敦/やまとけいこ/矢部華恵/〈and wander〉森美穂子/〈Hiker’s Depot〉土屋智哉/鈴木健介/〈DILL eat, life.〉山戸浩介、山戸ユカ) 一度は行きたい日本の山小屋 山を目指す人の歴史 山の挑戦者 山のハローワーク 山を遊ぶ人 上出遼平/大崎清夏/春原直人 山の本が答える、人生相談所 山の休日 山の未来新聞 生活/経済/文化/社会/料理/地域/エンタメ(あばれる君) 世界に広がる山岳信仰 【連載】World View ・今日の世界…スーダン ・遠くへ旅するちいさな言葉…ジョージア ・未来を拓く市民会議…ロンドン ・79億分の1…シンガポール NIPPONの国立公園 火山の鼓動が刻まれた島/大山隠岐国立公園 写真=相馬ミナ 文= 諸角優英(TRANSIT) 【付録】石川直樹ヒマラヤポスター ユーフォリアファクトリー TRANSITとは? 世界のさまざまな風景やファッション、食、音楽などの文化を、“旅”というフィルターを通して紹介するトラベル・カルチャー・マガジン。現地の空気感を伝える美しい写真と文章により、世界を見つめる新たな視点を提案しつづけます。
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【サイン本】サキの忘れ物
¥1,540
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『サキの忘れ物』 津村記久子 ※サイン入りです。 ※イラストは写真のものと違うこともございます。 四六判 縦195mm × 横137mm 224ページ 見守っている。あなたがわたしの存在を信じている限り――。ある日、千春はバイト先の喫茶店で客が忘れていった一冊の本を手にする。それは誰からもまともに取り合ってもらえなかった彼女がはじめて読み通した本となった。十年後、書店員となった千春の前に現れたのは。人生は、ほんとうにちいさなことをきっかけに動きだす。たやすくない日々に宿る僥倖のような、まなざしあたたかな短篇集。
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【サイン本】現代生活独習ノート
¥1,815
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『現代生活独習ノート』 津村記久子 ※サイン入りです。 ※イラストは写真のものと違うこともございます。 四六判、266ページ 偶然録画していた興味のない番組 冷蔵庫内の陣地争い 貧弱な食事ばかりのSNS画面 資料室の籠城騒動 キラキラはしていなくても、 冴えない日常は、案外愛しく、悪くない。 短編の名手がおくる 私たちの‘今’が詰まった8つの物語 怒り、あきらめ、情けないこと、ときどきは幸せなこと “通り過ぎていくものたちのどれかは、手になじんで輝いてくれるだろう” 収録作 「レコーダー定置網漁」 「台所の停戦」 「現代生活手帖」 「牢名主」 「粗食インスタグラム」 「フェリシティの面接」 「メダカと猫と密室」 「イン・ザ・シティ」
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【サイン本】やりなおし世界文学|津村記久子
¥1,980
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『やりなおし世界文学』 津村記久子 ※サイン本です。 ※イラストは写真のものと違うこともございます。 四六変型判、336ページ ギャツビーって誰? 名前だけは知っていたあの名作、実はこんなお話だったとは! 『ボヴァリー夫人』は前代未聞のダメな女? 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』はDQN小説!? 待ってるだけじゃ不幸になるよ『幸福論』。人が人を完全に理解することは不可能だけれど、それでも誰もがゆらぐ心を抱えてゆるし生きていく『灯台へ』。古今東西92作の物語のうまみと面白みを引き出し、読むと元気になれる世界文学案内。 津村記久子(ツムラキクコ) 1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠 にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。08年『ミュージック・ブレス・ユー !!』で野間文芸新人賞、09年「ポトスライムの舟」で芥川賞、11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、13年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、16年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、17年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、19 年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、20年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN /ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。近著に『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』などがある。
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ROOKIE YEARBOOK TWO
¥5,280
『ROOKIE YEARBOOK TWO』 編集長 Tavi Gevinson ※洋書です。 269mm × 223mm 350ページ ~日本語版の説明文より~ ティーンのキュンキュンやドキドキ、さびしさ、かなしみがいっぱいつまってる! ──おとなになる前の最後の時間。 著者は、11歳の時にファッションブログを立ち上げたところ、一線で活躍する多くのファッション関係者からあっという間に注目を受け、ホットな人気ブロガーとなった、1996年アメリカ・シカゴ生まれのタヴィ・ゲヴィンソン(Tavi Gevinson)。タヴィ自身の個性的なルックもファッショニスタ認定されました。現在ではブロードウェイの舞台に出演し、女優業にも進出。TEDでも講演を行なっています。そのタヴィが編集長となって運営しているウェブマガジン「ROOKIE」の記事を、自ら再編集しまとめたヴィジュアルブックが「ROOKIE YEARBOOK」です。 アメリカのティーンエイジャーが感じていること、悩んでいること、憧れていること、気分別のミュージック・プレイリスト、そしてショービズ界で活躍しているおとなへのインタビュー記事まで、ボリュームたっぷり! ガーリー/ドリーミー/ノスタルジック/エッジーなスタイリングセンスのヴィジュアルポートレートももりだくさん! TWOは、2012年6月から2013年5月までの記事を掲載。 おもな内容 Welcome Tavi JUNE 2012:PARADISE JULY 2012:FREEDOM AUGUST 2012:ON THE ROAD SEPTEMBER 2012:DRAMA OCTOBER 2012:PLAY NOVEMBER 2012:INVENTION DECEMBER 2012:FAITH JANUARY 2013:MYTHOLOGY FEBRUARY 2013:PASSION MARCH 2013:MYSTERY APRIL 2013:AGE OF INNOCENCE MAY 2013:ATTENTION APPENDICES こっそりお出かけ、食べること:宣言、書き手のための10のルール、 おしゃれしたって、行くところがない 、自分を大切にする、なによりも最高なもの:M.I.A.、ゴーストハンティングのやり方、仲間外れでもわが道を、遅咲きであること、信仰を超えて、狂おしいほどの愛、ライフスキル(人生の処世術) 中級編、セックスを発明しよう、「私」らしい男、 子どもっぽいんじゃない、子どもらしいだけ 、キスのための完全ガイド、ブラック・ガールの教訓、悩みをアートにするって大事、生理について知っておきたかったこと、DIYステンシル、諦めることを諦める ほか 主な寄稿者 レナ・ダナム グライムス ミンディ・ケイリング ジュディ・ブルーム エトガル・ケレット ほか インタビュー掲載 モリッシー エマ・ワトソン モリー・リングウォルド キャリー・ブラウンスタイン デイヴィッド・ウィルソン クラレッサ・シールズ クリス・ウェア Tavi Gevinson 10代の女の子向けオンライン・マガジン「Rookie」の編集長であり、創設者。 2011年、15歳の時に「Rookie」を立ち上げてから大きな話題を呼び、トークライヴ「TED」、「the Economist's The World」、「the New Yorker Festival」、「the Melbourne Writers Festival」やオーストラリア・シドニーのオペラハウスでも講演を行なった。 また、女優としても活躍し、映画「おとなの恋には嘘がある」、NBC「ペアレントフッド」などに出演。 2014~2015年にはブロードウェイの舞台「This Is Our Youth」で主演を務めた。
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インド音楽とカレーで過ごす日々
¥1,980
SOLD OUT
『インド音楽とカレーで過ごす日々』 石濱匡雄 B5判、212ページ 大阪、中津生まれ。宝石店を営む商売人の母に育てられ、インド音楽、カレーと共に過ごすことで、出来上がった暮らし方について、国内屈指のシタール奏者・石濱匡雄さんに聞きます。幼少期から、シタールと出合う学生時代、そして、インド生活を経ての帰国、軽快な関西弁でエピソードを語ります(オチ付き! )。 48のエピソードには、「あっさりした人もものもないんですよ! 」と、インパクトありなインド話やインドで培われた価値観について、さらには、自分自身の境遇の話など、思いがけず共感、笑が盛りだくさん。 表紙のインパクトに誘われたなら、ぜひ最後まで読んでみてください。 何かが少し変わる、かも知れません。 目次 1、幼少期、大阪の中津で生まれた 2、近所のチャイ屋 3、昭和の純喫茶 4、ファミコンよりも電車 5、戦前生まれの商売人 6、テレビの中 7、石濱匡雄になった 8、字は書けないけど、絵は描ける 9、インド製マトリョーシカ 10、石浜病院は小児科じゃなかった 11、芸妓上がりのお婆ちゃん 12、祖父は留守でした 13、昭和の歌謡曲 14、「なぁママ?金捨てたな?」 15、楽器を始めた 16、札束ではたかれる健康法 17、近鉄に乗って1時間半 18、音楽活動 19、シタールで吹奏楽部入部希望 20、アメ村と奈良のパワースポット 21、数学のテストは感想文 22、インドに行く準備 23、高校生から見た初めてのインド 24、インド料理屋のバイト 25、バラナシとバナラシ 26、師匠ができた 27、引っ越しを決めた理由 28、灼熱のコルカタ 29、急に増えた家族 30、ベンガル語で石灰石って習ったらやめどき 31、日本人であった自分を捨てた 32、母の四柱推命とインド占星術 33、器用さだけでは追いつけない 34、あっさりした味も人もないんですよ! 35、お婆ちゃんが泣いてくれた 36、コルカタの美味しい食べ物 37、日本領事館から寝耳にチャイ 38、束の間の避難 39、コルカタでの人の出会い 40、家族って血縁だけが生むものじゃない 41、想像と違った社会人生活 42、追い求めたもの 43、シタール奏者で過ごす日々 44、人に感銘を与えるもの 45、カルカッタナイト 46、普通のシタール奏者 47、母からもらった舞台 48、インド音楽とカレーで過ごす日々 石濱匡雄(イシハマタダオ) 15歳よりシタールを習い始め、1999年には、ラヴィ・シャンカールの活躍でも有名なマイハール流派の巨匠パンディット・モノジ・シャンカール氏に師事。2003年の帰国後も国内 はもとよりコルカタ(インド)、ソウル(韓国)、ニューヨーク(アメリカ)などで演奏を披露。近年では、ラジオ番組「シタール 奏者・石濱匡雄のカレーだけじゃないインド」(MBS 毎日放 送)も不定期放送。さらに、現地 の家庭料理のレシピを紹介した 初の著書「ベンガル料理はおいしい (著者:石濱匡雄監修:U-zhaan)」も人気を博している。
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【古書】今和次郎集 第一巻 考現学
¥4,400
SOLD OUT
『今和次郎集 第一巻 考現学』 ※古書です。 ※状態は、写真でご確認ください A5判、函入り 544ページ ドメス出版 1972年第二刷
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【古書】今和次郎集 第七巻 服飾史
¥3,080
SOLD OUT
『今和次郎集 第七巻 服飾史』 ※古書です。 ※状態は、写真でご確認ください A5判、函入り 424ページ ドメス出版 1972年第一刷
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【古書】AUGUST SANDER Aperture Masters of Photography
¥3,960
SOLD OUT
Aperture Masters of Photography『AUGUST SANDER』 ※古書です。 ※ページに少し黄ばみがございます。状態は写真でご確認ください。 210mm × 210mm 96ページ 1997年 KONEMANN発行
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【古書】衝撃のグラフィックデザイン
¥4,200
SOLD OUT
『衝撃のグラフィックデザイン』 ミルトン・グレイザー / ミルコ・イリッチ タテ286mm × ヨコ236mm 240ページ グラフィック社 2006年 ※古書です。カバーに少々傷みがありますが中身には問題ないと思います。 状態は写真でご確認ください。
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【古書】ArT RANDOM Shinro Otake America
¥1,100
ArT RANDOM Shinro Otake 『America』 ※古書です。 A4判 310mm × 233mm 48ページ 都築響一 編 京都書院 1992年 第2版 京都書院が1989年から始めた現代美術作家シリーズ「ArT RANDOM」の第1巻が大竹伸朗さんでした。シリーズはウィリアム・バロウズの第102巻まで刊行されています。
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【古書】ブックストアで待ちあわせ
¥7,260
SOLD OUT
『ブックストアで待ちあわせ』 片岡義男 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 1983年 新潮社 四刷 装画 鈴木英人 大都会の光と影をとらえた写真集、サーフィン・サウンドについてのお勉強の本、フォルクスワーゲンを元気にしておくための本、ブローティガンの短編集、カウボーイ・ブーツの参考書、ホッパーの画集、'50年代の映画スターたちのポートレート集……。とっておきのアメリカの本の数々を紹介する魅力あふれるエッセイ。ほんとうのアメリカを知るための、楽しく愉快な本でいっぱいの本。
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【古書】海まで100マイル
¥4,950
SOLD OUT
『海まで100マイル』 写真 佐藤秀明 / 文 片岡義男 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 1982年 晶文社 三刷 ブックデザイン 平野甲賀 海を心から愛し、世界中の海岸に美しい波をもとめて旅する写真家と作家が作った、海と波とサーフィンの写真集。ハワイのノース・ショアはもちろん、カリブやタヒチの島々、カリフォルニア、オーストラリア、南アフリカ、日本などの数々のビーチでとらえられたあざやかなショットをオールカラーで再現。波と波乗りをめぐる二人のお喋りをまじえて、海と人との官能的なふれあいを、あますところなく描きだす。
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【古書】北園克衛詩集
¥3,850
SOLD OUT
『北園克衛詩集』 ※古書です。 191mm × 121mm 159ページ 思潮社 ※1981年初版ですが、本書は2003年三刷です。 状態は非常にいいです。
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【古書】カミュ全集 4 ペスト
¥1,780
SOLD OUT
『カミュ全集 4 ペスト』 編集 佐藤朔・高畠正明 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 四六判 ケース入り 260ページ 新潮社 1972年 初版 目次 005 ペスト 宮崎嶺雄 訳 251 『ペスト』拾遺 宮崎嶺雄 訳 258 解題
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GASBOOK 34 MIDORI KAWANO
¥3,850
『GASBOOK 34』 MIDORI KAWANO サイズ : 横 226mm × 縦 286mm 68ページ Midori Kawano 神奈川県横浜市生まれ。音楽や美術に漂う宇宙観に惹かれ作品を制作。 グラフィックやアートディレクション、プロダクトデザイン、映像など多岐にわたる領域で活動する。その物静かな佇まいからは想像できないほど、彩り豊かで奥行きのある作品を作り出す 。アンダーグラウンドな音楽シーンから作品制作を開始し、純粋なオリジナルの創作物からクライアントワーク、展覧会の活動に至るまで、常に独自の視点から自身の興味を追求する。澄んだ光のようなその視線でアイデアを創造し、その行為を通してさまざまな物語を紡ぎ出してきた。
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GASBOOK33 YOSHIROTTEN
¥3,850
『GASBOOK33』 YOSHIROTTEN サイズ : 横 226mm × 縦 286mm 68ページ 「GASBOOK33 YOSHIROTTEN」は、2013年に出版したYOSHIROTTEN初作品集「GASBOOK28 YOSHIROTTEN」から約4年ぶりの刊行となる作品集。近年YOSHIROTTENは、Amazon Fashion “AT TOKYO”、G-SHOCK 35th Anniversary のキービジュアル制作や、国内外様々なミュージシャンのビジュアル制作、原宿のセレクトショップDOMICLE TOKYO の内装ディレクション、BEAMS原宿店、LUMINE ZEROでのインスタレーションイベントのスペースデザインなどを 手がけてきました。多岐にわたるジャンルにて、さらに表現の幅を広げ、東京、ロンドン、ベルリンでの個展を 開催しました。本書では、過去数年から最新のものまで、彼の作品を全11項目を通して伝えます。 YOSHIROTTEN 1983年生まれ魚座。グラフィックアーティスト、アートディレクター、デザイナー。 多くのレコードジャケットやファッションブランドとのコラボレーション、パッケージ、広告に至るまで幅広く活動中。
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GASBOOK 31 JONATHAN ZAWADA
¥3,850
『GASBOOK 31』 JONATHAN ZAWADA サイズ : 横 226mm × 縦 286mm 84ページ ジョナサン・ザワダは、アートとデザイン世界のアナログとデジタルの両技法を織り込む多面的なアプローチで知られるアーティストである。彼は創作活動でしばしば、つかの間ではかないバーチャル体験から、有形の芸術作品を創造することを探求する。 人工的な物と自然な物の交わりや混合を中心とする彼の世界は、超写実的であり精巧で複雑にきめ細かく表現され、それでいて大胆でダイナミックなものとして成り立っている。 ザワダの活動は、初期のルーツであるウェブデザインやプログラミング、そしてさらなる進化の成果である商業グラフィックデザイン、イラストレーション、さらにはアートディレクションの各分野の知識を活かし、現在ではオブジェクトや家具のデザイン、彫刻、動画、美術展示そして絵画などにまで至る。
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GASBOOK 30 YUNI YOSHIDA
¥4,070
SOLD OUT
『GASBOOK 30』 YUNI YOSHIDA 横 176mm × 縦 245mm 168ページ ラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアルや、野田秀樹演出舞台の広告、Chara、木村カエラ、AKB48、中川翔子らのCDジャケットなど著名アーティストの作品を数多く手掛けるほか、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO、THEATRE PRODUCTS、J-WAVE、ワコール、Afternoon Tea、三越伊勢丹など国内外の名だたる企業やブランドから数多くのラブコールを受けるアートディレクター。 本作品集は、2014年11月12日〜24日までラフォーレ原宿にて開催された吉田ユニの初個展となる「IMAGINATOMY(イマジナトミー)」にあわせ、また初作品集となる本書のため初個展・初作品集のために企画した新作を含む作品の数々を160ページにわたり収録。吉田ユニ氏の世界観が余すところ無く表現されている。また、世界初公開となる吉田ユニ氏の想像力の源泉が詰まったメイキング写真等、本人により厳選された制作過程の秘蔵ファイルの一部を収録。世界を魅了し続けるトップアートディレクター吉田ユニ氏の頭の中を覗く事の出来る貴重な一冊。
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大人ごはん Vol.4
¥1,320
SOLD OUT
『大人ごはん Vol.4』 A5判、112ページ ごはんと文化と生きることが好きなすべてのオトナに送る雑誌 目次 001 グラビア 黒沢清 世界のクロサワ、ごはんを語る 写真・長野陽一 006 誰と食べるか?それが問題だ[Vol.4] 若さと食欲 文・村井理子 / 画・北林研二 012 第一特集 いろんな状況で食べる 大隅健司・真理子 / 鄭堅桓 / 加藤秀幸 044 第二特集 一緒に食べるということ [特別エッセイ]絵・カシワイ 「食べなかった子のこと」きなこ 「食べる・つながる」小桧山聡子 「大家族で食べるということ」野口啓示 062 特別企画 今井真実さんは、どうしてわたしたちの「しんどさ」がわかるんですか? 文・マスダユキ 070 座談会[Vol.4] 街の記憶が語ること ~コスモポリタン都市・高円寺を生きた台湾作家 参加者・林君昵、黄邦銓、永滝稔、狩野俊 絵・ZUCK 078 つるの漫画コーナー[第二回] 元気が出るもの 鶴谷香央理 084 特別インタビュー・黒沢清監督 食事シーンの撮影が段々面白くなってきた 文・月永理絵 090 とるに足らないもの・こと日記[Vol.2] 早川桃代 094 世界の食材[Vol.2] 明け方のマンゴー争奪戦 文と版画・門内ユキエ 099 手抜きごはんの嗜み[Vol.4] ちょっとうれしい、手抜き炊き込みごはん 文と絵・時岡孝行 104 まんぷくとまんぞくの間[Vol.2] 全身で泣く君の背中に 半井志央 110 本当に愛着あるモノと暮らし 湖畔生活のたのもしい相棒 水色のジムニー 文・飯田昭雄 / 絵・ZUCK
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大人ごはん Vol.3
¥1,100
SOLD OUT
『大人ごはん Vol.3』 A5判、112ページ ごはんと文化と生きることが好きなすべてのオトナに送る雑誌 目次 004 誰と食べるか?それが問題だ[Vol.3] 縁側のタバコ 文・藤原辰史 / 画・北林研二 010 第一特集 ひとりの時間を考える 植本一子 / ツレヅレハナコ / 高橋順子 024 小説 秘密のトンネル 東良美季 030 第二特集 小豆島で農村歌舞伎を観てきました [特別インタビュー]せとうちスタイル山本政子 048 何食べて生きてく?[Vol.3] アフロ・ブラジル料理を訪ねて 旦敬介 & 門内ユキエ 054 つるの漫画コーナー[新連載] 元気がでるもの 鶴谷香央理 056 とるに足らないもの・こと日記 早川桃代 060 座談会[Vol.3] 料理とことば、そして演じること ベスト・山田真歩・狩野俊 074 日々のなりわい[Vol.2] 捨てられている自然物の魅力を再発見して、伝えたい うすけはれ 上杉新・道代 082 日本に住む外国人に聞く[新連載] 連載の動機と大阪に住むプシェメクのこと プシェミスル・ミナージュ / 文・マスダユキ 086 まんぷくとまんぞくの間[新連載] ショートケーキ 半井志央 092 世界の食材[新連載] トウモロコシと小ピューマと小鳥 画・門内ユキエ / 文・旦敬介 096 手抜きごはんの嗜み[Vol.3] 水戻しパスタの楽チンさに脱帽! 時岡孝行 100 ヘベとレケの喰い飲み放談[Vol.3] 今日は仕舞いだ。俺と飲もう 牧野伊三夫 × 大竹聡 106 本当に愛着のあるモノと暮らし[Vol.3] 有機コーディアルジンジャー 飯田昭雄 108 ある食卓の風景[Vol.2] 帝国の時代と、チャパーティーの香り 室谷明津子
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大人ごはん Vol.2
¥715
SOLD OUT
『大人ごはん Vol.2』 A5判、52ページ ごはんと文化と生きることが好きなすべてのオトナに送る雑誌 目次 02 誰と食べるか?それが問題だ[Vol.2] 飯は飯でしかない 内澤旬子 04 手抜きごはんの嗜み[Vol.2] サッポロ一番を使った実験(山ごはん風) 時岡孝行 時岡孝行・広山大介 06 特集 みんなの食卓探訪記 高橋みどり & 吉田昌太郎 / デジタル・アド・サービス / 立野みどり保育園 / 宅老所よりあい 28 ごはんとわたし[Vol.2] 岸井ゆきの 30 日々のなりわい[新連載] ただ本が好きなだけ。それなのに・・・・・・ 田尻久子 34 何食べて生きてる?[新連載] 柏田道夫 38 ヘベとレケの喰い飲み放談[Vol.2] いろいろだよなあ、酒飲みってのは! 大竹聡 × 牧野伊三夫 42 作家と料理[Vol.2] 武田百合子さんの料理を作る 高山なおみ × 可能俊 × マスダユキ 48 本当に愛着のあるモノと暮らし[Vol.2] 石巻人が作る”こけし” 飯田昭雄 50 ある食卓の風景[新連載] 動物たちとの騒がしい朝食 ― 鴨居羊子「カモイクッキング」 室谷明津子
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大人ごはん 創刊号
¥550
SOLD OUT
『大人ごはん 創刊号』 A5判、36ページ ごはんと文化と生きることが好きなすべてのオトナに送る雑誌 目次 02 リレーエッセイ 誰と食べるか?それが問題だ 角田光代「誰かと食事をともにすること」 04 コラム 手抜きごはんの嗜み 時岡孝行・広山大介 06 特集 何食べて生きてる? 高野秀行・藤倉尚・枝元なほみ 20 特別インタビュー「ごはんとわたし」 門脇麦 22 対談 ヘベとレケの喰い飲み放談 大竹聡 × 牧野伊三夫 26 座談会 作家と料理」男と女は料理でわかる!」 角田光代 × 狩野俊 × 粟生こずえ 32 エッセイ 本当に愛着のあるモノと暮らし 飯田昭雄「ルンバ君が可愛すぎる!」 34 エッセ 多様性ってなんだ? 川北アリー
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赤木雄一『明けましておめでとう』
¥3,960
『明けましておめでとう』 赤木雄一 ハガキサイズ 120ページ 表紙・がんだれ / 両面箔押し / 天地のみ断裁 / 用紙はフレアソフト 775kg 装幀・デザイン : 吉田昌平(白い立体) 主に2014年の秋口に癌の告知を受けた赤木さんの母と、同時期の甥と姪との約半年間・・・・・・ 春の終わりまでの写真で構成された、家族の物語です。 今作の撮影舞台となった赤木さんの実家のある広島県と同郷のアートディレクター・吉田昌平さん(白い立体)が装幀・デザインをしています。
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代わりに読む人0 創刊準備号
¥1,980
『代わりに読む人0』創刊準備号 四六判、222ページ(一部カラー) 発行者 代わりに読む人 -発行人 友田とん さんより 文芸雑誌『代わりに読む人』は年1回刊行していきます。 「読む」ことを通じた思いもよらぬ隣人や異界との出会いを生み、読む/書く人たちの試行錯誤の場となる「公園」を目指します。 今回は創刊号ではなくあえて創刊準備号とし、特集もずばり「準備」としました。 文芸に限らず、アート、科学、実務などにアンテナを伸ばし、ぜひ読んでみたいと思う人びとに準備をテーマに、小説、エッセイ、批評、漫画などを執筆いただきました。 芥川賞作家の小山田浩子さんの短編小説や、『A子さんの恋人』の著者・近藤聡乃さんの創作についてのエッセイ漫画、『ODD ZINE』などの独自の活動を展開する小説家・太田靖久さんや、『アドルムコ会全史』が好評の小説家・佐川恭一さんの短編小説など、これを目当てに手にとってくださるような作品と並んで、偶然であった、とても面白いものを書かれ、多くの人に読まれてほしいと願う人たちに、代わりに読む人ならではの作品を書いてもらっています。 多くの人に興味を持ってもらえるのではないかと思います。 執筆者が読んだ本を紹介する「2021年に読んだ本」には、文学、人文、漫画など、様々な本が集まりました。 さらに、連載・小特集「これから読む後藤明生」では、今年生誕90周年を迎えた後藤明生と新たに出会うきっかけとして、初心者からファン、怪談作家、批評家まで、後藤明生について新鮮な視点で、書いてもらっています。 装画・挿画は代わりに読む人のロゴを描いていただいているアーティストの佐貫絢郁さん。 ほぼ全ページにわたり、佐貫さんのアートワークが置かれていて、佐貫さんの作品集としてもお楽しみいただけます。 【執筆者一覧】 蛙坂須美(怪談作家) 海乃凧(作家) 太田靖久(小説家) 小山田浩子(小説家) オルタナ旧市街 柿内正午(会社員) 鎌田裕樹(農家見習い) 近藤聡乃(アーティスト) 佐川恭一(小説家) 田巻秀敏(IT技術者) 陳 詩遠(物理学者) 東條慎生(ライター) haco 橋本義武(数学者) 伏見 瞬(批評家・音楽家) 二見さわや歌(菓子店店主) 毛利悠子(美術家) わかしょ文庫(作家) コバヤシタケシ(デザイナー) 友田とん(作家・出版社代表) 佐貫絢郁(装画・挿画・ロゴ) コバヤシタケシ(ブックデザイン) 飯村大樹(組版) サワラギ校正部(校正)
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生活の批評誌 NO.5
¥1,540
SOLD OUT
『生活の批評誌』NO.5「そのまま書く」のよりいよいこじらせ方 企画・編集・DTP:依田那美紀 B5判 縦書き、92ページ 装画:平田基 中面挿絵:ぶんちん 「生活の批評誌」とは? 「生活」と「批評」を隣り合わせにすることで、軽く前向きに流される日常に抵抗する「ライフスタイルマガジン」です。2017年の創刊以来、関西を拠点に不定期(無理のないタイミング)で発行しています。 唯一の編集部員であり編集長の依田さんの一存で企画を決め、依田さんが面白いと思う人に声をかけて、制作しています。 「そのまま書く」から離れたくて、離れられなくて、あいまいなままここまできた。 個人的な体験や感情を直接的な言葉で記述すること、自分について「そのまま書く」ことは、文学において、あるいはこの社会において、どこかうっすらと軽んじられてきたように思う。それでも今、ほんの一部かもしれないけど、小さな個人の小さな声を聞き合おうとする方向へと、この社会は進みつつある。 だが、その流れに勇気づけられながらも私は、「どんどん自分のことを書こう」と手放しに言うことができない。ひたすら何かにためらい、何かを危惧しているのだった。 その警戒心を決して的外れとは思わない。しかしそのありふれた危惧は、少しでも油断すれば根深く私たちの中に巣食う「そのまま書く」ことに対する蔑みへと——それは強い何者かにとって都合がいい——簡単に回帰してしまうだろう。 「そのまま書く」ことをなんのためらいもなく称揚するのでもなく、蔑みとも絶対的に距離を取った、「そのまま書く」に対する別の態度はないだろうか。それはきっと傍目から見ればこじらせた態度であるだろう。ならば追求すべきは、”よりよいこじらせ方”だ。 そう呼びかけて、この号を作った。9作品と1インタビュー、1座談会を収録。 (編集長 依田那美紀) ■目次(掲載順) ・皮のにおい |Ingvill Kjærstein (イングヴィル・シャースタイン) ・「そのまま書く」をそのまま書く |niina ・政治的な物語から個人的な物語を守り、分有するために |佐々木ののか ・インタビュー:自分語りをさまよって |滝薫 ・当世書生気質令和編 |呉樹直己 ・返信 ——わたしの〝こじらせ〟について |川口好美 ・座談会:フィクションと「そのまま書く」がともにあるために 井上彼方×オーガニックゆうき×依田那美紀 ・教室のうしろの席から |原告A ・幸福の表明を破る |依田那美紀 ・#147⏺ ⏸ ⏹ |黒嵜想 ・十年後の返信 |遠藤のぞみ ・広告:非実用品店めだか ・執筆者・参加者一覧
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生活の批評誌 NO.4
¥1,210
SOLD OUT
『生活の批評誌』NO.4 特集 わたしたちがもちうる”まじめさ”について 企画・編集:依田那美紀 B5判 縦書き、68ページ カバーデザイン:いいことみ 「生活の批評誌」とは? 「生活」と「批評」を隣り合わせにすることで、軽く前向きに流される日常に抵抗する「ライフスタイルマガジン」です。2017年の創刊以来、関西を拠点に不定期(無理のないタイミング)で発行しています。 唯一の編集部員であり編集長の依田さんの一存で企画を決め、依田さんが面白いと思う人に声をかけて、制作しています。 みんな、自分の”まじめさ”とどのように付き合っているのだろうか。 気になって、しょうがなくなった。 それはいつからだったか、”相手に対して自分が「他者」であることを、どこまでも自覚したうえでとる不干渉な態度”というものがあって、どうやら私はそれを、”まじめさ”と呼んで大事にしているらしい、ということに気づいた頃からだったか。 傷つけたくなくて、触れないこと。大事な部分を侵したくなくて、踏み込まないこと。 そんな”まじめさ”を手放したくはないけれど、それを握り締めたままどうすれば誰かと一緒にいれるのか、だんだんわからなくなった。 だから、問いかけた。あなたは、自分の”まじめさ”とどのように付き合っていますか? 人とかかわるときの危うさを手放さずに、どのようにして、誰かとともにいますか? わたしには見えない、この世界のあちこちで静かに試行錯誤されているであろう誰かの工夫と実践を知りたかった。ここにあるのは、その応答。であるような、そうでないような。 でも、そのどれもが、その人の大事な部分に触れているような気がする。 10人による文章・漫画・インタビューを収録しています。 ■目次(掲載順) ・A子|ゆりか ・炎・だいじょうぶですか・火|大前粟生 ・欲望とその対策、生きづらさと秘密の通路|稲岡奈由 ・暗い・明るい・おなじ場所 /わたしだけの湖 |塩川愛 ・解体の方法 ー「女のことば」と高橋源一郎 |依田那美紀 ・インタビュー いまここにある言葉を、書き記す —語りをめぐる”まじめさ”の話— |瀬尾夏美 ・ケーキを食べる練習 |梅澤奈央 ・音楽の鳴る場所 |nu ・死よ人の望みの喜びよ |門戸大輔 ・Null — 何もない私と関係性 |餅巾着 ・執筆者一覧 ・広告:非実用品店めだか ・編集後記
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【サイン本】世の中には、素晴らしい音楽があって、…
¥1,320
『世の中には、素晴らしい音楽があって、素晴らしい小説があって、素晴らしい漫画があって、素晴らしい映画があって、素晴らしい俳優がいて、素晴らしいお笑い芸人がいて、素晴らしい喫茶店があって、素晴らしい∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞があって。 この期に及んで自分が何か創ったりする必要など全くないのではないか。 そんな思いになっても一晩ぐうすか眠って起きてみると、歌を書いたりしている。』 世田谷ピンポンズ ※サイン入りです ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 ※ポストカードの種類は複数ありますが、お選びいただけません。 B6判、88ページ 東京での日々を綴った前作から、現在暮らす京都での日々、本や映画や昔の記憶について。かつて確かに存在した日々とあったかもしれない未来。 思い出すために書くこと。『都会なんて夢ばかり』の続編。 2022年1月より『ぶんがくとフォーク』というタイトルで書かれたエッセイを加筆・修正しまとめたものに加え、以前、雑誌に寄稿された数編も収録しました。 世田谷ピンポンズ 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。 音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、文筆活動も積極的に行う。 様々な方面で活躍する、あたらしいフォークの旗手。 2020年、初のエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店(夏葉社)より刊行。 現在、TV Bros.WEB(テレビブロス)にてエッセイ『感傷は僕の背骨』を好評連載中。 KAGOME「畑生まれのやさしいミルク」CMで吉田拓郎『たどりついたらいつも雨降り』歌唱。 2022年5月最新アルバム『S・N・S・N・S』をデシタルリリース。
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【サイン本】品品喫茶譚
¥1,320
『品品喫茶譚』 世田谷ピンポンズ ※表紙角に少し傷みがあります(画像14,15枚目参照)。 ※サイン入りです ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 B6判、84ページ 暇さえあれば喫茶店に行く。テーブルの上に古本屋で買った本を広げて、珈琲を飲む。ぼーっと窓の外の風景を眺める。初めて訪れた街では喫茶店を探し、住みなれた街に新しい喫茶店を見つけて歓喜する。喫茶店を中心とした日々の生活記録。 2021年後半よりweb上で連載してきた『品品喫茶譚』に加筆・修正し、あとがきを新たに加えたエッセイ集です。 世田谷ピンポンズ 吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。 音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、文筆活動も積極的に行う。 様々な方面で活躍する、あたらしいフォークの旗手。 2020年、初のエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店(夏葉社)より刊行。 現在、TV Bros.WEB(テレビブロス)にてエッセイ『感傷は僕の背骨』を好評連載中。 KAGOME「畑生まれのやさしいミルク」CMで吉田拓郎『たどりついたらいつも雨降り』歌唱。 2022年5月最新アルバム『S・N・S・N・S』をデシタルリリース。
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個人的な三ヶ月 にぎやかな季節|植本一子
¥1,760
『個人的な三ヶ月 にぎやかな季節』 植本一子 185mm ×130mm 176ページ(カラー写真16ページ) コデックス装 デザイン 坂脇慶 編集協力 柴山浩紀 印刷・製本 inuuniq 2021年の1月から3月までの個人的な三ヶ月間の記録を約12万字に及ぶ日記でお届けします。 緊急事態宣言下で身の回りに起きた数々の出来事・・・ とうとう上の娘が小学校卒業したと思ったら、パートナーは仕事をやめ、新しい道を模索することに。 娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。 家族って、結婚って、一緒に生きるってなんだろう。 そんな一冊になっております。 2020年4月に作った『個人的な三月 コロナジャーナル』から1年後の日記になります。前回は96ページだったので約2倍のヴォリュームです。
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往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ
¥1,760
SOLD OUT
『往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ』 植本一子 / 滝口悠生 176ページ 寄稿 武田砂鉄 立体 O JUN 装丁 飯村大樹 校正 藤本徹 印刷 innuniq 写真家・植本一子さんが5月末に刊行予定の新作は、小説家の滝口悠生さんとの往復書簡です。 2021/11から2022/4にかけて8往復、16通のやり取りを収録しています。 家族について、書くことについて、ひとりになることについて。 話題は多岐に渡り、約7万字、164ページの完全書き下ろしです。 あとがきにはお二人の共通の友人である武田砂鉄さんの特別寄稿も。 ぜひ! 植本一子(うえもといちこ) 写真家。1984年広島県生まれ。 2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。 2013年より下北沢に自然光を使った 写真館「 天然スタジオ」を立ち上げ、一般向けの記念撮影をライフワークとしている。 著書に『働けECD わたしの育児混沌記』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』 『台風一過』『うれしい生活』など。 滝口悠生(たきぐち ゆうしょう ) 小説家。1982年東京都生まれ。 2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年『死んでいない者』で芥川賞。 著書に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・ エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中( アイオワ日記)』『長い一日』など。
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すねるように眠く
¥1,000
SOLD OUT
『すねるように眠く』まばたきをする2022年3月の体 古賀及子 A5判、60ページ 糸綴じ 初出 まばたきをする体 2022年3月5日~3月31日 一部書き下ろし。また、いくつかの日に振り返っての追記を加えました。 ■まばたきをする体 2000年頃よりホームページとして運用開始。 2018年10月後半より毎日更新の日記ブログに。 2021年4月、毎日更新を終了。現在は不定期で更新中。 古賀及子 こがちかこ ライター、編集者。1979年東京生まれ。神奈川、埼玉育ち、東京在住。 日頃はウェブメディアのデイリーポータルZ編集部で働いています。
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【サイン本】小山田浩子『パイプの中のかえる』
¥1,760
『パイプの中のかえる』 小山田浩子 四六判変形、120ページ 装画・挿画:オカヤイヅミ 装幀:横山雄(BOOTLEG) 「広島の田舎で生まれ育ちいまも似たような地域に住んでいる私は、井の中の蛙というかパイプの中のかえるというか、狭い範囲で暮らしそれなりに充足していて、でもそこから顔を出し世界を見回すこともある」 日経新聞夕刊に2020年7月から12月の半年間毎週連載したコラムに、書き下ろし2本をくわえた、芥川賞作家・小山田浩子さん初のエッセイ集をignition galleryから刊行になりました。 新型コロナウイルス感染症の影響で混乱する中、東京五輪が延期になった2020年7月から12月の半年間に書かれた23のコラムに、2022年4月に書いた2本のコラム。九州など各地での豪雨災害、衣替え、広島の「平和教育」、生落花生、故郷の言葉… 近くに遠くに潜むいろいろなものに、気づくことの面白さと不思議さ。 小山田浩子が今まで生きてきたすべての「今」がつまったエッセイ集。 《収録作品》 メボ / 被災の国 / 衣替え / 女はしない / 鯛 / 呪いの小石 / 広島の「平和教育」 / 新しい「平和教育」 / 「平和教育」の先 / 名前のない読書 / Eテレさん / ヤゴ / 自動ドア / 朝の4時 / 生落花生 / 呼び方 / 故郷の言葉 / 買い物が苦手 / 映画 / オンライン / 缶コーヒー / ノートパソコン / 餅つき / 救急車 / 近くに遠くに
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なみぬい
¥1,100
SOLD OUT
『なみぬい』 伊藤佑弥・杉山ハウス・すずめ園・僕のマリ・ものすごい愛 A5サイズ、76ページ デザイン:初雪デザイン 伊藤佑弥・杉山ハウス・すずめ園・僕のマリ・ものすごい愛の5人による生活をテーマにしたエッセイ集です。 一つの街のような、暮らしが詰まった本になりました。
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三月の3人|僕のマリ・堀静香・伊藤佑弥
¥990
SOLD OUT
『三月の3人』 僕のマリ・堀静香・伊藤佑弥 文庫判、104ページ 表紙:藤川理沙 僕のマリと堀静香と伊藤佑弥による2022年3月の日記です。 今という日々を誰かと暮らし、生きている生活の記録です。あなたの過ごした一日と同じ一日を過ごしていた人の日記です。
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6月6日7日|僕のマリ・堀静香・伊藤佑弥
¥480
SOLD OUT
『6月6日7日』 僕のマリ・堀静香・伊藤佑弥 文庫判、38ページ 表紙:藤川理沙 僕のマリと堀静香と伊藤佑弥による日記になります。 3人が2021年6月6日と7日の日記を書いています。 3人が同じ日をそれぞれが過ごしている。どんな1日だったのだろうか。同じ時間を別々の場所で過ごしている3人による2日間の日記。
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何月何日|僕のマリ・伊藤佑弥
¥1,100
SOLD OUT
『何月何日』 僕のマリ・伊藤 文庫サイズ、120ページ 表紙:藤川理沙 内容 僕のマリと伊藤佑弥の2020年の2月・5月・8月の日記になります。 コロナ禍で生活が変わってしまったそれぞれの体験を綴っています。 コロナ禍で我らがどう過ごしていたのか。 そんな生活が目まぐるしく変わっていき、ふと自分も少し変わったようなそんな気がする日々の生活の記録です。
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何月何日2|伊藤佑弥・僕のマリ
¥1,100
SOLD OUT
『何月何日2』 伊藤佑弥・僕のマリ 文庫サイズ・72ページ 表紙:藤川理沙 僕のマリと伊藤佑弥による日記集になります。 2人が2021年2月と3月の日記を書いています。 明るい光が見えないけれど、日々は続いていく。それぞれの生活は変わっていないように見えて変わっていき、それぞれは会うことなくすれ違うことはないけれど同じ日々を過ごしている。
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まばゆい|僕のマリ
¥1,650
SOLD OUT
『まばゆい』 僕のマリ B6変形 仮フランス装 128ページ(巻末16ページはカラー写真) 写真 品子 『常識のない喫茶店』(柏書房)の僕のマリさんの指針エッセイです。 <目次> まえがき 生活 注意力散漫 愛を飼う きょうだい 緘黙のファンファーレ 青さと音楽 野崎さんのこと ほろ酔い 終わりのない友情 いままでのこと、これからのこと お母さんへ あとがき 奥付・著者プロフィール 写真(カラー) <植本一子さん帯文> 書くことは自分を救うことーーそう言い切る彼女に賛同する。 私たちは似ているところがある。書かずにはいられないのだ。良いことも悪いことも、たとえ大事な人を傷つけても。 自分のために、誰かのために、きっと今日も書いている。 僕のマリ 1992年福岡県生まれ。2018年活動開始。同年、短編集『いかれた慕情』を発表。2021年に柏書房より『常識のない喫茶店』を刊行。犬が好き。 品子 1992年生まれのいて座。2016年に写真集『街の灯』を制作。現在、喫茶店で働きながら気ままに写真を撮っています。
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ゆとゆとゆ|伊藤佑弥
¥880
『ゆとゆとゆ』 伊藤佑弥 文庫サイズ・60ページ 表紙:藤川理沙 ゆかりさんの妊娠がわかってから子が生まれてからの色々なこと。育児についてのエッセイではなく、子とどう向き合っていたのか個人的な記録、もしくは育児をする自分についてのエッセイになります。
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夏のゆとゆとゆ|伊藤佑弥
¥660
『夏のゆとゆとゆ』 伊藤佑弥 文庫サイズ・58ページ 表紙:藤川理沙 初めての夏を過ごした子のゆきさんとのことを中心に日記を書きました。 不安だった日や、うまく向き合えない日。一緒に過ごした日、過ごしていない日。2021年7月8月の日記です。
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冬のゆとゆとゆ|伊藤佑弥
¥770
『冬のゆとゆとゆ』 伊藤佑弥 文庫サイズ・80ページ 表紙:藤川理沙 2022年1月から2月の日記。 冬が来て、ゆかりさんとゆきさんと僕の生活は、少し厚着になって続いています。
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STUSSY BIANNUAL 2冊セット
¥4,400
SOLD OUT
『STUSSY BIANNUAL』2冊セット 2013年からステューシーが春と秋にビジュアルブックを刊行。 その2013年に刊行された1号と2号です。 Vol ― 1 258mm × 356mm 全96ページ(表紙含む) 表紙は、A$AP ILLZ Photograph by Kenneth Cappello Stussy WomensはValerie Phillipsが撮影してます。 Vol ― 2 258mm × 356mm 全104ページ(表紙含む) 表紙は、Photograph by James LeBon Article by Gary Warnett
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Beauty's Only Skin Deep
¥2,640
SOLD OUT
『Beauty's Only Skin Deep』 165mm x 235mm 88ページ 500部限定 ※裏表紙の左下角に小さなダメージがあります。 パリ在住の Marine Neuilly によるプロジェクト、 La Chatte de Francoise からされたZINE。 Agathe Rousselle、Bella Howard、Estelle Rancurel、Julie Lansom、Laetitia Bocquet、EleonoreToulin、Marine Neuilly の7名の女性フォトグラファーが捉えた日常生活を通しての女性の親密さへの旅を表現してます。
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Rihannazine
¥1,650
『Rihannazine』 ※輸送中のダメージがございます。状態の比較的良いものから発送致します。 299mm × 231mm 144ページ i -D創刊40周年を祝して、リアーナが共同キュレーターを務める限定発売の特別号です。リナ・ウェイス、アレクサ・デミー、ロクサーヌ・ゲイ、アジョア・アボアー、ヨランダ・リネー・キングへのインタビューなど。
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BADLANDS 777 ISSUE03
¥2,200
SOLD OUT
BADLANDS 777 ISSUE03 'Wake up. We've arrived. We're changing the world.' 20 cm × 29 cm / フルカラー / 144ページ / ソフトカバー / 1000部限定/2017年発行 ロックンロールとヴィンテージ服をこよなく愛するクロエとジェイド、リリー=ローズの女の子3人組が発行するロンドン発のマガジン BADLANDS 777 1号、2号とこれまでに出してきた号はすぐにソールドアウトとなる程の人気で確実に日本でのファンを増やしてきた BADLANDS 777 の待望の3号目。 クリエイティブで芯のあるカッコいい女性たちを称賛すべく、誌面に登場するのは女性のみ。 今号は日本からMonika Mogi(茂木モニカ)も参加し、2つのストーリーを撮りおろしている他、Arvida BystromやDafy Hagai、Richard Kernといった人気フォトグラファーもコントリビュートしています。他にもロンドンのガールバンド Skinny Girl Diet、Wolf Aliceのシンガー Ellie Rowsell、LAのガールバンド Warpaint、ファッションデザイナーの Pam Hogg といった注目の女性たちをインタビューと共に紹介しています。 異性に媚びるだけの"カワイイ"女性の時代はもう終わりを告げ、自らの力で道を切り開いていく強く芯のある"カッコいい"女性の時代の到来を告げるマガジンです。
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SUKEBAN ISSUE 1| OUTLAW
¥2,420
SOLD OUT
SUKEBAN ISSUE 1| OUTLAW 21cm × 29.7cm、100ページ 本体2,800円+税 2016年10月末発売 SUKEBAN|ロンドン在住、22歳の Erika Bowes と 21歳の Yuki Haze の二人が立ち上げたオンライン・クリエイティブ・プラットフォームで、そこから発行されてたZINEの名前も SUKEBAN です。 2017年の1月に初めてコンタクトしたのですが、Issue1 が売切れ間近で、今 Issue2 の準備中ということだったので Issue2 が出来たら Issue1 も一緒に送って欲しいのでそれまで取り置きをお願いしておりました。めでたく Issue2 が出来上がり、Issue1 も一緒に送ってくれました。イギリスからの送料は高いので2冊一緒に送ってもらえれば1冊あたりの送料が少しでも安くなればとも考えていたのですがそもそも SUKEBAN は広告が入っておらず且つ、自分たちで直接読者へ販売する価格設定をしており卸価格の無い雑誌なのでヴォリュームの割りに高めの価格設定になっております。それでもご興味のある方はぜひ!このままいけば必ず話題の雑誌になるような気がしますので。 と、当時は思っていたのですが結果は全く話題になりませんでした。 SUKEBAN で取り上げる写真の女性の大部分は黒人、アジア人など白人以外の人たち。 新しい才能ある人たちを紹介することが第一目的のようですが、その中でも白人以外の女性たちを積極的に紹介しています。 ボウズはハワイ生まれでイギリスと日本のハーフ、ヘイズはオランダと日本のハーフのようですが、そのあたりも関係しているのかもしれません。
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Cause & Effect 創刊号
¥2,200
SOLD OUT
『Cause & Effect』Issue1 ハードカバー A4サイズ 124ページ ステッカー2枚とポストカード3枚付き 2,000部発行 2017年にAmnah Hafez がロンドンで創刊。 疎外されたアイデンティティをコアに、人種、セクシャリティ、ジェンダーの話題を取り上げ、ファッションと政治を融合を目指した雑誌です。 ※角に少しダメージがございます。 ※表紙は3種類ございましたが、現在庫はこの1種類です。
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時をこえて~ひと針のゆくえ
¥3,740
『時をこえて~ひと針のゆくえ』 アナイス・ボーリュー / 青木恵都 訳 日本語版デザイン セキユリヲ B4変型 350mm × 230mm 40ページ 上製・クロス装 スリーブケース入り 出版社より 今回の新刊は、『夜の木』と同様にインドのタラブックスの本ですが、これまでのようなインド先住民族の民俗画の絵本ではなく、シルクスクリーン印刷によるハンドメイド本でもありません。本文はオフセット印刷です。 作者はフランスの現代刺繍作家、アナイス・ボーリュー。 黒いビニールのごみ袋に、絶滅危惧の植物が美しく刺繍されているという不思議な作品集です。 作者は西アフリカを旅行中に目にした異様な光景に衝撃を受けます。無数の黒いビニールのごみ袋が道端の木々を覆い尽くしていたのです。この状況を前にして、刺繍作家として自分が出来ることは何か。そこで思いついたのが黒いビニール袋に絶滅が危ぶまれる植物を刺繍し作品にするということでした。 この刺繍の作業にかかる膨大な時間は、やがて消えてゆく植物たちの生きてきた時間を呼び覚まし、長い年月をかけて祖母から母へさらに娘へと受け継がれてきた刺繍と重なります。 とはいえ、この本は、環境問題についてメッセージを声高に叫んでいるわけではありません。 まずは、精緻な刺繍の美しさを味わっていただきたい。 背景の黒いビニールは、時には岩肌のようであり、時には風が吹きすさぶ荒野のようでもあります。あるいは漆黒の闇かもしれません。 この本では、ひと針ひと針に込められた作者の思いが、時をこえて私たち読者を様々な場所へと連れていってくれるはずです。
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100 BOOKS 1907-2006
¥22,000
SOLD OUT
『100 BOOKS 1907-2006』 183mm × 123mm ケースに入っています。 ※キャンバス+革製のカバー付きノートも付いてます。 コンセプト:ユトレヒト 企画:平木千草 アート・ディレクション:永松大剛/平木千草 製紙・提供:王子製紙株式会社/王子特殊紙株式会社/ムーサ株式会社 印刷・製本:共同印刷株式会社/株式会社マルトー紙工 翻訳:宮崎壽子 前にも一度紹介した『100 BOOKS 1907-2006』は、1907年から2006年までの100年間に出版された書籍のスクラップ本。和書、洋書、写真集にイラスト本から漫画まで、1907年から2006年に出版された本を1年1冊、1ページづつ切り取って、新しいものから順番に綴じて1冊にしたものです。使われた本のリストは巻末に掲載されているのでどのページにどの本が使われているかは一目瞭然です。 100部限定で作られ、シリアルナンバーによって使われている元本のページが違うので同じものはございません。 紙の本ならではの素晴らしい企画です。 あとがき から この本は、1907年から2006年までに刊行された本を一年一冊、一ページづつ切り離して、降順に並べ一冊の本を編んだ。100冊の本は、当時の人たちの身近にあった本を選ぶつもりだった。とはいえ、無数に発行された本の中から今尚残っているのにはきっと理由があるはずだし、僕たちの嗜好が反映されているのは言うまでもない。様々な国で発行された様々な本。経年変化をした紙、印刷、そして記された内容、―時には読者の書き込みも―から、100年という時が感じられるはずだ。
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【サイン&イラスト カード入り】ぞうのマメパオ|藤岡拓太郎
¥1,760
SOLD OUT
『ぞうのマメパオ』 藤岡拓太郎 ※直筆サインとイラストが描かれた「サインカード」入りです! ※書籍にサインは入っておりません。 A5判 縦210mm × 横150mm 上製角背、200ページ 『夏がとまらない』『大丈夫マン』『たぷの里』の藤岡拓太郎さん、2作目の絵本。小さな女の子ジュンちゃんと、小さな象のマメパオが、走って転んで、また走る。子どもも大人も読めば踊りたくなる。 【あらすじ】 ある冬の日、たまごのおつかいを頼まれたジュンちゃんは、たまご屋さんに向かう途中で、迷い子らしき小さな象に出会います。 ダッ!小さな象は逃げてゆく。「まって!」 果たしてジュンちゃんはこの象と仲良くなって、お母さんとお父さんを見つけてあげることができるのでしょうか? 【藤岡拓太郎さんより】 「かわいすぎて笑ってしまう」ようなものが描いてみたくなって、この絵本を作りました。 子どもが持つ愛らしい動きや言葉を描くことを軸に、シンプルでかわいい、そして変な、おもしろい絵本が描けたと思います。 漫画っぽい要素もある絵本なので、自分でひらがなが読めるようになった子どもたちにとっては、この本が新しい世界の入口になってくれたらとても嬉しいです。 いつものように手作り読者カードも入っています。 子どもも大人も、ぜひ感想を聞かせてください。 藤岡拓太郎(フジオカタクタロウ) 1989年5月31日、大阪生まれ、大阪在住。 2014年からTwitterとInstagramでギャグ漫画の発表を始める。 著書に『藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない』、『大丈夫マン 藤岡拓太郎作品集』、絵本『たぷの里』(いずれもナナロク社刊)がある。 かわいいと思うものは、トムとジェリー、ダンボ、パンダコパンダ。
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ぞうのマメパオ 缶バッジ
¥300
『ぞうのマメパオ』缶バッジ 藤岡拓太郎 ※2種類ございます。 ①ジュンちゃん缶バッジ(57mm) ②マメパオ缶バッジ(44mm) 裏面に安全ピンが付いておりますので、取り扱いにはお気をつけください。
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ぞうのマメパオ マメパオ豆皿
¥600
SOLD OUT
『ぞうのマメパオ マメパオ豆皿』 藤岡拓太郎 ※絵柄は2種類ございます。 ※手書きなので全く同じ絵柄ではございませんので。 直径 約95mm 藤岡拓太郎さんの絵本『ぞうのパメパオ』(ナナロク社)の発売を記念して作られた豆皿です。 豆皿は一枚一枚、拓太郎さんが手書きし、自宅のオーブンで焼き付けました。
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ぞうのマメパオ 豆ポーチ
¥700
SOLD OUT
『ぞうのマメパオ 豆ポーチ』 藤岡拓太郎 横 約135mm × 縦 約140mm 上部にジッパーがついてます。 藤岡拓太郎さんの絵本『ぞうのパメパオ』(ナナロク社)の発売を記念して作られた豆ポーチです。 藤岡さんの手作業によるシルクスクリーン印刷です。
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ぞうのマメパオ 豆巾着
¥600
SOLD OUT
『ぞうのマメパオ 豆巾着』 藤岡拓太郎 横 約102mm × 縦 約130mm 藤岡拓太郎さんの絵本『ぞうのパメパオ』(ナナロク社)の発売を記念して作られた豆巾着です。 藤岡さんの手作業によるシルクスクリーン印刷です。
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【サイン本】わたしの嫌いな桃源郷|初谷むい
¥1,870
SOLD OUT
『わたしの嫌いな桃源郷』 初谷むい ※サイン入りです。 四六判、144ページ 装丁 佐々木俊 完全なぼくらの、完全な世界へのわるぐち。 ─────志磨遼平(ドレスコーズ) 『花は泡、そこにいたって会いたいよ』の初谷むい、待望の第二歌集。 【収録歌より】 それはたとえば、百年育てて咲く花を信じられるかみたいな話? そばにいるだけがすべてじゃないぜ月は光るだけがすべてじゃないぜ もちもちの愛 もちもちの逃避行 どこまでを希望と呼ぶのだろう 風が強い、でも諦めないフリスビー楽しい 祈りぐせのあった頃 爪切りを貸したら爪と爪が混ざる爪切りの中 永く 生きてね 初谷むい(ハツタニムイ) 1996年生まれ、札幌市在住。第一歌集『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(書肆侃侃房、2018年)。
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なんだか眠いのです
¥2,200
SOLD OUT
『なんだか眠いのです』西尾勝彦詩文集 西尾勝彦 四六判、344ページ 帯文 砂川昌広(とほん店主) 付録 栞 組版・装幀 川島雄太郎 絶版となっている詩集『光ったり眠ったりしているものたち』をはじめ、私家版やフリーペーパーなどに掲載された作品、そして書き下ろしの随筆や俳句などをたっぷり収録しました。 組版と装幀は川島雄太郎さんにご担当いただき、草原に寝転んで見上げた空と雲、まぶたにうつる太陽の光をイメージしました。 判型や製本は詩集『歩きながらはじまること』と同じです。 付録にカード型の栞付いてきます。 目次 詩 光ったり眠ったりしているものたち(BOOKLORE) 随筆詩 古い東洋人(私家版) 評論 「亀之助気質」をお持ちの方へ(フリーペーパー「粥彦」連載) 小文集 ならならのひと(私家版) 随筆 なんだか眠いのです(書下ろし) 俳句 粥彦の句(ほぼ書下ろし) 詩 平穏と無事(ループ舎) 初出一覧
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川上亜紀 刊行全詩集 あなたとわたしと無数の人々
¥2,200
SOLD OUT
川上亜紀 刊行全詩集『あなたとわたしと無数の人々』 川上亜紀 ※川口晴美寄稿の栞付き 四六判変形 110mm × 160mm 342ページ 何度だって、満たされていく。 豆と米 肉と葱 嚙まれてそれらが【わたし】になって 火や水を使い発語するとは思えないのに 味噌と茄子 嚙まれて熱となって 胡瓜 また嚙んでいる 川上亜紀の刊行された詩集を、各詩集のあとがきもふくめて収録しました。 ・生姜を刻む(新風社 1997) ・酸素スル、春(七月堂 2005) ・三月兎の耳をつけてほんとの話を書くわたし(思潮社 2012) ・あなたとわたしと無数の人々(七月堂 2018) ふと振り向けば私の心はあたたかく澄んだ水に満たされてもう溢れそうになっているのだ。 川口晴美 しなやかでいて凛とした、掌で掬い上げられるような感覚。 ―北爪満喜 『あなたとわたしと無数の人々』栞より 川上亜紀の詩は、どの作品も、読み手に向かって語り掛け、扉が開かれ、その先には川上の言葉でできた通路が無数に伸びて絡み合っている。 ―白鳥信也 『あなたとわたしと無数の人々』叢書版あとがきより 目次 ・生姜を刻む ・酸素スル、春 ・あとがき ・三月兎の耳をつけてほんとの話を書くわたし ・あとがき ・あなたとわたしと無数の人々 ・叢書版あとがき ・初出一覧 ・作品目次 川上亜紀 一九六八年 東京生 早稲田大学文学部卒 在学中、難病にかかり、闘病しつつ、詩、小説を書く 二〇一六年 癌にかかり闘病かなわず 二〇一八年一月二三日逝去
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ぎゃるお
¥990
インカレポエトリ叢書14『ぎゃるお』 青木風香 四六、95ページ 目次 ぎゃるお 誤解を恐れず言うならば 予感 津村栄吉はかく語りき あるメメについて 診察室 女神像 額縁の多い家 凸凹道には恋が多いの段 板橋区 ダイナちゃん ミュージアム 顔を当てはめる 方舟 ねぎの日 東京特許許可局長は お前風俗行くなよな 今年十七歳になる孝志には 赤いトランクを持った男 早稲田大学まで 正しい朝 僕はエルフ Yの裂け目 見えないランド ドライブに行こう 井出の羽衣
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【サイン本】 育児まんが日記 せかいはことば
¥1,980
SOLD OUT
育児まんが日記『せかいはことば』 齋藤陽道 ※サイン入りです。 B5判 縦257mm × 横185mm 196ページ 協力 盛山麻奈美 エッセイ執筆、対談出演 監修 早瀨憲太郎 デザイン 祖父江慎 + 根本匠(コズフィッシュ) 校正 牟田都子 編集 川口恵子 手話で話す両親と、0才3才のこどもたちの「ことば」の成長と発見を描いた育児まんが日記です。 齋藤陽道(サイトウハルミチ) 1983年東京都生まれ。写真家。文筆家。まんが家。都立石神井ろう学校卒業。2020年から熊本在住。写真新世紀優秀賞。日本写真協会新人賞受賞。『感動』『感動、』(赤々舎)、『宝箱』(ぴあ)、『写訳 春と修羅』『それでも それでも それでも』(ナナロク社)、『声めぐり』(晶文社)『異なり記念日』(医学書院、第73回毎日出版文化賞企画部門受賞)など。
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【サイン本】感動、
¥4,400
SOLD OUT
『感動、』 齋藤陽道 ※サイン入りです。 タテ220mm × ヨコ285mm 140ページ・写真121点 前作の『感動』から8年の歳月を経て、待望の続編となる一冊。 未知の存在と、世界と、自分。 これらを貫いて、なお繋ぎなおすことができるもの。 この度、齋藤陽道の新作写真集『感動、』を刊行致します。前作『感動』(2011年)からの歳月を経て、待望の続編となる一冊です。 「感動」とは何か--言葉をあてがうことを避けた沈黙の中で、豊かなわからなさと真向かいながら、齋藤陽道は写真を撮りつづけました。 今、ここに生きて在る、その存在どうしが交差する瞬間。未知の存在と、世界と、自分。これらを貫いて、なお繋ぎなおすことができるもの。「感動」こそが、写真として、人としてのすべての起点であり、ないがしろにはできないものであることを直感してきたのです。 「逃れえないこの身体、この国、この時代。ここから動けない。それでも進んでいく。進んでいる。どこへ。内側の奥へ。底へ。底へ。外見上では何も変わらないようでいても、その裡では、生老病死に染まりながら、諦めても諦めきれず、それでもなんでかあの果てへと深化していくものがある。」 深化する感動。 写真集『感動、』は、時間の中を呼吸しながら、深化の力を信じ、その現象を一冊として体現しています。 水滴が石を穿つように、ひとりずつの内側にある「深化するもの」。今はもういないものたちも存在する、その軽やかな重み。 見え難い、それでもなお、何ひとつ終わっていない未来を望もうとする願いが、ささやかな「、」には込められています。 『感動、』が多くの方の手に受け継がれますよう、何卒よろしくお願い致します。 齋藤陽道 (Harumichi Saito) 1983年 東京都生まれ 2004年 東京都立石神井ろう学校専攻科卒業 2009年 第32回キヤノン写真新世紀、飯沢耕太郎選・佳作「タイヤ」 2010年 第33回キヤノン写真新世紀、佐内正史選・優秀賞「同類」 2014年 日本写真協会 新人賞 【写真集、書籍】 2011年 『感動』赤々舎 2014年 『宝箱』ぴあ 2015年 『写訳 春と修羅』ナナロク社 2017年 『それでも それでも それでも』ナナロク社 2018年 『異なり記念日』医学書院 2018年 『声めぐり』晶文社 【写真展】 2009年 「写真新世紀 東京展 2009」東京都写真美術館 2010年 「写真新世紀 東京展 2010」東京都写真美術館 2011年 「絶対」エイブルアートギャラリー 3331Arts Chiyoda、東京 2011年 「感動」AKAAKA、東京 2013年 「せかいさがし」青山ゼロセンター、東京 2013年 「宝箱」ワタリウム美術館、東京 2015年 「なにものか」3331Arts Chiyoda、東京 2016年 「5Rooms ー感覚を開く5つの個展」神奈川県民ホールギャラリー 2017年 「REBORN ART FESTIVAL」旧旅行代理店、宮城 2018年 「土耳古の光」オン・サンデーズ、東京 2019年 「感動、」東京都人権プラザ 2019年 「至近距離の宇宙 日本の新進作家 vol.16」東京都写真美術館
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【特典付き】雑談・オブ・ザ・デッド|柿内正午 + Ryota
¥1,300
SOLD OUT
『雑談・オブ・ザ・デッド』 柿内正午 + Ryota ※録り下ろしの特別雑談が聴けるQRコードが入っています。 182mm × 128mm 140ページ ゾンビ映画をめぐる雑談集。 ポッドキャスト「ポイエティークRADIO」で繰り広げられたゾンビトークを書籍化。 『恐怖城』からロメロの諸作品、そして『セーラーゾンビ』まで。 サブカル的教養主義でもなく、ただ恐怖を消費するのでもなく、ひたすらに作品を読み込んでお 喋りすることで見えてくる、作品と深く向き合う楽しさと喜び。 ■ポイエティークRADIOとは 会社員・柿内正午が「世の中の大したことないも のの総量を増やす」をモットーに掲げ毎週月曜日 に配信しているポッドキャスト。基本的には普段 のおしゃべりをそのままお送りしている。 ■推薦のお言葉 人は何故ゾンビにこうも惹かれるのか?それは彼らの不条理さに尽きるだろう。突然豹変して襲 いかかってくる家族や友人にただ喰われるのか戦うのかという非情な選択。嫌悪し恐れつつもそ の非常事態にスクリーンのこちらでわくわくしている私たち。遠く呪術の一つから始まったゾン ビは今や走りだし喋って恋までするけれど、その本質はただ存分に人の肉を喰らうこと。羊のゾ ンビまで登場して最早何でも有りのゾンビ世界を全六回に渡ってあらゆる視点から語り続けた柿 内正午さんとRyotaさんの熱いトークがついに一冊の本になりました!長い歴史と時代や社会を 残酷に時にド派手に越えてゾンビたちはこの先一体どこへ向かうのか? (武塙麻衣子 『諸般の事情』) 本書は〈清潔〉で〈グロくない〉、「読むゾンビ映画」だ! ゾンビ映画は「社会問題を包摂」しており、「考えさせられる」らしい......わかっちゃいるけど 食指が伸びない。教養のためと言い聞かせて無理に鑑賞しても、内臓、血液、いまにもスクリー ンを超えて漂ってきそうな腐臭に、思わず白目を剥いてえずいてしまう。そんな生理的反ゾンビ 党員たちもひとたび本書を読めば、柿内さんとRyotaさんの優しい語り口で、ゾンビ映画の深淵 へと誘われることになるだろう。貴方も二人の語りに耳を傾け、ゾンビ映画が放つ魅力と生理 的嫌悪感の狭間で引き裂かれよう! (わかしょ文庫 『うろん紀行』(代わりに読む人)) 「雑談・オブ・ザ・デッド」の味わいは、狂言「附子」のそれに似ている。 桶の中身は知らずとも、二人が桶の周りをグルグルまわり、その魅力をワイワイ話すのを聞く内 に、いつのまにか私たちまでゾンビという附子を味わってみたくなっているのだ。 (青木海青子 私立図書館ルチャ・リブロ司書)
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【サイン本】トーフビーツの難聴日記
¥1,870
SOLD OUT
『トーフビーツの難聴日記』 トーフビーツ/tofubeats ※サイン入りです。 ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 四六判、304ページ 本業の音楽家としての活動のみならず、雑誌やウェブ媒体等での執筆も高い評価を得ているトーフビーツ。2018年に患った突発性難聴をきっかけに書き始めた日記は、これまでに30万字を超えるボリュームに。コロナ禍での活動制限、生まれ育った神戸をついに離れ上京、さらには結婚など、図らずもこの間に公私ともに起こった、さまざまな出来事を綴った約3年半の記録になります。同時に、彼の日々の悩みや暮らし、そして仕事や人生の考え方など、ファンならずとも興味深い内容となっています。 約4年ぶりとなる待望のニューアルバム「REFLECTION」とあわせて、ぜひお楽しみください。 トーフビーツ/tofubeats 1990年神戸生まれ。音楽プロデューサー/DJ。中学生の頃よりインターネットで音源を発表し話題に、テクノイベント「WIRE」に史上最年少で出演。関西学院大学在籍時の2012年にリリースした「水星」がiTunesの総合チャート1位を記録。2013年にメジャーデビューし、多くのミュージシャンへ楽曲提供やリミックスを手掛ける。2019年には濱口竜介監督の映画「寝ても覚めても」の主題歌「RIVER」ほか全編のサウンドトラックを手掛けるなど活躍の場を広げている。また雑誌やネットでの執筆活動も高い評価を受けており、本書が自身初の著書となる。
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万感のおもい|万城目学
¥1,760
※ サインはありません。 『万感のおもい』 万城目学 ※表紙のシールは3色ありますが、ランダムで発送致します。 四六判変形ヨコ上製 176ページ 考えるヒント。創作のヒント。笑いのヒント。季節のヒント。 奇想天外な小説の書き手として知られる万城目学さんにはもうひとつの顔があります。それは、エッセイの名手という顔。 鋭い視点をもちながら、ユーモアを忘れない、小気味よいエッセイは、小説作品同様、多くのファンから支持されています。 本作『万感のおもい』は 2017年から 2021年の間に発表されたエッセイから、 42編をよりすぐった1冊です。 ゲラゲラ笑えるものから、思わず泣いてしまう一品まで、さまざまなタイプのエッセイを収録しています。 判型は四六版を横にした形で、カバーはついておりません。デザインの意味は、本を読むとわかるようになっています。 『ザ・万歩計』『ザ・万遊記』『ザ・万字固め』に続く「万」シリーズエッセイ第四弾! ぜひ!!
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LOCKET 第5号 BEAR ISSUE 野性の造形
¥1,980
『LOCKET』 第5号 BEAR ISSUE 野性の造形 編集長 内田洋介 デザイナー 大谷友之祐(Yunosuke) ※表紙は、レッドとグリーンの2種類ございますのでお選びください。 特集タイトルは「野性の造形」。クマをかたどった造形物を追いかけ、2021年にトルコ、ドイツ、北海道、特集外では西表島でも撮り下ろし取材を敢行しました。古代遺跡の彫像、都市名がクマに由来する街、木彫り熊の再ブームを牽引する現役作家。さらに石川直樹氏、津田 直氏、高野夕輝氏、安藤夏樹氏、在本彌生氏、寺尾紗穂氏といった面々が誌面を彩ります。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷が「心刷」しました。レッドとグリーンの2種類ある表紙のイラストは編集者とデザイナー、最小単位でインクヘラを握りしめ、一冊一冊にシルクスクリーンを実施。真っ当でいてオルタナティブな道を邁進するインディペンデントマガジンの最新号をぜひお楽しみください。 B5変判(237mm×182mm) 144ページ 001|トルコ 創造の大地 030|ギョベックリ・テぺの七不思議 三宅 裕 032|アナトリアの牧羊犬(猪原 悠) 036|想像力の射程──遠くを想うこと 038|CONTENTS 040|ドイツ ベルリンの街に潜む沈黙の叫び声(冨手公嘉、相澤有紀) 052|中世欧州熊寓意譚(オカモトレイコ) 054|木彫り像をめぐる私信(石川直樹) 056|熊意匠遺物に見る、送り(津田 直) 058|木塊になにを見る 高野夕輝 068|木彫り熊が生まれた街 八雲八問八答 大谷茂之 070|すべてはクマさんのために 安藤夏樹(濱田紘輔) 076|愛らしい民芸熊玩具(尾崎織女) 078|熊を彫る人のこと(在本彌生) 081|クマは小部屋で目を覚ます 川口直人、高旗将雄、大住 潤、原田和明(YUTAKA NOJIMA、松井 進) 097|オホーツク文化の形(高橋 健、町田ヒロチカ) 104|クマは繊維に包まれて(鈴木純子) 108|山岳民のスプーン(石川吉典) 112|知床 知床点描 130|MAGAZINE INFORMATION 131|背骨の旅人 第5回 寺尾紗穂(飯坂 大) 139|いまではないいつか 第1回 西表島(土田 凌)
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【CD】福島ソングスケイプ アサダワタルと下紙白(しもかじろ)団地のみなさん
¥2,530
『福島ソングスケイプ』アサダワタルと下紙白(しもかじろ)団地のみなさん 1.CD 2.ラジオ下神白の歩みペーパー 3.16ページの冊子 歌詞 『福島ソングスケイプ』ができるまで ‐ アサダワタル 「歌のあるところに希望が生まれる」‐ 寺尾紗穂 福島県いわき市にある復興公営住宅・下神白団地には、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故により富岡・大熊・浪江・双葉町から避難してきた方が暮らしています。 2016年末からはじまった「ラジオ下神白」では、まちの思い出と当時の馴染み深い曲について、住民さんのお宅で話を伺ってきました。それをラジオ番組風に編集し、200世帯を一軒一軒訪ね、住民さんだけが聞けるCDとしてお届けしました。 2019年には、住民さんの思い出の曲のバック演奏を行う「伴奏型支援バンド(BSB)」を結成。関東在住のミュージシャンが住民さんのエピソードを踏まえながら演奏し、本人や友人が「その人の声」で歌う。新しい交流がはじまりました。 そして、コロナ禍へ。直接会えないからこそ、それぞれの場所で歌と演奏を録音し、ひとつの楽曲をつくることになります。こうして生まれたのが『福島ソングスケイプ』です。 トラックリスト 01 プロローグ 02 横山洋子さんがレコードを聴いた夜 03 ちあきなおみ『喝采』 04 小泉いみ子さんの歌と人生 05 平和勝次とダークホース『宗右衛門町ブルース』 06 横山けい子さんのお仕事 07 藤山一郎『青い山脈』 08 藁谷鐵雄さんの海と初恋 09 加山雄三『君といつまでも』(クリスマス歌声喫茶バージョン) 10 ブレイクタイム 11 官林健児さんのあの日 12 里見浩太朗『あゝ人生に涙あり』(水戸黄門のテーマ) 13 青木二美子さんの歌と人生 14 美空ひばり『愛燦燦』(クリスマス歌声喫茶バージョン) 15 エピローグ 演奏 / 伴奏型支援バンド(BSB) ギター:池崎浩士 ギター&ベース:鶴田真菜 ウクレレ&鍵盤ハーモニカ:野崎真理子 キーボード:小杉真実 ドラム&ギター&ベース:アサダワタル クラリネット:岡野恵未子 ピアノ(団地での合唱練習担当):上原久栄 アサダワタル 2000年代にポストロックバンド「越後屋」(NOISE McCARTNEY RECORDS)や電子音響ユニット「SjQ」(HEADZ)のドラマーとして、またソロ名義「大和川レコード」として実験的な音楽・アートシーンで活動してきたアサダワタル。近年は「文化活動家」と称し、全国の地域コミュニティを訪れ、そこで出会った住民たちとワークショップを重ねながら独特な音楽活動を展開してきた。 文筆家としても活動するアサダの著書に、『住み開き増補版 もう一つのコミュニティづくり』(ちくま文庫)、『想起の音楽 表現・記憶・コミュニティ』(水曜社)、『表現のたね』(モ・クシュラ)等。ドラマーとして在籍していたサウンドメディアプロジェクト「SjQ++(SjQ × Kezzerdrix)」では、アルス・エレクトロニカ2013サウンドアート部門準グランプリ受賞。
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【サイン本】不思議少女になりたい願い
¥550
SOLD OUT
『不思議少女になりたい願い』九つの短い漫画 山川直人 ※サイン入りです。 A5判、40ページ 2010年初版 2022年三刷 自主制作 九つの短い漫画が収録されています。
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些末事研究 第七号 特集 場所と私 -私のテンポ-
¥700
『些末事研究』第七号 特集 場所と私 -私のテンポ- A5判、76ページ 目次 特集 場所と私 -私のテンポ- 「ノラ商売」 藤井基二 07 「実家の窓から見える景色」 世田谷ピンポンズ 10 「日々おなじ場所から」 中村勇亮 14 「春の憂鬱」 塚田眞周博 18 「車の免許をとった猫」 サイトウマド 22 「猫のリズム、人のリズム」 蓑田沙希 24 「弔いについて」 扉野良人 28 「悲しさそのもの」 齋藤祐平 33 「本とインターネットと場所が近づいてくる。」 山下陽光 37 座談 『場所と私 -都会のテンポ、地方のテンポ、私のテンポ- 』 43 荻原魚雷 南陀楼綾繁 福田賢治 執筆者プロフィール 70 編集後記 72 些末事研究バックナンバーのご紹介 74
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杉作J太郎詩集
¥1,650
SOLD OUT
『杉作J太郎詩集』 杉作J太郎 188mm × 128mm 133ページ 杉作J太郎さんの初詩集、全50編です。 目次 007【朝】 009【夕】 011【この世界】 013【断絶】 015【分断】 017【すべてまぼろし】 019【鳥の声】 021【消えた駄菓子】 023【いいじゃないか】 025【人間は】 027【夜空】 029【コーラ】 031【あのとき】 033【志】 035【復刊】 037【田中邦衛さん】 041【醜悪の生まれ方】 045【生きる】 047【善意=悪意】 049【長いもの】 051【世の中は思うようにならない】 053【暗い路地】 057【余計な言葉】 059【夢】 061【夏】 063【Tに捧ぐ】 065【アイアンコスモ】 075【チャーハン】 077【対話】 079【餃子】 081【店】 085【忘れていくこと】 087【渡哲也さん】 091【新しい世界】 095【収集車はきっと】 097【人との距離】 099【ランボー】 101【映画館】 105【千葉さん】 109【棄てる】 111【木】 113【戦争】 115【過去】 119【年齢】 121【ベランダの鳩】 123【生まれ変わったら】 125【やるべきこと】 127【歩こう】 129【他者】 131【孤独】
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【古書】北園克衛詩集
¥3,850
SOLD OUT
『北園克衛詩集』 ※古書です。 191mm × 121mm 159ページ 思潮社 ※1981年初版ですが、本書は2003年三刷です。 状態は非常にいいです。
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Advertising is TAKUYA ONUKI Advertising Works(1980-2020)
¥12,100
新装版『Advertising is TAKUYA ONUKI Advertising Works(1980-2020) 』 大貫卓也 B5変型判、1616ページ 日本を代表するアートディレクター・大貫卓也がこれまで手がけた全仕事のアイデアとデザインをオールカラーの一冊に凝縮した書籍『Advertising is』(2017/11グラフィック社刊)は限定2,500部を完売、現在はプレミアムがついている幻の書籍。業界内での評価も高く、2018年度のADC賞グランプリを受賞した。 本書はそのコンパクトな新装版であり(サイズ: A4→B5変型に変更)、2011-2020の仕事も加えて100頁以上を増補した完全版でもある。 大貫卓也 日本を代表するアートディレクター。博報堂入社後、としまえんの仕事でいきなり東京ADC賞を受賞、以後次々と話題作を世に出し、そのシンプルで強力な作風は佐藤可士和をはじめとする多くのグラフィックデザイナーに影響を与えた。 1993年に独立し大貫デザインを設立。 ペプシコーラのボトルキャップ・キャンペーンや新潮文庫の「Yonda?」などのプロモーション施策、資生堂の「TSUBAKI」、ソフトバンクモバイルの「PANTONE」キャンペーンなど、単なる広告制作にとどまらず、商品を売るための施策全体を設計する仕事が多い。
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【送料無料】『広告』Vol.416 特集:虚実
¥1,600
『広告』Vol.416 特集:虚実 全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索する第4弾の特集は「虚実」。 嘘と本当、フィクションとリアリティ、イメージと実体、バーチャルとフィジカル、心と体、形而上と形而下……。 虚と実を二項対立ではなく、混ざり合い作用し合う“化合物”と捉え、不確かで多様な現実やもののあり方について様々な視点を投げかけます。 目次 虚実 84虚実と世界 哲学者 清水高志 × 『広告』編集長 小野直紀 文:斎藤 哲也 85人はもの自体を認知することはできない 認知科学研究者 渡邊克巳 インタビュー 聞き手・構成:金 じょんひょん/文:かのう よしこ 86認知拡張が拓く人間や世界のあり方 VR研究者 鳴海拓志 インタビュー 聞き手・構成:金 じょんひょん/文:かのう よしこ 87セカンドライフ社会学 社会学者 池上英子 インタビュー 聞き手・文:岡田 弘太郎 88プレ・メタバースと消費 無限の世界で金と時間はどこへ行く? 構成:岡田 弘太郎/文:川鍋 明日香 89「虚」の「構築」について まんが原作者 大塚英志 インタビュー 聞き手・文:小笠原 健 90なぜ人はSFに魅了されるのか 文:山本 友理 91物語と社会批評 社会哲学者 稲葉振一郎 インタビュー 聞き手・文:鈴木 絵美里 92ビデオゲームの虚構と現実 美学者 松永伸司 インタビュー 聞き手・文:高橋 ミレイ 93映画におけるフィクションとリアリティ 映画監督 西川美和 インタビュー 聞き手・構成:黒柳 勝喜/文:小松 香里 94ディズニーランドの虚構と現実 文:立花 陽菜 95プロレスとは何だろうか? 文:常見 陽平/編集協力:三富 兜翔 96衣服と人間の関係史 つくること、買うこと、借りること 文:小形 道正 97建築における「ただならなさ」 文:大野 友資 98アンリアルな風景 CG作品『Waiting for』から考える 文:原田 裕規 99写真と現実の不一致 ぼんやりとした虚実・信じることの怠惰 構成:酒井 瑛作/文:村上 由鶴 100ポップ・ミュージックの虚実 歴代のポップ・アイコンはどのようにつくられたか 文:照沼 健太 101芸名の歴史とその特質 文:村山 佳奈女 102空想する力と創造する力 発達心理学と脳科学から考える 文:笹川 ねこ 103『消費社会の神話と構造』と現代の消費 記号学者 石田英敬 インタビュー 聞き手・構成:猪谷 誠一/文:猪谷 千香 104消費のためのデザイン 文:佐藤 由香/協力:矢島 進二 105広告に見る虚実 “MAD MEN”と“GOOD PERSONS”のあいだ 文:河尻 亨一 106聖なるものづくり、聖なるブランディング 構成:福井 良應/文:杉本 恭子 107なぜ人はものをつくるのか 認知考古学から見る古代の「もの」と「ものづくり」 文:西山 薫/協力:北川 一成
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塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性
¥1,078
『塩を食う女たち』聞書・北米の黒人女性 藤本和子 文庫判、270ページ アフリカから連れてこられた黒人女性たちは、いかにして狂気に満ちたアメリカ社会を生き延びてきたのか。公民権運動が一段落した1980年代に、日本からアメリカに移り住んだ著者が、多くの普通の女性たちと語り合った中から紡ぎだした、女たちの歴史的体験、記憶、そして生きるための力。(解説=池澤夏樹) 目次 生きのびることの意味――はじめに 接続点 八百六十九のいのちのはじまり 死のかたわらに 塩食い共同体 ヴァージア 草の根から あとがき 解説 池澤夏樹
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SLEEPING BY THE MISSISSIPP
¥8,580
SOLD OUT
『SLEEPING BY THE MISSISSIPPI』 Alec Soth 280mm x 275mm 120ページ 国際的写真家集団「マグナム・フォト」正会員を務めるアメリカ人フォトグラファー、アレック・ソス(Alec Soth)の作品集。ロバート・フランクやウィリアム・エグルストンに次ぎ、ロードトリップ写真で多くの写真家に影響を与えたアレック・ソス。「Sleeping by the Mississippi」は、作者にとって初写真集でありながらその名を人々の記憶に刻んだ名作であり、2004年にSteidlより刊行。新たに2点未収録作品が加えられた復刻版として、MACKより2017年に出版された。 アメリカ・ミシシッピ川沿いのロードトリップを中心として、アメリカのアイコン的役割を果たすが故に寧ろ忘れられがちな「サード・コースト(第3の海岸)」を捉えている。その地で生きる人々や風景、建物の中を大判のカラー写真で贅沢かつ丁寧に、豊かに描き出している。五感に訴えかけてくるような被写体の生々しさとともに、一貫して孤独や切望、幻想といった人間の内側が物悲しくも露わになっている。 アメリカ人フォトグラファーのロバート・フランク(Robert Frank)の代表作であり写真史を語るにおいて欠かせない一冊「The Americans」のように、「Sleeping by the Mississippi」はドキュメンタリー要素と詩的な感性を融合させている。本の主題よりもその繊細で整理された構成や図版の美しさが際立っており、厳格なコンセプトやイデオロギーをもって一冊に綴じられているのではなく、アメリカンスピリット由来の心の底から湧き出る旅への衝動から生まれたシリーズであり、写真史においてその時代を語る上で非常に重要な写真集の1つである。
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見えているパチリ!
¥1,100
SOLD OUT
『見えているパチリ!』 畠山直哉 / 大竹昭子 文庫版(105mm × 148mm) 並製、カバー無し 85ページ 発行所 カタリココ文庫 編集協力 大野陽子、大林えり子(ポポタム) 装幀 横山 雄+大橋悠治(BOOTLEG) 装画・写真 畠山直哉 カタリココ文庫8号は、写真家・畠山直哉と文筆家・大竹昭子による『見えている パチリ!』をお届けいたします。 畠山直哉は陸前高田にあった実家が東日本大震災の大津波で流され、母を亡くして以来、故郷に通って撮影してきました。しかし、パンデミックという「新たな出来事」がそれに重なり、帰郷がままならなくなります。 ふるさとが遠のいていくような不安、自分の言動に慎重にならざるを得ないような風潮、倫理観に縛られて直感的に行動できなくなっている状況、結果を性急に求めすぎる傾向……。シームレスにつながっていく彼の懸念は、私たちが日々感じながらも深くは考えない事柄を明らかにします。 かつて畠山と大竹は大震災の直後に数回にわたって対話を行ない『出来事と写真』(赤々舎)を出しました。本書はその続編とも言えるもので、ふたりが本書のために新たにおこなった対談と、畠山のエッセイ「心の陸前高田」(初出『新潮』2021年4月号)が収録されています。私たちが日々抱いているもやもやした感情に光を当て、考えを深めるきっかけを与えてくれる一冊となることを願っています!
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噓がつけない人
¥990
『噓がつけない人』小山田浩子+大竹昭子 対談と掌篇 小山田浩子 / 大竹昭子 文庫版(105mm × 148mm) 並製、カバー無し 88ページ 発行所 カタリココ文庫 編集協力 大野陽子、大林えり子(ポポタム) 装幀 横山 雄+大橋悠治(BOOTLEG) 装画 Philippe Weisbecker special thanks 吉田宏子(888ブックス)、Bureau Kida SAS、Benjamin Sommerhalder(Nieves) 『嘘がつけない人』は、小山田浩子と大竹昭子による対談と、両者が書き下ろした二篇の掌篇、「骨董」と「裏焼き」を収めたこれまでにないスタイルのカタリココ文庫です。 小山田の小説作品に描かれているのはごく日常的な光景ですが、読み進むうちにあたかも風景を構成するピースが置き換わり異次元に侵入していくような感覚に引き込まれます。 既知の世界を未知のものに誘導していくのは、全体を俯瞰せずに対象に密着して描いていく改行のほとんどない独特の文体です。 改行しないのではなくて、出来ないのだ、と小山田は述べます。 ふつうに考えたら簡単なはずの改行を入れることがなぜ困難なのか。小山田作品の核心はここにあります。対談ではその謎を幼少期の記憶を遡りながら解いていきます。 文章を書く行為は、なにを描いて、なにを描かないかを選ぶことにより成り立っていますが、この選択を彼女がいかに誠実に、厳密におこなっているかが読み進むにつれて明らかになるでしょう。 掌篇の「骨董」と「裏焼き」は一枚の写真を手がかりにそれぞれが書き下ろしました。 打ち合わせをせずに自由に創作しましたが、二篇とも写っている人物についての物語ではなく、写真という存在そのものに想念をはせる内容になったことを興味深く思います。 このように、同じ写真を見てふたりの作家が作品を書き下ろすというのは、あまり例のない試みです。 掌篇パートの冒頭にその写真が載っていますので、写真と掌篇がどのように関わっているかをお楽しみください。 なお表紙に使われている装画は、小山田のこれまでの作品集と同様にフィリップ・ワイズベッカーの作品を使わせていただきました。 また『嘘がつけない人』というタイトルの由来も本書のなかに見つかります。 小山田作品のファンにとってはもちろんのこと、これから彼女の作品に出会う人々にとっても、本書がその作品世界により深く降りていく吸引力となることを願ってやみません。
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絵のうら側に言葉の糸をとおす
¥1,100
『絵のうら側に言葉の糸をとおす』 鴻池朋子 聞き手・大竹昭子+堀江敏幸 文庫版(105mm × 148mm) 並製、カバー無し 53ページ 発行所 カタリココ文庫 編集協力 大林えり子(ポポタム) 装幀 横山 雄+大橋悠治(BOOTLEG) 表紙・図版 鴻池朋子
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五感巡礼
¥990
『五感巡礼』大竹昭子短文集 大竹昭子 文庫版(105mm × 148mm) 並製、カバー無し 95ページ 発行所 カタリココ文庫 編集協力 大林えり子(ポポタム) 装幀 横山 雄(BOOTLEG) 装画 工藤夏海 ひとつのエピソードが思わぬ方向に発展し、五感を巡礼していく、五つの随想が収められています。 自分は「犬派」だと思っていたが、本質は「猫」かもしれないと気づいた「放浪の効用」、一度聴力を失った女性が体内の音に耳を澄ませて鼓膜を再生させたエピソードが心に残る「聞こえてくるあの音は?」、シマの概念をできる限り拡大して考えを巡らす「シマの境界」、植物の種のように拡散することばの生命力を讃えた「ことばの飛び地」、写真との出会いが自意識の殻を脱ぎ捨てる作用を及ぼした「『わたし』のなかのたくさんの『他人』」。それぞれのエピソードに潜むエキスを抽出しながら、思索の輪を広げていきます。 自分の書くものは一言で説明するのがむずかしい、と著者は言いますが、たしかにこれまでのカタリココ文庫のラインナップを見ても写真、美術、漫画とさまざまな表現ジャンルが取上げられてきました。『五感巡礼』は、そのような著者の物事への関心の持ち方が明らかになる1冊と言えるでしょう。 初出は日本経済新聞「プロムナード」欄で、半年間連載したエッセイを5つの項目に分けて、それぞれのエピソードがつながるように改稿しました。 ジャンルが細分化し、思考のタコツボ化が進んでいるいま、『五感巡礼』は、現実世界を旅するようにアタマのなかを巡って、凝り固まりがちな思考を柔らかくマッサージしてくれることでしょう! <目次> 1章 放浪の効用 2章 聞こえてくるあの音は? 3章 シマの境界 4章 ことばの飛び地 5章 「わたし」のなかのたくさんの「他人」
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室内室外 しつないしつがい
¥990
『室内室外 しつないしつがい』大竹昭子 短文集 大竹昭子 文庫版、80ページ 発行所 カタリココ文庫 編集協力 大林えり子(ポポタム) 装幀 横山雄(BOOTLEG) 表紙・挿画 工藤夏海 著者の大竹昭子は、自作の間取りから物語をつむいだ『間取りと妄想』の著作で知られるように、空間への関心が高く、室内と室外のちがいを幼少のころから意識してきたと言います。 「室内」とは具体的な空間を指すのみならず、想像や妄想を生み出し、記憶の貯蔵庫をも象徴する存在であり、対する「室外」は体の外にあって自己の内側に絶えず働きかけてくる外界を表します。 12の短編は身近なエピソードからはじまりますが、どれも小さな謎が埋め込まれていて、ミステリーのような味わいがあります。また、小説かエッセイかという枠組みを超えて別の時空へと飛躍する手法は、彼女の代表作『図鑑少年』の延長上にあるもので、読者を架空の「室内」へと誘うでしょう。 生命エネルギーは「室内」と「室外」の往還により支えられているという認識は、彼女のすべての著作に通底します。外出自粛令が出で、だれもが両者の境界を意識せざるを得なくなったコロナ禍において、本書のテーマはより多くの読者にシンパシーをもって受けとめられるものでしょう。
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火星の生活 誠光社の雑所得2015-2022
¥1,760
SOLD OUT
『火星の生活』誠光社の雑所得2015-2022 堀部篤史 124mm × 188mm 180ページ 編集 稲盛有紀子 デザイン 仲村健太郎 カバー写真 和井内洋介くん 扉のカット Caffeine Houseこと門谷風花 堀部さんが誠光社を独立開業してから今までに、雑誌やウェブメディアなどに依頼され寄稿したテキストや講演の文字起こしに、大幅に加筆修正を加え、まとめた雑文集です。雑多な内容ですが、基本は本や映画や音楽を見たり聴いたりして紹介するカルチャーコラムです。 目次 火星の生活 ー カルチャーコラム 火星の生活 無重力のカントリーミュージック LEEさんは宇宙人 七〇にしてふたたび童貞 切るとせっかくのフレイヴァーが台無しになる パロディからオマージュへ 和田誠『倫敦巴里』に寄せて やさしく正す人 名声と負債 レポート・フロム・マーズ 業務日誌 2018-2021 ー 本屋のお仕事 異星人たちとの夏 ー 京都・家族・コミュニティ 伯父さんになれなかった人 伊丹十三の本を読む ぼくをつくった京都のお祖父(祖母)さんたち 反復する時間 わが喫茶遍歴 再発見、モダニスト奥野修 大げさにいえば、サウダーヂ。 友だちの母さんが教えてくれた 『アンソニーのハッピーモーテル』にまつわる2、3のこと ママが走ったの見た? 通勤する侵略者 ー トークイベント採録 通勤する侵略者(2021年9月24日 ブックトーク@奈良県立図書情報館) あとがき
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本日の絵 皆川明挿画集
¥3,960
SOLD OUT
『本日の絵 皆川明挿画集』 皆川明 B6横型 函入2巻組、344ページ + 328ページ シュリンク包装済み アートディレクション:葛西薫 発行所 株式会社つるとはな ミナ ペルホネンの創業デザイナー、皆川明さんの全国を巡回中の大人気展覧会「つづく」展が、4月23日(土)から6月19日(日)まで福岡市美術館、7月16日(土)から10月2日(日)まで青森県立美術館で開催されるのを機に、初めての画集を刊行! アートディレクションを担当した葛⻄薫氏は、「つづく」展のグラフィック・デザインも担当。 函の表と裏には本書のために皆川明があらたに描いたオリジナルの絵をあしらっています。「森へ行きま しょう」の巻(川上弘美の同名小説の日経新聞連載用に描かれた挿絵全点、および書籍用に描き下ろされ た絵も収録)、「日曜に想う」の巻(朝日新聞の「日曜に想う」欄のために描かれた挿画、2021 年 12 月ま での全点収録)それぞれのシンボルのような絵となりました。 函の表と裏の、絵のレイアウトされる部分には「空押し」加工がしてあります(金型を使い、絵よりやや 広い範囲を凹ませる加工)。「空押し」によって、リトグラフなどの額装で絵の周囲を囲むマウント加工の ような効果が生まれます。絵がより美しく映える加工です。 函も、本体も、白が基調になっていますので、シュリンクをかけてのお届けになります。 「本日の絵」は、DVD のパッケージを横にしたサイズとほぼ同じ、本体はソフトカバー。「ちょっと軽めの鈍器本」です。横開きで1ページに1点の絵、というシンプルな構成になっています。
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生きる はたらく つくる|皆川明
¥1,540
SOLD OUT
『生きる はたらく つくる』 皆川明 四六判、253ページ 発行所 株式会社つるとはな 魚市場でアルバイトをしながら、たったひとりで始めたブランド「ミナ ペルホネン」。 創業25周年を迎えて初めて明かす、これまでの人生と、はたらくことの哲学。
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須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通
¥3,135
『須賀敦子の手紙』1975―1997年 友人への55通 須賀敦子 A5判、248ページ アートディレクション 有山達也 写真 久家靖秀 発行所 株式会社つるとはな 雑誌「つるとはな」で大きな話題となった未公開書簡の完全収録版。 須賀敦子は1967年に夫ペッピーノを失い、70年に父を、72年に母を失った。 帰国してまもない須賀は、深まる孤独のなかで生涯の友人と出会う。 その友情はやがて、四半世紀にわたりつづくものとなっていった。 こころを許した友人への手紙には、須賀の迷いや悩みが率直につづられている。 ときにはさりげなく、恋の終わりが打ち明けられることもあった。 55通の手紙を、青インクの筆跡もリアルな高精度カラー写真で掲載。 須賀敦子の全集未収録のエッセイ「おすまさんのこと」。 北村良子(須賀敦子・妹)へのインタビュー「姉の手紙」。 スマ&ジョエル・コーン夫妻へのインタビュー「須賀敦子とのこと」。 松山巖のエッセイ「コーン夫妻への手紙を読んで」も収録。 未公開のままだった40通も、本書に初めて掲載しています。
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聞き書 大阪の食事
¥3,850
『聞き書 大阪の食事』 大阪の食事編集委員会 編 A5判、364ページ 商人の町・大阪は、日本中の一流の物産が集まる「天下の台所」。船場、天満の商家、月給取り、近在の農家・漁家の食卓に、「食い倒れ」の真相を探る。写真を添えて料理を再現した食の歳時記。
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【サイン本】それでも日々はつづくから
¥1,595
SOLD OUT
『それでも日々はつづくから』 燃え殻 ※サイン入りです。 四六変型判 縦193mm × 横122mm 192ページ 装画・挿画 大橋裕之 装幀・ブックデザイン 熊谷菜生 ズルズルと行けるところまで、やってみるしかない。日々、僕たちは少しずつ摩耗し、「いっそ消えてしまいたい」それくらいの傷だらけで今日も生きている。決定的に死にたくなるような出来事は、そんなに起きないけれど。「己を鼓舞する呪文がほしい。この本にはそのヒントがあります」と壇蜜さんも推薦!! 週刊新潮連載の人気エッセイ(+コラムとマンガ入り)、待望の書籍化。
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【古書】アメリカの鱒釣り
¥1,760
SOLD OUT
『アメリカの鱒釣り』 リチャード・ブローティガン / 藤本和子 訳 ※古書です 四六判、212ページ ブックデザイン 平野甲賀 1975年 晶文社 ※本書は1995年32刷です。 いまここに、魅惑的な笑いと神話のように深い静かさに充たされた物語が始まろうとしている――それはアメリカの都市に、自然に、そして歴史のただなかに、失われた〈アメリカの鱒釣り〉の夢を求めてさまよう男たちの幻想的かつ現実的な物語である。アメリカの若者たちの共感を呼んだ小説家ブローティガンのデビュー作。
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【古書】ビッグ・サーの南軍将軍
¥2,200
SOLD OUT
『ビッグ・サーの南軍将軍』 リチャード・ブローティガン / 藤本和子 訳 ※古書です 四六判、204ページ 装幀 平野甲賀 1976年 河出書房新社 歯なしの若者リー・メロンとその仲間たちがカリフォルニアはビッグ・サーで繰り広げる風変わりで愛すべき日常生活。様々なイメージを呼び起こす彼らの生き方こそ、アメリカの象徴なのか? 目次 プロローグ 第一部 ビッグ・サーの南軍将軍 第二部 ビッグ・サーにおいて、リー・メロンとともに戦うこと 訳註 訳者あとがき
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【古書】ニューヨーク育ち|アラム・サロイヤン
¥2,420
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『ニューヨーク育ち』わがこころの60年代 アラム・サロイヤン/ 中上哲夫 訳 ※古書です。 四六判 ハードカバー 211ページ 1996年 晶文社刊 1960年代、ニューヨーク。マンハッタンの光のなかでアラムは育ち、多感な青春を迎えていた。 現実とは逆に「よき家庭人」を作品で演じつづけた父サロイヤンとの内面的な闘い。大学をドロップアウトし、文学雑誌を創刊した彼が出会った、若い芸術家たちとの友情と冒険。そして妻や3人の子どもたちと過ごした静かな喜びにみちた日々ーー。 あらゆる価値観がゆさぶられ、変化をとげた時代の青春群像を描きだす、心にしみる回想録。 原題は「FRIENDS IN THE WORLD」世界の中の友人たちで、特に一緒にテレグラフ・ブックスを企画し、出版することになるヴィクター・ボクリスとアントリュウ・ワイルとの関係がぐっときます。 他にも、映画『パターソン』に詩を提供しているロン・パジェットやテッド・ベリガン、アレン・ギンズバーグなどの詩人、ボブ・ディランにジャック・ケルアックにパティ・スミスなど飽きずに読み終えることができます。
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【サイン本】サイコロ011 手紙からはじまる
¥660
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同人誌『サイコロ011 手紙からはじまる』 タカダユウコ/山川直人/文庫善哉/小沼宏之/林美樹/保光敏将/薗田千晴/長田結花 ※山川さんのイラスト、サイン入りです。 A5判、64ページ 表紙装画 / 保光敏将 装釘 / 小沼宏之 [Gibbon] 発行 / サイコロ堂 もくじ 「ザラザラの空」 タカダユウコ 05 「重力と珈琲」 山川直人 13 「手紙からはじまる」 文庫善哉 30 「日々葉々 #01 凧揚げ」 小沼宏之 34 「人生はギャグ」 林美樹 38 「瓶座の蜜蜂 /蜜柑/石」 保光敏将 05 「土井のこと」 薗田千晴 54 「車窓三題」 長田結花 59
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学問論
¥1,067
『学問論』 シェリング 西川富雄 / 藤田正勝 監訳 縦148mm × 横105mm 356ページ 「学問は、単なる手段と成り下がってしまえば…直ちに学問であることをやめてしまう。」若くして大学の教壇に立った哲学者シェリング(1775-1854)は、大学や学問研究の理念を熱く語った。国家の関与からの自由を掲げ、哲学を基盤とし諸学が有機的に関連する「普遍的なエンチュクロペディー」を構想する。後世に影響を与えた学問論の古典。 目次 凡例 はじめに 第一講 学問の絶対的な概念について 第二講 大学の学問的および道徳的使命について 第三講 大学における研究の最初の前提について 第四講 純粋な理性学である数学と哲学一般の研究について 第五講 哲学の研究に対して通常なされる非難について 第六講 とくに哲学の研究について 第七講 哲学にとって外的ないくつかの対立、とくに事実的な学問との対立について 第八講 キリスト教の歴史的構成について 第九講 神学の研究について 第十講 歴史学ならびに法学の研究について 第十一講 自然学一般について 第十二講 物理学と化学の研究について 第十三講 医学および有機的自然論一般の研究につい 第十四講 芸術学について――大学における学問研究との関わりにおいて シェリング『学問論』の成立と背景……(西川富雄) 解説……(藤田正勝) あとがき……(藤田正勝)
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学校と社会
¥792
『学校と社会』 ジョン・デューイ / 宮原誠一 訳 文庫判、188ページ 学校とは暗記と試験にあけくれる受動的な学習の場ではなく、子供たちが自発的な社会生活を営む「小社会」でなければならない。このような観点からデューイ(1859‐1952)は、伝統的な学校教育に大胆な批判を加えた。自ら創始したシカゴ大学付属小学校での体験から生まれた本書が、戦後わが国の教育改革に及ぼした影響ははかり知れない。
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【古書】日本人のからだ
¥3,520
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『日本人のからだ』生活と芸術にあらわれた H・C・シュトラッツ / 高山洋吉 訳 ※古書です。 A5判、箱入り 253ページ 1969年 刀江書院 発行 パスツールやベルツと同学の友で『人間の自然史』を書き、いわゆる「人体学的人類学」を唱道し、この学問的基礎の上に立って人体、殊に女体の美をきわめ、女体美の創造と改善との理想をめざして生涯を打ち込んだ学者、H・C・シュトラッツ博士。 H・C・シュトラッツ博士は、ジャヴァと日本に(当時の東京帝国大学雇講師として)長く滞留し、その観察を基にして『ジャヴァの女』と『生活と芸術に現われた日本人の身体』の両名著を書きました。本書は、この『生活と芸術に現われた日本人の身体』を全訳したものです。 『生活と芸術に現われた日本人の身体』は、ヨーロッパにおいて広範な関心を呼び起こし、幾度か版を重ねました。そして新版にはその都度、挿絵や説明に多くの改訂が加えられました。1924年に著者が亡くなるときも、根本的に改訂増補を加えた新版の用意がしてあり、本書はその版を翻訳の台本にしています。 H・C・シュトラッツ博士は、自ら発行した最終版(第四版)の序で、こう書いています。 -「この日出づる国は、この間に世界第三の強国になったが、一方また、その特質の多くのものを失った。私は、たぶん間もなく歴史的な伝承になってしまうと思われるこの魅力的な特質を言葉と絵とで正当に評価することに努めているのであるが、それは日本人自身と日本人を知るすべての人にたいする感謝の気持からにほかならないのである。」 目次 序 緒論 第一章 日本人の体格 1. 日本人の人種特徴 2. 身体の発育と各部の釣合い 3. 骨格 4. 軟部 5. 頭と顔 6. 体格 第二章 日本人の美概念 第三章 着物を着た姿 第四章 日常生活における裸体 1. 屋外の裸体 2. 室内の裸体 第五章 芸術における裸体の表現 1. 絵画 (A) 理想型と標準型 (B) 神話的表現 (C) 日常生活からの描写 (D) 特別な出来事 2. 彫刻 (A) 記念建造物の彫刻 (B) 工芸 索引
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【サイン本】書こうとしない「かく」教室|いしいしんじ
¥1,980
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『書こうとしない「かく」教室』 いしいしんじ ※サイン入りです。 四六判、224ページ とばはどこから来るのか? なぜそれが“生きる”のか? 東京、三崎、松本、京都…移り住む土地、数奇なる半生、 創作、この三つの関係を初めてふりかえり、その謎に迫った感動の授業を一冊に! 『ぶらんこ乗り』『トリツカレ男』『ポーの話』『みずうみ』『港、モンテビデオ』… こうした名作は、書こうとしない作家によって、どのように“かかれた” のだろうか? 目次 はじめに 午前の部 いしいしんじ「かく」語る 一時間目 東京 1994〜2001 二時間目 三崎・松本 2002〜2009 三時間目 京都・三崎 2010〜現在 給食にかえて 午後の部 いしいしんじの 作文を「かく」 四時間目 ことばが動き出すための準備 五時間目 「かく」ことと「自分の生」 いしいしんじ 1966年大阪市生まれ。京都大学文学部卒。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2000年、初の長編小説『ぶらんこ乗り』を発表。03年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で第29回織田作之助賞、16年『悪声』で第4回河合隼雄物語賞を受賞。著書に『トリツカレ男』『プラネタリウムのふたご』『ポーの話』『みずうみ』『よはひ』『海と山のピアノ』『港、モンテビデオ』『きんじよ』『みさきっちょ』『マリアさま』『ピット・イン』『げんじものがたり』など多数。お酒好き。魚好き。蓄音機好き。現在、京都在住。
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【送料無料・サイン本】MOMENTUM|石川直樹
¥9,900
『MOMENTUM』 石川直樹 ※サイン入りです。 A4判、192ページ ブックデザイン 田部井美奈 躍動の瞬間を写し留める 10メートルの飛び込み台から水面に到達するまでの時間は、わずか1.8秒。肉眼ではとらえきれない人間の動きと、そのMOMENTUM(=勢い)が、フィルムの中判カメラによって浮かび上がる。香川県立総合水泳プールの野外飛び込み台から飛んでいるのは、小学生から高校生の子どもたちだ。野外で飛び込みの練習ができるのは、夏のあいだの数カ月のみで、石川はコロナ禍の2021年、何度もこの歴史あるプールに通い、朝、日中、夕方、夜…と変化していく光の中で、ひたすら撮影を続けた。この写真群には、瞬間を写し留める、という写真の本質が潜んでいる。
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PLOUGH YARD 517| 押尾健太郎
¥3,850
『PLOUGH YARD 517』 押尾健太郎 / Kentaro Oshio フルカラー 80ページ 182mm × 257mm ソフトカバー 自費出版 2022年 日本語 / 英語 広告、雑誌、WEB を中心に活動しているフォトグラファーの押尾健太郎さんがの自身初となる写真集。 2002年、経験を積むためにロンドンに留学していた押尾は、馴染みのパブで風変わりな格好の中年男性に出会います。それがメルヴィンです。離婚やトラブルで財産や住処を失い消沈しながらも、奔放に生きるメルヴィンとの邂逅は押尾のロンドン生活に刺激を与え、彼と過ごした日々を押尾は写真におさめていきました。住んでいたキャンピングカーの炎上、ホームレスになっても生命力たくましい日常、そしてメルビンがずっと心に留めていたウェールズの灯台へのトリップ ...。 まだ駆け出しのフォトグラファーであった若き日の押尾が、異国の地で出会ったメルヴィンという稀有な被写体と正面から向き合い、漂うように生きる彼の姿を、まるでロードムービーのように切り取って います。 ※書名は、メルヴィンが寝床にしていた住所に由来しています。 押尾健太郎/ Kentaro Oshio 千葉県生まれ 2000年スタジオアシスタントを経て 渡英、2003年帰国後フリーランスとなる。 雑誌、広告、WEBを中心に活動中。
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パートタイム・コメット|佐々木里菜
¥1,980
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『パートタイム・コメット』 佐々木里菜 B6判 横120mm × 縦172mm 148ページ ブックデザイン:佐藤豊 印刷製本 : 株式会社イニュニック 2020年に発行された「緊急事態宣言下における写真と日記と短歌の壁新聞」の続編として製作された、2021年4月27日から2022年1月4日までの日記をまとめた日記本。 写真家として生きている著者は写真の仕事以外にも日々の合間に様々なパートタイム(=短時間)労働を繰り返す。 長周期彗星の多くは初めて太陽近くにやってきた彗星で、再び戻ってくることはほとんどないというが、地球上での毎日も同じで、同じ日はもう二度とやって来ない。(だから日記を書いている。) 感染症と共に生きる2年目であり20代最後及び30代最初の日々を”地球上に落ちた彗星”のような気分で書き上げた、もう誰の元にも二度とやってこない2021年の日記。 佐々木里菜(ささきりな) 1991年生まれ、宮城県仙台市出身。 2019年より商業写真家として活動する傍ら、2020年に『緊急事態宣言における写真と日記と短歌の壁新聞ZINE』を自費出版で発行。 以降、写真業と並行して日記を中心とした文筆活動を行う。
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日誌 二〇二一年十二月 - 二〇二二年一月
¥800
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『日誌』二〇二一年十二月 - 二〇二二年一月 天野潤平 183mm × 128mm 68ページ 装画 安達茉莉子 装幀 中北隆介 天野潤平(アマノジュンペイ) 1989年、静岡県出身。2012年4月、ポプラ社に入社。神奈川エリアの書店営業を担当。2013年11月から一般書籍の編集者になる。2020年4月、柏書房に転社。
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日記集『八月二十九日、』
¥770
SOLD OUT
日記集『八月二十九日、』 天野潤平 ※ページの裁断の際に耳が残っているのものもございます。 B6変型 161mm × 126mm 32ページ 装画 安達茉莉子 企画・レイアウト 中岡祐介 2021年8月に妙蓮寺の本屋・生活綴方で「一日店番」することになった柏書房の編集者の天野さん。店番の8/29に向けて書いた日記です。 目次 - 東横線にいる。8/3 - 編集者と〆切。8/10 - 依頼状見たい。8/11 - 最悪な夏休み。8/13 ・付記 8/14 - なぜ怒るのか。8/15 - 本のいる場所。8/16 ・あとがき 8/17 天野潤平(アマノジュンペイ) 1989年、静岡県出身。2012年4月、ポプラ社に入社。神奈川エリアの書店営業を担当。2013年11月から一般書籍の編集者になる。2020年4月、柏書房に転社。
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ちいさなお話し会 vol.1『本の話』
¥880
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ちいさなお話し会 vol.1『本の話』 聞き手 / 編:小鳥茂美 ゲスト:中岡祐介・編集者 / 牟田都子・校正者 / 小栗誠史・古書店勤務 文庫判より少し小さめ 132mm × 103mm 56ページ 「ちいさなお話し会」は、小鳥美茂さんが運営する鎌倉・由比ヶ浜にあった「BORN FREE WORKS」とういギャラリースペースで、2020年の1月から毎月ひとりのゲストのお声がけし、お話を聞く会です。 本書は、1/26、2/9、6/29の3回分をまとめたものです。 目次 2020年1/26開催 「みんな本をつくったほうがいい」 中岡祐介・編集者 2020年2/9開催 「計画をするより、逆らわず流れていきたい」 牟田都子・校正者 2020年6/29開催 「表現というのは書いたら書きっぱなしではなくて、必ず人に見てもらうことが大切」 小栗誠史・古書店勤務
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IWAKAN Volume 04 特集 多様性?
¥1,650
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『IWAKAN Volume 04 特集 多様性?』 A4(297mm × 210mm) 84ページ 世の中の当たり前に"違和感"を問いかけるマガジン 2020年10月にCreative Studio REINGより創刊した『IWAKAN』は、世の中の当たり前に“違和感”を問いかけることをコンセプトに、”違和感”を抱く人たちに寄り添う雑誌です。それらの違和感に100点の答えを出すのではなく、共に考え、新たな当たり前を共に創造し、提案していきたい。 ◆特集 多様性? LGBTQ+やマイノリティがメディアで描かれることが増えてきた昨今。そのおかげで自分のアイデンティティや生き方を知り、孤立感から解放された人も少なくない一方で、LGBTQ+のみならず、"多様性"における表象や描かれ方にはまだまだ偏りがあります。"多様性"を描くのは誰か?普通でないとされる人々がマジョリティと共にあることが"多様性"なのか?希望と加害性、どちらの力も併せ持つ“多様性”の表象に違和感を問いかけます。 目次 クィアの表象を祝福し、変化を起こせ / ALOK 集合 / Kenta Mie 中国における文化表象の現在地、そして / ヤマグチナナコ IWAKAN BEAUTY STUDY OUR ISSUE / 村木真紀 自分というレンズを通して見る、分断と表象の希望 / TAIRA PEOPLE VOICE OPINION Let the people speak! From Hug to Hug / Cai Yunyi Clarice interview with MASUMI / MASUMI 日常を撮ることに身を捧げる / Sebastien Lifshitz 表象製作現場における真の合意 / 西山ももこ、東海林毅、山本奈衣瑠 鼎談 ふつうのOLはどこにいる? / NAOWAO 「デキる男」像の呪縛を解くために / 木林美香 多様性の表象において忘れられがちな家族のかたち / 長倉奈未、杉山文野、Midori 第2回 IWAKAN OPEN ART CONTEST ラディカルな穏健 / Stopped Making asens / 佐々木ののか / Naomi Minami ひみつのダイアローグダイアリー / 橘みつ 不完全な私のビューティーハンドブック / Yuri Abo Asian Gaze / 潟見陽 from loneliness books 政治の話をしましょうか。 / Ana 大酒場都市(ダイバーシティ) カクテル倶楽部 Reommendation from Contributirs
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PAPER WORK発行のZINE5点セット
¥16,500
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『PAPER WORK発行のZINE5点セット』 ニューヨークのPAPER WORKから2018年に発売されたZINEの5点セットです。どれも小部数での発行でした。 左から 『TAIL BETWEEN MY LEGS 』 2ND EDITION Alana Derksen 21.6cm × 28cm 44ページ ホッチキス綴じ 75部発行 2ND EDITIONには4つの新しいページと無修正のコンテンツが入っています。 『DESIRES ABSTRAITS』 Jennette Laven 23cm × 23cm 48ページ ホッチキス綴じ 100部発行 ※裏表紙の左上に少し折れがござます。写真でご確認ください。 『FOOLS MONEY』 LONDON VAGABOND 15.2cm × 22.9cm 56ページ ホッチキス綴じ 100部発行 ステッカーと缶バッジ付き The London Vagabond(TLV) のアーカイブをまとめたZINEです。 『ETERNAL HATRED SOFIA Alexander Peli 15.2cm × 22.9cm 40ページ ホッチキス綴じ 75部発行 ステッカー付き ブルガリアのソフィア市内にあるヴァシル・レフスキー競技場で開催されたLevski vs CSKA(モスクワ)の試合での興奮した観衆と町の様子を記録したZINEです。 『ZONA NORTE』 Michael Krim & Sean Maung 12.2cm × 16.3cm 36ページ ホッチキス綴じ 100部発行 ステッカー付き ゾーナ・ノルテはメキシコのティファナにあるレッドライト(売春)地区と同様、公式の地区です。 北アメリカでは、売春宿で知られている最大のレッドライト地区であり、ストリップクラブやバーとして一般に知られています。 このZINEは、ロサンゼルスからティファナまでの24時間を記録しています。表紙のタイトルはダイモで打ち出したテープになってます。 オマケになぜか『SNEEZE MAGAZINE』のステッカー2枚お付けします。
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【古書】Wandel Vol.1~Vol.4 4冊セット
¥6,600
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Jガイドマガジン『Wandel』Vol.1~Vol.4 4冊セット ※古書です。 ※Vol.4は他の号より状態が悪くなっております。 各 横210mm × 縦280mm 散歩で見つける身近な自然、愉快な毎日 のキャッチコピーで、山と渓谷社より2005年から2006年の間に4号のみ刊行されました。 編集長は、若菜晃子さんでした。 Vol.1 2005 Spring「今日、どこ行く?」 122ページ Vol.2 2005 Summer「やっぱ海でしょ。」 114ページ Vol.3 2005 Autumn「半日、旅をする。」 130ページ Vol.4 2006 Early Spring「ハイランド紀行」 138ページ ※中綴じの千代田区イラストマップがはずれています。
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Ponytale Stories 創刊号
¥3,000
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『Ponytale Stories』創刊号 Issue1 タテ280mm × ヨコ210mm 90ページ スペインのマドリードで2013年に創刊されたガール・カルチャー誌です。 この後、サイズが大きくなりページ数も増えて豪華な雑誌になっていきますがこの頃のインディペンデント感ある作りがいい感じです。
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【古書】BABY GENERATION
¥6,600
SOLD OUT
『BABY GENERATION』 ※古書です。 発行日 1996年5月5日初版 プロデュース 林文浩 企画・編集 林央子 写真 ホンマタカシ アートディレクション マイク・ミルズ 発行所 リトルモア 220mm × 163mm 56ページ 日・英併記 巻頭にキム・ゴードンと林央子さんとElein Fleiss(エレン・フライス)の文章があり、その後に、 Sofia Coppola(ソフィア・コッポラ) Ione Skye(アイオーネ・スカイ) Tamra Davis(タマラ・デイヴィス) Karen Kilimnik(カレン・クリムニク) Kim Gordon(キム・ゴードン) ホンマタカシさんが撮影した上記5名の部屋の写真です。エレン・フライスの文章は英語のみですがご心配なく。
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【古書】Mason Martin Margiela Street Special Edition Volumes 1 & 2
¥6,600
SOLD OUT
『Mason Martin Margiela Street Special Edition Volumes 1 & 2』 ※古書です。ヨレなどございますのでご了承ください。 A 4判、214ページ 1988年に衝撃デビューを飾ったマルタン・マルジェラ。本書は、そのデビューから1999年までの12年間の作品集です。ストリート編集室が声を掛け、マルタン・マルジェラ自身が友人の写真家たちの未公開の写真の中からセレクトとアートディレクションして、1999年にストリート編集室より発行されました。
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【古書】FACETASM STREET SPECIAL EDITION
¥2,200
SOLD OUT
『FACETASM STREET SPECIAL EDITION』 ※古書です。 A4判、112ページ FACETASMと雑誌『STREET』のコラボレーションして2015年に発行。 2015年春夏コレクションから遡り、2012年春夏コレクションまでショーのリハーサル風景とバックステージの写真を収録しています。
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画文集 平野甲賀と2
¥2,200
SOLD OUT
画文集『平野甲賀と2』 四六判変型 190ページ ※700部限定 版元より 2021年3月22日に亡くなりました平野甲賀への追悼を込めて作りました。 共に活動くださった方々から原稿お寄せいただいています。 もちろん描き文字やポスターなど画も収録されています。 もくじ 一 名前は似顔絵ね 5 ・文字の練習 吉良幸子 11 ・軽やかに、潜りなさい 村岡俊也 23 Kouga Archive 1 31 二 六月劇場 水牛 シアターイワト 49 ・描き文字のこと 平野甲賀 50 ・六月劇場の頃 伊藤与之江 54 ・ダラっと作る 八巻美恵 62 ・平野甲賀(一九三八~二〇二一) 高橋悠治 68 ・甲賀さんと亀 立山ひろみ 76 Kouga Archive 2 97 三 小豆島 台湾 上海 113 ・及川さんへ 平野甲賀 114 ・平野さんちの台所 大塚一歩 119 ・おしゃべりなスケッチブック 大河久典 134 Kouga Archive 3 143 四 あとがきが好きなようで 179 ・イワトのあとがきより 平野甲賀 182 ・『平野甲賀と2』あとがき 平野公子 188
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平野甲賀と
¥4,400
SOLD OUT
『平野甲賀と』 部数:限定 1,500 部 仕様:144 ページ / カラー、モノクロ / B5 変形 / コデックス装 タテ245mm × ヨコ182mm 撮影:平野太呂 装丁・本文デザイン:古本実加 本文デザイン:吉良幸子 企画・構成:horo books 編集:平野公子 大川久典 イラスト:木村さくら 帯文+内容紹介 大胆かつ繊細な描き文字を配した数多くの本の装丁、そして演劇集団「黒テント」のポスターデザイン・舞台美術などの仕事で知られる装丁家・グラフィックデザイナー、平野甲賀による描き文字〝画文集〟の決定版。 甲賀氏が82歳になった日、写真家の息子が娘をつれて父を一日撮影した……。老人力が増して来た甲賀氏を囲んで若きふたりのデザイナーが、描き文字選びに、作品選定に、レイアウトや造本に勤しんだ……。 本書はそんなふうに平野甲賀と数人のメンバーによって編んだ一冊です。制作中の合言葉は「絵本のように」。文字は風景なんだ――。甲賀氏のそんなことばに想をえたものでした。自身の手による描き文字作品群やエッセイのほか、制作風景や幕間のひとこま(撮影=平野太呂)、寺子屋「マルテの学校」の活動のこと(記録=編集部)、大好きなイラストレーターの作品(画=小島武)など、描き文字・画・写真・文をにぎやかに収めました。B5変型、コデックス装、カラーページ多数。 著者のことば 本書の制作にかかわっていると、ぼくは三十数年前につくった装丁術(*)のことを思いだした。あのときもワイワイみんなで作っていた。たしかぼくは40代で仕事場には猫がちょろちょろ出入りするし、庭で幼い娘が泣き叫んだりしていた。できあがった「平野甲賀と」はなんだかあの本の続き、あの本への30年後の返信みたいだ。 *1986年晶文社刊、日常術シリーズ『平野甲賀〔装丁〕術・好きな本のかたち』
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小島武イラストブック
¥1,980
SOLD OUT
『小島武イラストブック』 四六判変形 160ページ コデックス装 500部限定
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あまり読めない日々|柿内正午
¥1,500
SOLD OUT
『あまり読めない日々』 柿内正午 182mm × 128mm 221ページ 装画・表紙デザイン:イタガキユウスケ 解説:たけのこスカーフ この本の作者、柿内正午は都内在住自称「町でいちばんの素人」、会社員である。本作は日記本としては『プルーストを読む生活』、『町でいちばんの素人』に続く三作目にあたる。 本作では『プルーストを読む生活』の二匹目のドジョウを狙い「マルクスを読む生活」を試行して見事に失敗している。 その代わりと言ってはなんだが、人気スマホゲーム「Fate/Grand Order」にハマり、人生初の「推し」ネロ・クラウディウスと出会い、パンデミック以降の精神的にしんどい日々の鬱屈をコンテンツにより慰められるというありふれていながらもとても素晴らしいフィクションとの関係を築き上げていく様が滑稽なほど素直に語られている。 自らスノッブを自称する柿内が、スマホゲームに屈託なくのめり込んでいくのは見ていて小気味がいい。 今作の見所はネロちゃまへの熱狂だけではない。『プルーストを読む生活』の商業出版が決まり、じっさいにそれが刊行されるまでの心の移ろいは、一個人が「著者」になるまでの軌跡の一端を見るようだ。そしてそうやって過剰になっていく自意識と、パンデミックに際しての政府や会社に対して募らせる不信感とで、すっかり読書の喜びや日記の書き方を見失っていく姿は「人はこうも簡単に読めなくなるのだ」と恐ろしくなる。そしてそうであるからこそ、スマホゲームや映画など、本以外の作品を杖にかろうじて正気を保とうとする奮闘っぷりに打たれ、日々の喜びは何も本だけではないのだという気持ちにもさせられるのだ。 (著者あとがきより) ※スタンダードブックストアのことも載っていますのでぜひ見つけてください。 目次 日本語版への序文 日記「あまり読めない日々」 この日記に読まれていた本たち 訳者もとい著者あとがき 解説 たけのこスカーフ 柿内正午(かきないしょうご) 会社員。 著書に『プルーストを読む生活』(H.A.B)
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【サイン本】小原晩『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』
¥1,000
SOLD OUT
※サイン入りです。 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』 小原晩 文庫判、98ページ 主に東京での生活のことを書いたエッセイ集。 仕事のこと、好きな喫茶店や公園や銭湯、春の恋、眠れない夜の過ごし方、ストレス発散法、父の死、兄をまちぶせた冬、女子三人暮らしなど。一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人に捧げます。 目次 ・東京生活 ここで唐揚げ弁当を食べないでください 渋谷寮の初夏 仮眠と青山 赤坂と神様 若者 春一番 回転寿司と四人家族 兄はガニ股 眠らない夜のきらめき 下北沢 トロワ・シャンブル パンとか焼いて生きていきたい 旨いコーヒーとたまごとソーセージのトースト ストレス解消法は、あります 銭湯、限りなく、生 下北沢の北京料理屋にて 羽根木公園の春昼と短夜 代々木公園と元気を出して 迷い込む茶亭 羽當 幡ヶ谷の三人暮らし 最後の夜と救急車 ・それから 京都へゴー ジャングルジムの頂きで待つ 尻と少年 ・後書き 小原晩(おばらばん) 1996年生まれ。歌人。 これがはじめての著書。 好きなもの - 猫、光、水辺、本屋、喫茶店、散歩、お笑い、太陽の塔、衣食住。
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【古書】ブックストアで待ちあわせ
¥6,600
SOLD OUT
『ブックストアで待ちあわせ』 片岡義男 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 1983年 新潮社 二刷 装画 鈴木英人 大都会の光と影をとらえた写真集、サーフィン・サウンドについてのお勉強の本、フォルクスワーゲンを元気にしておくための本、ブローティガンの短編集、カウボーイ・ブーツの参考書、ホッパーの画集、'50年代の映画スターたちのポートレート集……。とっておきのアメリカの本の数々を紹介する魅力あふれるエッセイ。ほんとうのアメリカを知るための、楽しく愉快な本でいっぱいの本。
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【古書】ブックストアで待ちあわせ
¥6,600
SOLD OUT
『ブックストアで待ちあわせ』 片岡義男 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 1983年 新潮社 三刷 装画 鈴木英人 大都会の光と影をとらえた写真集、サーフィン・サウンドについてのお勉強の本、フォルクスワーゲンを元気にしておくための本、ブローティガンの短編集、カウボーイ・ブーツの参考書、ホッパーの画集、'50年代の映画スターたちのポートレート集……。とっておきのアメリカの本の数々を紹介する魅力あふれるエッセイ。ほんとうのアメリカを知るための、楽しく愉快な本でいっぱいの本。
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【サイン本】PSYCHOCANDY|Sandy Kim
¥22,000
『PSYCHOCANDY』 Sandy Kim ※サイン入り 271mm × 200mm 118ページ 2021年12/11 – 2022年1/23までLAのHVW8 Art + Design Galleryで開催されたサンディ・キムの「PSYCHOCANDY」展に際して作られた写真集です。 表紙に2つ貼り付けられた「PSYCHOCANDY」の立体ステッカーと中のオレンジの硬いトレーシングペーパーのような紙?が印象的です。 HVW8 Art + Design Galleryは2006年にオープンし、2014年にはドイツのベルリンにも拠点を拡大しています。
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アドルムコ会全史|佐川恭一
¥3,410
『アドルムコ会全史』 佐川恭一 四六判上製角背、444ページ 装画:斎藤潤一郎 装丁:コバヤシタケシ 出版社:代わりに読む人 『小説すばる』等で活躍目覚しい若手小説家・佐川恭一のぶ厚い小説集が満を持して刊行! 安月給の工場で働く男がかつて自ら考案したデタラメな宗教に翻弄されていく『アドルムコ会全史』、個人の幸福度を計測できるようになった社会の公務員たちの働きぶりを描く『パラダイス・シティ』、ひとりではガールズバーにもいけない小心者の男の心の内面を描く『ブライアンズタイム』の書き下ろし長編、他短編2編を収録! 荒唐無稽な展開と不謹慎な冗談が固定観念を壊してくれると同時に心の暗部を照射する。 装画は『死徒調布』の漫画家・斎藤潤一郎さん。 刊行をきめたときのこと 一年まえのある日、SNSを徘徊していたら、佐川恭一さんが日の目を見ないままの顰蹙小説をたくさん秘蔵していて、どうにか出版できないものかと呟いておられた。それを見た私は即座に連絡を取り、約二週間、お預かりした大量の原稿を片っ端から読んだ。読んで笑い、笑ってしまったために考えざるを得なくなった。この不謹慎なジョークを笑ってよかったのだろうか。読後に、後ろめたさの残った作品をあえて選びました。これまでの代わりに読む人の本とは一味も二味も違いますが、手にとって読んでいただきたいと思っています。よろしくお願いします。 佐川恭一(さがわきょういち) 滋賀県生まれ。京都大学文学部卒業。『踊る阿呆』で第二回阿波しらさぎ文学賞受賞。著書に『サークルクラッシャー麻紀』、『受賞第一作』(破滅派、電子書籍)、『ダムヤーク』(RANGAI文庫)、『舞踏会』(書肆侃侃房)などがある。
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【サイン本】てらおかなつみ作品集 犬のいる生活
¥2,200
SOLD OUT
てらおかなつみ作品集『犬のいる生活』 てらおかなつみ ※サイン入りです。 B5変型判 縦182mm × 横182mm 132ページ 人気イラストレーター・てらおかなつみさんが描くふわふわモフモフな犬たち。 柔らかなタッチで描かれたその表情や仕草に、思わずほっこりさせられる作品集です。 犬たちにはそれぞれモデルが存在するそうですが、犬種などをあえて特定しない描き方にすることで、「ウチの子に似てる!」と思わせる要素もあります。 展覧会などで発表したオリジナル作品から、仕事で制作したイラスト作品まで幅広く掲載。 タイトル通り、犬と暮らす生活の中の安らぎの時間がそこには流れています。 目次 003-112 オリジナル作品 113-129 イラストとデザインの仕事 ・婦人之友表紙 ・Little Glee Monsterグッズ ・吉澤嘉代子グッズ ・グンゼ Tuche靴下デザイン ・うちのおやつ ロゴマーク ・DE CARNERO CASTE ・展示風景 130-132 あとがき ほか てらおか なつみ 1993年生まれ。 2016年京都精華大学デザイン学部グラフィックデザイン学科卒業後、フリーのイラストレーターとして活動。 色鉛筆、鉛筆を用いた柔らかなタッチで犬や動物のイラストを得意とし、書籍・雑誌の表紙や挿絵、ミュージシャンのグッズデザイン、ステーショナリー、お菓子のパッケージ、衣料品のデザインなどを手がける。
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犬のトートバッグ|てらおかなつみ
¥2,200
SOLD OUT
『犬のトートバッグ』 てらおかなつみ サイズ 縦 約365mm × 横 約355mm マチ 約110mm 底から持ち手の天まで約560mmです。 素材 コットン100% 金色インクのシルクスクリーン印刷 イラストレーター、てらおかなつみさんのマチありトートバッグです。
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おじいいちゃん犬のトートバッグ|てらおかなつみ
¥2,200
SOLD OUT
『おじいいちゃん犬のトートバッグ』 てらおかなつみ サイズ 縦 約415mm × 横 約380mm マチ なし 底から持ち手の天まで約700mmです。 素材 コットン、ポリエルテル 色 グレー 白色インクのシルクスクリーン印刷 イラストレーター、てらおかなつみさんのマチなしトートバッグです。紐が付いており、折りたたんだあとにコンパクトにしておくことができます。
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犬の刺繍のバケットハット|てらおかなつみ
¥4,400
SOLD OUT
『犬の刺繍のバケットハット』 てらおかなつみ 色:水色|黒 の2種類 サイズ:L/XL 1サイズのみ 高さ:13.5cm 頭周り:61cm つば:5.5cm 刺繍糸:白色 刺繍 位置:後頭部左側 てらおかなつみさんの犬の刺繍入りデニム生地のバケットハットです。
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犬ピンズ|てらおかなつみ
¥770
SOLD OUT
『犬ピンズ』 てらおかなつみ 犬 サイズ 縦 約25mm × 横 約23mm 犬と本 サイズ 縦 約20mm × 横 約20mm イラストレーターてらおかなつみさんの犬ピンズです。 2種類ございます。
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犬のシール 5枚セット|てらおかなつみ
¥550
SOLD OUT
『犬のシール 5枚セット』 てらおかなつみ サイズ 50mm × 50mm イラストレーター、てらおかなつみのシール5枚セットです。
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犬のカード6枚セット|てらおかなつみ
¥660
SOLD OUT
『犬のカード6枚セット』 てらおかなつみ サイズ 100mm × 100mm 裏は真っ白です。 てらおかなつみさんの正方形サイズのカードが6枚セットになっています。
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毛布 あなたをくるんでくれるもの|安達茉莉子
¥2,420
SOLD OUT
『毛布』あなたをくるんでくれるもの 安達茉莉子 四六判 縦188mm × 横127mm 296ページ 装丁:惣田紗希 校正:牟田都子 これまで言葉と絵で「物語」を表現してきた作家、安達茉莉子の初エッセイ集。日々の出来事や感情を丁寧に瑞々しく掬い上げた文章と、心に明かりを灯すようなイラストレーションで確実にファンを増やし続けてきた彼女が満を持して送り出す本書はきっと多くの人に自分自身を真っ直ぐに見つめるきっかけを生み出す、毛布のようにあたたかな1冊です。 目次 6 はじめに 14 喪失と痛み、記憶について 28 光について i ―― 熾火・火を熾す 38 光について ii ―― いつかの、いくつかの夜 43 光について iii ―― 消えない光、瞬き 56 日常について ―― 生まれてきたのだから 66 Tell me your deepest desire ―― あなたの最も深い欲望を聞かせてごらん 90 「傷」を癒す・過去の「怒り」を許す 98 言の葉を落とす 108 「今はもう大丈夫」 ―― バスタブのイメージワーク 116 ワーキングアーティスト 136 自分のことを「女」だと思えなかった人と、フェミニズム 156 Change the world 186 愛の話 ―― アーノルド・ローべルとがまくんとかえるくんの物語 204 言葉をなくしたように生きる人達 216 おわりに 236 付録:Free at Last ―― これから生まれてくる「私」への、今の「私」からの手紙 安達茉莉子(アダチマリコ) 作家。言葉と絵で「物語」を表現する。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆を行う。著書に『消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ』(ビーナイス)、『何か大切なものをなくしてそして立ち上がった頃の人へ』(MARIOBOOKS)、『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(本屋・生活綴方出版部)他。
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CHIRASHI - Tokyo Punk & New Wave '78-80s
¥4,290
『CHIRASHI』Tokyo Punk & New Wave '78-80s 飯嶋俊男 / 古川博一編 A4判、480ページ 1978年からのパンク・ロック~ニュー・ウェイヴの隆盛。その大きな波を、「チラシ」という紙媒体が支えていた。バンドはチラシによって情報を届け、チラシによって人は集まり、バンドと人は共に燃え、そして、チラシは文字通りに「散らされて」いった。 1978年の「東京ロッカーズ」からの音楽シーンを彩った「チラシ」を集大成。チラシから見るアンダーグラウンド・ミュージック・ヒストリー。 前書きなど 現在はフライヤーという呼び名が完全に定着した、ライヴやリリースの情報告知を載せた紙媒体。 それは1970年代後半のPUNK ROCK隆盛と共に、ミュージック・シーンにおける情報伝達の手段として重要な役割を果たし、当時は“チラシ”“ビラ”と呼ばれました。 もちろん当時はパソコンなどもなく、手書きのイラストや写真、既存の素材をコピー、切り貼りし、インレタと呼ばれる文字シートで情報を記載する……そういった完全な手作業で生み出されたチラシは、バンド、ライヴ企画それぞれの個性、指向性を簡潔に伝える媒体として、文字どおりに「散らされて」いきました。 無料で配布されるものであったために、大半は告知の役割を終えると捨てられることとなります。 しかしそのデザイン性は現在となっても惹きつけられるものが多く、また、結果として、ライヴ等情報の貴重な記録媒体という存在になりました。 今回、当時からチラシに単なる情報告知以上の意義や価値を認め、それらを大切に保存しておられた方々のご協力を得て、日本では初めて、“チラシ”を一冊の書籍にまとめました。 チラシを集め、年代毎にチラシを並べていくと、そこには、これまでに発表された書籍、映像作品とは異なる視点からのアンダーグラウンド・シーンの移り変わりが感じられるのです。 単なる作品集を超えてリアルな現場のヒストリーを伝えるこの内容は、日本 / 東京PUNK ROCK / アンダーグラウンド・ミュージックの貴重な記録となっていると確信します。 アートや作品とは呼べない、呼びたくない“チラシ”。しかし不思議な魅力に溢れたものであることも確かだと思います。 お手に取られた皆様に、年月を超えた熱量が伝わる事を期待します。 Record shop BASE 飯嶋俊男 2022 版元から一言 ◎チラシ資料提供者 ADK RECORD ADKレコード CHARLIE MORITA DADDY-O-NOV (EMOTIONAL MARKET) Daisaku Yoshino 吉野大作 (DAISUCK&PROSTITUTE) Erect records エレクトレコード Gin Satoh 佐藤ジン Souta Hayashibara 林原聡太 (ex『日本のパンクロック』編集発行人) Hideharu Kato 加藤秀治 Hikaru Machida 町田光 Hiroshi Higo ヒゴヒロシ (meki-higon) Inoue U イノウエ U Inundow いぬん堂 Jun Inui 乾 純 KUMMY (ex BOYS-BOYS) Kan Takagi 高木 完 Kenji Nomoto 野本健司 Makoto Nomura 野村 誠 (PABLO PICASSO) Masanori Henmi 辺見雅則 (SHOCKLINE) Matatabi dou 股旅堂 MICHIAKI (THE LAST SURVIVORS) Momorin モモリン (GAUZE) Nagasaki ナガサキ NON (NON BAND) S-ken Sachiyo Hirasawa 平澤祥代 Satoshi Sonoda 園田佐登志 (椅子物語) Satoshi Suginaka 杉中 敏 (U.K.Indies Gear “SMASH” オーナー / DJ.SMASHIT) SKITKATT (SKITKLASS) Tomoyuki Yokoyama 横山知幸 (ex BOLSHIE) Yuichi Jibiki 地引雄一 (Telegraph Factory) Yumi Ooi 大炊優美 Wataru Ookuma 大熊ワタル (ex 絶対零度) ◎企画にご協力をいただいた方々 APIA40 BEAST ARTS International GAUZE Genet ジュネ Ken Tanami 田波健 (Nubile) Momoyo モモヨ (Lizard) OTO オト RECK レック (FRICTION) Sayoko + Sachiho サヨコ + サチホ (ZELDA) Setsu Kokura 故倉 節 (IMAGE VOX) Yumi Ooi 大炊優美
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【古書】A LONG V-A-C-A-T-I-O-N
¥4,620
SOLD OUT
『A LONG V-A-C-A-T-I-O-N』 大瀧詠一・作 / 永井博・絵 ※古書です。 247mm × 207mm 32ページ 株式会社CBS・ソニー出版 1979年
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【サイン本】はっぴーなっつ|荒井良二
¥1,540
SOLD OUT
『はっぴーなっつ』 荒井良二 ※サイン入りです。 縦257mm × 横205mm 32ページ あたらしい季節のはじまりには、とびっきりのはっぴーがつまってる!「わたしのみみは、ときどきとおくへたびをするんだよ・・・」かすかな春の音をいちはやく聞きとり、春ですよ!って目をひらかせてくれる――。春からはじまり、夏秋冬とコマ割りでつづくおはなしは、めぐりくる季節からの祝福がいっぱい!荒井良二の新たな扉をひらく、季節を旅する絵本。
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そのときどきで思い思いにアンカーを打つ|仲西森奈
¥1,980
SOLD OUT
ショートスパンコールシリーズ vol.1 『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ』 仲西森奈 152mm × 80mm 288ページ 印刷 三省堂印刷株式会社 編集 稲垣佳乃子 装丁 古本実加 仕事を辞めてパリへ飛ぶ人。 「神」という名のウーパールーパーを看取った人。 内臓が地球の人。はじめて朝を体験する人。 火山灰を集める国籍不明の人。 突然誰かに 語り始める人、人、人。 Youtuber御用達 のコンビニ。 そのコンビニの老店主。 道端 のバヤリース。カーセックス。 ある人間の 愉快な一年。 そのなんやかやと、それ以外のなんやかやが、交錯して錯綜して頻繁に脱線する。 仲西森奈の連作掌編小説。 ショートスパンコールシリーズは全20巻、刊行を予定。 9つのストーリーラインが相互に絡み合ったり、離れたり。 全部読んでもよし、途中から読んでもよし。 生活、人の数だけ物語や作品があって、生まれるものもなくなるものも、ある。
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収集百貨2
¥1,100
『収集百貨2』 BOCO / Udagawa / magster / matsuko A5(148mm × 210mm)、オールカラー 38ページ、ホッチキス中綴じ ※「コレクションのかけら」のオマケが1冊に1つ挟まっています。何が入ってるかは、開けてからのお楽しみです。(シール / ステッカー / カード / 海外の紙・・・などが入っています) 収集癖のある4人が集めている物を撮影した写真集ZINEです。 説明等の文章はなく、見るだけで楽しい、想像力が広がる写真集。 SDGs(すごく・断捨離・ぎらい)が加速する。 全国の溜めっこどうぶつの収集魂に火をつけたコレクションZINE『収集百貨』の第二弾! BOCOの旅コレ、宇田川一美の封筒裏柄ギャラリー、magsterのマグネット×缶コレクション誌上展示、matsukoの雑がみ・缶・はたらくかんの数々・・・ 加速が止まらないわたしたちのSDGs(すごく・断捨離・ぎらい)な世界をお楽しみください。 CONTENTS ・表紙 ・旅コレクション1~4 ・日本の封筒 ・海外の封筒裏側1~3 ・世界の封筒 ・マグネット & そっくり缶1~5 ・タバコパッケージ1~2 ・缶 ・はたらくかん ・おわりに BOCO / Photographe Udagawa / Planner magster / Magnet Collector matsuko / Designer
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りんご通信 3
¥550
『りんご通信 3』 タブロイド判 H544mm × W406mm 16ページ Editor in chief:髙橋健太郎 Editor :姫野希美 Design:大多和琴 今号では、歴史の中のある時間に眼差しを重ねながら、いまを問いかける言葉を多く受け取りました。齋藤陽道さんの写真を表紙に、新たに戸田昌子さん、青山勝さん、田凱さん、そして、ウクライナから児玉浩宜さんに写真と日記をご寄稿いただいています。「あれから」と「これから」の接続は、いつの場合も当たり前でありません。合計14頁+2頁の写真と言葉による様々な問いかけをはらむ「りんご通信」3 号、皆様ひとりひとりに感謝しつつ、お届けを致します。 ~出版社より~ 内容 齋藤陽道 ホットブルー日記 戸田昌子 島村逢紅とストーブ 清水裕貴 Bar Landscape Vol.3 ─ 葡萄は虹の夢を見る 児玉浩宜 ウクライナ・チェルニフィツィ 髙橋健太郎 北海道から。沖縄から。3 ─ 「時の化石」について 川瀬慈 線の戯れ 木村和平 わたしは道すがら 3 青山勝 スケッチ帳と「カメラ」 田凱 南多摩料理人の一品 ラム肉と刀削麺のごちゃ混ぜ焼き 川崎祐 本と明け方 3 ─ 「遠い連帯」に向かって
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NEPENTHES in print #16
¥550
SOLD OUT
『NEPENTHES in print #16』 2022年春夏ファッション特集「Re:SPRING 2022」 304mm × 243mm 56ページ NEPENTHESが発行するバイリンガル誌『NEPENTHES in print』最新号は、2022年春夏ファッション特集「Re:SPRING 2022」。 メインビジュアルは、NEPENTHESがプロデュースする各ブランドごとに、気鋭のスタイリストたちを迎え制作したファッション・ストーリー「REMIX」。ファッションシーンで活躍するスタイリストたちが引き出した、ブランドの持つ新たな側面をお楽しみください。 第一特集は今号のカバーにもなっている〈REBUILD by NEEDLES〉特集。清水慶三が語るブランド10年記とこれまでのアーカイブコレクションを初公開。さらに第二特集では、2022年春夏シーズンにデビューを果たした〈RHODOLIRION〉デザイナー須藤由美へのインタビューと共に、注目の新作アイテムについて徹底解説しています。 〈NEEDLES〉 REMIXED by AI SUGANUMA 〈REBUILD by NEEDLES〉 Interview : KEIZO SHIMIZU “ REBUILT TO LAST ” 〈SOUTH2 WEST8〉 REMIXED by DAISUKE ARAKI 〈RHODOLIRION〉 Interview : YUMI SUDO “ DESIGNER’S TALK ” 〈ENGINEERED GARMENTS〉 REMIXED by KODAI SUEHIRO 〈AIE〉 REMIXED by JUNYA CHINO “ MY DAILY ESSENTIALS ” YOHEI KATO
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The Garment District Journal 1
¥3,080
『The Garment District Journal』 Issue Number 1 / Spring Summer 2015 253mm × 208mm 56ページ 2015年3月にNEPENTHESの新たなプロジェクトとして創刊した、雑誌『THE GARMENT DISTRICT JOURNAL』。NEPENTHES AMERICA INC.代表の鈴木大器さんが編集長を務め、NYのアートやカルチャーを独自の視点から紹介しています。2号まで発行されました。 1号には日本語のテキストはございません。 Table of Contents 04 Malick Sidibe's Bamako 14 Interview with Jeremy Lewis of Garmento Magazine 20 3 PM 32 Excerpt, The Divestment of Charlie Ventler, s Novel 36 Steve Terry, Wild Life Archive Clubs on Cloth 42 Bookshelves 43 Lists 46 A Retrospective:Level Plane Records New York, NY(1997-2009) 50 Chilly Men Monsters
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The Garment District Journal 2
¥2,530
SOLD OUT
『The Garment District Journal』 Issue Number 2 / Autumn Winter 2015 253mm × 208mm 60ページ 2015年3月にNEPENTHESの新たなプロジェクトとして創刊した、雑誌『THE GARMENT DISTRICT JOURNAL』。NEPENTHES AMERICA INC.代表の鈴木大器さんが編集長を務め、NYのアートやカルチャーを独自の視点から紹介しています。2号まで発行されました。 2号には日本語のテキストもございます。 Table of Contents 02 Manhattanism 10 Gauchos:The Mecca 18 Interview with Antony Crook 20 Interview with Hiroshi Kagoshima 24 Vintage Travel Hangers 32 Dirty Old Town 38 Interview with Takay 42 Interview with Koji Toyoda 46 Interview with Katsu Naito 50 Excerpt from Brick Road 52 Interview with Kenzo Minami 56 Amigo Skate Cuba
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【サイン本】サ道 ととのいの果てに
¥1,540
SOLD OUT
『サ道 ととのいの果てに』 タナカカツキ ※サイン入りです。 B6判、192ページ 伝説的名著「サ道」から10年。 サウナ界のレジェンド的立場になったタナカカツキ氏がこの10年を振り返り、満を持して送り出す元祖サウナ道新作エッセイ。 サウナがまだおっさんだけの趣味で世間から理解されていなかった黎明期に、サウナの楽しみ方を提案したサ道。若者や女性たちがサウナに没頭し、漫画やドラマ、雑誌、各種サウナイベントなど様々な分野でサ道が拡散した結果、空前のサウナブームに育っていきました。 本書はサウナのこれまでとこれからをサウナ大使の経験と視点で活写。また一人のアーティストとしてサウナを主軸としたライフスタイル提案まで掘り下げた究極のサウナ本です。
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【サイン本】「それから」の大阪
¥924
SOLD OUT
『「それから」の大阪』 スズキナオ ※サイン入りです。 新書判 縦173mm × 横106mm 240ページ 大阪は「密」だからこそ魅力的だった。 そんな大阪の町はこれから変わってしまうのか、それとも、変わらないのか──。 2014年に大阪に移住した著者が「コロナ後」の大阪を歩き、人に会う。 万博開催予定地、40年の営業に幕を下ろす立ち飲み店、閑散とした道頓堀界隈、自粛要請に振り回される屋台店主、ベトナムに帰れず大阪で1年以上を過ごすアーティスト、町を練り歩くちんどん行列、新世代の大衆酒場、365日朝6時から営業する銭湯、ド派手な巨大看板をつくる工芸店……。 非常時を逞しく、しなやかに生きる大阪の町と人の貴重な記録。 【目次】 第1章 天満あたりから歩き始める 第2章 万博開催予定地の「夢洲」を遠くから眺める 第3章 大阪の異界「石切さん」は“西の巣鴨"か 第4章 西九条の立ち飲み「こばやし」最後の日々 第5章 コロナ禍の道頓堀界隈を歩く 第6章 屋台も人も消えた、今宮戎神社の「十日戎」 第7章 夢の跡地「花博記念公園」の今 第8章 船場の昔と「船場センタービル」 第9章 中止と再開を繰り返す四天王寺の縁日 第10章 ベトナムに帰れぬ日々を過ごすアーティスト 第11章 緊急事態宣言明けの西成をゆく、ちんどん行列 第12章 “自分たち世代の大衆酒場"を追求する「大衆食堂スタンドそのだ」 第13章 朝6時から365日営業し続ける銭湯「ユートピア白玉温泉」の今 第14章 道頓堀を立体看板でド派手に彩る「ポップ工芸」 スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。ウェブサイト『デイリーポータルZ』などを中心に散歩コラムを執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(スタンド・ブックス)、『関西酒場のろのろ日記』(ele-king books)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)など。酒場ライター・パリッコとの共著に『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)などがある。
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【サイン本】風をこぐ To Row the Wind|橋本貴雄
¥3,520
SOLD OUT
『風をこぐ』To Row the Wind 橋本貴雄 ※サイン入りです。 A5変形ヨコ、 312ページ(写真262点、エッセイ2万字) 装丁:岡本健 2005年、福岡の路上で倒れていた犬を引き取った橋本さん。フウと名づけたその犬は、事故で後ろ脚は動かなくなっていたので手術する。その後リハビリを重ねたが、ふつうの犬のように歩くことはできなかった。自立で立って走れるまでに回復したフウと福岡、大阪、東京、ベルリンで12年間をともに暮らした2017年までの記録です。 橋本貴雄(ハシモトタカオ) 1980年 熊本県生まれ 2008年 ビジュアルアーツ大阪写真学科夜間部卒業 2011年 ベルリン在住
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【サイン本】たんぽるぽる
¥1,000
SOLD OUT
『たんぽるぽる』 雪舟えま ※サイン入りです。 新書判、192ページ 解説=吉澤嘉代子(ミュージシャン) 東直子(歌人・作家) 装幀=鈴木成一デザイン室 星野源や吉澤嘉代子など多くのアーティストに支持されるロングセラー歌集『たんぽるぽる』に加えて、電子詩集『地球の恋人たちの朝食』から、同じ背景で書かれた詩作品を追加収録。 目次 1.道路と寝る 2.炎正妃 3.魔物のように幸せに 4.愛に友達はいない 5.ア・スネイル・イズ・ア・ファイア 6.旅芸人の記憶 7.22:22(ni-ni-ni-ni) 8.バーベルを挙げれば 9.吹けばとぶもの 10.おおいなる梅干し 11.戦士だった 12.たんぽるぽる 跋文――非定型の星のひとりフェス 松川洋子 あとがき 二〇一〇年の暮らし 地球の恋人たちの朝食(抄) 文庫版あとがき たんぽるぽるの棘 吉澤嘉代子 地球規模の愛を 東 直子 雪舟えま 1974年札幌市生まれ。小説家・歌人。著書に歌集『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』(書肆侃侃房)、文芸絵本『ナニュークたちの星座』(アリス館)、現代語訳『BL古典セレクション1 竹取物語 伊勢物語』(左右社)、小説『緑と楯 ハイスクール・デイズ』(集英社)ほか多数。
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【サイン本】STREETS ARE MINE
¥6,600
SOLD OUT
『STREETS ARE MINE』 石川直樹 ※サイン入りです。 A4判 縦210mm × 横297mm 288ページ 渋谷の街とネズミを通じて、 ぼくはコロナ禍を身体で実感し、 その変化を観察し続けてきた――石川直樹 COVID 19、緊急事態宣言、東京オリンピック、再開発・・・ 2020-2021年にかけて、非日常の路上を舞台に パンデミック下を生きる人々と跳梁するネズミたちを 這って追って捉えた「異色の写真集」! 寄稿:高橋源一郎・伊藤俊治 ギャラリーエークワッド(地下鉄東西線・東陽町駅すぐ)にて 2022 年 2 月 17 日(木)まで 「石川直樹 ― STREETS ARE MINE」展を開催中! ■カミュ『ペスト』に着想を得て始まった撮影 2020年4月、緊急事態宣言が発令される中、渋谷でネズミ大量発生のニュースを耳にした石川さんは、1匹のネズミの死体がパンデミックの始まりを知らせたカミュの名作『ペスト』に着想を得て、渋谷の街とネズミの撮影を始めました。 ■都市の中でむくむくと野生が目覚めている タピオカドリンクをストローで飲むネズミ、ストロングゼロで千鳥足になるネズミ、ネズミを殺すハト、路上飲みで倒れた人々など、パンデミック・東京五輪下の渋谷の生のあり方を、カメラと視点を変えながら重層的に捉えた記録! 石川直樹(イシカワナオキ) 1977年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。 2008年 『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞、2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞、2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)、『地上に星座をつくる』(新潮社)ほか多数。
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サスケ|深瀬昌久
¥5,500
SOLD OUT
『サスケ』 深瀬昌久 ※トートバッグ付きです。サイズ:H370mm × W300mm 260mm × 185mm 192ページ Book Design:François Dézafit 日本語組版:榊原健祐 深瀬昌久の新たなる傑作 生涯にわたり、猫を身近に愛しつづけた深瀬昌久。本書は、深瀬の猫写真の主人公サスケと、その妹分モモエの写真を集成した決定版である。 写真のセレクトから編集に至るまで新たに作り上げられた本書は、猫写真というジャンルを超え、深瀬の作品展開の中核を為すものとして「サスケ」を位置づけた。 また、「サスケ」を通して探求した写真表現の数々──主客未分から得られる純粋経験や、視覚と触覚を掛け合わせた知覚──を解き明かす。 深瀬昌久の作品世界への重要な視座となる写真集。 巻末に、トモ コスガによるテキスト「愛という名の純粋経験」を所収。 「私は猫眼の高さで腹這いになってこの1年余り実によく写真を撮っていたので、なんだか猫になってしまった。自然の移ろうなかで気ままに好きなものと遊びながら写真を撮るのは、幸せな作業だった。私はみめうるわしい可愛い猫でなく、猫の瞳に私を映しながら、その愛しさを撮りたかった。だからこの写真集は、サスケとモモエに姿を借りた私の『自写像』といえるのかもしれない」 深瀬昌久『猫の麦わら帽子』(文化出版局、1979年)より 「サスケ」刊行にあたって トモ コスガ 代表作「鴉」で写真史に爪痕を残しながらも長らく日の目を見ることのなかった数奇な写真家、深瀬昌久。彼がこの世に残した傑作「サスケ」が満を持して刊行となります。 物心つく頃から猫と隣り合わせの人生を送った深瀬の写真には、実に数多の猫が登場しました。中でも彼によって最も多く撮られ、今でも彼の猫写真を象徴する1匹として世界中から愛され続けているのが、キジトラ模様のサスケです。 深瀬は70年代後半に「ビバ!サスケ」「サスケ!!愛しき猫よ」「猫の麦わら帽子」と猫を題材にした写真集を3冊も世に送り出しました。その全てがサスケと、次いで飼い始めた三毛猫モモエの2匹を被写体にしたものでしたが、あくまでも当時の日本に到来した空前の猫ブーム需要に応える目的に沿った出版であり、彼の写真表現を前面に押し出した作品集とは言いがたいものでした。そうした背景も相まってか、これまで「サスケ」が人々に癒しを与えるような猫写真のジャンル内で評価されることはあっても、作品として批評される機会に恵まれることはそれほどなかったのです。しかし「サスケ」が、実は深瀬の代表作「鴉」と表裏一体にあり、ひいてはその2作が、彼のもうひとつの代表作「洋子」を陰陽にそれぞれ分けたものだと知った時、その真価は初めて問われると言えるでしょう。 深瀬の妻・洋子との離別がきっかけとなって制作が開始されたのが「鴉」でしたが、12年間に及ぶ彼女との結婚生活について、彼が「しまいには写真を撮るために一緒にいるようなパラドックスが生じ、それは決して幸せなことではなかった」と振り返ったように、70年代中盤には夫婦としての関係に終止符が打たれました。まるで霞がかった井戸の底を覗き込むような、虚無のブラック&ホワイト。それはのちに深瀬の代表作となるだけでなく、現在では日本写真の金字塔として世界的に評価されています。 その前身にあたる「洋子」は、題名が示すように自身の妻を題材とした作品ですが、彼女を写した写真群の合間にカラスを写した写真を印象的に織り交ぜて構成されました。それに続く形で発表された「鴉」においては彼女の姿こそ見当たりませんが、闇を舞うカラスにその残像を見るのはそう難しいことではありません。つまり私たちは「鴉」を通じて、妻の喪失を起因とした深瀬の寂寥を感じ取ることができます。 さて当時、深瀬が「鴉」と並行して向き合う題材がありました。それが「サスケ」です。深瀬は、洋子と別れた直後にもらってきたその仔猫をどこへ行くにも伴っては、のびのびとした姿や奔放に戯れる様子を夢中で撮り続けました。その前年に洋子との離別があったことを踏まえると、やはりサスケの影に彼女の残像を見ずにはいられません。しかしその姿は「鴉」とは対照的に、生ける喜びが全面に溢れ出たもの。言ってみれば、古い歌謡集「梁塵秘抄」に収められた文句「遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそゆるがるれ」を連想させるほど、生に突き抜けた表現であることが見て取れます。そのことから「サスケ」を通じて見ることができる戯れとその享楽とは、かつての賑やかな結婚生活の追憶であるとも受け止めることができます。 このように、「鴉」を通じて自らの業を背負いながらも「サスケ」を通じてそれを前向きに受け止めたという意味で、両者は陰陽の表裏一体にあったと捉えることができるのです。 そのような作家背景を抜きにしても、「サスケ」は写真表現を通じた深瀬の試みを教えてくれます。彼が書き残した言葉の数々を辿りながら2匹の写真をつぶさに視ることで浮かび上がるのは、言葉が通じない動物を相手にするからこそ働かせる身体的な触覚の発動、あるいは被写体に自らを重ねる感覚としての主客未分の境地であり、それらこそ深瀬が一生涯をかけて撮った写真を貫く特有の感覚だったとも言えるでしょう。ですからやはり、「サスケ」なくして深瀬の写真を語り尽くすことはできないと言っても過言ではございません。 今回、「サスケ」を再びこの世に送り出すに当たって、彼の視座は従来の3冊を単に復刻することでは確かめることが難しいと判断し、写真の選出から編集に至るまで、いちから作り上げました。その際には、深瀬が70年代当時に自ら焼いたビンテージ銀塩プリントからの選出と図版作成をし、サスケにまつわる彼の手記を頼りにしながら、深瀬がサスケを通じて試みたに違いない表現の数々が見て取れる写真を余すことなく詰め込みました。 本書をもって、「サスケ」が「鴉」や「洋子」と併せて後世に引き継がれ、また写真史に刻まれることを心から願います。 トモ コスガ 深瀬昌久アーカイブス 創設者兼ディレクター/ 本書編集者 深瀬昌久 (Masahisa Fukase) 1934年、北海道中川郡美深町に生まれる。日本大学芸術学部写真学科卒業。日本デザインセンターや河出書房新社などの勤務を経て、1968年に独立。1974年、アメリカ・MoMAで開催された歴史的な日本写真の展覧会「New Japanese Photography」への出展を皮切りに、これまで世界各国の展覧会に出展多数。1992年、不慮の事故で脳障害を負い、20年間の闘病の末、2012年没。享年78。代表作「鴉」は日本写真の金字塔として世界的に高い評価を得ている。没後に創設された深瀬昌久アーカイブスの働きにより、2017年には仏・アルル国際写真祭にて没後初の大回顧展「l'incurable égoïste」を開催。2018年、京都のKYOTOGRAPHIE にて国内初の回顧展「遊戯」を開催。また同年、蘭・Foamにて美術館初となる回顧展「Private Scenes」を開催。その開催に合わせて、深瀬がその生涯をかけて制作した作品群を編さんした写真集「Masahisa Fukase」(赤々舎より日本語版、Editions Xavier Barralより英語版及び仏語版)が刊行された。masahisafukase.com トモ コスガ(Tomo Kosuga) 1983年、東京都新宿区生まれ。深瀬昌久アーカイブス 創設者兼ディレクター。2000年頃より深瀬の作品研究を開始。深瀬の没後、遺族からの依頼を受け、2014年に深瀬昌久アーカイブスを創設。アーカイブ活動に留まることなく、深瀬の展覧会キュレーションや出版物の編集や解説執筆を担う。アート・プロデューサーとしても各種展覧会の企画やプロデュースを手がけ、また写真表現を専門としたライターとして日本写真の現在を各種媒体に寄稿。これまでキュレーションまたは共同キュレーションに携わった展覧会として、深瀬昌久「Private Scenes」(2018年 蘭・Foam)、深瀬昌久「l'incurable égoïste」(2017年 仏・アルル国際写真祭)、深瀬昌久「救いようのないエゴイスト」(2015年 東京・Diesel Art Gallery)のほか多数。著書として「Masahisa Fukase」(赤々舎より日本語版、Editions Xavier Barralより英語版及び仏語版)がある。写真表現を考えるYouTubeチャンネル「トモコスガ言葉なき対話」にて日々発信中。
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【サイン本】シェルパのポルパ 火星の山にのぼる
¥1,980
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『シェルパのポルパ 火星の山にのぼる』 石川直樹・文 ※サイン入りです。 梨木羊・絵 A4判 縦297mm × 横210mm 40ページ シェルパの男の子、ポルパは、ふだんは世界中からヒマラヤにくる人々を手伝って山に登ります。でもたまには一人で登ってみたい……。そんなとき、火星にはエベレストよりずっと高い山があるときいたポルパは、挑戦したい気持ちをおさえられず、とうとうヤクのプモリといっしょに宇宙の旅へ! オリンポス山にいどみます。
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【サイン本】JAZZ SONG BOOK|五味太郎
¥2,750
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『JAZZ SONG BOOK』 五味太郎 ※サイン入りです。 A4変形 上製 64ページ 1988年に出版された『JAZZ SONG BOOK』のリメイク版。 絵本作家の巨匠である五味太郎が、五味太郎の世界観でジャズの名曲を絵に落とし込み、そこに歌詞も載っている、これぞまさに大人の絵本。 1992年には好評につき第2弾目となる『JAZZ SONG BOOK2』を刊行。 原書の雰囲気を大切にしつつ、1と2よりすぐりの曲を27曲ピックアップ。 30年近く経った今でも人気を誇る本書。 オークションなどに出品もされており、この度晴れて再構成されて1冊にまとまります。 絵だけではない本書の見どころは五味太郎の訳詞。 五味氏の解釈で訳されたJAZZの歌詞はまさに絵本。 絵本のように読める、おしゃれでユーモアたっぷりの完全オリジナルな訳。 五味太郎が織り成すJAZZの世界。五味太郎×JAZZ、最高な組み合わせでお楽しみください。
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『JAZZ SONG BOOK』「MISTY」Tシャツ
¥3,850
SOLD OUT
『『JAZZ SONG BOOK』「MISTY」Tシャツ』 『JAZZ SONG BOOK』のオリジナルTシャツです。 フロントは本文”MISTY”より。 バックは本書に収録されたタイトル27曲がプリントされています。 MとXLのみの展開となります。 Mサイズ 身丈 70 身巾 52 肩巾 47 袖丈 20 XLサイズ 身丈 78 身巾 58 肩巾 53 袖丈 24 5.6オンス 綿100%
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『JAZZ SONG BOOK』「SOPHISTICATED LADY」Tシャツ
¥3,850
SOLD OUT
『『JAZZ SONG BOOK』「SOPHISTICATED LADY」Tシャツ』 『JAZZ SONG BOOK』のオリジナルTシャツです。 バックプリントは本文”SOPHISTICATED LADY”より。 フロントには”JAZZ SONG BOOK”がプリントされています。 MとXLのみの展開です。 Mサイズ 身丈 70 身巾 52 肩巾 47 袖丈 20 XLサイズ 身丈 78 身巾 58 肩巾 53 袖丈 24 5.6オンス 綿100%
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『JAZZ SONG BOOK』トートバッグ
¥1,760
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『『JAZZ SONG BOOK』トートバッグ』 本体サイズ 約330㎜ × 390㎜ 持ち手サイズ 約25㎜ x 650㎜ コットン100% 4オンス 五味太郎さんの『JAZZ SONG BOOK』オリジナルトートバッグです。 生地は薄手で中のものが少し透ける感じです。 小さく折りたたんで持ち運びにも便利。
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『JAZZ SONG BOOK』クリアファイル MISTY
¥550
SOLD OUT
『JAZZ SONG BOOK』クリアファイル MISTY A4サイズです。
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『JAZZ SONG BOOK』クリアファイル YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
¥550
SOLD OUT
『JAZZ SONG BOOK』クリアファイル YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO A4サイズです。
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『JAZZ SONG BOOK』クリアファイル SUMMERTIME
¥550
SOLD OUT
『JAZZ SONG BOOK』クリアファイル SUMMERTIME A4サイズです。
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【サイン本】6Bの鉛筆で書く
¥1,760
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『 6Bの鉛筆で書く』 五味太郎 ※サイン入りです。 縦205mm × 横165mm 160ページ 五味太郎のESSAY&PHOTO。書くこと、そして撮ること。「6Bの鉛筆で書く手紙かな」いつも五味太郎の傍らにある、6Bの鉛筆。ある時ペンで書くべき手紙を、鉛筆で書いたことにふと気づいて詠んだ俳句です。その鉛筆で書き下ろした、作家が見てきた世界、画家だからこそ気づく人生の出来事。絵本界のレジェンドによる味わい深い文章が35篇の長短エッセイに凝縮されました。世界を旅して撮りつづけてきた写真50点を収録。 目次 遠くの音/歌舞伎/音楽と絵/蕪村/身体/写真機/抗う/S.モンク/ヴィンテージ/眠る/夜の高速道路/講演会/崩壊/ラジオとかPCとか/着ぐるみ/気分の選択/顔/オーボエあるいはジャコメッティ/鉛筆削器/絵、そして文字/つまらなくなる/洗う/…
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整体覚書 道程
¥984
SOLD OUT
『整体覚書 道程』 川﨑智子 B6変判 縦182mm × 横123mm 56ページ 受け取っては返す、やりとりの連続 「道具となった生き方は、誰かと共に旅へ出る。」 独学で整体を学び、指導活動をおこなってきた川﨑智子が、現在まで続く整体活動の実践とその過程を書き綴る。数々の失敗と試行錯誤から、人間になる、ところまで。独りきりだった働きは、やがて誰かとともに歩み始める。『整体覚書 道順』に続く、シリーズ第二弾。 目次 はじめに 日常と平凡 不明の明 ふれることは、ふれてしまうこと ひとつと、点 昨日今日明日にたずねる 呼吸の外、調律の行方 近視的思考へのアプローチ 人でなしの心 基礎と応用 複数の観察と、とっかかりの藁を摑む おこない手と受け手の境界線 容易には手渡せない 成熟を納得する 感覚で働くこと 一本道を発見する 修行から離れる 思議、あらず 観察の指し示すもの 寂しさに取り憑かれて 未熟、無知を隠さない 元気を見つける道は自由 気の移り変わりに道順する 感情を壊す 感覚の分散と過敏 思考運動と常識 思考運動は性を変える 沈黙の中に応えはいつも 平凡にかえる 無事というけれど 平凡な日常は戻るところではない 光の方向に動かされて 人間性の回復 常に誰かと歩んでいる 指導と操法 過去の失敗を観察してみる 動作の追跡、事実に近づくこと 荒野を歩いて、井戸を見つける 指で学ぶ、骨が応える 心の健康 観察者は健康である 付録 一 整体のことばとしての名称 付録 二 体の用意と時期について あとがき
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整体対話読本 お金の話
¥2,035
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『整体対話読本 お金の話』お金の価値観をときほぐす 川﨑智子 / 鶴崎いづみ / 江頭尚子 B6変判(182mm × 123mm) 224ページ 「何でもいいからまず自分が何かをおこなうと、おこなった分だけ成長があると思ってください。例えば時給が五百円だったとしても、働いたら必ず五百円分の体力がついてるんです。」 利益を求めるでもなく、満足な蓄えもない。経済主義国・日本において芸術活動に従事する女性たちが、日ごろ抱えるお金にまつわる悩みごとを、整体指導者・川﨑智子に問いかける。2014年、アートセンターでの座談会から始まり、コロナ禍をとおして継続された七年におよぶ対話の記録。こり固まったお金の価値観を〈芸術 ≒ 整体〉の視点から心身ともにときほぐす、全くあたらしいお金の本。 目 次 最初の話 食べるために働いたら食べるために使う お金は、まずは困ること お金はつくられたもの 二百万円あったら何に使いますか? なんにもないということに希望がある 自分と生き方がしっくりきてるかどうか まず自分が動くと、環境が変わる 自分がやれば、やっただけのことがちゃんとある 夢は寝てる時に見るものじゃなくて現実でみるもの どうやったら大人になれるんだろう 使う楽しみを味わう 今日、何が欲しい? 誰に、何を、どういう所で、プレゼントしたいか 本気になるようなことが起きてるかどうか 困ってるっていうエネルギーを使う 著 者 略 歴 川﨑智子〈かわさき・ともこ〉1970年5月5日宮崎県生まれ。不調をきっかけに出会った野口整体により体の全感覚が一致した自覚が生まれ、自由になる。気を独学。2005年より整体活動開始。整体指導者として、「と整体」を主宰。 鶴崎いづみ〈つるさき・いづみ〉1982年7月8日福岡県生まれ。ものごとをとらえなおす試みをおこなっている。 2013年1月よりオルタナティブスペース「路地と人」の運営に加わる。2014年4月より観察と編集を基礎として主に出版をおこなう試み「観察と編集」を始める。 江頭尚子〈えとうしょうこ〉1987年11月15日東京都生まれ。くいしんぼう。食文化や人の暮らしと造形活動について関心を持つ。教育、保育、福祉の仕事を経て、現在は瀬戸内海・豊島「てしまのまど」喫茶部員。
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整体対話読本 ある
¥2,035
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『整体対話読本 ある』 川﨑智子 / 鶴崎いづみ B6変判 182mm × 123mm 296ページ 整体指導者・川﨑智子からの呼びかけをもとに始まった二人の対話は、すっかり元気をなくしていた聞き手である鶴崎の目から鱗をボトボト落とし、身も心もグラグラとゆさぶり柔らかく解きほぐして行った。整体の元祖といわれる野口整体の方法をとおして世界の奥行きと元気になるヒントを模索する、三年間の対話の記録。 2017年に「観察と編集」から100部限定で自費出版され、読んでいるだけで効果があるという声が多数よせられた本書に後日談を加えて再編集。整体の入門書としても、どうぞ。 目次 はじめに ・仕事 働かない人 認める、褒めると叱る 働く人 自分で職業は決められない ・気 気を実感する 気の作用と伝達 愉気は本能 ・感覚 打撲の効用 痛みが移動する 愛は骨盤が開く 殺す事に快感があるように出来てる 怒りは生理機能 気持ちと言葉がずれる ・人 人間はゴキブリ並に強い 食べる運動が好きな人 つくる人 ・虚 寂しさと孤独 寂しさは西からやって来る 体の中に虚がある 受け身で小さくて弱い力 死ぬのは気持ちいい ぺんぺん草を引きちぎる なくなる あとがき 後日談 索引 川﨑智子(かわさきともこ) 1970年宮崎県生まれ。不調をきっかけに出会った野口整体により体の全感覚が一致した自覚が生まれ、自由になる。気を独学。2005年より整体活動開始。整体指導者として「と整体」を主宰。 鶴崎いづみ(つるさきいづみ) 1982年福岡県生まれ。ものごとをとらえなおす試みをおこなっている。2013年よりオルタナティブスペース「路地と人」の運営に加わる。14年より観察と編集を基礎として主に出版をおこなう試み「観察と編集」を始める。
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整体覚書 道順(どうじゅん)
¥984
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『整体覚書 道順』 川﨑智子 B6変判 縦182mm × 横123mm 56ページ 整体の技術 「これは独りで、自分というたった一人を対象としておこなう整体操法の小さな小さな技術である」 ――みずからの体調不良をきっかけに野口整体と出会い、指導活動を続けてきた川﨑智子が、独学で整体を学びはじめた最初の三年間の経験と体感を書き綴る。独り、自立することではじまる整体のなりたちから、技術の道具化まで。心と体に自分で取り組みたい人へ説く、独りで整体を学ぶ技術。 目次 はじめに 才を育てよう 躾と個人 学ぶ条件に気づくこと 東西南北を考え方に 誰にとっての技術か 整体操法とは何か 能の能としての力 技術は道具である 卵が先か鶏が先か 不自由を知る 使い方を覚える 恒常性を観る リズム 首 重力の遊び 間接作用の道具化 自歩と行動力 休息と休養 心と体の境界線 全ては体から出発している むすんでひらいて、開いて結ぶ 自己観察のすすめ 運動の痕跡 単純化の中身 体理は倫理 技術の限界 経験より、気軽さを 終わる、終わらせる 抵抗という魔法 沈黙は感覚神経の声 諦観と無理 独りの人を観続けること 関係性と生き物 型の工夫と形無しから見えること 落ち着きは空間感覚 礼を尽くす間柄 哺乳類と遊ぶ 植物と出会う 動線を追跡し、その先にあるもの 私は、水を、飲む うごく、ひとから、じりつするひとへ 生命の働きの妙 自分の中に生きる人 終わりに あとがき 川﨑智子〈かわさきともこ〉 1970年宮崎県生まれ。不調をきっかけに出会った野口整体により体の全感覚が一致した自覚が生まれ、自由になる。気を独学。2005年より整体活動開始。整体指導者として「と整体」を主宰。19年、野口整体にまつわる対話集『整体対話読本 ある』を土曜社より刊行。
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体操をつくる
¥1,870
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『体操をつくる』 川﨑智子(と整体) A5判 210mm × 148mm 108ページ 記録編集:鶴崎いづみ(観察と編集) 感 想 文:ツツミエミコ(版画家・オトエガクアートディレクター・美術講師) 体操は、つくれる。 「人の話が聞けるようになりたいです。」 「予定がないと永遠に寝続けてしまって、スッと起きれません。」 「これでいいのだって思いたいです。自己肯定感をいますごく、得たいです。」 2019年1月から12月、オルタナティブスペース「路地と人」で開催されたワークショップ全12回の記録。参加者が持ち寄った体の悩みから整体の視点を交えてオリジナルの体操をつくる過程と、体にまつわるこぼれ話を収録。「観察と編集」が100部限定で刊行し、目からウロコが落ちると好評を博した手作り冊子そのままの形でお届けします。
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完全営養と玄米食|二木謙三
¥1,099
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『完全営養と玄米食』二木式健康法の精髄 二木謙三 四六判 88ページ 「白米を食べておると副食物が複雑してくるから、中流以下では収入の六割から七割が食費に消える。玄米にすると二割か三割ですむ。」「昔は親が生米を嚙んでそれを子供に与えたものである。」腹式呼吸と玄米食による二木式健康法の精髄。旧秋田藩医の家にうまれ、みずから虚弱体質を克服し、93歳の長寿に達した免疫学の泰斗による好著。 目 次 健康とは? 滋養とは何か 栄養の良否 消化とは? 肉食か菜食か 完全食 タンパク質の量 脂肪の量 含水炭素の量 カロリーの問題 無機物の問題 無機分欠乏症 無機分を含む食物 アルカリー問題 ヴィタミン論 賦形質問題 水の問題 調理の良否 白米か玄米か 玄米は不消化? 咀嚼とフレッチャー主義 天然食と調理 無機物含有量の比較 アルカリー分比較 アルカリー欠乏症 適応食 肝臓の作用と適応食 適応食 適応食と国土 適応食と地勢 適応食と季節 野菜の煮方 適応食と性 適応食と年齢 人種による母乳の差 明治大帝と御肉食 生理的死 適応食と職業 適応食と体質 産褥中の食物 病人の適応食 年齢と食量 食餌の最大限と最少限 日本人の完全食と適応食 玄米について 玄米の二十徳 玄米食と国家経済 飲用水と歯牙 ピタゴラスの説 フーフェラントの説 ガーレンの説 セネカの説 ベーコンの説 コルナルの説 ドクトル・フーカーの説 日本の古人の戒め 三聖の教え 肉食と菜食との比較 トーマス・エジソンの食事 ドクトル・フィーヨーの説 米子警察署の長寿者調査 フレッチャー主義 ヒンドへーデの説 運動家と菜食 玄米食と日本 二木謙三〈ふたきけんぞう〉 細菌学・免疫学者。1873年(明治6)秋田藩医樋口順恭の次男として秋田市に生まれ、幼くして二木家の養子となる。1901年東京帝国大学医科大学を卒業し、東京市立駒込病院に勤務。05年ドイツ留学、ミュンヘン医科大学衛生学教室で細菌学・免疫学を専攻。08年帰朝し駒込病院副院長に就き、東大伝染病研究所や医科大学で研究を続ける。19年駒込病院長、21年から東大教授を兼任する。腹式呼吸、玄米食、完全咀嚼などの二木式健康法を提唱・実践して93歳の長寿に達し、66年(昭和41)没す。
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Neverland Diner 二度と行けない台湾のあの店で
¥600
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『Neverland Diner 二度と行けない台湾のあの店で』 181mm × 122mm 64ページ 都築響一編『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』のスピンオフ企画で、HaoChi Booksオリジナル。 目次 6 スイカジュース 檀上遼 13 饅頭(まんとう)と息子 鈴木由美 17 もどき料理を食べるくらいなら、おいしい野菜料理を食べればいいのに ワダヨシ 23 台湾とあの人 夏井景子 26 汗と涙の民生炒飯 諸橋拓実 33 籠の外の鳥は 齋藤徳人 40 タンタン 宮崎希沙 46 Don't forget ハムチャーハン 西村仁志 52 性善説おじさんの忙しい一日。 山村光春 60 あとがき 望月健生
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TAGIRI LIFE vol.1
¥6,000
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『TAGIRI LIFE』Vol.1 タテ 252mm × ヨコ 211mm 183ページ 出版社|TAGIRI PUBLISHING 2018年9月に創刊したTAGIRI PUBLISHING初の著書『TAGIRI LIFE vol.1』。 TAGIRI HOTEL代表のカンマタカヤが体験した、家族、仲間、これから目の前に現れるであろう素晴らしい人たち、そしてSurfingとユウゴウ(融合)した暮らし。 それが<TAGIRI LIFE>。今この瞬間を精一杯生きて心を滾らせていたら、そんなLIFEが向こうから波のようにやってくる。 カンマタカヤ かつて国内・海外を転戦してきたサーファー。現役引退後、暮らしをローカルサイドに移し、ゼロから暮らしを創ったLove & Rice Field(千葉)、CAFE10(宮崎)、TAGIRI HOTEL(宮崎)を立ち上げる。20代半ばで「前から来ることだけで生きていく」と決めて、以来ずっとその流れに乗り続けて生きている。
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TAGIRI LIFE vol.2
¥6,000
『TAGIRI LIFE vol.2』 横210mm × 縦257mm 191ページ 出版:TAGIRI PUBLISHING 知る人ぞ知るTAGIRI LIFETAGIRI LIFEの第二弾。 これから彼らの新しいフェーズが始まります。 今回から印刷はあの藤原印刷。写真は勿論、文字も格段に美しくなりました。さらに紙質もよくなり薄くなりました。 今回のコンセプトは"目に見えないもの“。 The Unseen World. いつしか見えなくなった世界 でも、いつだって目を閉じれば広がっていく世界 星やそよ風や花は、心地良いあの世界を思い出させてくれる みんながみんなの時間を生きられますように 本と言う概念を超えた本を是非感じて頂ければ幸いです。
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PUNK! The Revolution of Everyday Life
¥1,500
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『PUNK! The Revolution of Everyday Life』 A5判、94ページ カタログ・デザイン、編集、発行、構成:川上幸之介 「PUNK! The Revolution of Everyday Life」展は川上幸之介研究室が主催し、モトヤユナイテッド株式会社の協賛により、岡山県倉敷市にて2021年6月に開催された。その後、東京のBUoYへの巡回では、新たに2つのパンク・シーンが追加され、同年11月には長崎のすみれ舎、12月には福岡のアートスペース・テトラ、2022年3月に大阪のエルおおさかへと巡回予定。 本カタログは、それぞれの巡回展に合わせて、初版に加筆修正したものです。 目次|Contents 03 謝辞 06 はじめに アーティスト|Artists 07 カール・クラウス 10 アルフレッド・ジャリ 12 ダダ 14 レトリスム 18 シチュエーショニスト・インターナショナル 22 ブラックマスク & アップ・アゲインスト・ザ・ウォール・マザーファッカー 25 キング・モブ パンクス|Punks 28 パンク概要 30 クラス 34 ライオット・ガール 38 クィアコア 43 アフロパンク 46 インドネシアン・パンク エッセイ|Essay 51 不法占拠者たちの闘い ― 世紀末アンダーグラウンドが目覚めた時 ― 小倉利丸 56 ポスト労働者主義に悲哀 ― 《芸術と非物質的労働》 カンファレンス・レヴュー(2008年1月19日 土曜日、テート・ブリテン) デヴィッド・グレーバー 上尾真道 訳 86 D.o.A そのときそれはすでに死んでいた? 杉田敦 91 作品リスト 川上幸之介研究室 EEEプロジェクト主催。同展は芸術研究科のゼミの一環として行った。 EEEプロジェクトでは、ジョン・バルデッサリ、ライアン・ガンダー、ヨシュア・オコン、リクリット・ティラバーニャ、トーマス・ヒルシュホルン、イム・ミヌク、アントン・ヴィドクル、ホー・ルイ・アン、ゲリラ・ガールズ、ジェレミー・デラー等と教育プロジェクトを行った。キュレーションでは、ナイーム・モハイエメン、ハルーン・ファロッキ、オトリス・グループ、ニナ・フィッシャー & マロアン・エル・ザニの個展、アサクサでのサンティエゴ・シエラ、ギー・ドゥボール、イム・フンスン、コラクリット・アルナーノンチャイ、トリン・T・ミンハ、ジェイコルビ・サッターホワイト、あくsホン、マヴォ、未来派美術協会、DVL、プロレタリア美術運動の立案、アーティスト・セレクションを行った。
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【サイン本】マイハズバンド|潮田登久子
¥5,500
SOLD OUT
『マイハズバンド』 潮田登久子 ※サイン入りです。 240mm ×190mm Book 1: 122ページ、上製本 / Book 2:76ページ、並製本 言語:日本語・英語 テキスト:光田ゆり、長島有里枝 デザイン:須山悠里 夫・島尾伸三と娘のまほ、洋館の一室で過ごした3人のにぎやかな日々と、静寂が訪れる夜の部屋でひとり向き合った孤独。約40年間眠っていた写真の物語がいま紐とかれる。6×6によるBook 1、35mmによるBook 2の2冊組。 1960年に桑沢デザイン研究所に入学した潮田登久子は、石元泰博、大辻清司に師事し、1963年に卒業しました。写真家の牛腸茂雄(桑沢デザイン研究所1968年卒)や児玉房子らとはこの頃に親交を深め、刺激を与え合いながら、1975年頃から写真家としての活動を開始します。のちに夫となる、写真家の島尾伸三とは、出会うまでの数年間、大辻という共通の師を持つコミュニティーのなかですれ違っていたのでした。1978年に潮田と島尾は娘をもうけ、結婚します。 娘のまほが産まれて間もない1979年の初め、3人は、憲政の神様といわれた尾崎行雄の旧居を移築した東京・豪徳寺の歴史的な洋館に引っ越しをします。そこは「箱のような」二階の一室。この借家では、風呂もなくトイレが共同で、当初は冷蔵庫すらなかったと言います。妻になると同時に母となった潮田の、慌ただしくも充実した日々が始まります。夫の島尾は、表現者としても家庭人としても異種な人物であり、加えて、潮田と同じ狭い生活空間の中で写真を撮っていたのでした。そのような相手との記録だからこそノスタルジックでも、風刺でもないバランスを保ち、モノの背景に潜む人間のドラマを見せ、潮田作品の特徴的な冷静さがいっそう磨かれた作品といるでしょう。最初の代表作「冷蔵庫/ICE BOX」は、この時期にうまれ、また日本初のコマーシャル写真ギャラリー「ツアイト・フォト・サロン」(1978–)や、故・平木収氏、金子隆一氏(ともに写真史家)などの存在が、潮田の捉えた世界の一角に写しだされています。本書ではまほが生まれた1978年からの約5年間で構成され、潮田の代名詞である6×6の正方形のフォーマットのBook1、35mmのスナップショットのBook2をセットにした、彼女の写真の原点として記憶される貴重な写真集となるでしょう。 この建物の住人が寝静まる頃には、枕元の中古の大きな冷蔵庫のモーターがガタンという不気味な音をさせるなり唸りはじめます。それを聞いているうちに、私の漠然とした不安が頭をもたげてきます。月や星がどこかへ行ってしまった、カーテンの無い大きな窓の向こうの黒い森を眺めているうちに、私はいつの間にか眠りにつくのです。 潮田登久子 幼い子がいて、目の前の仕事をこなすのが精一杯な暮らしのなかでふと、誰もいない時間が一瞬だけ潮田さんに訪れる。 静かで、少し寂しいけれど、とても豊かな時間。寂しいと思えることそのものさえ喜びであるような。 長島有里枝(寄稿文より) 潮田登久子(うしおだとくこ) 1940年東京生まれ。1963年桑沢デザイン研究所写真学科卒業。1966年から1978年まで桑沢デザイン研究所および東京造形大学講師を務める。1975年頃からフリーランスの写真家としての活動を始める。代表作に様々な家庭の冷蔵庫を撮影した「冷蔵庫/ICE BOX」がある。2018年に土門拳賞、日本写真協会作家賞、東川賞国内作家賞受賞。
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【サイン本】島尾伸三『GOLDEN 黄金』 シリーズ《二分心》第1巻
¥3,300
『GOLDEN 黄金』 シリーズ《二分心》第1巻 島尾伸三 ※300部限定 全冊番号付、島尾伸三サイン入 ※番号はお選びいただくことができません。 158mm x 165mm 上製本 48ページ 収録写真 33点 エッセイ:マドレーヌ・スラビク「A Soft Shine」 島尾伸三「『GOLDEN』について」、「本の大きさについて」 編集・デザイン:ushimaoda 色を主題とした島尾伸三の写真集シリーズ《二分心》第1弾 光の交差する、言葉に置きかえられぬ風景 長年にわたる写真家としての経験を経て、島尾は「言葉に置きかえられぬ」写真の魅力にあら ためて立ち戻る。2000年以降に撮影した写真を見直す作業のなか、島尾は世界各地の旅先で遭 遇した光景、さして理由もなくごく自然に視線が向けられたその瞬間の、その色彩に目を向け た。まず、「金色に輝いて見える風景を集めてみよう」と思い立つ。自身が幼年時代を過ごした 奄美では、大切なものを黄金にたとえることを思い出してのことだった。 島尾はこの写真集のシリーズを「二分心」と名付けた理由について、巻末のエッセイで次のよ うに語る。 「私の心が、小中学の時代に奄美大島で育ったがための動物的感覚と、東京で暮らすようにな って50年にもなったために言葉で物事を考えるようになってしまった、2つの心を持つ事に気 付いたからです。20歳あたりから言葉に支配されるようになり、なんだか実像を見ていないよ うな寂しさがつきまとっています。いつも私は空と湖面に映った空の2つを眺めていて、どちらもが現実に思え、つかみ所の無い感覚に生きてきたようです。どうやら私は、子どもの頃の 自然の声を聞いていた感覚を取り戻す為に写真を必要としてきたのかもしれません。」 写真家の身体とカメラという機材を通して捉えられた、偶然の光の交差。それは背後にいる写真家の思考を超えて、他者とも共有できる光の交差であるはずだ。本書は、「金色に輝いて見え る」光景に満たされている。そこではただ光の微風が漂い、見る者はあやふやな現実世界へい ざなわれ、開かれた光の通路に佇むこととなるだろう。 表紙の写真は奄美、裏表紙はトロント。そして本書に収録された写真の撮影地は、北米、欧州、 アジアと広い範囲に及ぶ。ニューヨーク、ナザレ、リスボン、ミラノ、ベニス、ピサ、アムス テルダム、香港、ソウル、長崎、そして東京の「黄金に輝いて見える」光景は名前のない場所 として隣り合う。 島尾伸三 1948年、神戸生まれ。島尾敏雄、ミホの長男として生まれ、幼少期は母の生地である奄美大島で育 つ。東京造形大学造形学部写真専攻科で写真を学ぶ。1975年に写真家として活動開始。1978年、写 真家・潮田登久子と結婚、同年生まれた長女は漫画家でエッセイストのしまおまほ。1995年に東京 都写真美術館で「生活」シリーズの個展開催。その他国内外多くの個展・グループ展で作品を発表。 2004年「まほちゃんち」展(水戸芸術館現代美術ギャラリー)など家族3人の作品で構成された展 覧会も多い。主な著書に、エッセイと写真による『生活』『季節風』(いずれも 1995)、写真集に『ま ほちゃん』(2001)、『中華幻紀』(2008)、『Something Beautiful Might Happen』(2010)、『じくじく』 (2015)、エッセイ集に『月の家族』(1997)、『ひかりの引き出し』(1999)、『小高へ 父 島尾敏雄へ の旅』(2008)など。中国、香港等の庶民生活をリポートした潮田登久子との共著も多い。 マドレーヌ・スラビク アメリカ、インディアナ州生まれ。現在、香港とニュージーランドの両方を根拠地として詩人、写 真家、ノンフィクション作家として幅広く活動。島尾とは25年来の友人として交流があり、本書で は、エッセイ「Soft Shine(やわらかな輝き)」(英文のみ)を寄稿。島尾の柔らかな視線を読み取り、 写真に導かれながら10の断章を綴っている。2010年に刊行された島尾の写真集『Someething Beautiful Might Happen』にも寄稿、本書は2冊目の共著となる。
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まほちゃん|島尾伸三
¥2,629
SOLD OUT
『まほちゃん』 島尾伸三 タテ147mm×ヨコ204mm 96ページ、ハードカバー (写真点数=ダブルトーン82点) ブックデザイン:奥村靫正 夢中になっての歯磨き姿、お母さんと一緒のお昼寝など、まほちゃんが楽しく暮らしている日常。かわいいだけで終わらない、世代を問わずに読者それぞれが自分の生い立ちを思い出すきっかけになる写真集です。 「まほちゃん」とは、まんが家・エッセイストとしても活躍中のしまおまほさん。他にも、隣のかよちゃんをはじめ仲良しのお友達たち、母・潮田登久子さん、祖父・島尾敏雄さん、祖母・ミホさん、叔母・マヤさんなどが登場。 写真家である父・島尾伸三氏が淡々と記録した日常には、多くの人の心をなごませる不思議な力があります。文学・芸術家一家としての島尾家ファンはもちろん、誰にでも楽しめる写真集です。 島尾伸三(しまおしんぞう) 1948年7月7日、父・島尾敏雄、母・ミホの長男として兵庫県神戸市に生まれる。奄美大島で少年時代を過ごす。74年7月、東京造形大学造型学部写真専攻科卒業。75年からフリーの写真家として活躍。個展多数。78年、潮田登久子(写真家)と結婚、同年長女真帆誕生。すぐれたエッセイストであるとともに、夫人の潮田登久子氏との共同作業によるアジアについての著作も多い。現在、東京在住。著書に『生活』『季節風』『月の家族』など多数。最新刊は『東京~奄美損なわれた時を求めて』。 しまおまほ 1978年、東京生まれ。まんが家。2002年、多摩美術大学芸術学科卒業。高校2年の夏、授業中に配られたプリントの裏に書いた『女子高生ゴリコ』が反響を呼ぶ。現在は若者に人気のエッセイストでもあり、『H』『リラックス』『ロック画報』など雑誌を中心に多数連載を持つ。著書に『タビリオン』『ぼんやり小町』など。
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りんご通信 1
¥550
『りんご通信 1』 タブロイド判 H544mm × W406mm 8ページ Editor in chief:髙橋健太郎 Editor :姫野希美 Design:大多和琴 記念すべき1号は、木村和平、川崎祐、川瀬慈、髙橋健太郎、清水裕貴らの言葉と写真による連載、そして、小社姫野のエッセイから始まります。 ~出版社より~ 内容 木村和平 わたしは道すがら1 川崎祐 本と明け方1 ─ 共通の言葉を探す 川瀬慈 イメージの還流 髙橋健太郎 北海道から。沖縄から。1 ─ 北海道と髙橋家 清水裕貴 Bar Landscape Vol.1 ─ 天より形を為して下す物 姫野希美 坂川栄治さんとクレーム・ブリュレ
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りんご通信 2
¥550
SOLD OUT
『りんご通信 2』 タブロイド判 H544mm × W406mm 12ページ Editor in chief:髙橋健太郎 Editor :姫野希美 Design:大多和琴 創刊1号の8ページから増え、12ページとなった今号では、木村和平、川崎祐、川瀬慈、清水裕貴の連載に加え、新たな寄稿者として、上原沙也加(写真家)、楠本亜紀(写真批評家、キュレーター)、椿昌道(赤々舎)、齋藤陽道(写真家)と、風景と人との関わりを想うエッセイが、波のように連なります。 内容 川崎祐 本と明け方2 ─ 錘としての疾しさ 楠本亜紀 風景を手探る 第一回 はい、風景です。 木村和平 わたしは道すがら2 川瀬慈 虹の蛇 上原沙也加 北海道から。沖縄から。2 ─ ついの住みか 椿昌道 移動する写真集 ─ 台湾 齋藤陽道 ホットブルー日記 清水裕貴 Bar Landscape Vol.2 ─ 光のない部屋
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【トート付き】NEUTRAL COLORS 3
¥2,750
SOLD OUT
※ オリジナル手刷りトートバッグ付(数に限りがあります。お早めに。) 『NEUTRAL COLORS 3』 加藤直徳 B5判 縦257mm × 横182mm 264ページ 特集:大人になって見る 生きたい学校の夢 全号(2号)が「子どものための学校」特集だとすれば、第3号は「大人のための学校」特集。 自分がもう一度生きたい学校とはどこか? 学びとは何か? ゆっくりと考えてみました。 コンテンツ ●インドネシア / ドイツ / 山口 自分のグッドスケールはどこにある? 内容:アートコレクティブ・ルアンルパを追いかける ●スイス わたしのい「造形」を探して 内容:SIRI SIRIのデザイナーが学んだスイスの美術大学 ●エッセイ あの生徒のこと 内容:学校の先生が綴る、忘れられない生徒のこと ●インタビュー 学ぶことの意味 内容:尹雄大さんが4人に聞いた、学校とはなにか ●USA バークリーで鳴る音は 内容:唐木元さんのバークリー音楽大学での日々 ●16通の往復書簡 内容:東大生の障害者とミュージシャンのヘルパー物語 ●名古屋港区 港まちグッドスクールダイアリー 内容:街全体を学びの学校として見る ●オランダ WT学校案内 内容:「Werkplaats Typografie」に依頼した学校案内 ●性教育 SEX EDUCATION 内容:静かに読んで聞かせたい新しい「性教育」 ●京都 「あのとき」の学習日誌 内容:岸田繁さん(くるり)による、コロナ禍の日記 ●座談会 大学時代とはなんだったのか ぐっちゃけ座談会 内容:学生で「活動」していた3人が語る大学時代とは/ ●東京 その男たち、学ランにつき 内容:立教大学の応援団に密着 ●秋田 普通の大学生 内容:知られざる国際教養大学(AIU)とは? NEUTRAL COLORSとは インターネットによって即物的に吐き出される言葉や写真は、瞬時に多くに人に伝わります。でもそれが当たり前になっていくと、蒸留され、樽でねかされるべき気持ちまでもが、流れて消えてしまうような気がします。 雑誌『NEUTRAL COLORS』は、「個人」の手帳に書き込まれた記憶を開帳するようなもの。書き留められた言葉や絵柄は、すぐに生まれるものではなく、沈殿していつか顔を出すようなものなので、タイミングはゆっくりしたものになります。紙の雑誌には流れていく情報ではなく、沈殿する感情を刷り込みたいのです。それは、誰にも認知されない個人的感覚を、爆発させたらどうなるのかの実験でもあります。手帳の中身は、自分に近いところで感じたものだからです。たとえ自己から遠く離れて世界中どこを旅しても、最後は自分に帰ってくるしかないと考えるからです。 リソグラフで刷られたこの雑誌は、インクが手についたり、濃淡に個体差があったり、一冊として同じものはありません。自分たちで刷る量を決め、オフセットとリソグラフを融合させ、大量生産では実現できない手法で編み出します。 40代の編集者と20代のグラフィックデザイナーが、忖度せず個人的思考を凝縮させました。ふたりの共通言語はありません。好きなものも違います。それでも、ものづくりはプロセスにこそ本質が宿る、と考えていることは同じなのです。 ポン・ジュノ監督が、お守りのように抱えていたマーティン・スコセッシ監督の言葉を胸に創刊号を放ちたい ― 「もっとも個人的なことは、もっともクリエイティブである」 NEUTRAL COLORS{NC}のビジョン {NC}は、NEUTRAL、TRANSIT、ATLANTISを世に送り出してきた、編集者・加藤直徳が主催する、インディペンデントな出版社です。雑誌、絵本、エッセイ、ドキュメンタリー、小説、写真集を出版していきます。 編集方針は、著者にとって「初めて」の本をつくること。「超個人的」な体験や創作を探し出し、世に出ていない才能をフックアップすること。 印刷工程においては、どこかしらに必ず「手作業」を加えたいと考えます。オフセット、活版印刷、軽オフセットなどの印刷技術に、リソグラフ、シルクスクリーンなどのハンドメイド要素を融合させて本を編み出します。 頭で想像する、足を使って世界で取材する、手を使い印刷して感じる ― それがNEUTRAL COLORSです。
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【サイン本】五人の手
¥2,200
『五人の手』 高橋悠治 / 青柳いづみこ / 光嶋裕介 / 飛田正浩 / 山田うん ※山田うんさんのサイン入りです。 B6判、52ページ 日本を代表する振付家・ダンサー、山田うん。 “Co.山田うん” 新作公演「ストラヴィンスキー・プログラム」の下に集った5人のクリエイターが綴る「三回限りのできごと」のこと。 20世紀を代表する作曲家ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」は初演時に暴動が起きたという逸話も残る近代音楽の傑作と言われています。 「ストラヴィンスキー・プログラム」は、いずれもストラヴィンスキーの筆による3つの楽曲を用いた“Co. 山田うん”の新作公演です。 ピアノ、空間美術、ドローイング、衣装、そしてダンス。5人のクリエイターそれぞれが職人的な専門分野を持ちながら、共同作業によりひとつの作品が組み上げられていきます。 本書は、その過程で各人の思う、作品への向き合い方、思考の流れ、ひらめきなどを綴ったドキュメントであり、一線級の表現者の源泉に触れる随筆集です。 高橋悠治(タカハシユウジ) 作曲家・ピアニスト。1938年生まれ。柴田南雄、小倉朗、ヤニス・クセナキスに作曲をまなぶ。1963~66年フランス、ドイツにて、1966~71年アメリカで活動。1972年に帰国し武満徹らと共に作曲グループ「トランソニック」を組織して季刊誌を編集。1978~85年「水牛楽団」で世界の抵抗歌をアレンジ。作曲ではピアノ曲、合唱曲など、著書は『きっかけの音楽』『カフカノート』(共にみすず書房)など刊行。 青柳いづみこ(アオヤギイヅミコ) ピアニスト・文筆家。1950年生まれ。安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業、東京藝術大学大学院博士課程修了。近刊に『高橋悠治という怪物』(河出書房新社)、『阿佐ヶ谷アタリデ大ザケノンダ』(平凡社)。テレビ朝日『題名のない音楽会』、NHK-Eテレ『らららクラシック』などにも出演。日本演奏連盟理事、日本ショパン協会理事。大阪音楽大学名誉教授、神戸女学院大学講師。2021年より兵庫県養父市の芸術監督。 光嶋裕介(コウシマユウスケ) 建築家。1979年、米ニュージャージー州生まれ。8歳で帰国後も、中学時代をトロントとマンチェスターで過ごす。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年ヨーロッパへ。ドイツ・ベルリンの建築設計事務所で働く。2008年帰国、光嶋裕介建築設計事務所を開設。代表作に内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》(神戸、2011年)、《旅人庵》(京都、2015年)、《桃沢野外活動センター》(静岡、2020年)など。著書に『みんなの家。』(ちくま文庫)、『幻想都市風景』(羽鳥書店)、『つくるをひらく』(ミシマ社)など多数。2021年より神戸大学にて特命准教授。 飛田正浩(トビタマサヒロ) 1968年、埼玉県生まれ。多摩美術大学卒業。染織デザイン科在学中から様々な表現活動を「spoken words project」として行う。卒業と同時に「spoken words project」をファッションブランドに改め、1998年東京コレクションに初参加。手作業を活かした染めやプリントを施した服作りに定評があり、アーティストのライブ衣装や舞台美術、テキスタイルデザインなども手がけ、ファッションの領域を超えて活動中。 山田うん 振付家・ダンサー。器械体操、バレエ、舞踏などを経験し、1996年から振付家として活動。オペラ、演劇、映像作品の振付、また世界各国のダンサー・振付家の育成を行うと同時に、ウィットに富んだソロ・パフォーマーとしても活躍し、近年は演劇の演出も行う。2002年ダンスカンパニー「Co.山田うん」を設立。第8回日本ダンスフォーラム大賞、平成26年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。平成28年度文化庁文化交流使として11か国23都市を訪問。令和元年第37回江口隆哉賞受賞。
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SEXTAGRAM a zine by SOKO
¥1,500
SOLD OUT
『SEXTAGRAM a zine by SOKO』 SOKO 139.7 mm × 215.9 mm 表紙含め 36ページ 2016年 フランスのミュージシャン兼女優、SOKO のインスタグラム上でのファンとのダイレクト・メッセージをピック・アップしたものです。
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【特典付き】ひとの居場所をつくる
¥946
『ひとの居場所をつくる』ランドスケープ・デザイナー田瀬理夫さんの話をつうじて 西村佳哲 ※当店での購入特典として、著者書き下ろしの「文庫版あとがき」(書籍未収録)ペーパーが付いています。 文庫判、288ページ これからの暮らしと仕事を、ただの個人のサバイバルや、我慢くらべのような消耗戦にはしないで、ちゃんと文化を生み出してゆくものにするにはどうすればいいんだろう? この世界は一人ひとりの仕事の累積で、仕事の質は個々の〝働き方〟によるところが大きい。その視点で書かれた『自分の仕事をつくる』の10年後、著者はこの本を書くことになる。土地も家族も生活空間も、メディアにおいても社会空間の個人化が進み、次第に分断されてゆく私たちの〝生〟を、その境界線を越えてつなぎ直してゆく、連続的なデザインとは? 解説:寺尾紗穂
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Union #17
¥2,970
SOLD OUT
『Union #17』 ※表紙は2種類ございます。お好きな表紙をお選びください。 ※表紙Bは店頭で中を見ることができるように開封済みです。 表紙A 左:Sara Grace Wallerstedt by Clara Balzary 表紙B 右:Jennae Quisenberry by Charlotte Lapalus 230mm x 297mm 168ページ クロス張りハードカーバー 言語: 英語 前号の発売から早1年。COVID-19の影響で前号では実現できなかったファッションのコンテンツ。今回満を持してUNIONらしいファッションストーリーも世界各地で撮影され、 他では見られないその高いクオリティと写真の美しさは、歴代の号と比較しても圧倒的に群を抜いた自信作に仕上がりました。 またUNIONのためだけに特別に撮り下ろしてくれた 世界中の著名なフォトグラファーのパーソナルワークは、以前よりも輪をかけそのエターナルな審美眼にて、普遍的でタイムレス、そして一枚一枚どこかに飾っておきたいすばら しい作品がたくさん集結しました。本誌でしか絶対に表現できない、ファッションとアート写真の融合、その境界線を拭い去った数々の美しい作品を是非ともご覧ください。 contents 006-029 NIOLON FOREVER Photography by Charlotte Lapalus 030-041 IN THE HOLY LAND OF ANIMATION Photography by Seishi Shirakawa 042-051 PARASOLS Photography by Romain Laprade 052-061 TATAMI ROOM Photography by Reiko Toyama 062-075 HOURGLASS Photography by Clara Balzary 076-089 INTIMATE ACT BETWEEN BODY/MIND Photography by Julia Hetta 090-105 WHERE IT IS, WE STILL DON'T KNOW Photography by Charlotte Lapalus 106-123 SANDY Photography by Ben Weller 124-135 DOUBLE-SIDED Photography by Reiko Toyama 136-147 MANCHESTER Photography by Fumi Homma 148-155 THE GREATEST Photography by Imogen Cunningham 156-167 EPISODE Photography by Quentin de Briey
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【古書】PICTURES FROM THE SURFACE OF THE EARTH
¥8,800
SOLD OUT
『PICTURES FROM THE SURFACE OF THE EARTH』 WIM WENDERS ※古書です。 ※折りたたまれたページの端に少しの折れがございます。(15枚目と17枚目で確認できます。) 縦264mm × 横270mm 128ページ 24のパノラマ写真と32のカラー写真 Schirmer Art Books ドイツの映画監督で写真家のヴィム・ヴェンダースが2001年に出版した写真集です。この写真集は、ヴェンダースが20年の間に世界中を旅し、ドイツ、キューバ、アメリカ、イスラエル、日本、オーストラリアなど様々な国を訪れ、その様子を写真作品に記録したものです。本書は、2001年に初めて開催され、その後も各地で繰り返されることになる展覧会に際して作られました。 ヴェンダースは9.11事件直後の2001年11月にニューヨークを訪れ、『グラウンド・ゼロ』を撮影しており、その写真も本書に掲載されている。
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YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.1
¥1,650
『YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.1』 水本アキラ A6(文庫)判 144ページ 武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「ゆりこたいじゅんはな 武田百合子『富士日記』の4426日」を文庫化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。 Vol.1は、昭和39年7月から昭和40年11月までの解説です。 ぜひVol.2(昭和40年11月から昭和41年9月までの解説)もご一緒に!
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YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.2
¥1,650
『YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.2』 水本アキラ A6(文庫)判 142ページ 武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「ゆりこたいじゅんはな 武田百合子『富士日記』の4426日」を文庫化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。 Vol.2は、昭和40年11月から昭和41年9月までの解説です。 ぜひVol.1(昭和39年7月から昭和40年11月までの解説)もご一緒に!
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C is for C orita!
¥770
SOLD OUT
『C is for C orita!』 シスター・コリータのセリグラフ展カタログ A5サイズ カラー、12ページ 1,000部発行 2011年にkit galleryにて開催したシスター・コリータのセリグラフ展に合わせて制作された作品集です。
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01失恋
¥1,100
SOLD OUT
よむ処方箋『01失恋』 ERIMAKI(襟巻編集室) 128×188mm 50頁 ERIMAKI(襟巻編集室)の代表作とも呼べるこの本(失恋本)は、デザイナーMAKIさんの失恋が引き金になり生まれました。失恋したときに手にすれば、だれかが癒える処方箋のような本の構想は、岩手の歌人・くどうれいんさんをくどくことから始まりました。 表紙は、破れた紙片に失恋の痛みを重ね、実際に手でびりっとちぎったものをデザイン化しています。写真は当時、東北に住んでいた写真家竹内いつかさんを起用。街に沈殿する切なさを捉えた写真と、失恋のエッセイを組み合わせました。失恋本ができあがるころには、MAKIの失恋はすっかり癒えるというオチもあり。ふしぎなことに「この本を読んだら、恋が叶った」という吉報が相次いだことから(これ、ほんと!)、ご利益本とのうわさも積極的に流しています。 ERIMAKI(襟巻編集室)より 目次 「失恋とくどうれいん」くどうれいん 「片想い わずらい」ハタノエリ 「失恋の受けとめ方」羽鳥剛史 「恋より 切ない はなし」池田あけみ 「0人目の恋人」工藤あゆみ 「失恋につける薬」白川密成 「失恋ソングブック」ミズモトアキラ
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短歌同人誌 『西瓜』第三号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第三号 2022年 winter 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第三号です。 第三号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、88ページ
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短歌同人誌 『西瓜』第二号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』第二号 2021年 autumn 2021年夏に大阪で創刊された短歌同人誌の第二号です。 第二号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、虫武一俊、安田茜 A5判、92ページ
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短歌同人誌『西瓜』創刊号
¥500
SOLD OUT
短歌同人誌 『西瓜』創刊号 2021年 summer 大阪で創刊された短歌同人誌です。 創刊号のメンバーは、岩尾淳子、江戸雪、門脇篤史、楠誓英、笹川諒、嶋田さくらこ、鈴木晴香、曾根毅、染野太朗、土岐友浩、とみいえひろこ、野田かおり、三田三郎、安田茜 (敬称略) A5判、62ページ
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きみには歩きにくい星|インカレポエトリ叢書12
¥990
SOLD OUT
『きみには歩きにくい星』インカレポエトリ叢書12 佐々波美月 四六判、92ページ 目次 ごめんくださいませ 嘔吐 ホワイトリリー 愛の準備をしろ 拝啓、 浅い呼吸 「せんせい、宇宙はいつなくなるの」 かきぞめ へたくそな風景画 こんにちはじゃない 偏食のアンセム ミクス 嚥下、服薬、ひとまわりの邂逅 きみには歩きにくい星 神性 かきぞめ2 少女は毒 浅い浅い呼吸 People・殷雷・ん バイオトープ やさしい変人 エンジェルナンバーちゃん 素爪
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長い夜を過ごすためのジャズエッセイ
¥990
SOLD OUT
『長い夜を過ごすためのジャズエッセイ』 松山尚紀 文庫判、111ページ 表紙写真 中平穂積 もくじ ・エッセイ ジャズが舞い降りる瞬間 夜を借りる―私のジャズの楽しみ方― ジャズエイジへの憧れ 紺色の夜には、スタン・ゲッツを You and the Night and the Music ・架空ジャズ評論 オーネット・コールマン・プレイズ・ボサノヴァ ジョバンニ・ミラバッシ・プレイズ・「花は咲く」 ・ジャズ評論 オーネット・コールマン『New York Is Now!』 アントニオ・ファラオ『Woman's Perfume』 マリオ・ルスカ・トリオ『Reaction』 キース・ジャレット・トリオ「Night and Day」@Juan Jazz festival 1996 キース・ジャレット『ラスト・ソロ』「encore」 ジ・アート・アンサンブル・オブ・シカゴ『Nice Guys』 ジャマーラディーン・タクマ『DREAMSCAPE』 デレク・ベイリー『Music and Dance』 ザ・モダンジャズ・カルテット『Lonely Woman』 オーネット・コールマン&プライム タイム バンド『Tone Dialing』 ・ショートショート ジャズエイジのためのフォークロア ストリートブルース―オーネットとニックスの夜の対話― あとがき
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季刊・黒猫2022冬
¥1,100
SOLD OUT
『季刊・黒猫2022冬』 .田口史人 編 高円寺の「円盤」が発行していた雑誌『ミツザワ通信』。 高円寺から長野県伊那市へ移転し誌名が『ミツザワ通信』から『季刊 黒猫』に生まれ変わりました。場所や名前は変われど他には無い魅力ある誌面はそのままです。 黒猫が年四回発行する季刊雑誌の2022年冬号 全国各地の様々な黒猫、円盤、その他ゆかりの方々がそれぞれの形で原稿や絵や写真などを連載しています。今回も中古レコードがランダムに1枚入り。 今号の参加者は、 松本の相澤和典(おっとぼけ美術館)、福井の写真家・浅田暢夫、紙芝居の飯田華子、岡山のパイプマニア石原慧、上野茂都、姫路のゑでぃ鼓雨磨、富山の大谷氏、京都hand saw pressの小田晶房、福岡の鹿子裕史、大阪の喫茶アオツキ、身内音楽の数の子ミュージックメイト、山形の今野修、神戸の漫画家ささやん、歌や演奏などの佐藤幸雄、アーカイヴァー鈴木啓之、札幌の台湾料理ごとう、佐渡島のタガヤス堂、黒猫&円盤&リクロ舎の田口史人、鳥取のタナカ、高知のにこみちゃん、ハロー、彦根の半月舎、sweet dreems pressの福田教雄、福岡のボギー、大阪の粘菌家族マメホコリ工房、見汐麻衣、岩手のミャンマー音楽研究家・村上巨樹、伊勢市のMOLE FACTORY、ロック漫筆・安田謙一、湯浅学、仙台のよしぎの、豊島で生きる・よしのももこ 今回の表紙は、漫画家の大橋裕之氏です。
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季刊・黒猫2021秋
¥1,100
『季刊・黒猫2021秋』 田口史人 編 高円寺の「円盤」が発行していた雑誌『ミツザワ通信』。 高円寺から長野県伊那市へ移転し誌名が『ミツザワ通信』から『季刊 黒猫』に生まれ変わりました。場所や名前は変われど他には無い魅力ある誌面はそのままです。 今回は中古レコードや古マッチ箱がランダムに入っています。 今号の参加者は、 松本の相澤和典(おっとぼけ美術館)、福井の写真家・浅田暢夫、紙芝居の飯田華子、岡山のパイプマニア石原慧、上野茂都、姫路のゑでぃ鼓雨磨、富山の大谷氏、京都hand saw pressの小田晶房、福岡の鹿子裕史、大阪の喫茶アオツキ、山形の今野修、神戸の漫画家ささやん、歌や演奏などの佐藤幸雄、宮崎のスケサク、アーカイヴァー鈴木啓之、札幌の台湾料理ごとう、佐渡島のタガヤス堂、黒猫&円盤&リクロ舎の田口史人、鳥取のタナカ、高知のにこみちゃん、ハロー、彦根の半月舎、sweet dreems pressの福田教雄、福岡のボギー、大阪の粘菌家族マメホコリ工房、見汐麻衣、岩手のミャンマー音楽研究家・村上巨樹、伊勢市のMOLE FACTORY、ロック漫筆・安田謙一、湯浅学、仙台のよしぎの、豊島で生きる・よしのももこ 今回の表紙は、伊那市黒猫の向かい、紙問屋に残されていた襖紙を使いました。
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作家と珈琲
¥2,090
『作家と珈琲』 平凡社編集部 編 B6変型判、288ページ 食卓で、喫茶店で、旅先で……珈琲の香りただよう55編。昭和の文豪や現代の人気作家によるエッセイ、詩、漫画、写真資料を収録。 毎日の食卓で、行きつけの喫茶店で、異国の地で味わう、一杯の珈琲。昭和の文豪や現代の人気作家によるエッセイ、詩、漫画、写真資料を収録。珈琲の香りただよう55編。
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【サイン本】ペンギンうらない 金と銀|坂崎千春
¥1,375
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『ペンギンうらない 金と銀』 坂崎千春 ※直筆サイン&直筆うらないイラスト&カバー包装紙 ※カバー包装紙の色は数種類あり、何色になるかは届いてからのお楽しみです。 (カバー包装紙は予告なく変更する場合があります) ※カバー包装紙に少し傷みがございます。 四六変型判 縦148mm × 横130mm 224ページ ひらいたページにこたえがある。(たぶん) Suicaのペンギン、チーバくん、カクカクシカジカほか、大人気キャラクター作家の「書物占い」。ペンギン&動物のイラスト100点に、占いの言葉が添えられたスタイルで、画集としても占い本としても楽しめます。 本書は2018年に刊行された『ペンギンうらない』(文響社)を新装版化したもので、当時から「なぜか不思議と当たる!」と大評判の1冊でした。ペンギンのイラストおよび版型は[前ペンギンうらない]と同じですが、表紙のデザインや色、使い方の説明が加筆・刷新されています。 デザインは佐藤亜沙美さん。かわいさ抜群の造本なので、プレゼントブックとしても喜ばれる1冊! 【本書の使い方】 1.知りたいことを頭に思い浮かべて 2.パッと本を開く 3.そこに答えが書いてある 【質問例いろいろ】 「今日はどんな日になる?」 「会議で注意することは?」 「彼と私がうまくいくために、心がけることは?」 「あの人は私のことをどう思っている?」 「週末、どんなことが起こる?」 「仕事のトラブル、どう乗り越えればいいの?」 「苦手なあの人と、どう付き合えばいい?」 「どうすれば恋人ができますか?」 「夢をかなえる方法を教えてください」 ほか、心に思い浮かんだことならなんでもOK。 坂崎千春(さかざきちはる) イラストレーター、絵本作家。 主な著書に『いきものとイラスト』(BNN新社)、『ペンギンゴコロ』『ペンギンジャンプ』(文溪堂)、『ペンギンのおかいもの』『ペンギンのゆうえんち』(WAVE出版)、『がんばれ ちびゴジラ』(講談社)がある。 JR東日本のICカード「Suica」のペンギン、千葉県のマスコット『チーバくん』などのキャラクターデザインでもおなじみ。
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【サイン本】ペンギンうらない カラフル|坂崎千春
¥1,375
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『ペンギンうらない カラフル』 坂崎千春 ※直筆サイン&直筆うらないイラスト&カバー包装紙 ※カバー包装紙の色は数種類あり、何色になるかは届いてからのお楽しみです。 (カバー包装紙は予告なく変更する場合があります) 四六変型判 縦148mm × 横130mm 224ページ なやんでいるときの大ヒント!! Suicaのペンギン、チーバくん、カクカクシカジカほか、大人気キャラクター作家の「書物占い」。色とりどりの花や動物とペンギンのイラストが100点もおさめられていて、画集としても占い本としても楽しめます。 カラフル編は、色の名前も添えられているのが特徴。イラスト、言葉、色の名前が三位一体となって表現する世界を、あなたならではの解釈で味わってみてください。 デザインは佐藤亜沙美さん。かわいさ抜群の造本なので、プレゼントブックとしても喜ばれる1冊です! 【本書の使い方】 1.知りたいことを頭に思い浮かべて 2.パッと本を開く 3.そこに答えが書いてある 【質問例いろいろ】 「今日はどんな日になる?」 「会議で注意することは?」 「彼と私がうまくいくために、心がけることは?」 「あの人は私のことをどう思っている?」 「週末、どんなことが起こる?」 「仕事のトラブル、どう乗り越えればいいの?」 「苦手なあの人と、どう付き合えばいい?」 「どうすれば恋人ができますか?」 「夢をかなえる方法を教えてください」 ほか、心に思い浮かんだことならなんでもOK。 坂崎千春(さかざきちはる) イラストレーター、絵本作家。 主な著書に『いきものとイラスト』(BNN新社)、『ペンギンゴコロ』『ペンギンジャンプ』(文溪堂)、『ペンギンのおかいもの』『ペンギンのゆうえんち』(WAVE出版)、『がんばれ ちびゴジラ』(講談社)がある。 JR東日本のICカード「Suica」のペンギン、千葉県のマスコット『チーバくん』などのキャラクターデザインでもおなじみ。
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ぴーちゃんと私とチーバくん シルクスクリーン
¥17,600
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『ぴーちゃんと私とチーバくん シルクスクリーン』 さかざきちはる ※シリアルナンバーは写真のものと異なる場合があり、お選びいただけません。 額装サイズ 222mm × 315mm 『さかざきちはるの本づくり展』のメインビジュアル。3大スターがそろいました!
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愛のうた シルクスクリーン
¥17,600
SOLD OUT
『愛のうた シルクスクリーン』 さかざきちはる ※シリアルナンバーは写真のものと異なる場合があり、お選びいただけません。 額装サイズ 218mm × 218mm ちっちゃなぴーちゃんが私に愛のうたを歌ってくれるシーン。思わずほっこり。ありがと!
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いついつまでも シルクスクリーン
¥17,600
SOLD OUT
『いついつまでも シルクスクリーン』 さかざきちはる ※シリアルナンバーは写真のものと異なる場合があり、お選びいただけません。 額装サイズ 218mm × 218mm 「大好きだよ!」の気持ちをちっちゃな頭にKiss!で伝えるワンシーン。 愛しいと思う気持ち、大事にしたい。
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【サイン本】Stuttgart|笠井爾示
¥5,500
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『Stuttgart』 笠井爾示 ※サイン入りです。 縦255mm × 横171mm 本文184ページ 写真点数135点 並製本函入り 文章:大平一枝 編集・造本設計:町口覚 デザイン:浅田農(MATCH and Company., Ltd.) 2021年11月、世界最大級の写真フェア〈PARIS PHOTO〉で発表し、欧州の読者に好評をもって迎えられた本書は、笠井が思春期にあたる10歳から18歳までを過ごしたシュトゥットガルト(ドイツ南⻄部の国際都市)を、新型コロナウイルス感染症が世界を覆い尽くす前(2019年7月29日から8月9日までの12日間)に家族と訪れた際に、母・久子を撮影した135枚の写真で構成されています。 時系列どおりに135枚の写真を並べるとひとつの物語が成立していて。 これはもう入れ替えたり、いじったり、足したり引いたりできない。 こんな言い方が適切かわかりませんが、なにかに撮らされたような、不思議な感覚でした。 笠井爾示(写真家) 以下、推薦文(敬称略・五十音順) 写真をみているうちに、キズナという言葉がうかんだ。 それはいわゆる世間で言われているキズナとはまったく違う純粋で崇髙なキズナだ。 母と息子。 写された人と写した人という関係をつき抜けて、人間の尊厳へ向けたプロセスが美しくも儚い生命体として写真の中に現われている。 久子さん、爾示くん、スバラしい作品をありがとう! 石内 都(写真家) 美しいな、 ただ、ただ、 美しいな……と、想う写真ばかりです。 河瀨直美(映画監督) この写真は、間違いなく笠井爾示の最高傑作になるだろう! 笠井久子さんは、自分の身体を光影の中に放ち影なき心の光を放つ。 解き放たれた身体。それは人間の魂の理想の姿だ。久子さんの身体は神のものだ。 私達は神の似姿であるのだから、神のものであり、久子さんの形を示している。 何という奇跡なのだろうか。笠井爾示に嫉妬する。 その久子さんの発光する、精神、魂、身体の三位一体を、写してしまえたなんて笠井爾示は何と幸運な写真家なのだろう。 髙橋恭司(写真家) 写真家は、撮る人であると同時に、撮らされる人でもある。 笠井爾示さんの新しい写真集を見て、これほど品を失わず、硬質なまなざしを保ったまま、撮る/撮らされる関係性を実現する人がいるのかと、深いため息が出た。 そして思い出の地で、母・久子さんとの共犯関係へと至る、私が知り得ない時間の途方もなさを想った。 写真は人生のすべてを撮ることはできなくても、こんなふうに人生のすべてを感じさせてしまうことがある。 そんなことを考えながら洗濯物をしまってリビングに戻ると、幼い娘がめずらしく真剣になにかを読んでいる。 おもしろいの。うん。はあちゃん、これすき。 背中越しにのぞくと、淡黄色のページをちいさな指がそっと撫でている。 そこには久子さんがいて、私たちはしばらくうっとりとその姿を眺めていた。 竹内万里子(写真批評家) 文章を読む前に、ゆっくりとページをめくりながら写真集の中身を見た。 私はめくるたびに、その写真に驚かされ、魅了され、感動した。 久子さんは、なんて強い女性なのだと。 時々、あまりにも弱々しく薄れていく彼女の様子から、次のページでは彼女が死んでいるのではないかと恐れながらめくってみると、彼女の前向きな笑顔と、彼女の活き続ける意志に驚かされた。 この写真集を通して築かれている母と息子の信頼関係はとても印象的なものだ。 母の身体の解放感、そして「親失格」という言葉の切なさ。 母の健康状態を知らなかったという息子の告白の悲痛。 そして、コンパクトにして繊細なブックデザインはパーフェクトで、リズムの良いレイアウトに適切な重さと柔軟性を持ち合わせた紙の選び、そこにラッパスイセンへの美しいヒントにもなる黄色は暖かいトーンを付け加えている。 この写真集は久子さんの身体と同じく、本人が言うように「尊いし、愛すべき存在」なのだ。 チアゴ・ノゲイラ(モレイラ・サレス・インスティチュート コンテンポラリーフォトグラフィー部門 主任学芸員) すべての関係が唯一無二のもので、 決して止まることのない時間の流れの中で、 二人の人間が交差し、放ちあった感情の形を、 実に素晴らしく写真というメディアで再現しているのではないかと感じた。 古屋誠一(写真家) 母と息子、それぞれの記憶がシュトゥットガルトでさりげなく交差して、写真という名のもう一つの記憶が生まれた。 笠井さん、母と写真は永遠の恋人。 森山大道(写真家) 個人的にはそれほど興味がないタイプの写真だが、笠井爾示の写真は並はずれたものだと言わざるを得ない。 非常な感受性を持って被写体にアプローチし、痛みと喜びの両方を示しながら被写体の事情を巧みに映し出している。 彼の写真に関しては、他の写真家、とりわけ石内都さんからの影響は無視できないが、彼の作品を本というフォーマットに置き換える試みとして、この写真集はとても素晴らしい。 判型は個人的な内容にフィットし、収納されている函も素晴らしいのだが、全体のブックデザイン、特に写真集の中身に引かれたイエローが微妙かつ一貫して、ストーリーが進むにつれてホワイトへと変わっていく色の使い方が何よりも素晴らしい。 ブラボー! ラモン・レベルテ(Editorial RM ディレクター) 笠井爾⽰(かさいちかし) 1970年⽣まれ、写真家。1996年初個展「Tokyo Dance」(タカ・イシイギャラリー)を開催。翌年、同名の初作品集『Tokyo Dance』(新潮社/1997)を出版。以降エディトリアル、CD ジャケットやグラビア写真集を⼿がけ、⾃⾝の作品集を多数出版。主な作品集に『Danse Double』(フォトプラネット/1997)、『波珠』(⻘幻舎/2001)、『KARTE』(Noyuk/2010)、『東京の恋⼈』(⽞光社/2017)、『となりの川上さん』(⽞光社/2017)、『七菜乃と湖』(リブロアルテ/2019)、『トーキョーダイアリー』(⽞光社/2019)、『BUTTER』(⽞光社/2019)、『⽺⽔にみる光』(リブロアルテ/2020)がある。
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写真 Sha Shin Magazine 創刊号
¥2,970
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『写真 Sha Shin Magazine 創刊号』vol.1 東京 TOKYO 仕様:A5判変形・280ページ 創刊:2022年(令和4年)1月20日 発行:年2回(1月・7月) 写真術の誕生から180余年、今こそ「写真」を問い直す これからの写真に何が可能なのか、この激動の時代に求められる写真表現とは何なのか。 いまこそ「写真」とは何かと、問い直すところから始めたい。 そのような想いを未来に向けて発信すべく、 2022年1月、雑誌『写真(Sha Shin)』を創刊します。 書籍・雑誌の売り上げが低迷する昨今ですが、写真を見るベーシックなかたちとして、写真家や関係者が集うプラットフォームとして、人々の記憶に残るような誌面で、五感にうったえかける印刷物を残していきたいと思います。 毎号、日本の写真文化にちなんだ質の高い作品と、より深い視点の読みもの記事、写真にまつわるあらゆる情報をお届けしてまいります。乞うご期待ください。 発行人 渡辺 薫 編集人 村上仁一 編集 圓谷真唯 エディトリアルディレクター 打林 俊 統括アドバイザー 飯沢耕太郎 造本設計 町口 覚 デザイン 浅田 農 発行 ふげん社 印刷 渡辺美術印刷株式会社 制作 合同会社 PCT 口絵作家: 横田大輔 Yokota Daisuke 北島敬三 Kitajima Keizo 金村 修 Kanemura Osamu 山谷佑介 Yamatani Yusuke 小松浩子 Komatsu Hiroko 細倉真弓 Hosokura Mayumi 森山大道 Daido Moriyama
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パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 1.まだ歩きださない
¥770
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『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 1.まだ歩きださない』 友田とん 新書版 カラー48ページ 「パリ」のガイドブックで「東京」を歩く試み。一巻は荻窪・本屋Titleと神保町・エチオピアへ。 第一章 まだ歩きださない 第二章 フレントーストを求めて 第三章 ポストフレンチトーストを歩く
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【サイン本】パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック
¥1,650
『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック』 友田とん ※サイン入りです。 新書版 カラー94ページ 処女作『『百年の孤独』を代わりに読む』で読書界の話題をかっさらった友田とん。前作、『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』から一年半、待望の第二弾の登場です。 フレンチトーストをついに食べた「私」は東京の町を闊歩するため、行く先々でパリのガイドブックを買い集め、順に読もうと試みるが……。 荻窪のコンビニから、村上春樹へ、そしてパリ・ノートル・ダムへ。 日常を冒険に変える奔放な思考の脱線 第2弾。 目次 第一章 ノートルダム 第二章 ガイドブックを買い集める日々 第三章 セブンイレブン 第四章 餃子を食べに行こうとして 第五章 ノートルダム再び 第六章 読めないガイドブック 第七章 準備体操はできた わからないことを、安易に“わかろうせず”、ひたすら取り止めもない思考(村上春樹のパン屋襲撃が現代のコンビニなら…)や、実験の繰り返し(あの古本屋で買った雑誌の切り抜き跡にはなにが書かれていたのか知るために大宅壮一文庫へ向かうと…)は、効率的に生きられない(生きたくない)私たちの日々を、いつもと違う側面から浮かび上がらせてくれるようです。
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『百年の孤独』を代わりに読む
¥1,320
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『『百年の孤独』を代わりに読む』 友田とん A5判 203ページ(一部カラーあり) ーベル賞作家G・ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』を読者であるあなたの代わりに「私」は読む。ところが「私」が『百年の孤独』を読もうとすると、つい話が横道に逸れて脱線してしまう。しかし、その脱線こそが読書の登坂車線をつくり出し、気づけばあなたは『百年の孤独』を読んでしまっている。そんな不思議な読書を体験してみませんか? 『百年の孤独』を読んだことのないあなたも、かつて読んだあなたも、ぜひお手に取ってください。そして、『百年の孤独』の面白さを語り合いましょう。 ~著者Webサイトより~
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【ダブルサイン本】断片的回顧録
¥1,980
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『断片的回顧録』 燃え殻 ※燃え殻さんと草野庸子さんのサイン入りです。 B6判 144ページ 本文写真モノクロ・中扉写真フルカラー 4項 これは日記か? それとも物語か? 短い言葉で人間をまるごと表現するベストセラー作家、燃え殻。 その真骨頂というべき異色の回顧録、ついに刊行! 【帯文】歌人 穂村弘 一行一行が光って見えました。 毎日がどんなに駄目でも惨めでも、もう、これしかないというぎりぎりの本気で。 【詳細】 Netflixで映画化されたベストセラー小説「僕たちはみんな大人になれなかった」著者が綴る、一年間の日々の断片。 ある年の春から次の春まで、テレビ業界の「底辺」で働きながら、文章を書く作家の毎日。強さと弱さ、優しさとずるさ、美しさと醜さ、人間の全てを呑み込みながら、心象風景がはかなく流れ去っていく。 表紙に気鋭の写真家・草野庸子のオリジナルプリントを一冊一冊手貼りして製本。写真と文のコラボレーションで贈る、燃え殻文学の真骨頂。 ■燃え殻 1973年生まれ、神奈川県出身。小説家、エッセイスト、テレビ美術制作会社企画。デビュー 作「ボクたちはみんな大人になれなかった」は 連載中から大きな話題となり、2017年にベストセラーになった。エッセイても好評を博し、著書に「すべて忘れてしまうから」「夢に迷って、ククシーを呼んだ」「相談の森」がある。本年、第二弾の小説『これはただの夏』を上梓した。 ■草野庸子 福島県出身。桑沢デザイン研究所卒業 2014年キヤノン写真新世紀優秀賞選出後、現在東京を拠点に活動している。 写真集に『UNTITLED』『EVERYTHING IS TEMPORARY』『Across The Sea(roshinbooks)』『YOKOKUSANO/MOTORA SERENA』
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【サイン本】川島小鳥 × 仲野太賀 写真集 『(世界)2』
¥4,290
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川島小鳥 × 仲野太賀 写真集 『(世界)2』 川島小鳥 写真 ※川島小鳥さんのサイン入りです。 ※特典:ポストカード付き(16種類の絵柄からランダムにお付けします) ※お一人様1冊限りとさせていただきます。 横195mm × 縦263mm 200ページ フルカラー ハードカバー(巻き表紙)にコデックス製本の投げ込み ※ハードカバーと本体は分離します。 藤田裕美 デザイン piyo piyo press 刊 写真家・川島小鳥が仲野太賀を被写体にした写真集『道』から4年、ふたりが折に触れて撮影してきた写真たちが一冊にまとまりました! 東京、大阪、熱海、台湾、そしてヨーロッパ旅行でのフランス、ドイツ、ポルトガル・・・・・ 川島小鳥がはじめたブックレーベル「piyo piyo press」から2冊目の本として刊行。スリリングで愛に溢れた夢の写真集の誕生です!
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【サイン本】明星|川島小鳥
¥3,300
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『明星』 川島小鳥 ※サイン入りです。 タテヨコ変形 上製 240ページ 帯:谷川俊太郎の書下ろし詩 装丁:佐々木暁 第40回木村伊兵衛写真賞受賞作品 大活躍の写真家・川島小鳥の作品集第3作! ここはぼくらのたのしい星。 前作『未来ちゃん』(2011年)の刊行以後、川島小鳥が、丸3年間、30回以上台湾に通い撮影。 人、動物、景色、すべてがアイドルのように輝いている作品集です。 タテの写真はタテに、ヨコの写真は横にそのままとじた、一度見たら忘れられない造本になっています。 巻末には楽しいおまけつき。 川島小鳥(かわしまことり) 1980年東京都出身。写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業、沼田元氣氏に師事。 2011年、写真集『未来ちゃん』(小社)刊行と同時に『BABY BABY』(学研)を復刊。2014年、『川島小鳥写真集 明星』(小社)刊行。2015年、同作にて第40回木村伊兵衛写真賞受賞。2017年、福井・金津創作の森にて、個展『境界線で遊ぶ 川島小鳥展』を開催。
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【サイン本】未来ちゃん|川島小鳥
¥2,200
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『未来ちゃん』 川島小鳥 ※サイン入りです。 A5判 コデックス装 204ページ 装丁:祖父江慎 ひとりの女の子の一年間を撮りおろした、見ているだけで跳ねだすような、傑作写真集の誕生です。 人気デザイナー祖父江慎の装丁による、写真そのままを本にしたような造本も魅力的な一冊。 ●造本について 本書は「印画紙(写真)をそのまま重ね合わせたような本にしたい」、「大きく自然に開く本にしたい」と、「コデックス装」という特殊仕様を用いています。このため、ページが従来の本に比べ大きく開き、写真をすみずみまで見ることができます。 通常閉じたままの接合部分まで開くこの本。紙の折ごとの本の接合部分(本書では8ページ単位で紙を折って束ねているので、8ページごと)では、真ん中で2~3ミリ程、糊でくっついていますが、すこし押すと簡単に開きます。その際、糊がついている部分のインクが多少剥がれることがあります。なお、「かがり綴じ」という糸を使った丁寧なつくりで出来ておりますので、見かけによらず大変丈夫です。 また、本の角を見ていただくと、すこし丸い。これは、角マル、角アールと呼ばれるもので、本のはじっこが折れたりしないよう、小さな工夫となっています。 ほかにも『未来ちゃん』にはたくさんのこだわりがつまっています。 ためしに、本のカバーをとって背中をご覧くださいね。 川島小鳥(かわしまことり) 1980年東京都出身。写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業、沼田元氣氏に師事。2011年、写真集『未来ちゃん』(小社)刊行と同時に『BABY BABY』(学研)を復刊。2014年、『川島小鳥写真集 明星』(小社)刊行。2015年、同作にて第40回木村伊兵衛写真賞受賞。2017年、福井・金津創作の森にて、個展『境界線で遊ぶ 川島小鳥展』を開催。
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【サイン本】ファーストアルバム
¥2,310
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『ファーストアルバム』 川島小鳥 ※川島小鳥さんサイン入りです。 タテ169mm × ヨコ154mm 208ページ 川島小鳥・銀杏BOYZ トリビュート写真集、 タイトル・表紙・写真展が決定! すべての銀杏BOYZ &GIRLZ へ贈る10 年間の愛と夢。 写真家・川島小鳥が撮影した少女たちが一同に介する珠玉の写真集です。 2007 年発売の『あいどんわなだい』から最新シングル『生きたい』に至るまで、これまでに銀杏BOYZ のCD ジャケットを飾った少女たちが織りなす10 年分の愛と夢。 実際には使用されなかった2000 枚以上の未公開写真から、再編集を行い、眠っていた少女たちのポートレートが、時を超え、瑞々しく蘇ります。 ずっと手元にとっておきたくなるような、大切な誰かへ贈りたくなるような一冊になりました。 ★峯田和伸氏(銀杏BOYZ)の寄稿文収録
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KOTOBADGE(コトバッジ) 1文字
¥1,320
『KOTOBADGE(コトバッジ) 1文字』 デザイナーの大原大次郎さんが「ことばを身につける」プロダクトとして2013年より作り始めたKOTOBADGE(コトバッジ)です。 木製文字の裏側に金属のピンが付いております。 注意 ・コトバッジは木製品です。強い力をかけると割れてしまう可能性がございます。やさしく、丁寧にお取り扱いください。 ・とがった箇所がございます。くれぐれもご注意ください。
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KOTOBADGE(コトバッジ) 2文字
¥1,650
『KOTOBADGE(コトバッジ) 2文字』 デザイナーの大原大次郎さんが「ことばを身につける」プロダクトとして2013年より作り始めたKOTOBADGE(コトバッジ)です。 木製文字の裏側に金属のピンが付いております。 注意 ・コトバッジは木製品です。強い力をかけると割れてしまう可能性がございます。やさしく、丁寧にお取り扱いください。 ・とがった箇所がございます。くれぐれもご注意ください。
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KOTOBADGE(コトバッジ) カタカナ他
¥1,650
『KOTOBADGE(コトバッジ) カタカナ他』 デザイナーの大原大次郎さんが「ことばを身につける」プロダクトとして2013年より作り始めたKOTOBADGE(コトバッジ)です。 木製文字の裏側に金属のピンが付いております。 注意 ・コトバッジは木製品です。強い力をかけると割れてしまう可能性がございます。やさしく、丁寧にお取り扱いください。 ・とがった箇所がございます。くれぐれもご注意ください。
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手塚治虫の山
¥1,100
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『手塚治虫の山』 手塚治虫 文庫、400ページ 手塚治虫が山・動物・自然をテーマに描いた漫画アンソロジー。 「山と手塚治虫?」。 一見結びつかないようで、実は手塚氏は、山岳・自然を舞台とした漫画を数多く残しています。 収録した10編の漫画は、1959年~80年に発表されたもので、 山・動物・自然をテーマにした作品たちに共通するのは、「生きる」ことの尊さ。 人間はもとより、山にも動物にも、万物すべてを「生命」ととらえる、 手塚氏の強い思想が全編を通して伝わってきます。 時代を超えて、「いかに生きるか」という普遍的なメッセージを、ぜひ10編の漫画から感じ取ってください。 【収録作の初出作品・刊行年】 ・「魔の山」 1972年8月6日『週刊少年サンデー』(小学館)掲載 ・「山楝蛇」 1972年9月4日『漫画サンデー』増刊号(実業之日本社)掲載 ・「山の彼方の空紅く」 1982年5月『ジャストコミック』(光文社)掲載 ・「モモンガのムサ」 1971年11月22日『週刊少年ジャンプ』(集英社) 「ライオンブックス」第9話として掲載 ・「モンモン山が泣いてるよ」 1979年1月『月刊少年ジャンプ』(集英社)掲載 ・「ブラック・ジャック -昭和新山-」 1976年11月15日『週刊少年チャンピオン』(秋田書店) ・「雪野郎」 1969年12月3日『少年チャンピオン』(秋田書店) 「ザ・クレーター」第9話として掲載 ・「落盤」 1959年9月15日『X』第3号(鈴木出版)掲載 ・「山太郎かえる」 1980年1月『月刊少年ジャンプ』(集英社)掲載 ・「火の山」 1979年4月20日『ビッグゴールド』No.2(小学館)掲載
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手塚マンガでエコロジー入門
¥1,650
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『手塚マンガでエコロジー入門』 手塚治虫 マンガ&エッセイ 手塚るみ子 解説 / 野上暁 解題 A5判 縦210mm × 横148mm 256ページ 「生命のないところに未来はない」。手塚治虫は様々な角度から地球環境への問題提起と生命賛歌を作品にこめました。それら珠玉の8編と絶筆となったエッセイが環境問題を考えようとする人たちに強烈なメッセージを送ります。 目次 「モンモン山が泣いてるよ」 エッセイ「自然がぼくにマンガを描かせた」 「ブラック・ジャック 老人と木」 エッセイ「地球は死にかかっている」 「ブラック・ジャック 友よいずこ」 エッセイ「夢と冒険を生きる子に」 「ブラック・ジャック ディンゴ」 エッセイ「ブラック・ジャックのジレンマ」 「三つ目がとおる ナゾの浮遊物」 エッセイ「蝶の匂いがわかるか」 「ブラック・ジャック 絵が死んでいる!」 エッセイ「科学の進歩は何のためか」 「鉄腕アトム ミドロが沼の巻」 エッセイ「アトムの哀しみ」 「原人 イシの物語」 エッセイ「宇宙からの眼差しを持て」 解説 「たった一つの種があればやり直せる」手塚る子 解題 野上 暁 手塚治虫(テヅカオサム) 1928年11月3日生まれ。戦争体験から生命の尊さを深く知り医学の道を志すが、漫画家。アニメーション作家を生涯の仕事に選んだ。漫画を魅力的な芸術にし、長編アニメシリーズ「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などで日本中の子どもをとりこにした。1989年2月9日、60年の生涯を閉じる。 手塚るみ子(テヅカルミコ) プランニングプロヂューサー、手塚プロダクション取締役、手塚治虫の長女。 野上暁(ノガミアキラ) 子ども文化評論家、日本ペンクラブ常務理事
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手塚マンガで憲法九条を読む
¥1,650
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『手塚マンガで憲法九条を読む』 手塚治虫 マンガ / 小森陽一 解説 A5判 縦210mm × 横148mm 244ページ 手塚治虫の永遠のテーマ「生命の尊さ」が貫かれた珠玉の七編、未来を見つめ続けた手塚治虫の確かな眼差しが今、憲法九条を問い直す。作品解説は全国「九条の会」事務局長の小森陽一氏。 読者の声:自らの戦争体験から多くの名作を遺した漫画の神様が、憲法9条をなぜ残し伝えなければならないかを問うている作品だと思った。 目次 1章 戦争の本質を描く 「紙の砦」 「ザ・クレーター 墜落機」 「やり残しの家」 2章 九条の下で生きる 「ベトナムの天使」 「消え去った音」 「荒野の七ひき」 「1985への出発」 各作品解説 小森陽一 解題「手塚治虫の戦争と平和」 野上暁 版元から一言 東京新聞朝刊(6月25日)「こちら特捜部」で『手塚マンガで憲法九条を読む』が大きく紹介されました! 『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』で知られ、「漫画の神様」とも称される漫画家、手塚治虫さん(1928年~1989年)はどんな憲法観を抱いていたのかー。生前の多彩な作品群から憲法9条への思いが強くにじんだ短編7編を選んだ 『手塚マンガで憲法九条を読む』(子どもの未来社刊)が、今月出版された。本を企画したのは手塚さん担当の編集者だった野上暁さん(74)。解説は、小森陽一さん(全国「九条の会」事務局長) 手塚治虫(テヅカオサム) 1928年11月3日生まれ。戦争体験から生命の尊さを深く知り医学の道を志すが、漫画家、アニメーション作家を生涯の仕事に選んだ。漫画を魅力的な芸術にし、長編アニメシリーズ「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などで日本中の子どもをとりこにした。1989年2月9日、60年の生涯を閉じる。 小森陽一(コモリヨウイチ) 1953年東京都生まれ。東京大学教授、全国「九条の会」事務局長。主な著書に、『ことばの力 平和の力――近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ 小森陽一対談集』(シネ・フロント社)、『あの出来事を憶えておこう 2008年からの憲法クロニクル』(新日本出版社)など。
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千年の読書 人生を変える本との出会い
¥1,980
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『千年の読書』人生を変える本との出会い 三砂慶明 四六判、304ページ 「シェイクスピアはマーロウがいなかったら、マーロウはチョーサーがいなかったら、チョーサーは無名の詩人たちが道を拓き、生のままの粗野な言葉づかいを直していなかったら書けなかった」―ヴァージニア・ウルフ 私たちが何気なく本屋で手に取る一冊は、実は人類の悠久の歴史と地下水脈のようにつながっています。 そして私たちが千年前に書かれた『源氏物語』に共感したり感動したりできるのは、「本」というメディアが存在するからです。 本には人の人生を変えるほどの力があります。俳優を目指していた著者の友人は、サン・テグジュペリの『夜間飛行』を読み、パイロットになることを決意しました。 本書は、人気イベント兼冊子「読書の学校」発起人であり、梅田 蔦屋書店で人文コンシェルジュを務める書店員・三砂慶明氏による、とてもパーソナルで、それゆえに普遍的な、本をめぐる考察。 なぜ、本には人生を変えるほどの大きな力があるのか。 そしてどうしたらそんな本に出会うことができるのか――。 雑誌「サンガジャパン」に2016年から5年間連載した内容を凝縮し、さらに大幅に加筆しました。 「生きづらさ」「働き方」「お金」「食」「幸福」「死」といったテーマで各章を構成。 250冊を超える古今東西のおもしろい本を縦横無尽に紹介する読書エッセイ。 本を通した世界の見方、そして「人生を変える一冊」に巡り合うためのヒントを紹介します。 ◆目次◆ まえがき なぜ人生には本が必要なのか 第1章 本への扉 人生を変える本との出会い 第2章 生きづらさへの処方箋 眠れない夜に読む本 第3章 新しい働き方を探す旅 第4章 「お金」から見た世界 第5章 「おいしい」は味なのか 現代の食卓と料理の起源 第6章 幸福の青い鳥 瞑想と脳と自然 第7章 本から死を考える 死の想像力 あとがき 本との出会いは人との出会い BOOK LIST 三砂慶明(ミサゴヨシアキ) 1982年、兵庫県生まれ。大学卒業後、株式会社工作社などを経てカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社入社。梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。これまでの主な仕事に同書店での選書企画「読書の学校」やNHK文化センター京都教室の読書講座にて「人生に効く!極上のブックガイド」などがある。「WEB 本がすき。」(光文社)などで読書エッセイを連載。本と人とをつなぐ「読書室」主宰。
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【古書】あこがれ荘|ウジェーヌ・ダビ
¥3,500
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『あこがれ荘』 ウジェーヌ・ダビ 鈴木力衛 訳 ※古書です。 ※表紙上部に破れあり。 188mm × 133mm 208ページ 三笠書房 1955年 装丁 佐野繁次郎 『北ホテル』『ルイ坊や』に続く第三作。アンドレ・ジード、マルセル・プレヴォらの賞讃を受けたダビの作品のうちで小説として一番整った形を持っており、内容的にも、副題としてつけられた「えせブルジョア」たちのものの考え方、生態などが精密的に描かれている。
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【古書】近代文学館 : 名著複刻全集 128 日本文化私観|坂口 安吾
¥3,520
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近代文学館 : 名著複刻全集 128 『日本文化私観』 坂口 安吾 ※古書です。シミやヤケががざいますので、状態は写真でご確認ください。 186mm × 132mm 232ページ 目次 日本文化私観 ・日本的といふこと ・俗悪に就て(人間は人間を) ・家に就て ・美に就て 青春論 ・わが青春 ・淪落(りんらく)に就て ・宮本武蔵 ・再びわが青春 FARCEに就て 大井廣介といふ男 ― 並びに註文ひとつの事 ― 文学のふるさと 長島の死 附 エスキス・スタンダール(遺稿) 長島萃
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【古書】春と修羅|宮沢賢治
¥4,180
SOLD OUT
精選 名著復刻全集 近代文学館『春と修羅』 宮澤賢治 關恨書店版 ケース 195mm × 133mm 310ページ 初版発行 大正13年3月25日印刷 大正13年4月20日発行 復刻版発行 昭和47年12月1日印刷 昭和47年12月10日発行 (第2刷)
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私の文学渉猟|曾根博義
¥2,530
『私の文学渉猟』 曾根博義 四六版変形、400ページ 装丁:櫻井久・中川あゆみ(櫻井事務所) 装画:樋口達也(カバー・扉) 夏葉社 とめどない、文学の話、本の話、雑誌の話、昭和の話。 曾根博義先生(1940-2016)は知る人ぞ知る古書マニアです。内澤旬子さんの『センセイの書斎』(幻戯書房)の大トリを飾る塀式の書庫は圧巻で、特に昭和初期のモダニズム関連の書籍・雑誌を集めてらっしゃいました。本書はその曽根先生の遺稿集です。先生は近代文学、なかでも伊藤整を専門とする学者ですが、今回の『私の文学渉猟』では、研究色の強い原稿の収録は避けて、文学、古本探訪、雑誌収集といった、読み物としておもしろい原稿のみを集めました。「索引がこんなに面白くていいのかしら」、「芥川龍之介と宇野千代」、「文芸評論と大衆―昭和三〇年代の評論の役割―」、「『新日本文学全集』と戦争下の出版状況」、「第一書房版『ユリシイズ』の怪」など、大盛りの 48 編収録の読み物アンソロジー。装画は「toji」などで活躍する樋口達也さん。たくさん売れる本ではないと思いますが、文学好き、古書好きのみなさんがきっと喜んでくださる、やや厚めの1冊です。
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第一藝文社をさがして| 早田リツ子
¥2,750
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『第一藝文社をさがして』 早田リツ子 四六版変形、312ページ 装丁:櫻井久・中川あゆみ(櫻井事務所) 装画:小川哲 夏葉社 映画と詩と生け花の本を刊行した、戦前のひとり出版社の評伝。 第一藝文社(1936-44)は主に京都で活躍した戦前の出版社です。社主は中塚道祐。 彼のほかに社員はいませんでした。伊丹万作の最初の本(『影画雑記』、1937)や、アニメーション映画の評論の嚆矢ともいえる今村太平の『漫画映画論』(1941)、杉山平一の詩集『夜学生』(1943)などの名著を刊行した第一藝文社とはいったいどんな出版社だったのか? 著者は遺族に会いに行き、図書館と古書店をとおして、その秘密を時間をかけて、ひとつひとつ解き明かしていきます。 そこにはひとりの編集者と作家たちの出会いがあり、大きな戦争がありました。地味で、無骨で、読み応えのある類書のない評伝。
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星を撒いた街 上林暁 傑作随筆集
¥2,420
『星を撒いた街 』上林暁 傑作随筆集 山本善行 撰 四六判上製 240ページ 装丁:櫻井久(櫻井事務所) 市井の、私の、小さな世界を端正な文章で描き続けた作家、上林曉(かんばやしあかつき)。 そのかなしくて、美しい小説世界。 既刊の撰集、文庫本に収録されていなかった作品のなかから、八編を精選。
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【サイン本】岡野大嗣『音楽』
¥1,980
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『音楽』 岡野大嗣 ※サイン&手書き短歌入りです。 ※画像は初版です。2刷りは背表紙が黄色になります。 ※増刷記念特別シール付きです。 ※サインと一緒に書かれた短歌は全て異なっており、ランダムに発送いたします。 B6変形上製、 120ページ(182mm x 128mm ) 装丁:佐々木暁 「継ぎ表紙」による造本 第2歌集刊行から2年ぶりとなる、待望の第3歌集『音楽』。 収録歌は300首を超えますが、ボリュームを感じるよりも、読後感は、自分だけの名曲にふれたような高揚感に満ちています。 音楽は水だと思っているひとに教えてもらう美しい水 (収録歌より)
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【2刷りサイン本】岡野大嗣『音楽』
¥1,980
SOLD OUT
『音楽』 岡野大嗣 ※サイン&手書き短歌入りです。 ※2刷りは背表紙が黄色になります。 ※増刷記念特別シール付きです。 ※サインと一緒に書かれた短歌は全て異なっており、ランダムに発送いたします。 B6変形上製、 120ページ(182mm x 128mm ) 装丁:佐々木暁 「継ぎ表紙」による造本 第2歌集刊行から2年ぶりとなる、待望の第3歌集『音楽』。 収録歌は300首を超えますが、ボリュームを感じるよりも、読後感は、自分だけの名曲にふれたような高揚感に満ちています。 音楽は水だと思っているひとに教えてもらう美しい水 (収録歌より)
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でも、こぼれた
¥995
SOLD OUT
『でも、こぼれた』 A5判、64ページ 2019年5月6日の文学フリマ東京にて初版300部が2時間足らずで完売した同人誌が復活(3刷目は緑:写真1枚目)。 [執筆者一覧] でこ彦 餅井アンナ こだま 僕のマリ レンタルなんもしない人 高石智一a.k.a.追っかけ漏れ太郎 目次 04 係長とインドのなぞなぞ / でこ彦 18 猫の金玉 / 餅井アンナ 26 ミヤケの身の上話 / こさま 38 健忘ネオユニバース / 僕のマリ 48 なんもしなかったレポート(ロング) / レンタルなんもしない人 56 ふぞろいのパーティ / 高石智一
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寝ないと病気になる|こだま
¥500
SOLD OUT
『寝ないと病気になる』 こだま A5判、24ページ(表紙含む) こだまさんと担当編集高石さんの「往復書簡(DM)」をZINEにしました。 最後にオマケとしてこだまさん撮影の写真が本人コメント付きで載っています。
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団地ブック増刊号1
¥880
SOLD OUT
『団地ブック増刊号1』 チーム4.5畳 A5判、44ページ 2021年 団地愛好家集団による団地マガジンの増刊号。初のフルカラーで過去の人気コーナーも鮮明に登場。グッとくる写真が数多く、ビギナーにもオススメです。団地ファンにとっては永久保存版まちがいなし! 「在りし日の公団住宅と鉄道」けんちん 「給水塔!!劇的ビフォーアフター」UC 「ダンチカメを愛でる」みぃみぃ 「千里竹見台団地 昨日と今日」ヨシナガ 「ツイコリ!BACK TO THE TILE」CAPO 「台湾高層団地」tamazo 「見てきた団地撮って出し!」はたっち 団地愛好家集団 チーム4.5畳 「団地をARTに……」を合言葉に日々団地啓蒙活動をしている団地愛好家集団『チーム4.5畳』。公団住宅や公営住宅を初めとする団地などを撮影・収集・分類し、それらの中でさらに細かい区分(給水塔・ツインコリダー・市街地住宅・ダンメン・アニマルライド)について研究・観賞。その成果を発表することを目的としています。また、団地に関連する音楽やアート作品(絵画・写真・模型等)を発表し、『団地』そのものを『アート』対象として世の中に認知していきます。
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団地ブック 6号
¥550
『団地ブック 6号』 チーム4.5畳 A5判、57ページ 2020 団地愛好家集団チーム4.5畳による団地ブック6号。表紙は、国の登録有形文化財に登録された旧赤羽台団地(建造物)の一部、階段室。この団地に続けとばかりに特集は「赤羽台団地に続け! 私的団地遺産2020」。ひとりひとりの、国宝級愛すべき団地を紹介しています。 「わたしの一枚」 「眷村の集合住宅と日治宿舎を巡る台湾旅」tamazo 「団地間取り列伝1」吉永 「面市へ行こう! ~面開発市街地住宅のたのしみ方~」けんちん 「帰ってきた給水塔ブックレビュー」UC 「マニフィック岡山団地」はたっち 「杜詩キコウの冒険(「PTA会長の憂鬱」外伝)CAPO 「団地 AtoZ」みぃみぃ 団地愛好家集団 チーム4.5畳 「団地をARTに……」を合言葉に日々団地啓蒙活動をしている団地愛好家集団『チーム4.5畳』。公団住宅や公営住宅を初めとする団地などを撮影・収集・分類し、それらの中でさらに細かい区分(給水塔・ツインコリダー・市街地住宅・ダンメン・アニマルライド)について研究・観賞。その成果を発表することを目的としています。また、団地に関連する音楽やアート作品(絵画・写真・模型等)を発表し、『団地』そのものを『アート』対象として世の中に認知していきます。
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団地ブック 2/3合併号
¥1,100
『 団地ブック 2/3合併号』 チーム4.5畳 A5判、106ページ 2019 Vol.02 「わたしの一枚」 「UR賃貸住宅入居 虎の巻」けんちん 「台北の団地探訪記」たまぞう 「給水塔ブックレビュー」UC 「団地A to Z」みぃみぃ 「PTA会長の憂鬱」CAPO 「団地間取り列伝!」吉永健一 「マニフィック岡山団地【知る編】」はたっち Vol.3 「わたしの一枚」 「公団アパートの裏庭遊園地カタログ vol.2」けんちん 「PTA会長の憂鬱」CAPO 「団地間取り列伝」吉永 「団地A to Z」みぃみぃ 「団地桜紀行」tamazo 「マニフィック岡山団地」はたっち 「団地族に現金を売れ!」UC 団地愛好家集団 チーム4.5畳 「団地をARTに……」を合言葉に日々団地啓蒙活動をしている団地愛好家集団『チーム4.5畳』。公団住宅や公営住宅を初めとする団地などを撮影・収集・分類し、それらの中でさらに細かい区分(給水塔・ツインコリダー・市街地住宅・ダンメン・アニマルライド)について研究・観賞。その成果を発表することを目的としています。また、団地に関連する音楽やアート作品(絵画・写真・模型等)を発表し、『団地』そのものを『アート』対象として世の中に認知していきます。
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団地ブック 0/1合併号
¥880
『 団地ブック 0/1合併号』 チーム4.5畳 A5判、84ページ 2016 Vol.00 「わたしの一枚」 「日本給水党員養成ギプス」UC 「私の団地修行」たまぞう 「初心者のための団地講座」けんちん 「団地アイフォノグラフィのすすめ」CAPO 「私の団地用持ち物一覧」UC 「団地A to Z」みぃみぃ 「団地のグルメ」 Vol.01 「わたしの一枚」 「団地トラベラーの記録」たまぞう 「日本給水党員養成ギプス第2回」UC 「PTA会長の憂鬱 其の一(前編)」CAPO 「団地間取り列伝 vol.1」吉永健一 「公団アパートの裏庭遊園地カタログ」けんちん 「PTA会長の憂鬱 其の一(後編)」CAPO 「団地A to Z」みぃみぃ 団地愛好家集団 チーム4.5畳 「団地をARTに……」を合言葉に日々団地啓蒙活動をしている団地愛好家集団『チーム4.5畳』。公団住宅や公営住宅を初めとする団地などを撮影・収集・分類し、それらの中でさらに細かい区分(給水塔・ツインコリダー・市街地住宅・ダンメン・アニマルライド)について研究・観賞。その成果を発表することを目的としています。また、団地に関連する音楽やアート作品(絵画・写真・模型等)を発表し、『団地』そのものを『アート』対象として世の中に認知していきます。
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『みゃーこ湯のトタンくん』トタンTシャツ
¥3,190
SOLD OUT
『みゃーこ湯のトタンくん』トタンTシャツ スケラッコさん描き下ろし、オリジナルTシャツです。 前面に大きくトタンくんがプリントされています。 5.6OZ 4サイズございます。 ●160cm ●M ●L ●XL
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『みゃーこ湯のトタンくん』オリジナル銭湯タオル
¥550
SOLD OUT
『みゃーこ湯のトタンくん』オリジナル銭湯タオル 約330mm × 840mm ふくろう印 綿100%・日本製 スケラッコさん描き下ろし、オリジナル銭湯タオルです。
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【サイン本】みゃーこ湯のトタンくん|スケラッコ
¥1,650
SOLD OUT
『みゃーこ湯のトタンくん』 スケラッコ ※サイン入りです。 ※どんなイラストが入っているかは届いてからのお楽しみです。 A5判、160ページ 装丁:佐藤亜沙美 ◎滋賀にある銭湯「都湯」が監修を担当。銭湯お墨付き! いいお湯沸いてまっせ! ネコの街の銭湯「みゃーこ湯」を営む店主・トタンと、街で唯一の人間・ハラさん。 銭湯のお客さんは……みんなネコ! 風呂掃除して薪で湯を沸かし、今日も明日も商売繁盛。 そんな銭湯での日々のおはなし。 『盆の国』『バー・オクトパス』などで注目を集める漫画家・スケラッコの最新作は、ネコ×銭湯×小商い! ちょっと不思議でやさしい、心もからだもあたたまる銭湯ネコマンガが誕生です。 目次 第1話 街の銭湯 第2話 ウチで働いてみーひん? 第3話 みゃーこ湯の1日 前編 第4話 みゃーこ湯の1日 後編 図解!みゃーこ湯のしくみ 第5話 はじめての銭湯 第6話 サウナ事情 第7話 優しい態度には裏がある 番外編 スーパー銭湯 第8話 いちにちマルシェ 第9話 定休日は大忙し 第10話 なんで銭湯やってんですか? 第11話 年に一度の盆踊り 第12話 そんな日もある 番外編 電気風呂 第13話 絶景、煙突掃除 第14話 帰るべき場所 第15話 大晦日の夜 第16話 すごく暖かい日に 最終話 もうひとつのみゃーこ湯 スケラッコ 京都在住。漫画家。著書に『盆の国』『しょうゆさしの食いしん本スペシャル』(以上、リイド社)、『バー・オクトパス』(竹書房)、 絵本『 マツオとまいにちおまつりの町』(亜 紀書房) など。銭湯では電気風呂と水風呂が好き。
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にぬき・ビール・デマエ おまちどう!
¥605
SOLD OUT
『にぬき・ビール・デマエ おまちどう!』 スケラッコ A5判 本文モノクロ34ページ 紫のネコ、にぬき。.、ビールのビールくん、会社員のデマエちゃん。 夏の終わり、3人はどのように過ごしているでしょうか。 2014年発売の漫画、7年ぶりに復刊!
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にぬき・ビール・デマエ またきたよ!
¥715
SOLD OUT
『にぬき・ビール・デマエ またきたよ!』 スケラッコ A5判 本文モノクロ48ページ 紫のネコ、にぬき。.、ビールのビールくん、会社員のデマエちゃん。 2020年、なんだか世の中変わってきた・・・ 3人はどのように暮らしているのでしょうか? 7年ぶりの新作!
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台南くいしんぼ旅
¥495
SOLD OUT
『台南くいしんぼ旅』 文・写真 ねこざ / 絵・スケラッコ A5サイズ 16ページフルカラー 中綴じ製本 母と娘(スケラッコ)が台南旅行に行った8日間の旅のお話です。
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ベトナム中部くいしんぼ旅
¥605
SOLD OUT
『ベトナム中部くいしんぼ旅』 文・写真 ねこざ / 絵・スケラッコ A5サイズ 24ページフルカラー 中綴じ製本 ダナン、ホイアン、ベトナム中部への母と娘(スケラッコ)10日間の旅の記録。
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イランくいしんぼ旅
¥605
SOLD OUT
『イランくいしんぼ旅』 文・ねこざ / しょせん 絵・スケラッコ A5サイズ 24ページフルカラー 中綴じ製本 2013年秋、ツアーでは出来ないイランの人々と生活に触れあう母と娘(スケラッコ)2週間の旅の記録。
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スケラッコシール ハーフサイズA
¥880
SOLD OUT
『スケラッコシール ハーフサイズA』 1シート175mm × 250mm スケラッコのイラストシールです。 表面はPP加工しています。
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スケラッコシール ハーフサイズB
¥880
SOLD OUT
『スケラッコシール ハーフサイズB』 1シート175mm × 250mm スケラッコのイラストシールです。 表面はPP加工しています。
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【サイン本】しょうゆさしの食いしん本
¥680
SOLD OUT
『しょうゆさしの食いしん本』 スケラッコ ※サイン入りです。 ※どんなイラストが画かれているかは届いてからのお楽しみです。 B6判 160ページ おいしいものを食べるのが好き!おいしいものを作るのがとっても好き!! マンガ家・スケラッコが贈る、食べて食べて食べまくるおいしい食エッセー! 誰でも作れる簡単レシピもご紹介しちゃいます!
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【サイン本】マツオとまいにちおまつりの町
¥1,760
SOLD OUT
『マツオとまいにちおまつりの町』 スケラッコ ※サイン入りです。 ※どんなイラストが画かれているかは届いてからのお楽しみです。 A4判、32ページ 『盆の国』『大きい犬』でおなじみの人気漫画家による初の絵本作品! 学校帰りのマツオが迷い込んだのは、毎日毎日ずっとお祭りをしている「おまつりの町」。今日は「クラタさん」がごきげんでクネクネしてるから、それを祝ってのお祭りです。しゃてき、お面屋さん、おみこし、おいしい屋台……不思議な仲間たちが遊ぶ、にぎやかで楽しい世界へ、ようこそ。 スケラッコ 漫画、イラストを描いています。 盆踊りが好きです。京都在住。 漫画作品に『盆の国』(「このマンガがすごい!2017」オトコ編第20位)『大きい犬』(「このマンガがすごい!2018」オンナ編第9位)『平太郎に怖いものはない』前後編(いずれもリイド社)、『しょうゆさしの食いしん本』(芳文社)。「まんがライフオリジナル」(竹書房)にて『バー・オクトパス』を連載中。
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【平山昌尚】2022年カレンダー 5枚入りステッカー
¥550
SOLD OUT
『2022年カレンダー 5枚入り』 平山昌尚 2022年のカレンダーですが、2033, 2039, 2050, 2061, 2067, 2078, 2089, 2095, 2101, 2107, 2118…のカレンダーとしてもお使いただけるすぐれものです。
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【白根ゆたんぽ】クリアファイル
¥500
SOLD OUT
『A5クリアファイル』 白根ゆたんぽ 横153mm × 縦220mm
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【白根ゆたんぽサイン入り】LOOSE SUMMER 2TONE GIRLS
¥4,800
SOLD OUT
『LOOSE SUMMER 2TONE GIRLS』 白根ゆたんぽ ※サイン入りです。サインはマジック書き、鉛筆書きの2種類ありますが、お選びいただくことはできません。 縦210mm × 横149mm 34ページ 表紙が活版印刷、中のページがリソグラフ2色印刷でリング綴じでサインとスタンプが押されております。
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【白根ゆたんぽ】CUTE or CUTE?
¥1,500
SOLD OUT
『CUTE or CUTE?』 白根ゆたんぽ 縦150mm × 横110mm 52ページ 2021年10月 500部発行 2022年10月 100部発行 個展「かわいいものとそうでないもの」の全展示作品を収録。
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【白根ゆたんぽ】裸と景カラーステッカー 赤
¥400
SOLD OUT
『裸と景カラーステッカー 赤』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦5.4cm×横6.4cmです。
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【白根ゆたんぽ】おてあげステッカー
¥400
SOLD OUT
『おてあげステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦8.5cm×横6.2cmです。
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【白根ゆたんぽ】今これステッカー
¥400
SOLD OUT
『今これステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦8.4cm×横4.7cmです。
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【白根ゆたんぽ】ただの9月ステッカー
¥400
SOLD OUT
『ただの9月ステッカー』 白根ゆたんぽ 一番大きな箇所のサイズは、縦8.2cm×横4.5cmです。
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ロシアの装丁と装画の世界
¥1,320
SOLD OUT
『ロシアの装丁と装画の世界』 サイズ: 148mm × 210mm ページ数: 128ページ 無線綴じ(ソフトカバー)/カバー付き カバー / 本文: オフセット印刷 表紙と見返しの図版のみで構成されています。 本のタイトル、著者名、画家名、発行年などの文字情報の記載は一切ありませんのでご注意ください。 ■図版掲載数:278点 < 内訳 > ・表紙(裏表紙、背表紙含む):200点 ・見返し:78点
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Close Your Ears / 耳をとじて|杉本さなえ
¥4,180
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『Close Your Ears / 耳をとじて』 杉本さなえ Sanae Sugimoto サイズ|185mm × 250mm 頁数|56ページ 製本|上製本(ハードカバー、背クロス、背継ぎ表紙) 印刷|孔版印刷(2色リソグラフ) 加工|箔押し(表紙・背表紙) 言語|日本語 / 英語 <手製本について> この作品集は、一つ一つ美篶堂さん(製本所)がほぼ手作業で製本されています。 杉本さなえさんの2016年~2017年頃に描かれた作品27点を掲載しています。 杉本さなえさんは、墨汁の墨と朱の2色で絵を描いています。 杉本さんの絵を眺めていると、その奥に広がる物語を感じたり、行ったことのない異国を旅しているような、どこか懐かしいきもちになったりしては、時間を忘れてその世界に吸い込まれてしまいます。
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とおのちいさなとびらのむこう|中村まふね
¥2,200
『とおのちいさなとびらのむこう』 文 / 画|中村まふね ■サイズ:183mm × 132mm ■ページ数:42ページ ・一冊ずつ手製本で製作しておりますので、若干の個体差があります。 ・表紙カバー|シルクスクリーン印刷(2色) ・本体表紙|リソグラフ印刷 ・本文|オフセット印刷 10篇の短いお話と絵が入ってます。
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わたしはしらない|まつむらまいこ
¥2,200
SOLD OUT
『わたしはしらない』 まつむらまいこ 15.0cm ×15.1cm 54ページ 製本 : 並製本(手製本) ※ソフトカバー 表紙印刷 : 孔版印刷(リソグラフ) ※手貼りの紙:特色オフセット印刷 本文 : オフセット印刷 誰にでもしらないことはたくさんある。
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どうぶつせけんばなし|出口かずみ
¥1,650
SOLD OUT
『どうぶつせけんばなし』 出口かずみ 18.2cm×13.2cm 48ページ オフセット印刷 ソフトカバー 出口かずみさんが猫に読み聞かせるために書かれた9つの短いお話。
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出口かずみ画集 小八
¥2,530
SOLD OUT
出口かずみ画集『小八』 出口かずみ 176mm×174mm、56ページ オフセット印刷 ※特色一色 ハードカバー(上製本 / クロス装) 出口かずみさん初の画集です。 出口さんと一緒に暮らす猫「小八」の思いを想像し、描いた作品集。 いつもと違う雰囲気で描いていますが独特の視点は 相変わらずです。
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いちにのさん|きくちちき
¥2,860
『いちにのさん』 きくちちき 153mm × 257mm 24ページ ・ハードカバー(カバーなし) ・表紙:シルクスクリーン印刷 ・本文:特色4色オフセット印刷(見返しを合わせると特色5色) ・背表紙:箔押し(背クロス)
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【サイン本】WHAT GOES ON|キングジョー(King Joe)
¥3,300
SOLD OUT
画集『WHAT GOES ON』 キングジョー(King Joe) ※サイン入りです。 ※イラストはそれぞれ異なっており、ランダムに発送いたします。 サイズ: 210mm × 148mm 224ページ ソフトカバー 2007年、時代に先駆けて発売された手描きレコードジャケット画集『SINGLES GOING STEADY』から14年、キングジョーによる手描きフライヤー画集『WHAT GOES ON』発売! ジョーが手がけた、四半世紀を越えるイベント告知フライヤーのうち、現存するものをあますところなく収録!! ロック/パンクのアートワークや映画・アニメ・漫画・テレビ・小動物ほか、目についたあらゆるものを題材としたイベント告知フライヤーの数々・・・「デジタル」や「テクノロジー」、「効率」や「費用対効果」等の言葉に中指立てたパンクスDIY精神が放つ圧倒的ドローイングのパワー、すなわち「ドRAW POWER」が炸裂! 「ストゥージズ、ルー・リード、ストーンズ、ラモーンズ,ジョナサン・リッチマン、ゴリーズ、ザ・ヘア、THE 5.6.7.8'S、ギターウルフ、ルースターズ、シナロケ、RC、その他無名のガレージパンカーたち・・・何かにつけてもじりたくなるし、ちなみたくなる。(中略)10代で出会ってしまったロックを未だにず~っとひきずってるのだ。忘れるなんてできっこない・・・誰にも!」 - キングジョー(本書後書きより) 著者本人による、自らの行動原理を綴った後書きも必読!! 変わることのない初期衝動と愛を燃料に、独自の(原始的)手法で描かれたイベントフライヤー172枚・・・FOR ALL TOMORROW’S PARTIES!
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【サイン本】黄色い太陽 Burning Drop|小浪次郎
¥7,150
SOLD OUT
『黄色い太陽 Burning Drop』 小浪次郎 ※サイン入りです。 ※ 小浪次郎さんが撮影したNYで発行されているファション誌『HOMMEGIRLS』とカルバンクラインがコラボした限定のフリーペーパー『HOMMEGIRLS PAPER』。(275mm × 209mm、24ページ)をお付けします。 A4判変型、304ページ 写真家、小浪次郎最新作品集。 世界中が注目する才能が写し出す父、故郷、ニューヨーク、そして家族。 フレームに収めた静謐の先に広がる美しい日常の世界。 多くのファッションブランドとの協業で、世界中のクリエイターから注目される写真家、小浪次郎が満を持して発表する渾身の豪華版作品集。キャリアのほとんどをかけて撮り続ける、パーソナルでセンシティブな作品群を一望できる集大成。限定冊子「父をみる」でも一部発表された出身地の八丈島と父、現在活動の拠点とするニューヨークと家族の物語性がスチルを通して普遍世界の在り様を写しとる。
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CAMP|石川竜一
¥3,630
SOLD OUT
『CAMP』 石川竜一 横364mm × 縦273mm 78ページ ソフトカバー(スリーブケース入り) デザイン:田中貴志 2014年に写真集『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』を同時刊行して鮮烈なデビューを飾り、その年の木村伊兵衞写真集を受賞した新進気鋭の写真家・石川竜一。生まれ育った沖縄を真っ直ぐに切り取った写真は見る者に強烈な印象を残しました。 本書では、これまで被写体としてきた沖縄の街から離れ、本州の山地2か所で最小限の装備だけを持ち食料は現地で調達する「サバイバル登山」を敢行。大自然の中に身を置き、撮影した写真45点を収録。 次々に不測の事態が起こるなかで、石川竜一の心を捉え、シャッターを切らせたものは何なのか?
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MY BEUTYFULL LYFE|Davide Sorrenti
¥15,400
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『MY BEUTYFULL LYFE』 Davide Sorrenti ※「DOCUMENT』Issue No.13 F/W 2018のラストを飾ったGray Sorrentinoのファッションページ17ページをお付けいたします。 hardcover 160 pages 240mm x 310mm、160ページ ハードカバー 1,500部限定 IDEA 2021年 イタリア人ファッションフォトグラファー、ダヴィデ・ソレンティ(Davide Sorrenti)の作品集。1995年から1997年の間にかけて撮影されたファッション・フォトグラフィーを収録した一冊。作者の母親、フランチェスカ・ソレンティ(Francesca Sorrenti)が編集とデザインを手がけて「IDEA」から刊行された。既に絶版となっている『 ArgueSKE 1994-1997』(2019)、『Polaroids』(2020)に続く同出版社から3冊目の作品集となる。 本書は、ファッション界における作者のずば抜けて魅力的な作品群をまとめたモノグラフである。『 ArgueSKE』や『See Know Evil』で見られるようなお馴染みのドキュメンタリー形式のイメージと少し重なる部分もあるが、本作のほとんどが今まで語られてこなかった、もしくは人目に触れてこなかったストーリーである。 「 編集者、クリエイティブディレクター、スタイリスト、ヘア & メイクアップ アーティスト、そしてもちろん、ダヴィデのヴィジョンを支えてきた全ての友人、家族を含む、彼の隣で一緒に仕事をしてくれた全ての美しい方々に捧ぐ。伝説は決して死なない。」-本書献辞より 兄のマリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)がそうであったように、作者は古典的なファッション・フォトグラフィーの美学の中で仕事をすることができた。本書には、90年代の感性で撮影されたものであるにも関わらず、今見ても驚くほど美しくエレガントなイメージが詰まっている。一方で、非常に多くの写真、とりわけメンズストーリーも撮影されており、それはまるでストリートから一歩も離れていないようでもあった。似つかわしくないモデルが、自身の服ではないにしても、自分のものであるかのように着ている。本書は作者の写真で埋め尽くされている他、雑誌の切り抜きや自身のノートも掲載されている。
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【サイン本】天使日記
¥2,420
SOLD OUT
『天使日記』 寺尾紗穂 ※サイン入りです。 ※特典ペーパー『締め切りの日』付きです。 四六判 縦194mm × 横138mm 320ページ 自分の中の子供。目に見えぬもの。聞こえない声。長女が天使に出会った日から始まった、まぼろしのようでいて、確かな日々の記録。 唯一無二の音楽家・文筆家による言葉の到達点。エッセイ49編。 「目に見えるもの以外あるわけない、という断定は、シュタイナーが説いたように理想主義の否定でもある。人が今あるもの、手でつかめるものしか信じられなければ、愛がいったい何であるかも捉えることはできないし、世界をより良く変えていくこともできない。自分には聞こえていない声があり、見えていない世界があるかもしれないと振り返ること、まっさらな心で自然に向き合い、人に向きあうこと。現代を生きる私たちがそれを忘れ、何かに流されるように生きているのだとしたら、立ち止まりたいと思う。そのことにすでに気づいた人々にならって、私は人と一緒に生きたい、と思う」(「あとがき」より) 目次 Ⅰ 子供でいること 北へ向かう スーさんのこと 目に見えぬものたち 歌とジェンダー 遠くまで愛す 霧をぬけて 闇と引力 天使日記 Ⅱ あくたれラルフ 馬ありて タレンタイム モンゴル民謡 それでも言葉は優しくひびいて 聞こえざる声に耳を澄まして 市子さんとモランのこと おあずけの抒情 矢野顕子の童謡 異端者の言葉 ブラジル移民をめぐって――水野龍からブラジル版五木の子守唄まで パラオ再訪 Ⅲ 山形 カブのわらべうた/吉野 大蔵神社/飯塚 炭鉱の光/足柄 金太郎の周辺/赤穂 海を眺めて/札幌 父の残像/福岡 降り止まぬ雨/今村 キリシタンの教会にて/本郷 アイヌと大神/滋賀 「売国」という言葉/会津 たよりないピアノを前に/名古屋 再会/私への旅/周防大島 尊厳と能動性/東京 ここには居ない誰かについて/ソウル こんなところで子供を産めない/大阪 「あかるさ」へ向かう/阿賀 新潟水俣病/鎌倉 墓参り前後のこと/金沢 ローレンス/阿賀 富と貧しさ/パラオ ひとまずおく/札幌 奥井理ギャラリー/モンゴル シベリアマーモット/玉川上水 あるダンサーの話/長島 愛生園/東京 山谷ブルース/大阪 そのままを認める/東京 コロナ あとがき 寺尾紗穂(テラオ サホ) 音楽家。文筆家。1981年11月7日東京生まれ。大学時代に結成したバンドThousands Birdies' Legs でボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年4月、ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム『御身』(ミディ)が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。林宣彦監督作品『転校生 さよならあなた』(2007年)、安藤桃子監督作品『0.5ミリ』(2014年/安藤サクラ主演)の主題歌を担当した他、CM、エッセイの分野でもなど活躍中。新聞、ウェブ、雑誌などで連載を多数持つ。2009 年よりビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」を主催。坂口恭平バンドや、あだち麗三郎、伊賀航と組んだ3ピースバンド「冬にわかれて」でも活動中。2021年、「冬にわかれて」および自身の音楽レーベルとして「こほろぎ舎」を立ち上げる。 著書に『評伝 川島芳子』(2008年3月/文春新書)、『愛し、日々』(2014年2月/天然文庫)、『原発労働者』(2015年6月/講談社現代文庫)、『南洋と私』(2015年7月/リトルモア)、『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』(2017年8月/集英社)、『彗星の孤独』(2018年10月/スタンド・ブックス)、編著に『音楽のまわり』(2018年7月/音楽のまわり編集部)がある。 2006年3月 1st ミニアルバム『愛し、日々』(MS Entertainment)発表 2007年4月 2nd アルバム『御身onmi』(ミディ)発表 2007年6月 1st シングル『さよならの歌』(ミディ)発表 2008年5月 3rd アルバム『風はびゅうびゅう』(ミディ)発表 2009年4月 4th アルバム『愛の秘密』(ミディ)発表 2010年6月 5th アルバム『残照』、2nd シングル『「放送禁止歌」』(ミディ)発表 2012年6月 6th アルバム『青い夜のさよなら』(ミディ)発表 2015年3月 7th アルバム『楕円の夢』(P ヴァイン・レコード)発表 2016年8月 アルバム『私の好きなわらべうた』(P ヴァイン・レコード)発表 2017年6月 8th アルバム『たよりないもののために』(P ヴァイン・レコード)発表 2020年3月 9th アルバム『北へ向かう』(P ヴァイン・レコード)発表 2020年11月 アルバム『わたしの好きなわらべうた2』(P ヴァイン・レコード)発表
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解きたくなる数学
¥1,980
『解きたくなる数学』 佐藤雅彦 / 大島遼 / 廣瀬隼也 B5変型判 縦227mm × 横155mm 134ページ あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーが、これまでにない数学問題集を作りました。そこには、ひと目で心を奪われる問題ばかり。数学が苦手な人も得意な人も、魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。論理の組み立てが学べ、思考のジャンプが身につきます。考える楽しさを求める中学生以上のすべての方へ。
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ちょっと踊ったり すぐにかけだす|古賀及子
¥1,650
SOLD OUT
『ちょっと踊ったり すぐにかけだす』まばたきをする体の2020年8月から2021年4月 古賀及子 A5判、174ページ 装丁:奥山史歩 はてなブログとnoteでまいにち更新中の日記「まばたきをする体」の2020年8月~2021年4月の更新分からご好評回をよりぬいて掲載しました。 古賀及子(こが・ちかこ) 1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。 2004年よりデイリーポータルZ参加。2005年より同編集部所属。 納豆を1万回まぜたのは私です。 中学生の男と小学生の女の子どもがいます。 好きなものはEDMとローソク足とコンテンポラリーダンスです。 まばたきをする体(まばたきをするからだ) 2018年10月後半よりほぼ毎日更新の日記です。 2000年くらいからホームページ→ブログとして運用してきましたが、2018年から日記ブログになりました。 noteとはてなブログに同じものを投稿しています。 おもな登場人物: 私(わたしです)、息子、娘、友人たち、上司や同僚 ※子どもたちの父親は山にこもり暮らしており普段は登場しません。たまに出てきます。 更新はTwitter(@eatmorecakes)でご案内しています。バックナンバーもTwitterで紹介しています。 Instagram(eatmorecakes)もあるよ!
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『mahora』第4号
¥4,180
太古から続く歴史や文化、秘跡や里山に残された光景、日々の暮らしやアートなど、さまざまな領域を”美”という情緒でつなぐ本、『mahora』です。 『mahora』第4号 判型=四六判変形 頁数=144頁 発行=八燿堂 編集/発行人=岡澤浩太郎 結び監修=関根みゆき デザイン=須山悠里 カナダの小さな島の森の暮らしにたどり着いた、歌手・UAさんのインタビューのほか、命と命のこれからの姿を提唱する医師・稲葉俊郎のインタビュー、大病との日常を支えた植物療法などを綴った写真家・花代のフォトエッセイ、総数2万点を超えるアマゾンの人々の民具を集めた山口吉彦さんのコレクションなど、今号も充実した内容になりました。 カバーは前号と同じく黄土でつくられた天然顔料をシルク印刷し、今号は「にな結び」と呼ばれる結びを白い紐で施しました。一冊ずつ風合いの異なる本に仕上がっています。 ■目次 [新連載]Memoriae 第一回 パピーとコロラドハムシとトウゴマ ジョアンナ・タガダ・ホフベック=文・アートワーク 金沢みなみ=翻訳・編集協力 絶望、のち、島暮らし UA=インタビュー いのちといのちの、これから 稲葉俊郎=インタビュー フォレストガーデン――すべての命が豊かな場所 大村淳=談 アイ・アム・スティル・アライブ――病との3000日の日常から 花代=文・写真 生と美の遺産――アマゾン先住民の「共生」 山口吉彦=インタビュー 山本康平=写真 誰もが自分を生きるために NVC――非暴力コミュニケーションから 鈴木重子・安納献・ソーヤー海=インタビュー 石徹白(いとしろ)――命がつらなる風景 平野馨生里=文 本が残る/本を残す――本の歴史と修復の現場から 岡澤浩太郎=取材・文 [連載]食と芸術についてのノート 第四回「いただきます」の神話学 石倉敏明=文 [今号の結び]にな結び 関根みゆき=文 編集後記 寄稿者プロフィール
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【サイン本】叡智の鳥
¥1,760
SOLD OUT
『叡智の鳥』 川瀬慈 ※サイン入りです。 四六変型判 縦188mm × 横110mm 118ページ 川瀬慈第一詩集。アジスアベバ、伊江島、読谷村……、ストリートで、街の片隅で、森の奥で……。悲惨を刻む世界の底から、言葉が、祈りが立ち上がる──映像人類学者による詩的感応による世界の創造 目次 叡智の鳥 ドンチョ靴磨きの少年とベル 獣 天女の歌に誘われて 太陽の場所 光のモノガタリ 歌の精 潜れ! 世界が乱れ咲くまで ハラールの夢想 バー・マレブ ストリートはどこまでものびていく くろうたどりのさえずりに あとがき 初出 川瀬慈(カワセイツシ) 一九七七年生まれ。映像人類学者。国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。アフリカ、主にエチオピアの吟遊詩人、楽師たちの研究を行う。同時に人類学、シネマ、アート、文学の交差点から叙述と語りを探求する。制作した映像作品は各国の主要な民族誌映画祭において紹介されてきた。近年はアフリカのストリートで採集した音を流しながら、 自作の詩を朗読するというパフォーマンスを各地で行っている。主な著作に『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きるものたち』(音楽之友社、2020年)、『あふりこ フィクションの重奏/遍在するアフリカ』(編著、新曜社、2019年)、『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年、第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)。
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【サイン本】あふりこ フィクションの重奏/遍在するアフリカ
¥2,640
『あふりこ』フィクションの重奏/遍在するアフリカ 川瀬慈 編著 ※川瀬さんのサイン入りです。 四六判、344ページ 豊饒な神話たちが、呼吸し、思考し、増殖する。 ストリートで、海辺で、高層ビルの陰で、農家のガスランタンの前で、豊饒な神話たちは、むこうからこちらにリーチしてくる。それらとの濃密な交感を通し、自己の輪郭をぼやかされ、他者との境界を溶解させられる瞬間。神話の生命と熱量に押されせかされ、我々はまた身振り手振りを交えて、物語り始めるのだ。 アフリカ各地の「物語」をフィールドワークし、色・光・音・匂い・静寂・気配を描きながら、現実と歴史を多層化させ、世界の息遣いと知的可能性に大胆に迫る。川瀬ほか気鋭の人類学者4名(村津蘭/ふくだぺろ/矢野原佑史/青木敬)が拓く<芸術・映像人類学>の革新的かつ流麗にしてデモーニッシュな地平。写真多数収録。 「アフリカを対象に研究を行う人類学者による物語の試み、イマジネーションとの共犯、フィクションの重奏。本書を通して、地図上のアフリカとは異なる、新たな世界をたちあがらせ、そこに生命を吹き込んでみせよう。その世界の脈動は、今、ここにたしかに存在するのである」(本文より) 川瀬慈(カワセイツシ) 1977年、岐阜県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了後、 マンチェスター大学グラナダ映像人類学センター研究員を経て、現在、国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。専門は映像人類学、民族誌映画。2001年より、アフリカ、主にエチオピア北部の地域社会で活動を行う吟遊詩人、楽師たちの人類学研究を行い、同時に人類学、シネマ、現代アートの実践の交差点から、映像、写真、音を用いた話法を探究。著書に『ストリートの精霊たち』(2018年、世界思想社、第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)、共編著書に『見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!――映像人類学の新地平』(2006年、新宿書房)、『フィールド映像術』(2015年、古今書院)、『アフリカン・ポップス!――文化人類学からみる魅惑の音楽世界』(2015年、明石書店)。映像作品に「Room 11, Ethiopia Hotel」(イタリア・サルデーニャ国際民族誌映画祭にて「最も革新的な映画賞」受賞)、「ラリベロッチ―終わりなき祝福を生きる」、「精霊の馬」など。
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佐渡に暮らす私は
¥2,200
『佐渡に暮らす私は』 佐渡に暮らす私は ※表紙の写真は100パターンがランダムで封入されています。 商品画像とは異なる写真が入っていることがあります。 写真をお選ぶいただくことはできませんので、あらかじめご了承ください。 横156mm × 縦231mm 105ページ 第二版 500部発行 撮影・執筆 新潟県立佐渡総合高等学校 企画・監修 田口康大 アートディレクション・デザイン 伊藤裕 撮影 小倉快子(BOOKS f3) この本は、新潟県立佐渡総合高校1年生の「産業社会と人間」という授業からうまれたものです。 自己の将来の生き方や進路について考えることが目的の授業において、生徒たちが、働くことや暮らしについて、身近な人に話を聞き、自身の手でまとめ、それを記録として残しました。 本書には、96名の人々のさまざまな生き方が記されています。とても多様な「佐渡で暮らす私」がいることの豊かさを感じていただけたら幸いです。 出版社より
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与論の日々
¥1,650
『与論の日々』 鹿児島県立与論高等学校 ※齋藤陽道 撮影「ゆんぬの日々」収録 横182mm × 縦243mm 176ページ 1,000部限定 カバー写真撮影:齋藤陽道 執筆・撮影:鹿児島県立与論高等学校 企画・監修:田口康大 アートディレクター:吉村雄大 与論島という小さな島にも、それぞれの時間を過ごし、それぞれの暮らしを生きる人がいます。何ものにも代えることができない、いくつもの、唯一の日々がそこにはあります。この本には48名の日々のひとこまが記されています。 本書は、鹿児島県立与論高等学校の授業からうまれたものです。48名の生徒ひとりひとりが話を聞いてみたいと思う人にインタビューをし、撮影・執筆したものが中心となっています。 出版社より
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魂の形式 コレット・マニー論
¥2,420
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『魂の形式 コレット・マニー論』 中村隆之 四六判並製、256ページ 没後約四半世紀、今なお熱狂的なファンを持つフランス音楽史上最も偉大な歌手コレット・マニーの評伝、入門書にして世界初の研究書。コレット・マニーとは誰か――歌詞、インタビュー、著述等のテクストを考察し、一人の人間がいかにしてほかならぬその人となったのかを明らかにする。社会的強者が作り出す基準から著しく逸脱するコレット・マニーの声は、「鉱山労働者、移民労働者、第三世界の民衆、黒人奴隷、女性、性的少数者、知的障害の子、家畜化された動物や無数の海鳥が形成する無名の共同体の声」となり、周縁的存在の集合が音楽的自由に直結する稀有な芸術形式、魂を揺さぶるマイナー音楽となる。 「ウーム・カルスーム? ビリー・ホリデイ? 美空ひばり? マリア・カラス?……そう、たしかに彼女らは偉大だったかもしれない。しかし、それはそれぞれの限られたジャンルの中での表現のレヴェルにおいて、たかだか歌い手として偉大だったにすぎない。だが、コレット・マニーは決定的に違う。それは、歌の表現云々以前の、音楽をする行為自体において、既に全く違う次元にあるのだ。」 ――大里俊晴 ▼目次 ●序章 コレット・マニー研究とは何か 問題の所在 方法論 先行研究と資料 本書の構成 ●第一章 フランスのブルーズ歌手(1926–63年) テレビのなかの「スター歌手」 歌手を目指すまで デビュー――オーディション、ミレイユとの出会い オランピア劇場 最初のEP盤《メロコトン》 ショービジネス界からの訣別の意味するもの ●第二章 政治的シャンソンはフリーを目指す(1963–67年) 政治的シャンソンの時代へ 最初の政治的EP盤《キューバ万歳》 《チュイルリー宮》に仕掛けられた爆弾 フランス最初期のフリージャズ・レコード《すべて終わり》 さらなる表現の前衛へ――ビュラビュラ、アルトー、ジャバウォッキー ●第三章 「六八年五月」からブラックパンサー党との共闘へ(1967–72年) 孤独と連帯 ベトナムとの連帯 マニーの〈六八年五月〉 《火とリズム》と黒人差別への怒り ブラックパンサー党に捧げたアルバム《レプレッション》 ルポルタージュとしての歌――フランス北部の炭鉱労働者とスペイン・バスク地方の神父のために ●第四章 政治主義の彼方へ(1972–79年) 政治的であるよりも人間的であること 北アフリカの移民労働者に捧げたアルバム《ペニャ・コンガ》 チリ支援のためのヌエバ・カンシオン 政治主義との訣別とフリージャズを通じた再生 マニー作品の極点《顔゠村》 イスラエル/パレスチナ問題に捧げた音楽劇 障害を抱える子たちの声、この子たちの呟きを歌にすること ●第五章 自由であり続ける、最後の日まで(1979–92年) 妥協なき表現の探究 「わが兄」アルトーへの愛 スタンダード・ナンバーに託されたカミングアウト 《ケヴォーク》あるいは馴致不能のホロホロ鳥 いくつかの断片 アンコールとしてのラストアルバム《未発表曲集 九一年》 ●終章 魂の形式 ●あとがき ●ディスコグラフィー ●主要参考文献 ●人名索引 中村隆之(なかむらたかゆき) 早稲田大学法学学術院准教授。東京外国語大学大学院博士後期課程修了。フランス語圏を中心とする環大西洋文学、広域アフリカ文化研究、批評と翻訳。著書に『野蛮の言説』(春陽堂書店)、『エドゥアール・グリッサン』(岩波書店)、『カリブ-世界論』(人文書院)、訳書に『ダヴィッド・ジョップ詩集』(夜光社)、エドゥアール・グリッサン『痕跡』(水声社)、解説にオレリア・ミシェル『黒人と白人の世界史』(明石書店)などがある。 コレット・マニー Colette Magny (1926-1997) 1926年フランスのパリ生まれの歌手。36歳でプロ・デビューし、フランス初の「真のブルーズ歌手」として注目を集める。1963年にCBSからリリースした〈メロコトン(Melocoton)〉がヒットし一躍スター歌手の座へ登りつめるが、すぐに商業主義と決別してル・シャン・デュ・モンドへ移籍。「シャンソン・アンガジェ(政治参加の歌)」の代表的歌手となる。その後ディエゴ・マッソンやアンドレ・アルミュロなどの現代音楽作曲家、フランソワ・テュスクやグループ・ダーマなどのフリージャズ・ミュージシャンとの共同作業によって、実験性と政治性を兼ねたアルバムを発表していく。歌、語り、叫び、呻きを混ぜ合わせた唯一無二のスタイルで、アントナン・アルトー、チェ・ゲバラからルイス・キャロルまで、ジャズ、ブルーズから子守唄までを自家薬籠中のものとした。1997年没。
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かめれおん日記
¥1,870
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『かめれおん日記』灯光舎 本のともしび 中島敦 山本善行 監修 B6変型判 縦183mm × 横123mm 112ページ、上製 小品をもって、作者や作品との出会い、本との出会いの場へと誘う「灯光舎 本のともしびシリーズ」第3弾は中国の古典世界を材にした『山月記』や『李陵』などを描いた作家・中島敦の作品3編をお届けします。 パラオ滞在中に出会った島民の女性をユーモラスに親しみあるまなざしで描いた「マリヤン」、ある南の島に伝わったとされる昔話を題材に描いた「幸福」、そしてタイトルとなった「かめれおん日記」を収録。自身の望まぬ環境と喘息の持病に悩むある教師が、突然生徒から渡されたカメレオンを飼育することになる。その珍奇な小動物の観察から、「自身への呵責と省察」が思索的に展開し、現実と内面の世界を往還する。環境に適応できずに衰弱する「かめれおん」と何とか今の状況から脱却を試みる人間が鮮明に描かれる。 南島の自然や人々への愛情あるまなざしと自身の内面をえぐる鋭い観察に加えて、時にシニカルとユーモアを漂わせて精彩をはなつ作品たちをお届けします。また、中島敦の妹・折原澄子氏によるエッセイ『兄と私』を収録。兄・中島敦との想い出と人柄をていねいに描くみごとな文章も必見。 「灯光舎 本のともしび」創刊 人々の心に染み入る作品を取り上げ、小品仕立ての書籍にしてお届けする「灯光舎 本のともしび」。書物の愛好家はもとより、作者や作品ないしは読書そのものへの入り口にしてほしいという想いのもと、「小品」をコンセプトに素朴で味わいのある佇まいで、刊行いたします。 撰者には、書物エッセイストで京都銀閣寺に店を構える古書善行堂店主・山本善行氏を迎え、シリーズとしての発刊を目指します。 目次 ・マリヤン ・幸福 ・かめれおん日記 ・兄と私 ・撰者あとがき 版元から一言 内容紹介で書いたように、「山月記」とは少しちがった中島文学の魅力をお伝えできるのではないかと思います。 そして、中島敦の妹・折原澄子さんのエッセイ『兄と私』を収録させていただくことができて、より充実した書籍に仕上がったと思います。 兄・敦との想い出の断片と中島敦が亡くなるまでの数カ月、兄妹でともに過ごした日々が中島敦の人柄を想わせ心に響きます。 当時の雰囲気を優先し、漢字は底本通りに旧字体を採用しております。 読者にとって読みやすくなるように、難解と思われる漢字にはルビを付しました。 中島敦(ナカジマアツシ) 東京都生まれ。1926年、第一高等学校へ入学し、校友会雑誌に「下田の女」他習作を発表。1930年に東京帝国大学国文科に入学。卒業後、横浜高等女学校勤務を経て、南洋庁国語編修書記の職に就き、現地パラオへ赴く。1942年3月に日本へ帰国。その年の『文學界2月号』に「山月記」「文字禍」が掲載。そして、5月号に掲載された「光と風と夢」が芥川賞候補になる。同年、喘息発作が激しくなり、11月入院。12月に逝去。 山本善行(ヤマモトヨシユキ) 大阪府出身。関西大学文学部卒。書物エッセイスト。 2009年、京都銀閣寺近くに「古書善行堂」オープン。 著書に『関西赤貧古本道』(新潮社)、『古本のことしか頭になかった』(大散歩通信社)、『定本古本泣き笑い日記』(みずのわ出版)、編者として上林曉の『星を撒いた街』、『故郷の本箱』、『埴原一亟古本小説集』(以上、夏葉社)、黒島伝治『瀬戸内海のスケッチ』(サウダージ・ブックス)など。
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【古書】随園食単
¥2,200
SOLD OUT
『随園食単』 袁随園 / 青木正児 訳 ※古書です。状態は写真でご確認ください。 193mm × 137mm ケースサイズ 292ページ 六月社 昭和33年発行 中国清代の袁枚が晩年の1792年(乾隆57年)に刊行した書物。清代当時の中華料理のレシピと料理人の心得が書かれている。いわゆる美食趣味・ガストロノミーの書物。
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【サイン本】遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ
¥1,870
SOLD OUT
『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』 スズキナオ ※サイン入りです。 ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 四六変型判 縦188mm × 横118mm 308ページ これがスズキナオ流「生活史」。 遠い場所への旅や、友達とのせわしない飲み会がまるで夢のよう。出歩けるのは近所ばかりだけど、ひとり海に行き、焚き火を見つめ、オンラインで友達とゆっくり話す。それでも元気でいれば、あと何回かぐらいは今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう。話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』待望の続編。 目次 まえがき 第1章 元気でいれば、もう数回ぐらい今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう――近所 海を見に行くだけの午後 気軽に焚き火を楽しんでみる 友達の生い立ちから今までについてじっくり聞く 行ったことのない近所の喫茶店でコーヒーを飲む 近所の食堂で静かに昼ごはんを食べる 近所の中華料理店で贅沢してみる いつもの自分じゃないほうを選ぶ さっきまでいた場所を高いところから眺めてみる 憧れの“寿司折”を求めて散歩する 第2章 電車に乗った途端、さっきまで洋上にいたことがまるで嘘みたいに思える――旅 行くことができない山形に行った気分を味わう 山で汲んできた美味しい水で焼酎を割る 高尾山の山頂辺りで気楽にハシゴする 神戸・高取山は山茶屋の天国だった 「ちょっとそこまで」の気分で海を渡る せっかくUSJに行ったのに中に入れなかった人のために モリで突いて捕った魚をイカダの上で食べる「たきや漁」が夢のよう 熊本のセルフビルド温泉「湯の屋台村」は料理もうまいし温泉水もうまい 一軒の民宿を営むご夫婦だけが暮らす島――三重県志摩市横山へ 第3章 自分がいなかった場所のこと、自分がいなかった時間のことを、どうやったら今より身近に感じられるようになるんだろうか――調査 優しい味ってどんな味? ガチャガチャマシーンからつまみが出てくる飲み会を開催してみた 家の中のお気に入りポイント「俺んち絶景」を見せ合ってみる 私たちの7月20日――なんでもない日の夕飯の記録 4章 誰かが私に何かを話して聞かせてくれたことのありがたさと、私がそれをどれだけ聞こうとしてもひとりの人の内面には遠く及ばないという寂しさ――人 床に砂!100年前の校舎で食べるジンギスカンの源流店 思わず通り過ぎてしまいそうな店ふくや串かつ店で1本70円の串かつを食べる 本当に美味しいホッピーを大阪で飲む 「家みたいな店」の店主にたっぷりと話を聞いた 90歳、いや89歳の字書き職人・松井頼男さんと最後に会ったときのこと あとがき スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』、『集英社新書プラス』、月刊誌『小説新潮』などを中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)、『関西酒場のろのろ日記』(ele-king books)、パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)、『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』(スタンド・ブックス)がある。
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【サイン本】深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと
¥1,892
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『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』 スズキナオ ※サイン入りです。 ※サインは写真のものと異なる場合がございます。 四六変型判 324ページ 若手飲酒シーンの大本命、「チェアリング」開祖、ウェブメディア界の真打ち、スズキナオ、待望の初単著! 人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ! 目次 まえがき 第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人 東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた あなたの知らない「昼スナック」の世界 銭湯の鏡に広告を出した話 第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店 芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く 71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位 本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい 東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く 廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた 第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅 “たこせんべい”の楽園 明石~淡路島たこせんの旅 六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる 三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう 瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記 ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ 第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査 スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー 「お鍋キュー」のひそかな楽しみ カップヌードルに入れるとおいしい“漬け物”を検証 「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか 第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒 大阪の瓶ビールはどこまで安い? 大人の休日、動物園飲み 見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ 野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く 店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒 第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策 誰も知らないマイ史跡めぐり チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる としまえんに行ったけど入れなかった人のために ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために 終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる 名前のないラーメンを探して あとがき スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『メシ通』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。本書が初の単著書となる。
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【サイン本】酒ともやしと横になる私|スズキナオ
¥1,430
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『酒ともやしと横になる私』 スズキナオ ※サイン入りです。 三五判変形 148mm × 85mm 208ページ 『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』のスズキナオさんによる真骨頂脱力エッセイ大望の書籍化! 大阪の書店、シカクの広報スタッフでもあるスズキナオさんがシカクのメルマガで連載しているエッセイコラム「鈴木のぼやき」に大幅な加筆修正と書き下ろしを加えて待望の書籍化。 徹頭徹尾どうでもよくて、ずっと冴えないのに、なぜか面白くてクセになる。 スズキナオさんの真骨頂ともいえる、新感覚無意味系脱力エッセイです。
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【サイン本】奥能登半島|石川直樹
¥6,490
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『奥能登半島』 石川直樹 ※サイン入りです。 A4変型判、144ページ 能登半島の最先端に位置する珠洲はかつて海路から最新の文物が移入する文化の最先端の地であった。キリコまつりや「あえのこと」をはじめとした地域の伝統行事から高校生の部活風景、場末のスナックに至るまで奥能登の春夏秋冬を写しとった土門拳賞受賞写真家による最新写真集。
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【サイン本】世界|佐藤健寿
¥16,500
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『世界』 佐藤健寿 ※サイン入りです。 B5変型判、608ページ ブックデザイン:佐藤亜沙美 印刷:藤原印刷 写真家・佐藤健寿が約20年にわたって撮影した「世界」。 数百点の未発表写真を含め、アジアからアフリカ、北極圏まで網羅する著者の作品群を608ページ·函付きの豪華装丁で。 ※聖書などに使われた、本をカビなどの腐敗から防ぐための技術である三方金処理。 ※UV印刷ではなく、手間暇のかかるけど仕上がりが良い油性印刷を採用。 ※函の内側まで黒塗りをしています。
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Ton! Tan! Pan! Don! | 奥山由之
¥2,750
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『Ton! Tan! Pan! Don!』 奥山由之 縦257mm × 横182mm 本文32ページ/写真点数 : 23点 並製本糸中綴じ 限定700部(サイン・エディションナンバー入り) デザイン : 町口景 編集・川田洋平 発行人・造本設計 : 町口覚 2020 年晩秋の某日、奥山はとある雑誌の撮影で多摩川を訪れていました。 その撮影の空き時間、わずか数分のあいだに切り取られた23のイメージには、 辺りを染める夕日の中、躍動する二人の姿だけが収められていました。
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【サイン&直筆短歌入本】あなたのための短歌集|木下龍也
¥1,870
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『あなたのための短歌集』 木下龍也 ※サインと直筆短歌入りです。 ※直筆短歌は画像のものとは異なる場合がございます。 四六判上製、224ページ 100題100首 + エッセイ収録 装丁 : 名久井直子 歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて作歌する、短歌の個人販売プロジェクトが一冊の本になりました。 これまで作歌した700首の中から「100題100首」を収めています。 歌人がひとりの想い(お題)と向き合うことで生まれた短歌が詰まった歌集です! 【掲載予定のお題と短歌よりご紹介】 (お題)長い間、片想いしていた相手がいます。もう前に進もうと決めました。背中を押してくれる短歌をください。 (短歌)ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね (お題)私は梅雨の時期に生まれました。雨が好きで、雨の短歌を詠んでいただきたいです。 (短歌)部屋にいる以外をしない雨の日の炎のようなあなたの寝癖 (お題)最近ずっともやもやとした悩みを抱えています。励みとなる短歌をください。 (短歌)いつからか頭のなかで飼っている悩みがついにお手を覚えた (お題)まっすぐ生きたい。それだけを願っているのに、中々そうできません。まっすぐに生きられる短歌をお願いします。 (短歌)「まっすぐ」の文字のどれもが持っているカーブが日々にあったっていい 『あなたのための短歌集』は多くの依頼者の方々に、歌集刊行のためにご協力をいただきました。 依頼者の想いとそれに応える木下さんの短歌、ぜひ本のかたちで体験していただきたいです。
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【サイン本】神様の友達の友達の友達はぼく
¥1,760
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『神様の友達の友達の友達はぼく』 最果タヒ ※サイン入りです。 ※入荷したサインは全て異なっており、ランダムに発送致します。 四六変型判、304ページ 言葉は誰のものでもないけど、誰かのものではある。誰かと誰かをつなぐ最果てからの言葉に僕らは耳を澄ます。「ちくま」好評連載をリミックスして待望の書籍化! 最果タヒ(サイハテタヒ) 1986年生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。2006年、現代詩手帖賞を受賞。2007年、詩集『グッドモーニング』を刊行、中原中也賞受賞。2014年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞受賞。その他の詩集に『夜空はいつでも最高密度の青色だ』、『愛の縫い目はここ』、『天国と、とてつもない暇』、『恋人たちはせーので光る』など。小説集に『星か獣になる季節』、『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』、『十代に共感する奴はみんな嘘つき』などがある。
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すごく近い|伊藤紺・Kaho Iwaya
¥2,200
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『すごく近い』 伊藤紺・Kaho Iwaya(opnner) A5変形、ページ数表記なし ブックデザイン:脇田あすか 印刷・製本:イニュニック 2021年7月MIDORI.so OMOTESANDO galleryにて開催されたKaho Iwaya(opnner)× 伊藤紺による展示「すごく近い」の図録。 伊藤紺さんの短歌に、Kaho Iwayaさんがイラスト。 作品ほか、2人の日記やメモを収録しています(日記は縦書きがKahoさん、横書きが伊藤紺さん)。 うすいイエローの表紙に、四角い箔押しがつやっと生きる、夏の本です。
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会社員の哲学
¥800
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『会社員の哲学』 柿内正午 182mm × 128mm 91ページ レベッカ・ソルニットみたいな人文の香りのするエッセイを書きたい、という試み『会社員の哲学』。 素人が哲学や政治や経済を語るという、本来まったく普通のことが、異様なことのように捉えられるのは非常におかしい。僕は素人として、いけしゃあしゃあと、生煮えの持論を振りかざしてみようと思う。 (中略) それでは、町でいちばんの素人として、なるべく楽しい感じで、僕たちの生きるこの「世界」とやらを見直す試みを始めることにしよう。 (はじめにより) 柿内正午 会社員。「町でいちばんの素人」を自称し、文筆活動などを行う。 初の単著『プルーストを読む生活』(H.A.B)発売中。
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町でいちばんの素人
¥1,500
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『町でいちばんの素人』 柿内正午 182mm × 128mm 265ページ 『プルーストを読む生活』の翌日から始まる日記本『町でいちばんの素人』。 「町でいちばんの素人」を自称する会社員の2019年12月から2020年7月までの日記。 パンデミックによる日常の変容を前に戸惑い憤りくたびれながらも、本を読み、本を作り、日記を書き続ける。 その姿から学ぶものは、特に何もない。 ただ嬉しさだけがある読書日記『プルーストを読む生活』の続編、というかその後の生活の記録。 なんであれ、読んで、書く。それを続けること。 その日々の実践からは「他人事にたいに平気で自分の内臓をさらけだす」とビートたけしが称したブコウスキーの精神が勝手に引き継がれている。 (著者本人評) 柿内正午 会社員。「町でいちばんの素人」を自称し、文筆活動などを行う。 初の単著『プルーストを読む生活』(H.A.B)発売中。
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プルーストを読む生活
¥3,245
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『プルーストを読む生活』 柿内正午 装画:西淑 装丁・組版 中村圭佑+平本晴香(ampersands) 四六版(127mm ☓ 188mm ☓ 45mm) 768ページ デザイン:並製・フォローバック製本 製本はフォローバックという手法を採用。本体と表紙部分が離れていることにより、768ページという分厚い本もぺたりと開き、読書に没入できます。背の寒冷紗張り込みは手作業とのこと プルーストを読んでどうなるというのですか? プルーストを読んでいると楽しいです。 そんだけ! うっかり神保町で『失われた時を求めて』ちくま文庫版全10巻セットを買ってしまった。せっかく買ったので毎日読んでいる。せっかく読んでいるので、読みながら毎日ものを書くことにした。読書と、生活と、脱線の記録。いつもリュックにプルースト。毎日読んで、毎日書く。それだけを決めて、ほとんどプルーストではない本ばかり引用し、役にも立たなければ、読んだ端から忘れていくので物知りにもならない、ただ嬉しさだけがある読書日記。 解説:友田とん(代わりに読む人) (目次) 『プルーストを読む生活』の要約 プルーストを読む生活 プルーストを読まない生活 解説 あとがき この本の時期に読まれていた本(リスト) 本日記は『失われた時を求めて』を読んでいる、というだけで、それはなにか解説書の類でも、読書記録の類でもありません。むしろプルースト以外の本を大量に読み、仕事に疲弊し、悩み、気を紛らわせ、本が読めないと嘆き、そしてまた本を読む。そうした、普通の日々を、毎日の日付とともに読了ページ数が表示される『失われた時を求めて』に寄り添われるようにしながら書き続けられた、ただただ読書は楽しいなぁと、そんな気持ちになる約一年間の日記です。 柿内正午(かきないしょうご) 会社員。 プルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、「家」の別のやり方を模索するZINE『ZINE アカミミ』などを制作。 Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。
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We Act! #2 自分ごとのストーリー|Sakumag Collective
¥1,320
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『We Act!#2 』自分ごとのストーリー Sakumag Collective 190mm × 116mm 86ページ 『参加者たちの大なり小なりのアクションを集めたWe Act! の続編は、30人のエッセイ集。各人のアクションのきっかけとなったであろう、生きるという行為の中で生まれたモヤモヤを表現した「自分ごとのストーリー」集です。 制作と進行は、Sakumagの参加者たち。こうした文章を書くのも初めて、という人もいる中、助け合いながらの共同作業によって制作が進み、また、協議を重ねながら紙や価格が決められていきました。ジェンダー、環境、人生、仕事、政治、人権、そしてコレクティブとして社会に対してアクションしていくことという7テーマに分類されてはいますが、共通項はそれぞれが各人パーソナルなストーリーだということ。私自身も、この30の物語を「あるある」と強く頷いたり、そこに描かれる不条理に腹を立てたり、ユーモアに笑ったり、ときどき涙したりしながら読んだうえで、「はじめに」とエッセイ「ひとりではなかった」を書きました。1年前にはお互いの存在を知りもしなかった人たちが、大きな目的に向かって力を合わせることができ、なにかを一緒に作ることができるーーその事実に、私は大きな勇気を得ています。この小さなエンパシーの種たちが、多くのみなさんのもとに届きますように。 目次 07 Gender / ジェンダー 21 Environment / 環境 29 Life / 暮らし 39 Work / 仕事 51 Politics / 政治 61 Human Rights / 人権 69 Collective / コレクティブ 81 ひとりではなかった / 佐久間裕美子
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愛について アイデンティティと欲望の政治学
¥1,782
『愛について』アイデンティティと欲望の政治学 竹村和子 縦148mm × 横105mm 430ページ セクシュアリティをはじめとし、近代社会において私的領域の深奥に秘匿されてきた事柄の政治性を鋭く分析する本書は、あらかじめ定められた物語を攪乱し、語りえぬものに声を与える政治と倫理の新たな地平を切り拓いた。精緻な理論でフェミニズム批評の最前線を走りつづけた著者の代表作、待望の文庫化。(解説=新田啓子)
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友達の数は何人?
¥1,760
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『友達の数は何人? 』ダンバー数とつながりの進化心理学 ロビン・ダンバー / 藤井留美 訳 四六判、253ページ 友達や上手くいく集団の人数は150人まで。ネットワークは3の倍数で増える。言葉の起源は、サルの毛づくろい。一夫一婦が、脳を発達させた。家族いっしょの人のほうが健康。たがいの信頼を高める脳内物質がある。集団で笑うのはヒトだけ。その理由は…キスには進化からみた効用がある。ect。超面白・つながりの進化心理学。 目次 1 ヒトとヒトのつながり(貞節な脳-男と女 ダンバー数-仲間同士 ほか) 2 つながりを生むもの(親密さの素-触れ合い・笑い・音楽 うわさ話は毛づくろい-言葉・物語 ほか) 3 環境や人類とのつながり(進化の傷跡-肌の色・体質 進化の邪魔をするやつはどいつだ?-進化と欲望 ほか) 4 文化・倫理・宗教とのつながり(人間ならではの心って?-志向意識水準 カルチャークラブに入るには-文化 ほか)
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だれでもデザイン 未来をつくる教室
¥2,090
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『だれでもデザイン』未来をつくる教室 山中俊治 四六判、360ページ みんなのためのデザインから、一人ひとりのためのデザインへ。 偶然の出会いを大切に、隣の人の脳みそも借りて。 スケッチして、観察して、アイデアを伝え合う。 Suicaの改札機、美しい義足。 人間と新しい技術の関係を考えつづけてきたデザイナーが中高生に語る、 物づくりの根幹とこれから。 「才能とは無関係。誰もが身につけられる方法を話します」 ・ささやかでも、誰かを確実にハッピーに ・まわりのものをよく見る(本当に見てる?) ・言語としてのスケッチは確実に上達する ・楕円が描ければ、人工物も、自然物もなんでも描ける! ・ものを作るために、作り方を発明する ・「誰も見たことがないもの」を描く ・アイデアが生まれる瞬間に触れる ・「うまくいかなさ」をいくつも発見する ・ウケなくてもくさっちゃダメ ・「ひとりのため」のデザインが未来を開く 人間がなにかを作ることの意味を、作りながら手で考える。 本書で、一緒に手を動かしながら、体感してみてください。 一冊の本として授業全体を眺めてみると、あの時集まった中高校生たちは、一体なんの授業として受けとめたのだろうと、あらためて聞いてみたくなりました。物理や化学の授業のようであり、もちろん美術の時間もありますが、歴史的な話や企業の事例も少なくないので社会科の時間もあります。少なくとも彼らがここで学んだことが、大学入試の問題として提示される可能性はほとんどないでしょう。 でも実は、人間にとって普遍的なこと、誰もが少しばかり生きていくのが楽しくなる、そんな知恵のひとつを身につけてくれたはずだと私は思うのです。 授業はまず、身のまわりのものをよく見ることからはじめました。絵を描くことも観察の方法のひとつです。そして、今回、いちばん体感してほしかったことは、アイデアが生まれる瞬間に触れるということでした。実際に手を動かし、仲間と話し合いながら。既存のフレームに囚われず、好奇心のままに探索を進め、想像の羽を広げているうちに、ふとその瞬間は訪れました。 日常の些細な問題の発見からアイデアを得る。そこに新しい価値を見出し、形に落とし込み、人に伝え、一緒に完成させていく。この授業ではそういったデザイナーの営みの根幹を伝えようとしています。それは人間がなにかを生み出す時の普遍的な方法だと考えているからです。 (「はじめに」より) 目次 はじめに 1章 デザインって、なに? 2章 言葉としてのスケッチ 3章 「っぽい」リアルさを描く 4章 分解と観察スケッチで「作り方」をたどる 5章 アイデアのヒントは観察の中に、他人の頭の中に 6章 使いやすいものを作る 7章 なにを、どうして作るのか 8章 形にして、共感を集めて、アイデアを育てる おわりに
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台湾対抗文化紀行
¥1,870
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『台湾対抗文化紀行』 神田桂一 四六判、170ページ 台湾で<自由>と出会う グルメと観光だけじゃない 台湾カルチャーの現在進行形! 2010年代の台湾には、日本の1960年代のように、人々が「自由」を求め、自分なりの表現に取り組む熱気が渦巻いていた――。 日本の企業社会に嫌気が差し、海外放浪の旅に出た著者は、その途上で訪れた台湾に魅せられる。そして現地の人びとと交流するうちに、台湾の対抗文化やDIYシーンの取材にのめり込んでいく。 インディ音楽シーン、インディペンデント誌『秋刀魚』、オルタナティブスペース〈waiting room〉……現在進行形の台湾カルチャーを案内しながら、これからの時代の生き方や働き方を考える。ベストセラー『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』、人気マンガ連載『めぞん文豪』の共著者で、フリーランスライターとして活躍する著者の初の単著。 【目次】 序 章 フリーライター、台湾に出会う 第一章 フリーライター、台湾に降り立つ 第二章 台湾再訪、台湾インディ音楽を知る 第三章 台湾と中国、台湾アイデンティティを巡って 第四章 台湾意識が宿るもの。街・建築・文房具 INTERLUDE 台湾で出会った愛すべき人たちとのささやかな記憶の記録 第五章 インディペンデント誌『秋刀魚』がカルチャーの分断を消滅させる日 第六章 DIYからすべてが生まれる。オルタナティブスペース〈waiting room〉 第七章 日本人から観た台湾、台湾人から観た日本 あとがきにかえて 就職しないで生きるには 神田桂一(カンダケイイチ) 1978年、大阪生まれ。フリーライター・編集者。一般企業に勤めたのち、写真週刊誌『FLASH』の記者に。その後『マンスリーよしもとプラス』編集を経て、海外放浪の旅へ。帰国後『ニコニコニュース』編集記者として活動し、のちに、フリーランスとなる。雑誌は『ポパイ』『ケトル』『スペクテイター』などカルチャー誌を中心に執筆。ウェブでは『やまもといちろうメルマガ』編集、『本の雑誌』『論座』などに寄稿し、その他マンガ『アイアムアヒーロー』のリサーチなども行う。著書に『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(菊池良との共著、宝島社)、『おーい、丼』(ちくま文庫編集部編、ちくま文庫)。マンガ原作に『めぞん文豪』(菊池良との共著、河尻みつる作画、少年画報社。『ヤングキング』連載中)。
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手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ
¥1,980
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『手づくりのアジール』「土着の知」が生まれるところ 青木真兵 四六判、256ページ 注目の在野研究者・移住者・図書館主宰者による 土着人類学宣言! あたらしい人文知はここからはじまる。 市場原理主義や、社会に浸透する高度なテクノロジーによる管理化に飲み込まれず、地に足がついたまっとうな生き方をするためには、社会のなかでの「アジール(避難所)」を自分たちの手で確保することが必要ではないか。 ・スピードが最優先される「スマート化」にどう抗うか? ・これからの「はたらく」のかたちとは? ・研究と生活をどう一致させるか?…… 奈良の東吉野村で自宅兼・人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を主宰する著者が、志を同じくする若手研究者たちとの対話を通じて、「土着の知性」の可能性を考える考察の記録。あたらしい人文知はここからはじまる。 ぼくらの直感は合っていました。合っていたからと言って世界が劇的には変わるわけではないのだけれど、でももうちょっと、この「土着の知」とも言うべき人間の生き物としての部分を認めないと、ぼくたちは生き残ることができないのではないか。社会を維持することだってできないのではないか。本書は『彼岸の図書館』で言語化でき始めたこの直感を、同年代の研究者と共有し、意見交換した記録です。(「はじめに」より) 青木君たち、やっていることは「けっこう極端」なんだけれど、言葉の手ざわりがとてもやさしい。だから話をずっと聴いていられる。──内田樹 【目次】 「闘う」ために逃げるのだ──二つの原理を取り戻す 対話1 逃げ延びるという選択 栢木清吾×青木真兵×青木海青子 対話2 これからの「働く」を考える 百木漠×青木真兵 「最強」とはなにか──山村で自宅を開くこと 対話3 「スマート」と闘う 藤原辰史×青木真兵 対話4 土着の楽観主義 竹端寛×青木真兵 手づくりのアジール──「自分のために」生きていく 対話5 生活と研究 磯野真穂×青木真兵 対話6 ぼくらのVita Activa――マルクス・アーレント・網野善彦 百木漠×青木真兵 山村デモクラシーII 青木真兵(あおきしんぺい) 1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。現在は障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている。著書に、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』『山學ノオト2』(共にエイチアンドエスカンパニー)のほか、「楽しい生活──僕らのVita Activa」(内田樹編『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』所収、晶文社)などがある。
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しししし4 特集:中原中也
¥1,980
『しししし4 特集:中原中也』 A5判、272ページ 装画 大槻香奈 扉絵 大谷津竜介 デザイン 中村圭佑 本屋双子のライオン堂がほぼ年単位で発行する文芸誌、早いもので四号目(前身の『草獅子』を含めると五号目)。今回の特集は中原中也です。 <目次> ・特集 中原中也 宮崎智之 / 大崎清夏 / 岸波龍 / 長尾早苗 / 川村のどか / 遠藤雅司 ・コミカライズ くれよんカンパニー ・ 読書会『山羊の歌』 本屋エッセイ賞 受賞作掲載 ・創作 鈴木晴香 / 佐藤yuupopic / 横田創 / 伊波真人 / 浅生鴨 / 太田靖久 / 友田とん / 宗澤香音 / 早助よう子 / 大前粟生 ・読み物 佐々涼子 / 伊井直行 / 皐月彩 / 荒木優太 / 尾崎世界観 / 上原裕美子 / 古賀及子 / 牟田都子 / 結崎剛 / まつしたゆうり / 山本貴光 / 吉川浩満 ・特別企画 「短編小説の愉楽」 早助よう子 × 大前粟生 司会:長瀬海 ・様々な書店の日常を綴った「本屋日録」 HOSHIDO / 自由港書店 / せんぱくBookbase / ポルベニールブックストア / BOOKSHOP 本と羊 / 本屋プラグ ・ 読者によるコラム「本と生活」 伊藤あきこ / うきくさ / 大江祥子 / 大山アラン / ごちょう / 小川純 / 川杉亮 / 倉津拓也 / 鈴木華織 / 高垣ぼす / 竹田信弥 / 田中章久 / 中村圭佑 / 野村知一 / 廣瀬さとる / 藤村忠 / 緑柱古書堂 / 松井祐輔 / 山中麻未
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仕事文脈 vol.19
¥880
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『仕事文脈 vol.19』 仕事文脈編集部 A5判、110ページ すべてのゆかいな仕事人に捧ぐリトルマガジン、『仕事文脈』。 vol.19の特集は、「グレーでいること」「五輪で仕事は」の2本立てです! 特集1:グレーでいること 自粛、お願い、自己責任、その先には監視、非難、思考停止 決まりだから、常識だから、そういうものだから、そんなものに縛られるのはウンザリだ 大きく変わった世界のなかで、白黒はっきりつけず、グレーの領域で考えるくらしと仕事のいろいろ 特集2:五輪で仕事は 混乱だらけで終わった大イベント 影響があったり、まったくなかったりしながら、私たちの暮らしは続いていた この期間、どんなふうに過ごしてた? あらためて振り返るオリンピックと仕事
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ペイント
¥1,650
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『ペイント』 イ・ヒヨン / 小山内園子 訳 四六判、224ページ 「君たちは、親を選べる子どもなんだよ」 「アーモンド」に続く「チャンビ青少年文学賞」受賞作。 韓国で25万部。ブレイディみかこ氏推薦。 「子どもに親を選ぶことができたら。人類の究極の「IF」に挑んだティーン小説。 大人こそ読んでこころの準備をしておいたほうがいい」 事情により子どもを育てられなくなった親が、子どもを預ける「NCセンター」が設立された近未来。そこでは子どもが親を選ぶ面接「ペイント(ペアレントインタビュー)」が行われている。そんなNCセンターに在籍する17歳の少年ジェヌが、この物語の主人公。 20歳のセンター退所期限までに親をみつけなれば、センター出身という経歴がIDカードに刻まれる。過去にNCセンター出身者による犯罪が行われたことで、社会にはNCセンター出身者への偏見が存在し、その経歴が刻まれないよう、子どもたちは必死にペイントを続けている。 しかし、ペイントにやってくる親候補の多くは、養子縁組することで受け取れる福利厚生が目的。親候補たちのとりつくろった笑顔と、透けて見える本音を、ジェヌは瞬時に見抜いてしまう。 NCセンターの退所期限を3年後に控えたジェヌは、ペイントをしながら、親や家族という存在について思索し、自分の進む道をつかもうとする。 目次 ジェヌ、301です 父母面接を始めます いったいどんなヤツ紹介されたんだよ? IDカードの番号 大人だからって、みんなが大人っぽい必要ありますか お前は、自分の思い通りに生きると思ってんだろうな 自分のためだ、自分のため あの噂、聞いた? 待ってるからね、友達 Parents' Children 最後に聞いてもいいですか? 日本の読者のみなさんへ 訳者あとがき イ・ヒヨン 短編小説「人が暮らしています(사람이 살고 있습니다)」で2013年に第1回キム・スンオク文学賞新人賞大賞を受賞してデビュー。 2018年『ペイント』で第12回チャンビ青少年文学賞を受賞。25万部を越える大ベストセラーとなる。さらに同年『きみは誰だ(너는 누구니)』で第1回ブリットGロマンススリラー公募展大賞も受賞した。他に長編小説『普通のノウル(보통의 노을)』、『サマーサマーバケーション(썸머썸머 베케이션)』などがある。 小山内園子(おさないそのこ) 東北大学教育学部卒業。社会福祉士。 訳書に、ク・ビョンモ『四隣人の食卓』(書肆侃侃房)、キム・ホンビ『女の答えはピッチにある』(白水社)、カン・ファギル『別の人』、共訳書に、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ』、『失われた賃金を求めて』(タバブックス)、チョ・ナムジュ『彼女の名前は』(筑摩書房)など。
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ヨーロッパ・コーリング・リターンズ
¥1,265
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『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』社会・政治時評クロニクル 2014-2021 ブレイディみかこ 文庫判 縦148mm × 横105mm 492ページ 人か資本か。優先順位を間違えた政治は、希望を奪い、貧困と分断を拡大させる。話題を呼んだ『ヨーロッパ・コーリング』を改編し、コロナ禍の考察を含む以降の時評を大幅に加えた最新版。激動の時代に、子どもや若者、女性、移民、労働者たちが暮らす地べたから、鋭く温かく英国の世相を読み解き、日本の課題を照らし出す。 目次 二〇一四 年子どもの貧困とスーパープア ハラール肉と排外ヒステリア アンチ・ホームレス建築の非人道性 アンチ・ホームレスの鋲が続々と撤去へ 貧者用ドアとエコノミック・アパルトヘイト 餓死する人が出た社会、英国編 英国式『マネーの虎』で失業率を下げる方法 海辺のジハーディスト 地べたから見たグローバリズム――英国人がサンドウィッチを作らなくなる日 風刺とデモクラシー――今こそ「スピッティング・イメージ・ジャパン」の復活を トリクルアウトの経済――売られゆくロンドンとディケンズの魂 二〇一五年 政治を変えるのはワーキングクラスの女たち 英国が身代金を払わない理由 フェミニズムとIS問題 労働者階級の子どもは芸能人にもサッカー選手にもなれない時代 人気取りの政治と信念の政治 固定する教育格差――「素晴らしき英国の成人教育」の終焉 住民投票と国民投票――国の未来は誰が決めるのか 右翼はLGBTパレードに参加してはいけないのか スコットランド女性首相、現地版ネトウヨの一掃を宣言 ギリシャ危機は借金問題ではない。階級政治だ ギリシャ国民投票――六人の経済学者たちは「賛成」か「反対」か ユーロ圏危機とギリシャ――マーガレット・サッチャーの予言 英国で感じた戦後七〇年――「謝罪」の先にあるもの 欧州の移民危機――「人道主義」と「緊縮」のミスマッチ 再び暴動の足音? ロンドンがきな臭くなってきた 左翼が大政党を率いるのはムリなのか?――ジェレミー・コービンの苦悩 ロンドン市長「移民を受け入れないと日本のように経済停滞する」 元人質が語る「ISが空爆より怖がるもの」 右も左も空爆に反対するとき――キャメロンの戦争とブレアの戦争 二〇一六年 左派はなぜケルンの集団性的暴行について語らないのか 左派に熱狂する欧米のジェネレーションY――日本の若者に飛び火しない理由 地べたから見た英EU離脱――昨日とは違うワーキングクラスの街の風景 英EU離脱の教訓――経済政策はすべての層のために機能しなければ爆弾に引火する ブレグジット・ツーリズム うたぐり深い政治の時代 ポピュリズムとポピュラリズム――トランプとスペインのポデモスは似ているのか 二〇一七年 『わたしは、ダニエル・ブレイク』はチャリティ映画じゃない。反緊縮映画だ 組合、だいじ。 レフトの経済 HUMAN(不満) 政治に目覚めた庶民たち――「人への投資」が心摑んだ 飢える休日 命の格差、広がる英国――緊縮財政で医療の質低下 ラディカルな政治 鉄の天井 週四日勤務は夢? 二者択一の不条理――EU離脱が招く和平の亀裂 二〇一八年 もう一つのクリスマス 子どもの権利 バッド・フード 緊縮病「失われた一〇年」――待ちわびる、冬の終焉 パスポート狂騒曲 中道の貴公子 「学校福祉」 治安悪化するロンドン――若者への投資、削減の末 図書館と薔薇 ヒートウエーブ 我慢するな 女王の「お気持ち」 反緊縮モデル国 常識は変えられる フードバンク泥棒 経済とマインド 緊縮とブレグジット 親子の仲にも礼儀あり 英国の女性参政権一〇〇年――緊縮財政が招く権利後退 マンスプレッディング 肉税問題 健康アプリは不健康? のど飴とメイ首相 離脱へのカウント 食料砂漠 右翼紙の変化 非道な税金 孤独問題と読書 フルカラーの戦争 ディストピア 若者の時代 貧困を直視せぬ指導者――英国のEU離脱 黄色いベスト 二〇一九年 EU離脱はどうなっとんねん――リバタリアン・ドリームの崩壊 ケチは不道徳 あんたらの国 ブロークン・ヨーロッパ――希望を持つ勇気はあるか コービンの失敗 格差とシニシズム EU離脱の混沌と子どもたち――後始末負う世代に投資を 勝ち過ぎた男 大変革時代の英国の教育――長い目で文化格差解消を 緑の政治 リバランス 家なき子 暗黒の二〇一〇年代の終焉――英保守党、脱緊縮の総選挙 二〇二〇年 もっとしなやかに、もっとしたたかに――英労働党が大敗を喫した日に 不安と軍隊 人か資本か パニック 「恐れ」に煽られぬために――新型コロナウイルスと差別 新型コロナと社会の屋台骨 ジョンソン首相と復活祭の「クリスマス・キャロル」 階層を超えて 「愛は無償」と値切るな 続けた拍手、未来のため――社会に欠かせぬケア仕事 英サッカーと社会運動 英国人とマスク 高速ワクチン 英国の学校再開 くたばったアルゴリズム――ティーンたちの抗議と目覚め 歴史とは 英国のコロナ・エクソダス 友愛 「自助」信じたサッチャーの亡霊 新たな一対九九 自給自足という幻 コロナ、英国「南北の分断」――原因、地理でなく貧困に 二〇二一年 テクノポピュリズムの限界――二一世紀の禍と正面から向き合うことをまだ先送りにするだろうか 乱れる足並み 長期化するコロナ禍 心のワクチン 一年ひと昔 女性の覚醒 英王室の公務 小さな政府より公助の時代――コロナ禍、見えてきた公益 歓迎と受容 五輪の因縁 子ども信じる教育を――学校というストレス 壮大な実験 スポーツと多様性 この先も「共に生きる」――コロナ・アフガン・EU離脱 あとがき
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ドガ ダンス デッサン
¥1,485
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『ドガ ダンス デッサン』 ポール・ヴァレリー / 塚本昌則 訳 文庫判 縦148mm × 横105mm 318ページ 「〈デッサン〉とはかたち(フォルム)ではない。かたちの見方なのだ」――親しく接した画家ドガの肉声を伝える美術論。その人柄・技法・芸術に対する姿勢の素描と、ヴァレリー独自の芸術・身体観とが交錯。本書には、幻の初版でのみ知られる、ドガのダンスのデッサン全五十一点を掲載。絵画と思考の自在な往還を再現する初の邦訳。[カラー版]
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エジプトの空の下
¥1,760
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『エジプトの空の下』わたしが見た「ふたつの革命」 飯山陽 四六判、272ページ 「アラブの春」で言われた 「民主化」や「自由」は、 私たちが通常思い浮かべる 「民主化」や「自由」とは まったく違っていた! 1歳になったばかりの娘を連れて、夫とともに「アラブの春」の只中にエジプトの首都カイロに降り立った著者。そこで体験した強烈な出来事、危険な事件の数々。 ・運が悪ければ即死! 頭上からバルコニーが落ちてくる ・イスラム大物指導者から「おまえは全身恥だ」と言われる ・女性一人で街を歩けばセクハラの嵐 ・異教徒は下級市民として人頭税を払わされる? ・エジプトのスラム街の悲惨な実態…… 「アラブの春」の渦中、独裁政権が倒れたあとの波乱万丈の日々を、持ち前のタフなメンタリティで生き延びた日本人女性イスラム研究者の日常を描く、ノンフィクション・エッセイ。混乱の時代に出会った人たちと、いつかどこかの空の下で再会できますように! 私が住んでいた2011年から2015年にかけてのエジプトは、政治、経済、社会、治安の全てが不安定で、あらゆる面において混乱していました。治安がいい時期というのはあまりなく、悪い状態が恒常化しており、時には極めて悪くなりました。爆弾テロや銃撃、誘拐などが頻発する時期もありました。自宅の近所を含め、カイロ市内で毎日数回これらの事件が発生するようになると、私は被害にあうのを避けるために極力外出を控え、「家にいる」ようになりました。(本文より) 【目次】 1 娘と親友とサラフィー運転手 2 ピラミッドを破壊せよ 3 頭上注意 4 バット餅 5 出エジプト 6 髪を隠す人、顔を隠す人 7 ファラオの呪い 8 エジプトのアルカイダ 9 牛の腹 10 ふたつの革命 飯山陽(いいやまあかり) 1976年生まれ。東京都出身。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。著書に『イスラム教の論理』(新潮新書)、『イスラム2.0』(河出新書)、『イスラム教再考』(扶桑社新書)、『イスラームの論理と倫理』(共著、晶文社)がある。
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圏外編集者
¥1,815
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『圏外編集者』 都築響一 四六判、256ページ 編集に「術」なんてない。 珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。 ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を 追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。 人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。 多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。 編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。 目次 はじめに 問1 本作りって、なにから始めればいいでしょう? 問2 自分だけの編集的視点を養うには? 問3 なぜ「ロードサイド」なんですか? 問4 だれもやってないことをするには? 問5 だれのために本を作っているのですか? 問6 編集者にできることって何でしょう? 問7 出版の未来はどうなると思いますか? 問8 自分のメディアをウェブで始めた理由は? むすびにかえて ―― 「流行」のない時代に 都築響一(ツヅキキョウイチ) 1956年、東京生まれ。76年から86年まで『POPEYE』『BRUTUS』で現代美術や建築、デザインなどの記事を担当。89年から92年にかけて、1980年代の世界の現代アートを網羅する全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』を企画・編集。その後、狭いながらも独創的な若者たちの部屋を撮影した、初の著作『TOKYO STYLE』を刊行。日本各地の奇妙な名所を探し歩いた『ROADSIDE JAPAN』で、97年に木村伊兵衛賞を受賞する。現在に至るまで、秘宝館やスナック、独居老人など、無名の超人たちに光を当て、世界中のロードサイドを巡る取材を続行中。
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たどり着いた夏
¥1,210
『たどり着いた夏』 橋本亮二 タテ221mm × ヨコ143mm 114ページ 朝日出版社の営業と十七時退勤社の社長でもある橋本亮二さんの本に人生を捧げるエッセイの第三弾です。
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日日是製本 2021
¥1,100
『日日是製本 2020』にちにちこれせいほん 笠井瑠美子 タテ148mm × ヨコ103mm 72ページ 製本会社で働きながら十七時退勤社の副社長でもある笠井瑠美子さんの日記の第三弾です。
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小さな出版社のつづけ方
¥1,870
SOLD OUT
『小さな出版社のつづけ方』 永江朗 四六判 縦188mm × 横127mm 256ページ 前著『小さな出版社のつくり方』から5年。逆風がつづくなか、次々と生まれてくる「小さな出版社」は、いったいどうやって会社を存続させているのか。ただつくりたい本をつくるだけで、事業として成り立っているのか。長年にわたり出版業界を見つめつづけてきた著者が、10社11人にロングインタビューを敢行。外からはうかがい知れない「小さな出版社」の内幕に迫る。 目次 パブリブの場合 ブルーシープの場合 三輪舎の場合 フリースタイルの場合 左右社の場合 アタシ社の場合 夕書房の場合 港の人の場合 荒蝦夷の場合 往来堂書店の場合 書き手にとっての小さな出版社――あとがきにかえて
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あの本屋のこんな本 本屋本書評集Ⅰ
¥990
『あの本屋のこんな本 本屋本書評集Ⅰ』 雅子ユウ 文庫版、無線綴じ並製、84ページ (Book of Bookstore's Book)第一弾。 ただただ本屋について書かれた本を読み、それを紹介した書評集。といいつつ本屋の定義は曖昧で、取次など流通関連の本も多く収録。著者の守備範囲から、ISBNの付いていない昭和の本も発掘した本を売る人の本を読む本。
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よくわかる出版流通の実務
¥660
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『よくわかる出版流通の実務』 文庫版、無線綴じ並製、48ページ 取次や出版社の営業部門に配属された人が、入社一年目の実務経験で自然に覚える程度の知識を目安に記述された出版流通の技術書。出版論、取次論という言葉からイメージされるような概論や提言、「業界裏話」のようなものを意識して排除した、純粋な実務集。巻末に参考文献も掲載。 (目次) ・はじめに ・取次流通の概念図 ・流通のしくみ ・ 本を流通させる手順 ・情報流通やオンライン書店との取引 ・参考文献 【余談】 (日配について) (地域専門卸や雑誌取次) (本は安すぎても書店で販売しづらい) (本は小さすぎても大きすぎても取次は扱いづらい) (本の発売日について) (直取引の送料と本の厚さ) (取次の変更はめんどくさい!?)
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古本屋的! 東京古本屋大全
¥2,970
SOLD OUT
『古本屋的!』東京古本屋大全 中山信如 編著 / 東京古書組合 後援 A5判 縦210mm × 横148mm 440ページ 本書は二〇二〇年に創立百年を迎えた東京都古書籍商業協同組合(東京古書組合)が連綿と刊行し続けてきた機関誌「古書月報」の過去五十年分、三百冊の中から面白い記事、役に立つ情報百二十本を選りすぐり、再編集した「古書月報傑作選」です。 単著も評判の内堀弘(石神井書林)、狩野俊(コクテイル書房)、向井透史(古書現世)など名文家として名高い店主のエッセイから、熱烈なプロ野球ファンが集って(なんとひとりはオリンピック代表の銀メダリスト)侃々諤々愛するチームを熱弁する座談会、下町のベテランが古本屋全盛期を愉快に語るインタビューなど、笑える話から胸に沁みる話までがてんこ盛り。 もちろん交換会、売買、客、古書会館やデパートでの即売展、目録販売、ネット販売、在庫や倉庫、追悼に旅行記、女性店主の本音、そして古書そのものの話と古本屋にしか書けない面白い内実の話も満載。多士済済、百花繚乱、古本屋の多様な世界が広がります。 まさに「古本屋は儲かりそうではないが楽しそうである。」(『東京古書組合百年史』三章章題)。東京古書組合が八月に刊行した『東京古書組合百年史』の第五章「『古書月報』傑作選寸評集」と合わせて読めばさらに楽しい、『百年史』の姉妹編ともいえる記念碑的な一冊です。 目次 はじめに──あるいは古本屋ゾロゾロ 中山信如 15 この本を読む前に知っておきたい古本屋用語集 21 記憶に残る古本屋を訪ねてみよう 東京古書組合百年史外伝 岡島書店・岡島秀夫氏インタビュー 「下町古本屋の50年」 24 記憶に残る古本屋 渋谷宮益坂上の中村書店に行ってみなさい なないろ文庫ふしぎ堂 田村七痴庵 31 中村三千夫の仕事 高橋書店 高橋 理 39 先輩から聞いた話 からさわ書店 唐沢英雄 41 記憶に残る古本屋 豪放磊落な自由人 友愛書房 萱沼 肇さん 42 記憶に残る古本屋 大衆小説で一時代を築いた古本屋 江東文庫 石尾光之祐さん 49 追悼 先人に捧ぐ 秘密基地の旗 文生書院 目時美穂 58 あばよ、七痴庵 ─追悼田村治芳兄 稲垣書店 中山信如 59 智ちゃんの文章 稲垣書店 中山信如 62 「さようなら 銀杏書房 高田さん」 西書店 西村忠雄 63 おもいだされること 魚山堂書店 伊藤俊一 64 上野文庫 駆け抜けた男 白鳳書院 鈴木吉繁 65 追悼 天誠書林・和久田誠男さん 石神井書林 内堀 弘 66 土屋書店のこと 石神井書林 内堀 弘 67 『えびな書店 店主の記』のこと 石神井書林 内堀 弘 68 刻刻拾聞録 伊東さんのこと 69 父を探す旅、終える 73 コクテイル書房 狩野 俊 記憶に残る古本屋 麥書房・堀内達夫さん なないろ文庫ふしぎ堂 田村七痴庵 77 仕入れも値付けも悩みはつきない 古本商品学・再考 アンケート構成 「古書」と「古本」 86 本の売り方について 怒良馬書房 上舞康洋 95 希望と絶望 土屋書店 土屋芳雄 97 いのちづな 史録書房 田中敏雄 98 続 グレン・グールドの鼻歌 オヨヨ書林 山崎有邦 99 客を拒む店─半間堂の弁─ アルカディア書房 矢下晃人 105 正月に泥棒 古書いとう 伊藤昭久 107 本に挟まった思い出 古書わらべ 榎本弘紀 109 いらっしゃいませ うつぎ書房 武下嘉宏 110 半年目の店 NEMO書店 高原治史 111 じいさんとばあさんの話 ろここ書房 崔 恒一 112 三宿だより 桜井さんのこと 114 三宿界隈 116 古書いとう 伊藤昭久 「お客さんとの思い出ばなし」なんて… 風船舎 赤見 悟 119 古書価の私的メカニズム──私はこうして値を付ける 売価は思いきって付けるもの 玉英堂書店 斎藤孝夫 120 初めにテーマありき えびな書店 蝦名 則 122 買った! やられた! 見逃した! 「やられた」 扶桑書房 東原武文 126 一人相撲 中野書店 中野智之 127 山が買いたい!! 古書日月堂 佐藤真砂 128 会心の入札 えびな書店 蝦名 則 129 紙屑漁り 港や書店 中村一也 130 最初の感激、最後の興奮 龍生書林 大場啓志 131 『奥沢・小山・大森』江口書店 江口了介 132 まぎれ本配り 古書現世 向井透史 134 名札 泰成堂書店 池田 泰 135 弁当係に捧げるエチュード 青木書店 青木正一 136 中央線支部トークイベント 「古本の仕入れと古本の値付け」138 ネット販売、即売展、古本屋考現学 ネットにかける古本屋 座談会 インターネット販売の現状と問題点 148 〈古本屋考現学〉① 話題の大型店訪問記 162 〈古本屋考現学〉② 町のレトロ店訪問 167 〈古本屋考現学〉③ 我が道を往く─ユニークなお店 169 座談会 今、即売展に何ができるか 174 泪橋古書展顛末記 古書ことば 山崎 賢 184 回顧放談 「オレにも言わせろ! ─死んでからじゃ、何も聞けないぞ─」 山田昌男×平野信一 188 大先輩たちの話にも耳を傾けたい 「大先輩が語る」沙羅書房 初谷康夫さん 「この道六十年 未知の本にハラハラドキドキ」 212 回想 想いいずるままに 217 想いいずるままに2 223 夏目書房 夏目 順 業界の先輩に聞く 安芸書房 福光三治さん 234 井上靖さんと私─野戦病院での出会い─ 八起書房 小島 孝 240 語りつぎたい古本屋の昭和史 私の昭和史は帝銀事件と共に始まった 春近書店 林 甲子男 243 記憶に残る古本屋 誰からも愛される思いやりの人 藤井書店 藤井 正さん 246 ほんの少しの自信と十分な悔しさと ─クリスティーズ・ニューヨーク日本美術オークションに参加して─ 玉英堂書店 斎藤孝夫 255 本郷雑記 人名のはなし(一) 259 人名のはなし(二) 262 ペリカン書房 品川 力 女性店主だから古本屋は楽しい 新春座談会 いきいき女性店主の〝古本屋ってどこかおもしろい〟 266 流れにのって泳いできてみたら… 古本 海ねこ 場生松友子 278 ギャルのある一日 金井書店 蓮池寿雅子 281 開店三年 公苑書房 武田由紀子 283 パパは本屋さん えびな書店 蝦名火見子 285 古本屋女房のすすめる育児本 古書音羽館 広瀬由佳子 286 古本屋の娘としての十数年 ポラン書房 石田奈保美 287 オカミの超忙ニッキ ポラン書房 石田智世子 289 「わが泥酔半生記」というテーマをいただいて 古本 海ねこ 場生松友子 291 古本屋のオヤジさん 絵と文 照井吾子 294 古本以外の趣味だってあるのだ 座談会「プロ野球と古本屋」 300 散歩 古本遙 吉田芳治 314 パラノイア文献学 栄光なきマンガ家たち くだん書房 藤下真潮 317 酔生夢死 白鳳書院 鈴木吉繁 319 藍甕のごとし 風光書房 重田秀範 321 昭和衰へ馬の音する夕かな 古書古群洞 須賀典夫 323 古本価格こばなし抄 上野文庫 中川道弘 325 旧い映画と「クラブ化粧品」 パラディ 岩崎洋介 328 踊る古本屋宣言! 古書興居島屋 石丸徳秀 329 カレーなる遍歴 古本一角文庫 前原航平 330 my favorite things 魚山堂書店 伊藤俊一 332 私のなかのハエトリソウ 古書ことば 山崎 賢 334 書けない 永福堂 小泉耕治 335 茶飲み話 みはる書房 井上悦郎 337 座談会 クラシックと古本屋 339 買取こそが古本屋の醍醐味である 「ふらんす物語」が時価一億円の土地に代った話 山田書店 山田朝一 352 十年の夢 アルカディア書房 矢下晃人 355 一生に一回の買取 りへい書房 吉田利兵衛 356 落語・狸算 草木堂書店 横田盛夫 359 飾り物の価値 龍生書林 大場啓志 361 「苦笑高価買受」 大山堂書店 青木和広 363 本を売りたい 森井書店 森井健一 364 実際に開業した人座談会 366 私の一冊「せどった話」 おもしろ文庫 夏目一郎 372 一冊でない本 河野書店 河野高孝 375 こんなこともあらあな 苔花堂書店 五本木広子 376 古本屋冥利 安芸書房 福光三治 378 座談会「新組合員に聞く!」 381 だから古本屋はやめられない! 座談会「大先輩が語る。」「ひらめきの東部支部に話を聞く」 390 哀しき日々 古書現世 向井透史 397 私の一日 江東文庫 石尾光之祐 403 よるべなきうきくさのたつせはなきや 玉晴 堀口 稔 404 編集後記 古書落穂舎 栗原勝彦 406 逐電電 白鳳書院 鈴木吉繁 408 神保町物語 書肆ひぐらし 有馬浩一 409 何があっても我が人生 青木書店 青木正一 411 南部支部旅行 古書明日 田中大士 413 3・11会館宿泊レポート 組合業務課職員 田代耕一 417 コロナ禍と古本屋 その日、その日 組合広報課職員 関澤哲郎 419 鎌倉コロナ徒然 公文堂書店 原 知子 424 機関誌部長不謹慎日記 氷川書房 殿木祐介 425 五月十六日無題 書肆田髙 田髙 稔 427 おわりに──あるいは古本屋は楽しそうである。のである。 中山信如 429
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死者の書 口ぶえ
¥814
『死者の書 口ぶえ』 折口信夫 文庫判、300ページ 目次 ・死者の書 ・死者の書 続篇 ・口 ぶ え 解説(安藤礼二) 関連系図 関連地図 注 解
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頁をめくる音で息をする
¥1,540
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『頁をめくる音で息をする』 藤井基二 B6判 縦182mm × 横128mm 208ページ 開店時間は深夜23時。尾道の路地で古本屋弐拾dBを営む店主の初の随筆集。Web本の雑誌の同名連載に二〇二一年の日記と新規エッセイ書き下ろし。今の尾道を知るカラーグラフ32頁。 カバー装画 保光敏将 「古本屋を始めてこの四月で五年が経つ。古本を買い取り、古本を売り、なんとか生きている。学生時代に願ってやまなかった暮らしをそれなりに謳歌してしまっている。逃げ続けていたら、そこに本があった。」 目次 〈夜の染み〉 脱走兵 匂い 見えない手 古本戦線、異常なし 不健全な肉体に宿る、健全な魂 図書室の怠け者 古本商人 本の本分と性分 お通しに文庫本、デザートに朝を 僕は中原中也 本を買う理由、方便、言い訳。 四人の花 新しい友と懐かしい友 生き残ってしまった 〈二〇二一年の日記〉 四月~十月 〈猫背のひとりごと〉 独座雑念 町の骨、皮膚 古書店主たち 魂の値段 盲目の季節 番台暮らし 片道六十円 藤井基二(フジイモトツグ) 1993年広島県福山市生まれ。2015年に龍谷大学文学部日本語日本文学科を卒業。尾道の古本屋弐拾dB(にじゅうでしべる)店主。「雑居雑感」(弐拾dB発行)編集人。
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日曜日 蜻蛉 生きものと子どもの小品集
¥946
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『日曜日 蜻蛉』生きものと子どもの小品集 志賀直哉 文庫判、256ページ 「私は今、六十五才の老人であるが、いきものに対しては子供と同じように興味を持っている」。〝小説の神様〟志賀直哉が生涯見つめ続けた子どもと生きもの。それらの短篇を集めた『日曜日』『蜻蛉』を合本とし、網野菊「先生と生きもの」を付す。〈解説〉阿部公彦 志賀直哉(シガナオヤ) 一八八三(明治一六)- 一九七一(昭和四六)年。学習院高等科卒業、東京帝国大学国文科中退。白樺派を代表する作家。「小説の神様」と称され多くの作家に影響を与えた。四九(昭和二四)年、文化勲章受章。主な作品に『暗夜行路』『城の崎にて』『和解』ほか。
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問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション
¥2,970
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『問いのデザイン』創造的対話のファシリテーション 安斎勇樹 / 塩瀬隆之 A5判、300ページ 課題解決のためのチームの話し合いにおいて「良いアイデアが生まれない」「チームの一体感がない」と感じるとき、それはチームのメンバーやマネージャーの能力不足ではなく、チームで向き合っている「問い」がうまくデザインされていないからだ。 そもそも何を解決すべきなのか、「本当に解くべき課題」を正しく設定できなければ、その後、どんなにワークショップやファシリテーションの工夫を重ねても、根本的に解決の方向性がずれてしまい、関係者に「創造的な対話」は生まれない。 本書は、企業の商品開発・組織変革・人材育成などの複雑な課題解決の現場において、問題の本質を見抜き、解くべき課題を正しく設定し、関係者を巻き込み、課題解決のプロセスをデザインするための思考法・スキルについて体系化。 人とチームのポテンシャルを引き出し、組織や事業の創造性、イノベーションを促すための必読書。 目次 序論 なぜ今、問いのデザインなのか 1. はじめに 2. 「認識」と「関係性」の固定化の病い 3. 企業、学校、地域を揺さぶる問いの技法 4. 本書の構成:課題とプロセスのデザイン PartⅠ 問いのデザインの全体像 1章 問いのデザインとは何か 1.1. 問いとは何か 問いの基本性質を探る 問いかけによって刺激される思考と感情 1.2. 創造的対話とは何か 問いが誘発するコミュニケーションタイプ 対話によって揺さぶられる個人の認識 共通の意味づけを探るなかで、関係性が編み直される 新たなアイデアを創発する創造的対話 問いは新たな問いを生みだす 1.3. 基本サイクルとデザイン手順 問いの基本サイクル 問いのデザインの手順 PartⅡ 課題のデザイン:問題の本質を捉え、解くべき課題を定める 2章 問題を捉え直す考え方 2.1. 問題と課題の違い 問題とは何か? 洞察問題の解決を阻む固定観念 当事者の認識によって、問題の解釈は変化する 関係者の視点から問題を捉え直す 問題と課題の違い 2.2. 課題設定の罠 課題設定の罠(1)自分本位 課題設定の罠(2)自己目的化 課題設定の罠(3)ネガティブ・他責 課題設定の罠(4)優等生 課題設定の罠(5)壮大 2.3. 問題を捉える思考法 問題を捉える思考法(1)素朴思考 問題を捉える思考法(2)天邪鬼思考 問題を捉える思考法(3)道具思考 問題を捉える思考法(4)構造化思考 問題を捉える思考法(5)哲学的思考 3章 課題を定義する手順 3.1. 目標を整理する 課題を定義する手順 STEP1:要件の確認 STEP2:目標の精緻化 3.2. 目標のリフレーミング STEP3:阻害要因の検討 STEP4:目標の再設定 3.3. 課題を定義する STEP5:課題の定義 PartⅢ プロセスのデザイン:問いを投げかけ、創造的対話を促進する 4章 ワークショップのデザイン 4.1. ワークショップデザインとは何か 現代社会とワークショップ ワークショップの本質的特徴 なぜ、ブレストからアイデアが生まれないのか? ワークショップデザインにおける問いの重要性 ワークショップとは経験のプロセスをデザインすること プログラムの基本構造 4.2. ワークショップの問いをデザインする ワークショップの問いをデザインする手順 手順(1)課題解決に必要な経験のプロセスを検討する 手順(2)経験に対応した問いのセットを作成する 手順(3)足場の問いを組み合わせてプログラムを構成する プログラムのタイムテーブルの調整 4.3. 問いの評価方法 ワークショップにおける良い問いとは何か 問いの「深さ」を設定する 問いを因数分解する アイスブレイクこそ問いが肝心 5章 ファシリテーションの技法 5.1. ファシリテーションの定義と実態 ファシリテーションとは何か ファシリテーションはなぜ難しいのか? ファシリテーションを妨げる六つの要因 プログラムデザインとファシリテーションの補完関係 ファシリテーターの本当の役割とは何か 5.2. ファシリテーターのコアスキル ファシリテーターのコアスキルとは コアスキル(1)説明力 コアスキル(2)場の観察力 コアスキル(3)即興力 コアスキル(4)情報編集力 コアスキル(5)リフレーミング力 コアスキル(6)場のホールド力 5.3. ファシリテーターの芸風 ファシリテーターの芸風とは何か 芸風(1)場に対するコミュニケーションスタンス 芸風(2)場を握り、変化を起こすための武器 芸風(3)学習と創造の場づくりに関する信念 5.4. 対話を深めるファシリテーションの技術 「導入」のファシリテーション 「知る活動」のファシリテーション 「創る活動」のファシリテーション 「まとめ」のファシリテーション 5.5. ファシリテーションの効果を高める工夫 4タイプの即興の問いかけを駆使する チームによるファシリテーション 組織内のファシリテーターを育てる 空間のレイアウトの工夫 対話を可視化するグラフィックレコーディング ファシリテーションの技術を磨き続けるために PartⅣ 問いのデザインの事例 6章 企業、地域、学校の課題を解決する ケース1 組織ビジョンの社員への浸透:資生堂 ケース2 オフィス家具のイノベーション:インスメタル ケース3 三浦半島の観光コンセプトの再定義:京浜急行電鉄 ケース4 生徒と先生で考える理想の授業づくり:関西の中高生とナレッジキャピタル ケース5 ノーベル平和賞受賞者と高校生の対話の場づくり:京都の公立高校生とインパクトハブ京都 ケース6 博物館での問いの展示:京都大学総合博物館 おわりに 安斎勇樹(アンザイユウキ) 株式会社ミミクリデザインCEO。株式会社DONGURI CCO。東京大学大学院情報学環特任助教。1985年生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。組織の創造性の土壌を耕すワークショップデザイン・ファシリテーション論について研究している。著書に『協創の場のデザイン:ワークショップで企業と地域が変わる』『ワークショップデザイン論:創ることで学ぶ』(共著)。 塩瀬隆之(シオセタカユキ) 京都大学総合博物館准教授。1973年生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科修了。博士(工学)。専門はシステム工学。2012年7月より経済産業省産業技術政策課にて技術戦略担当の課長補佐に従事。2014年7月より復職。小中高校におけるキャリア教育、企業におけるイノベーター育成研修など、ワークショップ多数。平成29年度文部科学大臣賞(科学技術分野の理解増進)受賞。著書に『インクルーシブデザイン:社会の課題を解決する参加型デザイン』(共著)など。
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【サイン本】現代生活独習ノート|津村記久子
¥1,815
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『現代生活独習ノート』 津村記久子 四六判、264ページ 偶然録画していた興味のない番組 冷蔵庫内の陣地争い 貧弱な食事ばかりのSNS画面 資料室の籠城騒動 キラキラはしていなくても、 冴えない日常は、案外愛しく、悪くない。 短編の名手がおくる 私たちの‘今’が詰まった8つの物語 怒り、あきらめ、情けないこと、ときどきは幸せなこと “通り過ぎていくものたちのどれかは、手になじんで輝いてくれるだろう” 収録作 「レコーダー定置網漁」 「台所の停戦」 「現代生活手帖」 「牢名主」 「粗食インスタグラム」 「フェリシティの面接」 「メダカと猫と密室」 「イン・ザ・シティ」 津村記久子 ツムラキクコ 1978年、大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、2020年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。他に『とにかくうちに帰ります』『エヴリシング・フロウズ』『つまらない住宅地のすべての家』などの著書がある。
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【サイン本】ディス・イズ・ザ・デイ
¥990
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『ディス・イズ・ザ・デイ』 津村記久子 ※サイン入りです。 ※イラストは写真のものと違うこともございます。 文庫判、408ページ 「こういう話をしてるとさ、どんな気持ちでも生きていけるんじゃないかって思うよね」22のチーム、22の人生――サッカー国内2部リーグ22チームの22人のファンたちは、それぞれの思いを抱いて今季最終試合のザ・デイ、「その日」に向かう。職場の人間関係に悩む会社員、別々のチームを応援することになった家族、憧れの先輩に近づきたい男子高生、両親の離婚で十数年ぶりに再会した孫と祖母など、ごく普通の人たちのかけがえのない人生を、サッカーを通してエモーショナルに描き出した、一話完結の連作小説集。単行本刊行時、30近いメディアで多数書評掲載や紹介がなされるなど圧倒的な評価を得、また第6回サッカー本大賞を受賞した作品が、ついに待望の文庫化! 装画:内巻敦子 <目次> 第1話 三鷹を取り戻す 第2話 若松家ダービー 第3話 えりちゃんの復活 第4話 眼鏡の町の漂着 第5話 篠村兄弟の恩寵 第6話 龍宮の友達 第7話 権現様の弟、旅に出る 第8話 また夜が明けるまで 第9話 おばあちゃんの好きな選手 第10話 唱和する芝生 第11話 海が輝いている エピローグ――昇格プレーオフ あとがき 解説 星野智幸 <本書に登場する架空の22チーム>オスプレイ嵐山/CA富士山/泉大津ディアブロ/琵琶湖トルメンタス/三鷹ロスゲレロス/ネプタドーレ弘前/鯖江アザレアSC/倉敷FC/奈良FC/伊勢志摩ユナイテッド/熱海龍宮クラブ/白馬FC/遠野FC/ヴェーレ浜松/姫路FC/モルゲン土佐/松江04/松戸アデランテロ/川越シティ/桜島ヴァルカン/アドミラル呉/カングレーホ大林
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猟犬探偵 完全版
¥1,320
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『猟犬探偵 完全版』 谷口ジロー 作画 / 稲見一良 原作 文庫判、461ページ 竜門卓は大阪の北端、能勢の広大な山林に居を構え、行方不明になった猟犬探しを生業としている。 犬の相棒、ジョーと慎ましい日々をおくっていたが、ある日、暴力団組長の女から盲導犬の捜索依頼が舞い込んだ。 資産家の娘が愛する盲導犬と一緒に音楽教室に通っていたとき、一瞬目を離した瞬間に犬がいなくなったという(セント・メリーのリボン) 。 主人公のもとに、サラブレッドファームから失踪した犬と馬と老厩務員の捜索が依頼された。 馬と犬を連れて、老人はなぜ失踪したのか。その目的地は…… (サイド・キック) 。 谷口ジローはもともと『セント・メリーのリボン』で完結させるつもりだったが、 主人公のキャラクターにほれ込み、「セント・メリーのリボンから一年後」という設定の本作に出会い、 あらためてマンガ化を申し出たという。 稲見一良が紡ぎだす動物の力強さ、自然の美しさ、男の気高き魂を谷口ジローが描きあげた傑作集。
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お酒を飲むたびに。沖縄編
¥2,500
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『お酒を飲むたびに。沖縄編』 飯本貴子 写真・文 ノセレーナ 絵・文 A5、本紙124ページ + テキスト20ページ 製本:スクラム製本(ゴム綴じ) 印刷:デジタル印刷+オフセット印刷 デザイン:三木章弘 印刷:藤原印刷 ―――「おいしいお酒を飲みたい。」そう思うたび、ふたりは旅へ。 「お酒を飲むたびに。」は、写真家・飯本貴子とお絵描きOL・ノセレーナによる飲酒ユニットです。ふたりで旅した記録を作品にする活動を行っています。 第二弾のZINEとなる本作『お酒を飲むたびに。沖縄編』では、2019年に行った4泊5日の沖縄旅行を.1冊にまとめました。写真は飯本、イラストはノセによる書き下ろし。それぞれの視点で綴る日記も必読です。
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台湾旅行記 声はどこから
¥1,000
台湾旅行記『声はどこから』 壇上遼 / 篠原幸宏 文・写真 文庫判、182ページ ※本書は2017年に刊行した台湾旅行記『声はどこから Where is the Voice Coming From?』をもとに、判型を文庫サイズにし、写真に変更を加え、あらたに文章を追加改稿したものです。 2015年に台湾東部を旅行した二人の著者による台湾旅行記。台湾生まれ香港籍の母親をもつハーフという出自から中国語や中華圏の文化に対する独特の視点で旅をつづる檀上遼と、フィクショナルな記述で旅という時間を描きなおそうと試みる篠原幸宏、同じ時間を過ごしたはずの二つの旅行記から、全く異なったの二つの旅が立ち上がる。旅を読むことのおもしろさにたちかえる十日間の記録。 目次 第一部 台北 一〇月二〇日から二五日 「台北、再び」 檀上 遼 「台北の五日間」 篠原 幸宏 第二部 東海岸 一〇月二六日から三一日 「東へ」 檀上 遼 「東海岸の五日間と一日] 篠原 幸宏 文庫本のあとがき 檀上遼(だんじょう りょう) 文筆業と写真を中心に活動中。 1983年生まれ。兵庫県神戸市出身。東京造形大学デザイン学科映画専攻卒業。 日本人の父と台湾生まれ香港籍の母とのハーフ。
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馬馬虎虎(マーマーフーフー) vol.2 タイ・ラオス紀行
¥1,300
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『馬馬虎虎(マーマーフーフー) vol.2 タイ・ラオス紀行』 壇上遼 文・写真 四六判、208ページ ひとりの旅行者である私たちは、均質化する世界で なにを見つけ、なにを考え、なにを書くことができるのか タイ、ラオス、熱帯アジアを「観光」する 「あるときわたしは、なんだか自分がまだ旅をつづけているような感覚に陥ってしまっていることに、はたと気がついた。」2018年8月のとある10日間の旅の記憶が、書くという現在との往復を通して、今もこの時間を流れている。スマートフォンとSNSが当たり前になった現代の、いまどき真っ当な「観光」旅行記! 目次 ウェルカムトゥータイランド! ルンピニーで朝食を ヤワラート ムエタイなんか見るわけない メコン川のほとりで…… キング・オブ・メコン ラオスのサウナでいったい何があったというんですか? マジでラーオ? イサーンディスコ まえがきのようなあとがき 檀上遼(だんじょう りょう) 文筆業と写真を中心に活動中。 1983年生まれ。兵庫県神戸市出身。東京造形大学デザイン学科映画専攻卒業。 日本人の父と台湾生まれ香港籍の母とのハーフ。
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馬馬虎虎(マーマーフーフー)vol.1 気づけば台湾
¥800
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『馬馬虎虎(マーマーフーフー)vol.1 気づけば台湾』 壇上遼 写真・文 182mm × 129mm、98ページ ※※ 2021年10月に【リニューアル版】を刊行しました。 文字組みやレイアウトを変更した関係で、以前よりもページ数が18Pほど増え、写真も新たに20枚近く追加しています。 短いエッセイやリニューアル版のあとがきなども描き下ろし、全編加筆修正しています。 2012年から2013年にかけての一年間、語学留学で台北に滞在した筆者のエッセイ集。当時の日記や撮りためた豊富な写真も収録。台湾生まれ香港籍の母親をもつハーフという自身の出自を活かし、ガイドブックとも旅行記とも違う切り口で台湾での生活をみずみずしい筆致で描いている 文章をメインとした「読み物」を意識した作りとなっていますが、台湾に関心がある方もない方もどちらも楽しめるような一冊になっています。 目次 1.まえがき 2.ハーフの私と中華圏 3.なぜ台湾なのか 4.台北生活 5.留学生生活 6.酒と夜市 7.古亭的麥當勞 8.南へ 9.中国と私 10.台湾の同性愛社会 11.サウナにて 12.最後に 13.あとがき 14.リニューアル版あとがき 檀上遼(だんじょう りょう) 文筆業と写真を中心に活動中。 1983年生まれ。兵庫県神戸市出身。東京造形大学デザイン学科映画専攻卒業。 日本人の父と台湾生まれ香港籍の母とのハーフ。
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ハシゴの上のごちそう about タンポポ
¥800
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『ハシゴの上のごちそう about タンポポ』 映画パンフは宇宙だ!(PATU) 182mm×182mm 28ページ(表紙含む) 全ページフルカラー 『タンポポ』は人気ジャンルの一つである「グルメもの」のパイオニア!日本で初めてフードスタイリストが撮影に参加した作品です。観終わったら必ず醤油ラーメンが食べたくなってしまう“元祖飯テロ映画”ですが、本書では劇中に登場する「タンポポ・ラーメン」を家庭で簡単に作れるように再現したアレンジレシピを掲載。合わせて主人公たちが住む町を妄想した「タンポポ地図」や、欧米を中心とする海外での『タンポポ』人気もご紹介。全ページフルカラー、思わずヨダレが出そうになる美味しそうなイラストを配し、初めて『タンポポ』を観る方も、伊丹十三監督作品が大好きな方も、手に取りやすい一冊に仕上げました。 主演・宮本信子さんインタビューや、多彩なゲストによるコラムを掲載! 公開から36年――さまざまな角度から『タンポポ』の魅力について掘り下げるため、本書ではインタビューや多彩なゲストによる寄稿を収録しています。 『タンポポ』をはじめ数々の伊丹映画の主演を務め、伊丹十三監督の妻でもある宮本信子さんのスペシャルインタビューでは、『タンポポ』誕生秘話から撮影の裏話、また結婚生活のエピソードなど、貴重な思い出をお伺いしました。 スペシャルコラムでは、DJや作曲、ラップ、執筆業などマルチな活動を行うやけのはらさんと、「臨死!!江古田ちゃん」でデビュー以降、漫画とエッセイで幅広く活躍する瀧波ユカリさんが登場。伊丹十三監督と社会の関係性や、『タンポポ』とフェミニズムについてなど、独自の視点で伊丹映画を掘り下げる寄稿を寄せていただきました。 内容 ・宮本信子さんスペシャルインタビュー ・やけのはらさんスペシャルコラム「伊丹十三と社会/大人になるということ」 ・瀧波ユカリさんスペシャルコラム「『タンポポ』とフェミニズム」 ・伊丹十三と13のこだわり(伊丹映画のこだわりを13のキーワードで読み解く) ・伊丹映画鑑賞のススメ(『タンポポ』以外の9作品を紹介) ・妄想「タンポポ地図」(登場人物たちが住む町を本編から想像して描き起こしたマップ) ・セリフのあじわい(『タンポポ』に登場する名台詞を紹介) ・タンポポ・ラーメンの再現アレンジレシピ ほか 映画『タンポポ』ストーリー 舞台はとある寂れたラーメン屋。未亡人のタンポポ(宮本信子)が切り盛りする店に、タンクローリー運転手のゴロー(山﨑 努)とガン(渡辺 謙)がふらりと立ち寄る。大のラーメン通である二人の話を聞くうちに、タンポポは“本物”のラーメン屋を目指したいとゴローに弟子入りをする。スープの名人であるセンセイ(加藤 嘉)、麺にうるさい運転手ショーヘイ(桜 金造)、タンポポの幼馴染ピスケン(安岡力也)などの力を借りながら、自分の店を町一番のラーメン屋にするべく、タンポポの究極のラーメン作りが始まる……! 映画パンフは宇宙だ!とは 2018年に設立された、映画パンフレット文化の継承と発展・発信を目的に活動する有志団体です。50名のメンバーとともに、イベントの企画、パンフレットの編集、書籍の出版、SNS配信などを通じてパンフレット文化の魅力を発信しています。初の自主出版書籍であるアリ・アスター短編解説読本『”I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED.”』は一夜でインターネット販売分が完売。『ミッドサマー』公式Blu-rayのリーフレットでも一部編集を担当。2020年7月には業界初の“映画パンフ専門誌”となる『PATU MOOK』を創刊。グラフィックデザイナーの大島依提亜さんを特集し、こちらも第3版まで増刷されるなど好評を博しました。今後も、日本の映画文化における“豊かさの象徴”ともいえる映画パンフレットの面白さを届けるため活動を続けてまいります。
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アンダー・ゼア・サム
¥2,750
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『アンダー・ゼア・サム 』ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷 ビル・ジャーマン 池田祐司 監修 / 久保田祐子 翻訳 四六判、560ページ 10歳でローリング・ストーンズのファンになり、1978年、ハイスクール時代にこっそり忍び込んだ学校の印刷室でファンジン第1号を発行。〈ベガーズ・バンケット〉と題されたそのミニコミは、やがてローリング・ストーンズのメンバーにも認められ、遂にはバンドの公式ニュースレターに! しかし80年代以降、肥大化していくロック・ビジネスの流れのなかで、メンバーとは近いのにバンドは遠い存在になっていく.....。まるで目の前にキースやミックがいるかのような生き生きとした筆致で描かれる、涙と笑いの青春ノンフィクション! 目次 第1章 ブルックリン横丁で芽生えた夢のファンジン 第2章 卒業 第3章 踊るリッツの夜 第4章 ハンプトンで大暴れ 第5章 友を待つ 第6章 アップタウンのねぐらは害虫だらけ 第7章 合併 第8章 小鼠、大国に吠える 第9章 毎度お馴染み、怪しいヤツら 第10章 たった独りのいい野郎ども 第11章 愛やら希望やらセックスやら夢 第12章 最後に笑うのは...... 第13章 すべての物語に絵を...... 第14章 サンシャイン・ボーイズ 第15章 川を越えて森(ウッド)の深みへ 第16章 ニューヨークから生放送 第17章 カエルの子はカエル 第18章 おかしな関係 ビル&ジェーン 第19章 拾う神 第20章 誠意を賭けた大博打 第21章 砦の番人 第22章 新しい時代への片道切符 第23章 ほとけ 第24章 天の邪鬼を憐れむ歌 第25章 ロック界のラスプーチン 第26章 ミックとキースを徹底精神分析 第27章 ラジオ・デイズ 第28章 フェイク・ニュース 第29章 言葉の迷宮 第30章 弱肉強食の世界へいらっしゃい 第31章 ストーンズまでの隔たり 第32章 何石投じても一鳥も得ず 第33章 かわいい子には、よじれ旅 第34章 墓石ブルース 第35章 キースに解き放たれて 第36章 ベンに首ったけ 第37章 呪わしきツアー理念 第38章 ラスベガス万才 第39章 ビバリーヒルズの憂うつ 第40章 フランクに生きる道 エピローグ 無間地獄からの旅立ち
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共産テクノ ソ連編 増補改訂版
¥2,530
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『共産テクノ ソ連編 増補改訂版』 四方宏明 四六判、256ページ テルミンを生み出したソ連で 独自に進化を遂げていた電子音楽 共産趣味テクノby西側陣営 ロシアン・ハードベースbyスラヴ不良ゴプニク メロディヤ認定スポーツテクノ継承者インタビュー等 初版から32ページ増の永久保存版! ■ガガーリンも宇宙で聴いたソ連電子音楽の元祖、ヴィチスラーフ・ミシェーリン ■ソ連の共産テクノの起源となるラトビアの宅録集団、ゼルテニエ・パストニエキ ■ 2 トラック録音機だけで名作を作り上げた人力テクノ二人組、チルナフスキー=マテツキー ■小国ラトビア出身ながら、売上2000万枚を超えるスペースディスコ、ゾディアック ■Kraftwerkをレゲエカヴァーし、イラク公演まで果たしたエストニアのTornaado ■強制労働を課された事もある自称火星出身ソ連版Lady Gaga、ジャンナ・アグザラワ ■ YMO をサンプリング(パクった?)した閉鎖都市の反乱者、Brothers In Mind ■「セックスのための音楽」を発表した「化粧品研究所」、ニー・コスメチキ ■突然テクノディスコを発表したリトアニア音楽院のクラシック音楽理論教授テイスティス・マカチナス ■ラヴソングを英語のみで歌う旧スターリングラード出身のアイドルデュオSlow Motion ●ロシア・アヴァンギャルド風ジャケット展や、ペレストロイカ期に出版 されたモスクワのガイドブック再訪など共産趣味コラム類も多数!! 目次 2■はじめに~共産テクノとは? 4■目次 6■凡例 6■地図 7■主要な出来事 8■ソビエト社会主義共和国連邦 9■ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国 10■ヴィチスラーフ・ミシェーリン Вячеслав Мещерин ガガーリンも宇宙で聴いたソ連電子音楽のパイオニア 16■コーラ・ベルドィ Кола Бельды ハバロフスク近郊ナナイ族の口琴テクノ 18■ツェントル Центр バンド・リーダーは米ソ友好ソングをリリース 21■チルナフスキー=マテツキー Чернавский - Матецкий 2 トラック録音機だけで名作を作り上げた人力テクノ二人組 30■フォルム Форум 名曲も盗作疑惑曲もあるソ連テクノポップの先駆者 38■《コラム1》盗作疑惑調査委員会 怪しいカヴァー?盗作?そこから見えるソ連の黒歴史 41■アレクセイ・ヴィシュニャ Алексей Вишня 早すぎたトランスジェンダー? 早すぎたチルウェイヴ 47■ストランヌィ・イーグリィ Странные Игры アメリカで初めて公式にリリースされた元祖共産2 トーン 54■ジャンナ・アグザラワ Жанна Агузарова 逮捕歴あり、火星出身と言い張るソ連版Lady Gaga 57■ラジオノフ& チハミロフ Родионов и Тихомиров ソ連スポーツ委員会の推奨の「スポーツテクノ」 61■ラジオノフ&チハミロフにモスクワでインタビュー エアロビクス、ブレイクダンス、スター・ウォーズに触発されたMSX ミュージック 74■アリヤーンス Альянс モスクワ版Duran Duran、共産ナウロマンティック! 76■Brothers in Mind(Братья По Разуму) YMO をサンプリング(パクった?)した閉鎖都市の反乱者 78■メトロ Метро カシオトーンを駆使したローファイ共産テクノ 80■ダヴィット・トゥマーナフ Давид Тухманов ソ連のTrevor Horn ?モダンポップな共産テクノ人気作曲家 83■タチアナ・アンツィフェロヴァ Татьяна Анциферова 歌手に育ててくれた年上音楽家の若妻となり、共産テクノアイドルへ 85■エメラルドの都の魔法使い Волшебник Изумрудного Города おとぎ話風のバンド名なのに、ニューウェイヴ・レゲエ 87■ニコライ・コペルニク Николай Коперник 妖しいオーラの自称「ニューロマンティックスの真のシンボル」 89■グリゴリー・グラトコフ Григорий Гладков 子供ディスコ・シリーズを放ったギネスブック記録保持者 91■メガポリス Мегаполис 東ドイツで交換留学生だったエンジニアによるロシア詩テクノポップ 93■《コラム2》ソ連へのノスタルジア ソ連時代の古いガイドブックを使って、モスクワを訪ねてみた 102■New Composers Новые Композиторы Zappa が認めて、Eno がコラボしたソ連製Kraftwerk 106■ビオコンストルクトル Биоконструктор 髪型やファッションまで、なりきりDepeche Mode 110■ニー・コスメチキ НИИ Косметики 「セックスのための音楽」を発表した「化粧品研究所」 113■ウラジミール・プリスニコーフ Владимир Пресняков 父は家畜をテーマにしたテクノ歌謡をプロデュース、息子はイケメン系アイドル 116■ザクルィタヤ・プリドプリヤーティ Закрытое Предприятие 「閉業」を意味するシベリア発ダークウェイヴ、仲間は謎の死 118■アルガニーチスカヤ・リェヂ Органическая Леди モンゴルに生まれ、アラサーでデビューしたオーガニックレディー 120■Slow Motion 大祖国戦争激戦地、旧スターリングラード出身なのに、アンチ・ロシア語デュオ 122■《コラム3》テレビ・映画から見る共産テクノ テレビドラマ『エイティーズ』& 映画『エレクトロモスクワ』 126■ウクライナ・ソビエト社会主義共和国 127■ディスプレイ Дисплей ソ連初のテクノポップという人もいる「ロボット=スーパーマン」でテレビ出演 129■Ivan Samshit 「Shit(クソ)」なのにロマンティックなテクノ・トリオ 132■ルーシャ&ナターシャ Руся & Наташа 姉はマレットヘアーのテクノアイドル、妹はエロスな肉体派熟女 137■ユーリイ・ブチマ Юрий Бучма 「チェルノブイリの苦痛」を描いた画家そして電子音楽家 139■イリーナ・ビリク Ирина Билык クリントン元大統領の前で歌ったウクライナの歌姫 141■《コラム4》共産テクノの探し方 キリル文字入力から有力サイト情報まで 143■白ロシア・ソビエト社会主義共和国 144■ヴェラスィ Верасы 白ロシアの歌謡楽団がテクノポップに突然変異 146■カザフ・ソビエト社会主義共和国 147■アルマータ Алмата 後に英国チャートで健闘したジャズロック由来のテクノバンド 150■エストニア・ソビエト社会主義共和国 151■トルナード Tornaado Kraftwerk をレゲエ・カヴァーしたマリオとルイージ集団 155■Radar キューバ、西アフリカにまで遠征、ファンキーレゲエの名曲を残す 157■マハヴォック Mahavok バックバンド上がりの苦労人、ヘッドバンドが80 年代なエレクトロニック・フュージョン 159■《コラム5》ロシア・アヴァンギャルド・ジャケット展 リシツキー、ロトチェンコ、ステンベルク兄弟の遺伝子! 189■ラトビア・ソビエト社会主義共和国 190■ゾディアック Зодиак 小国ラトビア出身ながら、売上2,000 万枚を突破したスペースディスコ 192■ゼルテニエ・パストニエキ Dzeltenie Pastnieki ソ連の共産テクノの起源(本命!)となるラトビアの宅録集団 200■ユンプラヴァ Jumprava 歴代メンバー中4 人の名前がアイガルスだったハンマービート大好きバンド 202■リトアニア・ソビエト社会主義共和国 203■テイスティス・マカチナス Teisutis Makačinas リトアニア音楽院のクラシック音楽理論教授が突然テクノディスコを発表 205■アルゴ Argo 試作機シンセサイザー「Vilinus-5」を実験台にしたスペースディスコ 208■フォーイェ Foje 30 年後にディープハウス化されるも全く違和感なし 210■《コラム6》100 枚のソ連ロック・テープアルバム ソ連でインディーズとして機能したテープ文化 216■『100 枚のソ連ロック・テープアルバム』からの共産テクノ系セレクション 218■《番外編》JOYTOY 日本にもあった反米・親露路線の共産テクノ? 220■ 共産テクノWest支部 ゴルビーは共産テクノWestのスーパースター! 230 ■アルゼンチンのEl Club de la Computadoraにインタビュー メロディヤも認めたスポーツテクノの真の継承者 239 ■ロシアン・ハードベースとゴプニクの世界 ネットミームが盛り上げたスラヴ的不良サブカルチャー現象 252■あとがき 254■参考文献 四方宏明(シカタ ヒロアキ) 1959年京都市生まれ。神戸大学卒。 2014年にP&G退社後、(株)conconcom 及び(株)WATER DESIGNにてコンサルタントとして活動する。 2001 年よりAll About にてテクノポップの ガイドとなり、インタビュアー、音楽発掘家 としても情報を発信し続けている。 研究対象は、「共産テクノ」「中南米テクノ」「世界の渋谷系」等。
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細野観光1969 - 2021
¥3,500
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『細野観光1969 - 2021』細野晴臣デビュー50周年記念展オフィシャルカタログ B5変型判、240ページ 変幻自在の音楽家50年の軌跡。楽器や私物コレクション、アートワーク、秘蔵写真、創作ノートなどの膨大なビジュアルで細野ワールドをひもとく。「細野観光 1969-2021」展公式カタログ。『細野観光 1969-2019』増補改訂版。新規インタビュー8000字を収録。
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風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年
¥2,860
SOLD OUT
『風街とデラシネ』作詞家・松本隆の50年 田家秀樹 四六変型判、528ページ 伝説的日本語ロックバンド”はっぴいえんど”のメンバーとして活動した後、日本を代表する作詞家となった松本隆50年の軌跡を追う評伝。太田裕美「木綿のハンカチーフ」、大瀧詠一「君は天然色」、松田聖子「赤いスイートピー」、寺尾聰「ルビーの指環」、KinKi Kids「硝子の少年」――。抒情性と物語性に富んだ歌詞で数々のメガヒット曲を生み出した松本隆。シングル曲よりアルバムのコンセプトを重視した作詞など新しい手法を用いたほか、シューベルトの楽曲や「古事記」をもとに作詞をおこなったこともあった。大瀧詠一、筒美京平、松田聖子らとの知られざるエピソードを含め、その挑戦の日々を松本隆本人へのインタビューと証言者たちの言葉から描き、不世出の作詞家の本質に迫る。 目次 まえがき 第1章 始まりは1969年――エイプリル・フール 第2章 はっぴいえんどのデビュー 第3章 1971年に吹いた風――「風街ろまん」 第4章 はっぴいえんどの解散と転機 第5章 橋を渡る――ミュージックシーンの”こっち側”と”あっち側” 第6章 作詞家・松本隆の始まり――筒美京平と太田裕美 第7章 70年代を代表する1曲「木綿のハンカチーフ」 新8章 コンセプトアルバム――森山良子「日付けのないカレンダー」 新9章 青春の普遍性――岡田奈々と原田真二 新10章 70年代と青春の終わり――吉田拓郎と桑名正博 新11章 怒濤の80年代の幕開け――竹内まりやと大瀧詠一 新12章 男を書ける作家――近藤真彦、南佳孝、寺尾聰、加山雄三 第13章 1981年の出会い、松田聖子 第14章 ちょっと先に石を投げる――20歳の松田聖子に書いた詞 第15章 史上最強の作詞家と歌い手の4年間 第16章 合流地点――大瀧詠一「EACH TIME」と南佳孝「冒険王」 第17章 移りゆく時代に――薬師丸ひろ子「探偵物語」「花図鑑」 第18章 アイドル戦国時代の最終局面――中山美穂と山瀬まみ 第19章 再び、松田聖子と――「瑠璃色の地球」 第20章 活動休止と新たな挑戦――中森明菜、シューベルト、大竹しのぶ 第21章 昭和から平成へ――矢沢永吉と氷室京介 第22章 筒美京平と山下達郎――KinKi Kids「硝子の少年」 第23章 思いがけない物語の始まり――クミコ「AURA」 第24章 2000年代の再評価と次世代への継承――Chappie、藤井隆、中川翔子 第25章 自由な愛の歌として聴き継がれることを――「古事記」と「デラシネ」と「白鳥の歌」 あとがき 参考文献 曲目一覧 田家秀樹(タケヒデキ) 1946年、千葉県生まれ。中央大学法学部政治学科卒。69年「新宿プレイマップ」創刊編集者を皮切りに「セイ!ヤング」などラジオ番組の放送作家を経て音楽評論家、ノンフィクション作家、音楽番組パーソナリティとして活躍中。著書に『陽のあたる場所 浜田省吾ストーリー』『オン・ザ・ロード・アゲイン』『読む J-POP 1945-1999 私的全史』『GLAY DOCUMENT STORY 2001-2002 夢の絆』『吉田拓郎 終わりなき日々』『KYOSUKE HIMURO since 1988』などがある。
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松本隆 言葉の教室
¥1,540
SOLD OUT
『松本隆 言葉の教室』 延江浩 四六変型判 縦188mm × 横125mm 176ページ 稀代の作詞家が教える“ポケットいっぱいの”日本語の秘密 「風をあつめて」「木綿のハンカチーフ」「ルビーの指環」「赤いスイートピー」「硝子の少年」…… 伝説のロックバンド「はっぴいえんど」でドラムと作詞を担当。 解散後は作詞家として2000曲以上を手がけ、50曲以上がヒットチャート1位に。数多くのヒット作を生んだ--- 夕陽を言葉にしてごらん 世界が一変するよ もくじ はじめに ― レッスン1 記憶は宝箱 創作の源 堆積した記憶のなかから取り出す 幼い頃に観たドイツ映画から 場所の記憶 本の記憶 多感な時期の読書歴 自由気ままにインプット 音楽の記憶 いいものが残っていく レッスン2 視点と距離 どこから切り取るか 目に映るものをノートに書いてみよう 通りから見た風景 視点をどこに置くか 一枚はさむ 目の高さを意識する 距離を正確に表す 自分とはなにか、3人称の視点 心を動かす訓練を レッスン3 光と陰 美しさを際立たせる デフォルメとアンプリファイ 針で突っつく 陰を描くことで立体的に 死が生を輝かせる レッスン4 あなたが好きって伝えたい ディテールを積み上げる ふっと心が動く瞬間 共感を凝縮 色が移ろう 失意のまま終わらない 俯瞰する視点 レッスン5 リズムとバランスと美意識 易しく伝える 語感の気持ちよさ 字数を意識する バランスの美意識 言葉によって世界を立ち上げる 色を表現する とにかくたくさんの言葉を知る 言葉の並べ方 「ポケットいっぱいの秘密」の秘密 ダサかっこいいを極める カナリア諸島と煉瓦荘 アフターレッスン 松本隆のポリシー 普遍性はどこから生まれるか コツコツ積む ときに休憩も大事 音楽も言葉も廃れはしない 歌はみんなの財産 日本語へのこだわり きみをさらってゆく風 松本隆をめぐるナイン・ストーリーズ ―― 延江 浩 0.風街を往く 1. 喪われた東京 2. レイバンと髭面と幸福な春休み 3. はっぴいえんど結成 4. 日本語ロック 5. きっかけは「ガロ」 6. 5人目のメンバー 7. 作詞家に転職 8. 時代を創る 9. ありったけの愛 あとがき 延江浩(ノブエヒロシ) 1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。TFM「村上RADIO」ゼネラルプロデューサー。国文学研究資料館・文化庁委託事業「ないじぇる流芸術共創ラボ」委員。 小説現代新人賞のほか、手がけたラジオ番組がABU(アジア太平洋放送連合)賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞、放送文化基金賞最優秀賞、日本民間放送連盟賞最優秀賞、JFN大賞を受賞。著書に『いつか晴れるかな~大鹿村騒動記』(原田芳雄主演・阪本順治監督「大鹿村騒動記」原案)、『愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家』『小林麻美 第二幕』などがある。「週刊朝日」で「RADIO PA PA」、「銀座百点」で「都市の伝説ー銀座巡礼」、共同通信で 「RADIO BOYが行く!」を連載中。
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【サイン本】大余談
¥2,223
SOLD OUT
『大余談』 スチャダラパー 編 ※サイン入りです。 四六判、640ページ スチャダラパー(ANI、Bose、SHINCO)が編集人を務める不定期刊のインディーズ雑誌『余談』。会いたい人に会い、ただただ「余談」を繰り広げるというのがメインコンテンツ。しかも、それをウェブメディア等で配信したりするのではなく、紙を使ったアナログの誌面であることにこだわる。それが『余談』です。 2010年からほぼ年イチのペースで作り始め、2020年に通算10号目をリリース。ただ、スチャダラパーの自腹で発行するインディーズ雑誌ゆえ、売り切れ御免、印刷した部数がハケてしまえばそれでおしまいでした。なので、過去、どんな余談があったのかは、持ってる人に貸してもらうか、古書店で探すか、ヤフオクか、という状況が続いてまいりました。 そこで。1号目~10号目までのベスト"余談"セレクションを単行本として出版することを決定。『大余談』としてお届けすることに相成りました。 総頁数はナント640頁! ホントはいままでの余談を全て網羅したかったのですが、そのためには1000頁あっても足りず。絞りに絞ったベスト版というカタチに落ち着きました。とはいえ、640頁です。もともと暇つぶしの「トイレ本」として愛されている『余談』ですが、読み応え満載、飽きさせません。 そんなわけで。こんな世の中だからこそ、ぜひ一家に一冊、『大余談』を。
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【サイン本】いのっちの手紙|坂口恭平⇔斎藤環
¥1,540
『いのっちの手紙』 坂口恭平⇔斎藤環 ※坂口恭平さんサイン入りです。 四六判、256ページ 雑誌『婦人公論』での対談がきっかけとなり始まった、双極性障害の当事者である坂口恭平さんと、精神科医の斎藤環さんのスリリングな往復書簡。 「いのっちの電話」と称して自らの携帯電話番号を公開し、10年間で2万人の「死にたい」という人々の電話を受け続けてきた坂口さん。電話をしてきた人で、死を選んだのはひとり。その女性も「ずっといのっちの電話をやってください、楽しかったです」という言葉を残していた。 精神療法の「プロ」である斎藤さんが、坂口さんの「実践、創造、そして方法に、はなはだしく興味津々」で、その技術を知りたいと、往復書簡を申し込んだ。人が人を助けるとは、どういうことなのか? 12通の、いのちをめぐる対話。 坂口恭平(サカグチキョウヘイ) 1978年、熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。東日本大震災後の2011年5月、故郷熊本で独立国家の樹立を宣言し、新政府総理大臣に就任。その経緯と思想を綴った『独立国家のつくりかた』が話題となった。他の著書に、『現実宿り』『苦しい時は電話して』『自分の薬をつくる』『躁鬱大学』『土になる』など、画集に『Pastel』『Water』がある。音楽、美術の分野でも多彩な活動を行う。 斎藤環(サイトウタマキ) 1961年、岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。爽風会佐々木病院等を経て、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動。著書に『社会的ひきこもり』、『中高年ひきこもり』、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川財団学芸賞)、『オープンダイアローグとは何か』、『「社会的うつ病」の治し方』、『心を病んだらいけないの?』(與那覇潤との共著・小林秀雄賞)など多数。
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猫に学ぶ いかに良く生きるか
¥3,300
SOLD OUT
『猫に学ぶ』いかに良く生きるか ジョン・グレイ / 鈴木晶 訳 四六判、184ページ 「私が猫と遊んでいるとき、私が猫を相手に暇つぶしをしているのか、猫が私を相手に暇つぶしをしているのか、私にはわからない。」これはモンテーニュの言葉。 政治哲学者ジョン・グレイは本書で、何世紀にもわたる哲学や、コレット、ハイスミス、谷崎らの小説を渉猟し、人が猫にどう反応し行動するかを定めてきた複雑で親密なつながりを探究している。 その核心にあるのは猫への感謝の念だ。なぜなら、どんな動物にもまして猫は、人間という孤独な存在にもそなわっている動物本性を感じさせてくれるからである。 「しばしば数億円単位の実験室を持っている自然科学者から見ると、哲学者は自分の脳ミソしか持たない、典型的なプロレタリアである。その貧乏人に猫という小さな道具を与えてやったら、立派な哲学書と人生論が生まれた。人生の重荷を感じている人には、本書を読むことが救いにはならなくても、最低〈気晴らし〉にはなると思う。猫好きにとっては面白い上に感動的でもあり、つい読み切ってしまう。」養老孟司 目次 1 猫と哲学 猫を愛する反哲学者ミシェル・ド・モンテーニュ メイオーの旅 いかにして猫は人間を手なずけたか 2 猫はどうして必死に幸福を追求しないのか 哲学者が幸福について論じるとき パスカルの気晴らし論 ホッジと堕落 3 猫の倫理 道徳というきわめて奇怪な実践 本性に従って生きることについてのスピノザの思索 無私の利己主義 4 人間の愛 vs 猫の愛 サアの勝利 ミングの最大の獲物 いとしのリリー 姿を消したガッティーノ 5 時間、死、そして猫の魂 ムリのさようなら 死の否定としての文明 神としての猫 6 猫と人生の意味 猫の本性、人間の本性 いかに良く生きるかについて、猫がくれる十のヒント 窓ぎわのメイオー 謝辞 註 訳者あとがき ジョン・グレイ 1948年生まれ。イギリスの政治哲学者。オックスフォード大学で博士号取得後、オックスフォード大学、ハーヴァード大学、イェール大学その他で教鞭をとり、2008年に引退するまでロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(ヨーロッパ思想)。著書 『グローバリズムという妄想』(日本経済新聞社、1999)、『自由主義の二つの顔:価値多元主義と共生の政治哲学』(ミネルヴァ書房、2006)、『アル・カーイダと西欧:打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」』(阪急コミュニケーションズ、2004)、『ユートピア政治の終焉:グローバル・デモクラシーという神話』(岩波書店、2011)、『バーリンの政治哲学入門』(岩波書店、2009)、『わらの犬:地球に君臨する人間』(みすず書房,2009)、『猫に学ぶ:いかに良く生きるか』(みすず書房、2021)他多数。The Guardian, Times Literary Supplementその他の紙誌に定期的に寄稿。 鈴木晶(スズキショウ) 1952年生まれ。法政大学名誉教授。専門は精神分析思想史と舞踊史。精神分析思想史の著書に『フロイト以後』(講談社現代新書)など。訳書は、エーリッヒ・フロム『愛するということ』(紀伊國屋書店)、エリザベス・キューブラー=ロス『死ぬ瞬間:死とその過程について』(中公文庫)、スラヴォイ・ジジェク『イデオロギーの崇高な対象』(河出文庫)、ピーター・ゲイ『フロイト』(みすず書房)など多数。バレエ史の分野で、『踊る世紀』『バレエ誕生』『オペラ座の迷宮』(以上、新書館)などの著書、『ニジンスキーの手記 完全版』(新書館)、スヘイエン『ディアギレフ:芸術に捧げた生涯』(みすず書房)などの訳書がある。
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水中の哲学者たち
¥1,760
SOLD OUT
『水中の哲学者たち』 永井玲衣 四六判、268ページ 小さくて、柔らかくて、遅くて、弱くて、優しくて、 地球より進化した星の人とお喋りしてるみたいです。 ──穂村弘 もしかして。あなたがそこにいることはこんなにも美しいと、 伝えるのが、哲学ですか? ──最果タヒ みなが水中深く潜って共に考える哲学対話。 「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」 それを追い求めて綴る、前のめり哲学エッセイ! 「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。当たり前のものだった世界が当たり前でなくなる瞬間。そこには哲学の場が立ち上がっている! さあ、あなたも哲学の海へダイブ! 人々と問いに取り組み、考える。哲学はこうやって、わたしたちの生と共にありつづけてきた。借り物の問いではない、わたしの問い。そんな問いをもとに、世界に根ざしながら世界を見つめて考えることを、わたしは手のひらサイズの哲学と呼ぶ。なんだかどうもわかりにくく、今にも消えそうな何かであり、あいまいで、とらえどころがなく、過去と現在を行き来し、うねうねとした意識の流れが、そのままもつれた考えに反映されるような、そして寝ぼけた頭で世界に戻ってくるときのような、そんな哲学だ。(「まえがき」より) 【目次】 1 水中の哲学者たち 2 手のひらサイズの哲学 3 はい、哲学科研究室です 永井玲衣(ナガイレイ) 1991年、東京都生まれ。哲学研究と並行して、学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている。哲学エッセイの連載なども手がける。独立メディア「Choose Life Project」や、坂本龍一・Gotch主催のムーブメント「D2021」などでも活動。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
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CONTE MAGAZINE VOL.2 WINTER 2021
¥2,860
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『CONTE MAGAZINE』VOL.2 WINTER 2021 A4 変型 オールカラー 256ページ <特集> 森へ来なさい。〜森から生まれ、森に還る〜 人はずっと自然環境の中で生きてきました。都市で人が生活するようになったのは人間の長い歴史の中で、つい最近のこと。 森の中に入る、森からいただく、森に集う、森を育てる、森で遊ぶ、森から創造する……、そんな森に関するいくつもの物語を、沖縄島北部の「やんばる」と呼ばれる地域で暮らす人たちの取材を通して、発見していきたいと思います。 登場人物は、森と海が近い「やんばる」で、自然とつながり生きる人たちです。 <雑誌のコンセプト> CONTE MAGAZINEは、今を生き、未来を考える言葉を伝える雑誌です。 人の暮らしにおいて大切にしていきたいこと、継いでいきたい想い、自然とともに生きる知恵、そして、今、ここに生きる意味。 日本の南、沖縄は、昔ながらの暮らしや伝統を大切にしながらも、新しいカルチャーも日々生まれている島です。CONTE MAGAZINEは、そんな沖縄に編集部を置き、沖縄から、日本を、世界を、過去を、未来を、見てみたいと思います。 沖縄で起きていること、ここで生きる人々の声を伝え、また、今、私たちに必要な言葉を拾いに、日本全国に様々な素晴らしい表現者たちに会いに行き、その人にしか紡げない物語を描きます。 目には見えないものを見えるように、声にならない声が聴こえるように。 <特集コンテンツ> 座間味眞(沖縄イチムシ会) 森は曼荼羅」 島袋正敏(黙々100年塾蔓草庵) 森は生活の糧 森岡尚子(やんばる野草の宿) 根源的なものに気づく場所 渡慶次弘幸×渡慶次愛(木漆工とけし、中山木工) この森に生きて 平山ふさえ(工房風苧) 芭蕉布に惹かれて 高田勝(高田農場) 在来種は、面白い 小島圭史(名前のない料理店)×金城建昭、積博文(沖縄県猟友会) 命は循環する 橘田優子(kitta) 色を越える、色 徳田泰二郎(アダファーム) 土地の味がするコーヒー 徳田泰二郎×山田哲史(COFFEE potohoto) さらに輝く果実の生命力を 安田のシヌグ—男たちが山の神になる日— 語り手:大城盛雄 張本文昭(沖縄県立芸術大学教授) 自然との関わり、そこからの広がり 芳野幸雄×満名匠吾×小泉伸弥(やんばる畑人プロジェクト) いま生きる場所を誇りに思えるように 根本きこ 森と海とつながる「ここ」 YANBARU CULTURE TRIP! 誠平/本部町営市場/CALiN cafe&zakka/tutan/niceness/Bookcafe Okinawa Rail/絵本屋Polaris/FAV Time/種水土花/亞人/紺野乃芙子/やんばる酒造/山川酒造/津嘉山酒造所 PHOTO STORY たま記 連載 場所の音楽②&③ Cocco 歌は、止まらない 堀内加奈子 島を離れ、島を想う 泡盛探訪② 三十度の泡盛は水割りで飲むべし CONTEの郷土料理 ② 豚のロースト ササオカヨウスケ×坂奈津子 描く人、そして、そのキャンバスとなった紙をつくる人の対話 CONTEとは フランス語で「ショートストーリー」「物語」を意味します。 様々な人たちに会い、その人たちの物語を記録していきたい。 そして、そこから続く物語を、また読者に紡いでいけるように。 そんな想いをもってつけました。
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CONTE MAGAZINE VOL.1 WINTER 2019
¥2,200
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『CONTE MAGAZINE』VOL.1 WINTER 2019 A4 変型 オールカラー 192 ページ 表紙絵:BEBICHIN 特集:生きるためには、物語が必要です。 〜「物語」を知るための、9の話〜 人間は言葉を得た時から、神話を生み、物語を生んできました。 物語によって、人は、過去との結びつきや、土地との結びつき、人と人との結びつき、たましいとの結びつきを強め、生きる意味を見いだしてきたと言えます。 目には見えない、普段は意識しないようなことの中に、小さな物語や大いなる物語を見いだしてみる。それは生きる知恵となり、人生を、世界を、より豊かなものと思えるヒントとなるはずです。様々な物事や関係において「つなぐ」役目を果たしてきた「物語」。 なぜ人間には物語が必要なのか。様々な表現者や専門分野の視点で紐解いていく特集をつくります。 <特集ラインナップ> 笑福亭鶴瓶(落語家) 「人と出会い、人と関わる。生まれてきた意味を問われれば」 写真:富永よしえ 角田光代(作家) 「物語を縫いつなぐ人」 写真:垂見健吾 稲葉俊郎(東京大学循環器内科医) 「もう一度、全体性を取り戻すための物語 」 写真:今津聡子 かわしまようこ(草時間主宰、作家) 「草から世界を見てみると……?」 絵:宜保朝子 野村友里(料理人)×UA(歌手) 「いま、ここ、に、ある」 写真:木寺紀雄 三上智恵(ジャーナリスト、映画監督) 「人々を当事者にするための「物語」ーードキュメンタリーから、その先へ 」 写真:G-KEN 垂見健吾(写真家)×下田昌克(画家) 「 顔に刻まれた物語 」 写真:大城亘 松田美緒(シンガー) 「人間が、生きるために歌う歌 」 写真:林弘美、古木洋平、アデイト 羽地千香(沖縄女子短期大学助教、保育士) 「 バムちゃんの、「つながる」絵本案内 」 絵:宮城クリフ <その他のコンテンツ> フォトストーリー1 石川竜一「慰霊 2019」 フォトストーリー2 垂見健吾 「 第一牧志公設市場に見た風景 」 連載 つくる人の手① 又吉健次郎( 「金細工またよし」七代目 ) 「変わらない、の、意味 」 写真:大湾朝太郎 連載 場所の音楽① THE SAKISHIMA meeting(新良幸人×下地勇) 「唯一の、一人、と、一人 」 写真:G-KEN ■沖縄で暮らす、沖縄に生きる 宜保聡×賀川理英 山田哲史×山田紗衣 木村容二郎×東恩納美架 写真:武安弘毅 ■COVER STORY BEBICHIN kitta 木漆工とけし 編集者・長嶺陽子の泡盛物語 ① CONTEの郷土料理 ① 写真:島袋常貴 <雑誌のコンセプト> CONTE MAGAZINEは、今を生き、未来を考える言葉を伝える雑誌です。 人の暮らしにおいて大切にしていきたいこと、継いでいきたい想い、自然とともに生きる知恵、そして、今、ここに生きる意味。 日本の南、沖縄は、昔ながらの暮らしや伝統を大切にしながらも、新しいカルチャーも日々生まれている島です。CONTE MAGAZINEは、そんな沖縄に編集部を置き、沖縄から、日本を、世界を、過去を、未来を、見てみたいと思います。 沖縄で起きていること、ここで生きる人々の声を伝え、また、今、私たちに必要な言葉を拾いに、日本全国に様々な素晴らしい表現者たちに会いに行き、その人にしか紡げない物語を描きます。 目には見えないものを見えるように、声にならない声が聴こえるように。 CONTEとは、フランス語で「ショートストーリー」「物語」を意味します。 様々な人たちに会い、その人たちの物語を記録していきたい。 そして、そこから続く物語を、また読者に紡いでいけるように。 そんな想いをもってつけました。
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家族カレンダー|中村暁野
¥1,760
SOLD OUT
『家族カレンダー』 中村暁野 B6変形判 334ページ(カラー口絵20ページ含) 写真 中村俵太 ひとつの家族を自身の家族で取材して制作する『家族と一年誌 家族』編集長である著者の初著書。ブログに綴った5年間は、たくさんの幸せな日とそうでない日があり、「家族」を通して自分と社会に向き合い続けた実験記録。日々の大事さを読者も感じる一冊です。 編集者のおすすめポイント 「家族」をテーマに文筆活動をしている著者による初めての自著です。「何かを変えたい、と思った時にわたしの力で変えられるかもしれないと思えたもの、それが家族との関係でした」。5年間にわたり一日も欠かさず残された家族の記録を、読みやすく一冊にまとめました。「家族」とはなにか、子育て、自分自身の生き方、世界をよくするためには――ひとりひとりの暮らしにこそ真実があり、私たちが生きる社会はそれが集まることでできています。読むうちにユーモア溢れるエピソードのなかにあるふとした言葉に勇気づけられ、笑わされ、励まされ、心が温まり、自分の足元に目を向けて暮らしを大切にしている著者に、自然と心が重なっていきます。 中村暁野(ナカムラアキノ) 1984年、ドイツ生まれ。多摩美術大学映像学科在学中から音楽ユニットPoPoyansとして活動。映画音楽やCM音楽等を手がける。2010年に結婚・出産。家族のかたちや社会との関わり方に悩んだことがきっかけとなり、ひとつの家族を一年間に渡って取材し、丸ごと一冊一家族をとりあげる雑誌『家族と一年誌 家族』を2015年に創刊。取材・制作も自身の家族とともに行うのが雑誌のコンセプト。雑誌やメディアで家族や暮らしについての執筆を行う。11歳の娘、4歳の息子の母親。
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家族と一年誌「家族」 第二号
¥2,310
『家族と一年誌「家族」』第二号 200mm × 270mm 100ページ 2019年1月14日発売 クリエティブ・ディレクター:中村俵太 編集長:中村暁野 編集補助:中村花種、中村樹根 編集:梶山ひろみ アートディレクター:藤田裕美 写真:奥山由之、吉楽洋平 発行所:株式会社HYOTA 家族と一年誌「家族」第二号 の家族は千葉県大多喜市にあるmitosaya薬草園蒸留所を営む江口一家です。お父さんはブックショップ「ユトレヒト」 「TOKYO ART BOOK FAIR」を立ち上げた江口宏志さん、お母さんはイラストレーターとして活躍する山本祐布子さん。住み慣れた東京を離れ家族が選 んだ新たな生き方は、薬草園の資料棟で無理矢理寝食をし、土にまみれ慣れない農作業に勤しむ、蒸留所の開設という道でした。計画や想定からかけ離れた、 挑戦と冒険と日常。そんな家族の姿を創刊号に続き、奥山由之、吉楽洋平という二人の写真家と共に春・夏・秋・冬追いかけました。 実りゆく、人生。 美糸(みと)ちゃんと紗也(さや)ちゃんは3つちがいの仲良し姉妹。ある日、お父さんは仕事をやめて蒸留家になりたいと言い出した。ドイツでの修行、 日本での場所探し、そして、植物が生い茂り果実が実る、古い薬草園との出会い。はじめてのことにお父さんとお母さんが奮闘する横で、乗れなかった自 転車にのれるようになり、知らなかった植物の名前を覚え、二人はすくすく成長していく…。出来あがった蒸留所にお父さんとお母さんは「mitosaya」 と名前をつけた。美糸と紗也と「mitosaya」。ひとつの家族の中で育っていく、ふたつのみとさや。その一年間の物語。 家族と一年誌『家族』とは? 『家族』は一年の歳月を通して一つの家族を取材し、一冊まるごと取り上げる雑誌です。企画・取材・制作も一つの家族が行っており、家族が家族に出会う、 をコンセプトに作っています。変化や決断、今までとこれから。家族に起こる物語を見つめ、雑誌というかたちで表していきます。
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ペーパームービー
¥1,386
SOLD OUT
『ペーパームービー』 内田也哉子 新書判、176ページ 樹木希林、内田裕也というハゲシイ家族、そして運命のひと・本木雅弘との出会い。 人を愛するってどんなこと? くもりない瞳でつづられた傑作エッセイ、待望の復刊! 「この人の言葉をもっと読みたい」「手元に置いておきたい」という声にこたえ、新しいあとがきを加えて新装復刊! 19歳の内田也哉子が描く、友愛、恋愛、家族愛。 人生は、たいせつなシーンがつながりふくらむペーパームービー。 親であれ、かけがえのない人であれ、命はいつか尽きる。だからこそ、その命が輝いているほんの束の間に出会い、過ごし、共に分かち合えるのは、この世の奇跡なのかもしれない。 (「三度目のあとがき」より) 内田也哉子(ウチダヤヤコ) 1976年東京都生まれ。樹木希林、内田裕也の一人娘として生まれ、19歳で本木雅弘と結婚する。三児の母。エッセイ、翻訳、作詞、ナレーションのほか音楽ユニット“sighboat”でも活動。著書に『会見記』、『BROOCH』(ともにリトルモア)、樹木希林との共著『9月1日 母からのバトン』(ポプラ社)、脳科学者・中野信子との共著『なんで家族を続けるの?』(文春新書)、翻訳絵本に『たいせつなこと』(フレーベル館)、『ピン! あなたの こころの つたえかた』(ポプラ社)、『こぐまとブランケット 愛されたおもちゃのものがたり』(早川書房)、『ママン 世界中の母のきもち』(パイ インターナショナル)などがある。
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USO 3
¥1,430
極めて私的な文芸誌『USO 3』 特集 SAY・声 文庫判 226ページ あなたの嘘を教えてくださいーー。 文庫サイズの小さな文芸誌『USO』。特集は「SAY・声」漫画家、批評家、民俗学者、農家、編集者といったさまざまな執筆陣が、小説、エッセイ、詩を書き下ろし。「嘘」というテーマに加え、今回は「声」についての作品も掲載します。 目次 『パルマコン・パレルゴン』加瀬 透 『Nのお葬式』野口理恵 『声の発見』若林 恵 『ぼくはまだぼくのままだった』辻山良雄 『不惑の性』岡藤真依 『タマや』年吉聡太 『合流』エレナ・トゥタッチコワ 『謝罪と母と記憶と嘘』矢代真也 『民俗学者は嘘をつく』畑中章宏 『クラゲ』今日マチ子 『ウソと「めんどくささ」と道徳』ベンジャミン・クリッツァー 『波風を立てる/塗り込める』石山さやか 『嘘についての私辞典・手記』鎌田裕樹 『しょうゆさしのうそまじり日記』スケラッコ 『八月・嘘・日記』磯上竜也
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【古書】LIVE! no media 2004|友部正人監修
¥3,300
SOLD OUT
『LIVE! no media 2004』 友部正人 監修 190mm × 155mm 92ページ 朗読CD付き(73分18秒) 思潮社 2006年発行 参加者 友部正人、田辺マモル、町田直隆、オグラ、谷川俊太郎、宮沢和史、知久寿焼、水谷紹、工藤直子、三宅伸治、平井正也、尾上文、田口犬男、石川浩司
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URCレコード読本
¥1,980
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『URCレコード読本』 A5判、192ページ アーティストたちの証言で綴る“日本初のインディ・レーベル”の軌跡 1969年に設立され、フォーク・ブームの牽引役となった“日本初のインディ・レーベル”、URCレコード。 50年の節目にふたたびリイシューがスタートした同レーベルの歴史を、所属したアーティストたちの証言を手がかりに、改めて徹底検証する。 「後世に残したいURCの50曲」もピックアップ。日本のポピュラー・ミュージックを一変させた先駆的レーベルの実像に迫る保存版! 【CONTENTS】 名曲セレクション 後世に残したいURCの50曲 URCレコードの歴史(小倉エージ) アーティストによる証言① 高石ともや 中川五郎 中川イサト 休みの国 元ディレクターによる証言 レコード制作現場の実状(小倉エージ) アーティストによる証言② 金延幸子 スティーヴ・ガンが語る金延幸子の魅力 斉藤哲夫 大塚まさじ 三上 寛 なぎら健壱 古川 豪 やぎたこが語るレジェンドたちとのコラボ 世代別URC体験トーク・セッション Soggy Cheerios(鈴木惣一朗 × 直枝政広) 中村ジョー(イーストウッズ / 元ザ・ハッピーズ) × 石垣窓(フリーボ) 佐藤良成(ハンバート ハンバート) × 前野健太 コラム 岡林信康:『岡林、信康を語る』で明かされたURC在籍時の心情 高田 渡~永遠の「仕事さがし」 今日的視点で見るURCレコードの後継者たち URC50周年記念コンピレーションCD
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ある日突然、目が覚めて|植本一子
¥1,320
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『ある日突然、目が覚めて』 植本一子 128mm × 182mm 118ページ デザイン 北原可菜 題字・イラスト 堀道広 裏表紙より 初夏の二〇二一年、永遠に続きそうな緊急事態宣言、相変わらずの政治への苛立ち、まさかのオリンピック開催、ワクワクチンチン・・・かたや私生活では、カウンセリング、ゲシュタルトセラピー、鍼灸院と「ケア」に明け暮れ・・・改めて考える、日記を書くこととは何か・・・私の日常は、きっとあなたの日常にも繋がっている。 はじめに 長い間、自然と続けていた「書くこと」に、 ふいに疲れてしまった私。ちょうどそのタイミングで参加することになった日記を書くワークショップで、数人の参加者だけが読めるクローズドな場で日記を書くことになる。この日記はその二ヶ月(2021年6~7月)の記録である。 植本一子(うえもといちこ) 写真家。1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。 写真家としてのキャリアをスタートさせる。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。著書に「かなわない」(タバブックス)、「台風一過」(河出書房新社)など。
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わたしたちのかたち| 植本一子
¥1,760
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『わたしたちのかたち』 植本一子 B6判変形(128mm×176mm) 184ページ 1000部限定 デザイン 川名 潤 協力 ヒロセフォトショップ 2019年から2021年までの3年間に撮った写真をまとめた一冊です。
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流れの中で インターネット時代のアート
¥2,860
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『流れの中で』インターネット時代のアート ボリス・グロイス / 河村彩 訳 四六判 縦188mm × 横132mm 242ページ 流動化するアート かつて芸術と美術館は作品を永遠化することを志向した。しかし現代では、デジタル化とインターネットにより、作品の制作、流通、鑑賞にいたるまで、すべての形態は流動化し、絶え間ない流れ(フロー)に晒されている。この状況において、アートはいかなる姿に変貌を遂げたのか。世界で最も注目を集める美術批評家グロイスによる、待望の現代アート論。 「本書では、インターネットの興隆と現代美術作品の変化の相互関係と、デジタル化がわれわれの鑑賞態度に与えた影響に焦点が当てられている。グロイスは「流れ」――本書ではこの言葉は抽象的・比喩的に用いられているが、具体的には時間および時代の経過、情報の循環、市場における経済のフロー等を指している――の全貌を把握することは不可能だが、「流れ」にわれわれがアクセスする過程を記述することは可能であると主張する。グロイスの論考は、ポスト冷戦期から情報技術の興隆という時代の流れにわれわれが必然的に巻き込まれてゆくさまを、芸術を通して見定めているように思われる。」(訳者解題より) 〇目次 イントロダクション――芸術の流体力学 第1章 流れ(フロー)に入る 第2章 理論の眼差しのもとで 第3章 アート・アクティヴィズムについて 第4章 革命的になること――カジミール・マレーヴィチについて 第5章 共産主義を設置(インストール)する 第6章 クレメント・グリーンバーグ――芸術のエンジニア 第7章 リアリズムについて 第8章 グローバル・コンセプチュアリズム再訪 第9章 近代(モダニテイ)と同時代性――機械複製とデジタル複製 第10章 グーグル――文法を超えた単語 第11章 ウィキ・リークス─ 知識人の抵抗、もしくは陰謀の普遍性 第12章 インターネット上のアート ボリス・グロイス Boris Groys 1947年、東ドイツ生まれ。美術批評家。現在、ニューヨーク大学特別教授。レニングラード大学に学んだ後、批評活動を開始。1981年に西ドイツへ亡命。ロシア、ヨーロッパ、米国をまたぐ旺盛な活動で知られる。著書に、『全体芸術様式スターリン』(亀山郁夫、古賀義顕訳、現代思潮新社、2000年)、『アート・パワー』(石田圭子ほか訳、現代企画室、2017年)など。 河村彩(カワムラアヤ) 1979年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士)。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院助教。専攻は、ロシア・ソヴィエト文化、近現代美術、表象文化論。著書に、『ロトチェンコとソヴィエト文化の建設』(水声社、2014年)、『ロシア構成主義 生活と造形の組織学』(共和国、2019年)、『革命の印刷術 ロシア構成主義、生産主義のグラフィック論』(編訳、水声社、2021年)など。
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1冊で学位 芸術史
¥3,300
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『1冊で学位 芸術史』大学で学ぶ知識がこの1冊で身につく ジョン・フィンレー 上野正道 監訳 / 名取祥子 訳 A5変型判 縦188mm × 横240mm 248ページ 本書は美術を学ぶ学生の方はもちろん,アートや歴史に関心のある一般の方にも最適な芸術史の入門書です。何千年にもわたり芸術がどのように発展してきたかを,各時代の背景にある主要なテーマとともにわかりやすく解説しています。 170 点以上もの著名な芸術作品や図解を多数掲載しているため,芸術理論の発展と様式の重要な変化を視覚的に学ぶことができます。旧石器時代の人類最古の芸術形態を起点に,イタリア・ルネサンスの影響,17世紀のオランダ美術の社会的地位,さらには20世紀のモダンアート運動から生まれた多彩かつ急進的な様式の変化を紐解いていきます。 目次 はじめに 第1章 「ものの見方」 アートへの視覚的分析の導入 第2章 氷河時代のヨーロッパにみる芸術の起源 第3章 イタリアのルネサンス―1260~1490 年のトスカーナ美術 第4章 アートを通じて考える―美術史を理解するのに理論が必要な理由 第5章 17 世紀のオランダ美術と文化を紐解く 第6章 17 世紀―スペイン美術の黄金時代 第7章 芸術理論―現代芸術論の原理 第8章 ロココから革命へ―啓蒙時代のヨーロッパ美術 第9章 19 世紀美術―1765~1840 年のロマン主義 第10 章 1848~1904 年のフランス美術 第11 章 モダニズム―1906~1936 年のフランス美術 用語集
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【サイン本】My Tokyo Drawing Book|Jason Polan
¥16,500
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『My Tokyo Drawing Book』 Jason Polan 101.6mm × 152.4mm 100ページ|リング製本 ※サイン入り 出版社|Dashwood Books 2017年 2016年12月、初めて訪れた日本でのドローイング、写真や日記をまとめた一冊です。 いつも使っているスケッチパッドとほぼ同じサイズの小さな作品集です。文庫に毛が生えたか生えてないくらいのサイズです。
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DIRTY vol.1
¥2,200
『DIRTY vol.1』 菅野恒平 / 佐藤允 / くきたなるき / ベンジャミン・フレッドリクソン 210mm x 297mm 16ページ スクラム製本(二つ折りの印刷物を順番に重ね合わせて冊子にまとめたもので針金やホチキス留めやのり綴じがない製本です。) 500部 フォトグラファーの菅野恒平さんがニューヨークと東京から画家と写真家をそれぞれ一名づつ集め、合計四人の作品をまとめた男性のポートレイト集となっております。 また、本作DIRTYは本号をvol.1としまして、定期刊行物として毎回違ったテーマで違ったアーティストを特集していう予定だそうです。 菅野恒平 Kohei Kanno 日本大学芸術学部写真学科を卒業。2004年FOILアワード入選。2008年にニューヨークへ移住し、デヴィッド・ベンジャミン・シェリーのインターンなどを経験し、2016年に帰国。同年JAPAN PHOTO AWARDにてブルーノ・ケルシュ賞、シャーロット・コットン賞を受賞。過去の作品に『ハネムーン』(Session Press)、岡部桃との共著『Unseen / Tsunami』(Dashwoodbooks)、近著に『Invisible Memories』などがある。2017年はIMAプロジェクト主催「BEYOND 2020 #5」に選出。アムステルダム、東京、パリにて巡回展を行う。 佐藤允 Ataru Sato 佐藤允は、描くことによって自ら、人、そして世界を理解しています。過剰ともいえるような緻密な鉛筆の線描写や独特の筆致によって、オブセッション、恐怖、恋愛などを描きます。作品とは自分が自分のために、生きた人が人のために作り受け取るものだと考える佐藤は、「アートのためのアート」や新しさ、意味を求めることはしません。解らないことは解らないまま考え続けていくことを原動力とするからこそ、彼のイメージは増殖していきます。パーソナルな問いから生まれた佐藤の作品は、強いエネルギーで鑑賞者の内部にも入り込んでいきます。 1986年千葉県生まれ、現在は東京を拠点に制作しています。2009年に京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科先端アートコースを卒業。主なグループ展に「第8回光州ビエンナーレ」(2010)、「ヨコハマトリエンナーレ2011: OUR MAGIC HOURー世界はどこまで知ることができるか?ー」(2011)、「Inside」(パレ・ド・トーキョー、2014)、「堂島リバービエンナーレ2019」(2019)などがあります。作品は高橋コレクション、ルイ・ヴィトン・マルティエに収蔵されています。 くきたなるき 洋画家。日本生まれ。多摩美術大学油画科卒業後、2006年より拠点をニューヨークに移し、The art students league of New YorkやThe national academy school of fine artsにて学ぶ。数々のショウに参加、メディアで取り上げられる。成樹芸術道場初代師範。 ベンジャミン フレッドリクソン 1989年、アメリカ ミネアポリス生まれ。現在は、ニューヨーク、ブルックリンで活動。ポートレイトや、サブカルチャーの中にあるタブーを主題に、フェティッシュやクィアコミュニティの当事者の一人として、内側からドキュメントしている。Paris College of Art を経てMinneapolis College of Art and Designで学士を取得。 主な展示に、Daniel Cooney Fine Art (NYC), the Museum of Arts and Design (NYC), National Arts Club (NYC), Yale School of Art (New Haven, CT), and the Leslie-Lohman Museum (NYC)。また、評論記事にi-D, The New Yorker and, OUT Magazine、エディトリアルワークスとして、Apartamento, BUTT, Dazed & Confused, and Interview Magazine.などで活躍している。
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nikki|piczo
¥4,499
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『nikki』 piczo A5変型(150mm x 200mm) 220ページ 雑誌や広告などを中心に、ロンドンを拠点として活動している日本人フォトグラファー PICZO。2015 年から現在まで、作家がプライベートで日記のように撮り続けてきたさまざまな瞬間をまとめた本書は、場所も時間も一度フラットにし、あらためて作家の視点で組み直されたことで、作家の持つあらゆる対象に向ける隔たりのない柔らかな視点を、押し付けてくることなく、少しづつ静かに染み込んでいくように共有してくれる一冊です。 piczo(ピクゾー) フォトグラファー。大阪府出身。ロンドン在住。武蔵野美術大学、ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションで写真を専攻。i-D 誌でのグラフィック、ライフスタイル、ファッション、ポートレートなど多岐にわたる仕事を契機に、活動の場を拡げる。現在は、Beauty Paper、The New Yorker、Union、Heroine などの雑誌、Dunhill、Chanel、Wooyoungmi、Nicholas Delay、Uniqloとのコラボレーションなど。
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灯台|木村和平
¥4,950
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『灯台』 木村和平 188mm × 243 mm、布張り上製本 80ページ 出版社より 本書は、木村が好むノイズやドローンと呼ばれる音楽を聞いたときに感じる、身体の変化、音と意識の関係、そして脳内に現れる連続するイメージ。 その感覚を、色を排除し、「光」だけを纏わせた写真、木村の言葉でいう「生活に浮かび上がる静かな絶景」の塊として一冊に綴じ込めたものです。本書のために灰野敬二氏から頂いたテキストも収載しています。 木村和平 Kazuhei Kimura 写真家 1993年福島県いわき市生まれ
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袖幕|木村和平
¥4,950
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『袖幕』 木村和平 188mm × 243 mm、布張り上製本 80ページ 出版社より 木村が実家で偶然見つけた一枚の古い写真。 それを眺めているうちに、幼い頃に出会った、姉とバレエに関するさまざまな記憶が蘇ってきたと言います。 姉が通うバレエ教室のおおきな鏡、真似て踊ったくるみ割り人形、トウシューズの履き方。 その体験は、木村がこの数年間、撮ることを介して寄り添い続けたバレエ教室の子供たち、 そしてこの『袖幕』へと繋がる、最初のきっかけとなりました。 そんな多々ある記憶の中でも、特に深く残っていたのが、客席から観た舞台ではなく、 小さなバレリーナたちが待つ舞台袖から見た、おおきく力強い「光」でした。 臙脂色の装丁は、舞台袖に下がる幕=袖幕を連想させます。 『袖幕』をめくることで、私たちは木村の記憶に残るその「光」を、なぞらえていくことができるでしょう。 木村和平 Kazuhei Kimura 写真家 1993年福島県いわき市生まれ
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木村伊兵衛 写真に生きる
¥2,970
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『木村伊兵衛 写真に生きる』 木村伊兵衛 田沼武能 監修 / 飯沢耕太郎 解説 B5変型判、240ページ ライカの神様 生誕1 2 0 年 日本の写真の歴史に大きな足跡を残した写真家・木村伊兵衛(1901-1974)。 昭和の初期に実用化が始まったばかりの小型カメラに写真表現の可能性をいち早く見出し、“ライカの名手”として名声を確立しました。本書は、文芸諸家のポートレート、東京下町の日常の場面を素早く切り取ったスナップショット、晩年の傑作「秋田の農村」をテーマとしたシリーズなどで構成。多くの代表作を通じて、写真家・木村伊兵衛を回顧する内容です。 目次 目 次〔写真篇〕 第1章 夢の島――沖縄 第2章 肖像と舞台 第3章 昭和の列島風景 第4章 ヨーロッパの旅 第5章 中国の旅 第6章 秋田の民俗